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お金のむこうに人がいる―――元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた 予備知識のいらない経済新入門
お金のむこうに人がいる―――元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた 予備知識のいらない経済新入門
田内学/ダイヤモンド社
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総合評価

146件)
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    面白かった お金に価値を与えているのは究極的には税金の存在 価格と価値は違う、価値を決めるのは自分自身 日本は借金が大量にあるけど、日本からの借金なので大丈夫、日本は貿易黒字だし外国への借金はない 高齢者は年金たくさんもらってズルいと思いがちだが、その分たくさん子ども産んで子育て頑張った 失われた20年とはいうけど実はちゃんと豊かになってる、1年のGDPが表す豊かさはごく一部、僕たちの暮らしは過去の労働の上に成り立ってるので

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    投稿日: 2022.11.24
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    元GSの方が紹介してた、元GSの方が書いた本。 単に“経済を分かりやすく説明する”にとどまらない、とても良い本。 最後の問いに対する今の私なりの答えは、 “目標の中に楽しみを見出して、日々努力すること” かなあ。 非日常を強いられた人々に、いかに日常を担保できるか。自分も社会の一員として。

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    投稿日: 2022.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お金に対する考え方を変えてくれる本だった。 面白いし、読んで良かった! ・お金を払うとき、誰かが働いてくれている ・政府の借金は、個人や会社の預金の裏返し ・貿易黒字は、海外への労働の貸し

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    投稿日: 2022.11.05
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    経済の肝はお金ではなく、人である。という内容。 これまでに読んだことのない、人中心の経済学で学びが多かった反面自分の中で整理して腹落ちさせるために少し時間がかかりそう。 財布の中と外の関係のこと、社会にあるお金の量は変わらないこと、少子化に対する考え方のこと、どれも初めて考える視点で勉強になった。 もう一回読んでしっかりと知識にしたい。

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    投稿日: 2022.10.29
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    名著だと思う。 経済=お金という感覚を見直すいい機会になった。 借金しても潰れる国と潰れない国があるのは何故かなど、長年疑問に思っていたこともスパッと解説。 人間は社会性の生き物。お金だけに囚われず、みんなのために働くってことが大事だと改めて認識させられた。

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    投稿日: 2022.10.28
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    ネットで紹介されていたので、読んでみた。 お金や経済に関する本はたくさんあるが、お金ではなく「人」を中心に据えて、経済をゼロから考え直していくという内容。 難しい言葉は使わずわかりやすく説明するということで、最初の方はなるほど~と理解しながら読んでいたが、途中からよくわからなくなってきた。 確かにお金だけを考えると自分の手元にあるお金が多いに越したことないという考えに至るが、お金が行き来する場面では必ず人が絡んでいるので、その先を考えるという想像力を持つと気持ちよくお金を使えるかも、とは思った。

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    投稿日: 2022.10.22
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    お金論の本。 投資の勉強として読んだが、これを読んだから何かに役立ちそうかと言ったらそうではない本だった。(むしろ個別株トレードには批判的) 主旨は、お金の価値が、『将来、誰かに働いてもらえること』かな。 大事なのは労働力、となると、未来を考えていくと『子は宝』となるなと思っていたら最後の方にそれも書いてあった。 経済のためにも、子どもを社会で育てる仕組みや、教育力を高めることが大切だと感じた。

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    投稿日: 2022.10.14
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    ぼんやりと持っていた経済の疑問を非常にわかりやすく解説してくれる。「お金」ではなく「人」を中心に見るという考え方が明確に提示される。今まで「お金」中心に見ていたなと痛感。書かれていることがすべて正しいかは要検討だが、今後の暮らし方の指針になる本。

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    投稿日: 2022.09.19
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    今まで無かった視点でお金(国債・預金など)を知ることができた本。 文体や体裁も読みやすい部類でした。

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    投稿日: 2022.09.05
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    人や労働の観点から経済を見るという観点を具体例でイメージしやすかった。また行きすぎた経済信仰については本書と異なるアプローチではあるが、様々な書籍でも批判されており、共通した問題意識として捉えられているように感じた。 破綻した他国と異なり日本が破綻していない理由についての解説がとても勉強になった。 もし次回作が出るのであれば、国内の財布と国外の財布の関係性についてより深掘りしてほしいと思う。

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    投稿日: 2022.08.29
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    金融機関に在籍しながらブルシットジョブ感に日々苦しんでいる身からすると、 あー、経済の"専門家"たちがみんな本書のように考え、メディアで語り、行動してくれたら、新自由主義的な風潮が消えていくのになあ、 と思ってしまう。 自分にできることはこれを広めること、そして自分の根っこからの考えを"人間"視点で考える癖をつけ、言葉と行動で示していくこと。 微力だけど無力じゃない。 頑張ろう。

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    投稿日: 2022.08.25
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    経済についてお金ではなく人を中心に捉え直すことで、難解な話を分かりやすく説明した良書。お金を流れと捉える部分は坂口恭平の「お金の大学」にも通じる内容だと感じた。 最後に年金と子育て費用についての比較があり、この視点はとても新鮮だった。特に昨日、「こども保険」への批判がSNS上で繰り広げられる様子を見ていたので、単に「自分の手取りが減る!」と憤る人にはぜひ一度この内容も読んでもらいたいと思った。(子ども保険が最善とは思わないが、年金と対になる社会全体で子どもを育てるためのお金という意味での存在感は私は評価したい。) 著者はゴールドマン・サックス出身とのことだが、ゴールドマン時代の仕事をどのように捉えているかについても興味がある。

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    投稿日: 2022.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・お金を稼ぐ ・労働 に対して、見方や考え方が増えた。 お金は増えない、移動するものである。 AさんがBさんに1000円払い、 お皿を作ってもらった場合、お金はふえていない。 Bさんの財布だけでみると、1000円増えているが 社会全体としてみると a➡bにお金が移動しただけである。 では、社会で何が増えたかというと 労働が発生し、お皿を作ってもらうという効用(価値)が生まれた お金は人に働いてもらうためのツールであり、 たくさんお金を持っているということは ・他者のために沢山働いたということ。 ・他者に働いてもらう力を持っているということ。 お金の役割は人に働いてもらえることで、 お金が無くても人に髪を切ってもらえたり、 料理してもらえたりするなら 生活にお金は必要ない ➡えらいてんちょうの小さな企業みたいなんにも 同じようなこと書いてあったな〜

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    投稿日: 2022.08.15
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    2022/08/08 2022年18冊目。 とても分かりやすい構成で、日々接する「経済」に対する異なった視点を提供してくれる一冊。分かってるようで分かってなかったり、考えてるようで考えられてない「経済」にあらためて向き合えるという意味で、大いに読む価値があると言える。また、問題の単純化、視点の切替はビジネススキルとしても必須と言えるスキルで、その点についても学びのある一冊。ただ、結論が読者への問いかけで終わるため、少し歯切れが悪い印象を受けた。

    0
    投稿日: 2022.08.08
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    すごく良い本です。 「お金」の捉え方が変わりました。労働は人のためであり、「お金」のためではない。お金を払ったからよいのではなく、そこ先にいる「私のために働いてくれた人」のことを考え、感謝すべきと考えさせてもらいました。それにより、「僕たち」の範囲は広く広がり、より幸せを実感できる。 とても好い本です。

    1
    投稿日: 2022.07.04
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    経済系の本を、と思っていたところに本書を見かけ、読んでみた。 経済の話をするとき、お金だけを見ていると方向を見誤ってしまうということを大変感じさせてくれる一冊と感じた。 羅針盤という形での考え方の再提示のタイミングがくどくなく、話の流れもスムーズであるからか、冒頭にクイズを入れても流れが止まらず読み進めることができた。国内だけなら、トータルでのお金の増減は変わらないというのは、人を中心にお金の流れを意識すると、納得感あった。 少し気になったのは、専門家軽視のような口調が散見されたこと。話に惹きつける手段としても、気になってしまった。

    1
    投稿日: 2022.06.04
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    予備知識要らずで、経済の話をわかりやすく解説してあるようだが、私には逆にわかりづらかった。適宜専門用語を使った方が、わかりやすかったのかもしれない。 お金の総量は変わらないことや、お金の動きに注目せずに、人を中心に経済を考えることが繰り返し主張される。年金の話や、インフレの話、貿易黒字、預金大国は借金大国、価格

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    投稿日: 2022.05.29
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    お金を払った先にいる人の存在がどれだけ見えにくくなっているのか、この本を読んで改めて感じました。投資なんてのは特に良い事例で、基本は会社にお金が行ってると言うかは株を売買してる知らない人との間でお金が回っているだけと言うのは明らかに盲点でした。そしてお金自体は増えずただ別の場所に流れるだけと言う全体感を意識すると、投資をして自分のお金だけ増やして誰かを働かせて自分はFIREなんてのもできる人数が限られてるし、みんながそれを目指している社会ってのも如何なものか?と個人的には思てきました。お金を持ってても働く人が居なければまるで意味がない。結局お金の事を突き詰めると相互扶助とか言う道徳的な話に落ちてる流れも個人的にとても好きでした。どこかでもう一度読みたいです。

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    投稿日: 2022.05.19
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    経済の背景がとてもわかりやすく書かれている本だった。専門用語も少なく、例え話もわかりやすかったので、僕みたいな経済苦手だけど、頭に入れたい人には非常に向いてる本です。 最後の「社会全体で子供を育てる」というテーマで書かれていた部分は非常に共感した。子供が育たないと、国も育たない。

    3
    投稿日: 2022.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ゴールドマンのトレーダーが書く、経済の基本。非常に面白いし、GSでのシビアな、お金儲けだけの仕事、それに見合った報酬、という厳しい戦いを終えて、人生とはなんだろうか、お金ってなんだろうか、そんなふうに考えたのかもしれない。空虚感からくる、逆説的な答えは、非常にシンプルで理を持っていると思った。貨幣の価値は、その向こうで人の労働が支えているからこそ成り立つものであり、本来は助け合ってお金とは関係なく働いていた日本の相互扶助的な社会から、クリーニングから、食事まで全てサービスと価格が織りなす資本主義の中に入ってしまい、本来価値のないものまで価格をつけてやり取りしてきたということに気がつかされる。みんなが休む日曜日に、お金を使うことは不可能だ、なぜなら働いている人がいないから何も提供されない。これは一つの真理であろう。ちょっと、途中からこの真理に囚われて、個々の幸せと社会の幸せをどういうふうに構築すべきか、という点が曖昧になってくる。GDPは国民が生み出した新しい仕事の対価の総数、でも幸せをその仕事が作り出したかなんてわからない。素晴らしいポイントは、社会=国ではないというところだろう。国の税金による富の再配分をすることで、貧困問題を一部解決できるが、それが政府の役割とバッサリ。本当は、もっとあるんだろうというのが大きな政府を考える人たちだろう。ハイパーインフレ説を否定する時のわかりやすい説明が秀逸だ。通貨の発行量と、物価のバランスが大きく崩れて一貨幣価値の大きな暴落を起こしたときに、1つのパンが1億円のような事態になってしまう。これが、本書の説明では、お金は将来の労働をやってもらう券となっていて、海外の人が日本円を多く持っているということは、日本国内の人を労働させることができるということになる。これが、政府が紙幣を発行しまくり、他国に渡せば労働する券としての借金が増えている。他国のために働かざるを得ず国内の物資が足りなくなり、価格が上がってしまうというものだ。 その流れで国債を死ぬほど発行している日本がなぜ破綻しないか、という点を論じている。本書のクライマックスと言ってもいい。トレーダーとしてヘッジファンドが日本国債のデフォルトを仕掛けるべく、空売りを行ったのは周知の事実であり、結局敗北して大損した。ギリシャで成功したのに、なぜ日本では通じなかったのか、これは人が労働する券を通貨を増やす形で日本が持ち、それを日本国内にばら撒いたからだ。日本国内の人は預金をもち、それでサービスに使う。そうすると、その向こうに労働している人がいる限り、お金は移動していく。結果的に、そのお金は日本国内にあるわけだ。とすると、いつか返さないといけない国債の期日に、労働してお金が移動していったその先で回収することにより、結果国債は償還できるというわけだ。政府、企業、個人という3つの大きな塊で、政府が大借金、企業と個人がお金持ちの状態にあるのが日本であり、トータルすると借金がない。だから、大丈夫というふうに考えられる。労働の借りを、海外に作ってしまうと、ドイツのハイパーインフレが起きる。返せないからだ。こうしてみると、政府が借金をすること自体が悪いわけでないのは、その対価が労働となっていること、そしてそれが海外への労働の借入となっていて、返せないくらい労働力が枯渇したときだというロジックだ。社会のために、何をすべきか、それは働いている人がいることで初めて解決されることばかりだということ。自分の手元のお金を稼ぐという財布の中に目をやることで盲目的に、お金そのものに価値を見出してしまうが、実際には、その向こう側で働いている人がいるということこそが本質。とすると、お金を払おうが、払うまいが、何か人が労働すること自体に意味を持ち、感謝をしつつ、それを個々のレベルに落とさず、社会のためにやろうではないかと。

    3
    投稿日: 2022.04.11
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    本書は、誰にでもわかりやすく書いてありますが、しっかり経済の基礎を伝える構成になっています。上手な書き方だと思いました。 消費しているのはお金ではなく、誰かの労働。買うモノ・サービスは、突き詰めれば「問題解決」。 そう、自分で作ったりやれたりすればコストはかからないけれど、複数の、多種の、得意な人に働いてもらうことで、お金を支払う価値のあるものを手に入れることができます。 「どんなに価値が高くても、自分にとっての効用がなければ、意味がない」 本当にその通りで、「買ってよかった」と思えるものにお金を使いたいものです。 社会全体で、お金を「増やす」のではなく、「流す」こと。ファイナンシャル・プランナーとして、この点は声を大にしてみなさんに伝えたいです。

    1
    投稿日: 2022.04.10
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    自分や社会にとって重要かつ不可避な問題であることは理解しつつ、なんだか難しくて脇に置いてしまいがちなテーマ、「経済」。 お金のことよくわかんないし、計算苦手だし…と思っていた。 もし同じように思っている人がいるなら本著は読むべき。 自分は他者とどう関わるか。 社会というものをどう考えるか。 その切り口をお金の流れに求めて追求するのが経済なのだ。 人と人とがよりよく関わるためにお金はどう流れるべきか。 この本を読んだ後、難しい専門用語でかつお金を真ん中に置いて経済を語る「専門家」に対する信頼度が落ちてしまうことが、いいことなのか、どうなのか。

    1
    投稿日: 2022.04.08
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    父からおすすめと言われてもらったので読んでみた。 今までいろいろお金についての本は読んできたけど、今まで読んできた本とは視点が違っていて新鮮だった。 何より、証券会社に勤めていた人が「株式投資の99%以上はギャンブル」なんて言ってることに驚いた。株をやったことがない人はギャンブルというけど、資産形成をしている人でギャンブルという人はなかなかいなかったんじゃないかと思う。確かに、株式の売買なんて、ほとんどの場合、転売みたなものだしね(キャピタルゲイン狙いならとくに)。 お金の量は、別の財布に移動しているだけで総量は変わらないという考えも、当たり前といえば当たり前だけど、お金はどんどん増えていくみたいな主旨のことを書かれてある本もよく読むので新鮮に感じた。この場合、お金の概念をどうとらえるかにもよるだろうけど(例えば、銀行の預金額の総額をお金と考えるかどうか)。 物の価格は、元をたどればすべて人件費という考えも面白い。物の価値というのは0円だけど、それが作られた労働(経緯)に価値があるということかな。まあ、昔はお金なんてなかったしね。この本で初めて知ったけど、ピラミッドが作られた当時は、まだ貨幣が存在しなかったらしい。 とにかく、海外の安い人件費を利用すると、労働の借りができてしまうとのことで、お金は国内で循環させたほうがいいのだろうなと思った。大事なのはお金ではなく、労働ということなのだろうなと思う。マクロ的な視点でみると、FIREなんか言ってる場合じゃないということなんだろうと。 ただ、今までと視点が違いすぎて、どうもすっきりしないところもある。政府が借金を1000兆円まで膨らませなかったら、国民の預金は1000兆円少ないというのは、そんな単純なものでもないだろうと。必要なものには借金してでもやったほうがいいだろうけど、国会議員の数とか、無駄だと思えるところは減らして借金を減らす(のは難しそうだから、せめて増加スピードをおさえる)のがいいと思うのだけど。そう単純なものでもないのかな。

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    投稿日: 2022.04.02
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    元ゴールドマンサックス金融トレーダーが書いた~という文言で、どれだけ高貴な内容かと思って読んだが、読み終わった感想は学生にも薦めたいわかりやすい経済の仕組みが書かれた内容であった。 タイトルどおり「お金の向こうに人がいる」という内容で、僕らはお金を稼ぐ/払うことを目的としてしまい、本来の目的である社会をより良くしていくことを忘れてしまいがちだ。

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    投稿日: 2022.03.25
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    ゴールドマンサックスでトレーダーとして働いていた著者が経済に関しての新しい考え方についてわかりやすく書いた一冊。 本書を読んで漠然としていた経済についてよりくっきりと理解することができました。 お金ではなく人を中心に考えること、そして貨幣について家計に置き換えて考えることは非常にわかりやすいと感じました。 また、預金や株式投資のカラクリや貿易についての考え方など今まで自分が思っていた概念を覆されるものが多くありました。 お金が増えるメカニズムやお金を水に例えていることなども経済について新しい視点が生まれ発見がありました。 本書を読んでお金の向こうには誰かが労働していることを意識することが大切であり、そうすることで現代社会に抱える少子化などの問題の解決に少しでも近づけるのではないかと感じました。

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    投稿日: 2022.03.15
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    2022年29冊目。272ページ、累計8202ページ。満足度★★★★☆ タイトルに尽きる。我々は普段「お金」を単独で捉えがち。しかし、経済の目的はお金や仕事を増やすのではなく、幸せを増やすことが目的であり、お金の「むこう」には必ず人の存在があることを気づかせてくれる良書

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    投稿日: 2022.03.12
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    これまで自分の中になかった考え方で非常に興味深い。 しかし、理解が追いついていない。人に説明できない。けどわからないというのともちょっと違う。 もっと理解したい。 お金を使うとき、もらうとき、少し立ち止まってその都度考えてみることで理解が深まるとよいのだが。

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    投稿日: 2022.03.10
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    2022.03.04 いままで考えたことのなかった「経済」。単純にお金のことだと思っていたけど、実はそうではなく、お金は社会全体を流れるただの水で、経済とは平たく言うとつまりは「人」「労働力」のことなのだと、わかりやすく書かれていました。(わかりやすかったけど、外貨の労働力の貸し借りなどところどころやっぱり難しいところもありました)。 つまるところ、「人」がいないと何も始まらないということで最後は「社会全体で子育てを」という結論になってまたビックリ。 今まで必死にお金を貯蓄すれば将来安泰!とせっせとお金を貯めてきましたが、それは自分の周りだけのことで、いろいろと視野が狭かったんだなと気付けました。 読み終えたとき、今まで開けたことなかった扉を開けた感がありました。

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    投稿日: 2022.03.05
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    「人」を中心に噛み砕いた内容となっておりとても分かりやすかったです。経済は思ったよりシンプルでした。 ただ経済活動や仕組み(労働を貸す借りる)内容については少し難しく、理解できていない部分もあったので、繰り返し読んでみたいと思います。 私個人としては、仕事にも慣れ、 働く目的が「お金を稼ぐ」が一番大事という思いに 変わってきていたことに気づかされました。 年金問題についても、今から資産運用してお金を増やしたら、なんとかなるだろうと「お金」のことしか考えていませんでした。 それだけでは、何も解決されず、個人から社会に視野を広げて考えると、未来を明るくできるのは「人」でしかないと考えさせられました。 またより良い未来を作っていく為にも、 まずは自分から人に効用(幸せ)にできることから 始めて行こうと思います。

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    投稿日: 2022.03.04
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    読み進めるごとに、この本の面白みが増していった! 刷り込まれてきた価値観や固定観念により、綺麗事では?と思ってしまう自分がいることにも恥ずかしさを感じた。 例えが非常に分かりやすく、国や世界全体のことを家庭規模まで小さく落とし込んでくれている。さらに最後まで一貫した例えなのでスラっと頭にも入ってくる。 特に第三部が良かった。

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    投稿日: 2022.02.26
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    これまで読んだいわゆる経済の入門書みたいな本とは違い、「人」という切り口で専門用語を使わず、実際に起きていることを平易に説明してくれています。お金は財布を移動しているだけで、足りないのは労働力だという言説はとても納得がいくものでした。

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    投稿日: 2022.02.25
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    『僕たちの輪』はどうすれば広がるのか。 という問いがSDGsにつながるのか! お金中心に考えるのではなく、人を中心に経済を考えることで新しい見え方ができた。 自分の資金を増やすのも確かに大事。でも経済はもっとシンプルで誰が働いて誰が幸せになっているかを考える。

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    投稿日: 2022.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    委託委任、投票としてのお金をわかりやすく説明する。どっかでクエスチョンマーク付きで終わったがまだどこだかわからない。急ぐ話でもないとは思うが。

    1
    投稿日: 2022.02.10
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    名作。 経済の話だが、難しい用語は一切なし。 経済とはお金で考えがちだが、実は"お金の向こうには常に人"がいる。 お金は増えない。回るだけだ。 年金問題として現役世代と年金受給者の割合が考えられるが、これもお金ではなく、"人"で、"社会"で考えれば、現代において子育ての負担が減っていることに気づく。 子供一人当たりに対する負担は減っているのだ。 だが実際には親の負担は増えている子育ては社会でするものと言う認識がないからだ。 お金のむこうには常に人がいる。

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    投稿日: 2022.02.03
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    全部理解できたと思わないし、なんとなく誤魔化されたと思うところもある。 でも、僕のこれまで持っていた問いに十分に納得のいく解をくれた。 なんで借金だらけの日本は破綻しないのか。 納得。 なんでGDP増やしても幸せにならないのか。 納得。 そして何より、お金も記号、機能であって、大切なのはお金に換算されてる何かだってことを再認識した。 自分のビジネスを考える上でも、有用な視点をもらいました。

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    投稿日: 2022.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    経済はお金で動いているのか人で動いているのか…を考えさせられる本。 一般的には、お金が絡み経済の話を行うが、実は人によって全て回っていることを忘れてはなるないと考えさせられた。 ・お金は単に移動してるだけ ・お金を使うことで誰がどのような幸せを手に入れる効用を考えるべき 近年聞く年金問題についてもモヤモヤが晴れた。 若い世代の負担が増えて大変だ!といいながら、視点を変えれば将来の助けてくれる子供を社会全体で育てていこうとしない矛盾。 常にお金を使う時は目に見えないたくさんの人がいて、その人たちに働いてもらい不自由なく生きられてることを忘れてはいけない。

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    投稿日: 2022.01.22
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    お金を、労働というキーワードで、シンプルかつ深く学ばせてもらえる本であった。銀行、企業、政府、国など、お金については馴染み深いようで、非常に難しいものである。しかし著者はわかりやすくまとめてくれている。この考え方が世界に浸透すれば戦争などない平和な世の中になるのかもしれない。

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    投稿日: 2022.01.15
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    経済というよりかはお金についての話が中心に感じたが、分かりやすく解説してくれている。 ・どうして家の外ではお金を使い、家の中ではお金を使わないのか? ・株とは何か? ・投資とギャンブルは何が違うのか? ・価格があるのに価値がないものは? ・なぜ、借金が多いのに国は潰れないのか? などなど、普段気にしないことだが、言われてみれば「????」のことを例を用いながら、計算も使わないように解説してくれている。 お金の説明をすることで、経済の説明につながり、働く人の説明に繋がっている。 色々な角度から経済を見ることの大切さがわかる1冊

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    投稿日: 2022.01.03
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    経済への苦手意識から学ぶ楽しさや自信がつきました。 難しいという感覚をほとんど感じさせず、専門用語じゃなくわかりやすい言葉で書かれていてスラスラと読めました。 そして、経済と言えば常にお金を絡めてそこからモノを考えていましたが、お金だけで考えるばかりだと本当に大切な事に気づけず、いつまで経っても経済=お金の頭になってしまい、疑問が残ってしまう。 お金は増減せずに移動しているだけで、疑問に思っていた国の借金についても、色々な事が理解できて自分の頭の中の点と点が一気に繋がっていき、気持ちが良くスッキリしました。 誰かが働くから成り立つ、当たり前のような事でも流してしまう部分など、人と人の繋がりの大切さが改めてわかりました。 最後に、自分はこちらを意識してやっていこうと思います。 一人ひとりの力は微力だが、無力ではない

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    投稿日: 2022.01.03
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    なんとなく思っていたことを言語化してくれた感覚。経済の見方が変わる。株式投資はほとんどチケットの転売と変わらない、新規の株式発行は取引総額744億円のうち2億円しかないとは。。流動性ってそんなに守る必要あるのか?と思う 経済の範囲をどこまで広く捉えられるか、というのは本当に難しい問題。いろんな社会性で仲間と他所者を分けてしまう。 効用と外部不経済を入れた価格の再設定が必要だと思う。あと雇用というか労働機会、お金の獲得機会の在り方の見直しというテーマがありそう。

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    投稿日: 2022.01.01
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    最終章は出色だった。 前半は、わかりやすく書こうとして、噛み砕きすぎたかもしれないが、それでも若い人には読んでほしい1冊。自分の子供にも時が来たら、読ませたい。 自分の頭で考えるという当たり前のことをきちんと主張している筆者の試みは素晴らしいと思った。

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    投稿日: 2021.11.24
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    ・誰かが働いて、モノが作られる 当たり前の事だけど、お金を中心に考えると忘れがちな概念。無駄な労働をさせる(する)とみんなが損をする。 ・モノの効用が人を幸せにする 人を幸せにするのは、GDPでもなくてモノの効用。しかし、効用は人それぞれであり、測るものさしがない。そのためGDPで代用している。GDPでなく、モノの効用を通して経済をみるとシンプルになる。 ・誰が働いて、誰が幸せなるのか 現在の自分がお金を使えるのは、同じ空間の中に働いてくれる人がいるから。 その人たちが働くことによって、自分の生活が豊かになる。 ・お金の価値は、将来、誰かに働いてもらえること 貿易黒字は今の生活を豊かにすることではなく、将来のために「労働と資源の貸し」を作ること。 しかし、いつも公正で公平な貿易が行われているわけではない点には留意しないといけない。 ・お金の価値は増減せずに、移動する 国の借金も国内を財布の中とみれば国から国民や企業移動しているだけ。 財布を世界に広げて貿易で考えても同じ。 誰かの財布から誰かの財布に移動しているだけ。 ただ、誰が借金をすると総量は増える。 実際、国内には120兆円の現金しかないが、個人と企業の預金残高は1253兆円。 保険の積立金などを合わせると約1800兆円にも上る。

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    投稿日: 2021.11.12
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    Q 日本中の人が紙幣を使い始めるようになったのは、どうして? 1 金に交換することができたから 2 税金を払わないといけやいから 3 日本銀行がその価値を保証しているから Q 次のうち政府が集めた税金で解決できる問題はどれだろうか? 1 貧困問題 2 年金問題 3 政府の借金の問題 Q ハイパーインフレが起きているとき、人々の生活を苦しめている根本的な原因は次のうちどれ? 1 お金の価値が下がること 2 社会が混乱すること 3 労働が足りなくなること Q 僕たちの抱える老後の不安を解消する方法は次のうちどれ? 1 他の人よりも多くお金を貯めておく 2 外国に頼れるように外貨を貯めておく 3 社会全体で子どもを育てる 『投資とは将来のために使う労力』 『僕たち一人ひとりが、子どもを育てているという意識を持ち、子どもたちに対して寛容になる必要がある』 『お金を払うだけで解決する問題など1つもない』 専門用語なしで凄くわかりやすく経済を学べる本。 経済とはお金ではなく労働である。

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    投稿日: 2021.11.09
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    【もう少しで完全に理解できそうなのに・・・】 日本国民の預金が日本政府の借金となっているということですが、国の借金が増えているということはその分預金が増えていることになるのか? 日本の預金=日本の借金 こういうことなのでしょうか? ー 輪の中だけでめぐる ー 例えば、 橋を造るために国が1000億の借金をする。 お金は移動するだけで消えないとすると、そのお金は大手ゼネコン→下請け→孫請け、建築資材屋さん、労働者のための弁当屋さん、近隣の食堂などかかわる労働者に均等ではないが分配され流れていく。そして労働で得た賃金は労働者の口座に預金される。 途中でお金は消えてなくなることはない。 国の借金1000億円は個人、企業の預金に変化していくことになる。 こういうことだと理解します。 この仕事で孫請け業者の一人が給料の全てを競馬で使ってしまった。その人の口座にはお金が無くなっている。しかし、競馬関係者あるいは馬券が当たった人にはこの人が負けたお金がわたっている。 お金は消えたわけではなく移動しているだけなのだ。そして、競馬関係者、馬券が当たった人の預金はその分増えている。 こう考えると国の借金がいくら増えても、国全体の預金もその分増えるので問題が無いことになります。 ー 輪の外に流れる ー 国の借金に比例せず預金が少ない場合は輪の外側(国外)に借りができていることになります。 輪の外側に借りができると必ず返す必要があります。家庭内で家族に掃除、洗濯をしてもらってもその借りを返す必要はありませんが、家政婦さんに頼んだら、家政婦さんは輪の外にいる人なので、その分の支払いは必ずしなければならなくなります。 先程の橋を造るために国が1000億円の借金をしたが、働いた人が日本国民であれば1000億円は国民の預金となり、日本国全体としては1000億円は相殺されます。 橋ができたあとの未来の効能、人々が行き来し易くなり、流通も活発となり両地域の経済も発展するという効能も得ることができます。 建設するための初期費用をゼロ(相殺)にして、未来の効能を得ることができるのです。 ただ、これだけ国際的になった状態で、輪の外に出る分を完全にゼロにすることは不可能です。 鉄筋コンクリートの鉄は日本製鉄から購入したかもしれませんが、原材料の鉄鉱石は中国から輸入しているかもしれません。鉄を製造する製造工程の機械も完成品は日本製ですが、部品は中国から輸入したものかもしれません。 少なからず輪の外の人に働いてもらっています。 ー 国の借金をチャラにできなくなる? ー その通り、この1000億円の橋をつくる事業だけではチャラにはできませんが、日本は長い間、貿易黒字国です。 いままで輪の外に借りをつくっているのです。この借りがあるために一つの案件で完全にチャラにできなくても問題にはならないのです。 ではどうして破綻する国があるのか? 1.国民が働かない(労働力がない) 2.いままでの累計で貿易赤字となっている 橋を造るために国が1000億円の借金をしたが、国民が高齢者ばかりで労働力がないので外国の人に働いてもらったとすると、輪の外の人に貸しをつくったことになります。輪の外の人には貸しを返す必要があります。ここで国が貿易黒字であればいままでの借りがありますので補うことができます。 つまり、輪の外の労働力を使用して、その使用に見合うだけの貿易黒字(貸し)がなければ破綻することになるのです。 ー お金を刷って国民にバラまけばいいのでは? ー ただお金を刷ってバラまくだけでは労働が産まれません。お金はもともと流れるだけなので必要なのは労働です。 何もつくられず、何のサービスも産まれず、何のシステムもつくられないとすると未来の効能は得ることはできません。 さらに、お金だけあっても働く人がいなければ、食料も買えない、外食もできない、旅行も行けないことになります。 労働がなければ意味がないことになります。 (「労働」の定義はまた別で述べたいと思います) これが、膨大な借金があるのに破綻しない日本のわたしなりの解釈です。 間違っているかもしれませんが、現状ではこのように理解しておきます。

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    投稿日: 2021.11.07
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    お金の本質を考え始めるのに良い本。やさしく書いてくれているから分かるけど、今まで考えたことがないことだから追いつくのが大変。 内容を理解したとして、それをどう、一人ひとりが活かすのか。そこはそれぞれが考えるべしということだと思うが、これがなかなかに難しい。

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    投稿日: 2021.10.30
  • 分かりやすくて面白い

    専門用語を使わないように書いてあり、分かりやすい事例、例えが書いてあるのでとても内容が分かりやすいです。自分の認識が間違えていたということが分かったりして、経済初心者でも読んでいて十分楽しめました。 また日本の将来についても今後どうしたら良いかということが書かれてあり、日本の事をきちんと考えているんだなと思うと、とても好感が持てた1冊です。

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    投稿日: 2021.10.21