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明日の子供たち
明日の子供たち
有川浩/幻冬舎
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総合評価

263件)
4.4
135
90
14
7
0
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    A この本がすべてではないのはもちろん前提として、関心を持つきっかけとして、おすすめしたい。隣の学区に児童養護施設があったけど当時は大人に聞いても大した答えが返ってこなかった気がする。施設には入ってはじめて人間らしい生活ができる、選挙の票にならないから児童福祉は後回し、当事者の声。世の中、知らないことはたくさんある。

    0
    投稿日: 2025.11.18
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    『明日の子供たち』 有川浩さん の 長編小説です こちらの作品は 【ひまわりめろんさん 】が 有川浩さんを読んだことのないという私に… 私の読書傾向をざっくり勘案しつつ 導き出してくれた 有川浩 最初の一冊にと 選んでくれたものでした 真剣に選んでくださった一冊 大切に読ませていただきました あぁ……緊張する!! まず この本を読んで感じたのは… あぁ どうして もっと早くに 有川浩さんを 読んでいなかったの? です 『植物図鑑』と『植物物語』間違っちゃうくらい 有川さんに疎い私……はぁ 情けない( ・᷄ὢ・᷅ ) 凄かったーーーーっ!! 面白すぎたかもしれません! "児童養護施設" が舞台のこのお話 そこで暮らす子供達 その子供たちの生活を支援する職員の方たちで 構成されています そこでの生活がメインのこのお話 すべてが勉強になりました… :(˘•̥ㅁ•̥˘ ): 児童養護施設に入所するということを どう捉えるか…ってことなのかしら? 同じ方向を向いていても 同じ考え方ではないと思うし… 答えを出せない問題だと思うの 子供の数だけ 色々な事情があって 本当に難しい問題なんだって 思う はいっ!正解( •̀∀•́ )bってならないでしょう? 読んでいると…鼻の奥がツーンってなって 眼の奥が痛くなってしまった( ๐_๐) あぁ ごめんなさい( * . .)" 暗ーい話 ではないの 重たくって繊細なテーマを 決して重すぎずに書き上げてるところ 有川浩さん 見事だなってね 感じました 流れるような文章が凄い ページを捲る手が止まらないんだもん 読み進めるのがもったいないくらい 大切に読んでみました よく調べてるなぁって思います そして 誰かを傷つける文章じゃないから 心を揺さぶられました 「俺が本読むの好きになったのは先生のおかげだよ」 ご本を読むのは素敵なことよ。 ───幼い日の福原の言葉がふと蘇った。 みんな、自分の人生は一回だけなのに、ご本を読んだら、本の中にいる人の人生もたくさん見せてもらえるでしょ。先生たちだけじゃなくて、本の中の人もヒサちゃんにいろんなことを教えてくれるのよ。 素敵ねぇ。 これは、 児童養護施設の施設長さんと話すシーン なんて素敵なのかしら (⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎) 「こどもフェスティバル」での発表のシーンも 好きだなぁ…泣けてきちゃう… :(˘•̥ㅁ•̥˘ ): あぁ。。。こんなに書いてしまったわ 何を書きたかったのかっていうとね… 師匠、素敵な作品 読んでごらん!!って 薦めてくれて ホント嬉しく思います この本に出会えてよかったなぁ♪ ってね 有川浩さん…ハマりそうでこわいです♥ みなさんも是非 読んでみてください 清々しい気持ちになりますよ!

    55
    投稿日: 2025.10.22
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    泣いた〜そして、児童養護施設について勉強になりました。1通の手紙から始まったこの物語。幸福感は人それぞれなんだと改めて思う。有川先生、あったかいお話をありがとうございます。オススメです。

    14
    投稿日: 2025.10.22
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    児童養護施設の子供たちと先生達の成長の物語 最後の方のカナの講演が素敵すぎる! ヒサも超かっこいい! この2人、最高よ! そんな子供達に、奨学金も含め、支援を出来ないのであれば、日本という国はこれ以上の発展は望めないのではないだろうか。 選挙権が無い子供にお金を出す事を惜しむ心が貧しい国、日本。 どうか変わっていきますように。 私自身も、この本を読むまでは、 児童養護施設=可哀想な子供たちが生活している場所 という認識でした。 このような誤った認識を無くすためにも、この本を一人でも多くの方が手に取って下さることを祈っています。

    21
    投稿日: 2025.10.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    印象に残った文 『「施設のこと知りもしない奴に、どうしてかわいそうなんて哀れまれなきゃいけないの!? —— どうして、」 奏子が言葉を切った。言葉が見つからないのではなく、言葉があふれすぎて却ってつっかえたのだと分かった。 「かわいそうな子供に優しくしてやろうって自己満足にわたしたちが付き合わなきゃいけないの!? わたしたちは、ここで普通に暮らしてるだけなのに!わたしたちにとって、施設がどういう場所かも知らないくせに!」』 『人には人の数だけ事情があって、環境がある。「あしたの家」だけとってみても、子供たちがここにやってきた理由は様々だ。世界が違うのではなく、同じ世界に住まう人にもいろんな事情があることを知らなかった。』

    2
    投稿日: 2025.10.19
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    児童福祉の世界について、価値観がガラッと変わった。「家族」のようなものなのかと思ってたけど、また違う職員と児童との関係。児童養護施設にいる子どもたち、家族と暮らす子どもたち。大人になったら皆一緒だと思っていたけれど、違うよな。頼れる場所は誰にでも必要。

    1
    投稿日: 2025.10.06
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    主人公は、テレビのドキュメンタリーを観て感銘を受けて児童養護施設で働き始めた青年 児童養護施設ならではの、 さまざまな事情、出来事を寄り添うように 優しく描かれていて、 気がつけば一気読み 最後の解説でびっくり 児童養護施設のイメージを覆す物語で かつ、青年の成長の物語で 児童養護施設の子の成長物語でもある。 途中、涙じわり 多くの中高生、大人に読んでもらいたい本です

    1
    投稿日: 2025.10.01
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    施設で暮らす子どもたちやそこで働く職員や子ども達を取り巻く大人達の事が書かれている。それぞれの想いがつらなり響くところはよかったねととても温かい気持ちになった。

    13
    投稿日: 2025.09.02
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    児童養護施設を舞台にした作品。 有川さんの作品は大好きなんですけど、改めて『有川さんの作品好き』って感じた作品でした。 即決で星5つ。 たくさんの人に読んでほしいと感じました。

    58
    投稿日: 2025.08.28
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    児童養護施設を舞台にしたお話。 あまり馴染みがない世界だけど、児童養護施設に新しく赴任した職員、慎平ちゃんと同じ目線ですんなり物語に入っていけます。 そこからなるほど、こんな目線もあるんだ。こんな考え方、感じ方もあるんだ。と目から鱗がぽろりぽろり。 小説なんだけど、児童養護施設を知るとてもいいきっかけだなー。 面白いし、読みやすいし、あとはさすが有川先生なのでちょっと挟まる恋模様にニヤつく。

    12
    投稿日: 2025.08.11
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    児童養護施設を舞台としたお話です。 一つのことでも感じ方は人それぞれであることを改めて突きつけられました。 よく知りもせず表面的な部分をだけ捉えて、どうしても勝手なイメージを持ってしまうことがある。自分ごととして捉える必要がある場合は、きちんと知る努力はしなければならないと改めて思いました。 少しずれますが、ビジネスの視点が入っているのも面白かったです。 あと、絶対に解説は読んだほうがいいです。もちろんすべて読み終えてから。

    53
    投稿日: 2025.08.10
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    自分の知らない世界。 卒業後の進路とかリアルだな、 高卒で働けるとこもあるし、他にも警察や消防だと学校に行きながら給料がもらえる。 だけど、辞めた時には何も残らないただの高卒。 お金を気にせずに学びたい子が学べるようになってほしい。ただの綺麗事にしか聞こえないけど。

    2
    投稿日: 2025.07.18
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    本を読んだら自分以外の人の人生が疑似体験できる。他人の人生を読んで経験することが、自分の人生の訓練になってる この本を読んだ体験もまさにそうかもしれない。 知らなかった世界を知れた。知らなかった世界に対する自分の感情を知れた。価値観が広がって豊かな気持ちになった。気持ちいい読後感。また読みたいなと思う作品だった。

    2
    投稿日: 2025.07.15
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    『クロエとオオエ』読了後に再読。なるほど、この2人がね。末永くお幸せに。記憶力が貧弱で内容をほとんど記憶していないため、再読とは思えないほど楽しめました。

    1
    投稿日: 2025.06.26
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    すごく好き。児童養護施設が舞台。舞台が舞台だからこそ、なかなか慎重さを求められる作品だと思うけど、有川作品のこのさりげない言葉選びが最高にちょうどいい、好き。

    2
    投稿日: 2025.06.22
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    おもしろくて、一気にその世界に引き込まれた。児童養護施設のことを自分は全然分かってなかったのだと思った。カナの思いはこの本を通して、きっと伝わると思う。

    0
    投稿日: 2025.06.03
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    初めての作家さん。きめ細やかな文章が、綿密な取材に基づいているんだろうなと思いながら、あっという間に読了。個性がある登場人物の、ひとつひとつの言葉に重みがある。特に猪俣先生が光っている。最後の解説を読んで、この小説の背景がわかり納得。おまけに浩さん、女性だったことを知りより一層納得した。

    2
    投稿日: 2025.05.18
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    有川ひろさんの作品の中で私が1番好きな作品。自分から遠い、別の世界に住んでいる人との間に境界線を引いてしまいがちだけど、実際に会って話して、その人のことを知らないと。肩書きとかでも言えること。

    0
    投稿日: 2025.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サラリーマン生活を辞め、90人ほどの子供が住んでいる児童養護施設の教諭になった若者、三田村慎平が主人公。彼の熱血さが施設の職員や子供たち相手に最初は空回りするものの、だんだんと気持ちが浸透して環境が変わってくる。 子供たちの置かれた環境はさまざまであるが、哀れみとか可哀想とか思わないで欲しい。幸せの感じ方は人それぞれだということが何回か出てくる。 子供たちの環境と将来に向けての不安、対する職員の優しい本心…いくつかのエピソードに涙腺が崩壊した。素晴らしい小説でした。 新米教諭だった慎平が先輩になり、後輩を指導していくシーンで終わるのに胸が熱くなりました。 以下ネタバレです。 実はこの小説は児童養護施設にいた大学生が、このような施設をテーマに小説を書いて欲しいと有川浩さんに手紙を書き、実現したらしい。(その学生さんが解説を書いている)本文中にも物語の中で、施設の女子が作家に向けた手紙を出すシーンがあり、この構成には感動しました。

    1
    投稿日: 2025.03.11
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    児童養護施設のことを知るきっかけになった本。自分のものさしや色眼鏡で見がちな世界を分かりやすく表現してくださる有川浩さんが素敵で、レインツリーの国を読んだときのような、他者理解を深く考えさせられた。もちろん、どの年代の方からの視点でも面白いと思うが、中高生の頃に出会いたかったと思う本。

    3
    投稿日: 2025.03.02
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    施設のことを少し知れた。かわいそうじゃないというところ、ハッとした。 あとがきを読んで実話に近いことを知った。

    2
    投稿日: 2025.01.03
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     この本に出会って良かったと本当に思える作品でした。  児童養護施設で暮らす子供たちを「かわいそう」と思ってしまう事は、私の上から目線の傲慢な気持ちであった事。  施設での生活に幸せを感じている子に対して「かわいそう」はとても失礼だ。  しかし、高校卒業と同時に施設を退所し自力で生きていかなくてはいけない現実。  私が同じ時期に、当たり前のように学費を出してくれたり生活を支えてくれた親が、施設の子たちにはいない事に心が痛んだ。  自由に自分の進路を決めたり、退所後も心のよりどころになる場所ができるように国をあげて考えなおさなくてはいけない。  なにより、この本を多くの人たちが手にして現実を知る事がとても大切です。  大人だけでなく、中学生や高校生の子たちにも読んでほしいです。

    3
    投稿日: 2024.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    児童養護施設のお話。 奏子が手紙を書いてたところであれ?ってちょっとだけ勘づいたけど読み進めてまさかの解説でネタバラシは新しすぎてすごくよかった。解説開いて読み初めた途端に涙が出てきた経験は初めて笑 なんか途中ちょっとグダる感じがあって結構読み進めるのに時間がかかった気がするなあ。 でも奏子のゆってたようにほんとにこの本を読む前と後では児童養護施設に対しての見方が180度変わった気がするいい意味で。そして作者さんはとっても思いやりのある方なんだなあと感じた。

    1
    投稿日: 2024.12.05
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    恥ずかしながら施設の状況って全然わかってなかった。身近にないことってなかなか知らないけど、そういったことが分かるってことも読書体験から得られることと改めて思った。

    6
    投稿日: 2024.11.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    爽やかな後感の爽やかに泣ける作品。主人公がみんな健気で好きになれる。当事者の手紙がきっかけに書かれた本だとは思わなかった。

    0
    投稿日: 2024.11.23
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    一気読み、泣きました。有川さんの作品で今のところ一番好きです! 児童養護施設に新人としてやってきた三田村、指導職員の和泉、ベテランの猪俣らのそれぞれの仕事にかける思いが胸を熱くします。また施設で過ごす奏子、久志が語るボーっとして過ごせる場所の大切さは、自分の子供にそれを与えていなかった私自身、身につまされました。図書館で借りて読みましたが自分で購入したいぐらい再読必須の一冊でした!

    0
    投稿日: 2024.11.22
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    児童養護施設の話。長編だったけど最後まで読み切れた。 こういう世界もあるんだなと勉強になった。 恵まれない子供じゃない、自分は自分。 強く生きる姿に元気もらった。 有川さんらしいあたかかく強い作品だったなぁ。

    1
    投稿日: 2024.10.21
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    人は自分たちの生活に直接関係のないことは興味を持って知ろうとしない。知らないから薄く表面だけを見て児童養護施設で生活する子をひとまとめにして「かわいそうな子」と勝手な同情してみたり、ちょっと上から目線になってしまったりするのだろう。思い当たることもあり私も少し反省。 児童養護施設の子供たちは未来の大切な大人、児童養護は社会の負担ではなく未来への投資!素敵な考え方だと思った。票稼ぎの変なばら撒きではなく私たちが払っている大切な税金を未来への投資に使ってほしい。そしてこの本に出てくるような熱く愛ある職員さんがたくさんたくさん集まるように福祉職の処遇改善をもっとすすめてほしいと思う。

    11
    投稿日: 2024.10.02
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    丁寧に取材されたことがうかがえる、当事者の想いが描かれています。 可愛そうだと思っているけど、幸せで愛されていることが伝わってきました。 読んだ後は現実社会にも目を向けてしまいます、さすが有川さん。

    0
    投稿日: 2024.10.01
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    読み終えて、あとがきに心が震えて、胸が熱くなった。 本編でも何度も目頭が熱くなった。 読んでよかったと思える小説に出会えてしまった。 みんなにも出会って欲しいと思った。 児童養護施設というものがどういう存在なのか、在ることを知っているから一歩だけ分かるに近づけた気がする。

    55
    投稿日: 2024.09.28
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    娘が児童養護施設に就職した。 親戚から、「介護なの?障害のある子どもの世話は大変そうね」と言われて、そうかと納得した。 私は学区に施設が入っていたので、そこから通ってくる同級生や施設の存在は認知していた。 けれど、世間的には、とくに年配層には、あまり認知されていないのだと知った。 本作では、私たちがメディアからエンタメとして植え付けられてきた「悲壮感漂う孤児院」ではなく、現実の、ありのままの児童養護施設とそこでの日常が描かれている。 ⚫︎当事者たちに選挙権がなく、発言権の弱い分野では国の予算がおりにくい。 ⚫︎退所後のケアをしてくれるような施設が少なく、その設立や運営は自治体に任されているため、地域によって格差がある。 施設の子にとっては進学がハンデ。 両親に育てられていない子どもはかわいそう。 どちらも問題は社会構造にある。 両親に育てられる(特に母親)のを当然視して、それが最善策だと疑わない社会や個人。 進学を希望しても資金がないと進学できない社会。 人の営み、福祉、教育を利益追及型の資本主義構造にねじ込んだ結果、生産性の低い、利益を生まないケアが評価されない社会。 かわいそうだと思うとき、自分の中で何が起こっているのか、強者からの見下し、憐れみの目線になっていないか、内省が必要だ。

    3
    投稿日: 2024.07.11
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    すごい話だった もしかしてそうなのかな?って思いはあったけど、解説を読んだ瞬間「やっぱり!」となって涙が出て止まらなかった 読んだら胸が熱くなって、何か行動に起こさなきゃ!となる1冊 家から1番近い児童養護施設を調べて寄付しようと思います(多くは無理ですが…)

    2
    投稿日: 2024.06.24
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    三田村慎平・やる気は人一倍の新任職員。和泉和恵・愛想はないが涙もろい3年目。猪俣吉行・理論派の熱血ベテラン。谷村奏子・聞き分けのよい"問題のない子供"16歳。平田久志・大人より大人びている17歳。想いがつらなり響く時、昨日と違う明日が待っている!児童養護施設を舞台に繰り広げられるドラマティック長篇。

    1
    投稿日: 2024.06.18
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    養護施設のお話 親に恵まれなかった子供達にとっては なくてはならない場所だと思います。 まだまだ知らない事が 沢山あるんだろうなぁと思います。 色んな先生がいて、考えさせられました。

    2
    投稿日: 2024.06.10
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    この一冊で分かった気になってはいけないと思うが、児童養護施設について、理性と感情のバランスが取れた記述のなされた作品だと感じた。登場人物のモデルにもなったと思われる方による巻末の「解説」も非常に良かった。

    0
    投稿日: 2024.06.09
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    たくさん取材したのだろうなと思う。 それぞれの心の機微がとてもしっかり描かれていて、心がグッと掴まれることも何度も。 光が見えてよかった。

    1
    投稿日: 2024.05.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    有川浩氏の作品を読んでいる最中、この作品を知った。 読み終えたあと、有川浩氏に「手紙」を送られた方の解説があり、この作品が出来た経緯を知った。 いろいろな思い(児童養護施設当事者、職員それぞれの側からみた)を知り、考え、響き、伝えたい気持ちが芽生えた。 児童養護施設について誤った認識があることに気づき、考え方に変化が生まれたと思う。 読後、今、私に何か出来ることはある?をぐるぐる考えて…… 直接何かも大事だけれど、今すぐ!はなかなか難しいので、まずはこの作品をまわりに勧め、児童養護施設や子供たちの思いを知ってもらう機会を作れたらと考えている。 本の大事さ、創造力の偉大さ。 ヒサもカナも、和泉先生も三田村先生も、明るい未来に向かって挑んで行ってほしい。 たくさんの方に読んでいただきたい作品です。

    6
    投稿日: 2024.05.08
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    児童養護施設について知りたくて読み始めました。 そこで暮らす子供達の思いやつまずき、先生方にも考え方の違いがあるのだなぁと知りました。でもやっぱり子供達の将来を真剣に思っているのだなぁとどの先生も応援したい気持ちになりました。 後半のあしたの家の子供は明日の大人というところは、そーだ、そーだ!と叫びたい気持ちになりました。 未来に生きる子供達のために私でもできることはなんだろう?と考えさせられました。

    1
    投稿日: 2024.04.25
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    児童養護施設について、自分の持っている偏見を改めることができた。 個人的には、自分は教員をしているので、子供に対する接し方や真摯に向き合う職員たちの姿勢に感動した。特に、猪俣先生とアッコちゃんのエピソードは涙なしでは見られなかった。 感動する良作。

    0
    投稿日: 2024.04.22
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    読み始めと読み終わりで子供達に対する気持ちが大きく変化しました。 児童養護施設がテーマでした、 無知の私が読んでいいのか少しだけ迷いながら読み始めましたが、出てくるそれぞれの個性と優しさで不思議とどんどんそれぞれのキャラクターが身近に感じられて、応援したい気持ちになりました。 本当に施設にいる子供たちの笑顔が見たくなりました。

    1
    投稿日: 2024.04.15
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    児童施設を舞台にした小説で、現実は小説よりも大変なことが多いとも思われますが、施設について知ったり考えたりするきっかけになりました。読後は明るい未来を感じました。

    0
    投稿日: 2024.04.04
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    最終盤に出てくる読者から小説家への手紙と、解説に感動した。ストーリーやキャラ設定は好みよりやや平易で、もう少し深みが欲しかった。

    0
    投稿日: 2024.04.04
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    児童養護施設を舞台にした、お仕事小説と思いきや、子供達の気持ちに寄り添い、特に退所する一歩手前の高校生達にスポットを当てて、施設の実態を見たような気になりました。彼らの未来が明るいことを祈ります。出会えて良かった小説でした。

    0
    投稿日: 2024.04.03
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    かわいそうって思わないでほしい… この言葉が沢山出てくる。それにとても違和感を覚える作品だった。 かわいそうって言わないで、なら分かる。下に見られてる、見下される気持ちになるから言わないで…ならとても共感できる。 でも、人はかわいそうって思わないと手を差し伸べる、支援するのはなかなか難しい。 自分で生きていくのに精一杯だから。

    0
    投稿日: 2024.03.15
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    これは、有川浩さん作品の中で上位にランクインしますね。 それぞれ先生の良さが出ていますが梨田先生の男気に涙しました。普段生きていて意地になっていることを変えるのはとても難しいことです。それを相手のことを第一に考えることに変える勇気、感動しました。 最後の有川さんに実際手紙を送った方の解説にも心揺れました。この本の目的である施設を知らない人に知ってもらうについては、十分知る事が出来ました。ありがとうございました。 清々しく読み終える事ができる作品でした。 良い昨日に出会えて満足感いっぱいです。 三田村さんは読み始めは苦手なタイプで嫌でしたが最後はそこそこ好きになっていました。

    2
    投稿日: 2024.03.01
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    施設で暮らすことを勝手に不幸だと決めつけていること。 自身にもあったかもしれない。 若い頃に障がい者施設で働いていたこともあり、今は企業で障がい者の雇用と定着支援を担当しているが、中には施設出身の子もいる。 はたして本作の職員のように接することが今まで自分はできていただろうかと自問自答しながら読んだ。 有川さんの著書なので、期待を裏切らない安定の読後感。 読んでよかった。

    0
    投稿日: 2024.02.04
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    施設で育ったからかわいそうなんて思ってほしくない。施設育ちのカナコがこう思うように、誰もがこういう気持ちってあると思います。 かわいそう?誰目線で?あなた目線で?それとも一般的に?平均的に?標準的に? それはあなたが何かを基準にして比較してるからでしょ?しかもかわいそう?どれだけ上目線なの?? この気持ちよくわかります。 やはり自分の思考を考えても、自分ラインより下かもしれない、と思う相手に対しては気の毒だなとか思ってしまう気持ちはあります。だけどもしかしたら、相手にとってはすごく幸せなことかもしれない。結局は、かわいそうと思う気持ちは、その人に何かをしてあげたいという気持ちよりも比較して自分が上位でありたいという傲慢な考えなのかなと思いました。

    2
    投稿日: 2023.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    元営業マンだった主人公が、「施設育ちの子供たちは、かわいそうだから その子たちを支えたい」という偏見で児童養護施設で働き始めた。 しかし、その偏見のせいで子供たちとなかなか距離が縮まらなかったり、色々な年齢の子供たちに合わせた世話を個別性を考えながら奮闘したりして主人公自身も成長していく物語だった。 施設で育つ子供は、家よりも施設のほうが安心安全な生活ができることが ほとんどなため、かわいそうな子供ではないことを知った。 また、施設で育つ子供は、高校生くらいになると自分で衣類を購入するように お金を与えられること、高校卒業後 施設を退所させられ施設を頼れず親類などがいない子供たちが ほとんどなため経済的自立を促し身を持ち崩さないように進学よりも就職を施設が推奨していることを知った。

    1
    投稿日: 2023.12.24
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    児童養護施設での生活を仔細に描いており、綿密な取材をされたことがよく伝わる。 例えば、年間の被服代は3万円であり、3万円で靴下のような消耗品もやりくりすること。間着にまで予算を回せないこと。進学か就職なら就職を推進すること。なぜなら頼れる大人が少なく経済的に行き詰まるリスクが高いから、特に女の子ならば身を持ち崩すのも珍しくないということ等々。 施設出身の子供たちは、貧困や虐待で社会の波間に沈みやすい不安定さを孕む。だからこそ、聡く逞しく生きていかなければ飲み込まれてしまう。 虐待された子供が成長すると、自分がされたような虐待に及んでしまうことがある。そうした苦い事実を知識として蓄え、ロールモデルを見つけることや立ち回りを身につけていく賢さが彼ら自身の武器になるのだと作品を通じて痛感した。

    1
    投稿日: 2023.12.21
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    児童養護施設について、当事者の立場で読み進められる素敵な小説でした。可哀想という世間一般のイメージと、当事者の気持ちがどれだけかけ離れているか、間違った同情や支援では誰も救われない、 まさに「無知は罪」なのだな、と感じました。 最後の解説を読んで、さらに感動しました。 全ての方にお勧めです!!

    0
    投稿日: 2023.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「児童養護施設で暮らす子供達は可哀想」「職員の虐待が横行している」という世間のイメージを塗り替えるような小説でした。 もちろんみんながみんなこの話のように上手く行くのではないでしょうけど、施設にいるからといって何かが変わるわけではないのだよな、と強く思いました。 カナちゃんやヒサの受験が上手くいきますように…!

    0
    投稿日: 2023.12.13
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    私も児童養護施設にいる子たちは「かわいそう」と思っていた人でした。無知というものは恥ずかしいし人を傷つけることもある。 もっと早く知ってればとも思ったし、今からでも遅くないとも思う。 この本を読んで考えが180度変わりました。そして、この本を絶対我が子に勧めようと思います。

    0
    投稿日: 2023.11.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    価値観を転倒させられた。児童養護施設の子どもたちは恐らく大変ではあるだろうが、想像の何倍も幸せに暮らしているのだとこの本が教えてくれた。手紙の提供者の笹谷実咲さんと有川浩さんが出会ってくれて本当に良かったと思う。

    2
    投稿日: 2023.11.08
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    児童養護施設をよく知らないからと、こどもたちをかわいそうだと一方的に捉えるのは見当違いだと、環境に恵まれた者からの勝手な同情は、当事者にとって振りかざされた偽善だと気付かされました。また、両親に感謝しよう、もっと一生懸命に生きようと心に響きました。この本は、解説まで必ず読んでいただきたいです!(普段は全く読みませんが。) カフェで何の気なしに読んでいると、あるエピソードで途中泣きそうになりました。笑ったり泣きそうになったり忙しくて、とても素敵な作品でした。

    2
    投稿日: 2023.10.25
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    良かったです。 本好きの友達にもおすすめしたいです。  児童養護施設のお話です。 もしかしたらと思いながら読み進めましたが本の最後に解説を書かれている方が当事者であり作者へ手紙を送り児童養護施設について本を書いてほしいとお願いした事が書かれています。 読み応えのある本でした。 星が1つ少ないのは登場人物が厳しめな人達が多く少し気持ちが落ちてしまったから…ですかね。

    30
    投稿日: 2023.10.10
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    題材は数年前にドラマで様々な議論を呼んだ、児童養護施設のお話でした。 有川さんらしく、明るくテンポ感の良い文章で、それでいて深く考えさせられるテーマ持って来てる。 「可哀想だと思われたくない」という当事者の思いがかなりダイレクトに響きました。 色んなイメージを抱かれやすい場所だとは思いますが、表面だけ見てどうこう言うのではなく、ちゃんとその内部にまでスポットを当ててストーリーを作っていこうとする有川さんの意思が感じられ、なかなか読み応えがあったような気がします。 ラスト、かなの演説に心打たれ涙が出ました。

    0
    投稿日: 2023.10.04
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    児童養護施設の存在は知ってはいるけど、その実情と抱えている問題や入所している子供たちのことは詳しくは知らなかったし、知ろうともしていなかった。 有川浩さんが、この物語を書くに至った経緯、ラストの手紙に感涙。 人気作家が、多くの人が知らなかったことを物語を通して知らせることは本当に意義のあること。 社会の片隅に埋もれてしまいがちなことに、光を当てて問題提起するってことは多くの人が出来ることではないから。 有川浩さんの作家としての気概を感じた一冊。

    1
    投稿日: 2023.10.03
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    児童養護施設というヘビーなテーマを扱っているが、さすがは有川浩、まったく重たい気持ちにならずに読むことができる。もちろん有川浩なので恒例の甘い恋愛の話も。サクッと読めて、社会勉強にもなる、とても良い小説。 そして普段まったく解説を読まない私だが、この本は解説を含めて完成していると思うので、必ず読んで欲しい。

    2
    投稿日: 2023.09.05
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    児童養護施設での研修があったばかりで、この本に出会った。しっかり取材されているなと思うくらい、研修で見聞きした物ばかり。私ももしかしたらお世話になっていたかもしれないと思うと、施設の子どもたちの何か力になりたいなと思う。

    1
    投稿日: 2023.09.02
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    有川浩の自衛隊ものに一時はまって読みまくってたけど、図書館戦争シリーズがいまいちで暫く離れてましたが、これはよかった! ある程度現実味のある話が好きみたい。

    0
    投稿日: 2023.08.27
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    すごく良かった! 今まで知らなかった児童養護施設の゙ことを知ることができてよかった。 沢山の人にも読んでほしいな、と思った

    0
    投稿日: 2023.08.20
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    児童養護施設の子どもたちと そこで働く職員の日々が 描かれている物語。 若い頃、施設の子どもたちがいた学校に勤めていたこともある私なので 職業的に読んで良かった本だった。 新しく着任した日に 児童養護施設の靴箱を整理していて 怒られるところから始まるこちらの本。 「90人の子どもたちを甘やかし続けられるの?」 甘やかしとしつけの違い。 あるよねーこういうこと。 自分がやった方が早いことも やはり子どもにやらせるようにしている。 片付けの場面は特にそうかも。 なんて共感から始まるから、のめり込んでしまった。 施設の中でも「問題のない子どもたち」が中心に描かれている。 この子達の心境が丁寧に描かれている。 「かわいそうって思われるのが1番嫌。」 施設に入所している理由は、本当に様々なのだと実感。 若い頃の私は、そこまで考えが至ってなかっただろうな。 久々に有川さんの本を読んだけれど やっぱり有川さんが描く人々の温かさや 心に入ってくる言葉のチョイスが好き。 今まで読んでなかったのが悔やまれるくらいいい本でした。 あとがきはネタバレになるのかな… これを読んで、有川さん、ますます好きになりました!

    2
    投稿日: 2023.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    児童養護施設にいるから、「可哀想」という考えは私の自然と持っていた考えだったなと思い知らされました。でも子供たちにとっては、それが当たり前のことで、私にも似たような経験があるので、たしかにそうだよなぁと思った。 有川浩の作品には頷かされてしまうことが多い…!

    0
    投稿日: 2023.07.27
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    自分が思ってることが、そのような気持ちがなくても傷つけることがあるんだと気付かされた。 みんなそれぞれ何かしら抱えて、前を向いて生きているんだなと実感。 有川先生には、自分の知らない世界を教えてくれてありがとうございます、と伝えたいな。

    2
    投稿日: 2023.07.26
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    児童養護施設と聞いて、漠然とマイナスのイメージが浮かんだ。 でもそれらは知らないからであり、施設に入れることで救われた人も多いのだと、この本で知った。 勝手なイメージで、彼らを可哀想とレッテルを張るのはお門違いなのだと。 そこで暮らす子供も大人も、正解のない明日を模索しながら成長してる様子がとても心温まった。 本文に出てくる、手紙を送付した笹谷実咲さんが解説としてお話ししてくださったのが嬉しい。 話の合間に、本を読む楽しさ。というのが入る。 どの本も読めば救われる、なんてことは決まっていない。誰に何が響くかは読んだ本人にしか分からない。 だから、どの本も大事にしなくてはいけないのだ。 どの本も誰かを救う可能性がある。

    0
    投稿日: 2023.07.22
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    有川さんの作品で未読だったため手を伸ばしました。 「児童施設にいる子・育った子は可哀想」という思い込みに一石を投じる内容になっており、これまで知らなかったことが知れ、考えるきっかけになりました。非常に重たいテーマですが、いい意味で考えさせ過ぎない軽やかなタッチで描かれており、凄い作品だと感服しました。 この作品のきっかけもあとがきに詳細が描かれてそれも必読です。

    1
    投稿日: 2023.07.04
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    立場が変われば考え方も変わるし、見え方も変わる。当事者について考えさせられました。どこにいてもどう生きてもその人次第。

    32
    投稿日: 2023.06.20
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    文庫の紹介文には「ドラマティック長編」とあったが、どちらかと言うと淡々とした日常が抑えた筆致で描かれているように感じた。だからこそ、どこか遠くにある特別な世界の話ではなく、思春期の子どもたちと、熱意を持って働き始めた若者と、様々悩みながらも働いていく人々と、登場人物それぞれの思いを身近に感じることができた。 それにしても、解説にこれほど驚かされたのは初めてだ。笹谷さんに拍手と感謝を送りたい。

    1
    投稿日: 2023.06.13
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    「施設にいるからといって可哀想ではない」 「正しく施設のことを知って欲しい」 知らなかった世界に触れる初めの一歩になった。 みんな、自分の人生は一回だけなのに、ご本を読んだら、本の中にいる人の人生もたくさん見せてもらえるでしょ。 感情移入して、泣いたり笑ったりしたこと全てが、自分の心を耕してくれているのだ。 「価値観が転倒するところには必ずビジネスチャンスが生まれる」

    2
    投稿日: 2023.06.06
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    児童養護施設で暮らす子と働く人達のお話。登場人物達全てが、本当に素晴らしい人達でした。この本を読んで少しは施設の事を知れたかな?“子供たちは明日の大人”という言葉に妙に納得させられた。

    15
    投稿日: 2023.05.02
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    あっという間に読了しました。 有川浩にしては、少し簡単なツッコミだけのお話しだったようです。でも、ラストに向けてグーッと盛り上がっていくのがよかった。

    3
    投稿日: 2023.04.11
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    久しぶりに本屋さんで買った本。 出張の際、往復の新幹線の中で今持ってる本を読了してしまう予想をしたので、カバンが重くなってしまう事を覚悟して浜松駅の谷島屋で購入。 売れ筋とか新書とか見てたら、おぉ有川浩の新刊有るじゃん!って迷わず買いました。 で、今回の内容は児童養護施設のお話。 ネタバレになっちゃうけど、実際に児童養護施設に通っている学生(当時)が、有川浩のファンで、自衛隊の事(たぶん「空飛ぶ広報室」)を読んで、世間一般に児童養護施設の内情、実情を知って欲しい、ならば有川浩に小説を書いてもらうとファンレターを書いて実際に小説になったお話です。 有川浩も小説にして欲しいというファンレターをもらって、すぐに快諾したそうです。 有川浩の事ですから、児童養護施設の事を色々しらべて取材して小説にしたんでしょうね。 だから、内容は凄くリアルですが、面白さも有るし、登場人物もみんな好感が持てる。(有川浩の小説の登場人物はほぼみんな好感が持てる) 児童養護施設で生活している子はかわいそうと感じますか? タイガーマスクのランドセル寄付は良い事してるなって思いますか? 卒園したら進学するべきか就職するべきか、どう思いますか? 問題はどこに有るのかわかりますか? ・・・この本を読むまで気が付かなかった事がいっぱい書かれています。 たかが小説でしょと言われるかもしれませんが、有川浩の事ですから、書かれている内容はほぼ実情に近いんだと思います。 なので、ご興味がお有りでしたら是非読んでみてください。

    1
    投稿日: 2023.03.30
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    児童養護施設=硬いイメージ。そして分厚い本…心意気して読み始めたが、有川さんらしい人間味溢れる作品だった。 当事者目線、支援者目線で描かれていてそれぞれの葛藤、苦悩が描かれている。映像化され、より多くの世代の方に施設や退所後支援センターのことを知って貰える事を願います。

    2
    投稿日: 2023.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三田村慎平 児童養護施設『あしたの家』に着任。二十六歳。元ソフトウェア会社営業。 和泉和恵 施設職員の女性。三田村より一つ二つ歳上。 三田村を教することになった先輩職員。職場では3年目の古株。ショートカットでやや厳しい。 福原政子 『あしたの家』施設長。 梨田克彦 『あしたの家』副施設長。 猪俣吉行 いつも陰気な様子。 施設のベテラン職員。和泉の仕事の上での「羅針盤」だが、進学に関する意見は合わない。 岡崎 三田村が研修中に指導していたが、三田村が着任した時には退職していた。理想に燃えているタイプだった。 谷村奏子 施設で生活している高校生二年生。和泉が受け持っている児童の一人。「問題のない」子。進学志望。 坂上杏里 奏子のルームメイト。 平田久志 施設で生活している高校生二年生。猪俣が受け持っている子。「問題のない」子。防衛大への進学を考えている。 読書好き。 ユカ 職員に反抗的な態度を取ることが多い高校生女子。 アッコ 重野温子。猪俣が『あしたの家』に勤めはじめの頃に進路を相談してきた高校生女子。 赤田 久志が駐屯地を見学した時の自衛隊員。 山内 猪俣が施設で新人だった頃の指導員。 マミ 山内の担当児童。 真山欣司 児童養護施設の当事者活動を応援する交流施設『サロン・ド・日だまり』の職員。 大本 『サロン・ド・日だまり』の隣家のおばちゃん。 渡会一 施設出身者で『日だまり』によく遊びに来る。和泉の高校の同級生。

    1
    投稿日: 2023.03.11
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    この本が執筆された経緯を知ったことで、この本に出会えてよかったと感じました。多くの人に読んでもらいたい一冊です。

    2
    投稿日: 2023.03.10
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    最後はちょっと拗さもあったけど、解説を読んで鳥肌が立った。いつもは解説を読まないが、この本は、解説までもが小説の一部なので、最後まで読んで欲しい!児童養護施設について、学ぶことができて良かった。

    2
    投稿日: 2023.03.04
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    児童養護施設のお話。 途中、慎平ちゃんがイタイ場面が多々あり、おもしろくしようとしてるのかもしれないけど決しておもしろくはないという有川浩ワールドだと思ったけど、まぁ、彼も成長してるようだし大目に見て星4つ。

    3
    投稿日: 2023.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    可哀想だという言葉は私も嫌いなので思いませんが、大変だろうとは思っていました。奏子やヒサのように児童養護施設に入れたから幸せという子供がいることを考えたことはありませんでした。 また私は有難いことに学生時代、お金に困ることもなかったし、高校受験だって生活までかかってないし、大学受験も落ちた後のことまで考えて受験勉強に望むこともなかったです。本当に有難い環境だったと、この本を読んで感じました。 この中に出てくる人たちは私が生きる現実には存在しません。でも、それに近しい人は必ずどこかに存在するんですよね。 決して他人事として捉えてはいけないこの問題のことを、その当事者である皆さんのことを 正しく伝えてくれた有川ひろさんに、そして手紙を有川さんに出してくれた奏子のモデルになったであろう女性に感謝したいです。私たち読者が知る機会をくれてありがとうと。

    2
    投稿日: 2023.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「児童養護施設にいることは可哀想なことじゃない」 当事者の子が有川先生に手紙を書いたことで生まれた小説。 「子供たちを傷つけるのは親と一緒に暮らせないことよりも、親と一緒に暮らせないことを欠損と見なす風潮だ。」 偏見の壁を明るく突き破り、元気ももらえる小説でした!

    4
    投稿日: 2023.01.17
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     児童養護施設で働く職員と子供たちを描いた物語。読み進めていく事に児童支援について考えさせる作品でした。  当然のように親がいる僕と親と離れ離れな彼らと僕は何が違うのか。僕ら読者が考える彼らに対する印象を考えさせ、重たい話だと思われる話を微笑ましく、甘酸っぱい恋愛っぽさのある有川さんらしい作風でより楽しめました。  この本を手に取り、児童支援受けている有無関係なく、今を生き抜く子供たちについて考えて欲しい。是非できるだけ多くの人に読んで頂きたい。

    6
    投稿日: 2023.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    児童養護施設について深く考えたことがこれまでなかったが 自然と、恵まれない境遇で愛情をもらえなかった子供達が行く場所。という感覚が自分の中にあったのだ。と気づかされた。 知らなかったリアルな状況や感情を知ることができてよかった。 うまく言葉で言い表せないが、読んでよかった。 この本を読むキッカケは親から薦められたからだが、 私も周りに薦めたい。

    3
    投稿日: 2023.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本を読むまでは児童養護施設の存在を身の回りで感じたことすらなく、施設について全く知識がありませんでした。この本では子供たち、先生の生活や感情について詳細に書かれていて、児童養護施設についての理解が深まったような気がします。 今後もし自分が施設で生活した方と関わることがあっても、勝手な偏見を絶対にやめようと思えました。 作者に手紙を書いた笹谷さんが今も幸せに暮らしていることを願います。

    2
    投稿日: 2022.10.22
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    再読。 前回読んだ時は 「可哀想だと思わないで」 が引っかかった。今はなんとなく気持ちがわかる。

    1
    投稿日: 2022.09.18
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    有川浩さんらしい暖かさと読みやすさもあり、児童養護施設のリアルを当事者目線で伝えるという目的を十分に果たしていると思った。今まで勉強を努力した人はそれなりの地位を得られるものだと思っていたけど、大学に行くことを推奨されない環境もあるのだなと衝撃だった。

    1
    投稿日: 2022.09.14
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    孤児院のお話。 孤児院に暮らしている人たちが実際にどのように物事を考え、どのような暮らしをしているのかについて、様々な観点から、少なからず理解することが出来たのが良かった。

    0
    投稿日: 2022.09.03
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    普段、ミステリーばかり読んでいるけど… 本当に読んで良かった。 自分の子どもにも是非オススメしたい作品!!!

    2
    投稿日: 2022.08.26
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     解説を読み始めて、超サプライズが…。そういうことだったのかー! という感じです。  本書は、児童養護施設に転職した三田村慎平の一年間の成長物語でもありますが、施設の実情、そこで過ごしている児童・生徒や職員の喜びと苦悩について、世に知らしめる点で意義深いと思いました。  児童養護施設は、外部からどれだけ偏見や思い込みでマイナスイメージをもたれているか、丁寧に語られます。職員や生徒の現在や過去、またかつての当事者の視点からエピソードが挟まれ、読み手が施設のことを理解し、微力でも支援する側には立てるのかなと気付かせてくれます。少々重い雰囲気もありますが、施設を取り巻くリアルが感じられました。    本書の読後だけでなく、いつも言葉の遣い方の難しさを実感してしまいます。コミュニケーションの手段だけに、上手く伝わらなかったり、誤解されたりし関係性が悪くなるケースは、大人も子どももあります。  やはり気を付けたいのは、悪意がなくても「かわいそう」(何を捉えて、どう考えての発言か?)と「子どものために〜」(本当に子どものためになっている行為か?)には心していきたいと、自戒の念を覚えました。  施設の子どもだけでなく、困難を抱えている全ての子どもたちが、一人一人の社会的な自立に向けた個別の支援がなされるよう、願ってやみません。

    28
    投稿日: 2022.08.25
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    児童養護施設の実情ががとてもよく分かる内容になっている。子供達、それぞれの事情で暮らしている事、内情を知らないからかわいそうと思ってしまう事。みんな、夢をもち普通の子供と変わらない。心に響いた。

    1
    投稿日: 2022.08.24
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    ★4.5 児童養護施設を舞台にした実話をもとにした小説です。 職員・子供たち、色々な目線から描かれており、P515の分厚い本だけど、読むのはあっという間。 ちょっと…感想を書くのは難しいですね… 『おもしろい』とも違うし…まぁ、感動しました。 -0.5はね、新人熱血職員・三田村慎平ちゃん。 とてもいいキャラなんだけど、ちょっと無神経すぎてね〜、苦手でした(笑)

    1
    投稿日: 2022.08.15
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    クライマックス...鼻の奥がツンとし、涙が、、、 いい本だった。 児童養護施設という場面だからこそかもしれないが、 そうでない場面でも同じように置き換えられる気がした。 たくさんの教訓というかいい言葉をもらえた気がする。 頑張れみんな!!がんばれ自分‼って感じかな

    4
    投稿日: 2022.08.11
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    児童養護施設に入って、安心して生活できることを幸せに感じる子どもがいると知れた。初対面でベタベタする子どもは大人を試している、なんだか経験しかことがあるような気がした。本を読むのは苦手だけど、本を読むことの大切さを再認識した。いろんな人の人生を知り、人間性を磨くことが大切。

    1
    投稿日: 2022.08.04
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    一度読んだことがあったものを、大学の課題のために再読した。施設の子供を題材にした話はたくさんあるが、こんなにも「普通」に描かれているのは珍しい気がする。ただ、それはとても良いことで、施設に入っているから可哀想、じゃない、という当たり前だけど浸透していない考え方をさりげなく教えてくれる。 また、施設や施設の子供が抱える課題にも多く言及しており、福祉系の人はもちろんだが、行政などの人にもぜひ読んでほしいと思った。

    1
    投稿日: 2022.07.30
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    関心がないわけではないが、今まで児童養護施設に関わることはありませんでした。今後、何かしらの機会があれば、改めてこの本を読んでみようと思いました。 小説としても、一気に読める一冊でした。 子供が大きくなったら一度読んでほしいと思います。

    1
    投稿日: 2022.07.21
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    大学生の時に2週間ほど児童養護施設に実習に行ったことがありますが、この本を読んでから行ったら子どもたちとの関わり方や印象が大きく変わっていただろうなぁと。もっと早くこの本と出会っていたかった...! 確かに施設に保護された子どもたちって「親と離れてなんだかかわいそう」と思われてしまうし、実際私も思っていた1人だった。でも、本人からしたら「普通」の生活ができる環境がより良いに決まってるし、それを第三者が評価することなんて決してできないなぁ。 児童養護施設という少し重い内容ではありますが、有川浩独特の爽やかなストーリー展開で読み終わった後はすっきり。ぜひみんなに読んでほしい!

    1
    投稿日: 2022.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    児童養護施設を舞台に、子どもたちと、子どもたちと真摯に向き合う職員達の日々の生活が描かれる。 冒頭は、割とよくありそうな子どもvs職員の話かな…なんて思ってしまった自分が恥ずかしくなった。 心に真っ直ぐに響く表現に何度も涙した。 義務教育修了後の進学や児童養護施設退所後の問題点にも焦点を当て、真剣に将来を見据える職員・子どもたち両者の視点に立った丁寧なストーリーの進め方も素晴らしい。 読んで本当に良かった作品。

    8
    投稿日: 2022.06.30
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    児童養護施設について知らない事ばかりだったのですが、この作品を通してたくさんの事を教えてもらいました❁⃘*.゚ 出会えて良かったと思える1冊です‪(*´꒳​`*)

    4
    投稿日: 2022.06.13
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    90人の子供が住んでいる「明日の家」 そこへ着任する三田村 教育係の和泉 理解者の猪俣 高校2年の久志と奏子 「日だまり」の真山 三田村は着任早々、赴任してきた理由で奏子の怒りを買う。 奏子の言葉「かわいそうだと思ってほしくない」が印象に残る。 学校で必要な道具は行政から費用が下りて購入できるので、ランドセルを買ってやれない施設は存在しないそうだ。

    0
    投稿日: 2022.06.04
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    児童養護施設はもちろん、自分って知らないこと多いな・・・って今さらながら自分の無知に絶望。でもその分いろんなことに興味あって知りたい欲があるのも事実。 この話、私にとっては結構キーになってて、今すごく児童養護施設でのボランティアとか働くこととか興味ある。ここなら小さい子から高校生まで幅広い子どもたちを相手にできるからね。でもこの熱が一瞬で冷めたりしたらそれこそ自分に興ざめだな・・・。とにかく色々調べてみようと思ってる。 自分って「違うこと」を知ることが好きなんだな、って発見できた機会でもあった。違うからこそ知りたいし、自分の経験してない事だから話も聞きたい。とりあえず今は知識を増やしたい!

    1
    投稿日: 2022.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の解説が、個人的にはクライマックスだった・・・。ちょっとしたサプライズ。 世の中には解説から読む人もいるというし、そういった人を想定して書かれた解説も見るけど、この本に限ってはぜひとも解説は最後に読んでほしい。 というか、文庫にしか解説付いてないのかな・・・?そうであれば、この解説が文庫版の価値をだいぶ上げているのではないかと思う。 --- 児童養護施設を舞台にした物語。主な登場人物は新米職員の三田村慎平と、先輩の和泉、猪俣。それに施設の子供のカナとヒサ。色々な人の視点で物語が展開するけど、基本的には慎平の視点が多い。 職員と子供たちのエピソードを紹介しつつ、最後に当事者活動(施設を利用する子供たちによる活動)を支援する施設の話に繋がっていく。職員の過去についてでは、和泉・猪俣それぞれの心の傷ともいうべきエピソードが紹介される。2人とも、その心の傷が思わぬ再会によって癒されていく、という展開はちょっと都合が良いような気もしたけれど・・・逆に言うと、そういった癒しや支えがないと、心が折れてしまうということなのかもしれないと思って読んだ。個人的には、猪俣の先輩職員が、自分の子供ができたことをきっかけに、施設の子供と自分の子供とで接し方の切り替えに苦しんで辞めていった、という話が印象深かった。 児童養護施設には不足しているものが多い。たとえば予算が足りない、人手も足りない。何かあると社会から切り捨てられやすい。・・・でも、そこで暮らす子供たちはかわいそうなんかじゃない、かわいそうだと思ってほしくない。というのが、全体を通してのテーマなのかな、と思った。 恋愛模様が書かれていたのはちょっとモヤった。この本には要らなかったのではないかなあ。

    2
    投稿日: 2022.04.24
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    良かった。とってもよかった。 最後にあれ?もしや?と思ったら、やっぱり!ってなって、ぐーーーーと惹きつけられて終了。 それぞれの人物の続きがまだまだ気になる

    1
    投稿日: 2022.04.18