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今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います
今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います
夕鷺かのう、くろのくろ/集英社
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総合評価

60件)
3.6
8
23
20
5
0
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    主人公の様なタイプいっぱいいると思う。描写はグロかったけど没入感はあったから、あっという間に読み終わった。 読後感はスッキリ‼なんとなくストレス解消になった。

    0
    投稿日: 2025.11.23
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    パワハラ上司の元で働いているのが共通点 3編の短編小説 ミステリーと思ったらオカルトぽいホラーだった_:(´ཀ`」 ∠): 内容は重くないので、軽い気持ちで読んだら面白いと思う。

    6
    投稿日: 2025.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルでインパクト買い。テンポも良くて、スイスイ読めた。ただ、思ったよりもグロいところがあった。3作ともクソ上司が出てくる。よくあの状態で働けるなーと思ったけど、(上司がここまでやばいことは少ないだろうけど)どこかの会社ではあるんだろうなぁ。「殺したい」や「死にたい」という感情がいざ形になると臆病になるのは不思議な感じ。自分が悪くないのに、良心が働くのは人間だからなのかな。

    0
    投稿日: 2025.09.05
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    題名からしてパワーワードすぎてスカッとする。 パワハラ・セクハラ・マタハラなどの度が過ぎた上司をどうにかしたいという気持ちを持った3人の主人公の話。 題名しかり、結構なスプラッタ的な表現があるのに驚いた。 絵馬の呪い、スマホのお守り、歴代から続く怨念のこもったパソコンのファイル。 どの話も最後は後味悪い感じなのも作品に合っていると思った。 そしてそれぞれに登場する縁切り神社。 神様はある時はお守りとして優しく、そしてある時は縁切りをしてあげているのに手のひら返しされてキレるのは怖いよ。

    14
    投稿日: 2025.06.13
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    タイトル通りブラックなお仕事小説集 中編が3話入っていて、嫌な上司の下についた女性たち3人がそれぞれ出てくる 割りとどの話も終わりはホラーな感じで怖かった〜 それにしても、嫌〜な上司たちがホンットに嫌な人たちで、主人公たちがパワハラを受けてるところ…結構読んでてしんどくて、精神的にごりごり削られます 心が元気なときに読むのをオススメします(⁠・⁠∀⁠・⁠)!

    9
    投稿日: 2025.04.13
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    職場の後輩から借りたので、読む。 うーむ。 この手の作品を読むには、私はもう歳を取り過ぎた。 軽いノリを楽しめない。 大人のヤングアダルト文庫といったところ。 星はギリギリ3つ。3.0。

    0
    投稿日: 2025.04.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上司からパワハラを受けた3人の主人公があることをきっかけに今まで我慢していたものが爆発し、上司に危害を加える話 主人公が何を考え、上司に対して何を思い、何をしたかが書かれていて、読みやすかった -- ストーリー3種類 1つ目はパワハラ&手柄横取り上司を金属バットで撲殺?する話 2つ目はパワハラ&手柄横取り上司から嫌がらせを受け、自殺しようとした話 3つ目は上司の愚痴をファイルに書き込んだものを知らない人が実行する話。(ホラー要素強め) 1と2は撲殺&自殺を行動に移すまでの主人公の心の声や考えの変化、また上司のパワハラがエスカレートしていく過程が書かれていた。 3もほぼ1、2と同じ

    0
    投稿日: 2025.01.12
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    パワハラ上司に悩む主人公たち、3編。 ホラー要素が強くて意外でした。 3編に直接の繋がりはありませんが、共通しているのは「縁切り神社」。 パワハラ上司たちの描写を読んでいると、ここまで極端でなくとも自分が体験したことを思い出して憂鬱になりました。 そして結末を読んでスカッとするかと言うと、そうでもないんですよね。 たとえフィクションであっても、超常の力に依らず、人対人で解決していくほうが自分は納得できるみたいです。

    7
    投稿日: 2025.01.02
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    美しい装丁に反してタイトルのギャップに惹かれた。 内容も面白くて一気読み! 現実に必ず1人はいる〝上司〟へ復讐するお話。 面白くてドキドキしながら読み進め、スッキリ感のある読後でした! あとこのシリーズ2冊も読んでいきたい。

    5
    投稿日: 2024.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読後スッキリするかと思ったが、イヤミス的な作品を読んだ後のような感情になった。 仕事自体は嫌いでは無いのに嫌な上司と時間を共にすることは想像以上に辛いものだなと怖気付いてしまった、、、。

    1
    投稿日: 2024.11.21
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    会社で頑張るすべての人々に捧げる、ちょっとブラックなお仕事小説! あこがれの会社に入社した玲美。だが些細なことがきっかけで直属の上司・岸本の執拗な嫌がらせが始まった。社内では優秀な社員として通っている岸本に逆らうことはできない。疲弊しきった玲美は、彼を殺したいと夢想するようになる。こいつの頭をぐしゃりと潰してやれたら――。 (第一話『今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います』) 正社員として採用してもらえるか、微妙な立場である契約社員2年目の麻里子。成果も出しているのに、主任の鈴木からは不当に厳しく扱われている。人格まで否定されるような日々を過ごすうち、麻里子は鈴木主任の後ろに見えるあるモノが気になって…? (第二話『天井の梁』) 妊娠を機に異動した奈々。だがこの部署は、コネをタテに傍若無人に振る舞う豚上司を閉じ込めておく檻だった…。被害に遭っている同僚たちと共有する、愚痴を書き殴るためのテキストファイル。そこにある日書かれていたのは…? (第三話『引き継がれ書』)

    0
    投稿日: 2024.10.11
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    2番目の話が一番現実的と言うかなんと言うか…笑 3番目の話はちょっとホラー、いや全部なにかわからない力によって上司がどうにかなってるんだから、ホラーみたいなもんだけど笑 1番目の話が途中まで息苦しくなったけど、読み進めるとこれはこれでおもしろい疾走感があった。

    1
    投稿日: 2024.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    思っていたストーリーや結末でなく ただただビックリ。 嫌な上司にギャフンと言わす エンタメお仕事小説かと思ってたら ものすごいブラックイヤミスお仕事小説だった。 嫌な上司も桁違いに嫌な奴すぎて 腹立ちまくりで なんかストレス発散にはならなかった。

    0
    投稿日: 2023.12.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人から恨まれるような人間に上司に今後ならないように心がけなければならないと痛感した。 普通に生きていればそうならないと思うが、自分の普通が必ずしも世間の普通とは限らない。 でも普通に嫌な上司がやられていくのは読み進めてスッキリした。最後の呪いファイルは、怖くてぞわぞわした。長年の怨念は呪物になるんだなあコワ

    0
    投稿日: 2023.12.03
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    「世にも奇妙な物語」の小説版という感じ。 すっきりよりイヤミス感のほうがあるかな。 期待と違って自分に参考になる話はなく(笑)、普段のイライラが解消されるものではなかったけど面白かったです。

    2
    投稿日: 2023.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトル買い。 うちの上司もクソなんで、最初はすごい共感しながら読んでた。新卒じゃないからここまでは病んでないけど。 で…え…? 若干ホラーでは? というか、最後の話はほんとにホラーでは? ちょっと想定外。 このぐらいのゾクッとする話は好きだから良いのだけど。 帯の「社会派ブラック小説」って言葉からは違うイメージを抱いてしまっていた。 でも、どの話も共感できるとこあって、面白くて、1日1話で3日で読んじゃった。 これも帯にある『神さま気どりの客はどこかでそっと死んでください』って本も気になる。こっちもホラー風味なのかな?

    0
    投稿日: 2023.10.11
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    こういう本をだしてもらえると、うれしい。 私もつらいじきあったからあのとき読んでたらわたしはどうしてただろう??

    2
    投稿日: 2023.02.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっとクスッとする感じなのかなって思って読み始めたら全然違った ホラーでした めちゃくちゃ怖い訳では無いけどゾクッとする パワハラマンは滅びてほしい~

    3
    投稿日: 2022.09.23
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    今の世の中は人間関係、子供も大人も関係なく複雑。 人を罵ってもいいと思っている人が沢山いる。 仕事ではパワハラセクハラ沢山ある世の中。 その世の中を生きてる私がよんで スッキリした。

    3
    投稿日: 2022.06.21
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    【この仕事も上司もいつかこの手で終わらせる事を願って】 ブラックな会社で仕事をする全ての人に捧ぐ物語。  働けど働けど我が生活、楽にならず。 仕事が出来る人ほどそういう風に感じるのでは無かろうか? 任せられる仕事は多忙を極めて、上手くいかない責任を自罰的に背負い込んで。 謝罪で事無きを得ようとしても理不尽な叱責は止む事は無い。 本当は仕事で頑張ってやり甲斐を得たいだけなのに。 人間関係に恵まれない自分が情けなくて、恥ずかしくて、消えたくなったとしても。 全てを己の手で終止符を打てる手段があるならどれだけ救われるだろう?

    3
    投稿日: 2022.06.16
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    世にも奇妙な物語風。 あまり知らないでタイトル買いした本でしたが、ゾッとする感じにはまりました。 どうして仕事してるとブラックなひとってでてくるんでしょうね。

    1
    投稿日: 2022.06.07
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    めっっちゃ怖い!!!恐い!!!!! 実際働いたことないからまだ分かんないけどすっごいリアルな気がするから余計恐い!! けどなんかすっごい好きですこのシリーズ

    2
    投稿日: 2022.04.17
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    本当にこんな上司いたら少なくてもぶん殴りたくなる!!そんな胸くそ悪い上司ばかりでした。 そこまで重たい文体ではなくスッと読みやすかったけど最後の話の結末は少しゾッとした・・・ クソッタレ上司ざまぁみろ!!!

    1
    投稿日: 2022.03.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ★特長 パワハラ上司がいる職場の3つのお話。 3つの話全てを読んで初めて腑に落ちます。 ★魅力 ここまでひどく無くても、こんな管理職いるよなと共感出来る方も多いと思います。 身近なところであり得るシチュエーションで、感情移入もしやすく、引き込まれる様に読めました。 パワハラで悩まれている方にとって救いになる部分があり、解決策も見えてくるかも。 ★感想 ○「今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います」 旅行会社の新人OLとパワハラ上司の話。 部下のした仕事の成果は全て自分の成果にしてしまう上司。 普段は何をやっても罵詈雑言。 他の島の若い女の子にはセクハラ発言しながらデレデレ。 自分以外の周りの人はその上司とはうまくやっているよう。 新しい仕事の提案をするも、そんなことは求めていないと却下。 珍しく機嫌よく別室で下された自分のやりたかった仕事。 何日も会社に泊まり込んで提出するもダメ出しの連続、挙げ句の果てにすこしの手直しで自分がした仕事として上に提出する上司。 彼氏に教えて貰った縁切り神社の絵馬に書いたこととは? 明晰夢を毎晩見るようになり、その中でついに上司をバットで撲殺。 翌日、2時間も寝坊。上司を含め会社の数人に遅刻の電話するも誰も出ず。 慌てて会社に出社してみると…。 その後慌てて行った縁切り神社で分かったこととは? 全てのパワハラ上司に読んでもらいたい。 みんな表の顔では我慢していても、お腹の中ではどう思っているかのか? ○天井の梁 グルメ雑誌の編集部での女性編集長によるパワハラ。 主人公は不況で就職に失敗、なんとか派遣でやりたい仕事につけての2年目。 あわよくば契約満了の3年の後、正社員になれることを望み、そのためには無茶振りや無理難題にも耐えている。 やっと自分の出した企画をやらせて貰い、評判も良かったところに、女上司のお気に入り社員に横取りされる。 その頃から、上司の席の上で首吊り自殺をして復讐したい衝動に駆られ、夢を見るようになる。 危うく自殺してしまいそうになった翌朝、会社に来てみると…。 明らかになった真実とは? パワハラの被害にあう主人公の共通として、仕事熱心で真面目、我慢し続けたのちに相手を殺すか自殺するかで復讐しようと思い、幻覚と現実の区別がつかなくなるということを知り、その心情に共感して応援している自分がありました。 しかしいずれの解決策も実は愚策で、後悔するであろう内容ではありましたが。 知らない顔をして働いている同僚や先輩も、心の中では上司をよく思っていないかったことも、良いことではないが共感出来ました。 萩原さんは危なかったですね。 ○引き継がれ書 やりたい放題の通称「豚」と影では言われているパワハラ上司「佐藤」。 部下のミスを見つけることに長けており、取引先や他部書などに引き摺り回して謝らせる晒し刑。 自ら誘った飲み会では金を払った試しが無く、部下が奢らされた金額も多額にのぼる。 行状の酷さにも関わらず、彼自身の地位や首が未だに無事なこと自体が、「佐藤」を正体不明の怪物に仕立てている最大の謎。 歴代のこの部署の同僚間で密かに書き溜められてきた共有ファイル「引き継がれ書」 それは匿名で、パワハラを受けるごとにそれぞれの課員の鬱憤がぶちまけられるストレスのはけ口。 ある時、見慣れぬ書き方、それも赤文字、ひらがなで、不吉な予言が書かれるようになり、「佐藤」はその通り災難に遭う。 課員たちはこの事件をきっかけに、大事なことに気づき、やがてステップアップして去って行く。 そして「佐藤」は変わらず同じ部署に居続け、また新しい課員たちが配属されて…。 三作の短編集のようで、お話も別々の話ですが、作者の伝えたいことは、三作全て読むことで初めて分かる様になっています。 視野が広がります。 ★オススメの人 パワハラされた経験のある方。 パワハラを憎んでいる方。 部下を持つ管理職。 多分、パワハラを実際している人は、自覚がないので、読まないでしょうね。 社員、従業員が定着せず困っている経営者の方。

    1
    投稿日: 2021.12.31
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    酷い上司に苦しめられる主人公たちの3作短編お仕事小説。 破廉恥な表題名に釣られて手に取った作品。 そこはもはや地獄のオフィス。 3話共通して、鬼畜な言動を平気で宣うパワハラ上司が登場する。 ある主人公は撲殺を、ある主人公は首吊りを、ある主人公たちは呪いを、、、と逆襲を企てるさまがオカルトテイストで描かれている。 初著者だったが、人の気持ちの描写が上手い。 上司の嫌味、それを受ける主人公の反論感情と自責感情は、共感できるところが多かった。 特に1話目は表題名のストーリー作で、共感する場面も多く、感情移入しながらオチでゾッとするなど(これはおもろいヤツや)と本作への期待が膨らんだ。 しかしながら、その後は上司の鬼畜度とホラー要素が高まり過ぎて「そっちに行ってしまうのか」と、終盤あたりから俯瞰状態で読了。 表題名とのギャップを期待したかったのか、はたまた表題名通りを期待したかったのか、個人的にもっとスカッとしたかった。 本書を通じ得たものとしては、本当にこんな上司が今の時代にも存在するのであれば、私はとても恵まれておるなと、感じられたことであろう。 よし。今日もコトにツカえる仕事ではなく、ハタをラクにすべく働こうではないか。

    103
    投稿日: 2021.08.26
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    惹き込まれるストーリーに一気読みしてしまいました。 特に、引き継がれ書には背筋にツゥーと伝う汗が…^^; とっても面白かったです。世にも奇妙な物語みたいな内容でした。映像化しても更に面白くなりそうですね。

    3
    投稿日: 2021.08.06
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    「ちょっとブラックなお仕事小説」いや、どす黒かったんですけど!? 前半パラ読みして、精神的にキツそうだったので、ゆっくり出来る休日を選んで読了。 基盤となる「ブラックで糞な上司」はともかく、割と「スプラッタ系ホラー小説」だった。心に余裕ないとキツいわ……。 2話目のお局上司が一番読んでいてイライラした。ヒステリックに当たり散らし、ネチネチ難癖つけて自分勝手に罵り……。胸糞悪いにも程があるよー! 最後の豚野郎はどっちかと言うとホラー的な色が濃く、これはこれで面白かった。

    1
    投稿日: 2021.06.04
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    ────────会社がツライのは仕事のせいじゃない とにかくスッキリしました。 読み始めは、普段読んでいるものとは文体や形式が違い、読むのに時間がかかりましたが、言葉選びが面白く、とても好きです。 途中ゾクッとくるような場面がありますが、登場人物の心情がよくわかるので、沢山の人に読んでほしいです。

    1
    投稿日: 2021.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います』 このタイトルに惹かれて読み始めました。 3つの短編で構成されており,読みやすかった。 また,描写がリアリティがありグロテスクに感じた。 ブラックな会社,そこにいる最悪上司たち,実際に経験したくない世界だなと思った。 自分の中で最も好きな話は天井の梁だった。 彼氏,仕事,自分が大事にしていたものを次々に奪われ,死を望むようになる部分はとても共感できるものがあった。 また,頑張りを認めてくれること,それは生きる糧にもなるよう感じた。 とても面白い本であったが,世にも奇妙な物語のような心がモヤモヤする作品であった。 自分もモヤモヤしていたため,作品を読んだ人の感想や解釈を見たが,やはり皆モヤモヤしていたように感じた。 考察するのが好きな人はもしかしたら好きな作品かもしれない。

    1
    投稿日: 2021.04.08
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    東京都内にひっそり佇む、縁切り神社の周りの企業を舞台に巻き起こる3つの職場トラブルの話。 リアルな人間ドラマを読むというよりは怪現象や不可思議さに重心が置かれている。ちょっと都市伝説っぽい感じ。 タイトルから連想される思い切りのよさ、大胆さ、吹っ切ったような爽快さとかを期待して読んでみたのだが、残念ながら悉く真逆。 酸っぱいのが食べたいと思ってたのに、食べたらあんこ玉だったみたいな、今これじゃない感。 1話目、井坂君が岸本係長に殺意を抱くのはお門違いでは?というか呪い殺される程だろうか? 2話目は本当に不完全燃焼過ぎる。 3話目、佐藤を’ただの嫌な奴’と妙なフォローを入れていたがそこは一貫して祟り抜いて欲しかった。 モヤモヤする… 5刷 2021.3.24

    2
    投稿日: 2021.03.24
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    1. 上司の言動や行動が理不尽すぎ、イライラが募るため上司を撲殺する。付き合ってたのがイベントを起こすトリガーとなっていたりしたけど、もう少し複雑味というか、何か物足りない気分。でも短編に求めすぎている感じもする。 2. 死ぬ、と決断するまでの気持ちがの変化がすごく伝わってきた。お母さんを挟むことがすごく効果があったと自分は感じた。 3. 現実的じゃないけどそれっぽいところにそそられた。 味方がいるっていいよね。見事なロミオとジュリエット効果。 上司があれなのは本の中で見てるだけでいい、、、 と思ったのと、 自分も同じ様な環境にいる未来が見えて怖いと。 撲殺日和、こわいなぁ。

    1
    投稿日: 2021.01.22
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    「今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います」 課の人間には厳しく全ての手柄は自分に。 最終的に思い当たる人、全てが居るという事は皆同じことを考えていたという事なんだろうな。 鬱憤を晴らすかのように相手には厳しく当たり散らかし、結果は全て横取りするだなんて最低な人だな。 「天井の梁」 誘うかのように毎回目に入る立派な物は。 彼女が見たのは本当にあったのか、それとも幻覚だったのかは分からないが電話が鳴って良かったな。 一人に勝手に全ての責任を押し付け、自分のサウンドバックにしたうえ経費の横領までしてなんて言葉も出ないな。 「引き継がれ書」 書かれた内容が過激になるにつれ変化が。 あの状況を上層部が知っているのであれば、彼をとどめている意味がよく分からないな。 最初は本当に彼の横暴を告発する為に作られた物だったのだろうが、いつしか姿を変えてしまったが故の出来事なのかもな。

    0
    投稿日: 2020.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルの「撲殺しようと思います」というインパクトに興味を抱く。3つの短編それぞれ主人公が上司からの激しいセクハラ、パワハラ、モラハラ、マタハラを受ける。主人公の無責任論は無視しして、主人公には家族・仲間がいるが、雇用されている弱い立場から、辛さを正直に吐き出せない。耐えに耐え上司に対する殺意を抱くが勿論叶わず、最後には自殺をも考えてしまう。そんな中ギリギリの段階で「何らかの力」が働き上司に制裁をする。主人公達には幸せになって欲しいと願う。働くことが人生のいきがいになるのが幸せなことかもしれない。

    2
    投稿日: 2020.08.11
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    仕事が嫌いなんじゃないのに、能力を発揮できずに飼い殺されている人たち。 この人さえいなければ。 考えたことある人は少なくないと思う。 ふと思うだけなのか、冗談なのか、想像してみるのか、実行にうつすのか。 程度の違いですね。 スカッとする話かと思ってましたが、吐き気がするほど生々しく重いです。 感情移入して一緒に落ちないように注意が必要。

    0
    投稿日: 2020.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    縁切り神社をモチーフに上司からパワハラを受ける3つの短編作。ホラーだけれどもホラー感が薄く、かつストーリーも同じような内容であまり自分には合わなかった。かつパワハラ内容が割と読んでて胸糞悪いのでオススメしないかも。読んでて続きが気になる展開ではあって面白かったけど。

    1
    投稿日: 2020.06.10
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    面白い〜!ちょい怖と爽快感があってあっという間に読み終わってしまった。一章は周りの人の気持ちとか本音って、なかなか分からないんだなって思った。最後の章だけうーんって感じだったので星4!

    1
    投稿日: 2020.05.04
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    タイトル買いです。 パワハラ、セクハラ当たり前、罵声、いじめ、自己中とどうしようもないクズな上司がそれぞれ出てきて鬱々とした気持ちになる。 心が病んで、死を考える、殺したくなるような気持ちもわかる。 グロい表現が妙に生々しく、苦手な人は気をつけて。 まあ、こんな腐った会社、私だったらすぐに辞めますが。

    2
    投稿日: 2020.03.28
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    現代のパワハラなどストレス問題の代表的な小説だと思った。只々、自分勝手な上司。あんな上司がいる職場、絶対働けない。胸糞悪い感じですね。内容的に、私は白黒ハッキリしている方が好きなので、そこが納得出来ないので、評価はちょっと低いです。

    0
    投稿日: 2020.02.02
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    タイトルは面白かった。ホラーに分類されるのだと思う。グロ要素が強く、わりとキツい。覚悟して読んだ方が良いかもしれない。

    2
    投稿日: 2020.01.19
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    作者病んでない?大丈夫?って思うくらいに正直エグい。 本を買う時はタイトルと表紙からなんとなく内容を予測してから買うが、予想以上にインパクトのある内容だった。

    1
    投稿日: 2020.01.13
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    いやー後味悪すぎる話。 ブラック企業が題材、復讐話かと思いきや、えっホラーですか?? ちょっと中途半端な感じがしたな。 読みやすいけど、読んでいて胸糞悪くなった。

    1
    投稿日: 2019.11.29
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    パワハラ、セクハラ、モラハラ。それらを凌駕する著しい不条理の嵐。 ブラック企業に生きる三人の物語。 人間が壊れてゆく様が生々しい。 人間、追い詰められるとこうなるのか。いやしかし、ゆとり、さとり世代感が漂うのは何故だろう。 最後の呪いの件は中々戦慄が走る。

    0
    投稿日: 2019.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルが衝撃的なので内容が気になってその場で衝動買い。……ホラーじゃん!!!!帯からもあらすじからも見抜けなかった。。面白くて一気読みしてしまったけれど、心構えしていなかったので怖かった。。

    1
    投稿日: 2019.11.25
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    あれだけ読書が苦手だった私が、これを手に取ると気付いたら2時間。こんな体験は初めて。こりゃ、革命ですわ。最初はタイトルに惹かれ、ついつい買ってしまった本ですが、読みやすさが抜群なんです。ずっとハラハラドキドキしてるんです。ページを無意識にめくっちゃうんです。ヤバい本ですわ。 この本は3つのストーリーで構成されています。ストーリーは繋がっていません。だから、読みやすいんです!一個のストーリーにつき、70ページほど。時間がなくても、さっと読めちゃうんです。 で、どういう話かというと、結構イライラする話です。どの話もウザい上司が登場して、主人公がパワハラ、セクハラに遭います。そして、主人公はどうやって復讐しようか考えていきます。「眼球2つとも野鳥に抉られろ」とか、「ガラス片を入れたゴミ袋を頭から被せて突き転がし、上から蹴たぐりまわす」っていう風に構想を練っていきます。結構グロいでしょう?そして、それが現実になろうとするんです。最後の方にはスカーッとします。この感覚がたまりません。心の中が綺麗さっぱり。全身から力が抜けていきます。とにかく、日常的に仕事やバイトの上司がウザいと思ってる人は読んでほしいです。恐らく、この本を読んだ翌日はあなたは別人になっているでしょう。電車の中、バスの中で読める長さです。ぜひ、ご愛読くださいませ。 蔵書なし ハンドルネーム まつうらbot

    0
    投稿日: 2019.11.05
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    ジャンルで言えばライトホラーとなるのでしょうか。 本書は、上司からいじめ、パワハラ、セクハラ、マタハラ等の酷いハラスメントを受けている3人の若き女性会社員を主人公にした3つの短編集となります。 第一話は、あこがれの大手旅行会社に就職した玲美が上司である係長にちょっとした意見をしたことが引き金となり、その上司から執拗な嫌がらせを受けることとなる『今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います』 第二話は、契約社員2年目の麻里子がお局上司である女性主任からいじめターゲット指定を受け、もう自殺するしか逃げ道はないのかと思い始めてしまう『天井の梁』 第三話は、妊娠したことがきっかけで奈々が配置された異動先の部署は、会社上層部とのコネをタテに好き勝手に行動するクソ上司を配置しておく掃きだめ部署で、そこには部下達が密かに記していた係日誌が存在した『引き継がれ書』 の3作です。 これだけ職場での『ハラスメント』が問題になっている今の時代、本書で描かれているような、例えば、女性の部下に何日も徹夜で仕事をさせていたり、詳しい理由も教えず「気持ち悪いから」という理由で仕事を一からやり直させるというような、ここまで露骨に酷いハラスメントをしていたらもう即裁判沙汰になっているだろと思いながら、そういった理不尽な上司の行為に黙って堪え忍んでいる彼女達の姿を見ていると、読んでいるこちらの胸も苦しくなってきます。 ある上司は人事権をちらつかせ、また、ある上司は「次回の派遣社員契約を切る」と脅すなど、彼女達の最も痛いところを突いてきます。 そんな彼女達は「私ががんばればいいんだ」「今だけ我慢すれば将来は開けてくる」と前向きとも諦めとも言える気持ちのまま日々の膨大な仕事をこなしていきます。 しかし、そんな彼女達にも限界がきます。 十分な睡眠も取れず、何をやってもダメ出しされ、個室に呼ばれて人格を否定され、罵倒され続ける。 こんな毎日を過ごしていれば「上司を金属バットで殴り殺してやろうか」、「夜中に上司の机の真上で首をつってやろうか」と思うのはもうごく普通のことです。 彼女達の唯一の安らぎは「上司をこの手で抹殺するということ」を毎日妄想することだけなのです。 そのことは妄想だけでなく、毎晩見る夢にもその情景がありありと映り込んできます。 そして彼女達が迎えた結末は・・・。 本当に面白かったです。 特に表題作の『今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います』は、主人公の玲美の心情描写が秀逸で、まるで自分のことのように出来事が迫っています。そしてこの結末、皮肉とペーソスの効いたO・ヘンリーの傑作短編『警官と賛美歌』を読んだときと同じような満足感を味わえます。 はっきり言って僕がもし彼女達のような待遇を受けたら、ここまで耐えきれないでしょうね。 後先考えずに辞表を上司の顔に叩きつけているか、実名でマスコミにでもなんでも暴露記事を出してもらうかしてると思います。 ・・・って、ここではこんなこと書いているけど実際、そんなことって出来ないんですよね。人間って弱いものです。第一話の玲美のように縁切り神社に行って絵馬を奉納することすら出来ないと思います。 20年以上社会人を続けてきているそんな僕ですが、長く社会人をしていて一番感じたことは、本当に、どこの職場であってもクズ野郎(男女とも)は存在するってことです(笑)。 パワハラ・セクハラ上司なんて当たり前で、逆に「何でこんなヤツがここまで出世してんだ」と思うくらい全く何もしない無能な上司もいるし、仲間の足を引っ張ることしか頭に無い同僚、仕事中にスマホでゲームをしているベテラン、こちらが少し注意しただけでパワハラだと騒ぐ若手社員など、数え上げたらキリがありません。 だけど、そういう人間をそれこそ毎回撲殺していたら自分の身体がいくらあっても足りないですよね(笑)。 考えてみると、そういう時自分はどうしていたかというと、結局、どうもしなかった(笑)。 結構、時間が解決してくれるんですよ。 ある上司は、勧奨退職で職場を去って行ったし、他の人は左遷されたり、不祥事起こして自ら辞めていったり、凄くたまにですけど自分が栄転して部署が変わったり(笑)。 まあ、春の来ない冬はないし、明けない夜は無いのです。 だからと言って「黙って堪え忍べばいい」ということにはなりません。 今の時代、必ず救済の道があります。 上司が悪ければ、その上の上司に相談することもできるし、人事部門に相談することもできます。 それが無いなら、弁護士や労働基準監督署に相談することだってできるのです。 そんな職場を辞めることだって、考慮に入れるべき手段の一つです。 日々の糧を稼ぐための職場の為に自分の命を失うことや、罪を犯して自分の人生を台無しにする必要など絶対にないのです。 ただ、そこまで深刻な状況ではないけど「ちょっとあの上司ムカつくよね~」っていうくらいの時は、この本を読むのが一番の特効薬ではないでしょうか。 もしかしたら心の奥底であなたが思い描いている妄想を彼女達が代わって実行してくれるかもしれませんよ。 全ての働く老若男女に贈りたい、ちょっとブラックで、ちょっとホラーで、ピリッとペーソスの効いた珠玉のお仕事短編集、読了感は最高です(笑)。

    20
    投稿日: 2019.10.15
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    会社勤めの誰もが経験するに違いないパワハラ上司の嫌がらせに耐え忍んだ果てに限界を超えた会社女子達の苦闘と仰天の結末を描く異色のホラー系お仕事小説集です。似非イケメン上司にお局上司に豚上司のターゲットにされたヒロイン達の不屈の忍耐力には頭が下がりますね。最初は「魔太郎がくる!」張りのリベンジ小説かと思いきや現実離れした幻想的な展開が新鮮で3話とも意外な結末に唸らされましたね。どの物語も「真相は藪の中」の不気味な余韻が素晴らしくヒロイン達に完全に感情移入してみんな救われて本当に良かったなと心から思いましたね。

    1
    投稿日: 2019.10.08
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    スッキリ♪? 3話構成で不条理な上司に鉄槌を‼️って感じで、最後はスッキリするものの、ちょっとオカルトめいた部分もあり、心の底から…ではない感じ(笑) 共通して登場するのが縁切神社(゜ロ゜) ここのパワー半端ないっす♪ こんな神社がホントにあったら、世の中からハラスメントはなくなるかも(笑)

    0
    投稿日: 2019.08.13
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    ひどい上司に虐げられている部下のお話の短編集。本屋で平積みになっていて気になって購入。会社勤めをしたことのある人なら共感できる本。ふたつめのお話を読んでいて身につまされて読んでいた電車の中で感涙。

    0
    投稿日: 2019.08.13
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    ・今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います ・天井の梁 ・引き継がれ書 の短編3本立て。 ちょっとブラックなお仕事小説などではない。 果てしなくブラックな職場の話。 残業・泊まり込んで行って培った業績を全て掠め取る上司、ターゲットを1人定めてストレスのはけ口にするお局上司、ヒステリックにぎゃんぎゃんキレる豚上司… どの上司も癖が強い。 そんな上司に悩まされる社員。 この話を読むといかに自分がホワイトな企業で勤められているのかがよく分かる。 全体的に神社やお守りなどが関係しているお話で、最後はプチホラーっぽくて面白かったです。

    0
    投稿日: 2019.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    某書店で見かけて、物騒なタイトルに惹かれて(^ ^; 予備知識ゼロで衝動買い(^ ^; 軽めの文体で非常に読みやすいが、 グロイシーンの描写はエグい(^ ^; ちょっと気分悪くなるほど(^ ^; 一応は「ホラー」に分類しましたが... ファンタジーでもあり、お仕事小説でもあり、 まぁ、何ともジャンル分けしにくい(^ ^; 特につながりの無い短編三作収録。 明確な「オチ」はなく、もやもやした読後感。 イヤな上司の「やな奴っぷり」を描く部分は、 割と似ている感じか。 あと、一応は「縁切り神社」が共通項として 三作ともに登場はするが... 特に最後の作品では影が薄い(^ ^; 作者の「意図」も、もやもやしたままだな...(^ ^;

    0
    投稿日: 2019.07.25
  • 予想に反してホラーだった…

    題名からしてふざけてるし、 読み出しはパロディ的なブラック ジョークか、都市伝説的なものかと 思いましたが。 読み進めると、なかなかどぉして 恐るべし。 3つのストーリーの回を追うごとに ホラー化していきます。 そして、結構グロい。 自分の現実に重ねて、おバカジョー氏 を思い出して腹が立ったり、ホロリと きたりで、かなり面白かったです。 ホント縁起でもないけど、撲殺したい ほど気に食わないジョー氏って、 どこの組織にもいますよねぇ。 個人的には3話目の「引き継がれ書」が 一番好きでした。 1、2話も甲乙付けがたいですが。 スッキリホラーかな。 読み終えた頃には、冷たい汗が背中を ツツーっと伝わりましたよ。

    0
    投稿日: 2019.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こうゆう上司の下で働いて、過呼吸になったこともあるので、私も当時、こんなことを考えていたなぁと。 今はそんなことはないので、いいんだけどね。 自分は関係ないと思う上司の方、振り返ってみることが出来るうちが花ですよ。

    5
    投稿日: 2019.07.05
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    出てくる上司は本当に嫌な奴ばかりで反吐が出そうになる。 共感したり、ホロリとさせられたり、怖い怖いと感じたり。まとめると面白い。 そして、あの上司の行く末がどうなるか、先が気になってしょうがない。 三編あるが、中でも「天井の梁」が一番だった。終盤それまでの緊迫した空気からの優しいギャップに思わず涙。

    1
    投稿日: 2019.07.04
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    「ちょっとブラックなお仕事小説!」 いや、ちゃうやん!って思ったのは私だけではないはず。ブラック企業で害悪上司と日々付き合っている会社員たちの短編が3つ、表題作の『今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います』と『天井の梁』、『引き継がれ書』の3作品。 どの作品も仕事自体にはやる気のある社員だが、上司がテンプレ害悪で日々精神をすり減らしている主人公たち。パワハラ・セクハラなどのハラスメント以外の何者でもないのだが、各々理由があり中々やめたり、更に上の上司に相談すらできない精神状態になってしまっているのです。一種の洗脳に近い形ですよね。 実際にブラック企業に勤めている方はこれに共感するのでしょうか。私が勤めているところは流石にここまでの強烈な人はいません。もっと弱く何だこの人?的な人はいますが。 正直な話をすれば完全にタイトル買いをした私が読み終わった感想としては思っていたものと違う、ということともっと徹底的にやれよ!です。 この作品だけでなくこういう因果応報ものやいじめを取り扱った作品って虐げられる側はもう長い時間ダメージを受けてきてきた描写があり、もうそれこそ胸糞悪くなるくらいなのに、虐げている側は最後にちょっとバツを受けて終わりということが多いですよね。 私個人の意見としては『死』そのものは大したことではありません。『死に至る時間』が罰だと思うのです。意味が違うことは百も承知ですが、目には目を歯には歯をというように罰にはそれと等価の罰を与えるべきではないでしょうか、と思うわけです。この作品はそういう点で行くと復讐という形ではなく、嫌いな人が酷い目にあえばいいのにという他人任せ的な感が強く出ていて正直すっきり感はありません。そんなんで済んじゃうの!?という読後感なのです。 もちろんそれは人の好みかもしれませんのであくまで私は、ということです。まあそれを感じるぐらい著者の描写がうまく人の感情をくすぐる文章ということが前提にあります。 短編ですのでパッと読める良さはあると思います。普段ブラック企業で害悪上司に悩まされている方、読んで見るのはどうでしょうか

    0
    投稿日: 2019.05.12
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    3編からなる短編集なのかな~。 いずれもパワハラ上司に苦労している人のお話しで、簡単にこの小説を表現すると、「世にも奇妙な物語」かな。 まー面白かったです。

    0
    投稿日: 2019.04.19
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     分類としてはホラーに含まれるかな。  クソ上司の下で働くブラック職場の短編三作。  仕事は全部部下に任せて、成果物だけかすめ取り上へのいい顔は欠かさないクソ上司。  派遣と正社員の立場の差を利用して、契約外の理不尽な要求をし続けるクソ上司。  なぜこんな奴が会社にいるのか、ブラック職場の人語を介する豚上司。  早くいなくなってしまえ。  むしろ死んでしまえ。  クソ上司へのヘイトが現実になる。  2話、3話はホラーテイスト強いけど、1話のラストは好き。

    0
    投稿日: 2019.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    奥付の頁に「この作品はフィクションです」とあるのを見て「当たり前や!」と笑ってしまったのは初めての体験。 パワハラ上司を殺したい、あるいはそいつのせいで死にたい社員の話3つ。連作ではなく、それぞれ独立した話。 物騒なタイトルでも爽やかな表紙だから、元気を貰えそうだと思ったらとんでもない(笑)。これはもうホラーじゃあないか。ちょっといい話で終わりそうだと思っても落とされ、貞子ばりの話なんかもあったりして、頭の中で鳴り響く「きっと来る〜♪」。 みんな、こんなに我慢せずにとっとと辞めようよね。クソ上司に天罰が下るところを見られると確約されない限りは。

    0
    投稿日: 2019.03.03
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    いやーな上司とそれに耐える部下。ふつふつと煮えたぎる憎悪。嫌な気持ちが読者にも伝わってくるけど最後はゾクゾクとして、でもスカッとする。楽しく読めました。

    0
    投稿日: 2019.02.28
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    タイトルの通り上司を撲殺する話など、上司を酷い目に遭わせる話が収録されています(どう書いてもネタバレになりそうなので、ちょっとぼかして書きました)。 パワハラ上司に復讐していく話かと思っていたのですが、そんなことはなく、オチがあまりスッキリしないですね。特にパワハラのくだりで読んでいる側も結構イラッとしていたので(似たような経験があるからかもしれませんが)、個人的には消化不良で終わった感じです。 そういう意味で私にとっては微妙でしたが、復讐ではなく、上司が酷い目に遭ってくれれば良いのに、的な感じの人(これもネタバレになりそうなので精一杯ぼかしています)にはオススメできるかもしれません。逆にパワハラの描写が結構ムカつくので、パワハラを受けたことのある人にはあんまりオススメできないかもしれないです。

    0
    投稿日: 2019.02.19
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    「今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います」 刺激的なタイトルを含む三編を収録。 上司を撲殺しよう。天気も良いし。全然、論理的じゃない。しかし、そんなものなのかも知れない。人を殺したいと思う時なんて。と、恐怖を抱かせる強烈な表題を含む短編集。ジャンルはお仕事小説になる。 表題はサイコパス感が漂うものの、ムカつく上司の岸本による執拗な嫌がらせと学歴コンプレックス(そもそも〇〇コンプレックスと言う使い方は間違っているらしいが)に対して、疲弊した玲美がダメだと思いながらも撲殺を夢の中で夢見るストーリー。ストレス以上の溜め込みを吐き出す手段となっていた妄想がまさかの展開に繋がり、予想外の結末でチャンチャン!となる。 このチャンチャンは、撲殺からすれば悪いチャンチャンではあるものの、収束の仕方としては大変綺麗で、きっと玲美も驚きながらも、ちょっと笑ってしまう「ですよね!」がきっと生まれたんじゃないかと思った。不謹慎ではありながらも、共感が生まれる。でも、その共感は一瞬で萎み、すぐにこれは〇〇が側にいるってことでしょ!?と玲美はビビってしまっただろう。 第二話「天井の梁」は、正社員として採用してもらえるか、微妙な立場である契約社員の麻里子が主人公。敵は主任の鈴木。成果も出しているのに不当に厳しく扱われている麻里子は鈴木の後ろにあるモノが見えることに気づく。 このあるものは、〇〇でホラーテイスト。 第三話「引き継がれ書」は、クソ豚上司を閉じ込めておく部署に異動した奈々が主人公。コネをタテに傍若無人に振る舞う豚上司は、岸本、鈴木に負けないクソぶりである。クソと言ったらクソに悪いくらいのどクソである。そんなどクソの被害に遭っている同僚たちと共有する、愚痴を書き殴るためのテキストファイルがポイント。 どれも、どクソな上司が出てくる為、大変胸糞悪い。第三話は、被害者は主人公だけでは無く同僚もであり、まだマシではあるが、残りはtargetは主人公のみ。読んでいて苦しい。現実社会を切り取っているようで。 とは言え、全体的に重すぎずな形に落とし込んではいる。ただ、重すぎずなだけで、ちょっとイライラは止まらないのは事実。ハッピー要素高めなお仕事小説ではないかな。

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    投稿日: 2019.02.01