
ねじまき鳥クロニクル(第1部~第3部)合本版(新潮文庫)
村上春樹/新潮社
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総合評価
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希代のストーリーテラー。長編なれど最後まで飽きさせません。
流石に見事な筆致であります。様々な要素が組み合わされ、ワケがわからないうちに村上ワールドに引き込まれてしまいます。村上春樹史は、カラマーゾフの兄弟のような、総合小説を目指しているそうですが、確かにそんな感じなのかもしれません。 オカルトチックでもあり、スピリチュアルでもあり、推理小説でもあり、その中で色濃く反映される戦争、死への陰があったりで、読み終わった後は、正直いって、あれは何だったのかな?という感想というか、幻影が残ります。 ただ、こんなことを書くとハルキストに叱られるかもしれませんが、こういうシーン、みんな好きでしょ?と読者が見透かされているような気がしないでもないんですね。ちょうど、伊丹十三監督の初期の作品みたいな感じかな?勿論、それで読む価値が下がると言うことでは断じてありませんよ。
0投稿日: 2021.12.05
