
総合評価
(145件)| 21 | ||
| 52 | ||
| 53 | ||
| 9 | ||
| 3 |
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画「孤狼の血」が大好きで、手始めに柚月さんのデビュー作からと、と思ったら一日で一気に読んでしまった、、 デビュー作でこんなに面白いなんて!! 共感覚は漫画「ハニービター」を思い出した。能力にも限界があって現実的なところがよかった。 司や彩、施設の話に関しては90年代のドラマ「聖者の行進」を彷彿とさせますね。。エモい!!! 高城が真犯人だったのはちょっと物足りなかったけど (もっと最初から潰しにかかってもよかったのでは?と思ってしまう) サイコパスな感じはめちゃめちゃよかった。 世間からは理解されない異常性癖を持っているが故の犯行だと思うとかなりリアリティがあるというか、、 映像化は難しいかもしれないけど、実力ある俳優さんに是非高城役をやってほしい! そして安藤に関しては、悪人と言い切れないのがこの作品の深いところだなぁと思います。
4投稿日: 2021.01.08
powered by ブクログ障碍者の性欲と性犯罪のお話。 結構アンタッチャブルなところを書いてて読んでいてあまり気分のいいものではない……でも読んじゃった。 柚月さんは犯罪者の動機部分に一番力を入れると仰っているのだけど、そのせいかかなり容赦のない書き方しているなあと思う。社会的規範を逸脱するにしては単純だけど火力が強い。
4投稿日: 2020.12.31
powered by ブクログ2020.11.27 ジェットコースターのように展開して、速攻で読めました。 弱者にしか欲情しないのはさすがにヤバいでしょ。 ただ描写がかなり助平でした ゲスなのは自覚しております。
1投稿日: 2020.11.28
powered by ブクログ物語は当初、自殺とされた身体障害の少女の死に疑問を抱いた少女と同じ施設で暮らしていた知的障害者の青年とその青年のカウンセリング担当となった臨床心理士の女性が事件の真相に迫っていくサスペンスです ・ 臨床心理士の美帆は担当になった青年藤木司を自らの弟と重ね合わせ、罪滅ぼしの意味も込めて少女の死の真相を探るため、危機に直面しながらも突き進んでいきます ・ 途中で大体の筋は読めましたが、緊迫感のあるシーンの連続にハラハラしながら読み進めました ・ パソコンのパスワードが中々解けない場面で美帆の後輩女子が「言葉をすべてひらがなに直すんです。そのひらがなを五十音順か、母音の何番目かに当てはめるんですよ」とアドバイスします 「みんな知ってると思いますよ。おばさん世代はあまり知らないと思うけど」 …って ガーン 知らんかったよ パスワードって今はそれが主流なの?
0投稿日: 2020.11.23
powered by ブクログ美帆のひたむきな頑張り。はらはらドキドキするサスペンス風な話。柚木裕子の世界。 女性作家だからこそ書ける深掘り。他の作品も読んでみたいと感じる出来栄え。次を読むのが楽しみだ。
4投稿日: 2020.11.10
powered by ブクログ他人の言葉が色で見えるという少年と、新人臨床心理士が障害者更生施設の闇を暴いていくサスペンス作品。 中盤まではストーリーに惹き込まれるも、後半は22時35分あたりからのサスペンス劇場を観せられているような展開に失速。私には珍しく、早々に黒幕が分かってしまった(どんでん返しがなかった)ことが残念だった。
46投稿日: 2020.11.10
powered by ブクログ特殊な能力がある事を誰にも信じてもらえず、知的障害者を装って生きなければならない。 それが現代であり、否定も肯定もできない。 弱者を追い詰める無自覚な社会。 そこにひとりの臨床心理士が、患者により添い真理を暴いていく。自己に降りかかる危険も顧ず。 面白かったです。 過激な部分の映写もありつつ、主人公の強さと明るさもコミカルな表現で読間にホッとできて、 あっとゆうまにラストまで読み切りました。
0投稿日: 2020.10.29
powered by ブクログこれがデビュー作なんですよね?なかなか凄いです。恐るべし。よくよく考えるとかなり色々なテイストが盛り込まれてるんだけど、とっちらかってないところが才能なんでしょうね。やりすぎ一歩手前で見事に交わす様は見事。主人公にフォーカスしすぎないとこも妙。主人公以外、特にすぐそばにいる人たちの描き方が深いんです。これが他の作家さんたちとの決定的な違いかと。深いというよりも丁寧と言った方がいいかもしれません。
1投稿日: 2020.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
特に後半は事件の真相が段階的に見えてきて、続きが気になり一気読みでした。 栗原の発言や行動もかっこよかった! 扱うテーマ(題材)は、障害者や社会的弱者、そしてそれに絡む性という、普段あまり目につかないもの。読む中で見方が広がり、考えさせられた重厚なテーマでした。
10投稿日: 2020.09.05
powered by ブクログ臨床心理士の美帆が担当する司は、人の感情が色でわかる「共感覚」保持者であった。 SFかと思いきや純然たる社会派ミステリで、扱うテーマは重い。 司が親しくしていた知的障がい者である少女、彩。 自殺したとされる彼女の死の真相に、吐き気をもよおしながらも読む手はとまらない。 ストーリー展開に容赦がなく、随所でショックを受けることになった。 でも面白い。 クライマックスはハラハラしながら読んだ。 読みごたえのある作品。
7投稿日: 2020.08.27
powered by ブクログ一気読みでした。 人の感情が色で見える少年、というSF的なスタートで、どうなることか、と思いましたが、しっかり現実的なところに着地しました。 これがデビュー作とは。他の作品を読むのが楽しみです。
3投稿日: 2020.08.02期待通りの柚月祐子作品です
柚月裕子さんの引き出しの多さには、いつも関心させられます。本作品のみならず、各柚月作品のシチュエーション、ストーリー展開は、まさに、その溢れんばかりの引き出しから生み出されていると思います!
0投稿日: 2020.07.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
犯人はわかりやすいが、事件の背景はよくできていた。障害者福祉の闇がフィクションでありながらよくかけていたと思う。現実的にあってはならないことであるのは間違いない
2投稿日: 2020.07.15
powered by ブクログ知的障害を持つ人にも性欲はある。 それをドクターが取引に使うとは… 新人臨床心理士が警察の真似事をしてうまくいく。 危機は友人のホンモノの警察官、心理士の患者、が救う。 司が急にきちんと言葉を発し、意味のある行動をするのは、難しそうに思うが。 展開がそんなのありえない、と思うことが多かったのでのめり込めず。 臨床心理士にカウンセリングを10年近く受けた経験があるが、このような心理士はいないと思う。
0投稿日: 2020.07.12
powered by ブクログ柚月裕子さんのデビュー作 今さらながら、読了。 いや〜おもしろかった!一気に読みました。 東野圭吾さんの宿命を思い出したなぁ。。 知的障害の話だから悲しいし、やるせなかったけど いろんな気持ちを考えられた作品。 司くんのその後や美帆さんと栗原くんのその後も希望〜
7投稿日: 2020.06.19
powered by ブクログ知的障害者施設の入所者が個人所有のパソコンを所持していることや、下校時に連れ出せることなど、施設関連の描写での非現実的な部分が気になった。
2投稿日: 2020.06.09
powered by ブクログ柚月裕子のデビュー作ですが,期待通りでした。 中盤までと、中盤から後半への展開…引き込まれてしまいました。狐狼の血に繋がるような気持ちの悪い描写もありましたが…前作読むのが楽しみ。
2投稿日: 2020.05.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3 デビュー作。臨床心理士の佐久間美帆が、知的障害更生施設に入所している人の感情が色で分かる共感覚を持つ藤木司とともに、親しくしていた少女彩の死の真相、医師や企業を含めた障害者施設の闇に迫る話。他の作品と比べると、社会背景描写が薄い気もするが、障害者を雇用する企業と助成金、診断する医師との癒着とその性癖などが描かれなかなか面白い。一見、誠実そうな上司の精神科医である高城の性癖を描く描写は結構えぐい。筆者は、動機や人の裏にある感情に拘っているとのこと。 医師が目に見える情報で治療するのに対して、臨床心理士は面談を通して患者の目に見えない内側の問題を掘り起こしその問題点を治療していく。 美帆と更生施設長の安藤のやりとり。障害者は往々にして、意味不明な行動をとることがあるが、その理由を突き詰め一人ひとりに向き合うべきという美帆に対して、それは医療現場における理想であるがそのやり方では医師不足や老患者の増加などから医療崩壊を起こし破綻をきたすことから、現象論的にとらえ仕事として割り切る必要がある。 障害者雇用率制度と障害者雇用納付金制度に基づく助成金。ある基準以上の企業には、国が定めた割合で障害者雇用が義務づけられている制度で、障害者を雇用した企業には国から様々な助成金が出る。雇用する障害者の数え方は、障害レベルで変化し、軽度なら一人、重度なら1.5人、身体か知的かによっても違うが、最も高いのが重度知的障害者。 嗜好や性癖、窃視症、死体を愛するネクロフィリア、幼児にしか欲情しないペドフィリアも治せないらしい。
0投稿日: 2020.05.09
powered by ブクログ大切な人を思う気持ちは障害があってもなくても同じで尊い… どの世界にもそういうものを利用する汚い世界もある 現実にありそうな題材で気が重くなるなか、司の能力のお陰で物語性が高まっていることに救われた
2投稿日: 2020.02.26
powered by ブクログ人の感情が色でわかる「共感覚」を持つという不思議な青年を担当する臨床心理士が、知的障害者更正施設の闇を追及するサスペンス。柚月裕子の原点となるデビュー作。 社会的弱者の視点で正義を貫くのが柚月作品の本質である。人の感情が色彩に現れるという非現実的な現象を、どこまで許容できるかがこの作品の評価の分岐点になるが、私は全く違和感なく読み進めることができた。
0投稿日: 2020.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人の感情が色でわかる「共感覚」を持つという不思議な青年―藤木司を担当することになった、臨床心理士の佐久間美帆。 知的障害者更生施設に入所していた司は、親しくしていた少女、彩を喪ったことで問題を起こしていた。 彩は自殺ではないと主張する司に寄り添うように、美帆は友人の警察官と死の真相を調べ始める。 だがやがて浮かび上がってきたのは、恐るべき真実だった…。 (アマゾンより引用) こういう話って珍しくないのかもなって思った。 これ読んでたら昔TVドラマであった、「聖者の行進」思い出した。
3投稿日: 2020.02.01
powered by ブクログ柚月裕子のデビュー作でかなり人気のある作品だが、私には今ひとつだった。話半ばで先のストーリーが見えてしまったこともあるが、やたらと解説して行くような話の進め方に何となく不自然な感じがしてしまったからかもしれない。
0投稿日: 2020.01.28
powered by ブクログ先が気になってどんどん読み進めていった。 面白かったです。 これがデビュー作なら、後々の作品はもっとすごいんだろうな、と。
0投稿日: 2020.01.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
発した言葉が色になって認識される…これは、ことばを発する側よりも受け止める側のほうが、苦しいんだろうなぁ、と思い描くばかり。でも。もしも僕自身がそのことばを色で受け止められるようになったら、時分がどんな状況に陥るのかというのは考えるけれど、それでも、できればその能力が欲しい、と思うなぁ。 僕自身に対してのあたり方、あるいは周りの人たちの心の内をしることができるものなら、その評価の良し悪しはともかく、わかったほうが僕自身としてはスッキリするような気がするのです。 特殊な能力で何百万人にひとりのものなのかも知れないけれど、宝くじに当たるよりもこの特殊能力のほうが僕はほしいなぁ、と思いながら読みました。
3投稿日: 2020.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
柚月裕子さんの本を好きでよく読んできたのに、なぜか今頃になってデビュー作を読むと言う…。 デビュー作とは思えないほどの作品にのめり込み、一気に読了。 途中であれ?この人が?…って鈍感な私でも気付くような場面もあったけど、デビュー作でこれだけ引きつけるんだから、そりゃぁ売れっ子作家になりますよねと思った一作でした。
1投稿日: 2019.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物が少ないぶん分かり易いが、犯人も早い段階でわかってしまうのが、残念。デビュー作品とは思えないほど出来上がっている。
1投稿日: 2019.12.19
powered by ブクログ知的障害者というタブー視されがちな世界にスポットを当てた話し。 テンポ良く読めるが、人物描写が物足りなかった。
1投稿日: 2019.12.02
powered by ブクログすごいの一言。息をもつかせぬ展開に、ページをめくる指がとまりませんでした。 心を病んでいる人に関わるのが、医者だけではないことを改めて認識させられました。でも、読み終わってちょっと心が疲れました・・・
2投稿日: 2019.11.27
powered by ブクログまぁまぁでないの。 犯人はモロバレ。でも主人公のおねーちゃんがキッチリと危険な目に合うとこなんか、虎狼の血を彷彿させる筆致やなぁ。
0投稿日: 2019.11.26
powered by ブクログ柚月裕子のデビュー作というのを本屋で見かけて柚月裕子の原点に興味津々だったのですが、案外単純なストーリーで、一気に読み終えました。「佐方貞人シリーズ」「慈雨」「虎狼の血」「蟻の菜園」等の作品の中で悲惨な性が原因の殺人事件という点では「蟻の菜園」の原点になっているのかなという感じがします。 臨床心理士の佐久間美帆29歳が主人公。知的障害者更生施設の入所者水野彩16歳が手首を切って死んだことから始まる。自殺に見えたが同じ入所者の藤木司20歳は殺されたと訴える。司は人の心を判別する特殊能力を持っていて、美帆だけには打ち明けて助けを求める。美帆は高校時代の同級生だった警察官の栗原に協力を求めて事件の真実を追求する。 知的障害者を性の食い物にする障害者就労支援センターの人材派遣部長、障害者を雇用する会社の暗部等、吐き気をもよおす展開が描かれるが事件の真相はもっと衝撃的で悲惨だった。 美帆が彩に関する司の情報をもとに真相に迫り、栗原に助けを求める。スリリングな展開ではあるが、途中からその展開が見えてきてしまうところが、その後の柚月裕子の凄い小説に比べるとイマイチかなと思ってしまう。もうちょっと他の柚月裕子の小説を読んでみようと思う。
7投稿日: 2019.11.18
powered by ブクログ知的障害者入所更生施設に入所中の少女の救急搬送中の事故、少女の死を受け入れられない青年を担当する臨床心理士がたどり着いた真相は。 声が色・感情として見える青年の能力が大活躍するわけではなく、臨床心理士の事件への迫り方も荒っぽく、クライマックスまで一直線だけれど、犯人や真相の意外性は盛り上がりを感じた。 19-113
1投稿日: 2019.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館で借りました。『ー彼は、生きていける』共感覚を持つ青年、司くん。司の臨床心理士の美帆。そして美帆の友人、警官の栗原。終盤3人で事件解決をしていくスピード感に、どんどん心を開いていく司に力が入った。途中から犯人はなんとなく予想できちゃった。警察官の栗原、カッコよすぎでしょ。デビュー作品。ここらから柚月さんの物語は始まってたくさんの作品が生まれたんだ。デビュー作って、なんか、特別。
2投稿日: 2019.10.30
powered by ブクログ臨床心理士の佐久間先生が見つけた真実はやりきれない。 けれど、栗原さんの考え方には共感できる。信じられない事があるからと全人格を否定するのではなく、受け入れた事実で推論していくやり方には共感できる。
1投稿日: 2019.10.27
powered by ブクログ嫌な話だった…。 知的障害者の人権の話 守ってあげないと!!!! それと「共感覚」の話 いろんな人がいるんだなぁと思うと同時に、言葉が色で見えるって つらいだろうなぁ~と思った。 にこにこしながら嘘つかれたりしてね。
1投稿日: 2019.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
店頭で平積みされていたので購入。なんとデビュー作とは。 ちょっと危なっかしいけど、強いんだか弱いんだか、いややはり強いよねという女性の臨床心理士が主人公。 なんだかんだと助けてくれる栗原くんが、ちょいと警察官としてはやり方が?このへんはもう少しか。 障碍者雇用の問題などなかなか踏み込んだ内容のところにやはり出てくるのはゲスなおじさまたち。 と思ったら、さらに真相が。 施設長の最後のメールを信じていない自分だったけど、あれはほんとだったらしい。 いやでも見た目の書き方が、ほんの少しでもちゃんと心のある人間とは思えないような描写だったので最初から好きになれなかった。 黒幕の豹変っぷりには、絶対別人とか思ってしまったし。 とはいえ、やはり続きが気になって一気に読み終えたのは確か。 他の本との差を付けるためだけに☆は3つにしときました。ほんとは4つかな?
0投稿日: 2019.10.12
powered by ブクログ刑事コロンボのスタイルとは逆の終盤に犯人が分かるパターンの話だが半分で犯人がわかってしまった。犯人の人物像の描き方が甘いな〜と。それと柚月さんの特徴なのかな?クライマックスの場面にクドさを感じる。また期待して買ったが何故かだいたいが裏切られる感ありT_T
0投稿日: 2019.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
医療職としてありえない行動が頻発したり、犯人も探偵役も頭が悪いというかご都合主義に色々うっかり忘れたり無理があったりと瑕疵が目立つが、ここから狐狼に行きついたエネルギーの源泉はあるのかも。
0投稿日: 2019.10.12
powered by ブクログ「孤狼の血」をよんでから柚月さんのファンです。 このお話は、「人の感情が色で見える」という力を持っている青年と、彼を担当することになった臨床心理士のお話。 よくある設定の部分もありましたが、細かい部分も丹念に描かれていて、なかなか引き込まれました。
1投稿日: 2019.10.10
powered by ブクログ最初に読んだ「狐狼の血」のインパクトが強過ぎて他は物足りなさを感じてしまう柚月作品。このデビュー作も、過激な表現こそあれ極めてオーソドックスな内容で先が読める展開。まだ荒削りというか、突っ込みどころも満載です。
3投稿日: 2019.10.07
powered by ブクログ展開が早く、続きが気になり一気読みしてしまった。 スリリングな状況があり、犯人も意外ではあったが、少しベタな展開、内容なのかなと感じた。
0投稿日: 2019.10.04
powered by ブクログ患者の外出同行して時間に遅れて帰るとか、事件について知り得た情報を患者に教えるとか、いろいろ現実世界ではありえない設定だったけど、まあそれはそれとして、展開は面白かった。犯人は予想外だった。
2投稿日: 2019.10.01
powered by ブクログ活字では抑えきれない程に、入り込んで読んでいました。 展開も早く、鼓動を激しくさせました。 人との違いや障害について、欲望について、恐怖を覚えながらも強く印象付けられました。 ただ、社会的弱者についてすこし心が痛くなってしまいました。フィクションとはいえ。 ただ、私自身心理学が好きなこともあり、 とても好きな作品になりました。
0投稿日: 2019.10.01
powered by ブクログ大変展開が早く読みやすかったしミステリーと言えど湿っぽいリアリティがとても具合の悪くなるものだった。 実際にこうした事件は世にはびこっていて、誰も気づいていないような、そんな心持ちに寒気がする。ラストに掛けてのスピーディーな焦燥感と締め括りは素晴らしかったが、発想が少し安直かと思う面もありました。
0投稿日: 2019.09.29
powered by ブクログシチュエーションと展開に多少の無理を感じるが、やはり柚月作品、デビュー作といえど人間描写も上手で読ませる。
1投稿日: 2019.09.29
powered by ブクログ国立大学病院の精神科に勤務する新人臨床心理士の女性が、主人公。養護学校を併設する障害者更生施設に入所し、人の感情が色でわかるという「共感覚」をもつ青年が、主人公の担当患者。しかし、この施設で少女が救急車搬送中に死亡。自殺か他殺か。養護施設、障害者雇用など、知的障害者を取り巻く福祉制度や福祉施設、担当医の絶対的な診療方法と診断結果。こうした諸々に問題や課題が絡む事件。
1投稿日: 2019.09.26
