よくある乙女ゲーム悪役令嬢破滅回避物。ただ、日本人から乙女ゲームの悪役令嬢に転生して死亡、今度はその続編の悪役令嬢に転生…というちょっと変わった設定になっている。 主人公以外の日本人の転生者がいて主人公の協力者になったり、前世の侍女と再開したりと、展開もなかなか個性的。 一方で、演出・表現・台詞回し等は悪くもないが良くもないといったところで、イマイチぱっとしない。特に台詞回しは他作品に見られるような上品な言い回しが殆どなく、読んでいてちょっと気になる。 ただ画力は水準以上であり、総合的に見ると良作ではないが佳作といったところ。光る部分も多く、決して悪い作品ではないので、気になる人はどうぞ。