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コンビニ人間
コンビニ人間
村田沙耶香/文藝春秋
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総合評価

4057件)
3.9
969
1624
1030
177
43
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    160ページくらいでサクッと読める!人によって後味はバラバラだと思うけど、芥川賞受賞ってだけで読んでも良いかもね! 普通が何かわからないけど普通になるのも大変だね。

    0
    投稿日: 2026.01.26
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    Kindle Unlimited なんか文学作品って感じがする笑 どんな変わり者でも当てはまる場所があるという風にも受け取れて救いではある。

    0
    投稿日: 2026.01.26
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    箸休めのつもりで買ったページ数の短い本でしたが、このページ数によくこの話をまとめたなあと驚いた。 主人公の少し特殊な思考は理解できる。 自分も、それに近いところがあるかなとも思った。 ただ、発達障害系の二人が仮想の恋人同士になるあたりは、ちょっと理解が追いつかなかったところ。 最後は少し、背筋が寒くなるというか、「え?またそこに戻るの??」という思いでした。 とはいえ、読後感が悪いということもなく、とても面白い視点の話でした。 短い話なので、できれば最後のシーン以降の続きを読みたいです。

    12
    投稿日: 2026.01.25
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    『適材適所』 自分が好きな場所で働くって人生において1番大事 正直人生一回きり どこで何をしようが、誰の迷惑にならないのなら好きなように生きたらいいと思う 職業がコンビニ店員ってだけで、普通じゃない異常って蔑んでるけど 逆に大企業に勤めてたら偉いんかって話し 大企業に勤めてても毎日ストレスで不満ばっかで他人に当たってるような人の方がええって言えるんか? 自分らの価値観押し付けて、他人を蔑むような奴らの方がよっぽど異常 コンビニでもなんでも、自分がやりたいって思えることをやってたらいんじゃないんでしょうか。その方が幸福度は高い 普通ってそんなにいい? 逆に私にとって『普通』は何の魅力も感じないのだが、 そんなに足並み揃えて弾かれないようにするのがいいのかね それって結局自分である必要ないやん 代替可能な社会の歯車 とゆうか 自分の人生に満足してないから不満が出てくるし相手にケチつけたくなるねん 何してようが、自分の人生に集中してたら他人の人生なんかどうでも良くなるんよ 朝井リョウの「正欲」と同じく普通とは何かを問うてる気がする でもこの本って2018年なのよね。 しかもこの作品は 「多様性を認めよう!」「普通って何?」「分かってあげよう」「分かって欲しい」とかを訴えてないんよね ただただ、「荒波立てないように生きれる場所で生きてるだけ」なんよ コンビニの店員であること以外に欲を見出してないから、周りから見たら冷めてるし異常にみえるみたい でも自分からしたらそんな外野に反論する必要がないほど、自分の軸が固まってる主人公が誰よりも成熟してると感じる 反論しない=逃げてるとは限らない

    2
    投稿日: 2026.01.25
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    不思議な主人公だとも感じるけれど、共感できる部分も多い。人はヒトとして生まれるけれど、「人」として形成されるのは周りの大多数の価値観によってなされ、「常識」を作り出す。それを無意識下で受容できるヒトが大半で、その常識の中に溶け込もうとする。想像できる常識内で理解しようとする。そこから外れる者を狭い環境からは排除したい(その者がいる事で多数の「常識的」な人たちの歯車が噛み合わなくなっている感じを解消したい)と願う空気感を纏う。 自分の形(ピース)が嵌まる社会を見つけれた主人公。1つの人の生き方なんじゃないかなと思った。

    4
    投稿日: 2026.01.25
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    内容が面白いのはもちろんだけど、景子が感じる音とか、生理的な感覚が細かく描かれていて、どっぷり小説の世界に没入することができた。 この本が誕生してから10年。 ここで描かれる「普通」は、あと10年位したら逆点するかも?と感じた。

    0
    投稿日: 2026.01.25
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    世間一般の常識とか普通とかから外れた二人が、他の人たちから変に見られている様子を客観視できる作品。2人のことをちょっと気持ち悪く感じてしまった自分は、世間一般の常識側の人間なんだろうなと思う。ただ、そんな普通を他人に執拗に強要する人も不気味に感じた。どちらも極端になりすぎると気持ち悪い存在になるんだろうなと思う。自分の軸を持ちつつ、道徳的な心は必要不可欠。

    0
    投稿日: 2026.01.25
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    読みやすい文章で、コンビニの音や香りが聞こえてきそうな、五感に訴える描写が上手いと思った。主人公が世間離れしすぎていて、感情輸入はできなかったけど、そういう人もいるのかもしれない。あとがきの、「社会は多様性に向かっていると表面的には言われるが、この小説にある通り決してそうでもなく、実は内向きになっている。社会が「普通」を要求する圧力は、年々強くなってきているようにも思う」という一文に、考えさせられた。

    8
    投稿日: 2026.01.25
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    ちょっと苦手 だけど、そういう人もいるんだなと考えたら面白かった。自分が好きなこと、大切だと感じていることをまっすぐ続けるのも才能だと思う。

    0
    投稿日: 2026.01.25
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    決して主人公は、無機質な性質であり無関心である訳ではなかった。 何処かで可笑しいと思う自分を客観視出来て、知らず知らずに「コンビニ」に適応した、或いは適応すべき天性のものだったとも思う。 実生活でも複雑に構造化したものと自身の生き方を真に見直すきっかけの様な話だったと思う。

    0
    投稿日: 2026.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こちらも感想を記載したつもりでいたのですが、全く残っていませんね。 価値観が人と全く違う二人。 一人は人を攻撃するつもりがない極端な人、でも存在自体が迷惑なので家族はなんとか更生?させようとしますが、根本的に無理なようです。 もう一人は今の自分の存在すべてを他人のせいにして攻撃して何もしない自分を正当化します。そして人を馬鹿にして下にして自分を優位に持っていきます。 しかしなぜかこの二人の利害が一致し同居が始まりさらに破天荒な生活が始まる。 という、まったく理解できない世界観なのですが、薄いこともあり読了できました。 そういう意味では逆説的に面白い作品だと思います。 最近は最後まで読むことをあきらめることにしているので。 自分もこだわり始めると周りが見えていないことがあるので、他山の石として読んでみるのもよいのではないでしょうか。 コンビニの声が聞こえて明確に自分がすべきことがイメージできるのはある意味凄いことです。 また一般の俗にいうところの普通の人ではない人を排除する傾向にあるのですが、そのように生きられない人の生き辛さなどもつづられています。 そういう点では共感できる部分があるひともいると思いました。

    0
    投稿日: 2026.01.24
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    どれだけ自由に暮らせるように見える現代でも、縄文時代と変わらない村社会であること、が突きつけられる。自分で生きていても思いあたる節がある。

    0
    投稿日: 2026.01.24
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    面白くて一気に読了。仕事からの帰りに読み始め、まだプロローグあたりだろうに、満員電車でも続きが気になって本を取り出したくて仕方がなかったのは久しぶりでした。コンビニっていう想像しやすい話題だとやはり入り込めるのでしょうか。そうやって物語には入り込めるのに、主人公には共感できないから面白い。むしろ怖いとすら少し思うほどでした。それでいて、周りのコミュニケーションや人間の特徴の歪みはよく伝わる。とにかくこれだけ人気な理由も頷ける作品でした。また読みたい。

    0
    投稿日: 2026.01.24
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    人を構成するものは、環境、時間、関係によって日々変わっていく。それはコンビニのように同じようでいて入れ替わっている状態ではなく、同じようでいて違う形に少しずつ変化していく様だと思う。主人公の無機質で機械的な性質が、いわゆる普通の人間の成り立ちとは根本的に異なるのだろう。それ故にコンビニと結びつきが強く、人間が描く普通の世界から孤立する。主人公の性質に共感できる部分が少ないものの、生きづらさを感じる人にとって、世間が作る普通の姿や無意識にそれを押し付ける行為はとても暴力的で無神経であることに心を痛める。私はどちらかといえば普通の人間だが、勝手に妄想を膨らませオスとメスに成り果て、それが人の歯車を狂わせていることにすら気づけないコンビニの店長やその他の店員のようにはならないよう、気をつけたいと思った。

    0
    投稿日: 2026.01.24
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     何かの本でおすすめされていて、図書館で借りて読んでみました。小説はほとんど読めていなくて読み進められるか心配でしたが、ページ数は多くなく、行き帰りの電車で読み終えることができました。  コンビニで働いている女性の話で、「普通」に生きるためにコンビニで働くことを軸に生活の設計をされているように思いました。しかしながら、突如現れた変人に振り回されて、実は周りの人たちも本質は…のような感じでしょうか。不思議な読後感でした。

    0
    投稿日: 2026.01.24
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    「普通とは何か」というよくあるテーマをコンビニという切り口から描き出す発想が見事だと思った。文章も読みやすくて、すらすら頭に入ってくる。ただその分、ここで何を描きたいのかというのが全部分かってしまうから、自分が好きなタイプの作品ではなかった。キャラクターもリアルにいる感じにはしたくなかったのかもしれないが、幼少期のサイコパスエピソードがあまりにコテコテに「作られた」感がありすぎて、合わず。自分的には読んでいる時は面白いが、記憶には残らないタイプの作品。

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小説をあまり読まないので、薄くて読みやすそうと思って買ったらとんでもなかった。 主人公、白羽さんの両方に共感できるところがあり、白羽さんが登場してから読むのが辛くなった。 虚構を読んでいるのに現実社会のリアルを感じた。 人と異なることを良しとしない社会や人々の思考と行動がこれでもかというほどリアルに描写されている。 もし私が主人公に会ったら、主人公の家族のようにカウンセリングに行こうと言いたくはなるだろうが、直る、直らないということではなく、この人の感覚や捉え方、生き方を認めてあげることが大事なのではないかと思った。 産まれた時からこの人はこれがデフォルトなのであり、多数派と異なるから直すというのは、日本人が黒毛じゃなかったら黒毛染をしろと矯正するような感じで違う気がした。 さすがにスコップで人を叩くとか危害を加えるのはよくないが、コンビニで社会を学び、コンビニ店員として役に立ち、生きられるならコンビニ店員としての適正のある人であり、それでいいのではないか。 バイトがダメなら店長、社員になったらあっち側の人とのやりとりにはいいのではないか。 現実では、社会的に好ましく結婚していても、様々な事情から離婚できず生き地獄のように苦しんでいる人もいるし、人柄的にかなり問題がある人が社会的体裁のために結婚している場合も少なからずある。 世の中には様々な背景の人がいるので、誰しもが結婚したら幸せになれるとも限らないと思う。 本当の意味で多様性が尊重される社会がくることを望む。

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世間の価値観に侵されてしまう人と、そうでない人の対比が、読んでいて面白かった。 自分が理解しやすいように、楽な方に、他人のことを解釈する人間。自分は、自分の楽から逃れられることができていないし、その価値観を壊すのはとても難しいことだと感じる。 解説に書かれていた、バッドエンドかハッピーエンドかという問いに関しては、主人公が自分の納得(?)した道を歩み始めているように見える点では、今の段階ではかなりハッピーな途中段階かなと、私は思った。また見方が変わるかもしれないけれど。 最近では、多様性の圧力という面に着目して描かれている小説が他にもあって、自分にとって既出の題材に感じてしまうから、出版された時に読んでいたらどう感じただろうか、と想像して楽しかった。

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    とても読みやすかった。 確かにコンビニのアルバイトだけしかしてなくて36歳独身だとなんで?と思ってしまう自分がいた 。ほかの店員や友人と同じように私も理由を聞いてしまう。土足で踏み入れてしまう。 白羽さんが言うことも分からなくもないが、所々気持ち悪かった。どうかしてる 古倉さんの生きがいを取らないで欲しい 古倉さんはコンビニの声が聞ける才能のある人なのだから自信を持って生きていって欲しい。

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    昔から本屋に行くたびにタイトルが気になっていた作品でようやく読むことができました。 内容は、36歳コンビニ店員の主人公からみる社会の普通とは何かを描かれています。 コンビニの商品も、働く人もみんな入れ替わる。変わらないのは店舗(外観)だけである。 この意味は、仕事は、一人ではできない。会社の歯車の一つである。不具合があれば、新しいものに交換し、また動き出す。という変えることができない現実をとても上手く表現されている思いました。 その他、細かいところの表現方法もスッと落ちるものばかりで大変満足の1冊でした。

    12
    投稿日: 2026.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生の頃、芥川賞受賞作品の触れ込みで販売されていて、「薄くて読みますそうだ」と安易に考え買った本。 当時読んだ感想としては、「こんな人もいるんだ。どんな人でも、どこかしらの世界では重宝されるんだような。白羽みたいに不満ばかり言わずに行動すべきだな。」としか思わなかった。 社会人になり久々にこの本を手に取ってみた。 1日足らずで読み切って、話のリズム感の良さが心地よかった。 自分が“普通”ではないと客観的に理解している主人公が“普通”でない解決策で自分を“普通”の世界の一員として維持していく姿に胸が締め付けられた。 周りの人の話し方や仕草が自分にも伝染したり、こっち側の存在になった途端にそっち側の人間を憐れんだり説教垂れる人間の性など、ところどころ実生活でも共感できることがあって余計主人公の生きづらさ、その中でも奮闘している姿に胸を打たれた。 ストーリー自体に既に満足だが、解説を読んでさらにこの本の魅力を体感できた。文学としての技術力に秀でた作品に出会えてよかった。 自分もこれから色々と本を読んで、またこの本に立ち返り社会における“普通”の考え方を再度考え直したり、文章としての表現方法に圧巻され直そうと思った。

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1時間半くらいですらすらと読めました。 主人公の気持ちが分かるときもあれば、「変わっている人」じゃ済まされない言動があってとても面白かったです。 「普通になりたい」って自分もすごく思っています。だけど、コンビニ人間としてでしか生きれないんだ、と自覚した古倉さんを見て、少し気持ちが楽になりました。 白羽さんは気持ち悪いので、ヒェーと引いていました。「白羽さんは、縄文時代の話が好きですね」というセリフが好きです。

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    経済活動は合理的を求め、現代は多様性を主張するが、それもこれも我々の普通を基準にしたもの 主人公は普通からはズレているように見えるけど、自分の適性に心身共にフィットしたものを見つけている。 普通の基準を測りながら生きてしまう自分から見ると羨ましい 160ページとは言え、1回も区切りがないのも珍しいなと思った。というか初めてかも。 普通の尺度を外したら、これが真に合理的なのかも。 芥川賞受賞作品。妙に納得

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    こんな人生嫌だけど 文章のテンポが良すぎるのと中編だからサクサク読めた 主人公には何の感情も持たなかったけど(感情に起伏がないのは羨ましい)白羽にイライラしすぎて無理だった笑

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    これはコンビニ人間というに相応しい人物。 コンビニの擬人化であり、もはやAIに近いとすら思える。 こんな人が身近にいたら不気味と思ってしまう自分は「こちら側」なのかもしれない。 面白くも興味深いお話でした。

    0
    投稿日: 2026.01.22
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    20代後半女、仕事に結婚に出産と周囲のノイズが大きくなってきた今…頭の中のもやを晴らすように読み切りました。 人間は社会が発展しすぎて自分が動物であることを忘れている。 しかし、根幹は変わっていない。人間は生殖機能を持った動物であり、命をつなぐことが生きる目的。 それに加えて現代では社会に属することが求められる。この社会に属するというのは一般的に年齢性別に見合った形で社会に貢献する。つまり働く(家庭であっても)ということである。上記が現代人の「普通」。このレールからはずれた人間は世間から干渉され、やがて見放される。 生きにくさを抱え、それでも生きていく。 社会というパズルに不完全な自分というピースをはめられるよう、今日も居場所を探す。 人間味が薄い恵子と通ずるところもあり、自分を重ねて読みました。 ラストのコンビニの部品として生きる選択をした恵子は、不気味ながらも水を得た魚のように生き生きと眼に映りました。 誰になんと言われようが、自分にfitする生き方を見つけたいものです。

    0
    投稿日: 2026.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかったし 知らない感情、世界に気づけた一冊。 かなり前に読んだ(おそらく10代後半か20代前半)また読みたい!

    3
    投稿日: 2026.01.22
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    面白かった。主人公が世界をどう捉えて生きているのかが新鮮で興味深かった。 個性と無個性。渾沌と秩序。複雑と均質...2項対立が綺麗になっているように感じだが、主人公は全く感情がないロボットというわけではない。一見対立する事柄は、実際地続きになっているのではないだろうか。「コンビニ人間」とはよく言ったものだ。 読んでいるとき「コンビニ人間」を吸収して気持ちがよかった。 ♂が出てきたときはキモくて読むのやめようかと思ったが、最後離れてよかった笑

    0
    投稿日: 2026.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恋愛,正社員,結婚,出産 世間にとっての普通に違和感を感じる主人公に共感し心苦しくなる瞬間も 周りに安心してもらうために嘘を創り上げたことも その嘘のせいで主人公の音が奪われて生き方どんどん崩れていくところも主人公の特性が出てる 器用には進めないところ ラストシーンをスタートと思わせる書き方が面白い コンビニ人間に戻る決断が素晴らしいけど塗り固めた嘘をまた崩す過程も気になる

    0
    投稿日: 2026.01.22
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    久々の読書だったが全く苦なく、あっという間に読了!初めは「普通」の人間を演じようとしている主人公に気味悪さを感じた。 ---------------- ・『泉さんと菅原さんの表情を見て、ああ、私は今、上手に「人間」ができているんだ、と安堵する。』 ・『私の摂取する「世界」は入れ替わっているのだから。前に友達と会ったとき身体の中にあった水が、今はもうほとんどなくなっていて、違う水に入れ替わっているように、私を形成するものが変化している。』 ---------------- でも読んでいくうちに「普通」の生き方とは何なのか?本当にそれが幸せなのか?疑問を感じた。 逆に周囲が「普通」を強要する場面に気味悪さを感じた。自分が思っている「普通」は他人の「普通」ではない。気付かぬうちに自分の当たり前を他人に強要していたかもしれないと思った。 『コンビニ人間』って何だろう?と疑問に思いながら読んでいたけれど、見事、最後にタイトル回収がありとてもスッキリした。また読み返したい。

    0
    投稿日: 2026.01.22
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    2026.1.22 読了。 コンビニのアルバイトを始めた女性の物語。 とても読みやすい文体。 物語の中に出てくる、白羽という男が気になる。 もう若くもないのにコンビニのアルバイトもクビになるという、落ちこぼれ。 パラサイトシングル的なあの不気味さを感じる。

    0
    投稿日: 2026.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    理解できないのにわかる、そんな作品だった。 主人公の思考は正直理解できないことばかり。 厳密にはどういう心理でそうなるのかを説明されたら理解できなくはないけれど、実際自分はそう思わないことばかりといった感じ。 それでも自分が社会の歯車として生きている安心感や、仕事中は自動で動く体、周りが勝手に自分を「理解できるもの」に当てはめてくる感覚とそれとそれをしてくる人間に抱く不気味な気持ちには共感ができるので、「理解できないのにわかる」そんな気持ちになった。 ページ数は少なめでサクッと読むことができ、読み終わった直後は少し解放感のある終わりだと感じた。 どの本でもやってしまうのだが、話が気になって斜め読みをしてしまったため読み直すとまたさらに深い感想が生まれる気もしている

    0
    投稿日: 2026.01.22
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    「そこに意味なんてないのだ。なぜありのまま受け入れない。」 そんな声が確かに聞こえた。 本書は多様性に対するアンチテーゼだ。 シンプルにそれはそこにあるもので、そこに至る特別な理由がなければ、無理やりムラの掟に当てはめられるものでもないのだとまざまざと見せつけられた。 自分がおよそある程度の物語を読めるのは自分が「こちら側」の人間だからかもしれない。あるいはムラ側の人間というべきか。ムラ側はいい。安全な場所から異質な世界を覗き見できる。そして本作においては、そういうところに立っていた僕とコンビニ店員の目が合った気がした。 読書という行為は自分と本とが混じることなのかもしれない。どんな物語でも読み終わった時の自分の姿は微妙に違っていて、時として混ざり合うことすらできないものもあるのではないか。 そして僕は本書を読み「あちら側」と混ざり合い、また新しい自分になった気がした。

    1
    投稿日: 2026.01.21
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    主人公がとにかく気持ち悪いね笑 サイコパスな部分と少し人間味のある部分の設定がちょっと甘いね。 でも読み進めれたからいいね。

    3
    投稿日: 2026.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった!いつか治るよと周りに言われる側の人間にとっては希望をもらえる、現代のおとぎ話のようなお話でした。自分が自分を認められる場所に出会えるのは、本当に幸福なことだと思います。たとえそれが周りから見て多少理解が出来なかったとしても… ただ読んだのが2025年の価値観なので、作者の方が当時どんな思いでこれを書いたのかは分かりません…

    3
    投稿日: 2026.01.20
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    面白かった。不思議な話でした。 ちょっと不思議なふわふわした小説は あまり読まないのですが、一気に読み終わりました。 色々感じるところがる小説でした。 村田さんの作品ほかも読んでみようとと思います。

    7
    投稿日: 2026.01.20
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    『コンビニ人間』 現代の社会問題を巧く表現している作品でした。 コンビニというマニュアル(=普通)が決められた場所で、主人公は初めて人間としての生き方を知ったように感じています。 ただ、コンビニと同じく世の中の考え方も、生きている人が変化・代謝しているだけで、変わらない。「普通」になるように求められてしまいます。多様性を認めようとしているようで、そうでない現代への問題提起だと思います。 そんな中、最後の方のシーンはコンビニ人間のような存在がいてもいいじゃないか、「普通」ではない存在でもいいじゃないか、そんなメッセージを感じました。 自分自身も潜在意識のうちで、「普通」を自分にも他人にも求めているかも?もう少し、自分のやりたい事を流されず探していきたい。

    2
    投稿日: 2026.01.19
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    面白くて1日で読み終わった。まさかの通勤時間(往復2時間弱)と昼休みの少しの時間で全部読み終わったしそのくらいのボリュームだったから読みやすかった。 物語の終わり方は「結局何も解決してなくね?」って感じで唐突だったけど。 恵子は今で言う所謂発達障害というかアスペみたいな感じ? 読んでる間は「結婚とか出産とか就職が正義のこの世の中も怖いよね」とか思ったけどよく考えたら私はしっかり結婚してるし大卒で正社員以外はやばいと思ってるしなんならその職場で一丁前に馴染もうと陽キャを演じてるし、この本で言う縄文時代から抜け出せない人間だと思う。 だからこそ感じた「物語の終わり方」だったのかも。 白羽はなんかいい感じに更生するかなとか思ったけど最後までくそきもかった

    2
    投稿日: 2026.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白くて一気読みしてしまった。世間から普通ではないとされる主人公がコンビニ店員というマニュアル化された環境で働くことで普通を装う。この主人公にはコンビニ店員という生き方がきっと正解なんだと思った。 コンビニと人間の代謝を対比しながら表現するのも興味深かった。また周りの人の助言もリアルで多様性が謳われる世の中でも出る杭は打たれる風習は変わっていないと感じた。普通とは何かを深く考える作品だった。

    1
    投稿日: 2026.01.19
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    「日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、『店員』でいるときのみ世界の歯車になれる」 何かサクッと読めるものはないかと手に取った作品。 あらすじの言葉を借りると、 「世界の歯車になれる=普通人間になれる」 主人公の恵子は周りが求める「普通」になるためにコンビニ定員として働くが、果たして「普通」になれていたのか。 「普通」に生きていくのはなんとも難しい。

    14
    投稿日: 2026.01.18
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    何が普通で何が普通でないか、その境界線を明確にジャッジすることはできない。だが、言葉にせずとも世間が共有している「普通」という感覚は、あまりにも残酷であると感じた。 白羽が言うように結局我々は動物であり、異物は淘汰されるような循環サイクルで生きているのだ。 しかしそれと同時に、他人の価値観を裁く権利など誰も持ち合わせていないことを、自覚しなければならないとも思った。

    2
    投稿日: 2026.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    話題の一冊として読了  主人公の女性と自分は、何処か通じる部分があって、すごい共感できた。  社会的評価と自己評価に差異を感じるのは、誰しもだと思う。  コンビニの店員でしか社会の歯車になりえない。こういった感じの表現は、社会人になった今でも感じられていない感覚で、今後、共感ことがあるのかなー?と思う作品。

    2
    投稿日: 2026.01.18
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    自分は「普通」だと思ってても、それは確認のしようがないことがいきなり怖いことだと思った。 マニュアルのように指示されればその通りに動けばいいが、臨機応変というのもある意味才能なんだなと考えさせられた。 主人公は今でさえギリギリ何とか生きてると思うが、この後どうなるのかを考えると怖かった。

    64
    投稿日: 2026.01.18
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    なんか納得いかん部分が割と多いかもしれんけどこれは自分が普通側やからかもしれん 主人公は普通ではないのに何で周りには普通を強要(まではいかんかもやけど)してくる人が多かったのかが割と謎 自分の経験的には自分とよく似た人が周りには集まって来るもんやと思ってるけどそれがないし、主人公も自分が普通ではないと認識して普通を求めてるっぽいけど何でそんなに生きてて普通の感覚が全然育たんかったんかが謎 自分は割と普通側の人間で、自分の常識と違うことがあってそれが納得できないことでもそういう考えの人もおるんやって新たに知れることもあるけど、主人公はそういう場面で疑問に思わんかったんかな?でも途中でめっちゃ疑問を質問する場面あったから違うと思うけど… うーん他の人の感想が気になる てかそもそもこんな他人のこと気になる人たちおるもんなん?こんな初対面でずけずけと他人の人生に口出ししてくるのやばい。普通側として描写されてた友達の旦那とかもまぁまぁヤバい あと自分は主人公はサイコパスなんやと思った

    2
    投稿日: 2026.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スルスルと読めた。代謝はあるが集合体として安定しているコンビニと社会やコミュニティを重ねる洞察がとても興味深い。普段よく使うコンビニの新しい一面の情景がありありとあらわれるような文章にも引き込まれた。

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語の前半で、恵子が「私がアルバイトを始めたとき、家族はとても喜んでくれた。大学を出て、そのまま、アルバイトを続けると言ったときも、ほとんど世界と接点がなかった少し前の私に比べれば大変な成長だと、応援してくれた。」と過去を振り返っていたのに対し、後半で妹が「お姉ちゃんは、コンビニ始めてからますますおかしかったよ。喋り方も、家でもコンビニみたいに声を張り上げたりするし、表情も変だよ。お願いだから、普通になってよ」と言うシーンや、前半では恵子がコンビニ店員たちと仲良く会話しているように見えるのに、後半で飲み会に誘われていなかったことが明らかになるシーンは「普通」を要求する人々と「普通」を理解できない恵子との差が明白になっていて怖かった。

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    普通とは何か。 普通の人間であることを演じているという感覚は誰しもが経験することかもしれない。 恋愛、就職など、世間体をして生きていくことが必ずしもその人の人生にとって良いものかは分からない。 周りは言わなくても世間体という軸で他人の人生をおしはかっている。このことをこの作品は言語化してくれた。 自分も周り側にいる時があると思う。気をつけたい。

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    初めて読む作家さん。 普通であることの生きづらさと、知らず知らずに自分と同じ価値観を人は押し付けているのかなぁと思う感覚が共感できた。主人公は自分の生き方を最後に自覚するが、読後に哀愁を感じたのは、自分自身も普通に侵食されているのかもと思った。

    2
    投稿日: 2026.01.18
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    この世にある全ての小説を読んだわけでもないので、根拠のない状態で評するのはどうしても歯痒いけど、今後の日本文学史においても、「普通」の解釈をより難解にさせる代表作の一つだと感じました。これを読み切った時には、主人公に是非を問う読者はいないと思います。 身の回りに無数と言っていいほど存在する「コンビニ」で、これほど読者を楽しませてくるとは。主人公が一貫して、物語のシュールさを維持してくれて、途中何回も笑いました。今後コンビニに入ると僕は無意識に古倉恵子を探すんだろうなと思いました。 星を一つだけ付けなかったのは、「この作品は、僕が一般の社会人になったらより一層面白みを増して化けてきそう」と考えたためです。

    10
    投稿日: 2026.01.18
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    無機質な人間ってこういう感じかぁと思った。でも、身体がそうやって機能しているのもなんかわかる気がする。

    2
    投稿日: 2026.01.18
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    面白かった。普通の概念から飛び出している自分をコンビニというマニュアル化した箱の中で普通っぽく育てて行きそこでしか生息していけなくなってしまう自分。 普通の人間の定義は何なんでしょうね⁇

    1
    投稿日: 2026.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白すぎて一瞬で読み切ってしまった。 わたしも、他人から理解されないだろうなと思う自分の考え方がある。こんなに異常者扱いはされないけど、たまに口にして『しまった』と思う。 ムラにはムラの掟がある。その通りで、いつの世になっても原則なんて変わらないのではないかと思うなどする。 自分は自分でいいんだなと思える勇気は出た。

    2
    投稿日: 2026.01.17
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    個人的に読んで良かったと思えるような好みの本では無かったが、読み進める手が止まらなかった。 この本を読んで、確かに周囲からみた普通・世間が思う普通から逸れてしまえば排除される世界だと思わされた。

    1
    投稿日: 2026.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった。 普通とはなにか。 普通でないものに対する大多数からの反応がリアルであり、途中で出てくるおじさんも普通でないだけなのかなと思う。 難しいが、大なり小なり生活する上で普通に寄せる事はあるだろうし消えているという表現がとてもあっているなと思った。

    2
    投稿日: 2026.01.17
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    7年ぶりくらいに読んだ。忘れている部分もあったが、読後感はあの頃と違った。明るい話だと思う。中年で、アルバイトで未婚。 別にそれでもいいのに、普通という規範を逸脱すると後ろ指を刺される。どれだけ多様性が叫ばれる社会になっても人の本質は変わらない。普通の人たちがいる世界と、普通ではないとみなされた人たちがいる世界に隔たりがあって、同じ世界に属していない人はいなかったことになる。 本人が望む世界で生きるのが1番理想だ。古倉さんにとって、コンビニでバイトを続けることが天職だった。それだけだ。 ただ現代社会の生きづらさってずっと変わっていないんだなと思った。

    11
    投稿日: 2026.01.17
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    久しぶりに読んだ。 とにかくルールに雁字搦めな仕事がいい人にとって、コンビニ店員というマニュアル仕事は天職なのだろう。決められた手順を正しくなぞり、求められる振る舞いを過不足なくこなすだけで評価され、役割を果たしたと見なされる。 コンビニではないが、学生時分に似たような接客業でアルバイトをしていたことを思い出した。言われるがままに業務をこなし、周期的に訪れるキャンペーンやイベントに合わせて準備をし、働いた分のお金をもらう。その中で、最低限ではあるが社会とのつながりも得られていた。今思えば、あれはあれでなんだかんだ充足していたように思う。 ただ、それを何年も続ける人に対しては、社会の不文律によって独特の視線が向けられる。一目置かれているようでもあり、同時にどこか距離を取られているようでもある。自分もまた、無意識のうちにそういう目で見ていた側だった。 合理性を突き詰め、与えられた役割に過不足なく適応すること。それ自体は極めて真っ当で効率的なのに、どうもそれだけでは社会には馴染むことができないらしい。その歪さこそが、この作品を読み返して改めて浮かび上がってきた。

    2
    投稿日: 2026.01.17
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    面白かった。白羽さんとのくだりはちょっとスパイファミリーのヨルさんを想起させた。 恋愛や結婚に限らず、人間ならこうなって当たり前、こう感じて当たり前とされてることは色々あるよなと感じた。 そしてそれは本人も意識してなくて、悪気なく「なぜ〇〇なの?」と聞いてしまう 自分も気をつけよと思った。

    4
    投稿日: 2026.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすく、あっという間に読めた。世の中の常識、人から見える社会的な立場というものを考えさせられた。2016年に書かれた本。多様性という言葉をよく聞く現在だけれど、今もそんなに変わらないと思う。 主人公の女性の考えは理解できない部分も多かったが、何も間違ったことはしていない。なのに異物とされてしまう。主人公の周りの人と同じこと(幸せを決め付けたり、人の事を勝手に喜んだり批判する)をしてしまっている自分にも気が付く。努力せず批判ばかりする好きでもない男性と同棲したのに、実情を知らず周りが喜ぶ反応がとても印象的だった。「男性と同棲する」という社会的意味と本人の状況のズレが滑稽で興味深かった。コンビニを辞めてしまった時はどうなるか心配したけれど、最後コンビニ人間だと自分で気が付けて良かったと思った。

    1
    投稿日: 2026.01.17
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    「普通」がわからないばかりに、どうやって人間に擬態したら良いのか、トライアンドエラーを繰り返す古倉さん。 機械的なんだけど、すごく生々しい。

    4
    投稿日: 2026.01.16
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    少し現実離れしているような気もするけど、そんなことも無い。こんな人間も存在しているのだろうと思った。文章は無機質な印象だったけど、芥川界隈はこうゆうのが好きなんだろう。

    2
    投稿日: 2026.01.16
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    主人公がコンビニという生き方を見つけられていて良かったと思う。「普通で無い生きづらさ」を題材にした小説はあるけど、孤独感や苦悩が深く刺さってくる小説が多い印象があった。 でもそういうのとはちょっと違うと思った。 明るいというのか、無機質で清潔でテンポが良いというか、それこそコンビニのような感覚で読んだ。 本人は周りに迷惑をかけないし、傷つけないし、周囲の人に失礼なことを言われても周囲を恨んだりせず「普通」になろうとしたり、家族を心配させまいとする健気さがあり心に残った。私はこの主人公は偉いと思った。 どちらかと言うと周りの人のほうが失礼すぎて、周りの人がおかしいんじゃ無いかとすら思えた。 色々なハラスメントや、多様性という考え方が急速に広まったのだろうか。

    6
    投稿日: 2026.01.16
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    自分はコンビニ人間じゃない…と安堵している人は、この小説の本質を何も理解してないし、あなたこそがコンビニ人間だなと思う。

    4
    投稿日: 2026.01.16
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    不快感が残った。 自分はコンビニ人間ではないのだろう。 そう感じさせるという点でこの作品は非常に秀逸なのだろうと思う。

    3
    投稿日: 2026.01.16
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    主人公の自己分析があまりにも冷静なので、完全に社会不適合なのに共感してしまう……!面白すぎて2時間で読み切りました。描写がうますぎて、自分が登場人物のどれにでもなれてしまいそう。すべてに共感できます。夜読んだら自分のことも深く考えすぎてしまったくらい。おもしろかったー!!

    4
    投稿日: 2026.01.15
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    一言メモ、みんな役割を持って生まれてきた、のか 面白くて、あっという間に読んでしまいました。読み始めは、“普通”のコンビニ店員が主人公のストーリーと思いながら読み出すも、だんだんと、ごく“普通”ではないコンビニ店員なんだと察していく。 主人公の人となりが、だんだんわかってきて、彼女にとって生きづらい世の中、環境から逃れるように、コンビニ人間という形の、自身を確立して生きていく、強い女性の本です。 アイツだけは、ほんとにしょうもなくて、気持ち悪さ全開の描かれ方が、主人公と対比になっていて、良いスパイスになっています。あの生き方も、世間から逃れるための一つ、なんだとは思います。 コンビニバイトをしたことがある自分にとっては、昔よりもさらに複雑で多岐にわたる業務をこなしているコンビニの店員さんを、心から尊敬しています。

    4
    投稿日: 2026.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    <忘備録・ネタバレあり> 極端な合理思考のために、コンビニ店員の仮面を被らないと生きていけなくなってしまった女性の話。 いや、、、彼女の最後の描写には希望や輝きがあり、「コンビニ人間として生きるのが自分の幸せだ!」という前向きなハッピーエンドなのかも…? 主人公はとんでもなく極端な合理思考。人と違うと気づいてからは口を閉ざし、友人関係も築かず、周りを観察しながら模倣し、普通っぽい自分を演じてきた。 そんな主人公にとって、マニュアルがあり客との複雑な絡みもなく論理的な思考で行動できるコンビニ店員が好都合だった。 一時は白羽を利用し、対外的に「普通」を演じて生きる道を進もうとするも廃人となる。そんな中立ち寄ったコンビニで自分の存在意義はここにあると確信し、希望に満ち溢れ力が漲る。 親や妹との関係性は良好で理解もあるが、時折深く悲しんでいる様子や、主人公が純粋に異次元な発言をしてしまうところ、それに家族が傷つく描写がつらかった。 また、白羽と、ユカリとミホの旦那たちが本当に憎たらしい。ここまで潔い嫌な奴を描ける作者もすごい。ただ白羽は主人公の妹が来た時の対応がナイスすぎて、そのまともさがあるならまっとうに生きろよ!と思った。 この作家の作品は初めて読んだが、うっすら感じていることを綺麗な言葉で簡潔に言語化されていたり、「あーそれめっちゃわかる」という情景描写がたくさんあり、他の作品も読んでみたいなと思った。 ▼印象的なフレーズ ・真っ白なオフィスビルの一階が透明の水槽のようになっているのを発見した。 ・まるで作り物ではないかと思うほど綺麗に並んでいた食べ物やお菓子の山が、「お客様」の手であっという間に崩されていく。どこか偽物じみていた店が、その手でどんどん生々しく姿を変えていくようだった。 ・不気味に思いつつも朝は忙しいので急いで買い物を済ませようと、列に並んでいる客は男性と目を合わせないよう、徹底的に無視を心がけているようだった。 ・ここは強制的に正常化される場所なのだ。異物はすぐに排除される。さっきまで店を満たしていた不穏な空気は払拭され、店内の客は何事もなかったように、いつものパンやコーヒーを買うことに集中し始めた。 ・正常な世界はとても強引だから、異物は静かに削除される。まっとうでない人間は処理されていく。

    1
    投稿日: 2026.01.15
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    タイトルに惹かれて読んだけど、 まさしくそのまんまだった。 びっくりするような事件はなく、 コンビニ人間の日常物語。 近未来の人間像がこうなりそうでやや怖い。 AIロボットに使われる、 ロボット化した人間の未来予想図。

    1
    投稿日: 2026.01.15
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    薦められて読了。なんとなく理解ができてしまう話だが、能力をできるだけコピー出来ることや観察力があるのならこうしたらよいのに、ああすればよいのに、が浮かんでわたしも普通側なのだなと思った。突然網膜の水分や生活臭を表現するのに、心理描写が一人称であるためほとんど起伏がなく、小説としては面白く読みやすいもののもう一度読みたいとは思わなかった。

    1
    投稿日: 2026.01.15
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    主人公がタイトルにある通りの正にコンビニ人間で本当に驚いた。ロボットの様な感じもした。 主人公の考えていること全てがおかしくて、だけど時々的を得ていて、共感できたりもして。とにかく不思議な感覚を最後まで味わった。 解説が中村文則さんなのも含めて非常に楽しめた。

    1
    投稿日: 2026.01.15
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    世界99を読み終えたあとに著者の出世作となった本著を読んだが、まさに世界99の源泉と言えるような作品だった。 この作品に出てくる「普通」の人達はこの主人公から見ると、こんなにも下世話で意地悪く映るのだと、自らを顧みる機会になった。

    1
    投稿日: 2026.01.14
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    周りの人と感性が異なることで、余計なことをしないと決めて生きてきた主人公が、コンビニ店員という職に出会い、自分の居場所を実感する。コンビニに溢れている様々な音やお客さまの視線・仕草に反応して、細やかな判断と行動ができていて、まさに職人技! 〔感想〕 誰がなんと言おうと、自然と体が動く、職場を離れてもついつい考えてしまう…というのは、その人にとって天職なのだと思う。正社員とかアルバイトとか関係なく、イキイキと働いている人を尊重したい。 ラストシーン(最後の約10ページ)は、そう、それでいいの!と思いながら読みました。 …….. 更に個性強めの白羽さんも、クセになるキャラ。

    2
    投稿日: 2026.01.14
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    面白い…のだろうか?というのが読み終わった時の素直な感想でした。 普通なんて言葉、誰が生み出したんだろうか、ただの理想では?と思う身としては、自己決定の方が大切だとしみじみ感じます。 そして自分で責任をとる。他者に何か言われたとしても自分で納得できる選択なら良くて、わざわざ自分の選択について干渉してくる人がいるならそれは相手の問題であって… まあ何が言いたいかというと、誰の普通でいることよりも自己決定が大事であって、自己と他者の責任の所在はしっかり判断できるようにならねばということでしょうか…

    1
    投稿日: 2026.01.14
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    短く読みやすい。発達障害の特性を強く持つ主人公が、定型の人たち中心の世界に溶け込んで生きるための術(口調を真似る、服装を周囲と寄せる…等)が興味深かった。ヒトによるオペレーショナルな業務も多様性を重んじる世界では、必要なのだなと実感。

    1
    投稿日: 2026.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とにかく読みやすい。コンビニで働く事以外に一切の興味が無い恵子の淡々として毒気ついた語りが面白かった。と同時に社会に馴染めるように努力する健気さと、それが全く意味を為していない切なさも心に残った。 人間の村社会に馴染めないのならば、いっそ人間をやめて「コンビニ人間」になるという恵子の選択はある種現実からの逃避、マイナス的なものに見えるが、私個人はむしろ新たな価値観が創造される瞬間の感動のようなものを感じた。「ムラ」から疎外され、白羽のようにそれに怒りをぶつけるのも、恵子のように「ムラ」から出て行くのも個人の自由である。

    1
    投稿日: 2026.01.13
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    環境や感じたことによって人間は作られるとあらためて感じました。同調意識、バイアス、人間って弱い動物なんだなってあらためて。無から→有になる恐怖からなのかな?

    0
    投稿日: 2026.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても読みやすい。 主人公の人格?ゆえに余計なものがなくて読みやすい。 この物語で唯一余計なものと言えば、周りの人間、干渉。 普通でいなければ幸せになれないという勝手な縛り。 現実でもそれこそ古代からのあるあるだけど、結婚、就職、出産だの当たり前にやらなければならないことだと平気で思い込んでる人間たちの無礼な干渉が一番耳障り。そういう人間に限って多様性とはと謳いたがる。 他人の不幸な生い立ちなどを可哀想だと言っている、心配してあげている自分が好きな人間がよく使う都合のいい言葉。 どんなことでも本質は本人が決めることなんだから構わないでほしいよなと思う。 普通なんてどうでもよくて、単純に18年もコンビニで働いてきた古倉さんはえらいよ、立派だよ。 積み重ねたその経験、めちゃくちゃ活きてるじゃん。辞めてからも身体に染み付いて、売れ行きとか考えて動けてるのはもうプロでしょ。 それをまたコンビニごときでとかたかがアルバイトでとか言うやついるんだろうけど、積み重ねてきたものがレベルアップして続けられるのはもう誇っていいことだし、そういうことを言われる原因を作ってるのって白羽みたいな人間がいるからなんだよな。言う相手を間違えてる。 白羽もこじらせてるよな、その咄嗟に取り繕える能力もっと別のところで活かせたら良かったな。

    0
    投稿日: 2026.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世の中の普通から外れている主人公の恵子が、18年続けたコンビニ店員のアルバイトを通して自分なりの生きやすい方法を探していくお話。 本当の自分を隠し周囲の模倣をすることによって普通の人間として世間に溶け込むことが出来ることに気付く恵子とは対照に、変わっている自分を全面に出し、世間がおかしいんだと主張し続ける白羽。 変わりものの2人がそれぞれ違った方法で生きようとしていたのが印象的だった。 恵子はマニュアルのあるコンビニで働くことに生きやすさを感じていたけれど、確かに決められたことをこなしていくだけの人生のが楽だし安全だよなーと思った。 私も自分の意志決定が様々な場面で必要とされる社会よりは、決められたことを指示に従って行動していれば良い学校のが楽ではあった。 たぶん、その感覚と同じ。 一方コンビニの労働と異なり、人の行動(コミュニケーションなど)はマニュアルや明確な答えがあるわけではないし、感性も人それぞれだから、世間一般的な感覚と違ってもそれに気付きにくい。 そして、ズレている当人よりも周りが心配をして過剰に口を出してくる構図はあるあるだよな~とも思った。 ただ、恋愛や結婚の話や、人の職歴については、現代の若者の間では、身内はまだしも他人からあれこれ言われる話ではないぞ…???と思ってしまったし、職場の人がこんなに他人のプライベートに踏み込んでこないだろ…しかもきっちりしている店長だったら尚更…とか思ってしまい、作品に現実味がなかったのでいまいち自分には刺さらず。 なんか全体的に一昔前の思考っぽいというか、昭和っぽい文章だなという印象。 単行本の初版が2016年だから、そういう時代背景も関係するのかな。 普通とは何かを考えさせたかった本なのかなと思ったけど、恋愛をしたことがなくったって、結婚してなくたって、アルバイトで生活してたって、人と考え方が違ったって、本人がそれで良ければ別に良いんじゃない?という感想。 変わっている自分を周囲に上手く溶け込ませる方法が、同じコミュニティの人の言動や所持品の模倣なのであればそうすればいいし、主人公にとって、コンビニ店員という1つの型に自分を当てはめて生きることが一番楽で安全で生きやすいのであればそうすれば良いと思う。 恵子は何も気にしてないと言いながら周囲を模倣して自分を偽ったり、働くときに使える人間になりたいと考えたりしていて、なんか一周回って一番周囲の目を気にしてるんじゃないかとも思ったりした。 恵子も白羽も思考回路が理解不能で、ずっとイライラしちゃったなー。なんか消化不良。。。

    1
    投稿日: 2026.01.13
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    マニュアル化された社会(=コンビニ)でしか存在できない人間が、一度そこから排除されかけ、 しかし結局また自らその檻に戻っていく物語。 普通の小説であれば、白羽は主人公と良好な人間関係を築き、主人公を救う立場にあるはずだが、見事に裏切られました。 救いようのない物語だが、主人公は救って欲しいとも思ってないし悲劇とも思っていない。マニュアル化された社会に迎合してるから、救いようのないと感じるのだろうか、、

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    私は普通という言葉が嫌いです。 「普通に考えたら」 「普通はさ」 「普通はこうするよね」 「普通じゃないよ」 その人にとっての普通と私のとっての普通は違う。 そもそも私の「普通」ってなに。 そう考えるようになってから普通って言わないようにしてます。 その人の普通が普通ではない。 押し付け、抑圧し排除する。 無意識下に自分もやってしまっているな と振り返ることができる小説でした。

    23
    投稿日: 2026.01.12
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     同じコンビニで18年間アルバイトとして働き続ける主人公の実生活と、彼女の周囲及び現代社会の構造にスポットを当てた物語。  まずコンビニという舞台設定が、身近ながらも知らないことが多い場所で興味深かった。主人公の幼少期から現在まで「治らない」部分や、コンビニに対する異様なまでの固執・愛着には、不気味さ、不思議さ、そして少しの親近感を抱いた。また、白羽との同棲前後で、彼女に対する同僚や友人の言動・行動などが変化していく過程は、リアリティに溢れており、読みながら心苦しさを感じてしまった。  白羽による一連の「現代は縄文時代と変わっていない」発言は、部分的に共感させられたし、的を射たものだと思った。

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    自分もどこかズレていると感じることがあるので、 共感性の高い作品だった。 特に「普通」がわからないことを不思議がられる場面や、「正解」を教えてもらえることに安心する主人公の姿は、胸がキュッとした。 表現描写も素敵だ。 ・死んだ小鳥のために健康な花を「殺している」、 ・お姉ちゃんを「治そう」 短い言葉に価値観の違いが宿っていて、印象的だなあと思った。 白羽は本当に嫌なやつだ!と思ったけれど、誰でも彼のようになりうるよなあ、とも感じたので、自分も気をつけて生活していきたい。

    7
    投稿日: 2026.01.12
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    いい話、文学としては最高峰 だけど、今自分もフリーターなのか正社員なのかよく分からない属性をしているので10年後フリーターでボロボロで、ムラ社会から話されて生きていくとなったら、きついだろうなと思った。普通に震えた。 主人公は″性″と″生″に無頓着でご飯もまともに食べない。貯金がある訳でもなく生活はコンビニに依存している。この主人公はおそらくブスでは無いが可愛くもない。精神的に何かおかしい部分があり、コミュニケーションを取るにはマニュアルか何かないとできない。コンビニでは全ての行動を、生活を規定されて働くことになる。おそらくASDの傾向があるのではないかと勝手に思ってしまった。(人を黙らせるといってスコップで友達殴らないでしょ普通、ただのサイコパスなのか) 白羽という男もまた将来の自分に重なるところがあるかもしれない。経歴は別としてちょっと恐ろしさを感じた。。。 というか、主人公はコンビニで正社員になれば良いのではないか。。。

    10
    投稿日: 2026.01.12
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    面白くて読む手が止まらない。友人や家族、近くにいる人の言葉が似る感覚は少し分かるなと感じたが、終始不気味だった。「普通の人間っていうのはね、普通じゃない人間を裁判するのが趣味なんですよ」って言葉が刺さる。村田さんの作品は初めて読んだが圧倒されてしまった。

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    独特の世界観で描かれている人間模様。当たり前、普通など一般化して考えることがよくあると思うが、この本を読んだら、「本当にそれって普通なのか」と考えさせられる。 ただ独特すぎて、理解ができない場面も。でもこれが筆者の生み出した世界観なのだから、これもまた面白い一面でもある。 芥川賞をとった時以来に読んで、また物語に引き込まれてしまった。

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あらすじを読んで、「就活に失敗してズルズルアルバイトを続けていた30代独身女性が、新入りアルバイトの男性をきっかけに変わる話だろうか」なんて、今の自分にも通じるところがあるし、読んでみるか!と気軽に手に取ってみたら、とんでもなく予想を裏切られた。 主人公がまさにタイトル通りの『コンビニ人間』。 ただコンビニでアルバイトしている人と侮るなかれ… 読了後学びがある訳ではないけれど、現代に生きづらさを感じている人なら、結構刺さる内容ではないかと思います。

    1
    投稿日: 2026.01.11
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    人は「変だ」と感じたものに対して、驚くほど無遠慮に踏み込んでしまうのだと感じた。皆、変なものには土足で踏み入って、その原因を解明する権利があると思っているという発言があるが、それは本当に正しいことなのだろうか。 またこの作品では、人は一人では人間でいられないという感覚も描かれている。主人公は周囲の言動を取り込みながら生きており、伝染し合いながら私たちは人間であることを保ち続けているという発言はには確かにと思わされた。 普通とは何か、それは人によって変わるしみんなの中の平均値のようなものを汲み取って生きていかなければならないのは窮屈であり、正しくもあると感じた。

    7
    投稿日: 2026.01.11
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    なんとも不気味?居心地の悪さを感じて、無意識に駆け足で読んでしまった1冊。 多様性を理解したり受け入れたりするのって熱量が必要で、普通という共通言語があるほど気楽だからな…と読みながら感じる。 仕事中の方がプライベートより簡単という感覚も誇張して描かれていておもしろい。 変半身と世界99も楽しみ。ただ、読むのにこちらの勇気がいる作家さんなのだと学んだ。

    1
    投稿日: 2026.01.11
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    たしかに企業側の視点からするとコンビニ人間程ありがたい人はいない。 他スタッフがコンビニ人間から人間に戻る描写は生々しいし、企業側からしたらその人間部分との戦いの為、コンビニ人間に仕上げたい。 普通ってなんだろうと考えさせられる一冊。

    2
    投稿日: 2026.01.11
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    コンビニの状況がとてもよくわかる コンビニの音やバイトの特徴まで 鋭い観察眼で面白くて 一気に読み進めた 結末の展開が違っていたら もっと魅力的になるかも…

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    常識という名の村の掟と、自分はどう向き合っていったら良いのか、深く考えさせられました。体に染み付いた考えを揺さぶってしまうという点で危ない本でした。マトリックスの赤い薬を飲んでしまった感さえあります。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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     この本を読んで、少し恐ろしさや、気持ち悪さを感じている自分も「こちら側」何だと思う。  「普通」を突き詰めると、こんな物語になるのかと感心してしまう。

    4
    投稿日: 2026.01.11
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    初、村田沙耶香 評価は3だけどこの人の作品の世界観好きすぎる、 衝撃でした。好き嫌いは別れそうだけど個人的には大好き もっと読みたかったなーの3です

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    想像していた内容と全然違ったので面白かった 普通とはなんだろうと考えさせられるものは多いけどその中でもかなりページ数も少ないので、読書初心者でも読みやすいかも

    1
    投稿日: 2026.01.11
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    どんどん読めた でもちょっと怖かった 一人ひとりの考え方がある中で、誰かに自分の『普通』を押し付けることがいかに馬鹿らしいか 考えることができた。 白羽は最悪だと思った。が、彼のような生き方に口を出すことも、他人の私がすべきではないのだと思った。 周りに主人公や白羽のような人物がいたら、私は彼らにとって疎ましい押しつけをせずにいられるだろうか、いられる自分であればいいと思う。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    この本を手にしたきっかけはINFJの人にささる!とどこかでみたから。あまりささらなかった。こわかった。

    0
    投稿日: 2026.01.10
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    1.8くらい 主人公については、こんな人もいるだなぁと思ったけど 白羽にはあまりにイライラ要素が詰まりすぎていた笑 でも確かに人にとっての当たり前とか感性ってそれぞれ異なるのが当然で、ある基準で勝手に人を評価するのって勝手だなとも思った 自分の人生に集中しよ、と思った。 異なる生き方をしてたらどんなことを感じて生きてるのか聞くくらいに留めてもいいのかもなと。 合う合わないはあると思うけど

    1
    投稿日: 2026.01.10
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    白羽という男。現実で対面したら、私は絶対発狂する。すぐに距離を追いて、一生遭遇しないようにする。そんな強烈な男の言動にも、客観的な視点で解釈し淡々と対応する主人公。面白い。

    9
    投稿日: 2026.01.10
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    ストーリー、登場人物がユニークで楽しく読めた反面、現代社会の歪や差別、偏見といったテーマが扱われている点で、重みもありました。 縄文時代から集団の中で生きるための男女の役割は変わっていないという言葉もありましたが、それもなかなか的を射ているなと思いました。 心に深く根付いている差別意識や集団における役割、その中でうまく生きていく術を冷静に認識したうえで、自分の生き方を貫いている主人公は強い人なのだなと感じました。 集団のメインストリームから漏れたら、ここまで毅然と自分を保てるだろうかと、考えさせられました。

    35
    投稿日: 2026.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでいて白羽に不快感を覚えるということは、自分は無意識のうちに人のことを型に当てはめてムラから排除しようとしているのかと、読んでいて思っていることを見透かされている気持ちになった。

    1
    投稿日: 2026.01.10
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    私たちは、無意識に自分と異なる人間を仲間外れにする。そしてそれと同時に「自分は間違ってない。ちゃんと社会の一員だ」と安心しているのかな。 人間の冷たさと弱さを感じた作品だった。

    7
    投稿日: 2026.01.09