
総合評価
(541件)| 128 | ||
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powered by ブクログそのまま読んでも面白いし、色んなことを示唆していると考えて読むのも面白いと思う。読後感が爽やかなのが何より。
0投稿日: 2012.08.18
powered by ブクログ村上春樹の一つのものごとを多角的に見ることや二つの世界が螺旋階段上に一つになっていく世界を楽しめた。 輪廻やリトルピープルという言葉が印象に残った。
0投稿日: 2012.08.17
powered by ブクログ子どもができて、本を読むことから遠ざかり気味でしたが、 小説の面白さを再確認しました♪ 続編あるといいな。
0投稿日: 2012.08.16
powered by ブクログやっと読み終わった村上春樹の長編。の割に消化不良な読後感。 描ききれてない人物やストーリーがあったり、必要以上にしつこいところも。ムラがありすぎる。 特にふかえり周辺のところが中途半端過ぎる。 これまでの作品とかぶるところも多かったし。 ハードボイルドなわりにリアリティ薄かったり。 といいつつ村上春樹の文体自体はやはり好きで、読んでる間は楽しめた。 しかし「ノルウェイの森」の完成度には遠く及ばないなあ。
0投稿日: 2012.08.14
powered by ブクログついに完読!なのだが…コレでホンマに終わり?と言うのが本音。リトルピープルや二つの月や謎の妊娠とか理解不能な精神世界はそのままかなと思っていたがそれ以外も全てが未解読のまま、けれどハッピーエンド!?で終わる。個人的には「さきがけ」と「マダムグループ」の対決に青豆、天吾、ふかえりが絡み、そして拳銃の出番にハラハラする展開を期待していたんやけどな。村上春樹はこう言う終わり方が多いようだ…後は自分で創造しろって事だろうか…。しかしこれだけ理解不能な精神世界の連続で全6巻もある長編を読ませるのは凄いと思う、文学的な事は解らないがエンターテイメントとして楽しめた! 自分自身や認めてくれる相手がいてこそ現在が存在するんかな、やっぱりよく解らん!けどイイや楽しめたから。巷で噂のbook4はやっぱり出て欲しいな、文学的な理解力や創造力も無いしやっぱりエンターテイメントとして楽しみたいからね。
0投稿日: 2012.08.14
powered by ブクログこれだけ夢中でページをめくったのはいつぶりだろう。 ファンタジーの中にも、宗教、時代、性、テロリズム、など、現代社会が抱える様々な課題に一石を投じている作品のような気がする。 それだけ複雑で、読み応えのある長編であった。 6冊に渡る物語の結び方も個人的には好き。 後味がすっきりとしつつも、何か考えらせられるところもある。
0投稿日: 2012.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
青豆と牛河と天吾3人が重なりそうでなかなか重ならない。みんな2つの月の世界に入って、それぞれにそれぞれの求めているものを探そうとする。天吾を滑り台の上に見つける青豆、天吾のアパートを見張る牛河、牛河を見つけて天吾のアパートにたどり着く青豆。 タマルの冷静さが素敵でした。 最後はずっと求めあっていた青豆と天吾が会えてめでたしめでたしのお話なんだね。これから2人はどんな世界で生きていくのだろう。
0投稿日: 2012.08.12
powered by ブクログん~どうしたものか。 後半に向けて広げた話をある物は忘れされリ、ある物は適当に置き。 これ以上長くなってもいいから、丁寧にワールドを描ききってほしかった。 物語的にはいい感じに結末するも、個人的には消化不良で終わった感が強い。 これはもしや、新たなハルキワールドか? そんなわけないか。
0投稿日: 2012.08.12
powered by ブクログとても疾走感のあるお話でした。3部構成もそれぞれのテーマがあり、最後はラブロマンスでしたね。(笑) 良くも悪くも村上春樹。この世界観を読者の主観では説明はできない。論理的な解釈も求めちゃいけないのだろうと。 3部からは牛ちゃんの目線が挟まれましたが、それとは別の第3者の説明や描写が目立ちます。「もし青豆がもう少し早く滑り台に目を向けていれば…」というナレーション側のような描写はあまり村上春樹の小説にはなかったように思える。ちょっと違和感がありました。 ただ、停滞した時間を先に先に進めようとする力はさすがでした。 1984の世界で、二人が話す経験、未来を想像するだけで、この小説の余韻が力強かったと思えます。 ともあれ、久々の長編小説に、今は感無量!
1投稿日: 2012.08.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
謎は残されたままだった。なんともすっきりとしない。 ふかえりは?戎野先生は?年上の彼女は? やはり最初から最後に至るまでにストーリーの軸が変わった印象がある。 筆者は最初から元の世界に戻って終わることを決めていたのだろうか。 元の世界には戻れない、ということだったのにあっさり戻れたし、二人の再開も偶然や自力でなく人の力を借り、約束して会うという「見つける」というものとは違ったと思う。 全体を通して言葉の使い方や予備知識の面では勉強になった。
0投稿日: 2012.08.08
powered by ブクログようやくラスト。長かった。 中だるみはありましたは、最後にかけては勢いを持って読むことが出来ました。 素敵な結末だと思いましたが、消化不良を指摘せざるを得ない箇所が散見されます。最後を綺麗に飾ってしまっている分、悪目立ちしてるように思います。 「二人で月を見るの」
0投稿日: 2012.08.08
powered by ブクログおもしろかったー!なんだかんだでらぶすとーりーだったな。この巻の途中まで謎が謎を呼んでこれ大丈夫なん?なんて思ったのは事実。でも人物や事物を余韻を残しつつフェードアウトさせていくことで、主題の天吾と青豆に関心を集めながら読者の想像にゆだねる。いろいろ考えられる余白も良い。これはきっと、「登場する拳銃は撃たれなければならない」とするチェーホフ的な小説作法を古いものだとする村上春樹の意図。 ベタだけど最後の月の描写も好きだ。
0投稿日: 2012.08.07
powered by ブクログどんな内容の本かわからず読み始めたら、途中からファンタジーの色合いが濃くなり、最終的には美しいラブストーリーとして完結した印象。 青豆と天吾が語り合ったり寄り添ったりする描写が親密で、とてもきれい。幸せな気持ちで読んでいました。 読了してよかった。
0投稿日: 2012.08.07
powered by ブクログ最初はおもしろかったんだけどなー。最後はわりとすんなり終わりすぎちゃって、あとに残るもんがないってかんじでした。
0投稿日: 2012.08.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1Q84の世界を味わって感じた率直な感想。 まとめてしまえば、「論理の通らないことを論理的に説明するのはとてもむずかしい」ということ、“ご都合主義”が炸裂していたということ、そして疾走感のある話であったということです。 正直、村上春樹も論理ではなく感性で話を理解してほしいらしいので、なんとも言えません。 しかし、ご都合主義があまりにも散見されました。巧みなナレーションが良くも悪くもそれを誤魔化していたという印象があります。「○○の勘は△△と告げていた」などと言って、無理やり話しの路線を調節していました。 これに対する僕の持論としては、そのような描写をなされている人物は基本的に“能力者”なのではないかということです。ネタバレ気味ですが、作中の「牛河」はいちいち勘があたります。地の文では、「特別な嗅覚」を持っていると説明されていますので、おそらく「天吾」と「青豆」と同様に何らかの“能力者”だと思います。 また、ご都合主義的なのは他に、小説内のすべての人物の動作に必然性がない点です。ふらふら、と滑り台に行き、ちらちら、と自分が見られる、のような。 繰り返しますが、巧みなナレーションと比喩表現、そして魅力を感じられる登場人物には目を見張るものがあります。 読んで後悔はしませんでした。 BOOK2にあった疾走感はBOOK3から叙情的な質に変わり、読者はふるいにかけられます。 言うなれば、BOOK3は読む必要性はありません。だって、結末は大体見えているでしょう。
1投稿日: 2012.08.05
powered by ブクログ続きが気になって気になって、最後までどきどきしながら読み進めました。 月が二つある世界。 でも違う世界にいる印は、月だとは限らない。 今私がいる世界は、ほんものだろうか?
0投稿日: 2012.08.04
powered by ブクログ最終巻読了。 正直、あんまり納得できないラストだった。村上春樹はいくつも伏線を作り、その多くを回収せずに終わった。あの人結局どうなったの?あれは何だったの?って疑問がいっぱい!そういう意図なんだろうけど、こっちにしてみりゃモヤモヤが残るんだよ~! ちょっと冗長だし(文庫4冊くらいにまとめられそう) 一巻では絶賛してたのに、最終巻はぜんぜん違う感想になってしまった。 それでも、文章の素晴らしさと圧巻の想像力に☆4つ!
1投稿日: 2012.08.04
powered by ブクログ2まではじっくり読めた。 3は付け足しですか? それでも新たに出てきた(牛河)が興味深く、読んでたけど。 何もかもが丸投げされた感じ。 興味があるのはリトル・ピープルが最後に作りだそうとしている空気さなぎ。 主人公2人が出て行った世界で二日後に出来上がる予定のさなぎの中には、何が眠っているのだろう?
0投稿日: 2012.08.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この巻から、章の主人公に「牛河」が加わる。そのことにより、ストーリーを見る視点が2つから3つへとなり、より複雑で面白いストーリーになっていったと思う。 この本を解説したどっかの雑誌に書いてあったが、青豆のストーリーはマインドコントロールによる殺人を扱っているらしい。柳屋敷にいたタマルも同様の心理状態で動く人物であろう。人の心に潜んでいる闇は深い人は深いものを持っており、他人には理解し難いものなのであろう。そういう心理状態をもっている人に対しては私たちがもっている常識・社会規範を当てはめることには無理があるのだろう。しかし、そうはいっても故意の殺人は許されるべきではない。ここが法律の限界ということなのだろうか。 ストーリー的には、いろいろな視点と時間軸が混じり合ってきて、青豆・天吾が出会うことができ、「1Q84」・「猫の町」から脱出し、“現実”に戻っていくことになる。ただ、フカエリのその後や、「さきがけ」がどうなったのか、青豆と天吾の今後などの後日談が気になった。
0投稿日: 2012.07.31
powered by ブクログ複雑に絡んだ糸が少しずつ解かれていく 明瞭に解決されるもの、または結局わからないもの 主人公たちは異世界にて再会を果たす 20年振りの再会はふたりの中で当たり前の出来事で 世界にとっても当たり前の出来事であった
0投稿日: 2012.07.31
powered by ブクログ1Q84、読了。 壮大なストーリーで文庫本6巻、引き込まれるように読んだ。 村上春樹の長編小説は学生時代から社会人になりたてのころにかけて、「風の歌を聴け」から「ねじまき鳥クロニクル」まで全冊読んだ後、自分としては「お休み」した。 20年弱経って、久しぶりに村上春樹の著作の世界に入って読み進めていったが、期待を上回るストーリーと結末。とともに、過去の作品と異なる読後感が残る。自分が年をとったのか、もしくは「ノルウェーの森」のワタナベ君に代表される「喪失感」と、「1Q84」の青豆と天吾の「前向き感」と全く異なる世界感が作品に反映されているからか。
1投稿日: 2012.07.29
powered by ブクログ文庫にして六冊もの、長い物語世界を見せてくれたことに感謝。 しかし、長すぎる比喩と修飾、あとエロ(というほどのエロではないけど)に必要性が感じられず、心の底から楽しめなかったように思う。 所々魅力的な登場人物や、印象的なシーンがあったり、広がった世界をどうやって終局に運ぶのかが気になって最後まで読み進めることができたけど、あれはどうしたんだっけ?が多くて、残念な読後感。 借りたものでよかった。
0投稿日: 2012.07.28
powered by ブクログ【レビュー】村上春樹さんの小説は、いつも何が面白かったのか自分でもよく分からないことが多いけれど、共通して感じるのは読後の印象の強さ。今回も、いつもにも増して強い印象を心に残してくれた。 現実世界からここではない世界へ、知らぬ間に入り込んでしまう主人公達。暗黙のルールが異なっている世界に放り込まれて、つまりそういった訳のわからない状況に置かれたことによって、主人公達は混乱していく。しかし逆にそのことによって、自身を整理しようとする過程で、顔を背けたくなるような過去をも受容し、本当に信じるべきものは何か、自分にとって最も価値のあることは何かを見出して行く。 重要なことは、たとえ誰に何を邪魔されようと、どんなに世界が訳のわからないものになっていったとしても、そうやって見出したただ一つの美学を信じて、その美学の上で生きて死ぬことだ。そういったメッセージを個人的に感じた。
0投稿日: 2012.07.26
powered by ブクログ村上春樹も好きだし、オーウェルの「1984年」も好きだし、かなり期待していたのだけど、期待外れ。 なんだか、ただのミステリーでしかなかった。 村上春樹らしい深さ・哲学っぽさが薄かった。
0投稿日: 2012.07.25
powered by ブクログとうとう読み終わってしまいました。色々残された謎が有るのにそれが全く気にならないほどすっきりした結末でした。
0投稿日: 2012.07.25
powered by ブクログ読み応えあり。軽いバケーションに持って行って、フライトと合わせてビーチで読み進める。 途中から二人だけではないあらたな視点も入って、面白かった。何と言っても村上春樹は、心情を書くのがうまいと思う。
0投稿日: 2012.07.22
powered by ブクログもともと読書は「嫌いではない」くらいの趣味なのに、否応なく週末の自分の手を、真っ先に本に伸ばさせる、そんな物語でした。 次第に近づく2人の時間軸に、グイグイ「1Q84年」の世界に引き込まれてしまい…。 発売当時にリアルタイムで読んでいたら、きっと続きが気になり過ぎて、穏やかではないこと になっていたかも。
0投稿日: 2012.07.22
powered by ブクログ二人は出会った。そして1Q84年を脱出した。 多くの謎は謎のままだが、読者ごとの解釈が求められるのだろう。 もしかしたらこの本と同じように、人はぞれぞれ現実の世界とは別のもうひとつの世界を持っているのかもしれない。 その世界に、それぞれにとっての青豆や天吾がいてくれることを思うだけでワクワクし、今この世界を生きていく勇気がわいてくるような気がする。 大変面白く読ませてもらった。
0投稿日: 2012.07.22
powered by ブクログここまで読んで、思いました 青豆の青豆による天吾のための物語 天吾の天吾による青豆のための物語 二人が交差して一つに纏まる
0投稿日: 2012.07.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
村上春樹って、苦手だった。 彼の作品の中で、最初に読んだのが『海辺のカフカ』だった。もう7年ほど前に読んだ作品だから、そのとき感じたことなんてよく覚えていないけれど、たしか、猫の描写が生理的に受け付けなかったような記憶がある。それから村上作品にアレルギーを持つようになってしまった。 だけど、この作品は好きだ。 最後に救いがあるからかもしれない。その最後に向かってすべてが物語られていたのだと、感じることができるからかもしれない。 結局のところ、どの世界にあっても、正しいとか間違っているとかいうことは、その世界の中だけで通用するものなのだろう。そして真実は一つしかない。 物事は、見方によってはまったく異なる景色を見せるものだ。たとえば私がこの作品を読んで、最後の結末をハッピーエンドだと思ってしまうのも、それは青豆の視点からこの物語を読んでいるからなのである。牛河の立場からすればどうか。ふかえりの立場から見ればどうか。様々な視線に立ち返ってみれば、この結末をハッピーエンドなどという陳腐な言葉で表現することなどできないことに気付く。 世界はすべて『1984』的なのである。正しいとか間違っているとか、善とか悪とか、そんなものは本当は存在しない。それはその世界で作り上げられたものなのである。そのことを忘れないでいることが、人間には必要なのだろうと思う。
0投稿日: 2012.07.21
powered by ブクログ全部読んでの全体的な印象としては、これが適切な比喩だとはとても思えないのだけれどほかに思いつかないから使わせてもらうとすれば、「ピザ」のようだな、という印象。 8等分だったりに切られたピザの一片を取り上げたときの、チーズがほかのピースと繋がっている感じ。それがこの作品の感じのような気がする。登場人物やキーワードなどの「ピース」が、物語という「チーズ」で繋がっている。 さて、作品の感想としては、最初のほうの「1Q84」のレビューで僕が書いた「このまま物語が進まなくてもいい、というくらい文章が楽しめる」、まさにこれを実現してくれたように思う。そしてそれは案の定というか、物足りなく感じた。量のわりにダイナミックさというか、壮大な印象はうけなかった。確かに壮大ではあるけれど、村上春樹はどこまでも村上春樹なんだな、というところ。 面白いか面白くないかで言えば文句なく面白い。ただ、村上春樹ともなればそんなこと(あえて言わせてもらえば)は大前提の話で、それよりひとつふたつ上のステージにいるのではないか。ただ、面白い/面白くない以上のもの、あるいはそれ以外のもの、それを具体的に、自分がなにを求めているのかはわからない。「なにか物足りない」というクオリアでしかない。 きちんとレビューするには、あまりに自分が勉強不足なので、ぼんやりとした感想しか言えない。そしてもしレビューしたとなると、僕まで「1Q84」の世界に迷い込みそうな気さえするので、ここまでにしておきます。
0投稿日: 2012.07.18
powered by ブクログこう締めくくるか! 予想通りのような、予想外のような。現実にありそうな、ありえないような、絶妙のさじ加減の不思議な世界だけど、これぞ春樹ワールドに誘われたという感じ。 本当に世界というか、その空気感の描き方が上手いと、改めて思う。 二人(三人)の視点から描き出され、いろんな人や団体の想いや考えが交錯して、こうした様々なもの集合体こそがこの世界だと当たり前のことを再認識させられた。 はぁ、主人公たちみたいな純粋な想いや関わり合いって素敵だなぁ。この流れでノルウェーの森を再読したくなってきた。 一章一章が細切れで短編感覚で読めるから、長さの割に万人向けの読みやすい作品かと。 ファンも、今まで読んだことない人も、ハルキと聞いて反応する方みんなに読んでいただきたい一冊。
0投稿日: 2012.07.18
powered by ブクログさすが、読ますねぇ! 非常にテンポがよくて、主人公も交互に入れ替わって話が進むから飽きずに読まされた。文庫本六冊とか、あっという間。 読後は月をみたくなるはず。
0投稿日: 2012.07.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ゆっくりとした安定的なカーブを描いた終わり方でした。個人的に好きな終わり方。2人とも無事に1Q84と猫の国から脱出できてよかったと思います。 ノルウェイの森と対照的な終わり方だなー ただし、個人的に結構嫌いじゃなかった牛河が脱出できなかったのは残念だったかなと思います。 2人じゃなきゃ脱出できなかったんでしょうね。マザとドウタがなんだったのかとかはもう一度読んでから腑に落ちる感じでしょうか。
0投稿日: 2012.07.16
powered by ブクログ物語の中に散りばめられた謎がまだ解決しないまま、二人は1Q84年の世界をあとにしてしまった感じ。とにかく長かったー読み終わったー!会話の途中途中で沈黙、聞き手が話し手の言葉を「染み込ませる」時間があったのが印象的だった。
0投稿日: 2012.07.16
powered by ブクログシリーズ6冊読み終わった~。 途中若干中だるみしてしまったけど、なんとも不思議な魅力のあるストーリーだった。 BOOK3に入ってからは、グッと「読みたい」という気が強くなったけど、コレは個人的な感覚の問題かもしれない・・・。 けど、青豆がマンションに隠れて生活をし始めてからの、天吾の「猫の町」とのバランスが微妙にハラハラさせられ、不思議さを増長させた。 あと、この物語に出てくる人達が、時々相手に対して「言葉が染み込むのを待つ」という時間をとっているのが印象的だった。 実際、私たちの生活の中でも本来大切にされるべき時間だと思う。 急ぎ過ぎる、焦りすぎる、相手に否定されることを怖いと思っている、自分が正しいと思い込んでいる・・・だからたたみ掛けるように話を進めたがる。 ちょっと、私もこの時間は大切にしたいと思った。 最後の最後、青豆が自分のコンプレックスを天吾に打ち明け天吾が全て自然に受け入れて、それに青豆が泣く。このシーンがとても好き。 ほっとした。
0投稿日: 2012.07.16
powered by ブクログ難しくって読んでも読んでも進まない、のに続きが気になるほど面白い。そんな6冊でした。 不思議な世界をちょっとだけ覗いて帰ってきた。そんな読了感。 そんな世界や二つの月やリトルピープルにはリアルを感じられるのに、二人の引き合ってる感がふーんと思ってしまったのが残念。私もまだ恋愛足りてないな。
0投稿日: 2012.07.14
powered by ブクログ海辺のカフカ以来の村上春樹本。 村上春樹は、どうしても激しい部分があるので敬遠してたけど、その辺気にしなければ、読めば読むほど奥深い世界だなぁと思う。 以降、何読もうかな
1投稿日: 2012.07.12
powered by ブクログ途中までの「この後村上ワールドどうなる?」といったワクワク感はなくなり、予想を裏切らずに終わった感じ。 もー1回、最初から読む気にもならないし。そういう私は解説本読む人なのかしら?
0投稿日: 2012.07.11
powered by ブクログ途中までは面白く読んでいたが、最期は全く閉まらない終わりだった。間違いなく続編がでるであろう。でたら読むけど。。文章くどいとこがあったな〜。
0投稿日: 2012.07.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1Q84が終わりました。現実と非現実が幾重にも積み重なったような小説でした。 読んでいてその境界線がよく分からなくなる事もしばしばだったような気がします。 内容としてはシリーズを通して理解出来る部分とよく分からない部分が半々ぐらいでしょうか。タマルと青豆の会話やそれぞれのキャラクターなど楽しめた部分も多かったので終わるのが名残惜しいですね。 それにしても、謎は謎のまま残っている気がします。この続きがあるとしたら天吾が書いている小説の世界がこの続きとなるのでしょうか。 天吾が思い描く1Q84の世界はどこに向かっていくのか。リトルピープルが力を持つ1Q84と天吾が描く1Q84は不思議と共通しているみたいです。 これはリトルピープルが使う力は人のイメージを元にしているのか、それともふかえりが書いた小説の中でのイメージを天吾が正確に感じ取った結果だったのでしょうか。 謎は謎のまま残り、答えは読者の想像の中にあるのかも知れません。 天吾が一日も早く小説を書き終える事を願っていたいと思います。
0投稿日: 2012.07.11
powered by ブクログ青豆が首都高の上から降りようとしたところで、もはや結末が見えていたな…と感じた。 ふかえりや戎野先生、編集者と書きっぱなしで放られている人が多すぎ (∋_∈)
0投稿日: 2012.07.08
powered by ブクログあー読み終わった。 収まるところに話しが収まったなという感じがする。 レビューを書くと言っても表現力を楽しみ物であり、ストーリー的には普通 と言うのが正直な感想。
0投稿日: 2012.07.08
powered by ブクログ6/6冊目。 超然としたラブストーリー。 時を、時空を、超えたとしても、やはりそこには確固たるものが存在する。
0投稿日: 2012.07.07
powered by ブクログ村上春樹はこの作品を通じて何を伝えたかったのか。うーん。難しい。 落ち着いたらもう1回読んでみようかな。
0投稿日: 2012.07.06
powered by ブクログおもしろかった。 6冊も読んでると、比喩的な書き方にも慣れて、 むしろ好きになってきた。 いまいち結論は釈然としないところもあったけど、 このタイミングで読めてよかったシリーズ。
0投稿日: 2012.07.06
powered by ブクログ猫の町と1Q84に迷いこんだ男と女は再会する。 6冊読み終わってまず思ってしまったのは こんなに長くする必然性があったのか?ということ。 そこまで読み終えさせたところは紛れもなく作者の力量だと思うのだが。 だがしかし。 長旅でした、読者の皆様ごくろうさまでした。 そういえば谷原章介が牛河を演りたいとゆってたけど 不細工が美男子演じれないのと一緒で 逆もまたしかり。もって生まれた美貌を恨んでください。 全編通して言いたかったことは結局のところ真実の愛とかそういうことにまとめるとそれはもう陳腐なので割愛。 うーん、うーん、世間を騒がせるほどの小説かといえば、そんなことはない。かといってこれは誰にでも書ける小説ではない。村上春樹ってすげえなあと思わされる村上春樹らしさは存分にアピールされていたし、これだけの文章を一応飽きずに読み終えたということはそれだけでも評価に値する。 でも私はあえて、ドキドキしたか、心を動かされたかという面でいつも評価をつけている。 その基準からいうと「普通」なのです。 嫌いではないが、すごく好きというわけでもない。 ということで評価は「普通」です。 それでも、ふかえりは好きだったかな。
0投稿日: 2012.07.05
powered by ブクログやっぱり村上春樹の本だよね、というのが読了後の一番の感想。 BOOK1後編のあたりの苦手加減を現状維持で読了。内容が気になるので、最後までぐいぐい読めたし、途中で放り出したい衝動に駆られる苦痛もなかった。(って、けっこうひどい言い様だけど。) スッキリ解決!ってかんじではなく、含ませるかんじの終わり方。はじめからどう収拾をつけるかわかんないけど、たぶんスッキリした終わりではないだろうなとは思ってたので意外でもないけど。でも、村上春樹だから許される、みたいなそんなかんじがしなくもない。 私はわりと「含ませる終わり」ってものによっては想像できて楽しい、そう思える性質だけど、これはあまりにも中途半端すぎるような。私の中の疑問の半分以上は置いてきぼり状態じゃないかなぁ。私が話の内容を読み切れてないっていうのも大きいかもだけど、「これは何で?」「あれにどんな必要が?」の疑問符が多いこと。きっと、たとえばBOOK4がでたとしても残るよね、この疑問。村上春樹だから、ってしか言いようがないんだろうなぁ。
0投稿日: 2012.07.05
powered by ブクログ構成★★★ 三人目の物語が始まったときはなるほど、と思った。ただ1、2に比べて雑になっているところが目に付く。(あえて細部まで語らないのが作者の意図なのかもしれないが) 文章★★★★ 村上春樹の登場人物たちの会話は癖になる。静かなウィットに富んでいて、品が良く、思慮深い。比喩の的確さも素晴らしい。ある程度そのスタイルが定型化しているのが弱点。 題材★★★ 菊池直子、高橋克也が捕まって間もないときに読み終わったことに対する意味を考える。想像していたよりオーウェルの1984年の要素は少なかった。
0投稿日: 2012.07.05
powered by ブクログ読みごたえありました。 最近、夕方に公園でお散歩行った時、滑り台で遊んでいたら、娘が月を見て「お月さん、お月さん」とはしゃいでいて、ニヤリ。 月は一つでした。
0投稿日: 2012.07.04
powered by ブクログ途中でつまらなくなって脱落した方・・・最後まで読むことをお勧めいたします♪まあ、嫌いじゃないですよという程度ですが、脱落してしまうのは残念かも、なのでw
1投稿日: 2012.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハッピーエンド、青豆と天吾が再会出来て良かった。 もう少し最後の盛り上がりがあってもいいのでは!?と思った。話の展開もスロー過ぎたかな?と。
0投稿日: 2012.07.03
powered by ブクログいくつかの問題が回収されないままでモヤモヤしましたが、最後の首都高の非常階段を上る場面はハラハラしましたし、最後まで面白かったです。 私のお気に入りの場面は、登場人物が自分で食事を作るシーン。 特に凝った料理は出てこないけど、天吾が作るごはんの描写はシンプルなのにとっても美味しそうで、青豆が作ったハムとチーズのサンドイッチもすごく魅力的で次の日にはマネせずにはいられませんでしたf^_^;)
0投稿日: 2012.07.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この世界には月が二つある。 青豆と天悟の二人の描写からストーリーが始まって、 少しずつ少しずつお互いの距離が縮まっていく。 スポーツジムのインストラクターとして働く一方で、 女性にとって害をなす男をあちら側の世界に運ぶ青豆。 塾講師をしながら小説を書き、平凡な生活を送る天悟。 とある日に天悟は編集者の小松から原稿の手直しを依頼される。 それは高校生のふかえりが書いた「空気さなぎ」だったが、 この一冊はファンタジーでもなくもう一つの世界「1Q84」そのものだった。 いろいろな人の思惑が混ざり合い、翻弄されていく天悟。 断固とした意思を持ち、突き進んでいく青豆。 二人は10年前に握った手の温もりを求めて、彷徨う。 最後までリトルピープルがどこまでの影響力のもつものなのか、 天悟といたふかえりはドウタなのかマザなのか微妙なところでしたが それは読者の受け取り方なのでしょう。 村上春樹ワールドでしたが、天悟と青豆の描写が短く入れ替わりながらなので非常に読みやすかったです(牛河も)
0投稿日: 2012.07.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後まではまりきれなかった。 なんか、いろんな謎を深読みしすぎてしまった。 そのためか、ラストもこんなもんかという感じに、、、 もっと単純に読めばよかった。
0投稿日: 2012.06.30
powered by ブクログう~ん、やはりBOOK3は私的には蛇足だったような気もするなぁ。最後は途中から薄々予想されたが私的には一番残念なエンディングに・・・・。しかし長かったぁ。物語は途中魅力的な面白味も見せてくれたし、文章は素晴らしく上手いのですが私的にはそれほど好きにはなれませんでした。私の好きな村上春樹はやはり「世界の終りと~」と「ねじまき鳥~」ですな。エロ描写を少な目にして文庫3冊くらいにまとめてくれたらもっと読み易くならないかなぁ・・・・・いやそういう問題でもないのかも・・・・
0投稿日: 2012.06.30
powered by ブクログ文庫を待って1~6まで読み終わり。 途中まではおもしろくてまとめて読んだりしましたが、最後が残念。 最終的な評価は、★3~2てとこかな。
0投稿日: 2012.06.29
powered by ブクログ村上作品、久々に読了。 ある意味旬となった宗教もからめた今回の設定、BOOK1,2とかなり勢いよく読み進みました。 しかし私の苦手なファンタジー色が強くなってくると、早く読み終わってしまいたくなってBOOK3は1日で読んでしまった。寝不足です。 ノルウェイはじめ殆どの村上作品に流れる、歪んだ倫理観に、やはり今回も受け入れがたく、不快感を覚える。 その周りを傷つけて平気な倫理観が、おしゃれでさわやかに表現されているところがまたダメです。そしていちいちこのエロい表現というかシーンは必要なのかなあと思わずにはいられないわけで、そこが村上作品たる所以なのでしょうが、やっぱ苦手。 とはいえ、設定の斬新さというか独特の世界観だけで読む気にさせられるし、何じゃそりゃ、っていう比喩になってない謎の比喩は相変わらず健在で面白い。 丁寧に紡がれる言葉は、自分の倫理観に合わないところを除けば、川の流れのようにすらすらと頭の中を通り過ぎてゆく。 ファンタジーらしく登場人物も現実味のない妙な人ばかりで、好きな人物は一人も出てこないけど、お話の中ではなんとも魅力的に動いてゆく。 そして筆致は相変わらずなのに、ストーリーの運びがヒッチコックなみにスピーディーな気がして、目が離せなかった。 そういうところは、さすが。 矛盾していようがよくわからないラストだろうが、村上作品なのでしょうがないやとおもってます。 久々に村上作品にどっぷり漬かり、途中ところどころは楽しめたのですが、作品として最後まで面白いと思ったのは「世界の終わり」だけだなあ。 でもまた好奇心から読んじゃうんだろうなー。 好きじゃないひとにまで読ませてしまう、そこがベストセラー作家としてのすごさだなあと思います。
1投稿日: 2012.06.29
powered by ブクログ人が歩く道は、一つのベルトコンベアでただ流されるのではなく、別の流れにポッと乗り移っているのかもしれない。別の流れに乗ったかどうかは、殆んどの人は気づかないかもしれないが、そこには大事な意味がそこにある。 天吾と青豆がそうだったように。自分の人生を振り返るとき、1Q84のようにあれこれ想像してみるのも悪くないと思いました。
0投稿日: 2012.06.29
powered by ブクログ好きな感じの終わり方じゃないな。 一番グッときたシーンは牛河さんの最後の方。 それでも長い間楽しませてもらいました。 みんな不思議な喋り方するよね。 ぼくは青豆さんよりふかえり派だ。 猫の町、セックス。 その通り、ドウしタってタマル。 ほうほう。
0投稿日: 2012.06.28
powered by ブクログハッピーエンドか...。永く村上春樹作品を読んできた者としては、この結末にはちょっと拍子抜け。春樹さんも、読者受けとか考えるのかな。
0投稿日: 2012.06.28
powered by ブクログ村上春樹の中で、世界の終わりとハートボイルドワンダーランドの次にお気に入りになった!すごいなぁやっぱり村上春樹。
0投稿日: 2012.06.27
powered by ブクログめずらしく村上春樹なのに最後までおもしろいと思って読み終わった!きっと村上春樹ワールドに慣れてきたんやなぁ。 どこか、違う世界に私も行きたい。何かがすこしずつ違うだけの世界でも、恐ろしい世界でも、誰かとめぐり合うための世界に私も行きたい。 疲れとるなぁ‥
0投稿日: 2012.06.27
powered by ブクログ言葉にするのが難しいような感覚を村上春樹は言葉で表現しているように思う。 きっと二つの月や空気さなぎが表すものは、名詞で答えられるような何かじゃなく微妙なニュアンスや感覚で、それに自分の中の何かがしっくり来たときに私は村上春樹の本を面白いと思うのかもしれない。 つまり村上春樹の本に出てくる言葉は、まだない新しい言葉だという感覚が自分はしっくりくる。 物語は温かい終わりを迎えてとてもよかった。 分からない所や疑問は多くあるけれど、完結まで読んだいま読み返してみれば、また何か感じることがあるんじゃないかなと思う。
1投稿日: 2012.06.27
powered by ブクログ文句なしに面白かった。 ただ、謎が残ったままなのが気がかりだ。 余韻として残した謎ではなくて、未完結の謎が多すぎる。 続編が出るのだろうか?だとしたら、1985年が舞台になるのだろうか?
0投稿日: 2012.06.26
powered by ブクログ最後まで芯の見えない物語でした。 時間を超越したかのような描写も、言葉無く理解しあったかのような描写も、 世界を再構築しているかのような、黄泉をさかのぼっているかのような、 それらはどこか薄く引き伸ばされたコラージュのごとく、 モノクロームに閉じていった、、そんな印象が残りました。 人物描写も影絵のようで、本質的には同質なママ、 これは人を選ぶでしょうねぇ、、団塊の世代なら合うのでしょうか。 個人的には、さきがけの描写は特に、受け入れ難かったですが。 ん、一応ハッピーエンドのようですので、☆+1で。
0投稿日: 2012.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んだ~!! ここまでの長編小説は久しぶりに読んだ。 毎日ぶっとおしで・・・というわけにはもちろんいかないけど、いっきに読んだな~という感覚。 知り合いにすすめられ、借りてきて、ほんっまに興味なくてどうしようと思ってたけど、読み始めると止まらなくなった。 すんごく不思議な世界。 青豆と天吾のファンタジー。 いったいどうやって物語は終わるのか?と思ってたけど、そういう終わりかー!という、若干物足りない感じはした。 でも、そう終わるしかないよな…とも思った。 ん?結局のところ、恋愛小説か? すべてを捨ててでもお互いを求めた2人、という構図? ものすごく複雑な事情は絡んでいるが・・・ もう1回1巻から読んでみるべき本だと思う。 もっと細かくいろんな描写に気を使って読んでみたい。 気づいてないだけで、細部にいろいろ仕掛けがされてる気がする。 もっと登場人物のつながりがある気がする。 でもしばらくたってからにしよう・・・さすがに6巻一気読みすると精神がかなり疲れた・・・笑 しかしながら、これこそ読書の醍醐味だと思う。創造・想像しながら読み進める。この作品はまさに想像力をフルに働かせないと追っていけない物語。集中したなー。
1投稿日: 2012.06.25
powered by ブクログ天吾と青豆、無事会えた。。良かった。 青豆の計画どおり首都高速3号線から1Q84を脱出。 それなのに、エッソの虎が反対向きだと気づいちゃったり… あーはらはらした。 そういえば、牛河の髪の毛編み込んで作っていた空気さなぎはどうなったんだろう? 気になる…
0投稿日: 2012.06.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長かった1Q84も、この巻で終り。 本巻のクライマックスシーンは、牛河が2つの月を確認した場面。 読者に1番近い存在だった牛河も、 気がつけば[1Q84]の世界に巻き込まれていた。 月を見つける描写がとても色鮮やかだった。 伏線や解らない点を多く残しているが、読後感含め素晴らしい作品だった。
0投稿日: 2012.06.24
powered by ブクログ読み終えた瞬間はすっきりした気持ちにさせられたけれど、後から苦味がくる。 想像させてくれる自由さと歯痒さが残る。
0投稿日: 2012.06.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いろんな出来事を経て二人が奇跡的に出会う、それまでの出来事がまるで無かったかのような..どこか不思議な感覚。 二人は本当に別の世界に行き、そして戻ったのか、月がもう一つ見えていた人たちはいったいどんな人たちなのか、最初に彼女を乗せたタクシーの運転手はいったい.. いろんな謎が残った感はありますが、それが村上ワールドといってしまえばそれまでなのか。 でも二人が無事に階段を上り終えたときはほっとしました。 文庫6冊、発売も3ヶ月に渡って長かったですが、自分としては十分楽しめました、面白かったです。
0投稿日: 2012.06.24
powered by ブクログ読書という行為そのものを楽しむための消費する娯楽としてなら、非常にオススメですが、読書という行為に何か身になるものを求めるタイプの方には、決してオススメできかねる作品という印象です。 構成はとてもよくできていて、中盤の盛り上げ方、特に3巻目の引きは素晴らしく、4巻と5巻の間(本来は2巻と3巻の間)は少し刊行ペースが空くことすらも考慮に入れて一段落つかせる調整をしたと感じられる部分、まさに職人芸。 ただ、6巻目を読んでいるとこれはスッキリとした終わり方はせず、モヤモヤしたある意味投げっぱなしで終わるんだろうなという予感がしてきて、ものの見事にそれが当たってしまってちょっと寂しさを感じたりもしました。 個人的には結構楽しめました。
0投稿日: 2012.06.23
powered by ブクログ先が気になるのでサクサク読み進むものの、最後にはモヤモヤが残ってしまった。 主人公ストイックすぎでついていけん。青豆の奔放な感じから超純愛へのシフト理解できん。カルト教団を題材にしてるのに、特に深くえぐることもなく。あの人どうなった?という人、数名。
0投稿日: 2012.06.23
powered by ブクログとても長い物語だっただけに2人が再会するシーンから ラストまではもっともっと情熱的であってほしかったかも。 『ノルウェイの森』が好きなのは、 ラストこそ深い絶望で終わったけど、 2人が何よりもお互いを強く想い合ってたところが 良かったんだなぁって気づいたりもしました。 それよりも「空気さなぎ」の描写があまりにもキレイで そっちの方に感心がいってしまったような。 だけど、文庫になるまで待ち続けていたので 読み終えて、満足です。
1投稿日: 2012.06.23
powered by ブクログあっけない感の、ハッピーエンド。。。 1984から1Q84へ、そしてエンディングは 1Q84から『1984』へ、元の世界ではないかもしれない『1984』。 別次元の話ではなく、 いまある現実の多面性、多様性の象徴がリトル・ピープルと 「『空気』さなぎ」かもしれない。 文学のレーゾンデートルとは。 もう、文学に、逃げることはできない。 命の限界が、、、、
0投稿日: 2012.06.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ようやく全話終了。 うーん、 面白いと言えば面白いし、 村上ワールドでもあるし、 読み易さに関してはこれまで通り素晴らしい、 んだけれど、 長さと内容のバランスが今ひとつな気がする。 はっきり言ってしまえば、冗長、かな、と。 それと 村上春樹作品における私が好きじゃないいくつかの点の一つである 思わせぶりな割には肩すかし、 のパターンでもある。 謎は謎のままでいいんだろうけれど、 ちょっとあまりにもな気がするんだよなー。 加えて青豆のキャラとかセリフ回しとか、 まるで『羊をめぐる冒険』の僕を連想させてキャラとしての魅力に欠けた。 ちょっと独断的な行動とかね。 つまり全体的に過去の作品の焼き直しのような気がしたわけさ。 繰り返されるモチーフや似た様な登場人物が意図されたものなのはわかるんだが、 なんかあまりうまく処理されていない気がしてならない。 でも牛河さんは今回クローズアップされたのもあって結構好感を持った。 殺されたシーンは憐憫の情を禁じ得なかった。 トータルとしては焦って単行本で買わなくて正解でした。
0投稿日: 2012.06.23
powered by ブクログようやく全巻読了!まぁ、引っ張るだけ引っ張って、最後のハッピーエンドで全ての話をまとめたって感じだろうか。。。 確かに、キレイな終わり方ではあったし納得のできる展開でもあった。そして、このもどかしい展開でも先が気になって読み進めていくだけの作品力があったのも事実!! だけど、様々な伏線や謎は1Q84という世界での不思議な出来事って事で片付けられ、内包されているであろう真意がイマイチ伝わってこなかった。 …例えば、天吾の父親の行動とか。。。 父親は何がしたかったのか?そもそも物語の関係者たちの周りに出没した意図は?そしてその行動によって天吾との親子関係にどような影響を及ぼし、1984年では何が変わったというのだろうか??? 言い出せばキリはないが、ロマンチックなラブストーリーとしては程良いスリルと謎を投げかけつつ、一般読者の期待に応える結末へ導くまでを面白く読ませた作品だったとは思う。 あと、個人的にタマルというキャラがなかなか興味深かった。青豆とのやり取りや、論理に基づいた行動理念で徹底したプロフェショナルぶりってのが小気味よくて、ちょっとツボだったかと。 …できれば、何故彼があそこまでマダムに付き添うのかの理由も見て見たかった。きっと、金銭以外にそれなりの理由がなければああはならないだろうし。。。 等々と、釈然としていない部分もあるが、結果的には色々と理解を深めたいと思わせるだけのモノを残しているのだから、それなりに優れた作品だったのかも。。。
0投稿日: 2012.06.22
powered by ブクログ最後はちょっと肩すかし。笑。 全編読んで、村上春樹もエラくなったな、と。今回は、主張して一歩踏み込んでくる感じがした。自分の立ち位置を明確にするって、作家にとっては、勇気のいること。村上春樹も、それをする年齢になったんだと思う。円熟期の始まり。 主張の仕方はいつも通りの村上節で。目に?耳に?よく馴染みました。 いつだって春樹は、ルーティンを大切する素朴な主人公を描く。そうすることで、彼らは弱く、壊す存在をより、邪悪に見せる。まさに卵の儚さと、壁の巨大さ。どちらが、正義かなんて分からないけど、作家春樹は卵の味方!天晴れ!
0投稿日: 2012.06.22
powered by ブクログ1Q84 BOOK3 後編。 いよいよ完結となるBOOK3後編は、一気に読んでしまいました。 発売を待った時期もあったため、4~6月で読破したことになりますが、 やはり村上春樹は一度読んだら止められないですね。 昔の本も、もう一度読んでみようかな。
0投稿日: 2012.06.21
powered by ブクログ途中にどうしても納得できない展開はあったけれど、落ち着くべき所に落ち着いたように思います。 最後まで明かされない謎があるのもまた、余韻を楽しめます。 最後まで読んで思ったことは、この作品は答えや深い意味を求めて読み進めるべきではなかった(私の場合はですが)ということです。 必ずしも求めている答えや筋の通った展開が待ち受けているわけではなく、空に放置された疑問の中にも、多くの物語が存在することを感じました。
0投稿日: 2012.06.21
powered by ブクログうん、よかった、幸せな終わり方で。すごく純粋なラブストーリー。 春樹さんを読むと心が澄む。自分を信じる、損なわないこと。自分に必要なことを知ること。 リアル人生ってどんなファンタジーより奇異だから、リトルピープルに対処するよりずっと大変なことが普通に起きる。でも、自分を信じて、この世界に生きることに腹をくくる。
0投稿日: 2012.06.21
powered by ブクログなんとなく先が気になり、ようやく読破。 文章自体は読みやすかったものの、内容はうーん…ってかんじ。 読み終えて思うのは、結局1Q84の世界は一体何だったの?ということ。 ふかえりはどーなったの?リトルピープルって何だったの?という疑問は放置されたまま。 結局、天吾と青豆が再会するためだけにあった世界だったのか?? 6冊も読んで、よぉわからん話でした…
0投稿日: 2012.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
6巻にわたる『1Q84』もついに読み終わってしまった。いやはや、最後は圧巻だった。こちらもぐいぐいと読んでしまった。 今回はBook1、2が3回目、Book3が2回目である。そのせいか、Book3をじっくり読むことができたように思う。何しろ1回目は次に何が起こるのか、青豆と天吾は果たして出会えるのか、ふかえりはどうなったのか、牛河はどうなってしまうのかなどなど、先が全く読めない状態で、先へ先へと急がされたような気がする。おかげでストーリーの細かい部分を忘れてしまっていた。今回はとりあえず彼らがどうなるか知っているので、逆にじっくりと読むことができた。 そうすると、この3人の話が絡み合っていく展開が実に巧みに計算されていることがよく分かる。村上春樹はおそらくこれを本に掲載された順番どおりに書いていったと言うだろう。そして、もちろんその通りだろう。でも、何かしらの構想メモを書きながらこの展開を書いていったはずだ。3人の話は実に緊密に絡み合い、関連しあっている。まあ、たとえ構想メモを書いてであるとは言え、それでもこの3人の話が交互に出て来る展開をここまで緊密に書けるのは並大抵の力量ではない。本当にこれの執筆には体力を必要とする小説である。我々は村上春樹という作家の存在を心から慶賀すべきである。 まだ多くの謎が残されている。ふかえりはどうやらマザ自体であるようだ。でもそうだとしたら、彼女はパシヴァになれるマザであるという特殊な存在だと言える。もっとも、彼女がリトル・ピープルを世界に入れる橋渡しになったのだし、最初のパシヴァだからね。特別なのかもしれない。 最後には牛河の死体からリトル・ピープルたちが出て来る。ということは、牛河を媒体として、またリトル・ピープルが活動し始めたわけだ。彼らは牛河の魂を織り込んで空気さなぎを作っている。それが孵化した時、新たなドウタが生まれるのだろうか。リトル・ピープルたちは新たな道を見つけたのだろうか。 うーん、知りたいことがたくさんあるなぁ。Book4はもう出ないだろうね。Book3の終わり方からして、Book4はあり得ないような気がする。でも、1Q84年はもう3分の1残っているしね。知りたいなぁ。
0投稿日: 2012.06.21
powered by ブクログたぶん、これは羊系みたいになるってことなのかな。 今までよりかなりアバウトだったから、だいぶ違和感。
0投稿日: 2012.06.21
powered by ブクログ今更では有りますが文庫本になったのでコツコツと通勤中に読み続けていましたが先程読み終わりました。天吾と青豆の物語は疑問は沢山残りながらも終了。読み応え有りましたが長いですよね(^_-)
0投稿日: 2012.06.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
青豆と天吾。途中から、2人の恋愛が大筋になってきたのだけど、前半のスリリングな展開のわりに、後半が幸か不幸かわりかし平和で、すこしものたりなかった。ハッピーエンドなのはよかったですけど。
0投稿日: 2012.06.19
powered by ブクログレビューが遅れてしまった。 読後の感想としては、「スッキリ!」だ。 本作品を読みながら、常に「ねじまき鳥クロニクル」を思い出していた。主人公にとっての根本の問題が解決しないまま終わった「ねじまき鳥クロニクル」に対して、本作品はわかりやすいオチだった。 ストーリーとしては、ハッピーエンド。しかし、パラレルワールドとして「1Q84」の世界は続いている… 視点を、ふかえりやリトルピープルに向けて更にアナザーストーリーを増やすこともできるだろう。 流血がほとんどないのがありがたい(笑)
0投稿日: 2012.06.18
powered by ブクログ20年の時を超えて結ばれる青豆と天吾の一途な愛。必要とされるお互いが結ばれるのが最上級の愛というのが、村上春樹氏のひとつの答えなのだろう。 残念なのは、BOOK1の思わせぶりのタクシー運転手が最後に登場・・・って期待したのだが。
0投稿日: 2012.06.18
powered by ブクログ小学生時代に言葉も交わしたこともない2人が1つの瞬間的なふれあいだけで何かを感じあう。 しかし、気持ちを通じさせないまま、2人は別々の道を歩き20年の時が流れる。 20年間一度も再会したことがない2人のお互いが思いを寄せているはずという確信が作り上げたのが1Q84という世界なのだと思う。 懐かしく羨ましい奇跡のラブストーリーでした。
0投稿日: 2012.06.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結局、月が2つある世界で、天吾と青豆は漸く出会い、その世界から脱出あるいは帰ってくることで彼らの思いが遂げられたわけだが、では何が我々へのメッセージなのであろうか。いちいちメッセージを読み解く必要があるかないかは別として、リトルピープルと声を聞くものの関係性とそこから対立するとみえ、結局は同根である別存在を示すことで、結局人々は何をかんがえていくべきであろうか。ここもとの一連の事件性を合わせ、考えてしまう...
0投稿日: 2012.06.17
powered by ブクログ交差する各々の行動の描写がスリリングで面白い! 青豆と天吾のように物理的距離が離れていてもお互いの精神はひとつに重なり信じあえるパートナーっていいね。 ただ1Q84年の実態や、ふたりの周辺の人々の後日談がもっと知りたかった。まぁ、あえて語っていないのだろうけどさっ(・ε・` )
0投稿日: 2012.06.17
powered by ブクログ★粗筋★(1巻~6巻まで) スポーツジムでインストラクターとして働く傍ら、殺し屋として人をあちらの世界に送り込むことを仕事としている青豆。 代々木の予備校で数学を教える傍ら、小説家を目指して日々書き続ける天吾。 似たような境遇で育った彼らが、導かれるようにひとつになっていく。 二人の運命はいかに?また1Q84の世界はいかに!? これが村上春樹の書きたかった総合小説なのかなと、ぼんやり心に浮かびました。 天吾、青豆、牛河という三人の視点から描き出される物語によって、様々な価値観と生き方を提示し、ドイツの教養小説のような雰囲気が始終ありました。 ハードボイルド・ワンダーランドが総合小説の実験版または試作品だとするなら、1Q84が完成品になるんのだろう。 物語的な迫力・ダイナミックさを求めるなら他の作家でもいいのだろうけど、現実と非現実の境界をシームレスに行き来することに楽しみを感じるなら、やはり村上作品はオススメです。 みんなそうだと思うけど、リトルピープルの「ほうほう」という囃子はクセになりました!
0投稿日: 2012.06.17
powered by ブクログ実在する団体や出来事を下敷きにした長編で、いわゆる全体小説ということになるのかもしれない 重厚なストーリーで、ここからなにを読み取り考えるかは人それぞれ。全ての文章がそうだろうけれど。 なので一言だけいうと、もう少し昔の作品の方が好きだな。
0投稿日: 2012.06.17
powered by ブクログ教授の娘が結構重要な役割を担ってるのにビタイチ出てこなかったね。空気さなぎの初校をおこした人なのに。
0投稿日: 2012.06.16
powered by ブクログハッピーエンドかな、ラブストーリーとしては。 ふかえりはどこに行ったのかな?物語に必要なくなると、急に登場しなくなる、、、牛河なんて急に主役級。 でも、本は面白く、最後までいっきに読めた!
0投稿日: 2012.06.16
powered by ブクログ長かった。けど、削れる箇所はどこにもない気がする。リトルピープルとは何か?初めは気になっていたけど、今はその答えは明示されるべきではないように思える。
0投稿日: 2012.06.15
powered by ブクログ・・・辿り着いたところが旧来の世界であれ、更なる新しい世界であれ、何を怯えることがあるだろう。新たな試練がそこにあるのなら、もう一度乗り越えればいい。それだけのことだ。少なくとも私たちはもう孤独ではない。・・・ 読後感、温かすぎる。 タマルはかっこいいけど、牛河はザンネンだなあ。
0投稿日: 2012.06.14
powered by ブクログ最後は正直・・・めんどうくさくなったやろ!って言いたいくらいスピーディすぎる展開で終了~ まぁ、メインはその前に終わってるってことかな・・・ 久しぶりに長編を読んだけど、6冊もかかったと思えないくらいいい出来だと思いますよ。
0投稿日: 2012.06.14
powered by ブクログみんなして伏線を投げっぱなし・・・ってさ。 いや考えようよ。村上作品が文芸なんて言わないけど、ミステリー・エンターテイメント作品と別で考えられてる理由をさあ。 しかし今までの作品から見ると、比喩に隠れた世界観が漠然としていて大きすぎたと思う。 だから星が「に」です。
0投稿日: 2012.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・全体的に退屈。畳まれない大風呂敷は別に構わない。寓話だから。しかしとっても退屈。 ・主人公をパートで分けるのであれば、それぞれが知っていることと知らないことでサスペンスを作るべきだ。 ・全員が冷静で理性的で。みんなおんなじ性格をしている。みんなおんなじ思考形態をしている。 ・情報(特に作中作の内容)をどうしてこんなに小出しにするのか。 ・月が云々、児童公園が云々、とイメージが大変陳腐。 ・伊坂? ・スノッブ。 ・しかししかししかし、ふかえりは素敵だ。
0投稿日: 2012.06.13
