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チ。―地球の運動について―(8)
チ。―地球の運動について―(8)
魚豊/小学館
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総合評価

95件)
4.3
45
19
13
4
0
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    相対性理論に関する本を読んでいた時に、特殊相対性理論はアインシュタインがいなくとも、それほどの年月を待たずに何者かが発表したであろうという文章があった。すなわち特殊相対性理論の発見は、それまで積み上げられてきた研究内容に対して、ひとりの天才のひらめきと理論により完成したもので、「アインシュタインが存在しなかったのなら特殊相対性理論は生まれなかった」というわけではない、ということだ。革新的な発見は何者にも代えがたい世紀の天才によるものだと思っていたので、意外だった。先人からバトンを受け渡され、そのとき、理論のもっとも完成に近いタイミングでアインシュタインという天才がいて、最後のピースをはめることができたのかだという。 世の中の常識を覆すような「知」のバトンを受け渡す者と、それを「血」にまみれながら阻止しようとする者の物語が「チ。-地球の運動について―」という作品だ。ただ、最終的に受け渡されたのは「知」でも「血」でもなく、「想い」だった。研究資料は全て焼かれ、「地球の運動について」を記した本が世界に広く普及されることもなかった。志を受け継ぐ者は全員死に絶え、後世に彼らの名前は残らない。ただ、彼らを突き動かした「タウマゼイン」――「?」という疑問を持つこと、そしてそれに伴う感動は、ひとつのメッセージに乗って、後世に届いた。そしてその「?」がコペルニクスにまで行きついて、「地動説」の発表につながったのかもしれない。 最終巻、コペルニクスにつながる存在として登場するアルベルト。彼を導き、そして絶望させる存在として、ラファウさん2号(便宜上、1巻に登場する子どもラファウさんを1号、最終巻に登場する大人ラファウさんを2号と呼ぶ)が出てくる構成が良かった。12歳でこの世を去ったラファウさん1号が神聖化されつつあるなかで、ラファウさん2号は自身の信念のために容赦なく人を殺す。ラファウさん1号がもし生き延びて大人になったときに、この物語とはまた違った、もっと狂気にまみれた景色があったのかもしれない。この物語において地動説を信じる者をただ肯定しない仕掛けのように感じた。 最後に、様々な人間の想いと死を通して、「知」のバトンが渡されていくこの物語の根底には、ヨレンタさんの「文字は軌跡」という言葉がある。研究資料の多くが失われるなかでも、「ポトツキさんに利益の1割を」というメッセージは、その意図がくみ取れなくなるほど時が経っても、文字として受け継がれ、そのメッセージをきっかけにアルベルトの「?」につながった。先人の研究を後世に引き継ぐ決意と、これまでの研究に対する敬意、そして文字の軌跡が重なってこのラストにつながる。 マンガを読んでこれだけストーリーの余韻にひたるのは久しぶりな気がする。すごい物語を読んだものだとしみじみ思う。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    全巻通して 知、真理の探求というものにかけた人々の思い、思想的弾圧の厳しかった時代の理不尽さと一方でそれを守りたい人々の思い、そういう人の生き様が情熱的に描かれ、感じられるのは素晴らしい。漫画自体も上手いし読みやすい。 しかし、その人生の果てに辿り着いた言葉は現在の研究の在り方や倫理問題そのものであり、ありきたりに思てしまった。そのため今一つ感動のピークが得られずモヤモヤ。 さらに言えば、もっと天動説が支配的な世の中から地動説が生まれる思考過程やそれを固めていく論理を掘り下げてくれるものと期待していたので肩透かし感あり。

    1
    投稿日: 2025.12.01
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    漫画と言うメディアの可能性を感じる一冊です 異端とは何か、誰が決めるのか、何で決まるのか現代でも抱えるテーマであると思う

    17
    投稿日: 2025.11.28
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    きっと迷いの中に倫理が有る きっと社会から神が消えても、人の魂から神は消せない。 このように、発見は何かの役に立って初めて意味が有る。そうでなければ無駄だ。常にそれを心掛けると良い。 無秩序な情報に線を引く 奇跡とは必然に満ちた領域で、偶然が生まれる事です。と、同時に、偶然に満ちた領域で、必然を見つける事です。 

    0
    投稿日: 2025.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんというか、本当に難しい作品でした。 アニメで観たのがきっかけで。 とんでもなく気持ちを揺さぶるアニメでした。 異端審問官が娘のことを祈って 焼け落ちる教会の天井におし潰された場面では 号泣してしもーたよ。アニメでも、漫画でも。 また、「文字は特別な階級にしか許されるべきではない、さもないとゴミのような言葉が世界に溢れるに決まっている(意訳)」というセリフがあって、 見事に21世紀はそうなっているよ、自分のことだよ、と笑ってしまった。 原作を一気に読めてよかったです。

    12
    投稿日: 2025.10.16
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    地動説。 ピーピングライフを思い出した! 思想って自由でいいはずなのに、宗教などが関わってくるとなんか難しくなるのかなー。 歴史を感じれたかも。 後世に伝えるって大変なんだな。

    0
    投稿日: 2025.10.05
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    読み終わってしまった…!この物語の背景にはどれほどの思索が詰め込まれているのだろう。ノヴァクもまた運命に翻弄された1人であった。ひさしぶりに名作と呼びたくなる漫画に出会えた。

    0
    投稿日: 2025.09.17
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     最終の巻である。読み終わって、脱力感に襲われた。なんだ。この結末はと思った。  シュミット隊長とドゥラカは、二人は馬で逃げ、それをノヴァクが追いかける。そしてシュミットはノヴァクと戦う。そこで、シュミットは敗れ、死ぬ。ノヴァクも傷がついた。  そして、ドゥラカは教会に辿り着き、アントニ司祭に会い、本を出すことについて、交渉し、ドゥラカは20%の利益をとることで、契約が成立する。  そこに、ノヴァクが現れ、地動説を認めたアントニ司祭は、「君の宇宙論関係の仕事は非公開処刑が多すぎた。君の残っている記録を処分せよと指示した」という。  ノヴァクは、「地動説の迫害を実行したのは、この世で私だけ?」そして、アントニ司祭は「君や、君が担当した異端者たち、君らは歴史の登場人物ではない」だから、ノヴァクに「地動説の本が出ても、騒がないでくれよ、無意味だから」と言われる。  ノヴァクは、門番には「異端者の捜査で教会に向かう。容疑者は地動説者」と言ったと司祭に伝え、アントニ司祭を殺し、教会に火をつける。ノヴァクは、ドゥラカは刺されるが、逃げる。ノヴァクは、シュミットから受けた傷で倒れる。その前に、幻の神童ラファウが現れる。  ノヴァクの独白。「地動説を異端思想じゃないんだって、全く笑えるよな。私は、この物語の悪役だったんだ。全く驚きだ。」  物語の中で、悪役をしていたノヴァクが、自分で悪役と名乗るのは、物語のちゃぶ台返しに似ている。これまでに、そのことで死んだ人は、なんだったのか?実際、アントニ司祭も、若い司教を火あぶりにしたことがあった。  ラファウは、「僕は同じ思想に生まれるよりも、同じ時代に生まれることのほうがよっぽど近いと思う。今、たまたまここに生きた全員は、たとえ殺しあう程憎んでも同じ時代を作った仲間な気がする」 ノヴァクは、「あの時、君の選択を見て、気の毒に思った。死を選ぶな。痛みを感じた」という。  そして、拾った手に、ヨレンカの手袋をつけるとピッタリで、それを抱きしめて命を落とす。  どうか、娘を天国に送ってくれと祈る。  ドゥラカは、傷を負い、逃げ、座っているとそこから陽がのぼるのを見て、目を閉じる。  物語は、アルベルトが、大学に行かないと悩む。父親は、常に疑うことを教え、それが何に役に立つかを考えろという。プラグマティズム的思考を教えこむ。ラファウがアルベルトを教えることになる。  そのアルベルトは、のちに、コペルニクスを教える教授になるのだった。そして、なぜかラファウは、アルベルトの父親を、意見が合わなかったと言うことで殺してしまう。  感動は、受け継がれて、初めて本当の感動になるのだ。  『チ。地球の運動について』の物語は、「硬貨を捧げればパンを得られる」「税を捧げれば権利を得られる」「労働を捧げれば報酬を得られる」といった言葉から始まる。そこに対して問いかけがなされる。「なら一体何を捧げれば、この世の全てを知ることができるのか?」と第1集で問いかける。  著者は、「知」とは何か、そしてそれをどう追求するべきかをそれぞれの主人公が提示する。そして、「疑いと信念」という矛盾を抱えながらも、それでもなお真理を求め続ける人間の営みそのものが、この世の全てを知るための「捧げもの」だということだ。

    1
    投稿日: 2025.08.28
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    アニメから入って、アマプラの配信スピードを待ちきれず漫画全巻大人買いして読んだ。 この物語を通してもらった感動を表現する術がないので詳細は差し控えるが、言葉や好奇心、信念、物事の捉え方etc…たくさんの大切なことを改めて教えてくれる。何度も読み返してじっくり咀嚼したい。 オグジーとバデーニさんが見た夜空が本当に綺麗で、心が震えた。 各登場人物が見る、月、夜空、朝日、そして昼間の空の対比描写が美しい。 都会は空が狭い。降ってくるほどたくさんの星空を私も見たい…

    1
    投稿日: 2025.08.07
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    めっちゃよかった、真理をめぐるひとの想いが紡がれてる様、素敵 心に残った言葉たち ・もし過去の積み重ねの先に答えがないなら、真理にとって我々は無駄だったかもしれん。しかしたとえ誤ちでも何かを書き留めたことは歴史にとって無意味ではないと、願っている ・私達の人生はどうしようもなくこの時代に閉じ込められている。だけど、文字を読むときだけはかつていた偉人たちが私に向かって口を開いてくれる。その一瞬この世界から抜け出せる。文字になった思考はこの世に残って、ずっと未来のだれかを動かすことだってある ・自らが間違ってる可能性を肯定する姿勢が学術とか研究には大切なんじゃないかということです。第三者による反論が許されないならそれは信仰だ ・あの人は私に印刷機を貸してくれるって言ってくれて、その一言は本の内容と引き換えに引き出した言葉だし、ヨレンタさんからしたら軽い気持ちの何気ない一言だったかもしれないけど、でも私にはあの声が私の価値観への私の未来への肯定に聞こえた。きっとここにいるひとたちもヨレンタさんにこの組織にそう思った瞬間があるから、ここにいるんだと思う

    1
    投稿日: 2025.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラファウにジャン・バルジャンのようなしぶとさがなかったのが新しい。人でなく真理こそがみゃくみゃくと生き残る。そしてノヴァクがジャベールのような結末を迎える。 だから私の信仰は私が考えて決めること。他の人の信仰はたとえそれがどんなに眉唾もののちゃっちいものだと思えても、その信仰の対象を馬鹿にするのでなくその人の信仰を尊重しよう。自分の信仰を盾に他の人の信仰を迫害してはならない。真理はあなた方を自由にする。真理は神がお作りになったものなのだから、私が擁護しようとしなかろうととてもしぶとい。私は自分が真理から離れていないかだけを全力で気にするべきだ。他の人の人生は私のものではない。

    0
    投稿日: 2025.07.08
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    地動説を巡る架空の「物語」を細い糸で繋いで「歴史」へと接続させる骨太な物語は非常に読み応えがあった。その「物語」の中では、宇宙の真理を媒介に、知性、世界、信仰、自然、経済(資本主義)、そして人間の信念...等、人をとりまくあらゆるテーマが渦巻いている。よくこの巻数で走りきったなとも思うし、よくまとめあげたとも思う。 一方で、テーマが散逸し大味になっていて、語りきれていない部分は見受けられる。というよりたぶん俺が追いきれてないんだなこれは!!!(あと科学の絶対性への懐疑の話はちょっと今の自分には手に余る。謎の青年ラファウが最後に出てきて総括めいたことを言ってたのはそういうことですよね???) だけどその消化不良を含めて、自分は見た!その知性と情熱の物語を見、そのペンダントの意味するところをしかと見届けた! そうして「知性の疫病=疑うこと」を広げているところにこの作品の意義はあったような気がする。 さて、架空の前日譚から複合的なテーマを従えつつ「歴史」へと繋げる骨太な「物語」の形は、歴史オタク的には望むところだったし、緻密な整合もあった気がする。ノヴァクの「悪役」発言は、完璧にこの物語を物語たらしめていた。めちゃくちゃ論理が整っている。 が、正直に言うと物語としていまひとつ美しくなかったという旨を言いたい。つまりこんな悲劇つらすぎる!あんまりだ!特に焚書つらい!そう思うので不満(駄々)を述べるものである。 しかし、そのことについて考えるほど、この物語の大枠が「架空の物語」ではなく「歴史に残らなかった物語」の位置付けなればこそ結末は悲劇以外にあり得ないとも考えられる。ので唸っている。 この整合の前ではひれ伏すしかないのが悔しいが、やっぱりめちゃくちゃ面白い本だったことは認めざるを得ない。

    0
    投稿日: 2025.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一気に見た。 地動説の知識が、関係者ではなく、 偶然そこにいた他人に渡り歴史になっていくところが面白かった。 一方で、敵役がずっとノヴァクなのも良かった。ノヴァクは正義のために地動説信者を処刑しているが、最後にこの歴史の悪役であることに気付いた。 なぜ、元傭兵が聖職についているのかということも最後に明かされた。 処刑された主人公たちは、 最初は賢く生きようとしたり、死を恐れていたりするが、 最後には次の主人公に歴史を託し満足して死んでいくのが印象的。 ヨレンタは自爆したが、 ノヴァクの顔を見て予定より早く火をつけた感があった。 ノヴァクはヨレンタの顔を一瞬見ていて、 飛んできた手を常に持っていた。 最後手袋をはめて、死んだが、 自分の娘が異端解放戦線のリーダーとして、 ラファウや、バデーニ、オクジー、フベルトのように真理のために生きたと、 理解したというか、理解していた自分に気付いた感じがあった。 クラボフスキのところはよく理解できなかった。 バデーニは浮浪者にパンの代わりに本の刺青 浮浪者は読めないので情報は漏洩しない バデーニは死ぬ可能性があるとかんがえ、クラボフスキに浮浪者に対応するよう手紙を書いた 浮浪者はパンが欲しくてバデーニの教会に 浮浪者の頭の文字をクラボフスキが本にした 最終話でポトツキの家に報酬が届き、 それをアルベルトがみて、のちの地動説のヒントにした 時代が変わり、 アルベルトの弟子であるコペルニクスが地動説を世に広めた 各主人公たちが残した小さなバトンが、 長い年月をかけて次の主人公に偶然渡って、 偶然それを手にした人たちが歴史の主人公になっていく感じ

    0
    投稿日: 2025.06.07
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    ガリレオ以前にこれほどの歴史とストーリーがあったことに、まず驚いた。 この本を通して「人間賛美」をテーマとして扱っているのかなと解釈した。唯一考えることができる人間の素晴らしさ。そこには正義同士の争いや、自分に対する喪失感があるかもしれないがその迷いこそが人間の美しさという哲学を受け取ったきがした。

    0
    投稿日: 2025.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アントニ司教に「勘違い」と言われた時のノヴァクの 絶望…  ラファウの最期に痛みを感じたが、それを無視したと いうノヴァク。自分のその感情に問いかけることなく 考えることを拒否した結果だとは言え、勘違いという 一言で片付けられては堪らない。 たった一人の人間(司教)の考えで、教えに反するこ とかどうかが決まるというのは恐ろしい。 でも最後にヨレンタに”会えた”のは良かった。 突然、舞台がポーランドに移った時は驚いたけど、そ れまでの話は、よく聞くようにパラレル世界なのかも しれないし、こういう事があったかもしれないという フィクションかな。 まぁ アルベルトの若い頃のことは知られてないような ので、ポーランド部分も大学入学以外はフィクション ではあるはずだけど。 成長したラファウに会えたのは嬉しかったけど…あの まま成長していたら、そうなってたんだろうと納得は するけれど…もう少し優しい彼に会いたかった。 最初のラファウは子供の頃に亡くなってるし、どの時 代にもラファウのような人はいるという事? 疑い、考え続けることをやめないように、ですね。

    1
    投稿日: 2025.04.22
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    地動説から プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神まで。 信じることと疑うことの矛盾ができるのが人間。 語りたいことは山ほどあるが。 最後にラファウ自体も相対化されているのがいいし、これがおそらく、現代の様々なものを繋げて探究してしまう、陰謀論を書こうと思ったキッカケにもなっているのかも。 神が死んだ時に、 大学でまなびたくない、という自分の希望をねじまげて、倒立させて、その思想に染まる、ルサンチマンは良くない。 神が死んだ時、信念を持てるか。そして次世代に贈与することが自分の死に繋がったとしても良いか。それはつまり、生き甲斐を、神、信仰、死後の世界なしで見いだせたということ。

    1
    投稿日: 2025.04.21
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    メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1902588559305142281?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

    0
    投稿日: 2025.03.20
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    一気読みしました。 迫害されても「想い」や「感動」を引き継げ。何のために生きるのか?自分の信じているものは真実なのか?真理とは?問いを持て。 画力が稚拙なのにメッセージの伝え方が抜群にうまい。拷問などの残虐なシーンも多いが思わずのめり込んでしまうのは、コマ割りが効果的なのか...とにかく熱い想いがぐいぐい伝わってくるし、自分自身の立ち振る舞いについて、後ろめたい想いと共に、信じることに対する希望も湧いてくる。すごく良い作品だと思います。 迫害されたとしても、自分の信じるものと、未来に希望を持って満足して死にたい。

    4
    投稿日: 2025.03.18
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    いつ面白くなるのかと思って読んだけど、結局あんまり面白くならずに終わった。 良さが分からずにスンマセン。 群像劇?はあまり好きじゃない。 セリフ多すぎ。 あと絵がいまいち。

    2
    投稿日: 2025.03.02
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    地動説や天動説は自分にとってさほど重要な意味を成さず、これまで深くは考えてこなかった。ましてや、日本という無宗教国に生きているからこそ、ある種の哲学的な思想と宗教の繋がりなんぞ皆目見当がつかなかった。しかし、本書を通して地動説とは何か、また、好奇心こそが人を突き動かし、死をも乗り越えて代々に歴史を、生き方を、考え方を伝えてくれるエネルギーなんだと思った。“哲学”とは日本人にとっては馴染みの深いものではないが、本書に描かれているようにこれほどにも深く、人の心を動かすものだと初めて知ることができた。本書に出会えたことを大変嬉しく思う。

    0
    投稿日: 2025.01.28
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    小学校向けではありませんが、中高は大丈夫そうだし…なにより素晴らしいマンガだったので登録します。 感想 ・人生を捧げられるくらい夢中になれるものを見つけた人は幸せなのかも ・あらゆることに対して「これは長い年月、たくさんの偶然、とんでもない数の人々が関わった結果うまれたものなのかも…」そんな想像力が持てる ・表紙のデザイン、なんでWikipedia?と最初思っていたけど、市井の人々の集合知を表しているのかな? 人々が集まって知は形成される…何世紀も前の話でなく、現代も変わらないぞっていう… うまくまとめられないので箇条書きです。 本当に素晴らしいマンガをありがとうございました。 (余談ですが、『チ。』を読んでから『君と宇宙を歩くために』を読んだらそれぞれのマンガがより味わい深いものになります!)

    0
    投稿日: 2025.01.19
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    娘のヨレンタが地獄に堕ちても良いと思えるものを見つけられたことを喜ぶ反面、自分の価値観の中では最上である天国へいくことを願うノヴァクが印象的でした。親の解像度が高すぎますね。

    0
    投稿日: 2025.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 フィクションとノンフィクションのバランスというか、現実との接続のし具合が絶妙だった。 名作。

    0
    投稿日: 2024.12.19
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    考えてみてください。 歴史上、この考えが弾圧された前例を聞いたことがありますか? 果たして この説は本当に異端的なのですか? 僕らは気付いたらこの時代にいた。 別の時代でもよかったのにこの時代だった。 それは ただの偶然で無意味で適当なことで、 つまり奇跡的で運命的なことだ。 僕は同じ思想に生まれるよりも、 同じ時代に生まれることのほうがよっぽど“近い”と思う。 だから、絶対そんな訳ないと思いつつも、 感情と理屈に拒絶されようとも、こう信じたい。 今、たまたま ここに生きた全員は、たとえ殺し合う程憎んでも、同じ時代を作った仲間な気がする。 好気心は人を飲む。研究なんていずれ自己目的化して暴走する。 早い話、関わらないほうがいい。 アリストなんちゃらは こうも考えたらしいな。 人は自分の特性を活かしている時が 一番幸福だーーーーーと。 趣味ってのは神様が与えてくださった使命だ。 自分が自分でいられる場所だ。だから隠すな。 疑うのだ。 自分の知識も世界の常識も、動機も方法も。 探究心は歯止めがきかなくなる。 世界を決定的に変えてしまう、取り返しのつかない怪物を作り出してしまうかもしれない。 信じろ。 自分の直感を。世界の絶美を。 僕は何があろうと、君の好奇心を否定しない。 聖アクイナスは知性を、 一方では物体的で 他方では非物体的と提えました。 身体と魂、理性と信仰、哲学と神学、疑うことと、信じること。 これらの矛盾は両立します。 何故かーーーーー? それが、人間だからです。 以上はネタバレでは無いですが、 第8集に出てくる、深い名言の数々です。 本書のシリーズは全8冊ですが とても内容の濃い、現代人向けの実践的な哲学書 だと私は感じました。 個々の登場人物が、出自も考えかたも価値観も違うのに、 それぞれ相互の関係性を通して自問自答しながら 生きかたを模索し続けていく。 その姿に感銘を受けました。 まだ読んだことのないかた、 漫画でもアニメでも構いません(どちらも、それぞれのよさがあり素晴らしいです)、是非ご一読ください、、、!

    0
    投稿日: 2024.12.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わった。こんな終わり方するんだーと思った。 劇的な感じじゃないけど、しっかり歴史とか感動とかが受け継がれていてすごく良かった。。。 そしてみんな死に際が美しすぎるよ。 一番お気に入りなのは、オクジーって思ったけどヨレンタもすごく好き、、、、♡ そして名言多過ぎる

    0
    投稿日: 2024.11.29
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    地、知、血。 歴史の姿をありありと感じられる。 フィクションであろうのに。 教えに背く学問が異端とされ、斥けられる危険すら顧みずに、それでも研究を続ける熱が凄まじい。 そしてなにより、それをどうにかして後世に遺そうとする研究者たちの工夫があってこそなのだと気づく。 ここはきっとノンフィクションで、歴史とはこうして紡がれていると思う。

    0
    投稿日: 2024.10.29
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    いろんな史実とフィクションと現代思想が混じっていて突っ込みどころはあったけれど、全編通して信念や祈りが軸にあって好きだった。

    0
    投稿日: 2024.10.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    感想 いや、深すぎるだろ、正直なめてた。 最後ラファウがでてくるところで理解ができないまま読了。頭にハテナを浮かべつつ、色んな考察を見てやっと理解ができた。この解釈であってるのか分からないけど… まずこの物語の主人公は特定の人物ではなく、「知」知識の継承、知識を得る感動、知識への愛が作品では多く描かれており、そしてあえて物語を曖昧なものに読者に「知」を求めさせようとしたのだと。 そして1章~3章は「歴史の中にあったかもしれない物語」4章は「今の歴史に繋がる物語」 最初のと最後のラファウはそれぞれの物語に出てくるだけの「別の人物」というのが最終的に僕だ落とし込んだ着地点。色んな人の考察とその根拠を見て自分なりに納得できるものになった。このように自分で「知」を求めてあがき、そして考えることが作者が求めていたものだと僕は思う。

    3
    投稿日: 2024.10.21
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    地動説、とは単なるテーマのひとつでしかなく、それに魅せられた人間たちの感動を繋ぐ歴史の物語だと感じた。今ある全ての事象は、人間たちが知を振り絞り血を滲ませて紡いできたものなのだと、この漫画を読むとそう思わざるを得ない。もうこれ以上先に道はないと思うことがあっても、感動が潰えることはなく、私たち人間を何度でも奮い立たせてくれる。その感動はきっと今日まで地続きになっている。私もその感動の上に立って生きているのだと実感する漫画だった。

    1
    投稿日: 2024.10.14
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    第50回ビブリオバトル〜明石の陣〜テーマ「終」で紹介された本です。オンライン開催。 2022.11.10

    0
    投稿日: 2024.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ま、しょうがないですよ。それぞれの状況の中でやれることをやった。お互いにね。 お互いじゃない。君と私は大きく違うんだ。同じ立場じゃない。地動説が異端じゃないと言われて、気付いたよ。 私は、私はこの物語の悪役だったんだ。 クソ、全く驚きだ。 確かに、僕らは敵対した関係でしたね。 この世の中には様々な人がいる。正直者も、嘘吐きも、情けない奴も、勇敢な奴も。さらに驚きなのが、一人の人間にそのすべての要素が入ってることもざらにあるし、それが日々変化したりする。こんなに大勢いるのに誰一人、同じ人はいない。そりゃ争いは絶えないでしょう。 でも、だけどです。 過去や未来、長い時間を隔てた後の彼らから見れば、今いる僕らは所詮、皆 押しなべて"15世紀の人"だ。 僕らは気付いたらこの時代にいた。別の時代でもよかったのにこの時代だった。それはただの偶然で無意味で適当なことで、 つまり奇跡的で運命的なことだ。 だから、絶対そんな訳ないと思いつつも、感情と理屈に拒絶されようともこう信じたい。 今、たまたまここに生きた全員は、たとえ殺し合う程憎んでも、同じ時代を作った仲間な気がする。 面倒くさがって感情を無視してはいけないよ。 最後の日の出が差し込んでくるシーンで号泣した。 私のアレテーは?じゃあお前のは? アリストなんちゃらはこうも考えた。人は自分の特性を活かしている時が一番幸福だ、と。 告解室っていいな、。 タウマゼインは、 この世の美しさに痺れる肉体のこと。そして、それに近付きたいと願う精神のこと。つまり、「?」と、感じること。 知が人や社会の役に立たなければいけないなんて発想はクソだ。知りたいからやる。それだけだよ。 そしてねアルベルト君。これだけは覚えていてくれ。 真理の探求において、最も重要なことだ。 信じろ。自分の直感を。世界の絶美を。僕は何があろうと、君の好奇心を否定しない。 僕が家庭教師をさせてもらってるが、彼の聡明ぶりには驚くよ。まるで、この少年の内には手練の論理学者が入っているようだ。 だけど、それより注視すべきはその好奇心の強さだ。学術の未来において、これが何より重要な才能だ。 聖アクィナスは知性を、一方では物体的で他方では非物体的と捉えました。身体と魂、理性と信仰、哲学と神学、疑うことと、信じること。これらの矛盾は両立します。何故か、 それが、人間だからです。 奇跡が貴方が生きる場所だったのに、です。 でも、いくら悩んで問うても神は口を開かない。 そうですよ。だから永遠に、私達は考え続けられるのです。私はそれを、幸福だと思いたい。 最後に一つ質問です。 硬貨を捧げれば、パンを得られる。税を捧げれば、権利を得られる。労働を捧げれば、報酬を得られる。なら一体何を捧げれば、この世のすべてを知れる。と、思いますか?その答えを探してください。 今の私は、"圖囚圉国(ずしゅうぎょこく)"を捧げる、と答えよう。

    0
    投稿日: 2024.09.30
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    なんで8巻だけ、こんな真っ黒の表示なのかと思っていたら、黒ではなく夜空だった。今までの表紙の人物達はみんな星を見上げていた。 登場人物もセリフも多く、読み解くのが難しい漫画。登場人物の視点しか無い。ただし、事実は過去の巻に示されている。解説とセットで読みたい。 二項対立の間のどこに立つかが教養であるなら、やはりアルブレヒトなり懺悔室の神父なりが教養人だと思う。

    3
    投稿日: 2024.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    地動説で有名な「コペルニクス」や「ガリレオガリレイ」が生まれるもっと前に、  常識であり、法律的でもあった天動説。  それを疑うことは神への冒涜でもあり、裏切りでもあるとすら考えられていた。 それでも真実を突き詰めるうちに、神の言う常識が間違いであることに気づく人がいた。 その人数や信念は時代を経て大きくなっていく。 自分の命と引き換えてでも、真実を突き詰めた人たち。 だけど、その中に結論に辿り着いたものはいなかった。 このほかにも現代における沢山の常識について、 歴史に名を残す人物以外にもたくさんの人の命や信念や熱い思いが繋がって、 私たちの当たり前の知識として活かされているのかもしれない。

    1
    投稿日: 2024.08.29
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    いろんな要素が混ざっていて、いろんなことを考えさせられた。 何が正しくて何が間違っているかなんて、生まれた時代や場所で、誰が権力を持っているのかで変わってしまう。権力の世代が変わるだけで変わる。時代や環境が変れば変わる。妄信していて裏切られることもある。ノヴァクのように。その時代に生まれたのは運命。同じ時代にもいろいろな考え方の人はいる。 その中で権力に屈さず、知的探究心で真理を追求しする人たちがいる。自分がダメでも次に伝えようとする人たちがいる。その姿や内容に感動して手伝う人たちがいる。ラファウ、フベルト、グラス、オクジー、バデーニ、ヨレンタ、ピャスト伯。それに巻き込まれるノヴァク、異端審問官、ドゥラカ。 地(動説)と、知(的探究心)と、血の物語。 この物語では、最後は実在したアルベルト・ブルゼフスキにつながる。コペルニクスの先生だった人らしい。アルベルトのお父さんは天体に関する重要な資料を持っていた。子供の頃の家庭教師がラファウ。パンを届けに行って懺悔室で長く話した司教は、たぶん異端審問官でノヴァクの部下だった二人の新人の片割れ。そしてドゥラカが送った手紙を受け取って、その話をしている住人の前を通る。本の題名が「地球の運動について」だと聞こえてきたときにアルベルトは「書き違いかな?運動するのは天球だし」と呟きながら頭に「?」が浮かぶ。タウマゼイン。 アルベルトは子供の頃ラファウ先生から言われた。「夜空を見ていると感じるだろ?タウマゼインを。それは、古代の哲学者曰く、知的探求の原始にある驚異。簡単に言い換えると、この世の美しさにしびれる肉体のこと。そして、それに近づきたいと願う精神のこと。つまり『?』と感じること」と。アルベルトが地動説へ辿り着く伏線。 フィクションからノンフィクションへつながれた。そして活版印刷の発明が、ルネッサンスと宗教改革につながっていくのだろう。 多様性が尊重されないと世界は発展しなくなる。争いが絶えなくなる。拒絶より寛容が大切。と言われているように解釈した。 7巻で、ヨレンタがドゥラカに語る歴史観が好き。

    2
    投稿日: 2024.08.24
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    1巻から流し読み。 え?これで終わり?というくらいあっさりと終わった感覚。 化学(科学)は人が紡いでいくもの、だから一人の人間が所有してはいけない、とあるところで聞いたことがある。 まさにそのお話だった。 拷問シーンがどうにも苦手で、心臓バクバクしながら読んだ。 物理的にグロいシーンに対してのドキドキもあるが、天動説が主流の世界の中で地動説が脈々と受け継がれていく、世界がまさに覆されていくその様にもドキドキした。 今わたしは当たり前のように地動説を受け入れていて、天動説が支持されていた時代があると習う。けれど一人の人間がそれぞれ命をかけて、時を経て、作り上げられたその過程にまで想像することは無かった。 本当にあったことかどうかは知らないが、こうして地動説が今に至るまで受け継がれてきたであろう1つの世界線を描いたんだと思うと、読み終えた後こそ心臓のドキドキが収まらない漫画だ。

    1
    投稿日: 2024.07.28
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    一巻からまとめて。 思っていたよりずっと複雑なストーリーで、不思議な内容だった。 知とは、人とは。知るとは、学ぶとは、本とは。色々に考えさせられる。 でも、好みではなかった。 セリフの文字をフォントで強調するのは、漫画効果として有効だと思うけど、ここまで多用されると煩いし、絵で描き、語ることから逃げているようにしか見えない。しかもセリフがくどい。

    0
    投稿日: 2024.07.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    感動し、少し救われ、また新しい視点を与えてくれた言葉を長すぎてフレーズに残せなかったのでここに残す。 この世には様々なひとがいる。正直者も、嘘つきも、情けない奴も、勇敢な奴も。 さらに驚きなのが、一人の人間にそのすべての要素が入ってることもざらにあるし、それが日々変化したりする。 こんなに大勢いるのに誰一人、同じ人はいない。 そりゃ争いは絶えないでしょう。 でも、だけどです。 過去や未来、長い時間を隔てた後の"彼ら"から見れば、今いる僕らは所詮、皆押しなべて"15世紀の人"だ。 僕らは気付いたらこの時代にいた。別の時代でもよかったのにこの時代だった。 それはただの偶然で無意味で適当なことで、 つまり奇跡的で運命的なことだ。 僕は同じ思想に生まれるよりも、同じ時代に生まれることのほうがよっぽど"近い"と思う。 だから、絶対そんな訳ないと思いつつも、感情と理屈に拒絶されようとも、こう信じたい。 今、たまたまここに生きた全員は、たとえ殺し合う程憎んでも、同じ時代を作った仲間な気がする。

    7
    投稿日: 2024.07.18
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    いろんな人の気持ちが紡がれていく様子がヒヤヒヤしながらも楽しく読めた。 当たり前と思ってた地動説の裏側にこんなストーリーがあったのかも。と思うと面白い。

    0
    投稿日: 2024.07.14
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    ずっと気になってた「チ。」を全巻読みきれた。 地動説や天動説なんてなんの理解もなかったし天文学すら興味があるというレベルのものでしかなかったのにすごく楽しめた。 なにより人間が生まれる意味や存在している意味、成すべきことや自分という存在の在り方を考えさせられた。 私はずっと死ぬだけの人間がこの世界に生まれることが謎だった。だけどこの漫画を読んでいくと、生まれてくることには歴史を紡ぐという大きな意味と、知性によって人間を「善」に導く大義がそこにはあると思うようになった。 何を信念として信じて生きるか。何を疑って自分をという人間を生きていくか。それは人それぞれだからこそその「想い」を受け継いで伝えてそうやって記憶を次の命に引き継がないとなと思った。 あー読み終わりたくなったけど読めてよかった。 感動した。この感動を誰かと共有したい。

    11
    投稿日: 2024.02.04
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    一気読み。ちょっと頭がいっぱいいっぱいで追いつかない。。 チ。 というタイトルにしてる理由はよくわかった。 15世紀。 宗教、天体、意思を紡ぐ、感動、信念、 地獄に落ちる覚悟ができるものに見つかったのか という言葉が、印象的だった。 白黒つける必要ないのになぁとか思う。 違うから迫害だとか、排除だって 戦争のこととかを思い出しました。 ほんとはもっと深いなぜ学ぶのか、考えるのか、というテーマだと思うけど、今の情勢と被り思うことは上記でした。 それぞれの正義に従ったのだなぁと。 (ネタバレ) ヨレンタと、パパの再会があの一瞬だと思うと胸が痛い。 文字は奇蹟、というのも印象的で、 奇蹟 という文字を使ってるのも積み上げ感を感じてこだわりを感じる。

    0
    投稿日: 2024.01.19
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    地動説を巡る本当に存在したかもしれない人々の物語。好奇心と心理の追求。託され繋がっていく奇跡。壮大さに打ちひしがれながら読みました。幅広い世代に読まれてほしいなぁ。アニメ化も決定されてるそうで楽しみです。 作品とタイアップした amazarashiの「1.0」「カシオピア係留所」は作品を読んだうえで聴くとさらに深みが増す。「痛みの堆積が歴史だ」という歌詞が心に響く。

    0
    投稿日: 2024.01.06
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    娘だと受け入れた時のカルタシス 物語としてはそこがピーク あとは人間の本質について考えたり... 人によって考えたり感じることは違いそう 示唆を与えてくれる感じ

    1
    投稿日: 2023.09.20
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    知と血、真理と信念と信仰を巡る、あり得たかもしれない物語。 真理は人を動かす。何代にも渡り。渡そうとせずとも受け継がれるバトン。歴史に敬意を払う。 ・言葉は奇跡 ・迷いの中で倫理が生まれる

    0
    投稿日: 2023.08.25
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    知ったり学んだりすること、自由、信念、信仰、人間の考え方や「常識」の変遷の歴史とかについて考えさせられる。 純粋な好奇心が持つ力って凄いなと思った。 また、作者が自分よりもだいぶ若い方だと知って驚いた。どんな人生を送ってこの物語を描くに至ったのか興味深い。

    0
    投稿日: 2023.08.13
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    2023/6/3 ラファエウがなんか2回出てきたか? ノヴァクが自分は敵役やったと悟ってしまうのなんか美しいな。結局、理論よりは想いが伝わって物語が継承されていってという。 15:13

    0
    投稿日: 2023.06.03
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    登場人物全員歴史の登場人物じゃなくて、でも確実に大歴史刻んでて、ミクローマクロの視点移動でぐわんぐわんして、図体離脱してるような感覚で、自分の信念って何だろうって思って、久しぶりに人の言葉にハッとして、超絶に壮大だった。 映画「音楽」もそうだったけど「何かに魅了されてどうしようもない」系の話が好きだと気づいた。

    1
    投稿日: 2023.05.11
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    時代的に、宗教革命の以前の世界観の作品である。 当時の固定観念やC教下で暮らす人々の空気感が分かりやすく描かれていて、読み手が想像しやすく、かつダイレクトに伝わる。 いかに常識という目に見えないものが世界を支配しているか、人の命でさえ簡単に握りつぶせるものか、よく分かる。 その世界の中で、命が燃え尽きても、燃え尽きない同じ信念を持った人たちが、まるでバトンリレーように、次世代にその想いを受け継いでいく歴史を描いている。 非常に面白い作品であった。 文章量と登場人物の一言一言の言葉の重みがハンパないが、その一癖がたまらなく好奇心が刺激される。 8巻の前半と後半で物語が別れるが、とても絶妙にフィクションと史実が混じっていて面白い。コペルニクスの地動説には「もしかしたら」このような人達の努力があって、地動説を思いついたものかもしれない。 そう思うと、コペルニクスというただ一人の天才がいた。と考えるより、我々が感動でき、今私たちがどう生きるか思考をする機会が与えられた気持ちになる。

    1
    投稿日: 2023.04.14
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    全巻まとめ買い&読み。名作であることは間違いないと思う。終わりがやや解釈が分かれるところか。もう一度読もうと思う。

    0
    投稿日: 2023.04.05
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    うーむ。命をかけて信じる道を行く人ばっかりだなぁ。それにみんな頭が良い。私だったら、地動説を説明されても、まず理解出来ないな。。 その上、天動でも地動でも、私の生活には影響ないしな。どっちでも良いけど、どっちにしても宇宙は凄いなと思ったろう。。(こんなんじゃ話にならないね笑)

    1
    投稿日: 2023.02.24
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    新大学生。受験を終えてやっと勉強から解放されたと思っていた。しかし。 ・怖くない人生などその本質を欠く。 ・不正解は無意味を意味しない。 ・文字はまるで奇跡。 ・夢があると1週間くらいは悲劇に耐えられる気がする。 ・全てのモノには"アレテー"がある。 →意:自分の得意なこと,自分にしかできないこと 教員になりたいと考えている自分にとって、学ぶ事の尊さや大切さを改めて感じることが出来た。 一生物のバイブルになるだろう。

    0
    投稿日: 2023.02.16
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    おもろすぎる、、、 こんな時代があったから、今の私たちがいるんだなあ。「"善"への鈍く果てしないにじり寄りに参加」した結果が今なんだなあ。

    0
    投稿日: 2023.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    歴史に名を残すのは最後のランナーで、それまでにどんなランナーがいて、彼らがどうやってバトンを繋いだか(或いは繋げなかったか)はわからない。その空白を、筆者の想像と史実を組み合わせて見事に描いている。バトンを受け取った人はそれだけの感性と信念を持っていて、彼らのセリフにも考えさせられることが多かった。 作品中の「他者の意見にさらされることで、真実に近づく」という話はその通りだと感じた。そのために、地動説の美しさと根拠を文字に残し、時代を超えて他者に託す必要があったのだろう。またこれは、”集権化し過ぎた社会は、(他者との対話・議論がなくなり)選択の軌道修正ができなくなる”という話にも通じる気がした。

    1
    投稿日: 2023.01.12
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    ・53話 シュミットが、神が決めたものではなく、自分が選んだ運命だと言って散るのが泣ける。 ・54話 地動説の迫害を実行したのはノヴァクだけ。 ・55話 大量の酒ってこの結末への布石だったんだ・・ ・56話 ノヴァク、ついに死ぬのか? ・57話 同じ思想に生まれるよりも、同じ時代に生まれることの方がよっぽど近い。 は〜ノヴァクの最期にラファウが出てきてくれたの泣ける。 ・58話 ドゥラカと朝陽。 ・59話 全てのものにはアレテーがある。 ・60話 ラファウ先生!? ・61話 何かチ。めちゃくちゃ平沢進に主題歌担当して欲しいなあ・・・ ・最終話 あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜アニメめちゃくちゃ楽しみです。

    4
    投稿日: 2023.01.06
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    ・物語の締め方良すぎて声出た。 ・登場人物にそれぞれの哲学があって、哲学同士をぶつけ合うセリフの応酬が熱い。 ・扱うテーマの重さも熱い。暴力と知性とか、宗教と科学とか、信心と疑念とか。 ・「感動」を伝えることは尊いので、読んだ人全員レビューを投稿するべき。

    2
    投稿日: 2023.01.03
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    正直言って、「ち。」は最後の方になって急に雑になった印象だった。 特にそれぞれの時代の人が、その後世界を変えるテクノロジーに、そこまで自覚的だったとは思わない。そこを話の骨格にするのは、ちょっと無理があるように思った。

    1
    投稿日: 2022.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ど、どうゆうこと? 最終59話のラファウの出現で混乱した。 『君らは歴史の登場人物じゃない』というアントニ司教の言葉がひっかかっていたし、今までになかった具体的な地名や年数が明記されていたので、こっちが史実ってことなのか? 正直、この壮絶な物語の完結巻としては消化不良だった。 しかしこれは1巻を無性に再読したくなるような仕掛けなのでは?と思っている。 59話で出てくる重要なキーワード、『タウマゼイン』 “知的探究の原始にある驚異。この世の美しさに痺れる肉体のこと。そしてそれに近づきたいと願う精神のこと。つまり「?」と、感じること。” 『タウマゼイン』に導かれるように1巻を再読することでこの壮大な物語のカタルシスを改めて感じることができた。 タイトル『チ。』が多様な意味を持つように、 地動説に託された思いも多種多様だ。 自由を託す者、知性を持って真理を託す者、感動を託す者、など 託された理由はそれぞれだけど、全ては『タウマゼイン』から始まったのだ。 これから地動説に身を投じることになる人々が歴史に名を刻むこともなく、誰も目的にたどり着かないのを知っているからこそ、 1巻でのフベルトの言葉、『不正解は無意味を意味しない。』が刺ささりまくる。 当初、地動説の行方にハラハラドキドキしていたが、そこがこの漫画のキモではない。登場人物たちの信じるものに対しての熱狂や、強い覚悟が心を揺さぶるのだ。そしてまたどこかで地動説に熱狂する人々が現れる予感を残して終わる。というか、その予感は願いなのか。これが「託す」ということなのだろう。 いやー、全8巻、熱すぎた! 宇宙、宗教、自然の摂理、哲学、倫理などなど、 色んなものが詰まっている。 そして5ページに1回ペースで出てくる熱いセリフが 漫然と生きている身には突き刺さった。 以下、8巻の胸熱セリフ 「神を失ったら人は迷い続ける。 でもきっと迷いの中に倫理がある。 これから平和が訪れるとは思わない。 次に来るのは大量死の時代かもしれない。 でも、その死の責任は神じゃなくて人が引き受ける。 だからそこにはきっと“罪”と“救い”じゃなく、 “反省”と“自立”がある。 そうやって苦しみを味わった知性は いずれ十分迷うことのできる知性になる。 暴走した文明に歯止めをかけて、 異常な技術も乗りこなせる知性になる。」 「ソクラテスだかアリストなんちゃらだかが言ってたらしいな。 すべてのモンには“アテレー”があるって。 意味は「自分の得意なこと、自分にしかできないこと」 アリストなんちゃらはこうも考えたらしいな。 「人は自分の特性を活かしている時が一番幸福だ」と 趣味ってのは神様が与えてくださった使命だ。 自分が自分でいられる場所だ。だから隠すな。 若いうちくらい浸れ。誰も文句はねぇよ。」 

    8
    投稿日: 2022.12.21
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    真理とは 人間は神と獣の中間である。信じ、疑う。両方が許される中間の存在。神は、人がそこに存在させているのかもしれない。 思考を止めるな。人間の「アレテー」は考えられることだ。 今生きている、この奇跡に、世界の美しさに。乾杯

    1
    投稿日: 2022.12.17
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    信念も疑う心も結局は人それぞれ。十人十色。 神はどこかに存在するものではなくて 自分自身の中に存在するものなのかも。 人はそれを神と呼び、それを信じ生きて行く。

    1
    投稿日: 2022.11.08
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    他の方々がたくさんレビューされているので、いまさら書くことはないかなーと思いましたが、あえて一つだけ。 「こんなにも太字書体でかかれた名言の多いコミックスはたぶんないです。」 1巻につき10個前後あるので8巻で80個。 どれかはきっと刺さります。 以上です。

    2
    投稿日: 2022.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    知性の探求 「神が世界を創り、人はそれを知りたいと願った。  これ以上に尊い欲望を僕は知らない。 「私は学者だ。  誰に言われても研究を棄てるつもりはない。

    2
    投稿日: 2022.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ☆完(全8巻) 〜第1章〜 ・C教が力を持つ時代 ・ノヴァクは異端者を厳しく取り締まる ・12歳のラファウは異端のフベルトから地動説を聞かされる ・義父ポトツキにより監獄へ ・自殺する 〜第2章〜 ・異端者を輸送警備をしていたグラスとオクジー ・グラスは感化され異端者を解放 ・オクジーだけ生き残る ・パデーニを訪ね石箱のことを知らせる ・2人は協力者を募る ・ピャスト伯のもとで働くヨレンタが協力 ・地動説完成 ・ノヴァク襲撃 ・2人は処刑 ・パデーニは浮浪者の頭に文章を彫り同僚に伝承 〜第3章〜 ・移動民族の少女ドゥラカ ・ある本を見つける ・C教に疑われる ・異端開放戦線と出会う ・長はヨレンタ ・本を印刷しようと目論む ・ノヴァクが再び立ちはだかる ・ヨレンタ自爆 ・仲間の裏切り ・ドゥラカが司教と取引 ・ノヴァクが司教とドゥラカを殺し命尽きる ・ポーランドでアルベルトという青年が地動説の本を執筆 [総評] むずかしい。 心躍るような漫画ではなかった

    3
    投稿日: 2022.10.23
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    知と血と地が重なるタイトルが秀逸。知の探求、その継承を、主人公達が命をかけ、苦難に立ち向かいながらも、希望をもって次に繋いでいくストーリー。これまで、地動説解明の物語をフィクションで描いてきたが、最終章では、これまでの物語が史実に繋がっている可能性も示唆しており、夢のあるストーリーに昇華されていると思いました。

    2
    投稿日: 2022.10.22
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    漫画だし、何も考えずするする読もうと思っていたけど、刺さる部分があったので。 「歴史」「正義」「真理」「感動」「解釈」というとても抽象的なテーマを、地動説の誕生物語の中で語られている。その描き方の面白さに、まさしく「感動」した。 人はなぜ真理を求めるのか。真理を求める時に何を犠牲するのか。何を守れて、どこまでが限界なのか。その真理を追求するにあたっての前提は、どれくらいが無意識に作られたものなのか。それは他者とどれほどの差を生んでいるのか。その差をどれくらい自分が感動できるか… 問いただされている気分。 真理を追うことの、業の深さが描かれているのが、この作品の一番の魅力だと思う。死んだ人たちがとても綺麗だったからそう思えたのかもなあ。絶望と表裏一体である感じがとてもよく伝わってくるように思う。 ヨレンタが言った、「信念は大事。ただ迷うことも大事。その中に倫理があるから。」というのは、名言。難しくて半分は実感できないけれど、大事にできたらと思う。 本当にすごく雑にまとめると、なんというか、自信のない日々だからこそ、自分の考え方に勇気をくれた気がして、読んでよかったと思えた。

    4
    投稿日: 2022.09.26
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    【あらすじ】 真理に命を懸けた者達の物語、堂々完結。 「地動説」出版を目前に、審問官達に追い詰められつつも仲間の犠牲により包囲網を抜け出せたドゥラカとシュミット。しかしノヴァクが迫りくる!!一縷の望みを懸け、ドゥラカ達が向かう先とは。「真理」に命を懸けた者達の、そして「地動説」の結末は!?動かせ。歴史を、心を、運命を、――星を。 ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 漫画ではなく、文章で集中して読みたい内容の作品でした。よくこのテーマで漫画を描こうと思ったなぁ。 物語の中心に据えられたのは「地動説」ですが、それ自体は一つの事例に過ぎず、人類の歴史の中には探究心が生み出した数々の物語が無数に生まれては消えてを繰り返してきた(そして今この瞬間も繰り返されている)のだと思います。例えその先に破滅があろうとも、誰も「知ること」への欲求は止められない。現代の社会だって、過去の時代が積み上げてきた知によって成り立っているのだから。だからどのような結果になろうとも、自分の欲求に素直に従って、知りたいことを知ろう。追究しよう。全うしよう。そして次世代へ繋ごう。 少し話が逸れますが、私は、現代の科学がいつか過去のものになる日が来るのではないかと考えています。遠い未来の教科書には「19〜21世紀の世界では『科学』という考え方が信じられていた」と記載されているのではないか、と。 真理とは何なのか。人類はいつか辿り着くことができるんですかね。

    7
    投稿日: 2022.09.24
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    「血」、「知」、「地」… 今生きているすべての人たちは、それまで生きてきた人たちの「チ」を、何らかの形で引き継いでいる。

    2
    投稿日: 2022.09.22
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    地。知。血。 これは…良いものだ…オクジー好きだぜ…。 ラストは考察サイト見てすっきり。 いや、すごい漫画ですわ。。

    9
    投稿日: 2022.09.20
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    発売日に買ったのになぜかずっと読んでなかった泣泣 結局地動説は弾圧を繰り返される。しかし真実を追う知識者達の努力によってやがてそれが真実になる。その歴史の一端がここにあり、最高を見た。ラストに鳥肌立った。魚豊先生は天才。血、地、知。

    2
    投稿日: 2022.09.17
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    人は、自分の正義で生きている 自分が悪役だったと気づけず、人生を終えることもある、ほとんどがそうかもしれない 自分が悪役だったと気づいてしまったらショックだろうな いや、一人の人でも、別の場所では、いい人にもなり得る 時代によっても、正義は変わるのだろう その時代を生きた人も、当然、一人一人全く違う人生を生きているはずなのに、その時代のことと、くくられる、そうして時代は作られる 出来ることなら、悪役だったと知らずに、人生を終えたい

    2
    投稿日: 2022.09.04
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    ん? 大団円なんですけれど 最後の章に登場したラファウは何者? そうか…こうして一気読みしている間は まったく疑問を持たなかったけれど この話って実は「ひとつの街」から 大きく離れていなかったんだ。 いろいろな人物が出て、消えていったけど やっぱりバデーニが良かった。

    2
    投稿日: 2022.08.21
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    セリフ「不正解は無意味を意味しません」、「夜空が綺麗なのは、汚れた底辺の地球から見上げているからだ」が印象的だ。オクジーが空を見上げてもたくさんの眼球しかなく、空を見上げることが苦痛でしかなかったのが、地動説に出会い、空の綺麗さを再認識したシーンが好き。オクジーとバデーニが異端者としてノヴァクに処刑される前の見開きの広大な空がこの上なく愛おしかった。チ。とは地、血、知からなる地動説が提唱されるまでの物語だった。

    2
    投稿日: 2022.08.18
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    地動説をめぐる信仰、研究、学問、真理、信念、自由、歴史、知、血、地のお話。 地動説が託し託され、1つの時代が描かれ、歴史が紡がれる過程はもう本当に凄い。彼らが行ったことで無意味だったり無駄だったことなんてなくて、全てに意味があり、歴史の大事な欠片だった。 こういうの男子はみんな好きだと思う。小学生の時にやってた進研ゼミの副教材や、図書館で偉人の伝記を読んだ時のワクワク感を思い出した。本当にアツい。 以下ネタバレ有 第7集のヨレンタさんの言葉 「神は人を通してこの世を変えようとしている。長い時間をかけて少しづつ。この”今“はその大いなる流れの中にある。とどのつまり、人の生まれる意味は、その企てに、その試行錯誤に、”善“への鈍く果てしないにじり寄りに、参加することだと思う。悪を捨象せず飲み込んで直面することでより大きな善が生まれることもある。悪と善、二つの道があるんじゃなくすべては一つの線の上で繋がっている。──でも歴史を切り離すとそれが見えなくなって、人は死んだら終わりだと、有限性の不安に怯えるようになる。歴史を確認するのは、神が導こうとする方向を確認するのに等しい。だから歴史を無視すれば道に迷う。」 とても好きな言葉。大事にしたい言葉だと思った。 また第8集ノヴァクが見た幻のラファウの言葉 「今、たまたまここに生きた全員は、たとえ殺し合う程憎んでも、同じ時代を作った仲間な気がする。」 この言葉もとても好き。歴史に名は残らずとも歴史を作った立派な登場人物達だと思った。 物語のラストはある程度想像していたが、最高の終わり方だった。ラファウが残した石箱やバデー二の研究成果やオクジー君の書いた本、内容などは全て消滅した。それでもそれらは決して無意味ではなく、ちゃんと次の時代に繋がった。本当に感動ものだった。 実際の歴史にもこのような物語があった可能性は十分に考えらうるし、そうあって欲しいと強く願う。

    2
    投稿日: 2022.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    五段階評価で十の本。 アメトーーク漫画大好き芸人回で知った とんでもない作品だった 最後の終わり方も美しい

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    投稿日: 2022.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の思考力の限界に挑戦されるような、すごい漫画でした。同じ時代に生きる奇跡。ノヴァクが、この物語では自分が悪役だったと気づくところはゾクっときました。悪人とされる人物は数多いれど、自分でそう思う人間っているのかな。

    2
    投稿日: 2022.08.07
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    面白くてネカフェで一気に読んだ。 正直、地動説の理論とか難しいことは全然分からなかった。 でもそこにかける人々の思い、好奇心、過去から思いがつながっていくのがアツすぎる。

    2
    投稿日: 2022.08.07
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    史実を織り交ぜたフィクション。 地動説を中心とした時代の変遷を短編でコンパクトに好奇心を刺激してくれた良書。 意志をのバトンリレー、最新技術(火薬/活版印刷/羅針盤は出てないが)の描写、、、しびれました。

    2
    投稿日: 2022.08.07
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    昔の人の圧倒的な好奇心と思考力に感動した。 毎日同じように生きて娯楽を消費し続ける自分の生き方を見つめ直すきっかけになった。 信念のために人が簡単に死んでいく時代で、その時の人々が渇望していた誰もが学び、衣食住も揃い、安心して暮らせる世界が今自分の生きている世界であると強く感じさせられた。 それなのに、今は多くの人が自殺をしてしまう世の中であり、どうすれば私たちは終着点に辿り着くことができるのか、もしくは永遠に一歩ずつ進み続けるのか考えさせられるものだった。

    2
    投稿日: 2022.08.01
  • ちょっとドタバタした最終話

    神と人 という哲学的な課題とか、活版印刷や火薬 などの新技術とか、何よりも「科学」「真実」というものに対する考え方 姿勢など、大変盛りだくさんの内容を込めたシリーズであった。ただ最終話は無理やり終了にしたという感じで、コミックとしての出来は今ひとつ という印象を抱いた。いずれにしても大変な作品であった。

    0
    投稿日: 2022.07.31
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    最終集である。手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞したとき、審査員はこの最終回を読んで投票したのだろうか?(スピリッツ20号は2020年4月13日発売、大賞発表4月25日) 21世紀の私が、45年前の高校生だった20世紀の私に問いたい。こんな作品が手塚治虫の名前を冠した大賞を獲ったんだけど、君は納得するかい? 「納得しないね。確かに手塚の火の鳥は、宇宙を舞台にした壮大な哲学作品なんだけど、その前に見事な大河エンターテイメント作品だった。なんだこれは?最後は問答ばっかり!しかも、(ネタバレだから曖昧に言うけど)彼らが命をかけて守ってきたものは絶対最後には花開くと思っていたのに、これじゃ開かないじゃないか!」 「その点はボクも驚いた。7集で、数巻かけて描いた異端審問官ノヴァクとその娘との対面をスルーされた時も驚いたけど、今回は絶対15世紀の「アレ」が16世紀のコペルニクスまで届くんだと思っていた。でないと、『話の整合性がつかない』と思ったんだ。でも多分おそらく届いていない。反対に言えば、「届かなくてもいいんだ」という事を全巻かけて描いたのかもしれない。君は知らないけど、こういう最終回てストーリーもエンタメも全て投げ出して終わらすというやり方は90年代の終わりにアニメ作家の庵野秀明がやって話題になったやり方で、仕方なくやったものだ。けれども今回は『確信犯的に』やっている。マンガ的反則かもしれない。でも、アニメ化されるらしい。庵野作品の時もそうだったけど、アニメ化の時にはエンタメ作品になっているかもしれないね」 「マンガ的反則とは思わないね」 教え諭すつもりだったのに過去の自分に反論された。戸惑いを隠せない。 「マンガは何でもあり。原則がないのが原則じゃないか。忘れちゃったの?なんか最終集で難しいこと、ゴチャゴチャ書いているけど、それを含めて面白ければいいんだよ。でも納得できないことを描いたら納得できないというのが僕の意見なんだ。最終集で、1集で颯爽と登場して見事に死んでいったラファウが二回出てくるよね。1度目は『幻覚』だから、十分理解できる。でも、2回目の『過去の回想』では、1集に全くない場面どころか、ストーリー的にも矛盾する展開になっていて、説明もなく終わってしまった。これは許せないよ」 「アルベルトの回想は、彼の生き方には意味があったけど、1集のラファウとどう整合性があったのか、私もわからない。でも『難しいことのゴチャゴチャ』は、途中行ったり来たりはあるけど、認識論哲学の基本課題を言っている気がする、気がするだけだけどね。現代の若者は、ともかく伏線回収を重要視する。マンガは世界をシンプルに解説するツールだと思っている節がある。それに対するアンチを唱えたのだとしたら、ボクは意味があると思う。でも昔はこんな作品は何十万も売れなかったし、アニメ化もされなかった。その分時代は変わっているのかもしれないね」 「なんだ、歳をとっても世界をなんも理解していないんだね」 「そうか、そうだよね。歳は取ったけどわかんないことだらけなんだよ。最初「疑うこと」「?を感じること」「歴史とは」について、稚拙ながら自説を展開しようと思ったけど、恥ずかしいからやめるよ。でも、少しだけ、いや他の多くのマンガに比べると大変面白かったのは確かだ。ちゃんと記憶すべきマンガということでは、手塚治虫文化賞マンガ大賞に相応しいのかもしれないね」

    61
    投稿日: 2022.07.20
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    話題の「 チ。」を全巻読破。 様々な苦難を乗り越えて引き継がれるチの話。 地動説、文字、活版印刷…今や当たり前の技術や発想がいかに斬新で革命的な出来事なのかという点が面白いです。 以前、仕事の繁忙期にこの漫画を読もうとしましたがグロテスクな表現が強烈過ぎて踏破できずにおりました。無職になって再挑戦。読む側のコンデションを問う作品ってありますよね。。

    2
    投稿日: 2022.07.14
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    細い糸を手繰って、世代を超えて。 地動説を愛した人たちの物語。でも、それはまだ道半ばで。 私達もきっとその一端しか見ることはかなわない。 面白かった!

    4
    投稿日: 2022.07.11
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    う〜む言いたい事は分かるが、話として色々破綻してない?納得がいかないとゆうか、あえて最終巻で話をわやくちゃにする意味ってなに? と感じた。 結構がっかり。。。

    2
    投稿日: 2022.07.11
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    きっと社会から神が消えても、人の魂から神は消せない。 知が人や社会の役に立たなければいけないなんて発想はクソだ。 これらの矛盾は両立します。なぜか?それが、人間だからです。 名台詞ばかりの最終巻。最後の最後の「  」まで、素晴らしい物語でした。ありがとうございました!

    3
    投稿日: 2022.07.09
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    51冊目『チ。 ー地球の運動についてー 8』 (魚豊 著、2022年7月、小学館) 地と知と血の物語、ここに完結。 正直クライマックスは「?」という感じで、個人的に望んでいたものとは違った。最終巻だけ『エヴァンゲリオン』を読んでいる感じだった。 アルベルトの見た目がオクジーとそっくりなのは意図的なものなのか、それとも作者の画力不足が故なのか…? 何はともあれ、最後まで熱量を失わずに駆け抜けた、情熱に溢れる力作だったと思う。 「?」

    11
    投稿日: 2022.07.05
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    これにて完結。 最期の最期で今まで描かれてきた単純な二項対立が崩されて、新たな視点と問題提議が持ち込まれたが、それでもなお知的好奇心の追求への肯定で終わるというさわやかさ。

    3
    投稿日: 2022.07.04
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    終わりました。 一巻のラファウのとても純粋な知的好奇心が美しかった。 何かしらの歴史的事実に結びつくんだろうなとは思っていた。 アルベルトというのが、コペルニクスの先生だったことは後で調べてわかりました ラファウ先生は果たして? 別人?何らかの方法で生きてた?パラレルワールド的な?

    12
    投稿日: 2022.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私にとっての悪役は正義で、悪役にとっての私は悪役で、平和を作るには核兵器があるというのを鳩と鳥籠で表しているんだなと。 amazarashiと一緒に聴くと自然と涙が出てきそうになり、好奇心を忘れたくない、歴史には名が残らないただの出来事にしても私たちはそれを見届けることができたことが嬉しいです。 ドゥガラの服が治っていた朝日のシーンが好きでした。 アニメ化おめでとうございます!

    3
    投稿日: 2022.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最終巻です!はぁ…私の中で今一番アツい漫画が終わってしまった…もう続きが読めないなんて残念です。 ただ最終巻を読んで一番最初の感想は…「えっ…どういうこと?」でした。ドゥラカとノヴァクの決着がつくところまでは、すごく良かったんです。二人の問答もアツかったし、ノヴァクの最期にもドゥラカの最期にもグッときました。 でもその後の最後のエピソードは、どういうことなんでしょうか???今まで描かれてきた『チ。』の世界とは別の話ってことですか?でも家庭教師のラファウって1巻の少年ですよね?教会の司祭様もヨレンタを逃して殺された異端審問官の同僚ですよね?それに「ポトツギ宛の郵便」も届いててるし…。ちなみに第7集の表紙って誰⁈って思ってたけど、このエピソードに出てくるパン屋のアルベルトですよね?このアルベルトは実際に歴史上名前が残っている人なんですか? うわ〜ん、せっかくの最終巻なのに私の理解力がなさすぎて、作者の意図がわからない…誰か解説してください! そして私的には、地動説が証明されるか出版されるか、ある程度決着のつくところまでは描かれると勝手に期待していたので、予想と違ってちょっと残念。でもまぁぎりぎりバトンが繋がった?ところはこの漫画らしいと言えばらしいですかね。 なんかマイナスな感想を書いてしまいましたが、でもやはりこの漫画はすごかったです!大いなる歴史の流れの中で、信念を持って生き抜いた人たちの紡がれた感動という名のバトン…とても胸が熱くなる壮大なドラマでした。 アニメ化も決まったようですね。でもこの漫画がアニメ…想像がつかないなぁ。

    4
    投稿日: 2022.07.03
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    ついに完結。 すごい漫画だった。初めて読む雰囲気の漫画だったけど 一人ひとりの信念と言葉が強くて圧倒されちゃう。 今はなんでも知れちゃう時代だけど自分で考えるようにしよう。 アニメ化はどう転ぶかなぁ。 これはもう一回一気に読むべき。

    4
    投稿日: 2022.07.02
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    地動説を巡る残酷で皮肉な真実は斜め上だったが、最後に「救い」があった。 最終エピソードは人によってはエヴァの25、26話的に見えて賛否が分かれそう。わたしも思わず読み返してしまった。

    3
    投稿日: 2022.07.02
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    そうなんだよ。 頭の中にある記憶も知性も知識も誰にも奪えない財産なのよ。 信念や魂は神は奪えない。

    3
    投稿日: 2022.07.01
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    思ってたんと違う。 今まで楽しく読んできたんだけど、これは思ってたんと違う。別に作者には作者の意図があるとは思うので、否定する気はないが、裏切られた感はある。 そもそも、「チ。」の舞台を、西洋史上の特定の国や事件、風俗などにマップすることはできない。よって、読んでいるときには、西洋風だが架空の国、キリスト教に似ているが架空のC教として読んでいた。それを、今更、並行世界を示唆するような記述だったり、抹殺された歴史のようにして、現実界の歴史に接合しようとするのは、約束が違う。 約束なんて、こっちの勝手な思い込みと言われて仕舞えば、その通りなんだが。 最初がとても面白かっただけに、残念。

    5
    投稿日: 2022.07.01
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    終わった。 「今、たまたまここに生きた全員は、たとえ殺し合う程憎んでも、同じ時代を作った仲間な気がする。」 心理かよ。 とりあえずアニメ化はどう転ぶか予想もつかない。 とにかく個人的名作漫画ランキング上位にランクインしました。

    4
    投稿日: 2022.06.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    完結巻。 ノヴァクが一生を捧げた“地動説狩り”が、会派の常識ではなく、「一部の人間が起こした、ただの勘違い」だった、という展開は、衝撃的であると同時に納得できもする。ただ、物語の規模が、ここでぐっと小さくなったように感じもした。 とはいえ、巻の前半で、ここまで登場したキャラクターたちが皆「歴史の登場人物じゃない」と断じられてからの、最後の最後で物語が史実と接続される、という構成は熱い。

    5
    投稿日: 2022.06.30
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    終わって欲しくない漫画が、、、 終わってしまいました!!! とにかく面白い!!! 宇宙が好きな人は、もっと好きになると思います!! 知的探究心を、ここまで刺激される漫画は稀有だと思います。 p.s. アニメ化決定、おめでとうございます!

    3
    投稿日: 2022.06.30
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    「わかるか? 神に"進むべき道”を与えられなくなった、人間の末路が。神を失ったら、人は、迷い続ける」 「ええ。でも、きっと迷いの中に倫理がある。これは…その組織長の言葉だ。…私だって、これから平和が訪れるとは思わない。貴方の言う通り次に来るのは大量死の時代かもしれない。でも、その死の責任は神じゃなくて人が引き受ける。だからそこにはきっと”罪”と”救い”じゃなく…”反省”と”自立”がある。そうやって苦しみを味わった知性は、いずれ十分迷うことのできる知性になる。暴走した文明に歯止めをかけて、異常な技術も乗りこなせる知性になる」

    4
    投稿日: 2022.06.30