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八雲京語り 宮廷に鈴の音ひびく
八雲京語り 宮廷に鈴の音ひびく
羽根川牧人、serori/KADOKAWA
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総合評価

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    西の武家と東の公家の二大勢力が拮抗する架空の中世日本が舞台だ。男も敵わない武家の鬼娘の雲雀が、和睦のため公家に嫁ぐが、相手は10歳も年下のお飾り東宮だった。この夫の鈴鳴ために宮廷内で歌合せで奮闘する雲雀。祀矢のために鈴鳴を鍛えたりする。お飾りでなく皇帝を目指そうというのだ。しかし、宮廷には鬼が出没し、裏で陰謀が進んでいた。 侍女の小未苗や夫の鈴鳴、ライバルの鎬雨と少しずつ心を通わせていったりするところや、それぞれの人物の悩みや劣等感が表現されていたりするところに共感した。

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    投稿日: 2021.10.03
  • 歌で喧嘩を売り返す なんて素晴らしい!

    方言女子なのがかわいい。何を言っていても憎めない。  スパーっと竹を割ったようで、気持ちがいい。 お勧めは、妹。実はキュートで元来はしっかり者。  もし外伝お願いできるなら、これからの妹の活躍待ってます。 ・・・ほどけて溜飲が下がる場面は、何とも言えない快感! 「あとがき」の 名前の決め方が『ほほぉ~なるほど』と感嘆。  登場人物のキャラクターにはまり過ぎ。

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    投稿日: 2018.07.09
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    平安時代をベースにした物のような雰囲気だが、公家・武士のあり方や言葉遣いその他もろもろ全く外してるので、「これはあくまでも平安イメージの異世界のフィクション」と割り切って読むと怒りも沸かない。すると、結構面白くなってきた。年下の男の子を育てる楽しみ、堪能できた。鈴鳴を応援したいと思う。

    2
    投稿日: 2018.07.07
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    お転婆な姫様もまだ小さい東宮様も可愛らしい。 戦では敵なしだった雲雀が京ではまったく別の敵と戦わなければいけないわけですが、意地悪な女の人たちも含めて登場人物が魅力的。 暮明は生理的に受け入れないので、鈴鳴に頑張ってもらいたいですね!

    1
    投稿日: 2018.06.27