
ガベージブレイブ 異世界に召喚され捨てられた勇者の復讐物語 1巻
原作:なんじゃもんじゃ(一二三書房刊)、漫画:木梨はるか、キャラクター原案:珠梨やすゆき/マッグガーデン
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総合評価
(1件)2.0
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勿体ないなぁ…
クラス丸ごと異世界に召喚され、勇者として扱われる事になるが、ろくな能力を持たなかった主人公は一人絶望的な環境に追放されてしまう。しかし偶然にも極端なまでに強くなってしまい…というあらすじ。まぁなろう作品ではよくあるタイプ。 内容は画力的にも物語的にもとにかくとっ散らかっており、ただただ読みにくい。ページは画力自体はそれなりだが、コマ割りや構図が下手くそで、何がどうなっているか分からない事が多々。吹き出しの中の文字が小さすぎて拡大しないと読めない事も多い。 物語も同様にとっ散らかっており、構成が下手すぎる。全体的な物語のプロット自体は悪いものではないが、まとめ下手で読者に分かりやすく読ませる能力がなさすぎる。2巻以降の探偵展開が始まるとこの読みづらさが更に加速する。 1巻で描かれる主人公が最強に至る過程も、勇み足のトントン拍子であまりに雑。前述の通りぐちゃぐちゃで何がどうなってるか分かりにくい上、異世界なのにどういうわけか普通にガチャが出てくる。しかもこのガチャはスマホアプリのガチャではなく、ゲームセンター等に設置されている硬貨を投入するタイプのガチャ。…何で?どういう世界観なんこれ? この他、台詞回しや言葉選び、キャラクターの心理描写等にも拙さが見受けられる。上で述べたように物語自体は悪くないが、それをコミカライズに落とし込む作者の力量が不足している。残念ながら定価で読むほどの作品ではないかと。
0投稿日: 2021.11.20
