
総合評価
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powered by ブクロググループアイドルの建前と本音を描いた作品。主人公の愛子が芸能人が一般人とは異なるということに苦悩する場面があるが、世間一般での正解が自分にとっての正解ではないという結論を出した所が印象に残っている。
0投稿日: 2022.03.18
powered by ブクログ2021年6冊目 某元アイドルを丸5年以上推している人間なので、取り憑かれるように爆読み、グッサグッサ刺さった。全ドルヲタにおすすめしたい。小説だから文字しか視界にないはずなのに、あらゆる情景が鮮明に目に浮かんできたな。つるりんも愛子も碧も真由も波奈も、彼女たちの境遇や思いを想像するだけで胸が締め付けられるようだった、、【正しい選択なんてこの世にない。たぶん、正しかった選択、しか、ないんだよ】
1投稿日: 2022.03.14
powered by ブクログ恋愛をしてはいけないとわかってる自分もいて、けど好きな人に触りたい、会いたいと思ってしまう自分もいて、、その葛藤の中で自分の「選択」をしてその選択が正しいかどうかはわからないけど正しかったと思えるように過ごしていく、最後ステージに上がった2人の顔は晴れやかだったことから「選択」を間違っていなかったと思えるように努力したのだろうなと感じた。 アイドルだけでなく自分の日常にもいえることなので教訓にしていこうと思えた。
0投稿日: 2022.02.13
powered by ブクログアイドルがテーマの小説。 朝井リョウ作品は基本的に好きだが、自分がアイドルにまったく興味がないためか、途中までページを繰る手が重かったのだが、半ば以降からは引き込まれた。 アイドルという存在の根元的矛盾を感じた。アイドルの前に人間ということである。 また、握手会についてどう感じているかなど、アイドルが普段どんなことを考えてアイドルをやっているのかについて、実際のところはわからないのだが、リアリティを感じた。
0投稿日: 2022.01.31
powered by ブクログアイドルは夢を売る仕事をしてるんだけど、大前提としてひとりの人間であるということをヒシヒシと感じた。 アイドルとしてあるべき姿がある一方で、本当の自分はどうありたいのかと悩んで苦しんで、その中で人生の選択をしていく。 いつもキラキラしているアイドルたちのリアルを見ているようで、こんなの見ていいんだろうかと思ったり、でもその気持ち私にも分かるなと思ったり。 でもやっぱりリアルが見れてすごく面白かった。 その時悩んでいることって自分にとっては大きな問題なのに、人によって考え方が違ったり時代が違ったらそもそもどうでもよかったりして、今を生きる難しさや矛盾の中を生きる難しさが描かれていました。
1投稿日: 2021.11.18
powered by ブクログ朝井リョウにしては明るい方。 YouTubeで何でも無料でいっぱい選べる現代で、気づいたら自分が1番欲しいものがふと分からなくなる。 ちょっとドキっとした。 何にお金を使うのか。自分の価値基準は何なのか。
0投稿日: 2021.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「何者」「何様」に次いで読みました。 この本は、若手アイドルグループが武道館でライブすることを目指すお話ですが、個人やグループとしての方向性の変化などに振り回されながらも成長していく様子が、アイドルらしさよりも、人間らしさを感じれました。 私達一般人が想像するアイドルは、すごくキラキラしているように見えますが、そのキラキラとは違うアイドルの一面が描かれていて、共感できる部分もありながら、アイドルの大変さを学べました。 特に、アイドルは恋愛をすることがタブーとされており、主人公の愛子は、アイドルになるずっと前から大地という幼馴染を想い続けていたのに、アイドルになった瞬間からそれが許せなくなったことを不思議に思い、大地と身体を重ねてしまいます。ですが、歌って踊るアイドルの自分も、好きな人と愛し合う自分も、矛盾した人格ではなく、どちらも自分自身だと主張します。 その話を聞いた、末っ子だがグループで1番ストイックなるりかは、目が真っ赤になるほど泣いてしまいます。 るりかは、アイドルとしての信念を貫くべく、学校でも誰とも喋らず、どこにも遊びに行っていませんでした。 そんな状況でメンバーの熱愛が出てしまったのは、すごく辛いことだと私にでも容易に想像でき、るりかに共感もできるが、愛子がアイドルも大地も捨てれないところにも共感でき、どちらが正しくてどちらが正しくないかは難しい問題だなと思いました。 ただ、こういう意見の食い違いや試行錯誤を繰り返して、アイドルは成長していくんだなと感じました。
0投稿日: 2021.10.29
powered by ブクログ朝井リョウの小説に出てくる女の子としては珍しく”普通”じゃない、アイドルの女の子。ただ、考えていることはどこにでもいるような高校生の女の子そのもので、”普通の女の子”でありながらアイドルとしても生きるその感情の揺れや葛藤がとてもリアルだった。朝井リョウの青春小説のこのヒリヒリ感がとても好きだと思う。
1投稿日: 2021.10.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
朝井リョウはやっぱり青春のきらめきを書くのが上手い。 何より凄いと思ったのはそれがアイドル物なんていう大多数の人間にはリアリティのない題材でもその力が発揮されている点。 恋愛模様は思った通りの転換点になったが、そこからあの最後になるのはなかなか凄い。 あの結末は嫌いではなかったが、今まであまり小説を読んできていないせいか、自分にその部分を批評するまでの力量や目の力が足りていないと感じるので星3。 推しは男女共にカップル推しさせて欲しい派なのでガンガンエピソード付きで推しの恋愛のこと知りたい……と思った。 推しが幸せそうに恋愛したり家庭築いたりしたりする所見たい人間はやはりまだ少ないのかもしれん。
0投稿日: 2021.08.27
powered by ブクログ武道館を目指す女性アイドルのメンバーにスポットをあてて、彼女が感じていること、生きる今を等身大に描いた作品。 設定や仕掛けの面白さというより、肩肘張らない温度感や湿度感が個人的には好きだった。 話の展開にヒリヒリするわけでも、衝撃の事実があるわけでもないけれど、若い女の子たちももちろんそれぞれいろんな考えを待っている。 アイドルという特殊な環境だけど、それでも普通の女の子たちだ。 同じ環境に置かれているはずでも、それぞれに大切にしたいことは違って、その違いが好きだった。
0投稿日: 2021.08.11
powered by ブクログ・怒りが態度や言葉として人間の外側に現れたそのとき、その人の器にはもう何も入らなくなっている。つまり、怒るということは、自分の中にある器の許容量や、形をさらけだすことだ。
0投稿日: 2021.07.22
powered by ブクログ* アイドルに課せられた制限はなにか それを守る事は正しい選択か 誰もが正しい選択を選んでいるのか アイドルというブランド その舞台裏でそれもまた人間である事を 開いて見せてくれた
0投稿日: 2021.06.17
powered by ブクログアイドルも大変なんだなぁ。 両立できない要求にも応え続けて、ある意味で自己を犠牲にしてまで続けたいのかどうか。 熱愛報道が出て坊主にするとか、握手会での事件とか、実際に聞いたことあるからリアリティあったな。 愛子は大地を選んで正解だょ!
0投稿日: 2021.06.15
powered by ブクログ朝井リョウさんは、色々な題材を通して現代社会の光と影を鋭く描かれるなーと。本作では、アイドルたちの内部事情はもちろん、ファンの心理や行動も興味深かったです。 自分で選択することがテーマになっていたり、アイドルの前髪が物語の中で大事なポイントとなっているところも面白かった。 そして、鋭く動きのある内容や展開だけでなく、所々での情景描写や人物描写が美しく純文学的な表現にうっとりすることもあって、そのギャップがまた良かったです。 朝井リョウさんは『何者』と本作しか読了していないので、他の作品も読んでみたい。
1投稿日: 2021.05.28
powered by ブクログいい話。朝井リョウさんといえば読後感が良くないが、これは比較的読後感が良い本かな? 以前に読んだ本の微かな記憶を呼び出して感想を書いているので定かではないが… アイドルの常識がこんな風に変わる日も来るのかもしれない。
0投稿日: 2021.05.10
powered by ブクログ武道館を目指しているアイドルグループの話 子どもの頃からアイドルを夢見ていた愛子 アイドルになったけど… いろいろなことに気遣ったり、我慢したり… なんだか、あっさり武道館ライブを手に入れた感じで、そこは違和感だけど やっぱりねーって展開だったけど 愛子のファンなら、納得いかないかもだけど… わたしは愛子を応援したくなった まあ、アイドルも普通の女の子なんだよね
0投稿日: 2021.05.07
powered by ブクログアイドルにあまり興味を持ったことがないので、アイドルそのものの姿を改めて知ることができた。アイドルも世には見せない、見られないようにしている姿がある。それを我慢している人も大勢いるのだと気付かされる。自分の選択を正しかった選択にする自信がある、という文が印象的わ
1投稿日: 2021.05.02
powered by ブクログアイドルって夢を与えるって言うけど夢を持つことは確かにあまり良しとされてないというか アイドルに対してどうしても独占欲を抱いちゃうのかな
1投稿日: 2021.04.13
powered by ブクログ武道館ライブを夢見る、ブレイク間近のアイドルグループ「NEXT YOU」の一人、日高愛子が主人公。炎上、特典商法、スルースキル。アイドルを取り巻く現象に向き合っていく。 最高でした。 「アイドル」という職業の現代における生きにくさを見事に表している。 ただ好きなことを好きなようにできない。矛盾した欲望をぶつけられ、それに応えないと批判される。 自分自身が直面している「知らない自分」を冷静に分析して、向き合おうとする主人公愛子と、ファンのため、「アイドル」という生き物でいようとするるりかとの対比がとてもよかった。 「異物に対する反応に人間の本質が出る」「正しい選択なんてこの世にない。あるのは正しかった選択だけ」 など、日常で感じる言葉にできないモヤモヤにヒントをくれるような印象的なフレーズの多さは、さすが朝井リョウさんと思った。 解説がつんく♂︎さんなのもとっても良い。アイドルをすぐ傍で見てきたからこその新しい視点での解説だった。 読みやすく、読後感もよいので誰にでもおすすめできる作品。
1投稿日: 2021.04.11
powered by ブクログアイドルとして生きる葛藤とかがリアルだった。ファンの理想像からちょっとでもずれた行為をすると、裏切りって言われたり簡単に炎上する世界怖すぎて想像できん。 みんなの憧れとして輝き続けるアイドルってほんとすごいな尊敬する
2投稿日: 2021.04.10
powered by ブクログ正しかった選択しかない。 アイドルの世界は現実のアイドルのこと想起させたり、楽しいけど、それ以外でも、自分の人生の選択のこと考えたりした。
0投稿日: 2021.02.14
powered by ブクログ近頃の話題を取り上げているだけあって、すんなり読めた1冊。アイドルって人を惹きつける一方で、アイドル自身のことは苦しめる存在だ。 小さいうちは、まだデビューしたては、あんな風になりたい、あそこで歌って踊りたいという夢に向かって進めるけど、その夢が近づくにつれ、達成されるにつれ、少しずつ目的を見失い、アイドルでない生活との距離を感じ出し、普通に生きることを選んでしまうのかなと思わされる。 第一線を走り続けるアイドルって誰だろう。女性は特に人気絶頂期は脂が乗った良い時期で、本人としても恋愛したり遊んだりしたい真っ盛りのはず。それを押し殺して、夢のためだけに生きていける人はどれくらい居るのだろう。またピーク、年齢を過ぎてなおアイドルで居続けることはできない(と思われている)から、潮時だって考えないといけない。難しい職業だけど、みんなが憧れる素敵な職業なんだろう。 見られる仕事である以上、太っても痩せてもいけない。少しおかしなところがあると、ネットで拡散され、瞬く間に広がってしまう。昔以上に辛い仕事になっているようにも感じる。また最近では少しでもファンとの距離を縮めるべく、プライベートな部分も切り売りし、いろんな場面を撮されて、休まる暇もなくなっていく。ファンにとっては嬉しくても、本人たちの意志は、気持ちはどこかに置き去りにされていないだろうか。思春期も迎えていない小さな少女たちの夢を餌食に、大人たちがお金儲けだけを考えることはやめてほしい。 小説自体は視点を変えれば、幼馴染と少しずつ距離を縮めていくさわやかな物語として読めて、その点では心が満たされるような気がする。
0投稿日: 2021.01.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
比べる訳じゃないけど、比べちゃう‥ やっぱりいいなぁと思う 深い!上手! おもしろかった!
0投稿日: 2020.12.27
powered by ブクログハロプロオタとしては読みたかった本。アイドルって本当奇妙で酷で、でも感情移入できて応援したくなるレアな職業だな…。 オタなら研修生の名前にいちいち邪推してしまうくらいハロプロをなぞってて嬉しかった。
0投稿日: 2020.12.17
powered by ブクログ読後感がすごく良かった。アイドル事情に疎いファンじゃない人にも読んでもらいたい、世間が持つアイドルのイメージ、それに応えるアイドル、応えないアイドル。 朝井リョウ、初めて読んだけど面白すぎる。他の作品も読みたい。
0投稿日: 2020.11.11
powered by ブクログアイドルという神秘的な世界のなかで、生きる普通の女の子の物語。ドキュメンタリーのようなみずみずしさが爽やかだった。 アイドルになったからと言って、ヒトがヒトでなくなるわけではない。女子高生の理性も本能も情熱も冷静さも強さも弱さも詰め込んだ作品だなと感心しました。 愛子は、碧は、アイドルではなかったら幸せだったのでは?というのは筋違いで、アイドルにいたからこそ得られた感性やなれた自分があっだのだろう。 いい作品でした。 なんでアイドルって恋愛したらダメなんでしょう? 私だったら好きな人が、誰かを好きになっていくことで生まれる変化も楽しみたいと思いますが。
0投稿日: 2020.08.23
powered by ブクログ若干、この物語を読んでいる自分にも書いている作者に対しても、なんか居心地の悪さというか触れてはいけない、見てはいけないものを見てしまった、気持ち悪さがある作品だった。貶しているわけではない。アイドルという、偶像を実物的なものとして描く事で、今までの幻想が溶けてしまったような気がした。 朝井氏はハロプロファンだとネットに書いてあったが、なるほどなぁと思った。隊列ダンス、音ハメ、生歌、等。そして解説につんく♂。 アイドルを通して、青春とは何か、正しい選択とは何なのか、ネット上の不条理な正義、色んなことについて言及していた。 YouTubeでモー娘。とかハロプロの音楽、ダンスを楽しむだけでなく、本当に好きだからちゃんとCD買おうと思った。買うのを渋っていた自分を反省します。
0投稿日: 2020.08.13
powered by ブクログアイドルになったメンバーの苦悩や、裏側が上手く描かれていて、芸能人だって一人の人間。プライベートは放っておいてあげたいなって思った。
0投稿日: 2020.07.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんとなく世間てアイドルを自分より下の存在としてみてる気がする…それは若い女の子ってこともあるかもしれないけど、ファンからすれば憧れの存在っていうよりも、自分たちが育てる、支えることに楽しみを感じているようなイメージ。 だからアイドルはダンスと歌とファンのことだけを純粋に一生懸命頑張っていなきゃいけなくて、贅沢な暮らしとか、仕事以外の恋愛とかに興味を持つことがタブーとされていると思う。テレビで見ててももアイドルってなんかいじられても良い存在って感じがする。 この本ではそんな世間と、アイドルの両面がとてもリアルに書かれていた。 アイドルってすごい難しい…年齢重ねてアイドルとしてのキャリアを積んだところで、いい歳してまだアイドル?って言われたり、アイドルやめたらなんにもできないって言われたり…でも普通の女の子の幸せを求めればそれはそれで叩かれて… わたしも世間側の人間だし、アイドルの熱愛がニュースになっているのを見ると?あーやっちゃったね、と思う。同じ歳の女の子でもモデルとか女優だったらそんなこと思わないのに。 なんか読んでてそんな自分や世間て、ほんと何様なんだろうって思わせてもらったし、愛子と碧の恋を応援したくなったし、波菜がメンバーに伝えた言葉を読んでいいぞいいぞ〜!って思ってた。 人生の選択って何が正しいかなんて分かんなくて、その後の生活で、あの時の選択が正しいかったんだって思えるように生きることしかできないって、本当にその通りだと思う。 愛子が最後武道館に立ててよかった! るりかも碧も他のメンバーもみんな、自分の選択が正しかったと思いながら生きている気がして、読後感がとってもよかった。
4投稿日: 2020.05.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アイドルって、キラキラ輝いて穢れのない存在のように思ってたところもあった。けどこの物語の彼女たちは、想像よりずっと人間らしさが溢れてました。プロ意識の低さに怒ったり、スキャンダルで叩かれたり。 所々で心を渦巻くあの感覚は、朝井リョウさんだからこそ文章で読者に伝えれる表現力かな、と思います。 個人的にはもしかしたら、るりかちゃんが一番感情移入したキャラだったかもしれません。
0投稿日: 2020.05.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アイドルオタクには絶対に読んでほしい 見えない誰かのために行動するよりも、目の前で私のことを好きって言ってくれる人を大切にしたくなったっていうのは、自分がSNSから出来るだけ離れたくなった(事務的な告知だけでいいやと思えるようになった)理由の1つだなと。
0投稿日: 2020.05.06
powered by ブクログお金を払わないで得たものでは自分は何が大切か分からなくなる その人の器の形が怒ることでわかる 大きいとか小さいじゃなくて 正しい選択なんてないんだもん、自分の頭で選び取ったものを信じ続けてあげるしかない 正しいって本当はないんじゃないかな アイドル像を多角的かつすごく精緻に捉えてる 伏線回収しっかりしてくる 後半から面白くなるかも
0投稿日: 2020.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アイドルをアイドルたらしめるものはなんなのか、改めて考える機会になった。当たり前だけど、私たちが見ているキラキラと輝いてニコニコと笑っているアイドルは、あくまで切り取られた一つの人格なんだろうなって思う。どんな職業や身分、立場であれ、一つひとつの人格の全てが自分なんだから、それを大事にできる世の中で有ればいいな、と思う。
0投稿日: 2020.04.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アイドルとしての少女をスポットライトをあてるだけではない。ファンに対する思いそしてそれは自分たちとは関係していないところであるにすぎない。いわれる筋合いがない立場である。 私自身アイドルの追っかけをするとき 気を付けようと考えた アイドルは人であるそれ以外なにがあるのだろうか。
1投稿日: 2020.03.10
powered by ブクログ朝井リョウキャンペーン第三弾。青春アイドルものって感じなんだけどなんかスポーツを題材にしたような感じでもありなかなか面白かった。ラストにかけてはどうしても身を委ねるしかない感情がうまく描かれてたと思う。実際にアイドル活動がこういうものでリアルなのかは知らないけど十分に面白かった。
1投稿日: 2020.02.12
powered by ブクログ朝井リョウなりの過激なアイドル時代への風刺 アイドルであろうが どんな人であろうが 1人の女の子には変わりないんだ
0投稿日: 2020.02.11
powered by ブクログ怒るということ、選択するということを考えさせられた。 綿矢りさ著作「夢を与える」同様、芸能界に選ばれた女の子の成長過程を表した作品であるが、恋を乗り越えて選んだ選択は違う。私、あんまり怒るような人になりたくないな小さなことでは。でも大切なものにはきちんと怒れる正常に反応できる人でありたいな。 怒るということは、自分の中にある器の許容量や、形をさらけだすということだ。 ついさっきまで手にしていたかった正義感を、急に手に取り振り回し始める。みんなが怒っているものには、安心して怒ることができる。それで推し量られる器の形は、みんなと同じだから。 正しい選択なんてこの世にない。たぶん、正しかった選択、しかないんだよ。何かを選んで選んで選び続けて、それを一個ずつ正しかった選択にしていくしかないんだよ。
0投稿日: 2019.12.23
powered by ブクログ大地の後先考え無さを振り返る下り、、、沁みる。 「金も払わないで、何でもある中から手に取り続けてたらさ、そりゃ、自分がどんなヤツかわかんなくなるるよ。」 剣道の試合って声を出して応援しちゃいけないんだ。知らなかった。 最後まで読んで、緊張感と葛藤のある時代から隔たった時代に移り、「正しい選択」ではなく「正しかった選択」というセリフの意味が際立っていました。そこに武道館の持つ象徴性(誰もが誰かの勝利を祈る場)が常にそびえていたように思います。 妻からも娘からも選ばれなかったお父さんを通して、女の情念を感じました。
0投稿日: 2019.12.09
powered by ブクログつんく♂の解説が全て。アイドルが主人公ではあるが、アイドルというのは様々な制約を成り立たせるためのフレーバーで、「何を選ぶか」という問いに対する答えを求める点では青春小説の文脈である。 読後につんく♂の解説を読んで満足するまでがセットで、レビューを書きにくいのが欠点。
0投稿日: 2019.08.31
powered by ブクログ画面の向こう側の彼女たちに確かにある現実なんだろうなと、思う。選択した彼女たちが幸せであるように願う。
0投稿日: 2019.08.27
powered by ブクログ女性アイドルグループ NEXT YOU のメンバー、日高愛子が主人公。 それぞれのメンバーの苦悩や葛藤が、さほどアイドルに詳しくない自分にも、リアルに胸に突き刺さった。 1「自分自身の手で、体で、ほんとうのことを知りたい。 アイドルが恋をしてはいけないということは、私が生まれるずっと前に、知らない誰かが決めたことだ。 自分が生まれる前から決められていたことが、ほんとうにほんとうなのか知りたい。」 アイドルが恋愛をしてはいけないというルール。 それは、本当にいけないことなのか。18歳の女の子に好きな人がいてはいけないのか。 もちろん、たくさんの人に迷惑をかけてしまう。 だけど、愛子は、自分の気持ちに嘘をつかずに、自分自身でその答えを見つけようとしたんだと思う。 2「正しい選択なんてこの世にない。たぶん、正しかった選択、しか、ないんだよ。 何かを選んで選んで選び続けて、それを一個ずつ、正しかった選択にしていくしかないんだよ。 私、今から菅野さんに会いに行くことが、ずっとずっとあとに自分の人生を振り返ったとき、正しかった選択になってる自信がある。」 碧は、アイドルとしての自分を選ばなかった。 だけど、その選択が正しいかどうかは、今は分からない。 自分自身で、正しかった選択にするしかないのだ。 だから、碧は、自分で選択した。 その選択を、誰も止めることはできないし、止める資格すらもないこと なのだと思う。 3「アイドルにお金を注いでいるファン以上に、幸せになってはならない。余計なことは考えずに、歌って踊っていれば、それでいい。 それは、私のなりたい自分じゃなかった。 私、夢って、叶ったら、叶えた人が幸せになるものだと思うの。」 愛子は、将来の自分について考えていた。 自分は将来、どんな自分になりたいのか。 今の、アイドルとしての自分のままで、自分は本当に幸せなのか。 愛子は、自分の頭で考え、そして選択した。 未来の自分のために。 アイドル界という異質な世界で、10代の女の子たちが、それぞれの進路を選択していく。 その一つ一つの選択すべてが、とても眩しく光り輝いているように思った。
2投稿日: 2019.08.23
powered by ブクログ武道館ライブを目標に掲げた女性アイドルグループのメンバーが、悩みながら成長していくさまを描いた長編小説。 アイドル好きを自認する作者の、良くも悪くもアイドル愛にあふれた作品。 純粋に歌と躍りが大好きだった少女が、人気が出るとともにアイドルとしての自身のあり方に悩む心のうちが手に取るように伝わってくる。その一方で、自分が一番になりたい少女たちのライバル心や嫉妬やなど、作者が得意のはずの負の要素は排除されている。 ファンにとってはアイドルたちの裏の顔は見たくないのかもしれないが、アイドルに興味のないない私にはきれいごとの夢の世界だけでは物足りなかった。 文庫ではなく、図書館で借りた単行本の感想。
0投稿日: 2019.08.17
powered by ブクログ武道館ライブを目指す女性アイドルグループの 日常を描きます。特に芸能界の内幕を暴くような内容 ではなく、主人公であるグループメンバーの一人が抱く 「アイドルとは?」と投げかける 疑問が、実はまるで実態のない存在であることに 気づかされます。 「アイドル」と言う一つの職業を通じて語られる 人生観を読み解く一冊です。
2投稿日: 2019.07.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アイドル好きには面白いんだろうが、ほぼ共感できない。最後の方で、へーそうなんだって展開になり、納得させられた。
1投稿日: 2019.07.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんで先生は異性についてここまで事細かく書き上げることができるのだろうか。確かに、自分がアイドルについて無知なだけで、よく知ってる人からしたらこの小説は上辺だけで書かれていると言われてもしょうがないかもしれない。だけど自分にはすごくリアルに感じられた。昔からやってきたことをアイドルになったが故に、それで罰せられる。自分は何も変わっちゃいないのになぜ咎められるのだろうか、という主人公の葛藤シーンには胸打たれるものがあった。
0投稿日: 2019.05.22
powered by ブクログ表紙を見てわかるようにアイドルグループの話。 あらすじなんてあって無いようなものなので割愛。 わかりやすくAKBやモー娘。をモデルにしているのは言うまでもなく。 「何者」「スペードの3」でも思ったけど、 世の中に訴えたいことがあって書いているとしても、 あまりにもリアルが強すぎて小説になってない感がある。 これを「おもしろい!」というのはどこの層なんだろうか。需要のありかが想像つかない。 せっかくの表現力、もっと普通の小説書いてほしいなぁと。
0投稿日: 2019.02.20
powered by ブクログドラマにもなったけど小説を先に読んでた。小説の方が好き。年頃の女の子の体の変化への言及のところすごく良い。私も中学生の頃に周りの大人に言って欲しかった。
0投稿日: 2019.02.16
powered by ブクログアイドルが主人公の物語。 知ってるようで知らない、 でも知ったふりをするクラスメイトやファンたちとの距離感と メンバーたちとの密度の高い会話。その対比がいい。 若い人の言葉で物語を読むことは気持ち良い。
2投稿日: 2019.02.13
powered by ブクログ若者目線でしっかり書かれている。 メインの登場人物以外にも、視点があって面白い。 綺麗事だけではなく、現実的な状況や心情があって共感できる。 ただビックサプライズはない展開
0投稿日: 2019.01.20
powered by ブクログ素晴らしかった。 ハロヲタとしても、ただの一人間としても、 感情を揺さぶられた。 またいい意味で今までとは 違う視点でアイドルという存在を 見ることができたかもしれない。 ハロヲタ目線でしか、 わからないネタもたくさんあり、 心くすぐられた。 何かしらで去っていってしまった人たち 今、全然で夢を見せてくれている子達、 これからを目指している子達、 全ての存在を愛おしく思わせてくれる そんな素敵な小説でした。 ええ、泣きました。
0投稿日: 2018.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
色々考えさせられるお話で凄いよかった。 まず、「アイドル」って括りの中で、AKB、ハロプロ、スタダとか大手のそれぞれの特徴が所々出てるのが、読者に「このアイドル達は○○所属っぽいな」と思わせず、完全フィクションの事務所って感じを出してるのが平等。どのアイドルファンにもなるほどと思わせる感じ。 私もアイドルが大好きだし、幼少期はアイドルに憧れてなりたいとも思ってた。だから特別色々考えたな。 「アイドルの私も大地を好きな私も同じ私なんだ」ってとこ、アイドルだよね。別にアイドルが全部偶像って言いたいわけじゃないけど、私たちが見てて「全て」だと思っているあのアイドルも、その子自身にしてみれば「自分の中の一面」でしかなくて、氷山の一角みたいで、その子には他にもその子を構成してる要素はあるけど、ただのファンはそんなの一生わかんなくて、ただ「全て」に見える「一面」を全身全霊で応援することしか出来ない。そう考えるとファンとアイドルって近いようで果てしなく遠い。 まあアイドルに夢を求めてるファンがいるから許されないことなんだけどね。その点今増えてるバーチャル(Vtuberとか)は2次元だから自分の思い通りになるし、ぜったい今後ファン層拡大しそう。 現代アイドルたくさん出てきてて、その中で藻掻く女の子書くのうますぎ。解説にもあったけどほんと色んな子をコンプリートしてる感じ。アイドルしながら違う夢を見つける子、恋愛をとる子、アイドル像を崩さないよう必死な子……。愛子だけを描写するんじゃなくて、グループとしての、学校の、家族の中の、大地の中の、アイドルとしての愛子をそれぞれかき分けてるのが色んな人との対比になっててよかった。 てか比喩も天才的にうまい。直喩はもちろん綺麗で素敵だけど、さらっとでてくる隠喩の「暗示してますよ」感が最高。考えれば考える程、「ここってもしかしてあそこの暗示だったの?うわっなるほど!!」ってなって楽しい。何回も読みたい。 たった一冊の本でキーワードが沢山ある。 1番大きいのは「選択」と「変化」かな。 愛子も碧もるりかもみんな、みんな自分で選んで変化して、良い結末だから見てて嬉しくなった。最後の裏方の目線から見た時のメンバー描写でじーんとなった。みんな選んだ道を正解にしたんだね。 あとこの本すっごい頻度で手の描写出てくるよね。 親が離婚する、最初の選択を迫られる場面からずっと。 携帯を持つ手だったりアイドルとしての握手会の時だったり偶然にしては多すぎるほど。愛子にとっての選択の象徴として描かれてるのかなって思った。 碧の洗濯の象徴は言わずもがな前髪だよね。 碧にとってガチガチに固めた前髪はガチガチに固めたアイドルの理想像だった。だから菅井さんに触られた時理想像も全部崩れていったんだろうね。 あともうひとつ違うキーワードとして現代の情報社会の皮肉がすごいよね。笑 真由の激太り、波奈の違法アップロードの動画、碧の演技、アイドル傷害事件、アイドルの恋愛、上田梨夏子…その時々は死ぬほど叩いてた人も気づけば静かになるし、また新たな叩く獲物を探すし、また叩く。まるで少し前のスキャンダルなんてなかったように。 これって新しく次から次に情報流れてきて止まらない現代ならでは。 アイドル像が「テレビの中のあの子」から「碧に」 1番が「アイドル」じゃなくて「大地」に。 (1番に関しては愛子はずっと大地の頭、手、大地自身の事ばっか考えてたから、触れたいと思っていたから同率1位が大地1位になった感じかな。) この歳であるからこその多感な感じをよく表現出来てる。 句読点で沢山くぎることで、脳内を上手く再現したり、若者っぽい口調にしたり入りやすい。 全部書き過ぎず適切な量の描写だから、読者の想像も膨らましやすいし、なによりもうひとつの世界線っていうか、この日本にも現存してそうなくらいリアル。 愛子のさいごのるりかへのメッセージはお前辞めるのになんで上から目線?って感じでちょっと「??」って感じだったけど笑笑 サムライさんの愛子についてのブログすごい気になるから読んでみたかったな笑
0投稿日: 2018.12.09
powered by ブクログアイドルグループとして活動する高校生の愛子。 アイドルとは何か。自分は何を目指したいのか、何をしたいのか。同じく高校三年生の同じグループの碧や、幼なじみの大地もそれぞれ悩みを抱え、人生の選択をしていく。 アイドルって大変だよな。自分が売れる保証もなく、不安と隣り合わせで大勢のライバルたちのなかから生き抜いていかなきゃならない。しかも、顔が下手に知られてるだけあって、私生活も苦労することもあるだろう。 「ツッコミって大事なんだよ。突っ込むことでその人のチャープポイントになる」っていう大地の言葉が気に入った。 朝井リョウ氏は、ちょっとしたフレーズが巧い。なんだか、心に残る。
1投稿日: 2018.09.20
powered by ブクログ正しいとわかっている選択がない、選び取った何かが正しかったと言えるようにするというのが何だか妙に納得でした。現在と過去が上手く描かれていました。
0投稿日: 2018.08.31
powered by ブクログアイドルの幸せを願っているのか、不幸でいてほしいのか。自分がネットニュを見るときの気持ちを考えると、なんとも言えない気分になる。昔からあった感情だと思うけれど、蓋をすることがなくなって、そこらじゅうに悪意が見えている。正義とか、普通とか、語る前に、それらが何から出来ているのか考えようと思った。
0投稿日: 2018.08.12
powered by ブクログアイドルは一個人の人間だが、人間離れした存在を求められる。 理想と現実のバランスについて考えさせられる1冊。
0投稿日: 2018.06.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アイドルを職業としている少女を中心としたお話。 子どもの頃から歌って踊るのが好き。 自然とオーディションを受け、アイドルに。 高校生活を送りながら仕事をし、グループとしての人気・実力を増していく。 一方で、仕事以外の人間関係にまつわる出来事が元で、仕事に大きな影響を与えることになる。 というストーリー。 主人公の愛子は、非常に純粋で、物事をよく考える。 自分の好きなことややりたいことを、自分で選び取る。 また、若くしてアイドルとして仕事をしているからか、自分の価値や見え方、人が何を考えているのかをよく考える。 高校生であんなに頭を使っていたら、それだけでつぶれちゃうんじゃないかと心配になるくらいに。 その後、彼女は自分にとって大切な人を真剣に選び取り、 そのために別の大切なものである仕事を失うことになる。 それでも、彼女は凛としている。 いつも考え抜いて行動している彼女だから、そこに(少なくともその時点では)後悔なんてないから。 アイドルをやっていようがいまいが、 その生き方は気高く、尊敬できる。 まぁ、アイドルグループのメンバーとしては、そこは両立できないところですよね。 すごく恐ろしいことだけど、それが現実。 作中にも「アイドルを応援はしているけれど、アイドルが自分よりいい生活を送ることは許さない」みたいな表現が出てくるけど、ぞっとする。 人間だと思ってないからそんな発想になるんだろうなー。不思議だ。 「アイドル」というものに対して詳しくないから、あまり偉そうなことは言えないけど。 安定の、何を言いたいのか分からなくなってきた…。 分量的にも展開的にもサクッと読めておもしろいけど、 できればグループとして人気が出る過程をもっと深く掘り下げて、もう少しそれぞれの人物に感情移入できるようにしてほしかった。 あまりにさらっと読み終えてしまう。
0投稿日: 2018.06.04
powered by ブクログ難なく最後まで読めたものの、どこか薄っぺらい印象。 うまく感想が言えない。 碧ちゃんは好きです。
0投稿日: 2018.06.03
powered by ブクログ読み終わった後、なんとも言えないズンとした気持ちになった。 なぜアイドルには純真さを求めてしまうのだろう、恋愛スキャンダルがあろうがそこで応援するのが本当のファンでは? 何というか考えさせられました。
0投稿日: 2018.05.12
powered by ブクログ自分もアイドル好きなんですよ。 この本はアイドル好きな人にこそ読んでほしい。 もっと言うと、「アイドルが好きで、アイドルに処女を求めるキモヲタ」に読んでほしい。 アイドルだって人間で、アイドルって仕事で、彼女や彼らにはプライベートがあるんだぞってこと。 彼氏がいるとか非処女とかどーーーーーーーーでもいいじゃないか。 彼女たちが今日もステージに立ってくれてる。 ライブのためにレッスン頑張ってる。 それでいいじゃないか! 彼女たちとスタッフが作り上げた「夢」を見てるんだよ俺たちは! アイドルは現実だけど虚構なんだよ! って事を言われないとわからない人に読んでほしいな。 ----------ここからネタバレ---------- 小説の中で、主人公が幼馴染とSEXするんですけど、 その描写がね、綺麗すぎてね。 いやらしいとか、そういうの全然無くて。 ああ、恋ってこういうものなのかぁ〜って。 でもね、その主人公のスキャンダルがバレた時のね、他のメンバーの憤りもわかるんだよ。 「私は頑張ってるのに、なんでメンバーの不祥事のせいで足を引っ張られるの!?」っていう。 アイドル好きとしてもね、もっと上手くバレないようにやってほしいなーとは思うけどね。 でもまだ10代の女の子たちですからね。 わかんなくって当然だけど。 それに夢も現実の恋も、両方手に入れて欲しいしね。 とは思いつつも、小説にあった、 「売れて欲しいと思いつつも、自分よりも幸せそうなアイドルを許せない」 っていうファン心理。グサッときた。 そういうのある。確かにある。核心つきすぎ。 高級ブランドの化粧品をブログにアップしてると、ちょっと気持ちが萎えるっていう。めんどくさいね! 彼女たちはそれ相応のお仕事をしてるんだから当然の対価なのにね! そういうドルオタにもグサっとくる小説。読むべし。 アイドルのライブ会場で売って欲しい。
4投稿日: 2018.05.03
powered by ブクログ人の幸せを見たい。 人に幸せを見せたい。 人から幸せに見られたい。 でも やっぱり 人を幸せにしたい。
0投稿日: 2018.04.28
powered by ブクログナムル 誰にも奪われないものを身につけよう 入り口はなんだっていいというマネージャーの台詞 真っ白な検索フォームを前にして 産卵中の海亀みたいな顔 茎若布 明石焼き 世間に転がる手軽な正義感の矛先 頭皮の毛穴が紅くなっちゃってる くたくたになったポテト 帰りに寄るパーキングエリアで入る温泉 歌詞ハメダンスから音ハメダンスへの移行 ままならない自分自身を鼓舞するような自己啓発本 ダンスの猛特訓により体が強くなったのか、歌声がブレることも少なくなった。 サイリウムを振られるたび ネクス中毒のみんな 千代田線綾瀬駅東口の東京武道館 転勤族 蹲踞の姿勢から立ち上がった大地 体幹を鍛え、ブレスの仕方を学び 「NEXT YOU候補生」 スルースキル 特典商法 恥ずかしい欲望を露わにしても 宇宙ほどあるこころのがあっという間にいっぱいになる。 私は口角が上がるのを抑えきれない思いだった 結論はやはり自分の代弁者。なれなかった自分の成り代わり。 朝井流「青春チラリズム」 つんく♂
1投稿日: 2018.04.18
powered by ブクログとても朝井さんらしい作品だった。 目に見えない出来事をドンドン出してくいくから次へ次へと読み進めることができる。 アイドルとか芸能界の中身は想像するだけでしか作れなくて、だからこそ意味があるような気がして、みたいなモノなんだと知った。なんだか申し訳ない気持ちにさせられてしまったのも事実。 非現実的なことがすごく当たり前のように感じるこの感覚はどんなことにも言えることなんだと思う。 お金の使い方がその人の本気と捉えてもいいかな。 一つモヤモヤが解消された気がして同時に何かから救われた気もする。
0投稿日: 2018.04.09
powered by ブクログ「武道館ライブ」を合言葉に活動してきた女性アイドルグループ「NEXT YOU」。さまざまな手段で人気と知名度を上げるが、ある出来事がグループの存続を危うくする。恋愛禁止、炎上、特典商法、握手会、スルースキル…“アイドル”を取り巻く様々な言葉や現象から、現代を生きる人々の心の形を描き表した長編小説。
0投稿日: 2018.04.07
powered by ブクログアイドルの話と聞いて、 ドロドロしたものとか痛々しいものとか、 勝手に想像していたものをぶち壊された。 爽やかというとちょっと違うけれど。 激動の中で彼女たちはどこまでも純粋だった。 アイドルが別世界の人間ではなく、近くに居るように感じた。
0投稿日: 2018.04.03
powered by ブクログ思春期の感情を描く朝井リョウらしい作品でしたね。 アイドルというあまり読んだ事のないテーマで新鮮でした。 ところどころにノンフィクション的要素が入っているのもストーリーに入り込めた要因ですかね。
0投稿日: 2018.04.01
powered by ブクログアイドル戦国時代と呼ばれる「今」 朝井さんの大好きなネット社会の闇、10代の心。 それらをアイドルという鍋の中で混ぜ合わせた作品。 読んでいてヒリヒリするような、モヤモヤとした読後感を残すけど、すっきりするような、相反する2つの気持ちを届けてくれる作品。 伊坂幸太郎の作品でも「人生は選択の連続だ」と出てきてすごく記憶に残ってるんだけど、この作品の中のこの選択の連続の人生を踏まえた上での「正しい選択なんてない。正しかった選択にしていくんだよ」という前向きな解釈もすごく心に残る。
0投稿日: 2018.03.31
powered by ブクログつんく♂が解説を書いています。それで手に取ったという人もいるはず。ハードカバーの時も気になっていましたが、買わざるを得ない、的な。 SNSが全盛の中、今まで見えていなかった欲望や下地が明らかになる時代です。そんななかでアイドルはどう行動し、どう考えるのか、なにを選ぶのか。そんなことが(実際に)起きているのだろうかと考えさせられる作品でした。 ーーー 世界のみんなが、日本のこの「アイドル」の価値観をどう理解し、リスペクトし、共有するか。ここにかかっています。(P363) つんく♂の解説より。
0投稿日: 2018.03.27
powered by ブクログ購入・再読 文庫化したら手元に置きたいと思い、文庫化を心待ちにしていた作品。 テレビドラマでは、ハロー!プロジェクのJuice=Juiceが演じていたこともあり、彼女たちを思い浮かべながら読んだ。 アイドルでいることか恋愛か、ラストの主人公選択は個人的には残念であるが、人生は選択の連続であり、決して引き返すことはできないと、切なくなった。 2015.6.30 面白かった!! 女性アイドルグループ「NEXT YOU」で活動するメンバーの心情を中心に描いた話。 握手会、恋愛禁止、卒業、メンバーの更新、独自のダンススタイルなどアイドル好きにたまらない内容。 AKB48よりモーニング娘。を思いながら読んだ。 不覚にもラストは泣けた。 (図書館)
0投稿日: 2018.03.25
powered by ブクログ朝井さんは同世代の作家。視点が似てるというか、似てるだなんていうとおこがましいけど、とにかく、わかる。これは感覚的なもので、同じ時代を生きてきたからだと思うけど、朝井さんの物語は、私の中でこう、実感として、すごく、ぐっとくる。ああ、言葉にできない自分がもどかしい。朝井さんはこの物語の中でこんなに言葉に、文章に、してくれてるのに。 アイドルの話ではあるけど、SNS全盛期のいま、自分たちがどう生きていくか、表現していくか、パフォーマンスしていくか、ということをとても考えた。いま当たり前だと思ってることは、実はほんとに最近当たり前になったことで、いつかは当たり前じゃなくなる。最後のつんくさんの解説にも、周りの意見にとにかく反発するだけの子は残れない、的なことがあるけど、そういうこと。周りの意見を汲み過ぎてもだめだけど、要は、物語の中で愛子が言ってるように、自分で選択していくこと、それが大事なんだよね。必要だと思った意見は取り入れる、いらないと思った意見でも、なぜこの人はこの意見を言ってきたのか考える、なんでも吸収しながら、選択していく。そして、正しかった、と思えるように生きていく。アイドルじゃない私も、そうやって生きていく。
0投稿日: 2018.03.23
powered by ブクログ読んでよかった!朝井リョウさんの本を読むのはまだ2冊目ですが、鋭くて好きでした。 夢を与える仕事をしている人の立場で読めるので ちょっと綿矢りささんの夢を与えると通じるものがありました。人が思い描くものに自分をあてはめるのか自分が好きなようにしたほうがいいのかぐちゃぐちゃしてしまう自分には読み終わったあとちょっとすっきりした 音楽が簡単に無料できけてしまったり、SNSでのやっかみとか、を鋭くついていたのがよかった。 無料で音楽聴こうとしてる人に読んでほしい(笑)
0投稿日: 2018.03.18
powered by ブクログアイドル達の葛藤の話。朝井リョウがアイドルのキャラ付けとか設定をよく考えたなと思った。幼馴染と頻繁に連絡し合うようになる辺りから先が読めてしまった。想像しているラストを裏切られることを期待して読んだが特に仕掛けなどもなく終わった。
0投稿日: 2018.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アイドルってなんだろう?って改めて考えるお話でした。 これってあの人のことだなって思う部分がちらほらと…。 最後の昔とは全く違う、ていう部分は正直偶像崇拝というものが昭和のアイドルから昨今まで続いている中でできるとは思いにくいなってなった。 アイドルから声優転向しているその後の話は声優アニソン歌手の難しさを昨今いろいろ感じているので読みながらいろいろやっぱりなんとも言えない気持ちになったけれど。 それでもやっぱり「創作」として、アイドルという仕事をする子達の考えを見てて色々思った話でした。
1投稿日: 2018.03.10
powered by ブクログ【アイドルたちがリアルに息づく話題作】アイドルの夢、それは武道館での単独ライブ。アイドルグループ「NEXT YOU」の愛子の友情と恋と夢に揺れる姿を描く青春小説。
0投稿日: 2018.03.01
