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卒業生には向かない真実
卒業生には向かない真実
ホリー・ジャクソン、服部京子/東京創元社
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総合評価

247件)
4.1
97
83
42
10
3
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正直、中盤頃から「自分はいったい何を読まされているのだろうか?」と思い始めた。 相変わらず、警察が無能すぎたから起こった事件で、別にトリックがどうとかそういう作品ではなく小さい町で起こる人間関係 睡眠剤を飲まなくては過ごせないピッパ。目の前でスタンリーが撃たれたことが身体から離れないピッパ。ストーキングされるピッパ。 いきなりスラウの殺人鬼の話題が復活。またの名はDT(ダクトテープ)キラーこの殺人鬼はピッパの言うとおり、1巻にもスタンリーとのやりとりでちらっとだけで出てくる。この殺人鬼がピッパをストーキングしていた。 この殺人鬼はアンディの実の父親ジェイソン。ジェイソンに捕まるピッパ。拘束され、そこから脱出するピッパ。ここが中だるみポイント。延々とダクトテープでグルグルされたピッパがもがくシーンが続く。いったい何なんだ? 脱出できたと思ったら、なぜかピッパはジェイソンをハンマーで撲殺。 そこからはラヴィとか友人達を巻き込んで隠蔽大作戦。 無能なホーキンスが、この件に限っては異常に有能になりピッパを疑いまくる。さすがに逃げられないと思ったピッパ。ところがラヴィの方が完全殺人隠蔽に乗り気。ウソのアリバイまで警察に提出。 コナー、ジェイミーのレノルズ兄弟は、ジェイミー誘拐の件でピッパに恩がある。 ナオミ、カーラのワード姉妹は、ピッパと元々が姉妹のような幼なじみな上、カーラがひき逃げ関係者であることをピッパが警察に黙っていたことで恩が。(マックスがひき逃げしたときナオミは同乗していた件) ナタリー・ダ・シルヴァはよくわからない。ナタリーをレイプしたマックスを有罪にしようとしたピッパ。仲良し、恋仲のジェイミーを救ってくれたピッパに恩を感じているのだろうか。2巻の終わり頃にはいきなり親密になっていたが。 ケンブリッジ大学に進んだ後も、マックスへの有罪判決が確定するまで自分を押し殺しまくるピッパ。 いったい、何だったのか。 ジェイソンを殺したときから自首しないで『青の炎』パターンかなと思ったがマックスにこのジェイソン殺しの濡れ衣を着せようと計画し、そのために友人達を巻き込みまくる。もちろん、ジェイソン殺しをマックスに押しつけるから手伝ってとは言っていないがさすがに気付くのに ナタリーとカーラはジェイソン殺しが明るみになった後、ピッパと二人で語るシーンがそれぞれ書かれているが、コナーとジェイミーはどう思ったのか。ナオミはピッパが手伝ってほしいと言ったときから覚悟が決まっている様子だったが。 アンディの性格がよくわからない 父親から逃げたがっていることは、お金を集めていることでもわかっていたが それにしても、ナタリーをだまして上半身ヌードをネットに流すとか、妹が自分が売ったヤクを飲まされたせいでレイプされても何も動じないとか、1巻のキャラはどうなったのか。妹を連れ出して父親から逃げると考えていたとかは、ちょっと1巻のキャラと比べて、当事者である妹の証言からも離れすぎている。 好きなサルと一緒のオクスフォード大学に行きたいのだったら、もうちょっと勉強しないのか。その果てがワード先生に自らを抱かせて脅迫するというぶっとんでいる。 --- 『自由研究には向かない殺人』から 関連してること p.51 スタンリーが「スラブの絞殺魔」に言及している p.394 ナオミに「警察に共犯の自首をしなくていい」と言い、ナオミをかばうピップ、 ○アンディがナタリーやったこと p.189 アンディからナタリーへのいじめ ・ナタリーの親族は内輪で性交している ・ナタリーはのぞき見てオナニーしている という噂を流す p.191 ナタリーをだまし、上半身裸の動画を撮影させ、それを入手してネットに流す

    0
    投稿日: 2026.01.15
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    やっぱり面白い!そのあとも気になったけど、ここで終わるから面白いのかなぁ〜 いろんな和訳本出して欲しい! ☆4.5 2024.9.12 読了

    0
    投稿日: 2025.12.28
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    前二作に続いて読了。 前作で感じた通り、冒頭からかなり陰鬱な滑り出しで、これまでの主人公とはすっかり印象が変わっている。 前作までの(特に一作目の)青春ミステリー、スモールタウンマーダーが好きな人からすると、今作は受け入れがたいかもしれない。 しかし、それもまた終盤で語られる様に、主人公の「成長と変化」として見ることができるだろう。 それでも前半は過去作同様捜査パートが織り込まれており、シリーズの延長線上にある安心感はある。 だが中盤以降、物語は突然の転換を迎え、そこからは全く別の景色へと変わっていく。 視点は外側の事件から主人公の内面へと深く潜り、一挙手一投足、思考の揺らぎまでもが緻密に描かれていく。 自分もその中に取り込まれている様な没入感があり、ページを先にめくって見てしまわないように、視線を後の方に移して先の展開を見ないように、今読んでいる1行に視点を集中させて読む…そんな感覚を味わったのは久しぶりだった。 これは物語の展開もそうだが、作者の筆致の確かさと、翻訳の絶妙さもあったと思う。 主人公の行動や結末には賛否が分かれるだろう。 だが、一作目から張り巡らされてきた伏線や人物の軌跡が一点に集約され、三部作全体の構造を完成させる形で、シリーズとしては見事な到達点に至ったと思う。 真実は消えないし変えられもしない。 けれど、それを見ようとする目を曇らせることはできるかもしれない。 しかし、真実は当人をさいなむ。 最後の周囲の人への想いも身につまされ、シリーズを通して読んで良かったと思える作品だった。

    2
    投稿日: 2025.12.11
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    とんでもない話だった。前作の終わりからして、3作目は「戦い」の巻になるだろうと思っていた。主人公が受けた傷に立ち向かう、そんな話になると思っていた。 ところが読み進めていくと、これは確かに戦いだけど、思っていたのとは全然違う方へ話は転がっていく。 ずしんと心が重い。この物語にはいろんな捉え方があると思う。 個人的にはこんな展開になってしまったことが悲しい。これは、ハッピーエンドなのだろうか?私にはバッドエンドの様に思える。 真に正しい、とはどうあることなのか。 この終幕のあと、二人は取り戻せるのだろうか。守るために失ったものは、あまりにも大きすぎる。

    9
    投稿日: 2025.12.04
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    この三作目はミステリーというより全編に渡ってホラーサスペンスといった感じ また、主人公ピップの倫理観が現代日本を生きる自分とはあまりに違いすぎて作者がどういった結末にもっていくつもりなのか全く分からず読み終えた 謝辞を読んで作者の現代社会への思いを受け取ったことでこの作品の流れにはかなり納得できたことは良かったとは思う

    0
    投稿日: 2025.11.29
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    3部作の3番目 やはり1から読むべきであった これはこれで、まあおもろかったけど 登場人物がおおすぎて、、、

    0
    投稿日: 2025.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なかなかショッキング。始終ドキドキしっぱなしでボリュームはあるけど後半は一気読み。これが良かったのかは分からないし、元通りにはならないけれど最後ちょっとだけホッとしてしまった。警察や司法をもっと信用できたら、、もっと機能してたらこんなことにはならなかったのにと思ってしまう。これを一生背負って生きていくのは罪を犯した人間なら当然ではあるけれど、ピップがラヴィや家族や友達とまた笑って過ごすことができたらいいな。 3部作完結!面白かったー。あの頃のピップが好き!

    6
    投稿日: 2025.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後まで駆け抜けた青春×推理小説 ただ私は、真実と正義のみ目指してた主人公が変わってしまった(ある意味大人になったというか…)のが悲しいな。 私は、自分がしてしまった罪は自らが背負うべきだと思うので、社会的に見て「良い大人」である人が実際は殺人鬼であるという真実を、警察はおそらく信じてくれないからと言って、自分が殺すべきではないし、また、司法の誤りによって無罪になってしまったレイプ魔に、殺人の罪を着せ、自分は家族や恋人と幸せに暮らすことは、許されるべきではないと思う 真実と正義、これを読者に投げかける形で最後終わりたかったのかな?とするなら良いんだけど… なんだかモヤモヤが残る…。 物語は展開が気になりすぎて、すぐ読み終えてしまった、やっぱり面白いな〜

    0
    投稿日: 2025.11.11
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    三部作完結編! 前作を読んでから本作を読む方が良い。 前半は前作の相関図を説明することに 割いていて、知る人にとって 読み進めるのに苦労した。 後半は人物相関やトリックも興味深く 良い意味での二転三転の展開に 次々と読み進めることができた。 少しトリックに不安があると思ったが そこは首尾よくいっている。

    14
    投稿日: 2025.10.23
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    ピップ・フィッツ=アモービーは、高校を卒業したばかりの少女。かつて二度の事件を解決した“天才女子高校生探偵”として知られるが、その経験は彼女に深い心の傷を残していた。 前作での連続殺人事件の後、彼女は不安障害やPTSDに苦しみ、過去の事件の記憶にたびたび悩まされている。大学進学を控えながらも、心の平穏を取り戻すことはできず、ポッドキャストを通じて事件を語ることだけが日常の支えとなっていた。 そんなある日、ピップのもとに匿名の脅迫メッセージが届く。 「前にやったように、また人を殺すのか?」 送り主は彼女の行動を監視しているかのようで、次第に彼女の家の前に奇妙な足跡が現れ、誰かが後をつけている形跡が見つかる。 恐怖にかられながらも、ピップは調査を始める。やがて彼女は、自分が過去に関わった事件と、町で起きた未解決の誘拐事件との間に共通点を見つけ出す。だが、その真実を追ううちに、ピップ自身が「加害者にもなりうる存在」であることを突きつけられる。 物語は、彼女が理性と罪悪感の狭間で揺れ動きながら、最後にどのような“正義”を選ぶのか――という心理的サスペンスへと展開していく。 最終的に明かされる「卒業生には向かない真実」とは、善悪の境界が曖昧な現実の中で、誰もが抱える暗い衝動と、決して“完全な正義”など存在しないという事実だった。

    0
    投稿日: 2025.10.15
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    一言。 マジか、といった感想。 前半はなんとなく退屈でしたけどね。一気に後半まくし立てたね。ラヴィとはこれでいいのかー、と思ったが最後に「アラッ」って。 前作前々作がしっかりつながるんだねー。

    8
    投稿日: 2025.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この自由研究シリーズの中で1番読むのが大変だった。 冒頭からピップの精神状態が不安定で、読んでいて辛い。 まさかのピップが犯罪を犯してしまう側になるとは。 シリーズはこれで終わってしまったが、次回新作も読んでみようと思う。

    1
    投稿日: 2025.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読むのが辛すぎて、読み切るのに1ヶ月もかかってしまった。 まさかのピップが殺人犯になり、しかもその罪をマックスになすり付けるとは、、、衝撃すぎる。 読みながら、(ピップもうやめて!まだ戻れる!)と思い続けたが、ピップはやり遂げてしまった。 ピップには本当に本当の普通の幸せを取り戻してほしかったな。 本作も面白かったが心臓に悪い展開でした。

    2
    投稿日: 2025.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2作目までで、ピップに感情移入し過ぎて読むの辛かった 良かった点 ・これまで事実と思われたことの真実 (アンディの日記HH、ジェイソンから逃げる本当の理由、サルへの気持ち) ・ピップが警察への不信感を募らせていく描写の丁寧さ 嫌な点 ・チャーリー・グリーンあっさり過ぎる ・ピップの件だけ鋭いホーキンス ・ピップが人を殺してしまった  『カーテン』『名探偵の掟』とか既にあるから、名探偵の主人公が犯人になるのはまあ、、、って感じやけど、別の奴に罪をなすりつけるのは、、、。いくらマックスとはいえ結構ショックやった。ただ作者の源流に司法制度への警鐘、怒り、失望があったようなので、ピップにその代弁をさせたのかなと思う。  個人的にアンディの本当の気持ちを知れたのが良かった。あと、ピップが今まで助けてきた人達が皆ピップを助けてくれるのが救いやった。  ただ、ホーキンスが無能過ぎて、コイツのせいで近年のリトル・キルトンの全ての事件が発生してるんじゃないかと思うレベル。連続殺人犯と仲良くゴルフしている場合じゃないんだが?  とにかく3部作本当に楽しく読めた!ただただピップとラヴィのこれからの幸せを祈る!

    3
    投稿日: 2025.09.25
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    ピップの心が壊れ始めてしまって、新たに降りかかる出来事もピップにとって辛い事ばかりで、読み進めるのがとても苦しくなった。 ただ、あらゆる真実が明らかになって、これまで信じていたものがひっくり返され、ラストに向けてのスリルはとても引き込まれるしさすがだなって思った。 ピップのこれからの人生が幸せなものであって欲しいな、と本当に心から願ってしまう。

    1
    投稿日: 2025.09.19
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    いよいよ完結作、事件を解決する度に不幸になる主人公の行く末を描く 一作目からの伏線がつながる展開や主人公が解放してしまった悪が立ちはだかるなど見どころが多く、上下巻に分けても良さそうなくらいボリュームがある 最後の最後で自分の相手になるのは昔のように真実を追い求める自分のような存在で胸が熱くなった あとがきにこの作者の原体験が書いてあり、それを踏まえると物語自体の見え方が少し変わった

    1
    投稿日: 2025.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ピップが序盤から精神的にぎりぎりで、これからどうなっちゃうの?という気持ちだったけど、まさかの展開に驚愕。

    6
    投稿日: 2025.09.08
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    3部作完結編。1作目の正義感の強いピップやラビィの人柄、周囲の人々の温かさが好きだったが、2作目、3作目はあまり好みではなかった。1作目が好評でシリーズ化されたと解説で書かれており、付け足された部分が自分にはハマらなかったのかなと感じた。ピップだからこそ成り立つ展開だったとも言えるが、そこまでする必要性を感じられなかった。

    1
    投稿日: 2025.09.05
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    ピップ3部作ついに完結。 まさかの展開に衝撃を受けた。まさかそうくるとは…。 手に汗握りながら最後まで読んだ。 すごい小説だったな。読めてよかった。この気持ちを私はこれから先もずっと忘れないと思う。

    10
    投稿日: 2025.08.26
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    自由研究には向かない殺人、優等生は探偵に向かない、卒業生には向かない真実 この3作は続けて読む必要がある。全部読んで初めて完結するのだと。 ただし、2作目も3作目もその終わり方好きじゃない。

    1
    投稿日: 2025.08.12
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    「自由研究には向かない殺人」シリーズの完結編。 大学入学をひかえたピップは、身の回りで不審な出来事が起きていることに気づく。 家の敷地内に置かれたハトの死骸、私道に描かれた首のない棒人間などなど。 これらは、6年前に起きた連続殺人事件の被害者に起きていたことと似ていた。 ピップは、自分自身を助けるために6年前の事件の調査を開始する。 前提としてこのシリーズは、海外作品を読んだのが子どもの頃のファンタジーくらいだった自分にとって、海外作品を再び読むきっかけとなった大事な作品であることは変わらない。 今作でシリーズ1作目である「自由研究には向かない殺人」に関する新たな事実が判明し、登場人物に対する見方が変わる感じとスタートである1作目に物語が戻っていく感じが良かった。 第一部はピップのトラウマや怒りの詳細な描写に圧倒され、不穏さを感じつつもハラハラしながら読み進めていた。 しかし第二部は、読めば読むほどモヤモヤが増していく感覚だった。 ピップには迷いがなく、自分としてはピップの選択が周囲へ様々な影響を及ぼすことを葛藤するような描写がもっとあってほしかったと残念な気持ちになった。 合計650ページを超える長編である今作なのだが、自分が感じたモヤモヤや疑問に関する葛藤の描写はあまりなかったように思う。 自分は過去の選択や言動を省みて悩みながら成長していくような作品のほうが好きなのだと、再認識できた。 結局読み終えて感じたのは、素人が自ら事件に首を突っ込むべきではないということ。多感な時期である学生は特に。 完結編である今作はモヤモヤが多かったが、全体として色々な意味で記憶に残るシリーズとなった。

    8
    投稿日: 2025.08.10
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    【2025年93冊目】 2つの事件を解決した女子高生探偵ピップは、大学への進学を控え、順風満帆な日々を送っている、とは言えなかった。過去の事件のトラウマがピップを追い詰めていた。加えて、レイプ魔であるマックスからの訴え、家の周りにで起きる奇妙な現象がピップの精神を蝕んでいく。これは私の事件だ――。自由研究には向かない殺人シリーズ第三弾。 もうね、ずーっと胃が重い展開が続くんですよ。ずーっと、ずーっと、暗い。一作目と二作目も明るいかと言われたら難しいんですけど、少なくとも謎解きに振り切っていてそれを楽しむだけで良かった。なのに今作は謎解き以外の事柄の数々が重すぎてずっとどんより、そして、ハラハラ。 第1章が終わった時点で「マジかよ」って思わず声が出ましたし、翻訳者の人も多分同じような声を出したんじゃないかなと思います。まさかの展開が過ぎましたし、その後もどうなるんだよと思って、読み進めるのを止めることができず、結果として夜更かしするはめになりました。 いやー、これ、これで終わりかぁという感じもするし、続けても多分またずっと暗いだろうなという感じもするんですけど、こんなメリーバッドエンドみたいな感じになることあるんだなって、衝撃的でした。 ありか、ありなんだろうな、うん。しかし三部作通してどれも予想つかない展開でした。一気に続けて読むのがおすすめです!

    1
    投稿日: 2025.08.08
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    シリーズ3作目。 かなり衝撃的な展開が待っているが、そんな展開は期待してないから!と言いたくなる。 爽やかな青春成長ミステリのままで良かったのでは?

    4
    投稿日: 2025.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    25.07.27 読了 前作でのスタンリーの一件からピップを心配していたけど、想像に違わずかなり精神を病んでいた。単独で殺人事件を解決してしまうほどの知識と行動力のあるピップは、勿論殺人事件を隠蔽する知識と行動力も持ち合わせているよね……なんとなく、こうなってしまう予感はあった。第1部の爽やかな読み味からは一変したけど、それでも続きが気になって夢中で読み切った。ミステリーなんて枠はあっさりと飛び越えてきた怒涛の展開。 解説にもあった通り、今作でのピップの行動には賛否があるはず。司法制度への怒りがストレートに伝わってきて、考えさせられることの多い最終巻だった。ニュースを見て私もよく怒っている。犯罪を減らすために、正しく裁くために、どうすれば良いかって人類の永久の課題かも。 全体の感想として、すごく面白かった。女子高生探偵ものとして。様相の変わる3部作として。ピップ&ラヴィのバディものとして。本当に何もかも新鮮で楽しく読むことができた。特に、2人が迷った時にお互いが「ピップなら、ラヴィなら、こんな時どうするだろう」って考えているところが素敵で大好き。何ジフィかのお付き合いから、こんなに大切な存在になるなんて最初は思いもしなかった。親愛なる部長刑事とその相棒が、これから先、幸せでいられることを祈るほかない。

    0
    投稿日: 2025.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『自由研究には向かない殺人』A Good Girl's Guide to Murder 『優等生は探偵に向かない』As Good As Dead に続く三作目。完結。 原題は『Kill Joy 』 辛い。何もかも辛い。 違法なドラッグに頼るより、病院にかかった方がいい。 カウンセラーに体験を話せないなら話さなくていいから、大丈夫なふりをしてちゃダメだよ。 そう言ってあげたかった。 もっと他にやりようがあったはず。 間違ってるよ。 当事者ではない私は、そんな言葉でピップを責められない。 ピップだってわかってる。望んだわけじゃない。 かける言葉が見つからない。 ピップは元通りになることに固執していたけれど、起こったことはなかったことにはできない。 今より良い状態を、一歩一歩目指していくしかない。 ピップの人生はこれからだというのに、ずっと秘密を抱えて生きていく。 どんな大人になって、どんな職業につくのだろう。 そこは語られない。 眠れるようにはなったのだろうか。 ―― 女王(the Crown)対マックス・ヘイスティング なぜ突然女王と思ったが、wikiによると 「刑事訴訟においては原告は国王(the Crown)」とのこと。

    0
    投稿日: 2025.07.09
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    シリーズ三作目。 前作での事件の結末により、常に幻や恐怖に苛まれ、眠れず疲れ果てた日々を過ごすピップ。ドラッグに依存しかけたりして、見ていられない。 そんな状況を乗り越えるために、新たな事件を解決すべきと考えるけれど(それも何だろうな…)、その前に自分が事件に巻き込まれてしまう。 今回はホラー感やサスペンス感が強くて、ドキドキしっぱなし。 ピップが巻き込まれた事件の犯人は、半分いかないうちに判明するけど、犯人との対峙が本当に怖くて、いくらピップでも無事では済まないんじゃないかとハラハラ。 そしてその後も最後のページまで目が離せない。 ちょっと心臓に悪い感じのドキドキだったなぁ。勇敢な少女。でも少し無謀すぎやしないか。お母さんには同情を禁じ得ない。 ピップに平穏な日々が訪れるようになるといいなぁ。 今までピップを信じても助けてもくれなかったホーキンス警部補だけど、最後には妙に鋭いところを見せて、あんなふうに言うなんて。ほんと憎たらしい。

    5
    投稿日: 2025.07.07
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    こんな展開になるとは思わなかった。人生には三つの坂があるという。登り坂、下り坂、まさか、である。 「ミステリ史上最も衝撃的」──あらすじの惹句にはそう書かれているが、間違いない。問題作とすら言っていい。読後、宛もなく頁を行ったり来たりしてあれやこれやと探ってしまう自分がいた。 これが独立した作品であれば大した事はない。ああそうなんだ、ふーん、で終わりだ。 これが一人の少女探偵を主役にした三部作の完結編だから衝撃なのだ。驚いた。未だに震えが止まらない。多くは語れない。語るまい。

    2
    投稿日: 2025.07.06
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    三部作完。 かなりの問題作なのでは? 「自由研究には向かない殺人」で始まったこのシリーズが、こんなにも〈正義〉について、考えさせてくるとは思いませんでした。 第三部途中まではミステリとしてギリギリ読めたけど、後半はクライムサスペンス。そしてずっと辛い。「ピップ、、、泣 どうすんのこれ。。。」と。 是非読んでください。 「自由研究には向かない殺人」から。

    11
    投稿日: 2025.06.30
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    前2作以上に読む手が止まらなかった。夢中になりすぎて久しぶりに電車乗り過ごした...笑 これまでで1番ピッパにハラハラドキドキさせられて、決して肯定はできないんだけど、だからと言って否定もできなくて、自らの危険を犯してでも救おうとするところはやっぱりピッパのいいところで、もう感情ぐっちゃぐちゃ。ずっと感情移入して心臓バクバクだった。 心の中のラヴィと会話して、ラヴィだったらどうするかを指針にするのって、一方間違えれば共依存だけど、すごく素敵な関係だと思う。 周りの友人たちもすごくいい。 ラストはほっとしたけど、でもじゃあこれで安心かと言われればもちろんそうではないわけで、モヤモヤしないと言ったら嘘になる。でもこの読後感もこの3部作の魅力を高めるんだろう。 あとがきを読んで、だからそういう犯罪が扱われていたのか、ピップの行動理由はそれかと納得した。性犯罪が軽く扱われることには私も憤りを覚える。

    1
    投稿日: 2025.06.19
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    辞書に「三部作」という言葉が載るなら、筆頭はこのシリーズが、載る。 ちなみに、これを読むまでは、バックトゥーザ・フューチャー。

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自由研究と優等生を読んできて本作も楽しみにしていました。 このシリーズの好きなところはピップの行動力と賢い頭脳を生かしたユニークでありながら合理的な推理方法です。 今回はそのピップの賢さが今までとは逆の立場から発揮されます。ピップの計画の爽快さを楽しみながらも、それが正義とは思えないことに対してブレーキがかかってしまうようなもどかしい読書感でした。 今回は様々な感情がせめぎ合っていて、前回までの爽快さはありません。 前半はピップの重たい心理描写が続きページがなかなか進みませんでした。 これは、完璧なビターエンドです。読者によって感想が分かれるラストだと思います。私はまだ消化しきれていません。答えを見つけるのが難しいです。ピップの行動は正義ではないけど悪とも言えない。まさか、このシリーズのラストでこんなにモヤモヤさせられるとは思いませんでした。 作者さん毎回あとがきで関わった人たちに1人ずつありがとうって言っているのがかわいい。

    3
    投稿日: 2025.06.08
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    三部作読み切りました。物語がだんだん怖くなっていき、主人公がまさかの行動に! この作家なかなかの力量です。

    0
    投稿日: 2025.06.08
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    全て読んでますが このシリーズほんと面白い! ピップが珍しく窮地に陥って ドキドキするけど、 スリルがあって夢中で読める

    0
    投稿日: 2025.06.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三部作完結! 衝撃の完結!! 衝撃だったぁ ぁ ぁ!!! ────そして、ずっと苦しく悲しかった。 前作を読んでから、時間が経っていたので「なんだったっけ?」と思いながら読み進めていましたが、あっという間に話にのめり込みました。 ピップ自身を取り戻すには、正義が行われるには、これで良かったのだろか。 仲間を感じながら、ラヴィと共にであったとしても、ピップが潰れてしまわないかと辛かった。 『自由研究には ───』での感想でも書きましたが、小さな町の大きな悪に対して、悲しい真実に対して、ピップはどこまでも正しくあろうとした。 そんなピップが戻ってきて欲しい。笑顔になって欲しい。

    82
    投稿日: 2025.06.04
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    一作目と比べて暗過ぎ。そしてずっと悩んでいる。それがずっと続いて、段々飽きてしまう。 なんとか読み進めると最後は一気に物語の展開が進みそこから楽しくなるが、そこまでが長過ぎた。 ここまで作風変えなくて良いのでは?とモヤモヤしてしまった。 元気なピップが魅力だったのに。

    0
    投稿日: 2025.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三部作完結 物語の展開としてはハラハラして良いと思うのですが、んー、しかしこのラストはどうなんでしょうか? 2部のピップと仲間たちの行動に「アカンよ、ピップ、みんな…」っておじさんは思ってしまいましたよ。 アリバイ工作中の冗談言い合う感じとかもね、極度の緊張を紛らすためとか、お互いを思ってのことなんだと思うけど、うーんってなりました。 マックスの裁判が終わったら、ピップは本当に救われるのかな?ラヴィの選択は正しかったのかな? いろいろ考えてしまいました。

    0
    投稿日: 2025.05.05
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    マジで面白い。3部作の理想的すぎる形じゃない?? 大学再編も読みたいのに完結しちゃうの〜とか思っていたけれど、これ以上ない幕引き。1,2作目とはまた違う面白さ。本質的にはミステリじゃなくて高校生の冒険小説なんだ。

    0
    投稿日: 2025.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今までいろんな本を読んできたけど、こんなにトラウマになりそうというか、辛い作品はなかったかもしれない。それでも、この三部作を見届けられてよかった。冒頭から、むしろ登場人物紹介の時点からずっと苦しかった。18歳が背負うには重すぎる過去にひとり苦しむピップが、どうにか"ふつうの"少女に戻りたくて、もうほとんど壊れてしまっている自分の心と闘っている様子が、見ていて辛すぎる。そしてまだ中盤のところで絶体絶命の状況になって、そこから驚きの展開に。最後の最後までどうなってしまうのか心配で、ハラハラしながら読み終えた。終わり方は賛否両論あるだろうけど、とにかくチームピップ&ラヴィが最高すぎるし、ピップには、いつか絶対に"ふつうの"女の子としての日常や家族、友人、ラヴィとの時間を取り戻してほしい。

    4
    投稿日: 2025.04.28
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    シリーズ完結作にして最高傑作爆誕。 単なる勧善懲悪や良心の呵責に訴えるようなチープなミステリではない。 中盤からの展開は神懸かっている。衝撃的すぎて心情が追いつかない。この先、歴史に残るような作品になるに違いない。 大人になったピップのシリーズも読んでみたいと切実に思うし、脳内では完全にエマワトソン、というかハーマイオニーで再生される。

    6
    投稿日: 2025.04.26
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    3作で1番好みじゃない。私のピップに対するイメージと、登場人物から見えてるピップがあまりにも違いすぎて、モヤモヤ。ピップがなろう主人公のように見えてしまった。

    0
    投稿日: 2025.04.20
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    三部作読了 第一作、第二作を楽しく読んでたときには想像できなかった内容 ページめくるの止まらなかった

    1
    投稿日: 2025.04.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「卒業生には向かない真実」(英題:As good as dead)読了。 三部作完結編として文句なしの面白さでした。 謎解きだけでは終わらない、1巻を読んでいた頃には想像もつかない結末で最後まで楽しませてもらいました。 本作のテーマは「司法制度の理不尽さ」だと思いました。マックスは罪を犯しているのに、裁判では無罪として釈放され、失望したピッパ。そんな中、DTキラーに襲われて絶体絶命のピンチに陥るも、何とか切り抜けて、逆境を逆手に取って完全なアリバイを組み立ててマックスを犯人に仕立て上げる。ピッパのこの行動は正しいのかどうかと問われれば、理由があっても殺人を犯したことは揺るぎない事実ではあるけれど、フィクション作品なので、すごく面白い展開だと思いました。ピッパの何があっても自分の正義を持って行動する勇気が感じられたし、なにより動機が友達のためというのが、最高にピッパらしく最後まで読者を裏切らない素晴らしい主人公だと思いました。 また、最後まで読んでアンディの印象がガラッと変わった点も良かったです。3巻で1巻の伏線回収をしてくるとは、圧巻のストーリー構成でした。3巻の前半部分はピッパが精神的にやられていて、めちゃくちゃ暗い雰囲気だったので、読むのが辛かったですが、終わりかたはすごく綺麗でよかったです。 本シリーズを通してホリー・ジャクソンさんにハマったのでまた別作品が翻訳されることを期待して待っています。

    0
    投稿日: 2025.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 ピップの家に落書きが描かれたり、ハトの死体が置かれたり無言電話が掛かってくるなど不可解な事が立て続けに起こる。それが連続殺人で服役中のDTキラーの手口と酷似していた。調査をしているととんでもない真実が、という話。 3部作の完結編ということもあってボリューミーで読み応え抜群だった。過去作で調査していた時の写真だったりがDTキラーに繋がる大事な証拠になっていたのがすごい。HHがハリエットだったり、DTキラーの戦利品をベッカ達が身につけていたり。そういう過去作との繋がりが完結編っぽくて良かった。 あとは読んでて辛い作品だった。スタンリーの死で不眠症になったり、ジェイソンに拉致されたり、殺してしまったりと本当にピップが不憫だったし、追い詰められて殺人を隠蔽するという選択肢を取ったのはショックだった。 そんなピップの事情を知って手伝ったラヴィ、 薄々気づきながら協力してくれたカーラ、ナオミ、コナー、ジェイミー、ナタリー達を見るのも辛かった。一緒に罪を背負う事になったラヴィはもちろん辛かっただろうし、ピップが大変なのにそれを知ることができないカーラ達でそれぞれ違う辛さがあるだろうなって思った。 ラヴィを巻き込む事になってしまったことや、何も知らない家族達と普段通りに接していかなきゃいけなかったピップの罪悪感はすごかったと思う。自首を決意して家族に愛してると伝えて家を出るシーンはキツかった。 それに安全になるまでみんなと距離を置くという選択は相当辛かったと思う。ラヴィとの別れの場面は見てて泣きそうだった。ラヴィも自分がピップの立場なら同じ事をするとわかっているから余計辛かったと思う。だからこそラストシーンはめちゃくちゃ泣けた。殺人という罪を抱えて2人で一生を共にすると誓い合うシーンでもあると思う。 マックスは不憫だけど同情はしない。 アンディが実はベッカの事をとても大切に思っていたっていうのはすごく良い。ジェイソンが殺人鬼であると知りながら同じ家で過ごす恐怖と毎日闘っていたかと思うと泣けてくる。3作目を読んだ後だとアンディへの思いが全然変わってくる。友達を家に招かなかったり、サルと同じ大学に行くために手段を選ばなかったり、ドラッグの販売をせざるを得なかったりと全てが自分とベッカやサルを守るための行動だというのが本当に驚いた。これを知ったベッカの気持ちを想像すると超辛いけどアンディの分まで幸せに生きてほしい。 この作品は前の2作品と比べるとぶっちぎりで暗くて辛かった。 けど、完結編として申し分なしで面白かった。 登場人物に対してここまで愛着とか憎しみとか感情を揺さぶられた作品は初めて。

    0
    投稿日: 2025.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    賛否が分かれるということですが、圧倒的に否。 確かにマックスが無罪になったことは頭にくるが、それが殺人罪をなすりつけてもいいという言い訳にはならない。 賢さを売りにしてるなら別な方法を考えたら? 結局自己保身のために断れない理由を持つ友人たちも巻き込んでアリバイ工作までして。 そもそもの発端のDTキラーとして無実の罪で刑務所にいるビリーのことなんて、自分の身の安全が確保されてからようやく思い出す始末。 正義とか気取ってるけど独りよがり。 もっと賢い少女が現れて暴かれてほしいわ。 時間とお金返してほしい。

    0
    投稿日: 2025.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正義は勝つ、とは限らない。 ピップはマックス・ヘイスティングスに名誉毀損で訴えられようとしていた。絶対に和解しないと思う一方で、ピップは関わってきた「死」に囚われて薬なしでは眠れなくなっていた。そしてハトの死体、チョークの落書き、無言電話と不審な出来事が起こる。ストーカーの仕業? ピップは自分を取り戻すため戦う。 半分くらいのところで、ピップはジェイソン・ベルに監禁される。いやいやまだ半分だからここでは殺されまい、と思っていたらピップがジェイソンを殺してしまった。呆然とする。そこでこう考える。なるほど今度はピップがホーキンスの手から逃れようとして色々策を練るけどラストで捕まるのか、と。ちらりと、もしかしてラヴィが罪を被るのかもしれない、それが別れとなるのか、とも考えた。しかしそうではなかった。ラストのメッセージをどう読むかだが、おそらくマックスは有罪になったのだろう。ピップとラヴィのチームの勝利だ。 後書きにあるように著者には司法制度に対する怒りが原動力となっていた面があるらしい。この本に出てくる警察はなんとも頼りない。悪人ではない。しかし「真実」をつかめない。そのせいで傷付いた人の姿がこの三部作では様々に描かれてきた。 正義はどこにあるのだろうか。ピップのしたことは正しいといえない。裁くのは私人ではなく公でなければならない。ピップはずっと自分のしたことに支配されていくだろう、いや、支配され続けてくれないとダメだ。司法を信じられないから自分で手を下すなんて、してはいけない。ピップは司法制度の網にかからなくても、罰されないと。もやもやしたものが残った。正義がなされないことへの。 読後の燻る気持ちは、著者の身に起こったことの追体験なのだろうか。著者は司法制度への不信と怒りをこのような力を持つ作品として提示した。ミステリが世を変えるとは思わないけど、著者の原動力になった現実が少しでも良い方向に動きますように。

    1
    投稿日: 2025.03.02
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    シリーズ連続読破中。これも大事に温めておいた積読の作用、積読最高! ページ数は多いがスイスイ読める そしてシリーズ通してのクライマックスと言える場面は、やはりピップが〇〇を〇〇するところだねぇ。さすがに驚くねぇ 急に有能になる〇〇のキャラブレは気になったが 絶対悪に対抗する手段の是非はありそうだけど、その点は3巻かけて充分に描かれていたと思う 〇〇〇日後の3分後という表現、良いね さてラストの作品にとりかかろう 3冊目の評価は5です

    0
    投稿日: 2025.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ピップがダクトテープで巻かれ身動きが思うように取れない状態、そのような窮地に置かれても考えることをやめなかったピップの諦めない姿勢に関心。いつも何かできることはないかと考え、実行していきたい!三部作の完結編とも知らずに前作より先に読んでしまった。

    1
    投稿日: 2025.02.23
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    ドキドキハラハラ 犯人はやっぱり!?と思いながらも伏線回収されたり ここがこう繋がってるの?なんかも。 ピップ、君が幸せで生きていることを願うし 当たり前を当たり前に幸せを感じれるように 自分も思う

    1
    投稿日: 2025.02.22
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    はいっ、2作目のレビューで2作目の内容を覚えていよう!と誓いをたてたのに忘れたのは私ですっ! にしても…えーーーーーーーーーー。 えーーーーだよ。 なんでそうなる… なんでその選択をした… ピップさんよお… 私はショックだよ… いやある程度のところまでは仕方ないと思うわよ? でもねぇ… スッキリしないわぁ。 それから! 真犯人今回は私にも分かったわ! でもねぇ…後味の悪さが…夢見も悪いわ…

    53
    投稿日: 2025.02.08
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    シリーズ第三弾。完結編。もう衝撃的すぎ!! 予想外の展開だった。 この作品の中でも、第一部と第二部に分かれているけど、それぞれで趣向が全く変わってくる。ハラハラドキドキの連続で胃が痛い。 それにしても、今回ピップはいっぱい泣いたなぁ。その度に辛い気持ちになる。もう泣かないでほしいと思う。 そして相変わらず、この町は今回も警察と司法が機能しない。著者の実体験が根底にあるようだけど、その部分はなんだかもどかしい。 本作はびっくりしたけど、エンタメと割り切り1作目から読み通して楽しませてもらいました! 卒業生の次は自由研究の前日譚、受験生行きます!

    32
    投稿日: 2025.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こういう方向のダークな結末は、予測できなかった。ハッピーエンドともバッドエンドとも言えないラスト。 マックスの水筒に薬を入れる場面と、ホーキンスの取り調べの場面は、もう読むの辛い、やめてくれと思うくらいドキドキさせられた。何度も先に結末を見てしまいたいという誘惑に駆られた。最後まで、どんなバッドエンドもあり得るとはらはらし続けた。 あとがきで、「わたし自身が被害を受けたのに信じてもらえなかったという個人的な怒りと、ときおり正しくないと感じられる司法制度に対する怒り」が源になっているとあってすごく腑に落ちた。今のままじゃ、正義をなすのにここまでの歪みが強いられるんだぞ、という憤りが強く感じられる。

    29
    投稿日: 2025.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    はぁーーー 今回はだいぶ苦しくて辛い内容だった…。 相変わらずの臨場感でぐっと引き込まれて気持ちがシンクロしてとにかく辛かったー。 最後の終わりかたはおしゃれ! その後のみんなとの話を詳しく聞きたい気持ちもあるけど、多くは語らず想像にお任せ…ってことですね。

    0
    投稿日: 2025.01.02
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    シリーズ3作目。前作の終わりを引きずりつつも日常に戻ろうと足掻くピップが新たな事件を追う話。1作目から全てが繋がってきてゾワゾワしてたんやけど、え、まさかここにきて、え?ってもうずっと最初から最後までずっと潜り込んでる。動揺がすごい。

    3
    投稿日: 2024.12.23
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    シリーズ第3部…こんな展開、こんな結末は絶対予測できない。第1部からの雰囲気を経て、2部辺りでワクワクして、3部でどーん!と谷に落とされる… 途中で読み事がつらく感じたりするけど、文末に載せられた著者の想いに触れると、主人公はその大役を担った存在だと感じずにはいられない。 1部を読んだら、必ずこの3部まで読み切って欲しい。

    2
    投稿日: 2024.12.19
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    3部作の中で最も良かったです。これを読むためにこれまでのストーリーあったと思うと考えさせられる。 3から読むでも面白いですが、1から読んでると人物により移入できると思います。 新作の受験生のやつも読もうかなあ。

    5
    投稿日: 2024.12.15
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    前巻の最後で身近な人を失ったピップ。悪夢に悩まされPTSDを発症している。さらにはストーカーにも悩まされて…。 主人公が不眠症から逃れるために売人からドラッグを購入している…って辺りで「おいおいおい」って思ったけどそれだけでは済まなくなっていく。「やっぱりそう来たか〜」っていう方向の話でした。 全く私好みではないので⭐︎は一つのみ。現代イギリスの司法制度への提言みたいなものだと理解することにしました。

    32
    投稿日: 2024.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰かにとっての正義が、誰かにとっての悪になるかもしれない。それを定義付けるのは社会的には刑事司法制度なのかもしれない。でもそれだって人が定めたものだから常に誰にとっても平等でいることは不可能。そんな中でピップはピップの正義を貫いただけなのかもしれない。 私が「人を殺すのはだめ」と思っているのは自分や周りが誰かに人生を狂わされたことがないからなだけで、自分や大切な誰かの人生が1人の人間に狂わされたら、ピップと同じような考えになるのかもしれない。物語の主人公が常に社会に対して公平であるとは限らないし、実際悪事を働いた人物は最終的には悪だと見なされて、無実の人間は釈放された。これからピップの周りは平穏に、ピップの心の中にだけ闇を残したまま過ぎていくのだろうなと思う。でもその闇は、正義だろうと人を殺したことへの罪なのかもしれない。 あと個人的に作者の謝辞に大共感した。日本でも性犯罪は殺人とか強盗とかと違って証拠残すのが難しいから立件されてないだけで数自体は多いのだろうな。謝辞も読んで物語が完結したような気がした。

    2
    投稿日: 2024.11.26
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    完全なご都合主義ではないが、希望のあるエンディングだった。番外編の「受験生は謎解きに向かない」も楽しみ! 3部作を経て完全にホリー・ジャクソンの虜です。

    1
    投稿日: 2024.11.25
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    前作から間が空きすぎていて登場人物の名前にピンと来ずに読み始めていたら…そんなのたいしたことない展開に!(&なんとなく思い出してくる) 終わり方好き。

    1
    投稿日: 2024.11.13
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    このストーリーは想定外。600ページ超の大作で、大体あらすじが固まって来たのがその半分くらい。この後どうなる? と読み進めると、あっと驚きの展開。 前2作の内容をしっかり覚えてないとついて行けなくなるのが難点かな。

    2
    投稿日: 2024.11.04
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    数日かけて読み終えたが、読んでいない時間でもここまで重く、そして色々と考えてしまうほどのめり込んだ。序盤はピップの苦悩が伝わるし、中盤からのピップの行動に納得はできないと思っても何故か読み進めてしまう。そして読み終えた瞬間の何とも言えない読後感。3部作で一気に読んだのもあってより繋がりを感じられし、面白かった。

    35
    投稿日: 2024.11.03
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    間違いなく今年読んだ長編のナンバーワン。 3部作で1作ずつ満足感があるのに全部繋がっている素晴らしい展開。

    1
    投稿日: 2024.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ついに完結!!! 大好きなシリーズになりました。 早い段階でDTキラーの正体が分かって、まだまだページは残っているのにどんな展開になるんだろう?と思っていたらまさかの…! ピップの犯罪が、最後には暴かれ、大切な人たちとの別れを余儀なくされる…そんなよくあるバッドエンドかと思いきや…見事に逃げ切り希望の見えるラストを迎えたのが、小説としてとても真新しかった。 ピップがしたことは歴とした犯罪だけど、間違っているとは思わない。ただ、あまりにも重たいものを、彼女が一生抱えていかないといけないのかと思うとやり切れない。 物語の締め方も粋でよかったな。ラヴィに対するピップの返信がみたくてたまらない。 続編を心から期待します。

    5
    投稿日: 2024.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こ、これは!!賛否が分かれる展開。 一作目の自由研究には向かないを読んだ後に、ピッパやラヴィにこんな展開が待ち構えてるなんて、全く予想してなかった。 探偵が事件を解決して、オールオッケーみんなハッピーにはならんのや。 2作目でマックスの判決が完全に予想外で打ちひしがれて、今作ではストーカー被害にあってるのに動いてくれない警察に失望して。 自分の正義と司法の正義がイコールじゃないという考えに納得してしまう。ピップの心の動きは悲痛なほど丁寧に描かれており、彼女の明晰な頭脳が高速に動く爽快感は今回少ない。 ずっとピップのあれほど頑張って受かったケンブリッジへの道が閉ざされるんじゃないかと、読んでて悲しかった。 第二部に入ってからはとにかく恐ろしい。そして仲間たちの協力や結束が強い。ラヴィの愛とピップとのチームワークは最後まで強かった。ピップの愛する家族たちが今後も幸せで平穏であってほしい。 大学入学後のピップは薬なしでちゃんと生活できてるのだろうか。ラヴィからも家族からも距離を置いて友人を作らないようにして。 全てはリトル・キルトンで始まったけど、これからのピップは違う世界で生きてほしいとも思った。

    22
    投稿日: 2024.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本の感想にネタバレを含まない、なんてかなり難しいので書いてしまいます ずっと読みたかったので、他の人のレビューなど全く読まずに読んだ結果 ピップが罪を犯すことに衝撃です 衝撃すぎて、いったん読み進められなくなりました ピップの殺人という行動 賛否両論ある、ということですがそりゃそうだろうと… 殺されるかもしれなかった恐怖、そもそもの精神不安定、警察への失望と絶望 これらに苛まれていて、ピップと同じ行動を自分は果たしてとらないのだろうか、と考えると疑問が残りますが それでも 殺人はダメなんだよ…と、思います 主人公が殺人の罪をきせられそうになったり、ダークヒーロー的な展開なら読んだことはありますが、元々爽やかな、快活で明るいピップだっただけに こう、闇に堕ちていくのは初めてでした まだ初体験が待っていたとは だから、読書はやめられないなぁ

    4
    投稿日: 2024.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まさかの完結編。 物語の中盤から、なんで?どうして?と思いながら、ピップとラヴィのふたりと一緒に血まみれになりながら読み進めた。 ピップの選んだ道が正しいとは(倫理的に)思えないが、それでも、最後の1ページで、心から二人を祝福したいと思った。 漫然と三部作があるのではなく、完全な善を成した1作目から、割り切れない2作目に、信念を通しながらも完全にダークサイドに堕ちた3作目で完結、という流れが、あくまでもシリーズで読まなければならないと思わせてくれる良い作品だった。

    3
    投稿日: 2024.09.29
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    謎解きとしては前2作のほうが面白い。 ただし、エラリー・クイーンのXYZシリーズのように、この巻のために前2作があると感じた。 前2作(しつこいか?)で伏線とは言えないような箇所も回収される。 途中、賛否が別れる行動を主人公がとる。 なぜそのような行動をとったのか、原作者が感じるイギリスの課題(巻末の謝辞に記載)をとても上手く描ききっている。 3作まとめて読むことを強くオススメする。

    1
    投稿日: 2024.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2巻の終わりで不穏な空気になったあと、完結編の3巻目。 一部と二部の二部構成になっている。 一部では、主人公のピップがストーカーに遭うところから始まる。白いチョークで描かれた頭のない棒人間、頭のない鳩、無言電話……。警察に相談しても、勘違いだと言われてあしらわれてしまう。 そして前巻でマックスの裁判は無罪で終わっていた上に、さらに今回はピップに名誉毀損で損害賠償を要求される。このあたりから、ピップと同様に警察や司法といったものへの不信感が生まれてくる。しんどい……。そもそもピップは一巻で、親友の父親に裏切られているので、余計にピップを守る大人が全然いないことが苦しい。 そんな中で、ストーカーの手口はかつての連続殺人事件と似ていることに気がつく。正直犯人は、当たりがつくし、おそらく上記のような目に遭っているピップが取るだろう行動も、なんとなく想像がついてしまう。 一巻目で被害者であったアンディも、犯人の正体に気づいており、妹と一緒に逃げようとしていた。一巻でどんどんイメージが変わっていくアンディが、さらに今作でまたイメージがガラッと変わる。人間っていうのは簡単には理解できないものだね。 二部は、いわゆる倒叙もの。ピップがラヴィと一緒に完全犯罪を企む。でも、性犯罪者のマックスが殺人罪で問われることはいいのか……?みたいな気持ちもある。 私は、ピップのとった行動は少し賛成できない。連続殺人犯で、自分も殺されそうになった(しかも予兆はあり警察に相談もしていた)なら、もう殺してしまうのは正当防衛だと思う。私でもそうする。でも、9回殴って完全犯罪にするのはやりすぎかなぁ。自首した方が良さそう。 あと、私刑は個人的には理解できるけど社会的に認めるわけいかないだろうなーと思う。まぁそうならないためには、司法が機能していることが前提にはなってしまうので、余計に今回のピップの対応は必ずしも否定できないのだけれど……。

    0
    投稿日: 2024.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み進みるうちに、これは本当なのか?ピップの夢なんじゃないか?最後は夢から覚めて終わるんだよね?と、信じたくない気持ちでいっぱいだった。 あとがきを読んで、3部作の中で、これが作者の一番書きたかったことだつたのかな、と思ったが…個人的には、1作目2作目のようなピップで完結してほしかったかな、と。

    7
    投稿日: 2024.08.24
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    それなりに分厚いので、途中で他の小説を読んだりして、時間がかかりました。 残り半分に差し掛かるところで、主人公がこうなってしまうのかと衝撃的な展開にびっくりしました。どうなっちやうの。 後味はよろしくない感じ。

    23
    投稿日: 2024.08.24
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    まさに衝撃作でした。 これだけ長いのも納得です。前半と後半でテイストがガラッと変わります。ピップの選択がこれでよかったのか個人的には?ですが、実際にはその立場に追い込まれた本人にしか分からないのかもしれないです。最後の最後に救いめいたものがあってよかった。他の方も書かれてますがこの本は警察や司法制度に疑問を投げかけたい筆者さんの心の声なのだと思います。

    18
    投稿日: 2024.08.22
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    どう終わるの分からなかった。 後半はずっとハラハラしながら読んだ。 1部、2部が意外な所で繋がっていたりして、面白かったー

    2
    投稿日: 2024.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    爽快で楽しく読み心地のいい第一作「自由研究には向かない殺人」(しかし結末は胸が痛む)から、行方不明事件に端を発して国中を震撼させた大事件の犯人につながる第二作「優等生に探偵は向かない」で明朗快活だった主人公の心に大きな闇が生まれ、三部作の完結編となる本作は読み進めるのに胸が痛む展開。まさに衝撃的な作品となっている。一作目、二作目を通じて読者には主人公がそう進んでいくであろうことは痛いほどわかるだけに、中盤からはページをめくるのがつらかった。。。刑事司法制度への作者の不信が本作を作る原動力になったとのことだが、はたしてピップのとった行動は正しかったのか。希望の残るエンディングが救い。

    3
    投稿日: 2024.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今までいろいろなサスペンスを読んできたけれど、初めての展開で驚いた。すごく面白かった! 主人公が罪を犯していることはわかっていても、絶対にバレませんように!と願いながら読んだ。警察や司法がいつも正義とは限らない。終わり方もよかった。 とはいえ、憎むべき相手であってもマックスに殺人の罪をなすりつけるのはさすがにやりすぎているように思えてモヤモヤしてしまう。 正義や悪は立場によって変わるものなんだと思った。

    1
    投稿日: 2024.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    トラウマを抱えて苦しむピップを見ているのが辛くて、ラヴィが登場するたびにホッとした。 途中、思わず「えっ…?」と固まり、動揺しながらも読了。 最後は救いと捉えていいんだよね? 正義とはなんだ。「正しい」とはなんだ。

    2
    投稿日: 2024.08.13
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    ここまでの2作は明確に事件を追っていて、少しずつ近付いてきたというわかりやすさがあった。嫌がらせ等の妨害で緊迫する場面も何度もあった。しかし今作はそのレベルが跳ね上がり、過去の事件との相乗効果でより怖く感じられた。ピップ自体の心理描写や相手が全くわからない点などライブ感のある作品ならではの取り組みに思えた。 後半パートではそのライブ感が一転して早く終わってくれとなったのは衝撃の展開であった。人に勧めたくなる作品というのは何冊もあるが、ここまで読み終わって誰かと話をしたくなる作品はそう多くない。ぜひ布教しなければ。

    0
    投稿日: 2024.08.11
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    ハラハラしすぎてつらい。普通に怖い。ミステリとしての面白さに、作者の強いメッセージが加わっていて、賛否両論あるのはよく分かるが、私はとても好きでした。3部作を最後まで読んで本当によかった。ピップが好きだ。 ピップよりラヴィが好きな人には辛いだろうと思う。 ミステリには詳しくないが、高校生探偵の心の問題、トラウマやPTSDをここまで真剣に扱っている作品は珍しいのではないか。大人は真剣に捉えるべき問題だと感じた。

    3
    投稿日: 2024.07.19
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     著者のホリーさんの怒りは置いといて(どこに?)、エンターテインメントとして、楽しく読みました!!(ここ強調!!)  残念なお知らせは、未読の方は前々作から読んでいただくことでしょうか。既読者は、本作必読ですよ。8か月前の自分が予約してくれていました、ありがとう自分。  読み返すとわたしは前作で、ピップさん成長したね~、と感想を書いていました。 本作ではさらに成長して、自分の正義を選択し、別人レベルの大人になってました(笑)。  物語は三部作をとおして、同じ町、同じ人々で、時間経過とともに事件が繰り返し起きます。おかげで作中、「悲劇に見舞われる確率がほかに比べてかなり高い町」と報道されてしまいます。  そうすることで、現在と過去のピップがあたかも同じ空間にいて、ピップが過去の自分を見ているような、タイムリープ的な感覚になります。  この物語構成のためか、現在と過去の対比がより鮮明となり、ピップの成長を強く感じることができました。  短い時間のなかでも、ひとは大きく成長するんですね。わたしがピップと同じ年のころ、ジョシュぐらいの精神レベルだったかな。ちょっと色気づいたジョシュ(ごめんね巻き込んで)。  それぐらい?ピップは成長していました!  この作品も含め、三部作の主要なテーマが、警察や裁判のありかた、であることは間違いありません。  ちょっとずれるけど、2024年にはいってイギリスで「最大の冤罪事件」といわれる郵便局スキャンダルが報道されていました。また、著者自身も、嫌な目にあったようです。そんなイギリスの課題を、ホリーさんは三部作で具体的に示します。  作品紹介には「衝撃的」と書かれてあります。何が「衝撃的」か?おそらく「ピップの選択」をあげるかたが多いのではないでしょうか。もちろん、その通りだと思うのです。  しかし、わたしはP199「事情聴取の記録」を一番にしたいです。アホすぎて超「衝撃的」です。  裏をかえせば、ホリーさんの怒りはそれほど凄まじいものかと感じたのです。  物語の後半には、警察の人もそれなりにがんばって盛りあげます。  しかし結局、三部作をとおして警察や裁判は、最初から最後まで間違ったことしかしていなかったように感じます。  これがあなたたちです、直視したらと、ホリーさんは語っているわけです。  わたしには、三部作で警察と裁判の問題について十分に伝わりました。  しかし、ホリーさん、物語が単におもしろいとだけと感じられるのを心配したのか、あるいは、関係者がよっぽど頭が悪いとおもったのか、最後の「謝辞」にコメントを追加しています。  もしかしたら、ホリーさんはコメントを怒りにまかせて数十ページくらい書いて、あとで短くしたのかもしれません。  ホリーさんの怒りのエネルギーを感じたわたしは、ピップの選択を「そうだよね」と受け入れるしかないですね。  ホリーさんの怒りを離れたならば、ピップには「逃げる」選択肢があったんじゃないかな。  ピップがケンブリッジに行くまえに、ラヴィと一緒に日本に来たらよかったのに。まだ円安だし。  たとえ日本で具合が悪くなっても、日本の病院は、イギリスのヤクの売人もビビるくらい、薬を処方してくれるんじゃないかな、たぶん。  あと、日本には名医もいるし。伊良部一郎先生、ピップは知らないかな?わたしの知る限りみんな元気になってる。  伊良部先生、外国人だと異常に興奮してがんばりそうだし。たしか、日本のめいい100にんにも選ばれていたきがする。  落ち着いたら日本においで。そのときは、世界にはいろいろな゙文字や記号があることを知ってほしいから、漢字文化にもふれてみてね!

    63
    投稿日: 2024.07.18
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    1作目と2作目を読んだ人には絶対読んでほしい完結編。 1、2作目とも事件は解決したけど、真相や繋がりはこの3作目で初めて明らかになります。 「そこで夢から覚めた」「一気に現実に引き戻された」のような一文がいつ来るのかと読み進めたけど、この出来事が夢や空想ではなく実際に起きたことだと理解した時「マジで」って声が出ました。 途中読んでて辛い所もあるけど、どうか最後まで読んでほしいです。

    1
    投稿日: 2024.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前2作の事はまるっきり忘れているけれど 本作が衝撃度という点では1番だろう 主人公ピップがストーカーに付け狙われて それが女性連続誘拐殺人の犯人?? 逮捕されて刑務所に収監済みなのに?? 第1部末から第2部にかけて話はさらにとんでもない方向へ 三部作の最後、とのこと ちよい分厚すぎ

    1
    投稿日: 2024.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いやー面白かったなー! 今年一番の興奮本だ! ある書評でピッパの倫理観や作者の刑事司法制度への怒りに疑義を呈していたものがあったが、じゃああなたが主人公の立場にたたされたら倫理的な行動が取れるのですか? とお聞きしたい。警察は何もしないんですよ? それがわかってても? また犠牲者が出るかもしれないのに、何もしないと? それは倫理的に頷けるのですか? 作者には感謝します。色々と考えさせられました。

    1
    投稿日: 2024.07.05
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    自由研究には向かない殺人の三部作完結編。 ミステリ史上最も衝撃的と書いてあるとおりの内容でした。 過去の事件によって傷つき闇の中に落ちそうになりながらもがくピップをみるのは辛かったです。 そしてその闇をどう振り払って立ち直っていくのかを期待していました。 しかし!まさかこんな展開になるとは… もはや何が正義で何が悪なのかすらわからなくなってくる問題作だと感じました。

    18
    投稿日: 2024.07.04
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    まさかこんな展開になるとは思いもしなかった。 正直一作目のポッドキャストのタイトル決めと決まったタイトルからずっと違和感を感じでだけど、まさかあの時から伏線になっていたんだろうか

    1
    投稿日: 2024.06.27
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    半分くらいまで読んだところであまりに衝撃的な展開に続きが読めなくなり、3ヶ月そのまま放置→気持ちも落ち着いたので覚悟を決めて再度読み始めるも、スリリングすぎて最後まで読みながら心臓バクバクでした。3部作の最初を読んだ時、誰がこんな展開になると予想したよ…。読者として望んでいた方向とは全く違うんだけれど、めちゃくちゃ心動かされたすごい作品でした。

    1
    投稿日: 2024.06.26
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    第一部で終わっても良かったかもしれない。 これから ピップは どうなってしまうのだろう。 元には戻れない

    0
    投稿日: 2024.06.24
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     約一ヶ月かかりました。 読みにくいわけではないねですが…謎だぁ あっけなく終わってしまった。さいごにどんでん返しもなく残念な感じ。 結末が分かつていれば最後までよむ必要はありませんね。 ミステリーというより単なる小説な感じでした。

    0
    投稿日: 2024.06.16
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    三部作の最終章。これで終わってしまうのか…寂しいな。もっとピップの活躍を見たかったなぁ。 1作目2作目からかなり続いてなんなら伏線も回収されて、前半はすごくワクワクした。ピップとラヴィのコンビ可愛すぎる。 が、これは結構賛否あるだろうなぁー!まあでも作者のあとがきに「わたしたちを失望させる刑事司法制度〜」等々書いてあるので、これも一つの作者の言いたいことなんだろうな、、 後半はもうハラハラして心臓がずっと痛かった。 にしても長かった笑 700ページもあるんかい。 ヤングアダルト向け?だから全体的になんかハリー・ポッターを思い出した。イギリスだから? 1、2作目の、「普通の女子高生が行動力と正義感で前向きに頑張る話」ではなくなってしまったのがちょっと悲しかった。ハリポタも巻を追うごとにハリーがちょっとやなやつになってく感じがあって、素直に応援できない感じあったよね?

    2
    投稿日: 2024.06.16
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    完結編とあって、結末がどうなるのかワクワクしながら読み始めたのだが。 序盤から、あぁ~そういう感じ?って方向性が見えた途端に読むのがしんどくなった。 個人的に、【正義】を語る人は苦手です。 自分の正義を押し付けたり、高らかに語る人は好きではない。 ピッぷは幼い故、正義を道しるべとして歩む少女でいてほしかった。 自分の正義に翻弄されるパターンになっちゃったね。 でもでも、私がシリーズ物の本を読んだのが初めてだったし最後まで読めたことは嬉しいかぎり! ラヴィのキュートなところも最後まで変わらずで安心しました

    1
    投稿日: 2024.06.12
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    現在高校生である私には、色んな意味で凄く刺さりました。 司法制度に関しての作者の思いが、ひしひしと伝わってきました。 正義感の強いピップが、まさかその方向へ行くなんて...。 二部作から不穏な感じではありましたが、非常に驚かされました。 終わり方が読者に委ねられた部分が、素晴らしいと思った。 早く前日譚も読みたい。

    0
    投稿日: 2024.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三部作、堂々の完結編ということで期待して読んだけどまさかああいう展開になるとは…と驚いた。 前半のPTSDに名誉毀損、ストーカー被害に悩まされるピップの描写が辛すぎる。あと前半割と冗長な気がした。 結果的に殺人を犯し隠蔽、冤罪を擦り付けた主人公にはちょっと否定的。今まで散々正義や真実を信条にしてきた主人公が変わってしまったんだなあと痛感させられた。 個人的に主人公の犯人と決めつけた瞬間喧嘩腰で煽りに行くの流石に短絡的過ぎん?て違和感。 犯人に拉致られた所とヘッドホンが出てきた所が1番ハラハラした。 まさか主人公の証拠隠滅でこれまでの研究成果が発揮されるの皮肉すぎる。 結果的に逃げ切ったとはいえ、もう主人公もアリバイに関わった友人達も心に一生しこりを抱えて生きていく訳で本当に良かったのか? 法で裁けない人間がいるから自分達で裁くしかないとか言い出したらそれも間違ってるよなと思った。 正直こういう話の方向になるとは思っていなかったので本当に驚いたし賛否両論あるだろうなと思う。

    2
    投稿日: 2024.05.31
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    シリーズ第3作目♪ 衝撃、衝撃と噂に聞いてたこの作品。 ど〜んな衝撃やろ、とめっちゃ気になりながらも、細かい情報を入れず読みました。 自分が想像してたのとは違う、ほんと思いもよらない展開! わーほんと衝撃すぎたーー ⁡ これは賛否分かれるだろうな。。 正直、個人的には否。 正義感に溢れた、活発で向こう見ずなヒップが大好きだったから、ダークな今作の雰囲気はちょっと辛かった。 ただ気になる展開で読み応えはばっちり! 特に中盤以降はハラハラドキドキで読む手止まらずだった。 ⁡ 3部作という事で、作者さんは初めからこういうプロットを考えてたんだろうな。 思えば、2作目から少しずつあやしかったかも。 そう思うとなんかすごいな〜。 すべてが3作目への序章というか、過程。 ⁡ 正義とは何かを考えさせられる衝撃作でした。 ⁡ あ〜警察がもっと信頼できる存在だったならな〜。それが残念。 ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡

    74
    投稿日: 2024.05.13
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    「自由研究には向かない殺人」 「優等生は探偵に向かない」 から続く三部作がついに終わってしまった。 感想を一言で表すならば 〝苦しかった〟 こんな結末になるとは思ってもみなかったし、こんな悲しい気持ちでピップを見守ることになろうとは… 「きみが行方不明者になったら、誰がきみを探してくれるのかな?」 背筋の凍るメッセージがピップを追いかける。 怖い… どうしてこんなことになったの? ピップ? ラヴィ? 大丈夫?? この小さな一冊の本を開いているだけで、 怒り・悲しみ・怖さ・苦しさ… 様々な感情が体中を駆け巡っている自分に気付いた時、はっと我に返る。 小説って凄いな。 私が今こんな体験をしていることを、周りの人は知らないんだろうな。 なーんて考えたりして。 あぁ、ピップ これからどうなる? あの明るくて正義感に溢れたピップには、もう二度と戻れないんだろうな。 でもきっと、ラヴィの深い愛情は変わらないよ。 そして愛しい親友たちも…

    76
    投稿日: 2024.05.12
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    三部作の最後、あぁ、そうなるのかと動揺しつつ読了。 こうあって欲しくない展開に途中読んでて辛くて泣けてきたのだけど、 それでも彼女の凛とした強さに感心する。 罪を罪として認めてもらえない現状への怒りと失望が背景にあると読み終わってから知り、このような展開になることに自分の気持ちを納得させた。

    1
    投稿日: 2024.05.11
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    どうにも気になり頭から一気読みしてしまった。賛否両論あるのはうなづけるし、もう一巻目のノリには戻れない事が哀しくもあったが、それでも前半のおかしな精神状態がキツく(そのヤバさがひしひし伝わるのは上手い)薬が出る度ヒヤヒヤし、更にその後の展開を読んでしまうと、最後のオチでは「良かったね」としか出てこなかった。もう少しこの二人を見たかったが、見て安心したかったが(できたら家族と友人面子込みで)無理だろうなぁ。でも見たいなぁ。 そんな感じにひとまずは満足。しかしコレはもうミステリーでは無いとは思う。色々と無理な感じもあるし。でもそれは2巻からかな。犯罪絡みの主人公成長青春物語、なんじゃないかな、強引にジャンル分けするなら。主人公の行動についてつい色々考えたくなる文かもしれないが、私としては疑心暗鬼になるのもやもなしな成り行きだし、大ピンチが大ピンチすぎ、可哀想で責められない。それに俯瞰視点から善悪ジャッジするのと作品評価は別物にすべき話かと思う。 また、そんな決心や行動とるのが十代女子なあたり絶妙。情や疑心に対する思い込みの深さや振り切りの極端さに納得してしまう。良し悪しではなく。ラヴィの入れ込み様も1巻冒頭の状況を思うと納得いく。うん、有難うラヴィ。君はずっと読み手にとっても癒しだった。

    2
    投稿日: 2024.05.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三部作読了〜 2作までは連作のミステリーって感じだったけど、3作目が異質すぎた。 その衝撃たるや。 そもそも警察の捜査が甘くて始まった1作目からの大掛かりな伏線回収というか… 正義とはなんなのか…正解ってあるのか… 真実は一つではないね… 面白かったし衝撃だった…

    2
    投稿日: 2024.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三部作を通じての総合評価として。 2冊までの様々な終着点としてのこの結末に一定の満足はしつつも、やはり納得できない部分が。 ストーカーは本当にD Tだったのか、なぜここへ来てピッパをターゲットにしたのか、脅迫の方法は具体的にどう取ったのか、何より結末として、ピッパにとってはこれでいいのかどうか…。 三部作の展開として、また書く場面場面(特に誘拐されてからやアリバイ工作の場面など)の行き詰まるような描写等、作品としては充分満足のいくものでしたが、何か手放しで満足できない部分がありました。

    3
    投稿日: 2024.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自由研究シリーズの三作目。 マチガッテイル。 何もかもがまちがっている。 お子様ランチと見せかけてハンバーグの中にデスソースが仕込んであるぐらい、 間違っている。 前作で目の前で人が殺されてしまい眠れなくなったからと言って、 違法な薬を飲むのも間違っているし、 自分も人を殺してしまいアリバイ工作に友だちを巻き込むのも、 その罪を人に擦り付けるのも間違っているし、 その結果として罪から逃れられたかのようなラストも、 謝辞が最後までつきあってくれた読者にささげられていたのも、 本屋大賞2位に選ばれたのも間違っている。 正直なところ、 殺人の後、恋人のラヴィと現場や死体の処理をしたり、 アリバイ工作をしたあたりからかなり読むのがつらくて飛ばし気味だった。 巻末の謝辞によると作者は最初からこの展開を考えていたようで、 そうだとしたら、自分が勝手に踊らされていただけということだ。 ケチャップライスに旗が立っているからと言って、 ハンバーグとエビフライとタコさんウインナーがのっているからと言って、 プリンがついているからと言って、 必ずしもお子様ランチではない、ということだ。 ミステリ史上最も衝撃的な三部作、というキャッチフレーズは間違っていない。

    5
    投稿日: 2024.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三部作の完結編。 いや、これは、びっくりした。 主人公が途中で死んでしまう展開と同じくらい、びっくりした。 いや、ファンタジーだと霊体になるとか後で蘇るとかがあるけれど…現代的な青春ミステリで… ビッパ、やっちゃったのね………完全犯罪を。 ピッパは、やり遂げた。 シリーズ1、2で関わったことで強い絆を得た、何があろうと彼女の味方になってくれる人たちを…結果としては、公式にも法的にも巻き込まなかったけれど、その人たちは皆、真実をほぼ確信している。 中でもラヴィは…はっきりと真実を知っていて、ピップのために自ら進んで完全犯罪の成立に手を貸している。 なんだかハッピーエンド風な、ラヴィからピップへの変わらない想いが示されたラストだけれど、本当は、もう誰も、完全なハッピーではない。 かといって、『正義』は割とあっさり踏みにじられると知ってしまった後では、ほの昏いハッピーでも、ハッピーのうちに入れるしかない。 シリーズ1作目で、「被害者の美少女」から、「二面性を持つ謎めいた美少女」と化けの皮を剥がされていったはずのアンディが、「殺人者の父親から妹と共に逃れようと必死だった少女」として、あらためて違う顔を見せたことで、ライトでポップな前作までの色合いが変わる。 生き延びるための金を貯めるためには、クスリだろうが何だろうが、違法行為だなんて気にしていられない。レイプされたことくらい、命を奪われることに比べたら、何だっていうの? その切羽詰まった思いを、一番わかってしまうであろう、重犯罪を犯したピップとベッカ。 ベッカは裁かれた。 けれどピップは、裁かれず…ずっと、罪を抱えて生きていく。 利発で正義感の強い、勇敢で愛情深い『グッドガール』ピップはこの先… ああ、やっぱりなんだか、この先が怖い。

    3
    投稿日: 2024.04.27
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    順番を間違えてしまった 最初っから、何故??? が続いてしまい 最後は、もっとなんで〜〜ってなった 優等生は・・・を読んでから 再挑戦かなあ〜

    0
    投稿日: 2024.04.21
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    シリーズ最終作。最初から最後までずっと重い展開が続くので、途中で読むのがしんどくなることもあった。でも最後まで読んで良かったと思わせる話だった。 シリーズ通して話の展開も設定も素晴らしくて、伏線の回収もえ?こう来たか!と驚く流れでミステリーとして最後まで飽きずに楽しめた。

    0
    投稿日: 2024.04.17