
天才外科医が異世界で闇医者を始めました。(コミック) 1
Meke、柊むぅ/双葉社
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総合評価
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個性は良し
タイトル通り、異世界転移した外科医が、その優れた知識と技術を以て病人や怪我人を助けていく…というあらすじ。ステータスや魔法等のゲーム要素あり。 真っ先に思い浮かぶ本作の評価点は主人公。なろう作品やこの手の異世界物では殆ど類を見ないコッテコテの関西人であり、開幕からボケとセルフツッコミのオンパレード。ギャグセンスもそのテンポも良く、とても新鮮かつ面白く読める。 一方で肝心の医療描写は、「医療魔法」や「異次元手術室」といった、なろう作品にありがちな何でもありの荒唐無稽の強引な設定で賄われている。同じく医療を題材にした作品として「異世界薬局」があるが、あちらは神や術、宗教といった要素で独自の世界観・設定を作っていただけに、本作の拙さ・粗さが悪目立ちする。 総括すると「なろう作品特有の突拍子のない要素が見受けられるが、主人公の魅力・個性がそれを補っている」といったところ。試し読みして気になったなら、まず買って損はしないかと。
0投稿日: 2022.01.30
