
総合評価
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powered by ブクログとても不思議な話で引き込まれてしまった。 あっという間に読み終わった時、漠然とした達成感と共になんとも言えない気持ちになった。 どういうことなんだ
0投稿日: 2021.02.03
powered by ブクログどこか不気味でゾッとする話。この感じは別作品「きつねのはなし」を彷彿とさせますね。終わりもあやふやな感じで、久々に森見ワールドを体感した気分です。
0投稿日: 2021.01.17
powered by ブクログ何が起こったのかはよく理解できてないけど雰囲気がとても好きで何回も読んでる 舞台に行ってみたくなる本
0投稿日: 2021.01.15
powered by ブクログ日常に潜んでいそうなホラー作品だと思いました。 例えば、夏の日に誰も居ない自宅の静まり返った雰囲気に似ている。そんな形容しがたい暖かくも少し怖い本でした。
4投稿日: 2021.01.08
powered by ブクログ全5章構成で、最終章で今までの4章の雰囲気ががらっと変わる。すべてがつながりつつも、不思議な雰囲気は残ったまま。まるで今自分のいる世界にも裏側の世界があるのでは、と想像してしまう。 森見ワールドは控えめ。
0投稿日: 2021.01.04
powered by ブクログ現実世界に幻想や怪談の要素が混じり、夢の中にいるような物語だった。夜の暗闇に紛れ、得体の知れぬ少し怖い世界に迷い込んで旅をしてるような。終わり方もそんな世界観を引き立てていた。 森見さんの作品は不思議な世界に包まれるような何とも言えぬ余韻に浸れて素敵。
0投稿日: 2020.12.29
powered by ブクログぐるぐると旅をしている。 否、座っている。 作家 森見登美彦の力によって日本全国を旅した。 もちろん脳内での話だが、自分では見た事も考えたことも無いような「画」が流れ込んでくるのだ。アトリエの様相だけでなく匂いや温度まで感じることができる。そして夜行を「視た」私は鳥肌がたった。森見登美彦は読者の中に入って語りかけてくるのである。
0投稿日: 2020.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読本。 10年前に失踪した女性が忘れられず、再び同じ場所に集った6人が、それぞれの旅先で出会った「夜行」という連作絵画にまつわる不思議な出来事を語る、といった形で進む物語。 最終章の鞍馬でがらりと世界がひっくり返る様は、一度読んでいてもぞわっと肌が粟立った。 主人公もまた、10年前に曙光の世界から長谷川さんとともに夜行の世界に迷い込み、長谷川さんだけが曙光に戻った。自分が曙光で行方不明になっているとは知らぬまま10年を過ごし、10年後の火祭で帰還するも、再び夜行へ…? それとも、まったく別の世界? そもそも、曙光に戻ったことは夢でしかない…? 岸田道生は何者なのか。すべては彼が創り出したものなのか。彼もまた夜行や曙光の一住人にすぎないのか。夜行の絵に出てくる女性は長谷川さんなのか。主人公そのものが夜行という作品なのかも。 謎は謎のまま。どこまでも果てしなく続いていく。 薄気味悪さではなく、幻想的で神秘的な怖さがあった。 森見さん、やっぱり好きです。
0投稿日: 2020.12.19
powered by ブクログとても不思議なお話だった。「大橋」が今どこにいるのか、「夜行」の中なのか「曙光」の中なのか。二つの世界を行ったり来たりしていて捉えどころがない。現実の世界は一体どちらなのか。借り物だが、これは一冊手元に置いて時間が経ってから読み返してみたい。初読とは違うものが感じられるかもしれない。
0投稿日: 2020.12.17
powered by ブクログ怪談だ。これはまさしく怪談だ。 ホラーというには具体的な恐怖描写はなく、けれど胸の奥底に奇妙な不安感がじんわり、ひんやり残る読後感。 どちらが夢でどちらが現実か、そもそも語り手たちすら本当に「現実に帰って」きてるのか…… 意図的に輪郭をぼやかしたようなストーリーは、他の森見登美彦作品と比べるとかなり好みがはっきり分かれるところだと思う。 私は、この幻想的で夢のような雰囲気は大好きです。
3投稿日: 2020.12.17
powered by ブクログ岸田道夫の岸田サロンというものが顔を出してきた辺りから作品の輪郭がようやく掴めるようになり、自分自身そのサロンの一員になったかのように作品に入り込んでいった。 森見さんの作品はアニメ化されたものしか知りませんが、今作もファンタジーと現実の境界線がもはや無く 混ざり合ったような作風はやはり独特な読み味だなと思いました。 物語が弱めで風景の描写などに力が入った作品だったので 最初こそなかなかページが進みませんでしたが、その描写をしっかり咀嚼して飲む込めるようになると いい味わいだと気づき、楽しんで読むことが出来ました。 それでも もう少し 最終夜で大きな驚きがあると嬉しかったな。ホントにかなり弱めな物語だったので。。 ありがとうございました。
0投稿日: 2020.12.17
powered by ブクログ続きが気になってどんどん読み進めました。 結局内容はもやもやするけど、不快ではなく、読後感はよかったです。 このご時世だけど猛烈に旅行に行きたくなりました。
2投稿日: 2020.12.11
powered by ブクログ最終夜、鞍馬の話ですべて持っていった感じで衝撃的だった。 この手はあまり読んだことないので、自分の評価として最高位です。
2投稿日: 2020.12.11
powered by ブクログ殺人鬼が出てくるようなハリウッド系のホラー、あるいは幽霊が出てくるようなジャパニーズホラーはある意味わかりやすい。 超常現象であることがはっきりしているからだ。 そして、対処するためにはどうすればいいか(例えば弱点など)もルールに盛り込まれていることが多い。 それらは確かに恐ろしいものだが、有効かどうかはともかく一手ずつ対処していくことができる。 しかし、『夜行』の怖さはそういう類のものではない。 どうやらおかしなことが起きていることはわかるが、それが超常現象なのか現実なのかはっきりとしない。 夜行という絵にかかわった人の共通項や怪奇現象のルールもはっきりとしない。 すると、どう対処すればいいのか、そもそも対処できることなのかどうかもわからない。 不可解な出来事を目にしながら、状況を把握できず何も手に付けられない状態が恐ろしい。 夜行という絵の謎を追い求めてミステリのように読んでしまうと、すべてが説明されないことに納得できないかもしれないが、その全容をつかむことができない状況がこの作品の怖さであり良さだ。 全編を通して、物語にはほんのりと怖い雰囲気が漂っている。 うすら寒い感じと寂しさみたいなもの。 作中の文章でいうなら、「子どもの頃、午後にうたた寝などをして、唐突に目が覚めた時のような感じでした。家がよそよそしく感じられて、家族の姿はどこにも見えない。自分がどこにいるのか誰も教えてくれない。何か大事なできごとが進んでいるのに自分だけが置いてけぼりになっている。そんな感覚」。 登場人物の言動や情景描写は不自然ではないけれどもどこか印象に残る書き方をしている。 その後なんてことのない出来事がつながっていくとき、複数の人物により同じ発言がされたとき、頭に引っかかっていた描写がフラッシュバックしてぞっとする。 この肌触りには覚えがある。 文豪の名作を森見登美彦が現代風に書き直した短編集『新釈走れメロス』の中の「百物語」に似ている。 うすら寒い雰囲気の中に放り込まれ、気が付けば物語が終わっているあの感じ。 美しさの中にある怖さみたいな文章表現は「桜の森の満開の下」に近いか。 本作ではそれらが一層研ぎ澄まされていた。
9投稿日: 2020.11.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
銅版画「夜行」と「曙光」の物語。版画だから白黒反転しているのかな?とも思ったけど、どうやら全然違う絵画のようだった。 銅版画の使われ方が面白い。ハッとした。 でも途中の同行者の不思議な出来事が全然分からない。分からないまま読んで、最後まで分からなかった。。。なんと。。。 ネタバレ解説サイトでも探しに行こうか このまま諦めるか
0投稿日: 2020.11.26
powered by ブクログ森見登美彦10年目の集大成って作品らしい 10年ぶりに集まった英会話スクールの仲間たち 10年前同様に鞍馬の火祭を訪れる 鞍馬の火祭に出かける前に旅館で一人一人語られる 10年間で各々に起こった不思議なお話 10年前に鞍馬の火祭の夜に失踪した長谷川さん そして銅版画家 岸田道生の連作「夜行」が絡む 怪談話?ミステリー? 長谷川さんはなぜ?どこに?失踪してしまったのか それともどこかにいるのか? そして話の中で!現実で! 夜が訪れるたびに居なくなる人 このお話はどこに向かうんだろう そんなお話でした
0投稿日: 2020.09.19
powered by ブクログ始終ひたひたと不穏な雰囲気。読み進めた先に何か恐ろしいものを見てしまうのではないかと、そっと覗くように慎重に読み進めた。 登場人物それぞれの夜行の物語と絵。 夜行の物語の中に人がいるのか、人の中に夜行があるのか。表と裏、中と外がひっくり返ってなお怖い。
0投稿日: 2020.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すこしドキッとする、ヒヤッとする?怪談っぽい表現もありハラハラしながら読んだ 絵画を介した二つの世界、戻れないと分かりつつそれでいいと思う最後に、なにかさっぱりした気持ちよさを覚えた 夏に読みたい雰囲気のある本でした
0投稿日: 2020.09.09
powered by ブクログ第一章から第四章までは、ホラー系なのかなと思いきや最終章でちょっとだけあったかい展開になる。けど、その意味があんまり理解できひんくて煙に巻かれた感がすごい。
0投稿日: 2020.09.05
powered by ブクログ謎の連作絵画「夜行」をめぐる怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。※尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡、鞍馬が舞台。(e-honより)
0投稿日: 2020.09.01
powered by ブクログ夜行と曙光の対となる銅版画をもとに不思議な体験をしたおはなし。 幻想的なものに惹かれるのはわかるなあ。 どちらの世界もそこにあるもの。すーっとできた読み終わりでした!
0投稿日: 2020.08.30
powered by ブクログ「夜行」森見登美彦 怪談青春群像劇。濃藍。 20歳から30歳の10年間は、人生の羽化の時期だ。少年が殻を脱ぎ捨てて世界に飛び立つ時、世界と世間で生きていけるのか、様々な葛藤の中で移ろいゆく。 ひとり、羽化できずにこの世界から忽然と失踪してしまった仲間は、残りの仲間の世界観にどのような影響を残していったのだろう。 怪談≒ホラーは、イコール身の毛もよだつ恐怖だけではない。知らない世界は、我々人間にとって根源的な恐怖を与える。 英会話スクールの同窓生の主人公たちは、鞍馬の祭りの夜の思い出と、そしてそれぞれの10年間の旅先の中で出会った岸田という画家の絵の思い出を通じて、互いの存在感を確かめ合う。 この小説でいちばんのホラーだと感じたのは、それぞれの奇妙な道中に対する、 「それらはとくに何ということもない平凡な旅の思い出だった。」(p245)という一文だ。粛々と共有した10年間の思い出話の一夜が、この一文によって、急速に世界の不安を増してゆく。 久しぶりの森見作品、きつねのはなしと同じように、低いテンションの語り口を楽しめた。(4)
1投稿日: 2020.08.21
powered by ブクログミステリーとホラーとファンタジーが混じったような、最初から最後まで結末がどうなるのか想像がつかないワクワクする話でした。言葉のチョイスや文体が森見さんの他の作品とは少し違う感じですが、面白さと森見ワールド全開で、すごく面白かった!
0投稿日: 2020.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表紙から感じ取ったものとは全く違う物語でした。正直よく分からず、読後は消化不良だったのですが「10の疑問」というのをサイトで見つけ、それを踏まえてこの物語について考えてみるともう一度読みたくなりました。
0投稿日: 2020.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「夜行」と「曙光」は表裏一体をなす作品だった。かつて私のいた世界から「夜行」を見えるものが、こちらの世界では「曙光」に見える。私がこの本で森見作品に親和性を持ったかというと、私の理解の範疇を超えていました~というのが結論です。私が森見さんにお聞きしたいのは、今回の登場人物のうち誰かが不幸になったのか?あるいは、誰かが幸せになったのか?という点が不明確だったということに尽きる。読み取れなかった。修行不足?これぞ森見ワールド全開なのでしょう。私には共感できなかった。暗く、不思議な世界は堪能できましたけど。②
7投稿日: 2020.08.11
powered by ブクログ…なんなんだろう。見えてるものは本当なのか、見えてると感じてるだけじゃないのか。子供の頃そんな想像をしたことがあるなと思い出した。 行ったことのある尾道の風景はありありと自分の心に浮かんできました。 尾道、奥飛騨、津軽、天竜狭、鞍馬に行ったことがある人にはおすすめ。
0投稿日: 2020.08.07
powered by ブクログ怪談めいたファンタジーと思いきや後半はパラレルワールドの要素が加わって、怖いような不思議なような、かといって明確な結末があるわけでもなく、じぶんとしては不完全燃焼のまま終わりました。 いわゆる森見ワールドともまた少し違うようで、森見君は何処へ向かっているのだろうか?
0投稿日: 2020.08.04
powered by ブクログ「寝る前に少しだけ。」そんな安易な気持ちで読みはじめてしまったけど、ページをめくる手が止まらなかった。ゾクゾクする感じがたまらない!中毒!
0投稿日: 2020.08.04
powered by ブクログ軽い気持ちで夜中に読み始めたらめちゃくちゃ怖くて眠れなくなりました……。淡々と起こったことや見えたことが書かれているシンプルな文章が丁寧に積み重ねられていて、不気味さがどんどん上塗りされていくようで、恐ろしかった……。
0投稿日: 2020.08.02
powered by ブクログ「世にも奇妙な物語」のような怪談もの、ファンタジーものと思わせておいて、やはり森見登美彦お得意のパラレル・ワールドだった。 自分がいる世界・いない世界、誰かがいる世界・いない世界、いろんな世界が確率論的に存在している、と感じさせる「四畳半神話大系」のような世界観が本作でも描かれる。 4つのエピソードが語られるが、印象に残るのは「尾道」と「奥飛騨」。 特に「奥飛騨」は作者初の不純異性恋愛!?という感じがして面白い。 村上春樹ふうな感じもするけれど、ほのかに不気味さを漂わせる巧みさがいい。
0投稿日: 2020.07.27
powered by ブクログ夜の闇を題材に、不気味さや不安感を感じさせてくれる良いホラー。 象徴的な幽霊や妖怪などは出てこないけれど、人にとって根源的な恐怖の1つである「闇」を使って、想像力を掻き立てさせてくれる。 また、読了後は考察の余地もあり、改めて読むと発見もありそう。 既刊の森見氏作品の「きつねのはなし」「宵山万華鏡」が好きな人はこちらも同様にオススメしたい。 また、同氏の作品を読んでない人で、暴力的(スプラッタなシーン等がある)ではない真夏の怪談のようなホラーが読みたいという人も気に入るのではないだろうか。
0投稿日: 2020.07.26
powered by ブクログメゾチントという手法の銅版画「夜行」というシリーズに秘められた奇譚集というか、怖いエピソードの連作なのだけれど、顔のない白い女性がトンネルの入口やら廃屋の窓から手招きしてる、ってソレは怖すぎだろ。どういう絵だよ。と思いつつ。 そのシチュエーションと舞台設定にゾっとするものの、そこはやはり森見節、というか、どうしても恐怖にもっていく踏み込みがやや足りない、という感もあり。 同行の友人が次々姿を消している温泉宿で、何故かゆっくり露天風呂に入りに行くとか、なんとも呑気というか、あれ?というストーリー展開に、興ざめと言うほどではないものの苦笑してしまうことしきり。 ただ、四畳半神話的な、何度も何度も同じ文章をくりかえす例の手法はこの場合、つまり怪談というフォーマットにはとてもピッタリとハマって不気味ではあった。
0投稿日: 2020.07.08
powered by ブクログうーん…よくあるパラレルワールドもの。 裏表紙の 怪談×青春×ファンタジー というキャッチフレーズはあんまりしっくりこないかな。青春…??
0投稿日: 2020.06.27
powered by ブクログ5人の旅の話が、岸田道生の銅版画を通してちょっとずつ共通している部分がある。 最初は、どういうことなのか分からず怖さや気持ち悪さを感じるのだけど、2人目、3人目と話が進んでいくうちになんとなく全貌が見えてきて、解読しながら読むのがおもしろい。 それでも不可解な部分はあって、いろんな解釈ができそう。
0投稿日: 2020.06.26
powered by ブクログ怖くて途中でやめてたけど、何とか読了… 予想以上にホラー。 どういうお話になるのかな?と思ってたらなるほど、夜と朝、見えてる世界と見えていない世界… ここは夜なのかしら、それとも朝なのかしら。
0投稿日: 2020.06.23
powered by ブクログ5つの旅が淡々と静かに語られる。 その中に少しずつ狂気が現れてくるが、語り手はさも当然のように話を続ける。 作中でも、昼から夜に移り変わる過程で世界の輪郭が曖昧になるような描写があるが、読み手の心情としても、現実と虚構、正気と狂気の境界が曖昧になっていくようで、不安を感じながら読み進めていた。 読了後も、果たして本当に夜は明けたのか確信が持てないでいる。 自分の立っている世界まで疑いを向けたくなるような作品だった。
0投稿日: 2020.06.20
powered by ブクログ夜行列車に一人で乗ったらこんな感じかしら…。 もの悲しさと未だ見ぬ土地への期待。真っ暗闇に吸い込まれてしまうような、今自分はどこにいるのだろうと不思議な感覚。それらを詰め込んだ本。 この梅雨の時期、シトシトザァザァ雨音に耳をすませながら読んだのも更に雰囲気が出て良かったです。 闇の世界に対するぞわぞわした恐怖や不安だけでなく、描かれる景色や心情に美しさを感じれたし、最後はサァッと夜が明けた瞬間のような読後感で、私はとっても好きでした。
0投稿日: 2020.06.17
powered by ブクログ刊行時から気になってた作品、初めての森見登美彦。 十年前、英会話スクールの仲間で出かけた「鞍馬の火祭」の夜に失踪した女性と、「夜行」という連作絵画の関りが生み出すエピソードを基軸にした連作短編の趣きもある作品です。 とても・・とっても不思議な世界観と、腑に落ちないまま進むストーリー展開にちょっと???な感じです。夢オチじゃないんだけど夢のようなパラレルワールド?? おっと、これ以上はネタバレなので(^_^;) 私的には夢枕獏の世界観に近い感じ・・・先が気になっての一気読みでしたが、最後まで腑には落ちませんでした。
4投稿日: 2020.06.08
powered by ブクログ陰陽道に通じる世界なら京都でなくともしっくり来るようなホラーファンタジー.生者と死者の世界を行き来し,生きる意味を探し求める若者の苦悩を描くかのよう.中島敦を少々彷彿とさせ,これまでの著作とは雰囲気を変えてきた.
0投稿日: 2020.06.06
powered by ブクログ一度さらっと読んでしまい、これは読み解き溢してきたなと冒頭から読み直した。気がつけば闇に飲まれてしまったような、夢中さに陥っていた。 パズルを解くような楽しさもあり、でも出来上がる絵は読み手によって異なるんだと思う。 作中の女性が呟く一言は、どれも切れ味がいい。唐突でかつ力みがないので、血すらでない。当事者でなくても、肝が冷える。 見知らぬ土地を旅行した時や、初めて誰かと夜を過ごした先にあった幸福な朝を、この本でも味わえた。
0投稿日: 2020.05.23
powered by ブクログ連続短編小説のような物語で、読み手に想像させる内容だった。個人的にはホラーの要素が強いと感じた。登場人物が徐々に取り憑かれていく様子にゾッとした。 読んでいる間は、不思議な世界に迷い込んで、深く長い夜を彷徨っている様な感覚で、気付いたら小説の世界に入り込んでいた。就寝前に読んでいたから、余計にそう感じたのかもしれない。自分も夜行の銅版画を見ているような錯覚になる。惹き込まれる世界観だった。 「世界はつねに夜なのよ」 この一言に集約されてる気がした。
0投稿日: 2020.05.21
powered by ブクログ2020/5/20 今まで読んだ森見さんの作品とは文体も雰囲気も違う感じだったが、独特な感性や引き込まれる感じはさすがだなぁと思った。 漠然とした不安や怖さがあり、どう繋がっていくのか、どうなるのか、と読み進めることができた。 自分自身が不思議な世界に迷い込んだように思わされた、
0投稿日: 2020.05.20
powered by ブクログ森見さんの十八番とも言える「京都大冒険譚」とは一風変わった今作。面白可笑しい持ち味だけでなく、既刊・きつねのはなしや宵山万華鏡でもちらと見えた、美しくも怖ろしいホラー要素を存分に味わわせてくれた。 現実感のない、ともすれば地に足のついていない話など、場合によっては読者を置き去りにする一因なのではないかと思うが、さすがは森見登美彦先生。京都だけでなく、また異なる地へも引き連れて行ってくれる。旅って、日常の中にある最もありふれた非日常だ。目の前に広がる景色が、ふとした拍子に何か得体の知れないものに侵されていく。日常が切り替わっていく。もしかすると、そういうスイッチは生活の至るところに散りばめられているのかもしれない。
0投稿日: 2020.05.19
powered by ブクログ森見さんの本は好きで、これまでも何冊か読んできたが、これまでとは一味違う作品。 ホラー的な要素があり、夜に読んでいると少し怖くなってしまった。 読んでいるととても不思議な世界に引き込まれる感覚になる。
0投稿日: 2020.05.14
powered by ブクログ岸田道彦の銅板画連作『夜行』。 そのひとつひとつにあぶりだされていく魔境の数々。 現実感がない、覚めそうで覚めない、居心地の悪い悪夢の中に置き去りにされているような不安。 ありふれたものに唐突に抱く違和感と恐怖。 舞台になった場所のひとつは生まれ故郷。 普通その場所が語られる時とは真逆の印象で描かれていて、驚きました。 どうしてわかったんだろう。
0投稿日: 2020.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公は女の子が失踪したって語ってるけど実は疾走してたのは主人公。岸田の描いた絵の「夜行」のなかに入ってて、「曙光」に出てくるみたいな。結局一体なんなん?感がすごい。まあ元の世界に戻ってきたけどね、ホラーめいた話がどうなったかわからず意味わからなかった…。よくわからない上田将にホラーで、現実とそうでないところが交錯する。帯に、「この10年僕らは誰一人彼女を忘れられなかった」ってあったから普通に青春ものかと思った。
2投稿日: 2020.05.10
powered by ブクログ読んでる間ずっと夜に迷い込んだような気持ちになる、とても不思議な雰囲気の小説でした。 色々謎を秘めたまま終わってしまって、考察とか調べまくったけど、結局答えは探すべきではないという考えに至りました。この物語に限っては、スッキリ終わるような結末ではあってはいけないような気がします。 本筋は結末に伏線回収されたので、モヤモヤ感はあまり無かったです。 惹き込まれるような素敵な作品でした。 とりあえず文章が終始綺麗でブレないところが凄い。 森見さんの他の作品も読ませて頂く予定です。
4投稿日: 2020.05.05
powered by ブクログ曖昧な世界を曖昧に書いている印象。なにもかも曖昧なので腑におちないことばかりだが、曖昧な世界を書いているのだからこれでいいのだろう。雰囲気は嫌いではないけど。
1投稿日: 2020.05.02
powered by ブクログ不思議な世界へ連れ込まれた気分がしたのは言うまでもない。 表紙の美しい夜景からは想像がつかなかった、身震いするような気味の悪さに読む手が進んで止まらなかった。 ただ不思議なだけではなく、何か大事なことを伝えようとしているのが汲み取れた。 読後は、ふわふわと夜の空に吸い込まれるような気分さえした。 私自身、このような不思議な世界観が好きが故に、お気に入りの1冊になった。
0投稿日: 2020.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
深い夜と旅の寂しさを感じる作品でした。 どの話も美しくて奇妙でした。 特に「尾道」はホテルマンが怖くて、、。 「奥飛騨」は、フラグ探しをしてしまって、心臓に悪い話でした。びびりの自分は、若干ホラーに感じられました。 それぞれの章が、結末を濁したまま終わり、最後まで解明されない。読者に解釈が委ねられる描き方だと思いました。 表裏一体、もう一つの世界(自分)みたいなことがテーマなのかな?と思いました。 一人一人が語っていく様は、百物語のようでした。 最後に語り手が満足そうだったので、ハッピーエンドだったのだろうと思います。よかったー。
3投稿日: 2020.04.28
powered by ブクログ森見登美彦さんの作品は結構読んでいる。 こんなホラーチックなのも書けるんだなぁと驚き。 尾道・奥飛騨・津軽…など様々な場所でのエピソードが書いてあるので短編のようで読みやすい。 が、最後にこうでした!とハッキリ結論が書かれていないのでどうにもモヤッと終わります。 読み手の考え、受け取り方次第というか。 ホラー系好きなので読んでてとても楽しかった。 「世界はつねに夜なのよ」 読み終わった後にこのフレーズを見るとなるほどな、と納得する。
0投稿日: 2020.04.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
それぞれの話が、一番のピークで終わってしまい、煙に巻かれたような印象。。 最後に、終わりまで知ろうとすることが間違っていたことに気づかされる。それは、「夜」にいよいよ足を踏み入れることになるのだ。 読了感として、「車窓を仄かに染める朝の光を感じてもらえたなら」と作者のコメントのとおり、不思議な夜を抜けた清々しさを感じた。 『世界はつねに夜なのよ』
0投稿日: 2020.04.27
powered by ブクログ昼休みに夢中で読んだ。 「世界は常に夜なのよ」 昼間も夜を感じ夜はさらに夜を感じた。 自分が今生きてると思っている世界は本物なのか。 尾道に行ってみたくなった。
0投稿日: 2020.04.16
powered by ブクログ読み手が無限に内容を想像できる本。悪く言えば読み終わってもよくわからない。?が頭の中に浮かんだまま回収されなかった。不思議な雰囲気のまま終わってしまうのですっきりしない。
0投稿日: 2020.04.12
powered by ブクログ夜に短し~に感動し、2作目を手に取った。 全く違うテイストであるものの、共通して言えることは夜の描写がなんと美しいことか! 夜行列車に乗る旅をしたい。 内容については再読して自分の解釈をつくることにする。
0投稿日: 2020.04.10
powered by ブクログ「世界はつねに夜なのよ」とつぶやく彼女。大橋くんの英会話スクールの仲間に起きた不思議な出来事。尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡で見た夜の家。不気味な暗室に取り込まれるように連作「夜行」を作り続けた銅版画家。10年前に失踪した長谷川さんは見つかるのか。裏表紙には、怪談x青春xファンタジーと書かれていたが、青春とファンタジーがぶっ飛ぶほど怖い怪談でした。いつもの意味不明の明るい森見登美彦作品の方が好きです。
0投稿日: 2020.03.25
powered by ブクログ神隠し、パラレルワールド、浦島太郎…… 読了後、いろんなことばが頭の中をぐるぐるしている。 答えは出ない。 こわくて不思議なはなし。 ジャンル分けするなら、私はホラーかな。 (人によって解釈は分かれると思う)
14投稿日: 2020.03.16
powered by ブクログ不思議と引き込まれて、ぞわぞわするような不気味さ。 最後まで謎めいていてわからない部分の方が多かったけど、そのわからないこと自体を楽しめた感じ。
1投稿日: 2020.03.15
powered by ブクログ個人的なアレですが、森見さんの小説はバカな大学生が恋だのなんだのでドンチャン騒ぎするやーつと、なんだか不思議ワールドに迷いこんでしまう”うすら寒い”やつの2種類あると思っているのですが、本作は後者のうすら寒いほうでした。 やっぱり舞台は京都なのですが、碁盤の目のような路地から僅かに外れた薄闇の中、そこに口を拡げた漆黒の洞穴に誘われ、世にも奇妙な世界においでやす、、って具合で、読者すらも気付かぬ内にアッチ側に引きずり込まれてしまっている、、この白昼夢のような世界観に京都の古き良きを尊ぶ(自分の勝手なイメージですが)雰囲気がミックスされて、より一層、奥ゆかしいくらいにうすら寒かったです。 あらすじは12ページの言葉をお借りすると「十年前の夜、英会話サークルの仲間たち六人で鞍馬の火祭を見物に出かけた。仲間のひとりがその夜に姿を消した。」ということで、作中ではその出来事から10年経った日にまたみんな火祭を見に集まるところから始まります。 そして尾道、奥飛騨など地名を冠した各章に対して、英会話サークルのメンバーそれぞれが語り手となり、各々が旅行に出かけた際の不思議な体験を語り出す。という構成なのですが、そこに皿にちょこんと添えられたパセリのように登場する、とある画家の連作、”夜行”。 残念ながら作中アレ?って思って読み返してみても分からなかった箇所があったりして悔しいのですが、この作品に関しては謎を解明せずにそのままにしても良いかな、と思っています。
1投稿日: 2020.03.08
powered by ブクログ本屋大賞2017年8位。この人のやつ「夜は短しは・・・」は良かったんだけど、その他はなんかいまいちなんですよね。ユーモアあふれるファンタジー感は良いのだが、なんかもの足りない。今回は「夜行」っていうテーマのアートを題材にした連作短編集なんだけど、特にホラーっぽくて物語の訳わからなさが強化されててちょっとストレス。まあ、文章に、本を読み続けさせるパワーはあってついつい、次を読んでしまうってのはあるので良い本とは思いますが。
0投稿日: 2020.03.05
powered by ブクログ最近は古い本ばかり読んでたからかすっごく読みやすくて止まらなかった ぞわぞわする気持ち悪さがすてき〜
0投稿日: 2020.03.01
powered by ブクログ森見登美彦というと「夜は短し歩けよ乙女」の印象があまりにも強いですが、そうである人ほど読んでみて欲しいと思いました。 途中、話の繋がりや時系列が理解出来ず混乱しましたが、最後の章で納得しました。しかし、これも納得していると思い込んでいるだけなように感じます。 日頃、夜と朝はバラバラであるように感じますが、作者が仰っているように夜行列車のようなこの本は、それを繋いでくれる。主人公がいる世界はパラレルワールドではなく、繋がっているひとつの世界ではないでしょうか?
2投稿日: 2020.02.26
powered by ブクログ何とも掴み所のない一冊(^ ^; 10年前に失踪した仲間を偲ぶために、 昔の仲間が温泉宿に集まる。 それぞれに思い出話をするが、そこには何故か ある版画作家の作品が絡んでくる。 夢と現、虚と実を行ったり来たり。 理不尽、不可解、どんよりとした暗い不安... 一冊を通して、何とも不穏な空気が漂っている。 その分、終盤に急に「光の当たる」話になる部分が まぶしくて愛おしくて...ラストが切ない。 果たしてこれはハッピーエンドなのか。 「戻った」は、本当に戻ったのか。 「本当」とは何なのか。 読後も、大きな疑問を投げかけ続けてくるふしぎな一冊。
3投稿日: 2020.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幻想的ではあるがちょっと分かり辛い話。森見作品の中では、有頂天などのお気楽系ではなく、宵山万華鏡などの不可思議系。 岸田道生という銅版画家の連作「夜行」の中に、最後の語り手だけでなく他の仲間たちも少しずつ入り込んでいたということでいいのかな。なにしろ謎が多い。語り手が章毎に変わるのでいまひとつ理解し難かったのか。
1投稿日: 2020.02.24
powered by ブクログ夜行列車に乗りたくなる小説です。 触発されて、夜行列車「サンライズ出雲」に乗車したら揺れが激しくて後悔しましたよ。
2投稿日: 2020.02.20
powered by ブクログ久しぶりの森見登美彦。いつもよりホラー要素を強めに含んだ怪奇小説が続く、連作短編集のようなつくり。 あっという間にラストまで読んでしまって、こんなに面白かったっけと記憶を疑った。 200208
0投稿日: 2020.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夜の闇は濃かった。 幻想的でもあり、伝奇小説のような怖さもあり、でも森見登美彦らしい暖かさもあり。 消えた彼女と夜行を巡る、不思議な連作小説でした。 特に天竜峡の話が好き。列車の中の不思議な女子高生。彼女がとても印象的。 夜はどこにでも通じているの
0投稿日: 2020.02.03
powered by ブクログ10年前に失踪した長谷川さんと同じ英会話スクールに通っていた5人が再び集まってお話をする その中には、とある作家さんの銅版画シリーズ「夜行」が奇妙な共通点として登場して… 何とも不思議な話 雰囲気としては初期の作品の「きつねのはなし」に似ている やはり森見登美彦は腐れ学生のノリの小説の方がいいな 最後のオチにしても、結局は表裏一体ってことか? よくわからん…
0投稿日: 2020.01.29
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仲間と訪れた鞍馬の火祭で、長谷川さんは忽然と姿を消した。まるで虚空に吸い込まれたかのように。 10年が経ち、僕こと大橋君は再び火祭見物に出かけようと仲間に声をかけ、長谷川さんを除く6人全員が鞍馬に集まった‥。 勝手に「夜は短し‥」のようなファンタジーかと思っていたら、久々にシリアスな語り口でしかもしっかりとした怪談の体だったので意表を突かれた。 最終章ではそれがまたファンタジー寄りになったが、ここでも再び意表を突かれた。 ミステリーとして読んでしまうとはっきりしない結末に不満かもしれないが、怪綺譚として読むとそれも味わえる。
0投稿日: 2020.01.20
powered by ブクログ不思議な不思議な。 この世界と隣り合わせの表と裏の物語、各登場人物の語りにオチとつながりが欲しかったけど、最後は一気に読了
9投稿日: 2020.01.19
powered by ブクログファンタジーな感じは森見さんならでは。ただ、全体的に暗くて怖さも伴う。今まで読んだのはファンタジー色が強いものの、底抜けの明るさを纏っていたのに、今回は真反対。あの明るさと不思議さが好きだったので、今回の作品は星低め。
0投稿日: 2020.01.17
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学生時代を京都で過ごした仲間6人。十年前、鞍馬の火祭りで突然姿を消した仲間の一人の女性。もう一度彼女に会いたいと、十年ぶりに鞍馬に集まる。それぞれが不思議な体験を語ります。「夜行」という1枚の絵画をキーポイントに、終始妖しい雰囲気に包まれています。現実と夢の境目を漂うような感じです。 幻想小説ですが、青春小説の要素もあります。ただ、そこに爽やかさはないです。説明がつかないおどろおどろしさもあり、ノスタルジックな印象も受けます。 謎が謎のままだし、伏線がどれなのか、回収されたのかもよくわからないのでスッキリしません。一般受けはしない作品だなと思います。ただ、この世界観に浸るのもいいのかなと思わせます。
1投稿日: 2020.01.17
powered by ブクログペンギンハイウェイの作者の作品ということなので、気になって購入。ファンタジー色が濃いところは同じだった。 作中では夜の描写が続くため、タイトル通り夜行の中にいるようだった。夜と朝の対比という面で頭に浮かぶ情景ははっきり浮かんでくるものがあった。ただ、夜の闇が細かいところは全部隠してくれますとでも言わんばかりにもやっとした終わり方ばかりで読んでいてもどかしかった。それを狙ってるんだと言われたらそれまでだけれども。笑
0投稿日: 2020.01.14
powered by ブクログある芸術家の銅板画の連作「夜行」。 暗闇の中に一人の女性が描かれており、その女性に 吸い込まれるようにして人が消えていく。 こういう不思議なはなし割と好き。
0投稿日: 2020.01.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
※重要な部分のネタバレあり 不思議な物語。 【夜行列車の淋しさを封じ込めた小説】と言う作者の言葉通り、夜行列車に乗っているような、何とも言えない不思議で淋しい雰囲気がずっと漂っている小説だった。 最後の章を読み進めると、え、まさか!?と思い、不安が増していき、、、不安は的中。失踪していたのは、長谷川さんではなく僕(大橋君)。怖い。 尾道、奥飛騨、津軽・・・どの章も、夜の深さに自分が取り込まれて戻ってこられなくなりそうな不安感と旅先の幻想的な雰囲気があって、森見さんの世界に引き込まれる。 ただ、やはり、私個人のファンタジー苦手問題は、なかなか頑固なようで。 なんかこう、読み終わった後の、ふわふわした感じや不安感が残ったままの感じとか。それがファンタジーの良さなのだろうなと思うものの、その感じが苦手。
1投稿日: 2020.01.07
powered by ブクログおや、これはホラーか…と思わせながら、どんどんとファンタジー要素をかいつまみつつ。 なんとなく寂しい終わり方だった。夜だからだろうか。 主人公の感想などに違和感を覚えてきてからが本番だったな…。表現も良く、ホラー要素の面であっても、脳裏に京都の情景が浮かぶようだった。好い。
0投稿日: 2020.01.07
powered by ブクログ2020年初読書。 個人的にはとても怖かった、特に津軽の章がなんとも言えず不気味で怖かった。 自分で訪れたことがあるのは尾道と奥飛騨だけだったけど、あまり具体的イメージは伴ってこなかった。 章毎に読むとすごく怖いのに頑なに「怪談」にまとめようとしない森見氏の不思議さを感じた。 「夜行電車のような小説を」みたいな森見氏のコメントが挟まれてたカードに書かれていたのだけど、夜行列車乗ってこんな怖い目に遭うんなら夜行列車は乗りたくない、乗りたくないがそこまで言うなら夜行列車は一度は乗ってみたい…みたいな地味なジレンマに勝手に突き落とされたところで読んでいた。
0投稿日: 2020.01.04
powered by ブクログこういう森見登美彦もとても好きだ。読んでいるうちに文章に絡めとられていつのまにか作品と同じ温度の生き物になっている。真夜中にひとり目覚めてしまったときのような当て所のない寂しさを、読んでいる最中ずっと感じていた。 気持ちに従うままに、夜行列車に揺られて全く知らない土地に行ってしまいたい。
0投稿日: 2019.12.28
powered by ブクログ一体何年ぶり?森見登美彦。 これはハードで1章立ち読みして止まらなくてやばい文庫化まで我慢しようと待ってた一冊。 いやこれは一気読みするしかないよ!!!!もう1章からぐわん!と本の世界に引きずり込まれた、この感覚久しぶりで嬉しかったな~~~本の世界から出られないこの感じ!布団に寝転がりながら読んでると現実との境目がわからなくなってくるこの感じ!! どの章もすっごい不思議でわくわくぞわぞわした~~森見さんはこういう夢と現を行ったり来たりさせるの本当にうまいよね!こっちも安心して身を任せられる。 とにかく一気読みすべし。でないとこの本の9割損してる。は~~~~まだこんな風に本にどっぷり浸かれるとわかって嬉しかったな~~~!!!
0投稿日: 2019.12.28
powered by ブクログ夜行電車。明るい社内。 真っ暗な外の闇。何も見えない。 だけど、無いわけじゃない。 そこにだって、世界がある。 ただ、見えないだけ。 夜の闇のように、 掴みそうで掴めない、 不思議だけど心地よいお話でした。
0投稿日: 2019.12.24
powered by ブクログ森見さんの作品は初めてで直木賞&本屋大賞ダブルノミネート作品 ということで手に取りました。 十年前、鞍馬で同スクールに通う仲間と火祭りを 見物に出かけ、その時に女性が姿を消した。 その仲間が尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡の土地で 不思議な出来事を語り合い、 岸田という銅版画家の描いた「夜行」という 連作絵画を目にしていた。 果たして彼女がいなくなったことと絵画との関係から、 何か起こるのだろうかという今までにない物語。 普段あまりファンタジー、怪談というのをあまり読まないので このようなモヤモヤとした感じで良いのかと思って読んでいました。 けれど一つ一つの章では情景が細かく綺麗なので 想像しやすい所があったり、ホラーや怪談のような所では ゾクゾクと怖くなりそれでも読みたくなり一気にに読んでしましました。 岸田という銅板画家の描いた「夜行」ということが この作品ではキーポイントとなりますが、 作品からも分かるように 「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」 ということで自分にいる世界では夜であっても、 逆の世界から見ると昼であり、 それは「曙光」が始まった夜でもあり、 「夜行」が始まった夜でもあるということで この世はパラレルワールドで表裏一体なのかというのを 感じさせられました。 独特な雰囲気の中に紛れ込んで 少し頭の中も迷走状態になりましたが、 何とも不思議な世界に浸れて時には こうゆう作品も面白いなと思いました。 尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡などの 旅先での物語はかなり怖さがあるので、 旅先で読む場合には注意して下さい。 ファンタジーや怪談などが混ざっている作品というのは これという結末が無いのでレビューが難しく、 表現するのが難しいですが、時には日常を離れて 別の世界を味わうのも面白いかと思いました。 森見さんが他の作品ではどのような雰囲気なのか 気になる作品にもなったので、 他の作品も読んでみたいと思いました。
0投稿日: 2019.12.24
powered by ブクログ2019/12/22 京都が舞台であることが多い、なおかつクスッとくるエピソードが多い印象の森見登美彦作品ですが、今回は京都だけではなく色々な場所が出てきて、その情景を思い浮かべながら読む楽しさがありました。 また、今回の作品はいつもの小説に加えて少し余韻を残すミステリーチックなものも話に加わっていていい塩梅になっているように思います。 久しぶりに鞍馬の火祭りを見に行くと集まった人たちが語らうエピソードそれぞれに不思議なことがあり、それが一人の人物の1つの作品で繋がっている…。また、見方によって別の世界もあるみたいななんだか色々な世界観を行ったり来たりします。その中で尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡など実際にある場所もモチーフとして出てくるのでそこに行ったような気分になれる、そんな情景に引き込まれる不思議さがあると思います。 ミステリー要素が程よくからんでいて後味の良い余韻を残す話だと思いました。
0投稿日: 2019.12.22
powered by ブクログ『きつねのはなし』をよく憶えていないが、多分同じ路線だった。『太陽の塔』『夜は短し歩けよ乙女』『四畳半神話大系』『有頂天家族』の路線が好きなので、別に買わなくても良かった。 『熱帯』はどうなんだろうか…。
0投稿日: 2019.12.19
powered by ブクログ途中まで訳がわからず、その訳のわからなさ具合に苛立ちまで感じた。読み進めるうちにだんだん物語の世界に入っていき、なんとか読み終えることができた。帯やあらすじにファンタジーとあるので、ファンタジーと思って読むとよかったのかもしれない。広げた風呂敷をゆるく畳まれたような終わりだった。
0投稿日: 2019.12.14
powered by ブクログ京都 鞍馬の火祭に行った夜 ひとりの女性、長谷川さんが姿を消した それ以来10年振りに仲間達と訪れた火祭の夜 長谷川さんと会えるのか? 長谷川さんはなぜ消えたのか? 物語を通して感じる不気味さと薄暗さ そして、不思議な印象を持ったまま終わりまで。 感想が難しい。けれど闇と光の描写が印象的
0投稿日: 2019.12.11
powered by ブクログ「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」 私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。 腐れ大学生ものから有頂天家族やペンギンハイウェイを経て完全にファンタジーへと舵を切ったのかなあ?と最近の作風を見ていて思う森見先生ですが、水底にひたるようなひんやりした怖さが漂う作品でした。物悲しいような、だけど少し懐かしいような。夜の世界と昼の世界は表裏ですぐに乗り越えられてしまう危うさがある。私たちもいつあちら側へ連れていかれてもおかしくないし、誰もが長谷川さんになりうる。どの短編も曖昧な終わり方で後を引く感じ。
1投稿日: 2019.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。 私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。 ファンタジーでもあり、怪談めいた話も出てくるので、少し背筋がゾッとする話だった。どの人の不思議な体験の話でも絵画の中の少女が出てきており、それが共通のキーワードになるかたち。また、最後に主人公がいなくなっている世界線もあった、というのが、王道のファンタジーなかんじがした。
1投稿日: 2019.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
作品に漂う雰囲気はいい。「きつねのはなし」に似た、おどろおどろしい感じ。短編のようになっているので読みやすいのもいい。ただ個人的には、ラストや伏線を回収することなく、読者の想像に任せる、というスタンスはどうもスッキリしない。
0投稿日: 2019.12.04
powered by ブクログ◯宵山万華鏡にも通じるホラー的な内容。著者得意のファンタジー・幻想的な世界観を、少し振り切るだけで、結構怖くなるのだなと感じる。 ◯百物語のように、各人物によって語られていく物語が、次の熱帯の入れ子構造ともリンクしているようにも感じられる。 ◯熱帯は読者が置いていかれそうになるが、こちらはホラー的な演出として効果的になっている。 ◯しかしたまには捩くれまくった大学生話も読みたくなる。
15投稿日: 2019.12.03
powered by ブクログ「太陽の塔」を読んだ時は受け入れられない自分が居て、内容もよく覚えていませんが、もう一度読むと違う感想を持つのかなーって考えたりしながら読んでいました。 結局どうなったのかがぼんやりしたまま、次の章へ。 こんな感じや、不思議な世界も今では受け入れられるようになりました。 尾道が舞台っていうのも良かったです。 イメージしやすかった。
0投稿日: 2019.11.30
powered by ブクログ読んでいて、え なんかゾクッとしたんだけど。 ホラー系と聞いていたのに、それを忘れて。森見さんの作品だからゆるーい話だろうと読んでいたらまさかの展開。そうだった。この作品はこういうタイプだった。いつもの大学生は出てこないが、緻密なストーリー構成で最後の夜行との関係がわかった時には言葉が出ませんでした。もう一度記憶をリセットして読みたい。
0投稿日: 2019.11.25
powered by ブクログ全体を通して不気味な雰囲気が漂っている。 登場人物それぞれが語る奇妙な物語にいつの間にか入り込んでしまいました。 森見登美彦さんの作品は初めて。 他の作品も読んでみたいです。
12投稿日: 2019.11.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これは一体何の話かと思いました。 学生時代に京都の英会話スクールで一緒だった仲間たち。そのうちの一人、長谷川さんが十年前の秋「鞍馬の火祭」で姿を消しました。 その仲間たち男性4人、女性1人が集まって、もう一度「鞍馬の火祭」を見に行く旅をします。 そして第一夜から最終話まで五人がひとつずつ不思議な旅の話を語ります。 場所は、尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡、そして鞍馬。 いなくなった妻を探す旅、人の未来をみる女性、もうひとりの自分、大人のような女子高校生。 そして、すべての話に登場する銅版画家で、五年前に48作の『夜行』という作品を残して死んだ岸田道生がでてきます。 とても不思議で、怖い話ばかりでしたが、よくある思い出話と話の中では語られています。 以下完全にネタバレですので、これから読まれる方は読まないでください。 最終話で話は全部ひっくり返ります。 失踪したのは長谷川さんではなく、物語の語り手のわたしだったことがわかります。 十年間行方不明になっていたのはわたし。 『夜行』は永遠の夜。 『曙光』はただ一度の朝を描いたはずだった…。 そしてそれも事実ではなかった。 岸田道生は生きていて、失踪したはずの長谷川さんと五年前に結婚して、二人で旅した場所の『曙光』という作品だけしか描いていなかった。 「きみは長谷川さんが好きだったろう、大橋君」 入れ替わった朝と夜の絵。 入れ替わった失踪者と人の生死。 私も昔住んでいた、京都の街の何とも言えない、摩訶不思議な読後感のお話しでした。
38投稿日: 2019.11.25
powered by ブクログこわかったー。消えた理由が分かるまではほんまに謎すぎて1話1話ゾワッとする。けどその世界観がよかった。映像も鮮明に頭に広がって綺麗やった。
0投稿日: 2019.11.24
powered by ブクログかつて英会話スクールで一緒だった5人が、10年振りに鞍馬の火祭に集まった、というところから始まる物語。 この作者になくまともな出だしで始まったなと思ったが、いやいや、やはり一筋縄ではいかないな。 旅の宿でそれぞれが語る旅の話と、ある銅版画家が描いた「夜行」という連作の絵との因縁。 「尾道」はヌメヌメ、「奥飛騨」はゾクゾク、「津軽」はゾワゾワ、「天竜峡」はソワソワといった感じで、何だか訳が分からない内にサクサクと読ます読ます。 これらの話を主人公が『とくに何ということもない平凡な旅の思い出』とまとめるところに違和感を覚えたところで、更に物語はひと捻りだが、色々と謎が多過ぎて、通勤電車の中で深く考えずに読むにはいささか手強過ぎ。 何故だか良く分からないけど、「奥飛騨」と「天竜峡」のそれぞれラストで男女が寄り添う描写には不思議と惹かれたところあり。
6投稿日: 2019.11.24
powered by ブクログ表と裏。パラレル? 夜行と曙光。 怪談だけどファンタジー。 森見登見彦氏らしい作品。 でも今までのものより数段進化した感じ。 これを読んでしまうと、これから出る森見作品は全部読みたいと思ってしまう。 とても良い作品だと思います。
33投稿日: 2019.11.20
powered by ブクログ【ようこそ、、、】 こんなに不気味な森見先生は初めてだ。 読むまでは、「そうはいってもモリミーだから面白く読めるだろう」と思っていたんです。 それでも、読み始めると、こう、文と目の間で自分の後頭部を見ているような、自分でもよくわからない感覚に陥ってくるんです。不気味で不穏で。 文章を追う目はとまらないのに、次のページに行きたいのにページをめくるのが怖くて。 どうなんでしょう。ここまでくると「夜行」という文字すら怖くなってきました。ところで、あなたはいま、どこまで「来ま」したか。「行き」ましたか。
0投稿日: 2019.11.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
同じ英会話スクールに通っていた仲間と、10年ぶりに鞍馬の火祭を見物に行く。 10年前の火祭見物の時、仲間のひとり長谷川さんが謎の失踪をした。 そして、全員が何故か係わりを持つ、岸田道生という画家の描いた「夜行」という連作の銅版画。 いくつもの謎を抱えながら進む物語はミステリともいえるけど、静謐な中にも不穏な気配の漂う世界はいつもの森見節ではなく、読みながらときどき作者を確認してしまうほど。 尾道の、急坂を上る細い路地を思い出して、夜にも訪れてみたかったと思うほど、作者の描く尾道の光と闇には惹かれるものがあった。 ただ、森見登美彦が作り出したこの世界には、あと一つ説得力が欠けていると感じた。 論理的な説明が必要と言うのではなくて、なんだろう、決してあるはずのないその世界は確かに存在するのだと感じられるような説得力。 最近恒川光太郎を読んだせいか、この欠落が結構大きく感じられたのだった。
5投稿日: 2019.11.15
powered by ブクログ森見登美彦っぽい不思議ストーリー。読みやすかったけど、自分にはやや不思議過ぎてピンとこなかった……。出てくるそれぞれの場所に行ったことあると、もっとイメージ湧いたかもしれないけど。
1投稿日: 2019.11.15
powered by ブクログ人生の岐路に立ったとき。 もし今居る世界を選択しなかったら、と考えると平行世界のパラレルワールドは誰もが持っているもの。 夜の世界と朝の世界が交わるとき、何が消えて何が残るのか。 不思議な様で、どこかノスタルジックな雰囲気のある物語。 幼い頃に思い描いた世界がそのまま読めたような気がした。 面白かった。
0投稿日: 2019.11.14
