
総合評価
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powered by ブクログ商店街を中心とした、短編集。 ラーメン、おにぎり、食堂、デミグラスソース、移動販売。 初っ端から、えらく人がでてくるな、と思っていたら 最後の疾走具合がすごいです。 どうなる!? という手に汗握る状況になっていました。 これが最初の短編なので、次は? と思ったら 落ち着いた状況の話。 本人にしたら、まったくもって落ち着いてない状態ですが。 しかしご飯の上にイチゴって…。 考えればわかる事なのに、食に関心なさすぎです。 たくさん食べる男がやってくる食堂。 一人のために頑張る様が、何だか嬉しい気がします。 とはいえ、余ったら白米がすごい事に。 そんな流れなので、デミグラスソースの話だけ あれ? という落ちでした。 語るだけで終了。 落ちは? と思っていたら、これだけ次に。 最初の話とは違いますが、これもまた、人とtの繋がり。 やはり、つながりは大事です。
0投稿日: 2020.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編5編の構成のこの作品。グルメと人情ドラマ がテーマだと思ってたけど、現代社会にある 個人経営飲食店の高齢化&跡継ぎ問題や 以前からある郊外型複合施設の充実による 飲食店を含む商店街の問題なども見え隠れ していました。どの話もよかったけど、 「おむすび狂詩曲」の母と娘、娘と娘、 母と母の不思議なつながりが面白かった 「或る洋食屋の一日」「ロコ・モーション」の 意外なつながりがよかった。 「或る洋食屋の一日」を読み終わったとき あれっ?あれは消化しないままなの? ってのがあったんですが、あとの 「ロコ・モーション」できっちり回収して なんだかすごくすっきりした読み終わりに・・・ 一つ言えることはこういったグルメが 話に入ったものを読むとお腹が減る・・・・
0投稿日: 2020.09.30
powered by ブクログ生きることと食べることは切り離せない。 食を通して人との繋がり、ほんとうに大切なことが見えてくる。 短編だけど、少しずつ繋がりがあるのが良い。 それにしてもお腹が空く(笑) おいしい塩むすびが食べたいなあ。
0投稿日: 2020.08.30
powered by ブクログ食べ物小説ってやっぱりいい! お腹は空くし、楽しい。描写が美味しそうなのも大事、とくに最後の二話、ドミグラスソースと、それに続くロコモコ。可愛いキッチンカーで、可愛い夫婦が営む、ほっこりする話。いいなー。
0投稿日: 2020.08.16
powered by ブクログ食を通じた短編集。 メシマズ母の家庭で育つ子の苦悩、大衆食堂の店主と大食い客とのバトルなど、描く光景は様々ですがどれも少しづつ繋がりがあるのがいいです。 個人的には店主の意地というか心意気を感じた「闘え!マンプク食堂」が好みでした。
3投稿日: 2020.08.13
powered by ブクログ町のご飯屋さん あたたかで想いがぎゅっと詰まっています 短編5話 すこしリンクしてて面白い どれも食べたくなるのよねえ 残念 でも心を「おなかいっぱい」にしてくれます 「ヒーローもの」の著者が 名もなきちっちゃなヒーローを 描いています ≪ さあ食べよ 泣いて笑って ご飯屋さん ≫
5投稿日: 2020.07.21
powered by ブクログおもしろおいしそうです!! どれもこれも美味しそうな料理が登場する5つの短編。 「四分間出前大作戦」入院中の父に届けたい出前ラーメン。 「おむすび狂詩曲」おむすびと見栄えオンリーのメシマズ弁当。 「闘え!マンプク食堂」客を満腹にさせたい大盛大衆食堂。 「或る洋食屋の一日」閉店する洋食屋の50年継ぎ足してきたドミグラスソース。 「ロコ・モーション」キッチンカーと究極のロコモコ。 うむ、伊坂幸太郎的な爽快な伏線回収と、あっそれ絶対美味しいねっていう料理のほろり人情仕立て……。 そうだなあ、特に最初の「四分間出前大作戦」はワクワク感がすごくて好き。 わりと閉店間際というか、いつ閉めようみたいな店の話が多いのだけど、最後は未来へ希望がつながっていくようで良かった。
0投稿日: 2020.07.13
powered by ブクログ図書館で借りたもの。 入院中の父に中華そばを出前したい子どもたちが起こした奇跡、マズメシ母に悩まされる女子高生とおむすび屋の女性店主の愛情…。美味しい料理を取り巻く人間ドラマを描く。 初読みの作家さん。 飲食店が舞台の短編集。 いろんなドラマがあるね。 読んでるとお腹すく~!
0投稿日: 2020.06.19
powered by ブクログ2020年6月読了。 「四分間出前大作戦」「おむすび狂詩曲」「闘え!マンプク食堂」「或る洋食屋の一日」「ロコ・モーション」 の五篇収録。 市井の人たちが「食」によって繋がっていきます。 謎解き要素とか都合良くヒーローが出てくるような派手さはないけれど、誰もが「食」で誰かの助けになり得る、という点が良かったです。 おむすびもラーメンも、ドミグラスソースも美味しそうでした!
0投稿日: 2020.06.14
powered by ブクログ料理を中心に人間ドラマを描いた短編集。 読みやすくお腹が空く小説。 一番、共感出来たのかなぁ。 『おむすび狂詩曲』にうるうる。
2投稿日: 2020.05.31
powered by ブクログ町のごはん屋さんで繰り広げられる人生模様。熱々の料理と、それを取り巻く人間ドラマに食欲も涙腺も刺激される5つの極上の物語。 読んだら絶対お腹が鳴り、目頭も熱くなってくる。贅沢の極みのような作品だ。人は食べていかなきゃ生きていけないけど、どうせなら愛情のこもった美味しいものを食べたい。料理を作る人、食べる人、それぞれの気持ちに寄り添った秀作であり、著者のテーマである"ヒーロー"の物語でもある。
0投稿日: 2020.05.10
powered by ブクログお腹が空いちゃう話。 お母さんにもっと感謝しよう。 家事をいつもやってもらって当たり前だと思ってたけど。
0投稿日: 2020.04.29
powered by ブクログ人間ドラマとその人達にまつわる料理を描いた短編集5編。 流行りの人情味のあるグルメもの。 3話目 マンプク食堂大将の息子への思いが泣ける。 この小説(5話)でキッチンカーの内情も初めて知り勉強になりました。(管轄の保健所ごとに許可が必要で基準も違うとか) 登場人物もリンクしていたりして、続きもののシリーズにもできそう。 各話に白黒の挿画が入ってるんだけど、これ元はカラーっぽい。白黒なんてもったいないなぁ カラーなら照りがすごいに違いない
1投稿日: 2020.04.26
powered by ブクログ「食べることは生きること」を感じさせてくれる本。スッと読めて心に栄養が行き渡ります。 文庫本の帯には「とびっきり美味しくてじんわり泣ける」とあります。 私はそれに加えて「人前で読んではいけない」を付け加えたい気分です。 なぜかと言うと、大笑いするものもあるから。 「四分間出前大作戦」「おむすび狂詩曲」「闘え!マンプク食堂」「或る洋食屋の一日」「ロコ・モーション」の五篇からなる短編小説集。 食の描写が細かく、リアルにお料理が想像できます。どれも作り手の思いがしっかり語られています。 それはそれは美味しそうな料理の数々。(一人はメシマズですが) この本に登場する料理人は、皆「食べる人」のことを考えて作っています。 たった一人のママを除いては。 その一人は目の前の食べる人ではなく、SNSに自分が作ったお弁当をアップし、いいねをもらうことに一生懸命。食べてもらう自分の家族よりも映え重視で、誰か知らない人に称賛されることで承認欲求が満たされていく。そのため味よりも見た目が肝心。味見すらしない。 となると、そのお弁当を持たされたほうは悲劇になるわけで。 しかしそのメシマズママも変わっていく。ママが変われば、食べた人も変わっていく。 どのお話も魅力的な人ばかり。 この本を読んだ後は、私ももっと家族のことを考えながら食事を作ろうという気持ちになりました。
0投稿日: 2020.04.25
powered by ブクログお店屋さんの短編集。ちょっとお涙頂戴というかあざとい感と昭和くささみたいなのがあってあんまりだったなぁ…
0投稿日: 2020.03.09
powered by ブクログサクッと読めて面白い。 出てくる料理もおいしそうだし。 ただ、時系列というか月日の流れの見せ方がイマイチに感じた。
0投稿日: 2020.01.25
powered by ブクログ入院中の父に中華そばを出前したい子どもたちが 起こした奇跡、マズメシ母に悩まされる女子高生と おむすび屋の女性店主の愛情…。美味しい料理を 取り巻く人間ドラマを描く。
0投稿日: 2020.01.24
powered by ブクログなんだか優しい話だった。 食べ物にまつわる話なのもいい。 困った人がでてきても、心底悪い人じゃない。 おむすびの話とマンプク食道の話が好き。 おにぎりでなくおむすびというこだわりだったり、息子への思いだったり。人っていいな、と思わせてくれる。
0投稿日: 2020.01.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初の話にヒーローっぽい濃いキャラが出てきたので、そういう元気な感じで続くと思ったら違った。映え重視の不味いお弁当を作る母親と、限界まではちゃんと食べてあげてた娘の話が特に良かった。おむすび食べたい。
0投稿日: 2019.12.14
powered by ブクログ「食」が一つの読み物のジャンルとして確立されてきた感がある昨今。食べ物をめぐる短編がつながる優しい物語。年も様々、立場も様々。共通点は「食」いっぱいのラーメンを届ける思いはこじれた親子関係をほぐせるのか。食堂のオヤジが腹減ったっていうせがれになんにも食わしてやれなかった後悔から腹いっぱい食べさせる定食屋に変わった食堂は時代の流れに負けつつあるが、一人の男性をきっかけに流れが変わりつつある。ドミグラスソースを継ぎ足すオヤジは次の世代にバトンをつなげるのか。
0投稿日: 2019.11.10
powered by ブクログ表紙買い。 流行りのグルメ小説かと思ったら人情もの。どっかできいたような設定だらけだけどジワジワきて『闘え!マンプク食堂』では泣いてしまった。 理由はきっと、登場人物がみんな誰かの幸福のために料理をしている優しい人ばかりだからだと思います。 優しい世界…
1投稿日: 2019.10.19
