乙女ゲームの世界に転生したけど、物語には出てこないモブですらない人物だった？！な、主人公（男）。 彼が庭師見習いをしているお嬢様・リュディアがツンデレで可愛い。いや、あまりデレてないかな？

これは可愛い。 netニュースでアニメ化してほしいマンガ１位なのを見かけて、興味をもち購入。 冒頭は、ゲームへ転生したことに気付く主人公…と、よくある転生ものっぽい印象ではじまる。 けれど、おやおや…？ 定番の悪役令嬢ものかと思いきや、なんだかとっても可愛いぞ？ 前世の記憶が考え方に影響はしているものの、年相応な少年ザク。 そんな彼と出会ったことで、自身を見直すお嬢。 この２人のやりとりが、実に微笑ましい。 こんなに始終ハートフルな転生モノがあっていいのか。 そして、どうしたら冒頭のようなことになるのか逆に不思議になってしまった。 ２巻でどうなるのか、楽しみ。

乙女ゲームに転生した男の子（モブどころか原作未登場）が、主人公のライバルである悪役令嬢を見守る話。 表紙から見てわかるように、メインの登場人物は子どもであり、作者さんの絵柄も可愛い。 主人公に惹かれるライバル令嬢と、それに気づかない主人公とのほのぼのとした、幼いやりとりを楽しむ作品。 派手な作品ではないけれど、可愛いやりとりを見守りながら微笑ましい気持ちになれる。 癒しを求める方におすすめ。

乙女ゲームのモブキャラ(庭師見習い)に転生した主人公が、ゲームにおけるライバルキャラの公爵令嬢と出会い、絆を深めていくという作品。令嬢ではなく男性が主人公という、やや変化球の悪役令嬢物。 「前世の記憶があるため精神年齢が高い」「前世では妹がいた」という設定を、しっかりと物語の中で機能させているのがとても良い。妹がいた経験でワガママ令嬢を優しく諭し、精神年齢が高いため子供でも非常に分かりやすい例えで諭す事ができる。前世の記憶を主人公を活躍させるための舞台装置にしかできない作品が多い中、些細で地味ながらもしっかり設定を活用したのは見事かと。 画風も本作の雰囲気にマッチしており、構成・展開も上手で読みやすい。主人公と令嬢のキャラクターも良く、この手の転生物や、その粗製乱造コミカライズにありがちな薄さ・雑さは殆どない。令嬢は感情表現が豊かで可愛らしく、主人公は優しく誠実で恐ろしく気配りが利く。どちらも非常に感情移入しやすい。 さほど期待せずに買ってみたが意外にもしっかりとした出来で驚いた。あまり派手さはないが手堅い作りの良作なので、興味があるなら是非。

コミカライズ企画が先行だったので、原作と違った感じらしい。なるほど。転生先は乙女ゲーのヒロインのライバル令嬢宅の庭師見習い(ゲーム未登場)でした。お嬢となかなかデレないザクのやりとりが微笑ましい。カトリンさん、書き下ろしSSの公爵家にくるまでの話から「今リュディア様にお仕えできて幸せです」までがけなげで、よかったねって思える。