
総合評価
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powered by ブクログエダさんとマギリさんの時代はみんなで楽しそうに船に乗ってたのに、テラさんたちの時代は男尊女卑のガチガチルールになっちゃっててつらみ これが狩猟採集社会と定住農耕社会(漁だけど)の違い…!この本の前によんだ「未来」のテーマがまだ繋がってる感じで不思議 女性について描くとこのテーマになるのか?
0投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ある星にたどり着いた宇宙船の人々はその星に資源があることを期待していたが、あいにく着いた星はガス惑星で資源を得られそうになかった。しかし、大気中を泳ぐ魚が資源化できることが分かり、漁を発達させ、得られた資源をもとに繁栄していく。結果的に主人公らの時代では封建的な氏族社会になっていたが、テラとダイの二人は異例の女性同士のペアで漁に挑み、色々な慣習を打ち破ろうとする。 スピード感のある漁の様子とテラとダイの絡みが魅力。ガス惑星に沈んでいる生き物が自身から魚を作っており、人類にそれを大気圏外まで運んでもらうことで脱出を図っている、という話も個人的には好みだった。 オーディブルで聴いたが、耳慣れない単語が多かった印象で、なかなか理解に苦戦した。用語などを別に調べて分かるようにはなったが、文章で読んだ方が分かりやすかったかもしれないと思った。
0投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログ小川一水さんの小説は初めて読んだ。 百合、漁業、SFという一見すると見慣れない並びがこれ以上ないほど上手く調和されていて、読みやすい文章にも引き込まれ、とても面白く読むことができた。
0投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログ百合×漁。異色の組み合わせをSFの世界観で展開している。突拍子もないけれど、読んでいるうちに楽しく了解させられる心地よさ。 ストーリーのテンポが早くて、引き込まてるうちに一気読みしてしまった。すごく面白いよ。
0投稿日: 2024.12.07
powered by ブクログ遂に小川一水さん初読みです! 前々から気になる作家さんだったんですよ SF好きなら一度は読まないと!っていうね SF設定のほうは「ほほう」って感じ 上手い!と思いました まぁ、漁です ガチ漁です お船に乗って漁をするんですが、捕まえるのが魚じゃなくて、魚の(ような)生態の「資源」なんですね まぁ僅か三行では説明しきれないので、そこはもう捨て置きます で、そこの肝となるSF設定はエグいんですが、その他の部分が男子中高生が大喜びしそうな設定で、おじさんちょっと肌に合わない そしてまず間違いなく男子中高生に向けて書いているので、たぶん百点 これぞまさに合わなかった〜ってやつやな シリーズものみたいなんですが、次はないかな〜 小川一水さんの他の作品もこんな感じなのかな〜? もう一冊くらい読んで要確認やな
52投稿日: 2024.12.06
powered by ブクログコミックスを読んで、原作が気になったので、積読から取り出しました。 巨大ガス惑星を周回する氏族船で、"漁船"の継承者のテラは夫となり漁船の操縦者(ツイスタ)を求めているが、なかなか良縁に巡り合えない。そんな折、ダイオードと名乗る少女が、本来男性しか認められないツイスタに名乗りを上げて・・・ 昏魚(ベッシュ)漁をはじめ、テラとダイの操船やら漁やらが面白い。でっかいテラとちっさいダイの百合もよい。続きを読む。
2投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログジャンル的にはハード百合SFになるんだとおもいます。導入部こそ「ハード」展開がいっぱいありましたが、さほど苦にもならず、だんだんふわふわ感が増してゆき、でも押さえるところは押さえている感じ。一気に読み終えました。次が気になる展開です。しかしこの作者は振り幅が広いですね。他の作品も楽しみです。
0投稿日: 2024.03.28
powered by ブクログハードボイルド百合SF。 ふわふわしてるけど大胆(無自覚)なテラちゃんと、強気だけど甘えん坊なダイオードちゃんの掛け合いが好き。身長差含めて。 最終盤、テラちゃんが特大受け爆弾をぶち込むよ。
0投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログ宇宙を泳ぐ魚や自由自在に形を変える粘土の船ってアイデアが面白い。 主人公ふたりのキャラ付けも最高!控えめなようで実は結構思いきるときは大胆なテラも、虚勢を張りながら強気に活躍するダイオードも可愛い。 世界観や「なぜその役割分担が固定化したのか?」のあたりはまだまだ1巻時点では語られてない謎や歴史がありそう。
1投稿日: 2023.12.01
powered by ブクログ初めの方はSFらしい難しい設定が多くて読みづらいけど、中盤以降は世界観にすんなり入れてキャラクターに感情移入しながら楽しく読めた
0投稿日: 2023.08.29サイクロン・ランナウェイを予想させるラストが良かった。
この物語が終わったところから本当のツインスター・サイクロン・ランナウェイが始まるのだと思った。ツインスターは、もちろんテラとダイオード。ランナウェイとは逃亡。何から逃げるのかというと、女はツイスタにはなれないとか、女はデコンパにならなければならないとか、女2人では漁師とは認めないとか、そんな因習から逃げるのだと思う。そしてこの物語が終わったところから、2人が、とんでもない大嵐を起こしながら逃げて行く姿を想像させるラストにワクワクした。
0投稿日: 2023.02.10
powered by ブクログ巨大ガス惑星、大気を泳ぐ巨大な昏魚、自在に変型する宇宙船で漁をして暮らす人々。 …という世界の設定だけでもわくわく。 そして、夫婦で操船するルールの中で、異例の女性ペアで船を操る、テラとダイオードのぶっ飛びまくりの活躍。 ぷはー、面白かった。 ストーリーとしては、あらすじを書くこともできないんだけど、とにかくどっぷり濃いSFな世界と、シャイなんだかエッチなんだかピュアなんだか、ド可愛い女子ふたりのやりとりに、気持ちよく溺れるべし。 続編あるんだ。 そりゃ、外宇宙へ行くんだよね??? 小川一水さん、いつか読みたいと思いつつも、代表作「天冥の標」シリーズに挑まずに、つまみ食いしております。
7投稿日: 2022.09.23
powered by ブクログ粘土練り練りして船や網にする機構。共同体同士の関係。そして主人公二人。 体制やしがらみにとらわれないで自己実現する。 はようイチャイチャしてくれ。 周囲から求められる姿。慣習に整合できない自分。低下する自己肯定感。それでも自分は戦えると信じてる能力。自信を得て世界が変わる、或いは世界を変えるかも知れないし世界は冷たいままかも知れない。だけど、二人ならどこまでも飛べるような気がする。 おっぱいは正義。 〇〇ライクとプリントされた食べ物が結構気になる。
0投稿日: 2022.08.25
powered by ブクログめっちゃ評価が高かったので、期待して読んだ。やっぱり天冥の標の作者だけあって、SF部分のディテールがすごい。 登場人物たちの動機や位置付けなんかも絶妙で、これから大きなスケールの物語に発展していきそうな勢いを感じる。 ただ、この作者の恋愛感というか、人情の部分、なんか私とは違う感性なんだよなぁ。 このストーリーが愛をベースに描かれてると思うので、そこがズレてるからどうしても最終的にはなんかしっくりこない。 続刊を読むかは、もう少し時間を置いて咀嚼してからにしたい。
9投稿日: 2022.07.08
powered by ブクログ男女がペアになって宇宙船に乗り、漁をする風習がある世界。漁は長期にわたることから男女はほぼ夫婦とされる設定。 女性2人のペアがめざましい成果をあげる。 百合である必然性があると思った。 未来とはいえ家父長制の色濃い世界で、もし男性2人のペアだったら勿論なにか言われはするだろうけどここまで立場悪くならないんだろうと思うから
2投稿日: 2022.04.15
powered by ブクログ「ハイウイング・ストロール」を思い出しました。バチゴンドウのところです。 あれも、ミッションをクリアしてゆくタイプの物語で、ゲームプレイしている感覚になりました。「ツインスター」も、そのためテンポがよくて読みやすい。 タイトルから、表紙の二人が行く先々で大立ち回りを演じて、旅を続けてゆくみたいな珍道中かな、と想像していました。 「ツインスター」はあっていたけど、「サイクロン」と「ランナウェイ」がちょっと違うか。続編があるなら「サイクロン」と「ランナウェイ」で3部作みたいな形になったりするのでしょうか。 終盤で明かされた世界の真実とダイオードの夢が、実現する時が「ランナウェイ」になるはず。 ぶちギレ早口ダイオードが心地よいのは、権威・慣習なんてクソ喰らえ!の心意気があるからで、彼女の過去に根付いているもの。一方で、強気でいないと受け入れられない現実に流されてしまう、という弱さを自覚しているからでもあるのでしょう。 ダイオードの心の危うさを、受け入れくるんであげれるテラの性質はかけがえのないもの。精神的にも物理的にも、つつんであげれます。 反抗心と想像力の厨二病コンビの「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」。 長老会から無理難題押し付けられて、大胆不敵な二人が解決してゆくというアクションものも読んでみたい気がする。アニメ化とかされたら、人気出るんじゃないかな。
0投稿日: 2022.02.12
powered by ブクログ表紙のかわいさからは想像できない本格ハードSFでした。世界観に入り込むまで時間がかかりましたが、テラとダイが出てきたところから猛烈におもしろくなりあっという間に読了。二人が協力して旨魚(ベッシュ)を捕るところは自分も船の中にいるような臨場感があり手に汗を握りました。百合ではありますが二人はあまりべたべたしないのでその辺も好感度が高いです。しっかりとした異世界の描写があり、躍動する二人をずっと見ていたいと思いました。精神脱圧(デコンプレッション)を一度やってみたい!と思いました。
0投稿日: 2021.09.03
powered by ブクログ規格外の背高女「デコンパ」のテラと、小柄な家出少女で通常男が務めるはずの「ツイスタ」のダイオード……2人がコンビを組んでとてつもない漁獲量を揚げ、時には命の危機に見舞われ……これでもかというほどSFの世界観を確立しつつも王道のコンビものであるガールミーツガール。図体はでかくても優しくて生真面目で勤勉で妄想癖のあるテラ、野良猫のようにクールで勝気でたまに口の悪いダイオードの組み合わせがとんでもなく愛しい。続編、アニメ化、非常にお待ちしております。
0投稿日: 2021.07.28
powered by ブクログ宇宙で漁業で百合で小川一水?と思ったら、宇宙で漁業で百合で小川一水だった… ちゃんと機構とSFギミックを考えてくれるところが小川一水のすてきなところ。 気になったところ 漁師の伝統的扮装…ひらひらを着せたかった、のはともかくとして、女性を庇護下に置く視覚的効果を狙ったもの? ゲンドーさんちでの男尊女卑は、初期族長の統率徹底と嫉妬心のなせる技か。で、姐さんどこ行った。 公文書の意図的な隠蔽による歴史改変にご興味がおありなのか。
0投稿日: 2021.05.09
powered by ブクログ表紙のキャラクターと自分のイメージがなんか違う 地球外の生物が絡んだ話うまい 一冊だけで終わるのもったいない いろんな技術やワードが盛り沢山、それらを組み合わせて話を形作るってほんと凄い そう百合とはいえ天冥でもあったし あと漁業ね、釣り
0投稿日: 2021.04.18
powered by ブクログ遠い遠い未来を描いているSF。こういう設定を作るのが本当にうまい。 記憶も記録も失われていて、技法も技術も違うけど、やってることは現代の漁業と変わらないのが面白い。船のギミックも面白いし、アニメで観たいなぁ。
2投稿日: 2021.02.07
powered by ブクログ小川一水初めて読んだけど、私は馴染む文章で読みやすかった。 そして面白かった。 SFで百合てどんなんかと思ったけど、2人が徐々に信頼関係を構築して仲を深めて行く過程ににこにこしちゃったし、並行してこの作品の世界がどんなモノなのかっていうのが少しずつわかっていくのがとても楽しかったです。 というか作者さんも書いてたけど?書いてたかな?SFで百合で宇宙で漁業てなんなん。それが面白いってどういうこと。
0投稿日: 2020.11.02
powered by ブクログ夫婦が組んで宇宙で漁をする世界 テラは両親から継いだ船で漁をするためにお見合い三昧だがその独創的な網捌きが理由で連戦連敗 そんな中彼女組みたいと言う少女ダイオードが現れる 今をときめく百合SF アステリズムに花束をに収録されていた短編は読んでいたのですがこちらの方が世界観の説明が緻密で面白かったです ダイオードが偉いおじさんに噛み付くシーンとかとっても好き 続編出て欲しいなーと期待
1投稿日: 2020.08.06
powered by ブクログ宇宙漁船百合。SFとしての設定とかは正直わからないけど、主人公2人の掛け合いの面白さで読ませる。「天冥」はもちろんすごいけど、こういう小品も面白い。とかいってたら続編があったりして。
1投稿日: 2020.07.07
powered by ブクログジェンダーネタを絡めたSF。最近この系統読んでなかったな。 相変わらずのセンスオブワンダーが前面に出てくる作者で ジェンダーネタにシフトするとは思わなかった。 最初の一節は思わず裏表紙の紹介文読み返して主人公誰? とか思ってしまったが。
1投稿日: 2020.07.05
powered by ブクログお気に入りは「〜ライク」。笑 女の子っていいよね……私はきっとデコンパかな。 ロックさんのお話も読んでみたいところ。 ランナウェイしたーい!
1投稿日: 2020.06.23
powered by ブクログ宇宙漁業百合ってなんなんだ!?と思って読んだら、本当に宇宙で百合が漁業していた。 でもね、確かにそうなんだけど、それだけではなく。厨二美少女とおっとりお姉さん。2人とも尊い可愛い。 いろんな難しさや偏見や面倒くささも丁寧に描かれていて、続編が本当に待ち遠しい。
1投稿日: 2020.05.31
powered by ブクログ百合アンソロに収録されていた作品を膨らませたのかな?、と思いました。短編では同性婚も容認されていたような気がしたんですが、こちらの設定では随分と封建的な様子。ま、人的資源が貴重(であろう)な宇宙では同性愛は非生産的と後ろ指を指されても仕方ないという事なのかな〜 ダイオードの突っ張ってるティーンエイジャー感がすごくらしくてかわいい(笑)年齢以上に背伸びしたり、良いとこ見せようとしてから回ったりとか。仕方ないとか、いつもの事と思いながら不快ゲージを高めていた男性社会特有の女性蔑視を指摘したり。これを男性が書いてるんだから面白いなぁ。 この二人は外宇宙の先にも飛び出していきそうでいいなぁと思う。人の想像力に感知する粘土って考えもおもしろいし。世界観を同じにした作品とか読んでみたいな〜(その前にどこまで読んだか忘れて積んである天冥の標を読了しないとなんですが)
1投稿日: 2020.05.14
powered by ブクログ小川一水のライトSF。ガス惑星を泳ぐ魚を捕る女漁師ペアのおはなし。 ゆるゆりじゃないよ、ガチゆりだぁ!
2投稿日: 2020.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いまから6500年ほどの未来、太陽系を脱出した人類は巨大なガス惑星FBBへ移住 軌道上に数百隻の宇宙船を浮かべ船でガス雲海を駆けて漁をする、疾走感のあるSF 初めは、デコンプ?ツイスタ?AMC粘土?慣れない用語にとまどいつつもSF魂をくすぐられ、世界観ルールになじんできた頃に百合の香りがほのめく ただ作品の射程としてはもう少し先、社会システムや風習が押しつけてくる婚姻制度に対する異議申し立て、世の中がなにを言ってこようがありのままの自分を発揮し個人の幸せを追求すべきだと言っていると思う 小川一水作品の注釈多めな世界設定だけでもマニア好みな味わいがある 好きなシーンはダイオードがジーオンにタンカを切るところと、ラストの窮地でテラとダイオードが言いあうところ
4投稿日: 2020.04.05
powered by ブクログ>──303年前に、汎銀河往来圏から惑星ファット・ビーチ・ボールへと移住した人々は、まだ生きていた。 >残存総人口は30万4900名である。 今からだいたい6500年後くらいの、銀河辺境のガスジャイアント(木星型惑星)軌道上で、漁をして暮らす社会が舞台のバディ物百合ハードSF。 生活するための資源を惑星大気を泳ぐ魚(のようなもの)を捕ることで補わなければいけないという社会設定で人がどのように暮らしているかという考察は、SF読んでる〜って感じでもう、楽しくて仕方ないです。 「礎柱船の燃料でありエンジンであり、電池であり電線であるほかに、翼と耐圧装甲になるという素敵な材料」全質量可換粘土で造られた船で、船の形を変幻自在に変えながら大気に潜って漁をする…楽しい…。 で、広がりの少ない宇宙船で300年も暮らして、はじめ50万人いたのが30万人になってたり、24あった氏族が16に減ってたりしてたら、男女の役割ががっちり決められて船は男女の夫婦で動かすもの、氏族によっては女は三歩下がって影踏まずみたいなことになっていると。 そういうところで、独創的すぎる創船で男にモテない巨女テラと、男側の役割である操縦士をやりたい超絶技巧パイロット家出娘ダイがバディになって、今まで誰もできなかったようなことをやってのけまくる爽快SFなわけです。 核心のお話的には、ダイがじりじりとテラを落とそうとするラブコメでございます。お互い探り探り距離を縮めていく感じ好きですよ。 デッキドレス 漁に臨む正装である「船用盛装」が、「白金色で軽快な三十五世紀シリウス宮廷妖精風テンプルガードル姿」とか「ヴィクトリアン型ロングドレス」とか「銀と黒のスキンスーツ型」で、これはイラストで見たい!! クアングアンファン 超光速航法の「光貫環」が、「星と星との等重力ポテンシャルを結んだトンネル」で、これは導きの星の慣性系同調航法ですねえ。こういうのファン大喜び。 あー面白かった。
9投稿日: 2020.03.29
powered by ブクログガス惑星ファット・ビーチ・ボールで、「昏魚」を獲る漁師SF。可塑性漁船「礎柱船」、氏族の因習、FBBの謎。ハイテンションパワープレイでぐいぐい読ませるし、アイデアやギミックが面白く、爽快なお話なんですが、その裏には生存のための模索と試行が積み重なっていて、それを思うとちょっとしんみり。百合SFアンソロでいちばん好みだったので、長編化は嬉しい。 「百合SF」と銘打つことで広く売れたら商業的にはOKなのかもしれないけど、そうやってラベリングする……というか、枠組みをデコンプしてゆく力と勢いを感じたりもしました。(※デコンプ言いたかっただけ)
3投稿日: 2020.03.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
凄く面白く読んだが、結末はあまり好みではなかった。 もう少し長くあって欲しかった、と思うのは、欲張りだろうか。きちんと許可を受けて、(たとえそれがストーリーを進行させる上で要請されるシーンでなくとも)漁をするシーンはもっと見たかったし、二人の結末が描き切られていたか、というとちょっと落ち着くには足りない感じがした。今後の展開は示してあるから想像はつくけど、一番盛り上がるところで終わってるような気がする。 ダイオードが過去の記録を漁っていたのは、合法的に結婚するためではないかと思いながら読んでいたのだが、結局「想いが通じ合っていれば」とか「世界なんて関係ない」みたいな、百合だとありがちな結論を出してしまっている気がして、そこが少し釈然としなかった。 が、百合SFとしてだめか、というと全くそうではない。台詞回しがちょっと軽すぎるかなーと思う箇所はあれど、キャラクター造型は魅力的だし、彼女らの織りなす関係性は素敵だ。慣習に縛られながらも溶け込めないテラと、少女らしい美しさを持ちながら、芯の強さと荒々しさを秘めたダイオード。彼女らが正体を探り探り、お互いを必要としながらも、どこまで距離を詰めて良いのか戸惑いつつ、少しずつ心を通わせて行きーーかと思えば、一気に行き着く思い切りのよさ。緩急の効いた良い進展のさせ方だったと思う。 また、設定の扱いが硬すぎず、雑すぎず、SFとしては非常に好みな塩梅だった。とりあえず固有名詞ぶん投げても、然るべきタイミングできちんと説明がある。お陰でくどくなり過ぎず、勢いが削がれることなく、徐々に世界設定の霧が払われて行く感じがあって、楽しく読めた。個人的な難点こそあれど、それでも本作は百合にもSFにも妥協なく、一粒で二度美味しい傑作であると、言えるだろう。
2投稿日: 2020.03.29
powered by ブクログアステリズムに花束を、で短編版を読了済みだとやや物足りないかも。お話としては好きです。 短編が短編としてコンパクトに収まっていた分、冗長な感じ? 続編あるといいなあ。
2投稿日: 2020.03.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
僕たちには 物語、しか ない。 ひとことで云えば、気持ちの良いSF。 元々が百合アンソロジーの短編なので、それはもちろんそうで、 長編とするにあたって、それがそうであるから出てくる問題、というか社会的な部分に、触れるか触れないか。 それは見て見ぬふりをするかしないか、ということなのかも知れないけれど… むしろそれ自体を推進剤としているようにさえ感じて、素直にぐっときました。 風穴を開けるドリルのコアチップというか。 物語の要石というか。 こういう書き方もある、なんて偉そうだけれど。 開けっぴろげで、 わざとらしくなくて。 そう。 ここには感じるべき物語しか、ない。
2投稿日: 2020.03.24
powered by ブクログ待望の新刊、だったけど、個人的な評価はイマイチ。 ユリアンの元ネタからどう膨らませたのかと思っていたら、まんまブローアップで拍子抜け。 おまけに、ボリュームアップした割りに、なんか雑な感じがする。 とりあえず、次回作に期待、かな…
2投稿日: 2020.03.22
powered by ブクログ「アステリズムに花束を」にあったものの長編。とても良かった。 今から6000年後、宇宙で魚を捕獲する百合。操縦士のツイスタと、変形粘土を思考で操り魚を捕獲するデコンパ。ツイスタは男、デコンパは女が一般的。氏族とか、男だ女だと、未来でもこんななのかねぇ…と思ってしまうが、女コンビでとやかく言われつつもお互いに理解していく様子はとても良い。
0投稿日: 2020.03.21
