
追放された悪役令嬢は断罪を満喫する(コミック) : 1
茶園あま、ミズメ/双葉社
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総合評価
(1件)3.0
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一歩及ばず
乙女ゲーム世界の悪役令嬢物。ストーリーは破滅回避タイプではなく、断罪イベント後にあれこれ続いていくタイプ。 ストーリー自体は可もなく不可もなく。斬新な点や個性的な点等がない反面、逆に無理のある設定や違和感のある展開等もなし。良くも悪くも無難。 読んでいて気になったのは画力。キャラクターの描き分けに乏しく、大半のキャラクターが同じ顔、そしてだいたい垂れ目かジト目。アングルが正面か斜めからで、顔が左に傾いている。本作のキャラクターはほぼ全てこの描き方であり、引き出しが足りないというか、表現力が足りないというか。 キャラクターの描き方以外にも、全体的に演出・表現に拙さ・物足りなさが見受けられる。キャラクターデザインは良いだけに勿体ないなぁ。 ただ、天然たらしのすっとぼけ女な主人公はかなり好き。他の女性向け(悪役令嬢)コミックではあまり見られないキャラであり、十分に個性的な要素になっている。時折描かれるゆるくデフォルメされたキャラクターも可愛らしくて好き。これらの点は素直に評価点かな。
0投稿日: 2022.06.21
