
総合評価
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powered by ブクログ分厚〜と思って読み始めたけど、読んでる間はリーチ先生の時代にタイムスリップしちゃって一緒に土掘って掘って、ページ数感じず読了。あとは日本民藝館へGO。 私もリーチ先生の弟子になりたい、、
0投稿日: 2026.01.26
powered by ブクログ亀之助に高市に、うーんほんとサスペンスってこと。濱田 富本とウイキペディアなんだけど調べると人間国宝だしウイリアムモリスも作品展見たけど影響与えた偉人かいと驚きばかり。陶芸の土探しに丸2日寝ずの番に、自分だけの陶芸を見つける作業と 聞くだけで険しい道のりの物語。どこがいいかと言うと80歳のアイリスの所が1番救われた。また良い本に出会えたし また原田マハさんでした
27投稿日: 2025.12.09
powered by ブクログこういう先生いたらいいな。陶芸や民芸のこと、何も知らなかったし、柳宗悦って、柳宗理の父??カトラリー?ってくらい知らなかったけど、なるほどな、と思うことたくさんだった。白樺派の方が、リーチ先生より早くゴッホを知っていて、そのことを恥じるくだりとかも良かった。
0投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ2025/08/11 とても読み応えがありました。延べ600ページくらいあって初めてこのくらいの分量の小説を読んだのですが、どんどん話に引き込まれていく感覚があります。 実在したイギリス人陶芸家のリーチ先生(バーナード・リーチ)や日本の文化を担っていた実在の人物たちの史実における交流や変遷を、沖高市とその父である沖亀之助という架空の人物をおりまぜることで進んでいく陶芸という芸術ジャンルの国際交流や、陶芸という世界を目指す人たちの当時の奮闘を描いたお話しです。 高市のいる町にリーチ先生が視察にやってきて、そこで高市がリーチ先生と過去に深いつながりのあった亀之助の息子であることが分かる。その後、亀之助の過去をなぞる形でリーチ先生がどうして陶芸の世界を目指すことになったのかに至る経緯(父の生き様)を知ることになる。 高市と亀之助は架空の人物であるということが分からないくらい史実に基づいて、けれども歴史を語りすぎることなく人々の人間模様に重点を置いて話が進んでいくので、ストーリーが分かりやすかったです。 尚且つ、日本とイギリスにおける戦時中の陶芸という文化面での交流についてや、そこに関わっていた文化面の先人たちの様子もイメージしやすく描かれています。 史実を元にしたフィクションですと注意書きが書いてありますがその解像度はきっとかなり高いのではないでしょうか。 当時を生きた文化人のそばでその様子を目撃した人になれる一冊だと思います。
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログ西洋美術系の原田マハさんの本は結構読んだことはあるが、この前板上に咲くを読んで以前から気になってた民藝にとっても興味が湧きこちらの本を読むことに。 大人になってからでも同じ興味を持ってる人とはこうも簡単に友達になれるんだなって羨ましく思ったし、こんな高い志を持った人々が民藝を広めたんだなと思ったら行動した結果がはっきりと歴史に残されていて納得がいった。 この本を読む前はなかなか覚えられなかった人物名も物語を読むことですらすらと頭に入ってきた。 そして何より私が大好きなイギリスが出てきてまた行きたいところが増えた。リーチポタリー行ってみたいなーランズエンドの方も。
0投稿日: 2025.07.23
powered by ブクログ後世に名が知られている人でも、停滞してる期間というものはあるんだな、とフィクションかもしれないけど、思った。どんな時でも、前を向き、行動し続けることが大事。 時代や国を超えて、師と敬える人が存在していることを羨ましく思った。 イギリスに行こうと思う、きっかけになった本。
0投稿日: 2025.07.02
powered by ブクログ実在したバーナードリーチに関わる美術について、読みやすく書かれており、原田マハさんの他の本と同様に興味深く読めました。個人的には楽園のカンヴァスの方が謎めいていて面白かったですが、この本は美術に関わる人達の生き様や考え方を知る事が出来て面白かったです。 世界は広い、自分も、もっと冒険し知りたいと単純ですが思いました。
2投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログなかなか読み進められなくやっと読了。 原田マハさんの本は最後まで読んだら 必ず最初に戻って1章読み直してしまう。 あ、ここ繋がってるんだ…と。 史実に基づく話ということで良い勉強になります。 自分も器が好きだけれど、想像以上にに丁寧に、時間をかけて作られていることを知れた。 大量生産のもの、有名なブランドのものもいいけれど 無名のもの、自分がいいなと思ったものも尊くて好い。ね。
2投稿日: 2025.04.04
powered by ブクログ2025年3月読了。 原田マハさんはやはり美術史小説を書かせたら右に出るものはいないと思わせるほど、現実とフィクションが曖昧(いい意味で)。 現実がこうだったらいいのにな、的な人と人との関係性を混ぜるのが本当にお上手。 元々バーナードリーチも柳宗悦にも興味があったのでボリュームがあったけれどスルスル読めました。 カメちゃんとコーちゃんが本当にいたらいいのにな...
0投稿日: 2025.03.18
powered by ブクログ民藝が好きだ。器が好きだ。この作品が好きだ。 原田マハさんのアートを主題にした長編作品はいつも、フィクションとノンフィクションが交差して、架空の人物なのに、本当にその時その場所にいたのでは?とか、本当にその絵がこの世に存在するのでは?と思ってしまうほど。 かめのすけは架空の人物で、でも、そんな人がいたとしても不思議じゃない。 バーナード・リーチは確かに日本にいて、日本各地を渡り歩いてスリップウェアやコーヒーカップの取手付けの技術を伝えてくれた。今でも日本全国でスリップウェアやリーチの取手を見ることが出来る。 この作品は、物語の中だけでも不思議な没入感を味わえるけど、実際に立杭焼や湯町窯、小鹿田焼等日本各地でリーチの足跡に触れると、「あぁ、確かにここにバーナード・リーチが居たんだな。日本と民藝に対する熱い思いを届けてくれたんだな。そしてその想いが今この時までそれが脈々と引き継がれているんだな」と感じられて、時空を超えて、本からも飛び出して不思議な没入感を味わえる。何とも不思議な体験でした。良いタイミングで、良い本に出会えた。
5投稿日: 2025.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
原田マハさんの著書はいくつか読んだが、芸術的表現の上手さにとても惹かれる。 大分県の小鹿田に滞在したイギリスの陶芸家バーナードリーチ氏とその周囲との関わりなどについてフィクションで書かれている。小鹿田に陶芸を伝えた福岡県東峰村小石原で親戚が窯元をやっており、親近感を覚えるが方言が合ってない気がして気になった。 濱田庄司、柳宗悦など民藝運動をバーナードリーチと共に率いた人物が出てくるが、具体的な民藝運動などについての言及が少なかったのは残念だった。 しかし相変わらず芸術的表現が上手く引き込まれた。近々親戚の釜元を訪ねようと思う。
0投稿日: 2025.03.05
powered by ブクログ小説...と分かっていても 史実とフィクションの線引きが...巧みで 勝手に 「そうなんだ、そうだったんだん〜」と読み進む... 引き込まれます... 個人的に陶芸が好きなこと、民藝も好きなこともあり ほ〜んと、息を止めて読み進みました。 著者の文中の表現の素晴らしさに思わず何度も読み返す箇所もありしみじみと心に染み入る思いで読みました。 美しい本だなぁ〜、多分、キーパーソンの亀乃介の純な心が小説の中に染み込んでいて... 読んでる自分も気持ちが澄んでいくような...そんな気持ちになってり... 素晴らしい!素晴らしかったです... 刊行記念特別インタビュー ↓ https://www.bungei.shueisha.co.jp/contents/shinkan_list/temaemiso/161021_book01.html#:~:text=%E5%BD%BC%E3%81%AE%E8%A6%96%E7%82%B9%E3%81%A7%E7%89%A9%E8%AA%9E,%E3%81%AF%E6%9E%B6%E7%A9%BA%E3%81%AE%E4%BA%BA%E7%89%A9%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
0投稿日: 2025.02.08
powered by ブクログ本書を読むと陶芸をしてみたくなる。 明治時代に日本の美術に興味を持ちイギリスから訪れたバーナード・リーチ氏は実在の芸術家だ。英国人として(外国人として?)初めて本格的に日本の陶芸を学び、母国でも陶芸および日用品の美しさを広めるために尽力した。彼が日本で交流し刺激を受けていたのは、武者小路実篤とか高村光太郎などそうそうたる白樺派の文豪たちであり、芸術家たちであった。 何十年もリーチの助手として共に成長した亀之助が主人公である。著名な陶芸家となったリーチ氏が晩年に九州の窯元を訪れたときに亀之助の息子と出会うことから話が始まる。 原田マハさんはあのペースで出版しながら、一つ一つの著書に克明なリサーチをしているのがすごい。陶器のことやイギリスのことなど情報がとても多いので、前半はやや冗長であるのが否めないが、彼女お得意のじんわりとした感動を呼び起こすストーリー展開ある。出てくる人があまりにも全員いい人すぎるかなとは思った。リーチ氏を全く知らなかったので、当時の日英の交流など知ることができて、とてもよかった。 本書を読んでから、リーチ・ポタリーが今でもセントアイビスで展開していて、実際に器を購入したり陶芸を学んだりできることを知って興奮した。陶器には詳しくないが、色合いに温かみがあり素敵だと思った。
1投稿日: 2025.01.17
powered by ブクログ2025年1番最初に読んだ作品。 何か新しいことを始めたい時に読むべき一冊。 出てくる登場人物全員が一生懸命に生きており、温かい。「芸術」「陶芸」に真っ直ぐに向き合う姿がとても好い。 毎日の生活はそれなりに幸せで充実してる、でも何か足りない。何かを始めたい。 そんな時にこの作品から、前向きなエネルギーをもらえたような気がする。 一年のはじめに読んだ本がこの作品で本当に良かった。亀之助やリーチ先生のように自分自身の生き方を見つけて、一生懸命に日々を過ごしていきたい。
1投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログ民藝に興味があり普段使いの工芸品を作る人達のお話だと言うことで、大作でしたが読んでみました。原田マハさんの作品の中で芸術家主人公の作品に初チャレンジ。戦前戦後の今とは比べ物にならないくらい移動や連絡の手段がなかった頃に、異郷の地で陶芸に目覚めた突き進むバーナードリーチと彼を支えた亀之助達の日々が細かく、生き生きと描かれていて、好きな事につき進むエネルギーを感じました。何もせずに日々を過ごしがちですが、良い刺激を与え手貰いました。
0投稿日: 2025.01.01
powered by ブクログフィクションとノンフィクションをここまで巧みに混ぜ合わせ、「アート小説」という新しいジャンルの先駆者として書き続ける、「美術史小説家」の原田マハさんには感動する。 こんな風に現実と創作を融合させるのは良くないという教育者や学者、その他様々な人は沢山いると思う。 でもこのアート小説のおかげで、 美術というものの敷居を低く感じてくれる人がいて、美術館に実際に足を運んでくれる人が増えているのは間違いないと思う。 だったら全然ありなのでは? 読んでいて、「ここは美術史として学びに繋げられそうだな」って部分と、ここは「フィクションかな」と思い、知識としてではなくエンターテーメントとして楽しむ部分が、すぐに分かる気がする。 この本の場合も、 知識の浅い私は主人公の「沖亀之助」が、実在するのか、しないかも定かではなかったけれど、読み終わった後にググればすぐ分かる。 そしてざっとバーナードリーチや、柳宗悦、濱田庄司等の人物の歴史をネットで読めば、「あ、ここは小説に出てきて事実に基づいてるところだ」と振り返りながらおさらいできる。 解説にもあるように、最近よくある「自分を中心に500メートル以内の情況」を描き、作品のスケールが小さく、暗いものではなく、 もっと大きく、造詣も深く、グローバルで広い小説を読みたい時には原田マハさんで決まりだと思う。
3投稿日: 2024.12.13
powered by ブクログ個人的に「民藝ブーム」だった当時、それならばと友人から勧められたのが本書。これがきっかけで原田マハさんのファンになりました♡ 日田の情景がリアルに目に浮かぶような描写が印象的で、今もよく記憶しています。
0投稿日: 2024.11.08
powered by ブクログ史実でありフィクションでもある、 マハさんのこちらの小説。 民藝という物を余りよく知らない人でも、 素直に内容が頭に入ってくる、尚且つ民藝のもつ魅力に気付かせてくれる。とても温かな一冊です。 イギリス人のバーナード・リーチが日本の美に触れ、民陶に触れ、自分の郷里でやりたいことを成し得るまで。 まずはマハさんの膨大な知識量に脱帽いたしました。リーチ先生はじめ、登場する柳宗悦や濱田庄司などの見事なまでに性格や思考の癖を捉えた言葉遣い。1人1人の人物の心の豊かさが、マハさんを通して温かく伝わってくる。 また、解説でも述べられていたがバーナード・リーチの伝記ということもあり、本書を読むだけで、 知らず知らずのうちに民藝の歴史を知り得ることにもなっています。興味がてら柳宗悦の生い立ちの本を並行して読み進めていくと、いかに骨組みのしっかりした内容の小説であるかが伺えます。様々な技法に触れることもでき、読み進めていたら知らずのうち歴史が馴染んでいたことに、感動すらいたしました。 また、オリジナルキャラクターである亀之介親子の人柄もリアリティがあってよい。日本人ならではの考え方やもがき方に一緒になって苦しさや嬉しさを感じられます。 終盤のリーチ先生とのはちきれんばかりの思いの数々には思わず涙をすることもありました。 民藝というもの本書をきっかけにとても興味を持ち、もっともっと深く知りたい、関わってみたいと思えるようになりました。 マハさんの視点は美術に対して愛が溢れていてとても大好きです。自分にとっても、自身のあり方を考えさせられる大切な小説となりました。 是非興味を持たれた方は一度読んでみてください。
0投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログ原田マハさんのフィクションとノンフィクションを見事に組み合わされた物語の手法には、いつも驚かされ、引き込まれる。長編だけど、引き込まれて一気に読んでしまいました。
0投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初、割と可愛らしい表紙だったので、コメディっぽい話なのかと思ったけれど、バーナード・リーチという陶芸家のお話だった。 やっぱり原田マハさんの小説は良い! というのが読み終わった…あとの感想。 芸術っていうのは冒険なんだな、と思った。 登場人物が、純粋に芸術という憧れを追い求めていくからこそ、読んでいる私もハラハラドキドキしてしまうんだろう、きっと。 日本に帰ってから、結局リーチに合わずじまいで、名も無い花として九州に骨を埋めた亀之助。 日本に帰ったあとの亀之助の人生は小説には書かれていないけども、濱田と別れてから亀之助は何を思って各地を彷徨い、どういう気持の変化があったんだろうかと考えてしまった。 私としては、大好きだったリーチ先生にも、シンシアにも会わずに人生を終えた亀之助はやっぱり寂しいと思ったのだけど、息子の高市やリーチ先生はそうは思わなかったんだなあ。 ラストで、亀之助の昔の恋人のシンシアが出てきたけど、亀之助の帰りを待って、工房を守ってたとしたら切なすぎるよ。いや、そこら辺は何も書かれていないので、シンシアも他の人と結婚して、子どももいるかもしれないけどさぁ。 でも読後感は悪くなかった。亀之助の陶芸への想いが息子の高市に受け継がれて、芸術や生活は続いていくんだなと思うと、素直に温かい気持ちになった。
0投稿日: 2024.09.13
powered by ブクログ民藝の普及に人生をかけた人たちの熱い想い、フィクションながらリアルに感じられて読了。 久々原田さんで号泣。電車の中で読むのはオススメできません!
4投稿日: 2024.08.29
powered by ブクログ美術系ということで、とにかく手に取る。柳宗悦と民藝運動を先導したかたでしたっ!原田マハさんお得意、史実に素敵なストーリーをデコレーション♡分厚い本なのにひと息に読了。
4投稿日: 2024.08.13
powered by ブクログ今回は日本の民藝運動に影響与えたといわれる、イギリス陶芸家バーナードリーチをもとにしたフィクション。マハさんの変わらない芸術に対する情熱と人物に対する尊厳や憧れが伝わってくる話でした。 1954年、大分の焼き物の里・小鹿田を訪れた、バーナードリーチ。父の遺言で小鹿田の窯元に弟子入りしていた、沖高市(おき こういち)は、リーチのお世話係に任命され、そこで彼は、亡き父の亀之助がリーチとかつて師弟関係だったことを知ります。 時代は変わり、1909年となり、亀之助君の視点から物語が始まります。 戦時中のシリアスな要素は意外と少なく、多少物足りなさはありましたが、、 当時の日本の陶芸という芸術を広げる為に、実際に制作する中での数々の苦難や、芸術活動する中での葛藤、人間らしさを繊細に書かれています。 知らないことがあるからこそ、体験してみる、分からないことを肯定することから始まる、その大切さを教えてくれた作品でした。
23投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログ次々に見聞きしている人物が登場して、その時代はこんな風だったのかもしれないなぁと思えた。リーチ先生や亀ちゃんの作り出す作品がこんなふうかなぁと思い浮かべて、「用の美」を追求していく人たちの姿がまぶしく感じられた。
0投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログ世田谷美術館で開催された「民藝MINGEI美は暮らしのなかにある」を観覧して、昔読んだ本作を再び読む事で新たな発見を期待して読んだ。 実際の民藝陶器である小鹿田焼きに接して、リーチが小鹿田焼きに魅了された事実を「リーチ先生」の再読で体験できた。 ただ相変わらず空想小説の域にある原田マハ作品だけに、高村光雲、志賀直哉、岸田劉生などの登場は雑音にしかならなかった。 再読により身近に感じた部分と、創作され過ぎる部分が露わになり、以前に感じた感動的な感想とは別に本作との距離感を新たにする事ができた。
1投稿日: 2024.06.24
powered by ブクログ民藝と時代の流れを知るのに非常に良い。 歴史上の人物としか捉えてこなかった芸術家たちのエネルギーや熱い想いがふつふつと伝わってくる。フィクションとはいえ、こんな会話があったのかなぁと思いを巡らせてほのぼのした。
2投稿日: 2024.03.29
powered by ブクログ前に前に進んでいく清々しさ。 普段のマハさんのミステリテイストが少なく、現代においては巨匠とも呼ばれる、当時の名もなき若者たちの熱い想いにじんとくる。 民藝のなんたるかが少しわかった気がする。 数年前に訪ねた世田谷美術館で見た北大路魯山人の茶器(湯呑み)、ガラスケースの中に展示されていたものの一つが気に入り、「これでお茶が飲みたい」と思ったことを思い出す。 ガラスケースに入ったら最後、二度とお湯を注がれ、人の手に包まれ、唇に触れることなんてないであろう。 その器は、果たして幸せなんだろうか? 芸術、生活に根ざした器、どちらが上ということはないんだけれどね。
2投稿日: 2024.03.02
powered by ブクログ小鹿田焼の里を昨年訪ねて資料館でバーナードリーチがこの里を訪れた事を知ったのだが、まさか数ヶ月先にこの本と出逢う事があるとは… この小説はまさにリーチ先生との数々の出逢いを 繋ぎ合わせて綴られた小説だと思った、ただひたすら「好い」である、 是非NHKの朝ドラでやってもらいたいなと思った その時は配役が楽しみである
1投稿日: 2024.01.21
powered by ブクログイギリス人陶芸家バーナード・リーチの他者視点による伝記フィクション 以下公式のあらすじ ---------------------- 1954年、イギリス人陶芸家バーナード・リーチが大分の焼き物の里・小鹿田を訪れる。その世話係を命ぜられた高市は、亡父・亀乃介がかつてリーチに師事していたことを知らされる。 時は遡り1909年。横浜の洋食屋で働きながら芸術の世界に憧れを抱いていた亀乃介は、日本の美を学び、西洋と東洋の架け橋になろうと単身渡航した青年リーチと出会う。その人柄に魅せられた亀乃介は助手となり、彼の志をひたむきに支えていく。 柳宗悦や武者小路実篤ら白樺派の面々や、のちに陶芸家として偉大な足跡を残す富本憲吉、濱田庄司、河井寛次郎らと熱い友情を交わし、陶芸の才能を開花させていくリーチ。 やがて彼はさらなる成長を求めて、亀乃介や濱田を伴い帰国。イギリスの西端、セント・アイヴスに工房を開く。敬愛する「リーチ先生」の傍らで陶芸を究め続けたい。その想いを胸に遠い異国の地で懸命に働く亀乃介だったが、別れの時が訪れて――。著者渾身のアート小説、誕生! ---------------------- バーナード・リーチにまつわる、近代日本の陶芸のあれこれ ヨーロッパでの、アーツ・アンド・クラフツ運動 日本における民藝運動 陶芸は美しい上に、実用的なものだという「用の美」 柳宗悦の「好いものは好い」という信念 イギリスに留学していた高村光太郎との出会いから日本への再訪 そして高村光雲の元に身を寄せて亀之介との知己を得る 柳宗悦との出会い 武者小路実篤、志賀直哉など白樺派との交流 富本憲吉による陶芸との邂逅 六代目 尾形乾山への弟子入りと七代目乾山の襲名 濱田庄司の来訪と陶芸技術の助成 イギリスへの帰国 そしてセント・アイヴスで「リーチ・ポタリー」の開設 バーナード・リーチという存在がなければ、日本の陶芸はどうなっていたのでしょうね? 浮世絵と同じく廃れていった可能性がある 柳宗悦による民藝運動 芸術は一部の芸術作品のみで成立するものではない 一番好きな場面は、関東大震災の後に亀乃介が日本に帰るべきか迷っている時のリーチ先生の一言のところ 「守破離」という概念は教えを請う弟子の立場の言葉ではあるけど 師匠の立場としても弟子離れが必要だという事なのでしょうね 親離れ子離れと同じように、どちらか一方で成立するものではないのだと初めて認識した それにしても、ここまで詳細にバーナード・リーチという人物を描きながら 語り手の沖亀乃介が架空の存在というのに一番驚いた 開設によるとモデルはいないとの事だけど、ちょっと検索したらそれっぽい人はいるようで 松林靏之助、森亀之助、森田亀之助 あたりが混在して物語に組み込まれているようだ 原田マハさんは他の芸術系小説も含めて、史実とフィクションの境目がわからねぇ……
1投稿日: 2023.11.02
powered by ブクログ受賞作品だけあって、すごい。何がすごいって、何にも捻りもドラマもない平穏なストーリー展開なのに、想像を遥か凌駕する読後の爽快感。先生の笑顔が想像できる。
0投稿日: 2023.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
原田マハ先生の作品には毎回フィクションかノンフィクションかの区別がつかなくなるほど没頭させられるけれでも、今回もそんな作品です。 作品に登場するリーチ先生も高村光太郎も柳宗悦らも実在した人物だけれでも、彼らの功績といったものを、実在しない亀乃介、高市という親子を通じて知るという巧妙なストーリーで、読後はまた少し美術史に明るくなったような気にさせられるのでした。 それは「陶芸」という名の「冒険」だった、とリーチは言った。・・・・あの日々を、冒険と呼ばずしてなんと呼ぼうか。(作品から一部抜粋)
1投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログ大きなフィクションが仕込まれている事を読後の解説で知りましたが、解説の通り、最後まで健やかな気持ちで一気に読みました。自分を作り上げるということに対する作者の想いが作中に貫かれています。快作と思います。
2投稿日: 2023.07.27
powered by ブクログ歴史上の偉人を交えたエンターテイメント。マハ先生、流石です。美しい師弟関係、なかまの存在、読後爽快!
0投稿日: 2023.07.25
powered by ブクログ史実からこんなにも物語を膨らませられるのは、さすが原田マハさん…! 良い人しか出てこないから気持ちよく安心して読めるのが良い。ただ逆にドキドキ感とかは少ない。あまりにも上手く進みすぎている感じがするのは否めない。だけど、この時代に日本人とイギリス人が芸術を通して隔たりを越えて交流してたんだと思うと、今ももっと出来ることがあるはず!と思った。 原田マハさんの小説を読むと、それまで興味を持っていなかった芸術分野に興味が湧いて新しい世界を知ることが出来る。
1投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログ実在の人間国宝の方々が登場するので、てっきり主人公も実在の人物だと思ってた。(^_^;) 個人的に陶磁器は絵画と違って出来立ての輝きも美しいけれど、作中で「用の美」と表現されていたように、使い込んで現れる景色の移り変わりが陶磁器の本当の美だと思っている。陶磁器の美の世界は、侘び寂びの世界観を持つ日本人特有の感情と思っていたけれど、そういう感覚を持った欧米人がいて陶芸を極めていたことには驚いたな〜。リーチさんの展覧会があれば行ってみたい。(o^^o)
1投稿日: 2023.04.29
powered by ブクログ文化人の名前が分かったらもっと 感動してたと思う。。 リーチ先生との師弟愛は素敵だった。 陶芸は実用化的で生活だから 絵画とか他の美術とは違う性質を 持ってるんだろうなというのは分かった。 日本には〇〇焼が沢山あるからもっと知りたい
0投稿日: 2023.04.12
powered by ブクログ数ヶ月かけて読み終えた。リーチ先生や周囲の人々の優しさや熱さに感動。陶芸の道をひたすらまっすぐと進み、自分だけの作品を作りたいと願う人々のなんと眩しいことか。フィクションでありながら、同時代に日本で活躍し、今に至るまでその名を残す柳宗悦や高村光太郎の姿にも強く惹きつけられた。
1投稿日: 2023.04.01
powered by ブクログリーチ先生とカメちゃんの師弟関係が良かった。英国の陶器と言われたらウェッジウッド?ぐらいの知識しかなかったが、日本でも見かける「スリップウェア」はイギリスの伝統的な陶芸の手法だっんですね。
6投稿日: 2023.03.16
powered by ブクログ日本の陶芸に魅了されたイギリス人・バーナードリーチ(実在)と、その弟子を務め続け、自身も陶芸に身を投じてきた日本人・亀之介(フィクション)による感動の物語 ものすごく単純だけど、 陶芸をやってみたいと思った こんな風に熱中するものに出会いたい!
5投稿日: 2023.03.15
powered by ブクログとってもよかった!感動的。。 民藝の歴史などを調べると必ず出てくるイギリス人の陶芸家「バーナード・リーチ」の史実を基にした小説。 器や陶芸に興味がある人におすすめ。 解説にもあった通り、どこまでが史実でどこまでか創作なのか、読んでいると分からなくなった。その位、史実を徹底して研究し書いたことがよく分かり、そこに織り込むフィクションも違和感がなく良く馴染んで巧みだった。 沖親子の存在はフィクションでも、そのきらりと光る存在感と受け継がれる精神は、この小説にはなくてはならないものだった。私も「名もなき花」として日本の陶芸を受け継いで来てくれた先人達に感謝したい。 リーチの「欲望が創造を生む」という言葉が印象的だった。
10投稿日: 2023.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すっごく面白かったのに、ノンフィクションの体をして、1番大事なところがフィクションだったということを知って、禁じ手じゃんて、腹立たしい気持ちになった。
1投稿日: 2022.11.02
powered by ブクログ陶芸家バーナードリーチの生涯を、弟子の視点から描く物語。弟子自体はフィクションであるが、後世に名を遺す人物の影には、それを支える人たちが無数にいるという意味では、ノンフィクションともいえる。 英国と日本の懸け橋となり、新しい陶芸の道を志す、好奇心がもたらすパワーに衝撃を受けた反面、当時は裕福な人しかそんなことはできなかったんだろうなという印象も持つ。 「用の美」いい言葉ですね。
1投稿日: 2022.10.22
powered by ブクログ分厚い長編だが、読みだすと止まらず面白かった。バーナード・リーチ以外も実在の人物である事を知らずに読んだが、それぞれの人物像が目に浮かび、物語に入り込んだ。亀之助がリーチ先生の元を離れてからどんな人生を歩んだのかにも想像が膨らんだ。リーチ・ポタリーに訪れてみたいと思った。
1投稿日: 2022.10.22
powered by ブクログ人真似ではなく独自性が重要であり、また誰にも似てないことを見つけ出してこそ、本当の芸術家なんですね。 これはヨーロッパの印象派の強い思いにも繋がるものであり、全ての芸術に通じると改めて感じました。 1909年4月に亀乃助がリーチ先生にあった時から1979年4月に息子高市がイギリス・セント・アイヴスに行く迄の縁の繋がりに感激し涙が出てくる思いでした。志を同じくする仲間は、素晴らしい! また、縁がシンシアまで繋がったのが嬉しかったです! 私は酒飲みなので、この地に地場のウィスキーを飲みに訪ねたいと思いますが、できれば飲む器は「陶器」でやりたいですね! 原田マハ先生も文学を探求する新しいジャンルのクリエイターであり、今後も新しい小説の発表に期待をしたいと思います。
1投稿日: 2022.10.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
陶芸を通して交わり合った人々の物語。バーナードリーチ、柳宗悦、濱田庄司、高村光雲・光太郎はじめ、明治・大正・昭和時代の芸術界の巨匠たちが登場する。 本書は、架空の登場人物「沖亀之助とその息子である高市」の目線で描かれた、事実に基づく物語である。亀之助はリーチの弟子となり、師の助手をしながら陶芸の道を学んでいく。 登場する人物のほとんどさ、陶芸に陶酔しており、同時に真っ直ぐに向き合っている。生成した作品たちが、窯焼きを経て出てくる瞬間とは、それほど感動的で、やみつきになるのだろうか。 地元の近くに有名な「益子」というまちがある。小学校の遠足に行ったり、友人とろくろ体験をしたりなどしてみたが、「陶器」の良さや特徴、伝統についてはさほど考えられておらず、「楽しい!」という感覚で終わってしまっていた。 今度、改めてそこへ出かけて、陶芸との出会い直しをしてみたい。
3投稿日: 2022.10.06
powered by ブクログ原田マハの作品はソフトタッチ。この本もその例外にあらず、でした。 最初読み始めた時はタイトルから予測した西洋芸術では無いと思い、やや戸惑いを覚えましたが、その後は原田マハよろしくの展開となりました。 実在する芸術家とのやり取りが多々ありますが、この時代にこんな交流がホントにあったんだろうなぁ、と想像してしまいます。書くのも楽しかっただろうな。 長編でも読み終えて疲れない。そんな原田マハ感に溢れた本でした。
1投稿日: 2022.09.17
powered by ブクログ原田マハさんはサスペンスものが多いイメージでしたが、本作は芸術に情熱をつぎ込む人々を描いた物語でした。登場人物の陶芸に対する熱意が本当に素敵で、民藝にも興味を持ちました。
1投稿日: 2022.09.11
powered by ブクログ良かった。久しく触れていない芸術に触れられた気がする。 ⚪︎いつも、原田先生の本は、私の苦手な分野を(芸術)書いてくださってそれを読むことで、多少なりとも知ることができて嬉しい。今回は陶芸。 ⚪︎過去と現在をつなげる書き方 また原田先生の本を読みたい
3投稿日: 2022.09.09
powered by ブクログ日本とイギリスの民藝をつなげたイギリス人リーチの人生を書生 かめのすけ の目線から描く。 マハさんのアートシリーズには、ドキドキするような展開のものも多いけど、これは淡々と進んでいくため、物語として楽しみたい人には少し退屈かもしれない。
1投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログ西欧から学ぶ柳宗悦達と、バーナード・リーチの邂逅から、現代から見たらそうそうたるメンバーが揃い、日常使うアートが形成され、民藝という文化が生まれていったのだと思うと、とても興味深かった。 民藝のことは知らなかったためか、マハさんの他作品に比べると、ゆっくり読み進めた。 民藝館等、ゆっくり訪ねてみたいと思う。
2投稿日: 2022.07.19
powered by ブクログ原田マハさんは数多く、史実を元にしたフィクションのアート小説を書かれています。 陶芸や人物に関してすごく徹底的に調べられている印象があって、読みながらその場にリーチ先生が陶芸をしているような熱量を感じました! 文庫本とは思えない分厚さでしたが(笑)、登場人物に感情移入してしまってどんどん読み進められます! 原田マハさんのすごいところは、小説を通して芸術の素晴らしさを読者に伝えてくれるところだと思います。 今まで陶芸については基本的なことしか知りませんでしたが、「用の美」を見出したリーチ先生や柳先生に感銘を受けたので、ちょっとずつ集めようかと思います!!
3投稿日: 2022.06.17
powered by ブクログ別の作品で柳宗悦作「手仕事の日本」を知り、検索していて本書の存在を知った。 阿刀田高氏の解説にもあるように、陶芸家バーナード・リーチの伝記小説でありながら、「どう誕生し、どう存在したか、謎が解け、興味が募り、陶芸への理解が進む。」ために配置されたフィクションの亀之介・高市親子。 親子の目を通して丁寧に知ることができる、陶芸家バーナード・リーチ。さらには交流のあった各界の著名人たち。 歴史書を読んでいるように錯覚することもありながら、困難な時代に、あきらめずに一つの道を究めてきた先人たちの苦労を知り、それが次の世代につながっている、まさに求めた理想通りの結果に強い感動を覚えた。 読了し、病に倒れ陶芸の道を子供に託した友人を思った。
1投稿日: 2022.05.21
powered by ブクログバーナード・リーチがいかにして陶芸家になったかが描かれた作品。 白樺派の面々など明治期の有名人がいろいろ出てきて面白かった。
2投稿日: 2022.04.13
powered by ブクログ虚実入り混じる不思議な話 でも登場人物みんなあたたかくて、優しくて、情熱的で、とても良い気持ちになった
0投稿日: 2022.04.12
powered by ブクログまだまだ海外に行くことが珍しい時代に日本にやってきたイギリス人のリーチ先生。 熱い情熱と友情と好奇心と向上心。 読んでいてワクワクが止まらず一気に読んだ。 今度彼の作品をじっくり見てみたい。
0投稿日: 2022.03.31
powered by ブクログ『リーチ先生』 陶芸家バーナード・リーチの助手亀之助の視点を通してリーチ先生の人柄とその人生を知る。架空の人物である"カメちゃん"だが、その存在があってこそリーチ先生も柳宗悦も濱田庄司も身近な存在として感じられ、民藝の100年を知ることもできる。 「好いものは、好い」 #読了 #君羅文庫
0投稿日: 2022.03.29
powered by ブクログ良かった。登場人物と一緒に長い旅を終えた清々しい感。中盤で舞台が地元の我孫子に移り親近感も。しばらく置いてまた読む。良書。
0投稿日: 2022.03.08
powered by ブクログ原田マハの描く人物はみな、あたたかい。 文化や人種の違いを越えて、人と人があたたかにつながりあう。 きれいな物語だ。 そして、日本文化とイギリス文化の融合、発展。 いつでも、時代を動かすには、情熱が必要なのかもしれない。
0投稿日: 2022.02.19
powered by ブクログ久しぶりにこんな分厚い本を読んだけど 最後まで楽しく読めたし 当時の芸術のこととかわかって面白かった! さすが原田マハさん。 リーチ先生の優しさ。。。余韻
0投稿日: 2022.02.09
powered by ブクログ原稿用紙換算で千枚はゆうに超えるであろう大作だったが、全く飽きさせることなく読ませ切る文章力は素晴らしい。さして興味のある領域でなかったにも関わらず、窯の前で必死に火の番をする亀の介のいる情景が眼に浮かぶ。
1投稿日: 2022.02.08
powered by ブクログ原田マハさんの小説が好きで無条件に読んでしまいます リーチ先生のことは知らなかったけど 教科書や近代史に出てくるすごい方々が次々と出てくるのも面白かったです 本当に皆さんそれぞれに交流があった当時の時代の寵児であり、その芸術の道は今に続いているような気がしました 陶芸の世界は奥深いんですね 読み終わるまでに少し時間がかかった本ですが読後感は良かった カメちゃん、コウちゃんは実在しないようですが素朴で実直でとても好き
7投稿日: 2021.12.26
powered by ブクログ感動のアート小説、と裏表紙に載ってて気になって。読み始めて、朝ドラみたいな小説だなぁって(歴史的な感じとか?)って思ってて。大分の友達がインスタでちょうど小鹿田焼きの写真載せてたり、タイミング良いなぁと大分にも思いを馳せながら、途中、千葉県我孫子やら手賀沼やら地元が出てきてとてもとても情景を浮かべながら読んでいた。小説だけど少し歴史的なところわかるとより楽しめるよね。お父さんの亀ちゃんお話メインだけど最後の方どうなるのかと思ったら時間の経ち方も終わり方もとてもよかった
0投稿日: 2021.12.17
powered by ブクログ個人的にイギリスの陶器は大好きで 滋賀にゆかりのあるリーチ先生らしいですが そんなこと知らずに原田マハの本だからという理由で読む。 読了までに長く時間がかかった。 リーチ先生がスランプに陥るたびに、 私もスランプになり本を閉じて、 しばらく時間を置いてからまた続きを読み出す。 そういう意味ではリーチ先生の人生を追体験をしているかのような気分になった。 時代背景もあるだろうが、 特に外国人で民芸や陶芸に興味がある者、芸術家などはかなり癖者だ。でも好感が持てるリーチ先生の人柄と思考、リーチ先生を師と慕うカメちゃん。 私もこの先の人生、良いものは良いを貫けるだろうか。 立ち止まり、陥り、抜け出し、歩き出す。 それらが今でも繋がっている。 分厚いですが、時間をかけて読むのが吉です。
2投稿日: 2021.11.24
powered by ブクログノンフィクションと思わせるような登場人物の名前や物語。これを読んでまた日本民藝館に行きたいなあと思った。
0投稿日: 2021.11.21
powered by ブクログどんな本かのイメージなく読み始めたが、面白く引き込まれた。高村光太郎、志賀直哉、武者小路実篤など著名人が実名ででてきた。リーチ先生も実在と人物とわかった。テンポがよく、どこでプロローグに続くのか、ドキドキしながら読み進めた。エピローグも感動的だった。
0投稿日: 2021.11.06
powered by ブクログバーナードリーチ(実在の人物)とカメちゃん(架空の人物)の虚実入り混じるお話。 カメちゃん息子の話も含めてじーんとするいい話なんだけど、カメちゃんの「終生書生根性」になんだかイライラした。その時代にはそういうもんだったのかもしれないけどさ。身分制がくっきりしてるというか。 カメちゃんいつまで「リーチ先生万歳」やってんの!?そろそろ独り立ちしろよ!?って思ってた笑
0投稿日: 2021.10.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
リーチ先生の言葉ひとつひとつが大きな優しさを醸し出しているので亀ちゃんのリーチ先生を心から慕う気持ちが素直に沁みてくる。陶芸の難しさは技術だけではなく人の力が集まりひとつでも良い作品ができるかどうか、そして最後まで分からない奥深さ ラスト亀ちゃんの息子高市がリーチポタリーを訪ねるとエプロンを付けろくろを回すリーチ先生の姿がそこにあったのが目に浮かぶようで本当に嬉しかった まさに亀ちゃんとリーチ先生の再会だと思う
0投稿日: 2021.10.07
powered by ブクログ影響を受けやすいのか一気に陶芸作品に興味を持ってしまいました(笑 小説としてのストーリーが美しくて、そして温かい。
1投稿日: 2021.10.02
powered by ブクログリーチ先生の優しさや人柄に触れ、登場人物と同じように読み終える頃には私もリーチ先生が大好きになってしまいました。 柳宗悦や武者小路実篤など名だたる日本の芸術家や文壇と交流を深め、紆余曲折しながら陶芸を極めイギリスまで日本の陶芸文化を広めてくれたリーチ先生に、感謝の気持ちまで湧きました。民藝運動について触れる事が出来た事も良かった。 マハさんのリーチ先生に対する愛情が感じられ、とても温かで素敵で大好きな作品です。
1投稿日: 2021.08.18
powered by ブクログマハさんの本は片っ端から読むことにしている。 作中に出てくる芸術家や作品をググりながら読み進めると、過去と現在を行ったり来たりしている感じがして面白い。
3投稿日: 2021.08.16
powered by ブクログ史実ベースのフィクションらしく、「リーチ先生」他たくさんの名だたる芸術家が登場してきました。 芸術関係は相変わらずからっきし、陶芸となるとなおさらですが、師を仰ぐ弟子の聡明な心、生き方をカメちゃんが教えてくれました。またもや、原田氏の作品に知らないことを教わり、少し興味まで持たせてもらいました。 「民陶」「用の美」に看過され、日常で接している陶器にも目を向けてみました。
16投稿日: 2021.08.12
powered by ブクログ以前美術館で縄文土器を視た時、その美しさに私は深く感動した。太古の昔、ただの道具でしかなかったはずの土器に、何故人々はわざわざ文様を描いたのか。その頃からすでに美術的感覚が人間に存在し、美しい道具と共に生活していたことに思い至り、鳥肌がたった。そんなことを、リーチ先生を読んで思い出した。 原田マハさんの物語は、読み手をどこまでも遠くに引っ張っていってくれる。私は亀之助や高市と一緒に、九州や横浜や我孫子、イギリス、ひと昔の日本、更には縄文時代にまで思いを馳せた。そして、人生を捧げるものと、素晴らしい師に出会えた彼らを、羨ましくも感じた。 大切に読み進めたい気持ちになり、自分の中で、何か扉が開かれたような感じがした。 最後の最後まで切なく、温かい気持ちになれる一冊。
1投稿日: 2021.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
バーナード・リーチ (Bernard Howell Leach、1887年1月5日-1979年5月6日)は、イギリス人の陶芸家であり、画家、デザイナーとしても知られる。日本をたびたび訪問し、白樺派や民芸運動にも関わりが深い。日本民藝館の設立に当たり、柳宗悦に協力した。 (Wikipediaより) 沖亀之助 実在しないマハ先生が生み出した架空の人物。 無知故に本作が実在したリーチ先生と実在しないカメちゃんの物語であることに気づくこともなく、読み終えました。 過日読み終えた最新作「リボルバー」の感想でも記しましたが、本作も史実とフィクションの境目がわからず、バーナード・リーチの伝記だと疑いもなく読み終えました。 「リボルバー」を読み終え、そのまま本作「リーチ先生」を手にしたのは、私自身がマハ先生にしか描けないノンフィクションとフィクションが融合されたスケールの大きな世界観に魅力されている証だと思います。 マハ先生の作品といえば、絵画にかんする作品が代表作でもありますが、本作は陶芸の世界。 マハ先生の絵画という枠におさまらない「美術」に対する気持ちの詰まったステキな作品でした。 説明 内容紹介 好いものは好い。 そう感じる私たち日本人の心には、きっと“リーチ先生”がいる。 日本を愛し日本に愛されたイギリス人陶芸家の美と友情に満ち溢れた生涯を描く感動のアート小説。 第36回新田次郎文学賞受賞作 1954年、大分の小鹿田を訪れたイギリス人陶芸家バーナード・リーチと出会った高市は、亡父・亀乃介がかつて彼に師事していたと知る。──時は遡り1909年、芸術に憧れる亀乃介は、日本の美を学ぼうと来日した青年リーチの助手になる。柳宗悦、濱田庄司ら若き芸術家と熱い友情を交わし、才能を開花させるリーチ。東洋と西洋の架け橋となったその生涯を、陶工父子の視点から描く感動のアート小説。 内容(「BOOK」データベースより) 1954年、大分の小鹿田を訪れたイギリス人陶芸家バーナード・リーチと出会った高市は、亡父・亀乃介がかつて彼に師事していたと知る。―時は遡り1909年、芸術に憧れる亀乃介は、日本の美を学ぼうと来日した青年リーチの助手になる。柳宗悦、濱田庄司ら若き芸術家と熱い友情を交わし、才能を開花させるリーチ。東洋と西洋の架け橋となったその生涯を、陶工父子の視点から描く感動のアート小説。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 原田/マハ 1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部および早稲田大学第二文学部卒業。2005年「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞し作家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞を、17年『リーチ先生』で第36回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
5投稿日: 2021.06.24
powered by ブクログ私たちは、皆、名もなき花だった という言葉がすごく響いた。 リーチや浜田庄司、柳宗悦のように 大成して名を残す人はほんのごくわずか。 でも、名は残さなくても 名もなき花として 人に影響を与え、誰かの人生をかえて、支えて、生涯情熱を燃やした人がたくさんいる。 亀ちゃんがシンシアの人生を大きく変えたように。 最後の最後まで、心が温かくなる素敵な一冊だった。
4投稿日: 2021.06.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
原田マハさんの作品はずっと読んできました 美術の仕事に携わってこられた経験から 興味深いものを次々書かれていますね どれもとても好きです この作品もリーチ先生ことバーナード・リーチと その弟子の話し 史実の中にフィクションの人物を織り込んでいく技は 流石です! 他の陶芸家や白樺派の若い人物も登場します ラストも暖かでした ≪ 好いものは 好いと言い切る 深い目で ≫
3投稿日: 2021.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日本を愛し陶芸に打ち込んだリーチ先生とその弟子のカメちゃん。濱田先生や柳先生、白樺派の作家達も登場し、なんとも胸熱な展開になる。リーチ先生の陶芸に対する弛まぬ追究と、リーチ先生を目標に切磋琢磨するカメちゃんとの関係がとても素敵。 別れの時は泣いてしまいました。手元に残しておきたい一冊。
2投稿日: 2021.05.03
powered by ブクログ文庫本の分厚さにめげそうになったが、登場人物の個性にメリハリがあり、飽きずに読み進められた。マハさんお得意の、歴史の隙間に存在したかもしれない人からみた芸術家の素顔。バーナード・リーチさんや焼き物の存在、民藝運動をこの本で詳しく知ることになり、店頭に並ぶ焼き物にすこし興味を持つようになったな。 日本が自分の国の文化の価値や魅力に無自覚であるという、本前半に語られるリーチの言葉は、今の日本にも通じるところがある。
0投稿日: 2021.04.04
powered by ブクログ面白かった。心に染みる物語。 史実をもとにしたストーリ。 陶芸の世界において、実在の人物バーナードリーチとフィクションの人物亀之介の子弟の物語。そして、亀之介と高市親子の物語。 最後ぐっと来ます。 ストーリとしては、 1954年、大分の小鹿田を、有名なイギリス人陶芸家バーナード・リーチが訪問。そこで、リーチの世話をするため高市が指名されます。 リーチと高市が話をしていく中で、亡父の亀之介がかつて、リーチに師事していたことを知ります。 そして、時代がさかのぼり、1909年。 日本の美を学ぶため来日したリーチを亀之介が師事することになり、二人の子弟関係が始まります。 ここから、亀之介の視点からみたリーチとの二人の関係が語られていきます。 そして、二人は陶芸の道へ.. 柳宗悦や濱田庄司との出会いと芸術への語らい。 さらには、イギリスに戻って、イギリスで窯を構えることに。 それをずーーと支える亀之介 亀之介から語られるリーチの人物像 暖かく、優しい。日英の懸け橋となるという熱い想い。 そして、別れ.. 再び、エピローグで語られる高市とリーチとの会話。 そして、初めて知る亡父の想い。 熱いものがこみ上げます。 「名もなき花」 胸に刺さりました。 これは、お勧め
18投稿日: 2021.02.28
powered by ブクログいい小説でした。原田マハさんの書く物語は、読み終えたときに気持ちが温かくなるから好きです。 『リーチ先生』ことバーナード・リーチや柳宗悦、高村光太郎、岸田劉生、武者小路実篤…登場人物の豪華な顔ぶれに圧倒されます。白樺派を立ち上げる若い芸術家たちの、エネルギーに満ち溢れた様子や、リーチが陶芸に出会った場面の描写など、とても生き生きしていて、読んでいてワクワクしました。 大分県出身の私にとって小鹿田焼の器は子供時代食卓に普通にあった懐かしいもの。祖母や母がしていたように、私も使ってみたくなりました。 リーチの助手である亀之介は架空の人物ですが、解説で阿刀田高さんが書かれているように、この亀之介の存在感がものすごくリアルで、実在の人物にこれだけ上手くフィクションの人物を絡めて描けるマハさんのストーリーテリングは圧巻です。そして、リーチと亀之介の師弟関係の美しさに心打たれます。 「名もなき花」という言葉が胸に響きました。
11投稿日: 2021.02.27
powered by ブクログまず読んで、「スカーレット」を思い出した。 何を隠そう、朝ドラファンである。 その中でも一番好きなのは戸田恵梨香さん演じる女性陶芸家を描いた「スカーレット」だ。 こちらは、リーチ先生なる陶芸家を、戦前と戦後、亀之介、高市二代の父子の視点で描いた物語。 リーチ先生はイギリスから高村光太郎の仲介で日本に渡り、そこから長くにわたりリーチの助手となる亀之助と出会う。 当初の目的であったエッチングの教室を始めるが、ある日陶芸体験をすることで彼の運命が変わる。陶芸家になることを決意し、その頭角を現していく。 亀之介はリーチ先生の才能に惚れ、彼の元に集まる多くの芸術家の友人達からも刺激を受け、やがて自身も陶芸の道を志すようになる。 後半はロンドンが舞台。ロンドンに共に移り、理想の土を探し、リーチの工房を作り、徐々に拡大していく。 そして二人の別れ。 陶芸の描写はもちろん、彼らの人間関係も終始丁寧に描かれていることもあり、その別れのシーンは私も悲しくなってしまった。 リーチ先生と亀之介の出会いと長い歴史。 それを、息子の高市は図らずも父親ではなく、奉公先でリーチ先生を短期で迎えることになったそのときに、リーチ先生の口から聞くことになる。 父親亀之介の、自分の知らなかった半生。 そして、その芸術家としての血は、しっかりと高市にも流れているのだった。 ラストもすごく良いです。 原田マハさんの骨太な作品、と言う印象。 (そして実際ページ数も多い) マハさんは絵画だけでなく、陶芸にも詳しいのか、と、感心せずにはいられない。 文中に登場する、柳宗悦による「用の美」という考え方にも共感する。 ただ美しいだけではなく、実用的であること。 陶芸品はまさに、その考え方が投影された芸術品であり実用品だ。 きっとものすごく勉強したんだろうな。 絵付、釉薬、窯、火の番。 スカーレットを思い出すワードが沢山。 翡翠色の欠片。頭の中で想像すると、ワクワクした。 陶芸、いつか私もやってみたいな、と思う。 師との出会いで、自分の人生は変わる。考え方も大きく変わる。 「メンター」と呼ばれる存在が自分にとって3人いると良いと言う。 私も、頭の中で浮かぶ人、4人います。 実際に今は自分の近くにいなかったとしても、何か迷ったとき、 「この人なら、どういう選択をするかな」と思う人。 こういった自己啓発系の本は沢山出てると思うけど、 私はあまりビジネス系や自己啓発本はあえて読まないようにしています。 考え方を押しつけられるより、物語の中で自然と色んな考え方を自分なりに見つけて、自分の中に取り入れていきたい。 やっぱり、物語が、小説は私は好きだなぁ。
0投稿日: 2021.02.02
powered by ブクログ大好きな祖母を見送って1週間。本作を読み終わって何故だか急に、この世にはもう祖母が居ないという現実に襲われ、涙が止まらなくなってしまった。と同時に、何かを成し遂げたいという思いが湧き起こり、不思議と清々しい気分になった。富本さんの「芸術にまつわる啓示は、突然降りてくるものさ」という言葉が言霊のように心に響いて離れない。誰からも好かれた祖母。辛いとか寂しいとか言ったことのない強い心を持ったばぁちゃん。いつでも誰にでも感謝を忘れなかったばぁちゃん。学ぶことばかりでした。そんなばぁちゃんに恥じぬ様、生きていゆこうと心に決めた今日。啓示が突然降りてきた。 このタイミングで本作を読めてよかった。これもひとつの啓示かな。ありがとう。天国で見守っていてね!
1投稿日: 2021.01.24
powered by ブクログ読みやすいし勉強になるけど 面白い本ではない 空想の人物カメのすけに自我が無さすぎて 感情移入できない カメのすけの人物像のせいで、全体をやっすぽい三文小説にさせている
0投稿日: 2021.01.21
powered by ブクログ大分の小鹿田焼き、佐賀の伊万里焼などの民陶品をはじめ、柳宗悦の民藝運動・イギリスのArts and Crafts movement等、民藝品の尊さと価値を人々に再確認させる本だなと思います。戦争や大震災などの歴史的背景とともに描かれるバーナード・リーチと柳宗悦を、空想の人物である亀之助がその素晴らしさをより一層引き立てる素晴らしい小説でした。原田マハさんアート小説は、フィクションとなる空想の人物を本当に居たかのように登場させ、事実をより一層人々に伝わりやすくかつ、面白く伝える素敵な作品なだなと思います。 ただ少ーしだけ長いなと感じてしまった。でもページ数にしては、非常に読みやすくあっという間でした。
0投稿日: 2021.01.06
powered by ブクログ五感が刺激される。 マハさんの作品は本当にノンフィクションに近いフィクションである事。 どうも頭が混乱するくらい架空の人物達がすんなり馴染む。 美術や芸術が好きなのはもちろんだけれど、より触れたり見たり伝統の大切さから人との繋がりが暖かくこういう人になりたいと思う人物が沢山描かれていることも私は刺激される。 そして出てくる画家や陶芸家の作品を改めて見たくなるスイッチを入れてもらえる刺激が私にはありました。
0投稿日: 2020.12.26
powered by ブクログリーチ先生と先生に集う若者たち。最初はそのわりかし単純な構成にワクワク感じられずに時代ものの純粋に見える雰囲気をゆっくり楽しんでいた。だから読むのにものすごく時間がかかった。 だけどふと、人と話した資本主義の話から、日本に憧れを抱く西洋人と西洋の美に執着する日本人の芸術議論が、資本主義に向かって突き進んできた日本の姿に重なって、結局は無いものねだりやんなとリンクした瞬間、あ、おもしろい、と思った。 リーチ先生は実存する人で、高市も亀ちゃんもフィクション、というのは驚いた。原田マハの生み出すための下準備、研究力に感服。
3投稿日: 2020.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
そういえば、セント・アイブスに“リーチ窯”が開かれて、今年2020年で丁度100年に当たる。 記念の年にこの作品に出会えて幸いだった。 1954年、大分県の小鹿田(おんた)焼の里を、バーナード・リーチが訪問する。 高名な芸術家の滞在に、村を挙げての大歓迎。 父の遺言で小鹿田の窯元に弟子入りしていた、沖高市(おき こういち)は、リーチのお世話係に任命される。 そこで彼は、流れの陶工だと思っていた父・沖亀之介(おき かめのすけ)が昔、リーチに師事していたことを知る。 時代は、リーチが高村光太郎の紹介で来日し、高村光雲を訪ねる場面、1909年に遡る。 ここからは、『東京編 リーチと白樺派の芸術家たち』と言おうか。 柳宗悦(やなぎ むねよし)、志賀直哉、武者小路実篤らという、後に大家となる芸術家たちとの出会い。 若き日の彼らが芸術への熱意で繋がり合い、おおいに青春を謳歌している様子が眩しい。 リーチは、そこで陶芸に出会う。 1920年、日本で我がものとした陶芸のノウハウをイギリスに持ち帰り、根付かせるという夢のためにリーチは帰国する。 日本からも後に人間国宝となる濱田庄司などが同行した、 『イギリス編 リーチ窯の誕生』という感じ? この、リーチの来日からイギリスでの窯の完成まで、助手としてリーチに師事し、家族のように寄り添いながらその仕事を見つめ、ともに歩んだのが、高市の父・沖亀之介だった。 この作品は、亀之介を通して、リーチの、物を作る人の大きな手、優しく見つめてくる鳶色の瞳、繰り返し語りかける「ものづくり」への情熱を感じられるようになっている。 「リーチ先生」というタイトルは、亀之介の敬愛の気持ち。 リーチとその周辺を描く物語であるが、評伝を読むだけでは得られない、“感動”というものを味わえるのは、この沖亀之介の存在のおかげなのだ。 読み進むにつれて必ず陶芸をやりたくなってくるであろう読者が、弟子としてリーチ先生とともに歩み、導かれる、そうやって入り込むことのできる入れ物が亀之介なのだと思う。 大成して世に名を残せる人は少ない。 しかし、誰しも毎日何かを作り出している。 それは誰かのためになっている。 そして何かを創ろうとしている。 好きなことがある、やりたいことがある…まだできていないけれど。 そんな人たちもみんな「名もなき花」なのだ。 その象徴が沖亀之介だろう。 シンシアの存在も良かった。 名前が月を現しているのも意味があるのだろう。
12投稿日: 2020.07.25
powered by ブクログとても面白かったのだけど、すこし不完全燃焼気味。 「リーチ先生」というタイトルと中身を照らし合わせても、バーナードリーチについてのことが書きたいのか、リーチ先生と呼ぶ亀ちゃんのことが書きたいのか、がハッキリしないと感じた。 お話の中身は、亀ちゃん目線でのリーチ先生と言うよりも、亀ちゃんのリーチ先生に対する「思い」が中心ではある。 …とすると、やはり最後がすっ飛ばされている感が否めず、モヤモヤしてしまう。 どうせなら、リーチ先生と別れた後の亀ちゃんの心の中のリーチ先生までを含めて書いてもらえたら、もっと感動的なストーリーになったのではないかと思うし、何よりも私自身が「リーチ先生と別れた後の亀ちゃんになにがあったのか」を早く知りたくて最後まで読んできたのに!とガッカリしたからだ。 そこだけが残念だった。
3投稿日: 2020.06.26
powered by ブクログもちろん、嫌いではないんだけど、敢えて苦言を呈する立場から。まずその厚さ(ボリューム感)でちょっと萎える。このシーンは必要?とか、この心情描写は言語化するべき?とか、長くなった原因として気になった部分がちらほら。あと気になったのは、登場人物全てが良い人で、基本的に互助関係のみで成り立っている人間関係も、ちょっといかがなものか、と。せめて1人か2人、クセのある人が出てきた方が、物語がもっと締まる気がする。作者に関して前から感じていることだけど、実在人物が軸となる伝記的小説の場合に、敬意が勝ってしまうのか、上記の傾向が強くなる気がする。という訳で、個人的に原田マハ作品は、完全オリジナルないし、ちょっとした味付け程度に史実が使われている物語の方が、断然好き。
1投稿日: 2020.05.21
powered by ブクログこの作品を読むまでパーナード・リーチのことは 全然知りませんでした。 架空の人物だと思い読み進めていったら、 高村幸太郎、武者小路実篤、志賀直哉など日本を誇る 名だたる文豪たちもが続々と登場していくので、 リーチ先に憧れていた亀之介のことも 実存した人だと思って読んでいた程でした。 亀之介のモデルに近い人物はいたようですが、 あくまでもフィクションということみたいです。 空想の人物と現存していた人物がこれ程違和感無く、 描かれていたということは取材力もさながらど思いますが、 小説ならではのスケール感の大きさがあるからだと思いました。 日本の陶芸に関しても殆ど知識が無く、 それと同時に日本の文学にも並行して物語が進んでいくので、 新たな発見と芸術に対しての熱意や育みがつぶさに 見られたのでとても勉強になり興味深かったです。 今のように外国人が頻繁に往来している時代ではなく、 むしろ外国人が名も知れない遠い田舎に訪れることが 珍しい時代にリーチ先生のような日本の事を少しでも 知ろうと思い、地元の人達と仲良く交合いながら 日本の事を知っていき、陶芸の道も究めていくなんて 当時の事を考えるととても苦労したのかと思われます。 けれどそこに偶然遭った亀之介と出会ったことで、 リーチ先生も刺激をされ、亀之介も芸術や陶芸とは程遠い 存在だったものが二人で互いに支え合ってここまで来たのは 本当に並々ならぬ努力の賜物かと思いました。 リーチ先生の芸術に対する考え方、 日本と西洋に対する物も考え方、味方などが偏ることなく 純粋で温かく携わっているところが好感出来ました。 そのせいか普通この類の作品になると貧乏話や苦労話などと ダークな部分が目立つかと思いますが、 勿論沢山の苦労話が登場しますが紆余曲折が激しくはなかったので、 淡々と物語が進んでいったのかと思いました。 リーチ先生が日本人のおおらかさ、 日本の芸術が有する調和のすばらしさを 尊重しながら、また母国に渡っても活躍されたこと。 そして亀之介がいつも師と仰いでいたリーチ先生の素晴らしい所を いつまも吸収として支えていたことは長所だとも思いましたが、 読み進めていくうちに、本当に彼は新の芸術家になりたいのだろうか? という思いを時々させられました。 亀之介自身もリーチ先生への想いと自分の夢との狭間で 悩んでいたこともありましたが、他の芸術家の人達と比べると 少し違っていたのでこれが少し本来の芸術家になる道の 遅れになってしまったのもしれないと思ってしまいました。 けれど亀之介がイギリスで経験したこと、 日本各地でも経験したことが、 息子の高市にまた繋がれて、リーチ先生とも長年の夢が叶って これで本当に心の底から良かったのだと思えました。 リーチ先生や亀之介が目指した陶芸の良さや 温かさがこの作品を通して伝わり、 とても心温まり優しい気持ちになれました。 これをきっかけ陶芸に興味が沸いたので、 何かの折に陶芸に触れてみたいと思いました。
2投稿日: 2020.05.20
powered by ブクログ私みたいな不審人物にかかれば、通勤電車で面白そうな本を読んでいる人がアンテナで分かったりする。 私に特別なセンサーが仕込んであるわけではなく、読んでいるその人が本の中に入り込んでいるその夢中っぷりが素敵だからなのだから、その本の表紙ががっつりこちらに向いていればどうしても気になってしまうというもの…… パンケーキの人気店に一人で待ってる間に、私も夢中で読んでしまった。表紙をがっつり出しながら。 しかも、ずっと性に合うと思っていた原田マハさんの本だ。極めつきに大好きな読書会の主催者さんが原田さんのカフーと待ちながらを教えてくれたのもダメ押しになった。 そっちも絶対読むけど、まずはこちらから。 柳宗悦らが中心となって展開した民藝運動の中で陶芸の果たす役割は大きい。彼らに日本の陶芸の用と美に目を開かせ、運動を通して各地に脈々と受け継がれてきた無名の美を再発見させた立役者のひとりがイギリスからやってきたバーナードリーチだ。 彼と日本で出会い、美術史も変えてしまう化学反応をおこしたのは、教科書で名前を聞いたことがある当時の芸術の綺羅星だけではない。名もなき芸術家が自分だけの道、芸術を求める道に綾なしている。 かれらの芸術に対する情熱と、そんな人と人が響きあって物語が進んでいく。その音はとてもピュアでまっすぐで優しくて、たぶんこれが原田さんの描く世界なのだ。 後世にどんな名を残すかではなく、今を迷いながら暮らしていく人間同士として描いている。 うまくいかないことばかりの世界でも、名もなき花として終わることになっても、たしかに咲いていたことを覚えていてくれる友がいること、その花が次の花へと続いていくのだという祈りにも似た確信が込められているように、本に出てくるだれもが自分の道をなせると信じたくなる。 優しく爽やかな本。
3投稿日: 2020.03.07
powered by ブクログ尊敬できる人のそばで、自分を磨いていくという青春小説の匂いがして、その点では朝井まかてさんの先生のお庭番と似たものを感じました。もちろん、まるで別の小説ですが。 白樺派など、同時代の芸術家・文化人・小説家さんたちが出てきて、そのかかわりや時代の雰囲気を味わいました。 太古から、人間は、それ自体が何かの役に立つというわけでなくても、焼き物に縄目の模様を付けたりしてたのですよね。ひと時、暮らしの中の美に思いをはせました。
2投稿日: 2020.02.08
powered by ブクログバーナード・リーチという実在の人物と創作の登場人物たちをこんなにもリアリティをもって描けるのはほんとうにすごい。 いつのまにか亀ちゃんの立場になってリーチ先生や柳さんのあたたかさに触れていた。 みんな、ただただ美しいものが好きで、ものをつくることが好きで。互いの、その純真さを信じているからこそ、通じあっているからこその信頼と尊敬がある。 楽園のカンバスや暗幕のゲルニカも大好きだが、あれらの鋭く切れのあるどこか冷徹な文章とはちがい、あたたかい気持ちで読める一冊でした。
1投稿日: 2020.02.06
powered by ブクログ陶芸の知識がなくても芸術に没頭し 色々な苦労を重ねてるカメちゃん! リーチ先生との出会い!別れ! 素敵でした。映像化してほしい。
1投稿日: 2020.01.27
powered by ブクログ原田マハ 「 リーチ先生 」 陶芸家バーナードリーチと弟子(亀乃介)の芸術活動を綴った小説 著者は 芸術と生活(社会)の接点を探すのがうまい。日常使いの雑器の芸術性を取り上げ、無名の陶工を主人公にして、芸術家としての個性より 窯や土との関係性(自然と人間の共生)から 芸術を伝えようとした? 亀乃介の生き方は 雑器の素朴さ、謙虚さとリンクしており、リーチや柳宗悦 より「名もなき花」 亀乃介の方が 輝いている。亀乃介は 「リーチ 日本絵日記」に出ていた 森亀之助がモデル? であれば フィクションでも会えて嬉しい。 濱田庄司 も魅力的。濱田庄司の作品や 大分県日田の おんた焼 (小鹿田焼)を見てみたい。 「新しい何かを創り出そうと思ったら、誰かがやってきたことを全部 越える気持ちが必要」
0投稿日: 2020.01.19
powered by ブクログ原田マハさん。私はあなたのファンになりました。 芸術に関する史実と感性を学び感じたければ、あなたの本を読むことにします。 物語は小鹿田にて陶芸家の養子として暮らす沖高市を主人公に、同地区を訪れる高名なイギリス人陶芸家エドワード・リーチをもてなす場面から始まる。リーチとの会話で高市は、亡くなった父 亀之助が若き日にリーチ先生を師事し半生をかけて献身的に先生の夢の追求をサポートし、自らも陶芸を極めようと生きていたことを知る。 そして物語は主を亀之助に代え、リーチとの出会いや彼を師事して自らも芸術を志すことになる亀之助の純粋で真っ直ぐな心の動きを生き生きと描き出す。リーチを通じて親交を深める柳先生を始めとする白樺派の評論家たちやのちに陶芸の道を進む同士となる濱田を始めとする芸術家たちの面々は揃って志が高く、友人想いで誇りに満ちている。それぞれに魅力的で物語を骨太なものにしている。 一本気に自身が生涯をかけて追い求めるもの(芸術、陶芸)を見つけ、他のことには目もくれずに技術や感性の習得に取り組む亀之助たちの姿には胸が何度も熱くなったし、なにより、リーチ先生という大きく強い憧れの対象を若いうちに見つけることができた亀之助の幸運とそれを感じ取る素直さに羨ましさを感じた。 リーチ先生は圧倒的な芸術的感性をもち、さらには単身で日本に渡り、東西の芸術的架け橋になるべく奔走する情熱や気概、バイタリティをも持ち合わせているのだが、亀之助がこれほどまでにリーチを慕ったのは、このイギリス人が類稀なる大らかさと優しさの持ち主で、亀之助を始めとする弟子や友人達への思いやりと気遣いに満ちた、人格者だったからなのではないかと思う。 日本で陶芸に出会い、日本的な美意識や技術を存分に体得したリーチは、濱田と亀之助を連れて故郷のイギリスで芸術家と職人を育てる工房を開く。確かな手腕と根気強さをもって地元に新しい陶芸の文化を根付かせた頃、関東大震災を機に濱田と亀之助は東京に帰ることになる。 15年リーチとともに芸術を追いかけてサポートを続けてきた亀之助もこの時、自信を持って「自らの陶芸」を見つけようとリーチと離れる決意をする。 東京に戻り紆余曲折を経て、有名ではないが自らの陶芸を続けていた亀之助も、幼い子どもを残してその生涯を終える。我が子に、陶芸家に養子に行くようにと遺して。 巡り巡って父親の恩師であり同志であったリーチ先生との出会いを果たした高市の目線にまた戻り、物語は暖かな繋がりを感じさせながら終わりに近づく。 あとがきで知ったのだが、 リーチや柳、濱田らは実在の人物であるが、主人公の亀之助やその子・高市は完全なフィクションらしい。 心にとめたい場面をいくつか。 芸術に携わりたいといあ想いを抱えながら、元来の謙虚さで一歩を踏み出せない亀之助にリーチが伝えた言葉。 「画家で詩人のウィリアムブレイクがとても興味深いことを言っているよ。それはね、こういう言葉だ。『欲望が、創造を生む』」 「この世界じゅうの美しい風景を描いてみたい、愛する人の姿を手に残したい、新しい表現を見つけたい。そんなふうに『やってみたい』と欲する心こそが、私たちを創造に向かわせるんだ」 個性こそ芸術家に最も必要なものだと説くリーチが言った言葉。 「トミ(富本)と私は偶然、同じ日、同じ時、同じ場所で陶芸に目覚めた。同じように創作し、同じ道を、同じ方向に向かって歩み始めた。けれど、自分たちは、同じ人間ではない。同じ芸術家ではない。それは自分にしか創れないものを創り続けていくしかない、ということなんだ。そうすることによってしか、ほんものの芸術家になることはできないんだ」 イギリスのリーチ・ポタリーでの初めての火入れ。焼成。ことごとくひび割れや色むらが発生する中、ただ一つ、亀之助が作ったジャグだけが素晴らしい出来だったとき。リーチから掛けられた言葉。 「これを創ったのは、君だね?カメちゃん」 「どうしてわかるのですか?」 「わかるよ。だって私は、君が創るものを、もうずっとみつめてきたのだから」 「どうだいカメちゃん。私の言った通りだろう?全部の器を見てみない限り、焼成の結果はわからない、って」 「だからこそ、陶芸は、面白いんだ」
0投稿日: 2020.01.16
powered by ブクログ今回は実在の陶芸家のお話で、高村光太郎や志賀直哉なんかの名前も出てきて興味深かったんですが、亀之介と高市のところがうーん。この二人はフィクションだったとのことなのでちょっと微妙でしたかねぇ。
1投稿日: 2020.01.13
powered by ブクログ* 陶芸という芸術、用の美について 今回のお話は、「陶芸」という道を極めたバーナード・リーチの半生と共に、陶芸について考えさせられる作品。 私自身、母が陶磁器好きのため、百貨店の最上階ではよく高価な食器を見るし、都内の百貨店の食器売場がまるで美術館のように個性的で美しい陶磁器を置いているのを、興味深く見ていた。 また、昨年秋に行ったウィーン旅行では、貴族が収集・使用していた食器類の美術館を訪れたり、アウガルデンのショップにも行ったこともあり、作中で語られる「用の美」や陶芸の魅力には非常に共感した。 * 「芸術家」というコンテンツを使って見せる、多様性 最近よく聞く「多様性」という言葉。でも多様であることや自分らしさを大切にするという価値観は、決して最近出てきたものではないということがわかった。何年も何十年も前から芸術家たちは「自分らしさ」と「多様性」を求めて、はるか昔から「自分らしくあること」や多様な価値観を世間に示せるように努力してきた。芸術家という目線を通して、多様な価値観について言及されているのが、小説の題材となっている時代は昭和初期〜戦後でありながら、現代的なテーマも扱われており、めちゃめちゃ素晴らしいなと思った。 * 「ユニークネス」こそが芸術、を体現する原田マハの美術史フィクション小説 作中で後半、何度も語られる「ユニークネスこそが芸術」であるということ。自分にしかできない、自分らしい表現を探せと… それを読んで思ったのが、この小説こそが原田マハの芸術品だということ。 美術史の実在の人物を、史実にそりながらも、オリジナルキャラクター「沖亀之助」や「沖高市」と強く関わらせることでそのキャラクターをワトソン役に、恐らくある程度の演出・脚色を施しながらストーリーとして非常に魅力的なものにしている原田マハの手法は他に類を見ない。 オマケにそこで扱う芸術や芸術家の魅力も余すことなく伝えられるところも素晴らしい! この小説をどこかにジャンル分けしたくとも、ぴったりくるジャンルがないように感じる。 これこそ、原田マハにしかできない表現。新しいジャンルの芸術なのだと感じた。 原田マハの小説で「たゆたえども沈まず」も同じジャンルに属するな、とは思うものの、 「たゆたえども沈まず」の時よりも強くリーチと亀之助が関わっていて、その二人の友情、師弟愛が本当に素晴らしくて、めちゃめちゃパワーアップしてるなと感じた。
1投稿日: 2020.01.10
powered by ブクログリーチ先生や周りを取り巻く日本の友人達、日本とイギリスの民芸と『用の美』の素晴らしさについて、淡々と伝わってくる作品。 主人公である沖亀之助が控えめながら芯を持った人物で、それが民芸の話を一層際立たせていた気がする。マハさんの描く主人公は才色兼備な女性のイメージが強いが、こういった作品もまた良い。
0投稿日: 2020.01.08
powered by ブクログ一万円選書4冊目。題材が良い。イギリス人陶工家として有名なバーナードリーチを扱った物語。清々しく意識の高い登場人物達に心洗われた。日本民芸館にてリーチや濱田の作品を見たことがある。リーチの作品はエレガントで、濱田のはワイルドな印象を受けた覚えがある。この本を読んでまた興味が湧いた。美的感覚が触発される。⭐︎3。
0投稿日: 2020.01.04
powered by ブクログ最高。民藝についてもっと知りたくなった。 器が好きになった。 好きなものは、そしてアートは、国境を越える。 用の美。絵画などの美術品も素敵だけど、日常の中に美を取り入れるって、なんて素敵なんだろう。
0投稿日: 2020.01.03
