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カササギ殺人事件 上
カササギ殺人事件 上
アンソニー・ホロヴィッツ、山田蘭/東京創元社
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総合評価

365件)
3.9
78
149
93
12
1
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    イギリスの長閑な田舎町にお屋敷、何かを隠している住人たち、そして若者の恋…そんな舞台に立つのはポアロと同じ"外国人"で、髭はなくても同じくらい特徴的な外見の私立探偵、アティカス・ピュント(名前が変わっていることもエルキュール・ポアロを彷彿とさせる)。 まさにクリスティー作品のオマージュを感じながら、サクサク読み進められるのも良い。 アティカスは死期が迫っているとのことで、シリーズとしてはここから長く続けられないのでは?という心配や、残すは謎解きだけなのに下巻まるまる一冊分を残して読者に読ませられるのか?と一抹の不安を抱きつつも、下巻が待ちきれない気持ちで読了。

    2
    投稿日: 2023.03.29
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    古くからの地主の館、パイ屋敷で家政婦が階段から転落死した。その葬儀が終わってほどなく、今度は屋敷の主人マグナスが無惨な死体となって発見される。二つの事件は繋がっているのか、犯人は誰なのか。事件を探るべく現れたのは名探偵ピュントだった。 クリスティへのオマージュというべき作品。

    2
    投稿日: 2023.03.18
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    イギリスの作家「アンソニー・ホロヴィッツ」の長篇ミステリ作品『カササギ殺人事件(原題:Magpie Murders)』を読みました。 久しぶりに海外のミステリ作品を読みたくなったんですよね… 海外のミステリは今年2月に読んだ「ジョン・ハート」の『キングの死』以来ですね。 -----story------------- 【本屋大賞翻訳小説部門第1位獲得! ついに5冠達成! !ミステリを愛するすべての人々に捧げる驚異の傑作】 2019年本屋大賞翻訳部門第1位 『このミステリーがすごい! 2019年版』第1位 『週刊文春ミステリーベスト10 2018』第1位 『ミステリが読みたい! 2019年版』第1位 『2019本格ミステリ・ベスト10』第1位 ◎朝日新聞書評欄「売れてる本」に掲載されました (2019年1月12日付、評者「杉江松恋」氏) 〈上〉 ミステリ界のトップランナーが贈る、すべてのミステリファンへの最高のプレゼント! 1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。 鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは……。 その死は小さな村の人々へ徐々に波紋を広げていく。 消えた毒薬、謎の訪問者、そして第二の死。 病を抱えた名探偵「アティカス・ピュント」の推理は――。 現代ミステリのトップ・ランナーによる、巨匠「アガサ・クリスティ」への愛に満ちた完璧なるオマージュ作品! 〈下〉 名探偵「アティカス・ピュント」シリーズ最新刊『カササギ殺人事件』の原稿を読み進めた編集者のわたしは激怒する。 こんなに腹立たしいことってある? 著者は何を考えているの? 著者に連絡がとれずに憤りを募らせるわたしを待っていたのは、予想だにしない事態だった――。 クラシカルな犯人当てミステリと英国の出版業界ミステリが交錯し、とてつもない仕掛けが炸裂する! 夢中になって読むこと間違いなし、これぞミステリの面白さの原点! 解説=「川出正樹」 ----------------------- 2019年本屋大賞翻訳部門第1位となった作品です… ミステリの女王「アガサ・クリスティ」への愛に満ちた作品、、、 そして、ミステリ作品の中にミステリ作品が包含されるという入れ子式ミステリとなっており、二度おいしい作品でしたね… 面白かったー 1955年7月、サマセット州のサクスビー・オン・エイヴォンという村にあるパイ屋敷と呼ばれる准男爵「サー・マグナス・パイ」の邸宅で長年、家政婦として働いてきた「メアリ・エリザベス・ブラキストン」が亡くなった… 彼女は、主が旅行で留守の間にに、石張りの階段の下で首の骨を折って死んでいた、、、 館の出入り口は全て施錠されており、階段の手すりに掃除機がぶら下がっていたことから、警察は掃除機のコードに足を取られて落下した不幸な事故による死と判断するが、村では、不仲だった息子「ロバート」が殺したのではないかという噂が広がる。 「ロバート」の婚約者で診療所に勤務する「ジョージー(ジョイ)・サンダーリング」は、名探偵として名高い「アティカス・ピュント」の下を訪れて、無責任な噂を打ち消すために村に来てほしいと依頼するが、「ピュント」から自分にできることは何もないと言われてしまう、、、 実は、「ピュント」は、その日の午前中に不治の病で余命2、3カ月と診断されたため、新たな依頼は受けられなかったのだ… ところが、家政婦の死から、ほんの2週間も経たないうちに、今度は、その雇い主の裕福な地主「サー・マグナス・パイ」が夜遅く、玄関ホールに飾られていた中世の鎧の剣で首を刎ねられるという、何とも惨たらしい方法で殺害される。 この殺害事件を知った「ピュント」は、当初は依頼を断ったものの、「ジョイ」の話に引っかかるものを感じて、助手兼秘書の「ジェイムズ・フレイザー」が駆る車に乗って現地に向かう… 家政婦の死、その後のパイ屋敷への空き巣、地主の惨殺、、、 いつでも、どこでも他人の秘密を嗅ぎ回る「ブラキストン夫人」の死は、本当に不幸な事故だったのだろうか…  「このサクスビー・オン・エイヴォンという村には、わたしを不安にさせる何かがある。  人間の邪悪さの本質について、わたしは以前きみ(「フレイザー」)に話したことがあったね。  誰も目にとめない、気づくこともない、ほんの小さな嘘やごまかしが積もり積もったあげく、やがては火事であがる煙のように、人を包みこんで息の根を止めてしまうのだ」 と語る「ピュント」は、避けようのない死と対峙しつつ、小さな村の裏面に隠されてきた人間の邪悪さの本質を剔出すべく、推理を巡らしていく。 もつれあう容疑者、さまざまな動機、そして関連があるのかどうかわからないふたつの死… そして、前半の最後に至って、「フレイザー」から、 「誰が犯人なのか、あなたにはもうわかっているんでしょうね」 と問われ、「ピュント」は、 「わたしにはすべてわかっている、「ジェイムズ」。  わたしがすべきなのは、それぞれの事実を結びつけることだけだったのだが、いまや、すべてがはっきりとした」 と答え、さらに、 「あの男は、わたしが知りたかったことをすべて教えてくれたよ。  あの男こそは、この事件のきっかけを作った人物なのだからね」 「自分の妻を殺したのだ」 ――上巻は、ここ… まさに、これから謎解きを味わえるというシーンで終わるんですよねぇ。 いよいよ謎が解けるに違いないと、本作品の後半部分(下巻)に取りかかると、下巻冒頭に語り手である「スーザン・ライランド」の、 「こんなに腹立たしいことってある?」 という書き出しに、唖然とすることに… 語り手の「スーザン・ライランド」は『カササギ殺人事件』の作者「アラン・コンウェイ」の編集担当者で、「スーザン」が怒っているのは『カササギ殺人事件』のプリントアウトした原稿を読んできて(上巻を読み終えて)、ミステリにとって必要不可欠な結末部分が欠けていることに気づき、慌てているのである。 いかに人気作家のシリーズ第9作といっても、結末なしの推理小説を出版するわけにはいかないからだ… 上司の出版社CEO(最高経営責任者)の「チャールズ・クローヴァー」に結末部分について尋ねても分からないと言われるし、あちこち探しても見つからない。 そこで、「スーザン」は必死になって結末部分の原稿探しに奔走することになる… そんな中、「アラン・コンウェイ」が、いつも朝食と昼食を取る塔の屋上の円形テラスから墜落死しているのが発見されたという報告がもたらされる、、、 その直後、重病で余命僅かという宣告を医師から受けたとの、「チャールズ」宛ての「アラン」の遺書が届く… 「アラン」の遺書に違和感を覚えた「スーザン」は、「アラン」の死の真相を探ろうと、探偵まがいの行動に出る。 同時に「アラン」の結末部分の原稿探しも続けねばならない… 調査を進めるにつれて、『カササギ殺人事件』の内容と、「アラン」自身を巡る状況の共通点が明らかになっていく、、、 前半で読んだ「アラン・コンウェイ」作のミステリ作品『カササギ殺人事件』の結末が宙に浮いた状態で、後半は『カササギ殺人事件』欠落原稿探し、『カササギ殺人事件』の中の犯人捜し、『カササギ殺人事件』の作者の死の真相探しを行うという展開… しかも、入れ子構造となった、大きな箱と中の小さな箱の中身の間に密接な関係性があり、複雑に呼応し合うように仕組まれていて、二つの事件を一緒に解決する醍醐味が感じられる作品でしたね。 精巧に組み立てられた入れ子構造、大きな箱と中の小さな箱の中身の不思議な関係性、『カササギ殺人事件』の結末部分の行方、『カササギ殺人事件』の犯人、『カササギ殺人事件』の作者の死の真相… いずれも意外な結末が用意されていたし、「アガサ・クリスティ」のオマージュ作品としても愉しめたし、ホントに面白かったです。 以下、主な登場人物です。 「スーザン・ライランド」  《クローヴァーリーフ・ブックス》文芸部門の編集者 「チャールズ・クローヴァー」  《クローヴァーリーフ・ブックス》の最高経営責任者(CEO) 「ジェマイマ・ハンフリーズ」  チャールズの秘書 「アラン・コンウェイ」  作家 「メリッサ・コンウェイ」  アランの元妻 「フレデリック・コンウェイ」  アランの息子 「クレア・ジェンキンズ」  アランの姉 「ジェイムズ・テイラー」  アランの恋人 「アンドレアス・パタキス」  スーザンの恋人 「ケイティ」  スーザンの妹 「マーク・レドモンド」  映像関係のプロデューサー 「ジョン・ホワイト」  ヘッジ・ファンド・マネージャー 「トム・ロブスン」  牧師 「ドナルド・リー」  ウェイター 「リチャード・ロック」  警視 「サジッド・カーン」  弁護士 《名探偵アティカス・ピュントシリーズ カササギ殺人事件 登場人物》 「アティカス・ピュント」  名探偵 「ジェイムズ・フレイザー」  アティカスの助手兼個人秘書 「サー・マグナス・パイ」  准男爵 「レディ・フランシス・パイ」  マグナスの妻 「フレデリック(フレディ)・パイ」  マグナスとフランシスの息子 「クラリッサ・パイ」  マグナスの双子の妹 「メアリ・エリザベス・ブラキストン」  パイ屋敷の家政婦 「マシュー・ブラキストン」  メアリのかつての夫 「ロバート(ロブ)・ブラキストン」  メアリの長男。自動車修理工場勤務 「トム・ブラキストン」  メアリの次男。故人 「ネヴィル・ジェイ・ブレント」  パイ屋敷の庭園管理人 「ロビン・オズボーン」  牧師 「ヘンリエッタ(ヘン)・オズボーン」  ロビンの妻 「エミリア・レッドウィング」  医師 「アーサー・レッドウィング」  エミリアの夫。画家 「エドガー・レナード」  エミリアの父 「ジョージー(ジョイ)・サンダーリング」  ロバートの婚約者。エミリアの診療所に勤務 「ジェフ・ウィーヴァー」  墓堀 「ダイアナ・ウィーヴァー」  ジェフの息子。アダムの妻 「ジョニー・ホワイトヘッド」  骨董屋 「ジェマ・ホワイトヘッド」  ジョニーの妻 「ジャック・ダートフォード」  フランシスの愛人 「レイモンド・チャブ」  バース警察刑事課の警部補

    1
    投稿日: 2023.03.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    屋敷の主人が首を斬られて殺害 その数日前には、そこの使用人が階段から転落死をしていた 平和な村に起こった2つの事件 しかし、2人を快く思わない者たちは多数いた 一体誰が、何のために?謎を解き明かす探偵が出した答えとは⁈ まず本の紹介でアガサ・クリスティーへのオマージュと書かれていたのですが、クリスティーの作品をほとんど読んだことがないので分からなかったです。 なので、この本をレビューされている方がよく書かれているクリスティー愛に賛同し絶賛するような気持ちも起こらなかったです。 すごく気になるセリフで上巻を終わらせていたので、下巻の冒頭を読んでみたところ作中作なんだなと。 期待値が高かったからか、海外作品特有の読みにくさからなのか、どうにもワクワクしなかったです。 下巻まで読んだら面白さ出てくるのかなぁ… このまま読み進めるか考え中です

    1
    投稿日: 2023.03.04
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    クリスティのオマージュと聞いて読まずにはいられない!!冒頭から面白い構成で物語がスタートし(この感動を書いたらネタバレになってしまうジレンマ!!)カササギ殺人事件という童謡をモチーフにした事件が幕を開けます。 今作に登場する、アティカス・ピュントは魅力的な探偵ながら余命幾ばく限りの状態で物語は進行していきます。 空気感もさる事ながら物語の構成や登場人物など。世界観に引き込む力はまさにクリスティですし作中の風景が鮮明に描写されます。 そして・・・。 下巻を読み始めてからの衝撃は!! してやられたと思わずにやついてしまいました(笑)

    1
    投稿日: 2023.02.24
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    まだ上巻を読み終わったところです。 最後の一文の衝撃もありますが、伏線っぽいことが随所にあり、下巻でどう繋がっていくのかが本当に楽しみです。 また1955年のイギリスが舞台ということで日本の小説を読んでいても浮かばないような情景を思い浮かべながら読むことができ、個人的に楽しく読めました。

    3
    投稿日: 2023.02.04
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    前半も面白かったけど、後半はもうものすごい勢いで読んでた!!まとまって読書できる時間がなくて読了までにかなりの日数がかかったけど、ようやく読み終えて「ふぅ、」と。推理が楽しくなってきた!まだ私自身はまったくわかっていないのだけど…

    0
    投稿日: 2023.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

     面白かった。一粒で二度美味しい。  推理小説がもう一つの殺人事件の犯人を示唆しているように話が進行。2つの事件を頭の中で行き来しながら読み進めた。でも2つの事件の二人の犯人に共通なところがあるにせよ、推理小説が殺人事件の犯人を告発しているところまではシンクロしていなかった。ちょっと肩すかしされた気分。  でも面白い。  事前の知識なく読み始めた。アガサ・クリスティーっぽいなあ、と思いながら読んでいたら、クリスティーへのオマージュがいっぱいだった。

    1
    投稿日: 2023.01.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは……。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。余命わずかな名探偵アティカス・ピュントの推理は──。アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ! 【感想】 ミステリー小説の王道のような進み方で物語が進んでいく。 1つの事件から連鎖して事件が起こり、名探偵が各登場人物に事情聴取するなど、面白くテンポも良く進んでいく。 この物語は小説の中の小説であり、下巻はこの物語の執筆の結末を見せることなく、亡くなってしまった作家を中心に物語が進んでいくという二段構えも面白いと感じた。下巻にも期待!! なお、覚えづらい外国の方の名前や概要が冒頭のページにまとめられてるのは分かりやすい。 また外国の方の著書らしい説明文や個人的に無駄と感じる描写はあまり好みでは無いですが、慣れている方にはそう感じないのかなと思うので、慣れようと思います。

    1
    投稿日: 2023.01.12
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    ・「バーナード嬢曰く」で紹介されていた ・上巻から下巻へ行くときにみんな続きが待ちきれない風で、さらに下巻の冒頭で激しく衝撃を受けていた ・積読していたが、何かで再び名前を聞き、再度バーナード嬢を確認し読むことにした ・風景や登場人物のキャラなどクリスティっぽい世界観は楽しめた ・またクリスティ読みたくなった ・英国人もクリスティ風の田舎町は憧れなんだなと思った

    1
    投稿日: 2023.01.09
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    本屋大賞2019年翻訳小説部門1位 興味を持ってから長らく積読していましたが、年内に読む!と勝手に決意し、ようやく手にとった。 アガサクリスティーは3作品しか読んでませんが、オリエント急行とそして誰もいなくなったが大好きなのでこの雰囲気やはり好みです。 上巻いいところで終わるー!感想は下巻にて。

    30
    投稿日: 2022.12.25
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    編集者の「わたし」が「カササギ殺人事件」の原稿を読むところから始まる、何やら意味深なプロローグ。 舞台は1950年代、イギリスの小さな田舎町。ちょっと癖のある名探偵アティカス・ピュントと、全員怪しいようなそうでもないような住人たち。アガサ・クリスティーへのオマージュらしいけど、たしかにポワロっぽい雰囲気がある。先が気になって一気読みした。 下巻はどうなるのかな。編集者の「わたし」はどう絡んでくるのか。犯人も気になるが意味深なプロローグも気になる。下巻もたぶん一気読みする。

    1
    投稿日: 2022.12.24
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    本の中に本がある。 のだけど、プロローグの元編集者の件りを忘れかけてしまう。 作中のアラン・コンウェル作『カササギ殺人事件』にのめり込んでしまった。 アガサ・クリスティのオマージュミステリーというだけあって、まさにクリスティを読んでいるように感じる。ポアロ役は、余命わずかな名探偵:アティカス・ピュント。彼の衝撃的な一言で終わる上巻!  下巻へ急がねば!  確認したい、アンソニー・ホロヴィッツ作「カササギ殺人事件」を読んでいるはず(笑)

    6
    投稿日: 2022.12.18
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    クラシックな作風の中にも現代的な要素も 盛り込まれ品のある作品になっている。 小さな村のお屋敷で起きた、殺人事件 村の小さなコミニティーを取り囲こむ 住人達は胸の奥深くに秘密を抱え、誰しもが 怪しく見える。 名探偵が下巻で繰り出す名推理がどうなって 行くのか?また村の住人達の動向も気になる。

    1
    投稿日: 2022.11.24
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    上巻は下巻に向けての舞台構築という感じでした。登場人物が多いのにみんな怪しい!誰が犯人でもおかしくないです。最後どんな大どんでん返しがあるのでしょうか?下巻に期待します。

    2
    投稿日: 2022.11.17
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    “バーナード嬢曰く”で紹介されてたことがキッカケで読みました。 個人的にあっと驚く内容を期待しすぎていたこともあったせいで『そんなにか?』と思ってしまいました。 期待を全くせずに読んでいればきっとハマっていたと思います。 つまらなくはないし、読む価値は十分にあります。

    3
    投稿日: 2022.11.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリ。イギリスの小さな村の屋敷で起こった殺人事件。超絶技巧による写真のような絵画というものがあるが、この小説もそのような描写の精密さとリアリティがある。一人ひとりの心情に迫る分、なぜそんなことまでと不思議に思うくらいその人生に肉薄している。それぞれの人物が秘密を隠し持ちながら、それを周囲に悟られないよう、小さな村で自分の人生を生きている。その交錯が見事。そのうちの一人が殺人犯なのだ。どの人物が殺していてもおかしくないし、殺してなさそう。名探偵と助手。誰からも嫌われている被害者。王道を行く古典風推理小説

    2
    投稿日: 2022.11.03
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    一時期海外ミステリーにハマって夢中で読んだ。たしか、パトリシア・コーンウェルの検屍官シリーズの何作目で失望したのを機に全く読まなくなってしまった。 「カササギ殺人事件」何故か目に止まったタイトル。それにホロヴィッツか〜!読み始めは、なんだか懐かしい感じそれに割とゆっくりな展開。それでも、中盤からどんどん引き込まれて下巻が楽しみに!期待値MAX!

    3
    投稿日: 2022.10.23
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    海外の小説特有の読みにくさがありそれでいて内容も個人的にはさほど面白くも思えず読み終わるのに3週間もかかってしまった。

    3
    投稿日: 2022.10.17
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    読み始めは物語の状況を理解するのに時間を要しましたが、一旦整理できるとスルスル読み進めれました。 ヒントや伏線がところどころにありますが、私は全く繋げられず… 下巻を楽しみに読み進めます。

    1
    投稿日: 2022.10.07
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    「カサザキ殺人事件」が始まると思って読み始めたので、最初は少し戸惑った。探偵が出てくるまでなかなか話に入り込めないタイプなので半分くらいまでなかなか読み進まなかった。アティカス・ピュントが出てきてからは一気に読めた。かなり良いところで終わる…!

    1
    投稿日: 2022.10.03
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    物語、すぐ始まると思ったらおすすめ文だったのでおどろいた 今のところ目新しさは全く感じない 感情移入できる登場人物がおらず、どこの立場で読んだらいいかがわからず序盤読むのが少し苦痛だった(これは基本的に事情聴取で話が進んでいくからか?) 主人公?の探偵に入り込めそうな部分が病気の描写のみだった  どの本もそうだけれど1/3越えると読みやすい 下巻に期待

    1
    投稿日: 2022.09.24
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    上巻が何でそこで終わるの?と思いつつ既に下巻を読み始めています。 登場人物が多くて最初は「この人誰?」と確認しながらでした。 そしてこの話がどう繋がるのかもわからなかったのですが、とにかく面白くてページをめくる手が止まりませんでした。

    3
    投稿日: 2022.09.07
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    レビューはこちら↓ http://blog.livedoor.jp/bunkoya/archives/52602735.html

    1
    投稿日: 2022.08.23
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    パイ屋敷で立て続けに起こった殺人事件を、病気により余命宣告されている私立探偵ピュントが捜査します。 まずパイ屋敷の家政婦ブラキストン夫人が、密室のパイ屋敷で亡くなっていました。当初は、掃除機のコードに足を引っ掛けて階段から落ちた事故だとされました。その後、パイ屋敷には空き巣が入りました。 そして二件目の殺人事件として、パイ屋敷を所有するサー・マグナス・パイが、剣で首を刎ねられて亡くなりました。 二つの事件は関係しているのでしょうか。 ピュントは事実を結びつけ、最終的に誰が犯人なのかはっきりわかったようですが、私には真相が見えず、続きが気になりどんどん読み進めたくなる作品でした。

    2
    投稿日: 2022.08.13
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    なんてところで終わるんだ!笑 私自身が海外小説は苦手で、気にはなってたけどなかなか手が出なかった1冊。 海外小説の独特さと、名前を覚えるのが苦手、 ミステリー好きだけど王道の物をほぼ知らないニワカな私でも楽しめる内容だった。 ものすごく気になるとこで終わったので感想は下巻で…

    27
    投稿日: 2022.07.30
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    やはり翻訳物は登場人物や地名など固有名詞を覚えるのが大変ですね。重要な固有名詞は何度も出てくるので、曖昧なまま先に進めることに。感想は続編にまとめて。

    4
    投稿日: 2022.07.24
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    ピュント(探偵)には推測ではあるが犯人が分かった様子。 私には 村人みんな怪しくてこの人かも?と思える人物すら絞れていない。 犯人は単独それとも複数 チャブ警部補も村人だよね?全然わからない!気になる。

    12
    投稿日: 2022.07.16
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    下巻次第! 上巻は説明や調査に終始してて、まだ分からん 登場人物が多くて場面の切り替わりも激しく、インフィニティウォーかよ、と。

    1
    投稿日: 2022.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリー界隈で話題になっているので読んでみた本。 途中で話が終わっていたのでこの後話が下巻に続くのかなと思っていたらまさかの作中作で途中で終わっていると知りびっくりした。この上巻部分は後半の主人公であるスーザンや実際に「アラン」として書かれた物語を読んでいる所がとても面白かった。まさかの作中作で犯人が明かされずに終わるということで、この作品の謎も下巻で明かされるのかなと思いました。下巻も楽しみです。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 アティカス・ピュント:大塚明夫 ジェイムズ・フレイザー:内田雄馬 サー・マグナス・パイ:大塚芳忠 レディ・フランシス・パイ:田中敦子 クラリッサ・パイ:日高のり子 メアリ・エリザベス・ブラキストン:くじら マシュー・ブラキストン:子安武人 ロバート・ブラキストン:花江夏樹 ネヴィル・ジェイ・ブレント:竹内良太 ロビン・オズボーン:置鮎龍太郎 ヘンリエッタ・オズボーン:久川綾 エミリア・レッドウィング:高島雅羅 アーサー・レッドウィング:福山潤 ジョージー・サンダーリング:本渡楓 ジョニー・ホワイトヘッド:小山力也 ジェマ・ホワイトヘッド:伊藤静 ジャック・ダートフォード:小野大輔 レイモンド・チャブ:堀内賢雄

    41
    投稿日: 2022.07.10
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    作中作と現実を行ったり来たりする話ですが、この上巻はほぼ作中作で終わるので面白いです。 しかし、ストーリーがやや簡素な気もする。 先が気になってグイグイ読ませるようには感じないので、登録からしばらく経って読み終わりました。 これ、ちゃんと下巻で解決するのかしら…?

    1
    投稿日: 2022.07.09
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    話題になってたときに気になってて、でもアガサ・クリスティーのオマージュと帯に書いてあったので読んだことないしな〜と思ってそのままだったのだけど、最近読んだバーナード嬢曰くに出てきて今は数冊読んだしイケるわ!となって買おうとしたらタイミング良く電子書籍割引セール中だったのでとてもちょうどよかった すっごいおもしろい!キャラクターたちの個性もハッキリしていてあとから出てきて誰だっけ?ってなることもなくスラスラ読めた 読みながらアガサ・クリスティーの犯人って殺意を隠すのすごくうまいけどこの小説の犯人はどうなんだろう?と考えてた 容疑者がたくさんいてみんな怪しいけど殺意というとそこまでじゃない人ばかりで全然わからない 続き楽しみ〜

    0
    投稿日: 2022.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上下巻を読んだ感想を雑記 冒頭でしっかりと記しているはずなのに、ちゃんと勘違いに誘導させていく作者の遊び(試み)に脱帽。 上巻で描かれている原稿の中身は、20世紀の英国の世界観が描かれており古典作品によくある速度感を感じた。 この世界観の描き方は刑事フォイルやポワロなどの脚本に携わっている作者の強みが活かされていると思われる。 下巻は一転して現代に話が移り変わる。 上巻は壮大な前フリで、 上巻で読んだ原稿の最終章が抜けている &原稿の作者の死 という話から物語がスタートする。 最終章の行方と作者の死の真相を編集者が追いかけるというストーリー。 テレビ及び出版業界にバックグラウンドを持つ作者ならではの現実味ある描写が面白い。 原稿に登場する舞台背景や人物描写が、(本における)現実世界での人物等にインスパイアされている様子を描いており、 無から有を生み出すというのは容易ではなく、どの作品にも何かしら現実世界が影響を与えている という当たり前だが忘れがちな観点を思い出させてくれる。 他の作品を読む際にもこの観点に思いを馳せることができそう笑 ペーパーバックと違って翻訳版は(採算の都合とかあるのだろうが)上下巻で別れることが多く、その点が不満ではあるが、本作においてはこのセパレートがとても良く効いている。

    1
    投稿日: 2022.06.25
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    上巻のみの感想 冒頭部分を除けばオーソドックスなミステリーだった。 田舎、豪邸、一癖ありそうな人々、そして助手を連れた探偵と古典的なミステリーの舞台にワクワクする。 翻訳のためかそれとも古典的な味を出してるためなのか若干の読みづらさを感じたが、海外ミステリに慣れてないだけかもしれない。 上下巻として後半に続くが、巧い引きで続きが気になってしまう。

    1
    投稿日: 2022.06.25
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    パイ屋敷に起こった不審な死の真相を解き明かすサスペンス。登場人物がおおく整理するのが大変ではあるが、なんとかストーリーは把握できている。主人公はアティカス・ピュントという名探偵。この探偵は余命宣言を受けているため、その状況の中で事件に関わっていて大丈夫なのかと心配になってしまう。今のところ前評判ほどのセンセーショナルを感じないが、下巻から大きく話が動きそうなので下巻に期待。

    16
    投稿日: 2022.06.19
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    ロンドンの出版社の編集者が私立探偵アティカス・ピュントシリーズの最新作「カササギ殺人事件」を受け取り読み始める、という冒頭。額縁小説なのだ。裏表紙にはクリスティへの愛にみちたオマージュ・ミステリとある。なるほど、舞台となるのはミス・マープルの住んでいた村、やってくる私立探偵アティカス・ピュントはポワロ、助手のフレイザーはヘイスティングス、御屋敷、使用人、牧師、村の人々、クリスティの世界が目の前に広がるようだ。しかし書かれたのは21世紀。現代的な雰囲気を感じるのだ。読み始めるとぐいぐい引き込まれる。それに訳文がいいのかな。 さて、カササギ殺人事件は、1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷で家政婦が階段から落ちて死んでいた。掃除機のコードが足にからまっての墜落と思われたが・・ 家政婦の息子、その婚約者、出て行った夫、牧師夫婦、骨董屋夫婦、パイ屋敷の奥方、その恋人、庭師、それぞれに見出しで行動と越し方が語られるのでとても読みやすい。 上巻ではピュントが、犯人はこいつだろう、と言ったところで終わり、しかし謎解きは無い。編集者スーザンが受取った原稿は最後が欠落していたのだ。下巻はその欠落部分を探しての現在の物語となる。それが編集者と額縁小説の著者アラン・コンウェイの生活が物語そのものとリンクしていくる、という具合で下巻にもひとつのミステリーがあり、最後は「カササギ殺人事件」もスーザン、アランの生活も終結を見る。なにか大岡裁きみたいなすっきりした終結。あ、いやカササギの真実はちょっと痛いかな。   2017発表 20189.28初版 2018.11.2第2版 図書館

    6
    投稿日: 2022.06.07
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    上下巻感想。 久しぶりの海外ミステリーだったけれど、話題になったのも納得の面白さ。 1粒で2度美味しい斬新なアイディアの勝利だけではなく、作者がどちらの味も妥協しなかったからこそ、1粒で2粒食べたかのような満足感を得られるし、1粒食べ終えそうになってから初めてもう1粒あるんですか!って気付く驚きに繋がってる。 ……1冊で2冊分楽しめる!って書こうとしたけど、そもそも上下巻で2冊だったからちょっと訳わかんない感想になった。

    1
    投稿日: 2022.06.02
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    名探偵、アティカス・ピュントの最後の物語。 この話だけでも、一気に読み終えたしまった!! 続きが気になる!とすぐ下巻へ。

    1
    投稿日: 2022.05.07
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    上巻と下巻では評価が違う事になりました。 ここでは上巻について。 日本語がこなれているというのが非常に良い。いかにも“外国語を訳しました“という文章は、読むのにも理解するにも時間がかかってしまう。日本語に訳す限りは、日本語としての流れや表現を大事にしてほしいのだが、当作品では翻訳本であることを忘れさせる程の出来栄え。 初めの数十ページの試運転ポイントを過ぎた後は、非常に快調に、話の内容も、犯人の目星すらつけさせずに順調に進んでゆく。上巻のおしまいの方では、久しぶりに「読了したくない感」を味わうことすら出来た。

    0
    投稿日: 2022.05.06
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    ・イギリスの田舎 ・作中作 ・80ページまで頑張って読んで探偵登場まで待たれ よ ・フーダニット ・2回犯人当てあるよ **************************** 探偵の性格ポワロやん思たらオマージュだったので すね。 作中作にて行われた殺人事件にポワロもどきが担ぎ 出され、やがてそれは現実の殺人事件にリンクして いきー。みたいな話。 読んでいて黒い薔薇とか謎の女思い出したして好ましかったので他の作品も読みたい。 登場人物が多く読んでいて混乱してくるので家系図 を書きながら読もうとして失敗、 船越英一郎がまとめながら読むのが得意らしいので 調べて参考にしてみようと思う。 以上です。

    0
    投稿日: 2022.05.03
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    今まで読んだ推理小説の中で一番好きかも 遠回しの表現が全然なくてはっきりしてて情景とポイントが分かりやすい(だからと言って自分では推理できないんだけど...) ピュントのタイムリミットのことも考えると余計にハラハラして無理しないでほしいと思いつつ早く謎を解き明かして欲しいとついつい焦ってしまう

    1
    投稿日: 2022.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    編集者の私はプリントアウトしたばっかりの『カササギ殺人事件』の原稿を手に寛いでいた。 名探偵アティカス・ピュントの第九作だ。 この作品が、わたしの人生のすべてを変えてしまった。 〇…プロローグの警告がどこに落とされるのか、まだわからない! クリスティファンは筆致に懐かしさを覚える。 閉鎖的な、でも平和だった村の殺人 村人たちは何かを隠している、または何かに気付いている。 羅紗のように村を覆う不穏な空気。

    7
    投稿日: 2022.04.14
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    上巻でやめてしまうとこの本の凄さが分からないまま終わってしまうのでおすすめしない。全部に騙されたてたし(本当に有名シリーズの最後の巻だと勘違いしたまま読んでました)ミステリでまだこんなことができるんだ!!という純粋な驚きがありました。本来?小説上の推理も上手くてもう二重に凄すぎる。仕掛けが多過ぎてワクワクしました。凄く面白かったのでこの著者の本を沢山読んでみようと思います。

    2
    投稿日: 2022.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。ぐいぐいとページをめくっていける。 上巻では編集者が読んでいる『カササギ殺人事件』の中身が書かれていて、この話がとても面白い。村の住人達の秘密がぽろぽろ明るみに出てきて、怪しそうでも怪しくなくても、事件に繋がっていそうで、どう展開していくのかずっと期待しながら読んでいける。 下巻は編集者が事件に巻き込まれていくので、2つのミステリーが読める感じだ。 下巻は少しトーンダウンという感じもあるし、ラストも何となくすっきりしない感じはあるけど。

    0
    投稿日: 2022.04.09
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    正直〈解決編〉の下巻より、上巻の方が面白い。下巻はダラダラダラダラ長ったらしくて… 飛ばしたページもある。

    0
    投稿日: 2022.04.07
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     「私はいつも月曜日が好きだった」と言うのはクローヴァーリーフ・ブックスという出版社のベテランの編集者スーザン・ライランド。  月曜日が好きだと言えるのは幸せなことだ。週休二日で休み癖がついて、月曜日はなんだか億劫な気分になるのは多くの人が経験していると思う。  「木曜や金曜はピリピリした緊張感があるけど、月曜に出社して自分の机の上に未開封の封書、校正刷り、営業や広報、版権管理者からのメモなどを見ると満ち足りた気分になる」スーザンはかなり仕事人間。そのスーザンが謎に挑むのである。  「カササギ殺人事件」は風変わりな構成でなっている。前半、文庫(上)になるが、1955年イギリス、サマセット州サクスビー・オン・エイヴォン村の聖ポトルフ教会で、しめやかに葬儀が行われていた。故人となったのはメアリ・エリザベス・ブラキストン58歳。メアリは、この地でパイ屋敷と呼ばれる准男爵のサー・マグナス・パイが住む、エリザベス朝様式の16世紀からつづく屋敷の家政婦だった。玄関ホールの幅広い階段の上り口に倒れているのが発見された。  口さがない村人たちの噂では、息子のロバートが母親を殺したという。絶対そんなことはないと確信を持つ婚約者ジョイ・サンダーリングが、有名な探偵アテュカス・ピュントをロンドンの事務所に訪ね助力を乞う。しかしピュントは、事件化していないものに手を貸すことはできないと断る。  ところが数日後、パイ屋敷のサー・マグナス・パイが殺される。事件の担当がバース警察刑事課レイモンド・チャブ警部補、ピュントの旧友でもある。いよいよアテュカス・ピュント登場となった。  このアテュカス・ピュント像は、アラン・コンウェイという作家が創造し、メアリを殺した犯人に目途をつけて文庫(上)が終わる。  さて、文庫(下)には編集者のスーザン・ライランドがアラン・コンウェイ著「カササギ殺人事件」の原稿に結末が欠落していることに気が付く。ここから別の謎解きが始まる。  そして思わぬ驚きの結末が待っている。ただ、この驚きの結末に至るまで偶然が介在するのがやや不満ではある。こういう文脈がある。「小説で起きる偶然の出来事が、私はあまり好きではない。論理と計算から成り立つミステリにおいてはなおさらだ。探偵は神の摂理など味方につけず、自力で真相に到達しなくては。もっとも編集者として私がいくらそう思ったとしても、残念ながら、現実に偶然の出来事が起きてしまったのだから仕方がない」と言い訳をしている。この論理で行けば、すべて現実に起きてしまったことだからで済ますことができる。まあ、重箱の隅をつつくことはやめよう。  このようなストーリー展開は、アガサ・クリスティが良く使う手だというが。この本には謎解き以外にも興味深い記述がある。よく言われる英国の階級意識のこと。卵が二つ、ベーコン・ソーセージ、トマトと揚げ焼きしたパンという完璧な英国の食事。レストランで飲むジュヴレ・シャンベルタンのグラン・クリュ、(日本で1万円台から20万円台までの赤ワイン)。スーザンの愛車MGBロードスター。スーザンの恋人ギリシャ系の男アンドレアス・パタキス。  これらが文脈を遊よくして楽しませてくれる。題名の「カササギ」は、鳥網スズメ目カラス科の鳥類。大きな脳を持ち鏡に映る姿を見て自分だと認識するそうだ。この物語では、メアリの埋葬の時、ニレの木にびっしりとカササギがとまっていて、埋葬が終わるとカササギたちの姿がなかったという謎めいた雰囲気なのだ。  著者アンソニー・ホロヴィッツは1955年イギリス、ロンドン生まれ。小説家、脚本家、児童文学作家として多くの著作がある。

    0
    投稿日: 2022.03.23
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    これは傑作。 どういう構成か、はじめはわからず読み進めたけれど、小説と現実の二重構造で、大変面白いつくりだった。 みんなが容疑者っぽすぎて、最後の最後まで犯人がわからなかった

    4
    投稿日: 2022.03.18
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    屋敷で家政婦として働くメアリが死んだ。これは事故?殺人?今、世界で最も注目されているアンソニー・ホロヴィッツの最高のミステリの上巻。下巻では、名探偵ピュントの推理が冴え渡るのか!? 物語の構造としてはカササギ殺人事件を読んだわたしの一人語りから、実際のカササギ殺人事件の本編を紐解くことになる。メアリの死去から村の住人が様々な思いを抱く中、一人ひとりが丁寧に描かれ、名探偵ピュントの登場、事件への介入と繋がる。翻訳の良さもあるのか海外文学が苦手な方にも読みやすい。なにより本格ミステリとしてかなり面白い。

    2
    投稿日: 2022.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    編集者の主人公の不穏な独白から始まる作中作の「カササギ殺人事件」。 古き良きミステリな感じで、とある田舎の村で起こった事件について、周りの人達の丁寧な人物描写が綴られていく。 それぞれの主観、そして客観的な描写が続き、探偵・アティカス・ピュントが登場したところで発生する殺人事件。 上巻の最後はこの村での事件について、犯人を示したところで終わってしまう。 途中から作中作ということを忘れて、じっくりと「カササギ殺人事件」を味わってしまった。 翻訳なので、やや読みにくい感じはあったけど、人物描写が丁寧で、どの人も良い人そうだけど裏があり、早く下巻が読みたくなってしまった。

    3
    投稿日: 2022.03.07
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    完成度鬼高★5 古典ミステリーの重厚感と愛情たっぷり込められた王道ミステリー上巻 #カササギ殺人事件 またスゴイ本を読んでしまった… まずはの上巻レビューです。 出版社の担当者が、出版前のアランコンウェイ作「カササギ殺人事件」を読むところから始まる。 カササギ殺人事件: 冒頭はイギリスの田舎町、葬式のシーン。街の富豪の屋敷に勤める家政婦が亡くなったのだ。事故か犯罪か、田舎独特の小さな世界で噂話が広がる中、さらなる殺人事件が発生する。不治の病を抱える探偵アテュカスピュント登場し、難解な捜査を進めていく。様々な人間関係と過去が明らかになっていき、ついに探偵が真相を見抜くのだが… 前編まるごと作中作ですよ。しかもがっつり王道ミステリーです。かつて、アガサクリスティのオリエント急行の殺人や、そして誰もいなくなったを読んだときの感じ。 古い町並みで発生する事件、癖のある登場人物、何やら意味のある逸話、独特の雰囲気を持つ探偵役、端々でみられるクリスティのオマージュ、そして過去の事実と少しずつ見えてくる真相。 たまらんすっ こんなの面白いにきまってる。 いいですか、ここまで上巻だけですよ。上巻だけで、もう1つのミステリーがほぼ全編、書かれているんです。「ほぼ」というところが、またこの作品が凄いところなんですが、それは下巻読んでみてのお楽しみです。 総合的なレビューは下巻にて!

    55
    投稿日: 2022.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「人生のすべてを変えてしまった」という警告で幕が開く。入れ子構造の推理小説(推理編)? ・良かった点 どいつもこいつも秘密と鬱憤を抱えてるぽくて怪しい!ちょっとづつ語られる物語が緊張感に満ちて、犯人は全然分からないけど面白かった。あと一読して最初に戻って、あれこの警告って何だったんだろう?というのも下巻に向けての楽しみ。 ・よくなかった点 容疑者が多い!別に悪いことじゃないのですが(そしてそれぞれ役割があるんで無駄キャラでもないんですが) 初心者には頭の整理がちょっと大変。 そして関係性によって苗字と名前で同じ人物が語られるので「誰だっけ誰だっけ??」と人物紹介を行ったり来たり。難しいよ!できたらもうちょいブラフ枠少ない方がすっきりしたのになーと。 <総評> 「続きはCMの後で!」的にいいとこで切れた。 個人の関係性とか恨みつらみとか色々情報が絡まって、これ1つか2つの本命以外は多分殺人事件自体には無関係なんだよなーと思うと全部覚えようとするの空しくもあるけど、いやいやあっさりしすぎてるとヤキモキしなくて面白くないから塩梅が難しい。 ちなみにホロコースト帰りの名探偵のアンニュイな紳士っぷりがちょっと気にいった。ぶっとんだ名探偵も個性だけど、常識人で正統な人が語る真理ってのもいいよなーと。解決編(下巻)が驚愕!らしいので期待しちゃうよ~。

    3
    投稿日: 2022.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普通に推理小説を読み進めてて、犯人の名前?を探偵が言ったところで下巻につづく。 えーーなんでーー??どうなるのーーー? ん?ちょっと待って。これ作中作だった。この小説を読んでいる女性がいたよな。。もしかしてこの作品全体の何らかの大きな仕掛けがあって、それを担ってるのがあの女性だったりするのかな…?←いまここ。 明日下巻買いに行こ。

    3
    投稿日: 2022.02.23
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    思わず、「アラン・コンウェイ」「アティカス・ピュント」で検索してしまった。『カササギ殺人事件』という小説を女編集者が読んでいる、という体で書かれたミステリー。アガサ・クリスティーへの愛に満ちたオマージュと謳われるだけあって、雰囲気がいい。ラストのピュントの台詞に「!?」となりました。下巻も読まねば。

    1
    投稿日: 2022.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上下巻ある海外ミステリー、読めるかな?とやや不安ながら読み始め。 結果として、全然問題なかった! この作者の作品を読むのは3作目。過去と現在の事件、関係のなさそうな事柄、どんどん増える容疑者。そんなに風呂敷を広げてどうするの?と心配になっても、きちんと全部回収する鮮やかさがすごい。 まんまと目眩しをされてた自分に気づくのも楽しい。 別シリーズも含めて現実世界の主人公がより魅力的だと、更に好きになれて嬉しいのだけど、これもあえてなのかなあと思ったり。

    2
    投稿日: 2022.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み友さんが絶賛していたカササギ殺人、アンソニーホロビッツ2作品目。確かにアガサクリスティのオマージュ。パイ屋敷の家政婦・メアリが掃除機のコードによって転落死。その直後、パイ屋敷の男爵・サー・マグナスも惨殺される。この村に住む関係者全員が容疑者となっている。ミスリードを装う多くのイベント。空き巣窃盗、薬瓶窃盗、宅地開発、不倫、息子の死、医師による双子の取り上げ順の隠蔽。探偵・ビュントが命を賭けて犯人を追及していく。最後の行の「犯人名??」下巻も楽しみです。よし、この段階で犯人を推理してログに残そう!⑤

    37
    投稿日: 2022.01.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    続編のヨルガオ殺人事件を先に読み、良かったので前作のカササギのほうにも手をつけた。個人的にはヨルガオよりも作中小説の謎解きが濃い気がして◎ これから名探偵により真相がわかる!というところで下巻に続き、ヨルガオ同様手元に下巻を用意してないともやもやして辛い

    3
    投稿日: 2022.01.21
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    下巻未読 登場人物を覚えるのに苦戦したが慣れてきてからはさらさら読めた 感情を絡ませて考えると全員怪しいが話を聞くと全員違う気がする 過去にあった色々な話が出てきたがそれらがどう絡んで探偵がどう考えたか明らかになるのが楽しみ 探偵は解けたと言っていたので自分も自分なりに推理をしてから下巻に進みたいと思う

    0
    投稿日: 2022.01.18
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    古き良き時代の英国ミステリの雰囲気満点なオープニング。舞台はジェイン・オースティン的なバース郊外の小村。タイトルのマグパイって、サー・マグナス・パイのことか。子供時代のあだ名はマグパイ確定だよねこれじゃ。 そこそこ良い雰囲気(ミッドサマー風にさくさくと猟奇殺人が起こる)のうちに話は進むのが上巻。そして後半は別の話へ。確かに面白い構成だわこれは。 それはそうと、《女王の腕》亭って、よくあるパブ名クイーンズアームズのことだよね? なんか違うよね。この場合のアームズって腕でなくてコートオブアームズのことでしょ。 いつもながら本筋とちがうところでごめん。

    0
    投稿日: 2022.01.15
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    2022/01/12読了 #アンソニー・ホロヴィッツ作品 海外作品独特の言い回しや 覚えにくい登場人物に序盤苦戦したが 読み進めるとかなり面白い。 大量に散りばめられた伏線のピース どう回収されるのか下巻の解決編へ。

    17
    投稿日: 2022.01.12
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    アガサ・クリスティー好きにはたまらない、古典的な探偵小説であり、完成度の高いフーダニット(犯人当て)。前半は海外ミステリあるあるだけど、登場人物が多くて「えーと、、この人誰だっけ?」と人物紹介ページを行ったり来たり。エンジンかかりだしたら、読み終えるのが惜しいくらい楽しめました。特に下巻が素晴らしい。

    3
    投稿日: 2022.01.09
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    #読了 作中作の「名探偵アティカス・ピュント」の活躍するパートで、設定は1950年代のイギリスの片田舎、准男爵の邸宅で家政婦が階段から転落死し、その数日後には准男爵が殺害されてしまう。

    0
    投稿日: 2021.12.31
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    さあアンソニー・ホロヴィッツだ! ブクログのミステリー好きのみなさんが高評価でお薦めしまくるこのイギリス人作家を遂に初読です しかもなになに?アガサ・クリスティへのオマージュ作品とな? ふふん中学時代にはクリスティーの著作をほとんど読み尽くしたこの私にオマージュ作品とは!(昔すぎて内容ほとんど覚えてないけど) アンソニー・ホロヴィッツよ、お手並み拝見といこうじゃないか さてさて本篇はというと「小さな村」で殺人事件が発生します もちろん「探偵小説」なんだから事故ではなく殺人事件に決まってす 最近のミステリーではやっぱり本当に事故でしたってパターンもありますがこれは「探偵小説」ですからね そして程なく残虐な2件目の殺人事件が発生し名探偵が登場します 主要な登場人物はなにかしら殺人の動機を持つ容疑者ばかりですが名探偵は見るもの聞くもの全てから真犯人への最短ルートをすでに見つけてるようです、しかし読者と読者の代理人たる名探偵の助手はちんぷんかんぷんでその横では人がいいだけの警部補ががらくたを積み上げています 名探偵はそのがらくたの中からも真実の欠片を見つけついに名探偵の口から意外な真実が! というところで上巻の幕が下ります いやいやいやがっつり古き良き「探偵小説」じゃないですか!しかも相当面白いときてる こりゃあ下巻も楽しみ!! … … … ってそうだこれ小説の中の小説だった! というこはこれ最高に面白い探偵小説『カササギ殺人事件』の他に大がかりな仕掛けがあるってことですよね?! うわぁどうなるの?!

    17
    投稿日: 2021.12.30
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    初の海外ミステリーです。 読み始めて、そういえば私、カタカナ名が覚えられなかったんだった!と思い出しました。だから世界史が苦手だったのですよ。 だから、登場人物が多すぎて苦戦しましたが、読み進めるうちにだんだん分かってきたので、後半は面白くなってきました。下巻が面白いみたいなので期待!

    4
    投稿日: 2021.12.29
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    時代背景が古いので、てっきり昔の作品かと思ったら意外に最近のものだった。 アガサクリスティの未発表作品だと言われたら信じてしまいそう。 続きがどうなるのか楽しみ。

    0
    投稿日: 2021.12.20
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    小さな村で起こった事故。 しかし、家政婦の女性が死んだのは本当に事故だったのか? 村人たちにはそれぞれ秘密があって━。 んんんこの海外の小説!といった感じの詰まった文章がたまらなく面白い。久しぶりに海外小説読んで魅力を再確認した。 早く続きが読みたい、、。

    0
    投稿日: 2021.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本書は、『メインテーマは殺人』を送った代わりに、実家から送られてきた。 どんなに小さな地域の書店でも、ホロヴィッツの作品は高確率で平積みされているように思うし、大抵の場合それは本書であるような気もする。それくらい、よく目にするし、ということは、今日本で最も知られている海外ミステリ、と言っても大げさな印象ではないと思う。 だからこそ、読んでみたかったのだが、読む前のハードルも相当高くなってしまっている。 けれど、やっぱり、面白いのだった。。 女性編集者が、有名ミステリ作家の最新作を読み始める…ところから物語が始まる。 そうした作中作の構造そのものは、どこかで目にしたような気もする。 けれど、その作中作そのものが、実に堂に入っていて、読み入ってしまった。 もちろん著者としては、『カササギ殺人事件』という著作の中における一定の効果を狙って、作中作の「カササギ殺人事件」を配置しているものかと思われるが、「カササギ殺人事件」だけで一冊の著作としても何ら遜色ないように感じた。 上巻はただ、「カササギ殺人事件」を楽しんで読むことに終始した。

    2
    投稿日: 2021.12.13
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    アガサクリスティを何作か読んだ人だとより楽しめると思います。下巻も併せて非常に凝った作りで楽しく読めました。

    0
    投稿日: 2021.12.06
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    ちょっとね、前評判てか、本屋さんの煽りPOPに引っ張られまくったせいか、しんどかったねw翻訳してる違和感とか、いわゆる英国ミステリーの伝統的な形式?そういうとこが、確かにそれっぽかったし、アガサクリスティーとか読んでても、多かれ少なかれそういう印象はあったような気もするな〜って感じの文章で、それが今更ながら重たいというか疲れるというか、、、総じてしんどかった。 強いていうなら、上巻終盤は意図シテなんだろうけど勢いがあってよかったよね。

    2
    投稿日: 2021.12.04
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    評判のミステリー。上巻を読んでなぜこれが評価されるのか?と思っていたが、下巻を読んで納得。感想は下巻の方に記述する。

    0
    投稿日: 2021.11.18
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    話題になっていたことは知っていたけど 登場人物の多さから海外文庫には苦手意識があり、 ずっと後回しにしていた作品。 なんでもっと早く読まなかったんだろう! 最後の1行は衝撃だった 下巻も楽しみ!

    0
    投稿日: 2021.11.17
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    ミステリー好きはハマる。 でもこれは普通のミステリーではない。 上巻読んだだけなら 「ふんふん…果たして犯人はこの人なのか?」 という結末がやってくるのを待つ。 でも下巻を読み始めると おや?何だこれは? あれ?下巻だと思ってたけど間違えたか? と混乱してしまう。 読み進めて行くと状況を把握できるけど 人によっては読む気にならなくなるかも。 何故ならまたストーリーが始まるから。 というより上巻の始めから始まっていた。 その事に気づくのが下巻になる。 そしてもちろん犯人も分かる。 それぞれの物語に一人づつ。 かなりアガサ…クリスティーっぽさがある。 面白いしハマる。 読み応えはかなりあると思う。

    0
    投稿日: 2021.11.04
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    ピュントの、人生すべてのできごとには決まった様式があり、その様式が人間の目にとまった一瞬を偶然と呼ぶにすぎない、という考えにはなるほどと思った。 上にはカササギは2回しか登場しないです。 カササギの数え歌があるらしく、1羽なら悲しみ〜7羽ならそれは、明かされたことのない秘密、ということらしい

    0
    投稿日: 2021.11.03
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    * カササギ殺人事件(上) 家政婦メアリの死 サー・マグナム・パイ 准男爵の死 私立探偵 アティカス・ピュントが謎を解く。 犯人は(上)では不明、(下)へ続く……

    5
    投稿日: 2021.10.25
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    状況がすぐに頭に浮かんでくるような表現の仕方ですごく読みやすかった。 悲壮感が半端ない。なんだか悲しい気持ちになってくる。 展開が早いので読んでいて飽きるということは全くなかった。下もすぐに読み終われると思う。

    2
    投稿日: 2021.10.20
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    アガサ・クリスティーへのオマージュという本格派英国ミステリーの王道。連続殺人事件と被害者を取り巻く様々な登場人物。その謎解きは?

    1
    投稿日: 2021.10.09
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    「この小説を読んだなら、貴方の人生を変えてしまうかもしれない」 冒頭にてそんな警告をされた。 海外広告にありがちな過大評価、そしてそれをわかっているのに唆られてしまう人間心理を巧みに利用した謳い文句の釣り針に、私もまんまと食い付いた。「私は平気」そんな自身の過大評価に気付けないままーー。 ーーーーーーーーーーーーーー 自然に囲まれた小さな村、そこの屋敷で働いていた一人の家政婦が階段から落下し首の骨を折り死亡する事故が起きる。名をメアリ・ブラキストン。この不運な事故に村人達は誰もが彼女の死を慎んだ。彼女の葬儀に現れた謎の男とカササギの群れ。 その後屋敷の准男爵 サー・マグナス・パイが殺害される。屋敷に飾られた鎧兜が握る剣によって首が切り落とされていたのだ。 決して広くない村の屋敷内にて二人の人間が立て続けに命を落とし、謎が深まる事件に立ち向かうのは余命少ない名探偵、アティカス・ピュント 。深く絡まった二つの事件の真相を彼と相棒のジェイムズ・フレイザーが導き出して行く....予定なんだと思う(注︰上巻) 一羽なら悲しみ、七羽ならそれは、明かされたことのない秘密。 ーーーーーーーーーーーーー メアリの死から始まる物語だが、牧師ロビン・オズボーンが語る彼女を慎む説教とは異なり、村人からはやや煙たがられていた様子。お節介焼き、人の粗探しをする天才等 人によっては彼女に恨みを持っていてもおかしくない様だ。後に殺されるマグナス男爵の評判はすこぶる悪い。 これをベースに、上巻は安定の人物像の構築にステ全振りなのだが、これが物凄く面白い。 決して少なくない登場人物達は、誰もに個性があり誰もが怪しい。ドキドキしっぱなしだ。細かい伏線を定期的に回収し、新事実と共に大きな伏線を更に大きく成長させていくプロットに心掴まれ、眼球は正面にきっちりと固定されてしまった。 視点が唐突に変わる独特な文体だったが読みにくさはまるで感じず、むしろそのギアチェンジによって更なるワクワクが止まらない。振り回されることに悦を感じ始めている、危険だ。 この丁寧且つマンネリを感じさせない上巻は、探偵ピュントの推理が纏まったあたりで静かに着地した。あぁ!!急いで下巻を召喚せねば... 冒頭、【「私は平気」そんな自身の過大評価に気付けないままーー。】 なんて舞台誇張演出さながらの恥ずかしい発言をしたが、正直言うとまだ私の人生は私のままだ。平凡で平和。さて、嵐の予報は的中し私の心に上陸するのか逸れるのか、 まるで不謹慎にも悪天候予報にワクワクする子供のような気分だ。

    156
    投稿日: 2021.10.06
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    とある田舎の村で起きた死亡事故、しかし死んだ彼女は人のゴシップや明かせないことを拾い上げる天才。すべての登場人物が容疑者。そんななか、名探偵ピュントが謎を解き始める。 一昨年だったか、凄く話題になった作品が簡単に借りられるようになったので、読んでみました。「つまらない住宅地のすべての家」がこの話に少し似ていたと思いました。 古典的な名探偵ものを読んでいる感じです。探偵以外の人が、あまり良い人に書かれていなくて、感情移入しにくいのが残念。でも、続きがとても気になる終わり方なので、忘れないうちに続き読もうと思います。

    3
    投稿日: 2021.09.30
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    オールドスタイルなミステリ、日本で言うと横溝正史のような雰囲気の世界に惹きつけられて、一気に読んでしまった。

    0
    投稿日: 2021.09.27
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    1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは…。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。余命わずかな名探偵アティカス・ピュントの推理は―。 ヨルガオが翻訳されたので、未読の前作をようやく読む。ここまでは一気読み。

    4
    投稿日: 2021.09.20
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    上巻読了。 冒頭、とある女性編集者が『カササギ殺人事件』の原稿を読む場面から、この物語の扉は開きます。 ここでは『カササギ殺人事件』の著者は“アラン・コンウェイ”となっていて、所謂“作中作”、入れ子構成となっております。 さて、舞台はサクスビー・オン・エイヴォンという小さな村。富豪の屋敷で家政婦をしていた女性が屋敷内の階段から転落死をしたことから、密かにざわつき始める村内。 続いて、その屋敷の主人の准男爵が剣で殺されてしまいます。この二つの死に関連性はあるのでしょうか。名探偵・アティカス・ピュントが解明に乗り出します・・。 もう、村人全員怪しく見えてしまいますね。皆、心に“思惑”を抱いているし、あからさまにコソコソしているし・・。 過去の湖で少年が溺死した事とかも、何か関係あるのかな・・等、気になる事が盛りだくさん。とにかく真相が知りたい一心でページを繰る手が止まらない!という感じでした。 そして、全貌がわかったっぽいピュントのラストの台詞に「え!?」と困惑したまま、上巻終了。とりあえず続きが気になりすぎますので、このまま下巻に進みます!

    6
    投稿日: 2021.09.08
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    小さな村で起きた2つの事件、其々何か内に秘めた村人たち、何年も昔の事故との繋がりは?? どんどんと村人の過去が明かされるのに、全く事件の全貌が分からない。とても先が気になる。

    2
    投稿日: 2021.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2021年9月1日再読 冒頭、女性の愚痴から始まって「この作品を読んで!」と読み手は放り出される。 そこから作中作『カササギ殺人事件』が始まる。大戦後のイギリス、パソコンもスマホもない少し古めかしい雰囲気。穏やかな気質の探偵ピュントと抜けてるけど憎めない助手のフレイザー。ひょんなことからある殺人事件に関わることになる。 イギリスの田舎の(殺害された人物も)一癖も二癖もある人たちに接触していくアティカス・ピュント。 どんどん読み進める。さぁ、犯人は誰か? 続きは下巻?あれれ? 下巻の感想↓ https://booklog.jp/users/kei1122/archives/1/4488265081 ***************************************** 作中作の各章は下記のカササギの歌から取られている。 一羽なら悲しみ、二羽なら喜び。 三羽なら娘、四羽なら息子。 五羽なら銀で、六羽なら金。 七羽ならそれは、明かされたことのない秘密。(P78) One for sorrow, Two for joy, Three for a girl, Four for a boy, Five for silver, Six for gold, Seven for a secret never to be told.

    5
    投稿日: 2021.09.01
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    50年代、イギリスの地方の村、お屋敷の家政婦次いで主人が亡くなる。濃密な人間関係、相互不信。余命僅かな名探偵アティカスが乗り込み、謎を解く…はずが、失われた原稿の最終章。作家もまた殺されていた。 作者の名前が違う、あれ?と思いながら読み進めました。上下巻に別れていて正解。ミステリー2冊、どちらも納得の推理の裏付け。お得気分です。

    0
    投稿日: 2021.08.28
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    たまにはじっくりミステリーでも読んでみようと思って上下巻まとめて購入 最初のうちは登場人物が多いし、名前は長いし訳わからず登場人物の紹介ページを行ったり来たり… だんだん面白くなってきたぞーってときにつづく… 考察まではなかなか出来ないし、読むのに時間がかかるけれどたまにはミステリーも面白い  下巻も一緒に買っておいて良かったー!

    3
    投稿日: 2021.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み始めたときは登場人物の背景などが詳しく描かれていたのだが、登場人物の名前が覚えられないのと少々長くないか?という印象を持っていたが、途中からそれさえも楽しく読み進めることができるようになるくらい面白かった。色々な人間のさまざまな感情が複雑に絡み合っていて、誰が犯人なのか見当もつかない。後編もこの後から読み始めるが、楽しみでしかない!

    0
    投稿日: 2021.08.17
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    カササギ殺人事件 上下巻読み終えました。凝ってるなぁ。 これはミステリーマニアもうなる技巧と小ネタや雑学を散りばめていて、読んでる人ほど楽しく読めるね。途中でルール破りの叙述トリックもありうるかな?とハラハラした。 作中作または劇中劇、RPGゲーマーにはお馴染みで、ゲームにはだいたい英雄譚が語られます。 英雄の物語を追って、最強の伝説級武器を手に入れる。ミステリーでは珍しいけれど、割と親しみのある形式でした。

    0
    投稿日: 2021.07.29
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    まだ上なのでどうなるかわからないけど、 容疑者がたくさんいる状況で、次々と謎が明らかになっていく展開はやっぱり面白い。 普通に続きが気になるし、冒頭の伏線回収もあると思うと期待が高まる。

    0
    投稿日: 2021.06.19
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    余命わずかの名探偵が挑む、田舎の屋敷で起きた二つの殺人事件の謎。 登場人物誰もが怪しく、犯人を決めかねるのに、すでに探偵アティカス・ピュントは全てを見通した、と。 謎解きの下巻を早く読まねば。

    0
    投稿日: 2021.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごく面白かった。 気になるところで終わってる。 早く下巻を読まないと。 しかし、外国の小説は登場人物の名前を覚えるのが大変… 何十回も人物紹介ページに戻ってしまった。 先日、この外国のテレビでこの作品の実写化の ニュースを見たけど、日本でも放送されたら 全話見た後に、またこの小説読もうと想う。

    0
    投稿日: 2021.05.31
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    名前覚えるのが大変なのと進展が遅いのとで読むのに時間がかかったけど、そのうちおもしろくなるはずって思ってがんばってなんとか上巻読み終わった。

    0
    投稿日: 2021.05.26
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    うわ、小さな村でお節介な老婆と地主が立て続けに屋敷で死亡なんて、ど真ん中なミステリ!これでつまらないはずはない…ない筈…と下巻に突入。 クラリッサ・パイに対するチャブ警部補の助言が胸に残る。しかし、探偵が上巻のラストで犯人を名指しするなんて…アリなのか??

    0
    投稿日: 2021.05.24
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    読むスピードが早まる→いよいよ下巻へ→下巻だけ持ち歩く→下巻の最初で上巻もペアで持ち歩かなかったことにソッコー後悔。

    0
    投稿日: 2021.05.17
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    海外ミステリなので、どうしても翻訳独特の言い回しや語感があり、読み始めは少し世界観の理解に時間がかかる。 慣れると登場人物の名前も一致してくるので、謎が謎を呼ぶTHEミステリーといった感じ。 メモしながら読むと分かりやすかった。

    0
    投稿日: 2021.05.16
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    最序盤の事件発生〜登場人物紹介までが、読むのが割と苦痛。 探偵が出てきてから徐々に面白くなり、めちゃめちゃ良い所で上巻が終わる。 続きが気になりすぎて下巻に入ると、いきなり謎展開でワッツ食らう。

    0
    投稿日: 2021.05.15
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    始めは読み進みにくかったが、登場人物を把握していくごとにスルスルと読めていき、上巻の終わり方も最高! 下巻へ進んでも、上巻を読み返してしまう。上下で分けて評価できない作品。 面白かった!

    0
    投稿日: 2021.05.14
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    導入がスッキリしなくて、読みにくく感じたが、 ゆっくりと面白くなってきた。 読みにくさは慣れないカタカナ名前のせいかな? ガン末期の探偵の推理展開が、ちょっとわくわく したところで、下巻が楽しみ。

    0
    投稿日: 2021.05.01
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    "メインテーマは殺人"'もそう感じたが、外国人作家の作品にしては非常に読みやすい。翻訳家さんが上手なんだろう。そんなわけでどんどん読み進められる。内容もなかなかおもしろいが、ここまでは普通のミステリーという印象。この作品がこんなに評価されている理由は下巻にあるのか。続きを読むのが楽しみ。

    10
    投稿日: 2021.04.24
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    上巻を読んでから下巻買おうと思っていて失敗した。気になって今夜眠れない。 本格ミステリ。最近の本なのに、古典作品を読んでいるかのよう。「メインテーマ……」を先に読んだけれど、全く違う雰囲気。面白い。

    2
    投稿日: 2021.04.20
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    2019年度年間ミステリーランキング全制覇という謳い文句に惹かれはするものの、所謂【古典ミステリ】というジャンルに対する苦手意識、そしてオマージュ元であるアガサ・クリスティ作品に対する造詣のなさ(一冊も読んだことがない)から二の足を踏んでいた作品。上巻は編集者の<わたし>が読む「カササギ殺人事件」という作中作の一番続きが気になる所で幕引き。1955年という舞台設定ながら、洗練された筆致は古臭さを感じさせない。しかし、ピュントが参戦するまで頁を捲る手が滞ったのもまた事実。さて、下巻の現実パートはどうなるの?

    0
    投稿日: 2021.04.18
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    編集者である主人公が「カササギ殺人事件」の原稿を読む所から始まる。 しわくちゃのシーツに寝転がり、手元にはワインのボトル、トルティーヤチップスの大袋とホットサルサディップの壜、タバコを一箱。窓に叩きつける雨。そして本。…という場面。 羨ましくて、自分も少し真似してこの本を読み始めた。 こんなワクワクの気持ちだった主人公が、「カササギ殺人事件」はまさにわたしの人生の全てを変えてしまった。と言っている。 いったい何が起こるのだろう。 この冒頭から後は全て、作中作。 早く結末を知りたくて下巻へ進む。

    12
    投稿日: 2021.04.17