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夏への扉〔新版〕
夏への扉〔新版〕
ロバート・A・ハインライン、福島正実/早川書房
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総合評価

245件)
3.9
67
93
52
14
0
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    タイムリープものの金字塔と聞いて読了。 今でこそよくある設定かもと思う部分もあった(気がする)けど一気に読み進められた! また読みたいな〜!

    0
    投稿日: 2025.11.11
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    主人公のキャラクターが、失敗もするし、開発愛に溢れているし、とてもいい。愛猫ピートも猫の愛おしさに溢れていてとても好き。 万能(フレキシブル)フランク、ハイヤーガール、護民官ピート、窓拭きウィリーなどの機械たちが生き生きと感じられる(人格的なものは備わっていない機械にそう感じるのはおかしな感覚だが、主人公の機械への愛がそうさせているのかもしれない)。 話もよく練られていて面白い。 語り口も面白い。 コールドスリープに入った人間が二重になってしまうのでは…?と思うのですが、何かしらのパラドックス的なものが働いたのかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイムトラベルやコールドスリープをテーマとしたSF小説の金字塔と言われる作品。 SFの古典的名作と言われるだけあって、なかなか面白くはあったのだが、初出が1956年ということで致し方ない部分はあるものの、2000年の未来予測的な描写が全然当たっていないこともあり(ロボットなどが実際以上にきわめて高度に発展しているのに、インターネットや携帯電話はまったく想定されていないなど)、個人的には期待したほどではなかったかなという印象。

    0
    投稿日: 2025.11.09
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    こういうSF大好き。主人公のへこたれなさ、技術者としての矜恃と発明家としての才、そして愛猫ピートへの愛と信頼。応援したくなる物語であり、こいつならなんとかするだろうという安心感もある。 コールドスリープとタイムトラベルを用いた前後両方への時間移動が登場する世界。とはいえそこまで超未来的な描写はなく、あくまで2000年代のアメリカなんだなあと思う部分もあったりして、不思議なバランス。それもそのはずでこの小説は70年ほど前に書かれているから、全て想像上の世界。作者が思い描いた程は科学技術は進歩していないような気がする2025年現在。あと100年後の未来はどんな感じなんだろう。 現実の2002年はまったくこんなふうでは無かったし、タイムトラベルができるようにはならないんじゃないかなとは思っているけれど、コールドスリープはそのうち、もしかしたら、もしかするのかも。 仕事への姿勢、みたいなところでもはっとさせられた。やりたい仕事をやる、やりたい仕事をやるためには何をすれば最短なのかを計算する。自分の技術を正確に見積もりながらも、学び追いつく姿勢を忘れない。人間のための科学の発展を誰よりも信じ期待する。こうありたいな…と思う。 ディヴィスは調子が良くて人の言うことをあまり聞かない人物ではあるけれど、それも含めてすごく魅力的だった。 中盤ピートが不在になるが、 ‘’世のすべての猫好きにこの本を捧げる‘’ と扉に書いてあるこの本でまさかそのまま終わるわけもなく。 猫が主人公の物語ではないけれど、いなくてはならない存在だった。猫を飼っていないとこの描写は書けないだろうという表現がいくつもあって、とても楽しかった。猫が苦しむ世界線などあってはいけないのだ。 わたしの家の室内飼いの猫も、夏への扉を信じているのだろうか。

    7
    投稿日: 2025.11.04
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    冷凍睡眠やらガレージ起業やら、発明したロボットのネーミングやら、猫のピートやら。登場するキャラクターを介して当時まだそう呼ばれ始めたばかりのシリコンバレーの雰囲気が肌に感じ取れる。どこかなじみのある設定はなぜだろうとふと考えた時、あ、日本にはドラえもんがいるじゃないか。夏への扉はどこでもドアだ。やっぱり好きだな、古典SF。

    0
    投稿日: 2025.10.19
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    前々から何かと目にする事の多かったタイトル。どこで見たのかはあんまり覚えてないけど、海外の有名な作品、という事だけは知っていた。 いざ読む段になり、70年以上も前に書かれた作品ということに知った。日本で言えば筒井康隆以前の時代だ。翻訳が新しいからだろうか、文調はなんだか古臭い感じはしなかった。 物語の密度が高い。回想も現実も、目まぐるしく、場面が入れ替わる。故に何がどうなるのか予想つかない。 読み終えて思ったのは、「なるほど」という感想。というのは確かに何十年経った今でも時折目にすることがあるように、普遍的な面白さがあったから。いや、この当時には今の世界がこのように思われていたのか、という本の世界と現実世界のギャップを探るような楽しささえあった。 細部の設定には気になる点があったけれども、全体的に納得感のある本でした。

    0
    投稿日: 2025.10.15
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    もう70年近く前に書かれたSF小説。 現代、つまり21世紀を未来の話として描写しており、やはり技術の進化は思い通りにはいかないなと感じます。この分だと22世紀もそこまで変わり映えはしないのかも。 ストーリー自体は時間旅行がテーマであり、細かいことを気にしない自分にとっては気持ちのいい繋がり方で、終わり方もハッピーで良かったです。現在ではありふれた筋書きかもしれませんが、70年前の作品をこうして楽しめるのは時間旅行に通ずるものがあって面白いですね。

    47
    投稿日: 2025.10.12
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    1956年にアメリカで発表されたSF小説である。いわゆるタイムループの物語だ。日本では1958年に出版され、何度もヴァージョンアップされ、この新版は2020年に刊行された。 のちの色々なSF小説や映画に影響を与えた作品である。 SFの古典ではあるが、古さを感じさせない。 当時はありえないと考えられた、自動掃除機や洗濯機等々、人間型のロボットではないが、人間の代わりに仕事をしてくれる機械は山のように実現化した。 また、そのような技術的な事と共に、人間関係や恋愛も絡ませ、ストーリー展開の面白さでも秀逸の作品。

    1
    投稿日: 2025.09.27
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    名作SFとして有名な「夏への扉」を初めて読んだ。 親友のマイルズと恋人ベルに裏切られた主人公ダニエルは、さらに冷凍睡眠で30年後の2000年へと飛ばされてしまう。ダニエルは、持ち前の頭脳で失ったものを取り戻していく。 ダニエルが親友の共同経営者のマイルズと婚約者のベルに裏切られるところは、読み応えがあり、ダニエル同様自分のように腹が立った。タイムマシンと冷凍睡眠を使って人生を取り戻していく主人公に共感した。時間旅行するということは、同時間に同じ人間が2人存在するということで頭がこんがらがるが、それでもストーリー展開は面白く読んで良かったと思った。 2025年9月27日読了

    0
    投稿日: 2025.09.27
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    (備忘)1956年の名作SFということで読むのに苦戦するかなあと思ってましたが、思いの外読みやすかった。タイムパラドックスとか美味しいSF要素は数多くあったものの、主人公のキャラが受け付けられずこの点数に。。

    0
    投稿日: 2025.09.14
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    自分にはあまり刺さらなかった、タイムトラベルもの。主人公のキャラクターは好感を持てたが、感情移入しにくいためか、物語に入り込めなかった。

    0
    投稿日: 2025.09.11
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    SF御三家の一角であるハインラインの作品の中で、日本で特に評価が高いのが本作だという。 SFにしては強めの恋愛要素や俺TUEEE・ざまぁ的展開、そして猫。「SF初心者向けのSF小説」として本作が紹介される理由はよくわかる。 しかしSF好きのぼくとしては、その辺りにはあまり萌えない。好みという点では、前に読んだ『月は無慈悲な夜の女王』には遠く及ばないはずだ。 それにも関わらず、今回も徹夜してほとんど一息に読むくらいにはこの小説に夢中になった理由は、ひとえにハインラインの描く主人公のパーソナリティにある。 本作の主人公・ダンはエンジニア。仕事人間で独立心が強く、自分のこだわりについては決して他人に譲ろうとしない面倒臭い男だ。そのくせ口は立つしユーモアのセンスもあり、大胆かつきわめて有能。つまりはズルいくらいにかっこいい。 『月は無慈悲な夜の女王』のマニーも同じような人物だ。おそらくはアメリカ的な、ないしは、もしかするとあらゆる冒険物語にある程度は共通する主人公像なんだろう。しかしハインラインの軽妙な筆致で、こういう主人公が根気強く、それでいてどこか楽しげに困難を乗り越える姿が描かれると、読み手としてはそれだけですっかりやられてしまう。そのうちハードボイルド小説でも読んでみようかな。

    1
    投稿日: 2025.09.09
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    翻訳版なのでやはり私は少し読みにくさを感じた。 友人と恋人に裏切られた何もかも失った男のタイムリープ反逆物語、少し東京リベンジャーズに似ているような設定。 主人公は技術者で、どの時代でもどんな場所でもお金がなくても機械を設計することを考えていて、技術者として生きている。興味のあることを追い求める気持ちが彼のぶれない軸となってどこでもやっていけるのだ。すごいなと思う。 最後はハッピーエンドでホッとした。

    0
    投稿日: 2025.09.07
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    ついに夏に『夏への扉』を読んだぞ! だけど夏の話なわけではなく、表紙にいる猫ちゃんもあんまり出てこなくて…。 後半の展開はすごかったけど、思ってたんと違う!となってしまった。

    1
    投稿日: 2025.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冷凍睡眠、タイムマシンが出てくるSF小説。発明家のダニエル・ブーン・デイヴィス(通称ダニー)が友人の裏切りで自ら興した会社を追われ、復讐を試みるも返り討ちに遭って意識を失い、30年間の冷凍睡眠に入れられる。目覚めた未来(2000年)でタイムマシンを使って30年前に戻り、過去を変えていく。よくわからなかったことが徐々に明らかになり、色々丸く収まったなと思いつつも後半は読むペースが早かった。1956年に描かれた作品だが古さを感じずに違和感なく読めた。SFはほぼ読んでこなかったけど、これを機に読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2025.09.05
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    古典SFということでみがまえてましたが、 猫ちゃん!!! 猫が出てくる小説はあたりです。 失ったものを取り戻すために現在未来過去へと 行ったり来たりするダンの冒険物語でした。 すでに描かれている未来よりも遠くに私たちはいますが、こんなロボットがいたら便利だよな~と思いながら読んでしまいました。とてもおもしろかったです。

    0
    投稿日: 2025.09.04
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    夏への扉 2025.09.04 猫のピートが夏へ続いている扉を見つけるまで何回も繰り返し扉を開け続ける姿と、冷凍睡眠やタイムスリップを通して行動を積極的に起こし、変化を求める主人公の姿が重なった。 どんなことでも決してあきらめないことの大切さが抽象的な表現からも伝わってきた。親友と恋人を失った男の反逆物語である。

    0
    投稿日: 2025.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏に読めてよかった〜 思ったよりエンタメ作品で読みやすかった。 主人公の性格が良くも悪くも内向的でちょっとムズムズしながら、だからこそ共感もできた。 コールドスリープものかと思いきやタイムスリップもしてガッツリSFしながら、いちばん楽しかったのは、1956年から見た1980年代、2000年代が垣間見れたこと。実際とは全然違うけどむしろ新鮮で面白かった。早く家政婦ロボットとかでてきてくれないかなあ

    1
    投稿日: 2025.08.31
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    機械の説明などエンジニア的な部分はちっとも面白く読めず、またSF要素に薄い前半は苦戦した。読んでいて眠くなる本は個人的に珍しい。逆に後半はぐいぐい一気読み。物足りなさが残った。

    0
    投稿日: 2025.08.31
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    SF読みたい!海外文学読んでみたい! と思った今年の夏です。 人生で初めての海外SF作品。 愛猫のピートが可愛くて。 友人、恋人に裏切られ、 全てを奪われた主人公のダン。 望まぬ形でコールドスリープ(冷凍睡眠)し、 寝覚めたのは2000年。 最後に色々な伏線を回収してくれ、 読後は良かったです! そして訳が読みやすくなっているからか、 全く古さを感じませんでした!

    10
    投稿日: 2025.08.24
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    大好き。夏を感じた、!! 常に軽やかで爽やかな文体で、結末も前向きですごく良かった。 なぜか最後の方読んでる時に涙出てきた。今の自分のメンタルに優しく寄り添ってくれた本。 毎年夏に読み返したい。

    0
    投稿日: 2025.08.20
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    自分が生まれた年よりも前に書かれた本なのに、ワクワクしながら読んだ。確かに気になる箇所もあるけれども、それ以上に「今」を感じさせてくれた。50年以上も前に「タイムトラベル」や「コールドスリープ」を思いつくという発想力がうらやましい…。ただ、それは手塚さんや石森さんたち、小松さんや星さんたちもなのですね。欲を言うならばピートの出番がもう少し欲しかったかなあ。 そして、私は、もう、70に近いのに、未だに、夏への扉を探しています…。

    0
    投稿日: 2025.08.16
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    ライブハウスでバイトをしていた当時、お客さんに薦めてもらった本。10年以上経ってしまったが、今さらながら読み終えた。SF小説=ディストピア作品、という私の固定観念を壊してくれた。 夏への扉。タイトル通りのさわやかな読後感を味わうことができた。 ジャンル的には確かにSFなんだけど、ヒューマンドラマ性が強くて日本人には比較的親しみやすいんじゃないだろうか。 SF小説かつ和訳本ということで読みづらいのではないかと当時は避けてしまっていたが、とても読みやすかった。 私が海外の本が苦手な理由の一つに、カタカナの固有名詞が多くて何が何なのかが一致しなくなる問題が発生することが挙げられる。その一点においてはこの本も例に漏れず。特にジョンとジェニーが同時に登場して困った。

    4
    投稿日: 2025.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ⭐️4.5 とてもおもしろかった 後半の伏線回収には思わず度肝を抜かれた。 勝手に装丁から少年と猫がひょんなことから時間旅行する物語だと思っていたが、なかなか骨太なsfだった。 主人公の言動に共感する部分は少なかったが、諧謔的なそのキャラクターはとても魅力的で、同著者の「月は無慈悲な夜の女王」のマニーを彷彿とさせた。 ラストの主人公ちょっと気持ち悪いと思いました。

    1
    投稿日: 2025.08.15
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    なにこれ最高 今までSF作品かぁ、、と読まず嫌いしていた自分反省します! そりゃ名作とみなさんが評価するわけですよ。  物語が進むにつれて、序盤で主人公が何気なく口にしていたことや、不可解だった出来事の真相が明らかになっていくのがたまりませんね。  SFなんだけど冒険小説的なワクワク感で読み進めることができました。  最後ほんとよかったฅ(=✧ω✧=)ฅニャニャーン✧

    0
    投稿日: 2025.08.14
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    5年前に購入して読み始めたものの放置して、積読状態だったこの本、ついに本日読了。 1970年に30歳の主人公が冷凍睡眠で時間移動して西暦2000年に目覚めるという設定、 移動先の時代を今生きる私としては、1956年刊行の本書が、1970年代、2000年代をどんなふうに描いているのか興味が湧いて読み始めた。 主人公のダンも人としてとてもチャーミング。 エンジニアとしてとても有能なのに、ちょっと抜けたところがあり女性運、友人運に恵まれない。 そこが憎めないし、彼は時代を超えて魅力的なパーソナリティ、時代が変わり便利な世の中になってもそこは普遍なようだ。 物語の途中には冗長な描写もあるけど、最後の伏線回収でストーリー的にはスカッとする終わりになる。 ただ、個人的には SFの名作の誉高い本で、前から読みたかった本ではあるけれ ど、途中挫折しかけてしまい、しばらく放置したのは何故なんだろう?と考えた。 多分だけど、1956年刊行なので、当時の他書にもありがちな女性の扱い方の古さ、男性のお飾り的な女性の描き方に抵抗を感じたのかも知れない。 最後のリッキーとダンの関係も、良かったねの反面なんかなーという気持ちは残った。 でも名作であることに間違いなく、エンターテインメント本としてとても面白く、もう一度いつか読みそうな予感はするのであーる。 この夏に「ついに」読了できて良かった本。名作です。

    4
    投稿日: 2025.08.13
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    なんやかんやで面白かった。 親友と恋人に裏切られ、技術者の命である発明までだましとられてしい、さらに、冷凍睡眠で30年後の2000年へと送りこまれたぼくは、失ったものを取り戻すことができるのか。 永遠の名作ということでいつか読んでみようと思っていたのだが、ずっと積読本になっていた。 ようやく読了。 話が走り始めるまでの前置きがとてもじれったく、また主人公のダンの自分語りやロボットの詳細な説明に少し辟易としたが、中盤あたりで物語が進み始めるとこういった口調や物言いも愛着が湧き、最後は一気に突っ走ってしまった。 いわゆるタイムトラベル物のSFなのだが、物語の起承転結の展開が絶妙で、「転1」「転2」・・・ぐらいの展開になっているため、嫌が応にも物語に引き込まれてしまう。 また、硬派なSFにあるように物語の焦点がタイムパラドックスの解消などといった部分ではなく、時をかけることで成熟していく人間模様を描いているので、SFがあまり得意ではない自分にもすんなり受け入れられた。 「夏の扉」という表題も粋だなと思う。

    9
    投稿日: 2025.08.12
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    まるで青春小説のようなタッチで綴られる文章のため読みやすく、SFならではの要素もあり、名作と言われるのがよくわかりました。

    0
    投稿日: 2025.08.11
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    不朽の名作といわれるだけに面白かった。 古典的なSF作品。 タイトルとは裏腹に夏っぽさは全くなかった。

    0
    投稿日: 2025.08.10
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    この作品が書かれたのは1956年、著者が想い描いた未来への希望が物語にふんだんに詰め込まれていて読み進めるのが楽しかった。どこか抜けてる主人公が猫のピートと共に「夏への扉」を探す時空を超えた旅に出る。夏への扉が何を意味するのか理解できたとき、この本と出会えて良かったと思いました。猫が活躍するSF小説なので猫好きにもおすすめです。

    1
    投稿日: 2025.08.10
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    ひいい、おもしろすぎた! 設定や展開にくわえて、登場人物同士のやりとりがなんともよい。 個人的には、めちゃくちゃ別世界の話なんだけど人間模様はすごく身近で味わい深いところが、十二国記と通ずるものがあるように感じた。

    1
    投稿日: 2025.08.03
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    今となっては70年も2001年も遠い昔。56年に読めたら新鮮な驚きもあったろうなと思う。 読後感は楽しい。

    0
    投稿日: 2025.07.31
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    パラドックス的な細かい疑問は少し残るけど、胸糞からのスッキリストーリーはかなり楽しめました。 夏への扉を見つけるまで、諦めずに開け続けることが大切ですね。

    1
    投稿日: 2025.07.30
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    古典SFをこの夏に読む。 後半怒涛の伏線回収が気持ちよく爽やかだった。 主人公がちょっと間抜けで少しだけイラってしてしまったのはここだけでの秘密だけど、でも次第に愛おしくなった。 1950年代に書かれた小説ということで、その時代の21世紀未来予想図として読むのも面白い。愛され続けているのに納得の作品。

    0
    投稿日: 2025.07.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これでもか!ってくらい踏んだり蹴ったりなダンの状況。 これが後から、オセロがひっくり返るみたいに パタンパタンと逆転していく気持ちよさ。 いきなりのSF的要素てんこ盛り。 ピートの存在も大きいですね。「あっピート!」と嬉しくなりました。

    2
    投稿日: 2025.07.25
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    飼い猫・ピートと『夏への扉』を求めて主人公・ダンは今日もドアを開けていた。そんな穏やかな日常を送っていたダンだったが、婚約者と親友に裏切られ30年という膨大な年月を消費する冷凍睡眠装置の中へ送り込まれてしまった。目が覚めるとそこは2000年。何もかもが変わってしまった世界の中で、彼は『夏への扉』を見つけることが出来るのか──。 SF入門にはこれがオススメ!という触れ込みに興味を惹かれ読んでみました。冒頭のピートとダンの会話のユーモラスさ、そしてベルやマイルズとの騒動、そして冷凍睡眠…テンポよく進んでいく物語に目を離せません。個人的にベルの落ちぶれっぷりが正直『かわいそうかも…』と思ってしまうほど酷かったです。とはいえそこからのストーリーの展開の目まぐるしさ、タイムスリップ装置て!!SFって冷凍睡眠とタイムスリップ装置とかトンデモ機械、2個出してもいいんだ…。 序盤から『ん?』となるような描写も後半には鮮やかに回収されていく著者の手腕。今見ても古臭いとは到底思えないようなストーリーが1956年に作られていたとは本当に驚きです。 とりあえず…猫が酷い目に遭わなくて良かった〜!

    0
    投稿日: 2025.07.01
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     随分前の「本の雑誌」でオールタイムベストに「透明人間の告白」などと一緒に挙げられていた本。ずっと前に買っていたけど、積ん読になっていました。  書名からは分かりにくいけど、タイムマシン、時間旅行もの。1960年代からみた1970年、2000年の未来の物語。  とにかく面白い。ページを捲る指が止まらない。60年経った今でも、たまらなく面白い。たぶん、社会やモノについては、60年前の読者とは読み方は異なるんだろうけど、でもそのストーリーは普遍的に面白い。だからオールタイムベスト、なんでしょう。  あえて、感想のみです。未読の方は、是非読んでみてください。  それにしても書名で「損」している気がします。もっと直裁的な書名の方が、この本を「知らない」人にとっては手に取りやすいかなぁ。

    19
    投稿日: 2025.06.30
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    SF初めて読んだ。新しくはない訳なのと、外国の本のため読みづらかったが、慣れればサラッと読めた。本番は最後の100ページくらい。そこまで行けば面白い。 伏線の回収が楽しかったけど、もう1回読もうかなとはならないかも。ピートが生死不明のままにならなくて安心した。

    0
    投稿日: 2025.06.23
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     明るくて希望のある話で面白かった。ピートが可愛い。ベルは醜い。大どんでん返しや巧妙な伏線などはなかったが、それもそれで読みやすかった。  タイムマシンと冷凍睡眠の組み合わせは面白いと思った。タイムトラベルの一方通行問題を冷凍睡眠で解決するのには、なるほど考えたなと。おかげで実年齢は60歳増しであるが。  主人公がタイムマシンを開発する博士などではなく、技術者であるという点も面白かった。タイムマシンと冷凍睡眠の組み合わせにしろ、数ある技術をなんとか組み合わせて現状を打破しようという姿勢がすごく技術者らしく感じられて良かった。また、彼の開発するものはどれも優しさが感じられて、非常に好感を持てる主人公だった。タイムトラベルの動機が誰かのためとかではなく、奪われたものを取り戻すという、どちらかといえば利己的な点も変にクサくなくて好き。クサいのも好きだけど。  夏への扉を探し続けるピートがなんとも愛らしい。我が家にも愛猫がいる。早く冷凍睡眠が開発されることを切に願う。

    1
    投稿日: 2025.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伏線回収が面白い!前半は主人公がやられっぱなしだけど、後半の展開は痛快で最高だった。科学の進歩に対して楽観的すぎる感じも受けたけど、未来への希望が感じられる作品だと思った。

    3
    投稿日: 2025.05.30
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    ひとつ前に読んでいた『あたしたち、海へ』の中にタイトルが出てきて、そういえば読んだことなかったな、と選択。すごく良い時間を持てた。読むきっかけが出来て本当に良かったと思う。 1970年と2000年の世界を、冷凍睡眠と時間旅行で疾走するSF。過去の時点から描かれる未来なので、我々にとっては通り過ぎてしまった時代だからこそ、技術のズレは往々にしてあるが、エンジニア視点で整然と語られるので、そのズレは段々気にならなくなっていった。と言うよりも、物語のハラハラ感の方が勝って、その「想定上の未来技術の設定」が二の次にさせられたというか。「この先どうなるんだろう?」というミステリを読んでるときと同じ感覚でのめり込んでいた。 色々な伏線が回収されて、最後の最後で気持ちの良いハッピーエンドになったの、すっごく良かった。読後感が最高。これは本棚にさしておいて、何年か経ってから読み直したいなあ。

    17
    投稿日: 2025.05.28
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     冷凍睡眠で行く未来の世界といった仕掛けが重要な「SF小説」ではあるが、そのへんのからくりや設定よりも、王道なヒューマンドラマとして楽しめる小説だった。 (といってもこれは一九五六年の作品。作中の「今」は一九七〇年で、さらにその先の二〇〇〇年に行くお話でどちらも当時から見たら未来。発表時の読者だったらどんな感想を持っただろうか。) ※ミステリーじゃないし別にこれしきでは何も損なうまいと、あまりネタバレ配慮せず書いてます。ご了承ください。 ■猫小説として  ヒューマンといいつついきなり「猫」だが、冒頭から、これ完全に猫小説として読めるなあと思った。  ダンは猫のピートの猫としての性質をよく心得ており、谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のおんな』をつい思い出してしまうほどだ。恋愛関係でも、血縁という意味での家族でもないけれど、絶対に欠けてはならない存在で、言葉はなくとも互いに通じ合っている。しかも、他人が簡単には入ってこられないような特別感もある。 ■恋愛小説として  そんなダンとピートの関係に、少女のリッキーだけがすんなりと入ってこれた。やはり彼女もダンにとって特別な存在である。SF的方法で「年の差問題」を解決するという大胆さ、趣味が分かれるとは思うが、大味で良いのだと割り切れば、恋愛小説としてもじゅうぶん満たされる。 ■技術者小説として  技術一辺倒の、法律とか経営とか営業とかはからきしダメなエンジニアである主人公。それこそがかっこいいエンジニアなのだという価値観がベースにありつつ、ちゃんと最後には社会的にも勝つところがスカッとする。  アルブレヒト博士、トウィッチェル博士、弁護士のジョン・サットンなど、いろんな道のプロフェッショナルたちも印象的だった。 ■夏とは  「夏への扉を探している」という表現も詩的で良い。昨今の夏は暑すぎて命の危険すらあるので、しっくりこない気がするのはさみしいことだ。  冬の対極の夏が持つ熱とは、結局のところなんだったのか。人とつながり信じることを諦めないこと、だったのではないか。

    21
    投稿日: 2025.05.24
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    久しぶりにSF小説読みました。面白かった!! 主人公の抱えた怒り、憎しみが吐露されていく場面も意味気持ちよかったし、展開も最高でした。また読みたい。

    0
    投稿日: 2025.05.20
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    内容は面白かったけど期待したほどではなかった。 海外小説でよくある例え話などが多く 非常に読みづらかった。

    0
    投稿日: 2025.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あー、良かった。途中、えらい展開になってしまってどうするんだろう、ピートはどうしたんだろうとずっとハラハラしながら読んでいたけど、後半からの展開で胸がすく思い。すごく良い読後感で、清々しい洋画を観た後のような爽快感。500年前に飛んで行った男性のオチも良いね。 捨てる神あれば拾う神あり。しかしあの女ホントクズ過ぎてもう…怒 未来に希望が持てる描き方をされているのも、古き良き時代を感じさせてジワッとくる。

    1
    投稿日: 2025.05.11
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    とても爽やかな小説だった。 夏への扉とは、陰鬱とした閉じ込められた世界から飛び出して明るい夏へ飛び出していくための扉。主人公は仲間に裏切られ、絶望的な状況で未来へ飛ばされる。そこからスカッとするような逆転劇が進んでいくストーリーは、綿密に練り込まれた設定が面白かった。 エンジニアの主人公が話す「明日は今日より必ず良くなっている」というメッセージが物語全体を明るくさせ、希望を繋いでいくのがディストピア小説よりも好みだと思う。サイエンスはこうでなくては。 訳者あとがきにもある通り、SFの魅力は読者を虚構の世界にどっぷりと浸からせることで、この世の常識主義を吹き飛ばすような爽快感にあると思う。そういう意味ではこの作品は読み終わった時に胸がスーッとするような、幸せに満ちた小説だと思う。

    0
    投稿日: 2025.04.24
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    私には合わなかった内容の本だが、手に取ったので最後まで読んだ。 話が難しく、最初は退屈に感じられたが中盤からは面白味が増した。 SF好きな人は好きかと思います。

    1
    投稿日: 2025.04.22
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    1956年発表の作品とは思えない(新版ということもあるけど...)バックトゥーザフューチャーの前にこんな作品があったとは随分出会うのに時間がかかってしまった。ピートという名も確かポッドキャストで使っている番組もあった。海外作品+SFなのでこれまでだったら絶対読まないジャンルだったけどこれからは色々試していきたい

    0
    投稿日: 2025.04.20
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    SF初心者にもおすすめということで手に取った。 古典SFということで、小難しいイメージが勝手にあったけれど、設定も登場人物の心理描写もとてもシンプルで分かりやすく、心あたたまるSFだった。 今はもう過去になった2000年が未来という話しだが 、1950年代に描かれた小説とは信じられないほど、瑞々しく、違和感なく読めるところも驚き。 その想像力に脱帽だ。 時代がどんなに進化しても、人間にとって普遍的に大切なものはやはり変わらないなと改めて思う。

    0
    投稿日: 2025.04.20
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    タイムトラベル、ロボットなどがテーマとなっており、半世紀前に書かれた物語としてはリアルで再現度が高かった。 終盤にかけて、リズムよく物語が進んでいった。ページを捲る手が止まらず、ほぼ1日で読了してしまった。

    0
    投稿日: 2025.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公がエンジニアだという設定もあり、SFでもあることから、内容が難しく感じた。 冷凍睡眠で未来に行ったのに特に大きなことは何もせず、また過去に戻るって何がしたいん?と思ったが、最後怒涛の伏線回収は気持ちよかった。

    0
    投稿日: 2025.04.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは今のルンバを見て書いているのか…? と思わず錯覚を抱いてしまうような家事ロボットの描写はさすが。 もちろん現代の状況とはそぐわない部分もあるが、1950年代に著されたという事実に驚愕させられる鋭い考察や予見が随所に見られることにまず感銘を受ける。 今はともすれば言葉が独り歩きし始めている感もあるが、本来の"AI"というものに繋がっていくような発想も見事。 「月は無慈悲な夜の女王」に登場するAIにも度肝を抜かれたが、その母体とも言えるコンセプトがここにあったか。 そして、科学技術に対するハインラインの哲学と呼んでも良い姿勢が、文章全体を通じて十全に感じられる作品でもある。 そういったいわゆるSF然とした面において秀でている他方で、男女の三角関係やビジネス絡みのもつれといった、生身の人間が織り成す粘性の高い愛憎劇もしっかり描いている点こそが、この作品を傑作たらしめていると、若干の意外さとともに感じた次第。 さらには、時間旅行というSF作品にはごくありふれたテーマについても極めて情緒的に迫っており、ある意味で非常に人間臭かったりする。 結末はまさしく絵に描いたような大逆転劇のサクセスストーリーとしてまとめられているが、取って付けたようにもなりかねない露骨な捻りを排した素直な展開が、心地良いとさえ感じられる。 温故知新。 「結局は人間を信用しなければなにもできないではないか。まったく人間を信用しないでなにかをやるとすれば、山の中の洞窟にでも住んで、眠るときにも片目をあけていなければならなくなる。いずれにしろ、絶対安全な方法などというものはないのだ。ただ生きていることそれ自体、生命の危険につねにさらされていることではないか。そして最後には、例外ない死が待っているのだ。」

    0
    投稿日: 2025.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろ!!!名作と呼ばれる小説は本当に面白い。理由あって名作と呼ばれるんだな〜としみじみ… 冷凍睡眠されるまでに作品の半分かかって、エーッ主題まで入るのすげー時間かけるじゃん!とおどろいたが、かといってそれまでが説明的で退屈かというとまったくそんなことはなく、ずっと面白くて、必要で、飽きずに読めたし、冷凍睡眠してからは更に勢いがあってめちゃワクワクした! ベルと再会してからの会話で車がなくなってた、とかはピートが運転したのか!?あの賢い猫ならありえる…!!と推測したが全然そんなことはなかった笑 スーパーハッピーエンドで良かったし、タイトルの意味も回収されてマジで超名作。SF大作だかど複雑な設定はなく誰でも読みやすいのも最高だったな

    0
    投稿日: 2025.04.14
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    執筆当時の作者が考えた数十年後の未来をとうに超えた今読んでも、読み終えるとなんだかそういう世界線もあったんじゃないかと思わせるSF設定が面白い。 大きな喪失を経ても自分が欲しかった未来を手に入れるために主人公が発揮した機転と精神力が物語からポジティブさを感じさせてくれて、爽やかな読後感に浸れました。 猫好きな自分としては主人公が(おそらくは作者も!)愛猫家な点も物語に惹かれる重要な要素でした。

    5
    投稿日: 2025.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1970年エンジニアの主人公ディビットは 一緒に事業をしていた親友・恋人に裏切られて会社を追い出された、 失意の中コールドスリープで30年後の2000年へ SF初心者でも読みやすいということで読み始めたが、評判通り読みやすかった。 SFごりごりという感じではなく、コールドスリープや未来(2000年だが)の話は一部でそこまでSF感がないのがよかったのかも。 1958年翻訳本がでたとのことで、2000年が未来に設定されているのが不思議な感じ。2000年は新聞が電子で、雨がふっても濡れない衣服とか当時の未来の予想がみれておもしろい。 話としては親友マイルズ、恋人ベルが悪すぎ。(マイルズはベルのせいで悪くなってそうだが) 薬を打たれたりして怖い。 タイムマシンはあるが1/2の確率で未来にいってしまうという確率の中 懸けに出るのはすごい。 マイルズとベルに襲われた夜、助けてくれたのは未来の自分というところが王道っぽくて好み。 猫ってコールドスリープできるのっと思ったが、猫のピートと再会できてよかった。

    1
    投稿日: 2025.03.22
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    読みやすかった。 猫が好きなので、猫に関する描写が微笑ましく、終わり方も良かった。周りの人達が酷すぎて前半は主人公に対してもあまり良い印象ではなかったけど、後半は主人公の良さが出ていて、周りの人にも恵まれていて読んでてどんどん楽しくなっていった。

    0
    投稿日: 2025.03.14
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    夏への扉。 岡田斗司夫さんが言うには、日本で特に人気のあるSF作品のようだ。 なんとなく言わんとすることは分かるかなあ。日本人に刺さる繊細で優しい美しさがSF作品でありながらもあるすばらしい作品だと思った。 タイムスリップもので単純と言えば単純なストーリー。けれども後半の疾走感がほんとたまらなくて最後のすっきり感とやさしさに包まれる感じが素敵。 主人公と猫のピートのやり取りにも癒される!(猫はそんなに登場しないという指摘はまあわかるw) しかし、もっと早く読めばよかったなあ。 中高で読んでたら自分の人生にもっといい影響与えていた気がする。

    1
    投稿日: 2025.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    猫とコールドスリープと時間旅行の話 1957年作で1970年設定で2000年に行く物語を2025年に読んでワクワクできるってすごい。 未来(2000年)の物事が当時どうだったかな?と思い返したりするとこんがらがってくるけど。 内容は全ての伏線が、七並べで終盤に全て回収できるような爽快感ある作品。 リッキーとの年の差をうめるのだけはなんだか微妙な気持ちになった。

    1
    投稿日: 2025.03.12
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     1970年、アメリカ コネチカット州、家事ロボットなどを開発してきた優秀なエンジニア、ダンは自分の会社を共同経営者であった友人のマイルズと元フィアンセのベルに乗っ取られた。30歳だったダンは失意のうちに生命保険会社に自分の資産を託して、当時流行していた「冷凍睡眠(コールドスリープ)」に入った。期限は、30年後の2000年。  30年後、30歳の若さのまま、目覚めてみるとそこには見たことない様式の服を着た人たちがいて、自分が冷凍睡眠前に制作した、家事ロボットの進化系のロボットが自分の身の回りの世話をしていた。外に出てみると、自分が冷凍睡眠前に頭の中だけで作っていて、制作は叶わなかった「電動タイプライター式製図機」などが世の中に流通して活躍していた。   余談だが、私は1970年生まれ。ちょうど、主人公のダンが30歳で冷凍睡眠に入った年に生まれ、ダンが30歳のまま目覚めた2000年にはダンと同じ30歳だった(^^)v  だから、ダンが眠っていた間の30年間を知っているわけだけど、まあ色々ちょっとこの小説とは違うかな。ついでにいうとこの小説は1956年に刊行されたものなので、ダンが冷凍睡眠に入った1970年も当時から見て「未来」だった。だから、1970年に「六週間戦争」というのがアメリカであって、東部の大都市は壊滅し、デンバーが首都になっているという設定。そして、主人公のダンはロボット制作の天才で、掃除や皿洗いなど色んな家事を助けるロボットを制作し、目覚めた2000年にはそれらの進化系が活躍し、ダンが夢見た「電動タイプライター式製図機」も活躍していたわけだが、実際の2000年はもっとスマートだった。ゴツい家事ロボットが動き回るのではなく、食洗機やルンバ(はもう少し後?)などそれぞれの家事をITに制御された高性能な機械が助けてくれるようになり、「電動タイプライター式製図機」ではなく、パソコンで製図出来るソフト(CAD?)が一般的になっている。  過去の作家が書いたSFの中の「未来」を実際に知っている現代人が読むと面白い。  科学技術方面だけでなく、2000年には金(gold)の貴金属としての価値が二束三文になっていて、ダンは機械の部品としての金は貴重だからと買い集めるシーンなども面白い。あと、服装は2000年の服は何かドラえもんの「セワシくん」の服みたいに書かれているが、実際には古着ブームとかあってデザインはそんなに一方通行に進化していなかった。  そういえば、子供の頃、ニュースだったか、ドキュメンタリーだったかで、確かアメリカで「冷凍睡眠」に入る人が何人かいるというのを見た記憶があるが、まだ、冷凍睡眠から実際に生還した人はいないそうだ。  冷凍睡眠から何十年前の記憶をそのままに安全に目覚める医学の進歩については詳しくは技術されていなかったが、他にも子供の頃から見てきたアニメや映画に大きな影響を与えてきたSFの金字塔なのかな?あんまりSF読んでないから知らんけど、1956年に書かれた重厚感のあるSFです。

    95
    投稿日: 2025.03.09
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    まだ1回目です。 仕事が忙しくて読むのに時間をかけ過ぎたので、もう一度、どこかのタイミングで再読したいと思います。 2回目の方が面白いって聞いたから楽しみです!

    0
    投稿日: 2025.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    爽やかなタイトルから、もっと猫のピートに着目した、夏への扉を探すSFファンタジーかと思ってた。30年を3度飛んだため、人間関係に加えて発明品の特許や株を巡る問題など、けっこう複雑だった! コールドスリープとタイムマシン(研究段階)をガンガン使う主人公は度胸がありすぎる。リッキーと幸せになれたことや、自分の発明品を守れたこともそうだけど、ピートにまた会えて良かった…。 [新版]という2025年段階では最新のバージョンだったはずなんだけれど、どうしても少し和訳感は残るので好みは分かれるかも。

    0
    投稿日: 2025.02.26
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    タイムトラベルの名作。 書かれてからかなりの年月が経ったにも関わらず、新しく感じる不思議。あっという間にその作品の世界に引き込まれた。

    0
    投稿日: 2025.02.23
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    久しぶりに読んでの感想です。 タイムパラドックス的に時間を行ったり来たりすることで可能になるストーリーはやはりとても魅力的です。戦後10年くらいしか経ってない時の作品とは思えないです。 一方、今時の価値観倫理観からすると気になる点がかなりある気もします。その点が気になる方には読んでられないかもしれません。 ただ、この時代の、しかもSF作品ならば、そんな優等生的な批判はおいといて、そこが気にならない人には、とてもおもしろい作品だと、やっぱり今回も思いました。人に薦めるときは相手を考えてからにするとします。

    0
    投稿日: 2025.02.17
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    翻訳っぽい文章すぎて、少し読むのがしんどかった。 ただ、今でも最先端のように感じられるこの本が1956年に出版されたのは驚き。発想が今でも色褪せてない。

    0
    投稿日: 2025.02.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    割と序盤で猫が出てこなくなり、猫がいない状態がけっこう長く続いたので「あれ?猫はもう出てこないのか?」となかば諦めのような気持ちで読み進めていたが…終盤で再登場して最後はハッピーエンド! 全編にわたる猫の大活躍を期待して読み始めたので少し猫成分が物足りないように感じたものの、楽しんで読むことができた。

    0
    投稿日: 2025.02.12
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     未来、現在、過去、それぞれを簡単には行き来できないもどかしさも、ある種の魅力だなと思った。  簡単に行き来できて、未来と過去が貿易なんてしてしまったりしたら、どれが現在で、どれが自分の行動によって影響されたことなのかわからなくなったりして。想像するだけで、一種の時間旅行に行った気分になれる。

    0
    投稿日: 2025.02.10
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    ある時代においてそれより何十年も先の未来を描くって色々難しいと思うけど、そこからさらに何十年も先の未来の今読んでも面白い傑作だと思った。 なんといっても作中の発明がいくつか現代に存在して、さらにまだ存在していなそうな物があるというのがすごい。 そしてピートが最高。猫好きはそれだけで読んでもいいと思う。

    0
    投稿日: 2025.02.08
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    バーナード嬢曰く、という古典本紹介コミックで目にしていたタイトルでした。 SF小説というと、近未来や遙か未来の舞台を中心に、舞台のライフスタイルを把握するところから始めるようなイメージを(SF慣れしていないため)最初に持ちがちなのですが、この作品は違います。 1970年代アメリカの猫好き技術者が主人公。 新しい製品を売り込むために、友人と会社を立ち上げて・・・というだけのドラマです。 ただ、違うのは、その製品が、ロボット(主人公はこの表現を嫌っていますが)であること。 そして、保険会社がリスクヘッジと称して「冷凍睡眠装置」をこぞって売り出している、という点だけ。 見慣れた日常生活にちょっと不思議を垂らし、物語の燃焼剤にしている。 この表現、感覚に好感がもてました。 とても入りやすく、最後まですぐに読み切れる作品です。 あと、猫がキーマン(?)になる作品なので、 ねこ好きの友人には来週紹介するつもりです。

    10
    投稿日: 2025.01.18
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    未来に向かって過去とのギャップに驚く、そんな展開を予想していた。でも一向にそんな描写はないし自分の発明した商品のその後どうなったか、そんな話しばかりで全然ストーリーに入り込めず。冒頭のいろんな扉がその先何処に繋がっているのか・・ワクワク感を返して欲しい。

    0
    投稿日: 2025.01.15
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    夏への扉/ロバートAハインライン 冷凍保存され、30年後の未来へ 今回ご紹介するのは、1956年に描かれたSF界の名作、夏への扉 あらすじは、技術者である主人公が友人、恋人と共に会社を経営していたところ、2人に裏切られ、冷凍保存されて30年後の2000年へ飛ばされてしまう話。 僕が個人的に面白いと思ったのは、1956年の作者が2000年に生きる人々を突飛な服装にしたり、身の回りのものは全てロボットにやらせたりと、昔の人の考える「未来」を知れたこと。 だが、正直なことを言うと楽しめる部分と同じくらい残念な部分が目立った。 正直ト書が多く、前半がダラダラと進んでしまうところは頂けなかったうえ、翻訳された文が変な日本語になっていることも少し違和感を感じた。 ストーリーの構成は面白いがご都合主義なところがチラホラ。 僕が辛口なだけかも知れませんが、ネット上でも話題、映画化もされ、SF界の名作とまで言われた作品であるのを加味すると、タイムトラベルものが好きな読者さんは一度読んでみるといいかもしれません。 また、Netflixで配信されている映画作品は、山崎賢人さん主演で2021年に公開されているため、こちらを見てみるのもいいかも知れません。

    0
    投稿日: 2025.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アメリカのSF作家ロバート・A・ハインラインが1956年に発表した、タイムトラベルを扱った古典的なSF小説。 舞台は1970年と2000年。タイムマシンと冷凍睡眠という2つの時間旅行の手段を組み合わせ過去へ未来へと行き来する。婚約者に裏切られ会社も財産も愛猫も奪われ未来へと送られた男が、再び過去に戻りそのすべてを取り戻すリベンジストーリーと少しのロマンス。 サイエンスフィクションであるが主はテクノロジーではなく、人間模様です。そして復讐ではなく、希望と明るさを持って失ったものを取り戻していく気持ちのよいストーリー展開で、内容も難しくなくサクサク読めます。 ただし作者が思い描いた2000年と現実の2000年との乖離には目をつぶりましょう。 冒頭をご紹介。 1970年アメリカ。ロボット開発を行う科学者ダンは、愛猫のピートと過ごす穏やかな日常の中で、研究に没頭する日々を送っていた。だが、信頼していた共同経営者と婚約者の裏切りにあい、自身の会社も発明途中のロボットや研究資料も奪われてしまう。さらにダンは冷凍睡眠装置に入れられ、目が覚めた時そこは、2000年だった。

    0
    投稿日: 2025.01.04
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    作者の猫やエンジニアに関する知識と愛が伺えた。作者の2000年代に対する予想の外れ方が面白い。我々が思い描く近未来の姿も、同じく遠い未来になりうるのかもしれないと思った。1度はピートに触ってみたいと痛切に願う。

    5
    投稿日: 2024.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。半額セールで適当に買った。 技術オタクだと思ってた主人公が後半はとても頭良く動き回り、まあ結局そうなるのねと半ば先が見えたけど、最終的にピタッと全てのピースがはまり、面白くて一気に読んでしまった。孤高の猫のピースもいい。きちんと会話してる。悪役がほんと胸糞だけどそれを上回る爽快感があった。また読みたい。

    0
    投稿日: 2024.12.18
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    ロバート・A・ハインライン(1907~1988年)は、米ミズーリ州生まれ、SF界を代表する作家の一人で、アイザック・アシモフ、アーサー・C・クラークと並んで、世界SF界のビッグスリーとも呼ばれていた。ヒューゴ―賞を計4回受賞。 『夏への扉』(1957年)は初期の代表作のひとつで、日本ではSFファンのオールタイム・ベスト投票で度々ベスト1に選ばれているが、米国では『月は無慈悲な夜の女王』、『異星の客』等の人気が高いという。(『夏への扉』はヒューゴ―賞も受賞していない) 私は、SFファンというわけではないが、いわゆる有名作はひと通り読んでおきたいと思い、これまで、『星を継ぐもの』、『渚にて』、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』、『1984年』、『火星年代記』、『華氏451度』、『あなたの人生の物語』、『火星の人』、『すばらしい新世界』等々を読んできた。そして、本作品は極めて人気が高く、期待をもって読んだのだが、私の好みにはいま一つ合わなかったようだ。 本作品は、タイムトラベルを最大のテーマ(仕掛け)とし、冷凍睡眠とタイムマシンという2つの手段を使って、舞台となる1970年と2000年(1956年の作品なので、その時点で14年後と44年後の未来)を行き来する発明家・技術者であるダンが、失敗をしながらも、前向きにトライを続け、ハッピーエンドに終わるものである。作品中には、ダンが発明する様々なロボットが登場し、未来の技術の進歩を予見している点も一つの特徴になっている。 私がなぜそれほど強く惹かれなかったのかを考えてみると、私は上述の作品の中では、ハードSFの金字塔と言われる『星を継ぐもの』や究極のディストピア小説である『1984年』が好みなのだが、本書に関しては、通底する楽観主義的な明るさがしっくりこなかったのではないかと思われる。また、本作品は、ダンの相棒の牡猫ピートが、「家の外に通じる11個のドアの、少なくともどれかひとつが、夏に通じているという固い信念を持っていた」という記述で始まり(当然ながらそれが題名になっている)、ダンが辿ったタイムトラベルそのものが、いくつもの可能性の中で、唯一の「夏への扉」だったということなのだが、その点もあまりピンとこなかった。 ただ、本書を読んだ後でネットで知ったのだが、山下達郎の大ヒットアルバム「RIDE ON TIME」に収録されている「夏への扉」(元々は、難波弘之のアルバム「SENSE OF WONDER」への書き下ろし曲で、吉田美奈子作詞、山下達郎作曲)が、本作品をモチーフに作られていることには驚いた。それほど当時のアーティスト達にもインスピレーションを与えたというのは確かなのだろう。 70年近く前に書かれたものでもあり、少々好みが分かれる作品のような気がする。 (2024年12月了)

    6
    投稿日: 2024.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本来の読み方じゃないけど、1956年の作者が予想した2000年が当たらなすぎて、面白かった。語り口は爽やかで軽くていいんだけど、最後11才の少女と結婚の約束をしたところで、引いてしまった。しかも、21才になったら冷凍睡眠に入ろだなんて•••。 書かれた当時、人々は未来は明るくて、今よりずっと良くなると信じてたんだろうなぁ、と2024年を知っている私は羨ましくなった

    0
    投稿日: 2024.11.29
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    本書を読むのは2回目。 前に読んだのは、2012年のことなので、今から12年も前のこと。「新版」という表記に惹かれて、再読してみた。以前、読んだ時にとても面白かった記憶があったので。 再読してみての感想は、初読の時とほとんど変わらない。 この作品は、1956年頃のもの。舞台となっているのは、1970年と2001年であり、今から見れば舞台になっている時期自体が過去のことになってしまっている。1956年に作者のハインラインが考えた、1970年と2001年は、予想と違うことも沢山あった。分かったのは、SFの面白さはそういうところ、すなわち、未来をそれらしく読んでみせる、というところにはないことだ。ハインラインの書いた1970年と2001年が、現実の僕が知っている1970年、2001年と違っていても、物語の面白さを全く損ねないということが分かった、という意味。この物語は、理屈で考えると少し辻褄が合わないな、と思うこともあったけれども、それも物語の面白さを損ねることはなかった。 ということは、SFというのは、舞台が未来であったり宇宙であったりする、ということだけ。それは、舞台が東京であったり、福岡であったりするのと、本質的にはあまり違いがないことのようだ。「舞台」は書きたいことの背景をなすものであり、それは大事なものだと思うのだけれども、物語の面白さはそれによって決まるわけではないということ。考えてみたら、あたり前のことに気がついた、ということだろう。 上記が12年前に書いた感想であり、今回読んだ際の感想でもある。 ストーリーは、ほとんど忘れていた。 もう少し、抒情的な物語だという印象があったが、むしろ、テンポの良い活劇的な物語。 記憶の印象とは異なったが、とても面白いことには変わりはなく、今回も一気読み。

    25
    投稿日: 2024.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    SF、特にタイムトラベルものの古典と聞いてずっと読んでみたかった作品。 バック・トゥー・ザ・フューチャーとか、ターミネーターとか、名立たるハリウッド映画もこの作品の影響を受けているんだろうな、と想像してみる。 悶々とする序盤、未来の世界でしぶとく生きる中盤、駆け抜けるように時間旅行をする終盤と、メリハリがついていてよかった。伏線回収もするっと行われて、これまでの情報が一つの糸のように事実が分かっていくところは読んでて気持ちがいい。 とにかく復讐に燃えるわけでもなく、あくまで技術者らしい性格を最後まで捨てないダンには好感が持てる。 元11歳の義理の娘の少女に愛を求めるところはちょっと引いたが、一応リッキーも望んでいたことだし、互いに幸せなら、まぁオッケーか。

    1
    投稿日: 2024.10.16
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    冷凍睡眠と時間旅行を行う主人公。 主人公ダンと姪のリッキーとの恋愛物語り。 親友マイルズと恋人ベルの裏切り。 時間旅行によるパラドックス、同時に一人の人物が二人存在ことで引き起こす込み入った物語りの展開が色を添えます。 夏の扉を探し続ける主人公の飼い猫ピート、そして冷凍睡眠と時間旅行でリッキーに巡り会える夏への扉を抉じ開けた主人公。 広瀬正の「マイナスゼロ」を想起しましたが、個人的には日本を舞台にしたゼロに読みやすさもあり、軍配を挙げたいと思います。

    0
    投稿日: 2024.10.14
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    未来はより良くなっていく。 前向きになれる読後感の良い作品だった。 タイムスリップものは理論やらパラドックスやら小難しくなりがちだが、本作品にはそのような柵はない。 我々人間が脳と手を与えられた以上、出来ることは出来るし、出来ないことは出来ない。 だから、世界の理に反するなど、考えること自体烏滸がましい。 そのような思い切った在り方が、本作品を不朽の名作たらしめているのかもしれない。 みんな大好き伏線回収も過不足なく有り、人に勧めやすい作品。

    0
    投稿日: 2024.09.29
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    絶望のスタートから主人公が諦めずに行動していくところが、スピード感があって素敵だった。少し昔の本なので文章の書き方?セリフ?が少し古いと感じたが、あっという間に読んでしまった。

    0
    投稿日: 2024.09.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    SFの古典と知って手に取ってみた。 ピートが可愛かった。 タイムスリップものとしてはシンプルで、タイムパラドックスなどはあまり触れられておらず、あっさりな印象。

    0
    投稿日: 2024.09.18
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    題名からは想像できないSF小説だった。コールドスリープで未来へ行けたり、タイムマシーンで過去に行ったりと忙しい主人公だ。主人公の猫ピートが冬になると夏へとつながる扉を探して部屋中の扉を開けさせるところは個人的には猫かわいいなと思った。 小説ほど2000年代は便利じゃないな。過去を懐かしがる気取り屋がいるって書いてあってたしかになと。未来はいずれにしろ過去にまさるのだから過去を振り返ってクヨクヨしない方がいいんだな。

    0
    投稿日: 2024.09.18
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    ついに読めた、夏への扉 翻訳なので言い回しや表現がオシャレすぎてク〜ッ!ってなる おおまかなストーリーは知ってる気持ちだったけど、想像してたのと全然違って、最後まで展開読めなくておもしろかった! 絶望しても希望を捨てずにやれることをすべてやっていく主人公が良い。ひとつの希望として描かれてる相棒猫のピートもとても良い。そして、愛すべきリッキー!ああ、この2人が愛を信じ続けることができて本当によかった。 寒い冬でも、夏への扉を探し続けること。

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    投稿日: 2024.09.18
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    面白かったけど好みじゃなかった!ストーリーがというより、癖が強い書き方が気になった。でも面白いからおすすめ!

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    投稿日: 2024.09.11
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    会社を乗っ取られ婚約者も取られた主人公。コールドスリープという技術で未来に行き… めっちゃ有名で、ハインラインといえばこれ、みたいな本なので、読んどくか〜という軽い気持ちで読んだけど、ちょっと自分には合わず。 登場人物に共感したり、魅力を感じたりもなく…エンディングがハッピーエンドだし、人間はやっぱり信用しなくちゃ生きていけないとか、未来は絶対過去よりいいとか、前向きなメッセージは良かったし、ハインラインはやっぱりすごい作家で、その流れるような美しい文章のおかげで読み通せたけども、キャラクターの誰にも魅力を感じないって、結構辛かった。

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    投稿日: 2024.09.07
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    「なんどひとにだまされようとも、なんど痛い目を みようとも、結局は人間を信用しなければなにもできないではないか。まったく人間を信用しないでなにかをやるとすれば、山の中の洞窟にでも住んで、眠るときにも片目をあけていなければならなくなる。いずれにしろ、絶対安全な方法などというものはないのだ。」p340 「ついてくれるわ、きっと。必ずついてくれるわよ。だってお祖母さん、人間はどうしても少しは罪のない嘘をつかなきゃ、おたがいに仲良く暮らしてはいけないって前からいってたもの。嘘っていうものは、悪用しちゃいけないけど、つかわなきゃならないときもあるんですって」p364 どちらも含蓄のある言葉だ。これが現実。  この物語の主人公は、猫のピートだと私は思っている。たとえ核が落とされた世界でも希望を描く。 落とされた側の日本人にはなかなか書けないのではないか?と思うくらいには明るい物語。

    2
    投稿日: 2024.09.04
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     「タイム・トラベルもの」といえば、スティーブン・スピルバーグ監督の名作映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をはじめ、枚挙に暇がないが、その本質的な「面白さ」をストレートに表現できた作品としては、やはり本作が「元祖」といえるのではないか、と感じる。1956年の時点でこれだけ未来の社会における変化(主な舞台である1970年という時代が既に「未来」なのだが)を緻密に考察していることが大きな驚きであるし、その描写に対して、2024年の時点で大きな違和感を感じることがない、というのは感動を通り越して「驚異」ですらある。作者は後年、『月は無慈悲な夜の女王』で自身の未来描写をまさに至高の領域にまで到達させており、それと比較すると本作による未来描写はやや工業技術的側面に偏っている感があるが、もちろんそれが作品の面白さを損なっているということはない。主人公ダニーは技術者であり、本作はダニーの視点から語られているという点に鑑みれば、上記の点にも納得がいくところであろう。また、私たちの実生活において、2000年の時点でどうだったのか、2024年の現在はどうなっているのか、という現実と本作とを比較してみると、「答え合わせ」のようなことができてそれもまた楽しい。  本作はSF小説として知られているが、意外にも本作で使われているSF的ギミックは「冷凍睡眠」「家事ロボット」「タイム・トラベル」の3つしかない。しかし、この3つのギミックが物語を成立・進行させる上で大きな核となっているばかりか、これらのギミックが物語上で過度に主張されるようなことなく、絶妙な「味付け」としての役割を与えられているからこそ、本作は名作たりえたのだと思う。これら3つのギミックをめぐる緻密な描写からは作者の限りなく繰り返されてきたであろう思考実験の跡が読み取れるのであるが、それらは決して本作のメインではなく、本作の面白さはあくまで絶妙なストーリーテリングにある。アメリカではハインラインの名作としては『月は無慈悲な夜の女王』や『宇宙の戦士』が挙げられるようであるが、未来の技術が社会を進歩・発展させるという側面が前面に押し出されていないとあまり面白いと感じられない民族性なのかもしれない。個人的には、本作が幾度か行われたオール・タイム・ベスト投票で常に10傑に入り続けているという事実には大いに納得である。  とりわけ個人的にはダニーの性格や立ち振る舞いが自分自身にそっくりであり、その点は物語への没入感を一層高めてくれた。物語の展開としても、婚約者や同僚の裏切りに会い、失意のまま冷凍睡眠に入ったダニーがその後に見せる活躍と胸のすく結末は、現代の目で見ればよくある話に見えるかもしれないが、私自身はスリリングな展開に胸躍らせながら本作を読み終えることができた。上記の3つのギミックのみしか用いていないにもかかわらず、本作は「センス・オブ・ワンダー」に溢れているが、私が最も興味深く感じた「センス・オブ・ワンダー」はレナード・ヴィンセントだったことを最後に付言しておこう。

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    投稿日: 2024.09.03
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    岡田斗司夫さんのYouTubeで紹介されていたので、手に取ってみました。 SF小説を読むのは初めてだと思いますが、とても面白かった。

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    投稿日: 2024.08.31
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    読み始め、語り口に慣れるまで少し時間がかかった。 慣れる頃には物語も動き始め、そこからは一気呵成。 久しぶりのSF、楽しかった。

    4
    投稿日: 2024.08.25
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    いわゆるSF作品の入り口としての作品。 コールドスリープやタイムスリップなどがでてきておぉと。そしてタイムパラドックスについても少々。 各種ロボットは夢があるなぁ2024年のいま、お掃除ロボットらしきものは登場し(いわゆる誰もが想像するロボットでは無いが)、食器洗い機などもあるが、判断するAIは進歩しつつあるもそれを搭載した自立ロボットまではまだまだかな? そういったSF要素は基本的なもので入り口に立った私を優しく招いてくれた。 物語の筋も分かりやすく、それでいて頭を使わせてくれる事もあり楽しく読めた。 中盤は冗長なところもあり、一旦中断して何か他のものを読もうかと思ったりした。 ただ、終盤は一気に読んでしまった。 ピートがどうなるのか気になって…

    0
    投稿日: 2024.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    SF小説(たぶん)はじめて読みました。 これはオーソドックスなの?? コールドスリープで未来に行ったあとタイムマシンで過去に戻るってなかなかハードですよね。 とにかく読みやすくて、暗く重い要素もほとんどなくて楽しかった! ロバートへ、 2024年現在、68年前に想像されてたよりは文明の発展は停滞しております。

    0
    投稿日: 2024.08.21
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    軽快な文章と、さくさく進む展開、様々な伏線と晴れやかなラスト、どれをとっても凄く好みの作品。 特に主人公の性格、喋り方がすごく良い。大好きな作品です。

    2
    投稿日: 2024.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ロバート・A・ハインライン「夏への扉」読了。 多分、私にとって初海外SF小説と思われる。 冷凍睡眠とタイムトラベルを駆使して、人生大逆転。 過去の伏線回収もスッキリ。 今でこそ世にたくさん出ているSF映画や 漫画やアニメでは、当たり前になってるコンテンツ(タイムマシーンとか冷凍睡眠)。 これが1956年(しかも舞台は1970〜2001年)に書かれたものというのだから、 作者の想像力たるや!唸るしかなかった。 作中序盤早々に、とんでも!な裏切りにあったにも関わらず いろんな人の手をかりて幸せを掴んだダン。 印象的だった言葉が 「結局は人間を信用しなければなにもできないではないか」 過去だろうが未来だろうが、 いつの時代も共通した人間の根底が そこであってほしいよなーと思った。 余談ですが、作中、レオナルド・ダ・ヴィンチがタイムトラベラーだったとかいうくだりは ニヤニヤしましたww

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    投稿日: 2024.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルの透明感からして、清々しい青春SF小説のような話かと想像してしまっていた。 ちょっと違った。 若き(と言っても30歳の)発明家が悪女にたぶらかされて、資産を巻き上げられた上に30年間の冷凍睡眠に処されてしまう話。 中盤くらいまで中々話が進まないし、何がこの物語の読みどころなのか分からず悶々とする。 ただ、読みやすい文章だし、語り口も良いのでするするとは進む。 だが、「で、何なの?」が付きまとう。 復讐に燃えるってわけでもなさそうだし。 中盤以降、タイムリープを交えたダイナミックな展開を見せ始めてからは、序盤のそこここの場面が伏線回収され、おぉミステリ色強の様相。 1970年に冷凍睡眠されて、30年後の2000年に目覚めるという話なのだけれど、あぁそうか1970年に描かれた2000年の話ね、それだと中々技術革新読み切れないよねーと思いきや原作は1956年作とのこと。 描かれる全ての年代の様相、そしてさらにその先の現代のテクノロジーがわかっている中で、ものすごくねじれた世相設定(2000年にして冷凍冬眠からの蘇生が当たり前のようになり、ロボティクス社会。でも食堂に電話帳はあるし、ネット的なものも出てこないし、生成AIなんて影も形もない)が面白かった。 書かれた作品のはるか未来でしか味わえない味わい。 SFってこういう楽しみ方もあるのかと思った。 加えて、タイトルが活きてくる最終盤の情緒深さ。 日本ではハインラインの代表作と言えばで知られる本作だが、実は海外ではそこまで人気ではないらしい。 何でだろう。 未知との遭遇的要素が不足してるとか? 他の作品と作風が違いすぎてるとか? 機会があったら国外での「ハインラインといえば」と言われている『月は無慈悲な夜の女王』とやらも読んでみたい。 個人的には、冷静に考えると裏切られた途端に11歳(だったかな?)の少女に救済を求めた都合の良い30男の話なところにひっかかる部分はあるのだが、まぁ猫のピートの愛くるしさだったり、少女側の気持ちを尊重して良しとしましょう。

    57
    投稿日: 2024.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏が来たので、超有名SF作品である本書を読んでみた。 あらすじを全くみずに読んでみたが、色々な要素の詰まった一作でした。 冷凍睡眠、タイムマシン、ロボット等々、SFとしてよく扱われる設定が王道的かつ面白く使われていました。 また、サスペンス的な要素もあったり、時を跨いだタイムトラベルを用いたミステリーとしても読むことができて、読みやすかったです。 出てくるキャラクターもとても魅力的でした。 トウィッチェル博士をわざと怒らせて、タイムマシンを使わせるシーンは笑えました。 後半に出てくるジョン•ジェニィ夫妻とのシーンは、信用しあえてて感動的でした。 そして愛猫ピートがとにかくかわいい。

    17
    投稿日: 2024.08.10
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    元々「読みたいリスト」に入っていたが、先日読んだ「猫は抱くもの」にその名が登場したので、手に取った次第。 しかして、猫が主体の小説かというと、そういうわけでもなかった。 猫の言動の描写はなかなかに細かかったが、むしろ、タイムトラベルが主軸となった、SF小説。 かつ、復讐劇。 特筆すべきは、本書が1956年に書かれたものということ。 改版を重ねられており、都度、現代語訳的に解釈・記載を改められてはいるだろう。 しかし、原文が起こされたときは、携帯電話やパソコンなんて想像もつかない時代。 そんな中、これほどのアイデアがあったかと思うと、その発想力に驚かされた。

    1
    投稿日: 2024.08.08
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    不朽の名作SFとのことで手に取ってみた。 作品の設定が古いので、いろいろと古くさく感じてしまう。言葉遣いとか。 人語を解するネコのピートは、本当にいい相棒だ。 タイムリープして、同じ時空に自分が二人いて、これどうなんだ?って頭が混乱してしまう。

    8
    投稿日: 2024.07.31
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     1956年の刊行から日本での翻訳バージョンも版を重ね、これだけ長きに亘って読み継がれているのも、色褪せぬ不朽の名作たる所以なのでしょう。    設定が1970年のロスアンゼル、そこからさらに30年後の世界へというSF小説ですが、ミステリー色、爽快さも併せ持つ物語でした。  個人的には、時代の隔たりもあってか、海外文学独特の言い回し、さらには形容や引用など簡潔明瞭さに欠ける文章の冗長さが気になり、話がすんなり入ってきませんでした。  これにSF特有の設定の難解さ、主人公・ダンの(特に前半の)融通の利かないこだわりの強さもあり、読み進めるのに忍耐が必要でした。  ダンは、親友のマイルズ、フィアンセのベルと会社を共同経営していたのですが、経営方針も家庭のことも2人と度重なる意見の相違が表出し、会社乗っ取りと婚約解消の裏切りで、どん底に落ちます。  お人好しのダンでしたが、2人へ怒りの感情をもって宣戦布告をするも、騙し打ちにあい強制的に冷凍睡眠に送り込まれてしまいます。  30年後に覚醒してからの壮大な逆転劇の展開が、本作の読みどころでしょう。  心の中が冬となっていたダン。たくさんの扉から「夏への扉」を探し続けていた‥と、その通りに蘇生した後や過去へ戻ってから、これまで蓄積された情報・経験を基に、次々と手を打って行きます。  また、猫への愛情、心を許した女の子の存在ダンへ勇気を与えて、前向きな行動につながったのは間違いありません。SF要素である過去の自分を救うという形も取りながら、猫とロマンスも魅力的でした。  まさに試行錯誤、全ての扉を試せばそのうちの一つは夏に通ずるのですね。

    72
    投稿日: 2024.07.31
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    映画で観てしまった。 倫理がすごい! これもお騒がせなアイツらでしかない。 ハピエン。 メガロポリスな数理系に感キマ♫ 納得のおはなし。

    0
    投稿日: 2024.07.26
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    SF小説の代表作 子供にもいつか読んでほしい一冊 コールドスリープとタイムトラベル。 SFとしてとっつきやすく出てくる技術も20代になれば理解できるようなものばかりでそれでいて伏線がしっかりとしている。 サイエンスの部分だけではなく小説としても21世紀まで基礎が受け継がれる名作かとおもいます。

    1
    投稿日: 2024.07.25