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ルポ 大谷翔平 日本メディアが知らない「リアル二刀流」の真実
ルポ 大谷翔平 日本メディアが知らない「リアル二刀流」の真実
志村 朋哉/朝日新聞出版
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総合評価

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    現地の報道員が伝える大谷翔平について。 2022年出版といわゆる一平事件以前ではあるものの、現地ならではの視点が興味深かった。

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    投稿日: 2024.06.27
  • At the old ball game.

    筆者は日本人でありながら大谷選手がアメリカに渡る10年以上前からアメリカでジャーナリストとして活動していた人。ロサンゼルス郊外の地方都市オレンジ郡アナハイムに所在する地方紙オレンジ・カウンティ・レジスター社で新聞記者として働いていたら、地元のMLB球団エンゼルスに大谷翔平選手が入団した。筆者はスポーツ担当ではないのだが、当然ながら社内唯一の日本人ということもあり喜んで大谷選手の取材に協力することに。 という経緯で、もともと大谷君を追いかけていたわけではなく偶然から大谷君を取材することになったらすっかり大谷君に魅了され大ファンになってしまい、アメリカの野球好きたちが大谷君に夢中になっていることを日本にも届けたいと、それをきっかけにフリーライターになりましたっていう本。 タイトルは「日本メディアが知らない…」となってるけど、毎日スマホで大谷関連のネットニュースを読み漁ってる私のような読者にはとりたてて目新しい話題はないかも、でもしかし、大谷君の話題は隅々まで読んでしまいますよね。 レジスター紙といえばエンゼルス番記者ジェフ・フレッチャー氏の名前とともにネットニースでもよく目にする。筆者はそのフレッチャー氏とは大谷君がエンゼルスに入団した年のアリゾナキャンプの取材で行動を共にして以来親睦を深めフリー転身後も一緒に仕事したりするそうだ。 いつもエンゼルスタジアムのライトスタンドで試合を観戦しているというファンのコメント「大谷が打席に立つと観客がみんな固唾をのんで見守る。スイングするたびに歓声が上がったりため息が漏れる。あんな光景は見たことがない」 たとえ三振や凡退に終わったとしても、その瞬間を体験するだけでも球場観戦は楽しいんだろうなあ。 (2023.03.02 レビューコメントのミスを修正、当初のレビュー投稿は 2022.06.30)

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    投稿日: 2023.03.02
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    またまた大谷翔平。 もういいやろ、もうわかったやろ、と思っていたが、この作者は、アナハイムのエンゼルス・スタジアムが窓から見えるほど近いオフィスに勤務する記者。勤務して10年目に大谷のエンゼルス入団を知り、是非ともと専属の記者を志願したという。 う~ん、こういう人なら違う角度の大谷を垣間見ることができるだろう、と読んでみた。 入団当時、アメリカでは野球は少し衰退気味であったらしい。そんな状態を盛り返してくれるのではないかと、別の期待もされていた。 十分その期待にもこたえただろうし、エンゼルスファンを本気にもさせた。 というのもエンゼルスファンはそんなに熱心というわけでもなく、いい天気だから、公園にでも行くような気持ちで球場に出向くらしい。 勝ち負けはあまり気にしない? そして大谷はというと、専属の記者でも、インタビユーは度々断られるし、(今やっていることに専念したいというような理由)用事がなければ出歩くこともないし、ましてや自身で積極的にSNSなど発信することもないし、本当に野球一筋という感じ、もう少しファンサービスがあってもいいな、とおっしゃる。 でも飲んだくれたり、羽目を外した大谷など見たくないし、野球に真摯に向き合って、その結果を見せてもらえればファンとしては十分だ。

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    投稿日: 2022.09.29
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    大谷翔平を追っかけたジャーナリストでなく、たまたま米の新聞記者の筆者の街の球団に日本人選手が入団。大きな偶然を物にした他の方の著作と一線を画したルポ。 子供の通う高校のOBの初著作ということで購入。バイリンガル、アメリカで現地の新聞記者として10年勤務。地元エンジェルスに大谷翔平が入団してきたことで、米メディアでは唯一の大谷番、専属記者となる。 本書の見どころは日本からでなく米メディアに大谷翔平がどのように受け止められているか。 日本だから二刀流が出来たという前評判を、くつがえしファンの心を掴んでいく過程が素晴らしい。アメリカの大谷翔平ファンに関する記録が実に良い。 言葉も含め、日米双方の立場から題材を見つめられる筆者、今後の活躍にも期待したいです。

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    投稿日: 2022.06.26
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    1章 海を渡った二刀流 まさかのエンゼルス入団 アメリカも待ちわびた二刀流 鮮烈デビュー 驚異的な適応力 襲いかかる怪我 コロナとの戦い 2章 常識をくつがえす快進撃 「ラストチャンス」の自覚 オープン戦も気合十分 リアル二刀流 止まらぬ活躍 スランプの原因 3章 数字で見る“リアル二刀流” メジャー5指に入る打撃力 エース級の投球 歴史的偉業 日本人選手との比較 データとの付き合い方 4章 アメリカが見た大谷翔平 初ホームランボールにまつわるドラマ 「オオタニ」を愛する野球少年 アジア系住民の地位向上に貢献 野球の低迷 大谷は救世主?

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    投稿日: 2022.06.01
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    せっかく同時代に生きていて、リアルタイムで観られるのだから、もっと注目しようと、注目しないともったいないなと思わせてくれる本だった。 メジャーの中継はこれまでも何度かは観ているけれど、プロ野球や高校野球と違うのは、解説やアナウンサーが何を言っているかわからないもんだから、結局プレーを観るだけになるのだが、それだけではいくら大谷でも、イチローでも松井でも、あの野茂だって、そんなには観られるもんじゃない。だからなのか、時折ニュースは気にして観ても、そしてメディアで特集でもされればそれは見ても、増してこの本でいうようなサイバーメトリクス的な話はわからないしでこれまで敬遠してきてしまった。 でもそのデータだって古き時代のスーパースターと比較してどちらも凄かったんだと思わせてくれることを知ったんで、もう一度、途中で放り出したお股ニキさんの本も読んでみようかな。 そう思って今朝のニュースで観た大谷は打球が上がっていない印象。去年のリアル二刀流をもう一度完徹できるのか、時々、観ていきたいなと思っている。

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    投稿日: 2022.04.25