
総合評価
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powered by ブクログ普通。詰まらなくはないけど、なんか消化不良。期待が大きかっただけに、ちょっと残念。伊坂幸太郎は面白いのと普通の差が激しいな。
1投稿日: 2024.04.20
powered by ブクログ読みやすくて面白い。 題名の意味が最後にわかって納得した。 サラリーマンが現実と夢の世界を行き来して最後に未来を変える。今までに読んだことがないタイプで面白かった。
1投稿日: 2024.04.10
powered by ブクログ夢であった話が繋がってくるのが面白かった。ハラハラドキドキしながらもスッと入ってくる物語で、ページを捲る指が止まらなかった。
2投稿日: 2024.04.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂幸太郎さんらしいお話。夢で巨獣と闘い勝利すると現実世界の困難も好転することがわかり、新型インフルエンザの危機に立ち向かうためだけに夢の世界で闘おうとするが…本当に夢で闘うから現実が好転するのか?現実で奮闘しているからなのか?それぞれのキャラクターは相変わらずユニークなんだけどちゃんとピースに収まるところがやっぱり秀逸だなぁ。
1投稿日: 2024.04.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後よかったな 今まで危機を脱していたのは夢の中じゃなくて現実の自分だ、てなるところ インフルエンザのくだりとか、現実と関わってくるような描写に関して、あとがきでは創作として楽しんでください、ておっしゃられてたけど伊坂さんの小説はいつも現実で負けそうな時にちょっと背中を押してくれてるような力を感じる 読めてよかった
2投稿日: 2024.03.28
powered by ブクログ夢と現実のリンクより、現実の流れでの伏線回収が面白かった。ハシビロコウを見るとこの本を思い出しそう。
3投稿日: 2024.03.20
powered by ブクログ夢での出来事が現実世界に影響を及ぼしているかも。っていう話。 最後の戦いは手に汗握りました! 一度読んだことあったようで、挿絵は覚えていたけど内容は全然覚えていなかった。だから、楽しめた!
3投稿日: 2024.03.19
powered by ブクログ現実と夢の世界のつながりが面白かった。人生の困難とかああいうふうにゲームとして捉えられたら辛いことも攻略できそう。
2投稿日: 2024.03.10
powered by ブクログクジラアタマの王様ってそういう意味なんだ。夢と現実が相互に影響し合う。どっちが現実なのだろうか。こういう発想が思いつくってすごいな。
2投稿日: 2024.03.08
powered by ブクログいつもと違った伊坂幸太郎が読めました。村上春樹的なファンタジー要素(冒険物語との並行世界的な)も感じられるお話だったので、これはこれで好み^ ^ ウイルスのパンデミックの件を読んでてっきりコロナ禍後の作品かと思ったら2019年の著書と分かってびっくり。伊坂幸太郎ったら予言者みたい。
2投稿日: 2024.03.07
powered by ブクログ小説パートはいかにも伊坂幸太郎さんのテイストで、日曜劇場でも観ているかのようなイメージで読めた。 私にはマンガパートが最初??でなんとか意味を見出そうと頑張って読むものの、頑張る事に疲れてしまった。
3投稿日: 2024.03.04
powered by ブクログ伊坂幸太郎らしくない作品だな、と キャラが立つというよりは設定が立っているような 欲を言えば癖の強いキャラクターが欲しかったかな 胡蝶の夢?あとがきを読んでて、書きたいように書いてるのが良いなーってなった コロナ禍前の話というのが驚きだわ
3投稿日: 2024.02.29
powered by ブクログお酒を飲まなくなると読書ペースが上がる。 お風呂で読むからね。 コロナ禍以前に書かれた物語だけど、パンデミックなアカデミック。 伊坂さんの、いいやつ枠の女性は皆言い回し上手だ。 しかしながら現実では言い回し上手な女性はあまり存在しない。 フィクションというわけだ。フィクションダイマオウ。 何となく、小沢ヒジリ役はアヤノゴウで脳内映像化された。
3投稿日: 2024.02.28
powered by ブクログ…いかん。アタマを抱えてしまった。実は、bmakiさんの「フーガはユーガ」コメント欄において、みんな伊坂幸太郎はエンタメ作家なのに「その割には読みにくい文体だ」と何人かが不満を言っていたので、つい「伊坂幸太郎をエンタメ作家だと思う方が間違いだ」と大見得切った。その直後、正にその「フーガはユーガ」過去のマイレビューにおいて「伊坂幸太郎はエンタメ作家である」と私が大見得を切っていたのである。うーむ‥‥困った私は「この二律背反的な評価をせざるを得ないところに、伊坂幸太郎の「魅力」があるということを、今度読む本のレビューで、展開します」と大見得を切った。のであるが‥‥ とっても難しい。アタマを抱えて三日三晩考えて、座礁に乗り上げてしまった。クジラアタマの座礁‥‥。あ、いや、そんなギャグで逃げようとしたわけじゃなくて‥‥。 本書にその特徴が一切ないわけじゃ無くて、正にその「典型の小説」なのだ。だからこそ、「エンタメでかつ非エンタメ」って何なのか、書くためには、この小説のキーアイテムである「クジラアタマの王様=ハシロビコウの学名」とは何なのか?書かなくてはならない(ラストで明かされる題名の正体をここで明かしたからと言って決して重大なネタバレではない。多分)。これが随分厄介でよくわからなかった。 ハシロビコウが登場する世界は、ゲームの世界だ。ゲームの世界は、いわば超常現象の世界でもある。それと、超身近な現実世界(例えば嫌な上司がいるとか)と紐ついたらどうなるか、「実験」したのが、この小説だと思う。 思えば、ハシロビコウのような「運命を操る存在」は、伊坂幸太郎に毎回のように出現する。デビュー作のカカシ然り、音楽大好き死神さん然り、いや殺し屋さんだって、人の生死に影響を及ぼすのだから然りだ。特徴的なのは、彼らは道徳を語らない。そして彼らは「運命を変えるけど、運命を知らない」のだ。 この辺りから、彼らの正体って、何なの?とわからなくなる。結局三日三晩どころか、五日五晩、アタマを抱えることになった。彼らって、作家にとっての神なのか?いや、断じて違う。社会そのものなのか?いや、違う気がする。 つまりかなり婉曲な形で何かのテーマを提示しているのである。「伊坂幸太郎苦手なんだよね」という人が出てくるのもムベなるかな。こんなにも哲学的な小説を書く人がエンタメ作家なわけがない。ところが、後半部分からは、もう怒涛の展開で、ちゃんと「思いもかけないラスト」も作っていて、序に言うと伏線回収もしていて「とっても面白い」のである。これはエンタメ作家の役割だろう。 というわけで、上手い事まとめました♪(←えっ?)
105投稿日: 2024.02.26
powered by ブクログ本屋でおすすめ本の中から選択。 驚いたのは、本作品はコロナ前に出版されたことを読了後にあとがきで知ったこと。コロナ後の世界を予言していたのかと思わされるくらい現実とリンクしているようだった。 全体の構成としては、序盤で現実世界のリアルなサラリーマン苦悩(これだけでも面白い)から、徐々にコミック絵をふまえて疑問が浮かびつつ、後半にどんな展開が待っているのか予想させないところが惹き尽きられるポイントだった。
2投稿日: 2024.02.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本当は読みたい伊坂先生の別の本を求めて本屋へ、、、 しかし見つけられず目に入ったこの本を購入! 読み進めるとタイトルの意味が後半でやっとわかった。 そしてクジラアタマの王様=ハシビロコウのことなんだと初めて知る知識もゲット。 ところどころ絵もついていて最初はなんの絵かわからなかったけど、主人公達のもう一つの世界、夢の世界の絵だったんだと判明。 序盤はハシビロコウ親切だったのに最終的には敵対、黒幕か!って思ってしまった。 最後の試練に勝利して現実世界もいい方向にか進めてすごく不思議な体験、そして自分だったら責任が重すぎる、、、ってなってしまった。
8投稿日: 2024.02.13
powered by ブクログ夢で起きたピンチが現実にも影響を及ぼす、夢現を主軸に社会の理不尽さに打ち勝つ力強さを感じた1冊。 文章だとイメージしづらい夢の中のアクションシーンがコミック調で面白かった。 一向にクジラが出てこないなと思っていた最後のタイトル回収もお見事。 勝手にコロナ化の情勢にインスピレーションを受けた物語だと思って読んでいたが、あとがきでコロナ前に発行された本だったことを知り驚いた。 夢と現実は紙一重といったところか。 覚えていないだけで私も"あっちの世界"で戦っているのかも知れない。 読後、嘴の端をにやりと上げるハシビロコウがどこかで見ているような気がした。
2投稿日: 2024.02.12
powered by ブクログめちゃくちゃ面白い! 内容が小説では表現し難いところもあったが挿絵にセリフのない漫画があり場面を説明してくれている。 身近に起きる様々な問題に立ち向かう大切さを教えてくれる。 素晴らしい冒険小説。
3投稿日: 2024.02.09
powered by ブクログいつものように、伊坂さんの言葉のリズムが心地良く、楽しく読める一冊。 へぇ〜そんな展開!そんな繋がり!と言う部分が、いつもよりちょっと弱く感じたかな…
1投稿日: 2024.02.03
powered by ブクログ2、3?年ぶりに日本語の本を読んだ。伊坂幸太郎の本は以前何冊か読んだことがあり、毎回その独特な世界観に魅了されている。 今回も読み始めてすぐ伊坂ワールドに飲み込まれ、一気に読み終えた。もともと現実世界とそうじゃ無い何かが繋がる瞬間を描写しているような物語が好きなので、設定なども案外すんなり入ってきた。私としてはこの本の中で「夢」がその二世界の梯子のような役割として描かれていたことが少し残念で、謎の既視感を生んでしまっていたのではないかと思う。 しかし、次々と展開されるストーリーと圧巻の描写スキルは、読者をまるで映画を見ているような感覚にさせる。 終盤に『人間を動かすのは、理屈や論理よりも、感情だ。』と出てきた。本当にその通りだと思う。感情で動く人間は複雑で、時に惨く汚く、時に強く美しい。 個々の性格や個性を極端に単純化させている小説と違い「〇〇っぽくない」考えをする掴みづらい登場人物の出てくるストーリーは、若干の異世界感と人間臭さを織り交ぜた不思議な作品だと思った。
2投稿日: 2024.01.30
powered by ブクログほんほん、ハシビロコウ、、なんだかとっても不思議な設定だなぁ(それが小説)と思って読み進める、、 途中少しだけ、ほんと少しね、 夢の話しキチィーーーー!!! って思ってしまったけど、栩木さんが出世してたり、議員に愛人いたり、芸能人とご飯行く仲になってたり、とっても引き込まれて一気に読みました。 ハシビロコウ個人的に大好きなんですよ。 学生の時コンビニでレジやってて、暇でじーっとしてたら店長に、ハシビロコウかッッ!!ってツッコんでもらってからずっと気になる存在です、ハシビロコウ。
1投稿日: 2024.01.30
powered by ブクログ眠った時に見る夢と現実世界がリンクしている…?、 新型のインフルエンザウイルスが拡大し、混乱していく様子はコロナ禍を彷彿としましたが執筆されたのはコロナ以前とのことで、発売当時の衝撃は物凄かったのだろうと想像してしまいました…。 夢の出来事での勝敗が現実を変えるのだから、この現実からは逃避して、夢で勝たなければいけない…という考えから、今、この現実で起こっている出来事は目の前で、現実の自分の力で解決するしかないのだ!と、夢の中の人物と、現実の主人公がリンクする部分が特にお気に入りです!
2投稿日: 2024.01.29
powered by ブクログ何の前知識もないまま読み始めたら、急に長い挿絵が現れ驚く。短いストーリーマンガのようだ。どうやら小説の内容と関係しているらしい。読み進むうちに、マンガは登場人物の夢の世界であり、そこでの出来事が現実世界に影響するという、私好みの構成であると気付いた。お、伊坂くん新境地開拓やね、とニヤニヤしながら読んだ。 コロナ禍に向けての小説だと思ったら、書いたのはもっと前だったとあとがきで知ってビックリ。いやぁ、タイムリーでした。
2投稿日: 2024.01.24
powered by ブクログ挿絵が多め。 伊坂氏なら、このファンタジー具合を伝える手段として挿絵に頼らずも文章で表現できるはずやのに、どうしたんかな?と思ったけど、 やりたかった事なのね。 ページをめくる度に箸休めみたいにテイスト変わって面白い。 弊社の商品! 愛人おんのかーい! 夫人の支離滅裂キャラいかつい! スカイミックスの社長田中! 今回も田中が出ましたねぇ。毎度お世話になっております。 あと、しれっと登場して当たり前の様に存在してる「パスカ」なるモノの役割も、何の説明も無いけどすんなり理解できるからおもしろいな。 鮫岡も、夢の中で何かしらの何かに負けたのだろうか?負けたがゆえの、夫人に対するあの態度になってしまったのだろうか。 そしてたぶん「行きつけのバーのマスター」も夢戦闘員だったりして。しょっちゅう「腰をやっちゃう父」こそ、実は夢戦闘員の可能性が高いやん笑 ちょっと無理あるかな、1回目投げて失敗した販促ロケットが偶然ロープと絡まるってのは、ちょっと無理あるな笑 インフル騒動もコロナ騒動も、よからぬムードや感情を焚き付けるにはもってこいの、人間の本質を垣間見るにはもってこいの事象やな。 「人間を動かすのは理屈や倫理よりも、感情だ。同じ罪を犯した人に対しても、感情が左右すれば、全く違う罰を平気で与える。理屈はあとから付ける」たしかにそう。 社内でも社会でも世界でもどこでもemotion 王様の、口角の上がった口元は、微笑んでいるようにもほくそ笑んでるようにも見える。 見る側の心象次第か。他人のリアクションを気に掛けてしまう対人関係そのものやな! ケン・ブリッちくん!
2投稿日: 2024.01.20
powered by ブクログ毎度毎度テイストの違う、とはいえ一気読みできてしまう細かなストーリー展開に期待してしまう伊坂ワールド。 今回の小説に関しては、やはり非現実感がどうしても拭い切れず、いまいち没頭できなかった。 しかしなら、コロナ前に新型インフルエンザのパンデミックを予兆するかのような展開はさすがだと思わざるを得ない。
1投稿日: 2024.01.16
powered by ブクログ夢で一緒に戦ったことを覚えていますか? と、ひょんなことから出会った議員に言われるお菓子会社のサラリーマン。覚えてないし、訝しがってた彼だったけど、旅行先での火事など偶然が重なり、またまた人気アイドルの青年も夢仲間として出会い、リアル世界の様々な問題に対処していく話! チラだしのミステリーと、結局どうなっちゃうの!?とハラハラする展開などなど、ページをめくる手が止まらなかった! コロナ禍のことを書いてるんだと思ったらまさかのコロナ以前に刊行されていてびっくり
2投稿日: 2024.01.12
powered by ブクログこんなに預言書でびっくり! 現実の日本のはワクチンも治療薬もなかったけど。 あっちとこっちとが 文章と絵とで表現されていて、最初は逆にわかりにくかったものが、あとで何度も見返すことになる。 面白い試み。
2投稿日: 2024.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂幸太郎さんの作品の中でまた1つ新たなジャンルが生まれたようなお話だった。 あまりにも昨今の新型コロナウィルスによるパンデミックとリンクするような箇所があり、コロナ禍での執筆かと思いきやあとがきで、それ以前の鳥インフルエンザを下地にしたとあり、驚いた。 夢と現実のリンク。目の前の困難に立ち向かうこと。何か童話のようで現代小説のようで不思議な作品だった。 次にハシビロコウを見たらドキッとしてしまいそう(笑)
3投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログあとがきにもあったように、内容というよりは挿絵との組み合わせを小説で表現する作品を書きたかったのかな、という感想。 内容は井坂にしては伏線回収は薄いし、 夢落ち的な展開になる設定なので、ファンタジーが強く置いてかれる感もうけた。 個人的には今まで読んだ井坂作品では最下位かな。
2投稿日: 2024.01.06
powered by ブクログめちゃくちゃ面白かった。いかにも伊坂幸太郎という感じの作品。奇想天外だけど、何となく身近で、ラストはちょっと感動。最終盤までは"秀逸なエンタメ"と思って読み進めていたけど、最後の最後で、そのメッセージ性があったのか…とわかってグッときた。ちょこちょこ登場する挿絵も可愛い。登場人物たちのバランス感も、楽しい。
1投稿日: 2024.01.06
powered by ブクログ初めての伊坂幸太郎作品 夢と現実がリンクしているお話 何故そうなのか?とかは全く解明されません サラリと読めましたがストーリーもサラリとした感じ 伊坂幸太郎作品ってこんな感じかぁ〜 人気の作家さんなのでかなり期待していましたが… 面白く無いわけではないけど… 可もなく不可もなく… まぁ普通?な感じ。
3投稿日: 2024.01.05
powered by ブクログパンデミックとロジカルシンキング。 これがコロナ前に出てたのかぁ。コロナ前か最中に読みたかったな。自分の子にもはもちろん、多くの人に読んで欲しいなあ。と思う本。教科書に載せて欲しいかも。 個人的には、このお話の中で主人公の奥さんが一番好き。
2投稿日: 2024.01.02
powered by ブクログ現実と夢を行き来するという不思議な話だった。とは言え、現実では主人公は現代の日本で仕事をして生活をしている訳なので、読んでいる側も基本的には現実に身を置いてこの話に没入できるところが読みやすかった。いい意味で、ファンタジーすぎないというか。あとは、ハシビロコウを見たくなりました。
5投稿日: 2023.12.30
powered by ブクログありえないことやけど、なぜか伊坂作品なのに3冊も積読状態にしているうちの1冊である本書を、実に購入後1年半を経て一気に読了! 年の瀬かつ、ちょっと体調が二番手の時に元気をもらう。 「さすがは伊坂本」と、これまでの放置を棚に上げて思う。
11投稿日: 2023.12.29
powered by ブクログ夢と現実の行き来をする話。 展開が結構ワクワクした。 コロナ禍をちょっと彷彿させる場面もあって、タイムリーだった あとは伊坂さんはやっぱりタイトルの回収が上手い!
1投稿日: 2023.12.25
powered by ブクログ読みやすい、スラスラ読めるのだけど、読後感もさらっとしているというか、感動や名残りのようなものがなかった。面白いとは思うのだけど。
2投稿日: 2023.12.20
powered by ブクログ面白くて読みやすくてサクッと2日で読めてしまった! 単なるお菓子メーカー広報部のお仕事ものかと思いきや、夢に関するファンタジーものでもあり、パンデミックの予言書でもあるというビックリなお話しでした。 挿絵があることで、登場人物たちが見ている夢を想像しやすくなっているのが面白い工夫だなと思った。
2投稿日: 2023.12.03
powered by ブクログクジラアタマ?なんの話だろうと思ったら夢の中で出会う鳥と勇者が、現実ともリンクしているという不思議な話。 ところどころに挿入されている絵が意味するものの意味がわからず、気になりながら読み進めていると、気付けばページを捲るスピードがどんどん加速していった。 不思議な使命を持った主人公の織りなす日々、仲間との出会い、クライマックスまでの盛り上がりがとても面白かった。 伊坂幸太郎がもっと好きになる、そんな一冊です。
2投稿日: 2023.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんでクジラアタマの王様っていう題名なんだろうと思ってたけどハシビロコウだったのか。 最初はお菓子メーカーの一社員が関わる珍事件を読んでいたのが、気づいたら夢の世界の話となりそれが現実の日常とリンクしているというところからどんどん引き込まれた。 あとは岸さんたち側からは夢だと認識されている武装して、武器を持った3人がこちら側を逆に非現実?の世界として捉えている場面がまさに胡蝶の夢を思わせられて好きだった。
2投稿日: 2023.11.18
powered by ブクログサラリーマン小説の皮を被った夢現のゲーム小説。 コロナ大流行以前に書かれたパンデミック小説。 主人公はイーグルスの元エースと同じ苗字の岸。 ラフな気持ちで、まさに夢中で読めました。 後々や大局を見据えて、目の前の小さな苦難に 日々少しずつ立ち向かって行けたらと思いました。 ハシビロコウ、ちょっと怖かった笑
6投稿日: 2023.11.16
powered by ブクログフィクションにしては入り込みやすかったかなって思った。パンデミックのこととかがコロナと重なる部分あって、人間の自分だけが助かればいい自分が1番みたいな利己的、理性的に動く感じがリアルだなって思いました。夢の中の出来事の良し悪しで現実も良くも悪くもなるってところがシンプルに私には結構怖くて、夢で怖いことがあった続きを読むのに動悸がしました。
2投稿日: 2023.11.12
powered by ブクログありそうで無い設定がワクワクして一気に読み進めてしまった。特に私は夢を覚えているタイプだし、正夢だ〜!ってなることもあるから楽しかった。 これが新型コロナウイルス前の小説だと知って、あまりに同じようなことが起きたから驚いた。 登場人物は多く無いのに中弛みせず、挿絵も相まって私も2つの世界を行き来して考えることが出来た。 夢の中だけに描写が入ることでよりこの小説を楽しめた気がする、もしかしたら現実の描写かもしれないけど(^-^)
2投稿日: 2023.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現実の話は面白かったけど、夢の話とか意味、どう現実と繋がってるかとかがなんとなくしか分からなくてちょっと難しかった。 伊坂さんのSFぽい話はあんまりハマらない気がする(オーデュボンもあんまりだったから)
2投稿日: 2023.11.05
powered by ブクログ製菓メーカーのサラリーマンが主人公。トラブル処理を通じて知り合った人たちの不思議な繋がりがあることに気づく。夢と現実が並行して進み、ところどころの場面はイラストで話が進むところが面白い。現実と夢のどちらが正かがテーマかな。タイトルの謎は最後にわかる。
2投稿日: 2023.11.04
powered by ブクログクジラアタマの王様? ハシビロコウの話? まさかね。 伊坂幸太郎のことだから、一ひねりも二ひねりもある話なんでしょう。 本当に一ひねりも二ひねりもある、ハシビロコウの話でした。 理不尽な何かに巻き込まれ、わけもわからずのっぴきならない羽目に陥る主人公たちは、伊坂幸太郎の定番。 主人公の岸は製菓会社の広報部に勤めている。 新製品のCMに人気ダンスグループのメンバー小沢ヒジリを起用したいと暴走する広報部長の尻拭いをさせられる岸の上司である栩木(とちぎ)。 岸の行動原理の1は家族を守ること、2は栩木のサポートをすること、のような感じ。 そんな時、散々門前払いを喰わせてきた小沢ヒジリが、岸の会社を訪ねてくる。 もうひとり。 腰が低くてフットワークの軽い都議会議員の池野内。 彼によると、岸と小沢は、夢の中でチームを組んで、ハシビロコウの指示のままモンスターを退治しているらしいのだ。 そして、モンスターに勝つと現実世界のピンチがひとつ回避される、らしい。 正気か? 軽妙な会話と飄々とした岸の性格のおかげで、テンポよく話は進む。 理不尽に巻き込まれても、チームプレーでピンチを回避する爽快感。 岸だけでなく、小沢も池野内も、有名人とは思えないほどまたは嘘くさいほどいい人なのだ。 3/4までは順風満帆。 いろいろあるけど、人生捨てたものではないと思わされる。 だけど、最後の章で、15年ほど時間が進み、状況は急転する。 夢の世界で戦う人たちが減ってきた。 ハシビロコウが彼らをも狙う。 そして、新型インフルエンザの恐怖が世の中を席巻する。 この本が書かれたとき、実はまだ新型コロナはまだなくて、鳥インフルエンザなどをイメージして書かれたものらしいのだけど、びっくりするほどコロナ禍の日本が描写されてている。 マスクで防げるのか? 外出しなくなるから、家で食べるお菓子が売れるのでは?という製菓会社の目論見。 感染者探しに血眼になるマスコミと、SNSの発信者たち。 緊急事態にもかかわらず突撃取材と称して、行動するための時間を削り取っていくマスコミ。 夢の中ではハシビロコウに襲われ絶体絶命の彼ら。 現実世界でも、命の危機に見舞われ絶体絶命の彼ら。 だけど、一度失敗したって、あきらめなければ二度目はある(かもしれない)。 小さなエピソードもすべて伏線として回収していく手練れの技に、ページを繰る手がとまりませぬ。 今日が祝日でよかった。 本当の本当に一気読み。
6投稿日: 2023.11.03
powered by ブクログ不思議な世界だった。 夢と現実がリンクして影響を及ぼす。 自然と応援したくなるような登場人物達だった。 1人では敵に勝てない。 チームであるからこそ勝てる。 現実世界においても1人で生きていける人はいない。 常に誰かと協力しないと困難は乗り越えられないのかなと思わされた。 読了後表紙を見ると伏線になってた!
3投稿日: 2023.11.01
powered by ブクログ最初は、仕事系の話かなと思い読んでいたが、 段々と雰囲気が変わってきて、ファンタジーの世界に惹き込まれた。 絶対に有り得ない!と思いながら、けどこうだったら面白いなぁとワクワクしながらあっという間に読めた。 最後のウイルスの話はとてもリアルで、コロナ禍を思い出したので、コロナ以前に書かれたものだと知って驚いた。
2投稿日: 2023.11.01
powered by ブクログ現実の世界ともう一つの夢の世界 どちらが本当でどちらが夢なのか、ラストに近づくにつれ2つの世界がリンクし交わりが深く感じた。 岸くんが夢を覚えるようになったからなのだけれど。 夢で勝てれば現実も好転する。 そう思っていたけれど、果たしてそうなのか。 今直面しているのは自分で、どうにかするのも自分しかないのだと思う。 結果を見た時に、たまたまそういう夢を見ていたというだけで。 この本はコロナの前に書かれていたけれど、驚くほど今と重なることが多い。 感情に振り回されず情報を選択できればいいが、やっぱり自分の目の前に問題が起きた時感情に揺さぶられてしまうんだろう
1投稿日: 2023.10.22
powered by ブクログ夢の中のパラレルワールドと現実が互いに影響を与えているという世界観で物語は展開される。主人公を取り巻く環境が目まぐるしく変わり、スピード感のある作品だ。 個人的感想として、主役を影薄く脇役を魅力的に描くのが伊坂作品に共通する特徴だと思っている。本作では、おそらく嫌われ役として描かれたであろう上司も、いるいるこういうヤツ!という感じで味がある。
2投稿日: 2023.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夢のファンタジー世界と現実世界がリンクしているという物語。 ありがちな設定だけど、序盤の謎が気になる展開は、何が起こるのか予想が出来ずにわくわくした。 ただ最終的には、結局ファンタジー世界が何か現実世界に影響を与えていたかは分からず、あの世界が何だったのか分からないまま終わってしまった感。 ファンタジーを期待しすぎて読んでいたので、少し拍子抜けしてしまった。
2投稿日: 2023.10.21
powered by ブクログ伊坂さんにしては珍しい作風であった。 お菓子メーカーの広報係である、主人公、岸。都議会議員の池野内。人気アイドルである小沢。この一見交わるはずもない3人が奇妙な夢をきっかけに出会う。クジラ頭の王様は何を指しているのかは実際に作品を読んで確かめて欲しい。 ここから少しネタバレ気味です この作品では、異世界の自分とつながっており、その自分が怪獣との戦いに勝利すると、事態が好転し、逆に負けると事態が悪化するということであった。だが、私はこれは逆もまた然りなのではないかと思う。つまり自分もまた向こうの世界の人々の戦いに関連しているのではないかと考えたのだ。私が今勇気を出して何かに挑み成功することができれば、異世界の自分も戦いに勝利することができる。自分が緊張しているときは、向こうも緊張し、自分がピンチの時は相手もピンチ。お互いに頑張りあって助け合い、時に相手のせいにしあって、自分を守ることもできる。そう、私たちは1人では無いのだ。
2投稿日: 2023.09.30
powered by ブクログテンポ良く読めて面白かった。 次はどうなるのだろうか、ピンチをどう切り抜けるのだろうかとワクワクした!
2投稿日: 2023.09.26
powered by ブクログおもろ!!めっちゃ面白い!! 超タイプ!! お恥ずかしながら初めて伊坂幸太郎さんの本を読ませていただいたのですが、、らぶです。 このフィクションとリアルの感じが。 いつもは小説を読んで、色々読み解いたり学んだりするけど、今回は純粋に楽しんでしまった。 どことなく、、小学生の時に読んだ岡田淳さんの本が思い出された。(二分間の冒険とかね。) そして絵がとてもよい。世界観にピッタリ。
1投稿日: 2023.09.07
powered by ブクログ夢の中での戦いの勝敗が、現実で起こることに結びつく 。それは、個人戦であったり団体戦だったり。 ワクワクする内容でした。 2度目に読む時は、結論ありきだけど深く読み込めるだろうと思う。
1投稿日: 2023.09.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂幸太郎作品の登場人物はみんな魅力的。 言葉のセンスがある人が多くて、読んでいて面白いです。 またこの作品の特徴として「コミックパート」が挟まれているというのも斬新です。 それが小説部分と微妙にズレて入っているのが、小説内の夢とのズレを表しているかのように感じました。 ストーリーは夢と現実が繋がっていて、夢の中で化け物(?)を倒せば、現実の困難が解決するというもの。 下手したらばかばかしくなってしまいそうなストーリーですが、登場人物たちのキャラクターでうまいことまとまっている感じがありました。 最後に出てくる「胡蝶の夢」といフレーズ。 この物語の現実側がもしかしたら、夢で見ている人達の夢の中かもしれない・・・というザワつきを残す感じ、とても好きです。 この作品は終盤で新インンフルエンザの流行でパンデミックが発生するという描写があるのですが、日本にウィルスが入ってきたのが2019年冬。こちらの作品は2019年夏に単行本が発行とのことです。 今読むとどうしても新型コロナウィルスのことが頭をよぎってしまいますが、それが流行る前に発行されていたという事が驚きです。 新型コロナウィルスの治療薬もどこかの倉庫に眠っていたらいいのに・・・なんて思ってしまいました。 ところで伊坂幸太郎作品はやけに東北(というか宮城周辺?)が出てくるなと思っていたら、大学が東北大学なんですね。 私も東北にゆかりがある人間なので、東北が出てくるとなんだかうれしくなりました。
2投稿日: 2023.09.01
powered by ブクログ痛快!とか、ド派手なエンターテインメント!とかとはちょっと違った読後感。主人公が自制的な性格の真っ当なサラリーマンだからか、今をときめく芸能人やスキャンダラスな議員との絡みがあっても、全体的なトーンは落ち着いている。そして、夢(コミックパートの方)の世界については最後まで完全な理解は得られない。まぁ、現実と思われているこの世界も不可解なことばかりと考えれば、フィクションだからってなんでもすっきり、というものでもないか。 傑作に違いないのだけれど、何よりもまず、こんな作品がコロナ禍直前に書かれていたということが空恐ろしい。 取るに足りなそうな創業者の自伝についての伏線が回収されたところ辺り、伊坂作品らしさを感じられるシーンで気に入っている。 ヒジリ目線、池野内議員目線のストーリーを、本文(3人それぞれの章立て)でがっつり描く構成にもできそうだし、いつか読んでみたいと思うけれど、今回はあくまでコミックパートに委ねた形なんだろうなぁ。掘り下げたら面白そうな登場人物が多くて、これで完結するのが惜しい気持ち。
2投稿日: 2023.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
パンデミックにも一応の区切りがついたと思える2023年8月現在、この本を読んだ。 作中の新型インフルエンザ流行のはしりの部分を読んでいると、コロナウイルスが広がり始め人々が疑心暗鬼になっていた数年前の雰囲気を思い出す。 もちろん作者がそんなことを予期していたわけではないだろうが、冷静になってこのパンデミックを振り返ることができるようになった今では、誰かが夢の中で戦ってくれていたのだろうか、それは気づいていないだけでもしかしたら自分だったのかもしれないな、と空想にふけることができる。そんなここ数年の時流の変化も含めて、まさに現実と小説世界がリンクしているような不思議な読後感があった。 小説のディテールについて言及するならば登場人物は割と常識的で、池之内議員とその元夫人はいわゆるネジの飛んだような伊坂感のある人物像だが、題材がファンタジーチックなのもあって主人公やまわりの人物はわりとフツーの人たちという感じ。 いつのまにか読者が騙されているような展開や、思いも寄らないところから問題やその解決策が降ってくるような構成、登場人物が交差していつのまにか互いに影響を与え合うというような伊坂的定型のようなものはあまりないように感じる。自分は伊坂のそういうところが好きなので少し物足りないようにも感じたが、それを差し置いて楽しめる作品だった。 それから小ネタや他作との繋がりにも事欠かない作品になっていて、たとえば前作シーソーモンスターで出てくる通信機器"パスカ"や、カタツムリの勇者を題材にした絵本など、ふとしたところでさりげなく差し込まれる伊坂ワールドの繋がりがファンにとっては嬉しい。
2投稿日: 2023.08.10
powered by ブクログ要所要所に入るイラストの意味が読み進めるにつれて分かってくる気持ちよさ。少し間をあけて2回読みたくなる作品。
5投稿日: 2023.08.04
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序盤に出てきた栩木さんの父の言葉 「短期的には非難されても、大局的には、大勢の人を救うことができればそれでいい」 これがラストで効いてくるのが伊坂作品らしい。 テンポよく読了!
2投稿日: 2023.07.22
powered by ブクログファンタジックに読む人もいるかもだけど 夢の話はまた補助的なものだと思ってる。 伊坂さんの伏線の散りばめ方は、 「あれ、この話なんか知ってる。最近誰かとこの話題になったような…」 というさりげなさ。だから気づいたときに、ハッ!!となる。気持ちいい〜! そして………またそれとは違ってこの作品においては 『この話めちゃくちゃ知ってる』でしたね。 この3〜4年を生きた人なら誰でも。
2投稿日: 2023.07.22
powered by ブクログ序盤は面白くてスイスイ読めたけど、夢の話出てきてからはあまりのめり込めず。 これ最後どうやって終わらせるんだろ…?って ところばかりが気になってしまい、最後までぼんやりしたまま読み終えてしまった。 伊坂作品は最後にバチッ!っと全ての伏線が回収されるあの爽快感、急いでページをめくりたくなるあの感じが好きなので、今回はちょっと好みではなかったかな。 ただこれをコロナ前に書いていたというのには驚き。
4投稿日: 2023.07.16
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たとえば映像化するなら、これはきっと佳凜や瑛士が主人公だろうなーって。チープな漫画ページは、むしろCGで豪勢になって日常とSFの融合が怒涛のスピード感を持って飽きさせない2時間なんだろうなーとか。 そういう感想の作品でしたw 日常のちょっとした共感から、急なイレギュラーと、一瞬のチート作用からの未曾有の事態に生命の危機まで!ほんとびっくりするくらい楽しい作品でした。 予測不可能な展開は最後までワクワクさせられたし、なんなら展開がわかったとて「だからどうした」ってくらい、それでも期待させられた。ほんと、伊坂先生は改めてすごい先生なんだなーって感動したよ。とても楽しかったよ。幸せな読書時間だたよ。
2投稿日: 2023.07.15
powered by ブクログ小説に珍しく挿し絵が組み込まれていて楽しい。挿し絵がまた良い味を出している。 夢の描写にピッタリ。そうそう、夢っていつもとりとめがないけど、夢の中にいる自分は大真面目で、夢を現実だと信じて疑わない。もしかしたら夢の中が現実で、今生きているこの現実が夢なのかもしれないという感覚は誰もが持っている。 この小説ではさらに主人公と登場人物との間で夢が繋がっていて、夢の内容が現実世界にも影響する。それは決して夢物語ではないかもしれない。
5投稿日: 2023.07.09
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いつ面白くなるかなと思って読み続けたけど、 そのまま終わってしまったかんじ。 後半にどんでん返しなどがあるのか期待したけどなし。 夢と現実がつながる不思議な話。 種明かしも特になかった。
0投稿日: 2023.07.09
powered by ブクログ夢で行動した事が現実世界に影響を及ぼす。 夢と現実がリンクしていく物語。 こう聞くとありがちな設定に感じるけれど、さすがは伊坂ワールド。 そんな事も感じさせず、最後までワクワクしながら読み進められました。 途中からウイルス感染症を思わせるエピソードになっていった為、コロナ禍の影響を受けた話かと思いきや、コロナ以前に出版されたものと読んでびっくり。 伊坂幸太郎作品ならではの怒涛の伏線回収やスピード感はないけれど、現実と夢を行き来する独特のリズムの進み方が、挿し絵の雰囲気とマッチしてとても楽しかったです。 中々終わる事のないコロナ禍。 この物語のように、どこかで誰かが夢の中で戦っていてくれたら。 応援したいなー。 そんな事を思わせてくれる読後感でした。
2投稿日: 2023.07.04
powered by ブクログ夢と現実がリンクしていくRPGのようなお話。後半どんでん返しや伏線回収が来るかと思ったけど、そのまま終わってしまいちょっと肩透かしな感じだった。
1投稿日: 2023.06.27
powered by ブクログ現実世界と夢世界のリンクを通して物語が進んでいく。 小説には珍しくイラスト(挿絵)が採用されており、文章を読むだけよりも面白さが倍増している。 新型コロナウイルスを模倣しているのかと思いきや、それ以前に発行されていたことに驚く。 主人公の心の声の漏れ方も個人的にはすごく好き。
4投稿日: 2023.06.26
powered by ブクログRPG的なファンタジー感はまさに伊坂ワールドで面白かった。 これがコロナ前に書かれていたのはなかなか絶妙だが、コロナが収束しつつあるのも、誰かが夢の中で戦いに勝ってくれたからだと思いたい。
3投稿日: 2023.06.19
powered by ブクログ夢と実世界の関係ですか 挿絵がこれからのストーリーの理解力を補助する新しいパターン 一応最後まで退屈せずに読了 でもなんかフワフワした感情移入のまま終わった 一癖ある作品
5投稿日: 2023.06.18
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夢と現実が双方にリンクしており、不思議な感覚だった。ただ、よくある設定なので新鮮味はなかった。挿絵があるのが新鮮で、さらに漫画になっており、先が気になった。 タイトルの"クジラアタマの王様"とは、"ハシビロコウ"のラテン語訳らしい。 法船寺という寺を訪れることでこの不思議なリンクが始まるらしく、なんと地元の金沢。せっかくなので聖地巡礼へ今年中に行きたい。
1投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログコロナ禍前に書かれた事が、にわかに信じがたいくらいです。新しいジャンルのRPGを体感したそんな感覚です。面白かった。さすが伊坂作品にハズレなし。
2投稿日: 2023.06.05
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読みやすく、面白く、没入感があって一気読みしてしまった。 深い現実味のなかにファンタジー感が程よく挿入されているのかと思いきや、どんどん混じり合って繋がっていくのが面白い。 登場人物も魅力的で、特に語り部の岸は、会話の節々から疑り深さ、穿った見方をする性格が滲み出ていて良かった。夢と現実の繋がりについて、岸が最後まで懐疑的であるおかげで、私たち読者は疑う役をしなくて済む。全てが明らかにならず、「わからないけど、そうなのかもね」で終わる部分が多いのも、夢現な感じがして素敵だった。 ところどころで生じる問題が、スッキリと片付いていくのも、気持ちよく読み進められる要因かな。
2投稿日: 2023.06.03
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例えがうまい。 クレームのあたりでのハリネズミや戦闘機での例えはまさにその為にあるかの様な例え方で冒頭から物語に没入できた。 現実のクレームのくだりや新型インフルエンザが流行してからの世の中などリアルに描かれている事が多いが、熊や虎と戦ったり、銃で撃たれたり、現実世界にもゲームの世界の様な話が盛り込まれていてなんとも不思議な感覚だった。 夢と現実とが繋がっている!とわかった後もう一捻りあるのかと思ったけどそのままだったのは肩透かしを喰らった気分だった。 漫画やRPG要素を取り込みたい!という新しい試みだったそうで、常に新しい事を考えている姿勢に尊敬の念を抱いた。
3投稿日: 2023.05.25
powered by ブクログやっぱり伊坂幸太郎さんの小説はいいな、と思った。 今のご時世と少し重なるし、それぞれの登場人物のキャラがたっていてよかった。
2投稿日: 2023.05.14
powered by ブクログ夢の世界と現実の世界がリンクしてくる、というタイプの物語。 本の最後でも解説されてますが、こういう構成自体はそういうジャンルとしてあるみたい。 この作品も、夢と現実世界の関係という軸と、いつも通り伏線が見事に回収されていて、面白かった。
2投稿日: 2023.05.13
powered by ブクログ「問題が起きているのは、自分の目の前にほかならない。あっちもこっちもない。」夢と現実がリンクする物語の中で主人公が最後に出した答えがいい
1投稿日: 2023.05.07
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単行本で読了していたので、再読。 3年前のことを思い返してしまう……。 この物語は、”正義の味方”の話ではないと思う。自分の信念や志だったり、大切な人のためだったり、を守るために戦っていて、現実となんにも変わりはないのかな。 マシュマロのお菓子食べてみたいw
6投稿日: 2023.04.28
powered by ブクログ途中の挿絵が一瞬「なんだこれ?」と思うけれど、次第に次の挿絵が気になり、自分なりに考察しながらページを捲るのがとてもワクワクしました。 終盤がかなりバタバタと片付けた感じはありますが、全体的にとても読みやすかったです。でも、結局のところハシビロコウは何だったのか分かりませんでした。簡単なことで手のひら返しをするマスコミの暗喩にも感じました。
6投稿日: 2023.04.14
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うーん。正直あんまり面白くなかった。マイクロスパイとおんなじ感じ。あんまり・・・と思ってしまう確率が高くなってきてる気がする。
2投稿日: 2023.04.13
powered by ブクログ夢の結果が現実に反映されている??といったお話。最終的に主人公は現実で直面しているものに向き合う強さを見せる。伊坂幸太郎節は随所に感じられるが、ストーリーはご都合主義に進み突拍子もない印象を受ける。大きなどんでん返しもなく面白みに欠ける作品であった。
2投稿日: 2023.04.08
powered by ブクログとっても気軽に読めるライトなストーリーです! 短編ではなくひと繋がりになった一冊で、軽いながらも満足感があります◎ 忙しくてなかなか本が読めず、久しぶりの読書。 久しぶりでヘビーな本は読めるか不安だったので、あらすじを見て「これならいけるか…?」と期待しながらもドキドキのスタート。 結果、4時間ちょっと夢中で読み一気に読了。大満足! 一般企業の社員と、人気のイケメンダンサー、若手政治家の3人が主な人物で、謎の巨鳥や奇妙な共通点の謎に包まれながら、日常に起こる事件に立ち向かうストーリー。 半分現実、半分夢みたいな、終始ふわふわした印象。 個性的な脇役も複数登場し、また怪しげな雰囲気は立ち込めているものの、過度な暴力や凄惨・猟奇的な事件などは起こらず、ちょっとムカつくアイツにもざまぁ要素があったり…比較的ストレスフリーに読めると思います。 すごく読書したい!気分の時も、なかなかその気になれない時にも、おすすめの一冊です。
5投稿日: 2023.04.06
powered by ブクログ夢の世界が現実の何かを現しているのか、単に非現実的な話なのか、解釈が難しい。そうやってモヤモヤすると感情移入が難しくて気持ちを本に乗せることができない。過去のホテル火災で繋がっているくだりやそれが未来の出来事に大きな意味を持つだろう期待に引き込まれましたが、コンサート会場で起こった事案やパンデミックのドタバタがあまりリアルに感じられなく冷めてしまった。
5投稿日: 2023.04.03
powered by ブクログラスト100ページの追い込みで 前半のピースが埋まっていく そんな、勢いのある作品でした。 しかし、これがコロナ前の作品だった とは。 発刊日と年号、何度見直したことか(笑 あとがきの補足でも触れてました。
3投稿日: 2023.03.25
powered by ブクログ読むのには時間がかかってしまったが、だんだん続きが気になるようになった 夢で戦うファンタジーなのに、ちょっとリアル
2投稿日: 2023.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夢と現実が交錯する物語。最初、フィクション感が薄く、伊坂さんぽくない?と思ったり、途中に挟まれる漫画のような描写に、なんか今までと違う?と思ったり。その中でも軽快な台詞のやり取りなどは健在で、読み進みているうちに、夢と現実の関係性が明らかになり、どんどん読むスピードが上がった。 思いっきり、コロナウイルスを意識しているのかと思いきや、コロナ前に書かれているということにも驚いた。
2投稿日: 2023.03.12
powered by ブクログアクションシーンを、漫画でも挿絵でもないような(バンド・デシネ風の)絵で表現されているのが新鮮でした。物語を補う素晴らしい絵で、絵も楽しみの一つとなっていました。 偶然にも現実の世の中と本作のストーリーがリンクしているような内容で、より作中の危機感を感じながら読むことができました。
3投稿日: 2023.03.09
powered by ブクログ難しい内容はなく、スラスラと読めました。内容も面白く後半はどうなるんだろうと少しワクワク感もありどんどんと読み進めることができました。難しい本の息抜きに読みたい一冊って感じでした。
2投稿日: 2023.03.02
powered by ブクログ作中の出来事として新型インフルエンザによるパンデミックが描かれている。 本作が発表された2019年は本格的なコロナ禍が始まる前年で、まったくの偶然なんだけど出来すぎていて凄い。 現実でトラブルが起きた時、夢の中の闘いで負けてしまうと現実のトラブルが拡大してしまうという、夢世界と現実世界がリンクする設定で、割とありがちなのかなと思えるところはあるんだけど、伊坂作品の持つシュールな雰囲気にそれなりにマッチしているように感じた。 ストーリーのほうは相変わらず安定安心の伊坂マジックの仕掛けを十分堪能できる。たださすがこれだけ著作が増えると場面場面で何となく過去作を想起してしまうことが無きにしもあらずというのはやむを得ないところか。 登場人物の中で悪人らしい悪人が終盤倉庫に現れた男ぐらいしかいないというのは、伊坂作品としては珍しいかも。誰もかれも悪意が無いにもかかわらず、いつの間にか理不尽なトラブルが起きてしまうというのは、やはりオーソドックスな流れではあるんだけど、どこか生々しい現実感があって面白く読めた。 本作のオリジナリティとして挙げるのであればやはりコミックパートが挿入されているところで、主張しすぎない絵柄であるにもかかわらず、読後も印象に残る素晴らしい出来栄えだと思う。
1投稿日: 2023.02.27
powered by ブクログそこまで面白いとは思わなかった。 夢と現実を行き来して、夢の結果のよし悪しで現実も比例されるストーリー 新型コロナ前にこの小説を書いたってのはビックリした。 にしても、伊坂幸太郎ってもう胸を躍らせる小説は出てこないのかな…? 【メモ】 新型インフルエンザ ハシビロコウ 夢
3投稿日: 2023.02.19
powered by ブクログそんなに面白かったーって思ってなかったのに ずーっと記憶に残ってる 夢の話っていうテーマが面白い 今でもふと思い出すし、内容もバッチリ覚えてる
1投稿日: 2023.02.06
powered by ブクログ伊坂先生らしさが存分に味わえた文章だった。設定がとても面白く、飽きずに最後まで読み切れた。 クジラ頭の王様=ハシビロコウ 小説の中に挿絵があることが面白い試みであった。登場人物は岸と聖沢がモデルになっている。
1投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログ夢の中での戦いの勝敗が現実世界に影響を及ぼすということで、現実世界で起こりうるものが無限定になってしまい、ちょっとカオス。ただ、そのあたりを違和感なくストーリーとしてまとめているのがすごい。面白かったけど、相変わらずカオスな小説書きますね幸太郎さんは。
5投稿日: 2023.02.04
powered by ブクログ夢と現実が交錯する。また、第一章からとても面白く、気づいたらページをめくっていた。パンデミックが起きている今、読むべき。 伏線回収はさすが伊坂幸太郎だ。 「短期的には非難されても、大局的には大勢の人を救うほうを選ぶべき」 これができたら相当かっこいいな、
4投稿日: 2023.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まずハシビロコウというシンボルに着目した作品に魅せられた。表情ひとつ変えないその姿は地味にも見えるしインパクトがあるようにも思える。先の読めない未来を具現化したような。それこそVUCAのような。 現実と夢の世界で繰り広げられるストーリーはゲーム体験そのもの。鎧・剣・スローイングアロー、なぜ弓ではないのかわからないがきっとラストシーンとシンクロさせるため?それと魔法も出てこない。これは非現実なので取っ払った可能性もあるのではと勝手に示唆してる。 夢の中でありながらも限りなく現実に近いというか、本作品終盤にも出てくる「胡蝶の夢」という台詞で全てのピースがはまった。 ゲーム小説でありながらも身近で、明日の自分も本作品のような体験ができるのではないかと妄想を膨らませながら読了。ありがとうございました。
1投稿日: 2023.01.25
powered by ブクログ伊坂幸太郎、流石やなぁと思うことがこれまで何回あったか分からないけど、今回も流石やなぁと思った。 お仕事小説の感じで入ったけど、どんどん世界が変わっていって、引き込まれた。 読みながら『面白いなぁ、やっぱり』と最後は読み切りたいがために睡眠を削って一気読み。
1投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログストーリーは私の好みでは無かった。 ただ読みやすさととんちの効いた軽快な会話は相変わらず面白かった。 ジャンルはなんだろ
0投稿日: 2023.01.22
powered by ブクログSAOみたいだな、と途中で気づきました。 フルダイブシステムの。 解説に川原礫先生。あーなるほどな。 解説書くなら、1番の適任者だ。 コインの裏表、異世界の結果はどちらにも。
3投稿日: 2023.01.21
powered by ブクログオーファーザー!やPKは買ったものの大好きな伊坂幸太郎だけど読みきれなかった そこからかなり伊坂幸太郎から離れていたけど 久しぶりに完読 チルドレンやアヒルと鴨の時のような読みやすさもありつつ、一つの文章ごとに考えさせるような表現や内容もありつつ適度な重さだったかなと そしてやっぱり伊坂幸太郎の描く人物像が好きだなと感じた 決してどの作品でも同じようなキャラクターではないにも関わらず、なぜか少し共通点のあるような親近感を抱かせる何とも言えないかわいさやいい意味での適当さがあったりする人の描き方がすごい きっとみんなそうだと思うけど、いつの間にかすごく好きになっちゃうそんな人物たちが出てくるので 物語にも入り込んで面白く読める
1投稿日: 2023.01.18
powered by ブクログ新型インフルエンザを新型コロナと頭の中で変えてしまった。今の状況に合いすぎてる。 研究者や医者や製薬会社、みんな頑張っている。市中の人々も、みんなで支えるしかない。 私も私なりに頑張ります。
3投稿日: 2023.01.10
powered by ブクログ伊坂幸太郎の本はつい読みたくなってしまう。 話の展開としては、途中の会社でのクレーム事件のところが面白かった。 終盤は少し盛り上がりに欠けたけど、今まで出てきた人たちがきれいに伏線回収されたのはやっぱりこの人の本のすごいところ。 わたしたちにとっては夢の中でも、夢の中の世界にとってはこちら側が仮想の世界なんだなぁ。 お互いがそれぞれの持ち場で戦い合って境界線が溶けていく発想は面白かった。 そしてどうしても今のコロナの世界情勢を重ね合わせてしまう。 早く今までの世界を取り戻したいな。
1投稿日: 2023.01.09
