
総合評価
(386件)| 145 | ||
| 124 | ||
| 76 | ||
| 10 | ||
| 4 |
powered by ブクログ何度も何度も読み返して、自分の言葉にしたいと思った。全ての人に優しい物語だと思う。 命を諦めてしまう人たちに読んで欲しい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 沙漠の真っ只中に不時着した飛行士の前に、不思議な金髪の少年が現れ「ヒツジの絵を描いて…」とねだる。少年の話から彼の存在の神秘が次第に明らかになる。バラの花との諍いから住んでいた小惑星を去った王子さまはいくつもの星を巡った後、地球に降り立ったのだ。王子さまの語るエピソードには沙漠の地下に眠る水のように、命の源が隠されている。生きる意味を問いかける永遠の名作の新訳。
2投稿日: 2021.07.24
powered by ブクログ子供の頃読んだ記憶があるけれど内容は忘れてしまい、友人が好きな本なので読んでみた。なるほどな、と思う話しだったけれども子供の時はどんな感想をもったのだろうと。記憶が無くて残念。
4投稿日: 2021.07.05
powered by ブクログ中学時代、これが名作?と全然しっくりこなかった。大人になってわかるようになってしまったこと、心に響く言葉。 ふとした時に読み返すお守りのような一冊。
1投稿日: 2021.06.05
powered by ブクログ色んな星を旅してるところが面白かった。 ちょっと理解できないとこもあったから母国語で読んでみたいと思います。
1投稿日: 2021.04.17
powered by ブクログ私はちょっと変な感想なのかも知れない それもずっとピーターパンを夢見て信じて愛してたせいかも知れないなと思うんだけど、王子さまの言葉にハッとさせられると言うよりは共感するような気持ちが強かった。私もずっと自分の正義にしてきてでも周りは大人ばかりで私自身も大人にならなければと言われる。だから他の方々の感想を読んで私の持った感想と比べるとああやっぱり私は子供っぽいのかはたまた夢ばかり見ているロマンチストなんだろうなとも感じる。でもやっぱり地球に住んでる限り大人にならざるを得ないんだろうなとは分かっている。
1投稿日: 2021.03.16
powered by ブクログ絵本で昔読んだ記憶があったのだが、本でしっかり読んだのは初めてかもしれない。 記憶よりも長く、深い本だった。 詩ですね。 通読して終わりというものではなく 折に触れ、ページをめくるといった。 心が静かになる、そんな詩。 フランス語で読むことはできないので 訳者で読み比べてみたいと思う。
1投稿日: 2021.03.07
powered by ブクログ読むたびに学びのある本です。 最初に読んだのは小学生の頃。 全く何が面白いか分からず、普通のことを書いてある絵本だという認識でした。 それから、高校、大学、社会人へ時を重ねるにつれて、小さい頃に当たり前だった感覚が、当たり前ではなくなっていることに、この本を読むことで気付くことがあります。 大切なことほど、目では見えにくいこと。 そのものに、費やした時間が、そのものを大切なものにすること。 解釈は多々あるかと思いますが、自分の中で学びを得たものを、日々の生活に役立てようと思います。
1投稿日: 2021.03.03
powered by ブクログFor the first time in a while, I read The little prince in both Japanese and English. And surprisingly, on the day the book looked so shining in my shelves, I read John Spiri sensei’s post about the same book. What a coincidence! Today I learned two things through reading it. First, how many times I read the same books, the part which impressed me the most is always the same. For example, one of the part I love in this book is about the lamplighter, as I wrote here on the other day. “At least his work has something meaning. When he lights his lamp, it’s as if he’s bringing one more star to life, or one more flower. When he puts out his lamp, that sends the flower or the star to sleep. Which is a fine occupation. And therefore truly useful. “ “Perhaps it’s because he’s thinking of something besides himself.” I guess the reason why always the same part remains in my mind is in my goal, and my dream. I’m sure that I wanna live a person like this. Second, even while reading, I cannot stop seeking the idea that I’m believing in. That’s why I am impressed by the different part every time I read. At this time, these parts were kept in my head. “They sleep I the secrecy of the ground until one of them decides to wake up. “ “If it’s a radish seed,or a rose seed, you can let it sprout all it likes. But if it’s the seed of a bad plant, you must pull the plant up right away as soon as you can recognize it. “ “Now if you attend to a baobab too late, you can never get rid of it again.” “Sometimes there’s no harm in postponing your work until later. But with baobabs, it’s always a catastrophe. I knew one planet that was inhabited by a lazy man. He had neglected three bushes...” Now I’m trying many things as I wish. At first, it’s impossible to see if it’s worth trying and seeking or not. However I should be very careful to define what is valuable and get rid of them as soon as I can when it’s thought to be harmful to me. That’s the point of view which I once again recognized how important it is to have.
1投稿日: 2021.02.03
powered by ブクログものは心で見る。肝心なことは目では見えない 飼い慣らしたものには、いつだって、きみは責任がある。きみは、きみのバラに責任がある…… XXⅠより 掴みどころのない、あるいは朧げな感触のある物語。メジャー過ぎて名前がひとり歩きしているような気がしなくもない本作は、確認できただけでも国内では5人くらいの訳者によって訳されています。本作は作家でもある池澤夏樹さん。 ナンセンスともとれなくもない会話がそこまで振り切れず手元に残った感じになるのが、どこかフランス的にも思えました。イギリスだとジョークになりきれずにナンセンスさは増すだろうな、と。訳者あとがきでも書いているように、フランスだからこその空気があるのかもしれません。 『ぼく』と王子様の出会い、王子様の道中、そして地球に来てから、という三幕構成。そのなかで、こども、おとな、というテーマめいたものから、キツネとの出会いに移行するにつれて、仄かに王子様の心が揺れだす。王子様にとっての『ぼく』とは。ただ明確に答えを見つける、提示される、という描写がないので、自分の感じた掴みどころのない、という感想になるのかな、と。 だから、自分の年齢や環境が変化することによって、異なる表情を見せる、そんな物語。詩的な側面、もしかしたら核があり、それを違う角度から眺めているのかもしれません。 詩人も明言を避ける作家。あとがきに書かれたエピソードが微笑ましかったです。この作品は作者の境遇が色濃く反映されているので。 あと、横書きで読みやすかった。無理を言うと、翻訳物は全部そうして欲しいとすら思っています。
1投稿日: 2021.01.03
powered by ブクログ初読です。恥ずかしながら、まず驚いたのは『ぼく』が大人だったことです(少年だと思い込んでいました)。王子さまのほうは、「自由」で「少しわがまま」、でも「かわいいなぁ」という印象です。私個人は、地理学者との会話にクスッと笑ったり、別れ際のキツネが王子さまへ告げたセリフになんとなく共感したり、思いのほか肌に合った感じです。読み方次第で、さまざまな解釈ができる面白い本だと思いました。
1投稿日: 2020.12.19
powered by ブクログ何回読んでも新しい発見がある本です。 それと同時に、解釈が難しい内容もあります。 人によって捉え方が変わる面白い本だと思いました
1投稿日: 2020.11.29
powered by ブクログまだ人生を語れる年齢では無いですが、 これ以上の『愛』を感じる本は この先無いと思います!! 本当に感動しました
2投稿日: 2020.11.12
powered by ブクログ噂には聞いていたが、難しい。 これは人生経験が豊富になるにつれ、深いものを感じ取るようになる本だろう。 また読み返したときにどのような発見や共感があるのか、楽しみだ。
1投稿日: 2020.10.27
powered by ブクログ不朽の名作「星の王子さま」池澤夏樹・新訳 大人になった今、読めて良かった。読みやすいけど深い。 また読み返したい素敵な一冊でした。 『ものは心で見る。肝心なことは目では見えない』
2投稿日: 2020.10.17
powered by ブクログ素敵な言葉のオンパレードだった。 中でも気に入っているのは、「おれは小麦畑の色の分だけ得をしたよ」という言葉だ。 これは、王子さまとの別れを迎えたある登場人物のセリフだ。 一緒の時間を過ごすことが、愛着を持たせて、特別な存在になる。 そういった存在との別れはつらいものかもしれないが、失うばかりではなくて、それまで何かを得てきたということなんだと気付かされた。 この本の言葉は、読者にとって大事なことは何かを教えてくれると思う。
1投稿日: 2020.10.07
powered by ブクログ池澤夏樹氏による2005年の新訳。 行間はすっきりと、イラストも何ページかにひとつふたつ載っているので読みやすかった。訳も読みやすい。 内容については、詩のような雰囲気なんだけど難解というわけでもなく、優しくわかりやすく書かれてるんだと思う。人の心に届くような優しさ。 児童文学のようにも思えるけど大人こそ読みたいというか、触れたいと思うようなピュアな世界観。 王子さまが地球にやって来るまでに巡った星で出会った風変わりな人たちの話と、砂漠に不時着した「ぼく」の話は想像力豊かなフィクションではあるんだけど自叙伝みたいでもあり、親切な哲学書みたいでもあり、何にも分類されないようなされるような、ふわふわ不思議な感覚でした。 長い文を読めない人間でも読みやすいというんだから万人に読まれるのも頷ける。世代を超えて読まれるのもわかります。優しさって普遍的。
4投稿日: 2020.09.08
powered by ブクログ大切なことは目に見えない、はすごく仏教的でずっと入ってきた のだが こんな名作に星3なんておそらく私の理解力がめちゃくちゃ足りないんだろうけど、 あーーーーこういうことかーーーーー!!!!みたいながつーんと来る感情が1回目の読書では得られなかった。。。 これは何度も読んで自分なりに解釈していくしかない。のかも。 ●追記● 2022.2.16 中田敦彦さんのYouTube大学の解説、考察動画をみてめちゃくちゃ納得と理解ができました、、、!!! 本当に大切なことは目に見えないし、目に見えなくても大切なものや人がどこかにいることに尊さを感じられるから、人は愛を抱えて生きていけるんだなーーーと。。。 今読んだらむちゃくちゃはまれる気がする。 すみません、名作でした。 1年半前のわたし、謝罪してください。笑 年単位かけてすっきり考えることが出来てよかったーーーーー!
1投稿日: 2020.08.31
powered by ブクログいつのまにか私も数字で物事を判断する大人になっていたのかもしれない、とドキッとした。 きっと幼い時に読んだのでは得られないであろう感情や考えが巡り、本を読むのに遅すぎることなどないのだと思った。 王子様にとってのバラを人生の中で見つけられたなら、それ以上の幸福はないのかもしれない。
1投稿日: 2020.08.23
powered by ブクログ初めて読んだ。最初は、なんの事やら分からないことが多い印象だったが、読み進めるうちにいろいろな人格を持った人と関わる星の王子さまを通じて主人公である「ぼく」や読書自身が成長して行っているのではないかと感じた。 「肝心なものは目では見えない」とキツネは王子さまに言う。「相手に費やした時間がとても大切なのだ」と。「飼い慣らしたものには、責任を持たなければならない」と。もしかすると、人々が忘れてきたことをとてもフランクに教えてくれるからこそ名作と呼ばれるのかもしれない。
1投稿日: 2020.05.27
powered by ブクログ有名な割には難解な表現をしたものだった。児童書だと馬鹿にしていた。自分の理解力が足らないのか次々と格言に思えてくる。途中会う人間や動物との会話で、人種というか人格をもろに露呈したものに触れながらも最終的には大切な物事はそこではないのだと完璧な着地を成功させる。
1投稿日: 2020.05.23
powered by ブクログ名言がたくさんある本。 結末は心が締め付けられる思いがした。 独身の頃読むのと、子育て中で読むのではまた違った印象をうけた。 名作は、読むごとに違った印象を受けられるものなのかもしれない。
1投稿日: 2020.05.17
powered by ブクログ本好き…とか言いながら こういう名作で読んでない物がたくさん。子ども向けと思ってこの年にして漸く読んだのだけど… なかなか難解。子どもの素直な頭だと理解できるのかな?ここは分かった!肝心な事は目に見えない…byキツネ。
4投稿日: 2020.02.22
powered by ブクログ2度めの再読。読んでいる私は大人に近づいていくけれど子供の素直さ探究心・創造力は失わずに成長したい。 "人はたった一つの庭で5000本の花を育てている。だが探し物は見つからない" という人間の欲を表すフレーズが印象深い。
1投稿日: 2020.02.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずっと読みたいと思っていた本。 時間を共に過ごすからその人が大切な存在になり、その人が大切な存在だからこそ時間をかけて過ごすのだと思った。 かけがえのない時間を大切にし、どのように生きるか考えないといけないと思った。 読了後、YouTubeでオリエンタルラジオのあっちゃんの解説を観て、より一層理解が深まった。 一点、綺麗な絵なのでカラーで見たかった!
1投稿日: 2020.02.20
powered by ブクログ海外文学はなかなか馴染みがなく、唯一好んで手を広げたいと思っているのはエンデくらい…というひとりとして。 有名な作品なのでという動機で、手に取ってみました。その場で2、3冊、訳者違いのアタマを比べてみて、表現が馴染みやすい池澤さん訳のものを選択。「子どもには、言葉遣いが難しい」というレビューも見ました。一方で自分は、周りくどさがなく読みやすいと思いました。 (イラストが白黒なのは確かにちょっと残念です。) 点灯夫がいちばん好きです(14)。つぎは転轍手(22)。そして重要なことを語るのは人ではないんですね。人の愚かしさ、ずるさ、ほほえましさ、生きる上で重要なこと、かかわり、手をかけることで生まれる思い、唯一であることの意味。 わかるようで難しく、難しいようでどこかでわかっていること。あぁ、そうだよなぁ、となぞれる作品。同時に、こういう本質的なこと(真理?)って変わらないんだなぁとしみじみ。 答えだけを求めて「もっと簡潔に教えて…!」と身悶えるところもありましたがこれを考えるのもまた人生でしょうか。 浮かぶ曲は「君をのせて」。まぁ直結もいいところ、自分の脳の単純さに失笑します。宮崎駿さんがサンテグジュペリ愛読なの、不勉強で知りませんでしたが読んでてよくわかりました。 繰り返し読むとまた、趣が変わるのかなぁ。積読が終わる…ときはこないかもしれないけど、もう一度出会いたい本です。長く読まれるって、そういうところなのかもしれません。
4投稿日: 2019.12.13
powered by ブクログ児童文学として有名な本ですが、実は一人の大人のために書かれた作品なのだそうです。事実、大人なりたての私が読むと「大人になるとはどういうことなのか」を考えさせられました。
1投稿日: 2019.10.29
powered by ブクログ20世期を代表する傑作の一つ。飛行機が砂漠に不時着して途方に暮れた主人公が、他の星からやってきた王子と出会い、王子の質問や話を聞くことで物語が展開される。 実は今まで本作とは縁がなかったが、さすがに一度も読まないのは…と思い、今更ながらチャレンジ。正直に言うと自分には難しい内容で、どこまで著者の意図を汲み取れたか自信が持てない。伝えたいメッセージについては明瞭。本当に大事なものは目には見えない。ただ、王子が様々な場所で疑問に思ったことを正直にぶつける話とメッセージが、どのようにリンクするのかが伝わらなかった。おそらく本作はあえてエピソードとメッセージにギャップを持たせ、解釈を読者に委ねていると思う。読後のもやもやはあったが、今まであまり読まなかったタイプの本に触れられた意義はあったはず。
1投稿日: 2019.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やさしくて やわらかな 袋に包まれた もの は彼の思いが詰まった物語。 王子さまとぼく のお別れは切ない。 二人の話がもっと読みたかったのか分からないけど最後のほうを読んでいて涙がポロポロ溢れてきた。
1投稿日: 2019.08.11
powered by ブクログ1回読んだだけではきっと理解できない物語。 だが作者が後書きで「何度読んでも読んだ気にならない」と言っていたように、何度読んでも終わりがない気がする。 星の王子さまを読むのは初めてだったのですが、この翻訳はとても読みやすく表現が豊かでさくさくと読むことが出来ました。 きっとまた読み返さないといけないような、そんな1冊になりそうです。
4投稿日: 2019.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小さい頃読んだときはよくわからなかったけど、今読み返して、名作の所以がわかった気がした この本は、第二次世界大戦でナチスに祖国フランスを占領され、アメリカに亡命していた筆者が、フランスに残っている親友に宛てたものらしい 花も人も大半はその他大勢で、壊すのは簡単かもしれないけど、その中に自分にとっての特別がいるように、それぞれに特別がある それを伝えることで、暗に戦争批判をしているように感じた
1投稿日: 2019.04.29
powered by ブクログJoseph Raz(2001)“Value, Respect, and Attachment”のattachmentの検討のために再読
0投稿日: 2019.03.27
powered by ブクログ前に読んだ時はよく分からなかった。 今、少し分かる。 あとがきにある、捉えがたい本だ、読み終わった気がしない、というのがすごく分かる。 2019.2.28
6投稿日: 2019.03.01
powered by ブクログ社会風刺を盛り込んだ、切ないお話。短いお話なので、是非読んでもらいたい作品。 「あなたにとってのバラとは?」
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ自分が大人になったなぁって痛感する。 星を手にいれる為に星を数えて計算して…何のために行っているのか、何のために星を手に入れるのか。 ハッとさせられますね。 でもお金を飼い慣らすことは出来ない。 つまらない大人になってしまいました。 きっと日常には、大切なバラがたくさんあるハズなので、探してみようと思います。 目で見るのではなく、心で。
0投稿日: 2018.09.17
powered by ブクログ訳者が池澤直樹だったので、読んでみた。 得もいわれぬ雰囲気を持つロングセラー。 大事にしたい教訓が、ここにある。
0投稿日: 2018.08.03
powered by ブクログ友人のティキタカ君から借りました。 言わずと知れた名作。しかし、 なかなか物語の本質を見抜くことが難しい。 王子様が見てきた星にいた人たちは地球に住む多くの人を暗示しており、少し皮肉めいた寓話である。
0投稿日: 2018.07.02
powered by ブクログ飼いならすことは難しい。 イラストが白黒なのは寂しいけど、横書きは好き。 河野派には申し訳ないが、俄然池澤派。
0投稿日: 2018.06.28
powered by ブクログ「100分de名著」と「しくじり先生」で紹介されていたので読んだ本。池澤夏樹先生の訳の本だから読んだ。ストーリーはまあまあだったが、作中の「肝心なことは目で見えない」などの言葉が印象に残った話だった。
0投稿日: 2018.06.06
powered by ブクログ有名だからいつかは読んでみたかったやつ! なんか全部抽象的! 読みやすくはある。 10代のころに読めばもっと好きだったかもしれない、 いまの汚れた自分にはあんまり響かなかった、笑
1投稿日: 2018.05.16
powered by ブクログ以前(いつか忘れたけどきっと10代の頃)読んだときはちょっと読みづらくてあまり印象に残っていなかった。 池澤さんの訳だから? おとなになったから? すごくものがたりがすっと自分の中に入ってきて、 特にキツネの話は思わず声に出しながら読んだ。 声に出しながら、涙も出て来た。 心がぐっと、鷲掴みにされた感じ。 言葉よりも先に、心を動かされる感じ、はじめて。何度でも読みたい。 何度も読むたび、きっとなにかがみつかる。
0投稿日: 2018.04.28
powered by ブクログ初めての星の王子さま。 この本は新訳の方ですね。 新訳といえど、内藤濯さんのされた タイトル訳をそのまま使うなど、 尊重することと、オリジナリティを 出すことの両立、 難しい仕事だったんだろうな。 「ものは心で見る。肝心なことは目ではみえない」 一回では、分からないこともあるでしょう。 何度か繰り返して読みたい本です。
0投稿日: 2018.02.22
powered by ブクログ高校生の妹(のように思ってる子)に教えてもらったので、読んでみた。 タイトルは知っていたが、ここまで深い話だったとは… 読み進めるうちにグサグサ心を刺された。 おばあちゃんになったときに、もう一度読みたい。
0投稿日: 2018.02.02
powered by ブクログサンテグジュペリの淋しさが光り輝くから、今日も夜空には星が瞬いている。その物語の全てが彼で、彼の星だった。彼を苦しめた大人も、彼を運んだ飛行機も、空からやってきた王子様も、彼の描いた羊も、飼いならして欲しいと叫んだキツネも、彼のたった一つしかないバラも彼を殺す毒を持ったヘビも寒くて美しい砂漠も喉の渇きを癒すための井戸も、全て彼自身だった。 大勢の中の一つから、自分だけのバラを心の目で探し出し、それだけを大切にする。そこに責任を持つんだ。そうすれば少しくらい泣くことがあっても、生きていける。そして、空を見る。私の気持ちだけで宇宙が笑ったり泣いたりする。 そういえば宇宙と世界はどっちが大きいのだろう。
4投稿日: 2018.01.25
powered by ブクログ世界で一番好きな本。 小学生の頃には分からなかったことが大人になって分かり、 何度も何度も王子の話を聞いたからこそこの物語は自分にとってのキツネでバラのような存在になったんだと思った。
0投稿日: 2017.11.10
powered by ブクログ31.10.30.ようやく読みました。漫☆画太郎が連載してるのもあったので。思ったより言葉が洗礼されていてとてもコンパクトにまとまっていた。色んな人に読んで色んなことを感じて欲しいと思う良い本だと思う。
0投稿日: 2017.11.03
powered by ブクログ今までこの作品を読んでこなかったのを寂しく思っています。とてもしみじみとした作品でした。柔らかくなくなったわたしの頭と心に優しく染み込んできて、少し柔らかくなった気がします。詩のような綺麗な文章でした。他の訳文で読んだらまた感じ方は変わってくるのかな。王子さま、バラ、キツネ。肝心なことは目では見えない。みんな自分がいる場所で満足できない。はっとする言葉がたくさんありました。この、池澤夏樹さんの訳も、何度でも開きたい一冊です。
0投稿日: 2017.06.23
powered by ブクログ子どもから大人になるにつれて、数字など色んなものに縛られてしまい忘れてしまう'本当に大切なこと'。それを思い出させてくれる本。辛いとき、苦しいときでも'本当に大切なこと'だけは見失わないようにしたい。何度でも読み返したい作品。
0投稿日: 2017.06.02
powered by ブクログ海外の本は訳が苦手だと読む気にならない。 が、たまたま手にしたこの本は、たまたま以前読んだことのある池澤夏樹さんの訳だった。 結果、どこにも違和感を覚えずに読み終え、余韻に浸り、楽しむことが出来た。 何度でも読みたい。 絵本も欲しい。
1投稿日: 2017.03.28
powered by ブクログ読むのは2度目。 最初に読んだのは中学の頃だったと思う。 当時印象が強かったのは王様、今回は酔っ払いがひときわ物悲しく感じた。 懐かしく思いながら読んだ部分と、昔はなんの気なしに読み進めていたけど今回は心にぐっときた部分とがあって、でも読後のなんで?という胸苦しさには変わりがなく。 また数年後に読んでみたいなと思います。
0投稿日: 2017.03.03
powered by ブクログなんとこんなにも面白い本を、私は今まで読んでいなかったのだ。 子供のころ手に取り、わからなすぎて書架に戻したのだった。あれから何年経っただろうか。 大人になってから、色々なところで星の王子様に出逢った。 ある時は読んでいる本の中で。 ある時は人の口から。 本屋でもよく目にとまる。 この本が示唆に富んだ、だれしもが自分に引きつけて考える要素のある本であると知って、だんだん興味が湧いて来た。 そして今日なんとなく読む気になった。 私はここに出てくる者の中で「花」が一番好きだ。 王子さまと花の関係も好き。 愛する者への責任。 色々なことの本質を考えている王子でも、愛を一瞬見誤り、自分の星を出ることになった。 うーん、、、 だけど、ちゃんと気づく。 わぁ、今とても誰かに話したい気持ち。 でも、なにを話していいかわからない。 小さなレモンと、それから方位磁針と、素敵な詩集を手渡された気持ちだ。
0投稿日: 2017.02.25
powered by ブクログ新しく購入した池澤夏樹新訳と以前に一度読んだ河野万里子訳を比較するため連続して読んだ。自分の感覚的な好みとしては池澤夏樹新訳版の方が文章が明快で読みやすい気がした。両者の違いとして顕著に感じられたのは、王子さまとキツネの会話に出てくる言葉で前者では「飼いならす」や「習慣」としているところを後者は「なつく」、「ならわし」と表現しているところで、なんとなく目についた。このあたりも池澤新訳の方を好んだ理由かもしれない。けれどこの本の真意は同じで今回は連続して読んだためか、以前読んだときよりそれぞれの会話や言葉がすごく頭に残ってやはり名著であることを実感した。中でも自分なりの解釈ではあるが、たくさんあるうちの一つを好きになることで(作中では星)、他のすべても好きになれる。という感覚はすてきだなと思った。
1投稿日: 2017.02.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この歳になって初めて読んだが、ちょっぴり切ない感じになる良書であった。 読み続けられる本というものには、多くの人の感情に訴えかける何かがあるのだと感じた。 感受性が豊かな少年時代に読んでおきたかったので、娘たちにもぜひ読んでほしいが親の気持ちは届かない。。。
0投稿日: 2017.02.02
powered by ブクログ2回読んでみた。 謎な話し方の蛇の謎がとけた。 このお話は身の回りの困った出来事とその教訓の暗喩なんだと思った。
0投稿日: 2016.12.10
powered by ブクログ買ってから10年も本棚の肥やしにしてしまっていた。 それを某テレビ番組の影響で引っ張り出してきて、いま読みおえた。 10年前だったら、あの10年前だったらどういう感想を持っただろうか。今自分はどういう感想を持っているのだろうか。 自分のこの気持ちを言葉に、「目に見えるもの」にすることは出来るだろうか。未来の自分のために、何か残しておきたいとも思うけれど。
0投稿日: 2016.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
◆きっかけ 昔、小学生か中学生のころ、家の本棚にあったので読んだことがあった。その時はよく目にする白っぽい表紙の、新潮のハードカバーだった。図書館でこの青い集英社版(訳 池澤夏樹)を見つけ、最近トットてれびというドラマでその一節が出てきて気になっていたこともあり借りてみた。 ◆感想 以前読んだときには、何か不思議なつかみどころのない物語だと思った。淡々とした王子さまの様子が少し怖くさえ感じた。今回もその不思議な感じはあったが、それはあとがきで訳者が述べていることがあるからだろう。(「この本は要約できないことを伝えるために書かれた。ストーリーがあっさりしているのはそのためだ。」...p120) 王子さまのキャラクター自体は個人的にはあまり好きではないが、彼と、大人たちと、飛行士とのやりとりの中には、ハッとさせられることばがちりばめられていた。読むたびに感想が変わりそうな気がする、そんな本。青と金色の装丁が美しい本。しおりの青い紐にも金文字でLe Petit Princeと印字されておりおしゃれ。 ◆引用 ・彼は目を閉じて飲んだ。見ているだけで、何か祭りのようにうきうきした。この水は身体を養うだけのただの水とは違う。星空の下を歩くことと、滑車のきしみと、ぼくの腕の力仕事から生まれたものだ。だから何か贈り物のように心に利くのだ。ぼくがまだ小さい子供だったころ、きらきら光るクリスマス・ツリーや、真夜中のミサの音楽、にこにこしているみんなの優しい顔などがあってはじめて、ぼくがもらうクリスマス・プレゼントが輝いたのと同じ。 「きみのところの人たちは」と王子さまは言った、「たった一つの庭で5000本のバラを育てている……それでも自分たちが探しているものを見つけられない……」 「そうなんだよ」とぼくは答えた。 「みんなが探しているものはたった1本のバラやほんの少しの水の中に見つかるのに……」 「そのとおりだ」とぼくは言った。 王子さまはこう付け足した―― 「目には見えないんだ。心で探さないとだめなのさ」...p98 ・(訳者あとがきより)もう1つは箴言(シンゲン)や格言のような言い回しが多いこと。これは聖書の中の最も文学的な部分を思わせる。彼が信仰篤かったとは伝記には書いてないけれど、カトリックのフランスで育った文学者にとって聖書の文体は遠いものではなかっただろう。ここには旧約の「伝道の書」や「箴言」や「雅歌」や予言の諸書の響きが聞き取れる。彼の著作の中では『城砦』というのがその色が最も濃くて、そこには『コーラン』の影響まで感じられる。...p121 →訳者とはその言語の背景にある宗教の書物、さらにはその宗教から派生したと思われる宗教の書物まで読んでいるものなのかと感心してしまった。私も中国語を学ぶにあたり、心しておきたい。 ・(訳者あとがきより)タイトルについての付記 ぼくの役でも内藤濯氏が作った『星の王子さま』というタイトルをそのまま使うことになった。この邦題は優れている。実際の話、これ以外の題は考えられない。 これには日本語の根幹にかかわる理由がある。 原題を直訳すれば、『小さな王子さま』ということになるだろうけれど、元のpetitに込められた親愛の感じはそのままでは伝わらない。タイトルなのだからもう1つ、主人公を特定する形容が欲しい。 そして、こういう時に日本では古来、その人が住むところの名を冠した。「桐壷の更衣」も「清水の次郎長」もこのゆかしい原理から生まれた呼び名であり、「星の王子さま」もこの原理に沿った命名だからこそ、定訳となったのだ。...p125 →母国語である日本語についても、古典、大切だなとしみじみ。
0投稿日: 2016.07.15
powered by ブクログ職業飛行家にして作家であった仏人のサン=テグジュペリ(1900~1944年)が1943年に発表した代表作(仏語原題は『Le Petit Prince』、英語版は『The Little Prince』)。初版以来、200以上の国・地域の言語に翻訳され、世界中で総販売部数1億5千万冊を超えるロング・ベストセラーである。 物語の舞台はサハラ砂漠で、『人間の土地』で語られている、テグジュペリ自身が1935年にリビア砂漠に不時着した体験が元になっていると言われる。 児童文学の体裁をとっていながら、子供の心を失ってしまった大人に向けての示唆に富む内容があちこちに散りばめられているように見えるが、全体を通してのテーマは正直よくわからない。訳者の池澤夏樹も、「とても魅力的であってしかもなかなか捕らえがたい本だ。昔から何度も読んできたし、今回は翻訳までしたけれど、今もってこの印象は変わらない。何度繰り返して読んでみても、読み終わった気がしない」、「「ものは心で見る。肝心なことは目では見えない」というキツネの言葉は名言だが、しかしこの本ぜんたいをこれで要約したつもりになってはいけない。この本は要約できないことを伝えるために書かれた」と語っている。ファンタジーの衣を纏ってはいるものの、第二次世界大戦時の世界情勢を批判・告発したものとの説さえある。 それにしても、キツネが語るもう一つのくだり、「きみはまだおれにとっては10万人のよく似た少年たちのうちの一人でしかない。・・・きみにとっておれは10万匹のよく似たキツネのうちの1匹でしかない。でも、きみがおれを飼い慣らしたら、おれときみは互いになくてはならない仲になる。きみはおれにとって世界でたった一人のひとになるんだ。おれも君にとって世界でたった1匹の・・・・・・」は印象的である。大都市のビジネスマンであれば、一日の生活の中でさえ、何百人、何千人もの人々と同じ電車に乗り、道ですれ違っているし、会社の中では会話を交わして一緒に仕事をしさえするが、“お互いになくてはならない”、“世界でたった一人のひと” が、一体どれだけいるだろうか。。。 池澤氏も語っているように、(今後も)読むたびに新たな何かに気付かされそうな作品である。 (2006年7月了)
0投稿日: 2016.04.23
powered by ブクログ初めて読んでなんとも捉えどころのない話に戸惑っている。星巡る旅の途中で出会った大人たちは必要だったのか
0投稿日: 2016.04.16
powered by ブクログ涙が出るのは飼いならされたからだとしたら、それは悪いことではないのかもしれない。時間をかけた分だけ大事になるなら、もう少し責任を持ってみてもいいかなと思う。 2016.8.17再読
0投稿日: 2016.01.15
powered by ブクログずっと気になっていたが後回しにしていた。 そしてナツイチフェアで、シリコンのしおり欲しさが購入のきっかけとなった。 池澤夏樹さんの文体が好きなので、どんな訳をするのかなぁという期待もあった。 とりあえず思ったのは一度読んだだけじゃわからない。 そしてこれに出てくるバラ…面倒くさい女みたいだ。 王子様がいろいろな星の住人と出会っていくシーンが面白かった。 こういう人いるいる~なんて共感したり。 それにしてもこの集英社の紙質、結構厚めの紙なのだが、爪でひっかくと、黒板を爪でひっかいた時のような感覚があってちょっと気持ち悪い。。。
0投稿日: 2016.01.01
powered by ブクログ哲学的に読み取ることはせず、ほっこりさを享受した。 かわいらしい装丁も良い。 読む度に発見がある作品。
0投稿日: 2015.12.15
powered by ブクログ分かったようでまだ掴みきれていないような、そんな不思議な感覚のする作品。大人になるとたくさんのことを知って良くも悪くも賢くなるけれど、想像力に欠けたり、数字データばかりをあてにしたり、知識だけで何でも分かった気になったり、効率化ばかり求めたりするのは確かに悲しくて寂しい。ただ、読んでいる私が確実に作中の大人寄りであることに否応なしに気付かされたのは、もっと寂しかった。これから年を重ねるごとに感想が変わるかもしれないので、また再読したいと思う。名作と言われる所以が何となく分かった気がした。
1投稿日: 2015.12.08
powered by ブクログ読み終えて最初に思ったのは、自分がすっかり大人になってしまっているということ。 別にそれが悪いことだとは思わない。けどそれ故に「目には見えない大切なもの」を見逃していやしないかと、振り返るきっかけをくれた本。 ふとしたときにまた読みたいと思わせる素敵なものが詰まっていた気がする。
0投稿日: 2015.11.29
powered by ブクログ20151112読了 初めて読んだ。これほど有名な作品にも関わらず自身驚くぐらい内容を知らなかった。 現代の大人を揶揄するモチーフ、キャラクターが多く登場するが、一際印象的だったのが王子の星の「花」。女性性の儚さや美しさを見事に表し、王子との別れは作中最も記憶に残る場面だった。
0投稿日: 2015.11.13
powered by ブクログ沙漠の真っ只中に不時着した飛行士の前に、不思議な金髪の少年が現れ「ヒツジの絵を描いて…」とねだる。少年の話から彼の存在の神秘が次第に明らかになる。バラの花との諍いから住んでいた小惑星を去った王子さまはいくつもの星を巡った後、地球に降り立ったのだ。王子さまの語るエピソードには沙漠の地下に眠る水のように、命の源が隠されている。生きる意味を問いかける永遠の名作の新訳。
0投稿日: 2015.10.07
powered by ブクログ小説を読んできた中で、これほど心を洗われたようなスッとした気持ちになれる作品は見たことがありませんでした。 読んでて何を伝えたかったのかなど僕にはわかりませんでしたが、ただ心に残ったことは、同じ景色でも人によって見える景色が違い、ちょっとしたことで色鮮やかに見えたりくすんで見える。 僕が、好きな子と一緒に出掛ける街並みは輝いて見えるだろうけど、試験に落ちた日に歩く街並みはどんよりしていると思う。 ちょっとした人との繋がりやモノとの繋がりで生きている意味が生まれて、自分に価値が生じ相手を大切に思えるなら、そんなに嬉しい事ってないよなあって思いました。 一生かけてもこの小説の内容を理解したいと思わされるほどでした。
0投稿日: 2015.05.13
powered by ブクログ飼い慣らすことの責任、尊さ。大切なことは目に見えない。キツネの話はすごく奥が深い。大人は数字が好きだ。もすごくわかるなー。
0投稿日: 2015.04.05
powered by ブクログ胸にささるリリックが溢れた哲学書だなあと。 シンプルだからこそ勘違いしやすい気もしますけど、解釈なんてそれぞれでもいいんじゃないかなあとも。 サラッと読めて切なくなれる良い本だと思います。年齢問わずお勧めできるところも魅力。
0投稿日: 2015.03.17
powered by ブクログ言わずと知れた永遠の名作“星の王子さま” この物語の主人公である男はパイロットであり、ある時サハラ砂漠で不時着し、そこで生きるか死ぬかという時に星の王子さまと出会った。 しかしここで驚くべきは、この本の作者サン=テグジュペリもまたパイロットであり、1944年7月に偵察へ行ったきり行方不明となった。 一体なんの因果か、彼もまたひょっとすると世界のどこかで王子さまと出会い摩訶不思議な交流を深め、生きる意味を問うていたのかもしれない。 このような事実を踏まえて一度読んだことのある人も、これから読む人もじっくりとサン=テグジュペリの世界を味わってほしい。王子さまと飛行士の奇妙な掛け合い、鼻の奥がツンとするようなどこか切ない物語、何度でも読み返す価値のある不朽の名作である。
0投稿日: 2015.03.04
powered by ブクログ物語の中を旅していて 胸震わす言葉に出会うと 大冒険の末にお宝を見つけた海賊の様に 「うっしゃあああ!!」 と、叫びたくなる。 価値ある宝の大発見は 冒険者にとって 何より興奮する瞬間なのだ♪ でも、 この星はちょっと変わってた。 何か大事なモノの気配はする。 キラキラと見えない輝きも感じる。 こんな小さな星だから もう7回も繰り返し読んだのに、 「うっしゃあああ」なお宝は見つからない。 それどころか逆に ここの王子は 訪れた読み人の中から<キラキラ>を引き出そうとして たくさんの問いかけをしてくる。 私はただ、たじろぐ。 単純な王子の質問に いい答えを差し出そうとして 口をパクパクさせるばかり。 王子は 質問に対して 満足の行く答えをくれるまで 物語の先へは案内してくれない。 光の花はどこに咲いているのだろう… 私は物語とは逆の方向に進み、 その花を捜さねばならない。 その為に8回めの旅に出るのだ。トホホ。
12投稿日: 2015.01.19
powered by ブクログ池澤夏樹・新訳(集英社文庫版)で読みました。 記憶と違っているなという印象を随所で持ちました。 おそらく20年ぶりくらいなので無理もないかもしれませんが、もっと長かったような気もするしもっと短かったような気もするし、もっとお説教くさくなかったような気もするしもっとアフォリズムに満ちていたような気もするし、もっと純真無垢な子供を装っていたような気 もするしもっと鋭い賢者の眼差しがあったような気もするし。 読み終わっても読めたという気がしません。 イメージ先行のせいなのか、感想がうまく言葉になりません。 とらえどころがないというか、言葉が逃げていく感じです。ものすごく陳腐な感想なら脳裏に浮かびますが、それを口に出すと自分が読書好きというのが恥ずかしくなるくらい、ストックフレーズの羅列にしかなりません。 むむむ。 感想を書きあぐねたまま数週間が経ちます。 時間が経っても解決しそうにないので、この感想を書けない、というのがこの作品の特徴なのだとしか言えません。 少し言い訳じみていますが、訳者もそんなことを言っていたので紹介しておきます。 池澤夏樹の「訳者として」という題名のあとがきからの引用です。 ------------------------- 「ものは心で見る。肝心なことは目では見えない」というキツネの言葉は名言だが、しかしこの本ぜんたいをこれで要約したつもりになってはいけない。この本は要約できないことを伝えるために書かれた。ストーリーがあっさりしているのはそのためだ。(p.139) 今回の翻訳を通じてこの詩的な要素の部分にぼくは遅ればせに気づいた。よく考え抜かれた、単純で意味の深いキーワードの使用、計算された繰り返しの効果、余計な言葉を省いた、明晰でしかも奥行きの深い文体。こういうことは小説ではなく詩に属する手法だ。1度読んでわからないのは当然で、そんなことを作者は目指してはいない。詩というものはわかるものではない。誰がボードレールを1度読んで、わかったつもりになるだろうか。(p.140) -------------------------
0投稿日: 2014.11.17
powered by ブクログ自分にとって初めての星の王子はShing02のラップだったりする。原作の方を読んだのは大分遅れて。 うぬぼれ男とか、ビジネスマンとか、人間の変なところを、皮肉に、分かりやすく、面白く書いてるところが気持ちよく。優しく、ぐさっと考えさせる良い本だと思った。 よく分からないけど読み返したくなるっていうところが多くのファンを持つ理由なんだろうなと。よく分からないけどそう感じた。
0投稿日: 2014.10.12
powered by ブクログなんだか日常に疲れてしまったときに、ぱらぱらと何度も読み返している本です。読むたびに新たな発見がある作品。
0投稿日: 2014.09.21
powered by ブクログ新潮社と読み比べ。会話部分は新潮社訳がとても愛らしく親しみを感じ、全体の整った雰囲気は集英社訳に好感を持った。
0投稿日: 2014.09.03
powered by ブクログ人はみな生まれながらに星の王子さまだったのだと思う。成長するにつれ作品に登場するような傲慢な王様や、計算好きなビジネスマンに変わってしまったのだ。これは生きる上で仕方がないことだったのかもしれない、でもたまには4つの棘を持ったバラが咲いている、小さな惑星のことを思い出したい。
0投稿日: 2014.08.23
powered by ブクログこの本が大好きです。 大人になって読むと捉え方が変わります。 一見、子供向けのファンタジーにも思えるこの本はですが、実は人間の本質を突いていて、人間らしい生き方へと導いてくれる、そんな人生の哲学書であると思いました。
0投稿日: 2014.07.08
powered by ブクログ訳が新しいと今使っている言葉に近いので、若い人にはしっくりくると思う。 「星の王子さま」のタイトルを使っている通り、内藤濯訳に敬意を払っていると思う。 個人的には超訳と言われようと、子どものころに読んだ内藤訳に愛着があるけど、これも悪くない。
0投稿日: 2014.07.04
powered by ブクログ10年毎に読み返したい名作。 読むたびに印象が変わって、年齢にあった発見を繰り返すことができる作品だと思います。 「大切なことは目には見えない」 人生の格言ですね。
0投稿日: 2014.04.20
powered by ブクログなんども読むごとに、深い味わいが出てくる。 今回は池澤夏樹氏の訳。自然な訳だ。 最後の訳者のあとがきに「飼い慣らす」の解説にようなことが書かれていた。なるほどという感じ。
0投稿日: 2014.02.11
powered by ブクログいくつも心を動かされる言葉があります。 短いストーリーはあるけれど、 登場するすべてのものは抽象的で、長い詩のようです。 私が特に印象的なのはキツネの話で、 他のことばではなく「飼い慣らす」と訳されてるその言葉にどきっとしました。 子ども向けではありません。 数字ばかり追いかけるようになってしまった大人たちに、問いかけてくる本です。 何度読んでも、その時の自分によって解釈が変わります。
1投稿日: 2014.01.15
powered by ブクログ題名は知っていたが、一度も読んだことがなくて。 名も無い小さな星でも、取るに足らないものしかない星でも、ひとはそこに輝きを見いだせる。大人たちはできないというけれど、ここでの大人は、今あるものに耳を傾けなくなってしまった人だと思う。年をとったからなるのではないはず。 目を凝らしてそんな星を探す時、王子さまの言葉を思い出す。なぜだろうわくわくがあふれて気づいたら笑顔になれる。何光年も旅して降り注ぐ光が愛おしくてたまらない。 天空を見つめたとき、君にもみえるように、大きく手を振って知らせたい。見えないなら花火を打ち上げよう。どうかこの地球のこと、思い出して。
4投稿日: 2014.01.04
powered by ブクログもう10年くらい前に買った本だった。。 訳がわからなかった。 一度読んだくらいじゃ駄目なのかな。
1投稿日: 2013.12.17
powered by ブクログ大人になってしまう前に、何回も読みたい。 「飼い慣らす」のところに凄く納得した。確かに愛情を持つと、他と全然違って見えてくる。
1投稿日: 2013.12.04
powered by ブクログ前から気になっていて、やっと初めて読み終えました。一度読んだだけじゃわからない部分も多く何回も読み返して新しい発見が出来そうな本に感じました。王子様の言葉ひとつひとつが大人のわたしにネガティブな部分への戒めを教えてくれます。日々の生活に疲れたときに読むと明日からの生活が一新されて物事が王子様目線に少しなれそうです。
1投稿日: 2013.11.30
powered by ブクログきっと、大人になってからでは意味がわからないんだろうな。 大人になる前に読んでおきたい一冊。 「たいせつなことは目には見えない」
1投稿日: 2013.10.20
powered by ブクログ「ひとつ願いが叶うなら」こんな質問をぶつけられたのは幼稚園の頃だったか。「『大人』になりたい」と答えた自分は相当なマセガキだったのだろう。十代の頃は「今でも『大人』になりたいよ」なんて笑ってたものだけど、今の自分はそんなことさえ気恥ずかしい。 この物語を読んで、「いや、でもね…」なんてことを考えてしまってる自分は、きっと充分に「変わった大人」なんだろうな。自分がなりたかったのはこんな大人だったかな。でも、この本にでてくる大人たちを愛おしいと思える自分も確かにいる。別にそれは悪いことではないだろう。 心で見える大切なものができたら、またきっと読んでみよう。
0投稿日: 2013.10.01
powered by ブクログ寓話的な小説、と片付けていいのか分からない、味わい深い逸品。 肝心なことは目では見えない。 その人にとって大事なものは、その人が積極的に関わって作っていくもの。 大事なものは、初めから客観的に大事と分かるように現れるものではない。 逆に言えば、どんなものでもその人次第で大事なものになりうる。 だけど、大事なものをすっかり取り違えている大人がいかに多いことか。 そんな感じのことを読み取った一読目。 折に触れて読み返せば、その時々の気分や境遇によってずいぶん違った印象を受けそうな本。 星をつけるのが難しい本。(星の王子様のくせに。)
0投稿日: 2013.08.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ひとが死なない話を読もう運動を展開中。別名、タイトルは知ってても中身は知らなかった有名本を読もう運動。(たぶんすぐ飽きる。) あれだ、あの、ツバメと王子様の像(だっけ?)の話とごっちゃになってた。わりとマジで。宝石でできた目を貧しいひとのとこに届ける話あんじゃん。最後にはツバメも凍死しちゃうやつ。あれのことをずっと「星の王子さま」だと思ってたわ。わりとマジで。 いやまあ、薄々と違うんだろうなーと気づいてはいたよ。やっぱり違ったね。 有名すぎるのであらすじ等々は割愛して感想のみで。 日本人には書けない話だなーと思いました。あと王子さまが軽くいらつく。疑問に回答が得られるまであきらめないって、だったらお前こそ答えろよ、って思うよね。大人がー大人がーって言ってるけど、子供だからって許されるようなもんでもねぇぞーって思うなー、ひねくれて育った全然立派じゃない大人としては。 ことあるごとに大人を貶しめている(ようにしか読めないわ)けど、ひとりくらいはまともな大人を出してあげても良かったんじゃね? 「僕」がそうなのかな。 花とのやりとりが生々しくて面白かったな。 黄色い蛇くんが一番好きです。 抜粋。 「家でも、星でも、沙漠でも、きれいに見えるのは何かを隠しているからなんだ!」
0投稿日: 2013.06.10
powered by ブクログ大切なことは目には見えない。 心でみるから感じるものもある。 目に映るものだけがすべてじゃない。 世界はきっともっと広い。 すべてを見たときに心に残るものはなんだろう?
1投稿日: 2013.04.15
powered by ブクログ誰でも子供のころは、想像力が逞しかった。そして、それが真実だった。それが、成長して物事が分かってくると、途端に常識に囚われてしまう。星の王子様に言わせてみれば、「逞しい想像力」と言っている時点で、肝心なものが見えていない大人になるのだろう。成長することは、何か大切なものを捨てていくのとイコールなのである。
0投稿日: 2013.04.02
powered by ブクログ2005年に購入してから毎年1回は読んでいるような気がします。読むたびに感動する場面や感じ方が変わります。 だいぶ擦り切れましたが、一番大切な本です。
0投稿日: 2013.03.11
powered by ブクログいつかは読みたいと思っていた、星の王子様。はっきり言って一回読んだからと言ってこの物語が伝えたい事はわからないと思う。それくらい奥深く、難しい。だがいつか私にも分かるようになるんじゃないかと思います。何年後かに改めて読んでみたい。そうしたら自分の成長を実感出来るのでは無いだろうか、と思う本でした。人生で一度は読みたい名作ですね。
0投稿日: 2013.03.11
powered by ブクログ解釈が色々に分かれるが、私は感覚的に読み感じるのがいいと思う。 サン・テグジュペリのエキスを濃縮して詰め込んだ一冊。 死生、愛、幸せ、悲しみ 全てについて書かれている。 第二次世界大戦下に於いて、アメリカに逃亡した著者が、作家としての期待や体の不調や、フランスからの要望の中、フランスに残る友人に宛てて書かれた。
0投稿日: 2013.03.11
powered by ブクログきちんと読んだことがない。と思い古本屋で探して購入。 これは大事な一冊になりますね。 借りるのではなく購入してよかったと思います。
0投稿日: 2013.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
砂漠に不時着した飛行機乗りが、とても小さい星からきたという王子様に出会う。ひつじの絵を描いてよ。こっちの質問には答えずに王子様は意味深な問いかけを繰り返す。何がそんなに重要だって言うの? それは小説と呼ぶにはあまりに軽やかで奔放な自由さをまとい、詩とも哲学的な問いかけともとれる会話が一つの物語を編んでゆく。頭で理解しようとする寸前でひらりとかわされ、それをからかうかのように、こっちへおいでよと誘われる。 つかみどころがないんだけど、何かとても大事なことを言っている気がして気になってしまう。子供の頃の記憶を手繰るような、不確かだけど、忘れてしまった大切な何かを思い出すときのような不思議な興奮がある。大事なものは目に見えないというキツネ。空の星が綺麗なのは大事な何かを隠しているからと教えてくれた王子様。そんな言葉の一つ一つに何とも言えない既視感を覚えるのはなぜだろう。
0投稿日: 2013.03.02
powered by ブクログ(2013.02.14読了)(購入日不明) 30年ほど前に岩波少年文庫で1度読んだ。NHK教育テレビの「100分で名著」という番組で、2012年12月に取り上げられたので、池澤訳で読み直してみました。 いろんな読み取り方のできる本なのだと思います。 池澤さんは、「訳者として」で以下のように述べています。 「天から降りてきて、自分自身も傷つきながらモラルに関わるメッセージを人間に伝えてまた天に帰るという行動のパターンにおいて、「王子さま」はイエス・キリストに似ている。」 なるほど、そういう読み方もあるかもしれません。 飛行士のところにやってきて、心の通じ合える友となり、去ってゆくというところは、いくら親しくなっても、人間はいずれ死によって別れなければならない、と言っているようでもあります。 だからこそ、「大事なことは目では見えない」ということを理解して生きなければ。 ☆サン=テグジュペリの本(既読) 「星の王子さま」サン=テグジュペリ著・内藤濯訳、岩波少年文庫、1953.03.15 「夜間飛行」サン=テグジュペリ著、新潮文庫、1956.02.20 「サン=テグジュペリ『星の王子さま』」水本弘文著、NHK出版、2012.12.01 (2013年2月14日・記) (「BOOK」データベースより) 沙漠の真っ只中に不時着した飛行士の前に、不思議な金髪の少年が現れ「ヒツジの絵を描いて…」とねだる。少年の話から彼の存在の神秘が次第に明らかになる。バラの花との諍いから住んでいた小惑星を去った王子さまはいくつもの星を巡った後、地球に降り立ったのだ。王子さまの語るエピソードには沙漠の地下に眠る水のように、命の源が隠されている。生きる意味を問いかける永遠の名作の新訳。
1投稿日: 2013.02.14
powered by ブクログこの本を読んですっかり星の王子様のファンになってしまいました。 これから、再読する度に違った印象を受けると思います。 でも、きっと再読する度に泣いてしまうでしょう。(笑) ずっと大切にしたい一冊です。
1投稿日: 2013.02.14
powered by ブクログ王子さまがみた世界、王子がみせてくれた世界、 どれもほほえましく、 どれもかなしく、 どれもたくましく、 どれもせつなく、 どれもすてきだった。 大切にしたいおはなしだと思った。 いつか自分にこどもができたら読んでほしいおはなしだと思った。 こどもがなんでだろう、どうしてだろう、ふしぎだなをもっておとなになったとき、 また読むことをすすめたい。
0投稿日: 2013.01.22
powered by ブクログ2012/12/25 【古】105円 アルケミスト読んだらレビューに星の王子さまみたいと評判なので読んでみる 2013/10/23 奥が深い。 でも大人になって石頭になったせいで 理解できないことが多すぎる。 もっと柔軟な頭にしなくては・・・・ 子供の時に読んでおくべき本 そして1年に1回読めば 共に成長できただろう
0投稿日: 2012.12.25
powered by ブクログ大好きな本のひとつです。 モチーフが好きなのもあるのですが、短い言葉の中で、自分と対峙したり、重ね合わせたり、振り返ったり、読み返すたびに、いろいろなことを考えさせられてしまう。そんな本。 ちょっと立ち止まって休憩したい時に、また読み返したいと思います。
0投稿日: 2012.12.25
powered by ブクログ高校生の頃に初めて1冊を通して読んだ「星の王子さま」。 初めて読んだ時は寂しくて読後に涙が止まらなくなってしまって すごくステキなお話だけど、何度も再読…とは手が伸びないままだったけど 大人になって読み返してみると、やっぱり寂しいキモチもあるけれど とても静かで、とてもあったかくて、愛に満ち溢れていて これからは何度も何度も再読したいと思える本になっていました。 愛とエゴの違い。大人になると実際にはなんにもないのに あるように感じてしまういろんな枠や、目には見えないけど いつも身近にある取り違えやすい大切なこと。 本当に大切なものは何か。 油断するとすぐにでも囚われてしまいがちなものは何か。 ココロをカラダから切り離して、ぽっかりと宙に浮かべて ゆっくりと考えてみたり、ココロを柔らかくストレッチしたり リラックスさせたりするヒントがたくさん詰まっていて 長い時間をかけて、大切な大切な1冊になりました。
7投稿日: 2012.12.13
