タイトル通りの内容です。見どころは兄の溺愛、過保護っぷりでしょうか。王子たちの素直（？）なアピールも可愛いです。愛されヒロインのほのぼの恋愛ストーリーはこれからという感じなので、続きが楽しみです♪

三度のご飯よりも本が大好きな主人公、価値観や理想を押し付けて話の通じない兄妹に嫌気が差し、声を出す事をやめてしまった…というあらすじ。 「勿論慰謝料請求いたします！」を手掛けたsoy氏(女史？)の作品で、あちらも良作だがこちらも負けず劣らずの良作に仕上がっている。 ストーリーは大きく動くような展開はないが、のほほんとした雰囲気に「いつ嘘がバレるか」という読者目線の予想がちょっとしたスパイスになってて良い。また、主人公の「嘘をつく」という背徳感が、いつバレるかという読者の不安と重なって感情移入しやすいのも地味ながら評価点。 キャラクターも良好で、鬱憤から解放されてのびのび過ごす主人公が可愛らしくて穏やかな雰囲気。主人公が惚れる(事になるであろう)男性も、典型的女性向けコミックにありがちである非常識な強引さ・特有の臭さ等がなく、良識的で優しい人物なのも好印象。 作画等は飛び抜けて良いというほどではないが、一定以上の水準には十分に達しており、上記の評価点も相まってオススメできる作品。「この作者ならつまらない事はないでしょう」と思って買ってみたけど、正解だった。