
総合評価
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powered by ブクログ「夏への扉」は、中高生の間に読むべきSFだ。 タイトルが示唆するように、ハッピーエンドの恋愛タイムトラベルSFだ。 本書なくして、筒井康隆「時をかける少女」という傑作SFは生まれなかっただろう。 中年になって読み直すと、細部にハマってしまい、純粋な気持ちで読むことが出来ない。 中高生の間に読むべきSFと呼ぶ所以だ。 細部にハマった中年の雑感を記しておく。 1.リッキー ティッキー タビー 山下達郎の「夏の扉」は、アルバム「Ride on time」に収められた名曲だ。 扉を開くとそこには煌めく海と限りなく青い空が待っている。 夏が待ち遠しい。 それは、ハインラインの「夏への扉」を知らなくても心に響く。 誰でも耳にしたことのある、その心地よいメロディに乗せて、ハインラインの登場人物たちが歌われているのをご存知だろうか? サビの印象的なフレーズ「リッキー ティッキー タビー」がそれだ。 「夏への扉」を読んだ者には、この歌の歌詞は、完全にストーリーに準じていることが分かる。 しかし、ストーリーを離れて、夏の恋を歌った歌と受け取るのも当然、自由だ。 主人公のダンが、ヒロインのリッキー(最初は少女だ)に手紙を書く時、「リッキーへ」と書くところに、 「リッキー ティッキー タビー」と始める。 「Riki Tiki Tavi」は、「ジャングルブック」に出てくる、蛇を退治するマングースの名前だ。 少女に手紙を書く時に、「リッキー」だけではなく、彼女の好きな「ジャングルブック」を引用して、「Riki Tiki Tavi」と書く。 それを読む少女はつい笑顔になる、というわけだ。 その独特の発音とリズムを、達郎は上手くメロディに乗せている。 そして、呪文のようにも響く不思議な言葉に誘われて、聴く者は夏への扉を越えていく。 2.ピート 山下達郎の歌にもうひとつ、登場するのが「ピート」。 「ピート」は「夏への扉」の主人公の孤独を癒してくれる愛猫だ。 猫好きにはたまらない登場人物(猫物)だ。 「ピート」の本名は、何ともいかめしい「ペトロニウス」。 古代ローマ帝国で皇帝ネロに仕えた側近の名前から取られている。 おそらく「ピート」と名付けた後に、さもそれらしく「Petronius the arbitor」という、歴史の教科書に出てきた印象的な名前を当てがったのだろう。 ということは、ダンは無意識の内に、自分を皇帝ネロに擬していたのだろうか。 (ということは、読者が共感を寄せる、この物語の語り手であるダンは、そんなに純粋で素直な人物ではないことを、問わず語りに語っていることになるのかもしれない) この猫はいつでも、冬でも、「夏への扉」を探している。 それは、主人公のダンも一緒だ。 ペトロニウスは、皇帝ネロの側近にして、美の基準の裁定者だ。the arbiterは「審判者」と呼ばれる。 何を審判するのか? 「美」(美的生活)だ。 ペトロニウスが認めたものだけが、「美」と認められる。 これは日本で言えば、利休だ。 日本のトップ、織田信長と豊臣秀吉に「美」の基準を指し示してみせた男。 ペトロニウスの最後は、ネロに死を賜ることによる自殺だった。 それは、秀吉に死を賜って切腹した利休と同様だ。 だから、「ピート」は、意訳するとすれば「リック(利休)」ということになろうか。 3.ブダペストの「リキ、ヴィキ、ダヴィ」 物語は、タイムトラベルものの古典だ。 書かれたのは、1956年。 ブダペストに駐在していた者にとって、1956年は、ハンガリー動乱の年として、特別な年だ。 共産主義からの自由を求めて若者が運動を起こし、ソ連もそれを許容するかに見えた。 しかし、フルシチョフ•ソ連は断固たる弾圧を決定し、国会議事堂広場に集まった人々は、一斉射撃の銃弾に倒れた。 国会議事堂の周りには、弾痕の痕が今も多数残っている。 その時代を描いたハンガリー映画に「君の涙ドナウに流れ」(原題は、「自由、愛」)がある。 そのヒロインの名前が、Viki。 Tivi と言う友人も出てくる。 ハンガリー人は、名前に-i を付けて愛称とするのだ。 「Riki Tiki Tavi」は「Riki Viki Tivi」であっても良かった。 これで歌っても、達郎の歌は成立する。 達郎の歌が、「Riki Viki Tivi」としか聞こえないのはやむを得まい。 4.1956年/1970年/2000年/2001年 小説が書かれた1956年の著者と読者の視点に立ってみよう。 小説で描かれるのは、1970年と2000年、2001年。 小説が書かれた時代から見ると、近未来と遠未来と言える。 ハインラインがこのSFを書いた1956年、大統領は第二次世界大戦の英雄アイゼンハワーだ。 作者は、ケネディの登場と退場も、ニクソンの登場と失脚も、ブッシュ父子の選出もまだ知らない。 冷戦のヒートアップも、ベトナム戦争の泥沼も知らない。 古き良きアメリカが残っていた時代だ。 だから、冷戦の終結ともいうべき核戦争についての言及はあるものの、基本的には、平和な世界をベースに個人の物語が描かれている。 この小説で描かれた時代と、小説の書かれた時代を現在から振り返ると、どう見えるか? そうした視点は、SFで描かれた未来よりもずっと未来に来てしまった現代読者の特権だ。 現在から見ると、2001年、2000年も、1970年も、1956年も、遠い過去になってしまった。 アメリカ大統領は、2000年、2001年はジョージ•W•ブッシュJr.、1970年はリチャード•ニクソン、1956年はアイゼンハワー。 1980年代に、イモ役者のドナルド•レーガンが大統領になり(「バック•トゥ•ザ•フューチャー」で面白く使われていた)、1990年代に冷戦は突然終わり、それを「歴史の終わり」として、核戦争の恐怖から解放された時代の到来と思うも束の間、2001年には9.11テロが起こり、「テロとの戦争」というネバー•エンディング•ウォーの時代が始まってしまった。 ブッシュJr.はイラクとの戦争を開始し、「先制防衛」という名の、核兵器使用を宣言した。 核戦争の脅威は、冷戦時代よりも高まってしまった。 何故なら、人類絶滅を恐れてどちらも核兵器のボタンを押さない時代の終焉をアメリカ大統領が告げたからだ。 ハインラインのこのSFがリアリティを持ち続けることが、現代の危機の深さを表していると言える。 2010年代に、黒人の大統領オバマが生まれ、オバマに続いて大統領になったのが、ドナルド•トランプだと、タイムトラベルして1956年の作者ハインラインに伝えたとしたら、どんな反応をするだろうか。 5.六週間戦争 本書には「六週間戦争」についての言及がある。 だが、それをみんな体験したことを前提としているので、詳しく語ることはしない。 誰と誰が戦ったのか、誰が勝ったのか、被害はどうだったのか、については、当然のこととして触れられないのだ。 それが、読者の興味を引き立てる。 アメリカの被害については少し語られている。 水爆による攻撃で、ニューヨーク(マンハッタン)は消失している。 その戦争は、1965年頃に起こったことになっている。 この小説では、1965年にアメリカは、日本に次いで第二の被爆国になっているのだ。 歴史的事実から言えば、本書が書かれてから六年後の1962年にキューバ危機が勃発している。 それは、「六週間戦争」という核戦争が、目前に迫った時だった。 40代の大統領ケネディを若造とみくびったソ連のフルシチョフは、アメリカの喉元、キューバにミサイル基地の建設を開始する。 それに対して、ケネディは、核のボタンに手をかけながら、老練なフルシチョフとネゴをしたのだ。 そして、フルシチョフは、ケネディの本気を察して、引き下がった。 この時、人類は破滅の瀬戸際にいた。 人類の運命は、たった二人の政治的指導者の手に握られいたのだ。 そのことを思うと、本書はその破滅の予感を「六日間戦争」として表現したのだと思わざるを得ない。 ダンは、水爆により、母親と妹を失っている。 本書で「敵国」としか表現されないソ連も、アメリカ以上の核の被害を受けたはずだ。 書かれていないが、モスクワも、クレムリンも消滅して、国土は死の灰に覆われている(はずだ)。 「風の谷のナウシカ」に登場する、かつて起こった「火の七日間」という表現は、「夏への扉」で語られた核戦争に触発されたものだろう。 それにしては、ダンの語り口は平穏だ。 それは、アメリカの勝利を示唆するものだが、核戦争の被害についても、大したものと思っていない口ぶりだ。 実際の核爆弾の被害を知らない場合、こういう見方になることを示している。 その意味で、この平穏な語り口が恐ろしく感じられる。 6.2001年 主人公ダンは1970年に冷凍冬眠に入り、一度目は2000年に目覚め、目覚めた後に1970年にタイムトラベルした後は、2001年に目覚める。 2000年から1970年にタイムトラベルしたダンは、歴史の改変を行う。 というよりも、個人史の改変を行う、と言った方が良い。 核戦争を防止するような壮大な改変ではなく、自分に関する過去を、未来の視点から修正するのだ。 そして、再び冷凍睡眠の眠りにつく。 勿論、愛猫のピートも一緒だ。 次に目が覚めるのは、2001年。 当時、21世紀は、輝かしい未来として見えていたことは間違いない。 ダンとピートの目覚めは、「夏への扉」を開くことを意味しているとみなせるからだ。 しかし、現実を知る(作者やダンにとっての)未来人たる我々は、目が覚めたら年のアイロニーを思わざるを得ない。 目が覚めたダンが、目撃しなければならなかったのが、9.11のテロリズムだったからだ。 現実は、SF作家の想像力を超えて、非現実的だ。 現実逃避の冷凍睡眠は何も解決しない、ということだ。 未来に希望を託しても、それを他人任せにしては、何も実現しないということだ。 生きている人間が、現実を直視して、苦しみながら「夏への扉」を探さなければならないということだ。 7.年齢差と経済循環 幼かったRikiは、将来、ダンのお嫁さんになることが夢だった。 ダンは1940年生まれ、リッキーは1959年生まれ。 二人の年の差は19歳。 ダンにとって、リッキーは可愛い子供でしかなかった。 ダンが冷凍睡眠に入る時、リッキーは11歳に過ぎなかったのだ。 ダンは1970年、30歳の時に冷凍睡眠に入る。 リッキーは、ダンに遅れて22歳の時に冷凍睡眠に入り、2001年に目覚める。 目覚めた時、ダンは30歳、リッキーは22歳。 当初あった年の差は解消され、ダンとリッキーは結ばれる。 本書では、1987年に世界大恐慌が起こることになっている。 これは1929年の世界大恐慌から、58年後。 約50年の景気サイクルをイノベーションの循環から説明した「ゴンドラチェフの波」を踏まえた想定だと思われる。 実際の歴史はどうだったのか? 世界大恐慌から約50年後の、1974-5年に石油危機が起こっている。 「ゴンドラチェフの波」はほぼ正確に景気循環を言い当てている。 10年ほどのズレがあるとは言え、小説の中に、景気循環に基づく不況について言及するというのも、小説のリアリティを高めている。
0投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログ3.0点 1954年に書かれた作品とは思えない!と、言いたいけど、当時を生きていた訳でもないし、今の人たちの方が優れてる!って言ってるみたいで、何とも言えないなと。。 未来の技術を言い当ててる作家さんの知識と先を見通す力と未来への希望は、感動すら覚えます。 でも、2024年現在、どんなに技術が発達してもタイムマシンも空飛ぶ車も民間には降りてきてない訳で。。 人間は相変わらず戦争してるし環境破壊してるし、70年という時を経て、更にバカになりつつあります。。 なんか、ごめんなさい。という気持ちになりました笑
0投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログ海外SFに初挑戦。 海外翻訳独特の言い回しや、説明的な文章が多く、少し難しく感じました。 読了に時間が掛かってしまいましたが、ストーリーは楽しめました。 昔の作品なので、当時からする未来と、私達が生きている現代を比べられたり、興味深かったです。
7投稿日: 2024.07.06
powered by ブクログ著者のハイラインがタイムスリーパーとして、2024年の現代に登場したら、どういう感想を持つかな。 「考えていたよりずっと良い世界だ」と言ってくれるかな。。。なんてことを想像してしまいました。
4投稿日: 2024.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ロバート・A・ハインラインによるSF小説の古典。 冒頭で語られるタイトルの由来が素敵で、一気に引き込まれてしまった。 「冬が来るとピートは、きまって、まず自分用のドアを試み、ドアの外に白色の不愉快きわまる代物を見つけると、(馬鹿ではなかったので)もう外へは出ようとせず、人間用のドアをあけてみせろと、ぼくにうるさくまとわりつく。 彼は、その人間用のドアの、少なくともどれかひとつが、夏に通じているという固い信念を持っていたのである」 飼い猫のピートが存在しない夏への扉を探すようにして、主人公・ダンもまた、失いかけてしまったものを時間旅行の中で探し求める。 SF的な巧緻さはあまり目立たず、それよりも、展開が爽快で、キャラクターには愛着が湧き、物語全体におおらかな優しさを感じさせる、とても読後感の良い小説だった。
2投稿日: 2024.06.05
powered by ブクログ名作古典SFとしてタイトルだけは知っていたが初読み。 [新版] ではなく、図書館にあった1979年発行のもの。 扉の情報からは1957年の作品? すると10年以上未来の1970年と その30年後の2000年の科学技術と暮らしぶりへの著者の想像力に舌を巻く。 初めのうちは、同一対象の呼び方が複数(主人公はダン、ダニイ、ダニエル、猫も 護民官ペトロニウス、ピートといった具合)なので戸惑ったが、中盤からはテンポよく読め、意味不明だった状況の伏線が見事に回収されて、痛快に読み終えた。 「未来は、いずれにしろ過去にまさる」という感覚は、ひたすら日進月歩の向上ということではなく、過去への反省を踏まえて紆余曲折もありながら絶えず前進していくものとして肯定したいと感じた。 24-10
1投稿日: 2024.06.05
powered by ブクログこれが1950年代の作品というのが信じられないくらい新鮮な科学技術の描写だった。 「過去と未来が繋がる」というべきか「未来と過去が繋がる」というべきか分からないが、中盤からは読んでいてワクワクが止まらなかった。
2投稿日: 2024.06.02
powered by ブクログ後半の流れは読めてしまうものの、面白い。 SF小説は小難しい話がつきものだけど、この作品はかなりやさしくすらすら読める。 タイムトラベルにありがちな矛盾をさらりと吹き飛ばすところも秀逸。 ラストは爽やかで素敵な終わり方。 ものすごい感動とかはないけどじんわり響く感じで良かったです。
7投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりに夢中で一気読みした。タイムトラベルエンタメ、面白い! だいぶ昔の本で、当時の未来が今の過去だけど、生き残っているものはやはり理由があるな。SEはずっとノータッチの分野なので、これから他のも読んでみようかと。良かった、出会えて。
1投稿日: 2024.05.21
powered by ブクログ序盤のイライラからの終盤のパズルのピースがはまって行くような気持ち良さが、堪らなかった。 良い本は時間を超えますね。
1投稿日: 2024.04.28
powered by ブクログ古典的なSF小説、昔読んで面白かった記憶があったので再読。1950年代に書かれた、1970年代という未来が舞台で、そして2000年代という未来にタイムスリップする物語なのだが、古臭さを感じさせないところがすごいと思う。一人称で描かれる主人公に都合の良すぎる展開という感じがしないでもないが、でもさすがは名作といわれる作品だと思った。そして古典的名作にありがちな読みにくさもないので、お勧めしたい作品。
7投稿日: 2024.04.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
リッキーが都合いい女すぎて。主人公にていよく宛てがわれた女って以外人となりが分からなかったな。でも分かりやすいストーリーと分かりやすいハッピーエンドで楽しく読めた。
0投稿日: 2024.04.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
王道的な物語展開と優しい終わりが夏というタイトルにあっていた。 読後感としては夏より梅雨のイメージだけれど。 改めてバックトゥザ・フューチャーが影響を受けたというのも頷ける。 ピートの生き方を自分のペットにも準えたくなる。そういうワクワクがあった。
0投稿日: 2024.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
リッキィと結婚…?と思ったが、まぁ1950年代の価値観と考えると、あまり違和感ないか 15くらいで結婚に出されるもんね ダニィのキャラがよく表れていて、向こう見ずに過去に行こうとするのも分かる ニューディストの所とかワクワクするね、ピートはどうなっちまったんだ!?とずっと不安だったから良かった 日本語版、とても読みやすかった、そして軽調な感じが英語を読んでいるみたいで、素晴らしかった 逆に英語で読んでみたいと思ったけれど、相当照準を合わせてくれてるんだなと ダニィのキャラがとにかく良くて、読んでて楽しかった あと皆良いキャラだね
0投稿日: 2024.04.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こんなにおもしろいSF作品が 1956年に出版されてる事実が一番の驚き! いろんな作品で見たことあるSFが あれもこれもでこの作品が元祖なんだと思うと 生涯で絶対に読まないといけない作品。 登場人物でサットン夫婦が最高!! 約70年も前の作品だからホントに 仕方がないと思うけど11歳のリッキーとの やり取りはロリコンのそれに感じて 恋愛に関してはずっと引いた目線で読んでた。 自分の読み込みが甘いせいか、ベルに裏切られて 好きって言ってくれてる11歳に行くのは ちょっとなぁ〜って感じ。
3投稿日: 2024.03.21
powered by ブクログ最近のSFを読んでいるためか、新鮮さはなく、主人公の言動が気になってしまった。ただ発売当時を思えば、未来の描写は斬新で面白いものだったのだろうと察せられた。
2投稿日: 2024.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・感想 今更超有名古典SFを読んでみた。 時間旅行、過去改変もの。 50年前だけどルンバ(のようなもの)が出てきたり、作者の考える2022年の技術にはまだ追いついてないけど、着実に「SFで描写される未来」になってるんだなと思った。 あとはネタバレありの率直な取り繕わない感想。 50年前?の小説を今の価値観で判断したくはないけども割と辛口 。 ご都合主義ロリコンSFって呼ばれてるの知って笑ってしまった。 個人的にはロリコンっていうか大人の女性に裏切られたせいで、家族に恵まれない11歳の無垢で世間知らずな未熟な少女としか向き合えない卑怯な人間って感じがした 。 良い話風に苦難と時間を乗り越えてロマンチックに結ばれた二人、みたいにして終わってたけど …いやいやいやいや、全然そこまで惹かれあってる描写無かったけど?! それかわたしが穿って読みすぎて読み取れなかったか…。 リッキーという存在自体が主人公のための都合のいい存在だというのは分かってはいる。 とはいえ雑に都合のいい存在との恋愛描写入れられると突っ込みたくなるし、カタルシスが全くない。 21歳というこれから(主人公のお陰で)お金が手に入って、色んな経験して、視野や人間関係が拡がって楽しく生きていけるようになる年齢なのに。 むしろ彼女がその年齢になってもコールドスリープした方がマシだって思ってしまう環境にいたことについて何とも思わないのだろうか? 29歳の冴えない幻想のオッサンに縋って冷凍睡眠するしかない環境で生きてきたリッキー不憫だな、と思いました。
0投稿日: 2024.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前から気になってた本。 でも、気になっておいて「やっぱり読むのやめようかな」ってなったけど最後まで読んだ。 ベルとマイルズのやってる事は悪い方。 最後はリッキーと一緒になれたから、これからもリッキーと幸せになってほしい。
2投稿日: 2024.03.02
powered by ブクログこの作品が1956年発表されてる驚き、現代とは違うけどこれだけ未来が明るいと思える作品はない。 前半の主人公の状況と、後半から大きく進展していく展開が面白い
7投稿日: 2024.03.01
powered by ブクログピートの「ナーウア」鳴き声可愛いなぁ! 私の中でSFといえば時をかける少々だが、それを超える作品かなって思った。
1投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログ爽やか!夏の風を感じたくなる本。そして猫を飼いたくなる。 海外文学の翻訳版ってなかなかとっつきづらいと思ってしまうものが多く尻込みしていたんですが…お茶目な文体(特にピートの猫語)が多くて割とスラスラ読めました。 忙しくて一気読みができなかったのであまり伏線とかちゃんと理解できなかったのが悔やまれます。 それでも全体的にテンポ良くサクサク進んでいくし、主人公が淡々と前を向いて進んでいくので読後感もスッキリ。 良い意味でご都合主義的なストーリーだったのも読後感の良さに繋がってるのかな〜と思いました。こういうのもいいですよね。 1956年…今より約70年前に書かれた小説だと思うとびっくり。その頃よりも今は素晴らしい未来になっているんでしょうか。 未来は素晴らしいものだと信じて疑わない主人公の言葉が印象的。 技術者ならではの視点なのかな、と思いつつ、より良い未来にしていくための努力は忘れないようにしたいな〜。
0投稿日: 2024.02.22
powered by ブクログ久しぶりの海外文学 翻訳感が読みにくくて避けていたけど、古典的なSFということで読んでみたくて挑戦した 初めは説明が多く、なかなか世界観に入り込めなかったけど途中から一気に面白くなった タイムリープしてから無くなった車や、リッキィが一緒にいた相手等一気に伏線回収された感があって良かった!
1投稿日: 2024.02.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1956年に発表されていた作品だったとは…。 30年という歳月は残酷…だな。30年後のベルが出てくる場面からは一気読みでした。 あの場面がこう繋がってこうなって…と伏線が回収されていく様が面白かった。 未来は明るい!といいな。
8投稿日: 2024.02.07
powered by ブクログ通学中の電車で隣の人が読んでいたから気になって読んでみた。なのでSFの名作であることを知らずに読んだ。 不遇な人生をコールドスリープとタイムマシンでやり直すのはありきたりだと感じたが、王道な展開はやはり面白いと思った。 機械系のエンジニアを目指す身として、主人公のような技術者としての素養がほしいと思った。
2投稿日: 2024.02.06
powered by ブクログ正直、、おもんないす。 コールドスリープとタイムマシンを使って主人公が人生を再興させるお話。猫はあんま関係ないよ。
1投稿日: 2023.12.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
凍えるような寒さを打破するため、そんな状況を溶かしてくれる夏への扉を技術と情熱を駆使してこじ開けていく話。 冷凍睡眠と時間旅行によって1970年と2000年を往来し奔走する。人間嫌いでもこっ酷く裏切られたり時代に取り残されたりすると、孤独を感じて繋がりを求めたくなる。また新たに出会った人を信じる。 過去より未来がより良いものだという確信をもつこと。努力の継続と技術の進歩、負の遺産を引き継ぎ同じ過ちを繰り返さないという歴史が未来へと続いているから。 ピートはハインラインの愛猫ピクシーがモデルで、ネロの側近ペトロニウスから名前を取っている。ピクシーはいたずら好きな妖精、ペトロニウスは優雅の判官とも呼ばれた快楽主義者、猫の気質をよくあらわしている。 "彼は、その人間用のドアの、少なくともどれかひとつが、夏に通じているという固い信念を持っていたのである。"、めちゃめちゃ可愛くてキュンとした。ダンとピートの哲学。
4投稿日: 2023.12.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
名作SFだけなのは納得の内容で、大満足です。時空の行き来きの仕様や制限などと、主人公の心情との描写のバランスがとてもよかった。旧訳版も読んでみたい。
1投稿日: 2023.11.22
powered by ブクログSF小説初心者でしたが、愉しく読むことができた。 途中でだれることなく、久しぶりに読むのが楽しみになった物語である。 評論家やその他優秀な読書家達のような文章で表すことができないのが悔やまれるほど良い。 胸がすっきりかつ読了後に拍手がでたぐらいだ。
4投稿日: 2023.11.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
昔読んだ作品を新版ということで読み直しました。(勘違いしたのですが新訳ではなかった…) 主人公のダンは、優秀なエンジニア。しかし、婚約者のベルと親友のマイルズに騙されて、発明の成果を奪われ、30年後の未来にコールドスリープで送られてしまう。 ダンは未来において目覚め、生きていくために苦闘し、そして愛するリッキーに結ばれるために2度目のタイムスリープに挑む。 今回は30年過去に戻り、リッキーを冷凍睡眠させてさせ、そして自らもまたコールドスリープに飛び込む… やがて二人は30年後に目覚め結ばれる。無論、親友のピートも一緒に。 正直、主人公がリッキーを好きになる過程など脈絡もないけれど、夏への扉を探すピートの逸話や、未来に希望を求めて時間旅行に挑み続ける主人公の精神などは胸を打つ。 SFが輝いていた時代の名作です。 夏への扉。それは開けたら輝く夏のような世界が待っている、未来へのそんな無謬の期待。 「彼はいつまでたっても、ドアというドアを試せば、必ずその一つは夏に通じるという確信を、捨てようとはしないのだ」
5投稿日: 2023.11.04
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1957年に書かれたとは思えない不朽の面白さ。 冷凍睡眠(コールドスリープ)と時間旅行というSF要素を組み合わせた、未来への希望を感じさせるハッピーストーリー。 恋人のベルや仕事の相棒のマイルズに裏切られた主人公のダン・デイヴィスだったが、トウィッチェル博士や弁護士のジョンと妻のジェニー、そして何より猫のピートに助けられ、過去と未来を行き来しつつ奮闘する。 ―これはすごい、これこそ技術というものだ。ひとの発明を盗んだなどというものじゃない。天才の仕事だ。ぼくは慌しく書類を繰った。この天才の名前を一刻も早く知りたかった。そしてその天才の名は―”D・B・デイヴィス”と記されていたのである。 ―ぼくはかつて共同で事業をした、そしてものの見事にだまされた。が―――なんどひとにだまされようとも、なんど痛い目をみようとも、結局は人間を信用しなければなにもできないではないか。 ―「そしてきみが二十一になったとき、もしきみがまだぼくたちに会いたいと思ったら―そのときは、きみも冷凍睡眠に来ればいいんだよ。そのためのお金は、もう十分たまっている。そして、きみが目を覚ましたら、ぼくがちゃんとそこに待っていてあげる。ピートとぼくと、二人で待ってるよ。約束するよ、げんまんしてもいい」 ―過去は非常の場合だけだ。そして未来は、いずれにしろ過去にまさる。誰がなんといおうと、世界は日に日に良くなりつつあるのだ。人間精神が、その環境に順応して徐々に環境に働きかけ、両手で、機械で、かんで、科学と技術で、新しい、よりよい世界を築いてゆくのだ。
0投稿日: 2023.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
嗚呼っ、ハッピーエンドで良かった泣 ベルとマイルズに騙されて1度目の冷凍睡眠からピートがどうなったのか気になって気になって仕方がなくて中盤からずっと耐えられぬ気持ちを抱えて読み進めた。再会できて本当に良かったありがとう!!って胸が熱くなった。 リッキーと再会したことも未来で結ばれたことも素敵だけど何よりピートがまた大好きなご主人様とリッキーとで生活できるようになったことの方が嬉しくて穏やかであったかい余韻が残る、素晴らしいお話でした。
1投稿日: 2023.10.08
powered by ブクログ内容的に言えば、現代で読むと感想が「普通・珍しくないな」になってしまう。が、忘れてはいけないのは【60年も前】に書かれたものだということだ。文化女中器においては少しでも女性の家事全般の負担を減らす目的で作られたという着眼点に驚いた。当時からそういった価値観なのか、それとも著者の考えなのかは分からないが当時の日本でこれを読まれた読者はどう感じたのだろうか。 あとはピートがもっと出てくるのかと思ったけど、あまり出番がなくて残念だった。
20投稿日: 2023.10.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
随分前に一度読んだが、大好きな作品。映画鑑賞を機に再読。 舞台となった1970年代も、本作の発表時には未来の出来事。そして2000年代へ。 既にそこからも20年以上経ったが、タイムマシンもコールドスリープも実現していない。 それでも、本作の面白さは褪せない。ダンの未来への前向きな姿勢が物語を引っ張る。
1投稿日: 2023.09.21
powered by ブクログすっきりしたー!!読後の爽快感がたまらない! 1970年を生きるエンジニアのダンは親友と恋人に裏切られ、飼い猫のピートも発明品も何もかも奪われた挙句、冷凍睡眠で30年後の2000年へ送り込まれてしまう。失ったものを取り戻すため、ダンはある決心をする、、、
0投稿日: 2023.09.19
powered by ブクログタイトルに惹かれて読んだ。夏が終わる未練だ。 中盤らへんではこれTENETじゃんと思ったけど、読み終わってからだとBack to The Future とかAvengers EndGame、ハリーポッターとアズカバンの囚人を思い出した。時は常に未来に向かって進むもので、過去のある時間に戻った、ように見えてもそれは「過去に“行く”」という動作であり時間を巻き戻したわけではない。
1投稿日: 2023.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初から半分くらいまで、悪女許さん!ってなるSF小説ってなんだよ。 ってなってたけど、後半からの怒涛の展開でベルはあくまでも前菜だったことが分かり、全てを許した。大きなカタルシスのためには大きなイライラが必要なのだ。大いなる力には大いなる責任が伴うってやつだな。違うな。 1956年に書かれた本作にしてみれば2000年なんて相当未来だったんだろうが、今ではもう20年以上前… でも作品内で描かれている世界では、2000年どころか序盤ですらところどころ今を超える技術(というかダンがおかしいだけな気もするが)が結構あるし、2000年の世界ではもう圧倒的未来感がある。PC周りだけは現在の方が上ではあるが。どちらかというと、ここまで年代に差があると、SF作品というよりはパラレルワールド作品として楽しんだほうがスッキリする。 しかし、コールドスリープして未来に行ってまた色々やる、で終わりかと思いきや、そこからまた過去に戻ってまたコールドスリープして… 忙しっ!どっちの技術も完璧じゃないのに無傷で良かったな。 タイムスリップで同じ人間が二人存在してしまうことによるパラドックスだぁ?そんなこと知るか!と言わんばかりに「自分」が普通に存在していることで成り立つトリック、気持ちいい! サインをしたはずがない自分の名前が記されている、自分が作ったとしてか思えない発明品、なぜか同様にコールドスリープしていた姪と、その姪と一緒にいた謎の人物、しかも追っている内に姪は結婚してしまった!など、様々な謎と絶望を味わわされ、読者と一緒に困惑したまま、いっそやぶれかぶれに過去にタイムスリップしたダン。 ほんとにタイムスリップできるのかよ!という驚きを尻目に、全てを理解しているかのように開発しまくるダン。そこで読者もじわじわと「そういうことか…」と気づいてきてあとはもうカタルシスまみれ。 しかし、金がちゃんとお金になったのもそうだが、ヌーディスト夫婦に見つけてもらったのが相当運が良かったな、ダン。 パラドックスについては一応、物語の最後の最後に、思い出したかのように説明してはいたけど、まあもう過ぎたことですし… あと、未来に行った時点ではもうピートはさようならかと思ってたので、過去に戻ってピートと再開してちゃんと一緒にコールドスリープ(しかも破産した方ではなく、まだ生き残っていた方の会社で)する流れではもう外人4コマみたいな心の姿勢になってた。よっしゃーキター!って感じ。やっぱ猫なんだよなぁ。 物語の最初で、ピートが冬になると外の景色を見てこの扉は冬じゃないか、「夏への扉」をよこせと言ってくるというのもとても良かった。 しかし、未来では価値が下がった金を大量に買って過去に戻るというやりかた、別の作品で見たことがあるな… 元ネタはこれだったのか。
3投稿日: 2023.09.10
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あらすじにも「永遠の名作」とあるように、SFの中では有名なハインラインの小説。夏も終わりかけの時期だがまあ読んでみようかと思って読んでみた。あまりゴツいSF描写もなく、ストーリーも明快なのでかなり読みやすかった。しかし正直言うほど名作かなと思う感じもするが。 ところで、読み終わってまず思ったことだが……… …これ、「タイムトラベルロリコン小説」では!?!?!?
2投稿日: 2023.09.10
powered by ブクログ表紙に猫や犬が描かれている本を読みたいと思っていたところ、フォローさせていただいているひろさんが『とても読みやすかった』とレビューを書かれていましたので、読んでみました。 毎度ながらなのですが、説明が多い第1章について行けず、今回こそ中断しようかな、と思ったのですが、もう少しだけ、と思って読んだら、面白くて一気読みしました。『とても読みやすかった』です。 猫のピートを最も愛しているダンは、共同経営者である恋人と親友マイルズに、裏切られ、二人に会社を乗っ取られた。傷心のダンは寝て忘れたくてピートと一緒に30年の冷凍睡眠をすることにする。気がかりは自分を気に入ってくれていて、かつ、ピートを可愛がってくれていたマイルズの娘のこと。30年の眠りから覚めたダンは… ダンは頑固で真っすぐすぎるところがあります。それが周りを苛立たせもしますが、読んでいてスカッとします。 11歳のリッキーに注ぐ愛情もダンの真っすぐさとピートをワンクッション置くことで自然に書かれています。 原作は1957年、翻訳版は1958年が初版。1970年と2000年を舞台に書かれています。出版当時は近未来ものとして面白かったと思います。今読むと、65年前にこういう社会を想像してたかのか、と、比べられるのも大きな魅力の一つです。 人を信じる気持ちや、猫を愛する気持ちは当時もこれからの未来はずっと変わらないのだろうと思います。ずっと変わらないものを書いているから65年経っても面白く、これからも読み継がれる物語なのだと思います。
32投稿日: 2023.09.09
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海外的な言い回しと専門的な用語が沢山出てきて少し読むのに苦労した。あとたくさんの登場人物の名前が省略されたりされてなかったりするからこれ誰だっけ?となり入り込めなかった。 21歳のリッキーには周りに友達とかいなかったのかな、周りと繋がりがあれば少しコールドスリープを思いとどまったりもすると思うけどな~。しかし30年後確実に待ってるであろう人を置いてけぼりにはできないか。 それから序盤でピートが死んでしまうのか酷い目に遭わないかハラハラしたが、最終的にはハッピーエンドを迎えられてよかった。 タイムトラベルって色々考える余地があって面白い!
3投稿日: 2023.08.30
powered by ブクログ前に読んだ「配達あかずきん」の第4話で『数多いSF名著の中でも、叙情的だが甘すぎず硬すぎず、人気投票では決まって上位をキープする不朽の名作』と紹介されていたので、これはと思って買ってみた。 皆さんのレビューを見て、初出1956年(!)ということに気がついたが、そこに描かれた未来の姿には夢が溢れている。既に1970年も2000年も過去になってしまったが、今読んでも面白く読めるのだから、当時としてはどれだけモダンな話だったであろうかと思う。 最初のほうはいく分とっつきが悪かったのだが、ダンがマイルズとベルの二人に騙されたところからがぜん面白くなった。 冷凍睡眠とタイムマシンを使って二つの時代を行ったり来たり、多少うまく行き過ぎという感じはするが、ダンが自分の知力と気力と行動力をフル回転して望ましい未来を手にしていくまでが楽しめ、読み終わった後もそこはかとなく漂う余韻が心地良かった。
47投稿日: 2023.08.25
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SF特有の難解さと海外文学の言い回し、さわりの冗長さに心折れかけたけど中盤から面白くなってきて良かった。リッキーを都合のいい存在として扱いすぎでは?という気持ちもあるけど人の心の移り変わりってそんなもんだよなとも思う。サットン夫妻が聡明で暖かくて良かった。私が人の善性を好きなのかもしれない。
3投稿日: 2023.08.25
powered by ブクログ冷凍睡眠で時間を越える設定にはワクワクしたり、まさかの時間旅行にびっくりしたり、面白いストーリーだった。が、電気製品や機械設備に興味があればハマるのだと思うが、それほど興味がない身からすると、製品の制作に関する部分が割と多いので、それ程引き込まれていかなかった。
0投稿日: 2023.08.22
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古典SFですが今(2023年)読んでもなかなか面白い作品だと思いました、しかし以下の2点が読む人によっては受け付け難いものがあるかもしれません。 ①英語と日本語の名前に対する文化の違い ②年少者を恋愛対象としてみる事に疑問を抱かないか ①に関してですが英語圏ではレベッカをベッキー、クリストファーをクリスのように愛称で呼ぶ事が一般的なようです、しかしそれはこの作品に限った話ではありませんがこの作品ではそのような場面が多く感じます、その為同じ人物でも場面により『デイビス』と呼ばれたり『ダン』『ダニー』と呼ばれたりたりします、これになれていないと『デイビス』って誰だっけ?となったりします、その上ダニエル・ブーン・デイヴィスをD·B·デイビスと略したりする文化もあるようで…。 問題は②です、物語中盤から終盤にかけて主人公は友人の娘それも『11歳』の少女と将来的に結婚しようと画策します…まぁ今の感覚で言うとなかなかやばいと思います、いくら仲の良いおじさんと姪のような関係で過ごしていて「将来おじさんと結婚したい」と言われてもそれを実行に移してしまうのにはどうなんでしょう。
0投稿日: 2023.08.20
powered by ブクログとても読みやすく、物語に一気に引き込まれて読み切った。 技術的な考え方が書いてあったが、とても共感できる考えだった。調べたら本人は技術者だったとのことで、納得した。 これが1956年に初版が出版されたとのことで、この方の想像力に驚かされるばかり。
0投稿日: 2023.08.19
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初めてのSF作品。読む前は初めてのSF作品だし翻訳されたものだったから、ちゃんと物語に入れるのか心配だったけれど、そんな心配は全く必要なかった! 面白くて次の展開が気になりすぎて、気が付いたらこんな時間になってたってくらい、この物語に没頭した。 マイルズとベルのせいでダンとピートが一緒に冷凍睡眠できず、未来に行ってもピートの行方がわからなかったからものすごく悲しくなって、それと同時に2人を許さない!って気持ちにもなった。 これからダンは2人にどんな復讐をするのかなってワクワクしてたら、マイルズは1972年に亡くなってるし、ベルは変わり果てた姿になってるしでダンが復讐するまでもなかった。 じゃあこれからどういう展開になるんだろう?ってページを捲る手が止まらなかったし、ここからの展開が本当に読んでいて気持ちよかった! 伏線がとても素晴らしかった...読むの楽しすぎるやろ...。 最後はとにかくハッピーエンドだけど、最初のダンがあまりにも可哀想で、特にピートと離れ離れになってしまったのが個人的には辛かったからハッピーになってくれてよかった。 他のSF作品も読んでみたい!
9投稿日: 2023.08.16
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SF小説の名著と呼ばれる本書。 確かに冷凍睡眠や時間旅行が主なテーマになっていてSF要素がふんだんに盛り込まれている。 主人公は天才的な機械工学の技術者で、猫のピートを愛しながら親友と共に会社を立ち上げて開発した製品を上市して会社を大きくしている所だ。 そんな折、非常に魅力的な女性が事務員として応募してきたのをきっかけにおかしな方向へ人生が進んでしまう。 なにもかも嫌になった彼が選んだ手段が冷凍睡眠であり、未来に賭けることにした。 というような話。 設定としては魅力的であるものの、主人公が技術オタクであり人間的な深みを感じさせなかったせいか振る舞いが浅薄に感じられて白けてしまった。 またラストもあまりに御都合主義で、主人公がこうあってほしいという願望が非現実的にすべて叶っており稚拙だと感じてしまった。 とは言えども、SF小説なのに株式や起業の仕組みなどもがっちり織り込んでいるところもさすがアメリカの小説だと思った。 いっても仕方ないが、やはりアメリカと日本では技術者の地位が大きく違うよなあとも感じた。(ここまで熱烈に技術を追いかけられるのも凄いなとは思うが)
0投稿日: 2023.08.13
powered by ブクログSF作品はあまり読まないのだが、SF小説にゾッコンな姉から勧められ、古典的SFの名作としてその名は知っていた本作品を読了。 タイムリープ系はもっと複雑で追えなくなるかと思ったが、そんなこともなく私の理解の範疇だった。 多少混乱するかもしれないが、ぐるぐるしすぎることはないので、SFを食わず嫌いしている人にはもってこいかもしれない。 前半は少しヤキモキするかもしれないが、後半のスピード感は気持ちがよく、小説的に終えるそのラストも、SF初心者の私にはよかった。 印象的なのは、過去より現代、そして未来にすごく肯定的なことだ。 「未来は、いずれにしろ過去にまさる」 「誰がなんといおうと、世界は日に日に良くなりつつあるのだ」 Scienceとは、Technologyとは、そういうものであって欲しいと私も切に願う。 ピートが扉のどれかが夏に繋がると信じ、その確信を棄てなかったように、私たちも扉を開き続けなければならない。
0投稿日: 2023.07.30
powered by ブクログ前半フラストレーションが溜まり、後半につれて、ずれた時間軸が合っていく感覚はタイムリープものの醍醐味ですね。これも例外ではなくとても楽しめました。
1投稿日: 2023.07.30
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不朽の名作たる所以を感じた。 読後の何ともいえない清涼感。 ダニーのキャラクターが魅力的すぎた。 嘘の意味について一番しっくりした形で教えて貰えた。
0投稿日: 2023.07.30
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コールドスリープ、タイムマシン、ロボット、SFとしてすごい良かった。 騙されて全てを失った主人公が無事にハッピーエンドを迎えられて良かったと思う。 ピートかわいかった。作者さん猫好きなんだろうな
0投稿日: 2023.07.29
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タイトルに惹かれて読みました。 SFの未来技術の描写は好きでない。タイムトラベルの描写もいまいちで都合の良いヒロインにも辟易とさせられるが、ハッピーエンドで読後感は爽やかでした。
2投稿日: 2023.07.26
powered by ブクログ前半、主人公に対して「なんて間抜けな」と腹立たしく思ったりもしたが、次第にハッピーになっていく様が心地よく、とてもハッピーに読み終わりました。 とてもラッキーに救われた「都合のよい展開」ではあるのだけれど、30年後の現実に裏打ちされた、成る可くしてなった、という解釈ができるので、50%のギャンブルではなかったか、と思い直してスッキリです。
0投稿日: 2023.07.16
powered by ブクログめちゃくちゃおもしろくて、一気に読んでしまいました。話の大筋だけ聞くと、ありがちなSF作品に感じられるかもしれませんが、何も知らずに読むと、先が読めずに、どんどん話に引き込まれていきます。 前半の壮絶な主人公の裏切られ方、それに対する後半の展開がたまりません。どんな状況になっても、どこか前向きな主人公に好感が持てます。
6投稿日: 2023.07.07
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SFを勉強しようキャンペーン中。 昨年現代日本版で映画化されたので記憶に新しい。 猫と夏の話だと思っていたけど、その要素は少なめ。でもタイトルの意味がわかると非常にエモい。そういう意味か〜!猫のピートかわいい〜!となる。 仲間と恋人に裏切られ、なにもかも無くした主人公がコールドスリープで眠り、30年後に目覚める。彼は、ピートを、自分の宝物を取り返せるのか? 過去と未来を行き来して、全ての伏線を回収する手際の良さ。面白かったけど、悪役のやってることが(薬を盛ったりとか)えげつないので、小学生にはすすめられないかも…と思った。中学生以上かな。
4投稿日: 2023.06.24
powered by ブクログ猫好きの哲学者が多いのは、このハインラインの本に出てくる愛猫ピートのせいではないか? 永井均さんは哲学にはSFから入ったと言っているし、青山拓央さんは『タイムトラベルの哲学』で、確かハインラインを読んだ形跡がある。入不二基義さんは猫と一緒に写った写真を載せている。 確かに面白い本だと思う。永井均さんが言っていた通り、1人でなく、世界そのものがタイムトラベルしてもいいではないかと言っていのが、よく分かった。1人では孤独に耐えられない。あと人でなく郵便やウイルスをタイムトラベルさせた方がいいと思った。それらは孤独を感じないからだ。悪用されたら大変だが。 私はお話としては面白く読めたが、どうも小説の進む時間と個人の進む時間の乖離を感じた。本来であればエンドレスに繰り返すはずなのに、1人の私を犠牲者にすることで、もう1人の私がいい思いをしてハッピーエンドというのは煙にまかれた感じがして仕方ない。 それから、一言させてもらえるなら、未来とされている2000年は今となっては過去の話になっている。ついでにいえば、『夏への扉』が描く世界に対して、今現在、技術的に達していないということだ。 いずれにせよ、技術者の見せ所を見させていただいた気分だ。もし、ただの人が未来へ行ってみても、つまらないだろう。技術者がこの話では重要であるのは間違いない。もしかしたら、技術者の夢物語を読んだのかもしれない。そう、ハインラインこそ天才的な技術者だったということだ。
1投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログ夏と猫がメインだと思っていたらどっちの要素も思ったより少なかった 終盤に行くにつれて少々雑にまとめていった印象 この高いクオリティの作品が1956年に書かれた作品というのは非常にびっくり 物語は王道のSFもので読後感も爽やかで良かった
1投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログSF小説の参考図書として手に取りました。 コールドスリープに至る流れや最後のまとめ方は好きですが、ヒロインとの関係がややご都合主義的でウーン⁇となり星マイナス1でした。 ストーリーそのものは綺麗に着地する良作です。
0投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログ繰り返し連続3回読んだのはこの本が初めて。 何十年か前に書かれた未来の世界のお話だから、その未来の世界がちょうど今ぐらいな感じ。描かれた未来の世界を答え合わせしてる感じが楽しい。 なによりネコを尊重してるのが一番良い。「未来の世界」「SF」ってなんとなく無機質な雰囲気があるけど、このネコのピートの存在というか、主人公がピートを一人の(一匹の)仲間(友人)として尊重していることがお話を感情豊かに、とてもオシャレなお話にしていると思う。
6投稿日: 2023.06.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典SFが読みたくなり、選んだ作品。 今読むとやはり古臭いところが気になるが、それでもそれなりには楽しめる。 映画好きだとバックトゥザフューチャーが頭にちらつき、プロットはそれなりに早い段階で見当がつく。 それ以外にも、宇宙物ではないSF映画はこれが原典かな?と思われる点が散見する。
0投稿日: 2023.06.06
powered by ブクログ◆SFの王道に猫を添えて…◆ 家のどこかに夏へ通じる扉があると信じる飼い猫のピート。そんな彼と発明を愛する主人公のダンは順風満帆な人生を送っていたが、ある日すべてを失った。絶望したダンは愛猫とともに冷凍睡眠で未来へ行く決意をする。 SF好きにはたまらない世界観が魅力的です。また、猫の特徴や性格がしっかりと描写されており、愛くるしさが際立ちます。読後の爽快感も抜群なので、スカッとしたいときに読んでみてください。
0投稿日: 2023.06.05
powered by ブクログずっと読みたかった本作をやっと読了。出だしは 全くSFらしくない。ロボットが出てくるけど、それだけ。アップル社の創業の話かと思った。 冷凍スリープとタイムマシンで復讐を図るための前振りだっだけど、そんな事よりも、この作品は題名が全てでしょう。 「夏への扉」もうこの言葉がいつどんな場面に出てくるか?だけです。 本なんて半分以上題名で買うよね?
1投稿日: 2023.06.03
powered by ブクログオーソドックスなタイムトラベル物語だと思うが、設定がシンプルでストーリー性があるので面白い。 技術者であるダニーは発明が大好きで、職人気質な部分がある。一方で、純粋な気持ちも併せ持っているので、人間味が感じられる。 ストーリーはダニーの純粋さにつけ込んで、親友のマイルズと恋人のベルに裏切られるといもの。共感してしまうシーンが多く、のめりこんで読んでしまった。 ピートがダニーのために奮闘するシーンでは、ダニーの事を慕っていることが伝わる。ダニーもピートのために習性を理解して、触れ合うので、心が温まる。一緒にコールドスリープに入ろうとするのも、子供のような発想で感動した。 ジョンとジョニー夫妻の手助けにも感動である。普通は、空から降ってきた異国人を誰もたすけようとしない。そのため、夫妻の余裕が感じられる。私もこのくらいの態度で人と接したいものだ。
1投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お人好しで技術オタクのダンのどん底からの見事な逆転劇が爽快感のあるSFでした ダンの性格がめちゃくちゃ好きしかなくて、読み進めるたびに、がんばれダン!がんばれダン!ってずっと応援したくなるようなお話でした ザ・SFって感じの分かりやすい要素を全部詰め込んだようなお話はすごく読みやすかったです
0投稿日: 2023.05.20
powered by ブクログタイトルの夏への扉というのは、理想の世界に繋がっている扉(ただし実在はしない)というややこしい存在だけれども、主人公は夏への扉に向かって突き進んでいく。 タイムスリップの理論は、現代からしたら古いかな、と思うところはあるけどもテンポよく読み進められる痛快な一冊。
0投稿日: 2023.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後まで読み切ったけど、何が何だかよく分からなかった…というのが正直な感想です。用いられている冷凍睡眠やタイムトラベルのようなSFでは王道とも言うべき設定が、こんな昔から鮮やかに描かれているとは思いませんでした。
0投稿日: 2023.05.11
powered by ブクログ現実に失望したダンはコールドスリーブで30年後の未来へいく。 コールドスリープや時間旅行、ハイヤードガールという家事ロボットなど、SFというと思い浮かぶ要素が詰まっている。 古典作品ということでSF理解を深めるために読んだのだが、普通に面白かった。 猫が活躍する作品が好きなので、ピートがダンと意思疎通している描写が多くとても和んだ。 時間旅行ものの解釈は難しい。 ダンがタイムマシンを使うという選択肢を取ったことは、ある意味ですでに決まっていたことで、そうなるとじゃあ「ダンがタイムマシンを使うと決めた」という事象はダンの意思によるものじゃないのか?とか考え始めるとわけがわからなくなる。
0投稿日: 2023.05.03
powered by ブクログ主人公のダニエル・ブーン・ディヴィスの人柄に魅了されきりました。好きなものに没頭し、また裏切られる経験をしても誰かを信用すれば信用し返すと言う情の厚さや信念の強さが人として魅力的でした。ピートすごく可愛かったです。猫の好きな特性の「ピートは僕の前になり、後になりにして僕を焦らした。この人間は自分を踏んだり蹴飛ばしたりはしないと思うとやだから足の間に身を絡ませてくる。厄介極まる猫の習性なのだ。」この一文は、猫飼い主の一端として想像を超える共感でした。
3投稿日: 2023.04.23
powered by ブクログとてもおもしろかった。ハッピーエンドで伏線回収も綺麗で、なるほどこれが古典SFの名作と言われるものか!と納得できる作品だった。 特に印象に残ったのは、以下の3点だ。 ①未来は輝かしいものであるという考え方 「僕は、三十年前に現在を好いていた以上に、現在、現在が好きだ。いまから三十年先はきっともっと好きになれるだろう」 過信でもいい。盲信でもいい。未来は明るいと信じられるからこそ、見えてくるものがある。できることがある。私も見えない未来に怯えるんじゃなくて、信じて突き進んでいきたいなと思った。 ②人は1人では生きていけないという考え方 「なんどひとに騙されようとも、なんど痛い目をみようとも、結局は人間を信用しなければなにもできないではないか。いずれにしろ、絶対安全な方法などというものはないのだ。そして最後には、例外ない死が待っているのだ。」 どうせみんな平等に死んでいくなら、他人を信じずに孤独のまま死ぬより、信じて騙されて死ぬ方がいいなと思った。これは普段の生き方にも当てはめて言うことができる。やらない理由を考えるより、やる理由を見つける!そしてやったことに反省はしても後悔はしない。 ③最高の終わり方 「彼はいつまでたっても、ドアというドアを試せば、必ずそのひとつは夏に通じるという確信を、棄てようとはしないのだ。そしてもちろん、ぼくはピートの肩を持つ。」 爽やかな終わり方。この作品における夏は、キラキラした存在なんだと思う。眩しくて見えないけれど、心をワクワクさせてくれるもの。私もそれをいつまでも信じていたいな!
0投稿日: 2023.04.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
普段海外の本は読まないのだけど、古典的SFの名作とのことで借りてみた。 宇宙とか別世界とかのSFではなくて一人の男の奮闘記というか人生?を描いたような感じ。 もちろん、冷凍睡眠やタイムマシン、未来の世界とその技術といった要素はあるのだけど。 最後は急展開というか今までの苦労が全てが報われるような展開で一気に読ませる。 そして、重要キャラのピートが最初だけの登場ということはないだろうと思っていたので、ちゃんと最後は一緒になれたの嬉しい。 2023年の今となっては2000年は20年以上も昔の話なんだよね。 でも書かれたのは1950年代で、舞台は1970年代、30年後の2000年にタイムスリップ(冷凍睡眠)する。 その頃イメージした未来にどのくらい近づいたのかな。
4投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログSFの古典。設定や物語の展開はいわゆる王道なのかな。 賭けに近いような行動がうまくいきすぎている感じもしたけど、中盤から後半にかけてどんどんのめり込んでいきました。 タイトルがいいですね。爽やかな印象を与えます。そんなに夏を感じないし、ネコはそんなに出てこないし、彼女はアレでしたけど。 六週間戦争って何だったんだろう。
6投稿日: 2023.01.19
powered by ブクログSF作品は、ロマンがあっていい。この話は、心あったまる。本という形で作品だけが残り、読書により繋がると思うと感慨深い。
0投稿日: 2022.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
後半へ進むにつれ展開が加速し、テンポ良く読むことができた。SF的な構成や設定は流石という感じ。 自分には冷凍睡眠で未来に行く勇気は無い…
0投稿日: 2022.11.27
powered by ブクログ面白い! あんまりSF読まないけど、これ同ジャンルの中ではめちゃくちゃ読みやすい方だと思います。 同作者の「月は無慈悲な夜の女王」は読んでましたが半分ほど読んで設定、説明が長過ぎて心折れました。 名作と名高いのでそのうちリベンジしますが。 コールドスリープからのタイムスリップでSF全開です! いやー、時空転移モノはこうでなくっちゃ!と言うのをやってくれます。 おすすめです。 特にSF初心者の方はこの辺りから入っていくのがおすすめかと。 間違っても「月は無慈悲な〜」は最初の作品にはやめておきましょう。 タイトルが厨二心をくすぐりますが、そのままへし折られます。
0投稿日: 2022.11.20
powered by ブクログかなり直球のSFストーリー 捻りがないしサクサク進むので、オイオイ…そんなにうまくいくかよ、とか思ってしまう部分もありますが、家事を楽にするロボットへの取り組みも真剣でしたし、最後まで猫への愛情をもっている主人公にはとても好感が持てましたね。 調べたら50年前以上の作品らしいので、それだったら凄すぎるなと思いました…
0投稿日: 2022.11.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
※古い版の翻訳で読みました 時間の経過によって価値が変化するものと、逆に不変のものとを扱った名作 一度読み進め出すとページをめくる手が止まらない、読みやすく軽快な面白さでした 現代の人が読むと皆「いまルンバの話してる? いまルンバの話してるよね!?」となりそう 特に主人公の作り出す発明品について、真に重宝される(特許を取って未来に倍の価値を生み出すような)品はごく一般的なものの集積で生み出され、ごく一般的な人たちのもとで使われるようになる、という部分の書き方がすばらしい こういうのを作り出す人こそが技術者なんだなぁ…… これに説得力があるからこそ、不運と幸運両方に触れることとなった主人公の身の上を納得して読める気がします 主人公に関わる人が悪役以外みんな大抵めちゃくちゃ良い人なのも、作家の「なんだかんだいって未来は明るい」という人間へのポジティブな信頼を感じさせる
3投稿日: 2022.10.05
powered by ブクログとてもスッキリする本だった。 最初は技術的な話と翻訳とで読みづらかったが、次第に物語に引き込まれて、続きが気になって仕方なくなった。 最後はありとあらゆる伏線を回収していくのが気持ちよく、もう一度戻って伏線を探したくなる。
3投稿日: 2022.09.15
powered by ブクログタイムトラベルもので、ネックは貨幣の場合が多かった気がするが、この作品はそこをクリアしている。 今でもそうだから。 まぁ、そういう事や、出来の良さは置いといて、猫に会いたくなると、再読しています^ ^
4投稿日: 2022.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前半の修羅場(特にベル)にモヤモヤいらいらしたり、30年後の世界で生き生きし始めたダニーにハラハラしたり、後半の怒涛の計画にどんどんパズルがハマっていくのを感じてsf(タイムトラベルもの)の醍醐味を感じた 時代設定もそこまで無理があると思えないし、過去へのタイムトラベルは筆者のご都合主義ではあるけど、うまくいってよかったと読んでて楽しかった サットン夫妻がむちゃくちゃいい人たちだった アメリカ人のユーモアのある言い回しがセンスあると思った
0投稿日: 2022.09.01
powered by ブクログ本作で表現している1970年や2000年も今となってはレトロフューチャーの様相だが、現代でもコールドスリープやタイムトラベルなどSFの題材はずっと同じ(まだ実現していないから)というのが興味深かった。
2投稿日: 2022.08.06
powered by ブクログ読み終えて、古典的名作たるゆえんが良く分かりました。 1956年の作品ですが、今読んでも十分面白いと思います。影響を受けている作品がいくつも思い浮かびます。 1970年が舞台で、1956年に書かれた作品だということを念頭に置いて読まなければならないので、前半部分はある意味(現代世界から見た)パラレルワールドの中のSF作品を読んでいるような気分になります。「SF」のサイエンス部分がぜんぜん違うんですよ…「お話」として捉えてないと、いろいろとツッコミたくなります。 ただ、それを乗り越えておくと後半部分の痛快さはよりいっそう際立ちます。小説の面白さはこういうところだよな、と…後半は一気に読めました。 実写映画はまだ見てませんが、ずーっと気になっていた原作を読むきっかけをくれました。感謝します。
1投稿日: 2022.07.19
powered by ブクログSFの古典小説。1970年のあるエンジニアが2000年へとタイム・トラベルする姿を描いている。秀逸な展開と伏線回収に夢中になって読んだ。 夏への扉というタイトルは趣があるが、深い意味はあるのだろうか。他の人のコメントにもあるが、寒い冬の時期から、温かな世界を求めて扉を開く、ということか。
0投稿日: 2022.07.10
powered by ブクログ面白かった。 夏に差し掛かる時期でなんとなく読んでみた、くらいのテンションだったけど読み終えたときは気持ちよかった。 タイムトラベルを利用して転々と時間が変わるけど、読み進めるのにそれほどの苦労はないし、それ以上に主人公の行動力が気持ちよかった。
0投稿日: 2022.07.10
powered by ブクログSFの不朽の名作と言われるこちら。全てを読み終えた後の満足感が物凄かった。 まず序盤はダンに対するマイルズとベルへの怒りで読み進める。 いったいダンはコールドスリープから目覚めた後、この2人にどんな復讐をするのか…と思わせておきながらの予想も付かなかった展開。 ページを捲る手が止まらない。 まさか未来に行ったと思ったら再び過去へ行く流れには思わず唸った。 ジョンとジェニー夫妻、リッキーなど、ダンを信頼し、ダンも信頼する素晴らしい人物のと出会いもあり救われた。 ダンと唯一の信頼できる仕事仲間のチャックや、タイムマシンを発明したトウィッチェル博士など、魅力的な登場人物も多かった。 誰かを信じ抜く事とは、とても危険でありとても素晴らしい事である、そんな風に思えた。 世の中に数多くのタイムトラベルを題材にした物語があるが、より一層そのジャンルへの興味が湧いた。 他にも沢山観たり読んだりしてみたい。 そしてダンの愛猫のピートがかわいい。
0投稿日: 2022.07.09
powered by ブクログSFとしては古典中の古典。好きな作品ですが、今一歩主人公の言動等に共感しきれなくて長い間再読しませんでした。2021年になんと、日本で映画化されて、過剰な期待をせずに観たら大傑作に仕上がっていました。観てない人には超お薦めです。1990年代以降の日本に物語がアップデートされていて、原作にある主人公の性格的なエグ味も、上手に抜き取ってあります。原作では主人公の一方的とも思えるヒロインへの感情も、なるほどと理解できます。原作のあるSF作品を、ここまで上手く映画化したスタッフの手腕に感謝です。欲を言えば、エンディングでは山下達郎のアルバム「Ride on time」に入っている「夏への扉」を流して欲しかった!
23投稿日: 2022.05.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ピート(猫)の描写が丁寧で可愛らしかった。 解説を読むと、著者はAIのある未来には特に興味を示さなかったということで、著者の興味関心が作中の未来世界に反映されてるのは、当然だけれど面白く感じた。 また、未来も過去もその世界が生き生きと描かれていて、そこに暮らす人の雰囲気も含め、頭の中でイメージが広がりやすく、読みやすかった。 リッキーの結婚に対する主人公の気持ちの動きが私には読み取りにくく感じたが、再会後幸せそうに暮らしていてよかった。 「夏への扉」が何を示すのか、暗い現実に対する明るい未来なのか、苦しみを背負う生に対する解放の死なのか、解説や著者のバックグラウンドに思いを馳せながら、読後考えさせられた。しかし、作品から、「夏への扉は必ずどこかにある、必ず明るい道はある」というメッセージが伝わってきて、少し元気づけられた。 SFは楽しい。
1投稿日: 2022.05.12
powered by ブクログ主人公を応援したくなる物語。 結構前に書かれた作品なのに、爽やかさを感じた。 タイムリープものをそんなに読んだことないけど、この作品を楽しむコツは、設定の正確さや理論の正しさをそこまで重要視しないことだと思う。 ピートがほんとかわいい。
0投稿日: 2022.05.10
powered by ブクログ本屋でジャケ買い。当たりだった!これが1956年に書かれたってことにびっくりする!日本だったら昭和30年代だよ?ただ、友達にこの本読んでるって話をしたら、「ロリコンSFだよね?」て一蹴された。読後、たしかに!と思いました。
2投稿日: 2022.05.04
powered by ブクログ言わずと知れた超有名不朽の名作SF!その新版です。 さすが新版、読みやすい!ドンドン頭に入ってくる! 改めてストーリーの面白さを実感します。 しかし、ここにでてくる様々なテクノロジー、まだ出てこないのかな。
1投稿日: 2022.04.26
powered by ブクログタイムトラベルをモチーフにした未来と科学への賛歌。 軽快なタッチと時間旅行というテーマの面白さで読みやすいが、タイムパラドックスに多少混乱した。 科学技術、ものづくりへの真摯な姿勢や熱意には心を動かされた。
0投稿日: 2022.04.25
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眠さと戦いながら読みました。 以前読んだ「マイナス・ゼロ」と重なる部分が多くあります。SFものの宿命でしょうか。その辺を整理しながら読める人ではないと辛いのだと思います。(自分のことです) 爽やかな話だと思い込んでいましたが、全然違いました。痛快ではあります。 サットン夫妻が好きです。奥さんも、旦那さんも。
0投稿日: 2022.04.17
powered by ブクログ「 映画を見るのに、まんなかのところを抜かして、ラストシーンだけ見るようなものだ。ラストシーンというものは、その中間のシークエンスが、ひとつひとつと展開していってはじめて理解でき、味わうこともできるものなのだ。」 「 造物主は、われわれに目を、二本の腕を、そして頭脳を与え給うた。その目と、手と、頭脳でわれわれのやることに、"パラドックス"などあり得ない。」
0投稿日: 2022.03.10
powered by ブクログ冷凍睡眠とタイムマシンを使って、現在と未来を行き来する冒険譚。少年マンガ的に脳天気なお話なので、気楽に読めば良いんじゃないかと。なにぶん古い話なので、主人公のモラルや世界観など、古色蒼然という気がする。これは時代じゃなくて、アメリカという国の問題かも知れない。古びているのは、技術的なアイデアもそうだが、例えば、ロボットをちょっとしたエンジニアリングの工夫で実現できると考えている辺り、呆れるより、コンピュータの時代が来るまで、みんなホントにこう思っていたんだよな的な感じで、感慨深い。
0投稿日: 2022.03.09
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夢中になって読めた!途中あまりにもダニエルが報われなくて苦しくなったけど、最後ピートも救われて嬉しかった〜。 文化女中器(ハイヤードガール) 万能フランク(フレキシブル)この発明についても興味ある内容だったから読みやすいSFでした。
0投稿日: 2022.02.22
powered by ブクログ名作ということで読んでみた。 特になんの先入観もなく、どんな物語なのかも知らずに読んだのがよかった。 恋人と親友の裏切りも予想がつきながらも驚きながら受け止め、その後の展開も楽しめた。 まだまだ実現されていないものの多い現実。時を超えるのもまだ現実ではない。 楽しめた。
5投稿日: 2022.02.05
powered by ブクログハインライン(*ロバート・A・ハイライン(1907-1988)アメリカのSF作家。主著『夏の扉』(1956))のような古典的なSFのリバタリアン的な未来は、21世紀の後半までには実現しないでしょう。 ピーター・ティール
0投稿日: 2022.01.08
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夏への扉というタイトルが良いです。ある意味では、辛い冬の季節から、光が燦々と輝く常夏へ。 コールドスリープとタイムリープを駆使した時間旅行。今風に言うば、ざまぁと追放系、それから年の差純愛というてんこもり。過去改変における伏線も素晴らしい。 あまり姿を見せなかったヒロインであるリッキー。端々の言葉に苦悩そして純愛をがうかがえました。 最後は……。 本当に良かった! ネタバレチェックとはいえ、それはここまで。 翻訳ものなので当然、文体は固いのですがページをめくるのがもどかしくなったのです。
3投稿日: 2022.01.08
powered by ブクログ原題 THE DOOR INTO SUMMER 猫を飼いたくなります笑 いいタイトルですよね。 いくつドアを開けようと外は雪で、夏につながってるドアはあるはずないんですが、それでもピートは諦めない。ダニーの天気管理の不手際さに文句を言いながら。彼らの関係がなんだかとてもいいです。 30年後に行って戻ってまた行って。タイムパラドックスがいろいろ詰まってます。伏線回収が大変(面白いけど)でいろんな人に助けられますが(猫好きが多い)、ピート救出はほんとによかったー。 都合が良すぎると言ってしまえばそれまでですが、そもそも小説ってそんなもの。SFだけどファンタジーでロマンチックでリアリスティック。リッキーに言わせれば、モルモットに尻尾なんてないのだ。 「彼はいつまでたっても、ドアというドアを試せば、必ずそのひとつは夏に通ずるという確信を、棄てようとはしないのだ。」 そしてもちろん、わたしもピートの肩を持つ。
2投稿日: 2021.12.26
powered by ブクログ面白かった。主人公はとても才能豊かな男エンジニアだが、何よりも女性の家事の負担を減らすことが大事だと考えていたり、皿洗いが複雑で単純でない労働だと理解していることが良かった。リッキイと結婚するのはややご都合主義に感じたが、ハッピーエンドでなにより。それに妊婦が快適に暮らせるよう発明を続けているところも素晴らしい。
0投稿日: 2021.12.04
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名作と言われるこの本を、邦画実写映画化をきっかけに開いてみたものの……長かった……辛かった……。夏終わって久しいよ。 ブクログから「今月おたく本読んでないけど……」てツッコミ来るくらいこの本でどん詰まりよ。 「星を継ぐもの」くらい苦戦しました。 SFと古典(古典は言い過ぎ?)と訳本の組み合わせが個人的にダメなんだと再確認。 1956年ってもはや歴史の感覚……。 と、散々言いますが、読後感はすこぶるよろしい。 (内訳) ○やっと終わったスッキリ感が4割 ○わかりやすく爽やかな伏線回収が2割 ○これを1956年に考えついたの?君こそタイムトラベラー!で2割 ○ドラえもんでも感じた「テヘヘ、未来ってこんなもんよ(まだ風邪はひくし、風呂の鏡はくもるのだ)」感で1割(想像力と妄想力への称賛…あ、3項目目とカブって……) ○ピートかわいいで1割(犬派なもので) 今でこそ既視感のあるタイムトラベル(タイムリープとの違いを今知った……)ものだけど、1956年よ。 そりゃあもうコールドスリープとの合わせ技で時間軸行ったり来たりなんて当時はシャキンシャキンのバッキバキだったのでは?そうでもなかったのかな?いやいや、それが名作と言われる所以なのか。 訳ものはどんなに上手でもしっくりこなくて基本苦手(シドニー・シェルダンのあれは好き)なんですが、逆に言葉の輪郭がわかりやすくて、脳みそにサクッと刺さる一文が多い。 ストーリーの頭とおしりで出てくるタイトルのくだりは、やはり鉄板でグッとくる。 センス・オブ・ワンダーの言に肯首肯首肯首! そして「未来はいずれにしろ過去にまさる」というのも深い。 そうとは言い切れないのが現実な気がするけど、そういうことじゃないんですよね。 文字通り過去を懐かしむやつは結局何も生み出せない。 探し続ける扉の向こうに望むものは絶対にないし、扉を見つけること自体をすぐにあきらめるタイプ。 半生のセリフ登板ランキング7位に 「あの頃が一番楽しかった」 が堂々のランクインしている私なんて、十二世紀に飛ばされたら死ぬ。未来人のスペックを持ってしても3日で死ぬ。もちろん後世に名前なんて残らない。 そんな自分を変えるほどではないものの、実りのない読書ではなかったので諦めなくてよかったかなと。 暖房のきいた教室への扉を探し校内を彷徨く冬休みが訪れる前に読み切れて一安心。
0投稿日: 2021.11.30
powered by ブクログ時を超えて展開される物語 65年前に発表された小説だということに、驚かされます ここに出てくる電気製品の特徴は、あの家電? SF小説なのに、それっぽくないところが自分には楽しめた部分だったかも
0投稿日: 2021.11.25
