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恋に至る病
恋に至る病
斜線堂有紀/KADOKAWA
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総合評価

211件)
3.8
49
83
47
17
3
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画化されたことで気になり読んでみました! かなり、内容にのめり込んでいたと思いましたし、気がついたら、私も景に翻弄された一人になっていました笑 景は宮嶺をどう思っていたのか、そこが最後までわからなかった部分だと思いました。

    4
    投稿日: 2025.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画を見たあとに小説を読んでみた。映画よりも節々が詳細でわかりやすい。誰も愛せない女性が、唯一愛した人のために狂ってしまった話とも読み取れるし、自分に好意を向けた人さえも陥れた話とも読める。

    0
    投稿日: 2025.11.15
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    kindle unlimitedで読了。 設定ありきの話かと思いきや、意外と面白かった。 前半はこんな良い子がどうしてそうなってしまったのかと考えながら読んで、後半はこんな完璧そうなプランなのにどうして捕まってしまったのか考えながら読んでた。 最後の畳み掛けはやや予想がつくものではあったけど、斜線堂有紀さんの書き口と耽美系破滅ストーリーはよく合っていて世界観が作れてると思う。

    0
    投稿日: 2025.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    けいにそんなに魅力を感じなかったからか、そこまで面白いとは思えなかった。 これがアニメーションとかになっていたら見方も変わったかもしれないけど。 最後の4行は消しゴムの話をすっかり忘れており、自分で気がつけなかったのが悔しい。

    0
    投稿日: 2025.11.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025.11.05読了 誰一人として愛さなかった化物か、ただ一人だけは愛した化物かの物語であり、寄川景という人間そのものを謎としたミステリー。 池谷菅生(いけやすがお)yosugakei アナグラム 言われてみれば分かるのに、ちっともわからず騙された。 風船を隠したの私だよ、というのも驚いた。全ては景の掌によって動かされていたのか。ゾッとする。 ブルーモルフォ(青い蝶)というシステムで流されやすい人間を淘汰するだなんてとんでもない発想だと正常者だったら分かるが、洗脳されたものたち(宮峯含む)は景に魅了されそんなことにも気づかなくなってしまうのだから恐ろしい。 宮峯は結局景に洗脳された人なのか唯一愛された人なのか読んだ人と考察を語り合いたい。

    0
    投稿日: 2025.11.05
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    白か黒かハッキリしないのが当たり前の世界に私達は生きている。病に至るとそれはもうどちらでもいいのかもしれません。

    0
    投稿日: 2025.11.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    先が気になる展開で一気に読んでしまいました。 最後の4行がやはり分からず、どっちとの意味にも取れる気がするんですが、あとがき見る限り明確な答えがある感じですかね…… いやそれともあとがきもストーリーの続きで、景の手の上で踊らされてねってことなのか…

    0
    投稿日: 2025.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ブルーモルフォという自殺誘導サイトを作ったのは誰か?というのはすぐに分かる所だが、その後の犯人の人間性に迫る展開がミステリ的な要素を孕んでおり、とても引き込まれた。

    0
    投稿日: 2025.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった 最初の方は最後どうなるのか?と疑問に思いながら読み進めていて 最後の方で景さされちゃうの!?となり 最後の方の宮嶺の取り調べのあたりで宮嶺は景にとっていい意味で大切で特別だといいなと思いました そうじゃないとこの本救いようがなくなってしまう

    0
    投稿日: 2025.11.02
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    長尾謙杜くんと山田杏奈ちゃんが主演の映画だからキラキラアイドル映画かなと思っていたんですけど、某動画を観たら自分が思っていた内容とは違っていたので原作を調べたんです。 そしたら斜線堂さんの本だったのでネットで試し読みしてみたらどえりゃ~始まりで。 え?何これ?と思って購入しました。 私にはホラーファンタジーでしたね。 ですが、そんな事あるわけないだろ!、と思いはしますが、まぁ・・・なくはないか、とも思えてしまって。 本当に恐ろしいお話でした。 でも、最後の四行で凄くはかなげではありますが、恋、という文字が浮かび上がって来て・・・。 うる星やつらの完結篇を思い出しましたよね。 だってさ、やっぱりさ・・・、好きだから持ってたんでしょ? と、思う訳でして。 だからきっとこのお話は、宮嶺くんと景ちゃんの長年に渡る恋物語なんだろうな、と。 そう思いたいです。

    0
    投稿日: 2025.11.01
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    青春と心理的な事件と推理を合わせたような作品で、メディアワークスらしい自分好みのジャンルだし、なかなか面白かった。 丁寧な描写で読みやすさもあったが、事件味が強まってきた後半から少しずつ複雑になり、あまり理解できなくなっていった。 確かに「寄河景」という魅力的な人物を描いた一冊だった。

    0
    投稿日: 2025.10.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    かれこれ10回は読んだと思う。時とともに読後感も変わっていく。 はじめは宮嶺に自分を重ねて景に恋するように読み、最後には景を失った喪失感と放心だけが残った。 今では景の心を訝りながら読む。あとがきに書かれている通り、景の一挙手一投足から意味が読み取れて、時系列を何度も思い出しながら、景が最後まで持っていたお守りの意味を必死で探る。 自分の中でなんとなく結論は出ているけれど、それすらも景に流された結果なのではないかと疑心暗鬼になる。決定的証拠を隠し、情報を小出しにしていくのが、景の魔性の正体の一端であり、この本の魅力の所以でもある。これからも私は、景のことを考え続ける。

    1
    投稿日: 2025.10.23
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    最初はありふれたラブストーリーだと思ってました。しかし、読み進めるとそんな考えは甘いと言わんばかりの波乱の展開でした。正直、後味は悪い…。けど、それだけ人の心を動かすことが出来るのは神作の証拠なので大変満足です!!

    0
    投稿日: 2025.10.17
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    宗教染みた要素が個人的に好みじゃないので、本編は正直全然面白くなかった。 解釈は人それぞれですが、エピローグが唯一面白かったです。 本編はエピローグまでの助走のように感じ、本編を読むのに作業感がありました。 実写がどう描かれるのかは気になるけど、わざわざ映画館に見に行こうとも思えなかったです。

    1
    投稿日: 2025.10.14
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    1人の化け物と1人の人間の恋のお話 景がどの様に化け物になったのを主人公視点ですぐ読み終わりました。

    0
    投稿日: 2025.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    そういうことか。と理解しかけていたのに、最後に消しゴムが出てきたことで訳が分からなくなり自分なりに希望込みで考察した。 景は小学生の頃から、才能と自分の快楽が人とは違うことには何となく気付いていた。 宮嶺と出会い、どんな手段を使ってでも手に入れて側に置いておきたくなった。 根津原を誘導しいじめを始めさせエスカレートさせた。 宮嶺の精神の限界が来たところで救う。 宮嶺に自分のためにそんなことまでしてくれたのかと思わせ恩を売ると同時に、自分の快楽をはっきりと自覚する。 きっかけとなったから、もしくはシリアルキラーが自分の功績を残しておくとの同じ感覚で消しゴムを持っていた。 なんにせよ宮嶺は景にとって「特別」であった。 ただ「最後までやり遂げる」っていうのが気になる。 最後とは、警察に捕まることなのか、宮嶺に罪をなすり付けることなのか、宮嶺を殺すことなのか…。

    3
    投稿日: 2025.10.12
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    景の人物像が全然定まらなかった。 愛想が良く、みんなに好かれているのに本心が全く見えない。 結局はエピローグで入見刑事が話した事が全てなのかな。 始めから、本当に始めっから操られていたって事か。 この小説は「ブルー・ホエール・チャレンジ」という、海外のSNSで流行した自殺教唆ゲームに着想を得て書かれたそうだ。 人の言葉に流されて、自殺までしてしまうなんてどうかしてる。そこまでの精神状態になってしまう言葉ってどんなものだったのだろう。 「人間を死に向かわせるのは、究極的には希望なんだよ」 入見刑事の言葉が印象的だった。 弱っていると人の言葉に頼りたくなる。 流されず、自分で物事を判断できる人でありたい。

    56
    投稿日: 2025.10.11
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    映画化に際して再読。寄河景の天才的なまでのカリスマに魅せられた人々の末路。神様めいた人間を書くのが先生はやっぱりうまいなあ。盲信するように苦しくてもつらくても景のそばに居続けた宮嶺は敬虔な信徒だったよ。 結局、宮嶺は騙されていたのかな。そうなのかもしれない。大人の目から見たらそう思う。でも景は宮嶺のことをほんとに好きだったんじゃないかなと思っています、あの消しゴムがなによりの答えじゃないのかな。そうであってほしい願望かも。

    1
    投稿日: 2025.10.05
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    星が人を愛することなかれに続き斜線堂作品2作目。 著者の文体は、適度に難読漢字を含ませつつ物語に嵌らせるツボのようなものがある、ように思う。 伏線と思わせるものに引っかかること勿れ、斜め上の発想に脱帽。そして最後のアンニュイさ、見事にやられました。 シリアルキラーとデスノートを掛け合わせたような本作、ラスト一文にゾッとさせられる。 最初の出会いから家族の事情までそうなのでは?と思うとかなりホラー要素強めだが、そう思わせない人物描写は見事。 すっかり嵌りました。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    『恋に至る病』を読み終えて、正直ずっとモヤモヤが残るような感覚でした。恋ってもっとキラキラしたものだと思ってたけど、この作品に出てくる恋はどこか歪んでて、怖くて、でも目を離せない。登場人物の気持ちが理解できそうで理解できない、そのギリギリのところを描いていて、読んでいるうちに自分まで少し狂っていくような感覚になります。特に、相手を想う気持ちがどんどん依存や支配に変わっていく描写がリアルで、「好き」って何なんだろうって考えさせられました。文章は淡々としているのに感情の熱が伝わってくる感じで、読後は静かに心がざわつきます。高校生の自分にはまだ早いようで、でもすごく刺さった一冊。恋の綺麗な部分だけじゃなく、目を背けたくなるような現実も見せつけられる、そんな物語でした。

    1
    投稿日: 2025.09.15
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    恋は盲目とはよく言ったもので、どんな出来事でも当事者から見たものが正しくあって欲しい。という願いは、多かれ少なかれあるのだろう。 物語の最後の答えは読者に委ねられることになるが、それぞれの解釈がどれも間違いではない。

    0
    投稿日: 2025.09.13
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    もう一度読み直したらまた違った感想になるとは思うのですが、一度目としてはあまり刺さる話ではなかったです。 多分、二度目とかの方が面白みが増す気がします

    0
    投稿日: 2025.09.01
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    良く言えば読者に想像の余地を持たせている、悪く言えばオチ丸投げな感じだと思います。この作風が好きな人は好きでしょうしダメな人はダメなので、私は後者でした。普段長い小説を読まない人には読みやすいのかもしれません。 つまり、そういうことです。

    0
    投稿日: 2025.08.23
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    続きがとても気になる本でした。 忘れた頃にもう一度読みたい。 景は宮嶺を道具としてしか見てなかったと言われればそうかもしれないけど、自分的には景は宮嶺を特別な存在で好きであって欲しいと思った。

    0
    投稿日: 2025.08.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    狂気に堕ちていく過程にハラハラしたと思いきや全て計算だったと気づいた時の驚きですね。 少しずつ反転していき、やがて何時から?どの描写だ?と不安になる構成は良い作品だなぁと思います。 私は宮嶺も流される人間で景の罰の対象では?と言う着想から景が宮嶺を終始利用しているのではと思いました。 あと流される人じゃなく虐める人に罰を与えては?とは思いました。 ミステリーとして読むと粗が目立つ印象でサイトにアクセスする信者の動機や過程が欲しかったですね。 それに加えて警察の初動がお粗末過ぎるかなぁ、と。 被害者の直近の異常行動や共通項を辿ればすぐにブルーモルフォに辿り着くのでは?辿り着けば、囮捜査で辿れるのでは?と思いました。 それに対して景が手を打てるのは分かるのですが、それならその描写が欲しかったです。 最期ですが、7割は景が最初から宮嶺を利用してたのかなぁ、と思っていますが、タイトルの通り恋に至る心情の揺らぎもまたあったのかなぁと3割思っています。

    3
    投稿日: 2025.08.22
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    想像以上のお話でした。 難しい漢字や読み方も多かったですけれど、それでも話に自然と惹き込まれていく不思議な感覚がありました。 ミステリはミステリでもここまで読者を惹きつける魅力のある文章を書ける作家さんは中々いないと思いました。

    0
    投稿日: 2025.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    エンターテイメントとしてすごかったし人間怖いな…という感想。結局景は宮嶺のことを特別だと思っていたところもあるが、利用価値に気づいてからは完全に利用する方にシフトしていったのかなと私は感じました。

    0
    投稿日: 2025.08.11
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    内容、文体的にはライトノベルの印象。 思ったよりもダークな展開ではなかった。ある程度の予想がつくオチでした。

    9
    投稿日: 2025.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    色々と考察があると思うが最後警察の言った事がこの物語の真相だったと思う。 もう一度それをふまえて読み直したい。

    3
    投稿日: 2025.08.05
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    思っていたよりかなり重めの話でした。恋愛描写は寧ろ少なめで、ミステリ要素が強めと言っていいかもしれません。 読んでいる時もアレコレ考えながら読んでましたが、エピローグを終えたラストシーンで「どっちだ!?」とまた一から考察し直すことになりました。 人の心理をミステリ要素の軸に据えた面白い小説だと思います。他の人の考察も見たくなりますね、これは。

    41
    投稿日: 2025.08.04
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    私が初めて「青い鯨」の存在を知った時、戦慄したことをよく覚えている。 この小説に出てくる「青い蝶(ブルーモルフォ)」は、「青い鯨」をモデルとした物語である。  全て寄河景の掌の上で転がされてしまった。 おもしろかった。

    1
    投稿日: 2025.07.31
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    内容もさることながら 伏線回収が恐ろしい程に見事でした… 読み終わった瞬間に読み返してしまう作品です

    34
    投稿日: 2025.07.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小学生の宮嶺望は転校生としてクラスにやってきたが、クラスのヒロイン的存在・寄河景に助けられ、クラスに馴染むことに。その瞬間から2人は親密になる。景は、やがて滑り台から落ちて眼瞼に傷を負う。望が「どんな景でもきれいだよ」と慰めた時、彼女から「宮嶺は私のヒーローになってくれる?」と問いかけられた瞬間、望の人生の運命が決まる。 始まる同級生によるいじめ、絶世の美少女寄河景からの誘惑、そして自殺教唆ゲームブルーモルフォ。不穏な物語の始まりです。 表紙に惹かれてこの本を手に取った時、ここまで凄惨な話になるとは思いませんでした。 筆者の斜線堂有記紀さんは、あとがきでこう書かれています。寄河景のことを「誰1人として愛さなかった化け物か、ただ1人だけは愛した化け物か」と。 わたしはただ1人だけは愛した化け物だったと思います。望の消しゴムを隠し、虐めを誘導し、彼だけはどうしても支配下に置きたかったのだろうなって。

    4
    投稿日: 2025.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    寄河景は初めから化け物だった。 と言われても信じられないほど、景の魅力が強すぎる。魔力に近い。読者までが景に魅せられてしまう。これこそがこの物語そのものだ。 刑事に種明かしをされても、宮嶺は信じないだろう。自分だけは景の特別であったと信じたいはずだし、実際そうだったらいいなとも思う。 事実がどうだったかということより、残された人がその後も生きていかなきゃいけないために、都合の良い方を信じればいいと思う。 それでいいんじゃないっすかね? 2025年7月5日読了。娘から借りた本。

    1
    投稿日: 2025.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    景と宮嶺の歪んだ愛情に胸がチクチクしました。 これはある種の純愛なのかもしれないなと思わせておいて 最後の4行で心がザワつく。 最恐の“青春×狂気”サスペンス。

    1
    投稿日: 2025.07.09
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    読んでいる途中まで“ 恋に至る病”という題名が疑問で、死に至る病の方がいいのではと思っていたが、読み終わって題名を見て納得した。恋は人を死に追い込む怖い力があるのだとわかったと同時に、そうさせる景にはカリスマ性があったのだと思った。

    2
    投稿日: 2025.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作者もあとがきで触れているが、ただ1人だけを愛した化け物だったのか、それすらを計算して利用する化け物だったのか、そこを謎として救いとして解釈を読者に投げてるが、そこは示して欲しかった。鮮やかな犯行を。

    1
    投稿日: 2025.06.29
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    これは、なんだったんだ。読み終えた時出た一言はこれでした。 景は、何を望んで行動したんだろう。 景自体がミステリーの1部で理解しようとすればするほど難しく何回も戻ったりしながら読みました。 恋に至る病とあるから、恋愛要素あると思ったけれど、景が宮嶺を好きで、いや恋をしていたとは思えない1冊だった。 このストーリーを映画はもう表現されるのか気になる!

    1
    投稿日: 2025.06.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    景が殺人を犯してきたのに宮嶺が全ての罪を背負うとは思わなかった。これも景のヒーローだからなのだろうか。 どのように映画化されるのか楽しみです。

    4
    投稿日: 2025.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なるほど、、 どんでん返しミステリとして評価の高い本書。 最後の一文で、主人公とヒロインの間にあったある種の共犯性みたいな関係が、全て崩れていった。 全て最初から仕組まれたものだったとは、、 ヒロインはいつからこのブルーモルフォを計画していたのだろう、なぜか疑うことなくそれが主人公のためだったのだと納得させられてしまっていた。 読者はある意味主人公に共感し、読み進めていくことになる。 主人公がヒロインの駒なのだろうというのは何となく想像はつくが、それでもヒロインと主人公の関係を特別にする根底にあったのは、主人公を守るためにおきた最初の事件であり、そこから崩されるとは予想しなかった。

    4
    投稿日: 2025.06.16
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    哲学的ゾンビなのか、同調圧力なのか。考えながら行動をしていればこの物語は起こらない気がする。映画化ということで同映像になるのか。『恋に至る病』というタイトルがすごく深い

    1
    投稿日: 2025.06.16
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    結局、景が宮嶺をただ利用していただけなのか大切にしていたのかわからなかった。殺されていった人達だけでなく、宮嶺自身も景に人生を狂わされたのは間違いないと思った。

    0
    投稿日: 2025.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    絶対的なカリスマ少女:寄河景とその同級生宮嶺望のある意味常軌を逸した恋模様ののストーリー。 景は自殺教唆ゲーム『青い蝶』を主催し参加者を自殺に導いていた。中々、理解し難い景の考えであるが、それを知った宮嶺も一生景を守り抜く事を誓う。 最後の消しゴムの行で結末が様々考えられるが、宮嶺と景の出会いなどから考えると、個人的には景の宮嶺に対する愛情は本物であったと思いたい。 景からの視点で全く語られないのもややモヤモヤするが、あとがきで作者が語っている通り、読者に様々な推測をさせる意味では巧い構成であった。

    2
    投稿日: 2025.06.13
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    https://x.com/apophylite_/status/1933186188061589630?t=noC1I_mCpVnta2XL7Hnfww&s=19

    2
    投稿日: 2025.06.13
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    TikTokで話題を呼び、映画化もされるという事で、若者向け?と思いながらもAudibleにて読むことにしました。 私自身、読み終えてあれは何だったのだろう、あれはどういう意図で?と考えさせられる本や映画が好きです。今回もそんな後引く作品でした。 (目を瞑りたくなるような生々しい描写が多いので、読み手を選ぶような気がします。) 皆さんの評価感想を読んで改めて理解していくことができましたが、真相はどうなのだろう……私は最もダークな真相を思い描いてしまいました。映画はその辺はどう描かれるのかなー。 考えれば考えるほど分からなくなる…… ↓ 恋に至る病という題名もぴったりだと思いました。

    7
    投稿日: 2025.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    類稀なる美貌を持ち優等生の少女、景。 景には美貌だけで無く、人々の心を掴み、裏で自分の思い通りに動かす能力さえある。 自分が宮峰だったら、彼女に恋をしていたら、彼女から「特別扱い」されたら、彼女の悪事に気付いた時どこまで彼女を庇い、守ろうとするだろうか? ブルーモルフォは「人に流される人」を選別し自殺に追い込むサイト(多分)。景は世の中のためにと主張しサイトを運営している。かつていじめに遭っていた自分を庇ってくれた景。自分のことを「ヒーロー」だと慕ってくれる景。自分へ恋愛感情を持ち誰にも見せない顔を自分にだけ見せてくれる景。 どこまでが本当でどこからが嘘だったのか。それとも全てが景の中では「本当」だったのかも? それにしても人はそんなに簡単には死なないと思うし、景の人の心を操る才能の設定にも、流される人が死ねば良いという理論にも無理があると感じて素直に楽しめなかった。 最後の消しゴムは恋のおまじないかと思い、切なくなった。 が、他の人の感想を読むと私の解釈は間違っていたかも?笑 無茶苦茶な正義で殺人を犯す景。本当にこれで良いか悩んでいる、という素振りは宮峰への演技かもしれないけど、宮峰への恋心だけは本当であって欲しかった。

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カフェでの景の一言で、怪我をした校外学習のあの日から景の計画が始まっていたことを知り、 ラスト4文では、いじめすらも始めから関与していたと同時に景にとって宮嶺はやはり特別な存在だったことがわかる。 宮嶺も景のただの持ち駒のひとつに過ぎなかったという解釈もあってどっちに取るか迷うけれど、他の人が思うような恋や愛じゃなかっただけで唯一の特別だったんだと思うし、思いたい。 ただ、もしそうだったとしたら、いつ宮嶺は景にとって特別になったんだろう、と不思議にも思う。

    0
    投稿日: 2025.06.03
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    この作品はストーリーの展開がミステリーであると同時に、寄河景という人物自体がミステリーで読者は様々な視点から考えることが出来るのがとても良かった。 恋愛小説といえば恋愛小説だけど、人の感情を研究するようなある種ホラー作品でもあると思えた。 私は、この作品を読んだ時、景が本当に宮嶺を好きだったのかどうかに違和感を覚えた。 言ってしまえばこの作品で描かれた恋愛模様に違和感を覚えてしまっていた。 何がそうさせたか  ①景の異常性 景がサイコパスだといえば、それでこの作品の8割方は説明できると思う。しかし景がただサイコパスなのであれば、ブルーモルフォは1人で完成しきることが可能だったと考える。宮嶺というスケープゴートという説明は確かにと納得させるものではあるが、それにしてはお粗末な部分が多々見受けられたり、宮嶺と景の関係が恋愛として機能しすぎていたようにも思えるところに違和感を覚えた  ②ブルーモルフォの始まり ①に続くが、景はブルーモルフォを始めたのは根津原を殺した後と言っていたが、 後から書く

    1
    投稿日: 2025.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画化されると聞いて大急ぎで読みました。 寄河景、いやはや見事。恐ろしい女です。 景が備え持つカリスマ性も凄いと思うのですが、望が放つ加護欲と加虐心を煽る雰囲気も凄まじいような気がしました。 景はきっと望を愛していたと思いますし、景にとってこの世でただ一つの価値ある命であれ〜!と願っています。 ハッピーエンドには程遠いですし、歪みだらけだとしてもこれは確かに愛の物語であったと私は思いたいです。

    3
    投稿日: 2025.05.28
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    読みやすかった。 景のカリスマが最後までぶれない。前半はだんだんと景のカリスマ性、非凡さが明らかになってきて、中盤はブルーモルフォを中心に景を止めるか止めないかの葛藤がえがかれていた。最後、景が死んだ後にはまた景のカリスマ性、洗脳センスの卓越さが分かってくる。 とにかくすんなり読めた。ターゲットに対して、その人の弱さを自覚させ、さらに希死念慮を加速させることで自ら手を下さずとも死へと向かわせる。最後に死に向かわせるのは希望だ。死は救済という考え方、来世への希望を持たせることで死へ向かわせる。

    1
    投稿日: 2025.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なにわ男子の長尾謙杜くんと山田杏奈ちゃんの主演で映画化されるとのことで。長尾くん、本人は明るい子なのにいじめられっ子とか内気な子の役多いね。山田杏奈ちゃんは声がきれいなのと色白美人さんなので景が似合いそう。『早朝始発の殺風景』の殺風景みたいな。映画見るなら長尾くんファンはキスシーンはあると覚悟しといた方がいい。 エピローグと作者のあとがきを読んで読み直すと新しい発見がいろいろありそうな作品。最後の消しゴムの件から察するに、景がいじめの首謀者という解釈でいいんですかね?宮嶺を手に入れたいという歪な愛情故の……。論文の作者のアナグラムもまあそういうことだよね的な……。宮嶺はこのまま全ての罪を背負ってしまうのか?でもそれが彼の幸せ?ラストは曖昧で人によって解釈は変わると思うのでそのへんは実写でも変えないで欲しいと思う。 個人的には何冊か読んだ斜線堂有紀さんの作品の中では1番好みだった。

    0
    投稿日: 2025.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    150人以上を自殺に追い込んだ、自殺教唆ゲーム「青い蝶」。その運営者は、寄河景という女子高生であった。そんな彼女のことを「君のヒーローとして守る」と約束した幼馴染、宮嶺とのお話。 警察の取り調べの場面での 「こんな状況にあっても、僕は君のことをばかり考えている。」というシーンがとても印象的だった。 宮嶺は彼女に愛されていたのか、それとも本当に入間刑事のいう通り彼女にただ利用されていただけなのか… ラストの一行を読んで、もっと分からなくなった。 「人には物語が必要なんだよ」 最後のあれも彼女が用意した『物語』の一部なのかもしれない。 元ネタとなった「Blue Whale Challenge 」は 実際に現実で自殺者が確認されたコミュニティだ。 非常にSNSの恐ろしさを感じる共に、さらなる可能性が秘められているなとも思った。

    0
    投稿日: 2025.05.23
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    宮嶺と景の2人を中心に物語が進んでいき、構造的にも読みやすかった。 エピローグで示されるいくつかの情報から、「そこからもう始まってたのか...」と得体の知れない感じに少しゾッとしたが、結果的にこの小説はどういう物語なのかという考察は面白いかもしれない。 全体を通して淡々としており、衝撃展開がない分物足りなく感じる方も多いのではないだろうか。

    0
    投稿日: 2025.05.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

     人を操ることに優れた寄河景が、ブルーモルフォを通じて、大量の自殺者を出す。そんな景は宮嶺だけは特別視していたのか、それとも、最初から宮嶺も景に利用される人間の1人だったのか。  あとがきに上のようなことが問いかけられていた。また、文中にヒントが散りばめられているとも。正直、僕はわからなかったので、ネットの考察を色々と読んで見た。  まず、宮嶺だけは特別だったという考えについて。こう述べられる根拠は、景が死後の世界で宮嶺と会う約束をしたことなどがある。  次に、宮嶺も操られていたという考えについて。これは、最後に景が消しゴムを持っていたということが、景が根津原のいじめを仕向けたという証拠なのではないかというものだ。  どちらもありそうな気がするが、結局はっきりどちらかということは分からなかった。しかし、景という異常人物が宮嶺だけを特別視しており、彼に「恋」していたのだと思いたい。

    0
    投稿日: 2025.05.21
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    この作家の作品は2作目だが、今回もとてもおもしろかった。 荒唐無稽な話なのに、説得力があり、どんどん引き込まれていった。 すべては景のシナリオ通りだったのか、それとも、宮嶺はヒーローになれたのか? 信じてはだまされて、でもまた信じてる自分が、すっかり景のとりこになっていたとようやく気づいたのは物語のラストでした。 リアリティを持たせた斬新な設定は、まだ開拓されていないミステリーの扉を開く作品のようでした。

    0
    投稿日: 2025.05.20
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    面白かった。 圧倒的存在感を持つ容姿が、人の心の掴み方もわかっていたらそれは無敵。 ただその存在が突き進んでいた道は、道理に反していた。ただそれだけ。

    1
    投稿日: 2025.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やがて150人以上の自殺者を出す自殺教祖ゲーム「青い蝶」を作り上げた寄河景と、景のヒーローになる約束をした宮嶺。そんな二人の運命をなぞる物語。 寄河景という名のミステリーを読み解いていくようで、章が進むごとに露になる景の狂気と、それに気づいていった宮嶺の葛藤にハラハラドキドキするサスペンスのような展開。どんどん物語に引き込まれていった。 そして最後に景のポケットに入っていたと示された消しゴム。これによって、ここまでの物語や描写に対して考察の余地が一気に出てきたなと思った。入見刑事の言うように、宮嶺は利用されていただけだったんだろうと思う。改めて読み返してみると、根津原関係の話で、宮嶺は縛られた上で跳び箱の中に閉じ込められていたのに、景はとくにそのような描写がなかった。なんでわざわざ架空の論文を用意しておく必要があったのかなど、他にも違和感のある描写はいくつかありそう。それらを考えると、入見刑事の言うように、宮嶺は利用するために仕組んだことなんじゃないかと思ってしまう。でも宮嶺はその消しゴムを見て、彼女のことを信じる方向に考えている。 景にとって宮嶺の消しゴムを隠したことが始まりだった、同じ手駒だったとしても景と繋がっていたという優越感?

    1
    投稿日: 2025.05.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どうしても「そんな簡単に死ぬのか?」という気持ちは拭えないが、本当にそれで死んでしまう人もいるのだと思うとなんだかやるせない。自分には理解できない範囲のことだと受け止めた。 最後の展開については、最初から景が仕組んでいたとしか思えない。 子どもの頃から意図的に凧を隠すような計画性と知性を持つ人間が、好きな人の消しゴムを云々というまじないを真っ当に信じるかどうかが怪しいし、それによっていじめが加速することくらい、想像ができそうだと思う(つまり、いじめを加速させたくないのであれば、その行為を行う必然性がない、普通に言ってもらえばいいだけの話) なので願望というよりは景の能力設定的な矛盾によるものという解釈だが、これはぜひ色んな人と意見を交わしたい系の本だなと思った。 「みんな景のことが好きなんだね」というセリフが個人的には一番好き。タイトルのことか〜と思うなどした。

    0
    投稿日: 2025.05.13
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    解釈が分かれるラスト四行 そのラスト四行を読みたくて手に取りました 確かにびっくりしました え!? そう思った後には思考があっちに行ったりこっちにきたり… あとがきを読んで、また再読してみようかと思う作品です また、他の人にも読んでもらって どっちですか?どっちの意味に取りましたか? そう聞いてみたい

    1
    投稿日: 2025.05.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    宮嶺が景と出会ってから初めから最後まで思い通りに景に操られていたのが怖すぎた。 序盤は宮嶺と景の関係性に惹かれていたけれど徐々に景に対しても宮嶺に対しても冷めてきて、あーあって感じ。恋というか依存は盲目だ。 最後の1行きつすぎる。。

    1
    投稿日: 2025.05.07
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    なかなか読まないジャンルではありつつも さわりだけ聞いて興味をもち購入。 読みやすかったけども…淡々と読み進めていった感じ。 確かにラストの衝撃はあった。 私の辿り着いた答えは一つだったけど 解釈が分かれるらしく… それを聞くと正直よく分からなくなる。 この手の世界観はあまり好みではなかったけど 読了後はしばし頭の中を占領していた。 中毒性のある作品。

    0
    投稿日: 2025.05.06
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    『愛していた』のか『愛していなかったのか』の二択への個人的な解は『愛していた』派であるけれど、この著者が書く『愛情』というものが一般的で清廉な愛情と同等とは考えていないので、終盤は怯えながら読み進めてしまった。笑。謎という点ではむしろ、寄河景にとっての分岐点はどこだったのか?までは推測できなかったし、読めば読むほど一層悩んで、自分の中で収まりがつかなくなる。学生たちの青春物語みたいな顔してるくせに、随分と恐い話だった…。

    0
    投稿日: 2025.05.06
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    最後の驚きに繋げるためとはいえ、途中の描写はエンタメ作品として度を過ぎているのでは。 小説だから、フィクションだからと言って、何でも赦されるものではないと思う。

    0
    投稿日: 2025.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    解釈が分かれると思うのだけど、読者が宮嶺と同じく景を信じたいのか、宮嶺を怪物に踊らされた被害者として見るのかで変わるのかなと思っている 個人的には最後の賭けは、賭けに勝てることも分かった上で「私と一緒にいて欲しかった」寄河景はきっと宮嶺のことが好きだったのだと思いたい これが化物に騙されることだとしても、一読者としての答えだなと思う また読み直したい作品

    0
    投稿日: 2025.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    沢山の「面白かった」の声と、私の持った感想とのギャップを考えている。単純に好みだけの問題ではないと思っている。早急に結論を出す気は無い。

    2
    投稿日: 2025.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どんでん返しがあるとか、なんの情報もなく読んだ。 ラストの消しゴムはおまじないを信じていた頃の可愛い景の恋心そのものだと思った。 サイコパスだって誰かを愛する気持ちはあるのだろう。

    0
    投稿日: 2025.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どの「消しゴム」が印象に強く残っているかで変わるのかな…と思いつつ、結局景に魅せられてしまった私はまさか、いじめまで仕組まれたものだなんて思えなくて……とここまで書いて初めて、私も宮嶺と同じだと気づいてしまいました。 恐ろしい化け物、が答えなんだろうな。そうわかっているのにもしかしたら…と思ってしまうのが憎くて悔しい。 サクッと読み切れてちょうど良かったです。映画化されるとのことで読みましたが、これは映像も楽しみ。

    0
    投稿日: 2025.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    みなさんに聞きたいんだけど、 最後の消しゴムは ①景があきらに盗ませたもの=景は化物 ②好きな人から消しゴムを貰えば両想いという噂を信じて景が持ち続けていた=景は宮嶺のことちゃんと好きだった ③その他の解釈 どの認識ですか。 私は②だと信じたいくらい景のことが途中まで好きでした。

    0
    投稿日: 2025.04.23
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    思っていたよりもさくさく読めた印象 もっと直接的に150人以上を殺しちゃうのかと思ってたけど、そーではないのね。 だいぶ間接的すぎて150人以上殺した主人公という実感わかず。 殺人鬼と認識しつつも、好きな気持ちに変わりがなく、ずっと隣にい続ける宮嶺が私的にはとても切なくて良き。 内容は続きが気になるのでさくさく読めました。 SNSで「ラスト4行が衝撃」とあったのでかなり期待してしまった部分もあり、実際読み終わった瞬間は「へー」程度。 自分の中で、話の内容はさくさく読めたものの、それほど話に感情移入はしてなかったんだなと実感した作品でした。

    0
    投稿日: 2025.04.10
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    「本の背骨が最後に残る」の斜線堂有紀さんの 土瓶さん逆お勧め本 恋愛サイコミステリーでしょうか 小学5年生で出会ったふたり カリスマ美少女と冴えない転校生 この二人の恋愛小説なのかと思います 実は、ラスト4行の衝撃を期待していたのですが そこのところは既にというか最初から予測済みのエンディングでした 参考文献の英語のヤツはなんでしょう?と 「Blue Whale」英語苦手で「青い鯨」で検索 この小説で主人公の女の子を殺人鬼とする「青い蝶」というネットゲームのモデルのようです 実際、自殺に追い込む事件が発生したらしい このサイコパス的美少女が、いつからその性格を持ち始めたのかをミステリーにしている 私は、最初からだと思っていますが 読み方によって変わるんでしょうね そこが良いところ(*'▽'*)

    92
    投稿日: 2025.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラスト4行をどう捉えるかで物語や人物の評価が分かれそう。登場人物がサイコパスすぎて個人的には感情移入できませんでした。

    4
    投稿日: 2025.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    彼女は一人だけを愛したのか? それとも洗脳していたのか? 一度読んだだけの今は全く考え付かない。 何より衝撃が強すぎて。 悲劇なのかある意味喜劇なのか。 何度も何度も読み込んで行かねば

    11
    投稿日: 2025.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラストの半分の消しゴムの解釈で色々ありそうですね。 いじめから何から何まで景の手のひらの上だったのか、、、、

    3
    投稿日: 2025.02.21
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    景の「流される人は死んでもいい」という狂気によって掻き回されて乱される周りの人たち。 最後の消しゴム怖すぎでしょ。いじめも景が仕組んだことだったの?本当に家庭に問題もなく愛されてるけど生まれた時から性根が曲がってた女の子なの?まぁまぁな感じで読んでたけど最後のポケットに入っていたものが全く想像つかなかったから「ひぇっ!」ってなったこわかった。どんでんって知らないとこんなにびっくりする。

    1
    投稿日: 2025.02.14
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    再読。やはり世界観が好きだなと思いました。幸せが急に不穏になる展開が読んでいてどきどきします。ハッピーエンドにならなそうな展開が続くのに、だからこそ幸せを探そうとしてしまう、だんだん主人公に感情移入しながら読んでしまう。世界観に入り込んでいく感覚がして面白いです。他の作品もいずれ読みたいです。

    2
    投稿日: 2025.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オーディブルにて。 初の斜線堂有紀さん。 ラスト4行でひっくり返る…みたいな誘い文句で期待値が上がり過ぎてしまった。 私は最初から景によって仕組まれてたのかな、という悪い方で解釈した。 物語自体はわかりやすい。

    1
    投稿日: 2025.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    インスタで紹介されているのを見て読んでみました。 その時点でどんでん返しがあるのは分かってはいましたが…。読解力の乏しい私ではよく分からんw でも景が宮嶺を愛していたとは思えないんだよなあ。愛ではない違うなにかだと思う。分からんけど。 読んだ人の感想を聞きたくなる作品ですね。

    6
    投稿日: 2025.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Amazonオーディブルで聴いた。 序盤のしつこいイジメ描写にゲンナリしたけど、首謀者を自殺に追い込んだ景に心酔するようになる主人公に対して読者に共感させる効果は大きいよね〜。 私もその辺では景のこと好きになっちゃったな〜。 でもそのあとは、いやいやいや…て感じで嘘くさすぎてしらけてしまった。 「バビロン」の曲世に感じたのと同じ感じ。 私は、景が怪我をしたのはわざとで、宮嶺に対するイジメをやらせたのも景だろうと思ってる。 景は宮嶺に執着して、宮嶺が自分から離れず、心酔するように仕向けているんだけど、そもそも景が宮嶺に執着することに納得感がないのが残念。 景には宮嶺みたいに心酔する人はいくらでもいるわけじゃん。 その中で何で宮嶺??と思ってしまう。 まあそれが恋というものなのかもしれないけど〜(景が一般的な恋愛感情を持つタイプではないけど、執着と恋愛感情は似たもののような気もする)。

    1
    投稿日: 2025.01.25
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    緻密に組み込まれた伏線と濃い内容が293頁に収まっている。読み終えて息が漏れた。青春時代の痛々しさが産んだ化け物、彼らの行く末があまりにも壮絶過ぎて呆然とした。もう一度読みたい。 短い話だし、サクサクと読めるのもあるが展開されるのは透明感溢れる青春……のふりをした病みに病んだ世界である。人とは美しい。脆く、呆気なく壊れてしまうほどに。大変面白い小説である。

    0
    投稿日: 2025.01.16
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    最後の最後にどんでん返しがあって、おもしろかったです。…いや、他の方の感想を読んでみると、どんでん返しではなかったのかもしれない。色んな解釈ができるし、とにかく最後までおもしろかったです。 池谷菅生のほぼアナグラムというのは、 ikeyasugao→yosugakeiってことかな。

    0
    投稿日: 2025.01.16
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    評判通りの作品でした。短く簡単で分かりやすい。だけど明確な答えがないのですごく簡単な訳でもない。 全体的に軽くて重みのある本だとは言えないけどこの作品はそれが良いところだと思う。   景のカリスマ性にはきっと誰でも惹き込まれてしまう。 読み手の私でさえも完全に彼女のペースに乗っていて最後まで読んでいってハッとした。   完全にしてやられたり。   再読した時がいちばん面白いんだろうと思う。 また時が経った時、読み返したい。

    0
    投稿日: 2025.01.10
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    斜線堂有紀さん(読了2作品目!) 「恋に至る病」読んだ まさに、この景という女の子に恋をしてしまったら死ぬという物語。圧倒的なカリスマ性、流されてしまう人間は死んでもいいという信念を貫く狂気性を持った女の子の話。最後、景のポケットに入っていたものを知って、この物語の恐ろしさに再び気づく……。彼女が何だったのかを解釈して欲しいと作者さんは言ってたけど、愛情表現の度合いをを超えた圧倒的な独占欲で宮嶺を利用してたのかなとも思ったけど、それは比較的平和的な考えなのかな……。難しい。

    0
    投稿日: 2025.01.09
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    主人公である宮嶺望は小学校の転校をきっかけに 天才的に人を惹き付ける人気者の寄河景に出会い、 様々な面で助けられる。 2人も高校生になった頃、プレイすると死ぬゲーム 「ブルーモルフォ」が都市伝説として話題になる。 時を同じくして若者の自殺も増加していた。 「ブルーモルフォ」はあくまでも 都市伝説と思われていたが、 150人以上を巻き込む自殺教唆ゲームであり、 その首謀者こそが寄河景だった。 考察のしがいがあるラストで 読む人によって印象が異なりそう。

    23
    投稿日: 2025.01.08
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    短く読みやすい物語で、なんどもハッとさせられる文章が詰まっていて、飽きなかった。 特に、最後の行で景が完全に狂ってて、最初から景の掌の上とわかるがよい。 表現が全部軽いせいでラノベ感があるけれど、そのおかげで景が読後も善性を主張していてよかった。

    0
    投稿日: 2025.01.04
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    悲劇だと分かっていても面白かった。 150人以上の人間を死に追いやった寄河景(よすがけい)は、善良な女子高生の皮を被った怪物だ。 そんな彼女を愛した宮嶺が最後に受け取ったものとは何なのか。 彼女の中にも愛があったと思いたい。 だけど、怪物らしく非情であって欲しい気もするんだよな。

    3
    投稿日: 2024.12.22
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    読み進めている間のドキドキ感が半端なく、ページがサクサク進む。ラスト4行ではっとさせられる。これは誰かにおすすめしたい作品!

    0
    投稿日: 2024.12.15
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    最後4行が、どちらの意味なのかは、私には、はっきりとは分かりませんが、良い作品でした。 ゾクゾクする怖さがあり、読んでいて楽しかったです。

    0
    投稿日: 2024.12.08
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    この本のすごいところは、明確な解がない所。 善とも悪とも見方によって全く違う印象になる小説… モヤっとしてからが本番だ!

    0
    投稿日: 2024.12.04
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    景…恐ろしい女の子だな。 宮嶺の事を愛していたのか操っていただけなのかわからない。 あとがきに『それを判断する材料はいくつかある』とあったけれど、どっちが本当の解釈なのか私にはわからない。 もしかしたらどっちもだったりなのか。 うーん、わからん。 でも、とても引き込まれる物語りだった。 景は死んだことをよかったと喜ぶ私は冷たい人間なのかな 人を殺しすぎ。

    1
    投稿日: 2024.12.01
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    好きであることは、呪いだ。 それがどの程度の愛情かは関係がない。 そのひとが特別だということだけで、それだけが全てになってしまう。

    0
    投稿日: 2024.11.30
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    終わり方が予想外でびっくりしました。景が宮嶺を好きな理由があまり説明されていなかったので、違和感を感じていたが、最後に伏線として景という人物像を把握するための材料となるという構成がすごかったです。あとがきを見た限り作中にその答えがあるようですが、一読して時点での景のイメージから想像すると、やはり宮嶺は景に最初から操られていたのではないかと思う。

    0
    投稿日: 2024.11.29
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    景のことを人間だと思うからわからなくなるが、あれはコンピュータだと思えばいいのではないだろうか。 景はサイコパス(コンピュータ)なので人としての感情が欠落している。 しかし心の動きはシミュレートできるので、他人を意のままに動かせる。 ●ブルーモルフォ なぜ景は人を操るのか。 おそらく楽しんでいるわけではないと思う。楽しいという感情もないまま、他人を自分に依存させたり、自殺させたりする。 自分の能力への興味&確認行為なのだ。ネコが虫をいたぶるのと同じ。殺すのは目的じゃなくて実験結果。 ●宮嶺 さて、人の心の動きを完全に理解している景だから、愛が何かは知っているが、彼女に愛という感情はない。だから、宮嶺を愛すことはない。できない。 しかし、景が宮嶺を特別扱いしているのは間違いない。 景が普通の人間から1万光年離れているとすると、宮嶺は1光年くらい通常から逸脱しているので、興味を持って実験していたのではないか? ●愛に似たナニカ 50日あれば人を操れる景にとって、10年以上操り続けた宮嶺は、コンピュータ景にとって最重要アイテム。愛せないけど、最大限、愛に似たナニカだった。 そう考えると悲しい。 日本のスーパーコンピュータの名前もケイだしね。漢字は違うけど笑

    2
    投稿日: 2024.11.27
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    最初読み終わったときは☆3かなと思ったけど、作者の後書きを読み、改めて読み返し、☆4に繰り上げ。 にしても景すごい!小学生の時点で立ち振舞にカリスマ性を感じる。ブルーモルフォ彼女ならできるかと思える(といいつつ現実問題絶対無理だとも思うけど)。性善説を信じたまま大人になれたらよかったね… ちなみに読み直したにも関わらず、景がただのサイコパス化物なのか、化物だけど宮嶺を本当に好きだったのかはわからなかった。 消しゴム持ってた=景が取った、と仮定しても、それが好きだから取ったのかどうなるのか見てみたくて取ったのかわからない(いじめを予期してたとしたら、性善説を信じなくなったタイミングが変) 仮に愛があったとして、宮嶺の良さ全然わからないのも困る。景のヒーローになってくれたから…?でも別に景なら何人だって同じくらい自分を盲信し、ヒーローになってくれる人を作れるよな。 全ては景の実験だったような気もするし、たまたま怪我を見た宮嶺に景がなんらかの感情を持ち執着したようにも思う。 だれか解説して〜〜

    1
    投稿日: 2024.11.21
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    最後のページで震えました。 読み手によって解釈が分かれるとの話ですが、私はどちらの意図もあったのではないかなと思います。 そして景は宮嶺を愛していたと思います。そう思いたいのもありますが、自分の異常性に気づいていた景が必死に繋ぎ止めようとしていた歪んだ愛情であったと思います。 それにしても景という人物の危うさは魅力的で、文章でも思わず自分も洗脳されてしまいそうなほどでした。

    0
    投稿日: 2024.11.11
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    実際起こった事件を参考にしてるようだが、なかなか歪んでたね。もっとゾクゾクする感情を煽ってほしかったかな。救いを匂わすより、徹底的に絶望させた方が冴えたかもと思ってみたりする。

    0
    投稿日: 2024.10.24
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    見方によってそれぞれの行動の意味が全く違ってくる。いじめシーンは心にくるものがあって読んでるのがしんどかったけど、少しずつ伏線回収されていく感じと読めば読むほど解釈が広がる感じがすごく面白かった。

    0
    投稿日: 2024.10.12
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    なんの事前情報もなしで読んでみた。なんて感想を書けば良いかわからない。良かった。すごく好みの話だった。所謂「性癖に刺さる」って言葉が正しい気がする。 ラストがあんなに痺れる展開だとは思わなかった。題名も読み終えてから見るとより愛おしい。わたしも人生のうちで景みたいな人に出会いたい。そんな感想は珍しいのかもしれないけど。 この二人の関係性がすごく…良かった…。語彙力のなさが悔やまれる。斜線堂さんは私にとって尊い小説を書いてくれる素敵な作家さんだ。

    42
    投稿日: 2024.09.23
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    恋に至る病って、人々が景を愛すようになってしまうことと、伝染病みたいにブルーモルフォが広まっていくことっていう意味ももちろんあると思うけど、景が最終的には宮嶺に恋をするようになったっていう意味でもあるんじゃないかなと思う。 最初から宮嶺のことが好きだったのか、何かあった時の隠れ蓑にするためにおまじないを利用したのかは分からないけど、わたしは、そうやって宮嶺を側に置き続けているうちに景は本当に宮嶺へ恋愛感情を持つようになった、恋に至った、景の異常性っていう病が宮嶺への恋愛感情に至らせた、っていうことかなと思う。

    2
    投稿日: 2024.09.22
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    おすすめ度 ★★★★☆ 伏線度 ★★★☆☆ 物語はスルスルと入ってきて一気読みできた。 最後の4行が衝撃!と期待されてたぶん 期待しすぎて、けんごさんの言う通り読み手によって考察が変わると言うものやった あたしてきには、いいラストやったんかな?と思ったけど結局主人公は、サイコパスによって洗脳されてただけなんやなとおもった

    1
    投稿日: 2024.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ページ数が少ない割に余韻が残り、読書習慣の再開にちょうど良かった。 寄河景はサイコパス殺人鬼だった。論文や転落事故、全て景が宮嶺を従わせ最終的に身代わりとする筋書きで、そこに愛はなかったのか? はたして景は宮嶺を愛していたのか? というところ、宮嶺はある理由で景は自分を愛していたと信じて罪を被り続ける。 素直に読めば景は宮嶺を愛していたと思うが、私は「人類を淘汰する」という適当な謳い文句で、実際は手を汚さず人を大量に殺したかっただけの殺人鬼が、自分は人と愛し合っていたなんて考えたくはないので、なんとか愛はなかったと思いたい。 消しゴムは愛を疑われたときのために見せようと事前準備していたものだったかもしれないし、『蝶図鑑』を作ったのも景だったかもしれないし、「死後の世界はあると思う」と答えた宮嶺を内心バカにしながら「そこで会おう」と言ったかもしれない。 と書いたが、「景が宮嶺を愛していた要素」や「景が善人である可能性のある部分」を探しながら再読すると、新しい発見があっておもしろい。 ブルーモルフォという最強のアプリ?サイト?を景がどうやって作ったのかがよくわからず、そこだけ気になる。

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    投稿日: 2024.09.06