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むかしむかしあるところに、死体がありました。
むかしむかしあるところに、死体がありました。
青柳碧人/双葉社
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総合評価

264件)
3.7
42
105
88
15
0
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    上手にまとめられたミステリーで、頭を空っぽにして読めてリフレッシュできた。 表紙の雰囲気から子供向けかと思っていたけれど、まったくそんなことはなくしっかり面白い。 どの話もラストに意外性があり、よく練られた作品だった。 誰もが知っている昔話をオマージュしているので親しみやすく、飽きずに読み進められた。

    16
    投稿日: 2025.11.15
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    誰でも知ってる昔話を使ってミステリーを書こうという発想がとても面白いと思いました! 本当の昔話に出てくる登場人物の性格では考えられないような行動もしていて、よく思いつくなぁと感心しました!

    5
    投稿日: 2025.11.05
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    昔話とミステリーを合わせる発想に圧巻でした! 自分もよく知っている昔話がミステリーの舞台になって、その設定だからこそ出来るトリックや想像しやすい事件の描写が読んでいて面白かったです。 表紙の印象でかなりポップな内容を想像していましたが、しっかりミステリーで驚かされました。 一話完結の短編集なところに、読みやすくて気軽に手に取れる作品なのも良いです。 本格的なミステリーを読み終わった時の気分転換に最適なミステリー小説です。

    1
    投稿日: 2025.10.28
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    昔話の世界観で展開する短編謎解きモノ 売れているので申し訳無いのだが設定以上の魅力を何も感じない。いかんせん解かせる謎がおもひろくない これ同じ謎を現代にしたらなんの魅力もないでしょう?いや、そういう本でないのはわかとります ただ、もっとやれることとかキャラクターの動かし方あると思うんですよ。 唯一、絶海の鬼ヶ島 だけ物語としてトンチあって面白かったです 密室竜宮城………ねえ………

    13
    投稿日: 2025.09.21
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    昔話と本格ミステリを融合させた、ユニークな短編集。 一寸法師や鶴の恩返しといった誰もが知る物語が、殺人事件の舞台へと姿を変える。 面白いのは、昔話の「決まりごと」がそのまま謎解きのギミックとして機能している点です。一寸法師しか通れない密室、絶海の鬼ヶ島といった舞台設定。しかし、それらには打ち出の小槌や桃太郎といった“例外”が存在し、物語の「常識」が、世界観を壊さずに謎解きとして機能する。その発想の鮮やかさに唸らされました。 一方で、後半に進むとパズル的な推理の枠を超え、ドラマ性や大胆な仕掛けが前に出てきます。推理物というより、昔話を大胆にアレンジした物語として堪能できました。 総じて、「昔話×推理」という斬新さで読者を引き込み、最終的には昔話を新しい角度から味わわせてくれる二段構えの短編集となっています。 懐かしい題材が、新鮮な驚きに塗り替えられる体験は、本作ならではの醍醐味だと思います。

    0
    投稿日: 2025.09.19
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    本屋大賞入賞作品だったので、気になりつつも読む機会がなく数年経ち、ようやく読みました。 独特の作風をお持ちの方だとは思っていましたが、こちらもなかなかな切り口からのお話でした。しかも最後には5つ全てのお話を巻き込んでのフィニッシュ。そう来たかーとちょっと笑ってしまいました。 本当は恐ろしいグリム童話の日本版ですね。子供には読ませてはいけません。

    1
    投稿日: 2025.09.15
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    初読み作家の青柳碧人さん! 昔話とミステリーを融合した物語 今まで読んだことないストーリーだから 面白かった! でも、好みはかなり分かれるかも、

    1
    投稿日: 2025.08.23
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    1話目で脱落してしまった。自分には数学的なシンプルさがドライすぎて合わないようだ。 数独などのパズルが好きな人は好きそう。 あくまで体質の問題と思われる。

    3
    投稿日: 2025.08.19
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    みんながよく知っている昔話を元に、そこにミステリー要素を加えて仕上げた作品。 元になった昔話は桃太郎・花咲か爺さん・一寸法師や浦島太郎など。 話の筋は多くの方が知っているでしょう。 大筋は元の話を生かしてあります。 花咲か爺さんは枯れ木に花を咲かせるし、桃太郎は鬼ヶ島へ鬼退治に。 そこに作者が死体をチャチャっと加える。 元の話を知っているだけに、想像しやすく読みやすい。 ミステリー初心者の方も読み進めるのが苦ではないのでは無いでしょうか。 ミステリー部分も密室があったり、それなりに面白い。 ミステリーの世界への入り口としてアリだなと思いました。

    1
    投稿日: 2025.08.03
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    みんなが知ってる昔ばなしの裏側のオハナシ 一寸法師、花咲か爺さん、鶴の恩返し、浦島太郎、桃太郎にミステリ要素を取り入れて、 よりハラハラドキドキな物語に。 話ごとにアプローチを変えて、時に従者から、時に犬から物語が綴られて一緒に犯人探し。 最後にはちょっとした伏線回収?もあって、面白かった。

    0
    投稿日: 2025.07.10
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    昔話にミステリーを掛け合わせた短編5編。 表紙の絵は嫌いですが、中身は楽しめました。 昔話が実はブラックでっという展開かと思ったら、さまざまな事件を絡めたミステリでした。 ■一寸法師の不在証明 一寸法師が鬼と戦っている間に起きた殺人事件。 犯人は一寸法師?しかしその時、一寸法師は鬼の腹の中だった..犯人は誰? そして事件の真相は? うまい、唸りますね。 これは良かった。 ■花咲か死者伝言 殺された花咲かじいさん。じいさんはダイニングメッセージを残していました。それをもとに犯人は誰? 探偵役は犬 これも良かった。 ■つるの倒叙がえし これ、ちょっと難しい 時間軸もずらされて、むむむっといった物語です これは、よくわからんかった。 ■密室竜宮城 浦島太郎が迎え入れられた竜宮城で起きた殺人事件 その犯人とトリックは? 浦島太郎が最後真相に気が付きます なるほどって思います。 ■絶海の鬼ヶ島 鬼ヶ島で暮らしていた鬼が一人、また一人と殺されていきます。 犯人は誰? 鬼の視点から語られる桃太郎伝説が面白い それぞれのストーリでは、昔話で出てきた様々な宝物を使ったトリックが面白い! 続編もあるようなので、読んでみたいと思います。

    112
    投稿日: 2025.06.15
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    花咲かじいさんのストーリーが好きでした。あとは個人的に、「そして誰もいなくなった」鬼ヶ島で終わっていたのが良い!!

    1
    投稿日: 2025.06.14
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    読んでみたら面白かったやつ笑。ミステリーとしてきちんと楽しめるし、元ネタは既知の話なので読みやすい。個人的にはストーリーは全く同じで、パラレルでミステリーが進展してたらもっと刺さったかも。

    65
    投稿日: 2025.06.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 ・一寸法師の不在証明 一寸法師が鬼の中に入って鬼退治をして春姫をもらえたのは、一寸法師(堀川少将)の計画的な犯行だった。一寸法師は右大臣の実子の冬吉と共謀していたが裏切り、打出の小槌を使って冬吉を殺す。 ・花咲か死者伝言 優しい茂吉爺さんが宝に目が眩んだ婆さんに殺される話。飼い犬のシロは太作爺さんに殺されて松の木と共に埋められる。急成長した松の木で臼を作り、シロの好きだった餅をついたら黄金が出てくる。臼を奪った太作爺さんは臼を燃やしてしまう。灰を持ち帰った茂吉爺さんはその灰で花を咲かせる。飼い犬の次郎も誰かに殺させて亡骸と松を植えれば宝をゲットできると考えた婆さん。埋められた次郎は殺される直前に、茂吉爺さんの敵討ちのために婆さんの畑にとりかぶとを植えていた。 ・つるの倒叙がえし 父の勘太と母のふみの子供、①弥兵衛。また、勘太と仲がよかった庄屋の名を②弥兵衛という。両親を失った①弥兵衛は②弥兵衛から取り立てをうけていた。勘太に助けられたつうは恩返しのために①弥兵衛の元にきて②弥兵衛を殺す協力を申し出る。 ・密室竜宮城 亀を助けたい浦島太郎は竜宮城につれてきてもらう。宴のあと、おいせが密室で殺されていた。浦島太郎は犯人捜しを依頼され平目が犯人ではないかと推理する。乙姫に玉手箱を渡され帰された浦島太郎は、竜宮城での2日間は現実では400年も経っていたことを知る。そして、玉手箱を開けた中、河豚を追放に追い込んだおいせと平目への復習のために亀がおいせを殺めたと気づく。 ・絶海の鬼ヶ島 鬼退治にきた桃太郎は退治後一人残り、隠れていた鬼蛍に一目惚れし一緒に暮らす。ひとつきほど暮らした桃太郎はきじの説得で帰るが、鬼厳という子供が出来ていた。桃太郎との子であることを隠していた鬼蛍は、鬼厳の身体に煤をぬり黒鬼にしていた。「父のやり残したことをやり遂げてくれ」その言葉を受けた鬼厳は鬼ヶ島の長のような存在になっていたが、本当の父親が桃太郎と知ったあとは桃太郎=父として鬼を皆殺しする。 【感想】 昔話を知った上で、アナザーストーリー的に読めるので面白い。読み込まないと登場人物も犯行の流れも理解しづらいので、読みにくい部分もあった。

    2
    投稿日: 2025.06.01
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    タイトル、表紙、コンセプトから、イロモノと思って読み始めたけど、想像以上にちゃんとしたミステリー。解説にもあるように、ミステリーの様々な手法が使われていて面白かった。面白かったけど、そういう基礎がしっかりしているだけに、既知の昔話というフレームが、茶々を入れるというか、白けさせるというか、ミステリーに入りきれなかった。でも昔話というみんなが知っている舞台装置だからこその展開であって…最初のイロモノという偏見を捨てずに読めばよかった

    1
    投稿日: 2025.05.20
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    久々ミステリー ミステリに苦手意識があったけど短編でまとめられてて、いろんなパターンで楽しめた イヤミスの話だった鶴の恩返しは個人的にアフターケアがほしくなる、、 ラストの2話は難しくないトリックだったように思えた、がもちろん犯人を導き出せず 今回は短編てのもありラフな感じで読んでたが、人や動物が亡くなる話に面白いとはやはり物語だとしてもならないかな 好きなフレーズ引用 おいらも死んだ後だからわかるけれど死にゆくときの気持ちなんて生きてる者にはそうそう伝わらないもんさ

    19
    投稿日: 2025.04.19
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    昔話を元にした殺人事件の謎解き話。 設定はファンタジーだけど、謎解きはロジカルで面白かったー! 龍宮城がトリックちょっと難しかったけど、犯行動機とか切ないものがあった。 桃太郎はそして誰もいなくなったで、ハラハラしながら読めた。鬼とはどちらなのか、悲しい。

    9
    投稿日: 2025.04.04
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    すっごくしっかりしたミステリーだった。 後半になるほどにミステリー感も怖さも増していた。 五篇とも全く違う魅せ方で面白かった。

    2
    投稿日: 2025.03.16
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    インパクトの強いタイトルと装丁。昔話ならではの古い言葉や言い回しに読みきれるか不安になりながら読みました。 なので寝る前に読む時などは、言葉を調べながら読んだりもしました(汗) はなさかじいさんは、伏線がわかりやすくて やはりそうだったのかとなったのでちょっと嬉しく、 つるの恩返しはひたすらムカつきましたがオチも面白でした。 浦島太郎は2度読みしてようやく理解し 鬼ヶ島は鬼が多すぎて頭がパンク。見取り図を見返しながらも読まなかったので土地勘もはたらかずなんとなーくで読んでしまい、不消化。桃太郎、何してんねん、というのはわかる。いつか読み返したいけど、いつかは来るかな、、、(笑)

    9
    投稿日: 2025.03.12
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    昔話ベースで打ち出の小槌みたいな伝説の小道具を使用したトリックがたくさんで、この形態でしか読めないためわりと新鮮 童話そのもののストーリーではなくブラックに近いグレーくらいの展開やオチ。普通にミステリしてておもしろかった グリムやアンデルセンもあるとのことで多分そっちも読むと思う

    1
    投稿日: 2025.03.03
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    いやぁすごい、、 特殊設定のミステリは、その設定を説明するための描写で長くなることが多いが、誰もが知る昔話を用いることでそれを回避! 短編のミステリで1話1話がミステリの王道を行き、1冊でいくつも読んだような気になる。 子どもの頃から昔話の続きや細かい設定が気になっていたが、この本で満足させられてしまった。

    2
    投稿日: 2025.02.21
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    日本昔話を題材にしたミステリー。短編5話。 一寸法師、花咲か爺さん、鶴の恩返し、浦島太郎、桃太郎をベースに、新たな解釈とミステリーをうまく融合させている。 昔話特有のファンタジー要素をうまく使ったミステリーで楽しく読めた。 馴染みの昔話がベースの短編なので話が非常に入ってきやすい点も丸。

    1
    投稿日: 2025.02.17
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    短編でさくさく読めるのはいいけど、昔話なので登場人物の名前が馴染みのないもので、読みやすくはない。 続編は読まないかなー。

    1
    投稿日: 2025.02.15
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    芥川龍之介の御伽草子?だったかそんなかんじのにミステリーを足したようなお話。 トリックよりも人間(以外も含めて登場人物)の醜さが不変的でした。 花咲死者伝言がわりと好き。

    1
    投稿日: 2025.02.10
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    タイトルからしてパンチの効いたこの本ですが、中身は童話の登場人物が繰り広げられるミステリーでした。 一寸法師、花咲か爺さん、鶴の恩返し、浦島太郎、桃太郎…それらをベースに繰り広げられるミステリーは昔ばなしらしい語り口ながら現代風に展開される謎解きは軽妙で面白かったです。 しかし別々の世界線かと思いきや最後に見事に回収される伏線…いやはや一気に読み切ってしまいました。

    4
    投稿日: 2025.02.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私が面白いと思ったのは多いんですけど特に(花咲かじいさん)(桃太郎)が面白かったです。なぜかというと花咲かじいさんはお婆さんがお爺さんさんを殺したのに長年連れ添ったお婆さんを思って別の人を犯人に仕立て上げたしかしこれではお金がもらえないじゃあ太郎(結構前に読んだ本なので合ってるか分かりません)を使って殺してお金をもらおうしかし意地悪のお爺さんはシロを使ってもガラクタばかりお婆さんはこう考えた犬への愛情が必要なのだと。お婆さんは他の人に太郎を殺させた。しかし太郎は頭がいいからそのことはもうとっくのとうに分かっている村を追い出された動物の言語が分かる能力を持っている人に教えようとしたけどやめた。結局太郎は殺されただけどねなんで太郎は死ぬ前は泥だらけなんでかって?秘密だけどこれは言えるよ優しいお爺さんを殺したお婆さんを許さないってね。ていうお話なんですけど桃太郎が好きな理由はこれは鬼目線の物語。鬼ヶ島は食料不足だっただけど男の鬼が人は優しいから食料をくれた。鬼たちは喜んだそして食料がなくなるとまた人からもらっていくそれを何回か繰り返した鬼たちはすっかり働かないしかし桃太郎か来るまでは。考えるだけでも恐ろしい桃太郎を出迎えようとすると急に刀を降り出し鬼を切っていた。それは自分たちが騙されていたと説明ようとしても聞いてくれる訳が無い次々殺されて行く中村長が若い夫婦を逃がしてあげたそして出来た孫が主人公です。ある日突然鬼ヶ島の鬼が殺されていくそしてとうとう二人だけにあの頼れる兄は狂って刀を振りかざす。それを免れるため兄を殺してしまった。たった一人取り残された鬼は途方にくれるその時あるものが現れたそれは世界で一番憎くて妬ましい桃太郎だった「お前がみんなを!!!」桃太郎に襲いかかろうとすると刀が抜かれ鬼の前で刀を振りかざすのでした。そうして鬼ヶ島には誰もいなくなったのでした。めでたしめでたし。食料を奪った鬼と鬼たちを殺した桃太郎はたしてどちらが悪いのでしょう。

    43
    投稿日: 2025.02.01
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    めでたしめでたしめでたしめでたしで終わらないお話。優しいお婆さんも欲に負けて犯罪犯しちゃう…切ない。

    1
    投稿日: 2025.02.01
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    有名な昔話に新たな登場人物が加わり、絶妙にアレンジされている。それぞれ違ったトリックがしっかり組み込まれ、パリッとしていて読みやすいミステリー作品。 予想外の展開…!!ってほどではなかったので★3つ。

    2
    投稿日: 2025.01.21
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    昔話がミステリーに大胆アレンジされてて、その発想がなかなかどうして。特に後半の「密室龍宮城」と「絶海の鬼ヶ島」はストーリーの展開がすごく好みで、ハチャメチャ面白かった。全体的に結末がハッピーエンドじゃなくて、もにょる感じに終わるのも、昔話らしくて良いと思います!

    3
    投稿日: 2025.01.11
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    なるほど、このようなミステリーもあるのか。 皆さん一度は読んだことがあるはず、桃太郎や一寸法師。その物語の中でミステリーが起こった!? この本の最大のおすすめポイントは色々なミステリーを1冊で体験できる上昔話が土台となっているのでミステリーが苦手な人もすんなりあたまにはいりやすいところです! ぜひ、読みましょう!この作者の赤ずきん〜版も読みたいです。

    101
    投稿日: 2024.12.19
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    すごく面白かった!一寸法師の打ち出の小づち密室トリックとか、そう来るか!みたいな。そして桃太郎がもんのすごく悪い感じで描かれているのがまた面白かったです。事件を解決して「犯人はお前だ!」とはならない展開が多いのもまた面白い。

    1
    投稿日: 2024.12.09
  • 日本昔ばなしのパスティッシュ

    "打ち出の小槌を使って完全犯罪できないかな"...小説の着想は案外こんなところだったのかも。 ただ味わいは、本格ミステリというよりパスティッシュ文学に近い。 『鶴の恩返し』で機織りの部屋を覗くなという「見るなのタブー」を逆に主人から娘に対し、奥の部屋は覗くなとタブーをかけるというのも面白いし、『桃太郎』のお話も、退治される鬼側の視点に立つと、刀を手にして鉢巻き締めた侍がいきなり島に乗り込んで、猛獣を使って殺戮を繰り広げるという恐怖譚に変わる。 そのまま我が者顔で居着いた桃太郎をキジが説得して帰郷するのも愉快だ。

    0
    投稿日: 2024.12.01
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    思っていたより面白かった! 題名からしてどんな物語かは想像がつかず、読んでみるとここまで原作を変えるとは! ただ、原作が好きな人はちょっとダメージあるかもしれませんね。

    6
    投稿日: 2024.11.30
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    表紙を見た瞬間すぐに手に取った本。日本人なら誰もが知っている昔話をミステリーに書かれていて凄いと思った。他の昔話シリーズも読んでみたい!

    1
    投稿日: 2024.11.10
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    オーディオブックで読了。 ドラマ仕立てで、効果音や人物ごとに声優さんが変わったりと、とても聴きやすく、ラジオドラマのように聴けた。 昔話をベースに、殺人事件の顛末を追っていく短編集。 「一寸法師」「花咲か爺さん」「鶴の恩返し」「浦島太郎」「桃太郎」の5つの物語が、こんなに救いのない殺人事件の舞台になるなんて。 元のストーリーを知っているから、怪しそうな人物やトリックが想像できてしまうのでは…と思っていたけれど、全くの杞憂でした。 想像が当たっていたとしても、それもひっくるめて面白い! 子どもへの読み聞かせには向かないけれど(笑)、一捻りある昔話を読んでみたい方はぜひ、この殺人事件の謎にチャレンジしてみていただきたい。

    7
    投稿日: 2024.10.28
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    タイトルから面白さが滲み出ていたため惹かれて読んだのだが、作品のコンセプトからトリックから5作品の順番にまで、してやられた感満載で大満足!是非とも続刊も読みたい。

    0
    投稿日: 2024.10.19
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    “Think things for many aspects.” 好みすぎるどんでん返し物語。知ってる昔話が繰り広げる奇妙なサスペンスでした。ぞくっとする展開ばかりでワクワクが止まりません。言葉や漢字が難しくて読みづらいところもあったけど改めてきちんとお勉強しようとおもいました。

    0
    投稿日: 2024.10.17
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    誰もが知っている昔話を題材に、ミステリーが展開されていくのがおもしろかったです。 中には主人公が悪者になっているものもあり、驚かされました。

    0
    投稿日: 2024.10.16
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    日本昔ばなしって何となくでしか覚えてなかったけど、裏側というかこんなことも起りえそうって思えて面白かった。 本来の昔話も読み返したくなりました!

    1
    投稿日: 2024.10.15
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    みんなが知っている昔話をベースに、少し違う角度からのミステリー。 昔の人の名前や言葉が少し読みづらかったけれど、桃太郎が恐ろしい人に描かれていたりと視点が面白く、またミステリー展開も面白かった。 読み終えて、思わず気になる部分を読み返してしまうというミステリーの醍醐味もあり。

    1
    投稿日: 2024.09.26
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    第5回ビブリオバトル全国大会inいこまで発表される予定だった本です。 ※2020.3.15に開催予定であったビブリオバトル全国大会inいこまは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となりました。

    0
    投稿日: 2024.09.24
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    童謡の主人公たちよ、こんなパロディにされてますよ。 昔話をミステリーにしちゃうというひょうきんな発想だけど、それがすごくおもしろかった、、、 鶴の恩返しも竜宮城も桃太郎もどれも考察しながら読み進めてみたけど、裏の裏をかかれてぜんぜん当たらず、、おもしろい、、ごくり。 めでたしめでたし、な終わり方ではないんだなぁ、、、

    41
    投稿日: 2024.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者初読。いわゆる「特殊設定ミステリー」だけど、ほとんどの皆が馴染みのある昔話がベースだから、特殊な道具が出てきても「そういうもんだよね」と説明不要なところが勘所。「一寸法師」「花咲かじいさん」「つるの恩返し」「浦島太郎」「桃太郎」の本来の物語の主人公が探偵役になったり、犯人になったり、被害者になったりと五話五様のミステリーが楽しめる。どのお話もなかなか秀逸で、読書初心者でミステリーを読んでみたい方は結構いいかも。まぁ私もミステリーはただ字面を読み進めるだけで、自分で考えることはないんですけど…。

    1
    投稿日: 2024.09.18
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    借り物。 桃太郎、浦島太郎などの昔話にミステリー要素を組み込んだ短編集。特殊な効果を持つ道具をふまえたアリバイトリックが新鮮だった。別に推理はしなかったけど。

    1
    投稿日: 2024.09.12
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     「浦島太郎」や「鶴の恩返し」などおなじみの「日本昔ばなし」を、密室やアリバイ、ダイニングメッセージといったミステリーのテーマで読み解いた全く新しいミステリ。  前作の赤ずきんちゃんが面白かったので読んでみました。昔話の主人公たちが実は悪人で殺人事件の犯人だったりします。それでも、はなさかじいさんなどいい人はいい人のままでした。殺人至る動機についてはちょっとしたいざこざやお金、権力でした。しかし、舞台が空想の世界であるのでその話でしかできないトリックがたくさんあり面白かったです。  この話に出てくる昔話自体の内容は知っていたので話の大まかなところは大体つかみながら読むことができました。しかし、トリックが見破れなかったのは残念でした。ところどころに細かいヒントがちりばめられているので次に読むときにはじっくり拾いながら読んでいきたいなと思いました。

    1
    投稿日: 2024.09.10
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    一寸法師、花咲じいさん、つるの恩返し 竜宮城、桃太郎。 出てくる人々がおとぎ話の人物、というだけで きっちりミステリー。 この設定があるからこそ、のミステリーですが 確かに…と納得する内容でした。 つるは違和感があったものの…で読んでいけば、ですし 竜宮城のシステムもすごい。 一寸法師は、元の話が案外いい性格だったような?? 花咲じいさんは、推理する存在が驚きでしたし。 そして最後の鬼ヶ島。 一体誰がそうだったか、という認識で ぐるっと変化してしまう遺言、でした。

    0
    投稿日: 2024.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰もが知っている昔話がベースになっているので、世界観に入りやすかった。 1番おもしろかったのは、「つるの倒叙がえし」! 2人の弥兵衛のお話が並行して書かれていたなんて全く気づかなかった。後で順番通りに読み返してスッキリ。つうさんの復讐だったことにびっくり切ない。 最後の「絶海の鬼ヶ島」もよかった。えーなんで桃太郎がいるの?が猿の話で明かされて、納得。打ち出の小槌とか、今までの短編で出てきたお宝アイテムが再登場したのは楽しかった。

    2
    投稿日: 2024.09.01
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    昔話を材代したミステリーが新鮮で面白かったです 一寸法師や浦島太郎、花咲か爺さんなど確かにミステリーでした また、鶴の恩返しや、桃太郎は少し特殊なミステリーとなっており、ミステリーばかりで飽きさせない様に工夫が見受けられて良かったです

    0
    投稿日: 2024.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いやぁー面白かった!! 先に赤ずきんの方の本を読んでたけど、あっちはあんまり…って感じだったが、こっちは久々にヒットしたなぁ。 特につるの倒叙返し、密室竜宮城、絶海の鬼ヶ島は良かったね!!鶴の恩返しでは「ほぉー、よく出来てるなぁ」と思ったし、浦島太郎では帰る時の亀との会話のシーンで「そうゆうことか!」となり、桃太郎では解説にもあったが本当にそして誰もいなくなっただった!最後のとこで桃太郎誰だよ!って楽しみでもあり、怖くもなった。やぁー、ホントに久しぶりに読んで大満足した作品でした。

    1
    投稿日: 2024.07.31
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    みんな知ってる昔話を殺人事件に書き換える。 なんて、思いつきそうで思いつかなかった話、絶妙なフラグ回収。 こうきたか!と、膝を打つのも久しぶり。 本格派ミステリではないので、サクサク読める短編集。気軽に読める〜と、ポテチ片手に油断して、大事なところを読み飛ばさないようにご注意あそばせ。

    3
    投稿日: 2024.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新解釈な昔話として斬新だったけど、面白かった話とよく分からない話とがあった。 1作ずつつながっているようでつながってはいない。 ちょっと理解しづらい話だった。 「密室龍宮城」が1番面白かったかな。

    1
    投稿日: 2024.07.28
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    昔話にミステリーを掛け合わせた構図が新鮮で面白い。枠組みは拾いながら、でもちゃんと人が織りなすミステリーではある。鬼も感情を持って、動いていて面白かった。

    2
    投稿日: 2024.07.15
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    頭の中で本来の話も広がりつつ、こんな展開になるのかと驚くばかりです。 可哀想にと思いながらも目が離せない 昔話系って結構好きだな。

    2
    投稿日: 2024.06.23
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     昔ばなしに舞台設定を借りた本格ミステリー集。    「一寸法師」にアリバイ崩し、「花咲か爺さん」にダイイングメッセージ、「つるの恩返し」に叙述トリック、「浦島太郎」に密室、「桃太郎」に『そして誰もいなくなった』と、昔ばなしの登場人物たちに不可思議な殺人事件等が巻き起こる。  昔ばなしの設定なので一見メルヘンチックに感じるが、謎解きは本格ものそのもので、良くぞこんなことを考えたものだと感嘆!

    5
    投稿日: 2024.06.03
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    特殊設定ミステリーがあまり得意ではないと感じた。題材は良かったが、正直何でもありだなと感じてしまった。

    1
    投稿日: 2024.06.03
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    ずっと話題になっていた本。今流行り(?)の特殊設定ミステリー。 この小説の舞台はみなさんご存知日本昔ばなし。 なんといってももとの昔ばなしを知っているのでストーリーに入り込みやすい! 『特殊設定』と聞くとどうしても固いイメージ持っているあなた! 超読みやすいミステリーです!私はめちゃくちゃ好みでした。 毎回毎回犯人を予想するのですが…当たったためしがありませんでした

    1
    投稿日: 2024.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    目次 ・一寸法師の不在証明 ・花咲か死者伝言 ・鶴の倒叙がえし ・密室竜宮城 ・絶海の鬼ヶ島 先に赤ずきんちゃんのシリーズを読んでしまったけれど、こちらの方が先に話題になったはず。 読んでみると、確かにこちらの方がミステリとしては簡単。 違和を感じるべきところがわりかしはっきり書かれているので、「と、いうことは…」と推理しやすくなっている。 題材も相俟って、読書初心者のために書かれたミステリ入門書のようなものかと思ったけれど、いろんな賞にランクインしているのね。 最後まで花咲か爺さんがいい人でよかった、とだけは言っておく。

    1
    投稿日: 2024.05.25
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    日本昔ばなしを題材にしたミステリ小説。 先に『赤ずきん、〜』の方読んでいましたが こちらの1作目もブラックユーモアたっぷり。 中でも浦島太郎のお話は好きなタイプのイヤミスで 最後、おおおとなったな……。 ただまぁ個人的ですが昔話は昔話で、 ミステリはミステリで読みたい派だったのと 文章の感じが最後まで慣れずにハマれなかった。 もしかしたら童話は海外ものの方が好きなのかも!

    0
    投稿日: 2024.05.19
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    Audibleで読了。 キャッチーなタイトルと書影から予想してなかった 何処か暗いミステリ。イヤミス要素も… 特殊設定ミステリは苦手だったけど 子供の頃から知ってる昔話が元だから すんなり設定が落ちてくる。 つるの倒叙がえし、絶海の鬼ヶ島が すごく良かった!

    2
    投稿日: 2024.04.28
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    昔話の裏側を覗いたような物語。 一寸法師、花咲爺さん、鶴の恩返し、浦島太郎、桃太郎。 語られている表の逸話の裏側に隠されていた真実が暴かれたようで、複雑な気分ではある。

    0
    投稿日: 2024.04.24
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    誰でも知っている昔話に死体をだして事件にし、ミステリー仕立てにするというなんか同人誌読んでるみたいな小説(1次創作)。個人的にはつるの倒叙返しと密室竜宮城が好きだったかな。一寸法師で藤の花の香りを鬼が好きだから藤の香りでおびき出すってあったけど、鬼滅の刃が大好きな私はつい、藤の花は鬼にとっては毒なのでは…。と思ってしまうのであった。初めて読む作家さんでしたが短編集で読みやすかったです。鮟鱇が読めなくてググったので、あんこうがばっちり読めるようになりました。

    0
    投稿日: 2024.04.15
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    むかしばなしを舞台に密室トリックだったりアリバイトリックだったりのミステリに仕上げた短編集。 ひとつひとつのお話はいわゆる特殊設定ミステリみたいに、うまいこと昔話に落とし込んできれいにまとまっていて面白かったです。 ただなんていうか、タイトルだったり表紙の装丁だったりを見るに割とポップなコメディータッチなお話だと思って読んだんですが、結構シリアスなお話ばかりでしたね・・・イヤミスとまではいかないかもしれませんが、その落差でより暗く感じるというか。面白いんですけどね。

    1
    投稿日: 2024.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どの昔話も、もとももとはめでたしめでたしで終わるけど、全くめでたくない終わり方や、主人公がダークヒーローだったりしてわくわくした

    1
    投稿日: 2024.04.02
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    ★3.7 誰もが知っている「むかしばなし」。 あなたの知っている「むかしばなし」って生易しくない? 国民的な話、というのがあるから作れる「if」の物語。 好みは「花咲か爺さん」の話だった。結末をはっきりさせない意趣返しなのだがそれがいい。 「桃太郎」なんて、「そして誰もいなくなった」を少しオマージュしてたのではないかとすら思える不気味さがあった。 むかしばなしなんていくらでもネタがあるし、シリーズ化余裕だろうな、なんて思っていると既に結構出ているのね。。。

    13
    投稿日: 2024.03.21
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    うまいなー。 昔話とミステリーの融合。 一寸法師 花咲かじいさん つるの恩返し 浦島太郎 桃太郎 みんなが知ってる昔話の登場人物やストーリーを元にしているところも、読者を飽きさせないミステリーが繰り広げられることも巧い!と唸ってしまう作品。 ミステリー初心者から愛読者まで、みんなが楽しめるそうなのもすごい。 シリーズの他の作品も読みたくなった。

    1
    投稿日: 2024.03.14
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    このシリーズ好きです♡昔ばなしとミステリーをかける発想が凄く面白いです。 〚皆が知っているお話しをミステリーにする〛 題名から,お話まで面白く、工夫ある本だど感じました。発想力が凄い本だど感じます このシリーズ好きな人、面白そうなどと考えたらいいね♡で教えて下さい! 沢山の人に知ってほしいです!!

    4
    投稿日: 2024.03.03
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    誰もが知っている昔話をミステリーに!? 斬新なかたちで本書は楽しめました。なかなか良いアイデアと思われます。次の作品も楽しみです。

    1
    投稿日: 2024.02.21
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    様々なミステリーの手法が使われていた。もっと気軽に読めるものかと思っていた。 本書からずれるが、昔話の絵本で登場人物の視点から物語が描かれたものや空からの視点で描かれたものを読むと、知っていたはずの物語がまた違ったものになる。また、昔話の古典を読むと今とはストーリーが違うものもある。 ミステリーを楽しみつつ、また一味違った昔話を味わうことができた。続編もあるようなので、そのうち読んでみようと思う。

    20
    投稿日: 2024.02.11
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     気になっていたタイトルで文庫化された機会に買っていたけど今まで積んでいた。  渚ちゃんの著者だし面白いんだろうけど、表紙の雰囲気から、中身の具合が読み取りにくく…。  「一寸法師」「花咲か爺さん」「鶴の恩返し」「浦島太郎」「桃太郎」を題材に、ミステリベタとの融合を図っている作品集。  はじめのうちは、見事な融合と思っていたけど、だんだん便利な独自の設定やアイテムが登場して、ご都合全開になっていった印象。  単発おふざけ企画ならともかくシリーズ展開するなら、もっとミステリとしてしっかりしていて欲しかった。

    2
    投稿日: 2024.01.31
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    よく知っている日本の昔話、視点が変われば知らない物語のよう 謎解きにも復讐劇にもホラーにもなってるのとても面白い 昔話では良い人悪い人がはっきりしているけれど、この小説では登場人物たちみんな本当に人間臭くて善悪どちらの面も持ち合わせているのがよくわかる つるのお話は繰り返し読みたくなる

    1
    投稿日: 2024.01.05
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    確かに昔話って主人公目線から見ると全て悪者を倒すハッピーエンドだが、ヴィランサイドからするとそうではなく、自分たちの生活もある中で好き勝手やってきた向こうも悪いというお互いの立場がよく見えた。 子どもに話すときには悪者をやっつけるで良いが、大人になってよく考えるとそうではなく、本当に悪いのは?と考えることができる。 今まで知っていた話をこうして見方を変えて考えることができたのは面白い。しかし、昔話という性質上、時代背景や設定において派手で目を引くものはなく、新鮮味はない。だが、そこが物語として知っているからスラスラ読めるという利点なのかもしれない。

    1
    投稿日: 2024.01.04
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    昔話とミステリーを掛け合わせた斬新な設定の短編集です。内容はややミステリー重視な感じで、昔話感はそんなにないように僕は感じました。本書の解説にも書いてありましたが、稚気と邪気が背中合わせに存在した世界が展開されていて、そこがすごく魅力的な本でした。

    1
    投稿日: 2024.01.03
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    凄く読みやすい作品 元の話ってどんなだっけ…ってなるラインナップなんだけど(これは私が無知なだけ) 昔話で光を当っているヒーロー側からの視点じゃなく ヒール側からの視点でみると、そうなるのかってハッとした。   ストレートな鶴の恩返しも好きなんだけど ちょっと桃太郎の話が実は好きだったりする。

    1
    投稿日: 2023.12.23
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    今更ながら読んでみた。面白かった! あんまり古典ぽかったらやだなーと手に取らずにきたけど気になってたので今更… 超読みやすかった…! そして面白かった! 個人的には"鶴の倒叙返し"がお気に入り。 むかしばなしがどんな風に仕立てられてるのかなーと思ってたけど、むかしばなしに沿いながらも全然違うミステリーに出来上がっててすごい。 どの話も長すぎずサクサク読めるのも良かった。

    34
    投稿日: 2023.12.23
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    ミステリーとしては中途半端やけど、知ってる昔話がミステリーになるのは面白い。サクサク読めるし、続きが気になる。

    1
    投稿日: 2023.12.17
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    サクッと読める。 正直期待してたほどではなかったけど本来の昔話とは違った視点で話が描かれてるのが新鮮だった。

    2
    投稿日: 2023.12.16
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    昔話×ミステリーというこれまた自分にとって大好きなコンセプト。原作をちゃんと読んだことがなかったのですが、それでも十分楽しめました! 1話ごとの短編集で、登場人物や世界観が昔話そのもので、すぐお話に入り込めます。 かなり本格的なミステリーになっていて、元のお話に絡めたトリックなのも読んでいて全く飽きないです!文章が読みやすいので小説を読むのが苦手な方でも挑戦しやすいかな?と思いました☺︎

    2
    投稿日: 2023.12.10
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    誰もが知ってる《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリの視点で新たに構築した物語。ヒーロー側ではない、違う視点から見るとこんなに結末の捉え方が違ってしまうのか、と面白かった。鬼ヶ島の話が怖かった。

    2
    投稿日: 2023.12.02
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     話題の昔話ミステリー。誰でも知っている昔話の話の中で殺人事件が起こります。そして、きっちりと記憶の中の昔話のストーリーをなぞっているところも多く、非常に話に入りやすく、また原作?にはないオリジナルも、そのように展開するのかと楽しめます。ミステリー要素のある星新一を読んでいるイメージでした。楽しかった。

    2
    投稿日: 2023.11.27
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    みんながよく知ってる昔ばなしに殺人事件がプラスされた短編集。 どれも、サクサク読めて一気に読んでしまいました✨ 個人的には花咲かじいさんの話が1番好きです。

    2
    投稿日: 2023.11.25
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    赤ずきんちゃんの方が好きだったかなぁ〜。 何か、そっちは映画化するらしいね。 福田さん作品だし、コメディ要素強めだろうけれど、そんなにコメディに寄らなくてもいいと思うんだけどなぁと。 こちらは、昔話とミステリ。 赤ずきんちゃんの方と違って、それぞれに探偵役?がいるね。世界が違うけど、最後にそういう繋がりを持ってくるかと。 まぁ、何よりも発想が凄いよね。こんな事をよく思いつくものだと。 昔話を知っているからこそ分かるポイントとかあって、読んでいて楽しかった。

    6
    投稿日: 2023.11.16
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    昔話を懐かしんでいたら、途中からしっかり殺人が絡むミステリになってるという展開になり、先が気になって仕方がないお話になっている。 一寸法師も花咲か爺さんもつるの恩返しも、竜宮城だって鬼ヶ島だって殺人が起きちゃう。 なんてこった。ちっともめでたしめでたし…で終わらない。 最後の鬼ヶ島は、鬼ヶ島が舞台なだけあって、たくさんの鬼が出てくるわけで。 全員名前が「鬼◯」なので、まー覚えられない(笑) 何度も名前の載ってるページを見返して、これは誰の子だったかな、これは何色の鬼だっけ?と。 でもまあ、面白かったです。

    28
    投稿日: 2023.11.13
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    日本人の多くの人が知ってるであろう昔話をミステリーとして、 新たな息吹を吹き込んだ作品。 一寸法師、花咲かじいさん、つるの恩返し、浦島太郎、 鬼ヶ島(これはあくまで昔話のスピンオフ的に書いてるのかな)が題材となる。 どういうミステリーかはそれぞれ趣向が凝らされていて、 どれも違った形になっているので、読んでのお楽しみと言うところですが、 個人的に一番良かったというか驚かされたのは、つるの恩返しを 題材にした、「つるの倒叙がえし」になります。 約60ページの短編でありながら、読み終えると、 もう一度複数の章を読むように指示が書かれています。 これを無視して読み終えるとうーんな感じなのですが、 指示に従って読んでいくと、もうびっくりって感じになります。 他1つ語るとすれば、ミステリーと言えば島、島と言えば孤島 のようなイメージを持つ人もいるのではないでしょうか、 そういったところを、最後に持ってきた、「絶海の鬼ヶ島」を シンプル・イズ・ベストって感じで楽しむ人もいるのではと思ったりします。

    2
    投稿日: 2023.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昔話を題材としたミステリー小説。 4つのお話が収録されていて、どの話も謎解き要素や伏線回収がしっかりしてて面白かった。 個人的には浦島太郎の話が好きだったかな。 続作も読みたい。

    1
    投稿日: 2023.11.06
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    ほう、なるほど。 ただ、個人的には昔話は昔話でほっこりしていたいので、別物語として楽しませていただいた。

    2
    投稿日: 2023.10.25
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    斬新で面白かった 特に好きなのは花咲か爺さんだったな 犬目線からの物語 最後の桃太郎は鬼視点からの物語 昔話の内容を取り入れつつそこから広がるミステリーでした

    6
    投稿日: 2023.10.18
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    もっと色物かと思っていたのに ちゃんとした人物背景やキャラクターで 読んでいて楽しかったし 皆んなの小さい頃からのイメージを逆手にとる話の進め方が楽しかった! 面白い

    2
    投稿日: 2023.10.09
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    個人的には昔話を知っているかどうかはあまり関係ないと感じました。誰もが何となく知っている聞いたことがある『めでたし、めでたし』の続きや裏話がこうだったら、人間ってやっぱり欲深くて怖いなって感じです。

    2
    投稿日: 2023.10.04
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    面白かったー!! ちゃんとミステリだった。 特に「花咲か爺さん」はぞくっとした〜 シリーズ全部制覇したい

    13
    投稿日: 2023.10.02
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    昔ばなしとミステリを組み合わせたミステリ短編集です。一番最初のお話が私にとって面白いと感じず、なかなか進まなかったのですが、その後のお話はスラスラと読めて、総合的にとても面白かったです!どれかひとつ皆さんに合う小説があると思います!

    0
    投稿日: 2023.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あーやっぱりこのシリーズ面白い 文字ちっちゃ!ってびびるけど簡単にスラスラ読める! ミステリーで謎解きは全くできない派だからこれくらい丁寧な解説があるとありがたい! でもたまにわからんくなるがw 一寸法師ワロタ 花咲かじいさんは比較的簡単だった! 鶴の恩返し、、、悲しくなった 戻って読んでは無いけど←ハッピーエンド希望だったのに ま、この本でハッピーエンドなわけないかw 最後の桃太郎には衝撃 やりすぎだろ 総じておもしろいw 他のも読みたくなった!! 友達にも薦めたい!! でも子供には読ませたくないww

    1
    投稿日: 2023.09.25
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    「一寸法師」「花咲か爺さん」「鶴の恩返し」「浦島太郎」「桃太郎」 有名な昔話をアレンジしてミステリー仕立てにした感じの作品。 そもそも元の昔話をよく知らないのもあったので、そんなに驚いたりもなくサラッと読んでしまった。 どれも上手くやな感じの終わり方になってた。 「鶴の倒叙返し」がよく考えられてるな〜と面白かった! 桃太郎のは、ややこしくてちょっとよく分からんかったな〜(~_~;)

    35
    投稿日: 2023.09.20
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    日本昔話をモチーフにした5つの短編ミステリー。昔話の世界観とミステリーが融合して面白かったです。短編ミステリー好きの方におすすめです。

    2
    投稿日: 2023.09.13
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    慣れ親しんだ昔話がどうミステリーになるのかと思ったけれど、一日であっという間に読めてしまうほど面白かったです 各話それぞれ色んなミステリーが詰められていて、慣れ親しんだ物語だからこそあの人が?という展開が続きます ただ、その分昔話で思い描いていた人物像のイメージが崩れてしまうところもあるし、後味がいいものではないからそこは割り切る必要があるかな… 花咲かじいさんの話が好きだけど辛い…

    0
    投稿日: 2023.09.09
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    一度は聞いたことがある昔話をミステリーに。 全五篇からなり、1つ1つの話がよく出来ていた。 読みやすく別のシリーズ作品も読みたくなった。 楽しく読むことができた作品。

    3
    投稿日: 2023.09.07
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    「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」を読んで面白かったので、この作品も読んでみた。 どの物語も、犯人はそうだったのか!と驚きの連続。 鬼ヶ島は、前の物語との繋がりもあり、再び驚き。 見取図もあったりして楽しめた。 このシリーズ、他の作品も読んでみよう!

    1
    投稿日: 2023.09.07
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    昔話×本格ミステリの傑作。すべての話がとても面白い。誰もが知っている昔話を、本格ミステリの舞台に昇華させ、論理的な謎解きを展開する。短編ながらどれも衝撃の結末が待っている。ミステリの歴史に残る作品である。

    7
    投稿日: 2023.09.06
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    普通に面白かった。 じっくり読んで楽しめた。 登場人物の名前が似たり寄ったりで何度も???となった。 最後の鬼の話が好き。

    1
    投稿日: 2023.09.05
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    確かにいままでなかった発想ではあるので、そこは評価するとしても、ちょっと話の展開には無理があったように思う。 昔話の登場人物のイメージがあるから、逆の方向に振り切ろうとしているのだけど、もう少し別の方向がないかなーとか。結局、人間、金に対する欲やお酒で身を滅ぼすみたいな感じで、そこが変わらないとなあとか。

    1
    投稿日: 2023.09.03
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    これは、発想が面白いですね(笑) 昔話が、まさかの本格ミステリになるとは。 伏線がしっかりあるので、誰が犯人か、どうやったのかなど考えるのが楽しかったです。 私は、「つるの倒叙がえし」が一番驚きました。

    1
    投稿日: 2023.08.28