
総合評価
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powered by ブクログお友達におすすめしてもらった本、第2弾! ※仕事で忙しくてやっとの読了…! 伊坂さんの作品はこれで2本目かな。 昔は、全然読めなかったけど、今は面白くて大好きな作家さんになりました。 最初はタイトルも不思議だし、ストーリーの始まりもなんだかぼんやりしていたけれど、だんだん引き込まれていって、最後は思わず力が入っちゃう感じに! とっても面白かった〜〜〜(◦ˉ ˘ ˉ◦)
15投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ意外な方向に話が進んだなという印象。また、ゲームの世界と現実がリンクするという設定も、実際はありきたりではあるが、ここまできちんとまとめてあってすごい。挿絵もちょうど良く、テンポ良く読める。主人公岸の名前の由来には意外でクスッとしてしまった。
0投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初は製菓会社に勤める平凡な男が巻き込まれた異物混入事件だったのが、色んな人との出会いをきっかけに予想もつかない方向へと話が転がっていく。 本作の設定の一つに昔のロールプレイングゲームのファンタジーのような夢の世界があるわけだが、二つの世界を行き来するというほど大袈裟なものではなく、ファンタジー世界の描写も主人公の認識も曖昧なのは評価の分かれる部分だろう。ヒロイックな活躍があるわけではなく、主人公は終始その世界での行動が時折フラッシュバックするか、仲間の活躍を伝聞で聞くばかりで、直接的に介入できないことによる焦ったさが残る。その反面、そのままならなさや輪郭のないぼやけた感じの認識はまさに夢そのものであり、夢と言いつつ単なる異世界のような感じでないあたりにリアリティがあるなとも思った。 伊坂幸太郎の真骨頂は小市民的な生活雑感と未来に対する予見力であり、本作も大衆の手前勝手な非難や悪意に対して一個人の素朴な嫌悪感と抵抗感という視点で、同じ一市民の雑感でも大衆と個人、善と悪でバランスを取っているのが上手い。『魔王』で外国人の排外主義や小泉進次郎や神谷宗幣のような若きアジテーターの台頭を予見していたのも凄いが、本作も最終的には新型インフルエンザによるパンデミックとなり、2019年刊行の時点で後のコロナウイルス騒動を予見しているのも慧眼だなと思った。
0投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ全体的に読みやすいし、ストーリーの展開スピードもいい感じ。だけど、伊坂幸太郎のどんでん返しを期待してる人には少し物足りないかな
0投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ『自分自身が納得していないものを他人に納得してもらうことはできない』 夢の世界はどうすることもできない。現実もきっとそうだ。だけど、夢よりかは、きっともっとできることが、抗えることがあるはずだ。
0投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログ冒頭のイラストで、どんな話なんだろと思ったら文章の舞台は現代日本っぽくて。ハテナを浮かべながら読んで後半は、そうだったのか!となりました。 初めて読むタイプのストーリーでした。 ただ、そうだったのか、が話の辻褄があっても現実ベースの驚きではなかったかなってのと、伏線回収が回収感強めだったので、後半は急ぎ気味に読み終わらせてしまいました。 メッセージやテーマがあったと思いますが、構成に頭が持ってかれてました。
3投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログスッキリしたようなしないような、何というかドラクエ6のようなお話でした。 400ページ超かー、なかなか長めだなぁーと思っていましたが、割とスルスル読めました。 伊坂幸太郎さんの作品『砂漠』の「セドリック!」にも似た場面を感じられた部分があって、そこは個人的に良かったです。
0投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どうだ、と誰かが言う。僕が思う。立ち向かったのは、あっちの誰だ? あっちのおかげか? 途端に目の前の景色が明瞭になった。輪郭がくっきりとするかのようで、色も鮮やかに感じられる。 現実は、僕の触れるこの、今体感しているここだった。情報でも、ましてや夢の中でもない。
0投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログ伊坂作品が少し苦手な私だけどこれは読みやすかった。クジラアタマの王様の題の意味が終盤で明かされスッキリ
0投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ最高におもしろい! チープだがそのままの感想。 最初は意味不明な挿絵。 夫婦や会社の人間とのやりとり。 立ち向かう主人公の普通感。 伊坂ワールド全開だ。 物語の構想は、個人的に村上春樹のねじまき鳥クロニクルを彷彿させる。 本当におもしろかった!
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログたとえ多くの人を救うとしても、目の前の自分の利益を優先させてしまう人の愚かさ。同じ罪を犯した人に対して、全く違う罰を平気で与えられる人の軽率さ。人間を動かすのはいつだって理屈や論理よりも感情で、そのことが伊坂節でコミカルに訴えられていて面白かった。
7投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログ現実味、ファンタジー要素、不思議世界、 アクション、色んなことが凝縮された一冊でした。 きっとどの世代が読んでも楽しめる本だなと思いました。 伊坂幸太郎さんの本を読むのは今回が2冊目でした。 2冊目を読んで思ったことは、伊坂さんの書く本は、 主人公以外の出てくる登場人物もみんな個性的で、魅力的、決して脇役にしないなと思いました。 だからこそ、それぞれの人物を愛おしく、大切に思えます。 また、すべての出来事は緻密に繋がっているという伏線にも鳥肌が立ちました。 この本を読んで1番心に残ったセリフは「短期的には非難されても、大局的には大勢の人を救うほうを選ぶべき」という言葉です。 私自身はそんな世界を救うようなヒーローみたいなことをすることはきっとないと思いますが、 大変なこと、否定されるようなことであっても、自分にとってそれが真実で揺るがない思い、成し遂げたいことがあるのなら、自分を信じて挑みたいと思いました。
0投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログ伊坂幸太郎の新作というだけで脊髄反射でオーディブル視聴。現実世界と夢の世界のオーバーラップのストーリー。テンポよい展開で話がどんどん展開するのだけどイマイチの盛り上がりのままフィナーレへ。話の設定が大雑把すぎてイマイチな盛り上がりのまま終了。彼の話にしてはダメ作品と判断。
0投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ夢と現実がリンクしていくのはありがちだが、書き口のおかげで普通に面白くはなっている。 俺はモンハンは苦手だが、これを見てちょっとしたくなった。 基本面白いのだが、他の作品と比べると良い意味でも悪い意味でも平坦であり、イマイチ盛り上がりに欠ける。
0投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ久々でした、伊坂幸太郎さん。 相変わらず楽しい♪ 初っ端からコミックパートがあり、『…??』となるが、読んでるうちにこのコミックパートの重要性が分かる! 何となく、コロナ禍を思い出すが…なんとコロナ前に書かれた作品。 とても楽しかったです^ ^
0投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログ初読。おもしろかった。でも個人的にはクライマックスがちょっとあっさりしてるなと思った。コロナを踏まえたものかと思ったら、それ以前の発行とのことに驚いた。挿絵で夢の世界を表すのもよかった。胡蝶の夢の提示もありがたかった。
1投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログこれが伊坂マジック!!!洗礼を受けました。挿絵もあり、解釈がより一層深まる。さらっと読めるが味わい深い一冊でした。
0投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ夢の中のファンタジーの世界観での出来事が現実に反映されているかもしれないというお話。 都議の池野内、芸能人のヒジリが出てきてから一気に作品が変わりました。 不思議なお話でしたがストーリーがとても面白かったです。
3投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂幸太郎作品で一般人の主人公がちゃんと戦えるの珍しい気がする ラストの結局それぞれの世界でベストを尽くせはよかった 確かに寝てる場合ではない
0投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログ現実社会の傍起こるファンタジー感! ファンタジー・SF好きにおすすめの作品。 初めのうちは、え?ハシビロコウ??『君たちはどう生きるか』的な世界観?(あの映画で出てくるのはアオサギ)個人的には得意な映画ではなかったので、読む気が進まない… とは思いつつも母の勧めだし、とりあえず読み進める… ""え。。気づいたら読み終わってた…。"" 面白すぎてあっという間に読了でした笑 誰しもが感じたことがあるのではないでしょうか。「あれこれデジャブ?」みたいな経験。要するに登場人物達は、それを夢の世界でも?リアルな世界でも?経験するみたいなそんな話です。笑 最終章にはトロッコ問題「より多くの人を助けるために他の1人を犠牲にするのは許されるか?」これについて考えさせられました。正直、私は犠牲の人数というよりは、自分の大切な人がどっちにいるかで判断してしまうと思います。皆さんはどうですか? 窮地に立たされた時に彼は、どういう判断をするのか…!そこも見所です。 章の間にある挿絵とお話のリンクしていく部分がわかると、どんどんハマっていく(予告を見せられているかのよう)。 この世界観からずっと抜け出したくない、そんな風に思わされる作品でした。
0投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログ読んでみたらうっすら記憶が蘇ったので2回目だと気づいた。伊坂作品の中では中くらいの好きさ加減。前半は面白かったけど中盤以降ちょっとついていけなかった。個人的には栩木さんと池野内夫人が大好き。栩木さんが社長になってて良かった。もしかして牧野課長が...?と思った自分は本当にセンスがない。
0投稿日: 2025.05.18
powered by ブクログ私の大好きな鳥、ハシビロコウが登場するとは。そもそもタイトルが……だなんて。 ハシビロコウの全てを食ったような顔を見つめていて生まれた内容なのかしらん。滑稽とも不気味とも優しいとも威嚇的ともとれる、あの鳥の表情は想像力を掻き立てるのかもしれない。でも著者が書いているようにほとんど動かないことはない。上野でみるときにはいつもウロウロ動いているハシビロコウ。 ハシビロコウと夢のマッチングが素敵。私も夢は記憶に残らないほう。夢のもどかしさが、思うようにいかない現実の歯がゆさと歯車のように噛み合っている。 イラストが一役も二役も買っている。あの絵があることないのとでは小説の味わいが全然ちがうのではないかな。
10投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ途中の挿絵が小説を読み易く、興味深いものにしてくれました。個人的にほんわか気分になりました。 夢の中の戦いの勝利が現実の世界に影響を及ぼすという何とも不思議なストーリーでしたが、何か感動少なめでした。
0投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ伊坂作品なので、タイトルの面白さだけで買っておいた。上野動物園で1番長くハシビロコウの前で時間を過ごし、帰ってから、そろそろ読もうかとこの本を開いた いきなりハシビロコウ登場! 運命を感じた
0投稿日: 2025.04.30
powered by ブクログ主役はいるけど仲間もいて、私がよく読む、女性の成長物語とはちょっと違う、ファンタジー(?)。 準主役のハシビロコウって、実物を見たことないなあ。嘴が革靴
0投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログ小さな奇跡、小さな信念、小さな抵抗。大きな世界には何の役にも立たないものが連鎖してほんのちょっとだけ世界を変えるかもしれない。伊坂作品のそんなところが大好きです。ハシビロコウの何考えてんのか分かんない感じがいい形で描かれてんのが良き。
0投稿日: 2025.04.24
powered by ブクログイラストが可愛いのと、クレーム対応のところは自分と重なり面白かった。伊坂さんが描く世界のようにでいい人が報われる世の中になれればいいのになと読んだ後に振り返って感じた。色々予言しているのにもびっくり
0投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログ1.登場人物 岸(きし)…中堅のお菓子メーカーに勤めるサラリーマン。宣伝広報局所属。度々、奇妙な夢を見ることがある。 池野内征爾(いけのうち せいじ)…四十代半ばの議員。奇妙な夢を見る。 小沢ヒジリ(おざわ ひじり)…ダンスグループのメンバー。奇妙な夢で繋がっている一人。 栩木(とちぎ)…岸の会社の広報係長で一児の母。 2.物語の始まり 中堅の菓子メーカーに勤める岸は、妊婦の妻と平和に暮らしていたが、ある日、自社が手がける菓子に画鋲が混入していたというニュースが流れる。クレーム処理に長けている岸は、サポート要員として駆り出された。 マスコミの過剰報道とネット炎上で消耗しながらも、なんとか事態を鎮圧することに成功した岸は、騒動後、事の発端の中心人物だった池野内夫人の夫で、議員の池野内征爾から連絡を受ける。 3.世界観 現実世界と夢の世界が密接に関連しながら、岸たちは両者を行き来していく。 現代社会が抱える課題とファンタジーが交錯する、現実世界に基盤を置いたゲーム小説。 4.テーマ 昼間は普通の会社員、夜になるとロールプレイングゲーム内の勇者。 現実と非現実の境界線を滑走する読み味。 その中で「人間の成長」と「他者とのつながり」の重要性を描く。
5投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ伊坂先生の本を読んだら毎回書いているのでいい加減自分でも飽きてきているが、とにかく間違いなく面白い。 クジラアタマの王様とはいったいどういう意味なのかが最初から気になっていたが物語を読み進めてもなかなか分からず。分かった時には胃の腑に落ちました。確かにです。 主人公の岸を取り巻く登場人物の魅力は言わずもがなで、世の中の理不尽もぶっ飛ばしてくれたのがとってもスッキリでした。
12投稿日: 2025.03.11
powered by ブクログ伏線回収が爽快。 普段ファンタジーはあまり読まないが ページを巡るたびワクワクした。 栩木課長みたいな上司が欲しい。
0投稿日: 2025.02.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
はじめ夢の中の話がよく分からず、進めていくにつれて点がつながっていく感じが面白かった。終始不思議ではあったが、読み終わった後の爽快感はさすがとしか言いようがない
1投稿日: 2025.02.19
powered by ブクログ漫画みたいなイラストが挿入されているのが斬新。キチンと本編と関連がある。 転生モノだと嘘くさいが夢というジャンルだとあり得そうなファンタジーに思えてくるのが不思議だ。読後感も良い。
5投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
安定の面白さ。伊坂幸太郎の軽快な語り口が好きだ。あとがきまで読んでそういうことだったのかあとなる。面白い構成の作品。
2投稿日: 2025.02.14
powered by ブクログ途中まで読んで何故か1年以上放置していたので再読。 なんで途中で放置してたのか分からないくらい面白くて、結局めっちゃ夜更かしして一気に読んだ、 いい夢見れそう、それでは夢の中で
1投稿日: 2025.02.04
powered by ブクログ夢の世界と現実の世界が交互に絡み合う、臨場感と爽快感のある展開。 驚くのはこれがコロナ禍前の本だということ。 物事を観察し人間を想像する力に長けてるからこそ、物書きができるんやろうな。純粋な物語評価じゃなくて申し訳ない。
1投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。夢での戦いが現実に反映されるのは私だったらいやだと思う。ただ、結局現実で頑張らないと良い未来にはならなかったという結末がよかった。自分の行動次第で未来は変えられるから、私もすぐに諦めずに頑張りたいと思える作品だった。
0投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログ個人的にはもう少しテンポ良く物語が進んでほしかったです。伊坂幸太郎さんの「フーガはユーガ」がとても面白くて読んだのですが、最後にもう少し夢と現実との繋がりや関係がはっきりしてほしかったです。
0投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログはじめの方は頭の中に?がいっぱい浮かぶのに、読み進めていくとどんどん点と点が線になって、繋がって繋がって最終的にはメビウスの輪になる、みたいなお話。 伊坂幸太郎さんは、リアルの中にファンタジックな要素を滑り込ませるのが本当にうまい。 なんだろな?と思ってたタイトルの意味も分かって、すっきりしました!
0投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログ引き込まれる話だったけど後半に行くにつれて「そんなことあるか?」っていう話の連続で、結局夢とのリンクもそこまでよくわからなかったかも
0投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログなかなかなくて面白い話だと思う。夢と現実がどうつながっているのか。この話がコロナ禍前に書かれていたというのに驚いた。動物園でハシビロコウを見たくなった。本のタイトルの意味が最後にわかった。
0投稿日: 2025.01.15
powered by ブクログ伊坂幸太郎を読んでおけば間違いない!ってぐらい、毎回さくさく読める!今回は珍しくファンタジーでした!夢でも現実でも戦ってたら疲れちゃいそうだなって思ったけど、終わりまで爽やか!アメリカのワクチンを日本が買わなきゃいけないから、日本が開発すると揉み消されるのはずっとですね( ; ; )
2投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂ワールド!シンプルな形で、いろんなところにネタバラシが散りばめられてて、自然に理解できる。キャラもそれぞれが強烈で、映画とかでも見てみたい!最後にウィルスの猛威を持って来るのは、さすがとしか言いようがなく、2019年という書かれたタイミングを考えてみると、あの時だからこそ、リアリティのある怖い描写なのかなぁとおもいます。
0投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログついこの前上野の鳥展にいって、ハシビロコウの剥製を見たばかり。私の現実ともリンクしてるかと思った。宮城出身の私からしたら伊坂さんの作品に仙台が出てくるのはいつも嬉しいし、今回も嬉しかった。内容も申し分なく面白くて、現実なのか夢なのか、という所も手に汗握るアクションシーンも楽しい。一気読み!
0投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログ第二子の子育てに忙殺されていましたが、正月休みを利用して久々の読書は伊坂幸太郎 没頭して読み進めることができたのは、相変わらずの伊坂節であったことはもちろん、挿絵によって情景がよりリアルに想起されたからかなと思いました。この物語がコロナ禍前に生み出されたものであるということも驚きです。 解説にもありましたが、「パスカ」について全く説明がない辺りがとてもよい。
5投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログ現実世界と夢の世界がリンクしているという話。夢の世界で戦いに勝ったら現実での物事はうまく行く。反対に負けたら不吉なことが起きる。
0投稿日: 2025.01.01
powered by ブクログ意味わからなすぎるのにするする読めた珍しい本 内容は意味わからない 村上春樹みを感じる 夢の世界で戦う、勝ったら現実世界でも勝つ、 とみせかけてほんとは逆だったりとか 夢も夢の中ではこっちが現実だったりとか 書いてても訳わからん
1投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログ初めての伊坂幸太郎でした。 並行世界?的なところとのリンクが後半の鍵となるが個人的にはもっとあっちの世界にも触れて、最後にガッチリ伏線回収…的な展開を期待してしまった。 でも後半のスリリングな展開には夢中で没入できたので、きっとこれが伊坂ワールドなんだと理解。他の作品も読もうってなりました。
1投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログさすが伊坂幸太郎さん、点と点が繋がり回収されていく感じが、やっぱり好きです。 2019年執筆、とのことに驚きました。 新型コロナウイルスのパンデミック前に執筆されたとは…まるで予知したかのような。
1投稿日: 2024.12.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やっぱり伊坂幸太郎はおもしろい。けど、これは中でも意味がわからない部類。 時折り挿絵のように入る漫画もよくわからなかったけど、あれが夢の方なんだろう。クジラアタマはハシビロコウのラテン名らしい。 夢で戦った人たちが現実で出会い、苦難を乗り越えていく…案内役はハシビロコウ。
1投稿日: 2024.11.25
powered by ブクログ物語の合間にイラストが挟まる珍しい構成。 現実社会は個人に何かしらの肩書を付けたがる。 でも夢の世界では、肩書き関係なく共闘している。 そんな展開が好きでした。 「短期的には非難されても、大局的には、大勢の人を救うことができればそれでいい」
0投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログタイトル回収が後半も後半で分からないまま読み進めてた。 あとがきにある通り、アクション系を小説で表現するのは難しいのだろうなと思った。
0投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログ私は長いこと夢を見てないけど、もし現実もこうだったら…って考えるとわくわくした。会社員とアイドルと政治家、3人とも現実で絶対関わりのないような職種なのが尚面白い。ただ後半失速気味…?(といいつつこの本を読んで私の伊坂ブームは再来です)
0投稿日: 2024.11.16
powered by ブクログ別の世界と現実を行ったり来たり、不思議な感覚の話だった。コロナについて書かれているのだろうと思っていたけれど、読み終わってから初版発行はコロナ発見直前だったことを知ってビックリ!描かれている世界や人々の不安と恐怖はまさにコロナ禍と重なっていたから、伊坂幸太郎さんの想像力のリアリティさに唖然とした。すごすぎる……! オーディブルで読み終えたので、あとがきを読むまで挿絵があったことを知らなかった。いろいろと新しいことに挑戦する姿勢が素晴らしいなと思う。
10投稿日: 2024.11.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お菓子メーカーでお客様相談室で働く岸が主人公。 テレビ画面に映った大きな嘴を持った鳥を見て、どこかで見た気がすると考える岸。これがどう伏線回収されるのかなと気になり読み進めた。 人気アイドルである小沢ヒジリをを会社の広告にと岸の会社で検討される中、お客様相談室にお菓子のマシュマロに画鋲が入っていたというクレームが入る 1本のクレームで執拗に叩かれる場面は、読んでいて気分が良くなかった。しかしクレームが狂言であると発覚し、電話してきた女性の夫が政治家であった。岸の会社まで謝罪に来た池野内議員が、謝罪後岸を個別に訪ねてくる。池野内議員が突然訪ねてきて、この鳥に見覚えはありませんか?と岸が気になっていた鳥の写真を見せられたところから物語は進展していく。 この鳥そんな重要なの?と最初は思ったけれど、むしろ物語の核だったのには驚き 人気アイドルの小沢ヒジリも同じ鳥を見ており、この鳥の指揮官?の元3人は夢の中で敵と戦うチームだった。夢の中での勝敗が現実の世界とリンクしているという想像以上の設定だった。 池野内議員のような政治家が本当に日本にもいてくれたらと思う。 岸が夢を覚えていなかった点がちょっと残念 挿絵があったから助かった!
0投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログコロナ前に執筆された、新型感染症との闘いの物語。小説の中で、非現実の世界を堪能できるのが伊坂さんの面白さですが、今回は、現実側でだいぶ味わった話なので、ハマりにくかった感があります。
12投稿日: 2024.11.08
powered by ブクログクジラアタマって何?と思っていたら、クジラアタマの王様で一括りだった。終盤に書いてあった。 そのハシビロコウが夢の中の広場にいて、そこで戦いが繰り広げられる。夢の中の出来事の勝敗が現実とリンクしていて、その発想が面白い。ファンタジー仕立てでありながら、ミステリーの要素が入っていて、贅沢さを感じてしまう。 文章は伊坂幸太郎さんらしく、軽快でユーモラスに溢れた表現は健在で、それもまた魅力的に感じる。 お菓子メーカーのお客様サポートをしている岸が主役。都議会議員の池野内征爾、女子高生に人気のダンスグループメンバーの小沢ヒジリ、彼らと夢の共有が始まる。共通しているのはホテル火災の現場に居合わせたこと。そして、この作品の面白いのは、夢の中の出来事が絵で描かれている点だ。新しい試みで、面白い。
23投稿日: 2024.11.06
powered by ブクログ伏線回収は相変わらず素晴らしい。 嫌な登場人物が出てきて、主人公が逆境に立たされるけど、最後には逆転してスッキリさせてくれるのがいいところ。 あと現実世界に少しのファンタジーを加えることでなんとも言えない世界観を作ってくれる。 伊坂幸太郎作品全般の感想みたいだけど、よかったです。
1投稿日: 2024.11.06
powered by ブクログ夢と現実がごっちゃになった戦う男たちの話。 パスカって何?黒ずくめの男ってコナン? ゲームのような夢の世界での勝敗が現実でも影響する不思議な世界。結局は困難は自力で乗り越えるってこと!終盤、鳥インフルエンザ感染で世界が大混乱。コロナ禍でこんな状況になったなぁ〜熱でたら白い目で見られたり まぁ〜でもこの手の伊坂ワールド苦手やわ
24投稿日: 2024.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2024/11/5読了。 夢の中でゲームの主人公のような戦いをしていながらも、実は互いに「あっちの世界の勝敗がこっちの世界に影響する」と思っていたクダリが好きだった。 結局、直面した問題を乗り越えるのは自分自身であるということ。他に依存しがちな自分には刺さった。 すっかり定着した「敢えて全てを説明しきらない」スタイルで今回も夢の中の世界がなんだったのかわからないままだったが、正直ちょっとモヤモヤは残った。 終盤は伏線が回収され楽しい時間ではあったが、なんだか「まああとはなんか上手いこといきました」でズバッと終わってしまったような印象だった。着地をもうちょっと緩く味わいたかったな。
1投稿日: 2024.11.05
powered by ブクログ不思議な世界に連れて行ってくれる素敵な作品。 コロナ前に書いたとは思えない! 伊坂さんこそ未来を予知できるんじゃないかな?笑
4投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログ伊坂幸太郎作品はやっぱりおもしろい! 伊坂先生は不思議でありえない世界をリアルにあるんじゃないかと思わせる天才なんじゃないかと思う ちょっと異世界感があったのが意外ではあったけど、こういうのもありだなと思った! ちがうんだけど、なぜか「陽気なギャングが地球を回す」を思い出してしまった!久々に読みたくなった
7投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログ伊坂幸太郎の文章は無駄がなくて好きだった。ストーリーも訳が分からない気もするけどさっぱりしてて面白かった!
1投稿日: 2024.11.01
powered by ブクログあいかわらず文章うまいし伏線全部回収してるし言うことのないエンタメ。 けれども他の伊坂さんの作品と比べるとキャラが弱めかな…… アクションかエンタメかどちらかに振り切ればいつものように面白かったのに、ちょっと中途半端だったかもしれない。 それと小説家といわれてる人も、最近はラノベ書きたくなってるんじゃないのかなあと少し気になっている。
1投稿日: 2024.10.31
powered by ブクログ**クジラアタマの王様** *伊坂 幸太郎 (著)* **あらすじ** 「夢を、見ないか」。製菓会社に勤める広報部員の岸は、ある日一本のクレーム電話への対応に追われることに。その後、不思議な男の訪問によって、岸の日常は現実を超える奇妙な展開に巻き込まれていきます。夢のような感覚に導かれる岸が目にするのは、巨大な生物、矢を投げる人々、そして不動の鳥――それらが彼に迫りくる危機の象徴であり、打破すべき現実の課題でもあります。謎が謎を呼ぶスリリングな物語展開で、現実と夢の境界が揺らぐ中、果たして岸は何を見つけ出すのでしょうか? **感想** 伊坂幸太郎さんの作品はこれまで殺し屋が登場するシリーズを好んで読んできましたが、本作は少し趣が異なるものの、戦いの要素が垣間見える点で通じるものがありました。現実世界と夢の世界が複雑に絡み合う展開に、パンデミックのテーマも交えて描かれた物語で、コロナウイルスの流行以前に執筆されたことを知り、伊坂さんの先見性に驚かされます。こうした背景を知ることで、作品が描く「現実に打ち勝つ」というメッセージがより深く胸に響き、予測不能なストーリー展開も一層スリリングに感じました。現実と夢が交錯し、読者も岸とともに謎の深みへと引き込まれる、まさに伊坂ワールドの神髄を味わえる一冊でした。
25投稿日: 2024.10.31
powered by ブクログオーディブルで聴きました。 伊坂幸太郎氏の本なので、ハズレはないだろうと思ったら、ハズレでした。 夢のなかの世界が現実とシンクロしていたら…、というアイデアをコロナ禍のパニックと無理矢理結びつけてみたら、取りあえず物語になったけど、面白いかどうかは読者にオマカセ〜。と、思ったら、コロナ前の作品ということで、ちょっとびっくり。そこは伊坂先生流石!! ゲーム好きには刺さるだろうと思ったのだろうか。。つまらなかったです。。 クジラ頭の王様とはラテン語で、ハシビロコウの学名だそうです。へー。
2投稿日: 2024.10.30
powered by ブクログ夢と現実を行ったり来たりで、よくわからない不思議な気分になるが、イラストの作風も良い雰囲気で合ってる。 深刻な状況でも伊坂幸太郎ならではのユーモアで軽快に進む。 コロナが起こる前の作品なのが、驚き。 伊坂作品はすべて読みたいと思う、好きな作家。
2投稿日: 2024.10.23
powered by ブクログ初期の頃の伊坂さん作品はほぼ読んでいた。出産を機に読書から少し遠ざかっていたが、今年の5月か6月、娘と一緒に見た短編アニメ映画のようなものにハシビロコウが出て来て以来、ハシビロコウのことがずっと気になっていた。夏休みの絵画で娘の絵の中にハシビロコウがいた。そして先月、ハシビロコウを見に動物園に行ってきた。 この本のあらすじも内容も何も知らずに図書館で予約した。ハシビロコウが出て来た、しかも象徴的な扱いで。なぜハシビロコウなのかは謎のまま。ハシビロコウがますます気になっている。
2投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログお菓子メーカーで働く岸さんが様々なトラブルに巻き込まれながらもなんとか乗り越えていく。それはどうやら夢の中での怪物との戦いの勝敗によってトラブルの結果が変わるらしい。というゲーム小説。 2つの世界がありつつもどこかで繋がっており、最後には動きがリンクするところはよかった。
1投稿日: 2024.10.07
powered by ブクログ伊坂幸太郎は好きだけどこれはあまり好きじゃなかった〜!(ごめんなさい) 夢のシーンがなかなか入ってこなかった、のと現実が上手くいきすぎて感情移入できなかった、、 でも面白い作品であるのは間違いなし!!
1投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログ久しぶりの伊坂作品。途中の挿絵?マンガ?がかわいらしい。苦情やネット炎上、感染症など重いテーマを扱うが、そこまで悲観的にならず読後感は前向きに感じられる。現実では覚えていない誰かのためにも、日々前向きなパスを出せる自分でありたい。
1投稿日: 2024.09.16
powered by ブクログ面白く…無かった… 夢の話がちんぷんかんぷんだった… 挿絵には意味があるのに違いない。 それは分かっているのだが、本質的なところが分からなかったなー。
1投稿日: 2024.09.14
powered by ブクログ伊坂幸太郎!好きなのに! 久しぶりに読んだこれが!全然面白くなかった!!泣 もうすぐ面白くなるぞ!なるぞ!って思ったけど、 夢と現実がごっちゃになるRPGでしたっ
2投稿日: 2024.09.13
powered by ブクログ真面目な読者でないので、作品の発表順には読んでおらず、デビュー作もまだである。とはいえ、経験的に面白いことは確信してはいたので適当なタイミングでこの作品にはであっている。十分に長い経歴でありながら、新しいことに挑戦的なところはさすがだなと感じている。
1投稿日: 2024.09.10
powered by ブクログゲーム小説というジャンルらしいもので、現実世界と夢での世界がリンクしているというお話である。夢での戦いに勝つと現実での困難にも乗り越えることができるというような設定であった。漫画とかアニメにありそうな設定を小説として書くとこうなるんだと思った。でもやっぱり小説家だなと感じた部分ある。現実世界の困難であったり、主人公だけが夢での出来事を覚えていないとというのはアニメや漫画ではないので面白いポイントだった。最後のシーンで現実世界の困難を夢世界に頼らず、やるのは現実世界の自分だ!といった強い意志を見出していではとても良かった。また、胡蝶の夢と言っているシーンも印象的だ。
2投稿日: 2024.09.10
powered by ブクログ「胡蝶の夢」という単語が出てくるが、確かに私も夢で見たような事が現実で起こって、夢と現実の違いが一瞬分からなくなる事もある。 そんな誰しもあるような経験を、アクションやミステリー的な要素で疾走感と深さが出されていて、面白かった。
0投稿日: 2024.09.08
powered by ブクログ夢の中での戦いと現実の問題がリンクするファンタジーみたいな話なんだけど、どっちが夢なのかって面白さもあって。珍しく絵だけの漫画?のようなページもあって。 言葉選びがいちいち面白いし、読んでて楽しい文章。 国会議員とアイドルとサラリーマンと、出会わないだろう3人のやりとりも面白い。 キーポイントのハシビロコウ見に行きたくなった。
0投稿日: 2024.09.08
powered by ブクログやっぱり伊坂幸太郎作品だなぁ 難しいこと抜きに面白い! 登場人物のセリフ一つ一つが、どこかの伏線になってるんじゃないか??とか、掛け合いが楽しかったり 内容的にパンデミックの状況が描かれてたりするので、難しく考え出したら色々と思うことも出てくるのかもだけど、そんなこと気にせず楽しく読んじゃって良いんじゃないかな
3投稿日: 2024.09.06
powered by ブクログ伊坂幸太郎の文体はやはり読みやすく一気読み。 登場人物が話す何気ない部分での少し気の利いたセリフが意外と自分の中に残っていたりすることがあるのも魅力。 これは伏線かなぁ、と気にかけながら読むのも面白いし、実際に意外なつながりがあとで出てきたりして気持ちいい。
0投稿日: 2024.09.01
powered by ブクログ面白かった!チョイチョイ入る漫画がいい感じ。 伏線回収も気持ちいい。 ただ現実とあっちの世界を行ったり来たりするのと、時系列ではないので混乱することもしばしば。 小説タイトルが「クジラアタマの王様」ってどういうこと?ってずっと謎だったので、ラストにわかって嬉しい。 最近ハシビロコウを見てきたけど、翼を広げて飛んでくるなんてとんでもない。頭を動かしただけでほぼ動がなかったよ。トホホ。
7投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログ冒険小説。ありきたりのようだけど、そこは伊坂さん。クスッと笑える表現がたくさんで、やはり楽しめました。
0投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現実と夢が交差する状況を理解した上で、今この現実が大事だと考え行動する岸くんの場面、めちゃくちゃかっこよかったな。読者から見ても、夢に入れと応援したくなる状況で、自分自身で戦うことを選んだ岸くん。しっかり主人公だった。
0投稿日: 2024.08.28
powered by ブクログ伊坂幸太郎はやっぱり面白いし読みやすいなぁ、と実感。(ただ、以前読んだオー!ファーザーはイマイチだったかも) 挿絵ではなく、漫画的なもの(セリフはないので、漫画ではなくて漫画的かな)も良い感じ、チラチラ見ながら小説に戻るのも面白かった。あの絵のタッチも力が抜けた感じでよかったなぁ。 これをコロナ前に書いているとは、なかなかスゴいよね。感心。 でも、もっと、わースゴい伏線回収!みたいなものを想像していたので、期待が大きかった分、星一つ減らしました。 あと、ちょっと「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」的なものを感じながら読んでいました。かなりライトだけど。
1投稿日: 2024.08.21
powered by ブクログ「ゲーム小説」というジャンルがあるんだ! あの鳥はクジラアタマの王様という名前なんだ! 伊坂天才はコロナ禍前にこの小説を書いたんだ⁉︎
0投稿日: 2024.08.09
powered by ブクログ感染症を取り上げていたので、てっきりコロナ中あるいは後に書かれたのかなと勘違いしたので、読んでる時は、感染症をめぐる人々の反応がちょっとありきたり(感染者に批判が集中したり、個人が特定されたり)だなぁ…と思ってしまいました。実際はコロナ前に発表されていたことを知り、そんな陳腐な感想を抱いてしまった自分に反省。また、昔から感染症の流行による人々の反応はあんまり変わってないんだなぁと改めて知ることに。当たり前ちゃ当たり前のことなんでしょうが… 現実世界と夢世界を交差させ、ラストにシンクロさせる構成は、正直、色んなところで読んだ経験があって本作で特に新鮮味がなかったので残念。まぁ相変わらず気軽にスイスイ読めちゃうので、そこを求めていない自分にとってはいつもながらの伊坂幸太郎で楽しめました。
0投稿日: 2024.08.05
powered by ブクログ小説内に時折絵が描かれていて、伊坂幸太郎作品ではとても新鮮だった。 最初は意味わからなかったけど、後半になって何度か戻って絵を見返した。 会社のやり取りとかリアルに感じられる世界が前提にあって、非現実的な夢の世界の話を一緒に疑うように話を聞けたという印象。
0投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログ伊坂幸太郎の中ではヤバくないほうに分類されるかも(自分基準で)。 あとがきに楽天ゴールデンイーグルスファンとあってふふってなった。
0投稿日: 2024.07.21
powered by ブクログ作中では新型鳥インフルエンザの大流行による混乱が起こるが、コロナ流行前に書かれたとは思えないほどリアリティがある。どうしても今の世だとこの件にまずは言及したくなってしまうのだが、主人公たちにとっては人生の中で降りかかる数ある災難の一つに過ぎない。そう考えると、我々も自分の力で乗り越えなくてはならないなと思った。
0投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
コロナを予期してたかのような内容になってるけど、新型インフルエンザをうけて作ったらしい。人の行動は同じなんだな、と変なところで感心した。面白かったは面白かった。
1投稿日: 2024.06.28
powered by ブクログコンスタントに作品を発表し、多くが話題作や映像作品にもなっている、伊坂幸太郎。 初期の作品に接して以来、長い年月に渡ってこの作家さんの小説を読んで楽しんでいます。 未読の作品を探していたところ、この長編小説が文庫化されていたので、読むことにしました。 主人公の岸は、製菓会社の広報部で働くサラリーマン。 自社の製品をめぐるトラブルで、マスコミ対応やコールセンターを担当する彼の部署、さらには彼自身も、ネット空間やマスコミによる批判の矢面に立ってしまいます。 そんなゴタゴタの中、偶然知り合った都議会議員から、「個人的に話がしたい」と言われます。 怪しいと思いながらも、気になることがあって会うことにした岸は、議員から意外な質問をされます。 「あの、夢を見ませんか?」 ますます怪しいと思った岸ですが、議員と彼には思いがけない共通点があることがわかり、関係を続けることになります。 議員はなぜ、岸に近寄ってきたのか? 本当に二人につながりはあるのか?あるとして、それはどんなつながりなのか? 予測を覆す、かつスピード感のある展開に、ページをめくる指がどんどん加速していきました。 作中人物たちが見る、夢の中での体験と、実際に遭遇する現実の出来事。 作中人物たちが過ごす日常として描かれる世界と、今の自分が生きているこの世界。 共通する点、違う点が微妙にまぜられている、SF小説のようでもそうでもないような“伊坂幸太郎ワールド”に、今回も引き込まれました。 そして今作でも、以下のようなことを考えさせてもらいました。 ・なぜ人は夢を見るのか、夢の中で経験していることは現実とは言えないのか ・記憶の中にあることは全て現実なのか、夢の中での経験は混ざっていないか ・人は感情で動く、特にインターネットの空間では、その増幅が激しい ・偉そうにしている人はなぜ、他人に嫌われても生きていけるのか ・政治家になる人って、どういう人たちなのだろう 一連の作品を通じて共通するテーマ、メッセージを発信しながら、マンネリ感は与えない。 表現手段としての、小説の可能性を追求する。 伊坂幸太郎の取り組みを見守っていきたい(作品を読むことで自分も体験したい)ので、今後も文庫化された作品を探して、読んでいきたいと思います。 .
2投稿日: 2024.06.22
powered by ブクログ挿絵がとってもかわいいけど、読み終わった時に心が動くような感じではありませんでした。主人公の行動や考えは好きでした!
1投稿日: 2024.06.17
powered by ブクログ一度読んだだけでは少し難しかったかもしれない。 よく考えてみると伏線になっていたものが散りばめられていて、拾えてなかったなぁと反省(笑) もう一度読みたい!
1投稿日: 2024.06.08
powered by ブクログ見せ方は新しくて楽しめたが、内容は個人的に普通。星3.5って感じでした。先生の他の作品の方が好きです。
0投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログ失恋4作目。 岸さん恋人に旦那にしたくなった。登場人物の飄々とした感じがさすが伊坂幸太郎氏!どちらが現実でどちらが夢なのか。いやいや、本当に夢は現実とリンクしてるのか。栩木さんも素敵だったな。栩木さんみたく、疲れていてもしっかりと仕事に向き合っていきたいな。
6投稿日: 2024.05.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夢の中での出来事が現実世界に影響を与えたり、現実世界での出来事が夢の世界での出来事に相互に影響を与え合ったりする展開が好きです
0投稿日: 2024.05.21
powered by ブクログ伊坂幸太郎×ファンタジー。 主人公の岸は、製薬会社の広報部署で働く会社員。 製品への異物混入の対応のためカスタマーセンターへ期間限定で異動したところ、トラブルがどんどん大きくなっていく。 そのトラブルは結局クレーム元の自作自演だったわけですが、そこから2人の男と出会い、15年ほどの歳月の間に思いもよらぬトラブルに巻き込まれていきます。 昼間の現実と夜のファンタジー感の行き来が面白かったです。 ふわふわほのぼのした話かと思いきや、時折現実の方が残酷になるのでドキッとしてしまいました。 動物に襲われてひどい怪我を負ったり、岸も肩を撃たれたり…。 はじめは夢の中のできごとに対して懐疑的な3人でしたが、次第に夢の中でも同じようにこちらを夢だと思っているかも、いやむしろ本当は夢の方が現実で、現実こそが夢なのかも…と考えを巡らせます。 どちらが現実なのか考えすぎると今の自分にとっての現実がおろそかになってしまうので、 夢に囚われすぎず、起きたらぼーっと感覚があるくらいがちょうど良いのかもしれません。
26投稿日: 2024.05.21
powered by ブクログあんまり面白くなかった 長く感じた そんなに伏線回収された気持ちにならなかったのは 予想できたからかも 初めてイラスト付きだけど、それもあんまり 伊坂幸太郎ぽくなくて、絵があると シリアスに感じられない、コミックぽく思っちゃう
0投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログ個人的にはいまいち…。伊坂幸太郎作品は他にもっと面白いものがあるのでどうしても比べてしまう。 ファンタジックな要素が強すぎるのが原因な気がする。
1投稿日: 2024.05.04
powered by ブクログ普通。詰まらなくはないけど、なんか消化不良。期待が大きかっただけに、ちょっと残念。伊坂幸太郎は面白いのと普通の差が激しいな。
1投稿日: 2024.04.20
powered by ブクログ読みやすくて面白い。 題名の意味が最後にわかって納得した。 サラリーマンが現実と夢の世界を行き来して最後に未来を変える。今までに読んだことがないタイプで面白かった。
1投稿日: 2024.04.10
powered by ブクログ夢であった話が繋がってくるのが面白かった。ハラハラドキドキしながらもスッと入ってくる物語で、ページを捲る指が止まらなかった。
2投稿日: 2024.04.08
