
総合評価
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powered by ブクログ☆2.5 をっさん西尾維新 暴挙を侵す。化物語をいっさい読まずにこれから読む。 出だしの語りは魅力的。〈物語〉シリーズのファーストシーズンをすっとばしてここから読む理由も、試しよみしてみて、これが西尾維新のなかで文体が巧みではないかと直感したから。 他作品の〈僕〉にしても、三人称の「刀語」にしても、通俗的な語り口で魅力には感じない。だが、少女を一人称に据ゑるとうまくいくかもと思った。シャーロック・ホームズを引用するあたりもディレッタントといはうか、妙に生なましさの実感がある。ここらへんがいいとおもった。 西尾は決って特異的な人物を起用する。これも同じ。阿良々木暦はモテ男であり、周囲のヒロインたちのドタバタに巻き込まれる始末。しかし本人はとんと鈍感でまはりがヤキモキする。まあ共感はしない。 しかし、これは高校生女子の苦悩をえがいて、純文学につうじるかなと思った。 ただ、それも冒頭だけで、すぐ西尾維新特徴のひとつ、冗長性が露出する。実在感のある少女像はいつのまにか、あれこれ過剰に思考を垂れ流す人物像になっていく。「刀語」の人物像もみな、この冗長性の難は逃れてゐない。ひたすらうだうだとモノローグがつづく。ただ長いので、しらけてくる。 女子の戦場ヶ原が女子にセクハラをしたり、猫の怪異が人格のおもてに出て、にゃるのだとか、にゃいとか、文体ににゃをつけだすところにゃどはサムイ。作者のイメージにをっさんの顔が浮かんできては、消える。 地の文より会話のかけあひが面白い。地は単純で、誇張気味である。 図書館で新人の司書がはなしかけてくる描写がある。これも図書館に行けばわかるがふつうはありえない。 最後の戦闘はいちばんこの物語の終結点としてふさはしいものだ。阿良々木暦、かっこよすぎだろと(主人公にはさう見えてゐる)。ここらへんはセカイ系みたいである。
0投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
個人的にこの小説にキャッチコピーをつけるなら、羽川翼の羽川翼からの卒業式。 青春からの卒業。阿良々木くんより一足先に自分のことを大事にできるようになる羽川のラストに思わず泣いてしまった。 物語シリーズのはじめからずっとそこにある羽川翼という存在が、たしかに人間になった瞬間の物語。 そう思えば、羽川翼は羽川翼という怪異だったのかも。 だいすきです。
0投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログ西尾維新の<物語シリーズ>第5作。『猫物語(黒)』に続き、羽川翼の物語。これまでのシリーズは全て、阿良々木暦の視点で語られてきたが、今作は羽川の視点で描かれている。 「いつもの朝、いつもの通学路。そこで彼女は"虎"の怪異に遭遇する。それが自身の"白さ"の理由を知るきっかけとなる―――。」 暦が惹かれ、忍野が不気味がった、羽川翼の"無垢さ"の真相が語られる回。前作『猫物語(黒)』とは白・黒と対になっている感じがするが、実際の内容はそうでもなく、時系列的にも「黒」が過去のエピソードとなっているのに対し、本作「白」は最新のエピソードとなっている。 真相を知った羽川が、自身の分身とも言える怪異"ブラック羽川"に宛てた手紙の内容が綴られる場面が、個人的に本作で一番好きなシーン。自身と向き合う決意を綴った内容は勿論のこと、手紙の最後を「草々不一」で締めるところで、彼女らしさと溢れる想いがよく伝わってくる。これは、一語一語に意味を込める西尾維新らしさが窺える良き結び。
0投稿日: 2023.09.10
powered by ブクログ物語シリーズで1番好きな巻。 結局阿良々木くんが好き、という羽川さんが本当に好きなのか?と迷い、うんやっぱり好きなんだ、と戻ってくるだけの話なんだけども、なんともその他人からみたら遠回り(彼女は足踏みと言っていたな)な行為がとても重要で尊い。 彼女はそういった遠回り…………野生として生きること、汚れることをしてこなかったわけだから、盛大な遠回りであり迷子でありをしてくれてとてもよかった。 やっぱり告白のシーンが1番好きかな。 今はこの作品の冒頭部分で語られていたシャーロック・ホームズの「白面の騎士」が読みたくてシャーロック・ホームズを読破中。
0投稿日: 2023.08.25
powered by ブクログ委員長ちゃんが切り捨ててきたモノを回収する話。捨てたのなら、捨てておけばいいのに、と思うのは私だけか?何も傷を広げてえぐるようなことをしなくても。あえてつらい生き方を選ぶんだねぇ。
2投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログシリーズ作品で1番好きかも 羽川さん推しってのもあるけど、「自分のネガティブな感情と向き合う」は現代社会の我々にも通じる部分が大きいなと感じました。
0投稿日: 2022.12.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
p.114 嫌いなものがあるっていうのは、好きなものがあるのと同じくらい大切なことじゃない p.121 マイナスを肯定する取り返しのつかなさがちっともわかっていない。 闇に鈍いだけだわ。それじゃあ……野生として落第よ 再読。 何度読んでも面白いです。 物語シリーズで猫の白が一番好きです。 こんなにこの本が好きなのはなぜなんだろう? かなら年をとりましたが、未だに自分は思春期なのかなーと感じてしまいます。
0投稿日: 2022.05.07
powered by ブクログ戦場ヶ原さんのキャラが強過ぎてよくある女子会にならない所が好きです。羽川さんが怪異を通して自分と向き合う時期がもう少し早ければ、近年稀に見る負けヒロインにならなかったのでは無いかと思うと切な過ぎる。
0投稿日: 2022.02.13
powered by ブクログガハラ父がとっても好きだなぁってなりました。 アニメで見た時はそんなに思わなかったけど、これを読むと羽川さんの異常さがよく分かりました。 と同時に羽川さんが好きになりました^^* 戦場ヶ原さんと羽川さんの絡みが面白いというのもおすすめポイントです!
0投稿日: 2020.06.27
powered by ブクログアニメは全部何度も見てて一番好きな作品で、つばさタイガーは一番好きなエピソード君ですが、現在はずーっとファーストシーズン止まりだったので久しぶりに読み始めました。 先程読み終わり、今は泣きすぎて鼻呼吸が出来ない状況です。物語シリーズはみんな良いキャラしてるけど、やっぱりメインヒロインは羽川翼ですね!傷物語のヒロインも羽川! 個人的には今作の羽川さんとは共感できるところが多いので、作中の色々なキャラクターからの含蓄ある説教、アドバイスに心がグサっとしてしまいます。 来月は西尾維新月間にしよかな、、
0投稿日: 2020.01.23
powered by ブクログ2019.11.29 読了 委員長の中の委員長 羽川翼の物語。 てっきり 先に読んだ黒と白 続きなのかと思ったら、全く別の話でした。 こっちは 超よかった! ラスト近く 翼が 全てを認めるとことか 涙が出た。。。 化物語シリーズの中で これが一番 好きかも!(いまのところ)
0投稿日: 2019.11.29
powered by ブクログ図書館で。 ぶっちゃけ、この巻を読むまでハネカワさんが苦手だった。というか思考回路が一番おかしいから怖かった。のが、この巻でようやくハネカワさんが人間になった気がする。 そうか、化物語はずっとハネカワさんという怪異の物語だったのかなぁ、と極論を言ってみたり。 そしてアララギ君の無駄に長い自己弁護とセクハラ発言(行為か?)とハーレム描写がカットされるだけでこんなサクサク話が進むのかとびっくりでした。うん、アララギ君リストラで良いよ(笑)そしてひたぎさんが劇的に可愛くなっててびっくりだ。
0投稿日: 2019.07.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
順番逆に読んでしまったらしいけど、話は対になってないらしい。羽川翼語り手の話。 家が火事になった。学習塾跡が火事になった。阿良々木くんが帰ってこない。戦場ヶ原さんとさらに仲良くなった。ブラック羽川(猫)と、新たな怪異(虎)。どう始末をつけるのか。 羽川目線だと何故こうも阿良々木くんが格好良くなるのか、謎だな。だが漢だな。 猫言葉はちょっと、いやかなり読みにくかった。慣れた頃に終わった。
0投稿日: 2018.01.07
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2017/6/11再読。 シリアス展開のため雑談少なめ。オチは、多重人格症の解消の描写としては割とベタな感じだったが、その分きれいにまとまっていて、感動もあり。羽川さんの髪が白黒まだらになるの、かっこいいな。こういう外見変化はあざとい。あとブラック羽川が健気に戦うのとか、暦がピンチに駆けつけるのとか、かっこよかった。羽川が暦に告るときの「結婚を前提に付き合って下さい」というのも、ちょっと重いけど羽川らしくてかわいかった。中盤はやや間延びしていたかな。羽川さんが、自分自身の心の問題のため怪異の正体になかなかたどりつけないという状況を表しているので、必然性はあるのだが。まあその分、終盤のカタルシスも大きかった。
0投稿日: 2017.06.11
powered by ブクログ2017/5/14 物語シリーズのなかで一番好きなエピソード。 「人間らしさ」を取り戻すが故の、炎の物語。 アニメの出来が素晴らしく忠実なのもあり、すんなりと入ってきました。 羽川の異常性はほかの人が指摘しているも、自覚して受け入れる 自分自身と向き合う物語であれど、そのシーンが来るのは ほんとうに最後の最後。 長い間続いた、自身の異常と、"白い"こととの決別 人間としての成長物語。 "白さ"を表すこと、理解させることはとても難しいし、そもそもその発想すら容易なものではない。 聖人であり、賢者の立ち位置にあっても、その正体はただの少女。 それに戻り新生する(戻るとは言わない)戦い。 手紙の章が長く(手紙というか、自身の整理)そこからのブラック羽川がかわいい。 猫物語(白)のブラック羽川は本当にいじらしくて可愛い妹なのね。 羽川目線の阿良々木君はヒーローで、ガハラさんもヒーローで、 戦場ヶ原さんがまぁなんとかわいいことか。。。 他の物語シリーズも読んでみよう。
0投稿日: 2017.05.26
powered by ブクログ前作「黒」から話は現在に戻る。阿良々木不在の中、羽川が直面する怪異とは。 今回は語り部が羽川さん。阿良々木くんのふざけた小話が聞けないのはちょっと残念ですが、かなりきっちりした語りは新鮮。 この「白」から新たな物語が展開されていくのが、一気に読むとよくわかります。 まだ消化しきれていないブラック羽川と家族の問題。 そこに正面から取り組んだ本作は、物語シリーズの中でも珍しく(?)読後感がとても爽やか。 そして何より、羽川、戦場ヶ原のコンビが楽しそうなのが、なんというか感慨深いです。
0投稿日: 2017.01.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごくよかった。 羽川翼が痛みを取り戻す話だと思う。 ひたぎさんが羽川のために泣くところや、羽川がきちんと告白をできたことが、とてもよかった。 好きなものがあることは大事だけれど、嫌いなものがあることも同じくらい大事だ。
0投稿日: 2016.01.27
powered by ブクログ私はアニメ猫物語の最終回を観て、この本を読みました。戦場ヶ原さんの優しさとか、最後に羽川さんが大泣きするところとか、胸にきました。 失恋で号泣する恋愛というものを、いつかしてみたいものです。私はまだまだガキんちょなので…
0投稿日: 2015.11.09
powered by ブクログ羽川翼が、羽川翼であった理由。 人間なら生じうる、憎しみ、妬みといった感情を切り離し続けた結果、どうなったのか。 虐待とかそういったものから、自分の心を守ろうとするとはどういうことか。
0投稿日: 2015.10.18
powered by ブクログ「つばさタイガー」 虎と猫と委員長。 目を逸らし続けていたものと向き合うお話。 やっと人間らしい、彼女に出会えそうな気がする。
0投稿日: 2015.08.07
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物語シリーズの第四弾にして、七巻目にして、セカンドシーズン第一作目にして、猫物語(黒)とセットの物語。 語りが羽川さんで、このシリーズの羽川さんネタは3作目ということは、ヒロインはガハラさんよりこっちではないでしょうか。 暦と女子の延々と続く会話シーンや破壊的な戦闘シーンがなかったので、物足りなくもありながらあっさりした面白さが味わえました。 意図的にかき分けられているようなので、作者はすごい才能を持っていると思います。 羽川さんの手紙を読んだあたりから涙腺が緩みっぱなしで、暦がかっこよすぎるというツッコみもできず、ラストは一気読みしました。 やっぱりこの作風、疲れるけど好きです。
0投稿日: 2015.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
[ 内容 ] “何でもは知らないけれど、阿良々木くんのことは知っていた。 ”完全無欠の委員長、羽川翼は二学期の初日、一頭の虎に睨まれた―。 それは空しい独白で、届く宛のない告白…「物語」シリーズは今、予測不能の新章に突入する。 [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
0投稿日: 2014.11.05
powered by ブクログ「どうなろうと、全部お前だよ。変わってもお前だ。」 好きも嫌いも、幸せも不幸も、嫉妬も妬みも、笑顔も泣き顔も、今も昔も、全てが私なんだ。 たとえ性格や行動が変わってもそれも私。 何があっても私に変わりはない。 それらを受け入れてくことが何よりも大切。 自分を捨てたらだめ。
0投稿日: 2014.09.23
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化物語シリーズはここまで全部読んだけど、 猫物語白は最高傑作と思います。 翼ちゃんの心の闇が怖くてすごかった。 戦場ヶ原さんかっこよすぎ。 そして阿良々木くんのかっこよさは反則です。(笑)
0投稿日: 2014.09.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初に読んだときは、ストーリーを追うことに必死で、割と適当に流してしまったのですが、改めて読んでみると、一般的かどうかはともかく、壮絶な内面の葛藤と教訓のお話ですねこれ。 人間としてあるべきはずの負の感情をアウトソーシングするという、怪異じみた方法で、とてつもないハイスペックを発揮してきた羽川が、ちゃんといやな自分に向き合うことで人間に戻る話。羽川編の完結話です。 そして、最後の最後しか出てこないくせに、あっさりと嫌な人間になるかもしれない羽川を受け入れてしまう阿良々木さん。さすが主人公。 「いってきます」と「おかえり」の演出はべたですけどいいですよねー 作者は本当に当初は書かないつもりだったのか? この話が無いと、羽川は絶対救われないですね。
2投稿日: 2014.03.14
powered by ブクログ暦視点じゃないなんでなんだかなぁと思いながら読んだのですが、ぶっちゃけ新鮮でとてもよかったです。 主人公がいないときのサブキャラの絡みが見れるなんてなんかお得(笑) 彼が何をしていたのかはおいおい語られるのでしょうが、とりあえずかっこよくピンチに現れてただただかっこよかっただけでしたね。 色々な気持ちを切り離さなければ生きれなかった、羽川のこれまでの人生が重すぎたけど、これからはいいことあればいいなと思います。
1投稿日: 2014.02.20
powered by ブクログアニメの後に読んだのですが、両方しっていると表現の違いがわかって面白いです。 猫に取りつかれ、猫をかぶり、猫を取り込むお話。
0投稿日: 2013.11.27
powered by ブクログ羽川翼・高校3年生2学期初頭・「虎」に出遭う。臥煙伊豆湖登場。 <この本だけだと残る謎> ・暦はどこで何をしていたのか、神原に何を訊きたかったのか ・伊豆湖はエピソードと一緒に何をするつもりだったのか
0投稿日: 2013.11.17
powered by ブクログ『黒』の方で、羽川さんのこれまで語られなかった話は全部語られたので、 『白』って何やるんだ?! と思っていたけれど…新章突入でしたw 今回は羽川&戦場ヶ原メイン。 阿良々木くんは登場の仕方がヒーローすぎるw
1投稿日: 2013.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アニメも始まったことだし、昔立ち読みで途中まで読んでいたものの予習復習を兼ねて読了。 羽川翼が羽川翼でなくなり、羽川翼になるためのものがたり。 西尾さんにしてはストーリーもすんなり負荷なく終わったんじゃないでしょうか。相変わらずの西尾節、読み終えてすぐだと自分の書く文章にも影響が出てる気がする…(笑) 黒と傾は読んだから次は花かな?黒の内容の記憶全然ないのが残念ですが。
0投稿日: 2013.07.28
powered by ブクログ“いい人なんじゃなくって、闇に鈍いだけ。 闇に鈍いだけ。 落第、落第、落第、落第——つまり。 白くて。 白過ぎて。 白無垢で。 白々——しい。 「…………」 ……ただ、授業中の今に関しては、戦場ヶ原さんの教科書の空白に書かれている落書きが気になって、それらの言葉もやや空回りしている感も否めなかったけれど。 全ページにハガレンのイラストが書いてある。 しかも激ウマ。 どんな受験生なんだ、あの子。”[P.121] 君がため、産み落とされたバケモノだ。 “切り崩し続け、もう芯の部分さえ残っていない私の心を、決めました。 もう全てを終わらせようと。 いえ、今になってようやく始めようと、思います。 苛虎のことだけではなく、あなたのことも。 逸らしていた目を正面に向けます。 閉じていた目を開きます。 十八年間眠り続けてきた眠り姫は、もう、目覚めなければなりません。 だからお願いします、ブラック羽川さん。 私の中に。 私の心に、戻ってきてください。 苛虎と一緒に帰ってきてください。 どうか、どうかお願いします。 私の心はあなたの家です。 あなたをひとりにはしませんから、私をひとりにはしないでください。”[P.243]
0投稿日: 2013.07.27
powered by ブクログ暦は裏でなにと闘っていたのか気になるところ。本物で白々しい羽川が初めて自分とむきあう。泣いたことがないといっていたが暦にふられておお泣き。人間味がでてきたね。いいところで登場の暦。心渡を使いこなしてるようで
1投稿日: 2013.07.26
powered by ブクログTVシリーズが始まってしまったので、慌てて読む。偽物語のあとずっと積ん読状態だったのだが、本来黒の方が先だったみたいで、ボツボツ読んで行くことにしよう。本作は羽川翼とブラック羽川が合体してしまって、普通の女の子になってしまう話なのだが、このシリーズの出だしからいくと本来は翼が阿良々木の恋人になるべき流れなのに、何故か戦場ヶ原が恋人なのである。翼がかわいそうで哀れである。しかし、アニメの方も始めからやってくれないかなあ。
0投稿日: 2013.07.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
化物と告白と誕生の話。語り部のバトンは羽川翼へ。臥煙伊豆湖やエピソード、裏で何事か奔走する阿良々木暦たちなど、この『つばさタイガー』自体に直接絡んでこない事件の描写がやたらと多いのは気になって仕方ないが、本筋や今巻登場する怪異、火虎の性質は好き。しかし、もう一つだけ文句を言わせてもらえるならば、ブラック羽川変身時に地の文まで「な」行が「にゃ」に変換されているのは正直読みにくい
0投稿日: 2013.07.08
powered by ブクログ羽川翼が語り部となる、今までのシリーズと大きく違う本作。 バトルシーンはほぼなく、羽川翼の行動と内面の変化を通して真相にたどり着くお話。 本作では、翼が今までの自分に区切りをつけるまでの描写がステキだが、ひたぎの可愛らしい一面が見られるのも大きな魅力。
0投稿日: 2013.07.08
powered by ブクログ委員長視点での猫と虎の物語。うーん、委員長自身が怪異という意味が判った(笑)それにしても、さすがの語呂あわせだけど、ややくどくて飽きる。別視点だと暦がもててるなぁ、まぁ、化物語からほとんどみんなキャラが都合よく変わっているけど。それにしても、シリーズを意識しての伏線が多い^^;
0投稿日: 2013.06.21
powered by ブクログ西尾維新の書く痛々しさがちょっと癖になってきました。 コインランドリーで読んでた。 コインランドリーで一人で泣いてた。
0投稿日: 2013.06.07
powered by ブクログ委員長のその後、時系列もだいぶ後の話。語り部が委員長本人に変わった事が最大の違い。セカンドシーズンに期待を持たせてくれるお話
0投稿日: 2013.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
羽川の語り部。一番それっぽいって言うかこういう語り部はよくいる。意外と普通だなあというのが羽川の語り部の印象。そしてどこか人間離れしているという物語の中での設定だけど、あるいみ羽川がしていることは、猫も言っているけれどみんなしていることで。それがかなり極端なだけだった。だから一番まともじゃない人間の羽川が意外にも一番人間っぽいと感じた。でもこれは怖いと思っていた人がちょっと優しくしてくれただけで実はすっごく優しい人なんだ!と勘違いしてしまう類のものなのかもしれない。 告白シーンがやっぱり印象的だった。結婚を前提にというところが非常に羽川らしい。まあそれくらい好きってことで。ひとことで言うと青春なんだろう。
1投稿日: 2013.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
化物語のシリーズ中、最高作品、と思っています。 何度も読み返しては号泣してしまいました。 羽川さん、初期の頃あまり好きでなかったし、 猫黒でもいまいちと思っていましたが、 ほんと~に、良かったです。 部屋に置いてきた告白手紙はちょっと長くてくどかったけれど、 阿良々木君が助けに来てくれたシーンでの、 羽川さんのしゃべりは、ほんとに泣きです。 ぜひ、これだけでも一読を!!
0投稿日: 2013.05.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
羽川さんの考えてることがわかって、とても新鮮でした。 語り部が猫になると、読みにくい読みにくい。 最後暦君が出てきたところは、めっちゃ興奮した!! おいしいところ全部持っていくよね、暦君は。
1投稿日: 2013.04.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評価:☆5 この巻では語り部が阿良々木くんではなく羽川となっており、羽川の内面を深く深く掘り下げていることもあって既刊とはかなり毛色が違った作品になっている。 まず一つ。戦場ヶ原さん、キャラ変わり過ぎじゃないですか?wいや、これはこれで凄く良いキャラになったと思うけど。「お願いします、羽川さん。私と一緒にシャワーを浴びてください!」って台詞だけ見たら阿良々木くんやで・・・。 羽川と戦場ヶ原の絡みは新鮮で良かった。 羽川のために涙を流す戦場ヶ原さん、昔からは想像もできないけども人間らしくなったなぁ。羽川を支える姿がカッコよすぎる。 後半の羽川の告白に、懺悔に、そして過去・嫉妬・ストレス…全てに向き合い受け入れるという決意に思わず涙が零れた。 阿良々木くんが助けに来たときにはこっちまで感極まってしまった。 無理で無茶だったけど、無駄ではなかった——。 羽川の決意を受け入れ、そして自分の確固たる意志を示す阿良々木くんが最高に決まってた! これはいつものことかもしれないが、言葉遊びもかなり冴えてたように感じる。 尻尾を巻くわけにはいかない。障り猫にはそもそも尻尾がないんだから——。 ブラック羽川も最高だったね。帰る家=羽川の心があると泣きたくなるのは、帰る家が無かった羽川が生み出した怪異だからなのではないだろうか。 羽川と戦場ヶ原はともに同じように阿良々木くんに惹かれたわけですが、その想いを羽川はしっかりと伝えて、受け入れ悲しんだ。全てを受け入れ、羽川翼の物語は始まる。 文句無しの☆5です。
2投稿日: 2013.03.27
powered by ブクログ主人公に何があったのかは現時点ではわからないが、それでもピンチでやはり駆けつけてくれるところはカッコいい。さすが。
1投稿日: 2013.03.13
powered by ブクログ今作からかもしれないが、アララギ暦以外の視点から繰り広げられるセカンドストーリー。その一作目の羽川視点で書かれているテーマが『家族』。 一件綺麗事にように見えるテーマだが綺麗ではない。だが汚くもない。さっぱりとしている深み。 最後の一行は最高の一行であり感動の一行でもあった。
1投稿日: 2013.02.04
powered by ブクログ猫物語がなかったら、物語シリーズ読み続けれてなかったかもしれません。切なくてうまくいかなくて、それでも途中でやめちゃうなんてできないんだよなあ。西尾さんのお話の、ちょっとした現実的なところが好きです。
1投稿日: 2013.01.29
powered by ブクログ後書きによると,ここからがセカンドシーズン。初めて暦ではない人物が語り手となる物語。主に羽川さん。たまに別の羽川さん。つかみ所が無く得体の知れないバサ姉の本質がどんなものであるかがようやくわかる。そして彼女が彼女になる物語。羽川さんが恋敵のひたぎと仲良くできることが常々疑問だったけれど,それは説明されていたけれど,やっぱり心から理解はできなかった。誰かと誰かを同じくらいものすごく好きになるということを私は体験したことがないのかもしれない。別に羽川さんが好きってわけではないし,ひたぎが嫌いってわけでもないけれど,どうしても戦場ヶ原ひたぎがカムアウトしなければ,羽川さんは阿良々木くんと幸せになれた可能性があったのにという気持ちを捨てきれない。まぁきっとなれなかっただろうけれど。 ひたぎは随分と変わったように見えるけれど,これも本来の彼女なのだろうと思った。彼女は常に突拍子もなく,私だったら近くに来ないで欲しいと思う人物だったのだが,今回は随分と共感できる台詞が多かった。 「嫌いなものがあるっていうのは、好きなものがあるっていうのと同じくらい大切なことじゃない」 「闇に鈍いだけだわ。それじゃあ……野生として落第よ」 道理。 俺は頭が悪いにゃんのブラック羽川さん,羽川さんの長い手紙を読むの大変だったのでは。 語り手が羽川さんだったため,暦が持っている歯切れ良いテンポはなく,文章は随分と真面目で知的。暦の文章はどんな絶望的状況であっても不思議と読んでいて楽しいのだが,羽川さんの物語は一本の筋のように最初から最後まで切なくて悲しかった。
1投稿日: 2013.01.09
powered by ブクログ一人称が変わると、雰囲気も大きく変わる。この変化はよかった。 アララギ君のあの登場は、かっこよすぎる。
1投稿日: 2013.01.04
powered by ブクログ優等生羽川翼の自己再構成物語。あの人離れしたところが良かったのでちょっと残念。 黒後半の言葉遊びは行き過ぎだ。言葉で遊ぶならその力も信じるべきだ。 それから、ブラックタイガーはウシエビ。クルマエビ科ではあるが車海老の異名ではない。トラウマ(trauma)という言葉が無かった時代の虎午の引っ掛け程度なら出来が悪いと見逃すこともできるが、事実改竄はよくない。編集者もこの程度は即気づくべき。嘘を使っていいなら言葉遊びなんて成り立たない。今までのも無知の無知と疑ってしまうようながっかりした引用だった。
0投稿日: 2012.12.30
powered by ブクログねこねこにゃんにゃん。 羽川にゃんにゃん。 まさかの羽川視点。 これ。 さすが物語シリーズ2部。 展開がこれまでとちょっと違います。 この後の話ともつながるストーリー展開。 そして羽川さんの前に現れる虎。 今回も見所満載。 …と思いきやん。 どうも羽川さんの悩む部分が多くて。 やっぱ軽快なやりとりの阿良々木さんにはかないませんね。 とにかく。 まよりちゃんの話を早く読まなきゃ!
0投稿日: 2012.12.05
powered by ブクログいままでよりもなんか社会的なメッセージがあると思った。作者が意図したのかはわからない。羽川があんな風なのは間違いなく家庭環境が影響している。いままではなかなか現実味が無い怪異の原因だったしかし、今回は家庭環境っていういままでに無い理由である。そういう意味では考えさせられる内容である。
1投稿日: 2012.11.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み順は、猫物語 黒→白の順番です。 「黒」は、兄弟の掛け合い部分が全体の4分の1を占める。 “かーかーかー”といえば“きーきーきー”といってくれるような兄弟関係ナイスb 「白」は、ギャグ部分は羽川と戦場ヶ原の掛け合いなんですが・・・やっぱ二人とも知的(?)なボケをかますし、あと、テンポもちょっと遅いかなってことで個人的にはもう一声。というか「白」の大部分は、次巻のあおりみたいなもんでした。最後のほうだけ本筋メインになってなんか最後数十ページだけ、あれ?なんでいきなり重い話になるかな~・・・と思って読んでましたが・・・。 あとがきによると、「白」から化物語シリーズ新章絶賛突入のようです。 とりあえず、続きが早く読みたい!!
0投稿日: 2012.11.15
powered by ブクログ読み順は、猫物語 黒→白の順番です。 「黒」は、兄弟の掛け合い部分が全体の4分の1を占める。 “かーかーかー”といえば“きーきーきー”といってくれるような兄弟関係ナイスb 「白」は、ギャグ部分は羽川と戦場ヶ原の掛け合いなんですが・・・やっぱ二人とも知的(?)なボケをかますし、あと、テンポもちょっと遅いかなってことで個人的にはもう一声。というか「白」の大部分は、次巻のあおりみたいなもんでした。最後のほうだけ本筋メインになってなんか最後数十ページだけ、あれ?なんでいきなり重い話になるかな〜・・・と思って読んでましたが・・・。 あとがきによると、「白」から化物語シリーズ新章絶賛突入のようです。 とりあえず、続きが早く読みたい!!
0投稿日: 2012.11.01
powered by ブクログ物語としては、テーマも深いし、主人公ほぼ不在を感じさせないしっかりした作りでしたけど、会話劇となるとやはり若干の物足りなさを覚えました。 それでもひたぎさんがいっぱい出てきたのは、素直に嬉しい。
0投稿日: 2012.10.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
羽川さんの手を引いて物陰に連れて行く戦場ヶ原さん、蕩れ。 二人の間に入りたい。美少女に挟まれて、右を見てうっとり、左を見てもうっとりしたい。虎耳が生えていないかさりげなく確認する羽川さん、もぐもぐしながら、『なるほどなるほど』と言う戦場ヶ原さん、『しゃきーん』と言いながら中国拳法の構えをとる戦場ヶ原さん、が最高に良かった。それと何より、阿良々木くんの登場シーンがかっこよすぎる。少しほろりときたよ。
1投稿日: 2012.10.06
powered by ブクログ☆☆$$中々面白かった。$$期待通りのシリーズで、一気に読めた。$$ネクストステージとしては良いと思う。次作に期待。
0投稿日: 2012.09.23
powered by ブクログ「おかえり」と伝えたくなる物語。 猫物語(黒)に続く(白)かと思ったら、単なる続編じゃなかった。 語り部は羽川翼。 羽川翼が自分に向き合っていく物語。 戦場ヶ原さんの登場シーンが多くて楽しい。 アニメ化したら楽しいシーンがいっぱいw 羽川さんが自分に向き合っていく姿が痛い、切ない、哀しい。 忍野メメが警戒していた理由にも大いに納得する。 阿良々木暦への想いを語るシーンに吸い込まれていく。 がんばれにゃんと応援したくなる戦いもある。 この巻からセカンドシーズンに入ったみたい。 軽さの中に深さがある物語。 全巻読もう。 この物語を。
2投稿日: 2012.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
語り手が羽川さんだと、当然だけれど随分各キャラの印象が変わる。 ストーリーだけじゃなくそういう部分でも楽しめる作品でした。
0投稿日: 2012.08.28
powered by ブクログ阿良々木は裏でなにと戦っていたのか。 最後の最後で格好よく現れる阿良々木に惚れる。変態だけど。 ブラック羽川に宛てた手紙にこそ、羽川の物語が表していると思った。 嫉妬で家が燃えるなんて、ある意味いい迷惑だと思うけど、自分の家も家族も持たない羽川からしたら、至極まっとうなことだろう。 阿良々木の親については今まであまり語られていなかったけど、職業が警察官だと知り、びっくりした。 しかし阿良々木は自分探しの旅、失踪が多いな。 やっと羽川は人間らしくなれたと思う。
0投稿日: 2012.08.24
powered by ブクログ羽川さんが さらに魅力的になってしまった。 前作もそーでしたが月火ちゃんが恋心語ってるのがなんとも良い。 なんとゆー中学生。
1投稿日: 2012.08.14
powered by ブクログつばさタイガー 阿良々木くん出てこないなーと思ったら、すげーいいところで出てきた、、かっこよすぎるぜ 「そんなことねーぞ、羽川」 「何も言わなくても助けてくれるからって、何も言わなくてもいいということにはならないと思うのよ」
2投稿日: 2012.08.12
powered by ブクログ前回とは変わって、なんだかすごく考えてしまった…。 うん。 ひたぎちゃんがやっぱりすごく綺麗だ。
1投稿日: 2012.07.29
powered by ブクログ羽川さん目線の話 いわく、ガッカリさせるわたしの中身 自分が完璧な理由は 辛さや嫉妬やなんやかんやから目を完璧に逸らしていたから それが怪異となってあらわれる 切なくてちょっと泣けた あららぎくんかっこいい 人間味が出た羽川さん 化物語シリーズは誰も死なないかわりに 徹底的にキャラが変わっていく気がする(容姿ともども) でも変わらない、っていってたから 本質的なものは変わってないんだろうな~ いろいろ深くておもしろかった。 がんばってしあわせになってほしい羽川さん><
2投稿日: 2012.07.28
powered by ブクログ今までが補完するような形の物語であったが、猫物語(白)からはそこから進んだお話。 語り手が羽川になり、「すごい」「つよい」「こわい」とシリーズを重ねてくうちに移り変わっていった羽川のイメージが「おもしろかわいい」へ。 映像化とかされてないけれど、CVの堀江由衣さんの声で脳内再生余裕でした。 以前の作中でも「更生された」という戦場ヶ原もこの巻で初めて更生後で登場。 直接暦と対面してる描写は無いが、だいぶ丸くなってるね。 神原のあの性格の元凶になっている部分も垣間見えるがw 怪異よりも怪異らしかった羽川が一人の女の子として第一歩を踏み出した。 一区切りしたとはいえ、今後も暦相手にあれこれするんだろうなぁ・・・
1投稿日: 2012.07.08
powered by ブクログ私的には委員長ちゃんとしてしか存在しえなかった委員長ちゃんというキャラが、初めて羽川翼ちゃんになったなぁという感じ。よもやこのシリーズで目頭を熱くすることになろうとは、著者には失礼ながら思ってもおりませんでした。(って著者にも初めそんな物語にするつもりはなかったのか。)
1投稿日: 2012.07.03
powered by ブクログこのシリーズはレビューを書くのが難しいけどこの(白)に関してはシリーズでいちばん読みごたえのあるものじゃないのかなという予感はある。とりあえずそれだけ。
0投稿日: 2012.06.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
羽川語りの一人称。阿良々木語りよりも余程読み易かったのは、途中で雑談が入って来なかったからだろうか。最後のプロポーズに感動した。戯言シリーズ内にもプロポーズシーンがあったけど、こちらの方がよっぽどグッと来たな。
1投稿日: 2012.06.28
powered by ブクログ羽川の心の葛藤が書かれていて深い内容だなと思った しかし面白いかと聞かれたらそんなことはないのでこの評価
0投稿日: 2012.06.06
powered by ブクログ化け物語シリーズ セカンドシーズンのトップを切ったこの話。 主人公は委員長中の委員長、羽川さん なんと!ここからは、語りがアララギくんじゃないのだ(驚 しがたって、妹たちとの絶妙なグダグダもなしw そのぶん話はサクサク進みます(笑) ある日突然羽川さんが出あったのは巨大な虎の怪異。 その正体は・・・?? ブラック羽川の健気さが泣ける。 そしてラストに美味しいところを持っていくアララギくん 格好よすぎw それにしてもガハラさん クール&ビューティの影形もない(笑)
1投稿日: 2012.06.04
powered by ブクログやっとおわった! 羽川ちゃんで2巻はながいよー やっと傾物語に入れます(*´∀`*) 待っててね、真宵ちゃん♥
0投稿日: 2012.05.19
powered by ブクログ物語シリーズセカンドシーズンの始まりにして、その方向性を決定した作品。 シリーズの大きな特徴である会話劇は全然ないけど、文句なく(現在のところ)シリーズの最高傑作に推したい。 セカンドシーズンは各キャラクターに焦点を合わせることで、それぞれを魅力的に再描写している。 それがファーストシーズンを踏まえたものになっているのが素晴らしい点だと思うし、本作はその代表的なものだと言えよう。 羽川翼があがきながら困難に立ち向かい、戦場ヶ原ひたぎがそれを助ける光景はシリーズファンなら感じ入るところがあると思う。
0投稿日: 2012.05.14
powered by ブクログ羽川視点の話。 シリーズ後半戦ってやつです。 記述トリックとかあってちょっと楽しいけれど、阿良々木くん視点ほどふざけていないので、相当にシリアスな感じですね。 後半なんか、禁書目録のシリーズを彷彿とさせるような盛り上がりっぷりでした。 阿良々木くんがえらいかっこいいのは羽川視点だからでしょうかね?(^^; なんであれ、酷くて、いい話でした。
0投稿日: 2012.05.14
powered by ブクログ羽川視点の猫物語白 とりまガハラさんはキャラ変わりすぎでしょw 「虎って。虎って。虎って!」って そしてブラック羽川は・・・語るまでもない ただ52章までに何をしてたかは気になるトコロかな あとは羽川視点だけあってラストのアララギくんがカッコよすぎてヤバイ まぁ誰の視点だろうとカッコいいんだろうけど
0投稿日: 2012.05.10
powered by ブクログ「黒」を読んだ後だからこそ理解できる内容だった。 羽川さんの違和感がやっとなくなって、普通の人っぽくなった。 それにしても、主人公!!ラストしか登場していないのに存在感すごい。
0投稿日: 2012.05.09
powered by ブクログ完全無欠の委員長、羽川翼は、二学期の初日、一頭の虎に睨まれた――。 それは虚しい独白で、届く宛のない告白……。 アニメ化で人気沸騰の「化物語」シリーズ最新作。 本作から、シリーズは新章へと突入する! タイトル上では、7月末に刊行された「猫物語 黒」と 対をなすような体裁になっているが、 あとがきやその他の場所で西尾維新本人がさんざん言っているとおり 本作は「猫物語 黒」とは対をなす内容ではない。 羽川翼の物語であるという共通点はあるが、 共通しているところはそのくらいのものである。 本作では、語り部を羽川本人が務めていたり、 また、時系列的にも最新のものになっていたりと 完全に「新しい物語」という印象が強い。 だがもちろん、内容的にはこれまでの物語と地続きであり、 むしろ以前からの内容を知っていないと楽しめないと思われるので 相変わらず読者を選ぶタイプの小説ではある。 それを前提とした上での話ではあるが、 本作はキャラ萌え小説として、そしてビルドゥングスロマンとして、 なかなかに優れた小説であったと思う。 まず、本作では久々に、メインキャラがほぼ全員登場する。 戦場ヶ原や神原などはかなり久しぶりの登場だ。 八九寺、忍、火憐や月火などもやはり登場し、 そして彼女たち全員に多少なりともセリフを発する場面がちゃんとある。 本シリーズを追いかけている人は同意していただけると思うが、 これだけでシリーズのファンとしては結構満足感が得られるのである。 キャラ萌え小説としての性質が強い西尾維新作品ならではであるが、 読者が満足できるのならそれで良いではないか。 そして、その「キャラ萌え小説」という前提があった上での話だが、 本作は羽川翼の成長物語、あるいは再生物語として かなりよくできたストーリーだったと思う。 これまで、暦や忍野メメ、戦場ヶ原などから 様々な言葉で評されてきた羽川のパーソナリティ。 それが元でいくつかの事件も起こってきたのだが、 これまでは対症療法的な解決法でその場しのぎをしてきたにすぎず 根本的な解決には至っていなかった。 ところが本作では、羽川自身が語り部を務めることで、 羽川の特異性の原因をはっきりと見据え、 乗り越えることに成功しているのである。 ここまでのストーリーを知っている読者ならば 後半の展開には少なからず感動させられることだろう。 そしてどこか不気味で愛着を抱きにくかった羽川というキャラも、 少し違って見えるようになるのではないだろうか。 新章のトップを飾る作品として申し分のない出来。 西尾維新はたまにこういう傑作を出してくるから侮れないのだ。 今後も五作品の刊行が予告されているが、 それが多少は楽しみになってきた。 シリーズのファンなら必読の一冊かと。
0投稿日: 2012.05.07
powered by ブクログ羽川翼 or ブラック羽川が語り部の物語です。翼が無意識のうちに抑圧していたストレス、それが原因で発生した怪異を退治するお話です。戦場ヶ原ひたぎさんとの民倉荘での会話に腹を抱えて笑ってしまいました。正直、怪異と戦うシーンよりも、ああいう言葉遊びの部分が好きです。でもラストの阿良々木くんの登場シーンはかっこよすぎです。
0投稿日: 2012.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なかなかに読み応えあり。いつもの暦がぐだぐだいくってかんじではなくてそれなりに展開のある物語だった。語り手がちがうというのもマル。いっきに読んでしまった。
0投稿日: 2012.05.05
powered by ブクログ見ねば見ねばと思っててようやく見た化物語で眼鏡っ娘羽川さんがんまー可愛いのでそこからシリーズを辿る企み。まずは白黒。 勘違いして猫黒の方を後に読んだのだけど順番を間違ったとは思っていない。猫黒は読むと失速する。キャラ萌え的な意味で。具体的には、その巻のヒロインなのに後半から登場するどころか、巻の前半分は兄妹がいちゃつく話でその上本題に入ったら入ったで精神的な異常性を強調されてキモい子扱いされる眼鏡っ娘という切ないものを見ることに。 ヶ原さんやマララギさんが高水準の要求をするから異常に見えるだけであって聖人羽川は割とノーマルの範疇であると主張したい。溜めて溜めてたまに爆発する子ということでいいじゃない。 白のほうはもう、なんだ、羽川さん可愛いで良しとしないか。それで良ぐねえか。久しぶりにキャラ萌えが理由で本読んでるんだしもうそれでいいじゃないですか。
0投稿日: 2012.04.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
キングオブ委員長、羽川さんのお話。 彼女の語りと主観で進行するワケだけど、 語り口から文法に至るまで、彼女主観であるコトの説得力が凄い。 囮物語も然り、ですね。 語彙の豊富さや、言語感覚に注視されがちな作者の、 作家としての凄みを色々と感じた作品。
0投稿日: 2012.04.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
良い話や、泣けたし。青春だね。それぞれのキャラが個性を発し、演じきったというか突っ走ったというのかな。羽川さんにはなかなか感情移入しちゃったしねえ。戦場ヶ原さんとのやり取りも楽しかったし。とどめはラストのブラック羽川と阿良々木君のカッコいいこと、この上ない。なにその登場シーン。アニメでもそこまでやらないよ。でもって、羽川さんの告白まで涙ボロボロ。今までになく楽しませてもらった。これまでのシリーズでは傷物語とどっちを選ぼうか、甲乙つけがたし。
0投稿日: 2012.03.30
powered by ブクログ今回は初めてアララギくん以外の一人称で描かれた物語。 最後の最後に現れた彼は、めちゃくちゃかっこいいです。変態なのに。
0投稿日: 2012.03.14
powered by ブクログ化物語シリーズのセカンドシーズンの幕開け。 阿良々木暦ではなく、羽川翼の語りでの物語。 何でもは知らなくて、知ってることだけ知っている羽川翼。 阿良々木暦からすれば完璧な人間である羽川翼。 シリーズを通して完璧な存在として描かれているのだが、 どうにも好きになれなかった、というよりも存在を 気持ち悪いと思ってしまっていた。 その理由が、この「猫(白)」にて明かされる。 明かされはするのだけれども、それでも羽川翼という キャラクターはあまり好きにはなれなそう。 それでも、ひたぎさんとの絡みのシーンはいろんな意味で好き。
0投稿日: 2012.03.07
powered by ブクログ傷物語を読んだ辺りから羽川萌えなんですが とても良かったです! 何でもは知らなくて知っていることだけ知っている羽川にこんな裏側があろうとは… 阿良々木くんとの恋愛事情は切ないですが、今巻も西尾先生に感服しました! 物語シリーズに関心がある人に是非とも読んで頂きたい一冊です!
0投稿日: 2012.03.05
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つばさタイガー。 暦が留守にしていた二学期始めの苛虎の物語。 羽川は通学途中に虎に会う。その後、家が全焼する。学習塾跡で野宿するが、戦場ヶ原に泣かれ、彼女の家に泊まる。そして、学習塾跡が全焼したことを知る。次に戦場ヶ原の策で暦の家に泊まる。暦の家からの通学途中に臥煙伊豆湖と出会い、「苛虎」と名付けることを予言される。 羽川は気づく、自分の心から切り離したものが、ストレス=ブラック羽川、嫉妬=苛虎であると。そして、ブラック羽川と苛虎を受け入れる決心をする。 だが、苛虎は言うことを聞かず、ピンチのところに暦が現れる。 そして、羽川は暦に告白し、振られ、大声で泣くことができた。 火車=クルマ(エビ)=(ブラック)タイガーって無理ありすぎ。
0投稿日: 2012.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みました。 後半はなぜか、ずっと泣きながら。 障り猫がけなげだと感じました。 助けて、って言えない羽川が初めて、助けてって言えたことに感動。 あんな家庭事情では、助けてなんて言えないよね・・・ 暦さんがかっこよかったです。
0投稿日: 2012.02.21
powered by ブクログ過去からの設定や世界観を把握している、っていう前提条件はあるものの、今までのシリーズ作品の中では最高の出来じゃないかと思いました。例えば、雑談パートの面白さは個人的にはシリーズ作品に共通する魅力だと思ってるけど、同時に批判をされる点でもあるわけで…。だけど、今作は雑談パートが少なく、また事件の解決にミステリー小説のような驚きがあったところも良かったと思います。 今までの作品が主役である阿良々木君の語りで展開されてきたのに対し、今作では委員長の中の委員長こと羽川さんが語り部となり、これまで小出しにしかされなかった自身の過去や感情を徹底的に暴くというストーリーになっています。読んでいて本当に痛々しくて、事件が終わってからの世界も100%幸せなものではなかったけど、それでも新しい世界を歩き出した羽川さんの姿はとても美しかったと思うし、胸が熱くなりました。 個人的には、傷物語でツンデレからツンドロへと変わってしまった戦場ヶ原さんがとても可愛らしく温かみのある女の子になっていたのが読んでて嬉しかった。そんな戦場ヶ原さんと羽川さんのやりとりの楽しさも今作の良かった点として挙げたいと思います。
0投稿日: 2012.02.13
powered by ブクログ羽川の、羽川による、羽川のための物語。 すごく痛い。 すごく暖かい。 楽しい場面はほぼなかったんじゃないかな? ただすごくいい話。
0投稿日: 2012.02.06
powered by ブクログ随分と長い間、放置していた。前作猫物語(黒)で少々、読む気がなくなってしまった。 結果的にセカンドシーズンがすべて発刊されてから読むことになろうとは自分も予想していなかった。
0投稿日: 2012.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
偽物語のアニメ開始でまた物語シリーズを読み返してたわけだけど、やっぱ猫物語(白)はシリーズの中で1番面白かったって改めて思った… 羽川さんメインで、その完璧さ危うさの原因が語られる。 ここまではなかなか感情移入ができなかったのは羽川さん自身に人間味がなかったからだったのかと。それを取り戻した羽川さんの魅力ったら半端じゃない((((;゜Д゜))) 本心をなかなか表にださないキャラが本心を出したときってのはとにかく熱いな!とらドラのみのりんを思い出した(。-_-。)声優さんも同じだし この巻はほどよくダラダラしてて、言葉遊びも健在で、西尾維新の魅力満載だったと思う。満点の一冊だった!
0投稿日: 2012.01.22
powered by ブクログシリーズ初、暦視点ではなく羽川視点で進行する物語。ここまでのシリーズを読んできたからこそ、終盤に溢れ出る羽川の本音が胸に染みて心震えました。
0投稿日: 2012.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
☆3.6くらいかなー。羽川よく頑張ったじゃん、なんて上から目線で思ってみたり。カコ、苛虎、ね。なるほど。切り離してきた自分の心かー。人に嫌われているということを受け入れるのは辛いよね。勇気がいるよ。まして親ならなおさら。 そしてアララギ先輩かっこいいっす!
0投稿日: 2012.01.06
powered by ブクログある意味吸血鬼もどきよりも人間らしくない彼女が人間になる物語。羽川翼視点の話だけど、とりあえず阿良々木の登場がどんぴしゃ過ぎてカッコイイ。あと、花物語もそうだけれど、広げた風呂敷を畳んでいくようで少し寂しい。
0投稿日: 2011.12.18
powered by ブクログ「物語」シリーズはまだこの巻までしか読み終えていないのだけど、この第懇話が一番好きです!というか羽川翼が好きになりました、「化」を抜いて(アニメしか観ていない)猫白まで読んだ上で、だけど。 まず、私は西尾さんの作品に触れるのはこのシリーズがほとんど始めて。だからこの作者ならではの独特な文・会話の組み上げ方は非常に魅力的でした。 しかしこの話では一人称がアララギではないせいか、表現もこれまでより大人し目で、それが逆に新鮮でした。でも出てくるキャラはいつもの顔ぶれ、これまでと違う視点を通して見る彼らもいつもより淡泊。そんなどこか淡々とした語り口がまずツボにはまった! が、そんな雰囲気も巻終盤になると一変します。羽川がブラック宛てに書いた手紙のドロドロっぷり、想いを託されたブラック羽川が虎と対峙してタンカを切って。この展開の中で、羽川がこれまで溜めこんできた思いのたけをぶちまける、ここがたまらなく好き! 自分が切り離してきた感情と向かい合うって、ありきたりかも知れないけどやっぱりカタルシスを感じます。 アニメの化物語ではチラチラ画面に映る主人公のクラスメイト+優等生程度の役割。つばさキャットで若干肉付けされたかも知れませんが、あれも忍を使って、問答無用で終わらせてた。化鬼偽猫(黒)ときて、ここまで羽川翼にスポットが当てられた事はなかった。なにせ本人が語り手となってますからねw そしてそのせいか?シリーズ中もっとも共感できる、人間臭さを感じる彼女に惹かれたわけです。 話中に出てきた、アララギが取り組んでいた怪異も気になります。おそらく次巻以降の伏線なのでしょう、そのエピソードにも期待したいと思います。
0投稿日: 2011.12.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
物語シリーズの主人公『阿良々木暦』からヒロイン『羽川翼』に視点が移動すると、登場人物が全く違って見える。自身を普通だと語る暦はHEROに、ひたぎは優しくも手厳しい友人に、駿河は失礼な後輩に。特に暦は自分が一番自分のことを分かってないんじゃないの? ってくらい翼視点でギャップが出ます。 かっこよすぎだろHERO! 自分より他人の方が自分のことを分かっていることもある。 〝何でもは知らないけれど、阿良々木くんのことは知っていた〟——翼はそう語るけど、それは翼に関しても言えること。暦がひたぎがメメが気づいていた翼の闇に翼が真に向き合うことになる話です。
0投稿日: 2011.12.13
powered by ブクログ羽川翼は2学期初日に虎に睨まれた。過去と向き合うお話。 羽川さん語りなので、阿良々木くんのぐだぐだ感(良いとこでもあるけど)がないのがよかった。ご主人思いの猫も好きだ。 阿良々木くんはところで何をしていたのだ?
0投稿日: 2011.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
遊びページも少なく堪能できました。 久しぶりのひたぎさんの登場などもポイント。 次回作への伏線(と言うか番宣)貼り過ぎな面は否めませんが、 なかなか楽しめる1冊となりました。
0投稿日: 2011.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
羽川目線で見ると、阿羅々木くんってこんなに格好良く見えるんだ・・と思った本。 自分を騙し騙し生きてることって確かにあると思う。
0投稿日: 2011.09.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こっちは良かった。 今の自分に共感できるところがあるからだろうけど。 自分の本音隠して、捨てて、聖人みたいになったって、自分味は無くて。白々しい。…って上手いなぁ言葉使いが。 羽川とひたぎのイチャイチャぶりが萌えた。 あと、ひたぎちゃんが怒るとこ。 「あなた、私の料理食べて美味しかっただなんてよく言えたわね。」 ひたぎちゃんは知れば知るほど、好きになっていくキャラクターだなぁ。ツンデレはめんどくさくて投げ出したくなるけど、今のひたぎちゃんはストレートな感情表現が可愛いし、傍若無人にふるまいながらも一生懸命友達のこと考えて動いていて素敵だ。
0投稿日: 2011.09.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いつもどおり言葉遊びに笑った。 物語の内容には感動。 とくに終盤は涙が出そうになった。 友人がシリーズで一番好きということに激しく同意。 なんか、感情は切り離すことで、世界を達観して見ることができるけど、 人として感情的になれないことがさみしいことであると実感した。 俺ももっと人間らしく負の感情や過去を抱え込まないと。 って、俺には問題ないか。
0投稿日: 2011.09.16
powered by ブクログ2011.9.15 翼とヶ原さんが凄く仲良しになってる様子が描かれていて微笑ましかったです。翼もようやく一人の女の子としての一歩を踏み出した物語でした。
0投稿日: 2011.09.15
powered by ブクログいや、ぐっ、でも、しかし、はねか…ひたぎさんがいいな 化物語の羽川しか知らなかった自分に向けて見事にホームランを打たれてしまった。 天然(?)委員長キャラだった羽川が本当の強さを見せてくれて、虎の理由もわかって、羽川はいい子だなあ。 他のキャラにもこういうストーリーがある(のだろうまだ読んで無い)からひたぎさんの座も危う、くはないなぜか自信がある。 神原も好きなのだけれど花はいまいち不評みたい。うおおしかし読みたい!
0投稿日: 2011.09.13
