Reader Store

総合評価

145件)
3.6
21
52
53
9
3
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    デビュー作より、その後方を読んでいるので、今の作家の片鱗はあるね。 個人的にこの手の内容はあんまり好きではないが、デビュー作にしては、人物像は書けてると思います。 何冊かは映画にもなってるぐらいですから。 25/11/12 50冊目

    4
    投稿日: 2025.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月さんのデビュー作であるが、読みごたえがある。かたくて重いが話しの中に引き込まれ没頭して読んでしまった。 ただ後半で性描写が頻繁に出てきて、なんだかスッキリしない。こういうのもありかな? でも柚月さんの小説は何度もいうように話に引き込まれ好きだ。

    23
    投稿日: 2025.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者のデビュー作らしいが、これはかなり面白かった。何となくの展開は読めたものの、最後の黒幕には驚いた。

    7
    投稿日: 2025.11.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    最近 気になる作家さん 一気に読めたが、性的描写が苦手 司 共感覚もつ 健常者だとばれないように精神病者を真似る 警察官である栗原くんをうまく利用しすぎ 安藤と内田は遠い親戚だと遙が言った 結局 内田(息子:精神病)は美帆(弟:精神病)を心配していた 後半から高城が怪しいと感じた 加奈の相手は高城

    1
    投稿日: 2025.09.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どんな物語なのか期待し過ぎてしまった。 ミステリーにしては誰が1番の悪なのかわかりやす過ぎるし、臨床心理的な要素から広がっていくのかと思えば単純だし、何より後半のエロ描写は必要だったのだろうか...と、モヤモヤ...

    1
    投稿日: 2025.08.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語としてとても面白かった!何度も苦しくなるようなむごい場面もあったけれど、柚月作品ならではのテンポの良さであっという間に読み終わった。 物語としては面白いけれど、彩のような目に合っている弱者が現実にもいるのかもしれないと思うと本当に苦しい。

    0
    投稿日: 2025.08.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    結末はなかなか気持ちが悪かった。え、お前が犯人!?って感じだった。 障がい者にも性欲はあるよって言うのと、共感覚っていう多くの人たちとは異なる感覚の人を理解する難しさっていうのがこの本のテーマっぽいんじゃないかな。 面白くて一気読みしてしまった。柚月裕子さんの作品もっと読んでみたいと思った。

    7
    投稿日: 2025.07.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     二00八年、第7回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。  柚月裕子ファンなら、既読ではないかと思う反面、『孤狼の血』シリーズや検事「佐方貞人シリーズ」だけ読まれた方も多いはず、そういう僕も今頃になってデビュー作品を読んで良かったと思っています。未読作品は多数ありますが、この著書名から事件物ではないと思っていた。 「女横山秀夫」の異名を持つ彼女なら当然かもしれませんが、『検事の本懐』の著書の帯に横山秀夫氏の推薦文を書いてもらえたことに感動したという。  著作は臨床心理士の主人公・佐久間美帆が、知的障害者更生施設に入所していた藤木司を担当することになった。彼は、人の感情が色でわかる「共感覚」を持つという青年で、自殺を図った親しくしていた少女・水野彩は、自殺ではないと主張したことから物語が始まります。(動機の一部です)  犯罪者の動機の心理が明確で分かり易く、ラストに至るまでの緊迫感が面白い。 タブーに思える題材に若干閉口したが、型に嵌らない発想は奇想天外で、読後感はすっきりした印象でした。  読書は楽しい。

    25
    投稿日: 2025.06.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    臨床心理士が知的障害者施設での悪事を暴くストーリー。絶対コイツ!という想像はついていたが、途中から方向転換。真犯人に近づいた時にはこちらまでハラハラドキドキさせられた。

    0
    投稿日: 2025.06.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とにかく胸糞悪い内容で、読んでいてすごく辛くて腹立たしかったが、目を背けてはいけないと思った。声にならない悲痛な叫びが、いち早く誰かに届き、救いの手を差し伸べられる世界になってほしいと思うし、そんな世界を作らなければいけないという責任感を持ち続けたいと思った。

    0
    投稿日: 2025.05.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    佐方シリーズのヒューマンな面白さ、孤狼の血シリーズの暴力団な面白さ、それらが詰まったデビュー作。これ読んじゃうと他の著作が読みたくなります。

    0
    投稿日: 2025.05.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「朽ちないサクラ」に続けて読んだせいか、こちらも何を信じていいか分からないほど、怪しい人ばかり。犯人を含め、怪しい人たちの胸くその悪さったらない。どんどん読めはするけど、あまり気分は良くない。

    1
    投稿日: 2025.04.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公には少しだけイライラしてしまいました!もどかしくて!! 重めのテーマなので、う〜〜〜〜となりながら読みました。 タイトルから気になっていたので、読了し、納得です。

    1
    投稿日: 2025.04.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚木裕子氏のデビュー作。 臨床心理士の佐久間美帆が担当する青年、藤木司。 彼は「共感覚」という特殊能力があり、人の発する言葉に色彩が見えると…その色によって嘘や真実、喜びや怯えの感情が分かると。にわかには信じ難い話ではあるが。 知的障害者施設にいた司。彼の想い人:水野彩の死の真相が絡んできて、謎解きに引き込まれていく。 障がい者の人権、精神科という分野がテーマ。 ちょっと胸くそ悪い描写もあり手放しで推せない。。。 著者の飛躍のステップ作品だ。 柚木裕子氏はやっぱり、中年男性が主人公の方が、生き生きとしていて上手い!

    13
    投稿日: 2025.03.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「共感覚」、障害施設等、描写がえぐいところもありましたが、物語に吸い込まれていきました。 支援者と相手の距離感ってむずかしいよなと改めて感じました。

    21
    投稿日: 2025.01.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    臨床心理士の佐久間美帆が藤木司の治療をする中で、精神病に携わる人々のあざとい部分をあからさまにする物語だが、障害者を飯のタネにするといったあくどい輩が実際に蔓延っていることを示しているように感じた.事件は司と親しかった水野彩の死が発端だが、他の障害者が性的暴行を受けている証拠が出てきて、彩も誰かに暴行されていることを推測した美帆.彩が残したUSBのデータ解析から意外な人物が犯人だとにらんだ美帆は同級生の警官 栗原の支援を得て追及を進める.犯人と面と向かっての最後の場面が秀逸だった.

    0
    投稿日: 2025.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新米の臨床心理士と、人の言葉に色が見える青年の物語 主人公の新米らしい思い込みや猪突猛進ぶりに対し、冷静に助言する警察官・栗原がいい味出てた 生々しい表現があったから、苦手な人は注意かも

    0
    投稿日: 2025.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    目を背けたくなるようなシーンもあるが、実際に介護施設等で起こった事件など痛ましい事件はある。 弱みと言ったら語弊があるが、そこにつけ込むようなことは絶対に許せないし、あってはならない。 犯罪はなくなることはないだろう。ただ、一つでも痛ましい事件が起こらないよう、厳しい処置を願う。

    14
    投稿日: 2024.12.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラマ「合理的にあり得ない」が大好きすぎて、初めて読む柚木さんはデビュー作からにしました。 苦手な題材だったけど、どんどん読めました。 他にも色々読んでみようと思います。

    1
    投稿日: 2024.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    臨床心理士・美帆が、担当患者である“言葉の色が見える青年”司と共に、知的障害者更生施設で起こった少女の自殺の謎を解く話。 序盤はスリルあるストーリーに引き込まれたが、事件の真相が早い段階で予測できてしまったのが残念だった。しかし、司の能力を巧みに物語に絡めた展開は非常に秀逸で、タイトルが“心理”ではなく“真理”にした点に著者のこだわりが感じられた。

    18
    投稿日: 2024.11.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月のデビュー作だが、ミステリというよりD・R・クーンツのような力技のエンターテインメントという印象を受けた。 ミステリ的な捻りもあるのだが、後の作品に比べるとまだ詰めが甘く上手くいきすぎのきらいがある。 ただ、導入部から読者を物語に引き込む手法はなかなかのもので悪くない。

    1
    投稿日: 2024.10.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    取り扱っているテーマがちょっと重たいので……気合入れて読む感じになりました 他の作品も読んでみたいと思います 面白かった

    0
    投稿日: 2024.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月裕子氏のデビュー作と知り。 ストーリーの流れ、背景、特殊な能力、高校の同級生の刑事との関係、どれも力強くしっかりと描かれていて、これがデビュー作なの?と驚いた。 臨床心理士という仕事を絡めながら、事件を追って行くわけだけれど、最近の作品よりかなりグロい描写が多く……。 主人公よく心が折れないな……と。 リアルすぎて、読んでいる私の方がダメージを受けたように思う。

    1
    投稿日: 2024.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月さんのデビュー作にして「このミス 大賞」という大評判となった作品。粗削りではあるが、確かに力作。 臨床心理士の佐久間美帆は新人でありながら、救急隊員への暴力を振るった藤木司の治療を行うこととなった。「共感覚」という、人の感情が色で見えるという藤木に、最初は信じられなかった佐久間が徐々に信じて行くことから事件が動き出す。 強引すぎる佐久間の事件への傾注や、障碍者に対する性的暴行などあり、読み味としてはスッキリしないが、事件の黒幕探しは楽しめた。 犯人は途中から分かったが、この犯人の動機や佐久間への暴行がグロ過ぎる。新人の女性作家が良く書けたなと思う。

    80
    投稿日: 2024.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もしこんなことが現実にあったら 恐ろしいと思いながら読んだ 強烈な描写が多く、えぐいけど ハラハラしながら読めた

    0
    投稿日: 2024.08.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月裕子はいつもリアルすぎる。 臨床心理士の辛い現場や障害者の現状など。 警察に頼む下りは無理矢理っぽかったが、ストーリー展開は抜群だった。

    0
    投稿日: 2024.08.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    少女の謎の自殺から始まる。 関係者の不審な様子を追っていく中で主人公はどんどん謎の解明に近づく。 最終的な犯人は主人公の上司であり、上司に拉致されて監禁される。その最後のとある描写がいらない。 上司の性癖考えれば不思議ではないのたけど、言葉での抵抗に終始してほしかった。

    1
    投稿日: 2024.07.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月さんの本は基本骨太で好きで何冊も読んでからの、長編デビュー作である本作。 展開が読める部分が多々あったが、やっぱり一気に読んでしまった。柚月さんの、この勢いが好き。 古い作品も探してみようと思う。

    0
    投稿日: 2024.07.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    障がいをテーマにしてるだけに、重いというか取っ付きづらい感じ。ミステリ要素は薄いし、非現実的な能力は登場するし、なんだか非現実的でしたが、不思議なものでスルスルと読めました。良かったです。

    0
    投稿日: 2024.06.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    リストカット、自殺、障害者、更生施設、臨床心理士、精神障害と知ってるようで詳しくはちゃんとは理解できてない部分を巧みに繋ぎ、上手くミステリーとして描いてある これがデビュー作だとは思えない

    0
    投稿日: 2024.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     この頃ずっと、柚月裕子の本を読んでいる。もう、10冊を超えた。このタイミングで、デビュー作を手に取った。  途中で先が読めてしまうところはあったが、柚月裕子らしさはあった。  サブキャラの栗原(警官)が、ちょっとハードボイルドでよかった。

    2
    投稿日: 2024.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    言葉が発せられたときに色がついて見え、その色によって怒りや嘘、興奮、などの感情を読み取ることができる青年、司と彼の大切な彩が死亡したことから話が始まる。 展開が早く読みやすい。後半は想像通りという印象はあるもののラストが気になり一気に読んでしまった。最後の描写が生々しく不快に感じたのでこの評価。

    6
    投稿日: 2024.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    展開は予想できるし、一部は胸糞悪い感じもあるが全体としては面白くて読みやすい。年齢と共に一線引いた感じで人と接してしまう事が多い自分に対して、相手に踏み込んで関わる事の難しさとそれを職業としている主人公が凄いと思った。

    32
    投稿日: 2024.03.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    複雑な話だわ。 弱者をもて遊ぶクソな医者の下で働く心理カウンセラーみたいな人の話。担当の子が共感性持ってて、言葉が色で分かる。んで、その子と恋仲だった子の死を巡るお話でした。自分用のメモです。

    2
    投稿日: 2024.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もし、人が発する言葉が、色によって認識する事ができたら… 相手が、その場を誤魔化すためについている嘘 相手が、本心から自分を嫌っている 相手が、真実を述べている 最初は、その能力をおもしろく感じるかもしれないが、途中で発狂しそうになるのではないだろうか。 人と人の間には、知らないからうまく行く事柄も多い。 本書に出てくる藤木は、その共感覚をもち、担当の佐久間と、ある事件に巻き込まれて行く。 推理小説としての面白さと、人の心理、能力について考えさせられる一冊。

    0
    投稿日: 2024.03.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    社会福祉の教員してて、息抜きに読んだら社会福祉のテーマだった。精神医学系の論文が参考文献になってる。

    0
    投稿日: 2024.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    この作家さんの作品は初めて読んだが、読みやすくてさくさくと進む。 ただ、この作品に関しては性描写がしんどい。

    3
    投稿日: 2024.03.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても面白かったのですが、生々し過ぎて頻繁には読めないタイプの小説だと思いました。 影響を受けやすいので、夢に出てきてしまう⋯。そのくらい表現が上手いという意味です。

    0
    投稿日: 2024.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シネスシージアという症状を初めて知った。犯人は想像の斜め上だったが、暗い内容なので、読み進める面白さはあったが、人に勧めたいとは思わない。

    0
    投稿日: 2024.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月裕子のファンとしてはイマイチな気もするが、これがデビュー作だとなれば流石だと思う。 ミステリとしてはどんでん返しまで含めて途中で展開が読めるが、私たち読者がこういう展開の作品に慣れ過ぎて驚かなくなってしまったので仕方ない。「共感覚」という要素を取り入れたことで、読者への新しい知識を提供しながらも多少SF要素が感じられてしまう。 本作はそういうミステリやSF要素はさておき、根底には精神を疾患した社会的弱者への作者の思いが溢れており、それを理解してもらうためにミステリという方法を採用したのではないかとさえ感じさせる。 それにしてもこのクオリティのデビュー作の後、「最後の証人」「検事の本懐」という傑作を生み出す力量は驚くしかない。 現在、最も好きな作家の一人だ。

    19
    投稿日: 2023.12.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    目の前の問題から目をそらさずに容赦なく描き切る。孤狼の血へと続くのが分かるデビュー作。少し先が読めてしまったが、登場人物の関係性がよかったので補完された。王道のシリアスなミステリーの中にほんの僅か顔を出す甘酸っぱさに惹き込まれる。

    0
    投稿日: 2023.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月裕子さん、デビュー作。臨床心理士の佐久間美帆が、障害者更生施設で起きた死の真相を調べるという、ストーリー。犯人が誰かを知ったときは嘘でしょって感じ。飽きずにさくさく読めた。☺

    9
    投稿日: 2023.11.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった 人の心を見る、感じる 簡単ではない 作者はそれを題材にミステリーを書き上げた 真相は、そうなんだと落とし所に作者の素晴らしさを感じた

    1
    投稿日: 2023.10.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    臨床心理士・佐久間美帆が担当した青年・藤木司は、人の感情が色でわかる「共感覚」を持っていた……。美帆は友人の警察官と共に、少女の死の真相に迫る! 共感覚で、人の気持ちがわかってしまい、嘘を見抜いてしまう司。このような能力を持っていたら、すごい生きづらい世の中になってしまうだろう。ただ、今回のように捜査に限って言えば有用かもしれないが。 障害者を使った性犯罪や心理士による障害認定の詐称といったことが背景にあるのは勉強になった。被害者が声を上げにくいからこその醜く卑劣な犯罪である。現実でも知らない間に起きてそうな背景も読み応えがあった。 また、司の能力自体も感性や直感が鋭いだけなのではないか、という問いかけもなされており視点の違いも面白かった。

    5
    投稿日: 2023.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     重いテーマに更にミステリーも加わって、読んでいて辛くなるところも多く精神的に疲れました。これがデビュー作とは。信念のある主人公がここから生まれたのかと納得。栗原くんがいなかったら、もう色々ヤバかったので、美帆さんはもっと大事にしてほしいですね。

    0
    投稿日: 2023.08.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    知的障がい者施設で暮らす藤木司は、人の声に色がついて見えると言う。 嘘の感情は赤、真実の感情は白といった具合に。 大勢の人がいる場所において,、彼に見える世界というのは様々な色に満ちて、それはまるで、心を疲弊させる趣味の悪い抽象画の中に迷い込んだようなものなのかもしれないと思う。 その施設内で水木彩という少女が自殺未遂を図り、救急車で搬送途中に亡くなってしまう。しかし司は、彩は自殺ではない、殺されたのだと繰り返す。彼女の最後に発した言葉は、死を望んでいた人の色ではなかったからだと。 統合失調症だった弟を救うことができなかったことをずっと後悔していた佐久間美帆が、患者である司の言葉を信じて彼の力になったのは、弟の死に対する贖罪の気持ちからだ。だから危険を顧みずに多少無理なことをしたり、臨床心理士の立場を逸脱した行動を繰り返した。 美帆は警察にいる学生時代の友人の助けを得て、事件の真相を解き明かそうとする。彩が自殺でないとしたら、自殺に見せかけて殺害した犯人がいるはずだ。真実に近づけば近づくほど、彼女自身の身にも危険が迫ってきて。。。 わたしはこの著者の本が大好きで、デビュー作であるこの本もいつか読んでみたいと思っていたが、正直に言うと期待していたほどはよくなかった。 しかしこの本の中にすでに、骨太な力強い文章や迷いのないバイオレンスの描写などが随所に見られ、既に彼女の才能の種は発芽していることが分かる。 そしていずれ『慈雨』や『孤狼の血シリーズ』などの素晴らしい本を生みだすのだ。 そう考えると、非常に感慨深い。

    2
    投稿日: 2023.07.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    知的障がい者更生施設に入所していた少女、彩の死を巡り、彩と施設で親しくしていた司と、司を担当する臨床心理士、美帆が、その真相を解き明かそうとするミステリー。 前半、彩の死の原因は施設長が彼女と無理やり関係を持ったのかなどと思ったが、真相はもっとずっと複雑で闇が深かった。途中から一気に引き込まれて読んだ。 人の感情が声の色でわかるという特殊能力(共感覚)というものを初めて知った。 そして、障がい者など社会的弱者の人も声をあげられる、そしてそういう声に皆が耳を傾ける社会の仕組みを作る必要があると改めて感じた。

    29
    投稿日: 2023.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    臨床心理士が知的障害者入所更生施設での少女の自殺について人の感情が色で見える共感覚の少年と一緒に同級生の警察官の力を借りながら真実を解明していく物語。主人公の美帆は「私にしか、彼を救えないから」という強い想いで思ったことはすぐに行動に移すのでハラハラさせられる場面が多く一気に読んでしまった。

    8
    投稿日: 2023.06.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    美帆に加え、特殊な能力は信じないけれど「おまえ」と呼び対等に向き合う栗原の存在は、司のこれからの人生にとって良い出会いだったと思った。 しかし美帆は2回も酷い目に遭って大丈夫なんだろうか?

    4
    投稿日: 2023.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    3 人が話しててその言葉の感情が色でわかる まぁそんな事誰も信じない その能力で救われた人もいる そんな能力があるせいで苦しんできた 主人公は信じてあげて理解しようと努力する 関係性が良かった 自分の中で登場人物にちょっと微妙だなと思う所はあったぐらい 主人公をいびる上司心理士のキャラが好きだった

    1
    投稿日: 2023.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このミス受賞作だったそうで。 あらすじの時点でだいたい予想がついて、そしてだいたいそのとおりだったんですが、面白かったです。

    2
    投稿日: 2023.04.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    T図書館本 デビュー作、このミス。 色が見える子と、自殺したとおぼしい女の子、そして臨床心理士。 このミス審査員のコメントにもあったけれど、途中から犯人わかってしまうけど、 面白かった!

    15
    投稿日: 2023.03.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    柚月裕子のデビュー作、フィクションなんかと思って読まずにいたけど読んでみたらフィクションじゃないし!最初から最後まで面白い、面白くないシーンない、なんでだろう人間の心を描いてるからかな 最後の生々しいシーンは具体的すぎて本当に気持ち悪かったけども、あーやってはっきりくっきり表現することによってただ字を追っているだけなのに緊張感と臨場感が素晴らしく感じられた。すごいな。 最後の展開にびっくり、安藤かと思ったら西澤出てきて、そうかと思ったら黒幕は高城、味方だったやつが黒幕なんてありがちな展開なのに、ちゃんと面白い。 読む手が止まらなくて久しぶりにほんとに楽しかった。

    1
    投稿日: 2023.03.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「臨床真理」柚月裕子氏のデビュー作で、以前から読みたかった作品。 相変わらず読みやすくてそれなりに面白かったですが、なぜか主人公の行動にイライラしてしまい共感出来ず。また、ストーリーも序盤から予想通りの流れと結末。大好きな作家さんだったので、読む前から期待してハードルを上げ過ぎました。

    12
    投稿日: 2023.02.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月裕子さんデビュー作品。 きれいな色彩の表紙が気になり手に取った。 「共感覚」を持つ司は、誰にもその能力を信じてもらえず唯一慕ってくれていた彩も失い、孤独にすべての負を抱え込んで生きることを諦めているように感じた。次第に辛くても立ち向かう行動が多くみられるようになったのは、佐久間が司を信じ約束を守る行動を重ねたからだと司の佐久間に対する態度や思いの変化からもわかる。 佐久間は過去からの後悔と司を救いたい一心でどんどん行動していくが、-後先考えない性格なのか- 思考と行動が暴走する場面が多くヒヤヒヤした。元同級生の栗原が冷静かつ強力的でよかった。いいコンビ。 終盤、佐久間の安易な判断により大きな危機が訪れるも、佐久間の患者を思う強い意志と正義感からくる行動があったから真実が解明されたと思う。 事件については、途中まで真相を追ってどんどん深く広がっていくように感じたが、真犯人はもしやという勘が当たって珍しくサラッとわかってしまった。 自分の利益や欲しか考えない残念な大人たちの行動は本当に許せないし、被害者の子供たちを守るには佐久間や看護師:内田のような思いやりある大人が近くにいることって大切だと思う。

    49
    投稿日: 2023.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    まさか?の真実でかなり引き込まれました。 障害者施設が舞台となっていて、ちょっと重い話かと思いましたが、ミステリー要素たっぷりでどんどん読み進めていきました。 共感覚の持ち主が、事件解決のヒントを持っている。そして友人を助けたい刑事。 なんかいいコンビでした。 ぜひ他の作品も読んでみたいです。

    4
    投稿日: 2023.02.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者のデビュー作。臨床心理士の主人公と「共感覚」を持つ青年、主人公の友人の警察官が死の真相を明らかにしていく。どうしてこの犯罪が生じたのか、丁寧で大胆で筋の通った描写に引き込まれる。

    0
    投稿日: 2023.01.30
  • うーーーん、。

    単なるミステリとして読めば面白いのでしょうが、個人的には好みではなかったです、、 法律や制度などもすぐに変わってしまう分野なので、最初に発表された当時を考えても少し古い印象は抱いてしまうし、何より職業倫理が壊れた人たちがこれほど多くいるのはちょっと受け止めづらいです。

    0
    投稿日: 2022.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月裕子さんのデビュー作にして、このミス大賞の作品でした。 ドンドン引き込まれていきます。 障害者雇用の問題点が浮き出てたかと思います。

    1
    投稿日: 2022.12.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    柚月裕子さんのデビュー作。話の内容は、中山七里さんの作品にありそう。高城が悪で、内田は悪じゃないというのは予想できたが、別に不快感はなく、読後感は良かった。栗原の協力が凄い、美帆が好きなんだろうけど。やはり柚月さんの作品は読みやすい。

    10
    投稿日: 2022.11.28
  • 本格デビュー作

    作者のデビュー作らしいけど、完成度の高さに驚かされる。 冒頭の描写から最後まで、ストーリー展開と感情が伝わる人物描写に惹き込まれた。 主人公が臨床心理士を職業として選んだ理由も上手く絡めているし、誰が悪者で誰が善人かについても気持ちよく騙された。

    0
    投稿日: 2022.11.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み始めて気づいたけど、再読だった。 理不尽で不条理な事件だけど、人が人を愛する気持ちに溢れた話だと思った。 描写が生々しくて読んでてちょっとしんどい。

    1
    投稿日: 2022.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    もうちょっと意外性とか声の色がわかる点を生かした作品かと期待してたから、少し残念だった。後半は一気に読んだけど、うーん、主人公が自己中すぎて好きになれず、途中読むのやめようかと思ったくらいイライラした

    0
    投稿日: 2022.09.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    物語は“患者搬送中の救急車の事故”というショッキングな場面から始まる。 これから起きることへの不吉な前触れに、出だしからぎゅっと心を掴まれる。 『臨床真理』 柚月裕子 (角川文庫) 「共感覚」という能力を、私は宮沢賢治で知った。 一つの刺激に対して、本来のものとは別の種類の感覚が現れる。 例えば、文字に色を感じたり、形に味を感じたりする。 二十歳の少年・藤木司は、そんな共感覚の持ち主だった。 彼は人の言葉が色に見え、嘘をついているのかどうかが分かるという。 その言動から、医師からは統合失調症の診断を受けていた。 新人の臨床心理士・佐久間美帆は、精神科医・高城とともに司の治療をしていた。 司は周りの誰にも心を開かなかったが、美帆の真剣な言葉に嘘の色がないと分かると、美帆に色々なことを話すようになる。 司が入所している知的障害者施設・公誠学園で、水野彩という少女が手首を切って自殺した。 しかし司は彩の発した最後の言葉の色から、彩の死は絶対に自殺ではないと主張する。 美帆は、高校時代の同級生で警察官の栗原の協力を得て、彩の事件の真相を探るのだった。 物語のかなり早い段階で、司目線で語られる章があり、彼が精神病患者ではないことが読者に知らされる。 司のパーソナリティーがはっきりすることで、読み進めていくうえでの目標が見えてくる。 この作品は作者のデビュー作なのだそうだ。 解説にもあるように、とにかく大胆。 障害者に対する性犯罪という難しいテーマに真正面から挑んでいる。 障害者施設、障害者を雇用する企業、それを斡旋する就労援助センター、そして医者。 福祉利権に絡む真っ黒な闇が、骨太な筆致で躊躇なくぐんぐん描かれていく。 女性の筆とは思えない過激な描写に驚く。 失語症患者の彩がパソコンに打ち込んだ平仮名だけの文章が、かなりの紙幅を割いて書かれているのも、悲しみや苦しみが直に伝わってきて胸を打たれる。 今回あり得ないほど最低な大人たちがたくさん出てくるが、その中でも施設長の安藤は妙にリアリティーがあって印象に残った。 おそらく根っからの悪人ではない。 が、中途半端な正義感が心の弱さに負けてズブズブと悪に手を染めていくさまは、怖いけどあり得るし、そういう意味では、安藤がいちばん人間らしいのかもしれない。 内田主任は、結局最後には実はいい人だったということが分かるのだが、それまでの美帆に対するあまりにも酷いパワハラが違和感ありすぎて、読み終わった今でも納得がいかない。 男性と比べると、女性の描き方が何だか薄っぺらく感じるのはなぜだろう。 遥ちゃんしかり。 美帆、司、栗原。 事件の真相を追う三人の個性がバラバラで面白い。 怖いもの知らずで無鉄砲な美帆は、見ていてハラハラしどうしだし、司はナイーブでアップダウンが激しくて、どちらかというと美帆に近いが、人を見る目の確かさが彼の内面の柱になっている。 栗原は、そんな二人をクールダウンさせる役割を担っていて、異常な方向に振り切れようとする針を正しい位置に戻してくれる。 この物語には必要不可欠な人だ。 「あとはおれに任せろ。お前の推測は善良な市民の通報として、おれが責任を持って警察上部まで通してやる。」 かっこいいなぁ。 ストーリーがどんどん重苦しくなって、閉塞感に暗い気分になる中、良識と普通の生活感覚を持つ栗原は一筋の光だ。 ちょっと美帆のことが気になってる……? という微妙な感じで終わっているのも、あっさりしていて、これはこれでいいな。 怪我をした救急隊員の梶山さんたちのことが、読み終わるまでずっと引っかかっていた。 ただ真面目に職務を全うしただけ。何の罪もない。 そんな彼らに対して、最後、司から贖罪の言葉が聞けたのがせめてもの救いだった。 オールオッケーなハッピーエンドではないけれど、人はそうやって前に進んで行かなくちゃいけない。 司はこれからどう進んでいくのだろう。 「心理」が「真理」になっているタイトルの意味を噛みしめつつ、読了。

    0
    投稿日: 2022.08.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    悪役が最初から解るし、結末の予測も序盤で出来るが、デビュー作と言うことで、こんなものかなと理解。 とても読みやすいので、サラッと読了。 司くんがラスト前向きになるので、もう少し司くんの能力がラストに反映されないと、しっくりこないかなと思う。 ハラハラ・ドキドキはなかったし、付箋の回収は全てされた。 ただ、内田さんのラストの感じは微妙だなと思った。

    6
    投稿日: 2022.08.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    美帆が深入りしていくのにハラハラさせられた。 言葉だけでは嘘か本当かわからない。特殊な能力の発想でストーリーの展開がわかりやすかった。 当分人間不信になりそう               でも、面白かった。

    10
    投稿日: 2022.07.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月裕子作品は佐方貞人シリーズを先に読んでおり、シリーズ以外の作品も気になって、デビュー作から読んでみることにした。 デビュー作から物語に惹きつける筆力が高く、その後の作品につながる納得の面白さだった。 障がい者に対する問題や、共感覚などの特殊能力もストーリーに織り込みながらも、物語が進むにつれて衝撃の真実が明らかになっていき、ページを捲る手が止まらず駆け抜けるように読了した。 ずっと苦手としている任侠ものも、柚月裕子作品だったら読めるだろうか?

    2
    投稿日: 2022.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これがデビュー作とはおもえないほど、のちの彼女の作品のスタイルが出来あがっている そして描写が容赦ない 今年に入って読書を再開して、ほかの作家の本も読んだが、いまは彼女の文章がいちばん好きだ ストレスなく入ってくる

    26
    投稿日: 2022.07.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    知的障害者更正施設に入所していた青年・藤木司を担当することになった臨床心理士の佐久間美帆が、司の親しくしていた少女の死の真相を友人の警察官とともに調べながら、恐るべき真実にたどり着いてしまう作品。 著者の問題意識の強さが主人公の意思の強さとして現れているのだろう。どんな逆境でも諦めない主人公をついつい応援したくなる。 主人公を応援しながら読み進めていく中で、知的障害者の雇用問題、彼らに対する性犯罪の問題等、今まで意識したことのなかった社会問題にも自然と気付かせられた。 ただ、得られる気付きは多いものの、ミステリー小説としてはかなり踏み込んだ性的描写を含んでいるので、未成年にはお勧めできない。

    7
    投稿日: 2022.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登場人物の描写が浅く、良い人と思わせて悪い人だったり、逆に悪い人を良い人にしてしまうのは、ずるいと思う。どういう人物と思わせるのか、作家が読者を操縦するのは気に食わない。 最初から大筋が読み取れるのはどうなんだろう。

    0
    投稿日: 2022.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ジャンジャンジャーン ジャンジャンジャ〜〜ン  と、2時間サスペンスドラマを見ているようで 一気に読まされた。 熱くなり回りが見えなくなる主人公を ちょっと待て、とクールダウンさせてくれる 友人栗原の存在がいい。 デビュー作がこれほどとは 他の作品も推して知るべしだ。 それにしても、 男性作家が書いたような作品である。

    2
    投稿日: 2022.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった! 柚月裕子さんのデビュー作! ハードボイルドサスペンス&ミステリーってな感じ 主人公は臨床心理士の美帆。この人すごい!心が強い! その美帆が担当するのは、人の言葉の感情が色で分かるという「共感覚」の持ち主の司。 司を通して、知的障害者厚生施設で起きた彩の自殺の真相を明らかにするとともに、施設の闇を暴いていくという展開です。 警察ではなく、美帆が事件の真相を暴くというところがちょっと面白い。 もちろん、美帆の友人の警察官栗原がいろいろ助けてくれます。この関係も良いです。 黒幕はなんとなく途中からわかってしまいますが、ラストのその黒幕との対峙シーンがまたすごい! お勧め!

    32
    投稿日: 2022.04.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    クライエントがカウンセラーを自分の担当者として認めるか否かは、面接の初回時でほぼ決まるといわれている。初回面接の1番の目的は、患者にカウンセラーは自分の味方であると認識させ、警戒心を取り除くことにある。 時として目に見えない傷の断片が、他愛もない雑談から見えてくる場合がある。カウンセラーは常に、なにげない患者のひと言に耳を傾け、わずかな仕草のなんかき原因の欠片がないから気を配る。患者の口調に合わせ、時にうなずき、ほどほどに口を挟む。目が合ったときは、患者へのいたわりと理解を示すために、できるだけ自然な微笑みを浮かべる。この面接法は患者の病気の程度に関わらず、すべての精神病患者に共通して言えることだった。 「新人とかベテランとか、そんなことは関係ない。この仕事は人、対、人だ。百人のカウンセリング経験を持っていても、百一人目は一人目と同じだ。ここで藤木の担当を下りても、二十人目で違う藤木に会うかもしれない。そのとき、君はまた担当を下りるつもりか」 「彼が望もうと望むまいと、彼には幸せになる権利がある。そして、私たちは彼を救わなければならない。それは、君だけでは出来ないことだし、私だけでも無理なことだ。」 面接の目的は、患者が直面している問題を明らかにし、本人にその問題を直視させ、本人がその問題解決に前向きに取り組めるように導くことにある。そして最後は、患者本人に問題を解決させるのだ。

    0
    投稿日: 2022.04.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    感情が色で分かる、という超能力を扱いつつも、 しっかり地に足ついた展開が嬉しかった。 筆者の処女作だそうだが、 「本当に女流作家さん?!」と思わせる潔さと男臭さはこの頃から健在でした。

    2
    投稿日: 2022.04.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めてこの作家さんを読む。 女性作家である繊細な所もあるけれど、とても骨太な感じもする作品だった。 臨床心理士という、私にとっては憧れの職業だったので、それに惹かれて、手に取ってみました。 読み進めるうちに、どんどん引き込まれてしまった。

    3
    投稿日: 2022.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2022.4.2読了 人の感情が色でわかる共感覚を持つ司という青年…その文言に惹かれて手に取った一冊。 もともと、この著者の作品が読んでみたいと思っていて、図書館でたまたまこの一冊だけが棚にあって借りる事ができた。 著者にとって本作がデビュー作である事にまず驚いた。とにかく先へ先へと読ませる力が強い。 そして場面が頭に描きやすく、描写力に長けていると感じる。ドラマを見ているように感じるので、文庫にして400ページ弱あるが3時間ほどで読み終わってしまった。 またこの著者の作品を読んでみたいと思う。

    6
    投稿日: 2022.04.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み始めたら途中でやめられず、一晩で読破。重たい題材をこんな形でひとつの映画のように仕上がってると思います。しかもデビュー作!天晴です。 こんな事件が起きてはいけないけどありそうで、いや〜な気持ちにもなりました。

    2
    投稿日: 2022.03.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一人の少女の緊迫した搬送から物語は始まる。主人公の司は施設でその少女と知り合う。司には信じがたい特殊な能力が備わっていた。この辺りから徐々に読む速度が増幅し始めた。さて次はどうなるんだ。早く続きを読まないと・・・。もう完全に作者の作られた世界にハマっている自分がいた。こんなにも先が読めない物語は久しぶりだ。読者の推理を見事にはぐらかすこの作家のストーリーは実に素晴らしい。唸り声しか出てこない。実に面白い!このデビュー作が大賞を受賞しても不思議ではない。

    4
    投稿日: 2022.02.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月裕子さん2作目。プロローグから引き込まれて、どんどん読み進められた。ただ、扱うテーマは重く、エグい描写もあり、読んでいて辛くなることも目を背けたくなることもしばしば…。それでも手に汗握る展開と真相が気になるのとでやっぱりページを繰る手は止まらず、一気読み。これがデビュー作ってすごい。面白かった〜!

    0
    投稿日: 2022.01.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚木さんの処女作ということで読了。この位のインパクトがないと話題性は生まれないのかも。虎狼シリーズに繋がる描写、佐方シリーズへの展開も理解。

    3
    投稿日: 2022.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    小説にリアリティを求めるべきではないのかもしれないけど、あり得なさすぎる場面が多くて感情移入できない。 高城が黒幕っていうのも途中で察してたし。 警察官が傷害行為で精神病院行きになったヤツを現場に連れて行く!?逮捕のシーンで「逮捕する」って言う前にそんなダラダラ話す!?真実の暴露にならない!? 挙句の果てに証拠のUSB原本を警察に渡さない!? ツッコミどころ満載すぎ。途中まではよかったのにな〜。

    0
    投稿日: 2022.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ある障害者施設で少女が自殺。 なぜ自殺したのか? その理由が知りたい、不思議な能力をもった青年とともに青年の担当である臨床心理士が謎を探っていく。 次々に現れてくる事実が恐ろしく、読むのが辛い部分もありましたが、絶対に起きて欲しくない事件です。 これがデビュー作。すごい。

    1
    投稿日: 2022.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月裕子さんのデビュー作。 正直生生しいシーンも多く辛く感じる部分もありあましたが、一気に読んでしまいました。 これで一旦文庫は前作制覇。 まだ文庫化されていない作品を待つばかりです。

    1
    投稿日: 2021.12.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     柚月裕子のサイコミステリー。「このミステリーがすごい!」大賞に輝いたデビュー作。        * * * * *  吐き出される言葉が色付きで見える能力で以て、その人の感情や真意が解るという司をキーパーソンにした設定はおもしろいと思います。さらに脇役陣を種々取り揃えてくれているのもGood。  しかし惜しむらくは、主人公の美帆とサポート役の栗原の個性が弱く感じられたことでした。個性は魅力とイコールだと思います。もっと強烈でもよかったのではないでしょうか。  また誰が悪役かがわかりやすくて、特にラスボスが高城なのは途中から見え見えだったのも残念でした。  ということで☆3にしました。

    7
    投稿日: 2021.11.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月裕子さんのデビュー作 障害者雇用の影に潜む根が深いテーマ…後半は目を瞑りたくなるような描写やったけどいつもの通り一気読み

    3
    投稿日: 2021.11.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月裕子さんのデビュー作と知って買った一冊。 臨床心理士が事件の真相を調べる話だった。 医療関係の話は難しい単語や言葉などがたくさん出てくるので途中で挫折しそうになるが、この話はまだ読みやすくわかりやすかった。 登場人物のその都度の気持ちや状況が細かく書かれていて、登場人物が今どんな気持ちなのかとかがよくわかった。 結構きつい描写が細かく書かれていて、読んでてあまり気分がいいものじゃない部分もあった。 人の心が色で読める能力って持っていても、ただ生きづらいだけの能力じゃないかと自分も思った小説でした。

    9
    投稿日: 2021.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昔観た映画を思い出した。 今でこそ中年おやじを書かせたら右に出るものは、、 と言われる著者のデビュー作にふさわしい粗い魅力が見えてよかった。

    5
    投稿日: 2021.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まったくの駄作でガッカリ。 展開は稚拙、序盤早々に犯人も読め、加えて吐き気のする表現の連続。 「盤上の向日葵」が良かっただけに、その落差に驚く。

    0
    投稿日: 2021.09.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2021年9月6日読了。 柚月裕子の長編小説デビュー作。 臨床心理士、佐久間美帆が主人公。 そして、タイトルが「臨床真理」 デビュー作だけあって、先読みしやすいところがあるが、面白い。

    1
    投稿日: 2021.09.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚月裕子の作品を読みたいと思い、とりあえずデビュー作からと手に取る。とてもハードな作品だった。犯罪のあらすじ自体は素直な感じで、ラスボスもわかりやすいけど、逆に来るよ来るよーっていう怖さをシンプルに味わえる。ドキドキして、一気読みでした。性犯罪の描写が結構露骨なので、中学でもダメです。 後、共感覚に関しては、音が色に見えるというのは絵本にもなっていて読んだことを思い出した。

    2
    投稿日: 2021.09.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「孤狼の血」よりは読みやすく、ストーリーもなかなか面白かった。 あ、こいつ黒幕やな。と途中でわかったけど。 司少年のキャラが急変してない?笑

    3
    投稿日: 2021.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    臨床心理士の佐久間美帆は、勤務先の医療機関で藤木司という二十歳の青年を担当することになる。司は、同じ知的障害者更生施設で暮らしていた少女の自殺を受け入れることができず、美帆に心を開こうとしなかった。それでも根気強く向き合おうとする美帆に、司はある告白をする。少女の死は他殺だと言うのだ。その根拠は、彼が持っている特殊な能力によるらしい。美帆はその主張を信じることが出来なかったが、司の治療のためにも、調査をしてみようと決意する。美帆は、かつての同級生で現在は警察官である栗原久志の協力をえて、福祉施設で何が起こっていたのかを探り始める。しかし、調査が進むにつれ、おぞましい出来事が明らかになる。『このミステリーがすごい!』大賞第7回大賞受賞作。

    3
    投稿日: 2021.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    大好きな柚月裕子作品で本作がデビュー作。 これがデビュー作... 柚月作品は何冊か読んできましたが、全ての作品が読み応えじゅうぶんで、改めて今更ながら「うまいなぁ」と納得。 本作の主人公は臨床心理士の佐久間美帆。 彼女が担当することになったのは人の感情をその人が発した言葉と共に色で感じることが出来る「共感覚」を持つ少年・藤木司。 知的障害施設で司が妹同然に可愛がっていた彩がリストカットをし意識のない状態で発見され、搬送中の救急車の中で息を引き取ってしまうところから本作は始まります。 彩は自殺なんかじゃなく、殺されたという司。 司を信じ、彩の死の謎を追う美帆は友人の警察官の力も借りながら真実を追う。 説明 内容紹介 これぞ柚月裕子の原点 臨床心理士・佐久間美帆が担当した青年・藤木司は、人の感情が色でわかる「共感覚」を持っていた……。美帆は友人の警察官と共に、少女の死の真相に迫る! 著者のすべてが詰まった鮮烈なデビュー作! 内容(「BOOK」データベースより) 人の感情が色でわかる「共感覚」を持つという不思議な青年―藤木司を担当することになった、臨床心理士の佐久間美帆。知的障害者更生施設に入所していた司は、親しくしていた少女、彩を喪ったことで問題を起こしていた。彩は自殺ではないと主張する司に寄り添うように、美帆は友人の警察官と死の真相を調べ始める。だがやがて浮かび上がってきたのは、恐るべき真実だった…。人気を不動にする著者のすべてが詰まったデビュー作! 著者について ●柚月裕子:1968年、岩手県生まれ。山形県在住。2008年、『臨床真理』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人。他の著書に『最後の証人』『検事の死命』『蟻の菜園‐アントガーデン‐』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『ウツボカズラの甘い息』『あしたの君へ』『慈雨』『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』『凶犬の眼』などがある。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 柚月/裕子 1968年岩手県出身。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。18年『盤上の向日葵』で「本屋大賞」2位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    14
    投稿日: 2021.07.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    柚木裕子の小説は殆どが間違いなく面白い。 これがデビュー作とは思えない濃い内容だった。 臨床心理士の美帆と共感覚を持った青年司。 司と同じ施設にいた少女の自殺から事件が 始まる。 司と接する内に、自殺した少女への司の異常な 執着が美帆と事件を結ぶ発端になる。 知的障害者を食い物にする悪徳な社会、 障害者施設の現状を背景に悲惨な事件が繰り返されていた。弱者への社会問題を事件と絡めた 極上のミステリー。

    2
    投稿日: 2021.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    知的障害者更生施設で起きた少女彩の自殺。救急隊員が駆けつけるものの間に合わず。失語症を持っていた彼女のことを唯一理解していていたのは同施設の少年司。彼は臨床心理士の美帆に「彩は自殺じゃない」と言い切る。そして嘘をついている人がいると美帆に訴える。司は言葉に色がついて見えるという共感覚の持ち主なのだ。最初は統合失調症かと司を信じることができない美帆だったが彼を救いたい一心で事件の闇と立ち向かうことになる...。 主人公美帆が特殊な能力を持った少年に歩み寄り、救おうとしていく過程で司も心を開き成長していく。という骨組みはいい感じだと思った。言葉に色が見えるという特殊能力をもっと活かして最終的に犯人と司が対峙して嘘を見破り、追い詰めるって展開もありだなーと思った。 僕としては人物描写がやや気になった。 ・主人公、ちょっと察しが悪い...。事件の概要や犯人がわかりきっているところで「何故だろう」とか「誰だろう」とか回りくどいところがあった。もしそういう部分を入れるなら思ってもいなかった事実があればよかったのだけど。 ・犯人、ラストで性癖を披露した後で対象外のはずの主人公で性欲を満たそうとしたところ...。これは犯人自身が言っていた深刻な性癖とは矛盾するのでは?と思ってしまった。まぁ、異常な状況で興奮してたと説明できなくもないか。 何気ない文章が後につながる伏線の張り方とか、全体の流れとか構成はさすがという感じ...読んだ後で知ったのだがデビュー作だとか。デビュー作でこれだけのもの書けるのかと思うとすごいという一言しかない。

    6
    投稿日: 2021.06.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これ、デビュー作なんや!凄いな。 知的障害者施設の闇って感じ。実際はどうなんか分からんけど、こんなんあったらツライな。何も分かってない子に酷い… その施設で、少女が自殺? ほんとに自殺なのか? 臨床心理士の美帆、カウンセリングをした話した事がほんまかどうか色が見える人間嘘発見器の司が真実を… でも…何となく途中で怪しいヤツ分かる。 まっ!王道って感じの犯人像やな。お前が施設に入っとけ!って思うわ( *`ω´) なかなか、生々しい描写で、活字なんでええけど、マンガなら電車では読めん…^^;

    33
    投稿日: 2021.05.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    2021/2/18 わぁ、すいません。 私ここまで生々しいの求めてなかった。 親と共有なんで気まずいです。

    1
    投稿日: 2021.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    心理学を専攻する者として、店頭で見かけるたび気になっていたタイトルでした。 共感覚を持つ人の話。 大学の講義で少し触れられたときも、佐久間さんと同じくそういう人もいるんだなぁって認識で、にわかに信じ難かったです。 フィクションだと描きやすい題材ですよね。『日暮旅人シリーズ』も音や匂いが纏う色で推理を進めていく話ですし、ミステリー作品において、共感覚を扱うものが多い気がしています。 どうしてもファンタジーめいてしまうし、周りからの理解を得られず苦しむ忍くんに同情しながらも、いざ自分の周りにこういう人がいたら邪険に扱ってしまうかもしれないです。 彩ちゃんの死がどうしても飲み込めないなぁ。忍くん、辛いだろうな。 内田さんはミスリード要員だったみたいだけど、パソコン盗み見るのはちょっと…。 後半にかけて性的な描写が多くて、読んでいて辛かったです。犯人の異常性を際立たせるためなんだろうけど、佐久間先生辛い目に合いすぎでは…。 精神的な病気って身体的なものよりハッキリとした証左を得ることが難しいので、本当に診察時のさじ加減なんですよね。臨床現場、福祉現場への問題提起もしてくださっている本作。参考文献にも触れたいと思います。 2020.02.16(4h)

    2
    投稿日: 2021.02.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これがデビュー作とは驚きました。 次々くる真相に夢中になり、あっという間に読み終えました。 栗原さんがかっこよかった!

    3
    投稿日: 2021.02.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても面白かったです。 早い段階で、黒幕が予想出来てしまいました。予想通りでしたが、それでもラストが気になって後半は一気読み。 最後、ちょっと泣けます。 藤木君の言葉が沁みます。

    1
    投稿日: 2021.02.07