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最果てのパラディンⅠ
最果てのパラディンⅠ
奥橋睦、柳野かなた、輪くすさが/オーバーラップ
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 これは罰なのか。それとも――― ”生“に挫折し、生きることを手放した男に与えられたものは、新たな人生と不思議で歪な家族だった。磊落な骸骨の剣士・ブラッド、ミイラの淑やかな神官・マリー、偏屈な魔法使いの幽霊・ガス。三人の不死人の庇護のもと、かつて滅びた死者の街で暮らす少年・ウィリアム。彼は前世を悔い、再び生まれ落ちたこの新たな世界で”生き直す“ことを決意するのだった。「小説家になろう」発、王道ハイファンタジー開幕! ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 感想は最終巻にまとめて記載予定です。

    4
    投稿日: 2024.01.06
  • ただのコミックではない、何かを心に刻む作品

    第三巻まで読んで、初めてこの作品の本質を理解できる。 心の奥底から愛と慈悲の本質を貫かれる思い。 信仰とか、なにがしとか、ではない、ただただ感じるもの。 素晴らしい作品。 今後の展開が楽しみ。 今の感情を裏切らない展開を期待する。

    2
    投稿日: 2021.11.21
  • 本当に素晴らしい作品

    これ本当になろう作品か?ってくらいに良くできている。なろう要素は「前世の記憶」しかなく、毛嫌いされがちな召喚・スキル・チート・ハーレム・主人公に都合のいい展開等は一切ない。その主人公の前世の記憶も、生活する上でのアドバンテージどころか、心を縛り付ける重要な要素として機能させている。 物語は王道…というよりは「王道を行くストーリー」といったところ。特筆するほどの際立った展開はないものの、舞台設定や各登場人物の何気ない台詞等が無駄なく緻密に構築されており、重からず軽からずだが深いという上質な物語に仕上がっている。 登場人物も魅力的だが、それ以上に「登場人物と主人公との間に芽生えている親愛・信頼感」の表現が素晴らしい。主人公への接し方は三人の登場人物で全く違うのに、それぞれが異なるやり方で主人公を深く愛している。隠し事もたくさんあるのに、それを理解した上で信頼し慕っているという関係性が本当に見ていて心地良い。個人的にはこの「主人公と登場人物の会話」と「その際の雰囲気・距離感」が最大の長所であり見所だと思う。 コマ割り・心理描写・テンポ等も巧みで、台詞回しも長くも短くもなく適度、「読ませ方」「理解のさせ方」が非常に上手い。決して浅いストーリーではないのに、すらすらと頭に入ってくるのは見事と言う他ない。特に文章力・単語選びは神がかり的な上手さ。 なろう作品とは思えないほどの上質な作品、ぜひ手にとってもらいたい。

    5
    投稿日: 2021.04.25