主人公が凄腕の錬金術師という、非常によくあるタイプの作品…と侮るなかれ。 なろう作品やアルファポリス等、粗製乱造の錬金術師物が多い中、本作の錬金描写はとても独創的に描かれている。表現力・演出力も非常に高く、ファンタジーとしてのハッタリが上手く効いている。画力も一級で、キャラクターの個性とその台詞回し・言葉選びも良い。 この手の錬金術師物が好きなら買って損のない内容であり、この手のジャンルではここ最近ではトップクラスの完成度だった。まだ1巻だが先が気になる出来。