Reader Store
コンビニ人間
コンビニ人間
村田沙耶香/文藝春秋
作品詳細ページへ戻る

総合評価

3922件)
3.9
940
1564
998
170
43
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    面白くて一気読みしてしまった。世間から普通ではないとされる主人公がコンビニ店員というマニュアル化された環境で働くことで普通を装う。この主人公にはコンビニ店員という生き方がきっと正解なんだと思った。 コンビニと人間の代謝を対比しながら表現するのも興味深かった。また周りの人の助言もリアルで多様性が謳われる世の中でも出る杭は打たれる風習は変わっていないと感じた。普通とは何かを深く考える作品だった。

    0
    投稿日: 2026.01.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、『店員』でいるときのみ世界の歯車になれる」 何かサクッと読めるものはないかと手に取った作品。 あらすじの言葉を借りると、 「世界の歯車になれる=普通人間になれる」 主人公の恵子は周りが求める「普通」になるためにコンビニ定員として働くが、果たして「普通」になれていたのか。 「普通」に生きていくのはなんとも難しい。

    10
    投稿日: 2026.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    何が普通で何が普通でないか、その境界線を明確にジャッジすることはできない。だが、言葉にせずとも世間が共有している「普通」という感覚は、あまりにも残酷であると感じた。 白羽が言うように結局我々は動物であり、異物は淘汰されるような循環サイクルで生きているのだ。 しかしそれと同時に、他人の価値観を裁く権利など誰も持ち合わせていないことを、自覚しなければならないとも思った。

    1
    投稿日: 2026.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    話題の一冊として読了  主人公の女性と自分は、何処か通じる部分があって、すごい共感できた。  社会的評価と自己評価に差異を感じるのは、誰しもだと思う。  コンビニの店員でしか社会の歯車になりえない。こういった感じの表現は、社会人になった今でも感じられていない感覚で、今後、共感ことがあるのかなー?と思う作品。

    1
    投稿日: 2026.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分は「普通」だと思ってても、それは確認のしようがないことがいきなり怖いことだと思った。 マニュアルのように指示されればその通りに動けばいいが、臨機応変というのもある意味才能なんだなと考えさせられた。 主人公は今でさえギリギリ何とか生きてると思うが、この後どうなるのかを考えると怖かった。

    15
    投稿日: 2026.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんか納得いかん部分が割と多いかもしれんけどこれは自分が普通側やからかもしれん 主人公は普通ではないのに何で周りには普通を強要(まではいかんかもやけど)してくる人が多かったのかが割と謎 自分の経験的には自分とよく似た人が周りには集まって来るもんやと思ってるけどそれがないし、主人公も自分が普通ではないと認識して普通を求めてるっぽいけど何でそんなに生きてて普通の感覚が全然育たんかったんかが謎 自分は割と普通側の人間で、自分の常識と違うことがあってそれが納得できないことでもそういう考えの人もおるんやって新たに知れることもあるけど、主人公はそういう場面で疑問に思わんかったんかな?でも途中でめっちゃ疑問を質問する場面あったから違うと思うけど… うーん他の人の感想が気になる てかそもそもこんな他人のこと気になる人たちおるもんなん?こんな初対面でずけずけと他人の人生に口出ししてくるのやばい。普通側として描写されてた友達の旦那とかもまぁまぁヤバい あと自分は主人公はサイコパスなんやと思った

    1
    投稿日: 2026.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    スルスルと読めた。代謝はあるが集合体として安定しているコンビニと社会やコミュニティを重ねる洞察がとても興味深い。普段よく使うコンビニの新しい一面の情景がありありとあらわれるような文章にも引き込まれた。

    0
    投稿日: 2026.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    物語の前半で、恵子が「私がアルバイトを始めたとき、家族はとても喜んでくれた。大学を出て、そのまま、アルバイトを続けると言ったときも、ほとんど世界と接点がなかった少し前の私に比べれば大変な成長だと、応援してくれた。」と過去を振り返っていたのに対し、後半で妹が「お姉ちゃんは、コンビニ始めてからますますおかしかったよ。喋り方も、家でもコンビニみたいに声を張り上げたりするし、表情も変だよ。お願いだから、普通になってよ」と言うシーンや、前半では恵子がコンビニ店員たちと仲良く会話しているように見えるのに、後半で飲み会に誘われていなかったことが明らかになるシーンは「普通」を要求する人々と「普通」を理解できない恵子との差が明白になっていて怖かった。

    0
    投稿日: 2026.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    普通とは何か。 普通の人間であることを演じているという感覚は誰しもが経験することかもしれない。 恋愛、就職など、世間体をして生きていくことが必ずしもその人の人生にとって良いものかは分からない。 周りは言わなくても世間体という軸で他人の人生をおしはかっている。このことをこの作品は言語化してくれた。 自分も周り側にいる時があると思う。気をつけたい。

    0
    投稿日: 2026.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めて読む作家さん。 普通であることの生きづらさと、知らず知らずに自分と同じ価値観を人は押し付けているのかなぁと思う感覚が共感できた。主人公は自分の生き方を最後に自覚するが、読後に哀愁を感じたのは、自分自身も普通に侵食されているのかもと思った。

    1
    投稿日: 2026.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この世にある全ての小説を読んだわけでもないので、根拠のない状態で評するのはどうしても歯痒いけど、今後の日本文学史においても、「普通」の解釈をより難解にさせる代表作の一つだと感じました。これを読み切った時には、主人公に是非を問う読者はいないと思います。 身の回りに無数と言っていいほど存在する「コンビニ」で、これほど読者を楽しませてくるとは。主人公が一貫して、物語のシュールさを維持してくれて、途中何回も笑いました。今後コンビニに入ると僕は無意識に古倉恵子を探すんだろうなと思いました。 星を一つだけ付けなかったのは、「この作品は、僕が一般の社会人になったらより一層面白みを増して化けてきそう」と考えたためです。

    8
    投稿日: 2026.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    無機質な人間ってこういう感じかぁと思った。でも、身体がそうやって機能しているのもなんかわかる気がする。

    1
    投稿日: 2026.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった。普通の概念から飛び出している自分をコンビニというマニュアル化した箱の中で普通っぽく育てて行きそこでしか生息していけなくなってしまう自分。 普通の人間の定義は何なんでしょうね⁇

    0
    投稿日: 2026.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    面白すぎて一瞬で読み切ってしまった。 わたしも、他人から理解されないだろうなと思う自分の考え方がある。こんなに異常者扱いはされないけど、たまに口にして『しまった』と思う。 ムラにはムラの掟がある。その通りで、いつの世になっても原則なんて変わらないのではないかと思うなどする。 自分は自分でいいんだなと思える勇気は出た。

    1
    投稿日: 2026.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    個人的に読んで良かったと思えるような好みの本では無かったが、読み進める手が止まらなかった。 この本を読んで、確かに周囲からみた普通・世間が思う普通から逸れてしまえば排除される世界だと思わされた。

    0
    投稿日: 2026.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった。 普通とはなにか。 普通でないものに対する大多数からの反応がリアルであり、途中で出てくるおじさんも普通でないだけなのかなと思う。 難しいが、大なり小なり生活する上で普通に寄せる事はあるだろうし消えているという表現がとてもあっているなと思った。

    1
    投稿日: 2026.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    7年ぶりくらいに読んだ。忘れている部分もあったが、読後感はあの頃と違った。明るい話だと思う。中年で、アルバイトで未婚。 別にそれでもいいのに、普通という規範を逸脱すると後ろ指を刺される。どれだけ多様性が叫ばれる社会になっても人の本質は変わらない。普通の人たちがいる世界と、普通ではないとみなされた人たちがいる世界に隔たりがあって、同じ世界に属していない人はいなかったことになる。 本人が望む世界で生きるのが1番理想だ。古倉さんにとって、コンビニでバイトを続けることが天職だった。それだけだ。 ただ現代社会の生きづらさってずっと変わっていないんだなと思った。

    9
    投稿日: 2026.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久しぶりに読んだ。 とにかくルールに雁字搦めな仕事がいい人にとって、コンビニ店員というマニュアル仕事は天職なのだろう。決められた手順を正しくなぞり、求められる振る舞いを過不足なくこなすだけで評価され、役割を果たしたと見なされる。 コンビニではないが、学生時分に似たような接客業でアルバイトをしていたことを思い出した。言われるがままに業務をこなし、周期的に訪れるキャンペーンやイベントに合わせて準備をし、働いた分のお金をもらう。その中で、最低限ではあるが社会とのつながりも得られていた。今思えば、あれはあれでなんだかんだ充足していたように思う。 ただ、それを何年も続ける人に対しては、社会の不文律によって独特の視線が向けられる。一目置かれているようでもあり、同時にどこか距離を取られているようでもある。自分もまた、無意識のうちにそういう目で見ていた側だった。 合理性を突き詰め、与えられた役割に過不足なく適応すること。それ自体は極めて真っ当で効率的なのに、どうもそれだけでは社会には馴染むことができないらしい。その歪さこそが、この作品を読み返して改めて浮かび上がってきた。

    1
    投稿日: 2026.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった。白羽さんとのくだりはちょっとスパイファミリーのヨルさんを想起させた。 恋愛や結婚に限らず、人間ならこうなって当たり前、こう感じて当たり前とされてることは色々あるよなと感じた。 そしてそれは本人も意識してなくて、悪気なく「なぜ〇〇なの?」と聞いてしまう 自分も気をつけよと思った。

    3
    投稿日: 2026.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすく、あっという間に読めた。世の中の常識、人から見える社会的な立場というものを考えさせられた。2016年に書かれた本。多様性という言葉をよく聞く現在だけれど、今もそんなに変わらないと思う。 主人公の女性の考えは理解できない部分も多かったが、何も間違ったことはしていない。なのに異物とされてしまう。主人公の周りの人と同じこと(幸せを決め付けたり、人の事を勝手に喜んだり批判する)をしてしまっている自分にも気が付く。努力せず批判ばかりする好きでもない男性と同棲したのに、実情を知らず周りが喜ぶ反応がとても印象的だった。「男性と同棲する」という社会的意味と本人の状況のズレが滑稽で興味深かった。コンビニを辞めてしまった時はどうなるか心配したけれど、最後コンビニ人間だと自分で気が付けて良かったと思った。

    0
    投稿日: 2026.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「普通」がわからないばかりに、どうやって人間に擬態したら良いのか、トライアンドエラーを繰り返す古倉さん。 機械的なんだけど、すごく生々しい。

    2
    投稿日: 2026.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    少し現実離れしているような気もするけど、そんなことも無い。こんな人間も存在しているのだろうと思った。文章は無機質な印象だったけど、芥川界隈はこうゆうのが好きなんだろう。

    1
    投稿日: 2026.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公がコンビニという生き方を見つけられていて良かったと思う。「普通で無い生きづらさ」を題材にした小説はあるけど、孤独感や苦悩が深く刺さってくる小説が多い印象があった。 でもそういうのとはちょっと違うと思った。 明るいというのか、無機質で清潔でテンポが良いというか、それこそコンビニのような感覚で読んだ。 本人は周りに迷惑をかけないし、傷つけないし、周囲の人に失礼なことを言われても周囲を恨んだりせず「普通」になろうとしたり、家族を心配させまいとする健気さがあり心に残った。私はこの主人公は偉いと思った。 どちらかと言うと周りの人のほうが失礼すぎて、周りの人がおかしいんじゃ無いかとすら思えた。 色々なハラスメントや、多様性という考え方が急速に広まったのだろうか。

    4
    投稿日: 2026.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分はコンビニ人間じゃない…と安堵している人は、この小説の本質を何も理解してないし、あなたこそがコンビニ人間だなと思う。

    3
    投稿日: 2026.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    不快感が残った。 自分はコンビニ人間ではないのだろう。 そう感じさせるという点でこの作品は非常に秀逸なのだろうと思う。

    2
    投稿日: 2026.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公の自己分析があまりにも冷静なので、完全に社会不適合なのに共感してしまう……!面白すぎて2時間で読み切りました。描写がうますぎて、自分が登場人物のどれにでもなれてしまいそう。すべてに共感できます。夜読んだら自分のことも深く考えすぎてしまったくらい。おもしろかったー!!

    3
    投稿日: 2026.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一言メモ、みんな役割を持って生まれてきた、のか 面白くて、あっという間に読んでしまいました。読み始めは、“普通”のコンビニ店員が主人公のストーリーと思いながら読み出すも、だんだんと、ごく“普通”ではないコンビニ店員なんだと察していく。 主人公の人となりが、だんだんわかってきて、彼女にとって生きづらい世の中、環境から逃れるように、コンビニ人間という形の、自身を確立して生きていく、強い女性の本です。 アイツだけは、ほんとにしょうもなくて、気持ち悪さ全開の描かれ方が、主人公と対比になっていて、良いスパイスになっています。あの生き方も、世間から逃れるための一つ、なんだとは思います。 コンビニバイトをしたことがある自分にとっては、昔よりもさらに複雑で多岐にわたる業務をこなしているコンビニの店員さんを、心から尊敬しています。

    3
    投稿日: 2026.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    <忘備録・ネタバレあり> 極端な合理思考のために、コンビニ店員の仮面を被らないと生きていけなくなってしまった女性の話。 いや、、、彼女の最後の描写には希望や輝きがあり、「コンビニ人間として生きるのが自分の幸せだ!」という前向きなハッピーエンドなのかも…? 主人公はとんでもなく極端な合理思考。人と違うと気づいてからは口を閉ざし、友人関係も築かず、周りを観察しながら模倣し、普通っぽい自分を演じてきた。 そんな主人公にとって、マニュアルがあり客との複雑な絡みもなく論理的な思考で行動できるコンビニ店員が好都合だった。 一時は白羽を利用し、対外的に「普通」を演じて生きる道を進もうとするも廃人となる。そんな中立ち寄ったコンビニで自分の存在意義はここにあると確信し、希望に満ち溢れ力が漲る。 親や妹との関係性は良好で理解もあるが、時折深く悲しんでいる様子や、主人公が純粋に異次元な発言をしてしまうところ、それに家族が傷つく描写がつらかった。 また、白羽と、ユカリとミホの旦那たちが本当に憎たらしい。ここまで潔い嫌な奴を描ける作者もすごい。ただ白羽は主人公の妹が来た時の対応がナイスすぎて、そのまともさがあるならまっとうに生きろよ!と思った。 この作家の作品は初めて読んだが、うっすら感じていることを綺麗な言葉で簡潔に言語化されていたり、「あーそれめっちゃわかる」という情景描写がたくさんあり、他の作品も読んでみたいなと思った。 ▼印象的なフレーズ ・真っ白なオフィスビルの一階が透明の水槽のようになっているのを発見した。 ・まるで作り物ではないかと思うほど綺麗に並んでいた食べ物やお菓子の山が、「お客様」の手であっという間に崩されていく。どこか偽物じみていた店が、その手でどんどん生々しく姿を変えていくようだった。 ・不気味に思いつつも朝は忙しいので急いで買い物を済ませようと、列に並んでいる客は男性と目を合わせないよう、徹底的に無視を心がけているようだった。 ・ここは強制的に正常化される場所なのだ。異物はすぐに排除される。さっきまで店を満たしていた不穏な空気は払拭され、店内の客は何事もなかったように、いつものパンやコーヒーを買うことに集中し始めた。 ・正常な世界はとても強引だから、異物は静かに削除される。まっとうでない人間は処理されていく。

    0
    投稿日: 2026.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイトルに惹かれて読んだけど、 まさしくそのまんまだった。 びっくりするような事件はなく、 コンビニ人間の日常物語。 近未来の人間像がこうなりそうでやや怖い。 AIロボットに使われる、 ロボット化した人間の未来予想図。

    0
    投稿日: 2026.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    薦められて読了。なんとなく理解ができてしまう話だが、能力をできるだけコピー出来ることや観察力があるのならこうしたらよいのに、ああすればよいのに、が浮かんでわたしも普通側なのだなと思った。突然網膜の水分や生活臭を表現するのに、心理描写が一人称であるためほとんど起伏がなく、小説としては面白く読みやすいもののもう一度読みたいとは思わなかった。

    0
    投稿日: 2026.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公がタイトルにある通りの正にコンビニ人間で本当に驚いた。ロボットの様な感じもした。 主人公の考えていること全てがおかしくて、だけど時々的を得ていて、共感できたりもして。とにかく不思議な感覚を最後まで味わった。 解説が中村文則さんなのも含めて非常に楽しめた。

    0
    投稿日: 2026.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    世界99を読み終えたあとに著者の出世作となった本著を読んだが、まさに世界99の源泉と言えるような作品だった。 この作品に出てくる「普通」の人達はこの主人公から見ると、こんなにも下世話で意地悪く映るのだと、自らを顧みる機会になった。

    0
    投稿日: 2026.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    周りの人と感性が異なることで、余計なことをしないと決めて生きてきた主人公が、コンビニ店員という職に出会い、自分の居場所を実感する。コンビニに溢れている様々な音やお客さまの視線・仕草に反応して、細やかな判断と行動ができていて、まさに職人技! 〔感想〕 誰がなんと言おうと、自然と体が動く、職場を離れてもついつい考えてしまう…というのは、その人にとって天職なのだと思う。正社員とかアルバイトとか関係なく、イキイキと働いている人を尊重したい。 ラストシーン(最後の約10ページ)は、そう、それでいいの!と思いながら読みました。 …….. 更に個性強めの白羽さんも、クセになるキャラ。

    0
    投稿日: 2026.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白い…のだろうか?というのが読み終わった時の素直な感想でした。 普通なんて言葉、誰が生み出したんだろうか、ただの理想では?と思う身としては、自己決定の方が大切だとしみじみ感じます。 そして自分で責任をとる。他者に何か言われたとしても自分で納得できる選択なら良くて、わざわざ自分の選択について干渉してくる人がいるならそれは相手の問題であって… まあ何が言いたいかというと、誰の普通でいることよりも自己決定が大事であって、自己と他者の責任の所在はしっかり判断できるようにならねばということでしょうか…

    0
    投稿日: 2026.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短く読みやすい。発達障害の特性を強く持つ主人公が、定型の人たち中心の世界に溶け込んで生きるための術(口調を真似る、服装を周囲と寄せる…等)が興味深かった。ヒトによるオペレーショナルな業務も多様性を重んじる世界では、必要なのだなと実感。

    1
    投稿日: 2026.01.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    とにかく読みやすい。コンビニで働く事以外に一切の興味が無い恵子の淡々として毒気ついた語りが面白かった。と同時に社会に馴染めるように努力する健気さと、それが全く意味を為していない切なさも心に残った。 人間の村社会に馴染めないのならば、いっそ人間をやめて「コンビニ人間」になるという恵子の選択はある種現実からの逃避、マイナス的なものに見えるが、私個人はむしろ新たな価値観が創造される瞬間の感動のようなものを感じた。「ムラ」から疎外され、白羽のようにそれに怒りをぶつけるのも、恵子のように「ムラ」から出て行くのも個人の自由である。

    0
    投稿日: 2026.01.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    環境や感じたことによって人間は作られるとあらためて感じました。同調意識、バイアス、人間って弱い動物なんだなってあらためて。無から→有になる恐怖からなのかな?

    0
    投稿日: 2026.01.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    とても読みやすい。 主人公の人格?ゆえに余計なものがなくて読みやすい。 この物語で唯一余計なものと言えば、周りの人間、干渉。 普通でいなければ幸せになれないという勝手な縛り。 現実でもそれこそ古代からのあるあるだけど、結婚、就職、出産だの当たり前にやらなければならないことだと平気で思い込んでる人間たちの無礼な干渉が一番耳障り。そういう人間に限って多様性とはと謳いたがる。 他人の不幸な生い立ちなどを可哀想だと言っている、心配してあげている自分が好きな人間がよく使う都合のいい言葉。 どんなことでも本質は本人が決めることなんだから構わないでほしいよなと思う。 普通なんてどうでもよくて、単純に18年もコンビニで働いてきた古倉さんはえらいよ、立派だよ。 積み重ねたその経験、めちゃくちゃ活きてるじゃん。辞めてからも身体に染み付いて、売れ行きとか考えて動けてるのはもうプロでしょ。 それをまたコンビニごときでとかたかがアルバイトでとか言うやついるんだろうけど、積み重ねてきたものがレベルアップして続けられるのはもう誇っていいことだし、そういうことを言われる原因を作ってるのって白羽みたいな人間がいるからなんだよな。言う相手を間違えてる。 白羽もこじらせてるよな、その咄嗟に取り繕える能力もっと別のところで活かせたら良かったな。

    0
    投稿日: 2026.01.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    世の中の普通から外れている主人公の恵子が、18年続けたコンビニ店員のアルバイトを通して自分なりの生きやすい方法を探していくお話。 本当の自分を隠し周囲の模倣をすることによって普通の人間として世間に溶け込むことが出来ることに気付く恵子とは対照に、変わっている自分を全面に出し、世間がおかしいんだと主張し続ける白羽。 変わりものの2人がそれぞれ違った方法で生きようとしていたのが印象的だった。 恵子はマニュアルのあるコンビニで働くことに生きやすさを感じていたけれど、確かに決められたことをこなしていくだけの人生のが楽だし安全だよなーと思った。 私も自分の意志決定が様々な場面で必要とされる社会よりは、決められたことを指示に従って行動していれば良い学校のが楽ではあった。 たぶん、その感覚と同じ。 一方コンビニの労働と異なり、人の行動(コミュニケーションなど)はマニュアルや明確な答えがあるわけではないし、感性も人それぞれだから、世間一般的な感覚と違ってもそれに気付きにくい。 そして、ズレている当人よりも周りが心配をして過剰に口を出してくる構図はあるあるだよな~とも思った。 ただ、恋愛や結婚の話や、人の職歴については、現代の若者の間では、身内はまだしも他人からあれこれ言われる話ではないぞ…???と思ってしまったし、職場の人がこんなに他人のプライベートに踏み込んでこないだろ…しかもきっちりしている店長だったら尚更…とか思ってしまい、作品に現実味がなかったのでいまいち自分には刺さらず。 なんか全体的に一昔前の思考っぽいというか、昭和っぽい文章だなという印象。 単行本の初版が2016年だから、そういう時代背景も関係するのかな。 普通とは何かを考えさせたかった本なのかなと思ったけど、恋愛をしたことがなくったって、結婚してなくたって、アルバイトで生活してたって、人と考え方が違ったって、本人がそれで良ければ別に良いんじゃない?という感想。 変わっている自分を周囲に上手く溶け込ませる方法が、同じコミュニティの人の言動や所持品の模倣なのであればそうすればいいし、主人公にとって、コンビニ店員という1つの型に自分を当てはめて生きることが一番楽で安全で生きやすいのであればそうすれば良いと思う。 恵子は何も気にしてないと言いながら周囲を模倣して自分を偽ったり、働くときに使える人間になりたいと考えたりしていて、なんか一周回って一番周囲の目を気にしてるんじゃないかとも思ったりした。 恵子も白羽も思考回路が理解不能で、ずっとイライラしちゃったなー。なんか消化不良。。。

    1
    投稿日: 2026.01.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マニュアル化された社会(=コンビニ)でしか存在できない人間が、一度そこから排除されかけ、 しかし結局また自らその檻に戻っていく物語。 普通の小説であれば、白羽は主人公と良好な人間関係を築き、主人公を救う立場にあるはずだが、見事に裏切られました。 救いようのない物語だが、主人公は救って欲しいとも思ってないし悲劇とも思っていない。マニュアル化された社会に迎合してるから、救いようのないと感じるのだろうか、、

    0
    投稿日: 2026.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私は普通という言葉が嫌いです。 「普通に考えたら」 「普通はさ」 「普通はこうするよね」 「普通じゃないよ」 その人にとっての普通と私のとっての普通は違う。 そもそも私の「普通」ってなに。 そう考えるようになってから普通って言わないようにしてます。 その人の普通が普通ではない。 押し付け、抑圧し排除する。 無意識下に自分もやってしまっているな と振り返ることができる小説でした。

    23
    投稿日: 2026.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     同じコンビニで18年間アルバイトとして働き続ける主人公の実生活と、彼女の周囲及び現代社会の構造にスポットを当てた物語。  まずコンビニという舞台設定が、身近ながらも知らないことが多い場所で興味深かった。主人公の幼少期から現在まで「治らない」部分や、コンビニに対する異様なまでの固執・愛着には、不気味さ、不思議さ、そして少しの親近感を抱いた。また、白羽との同棲前後で、彼女に対する同僚や友人の言動・行動などが変化していく過程は、リアリティに溢れており、読みながら心苦しさを感じてしまった。  白羽による一連の「現代は縄文時代と変わっていない」発言は、部分的に共感させられたし、的を射たものだと思った。

    1
    投稿日: 2026.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分もどこかズレていると感じることがあるので、 共感性の高い作品だった。 特に「普通」がわからないことを不思議がられる場面や、「正解」を教えてもらえることに安心する主人公の姿は、胸がキュッとした。 表現描写も素敵だ。 ・死んだ小鳥のために健康な花を「殺している」、 ・お姉ちゃんを「治そう」 短い言葉に価値観の違いが宿っていて、印象的だなあと思った。 白羽は本当に嫌なやつだ!と思ったけれど、誰でも彼のようになりうるよなあ、とも感じたので、自分も気をつけて生活していきたい。

    7
    投稿日: 2026.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いい話、文学としては最高峰 だけど、今自分もフリーターなのか正社員なのかよく分からない属性をしているので10年後フリーターでボロボロで、ムラ社会から話されて生きていくとなったら、きついだろうなと思った。普通に震えた。 主人公は″性″と″生″に無頓着でご飯もまともに食べない。貯金がある訳でもなく生活はコンビニに依存している。この主人公はおそらくブスでは無いが可愛くもない。精神的に何かおかしい部分があり、コミュニケーションを取るにはマニュアルか何かないとできない。コンビニでは全ての行動を、生活を規定されて働くことになる。おそらくASDの傾向があるのではないかと勝手に思ってしまった。(人を黙らせるといってスコップで友達殴らないでしょ普通、ただのサイコパスなのか) 白羽という男もまた将来の自分に重なるところがあるかもしれない。経歴は別としてちょっと恐ろしさを感じた。。。 というか、主人公はコンビニで正社員になれば良いのではないか。。。

    9
    投稿日: 2026.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白くて読む手が止まらない。友人や家族、近くにいる人の言葉が似る感覚は少し分かるなと感じたが、終始不気味だった。「普通の人間っていうのはね、普通じゃない人間を裁判するのが趣味なんですよ」って言葉が刺さる。村田さんの作品は初めて読んだが圧倒されてしまった。

    0
    投稿日: 2026.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    独特の世界観で描かれている人間模様。当たり前、普通など一般化して考えることがよくあると思うが、この本を読んだら、「本当にそれって普通なのか」と考えさせられる。 ただ独特すぎて、理解ができない場面も。でもこれが筆者の生み出した世界観なのだから、これもまた面白い一面でもある。 芥川賞をとった時以来に読んで、また物語に引き込まれてしまった。

    1
    投稿日: 2026.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    あらすじを読んで、「就活に失敗してズルズルアルバイトを続けていた30代独身女性が、新入りアルバイトの男性をきっかけに変わる話だろうか」なんて、今の自分にも通じるところがあるし、読んでみるか!と気軽に手に取ってみたら、とんでもなく予想を裏切られた。 主人公がまさにタイトル通りの『コンビニ人間』。 ただコンビニでアルバイトしている人と侮るなかれ… 読了後学びがある訳ではないけれど、現代に生きづらさを感じている人なら、結構刺さる内容ではないかと思います。

    1
    投稿日: 2026.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人は「変だ」と感じたものに対して、驚くほど無遠慮に踏み込んでしまうのだと感じた。皆、変なものには土足で踏み入って、その原因を解明する権利があると思っているという発言があるが、それは本当に正しいことなのだろうか。 またこの作品では、人は一人では人間でいられないという感覚も描かれている。主人公は周囲の言動を取り込みながら生きており、伝染し合いながら私たちは人間であることを保ち続けているという発言はには確かにと思わされた。 普通とは何か、それは人によって変わるしみんなの中の平均値のようなものを汲み取って生きていかなければならないのは窮屈であり、正しくもあると感じた。

    7
    投稿日: 2026.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんとも不気味?居心地の悪さを感じて、無意識に駆け足で読んでしまった1冊。 多様性を理解したり受け入れたりするのって熱量が必要で、普通という共通言語があるほど気楽だからな…と読みながら感じる。 仕事中の方がプライベートより簡単という感覚も誇張して描かれていておもしろい。 変半身と世界99も楽しみ。ただ、読むのにこちらの勇気がいる作家さんなのだと学んだ。

    1
    投稿日: 2026.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    たしかに企業側の視点からするとコンビニ人間程ありがたい人はいない。 他スタッフがコンビニ人間から人間に戻る描写は生々しいし、企業側からしたらその人間部分との戦いの為、コンビニ人間に仕上げたい。 普通ってなんだろうと考えさせられる一冊。

    2
    投稿日: 2026.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    コンビニの状況がとてもよくわかる コンビニの音やバイトの特徴まで 鋭い観察眼で面白くて 一気に読み進めた 結末の展開が違っていたら もっと魅力的になるかも…

    0
    投稿日: 2026.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    常識という名の村の掟と、自分はどう向き合っていったら良いのか、深く考えさせられました。体に染み付いた考えを揺さぶってしまうという点で危ない本でした。マトリックスの赤い薬を飲んでしまった感さえあります。

    0
    投稿日: 2026.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     この本を読んで、少し恐ろしさや、気持ち悪さを感じている自分も「こちら側」何だと思う。  「普通」を突き詰めると、こんな物語になるのかと感心してしまう。

    4
    投稿日: 2026.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初、村田沙耶香 評価は3だけどこの人の作品の世界観好きすぎる、 衝撃でした。好き嫌いは別れそうだけど個人的には大好き もっと読みたかったなーの3です

    0
    投稿日: 2026.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    想像していた内容と全然違ったので面白かった 普通とはなんだろうと考えさせられるものは多いけどその中でもかなりページ数も少ないので、読書初心者でも読みやすいかも

    1
    投稿日: 2026.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どんどん読めた でもちょっと怖かった 一人ひとりの考え方がある中で、誰かに自分の『普通』を押し付けることがいかに馬鹿らしいか 考えることができた。 白羽は最悪だと思った。が、彼のような生き方に口を出すことも、他人の私がすべきではないのだと思った。 周りに主人公や白羽のような人物がいたら、私は彼らにとって疎ましい押しつけをせずにいられるだろうか、いられる自分であればいいと思う。

    0
    投稿日: 2026.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本を手にしたきっかけはINFJの人にささる!とどこかでみたから。あまりささらなかった。こわかった。

    0
    投稿日: 2026.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1.8くらい 主人公については、こんな人もいるだなぁと思ったけど 白羽にはあまりにイライラ要素が詰まりすぎていた笑 でも確かに人にとっての当たり前とか感性ってそれぞれ異なるのが当然で、ある基準で勝手に人を評価するのって勝手だなとも思った 自分の人生に集中しよ、と思った。 異なる生き方をしてたらどんなことを感じて生きてるのか聞くくらいに留めてもいいのかもなと。 合う合わないはあると思うけど

    1
    投稿日: 2026.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    白羽という男。現実で対面したら、私は絶対発狂する。すぐに距離を追いて、一生遭遇しないようにする。そんな強烈な男の言動にも、客観的な視点で解釈し淡々と対応する主人公。面白い。

    9
    投稿日: 2026.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ストーリー、登場人物がユニークで楽しく読めた反面、現代社会の歪や差別、偏見といったテーマが扱われている点で、重みもありました。 縄文時代から集団の中で生きるための男女の役割は変わっていないという言葉もありましたが、それもなかなか的を射ているなと思いました。 心に深く根付いている差別意識や集団における役割、その中でうまく生きていく術を冷静に認識したうえで、自分の生き方を貫いている主人公は強い人なのだなと感じました。 集団のメインストリームから漏れたら、ここまで毅然と自分を保てるだろうかと、考えさせられました。

    34
    投稿日: 2026.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでいて白羽に不快感を覚えるということは、自分は無意識のうちに人のことを型に当てはめてムラから排除しようとしているのかと、読んでいて思っていることを見透かされている気持ちになった。

    1
    投稿日: 2026.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私たちは、無意識に自分と異なる人間を仲間外れにする。そしてそれと同時に「自分は間違ってない。ちゃんと社会の一員だ」と安心しているのかな。 人間の冷たさと弱さを感じた作品だった。

    7
    投稿日: 2026.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっとタイミングがきて既読。 この角度から人をみている話が衝撃で面白かった。なるほどー。 私たちの無意識を俯瞰、そして人を型にはめようとしてる自分にゾクっとする。 どこに着地するのか気になり一気に読み。 そういえばよく行くコンビニにも長く働いてる女性がいるなと思ったり。

    10
    投稿日: 2026.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    Audibleにて。 サイコパスの嫌いがある主人公が、社会に溶け込むためにコンビニバイトをしていた。 年齢を重ねるにしたがって、コンビニバイトも社会の叱責の対象となっていく。 社会の圧力に負け、コンビニバイトをやめて就職するための面接に向かう主人公。 道中でコンビニに立ち寄り、自らがコンビニの声を聞くための生物であると自覚する。。。 読み始めたときは人間味がないと見えていた主人公が、むしろ個として自らの欲望に忠実な、もっとも人間味のある存在であることに気付かされる。

    2
    投稿日: 2026.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私もアルバイトをしていて身近な同級生はみんな正社員で働いているので周りの人に変わり者と思われているんじゃないかと読み進めて心配になるくらい世界観に引き込まれた。 生活リズム、業務、他の従業員の影響、全てコンビニで完結していてとてもシンプルな人生だ。誰にも迷惑をかけていないのに可哀想だと哀れに思われたり、お節介をやかれたりしてとても生きにくいなと感じた。

    2
    投稿日: 2026.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めは、主人公のことを変わっていると思っていたが、読み進めるにつれて「これは昔の私かもしれない」と思った。 転校すると、「今までの学校での普通」が攻撃の対象になることがある。 だから、「この地域での普通」になろうと、小学生の私は周りを真似した。 そして、社会人なりたての私は白羽さんなのかもしれない。 まだ社会人の「普通」に不満がある。 でも、主人公が「コンビニ店員」であり、小学生の私が「その地域の小学生」になったように、そろそろ「社会人」にならなくてはいけないのかもしれない。

    1
    投稿日: 2026.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公の行動が理解できてない時点で私はムラに順応な人間であるのだなと認識したし、理解しようとしてることこそ主人公からすると的外れな行為なのだろうなと思った

    0
    投稿日: 2026.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「普通」=社会がその時々で決めた役割をちゃんと演じられてるか、みたいな怖さをひしひし感じた。 古倉さん自身に“異常”があるというより、 周囲が安心するための型から外れたらアウト、って世界。 それを**ホモ・サピエンス全史**の後に読むと、人間って結局 ・集団で生きる ・役に立つかどうかで評価される ・物語(神話・制度・常識)」を共有して安心するこれ、狩猟採集時代からほぼ変わってない… コンビニ= ・役割が明確 ・期待される行動が決まってる ・余計な「自分らしさ」いらん これ、部族社会の役割分担そのままだと思う。 縄文の「獲る人・作る人・見張る人」が、 現代では「レジ・品出し・発注」になっただけ。 だから今も縄文時代と変わらないって感覚、めっちゃ的確なんじゃないか。 しかも怖いのは ・普通でありたい」って感情自体が ・集団から弾かれたら死ぬ、って本能の名残ってことよな。 だから「普通ってなんだろ?」って悩む古倉の方が実はめちゃくちゃ人間らしい 逆に、何も疑問持たずに「これが普通です」って言い切れる方がホモ・サピエンス的には物語にどっぷり浸かってる状態だと思う。

    0
    投稿日: 2026.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もうずっと長いこと読みたかった本。 少し苦しくなるとこもあったけど、数日で読めた。読み終わったあと、コンビニに行くと、店員さんを気にしてしまう自分になってた。

    0
    投稿日: 2026.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思っていた内容と違った。 読み進めて数ページ目でぎょっとした。 得体の知れないものに興味が湧いて、不気味に感じながら一気読みした。 自分もムラにいる人間と一緒だなと思った。

    1
    投稿日: 2026.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【書名と著者】 コンビニ人間 村田沙耶香 【目的】 村田沙耶香がすごいと勧められたため、手軽に読めそうな厚さの書籍を読みどんな作風なのか知ろうとした。 【読後感】 わたしは何人間なのだろう、人は何人間なら幸せなのだろうと思った。 自覚的に◯ ◯人間になって、健康で生活に困らないのなら、他人が何を言おうが幸せではないか。 ※犯罪者は除く 才能を見つけ、好きで苦もなく努力できるなら、これはこれで幸せの形なのかもしれない。 とはいえ、そんなに豊かな生活は送れなさそうなので逆イノベーションオブライフ的な寓話と言えるやも? 【印象に残ったポイント】 ・ムラの同調圧力 わたしは職場は仕事の仲間、友人は人生の仲間という考え方なので、ムラのオスとメスの話で盛り上がりたくない。楽しめる人と距離を置きたい程度だが、これを極端に描くとこうなるのかと一部共感できる気持ち悪さ。 ・◯ ◯人間、何ならよいのか 金とステータスで自分を騙して生活コストが高く、嫁ブロックで仕事と仕事仲間から逃げられないキーエンス人間は幸せか? 会社で偉ぶれることにアイデンティティがあり、離婚歴あり家族なし友人なしの会社人間は幸せか? コンビニバイトの天才は?とまれ、仏教的な見方をすれば認識の問題なので、自分がどう認識し、幸せか不幸か納得できるかなのだと思った。 ・結局、幸せなのか? 幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである。と昔の文豪ドストエフスキーは何かの本に書いていた。 幸せな結末だとしたら、幸せの形も様々と言えそう。だが、不幸と気づいていないだけなのかも。

    24
    投稿日: 2026.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても面白かったです。 主人公の普通とその他が思う普通が違う。 そもそもみんなが思う普通とはなにかを、考えさせられました。 結婚、妊娠、就職することが普通なのか。 コンビニのアルバイトでも働いているし、ちゃんと生活もできているのに。とは思いました。 多数派に押しつぶさらそうになっても、自分らしく生きることは簡単なようで難しい。 短期離職が多い私からしたら、主人公は何十年も同じ場所で働き続けていてすごいなと思いました。 天職がみつかって良かったと思います。

    0
    投稿日: 2026.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずっとKindleでオススメされていたので、電子書籍でポチした! 読んでいくと、登場人物への苛立ちを感じて、ページをめくる手は止まらないのに、だんだんと苦しく感じてくる、気持ち悪くなっていくような読書体験だった。 この登場人物の感覚は全っ然わからないし、なんなら嫌いな部類の人。こんな人のことを考えない自己中な考え方をする、デリカシーのかけらもないような発言をする人間になりたくないって思いながらも、、どこかで内容として共感してしまう部分もあるのかもしれない。 世間が言う“普通”とか“常識”とかいうものへの、同調圧力を感じずにはいられない感覚がある。 自分の感覚、考え方がいつも正しいとは限らないのに、人との違いを目の前にしたときに、受け入れられる時と、そうじゃない時ってあるよなって思い返す。 転職した職場で感じるジェネレーションギャップとか、価値観の違いをそのままにするんじゃなくて、自分なりに距離を縮めていく必要もあるんだろうなって感じたりもした。 本の内容とはあんまり関係ないかもやけど、何が普通か?って人それぞれでいいと思う。どこかのコミュニティに入って周りと協調しながら生きていく時には、やっぱり価値観とか感覚、考え方を共感できる人たちと一緒にいたいっていうのが今の自分の率直な感想。

    22
    投稿日: 2026.01.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分の決めた道を周囲に反対されたり、自分の生き方に自信が持てない方におすすめの本です。 *あらすじ* 昔から自分は周りとどうも「違う」ようなのだけれど、じゃあどうしたら「普通」に生きられるのか分からない36歳の女性が主人公。大学一年生のときからバイトを続けているコンビニには、自分がどう動いたら「正常」になれるかを教えてくれるマニュアルがあり、主人公にとっては「世界の歯車」になれる場所だった。 しかし、コンビニの外の世界では、「異質」な存在として扱いを受ける。例えば、友人の集まりでは「結婚か就職をしていないとまともな人間じゃない」と言われ、そのものさしに当てはまらない主人公のことを、周囲は「変な人」、もっというと「やべえやつ」と捉える。そして、主人公には、この尺度がやっぱり分からない。どうしてそういう考えるになるのか分からない。そこへ、同じように世界のものさしに虐げられている男性が登場して、主人公の生活が変わっていくのだが…というお話。 *あらすじ終わり* 本書の中では「結婚」と「就職」という2つのものさしで、人を「普通」か「異常」か判断しているが、物事の基準を判断するものさしはこの世にはいくらでもある。例えば、一昔前までは昇進したいと思うのが「普通」で、昇進したいと思わないのは「異常」だったが、今では家庭を優先して昇進したくない人も増えてきているという。また、一昔前までは子供を持つのは「当たり前」という価値観があったが、今ではそうではない(中には持ちたくても持てない人もいる)考えがあることにも人々は気づき始めている。 本書の主人公は、自分は周りとどうやら違うと思っているが、本当にそうだろうかと私は読んでいて思った。だって、この人18年も同じ職場で働いてるんですよ。すごくないですか?終身雇用制が崩れた今、肩書がバイトであれなんであれ、今の時代、一か所で働き続ける方が「異質」に見えてならない。もちろん主人公は、ずっと働き続けることで「世界の部品」になり続けようとしているのだろうけれど、視点を変えれば、彼女は一昔前の基準でいえば「普通」なのだ。本人はどうもこのことに気づいていないようで、誰か教えてあげて欲しい。 ものさしは流動的だ。誰もが人より「異質」だと思っていても、実は自分が気づいていない「普通」の部分を持っていたりする。と、この小説で気づいた。 最後のシーンをハッピーエンドと感じるかどうかは、読者により異なるだろうが、自分の生き方がとなりの人と違っても、1人1人の道はあるんだと私は勇気が湧いた。 1043字

    9
    投稿日: 2026.01.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人間の生きにくさ、普通のありかた。 コンビニ人間として生きることを生き甲斐にする姿。 普通というレールを敷き、そうあるべきという思い込みが生きにくさをも感じさせる

    2
    投稿日: 2026.01.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    世の中が求める「普通」とは、本当に普通なのか。 それは果たして一般的と呼べるものなのか。 そんな問いを投げかける物語。 主人公の古倉さんは、「普通」であることに違和感を抱き、社会のなかでどこか浮いた存在として描かれる。 その立ち位置については、正直なところ「まあ、そうなるだろうな」という印象を受ける。 人と人との関係性の上に成り立つ社会は、構成員それぞれが普通であろうとすることを前提に均衡を保つ。 社会の恩恵を受けながら、その対価、すなわち、世間一般から求められる「普通」を引き受けないのであれば、周囲から浮いてしまうのは避けられない。 古倉さんは、その構造に疑問を抱きつつも、声高に抵抗することはない。他人からの忠告や叱責に対しても、悪意を挟まず、言葉を文字通り受け止める。その姿勢には、ある種の極端さと同時に、驚くほどの寛容さを感じる。 一方の白羽さんは、世間から要求される「普通」に疑問を持つ点では古倉さんと共通している。(ここまでは、多くの人が一度は感じたことがあるだろう)。 しかし彼は、その違和感を社会への不満として吐き出し、働かず、借金を返さないなど、社会的に不適合な振る舞いを重ねていく。 先にも述べたように、すでに出来上がった人間社会のなかで生きる以上、その恩恵を受ける代わりに、周囲から求められる「普通」でいること、あるいは「普通を演じること」は、やはり必要なのだと思う。 こうした考えを自分自身の言葉で持てるようになったこと自体が、この本を通して得られた大きな収穫であり、自分の中に新しい視点が生まれた一冊だった。

    2
    投稿日: 2026.01.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    普通とは何かを考えさせられる。白羽があまり気に食わないが、彼の言っていることは考えさせられることが多い。自分では思う通りに生きているつもりでも、実は普通に従って生きているだけなのかな。普通という基準がなくなったら本当に自分は自分軸で生きていけるのか。そういう基準がない主人公は生きにくいだろうなとも思いつつ、人は本来そうであっでいいのにルールや慣習に従っているのかもしれないと考えさせられた。

    3
    投稿日: 2026.01.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    気持ち悪い。がまず印象だけどあとからじわじわ自分も普通を演じてるのか...?と今いる立ち位置が揺らぐ感覚を覚える。高校受験して大学受験して、就活して新卒でサラリーマンになって結婚して。それも何らかの「普通」に従って、ルールの通りに生きてきたのか。少なからず、自分も、なぜ子供を産まないのか。とよく言われて嫌だったし。そういう世の中の「普通」に人は苦しめられていて、それをものすごく極端に表現したのがこの話。世の中の「普通」に苦しんでる人がいるよ、てのを教えてくれる話なのかな。果たして自分も、サラリーマンだとか妻だとか女だとか大人だとか、そういうルールを一切取り払われたら、どう生きていけるのかわからない。

    2
    投稿日: 2026.01.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読もう読もうと思い続けて早数年…。 年末のゆっくりできる時間に読了。 「普通」ではいられない。「普通」がわからない。けれど、少しでも「普通」に近づこうとコンビニでの勤務をして社会の歯車になるように努力している。 「普通」って本当に難しい。本人としてはコンビニで働いているときは「普通」になれていると思っていたり、友達とも卒なく過ごせていると思っているけど、上手くやれていないんだなってのが読み手にはわかる。 主人公はコンビニ人間として過ごしているあまり見ないタイプの人だけど、周りの人の反応が人間味が溢れすぎている。 村田沙耶香さん、あまり読めてないけど人の嫌なところを描くのが上手だと思った。

    13
    投稿日: 2026.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公の古倉さん、成瀬シリーズの成瀬さんに少し似てる。2人とも他人に対して悪意を抱かない。成瀬さんは現実にはいないだろうけど、この本の古倉さんと白羽さんは現実に存在してそうだ。

    7
    投稿日: 2026.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この2人については異常だと思うけど、そう判断する自分もなぜか少し怖く感じた不思議な読書体験だった。 多分、『なぜ不気味に感じるのか?』と問われても、その理由は「普通じゃないじゃん」にいきつくんだと思う。 普段なら一個人として放っておけるものを、「普通じゃない」と不気味に感じてしまうのは、私は「自分の好みや意見」としてではなく、ムラ意識からしか見て判断できないんだなって自認する本でした〜。

    2
    投稿日: 2026.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    人から普通だと思われるような生き方を模索する主人公の話。友人が話しているのを「子宮が呼応している」と表現したり、人の話し方をコピーしたり、人じゃない生き物が人を観察し、模倣しようとしているような不気味さを感じた。普通の人間に見られるために、変な男を家に住まわせる行動もよくわからない…なんでそんな大事なことを普通の人間に見られるようにという理由で決めてしまうのか。と思ったけど、よく考えたら自分も周りの目を気にして自分の人生の大事な部分を決めているかも…コンビニの声が聞こえ、いきいきとコンビニの一部となる主人公。でも、コンビニの声って、もとは人の声だよね。暑いと飲み物がよく売れるのも、人が飲み物を飲みたくなるから。主人公が聞いているのはコンビニの声じゃなくて人の声だよ。お客さんがなにがほしいかそれが手にとるようにわかるって、それ主人公が人の心をもってるからだよ。無理に人に見えるように頑張らなくていいんだよと言ってあげたくなる。 お気に入りのシーンはコンビニに変なおじさんが入ってきて排除されるところ。「ここは強制的に正常化される場所なのだ。異物はすぐに排除される。さっきまで店を満たしていた不穏な空気は払拭され、店内の客は何事もなかったかのように、いつものパンやコーヒーを買うことに集中しはじめた」主人公が白羽さんに「修復されますよ」と伝えたところが不気味かつちょっと面白い。 面白かったけど、フリーターの人とか独身の人に対して辛辣すぎんか…主人公以外にも世の中に結構たくさんいると思うんだけど…

    1
    投稿日: 2026.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ADHG気質で、人の気持ちがわからない、人にどう思われるか気にしない、そんな主人公が、普通の人に擬態するために選んだのは、コンビニ店員。 30代後半になるまで、20年近くコンビニで働く主人公だが、周囲はそんな主人公を不憫に思う。 だが、無機質で流れ作業的なコンビニ業務は、主人公の心を満たす。 周りが気にするからと、同僚の救い用がない男と恋人になることに。 だが、主人公はコンビニからは逃げられない 自分がどう生きるか、ではなく、他人がどう感じるか?で人は大半のことを決定していると感じた。 何も悪いことはやっていないのに、人とは違うと言うことだけで、蔑みや憐れみの対象になる。 人間は、集団的動物であることを自覚した。

    1
    投稿日: 2026.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった。 壊れてる人間と普通を押し付ける周囲、普通を迫られる環境が見事に描かれている。そして、壊れてるのにその心境はどこか共感できることが多い。なぜこの人間たちは急にオスとメスになるのだろう、おかしな自分はいつか排除されるのだろうと考え、日々周囲に合わせて生きているのは彼女に限った話ではないのだろう。

    0
    投稿日: 2026.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    文体も難しくなく、ページ数も少ないためあっという間に読み終えた。 どこか無機物的でマニュアル化された世界で生きる主人公に「異質さ」を感じる自分も「こちら側」の人間なのだと考えさせられた。

    0
    投稿日: 2026.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんだかすごくフューチャーされているなぁという印象があり、期待値を上げすぎたのかもしれない。 (全然話が似ているわけではないのだけれど、すごく話題になったという点で)『傲慢と善良』と同じように「一度読めたらそれでよかったかも」という感想。

    2
    投稿日: 2026.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    コンビニでの詳細な描写が、働いたことがなくとも共感できるものであり、他の業種でも仕事がノっている状態の表現のようで心地良かった。 人は知らず知らずのうちに自分の普通を押し付けてしまう。そうすることで自分自身を納得させているのかという気付きがあった。 人に対する態度という点でも、定期的に読む価値があると感じた。

    3
    投稿日: 2026.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人は知らず知らず、普通の人間をパターン化して普通の人間になるように自分自身をトレースしているのかもしれない。何が幸せで、何が異常なのか。自分らしく生きるとはなんなのかを考えさせられる一冊でした。

    1
    投稿日: 2026.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    何を伝えたかったのかはわからなかった。人と違う生き方を周りに否定され続けて、自分だけの生き方を見つけて、貫こうとしながら葛藤し、抗い、そんな主人公の生き方を書いた小説。 まぁまぁかなとは思うけど、おすすめはしないかな。

    1
    投稿日: 2026.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    良い意味で人の目を気にせず自分の人生に集中しようと思えた。一見社会からは誰でもできそうと言われがちなコンビニ店員は、奥が深いしやりがいを追求すればするほど深く、個人差が生まれる。どの業種でもそうだが、コンビニ店員だからこその誇りを持っていて、何かに集中している人はこんなにかっこいいんだ、と思った。

    0
    投稿日: 2026.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    村田さんの本を初めて読みました。 バカリズムのドラマを見ているような感覚だった。 社会不適合者扱いされても、普通なら憤慨してしまう様な失言も受け入れつつ、傷つかない主人公 はある意味社会適応していっている人よりも強いメンタリティーを感じた。尊敬レベル。 あと、コンビニ店員が天職過ぎて拍手。

    16
    投稿日: 2026.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「普通」とは何か?「正常」とは何か? 読み進めるほどに、その定義がゲシュタルト崩壊を起こすような、静かで強烈な読書体験でした。 ​主人公の恵子は、コンビニのマニュアルという「世界のルール」をインストールすることで、かろうじて社会に擬態している女性。多くの人は彼女を「異物」として見るでしょう。しかし、私には彼女が「最適化された生命体」のように映りました。 ​無駄な感情や人間関係を削ぎ落とし、ただ「店員」としての機能美を追求する彼女の姿は、ある種、清々しいのです。 ​逆に、彼女を「こちらの側(普通の世界)」に引きずり込もうとする周囲の善意や、同調圧力の方がよほどホラーであり、暴力的に感じられます。特に「白羽」という男の存在は、現代社会の歪みを煮詰めたような醜悪さがあり、読んでいて胃が痛くなるほどリアルでした。 ​ラストシーンの疾走感は圧巻です。 これはバッドエンドなのか、ハッピーエンドなのか。 読み終えた後、コンビニの自動ドアが開く音を聞くたびに、少しだけ背筋が伸びるような、不思議な連帯感を彼女に抱いてしまいます。 ​社会のノイズに疲れている人、そして「自分は普通だ」と信じて疑わない人にこそ、読んでほしい一冊。

    1
    投稿日: 2026.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    気になった言葉 ドアを開ければ光の箱が私を待っている。いつも回転し続ける、ゆるぎない正常な世界。私は、この光に満ちた箱の中の世界を信じている。 みんな変なものには土足で踏み入って、その原因を解明する権利があると思っている。 正常な世界はとても強引だから、異物は静かに削除される。まっとうでない人間は処理されていく。そうか、だから治らなくてはならないんだ。治らないと、正常な人達に削除されるんだ。 真っ向から世界と戦い、自由を獲得するために一生を捧げる方が、多分苦しみに対して誠実なのだと思いますよ。 --- 感想 他者視点 人の人生には介入できない。 自分の理解ができない事柄はそわそわする。点と点を繋げたい。わからない場合は村から排除するのが正しい。 主人公視点 クイズのように答えがある世界で、 正解を出せば家族が喜ぶ。それを見るためにだけに心のない正解を出して、でもそれだけでは網羅できなくて、答えを教えてよ、と思うのに、「人の中に当たり前にあるもの」は教わることはできないと知る。 自分には自分の壊すことのできない世界がある。

    1
    投稿日: 2026.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。中2くらいの時に読んだ時にはわからなかったけど結構いいかもしれない。当時は古倉さんの考え方が理解できなかったこと、他人の模倣のみで生きていること、自身がコンビニのためだけに生まれた生物であると信じていることを気持ち悪いと想って面白くない小説だと想っていた。 今読み直すとなかなかいい。古倉さんの思考は一貫しているし、言っているとこも分かる。多くの人間が少なからず他人の模倣で生きているという点にも共感できる。ラストシーン、面接を蹴って見知らぬコンビニで働くのも納得がいく。この人ならそうするだろうし、そうすることが幸せにつながるだろう。 世間体のために白羽さんと同棲をする、というのはかなり気持ちが悪く感じる。本当に古倉さんにはコンビニ定員であり続けるとこ以外に頓着がないのだろう。一般的な女性であり、厄介ごとを回避しようとした結果、別種の厄介事が生まれてしまうのが皮肉。 会話が多く文章も平易だしページ数が少なかったからかなり読みやすかった。テーマ次第だけど別作品も読んでみようかという気持ちになった。あまりに自分の思考と乖離がある主人公の話を読むのは疲れるので。あくまで自分は世間から見た一般にいるのだろうから。

    1
    投稿日: 2026.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    現実世界から逸脱している―― とは言い切れない作品。 読後、じわじわと考えさせられる。 私たちはほとんど皆、自分を〝まとも〟だと思って生きている。 生まれながらに情という感情が欠如している恵子は、周囲と同じように振る舞うことができない。 何が正しくて、何が間違っているのかが分からない。 母や妹が望む「心配しなくていい恵子」であろうとしても、どうすればいいのか分からない。 そんな彼女が出会ったのが、コンビニのアルバイトだった。 完璧にマニュアル化された世界。 マニュアル通りに行動し、マニュアルに沿って話し、マニュアルに従う人たちの言葉を使う。 感情はいらない。 決まったセリフ、決まった笑顔、決まった陳列。 気がつけば、18年が経っていた。 社会の歯車として、はみ出さず、正しく生きているはずなのに、他人の干渉は止まらない。 「どうしてアルバイトなの?」 「結婚しないの?」 「彼氏は? 子どもは?」 〝まとも〟に生きるためには、それらは必然なのだろうか。 ある日、恵子と同じように現実社会に生きづらさを抱える白羽さんが、新人としてコンビニに入ってくる。 35歳、独身、無職。 俺には才能があるのに社会がダメ。 コンビニ店員なんて底辺の底辺だろ。エラそうにすんな。 (……いるね、こういう人。笑) 社会から排除されそうな二人なら、 この世界を、案外うまく生きていけるのかもしれない―― そんな気がした。 ─── 私たちが〝あちら側の人〟にナーバスになるのは、自分が〝こちら側の人〟だと確かめたいからだろうか。 本気で心配しているようには見えないことも、読者としてなら分かる。 けれど現実世界では、私自身も他人の人生に土足で踏み込んでいることがある。 今の私に必要な一冊だった。 ─── 将来のことを考えると楽観的ではいられない。だけど自分の生き方を貫く恵子を応援したい。 今年の1冊目

    16
    投稿日: 2026.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    数年前に読んだ本の再読。最高に面白い。 そうそうと思った箇所は、以前Kidnle上でハイライトしていた箇所であった。 >「……なんか、宗教みたいっすね」 >そうですよ、と反射的に心の中で答える。これから、私たちは「店員」という、コンビニのための存在になるのだ。 朝礼のシーンである。主人公は、「コンビニ店員」という社会の歯車、一部になることを心から望んでいる。一人の人間ではなく、コンビニ店員であれば、機械と同様であり、変に介入されることもない。 主人公は、死んでいる鳥を焼き鳥にしたら美味しそうと言ったり、喧嘩を止めるために男子生徒の頭をスコップで叩くといった”普通ではない”ことを周りに怪訝な目で見られて生きてきた。 いわゆる発達障害(ASD)傾向の強い人間であるがゆえに、成長するにつれ、自分を殺して黙り、周りと同化することを自身の生存戦略として採用してきた。そのため、コンビニ店員という場所は、彼女にとっての天職である。にも関わらず、ある時を境に、周りはなぜ結婚も就職もせずに、コンビニ店員のバイトをずっとしているのか?と訝しんでくる。 多様な生き方を認めるとは言っても、やはり”普通”は存在するし、「こちら側」と「そちら側」を分ける何かがあることは間違いない。 私は性格が悪いので、このような小説を低評価している人や主人公を理解できないなどと書いている人に非常に興味がある。私からすれば、この主人公はサイコパスなどではなく、彼女の理屈に従って、良い人生を歩もうとしているだけである。 余談であるものの、本小説の主人公を気持ち悪く理解したくないと言っていた方が、サン・テグジュペリの「星の王子さま」が大好きであると書いていた点が非常に興味深かった。これぞビバ人間!

    10
    投稿日: 2026.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    芥川賞受賞作品。 考えさせられる内容で面白かった。 こちら側(多数派)とあちら側(少数派)。 あちら側である事をしっかりと自覚している主人公が懸命に仕事をし、周りから浮かないように配慮しつつ、自分に最適な生き方を見つける。 主人公にとっての最適な生き方が、単なるコンビニ店員ではなくコンビニ人間だったのだ。

    2
    投稿日: 2026.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ある種の生き物が擬態して敵から身を守るように、人間は「普通」に擬態して周囲の攻撃から身を守る。「普通」は時や場所で変わるから、私達はカメレオンのようにころころ自分を変える。職場、外国、ママ友との集まり。いくつもの色を使い分ける。この薄い本一冊で、私が信じて疑わなかった「普通」がぐらりと揺らいだ。「普通」に擬態する滑稽さも、擬態が失敗した時の居心地悪さも、周囲が惠子を見るあの心ない視線も、全部自分が持っていることに気づいてしまった。「普通」に擬態して安心している人に読んでほしい。この揺らぎを味わってほしい。

    0
    投稿日: 2026.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    サクッと読めて面白かったです。 芥川賞とったなーくらいしか知識がなかったので、コンビニで働く人の話かな?くらいしか思ってなかったけど、本当にコンビニ人間だった。 主人公のサイコパス感が面白かったです。 別に独身だったらアルバイトでも良いのでは?と思ったけど、なんなら社員になれよ!!とずっと思ってました。社員なら超優秀じゃん!

    0
    投稿日: 2026.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    18年間コンビニでアルバイトをする36歳未婚女性の生き方を描いたもの。 小さい頃の失敗体験から、「普通とはなにか」「一般常識とはなにか」をコピーするように覚え、それをそのまま社会に適応する生き方をしている。 徐々に大人になるにつれ、周りが思う普通と自分の生き方の間でズレが生じていく。 自分らしさって何?と揺れ動く様子を描いた作品。

    15
    投稿日: 2026.01.03