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信仰
信仰
村田沙耶香/文藝春秋
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総合評価

137件)
3.7
26
47
41
7
1
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    空の端っこが少しだけ明るくなりかけていて 平均化と個性 言語は、閉ざさないことと往復運動が大切だと思う

    0
    投稿日: 2025.06.22
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    村田沙耶香で今の所一番好きかも。 信仰、生存、カルチャーショック、夏子の話 が好き。 「ほとんどの人が多かれ少なかれ何かに騙されながら生きてる」ミキほど原価とか価値について考えてない人間は騙されてる側の人間やな、わたしも。

    8
    投稿日: 2025.06.21
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    ページ数は少ないのに、一つ一つのカロリーが高くて読むのに時間がかかった。 エッセイも収録されていて、筆者の生み出す世界がどのような思考から発生したのか垣間見えた気がする。 ただ、エッセイになった途端、文章が読みづらく感じてしまったのは何でだろう。 クローンの話に関しては、自分が何人も目の前にいたら気持ち悪いだろうけど便利そうでいいな。

    0
    投稿日: 2025.06.20
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    ふと浮かんだのは、ショートショート。 現実離れしているようで、リアリティのない話でもない。 表題作の信仰、信じさせてという感情は大きく共感できる。信じることはとても幸せなことだと思う。 最近宗教や信仰に興味を持っているけれど、頭がごちゃごちゃしてきた。 そこには人がいるということと、宗教や生まれた文化圏の違い以上に人と人として関わることを大事にしたいということ。もう少し、学びが必要そう。

    0
    投稿日: 2025.06.18
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    短編なので軽く、さくさく読みたかったのですが、どれもけっこう考えさせられるし、まあまあ重いです。 でも発想がすごいなぁ、村田沙耶香さん絵を描いたらどんな感じかな、すごい絵を描くのかなぁなんて思いながら読みました。 ☆は3.8くらいです。

    35
    投稿日: 2025.06.18
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    日常や常識といったものがユーモラスな狂気と新たな価値観で改変されていく。それらに笑ったりゾクゾクしたり共感したりしてふと我に返ると、この社会は、共同幻想で成り立っているのだと気付かされる。現実が孕む可能性を試す冷徹な思考実験のようであり、極度に内省的な者の魂の叫びのようでもある。と同時に文章は平易で的確で、美しい小説でもある。

    4
    投稿日: 2025.06.17
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    特に書かなかった小説が良かった。意識の未来。やがてくる精神の二重存在みたいなことはずっとテーマだったので、これをストーリーに落としてもらって良かった。

    0
    投稿日: 2025.06.15
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    絶望感がすごい。いつも驚かされるけど今回は短編集だけど特に強烈に感じました。もう救いようのない未来?絶望感、SF的とは言え未来を見透かしたような話が多かったかなと。またホラーのような展開にも受け取れて怖かった。

    2
    投稿日: 2025.06.12
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    気持ち悪い話が多かった(貶してはいない) 実体の無い何かを信仰できる能力は人類にとって最も必要不可欠で最も愚かな能力だと思う。

    2
    投稿日: 2025.06.10
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    うすら恐ろしいけどへんにリアルな話ばかり。 彼女はひたすらに同じようなことを書いているんだなと思った。書きたいものというか。

    0
    投稿日: 2025.06.08
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    短編集でエッセイ有り。 信仰より気持ちよさという罪が刺さった。 私も子供時代に周りをトレースして無害な人になろうと努力した。結果今の多様性を受け入れるみたいな言葉尻に疑問符がずっとついてたけど腑に落ちた。 今ありのままの自分を受け入れてくれる周りに感謝しかない。

    13
    投稿日: 2025.06.08
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    「コンビニ人間」で芥川賞を受賞した村田沙耶香さんの世界観が滲み出る短編集。その中でも「書かなかった小説」のクローン人間の話が面白くて好きだった。人間の業みたいなものに正面から立ち向かっている感じがいいなと思った。

    11
    投稿日: 2025.06.08
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    エッセイ含む11編が収録された短編集でした 信仰 生存 土脉潤起 彼らの惑星へ帰っていくこと カルチャーショック 気持ちよさという罪 書かなかった小説 最後の展覧会 無害ないきもの 残雪 いかり 私は『信仰』と『生存』と『書かなかった小説』が好きでした! 信仰はカルト商売に誘われる主人公の話でしたが、ブランドのバッグやエステさらには主人公が固執する現実主義などにもカルト性があるのではないかという視点は新鮮なものでした。色々な視点で新たな気づきを与えてくれるのが村田さんの小説の素敵なところだと思っています☺︎ 生存と書かなかった小説は設定が好きでした! 気持ちよさという罪は村田さんの考えや気持ちに触れることができた気がして読んでよかったと思えました!

    0
    投稿日: 2025.06.06
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    表題の小説が1番好き。最後のシーンはかなりシュールな笑いでありながら宗教そのものを体現してる気がする。

    0
    投稿日: 2025.06.04
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    だいすきな村田沙耶香さんの短編集。 特にお気に入りの『最後の展覧会』についての感想を書く。 まず設定がとても魅力的。 舞台は、とうの昔にヒトが滅びた「チキュー」。そこに降り立ったのは、旅の途中のカルカッタ星人K。 彼はトコロンロン星人から「ヒュポーポロラヒュン」なるものを託され、隕石が落ちる前に安全な場所に移してほしいと頼まれていた。 チキューに残る唯一の生命体・ロボットのマツカタは、「ヒュポーポロラヒュンはチキューにあるゲージュによく似た概念である」と語り、Kに多くのゲージュを見せていくが…というお話。 一見突飛で、村田沙耶香さんらしい独特の世界観。でも読み進めるうちに、「芸術」という普遍的なテーマが鮮やかに浮かび上がってくる。 芸術は時に人を翻弄し、破滅に向かわせることもあれば、逆に救いをもたらすこともある。楽しみ方も多種多様で、自由。 だからこそ芸術は言葉や文化を超える力があるとよく言われるが、まさか「星」や「種」までも超えてゆくとは。 Kとマツカタの間に芽生えた友情も美しく、命あるものの営みこそがゲージュ(芸術)そのものなのだと、読み終えて心が熱くなった。 まとまりも読後感も良く、本当に大好きな作品。

    4
    投稿日: 2025.06.04
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    * 信仰 * 生存 * 土脉潤起 * 彼らの惑星へ帰っていくこと * カルチャーショック * 気持ちよさという罪 * 君かなかった小説 * 最後の展覧会 * 無害ないきもの * 残雪 * いかり.. * 書かなかった日記ー文庫版によせて

    0
    投稿日: 2025.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    好きだったのは、「彼らの惑星へ帰っていくこと」。 自分もそんなとこある。 この現実よりも毎日帰るべきところ。そんな場所があるから、生きていける。  星新一さんのショートショートを想わせる、「最後の展覧会」。 愛には無限の可能性がある、「残雪」も好き。

    10
    投稿日: 2025.06.03
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    コンビニ人間を読んでもう一冊読んでみようと手に取った。ちょっと難しい。いろんな場所で著者が書いた短編が集められており、世界観もばらばらとしている。コンビニ人間では日常的から社会批評に繋げていたところが良かったと思っていたが、本書では現実離れした世界観が多く、直接的すぎたり僕が理解ができなかったりと取っ付けなかった。ただ、その取っ付けなさも最後の「いかり」という短編で理解ができた。著者は精神が不安定らしく、ねんりょに襲われる持病を持っている。確かに、社会批評というスタンスは短編を超えて感じられたが、本書は波がある中で紡ぐ言葉集のような気がしてならなかった。

    7
    投稿日: 2025.06.02
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    短篇集。現代社会が舞台のものもあればSFっぽいものもあり、どれもちょっと変わった設定だなという印象だが、それぞれに独特の世界観や理屈がありグイグイ引き込まれた。小説の世界に浸りきった状態になったのにそこに置き去りにされるような、なんとも不思議な読後感であった。特に好きだったのは『信仰』『彼らの惑星へ帰っていくこと』『残雪』、難しかったのは『いかり』。 『いかり』はおそらく随筆なのだが、出来事の前後関係や現実での経過時間、著者の精神世界での時間や話の脈絡みたいなものがおそらく順序通りでなく読んでいて混乱した。 著者自身についてよく知らないのでこの人が鬱症状や希死念慮とうまく付き合いながら、しかしそれは結構苦しいだろうに、パワーのある作品を次々と生み出し続けていることを知って驚いた。尊敬の念に堪えない。

    8
    投稿日: 2025.06.02
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    小説と随筆の全12篇からなる短編集。 小説では、何かを信じることで生じる狂気や救済について多角的に描かれていた。信じることの際限なさがある意味怖くなるほどだった。 随筆は、前後の小説執筆時の背景やルーツに因んだものがテーマとなっており、小説との距離が近く、後書きのような印象だった。

    0
    投稿日: 2025.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    村田沙耶香さんの世界観好き 自分が宇宙人だから周りに馴染めないんじゃないかって話があったけど、なるほどなって思った。 私もいまいち周りとうまくいかないなって思う時ぐあってそれは私が宇宙人のハーフだからかなって思った

    0
    投稿日: 2025.06.02
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    鼻の穴のホワイトニングとか「ロンババロンティック」とか「ヒュポーポロラヒュン」とか…言いにくいのになんかいい感じの言葉。わけわからん概念が出てきても、それが受容されている世界線。村田沙耶香さんだな… 「生存」や「書かなかった小説」は若干ありうる世界線で怖かった。格差社会、クローン、、いろいろ考えた。 「カルチャーショック」はそこまで「均一」な世界なんだなって思えて笑ってしまった。人の基準なんて、文化、社会が決めてしまうんかな。

    1
    投稿日: 2025.06.01
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    ただの野菜を宇宙パワーが宿った野菜と信じて食べる人もいれば、クリスプサラダワークスの1500円のサラダをお洒落さながら食べる人もいれば、そんなもん自分で作れば500円だろと言う人もいる。 私は3つ目側の人間で自分を合理的で賢いと思っている節があるが、1個目の人とも2個目の人とも根本は変わらないのかもなと思った。

    0
    投稿日: 2025.06.01
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    小説の世界を漂っていたかったが、不意に現実に引き戻された為、混乱した。 小説を読む時は物語世界にどっぷりと浸かりたい。あっちの水は甘〜いぞと使っていたら、現実が入り込んできてあっぷあっぷした。 世界的なタイアップがあり、それに寄せてっていうのはあるのかもしれないが、小説と随筆は一緒くたにしないで欲しい。どちらにも集中できなくなる。

    10
    投稿日: 2025.06.01
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    今にもこんな世界になりそうだと思えるくらい現実的なSFだった。 便利になること、人間が感じる死や性への恐怖を克服した後の世界は気持ち悪いように感じた。 恐怖に怯えて屈折した悲しいことが起きてしまうのに、恐怖を克服した先には歪で気持ち悪く憧れることの一切ない世界になっていく。 一つ一つ設定が面白すぎて、漫画で長期連載しても続きそうなくらい 設定が秀逸。 最後になるに連れて村田沙耶香自身の魂からの叫び声が聞こえてきた。 (多分、エッセイも織り交ぜられているという特殊な構成だからだと思う) 今まで読んだ 村田沙耶香の作品の中でも、SF感が強くて、まるでドラえもんのグロテスクバージョンだった 信じられるものがある人は幸せな人だと今まで思っていたけど 信じることは自分を失くすことでもある。 自分を信じられていれば他のものを信じないから。 それと同時に自分を持つことは、分からないことや不安なことがつきまとう。 だから人は何かを信じて自分を委ねたくなるのかもしれない。 あらゆるものにまとわりつく 原価に添えられた 付加価値という名前の嘘をまるっとひっくるめて楽しめる人は、自分を失くしている人なのかな、、?

    0
    投稿日: 2025.06.01
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    エッセイも含まれてた。個人的には、「生存」が好きだった。最後の方は村田さんのエッセイなんだけど、本人の心の葛藤と日常の鬱憤が作品に表れてる訳がわかった気がする。やっぱり村田さんだからこそ書ける作品、価値観が好き。

    0
    投稿日: 2025.05.30
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    短編がたくさん入っている本。 サクッと読める。 中でもやはり信仰がよい。だます、だまさない。 信じているもの…疑っているもの。 人それぞれの基準があって、 何が信仰と呼ばれるものなのか。 一人ひとりの尺度や考え方が必要なんだなと思う。 私もそうだけど、平均的、一般的な意見は言えるけど それって自分の意見や考え方なのかなって自信がない 色々な角度から捉えたり見たものを、自分の考えとして話せるような人になりたいな。

    0
    投稿日: 2025.05.25
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    村田沙耶香さんの作品は2冊目。 短編集で毎回冒頭で世界観の理解に追いつくのに少々時間がかかった。 昔好きだった星新一さんの本を思い出すような話の雰囲気が多い。

    2
    投稿日: 2025.05.24
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    本書は、タイトルにもなっている「信仰」を含む11篇の短編から構成された作品集である。読み進めるごとに、村田沙耶香が構築する特異な世界観に徐々に引き込まれる一方で、その独自性ゆえに読者の理解や共感を試すような側面も感じられる。作品全体として、明確に読む人を選ぶ傾向があり、その意味では極めて個性的で挑戦的な短編集と言えるだろう。

    0
    投稿日: 2025.05.24
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    短編とは知らなかったのですが、どの話も村田沙耶香の世界観が出ていて恐ろしくもあり、所々で共感している。 人間という生き物の愚かさや汚さを見せているのに、このひとは人思いで愛し方を知っているのだろうと思わせる。 私は『多様性』という言葉で自分を騙し、私と同じように、『奇妙さ』を殺しながら生きている人を、深く傷つけてしまったのだった。

    0
    投稿日: 2025.05.22
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     いるいる。場の空気を読まずにモノを言っちゃう人。これいいよね〜、そうだよね〜、って盛り上がってるところに、「え、高くない?やめようよ」って水差す人。  高額なのはわかってる。ブランド品の類だって、品質に見合わない代金を払っていることも自覚してる。でも、世の中、お金だけがすべてじゃない。買ったモノから得られる体験がある。それはお金には換えられないとても大切なモノ。  そして、お金でしかモノの価値を測れない人がいるのもわかる。  それは別に正誤の問題じゃなくて、何を信じるかという正義の問題。同じモノを高いと思う人もいれば安いと思う人いる。どちらが正しいのかという次元の話ではない。  さらに、同じ価値基準を持つ人が集まれば、異なる価値基準を持つ人は自己のアイデンティティが揺らぐ。最初は正しいと思っていることでも否定されるにつれて「自分はおかしいのではないか」と思い始める。そしてついには自分もそちら側に行きたいと願うようになる。  本当はいるべきコミュニティを間違えていたというだけなのに。  主人公はまさにその当事者だった。現実主義である主人公は高額な商品にそれ相応の価値を見出せない。彼女の友達はみんな「良いもの」と判断しているモノであったとしてもだ。  モノの価値なんてものはひどく曖昧で千差万別だ。主人公はこの縁をとっとと断つべきだった。しかし人間関係というのも厄介で中々そうはいかないのが常だ。  これまで現実主義の御旗を掲げてきた主人公であったが、周囲に冷たい反応をされることで徐々に同調するようになる。  けれども、彼女の信念が消失することはなく、ある日、新興カルトを立ち上げると誘われた友達に自分も洗脳して欲しいと懇願する。  自分のアイデンティティが失われつつある、すなわち自分の生き方が間違っているのではないかと揺らぐ中で、自分も現実主義から抜け出た人間になりたいと願うのだ。  自分の心が弱ったとき何かに縋ろうと新興宗教にハマっていく姿が妙にリアルに描かれていて、ゾッとする。  果たして主人公は解脱することができるのか。そしてその先に待つのは幸か不幸か。

    0
    投稿日: 2025.05.21
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    読んでるうちに単行本で読んだことを思い出しましたが、文庫で再読してもやはり面白かったです。信じること、の恐ろしさやおかしみが唯一無二の村田ワールドで展開されていて、突拍子もない世界観なんだけど、どこか今の現実と地続きというか…。村田さん、海外でも人気とのことですごい作家さんですよね。これからも楽しみです。

    2
    投稿日: 2025.05.18
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    信仰 #読了 村田先生は変態だ。(いい意味で) なぜなら表題作である『信仰』を読み進め、変態的な展開を予想すると変態的な結末になったからだ。 男の気持ちも掌握し、それを見事に言語化できてて驚きよりも感心が勝ってしまった。 短編集なのだが、『信仰』の続編が読みたい。

    0
    投稿日: 2025.05.17
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    待ちに待った『信仰』の文庫化! 表題作「信仰」は、何気ない日常からのラストの展開はこれぞ村田さん!という感じで楽しめました。 1番グサグサ刺さったのは「気持ちよさという罪」。 物語というよりエッセイなのかな。 「個性」とか「多様性」という言葉に対する小さい頃からの戸惑いが書かれていて、『自分にとって気持ちのいい多様性』という表現にとても共感しました。 定期的に読んでいきたい作品です。 村田さんのエッセイも読んでみようかな。

    28
    投稿日: 2025.05.16
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    信仰、面白かった。 現実しか信じられない人が無理やりカルトにハマろうとする話。新しい。。 「原価いくら?」が口癖で現実を見せてくる友達、確かに嫌だわ笑 屋台メシとかディズニーとか旅行先で買った訳分からんストラップとかって、原価とかそういう現実的な部分以上に思い出だったり楽しみだったりがあるんよね。笑 「生存」「最後の展覧会」も好きだった。

    0
    投稿日: 2025.05.13
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    早速読みました。不思議な世界観の作品です。短編集です。1つ目の「信仰」は、万人に読みやすく、共感も得やすいので、読みやすいです。2つ目の「生存」から空気感が変わります。3つ目、4つ目と読み進めていくと、私には世界観に共感?理解?できずに脱落していくようなイメージでした。「コンビニ人間」は大好きで2回読んでいます。

    1
    投稿日: 2025.05.11
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    【信じることの危うさと切実さに痺れる11篇】現実こそ正義、と信じる私は、友人にカルト商法を始めようと誘われ……世界的に支持される著者の作品集。文庫化にあたり3篇を追加。

    2
    投稿日: 2025.04.04