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1秒でつかむ―――「見たことないおもしろさ」で最後まで飽きさせない32の技術
1秒でつかむ―――「見たことないおもしろさ」で最後まで飽きさせない32の技術
高橋弘樹/ダイヤモンド社
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総合評価

21件)
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    2025/05/25 p.21  世の中には、リーディングカンパニーに勤めていない人が9割9分です。ましてや、銀河系一ザコでおなじみのテレビ東京では、そうした戦略をとれるはずもありません。では、どうするか。 難しいとわかりながら、常に新しいものを作り続ける。  選択の余地なく、宿命的に、この戦略をとるしかないのです。  テレビ東京というのは本当にバカっぽい組織だと思います。視聴率が悪くても、見たことのない新しい番組なら、翌日上司が「もう1回やる?」と平然と言ってくる謎の会社です。でも、だからこそ、テレビ東京には「スベってもいいから新しいものを作り続けよう」という性癖ともいうべき根強い思想信条が、社員に蔓延しているように思います。 「すみません、夜中に人妻のすっぴんが見られる番組が作りたいんです」  こう会社に提案したことが、ぼくの社歴の中での、代表的な仕事の1つでした。ぼくがいまやっている番組『家、ついて行ってイイですか?』を作る際、一番はじめに上司に相談した言葉です。 <中略> すでにあるジャンルの、もっとも根本的な価値の否定を企てる  ということです。そして、これこそが、リーディングカンパニー以外の会社が市場で勝つための、最大の戦略です。  ですから、この方法論から、本書を始めます。

    0
    投稿日: 2025.05.25
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    速読。1秒で興味を惹きつける、1秒たりとも飽きさせない、最後の1秒まで無駄にしない、そのための32個のテクニックを紹介している。32個のテクニックはそれぞれに対象者が記載されてるので、読者にとって刺さるテクニックを中心に読み進めていくのが良いと思いました。

    0
    投稿日: 2025.04.18
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    ReHacQの高橋弘樹さんの本。 「家ついて行っていいですか」のプロデューサーでもある。 この二つとも大ファンで、じゃあ本も、と思い購読。 うっすい紙で500ページ越え。 ちょっと長いかな。 で、一般向けに映像コンテンツをつくる意図もないから、期待したほどは面白くなかった。かな。

    1
    投稿日: 2025.01.18
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    他の業界にも通じるものはあるけど、業界の話ばっかりでまあ読みづらい。 比べるべきかはわからないけど、横幅の広さとユーモアさは同じテレビマンの佐久間さんや加地さんの方が全然あった。 この本は、なんか勉強されられてる感じ。 ⭐️見たこともない面白さの作り方 今までにないものを作ること ⭐️だるいものとかウザいものを面白くするのは革命だと思う。 ⭐️人の1.5倍だけ頑張る 細分化された何かだけでも良い ちょっとした工夫で実現できる量でいい →通勤時間を活用する。 ⭐️全ては設定力 シチュエーションやキャラクターの設定。 細かく細かく。 ⭐️結論から見せる手法、個人的に好き

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    投稿日: 2024.08.24
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    もうちょっとスッキリとまとめられそうな気もする。 いわんとしていることは少しわかるが、そもそも番組を知らない、漢文を知らないなど例えに説明が必要ではないだろうか。

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    投稿日: 2023.03.26
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    うーん、ユーチューバーを目指し、動画を作り始めたが、何からすればいいかわからない。なんとなく方針となるものが欲しい。そういう人にオススメな本。 具体的な方法が魂の熱さとともに描かれている。何よりわかりやすい著者がテレビ東京の有能ディレクターと言うこともあり、本自体が人を飽きさせない仕様になっている。 大事なところは、文字がこれでもかと言う位大きかったり、何か説明をした後には必ず具体的な事例が載っている。なるほどと思うことが多かった。 人を飽きさせないテクニックが書いてある本。

    3
    投稿日: 2023.01.19
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    テレ東大学で知ったパンダさんの著書。 家ついて行っていいですか作っている人だと一は知らず、YouTubeで見て知りました。 2018年に出された本なのでテレ東大学よりも前に書かれたものですが、弁組づくりのエッセンスが詰まっており、何かを形にしたい人であれば参考になることが多々詰まっていると思います。 ちょっと長いですが、堅くない文章で読みやすい。

    1
    投稿日: 2023.01.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『日経テレ東大学』で見かけることの多かった、TVプレデューサーで演出家の高橋弘樹さんの企画術に関する本を読んだ。 フォーマットを問わず、広くコンテンツ一般に適用できるコアとなるアイデアが羅列されており、かつとても属人的かつ高橋さんのサブカル的な遍歴が前面に打ち出されているので、読み物としても楽しめる(ライターを使わず、著者本人が文章を書く最大のメリットはここにある)。 けれど、企画術に関する本ということで、もっともリアリティと具体性があって学びになるのはどうしても高橋さんが企画・演出をしている『家、ついて行ってイイですか?』の誕生秘話、ヒットした理由の分析、制作する上でのノウハウ部分だと思う。

    0
    投稿日: 2022.07.29
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    普通。 著者自身はすごい番組を作ってきたのだけれど、 書籍としてノウハウを言語化したりするのがことごとくダメなのだろうなと思う。 プロとして仕事していれば当たり前の行動や思考方をゆっくりダラダラと説明するので読んでいてしんどい。

    0
    投稿日: 2022.07.23
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    「家、ついて行ってイイですか?」などを手掛け、テレビ東京でプロデューサーとして番組制作に携わる著者が視聴者に飽きさせない番組作りのノウハウについて500ページにわたって書いた一冊。 映画と違いいつでもチャンネルを変えられるという中でどれだけ視聴者に最後まで見続けてもらうかということについてストイックに考え、低予算の中でも魅力のある番組作りについて学ぶことができました。 そして、冒頭、持続、ラストと3つに分けて視聴者に最後まで見てもらえる番組作りのノウハウも学ぶことができました。 1つの番組に本書で書かれている要素が盛り込まれていることを知り、番組作りの奥深さと難しさを感じました。 ナレーションを外したわけや細かいワンシーンに込められた意味など何気なく観ている番組があらゆる層の視聴者に楽しんでもらえるように様々な仕掛けが施されていることも知り、番組を見るうえで楽しみが広がりました。 圧倒的な企画書を書いたことや1人であらゆることを行うことなど著者の経験から独特の発想が生まれた経験を知ることができました。 また、取材者自身の思想や興味の偏りを意識することやめんどくさいことなど相手に考えることをさせないことや自分の興味と会社や社会が求めるものを昇華しながら原案を作ることなど企画などを立てる際に一段上の技術を学ぶこともできました。 500ページという分量ながら読み手側のことを考えて構成されているので最後まで飽きずに読むことができました。 そんな本書を読んで一つの番組ができるまでにここまで深くストイックに考えて企画されたものを提供されているということについて強く刺激を受けました。 そして、本書で紹介されている番組作りにおける姿勢や技術は企画することに対してはもちろん生きていくうえでもどこかで役に立つものであるとも感じた一冊でした。

    0
    投稿日: 2021.02.24
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    読み物としてはとても楽しめる内容だった。この本を通してフェイクドキュメンタリーを見てるような感覚になり、新鮮だった 興味を持ってもらうコツは単なる事実の羅列ではなく受け手の記憶を想起させ、共感を生むようなストーリーとその設定にあるのだということを学んだ。 また、飽きさせないコツは受け手の想像を「裏切り」続けることだと書かれていた。これには短期的な裏切りから起こる「笑い」と長期的な裏切りから起こる「伏線」などがある。 さまざまな項目に分けられて書かれているが重なる部分も多く、いまは何について話しているかを構造化しながら考えないと混乱するような章立てのように思えた。 ただもう一度言うが読み物としてはとても面白い作品で、作者の強い熱量を感じ取ることができた。自分も他人に興味を抱かれるような自分の魅せ方を磨いていきたいと思った。

    4
    投稿日: 2021.01.18
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    なぜ、弱小局のテレビ東京が、終電逃した普通の人の自宅訪問番組『家、ついて行ってイイですか?』で人気を勝ち得たか?500ページ超えなのに飽きさせない、テクニック凝縮&それが紙面で実践される超実用書。テレビっぽい構成も納得。企画マン必読!面白かった!

    2
    投稿日: 2020.03.28
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    1秒でつかむためには、日ごろから「なぜ?」と問い続けることが必要。 マルチターゲット戦略部分は今の仕事に役立ちそう。 「わかる人にだけわかるものも含まれている。でもそれは『わかりたくない人』の鑑賞を邪魔しない。」 編集者さんからのメールが紹介されていて、あれ?なんかデジャブ...と思ったら、ダイヤモンド社の今野さんだった。

    0
    投稿日: 2020.03.01
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    とてもおもしろいし役に立つ! 元々「家、ついて行ってイイですか?」の大ファンでもあるからかもしれないけど、広告業界で働く自分にも使える。 こういうアイデア本って、過去の自慢話か、超人の真似できない話か、只の一般論というイメージがあったのだけど(失礼ですみません)こんなに使えるアイデア本はなかなかないと思う。

    0
    投稿日: 2020.02.11
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    面白かった けど分厚い・・・もうちょっと簡略化できんもんやろか、読みながら思った タイトルで惹かれたけど1秒で購入or読むのを諦めた人多数な気がする笑 実際、友達がインスタみて「貸してっ!」って言ったきたけど諦めてた笑

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    投稿日: 2019.12.21
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    ★逆転とアンバランス★長期密着のドキュメンタリーは作れないから、短期・準備なしで終電を逃した人についていく「家、ついて行ってイイですか」。予算が限られるので、一点突破でディレクターを70人も抱えて撮影もさせる。何が起きるか分からないからカメラは回し続ける。テレビは前に戻れず、また視聴者を映画のように囲えないから、瞬間ごとに引き付ける。こうした技術もなるほどと思うが、結局は熱量なのだろう。  厚い本を読むことで「つかみ方」を具体的に体験してほしいという狙いとのことだが、やはり長い。テレビと本とでは構成に差があるのだろう。組み方やゴチックなど工夫は多いがかえってくどく感じた。

    0
    投稿日: 2019.06.07
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    ①すでにあるジャンルの、もっとも根本的な価値の否定を企てる 「あたりまえだ」と受け入れているルールや基本構造を発見することが第一歩 ②そのデメリットを上回るメリットがある場合にのみ、引き算すべき ③人が「ウザい」「嫌い」「ダサい」「ダルい」と感じるものの魅力を引き出す 「おもしろい」と感じた一瞬のシーンを「切り取って覚えておく」なぜなら、その一瞬に心を引かれたということは、そこに何らかの「魅力」があったということ ④バランス崩壊力 予算書をじっくり眺め、予算のバランスを崩壊させる ⑩心の可視化力 1)人の心は見えない 2)取材者とその受け手には、情報格差がある 3)そもそも受け手はそんなもん知ろうと思っていない ストーリー作りをする上で、もっとも重要・かつ基本的な流れ 1)他の人が五感で認識することができる、外に発せられている情報に「気づく」こと 2)それが「なぜ?」そうであるのかを、言葉で引き出す 3)2)で言語化されたものを、誰でもビジュアルが浮かぶように「可視化」の次元にまで引き上げる 1)の気づきから2)の「なぜ?」の間で大切になるのが、「仮設」を立てること。「なぜ、そういう行為の表出に至っているのか?」を想像すること ⑫超・具体化力 「具体性」という武器によってはじめて、視聴者にさまざまな興味を持ってもらうことができる 視聴者が 過去の何らかの体験と比べて、 その体験と比べて感情が動かされた、「過去に味わった他のストーリー」と比べて そのストーリーを「もし自分が体験したら」と想像を働かせて そのどれかにひっかかり「いいものが見られそうだ」「面白そうだ」と思えるような具体的な要素をちりばめていかなければいけない 「固有名詞」と「具体性」 ⑯すべては「設定力」 日常と非日常の「間」を作る力のある瞬間 人の心が開放的になっている瞬間 ⑲「矛盾する本能」解決力 「安心」と「好奇心」 既視感と新規感を同時に刺激しなければいけない 人間の矛盾するニーズの存在 ⑳記憶掘り起こし力 直接的記憶 間接的類推 ㉑うんこを漏らす力 「内面」と「外面」 ㉖サウナ力 「獲得した喜び」(結果)を体験してもらうなら、「獲得のために費やした時間の長さ(原因①)や、「獲得する前の努力」(原因②)を体験する必要がある "原因の体験"の疑似共有→"結果の共有"の疑似共有 「発見の喜び」を与えるための伏線 「体験を擬似共有し」没入してもらうための伏線 ㉗東野圭吾力 東野圭吾の作品は、犯人にもしっかり動機がある。だから、犯人でさえ愛せる 人間の動機は、サバンナにいた頃から、「死への恐怖」と「自己複製」という根本的なベクトルに想定されている 同化 応援 共感 許容 理解 拒絶 攻撃 ㉘マルチターゲット力 いろんなレイヤー層に刺さるように作る ㉙自分の欲望肯定力 A=「自分のやりたいこと」だけでは、消費者を想定したエンターテインメントになりません。それは自己満足であり、芸術にすぎません B=「ニーズ」だけを見た企画では、個性がなく何の面白みもない企画になってしまいます C=「会社の強み」だけでは、世間のニーズからズレた、内輪だけで満足する寒い企画になってしまいます 深夜の人妻見たい(ヤバすぎ) 人の生活覗き見したい(ちょっとヤバい) ライフスタイルを知りたい(聖人君子)

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    投稿日: 2019.04.21
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    テレビ東京のプロデューサーが後輩に贈る テレビづくりのマニュアル本。 表現は一般化されていて 体験してノウハウを身につけてほしいという意向で 構成されていて、特殊な感じはせずに 納得しながら読めた。 仕事が好きで、それを共有したいという熱量が大きく 勢いがありワクワクした。 実体験だけでなく、 疑似体験や想像、共感でも体験が得られ 興味がひかれ、説得力が増すという 体験ができたことが収穫だ。

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    投稿日: 2019.04.08
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    親鸞聖人 仏様から見たら、人間は全員煩悩だらけで、1つ、2つは誰しも悪いことしてるはず。それなのに自分を善人だという人はポンコツ。だから、自分が悪人だと思う人のほうが救われる(浄土真宗) 人の心に何か感じさせるためには、必ずストーリーが必要 ストーリーなくしてコンテンツとして成立するのはエロやグルメなど、人間の本能に訴えかけるジャンルだけ どう切り取るか、どう認識するかということを避けて通れないので、ノンフィクションも全てストーリーである。 自分自身への認識を明確にしておかないと、自分が興味深いと思った事実や魅力的だと思ったストーリーの魅力をうまく受け手に伝えることができない 超具体化力、固有名詞と数字 漢詩から修辞、演出方法を学ぶ 人の感情をゆさぶるためには 原因の体験の擬似共有→結果の体験の擬似共有 が大事 人間の動機は「死への恐怖」と「自己複製」 マルチターゲット力 わかる人にだけわかるものも含まれている。でも、それは分かりたくもない人の邪魔をしない。

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    投稿日: 2019.02.16
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    私自身がテレビ局プロデューサーや広告クリエイターへ憧憬を抱いていることを差し引いても良書。 なぜテレビ局の番組は(少なくともアラフォー以上には)面白いのか。それは著書のような志と見識のあるクリエイターが切磋琢磨しているからだ。 「マルチターゲット」はうっすら気づいていたが読み解けたのはせいぜい三階層くらいで、著者のような五階層、六階層までは掘れなかった。世界最高のプラネタリウムは肉眼で見えない10等星を表現しているらしいがまさに著者も同じこだわりがある。また読み返したい。

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    投稿日: 2019.01.18
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    2019年1月21日読了。 ●「泣きながら生きて」「人生フルーツ」 「アクト・オブ・キリング」映画 ●ハンス・ジマー(作曲家) ●「大いなる沈黙」 →ノーナレーション・ノーミュージック。 →グランド・シャルトルーズという男子修道院に初めて カメラが入ったドキュメンタリー映画。 ●カール・シュミット「パルチザンの理念」 エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」 ●営業枠だった『吉木りさに怒られたい』 ●「ノンフィクション劇場」牛山純一(日テレ) 「泣きながら生きて」横山隆晴(CX) ●「文豪の食彩」著者の監督作品 ●「ズートピア」→すごいペースの“裏切り”

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    投稿日: 2019.01.15