
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「僕」が作り上げた虚構の世界と小説のなかの現実がないまぜになって、ノロノロと進んでいくストーリー。展開がまだるっこしい事が多く、ある意味リアリティがあるとも言える。過去と今をゆきつ戻りつする展開にイライラしつつも最後まで読み切ってしまったのは、著者の卓越した表現力があったからかもしれない。 結局は、偽札=鳩が紛れ込んだせいで、主人公は遺産を無駄にしてしまったという話。悪の組織の倉田健次郎は何のために偽札を作り、紛れ込ませたのか?悪がのさばるのに間接的に加担してしまった主人公にモヤモヤする。
0投稿日: 2025.12.31
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途中までは場面を整理するのに精一杯で内容を理解するのが難しい作品でした。 改めて本書の構成を考えてみると、作中の出来事は主人公の実体験と仮説が混在して描かれており、その斬新さに魅力を感じました。 主人公の筋書きを事実が追い越す瞬間は、この作者の技術が光っていると思いました。 冗長な展開が長く続くため読了にかなりの時間を要しましたが、読んでよかったと思えた作品です。 ピーターパンの引用、心の中の小さな箱、には、自分の人生に重ねて考えてしまいました。
0投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ上巻でも書いたが、とにかく回りくどい。 それによって、明かされる真実や伏線回収も驚きに欠けてしまう。 まさにそんな構造を駆使して逆に謎を深めている様に感じた。 事実は小説よりも奇なり・・・・なのか?
1投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログ愚かなことに、ずっと「鳩の上撃退法」というタイトルの本だと思っていたが、ある日、「鳩の撃退法(上下)」だということに気づいた。正しいタイトルがわかったところで、何の話なのか全く想像がつかなかった。読んでみて、下巻の途中で初めてわかった。 伏線が張り巡らされ、ストーリーが複雑に絡み合っていて(読者の前に最初に投げ出される謎だけでも何個あるだろうか、というくらい)、途中から読む手が止められなくなるくらい、物語の推進力がある。 要は面白い本だったのだけど…とにかく語り手たる主人公がいけすかない。主人公の周りの人の発言を読むに、いけすかない人物として扱われているのが明白なので、あえてこういう人物像にしたのはわかる。だけど、ストーリーが面白いのに、主人公がウザすぎて途中で読むのをやめたくなったくらいなので、もうちょっと普通の人でもよかったかな。。。
1投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログ上巻からの続き。上巻だけでやめればよいものを、結局結末が知りたくなり下巻も完読してしまった。でも後に何も残らないし、読むのに時間がかかる(伏線回収があるので戻って読むから)。これってやっぱり好きってことなのか?
1投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログ上巻より下巻の方が何かが見えてきて読みやすい。なるほどっと思ったら、あれっ津田の現実の情報?小説の妄想?ってなる。 分かったようで遠ざかる不思議。
2投稿日: 2024.12.07
powered by ブクログ真実と虚構が入り乱れ(というか全て作者の虚構と言ってしまえばおしまいなのだが)、作者に、津田にあちこち振り回され続けました。 面白いのか面白く無いかでいうと、この読後感は味わったことのないものなので、面白いといえます。 だけど、人に勧めるのは難しいな。
1投稿日: 2024.11.27
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最初から最後までず〜〜〜〜〜っと振り回された。 えっ主人公はこっちなの?あっちなの?とか、あれあの時のお金はこうで、とか、津田の勝手な勘違いにこっちまでつられて余計な遠回りをしたりだとか、床屋のまえだをはじめとする登場人物たちのペースに緩急つけられたりだとか。 正直、途中まで、なんなら上巻を飲み終わっても面白いとは思えなかった。いや、面白いとは思っていたのかもしれないけれど、それを上回る「振り回されている不快感」に近いものがあったのだ。 下巻を読み終わって、正確には読み終わる数ページ前でやっと、「ああ、面白い本だ」とやっと認めることができた。
0投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログなんとなく読みづらくて、物語に入っていきにくく、なかなか進まなかった…。 佐藤正午さんって、だいぶ久しぶりに読んだけど、こんな感じの文章だったかな? 下巻の半ばで、大金が寄付されていたことが判明したあたりから、ちょっと面白くなって、そのあとは割とサクサク読めた。 ピーターパンの本が回り回って戻ってくるところとか、偽札の行方とかは、なかなか面白い。 でも、津田の創作(想像)と現実(おそらく)が混ざって、何がどうなっているのか、わかりづらい。 あと津田の人間性がクズで、共感できる登場人物もおらず、私としてはあまり好きになれなかった。
2投稿日: 2024.08.22
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メタ視点から言及しまくる構造が非常に面白かった ただ長かったからスカッと終わってくれてもよかったかなとはちょっと思った 取りこぼしているだけかもしれないが謎が多く残った ・偽札の作成理由は?本来はどう使おうとしていた? ・雪の日の晩のスピンでのやり取りは真実?創作? ・晴山青年と一緒に発見された死体は誰? ・本通り裏の連中ってなんだったんだ? 釣りに農作物に健全な組織だった? 子供を保護している団体との関係は? 津田の嘘が入っていても文句が言えないから考察しきるのは厳しいかも
0投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ一体何を読んだんだ? 主人公の実体験を書く小説、を書く主人公をリアルタイムで追いながら書かれた小説みたいなテイが取られていて、主人公が知り得ない情報は主人公の想像で補われ、作中描写のどこまでが実際にあったことでどこまでが主人公の想像によって補われたことなのかややこしい。そのことがマジックレアリスム的な読み心地を生んでいるのは魅力と感じた。糸井重里の「こんなのが書けたら嬉しいだろうなあ」というコピーがついていたというが、なるほど確かに書いている本人は嬉しだろうなあと思う。でもそれがそのまま読者の楽しさにつながるかというとハテナ。まちがいなくスゴい作品ではある。
0投稿日: 2024.07.25
powered by ブクログ身の上話がとても面白かったので、読んでみました。 あらすじも知らず読み始めたので、 暗闇の中をて探りて進むような感じがありました。登場人物同士の、会話のやり取りや、言葉の使い方がいちいち面白くて、時々吹き出しながらながら読みました。 とっても好きです。
0投稿日: 2024.07.19
powered by ブクログ1人称と3人称が混在する、不思議なスタイル。 理解が追いつかない作品で読者の読解力が試されている感覚に陥る。。
0投稿日: 2024.05.27
powered by ブクログやっとおわった 疲れた 途中で早く次の本に行きたくて惰性で読んでました こんなに長くなくても半分もしくはそれ以下でも終わりそうな小説ではないかと思うほど無駄な文章がありすぎてほんと疲れた 映画でみたらさっと終わりそう
1投稿日: 2024.05.17
powered by ブクログ三歩進んで二歩下がるんじゃなくて、三歩下がって、また別の方向に進むみたいな小説だった。 主人公に全く共感できない小説も珍しい。 だるーい感じだけど、他のも読んでみたくなった。
0投稿日: 2024.04.28
powered by ブクログひえー面白かった。このメタな物語世界に完全に飲み込まれてなにが事実(小説の中の)でなにが小説(小説の中の)なのかが渾然一体となるのを最高に楽しんだ。言ってみればずるいんだけど、とても技巧的でもある。類を見ない構造でめちゃくちゃ面白かった。時系列も視点も作中の事実も創作もさまざまな伏線と共にかなり激しく移り変わるので、答え合わせに今すぐ再読したいほど。なにひとつスッキリしないんだけど読後感は悪くないし、強い余韻を残した。作中で誰かに用いさせた表現をその後主人公がしつこく使うあたりがなんか好きだった。あと、登場人物が誰かの喋り方をそれつまんないですよ、とか評するのがなんだかが印象的だった。ところで津田伸一はマウスを左って左利きなのか?
0投稿日: 2024.04.08
powered by ブクログ上巻をやっとこさ読み終わったところで、少し見えてきたこの作品の魅力。下巻はまた四苦八苦(苦しいわけではないのだが!笑)で読み終えたが、うまくまとめる言葉を見つけることができないまま、しばらく心の中で温存・反芻しているうちに、まったく感想を書くことができなくなってしまった稀有な作品。
0投稿日: 2024.03.16
powered by ブクログこの年はうるう年だったんだ なんて思ってたら あら不思議今年もうるう年だ どこでオリンピックが開催されたのかな~~?
0投稿日: 2024.02.17
powered by ブクログ時間的になかなかじっくり読むことは出来なかったが、作りが面白かった。登場人物に共感するということはなかったけれど、主人公をちょっと離れた所から見ている感じだったかな?
0投稿日: 2024.02.10
powered by ブクログ⚫︎受け取ったメッセージ のちに直木賞作家になる著者が描く、 元直木賞作家の作品内で起こった現実から生み出された、どこまで現実か虚構かわからないメタのメタ構造。 人は大なり小なり 現実の断片を繋ぎ合わせて 現実の世界を自分の都合のいいように切り取り、 繋げ、何かを信じ、それがその通りになったり、ならなかったりして一喜一憂する。 そこをエンタメ小説で書き上げる筆力に脱帽。 ⚫︎あらすじ(本概要より転載) ―このままじゃおれたちはやばい、ラストに相当やばい場面が待っているかもしれない。だけど厳密にやばいのはあんただ。わからないか。夜汽車に乗って旅立つ時だよ。身を潜めて小説の下書きを進める津田伸一は、退職金をいきなり手渡された。ついに“あのひと”が現れたのか?忽然と姿を消した家族、郵便局員の失踪、うごめく裏社会、疑惑の大金…多くのひとの運命を狂わせた、たった一日の物語が浮かびあがる。数多の作家をも魅了した、ユーモアとスリル、そして飛び立った“鳩”のあまりにも鮮烈な軌跡。現代小説の名手佐藤正午渾身の最高到達点。 ⚫︎感想 新鮮な作品だった。元直木賞作家の津田が、現実に起こった出来事を繋ぎ合わせて、小説内虚構を物語るが、どこまでが創作なのかわからない。しかも小説を書いている津田とリアルタイムで現実も進行するというスタイルは新鮮。 そして全然主人公の津田に共感も同情もできる部分がないのがまたおもしろい。 「月の満ち欠け」も合わせて考えると、虚構を異なる手法で現実的に描くことが巧みな作家だと思った。
26投稿日: 2024.02.01
powered by ブクログ津田伸一のキャラというか憎めない人柄が好き。典型的なダメ人間なんだけど頭の回転力と弁が立つというか相手を捲し立てるように話すのが嫌いじゃない笑。ほぼほぼ理不尽で自己中な気もするけど。。藤原竜也にピッタリな役だと思う ‼︎ 頭は良いんだけど、お金持ちになれない。。カイジに少しだけキャラが似てるのかな? あとはやっぱりなんか文章がくどい。。説明が多いのかな?でも、そのくどさが嫌いじゃない笑。 ひとつだけ疑問が。。なぜヒデヨシは自分の子供じゃないってハッキリ言い切れたんだろ。。子供ができない身体なのかな。。。?
11投稿日: 2023.10.15
powered by ブクログ映画化で気になっていた小説。 正直に言うと難しかった。 上下で文量もそこそこあり、 句読点までが長い文章も多々。。 映画を見て、もう一度読み直して理解したい作品。
2投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
題材 ・旬を過ぎた小説家 テーマ ・お金に振り回される人間たち 最も伝えたかったこと(新しい点) ・小説家の日常と、その小説家が書いている小説世界が混在する点 新しい点 ・新しい「ミステリ」の提示 キャッチコピーは何か ・この男が書いた小説(ウソ)は、現実(ホント)になる その他(心に残ったことなど) ・ユーモアなんだけど、味わい深い文章、ずっと読んでいたい ・エンタメを超越したエンタメ
0投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
帯に糸井重里が「こんなの書けたら、嬉しいだろうなぁ」と。まさにその通りで、まずは並の人では書けないだろう。いつかは真相がわかると思って読み進めるが、真実は闇の中。どこまでが執筆アイデアで、どこからが真実なのか?終盤にむけ収斂していくかと感じたが、結局迷路のごとく迷いに迷う。驚きの名作(迷作)だった。
46投稿日: 2023.06.11
powered by ブクログ映画を見たけど、本の方が面白いと聞いたので なるほどー映画だとすべてが事実かのように見えちゃうけど、じつはどこまで本当でどこからが想像の産物なのか分からないこの曖昧さがこのお話の面白さなんだな 映画も原作に倣って、「あり得たかもしれない話」ってことなんだろうな 気になって聴き返してみたけど(Audible)津田は高知秀吉の妻の顔を知らないよね?? ベンツや動画の晴山青年の相手が高知奈々美だったとは限らないよね?? 高知秀吉一家の行方不明事件と、晴山青年と謎の女性の遺体が上がった事実からのこれも想像ってこと?? 読んだあともいろいろ気になるー
0投稿日: 2023.05.25鳩の撃退法
無意味で冗長な会話と、ひとりよがりの話の展開の繰り返し。失望したの一語に尽きる。お金と時間を無駄にしたと思う。作家のネームバリューに惑わされるべきではない。
0投稿日: 2023.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
オーディブルで。 雪の日のシーンは手に汗握る。 全部読んだ上で、上から下にかけて細かくメモ取りながら再読したい。。。
0投稿日: 2023.04.03
powered by ブクログ上よりはまだ良かったけど、、、 きっと全てが伏線??って思って頑張って読んだけど、あーそうだったんだ。 ってくらいでなんか結局なんだかなーって作品だった。
0投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログ思いの外時間がかかって読了した。 センテンスはとても面白く、会話のユーモアが秀逸である。 ただ、作中作なのか複雑なプロットなのか登場人物の俗称に惑わされてなのか、今でもわからないが、頭の中を整理して読むことが精一杯だった。 そんなんだから思いの外2ヶ月も掛かって読んだ。
2投稿日: 2023.02.27
powered by ブクログ話しの時間・場所がポンポン飛んでいくので、物事のつながり(関係)が本当に正しいのか、わからなくなってしまいました。 ただ、それを検証するためにもう一度読み直す気力はないので、作者を信じることにします。 下巻は面白かったけど、すべての謎が明かされていないような気がする。その点不完全燃焼。多分も一度読み返すとそれもわかるような気がします。 あとで映画も見ましたが、これは映画を先に見るように出来てましたね。 本は後がお勧めです。
1投稿日: 2023.01.30
powered by ブクログ面白かった。これぞ小説。小説の醍醐味。でも多分、まだ分かってない。もう一度読まないといろいろと分からない。鳩の撃退法というタイトル。つがいの鳩。面白かったけど、ちょっとモヤモヤ。
0投稿日: 2023.01.28
powered by ブクログ小説家が現実の世界を元に書いた物語に現実が吸い寄せられる話し。上下巻の長編だけど、最初の方の伏線を見事に回収されて綺麗な終わり。ただ、最初の方は、ややまどろっこしい進み方でなかなか入り込めなかった。すぐに引き込まれて先を読みたい気持ちが高まった。
2投稿日: 2022.12.31
powered by ブクログ時間と虚実が入り混じるので、あまり読書に集中できない体調の今の自分にはかなり難しい作品でした。 日を改めて読み返すと面白さが理解できそうな予感はあります。
0投稿日: 2022.11.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん…これに1000ページ要るかな? この1000ページを面白いと思えるか、無駄と思えるかで、この小説の評価は変わってくるんだろうなぁ。 俺は、もうちょっと短く、なんなら半分でもエエと思う派で、例えば主人公がとっかえひっかえする女性の描写とか、酒を呑む描写とか、マクドやガストやミスドやらのシーンはあんなに執拗に書く必要はないと思う。 その分、鳩の謎(目的がはっきりしない)や、通り裏の組織について(抽象的すぎ)なんかはもう少し具体的に書いてほしかった。 謎の畳み方もすっきりしたものではなく、ピーターパンの扱いもぞんざい。古本屋の遺産だって謎が解けてからのクドさは余韻というにはしつこすぎると感じた。 このしつこい描写、独特の後味こそが佐藤正午に魅力なんだろうとは思うが…。
1投稿日: 2022.09.20
powered by ブクログいつも1時間で文庫本1冊読むのに、この本はめちゃくちゃ時間かかった…。 途中で読むの飽きかけて、2ヶ月ぐらいかかった笑 でも本を読む楽しさを再認識させてくれた本。 回りくどくて理屈っぽいところが自分は好きだった。 一筋縄でまとめられない本の方が読む甲斐あるよね!
0投稿日: 2022.09.08
powered by ブクログ大好きな佐藤正午作品のまだ読んでないもののうち、映画化されるということで手に取ったものの、1000頁を超える大作で読むのに2ヶ月かかってしまった。相変わらず文章が上手く、惹きつけられる。終盤の失速と糸井重里の解説が玉に瑕だなあと感じた。
0投稿日: 2022.08.20
powered by ブクログTMI (too much information) まさにTMIにならず、謎は全て明らかにされ終わった。 小説家はダメ男だけどモテるのはよくわかる。「な?ハラコ」って意見を求められたい。 晴山君が可哀想過ぎる。
1投稿日: 2022.07.28
powered by ブクログ長すぎる会話、周りくどすぎる主人公の無駄な質問、何か意味があるのかなぁと思ってたけど最後まで特になかった。ストーリーやオチを読ませたいならさすがにもうちょっとわかりやすく、別に人や心情だけでいいなら意味ありげな伏線はいらないよ、みたいな…。え?これってどういう本なんです?読後感、複雑。
0投稿日: 2022.06.24
powered by ブクログ上を読後に映画を見て、その後下巻を読む。 最後少しくどかったかも。偽札やピーターパンの行方が入りにくいかも。
0投稿日: 2022.05.22
powered by ブクログ全然話が進まないのを我慢しながらやっと読み終えた!ほんとめっちゃ時間かかったし、これ読んだ全ての人達にお疲れ様を言ってまわりたい!笑
1投稿日: 2022.05.19
powered by ブクログよくよく考えてみると、このページ量を一気読みさせる文筆力は脅威ですよね。一家失踪事件が取り沙汰されているのに、ここまでコミカルな軽いタッチで物語れるとは。さすがに倉田サイドの章はダークでスリリングではありますが、その対照が作品の濃淡を感じさせます。 津田さんのダメ男でも弁が立ち自尊心が高い嫌味なところが丁度はまってしまう。いろいろ素敵なキャラが現出しておりますが、推しは沼本店員ですね。若いのによくおじさんの横暴な要求についていってます。 どこが虚構で小説の中での現実の出来事なのか境界線のグラデーションが曖昧で、結局鳩の軌跡もそのように想像するのが一番理に適うというだけで、真相は闇の中。でも、小説なので好きなように表現することが許されているのですね。 いやー癖スゴ作品でした。圧倒的な理屈こねこねで粘着質なところがつぼです。
1投稿日: 2022.05.04
powered by ブクログ語り口がめんどくさい小説家すぎて、上巻半分も読まずにリタイアしそうになったが、気合で読んだ。嫌いではない。 結論としては、「(恐らく)意図的な撹乱と冗長さによる伏線回収の気持ちよさはある、けど実際その回収が本当なのか疑わしくてモヤる」といったところ。 小説としてはあまり見たことのないタイプだったので、構成としてはかなり興味深いと思う。現実と虚構の境目がどろどろに溶けていく感じ。 3分の2くらい読んだところで突然伏線回収モードに入り急に物語が転がり始めてうわあ…マジか…と頭を抱えてからがまた長かった…最後も勢い良くページスクロールしたら参考文献出てきてびっくりした。そこで終わるのか…すごいな… ただまあ津田、人間性がダメすぎてダメです。ぬまもとはずっとかわいい。
0投稿日: 2022.04.29
powered by ブクログ映画を観てから読みました。 主人公が好きになれず、結構しんどかった…。 映画は、キャストの力か脚本の力か主人公も憎めない感じに仕上がってたので本より楽しめた気がする。 終盤に関しては本の方が納得の行く展開だったように思うけど、各種伏線を振り返って読み直す気力は湧かず、でした。。
6投稿日: 2022.04.19
powered by ブクログ舞台が現実と小説、向こうとこっち、みたいに行ったり来たりしてて、固有名詞より代名詞が多くて頭こんがらがったけど、なんとか読了。 ちゃんと最初から話は繋がっていて、一見関係ないことが芋づる式につながって、鳩とは偽札。それがどうしてそこにあったのか、完全に理解できたかは怪しいけど、そういうことかぁと納得。 映画も見たいな。分かったうえで映像で見たい。
1投稿日: 2022.02.27
powered by ブクログ小説の中に小説がある不思議な小説 ぐるぐるぐるぐる時が回って詳細が明らかになっていく これは小説なのか?小説の中の小説なのか?最後まで分からない
0投稿日: 2022.02.21
powered by ブクログタイトルの鳩の意味がようやく分かって来て、上巻よりはスピードアップして読めた。 ただ最後まで主人公の津田を好きになれず、会話にイライラしっぱなし。いらない(と思われる)描写が多くて本当に読みづらい。 唯一、加奈子先輩の存在がスカッとした。沼本店員のキャラも好きだけど。 それも含めて映画を観るともう少し理解できるかなぁ…
2投稿日: 2022.02.10
powered by ブクログ初めて読む感覚の不思議な本だった。最後まで舞台になった街が特定できない。全ては2/28の大雪の夜にまつわる話だが、行ったり来たり、たくさんの人が登場してくる。 フィクションなんだろうけど、とってもリアルでノンフィクションと錯覚してしまった。
0投稿日: 2022.01.22
powered by ブクログ事実は小説より奇なり。事実が小説を追いかけてくる。やばいのは小説か現実か。ピーターパンの本は誰から返ってくるのか。偽札と房州老人が持っていた大量の札束。失踪した家族と郵便局員。鳩はどこから飛び立ち、ちゃんと撃退できたのか。津田の書く小説は出版されるのか。めんどくさくて長い物語、盛り上がりそうで肩透かされるストーリー。くせになりそう。ぬもと店員のファンになった。
0投稿日: 2022.01.20
powered by ブクログ伏線回収でぞくぞくとしたし最後まで読んだので面白かったのだと思う、と煮え切らない感じなのは、偏に何もかもがびっくりするぐらい回りくどいから。もちろん意味があるのはわかっているんだけど。たぶんね。 これは津田を好きになれるかどうかもあるかも。とにかく癖が強い!
0投稿日: 2021.12.08
powered by ブクログ主人公の喋り方がまどろっこしくて苛々してしまうけど、ストーリーとしては面白かった。途中虚構と現実が入り混じるあたりから面白い!と読むスピードが上がった。
0投稿日: 2021.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とにかく長すぎる。描写が普通の2倍はあるので。そのうえ、過去と現在を行ったり来たり。本当なら厚めの一冊でボリュームは十分だと思う。上巻の終わりに郵便局員と女性の関係の展開が描かれて、ようやく動き出したと思って下巻に入ったがまた、だらだら。最初に、俺の子供ではないと言った根拠がわからないまま。なんだか消化不良のまま。
0投稿日: 2021.10.23
powered by ブクログ長いけど全く苦にならず、物語の終盤には登場人物たちとの別れが惜しく感じるほど楽しめた!途中、現実と小説の中の話が交錯する感じもおもしろくて良い。コーエン兄弟の映画みたいな展開だったなー。
1投稿日: 2021.10.17
powered by ブクログ他の小説に比べ、読者に語りかける部分が所々あり、小説の中の事実なのか、小説なのか困惑した。しかし、上下とも読めたのは物語として面白かったからだと思う。 映画ではどのように表現されるか見てみたい。
0投稿日: 2021.10.15小説とはことばのトリック。ない世界をあるとみせる
この言葉は、小説の中にてできます。蓋し名言でしょう。物語の作者であり同時に実在の人物であるため、二つの立場のあいだに葛藤がある。と、これも小説の中に出てくる言葉です。 つまり、第三者の視点で書かれていない小説なので、矛盾があろうがなかろうが、作者(主人公)が想像と妄想の中で、実際にあったことを元に自由に書いたというわけですね。ここに小説としての醍醐味があって、読者である我々は、作者佐藤正午の掌の上で見事に踊らされてしまうわけです。これは、相当な力量がないと出来ないワザなのでしょう。プロの小説家達でさえ絶賛するのも判ります。 ただ、判らない部分は謎のママですから、読後感がスッキリするかどうかは、別物ですね。 私が一番不思議に思うのは、なぜ幸地秀吉の妻があんなに簡単に浮気をしてしまうのか。彼女自身に宿る淫蕩な性格の為か、はたまた夫婦生活に不満があったのか?津田伸一の視点で描かれた小説ですから、他人の家庭や、他人の思っていることは判らないままなんですよね。まぁ、幸地秀吉の方の思いは、わからないでもないのですが。 というわけで、完全に翻弄されてしまった小説でありますが、これが映像化されるとのこと。小説とは言葉のトリックというわけですが、そのトリックが映像化されたとき、どうなるのか、とても楽しみであります。
0投稿日: 2021.10.03
powered by ブクログ上巻の感想に、映画版で土屋太鳳が演じた編集者役は映画オリジナルだったのだと書きました。違った。下巻で出てきたよ。しかもヌモトさんに替わり、延々と濁らず呼ばれるトリガイさん。 映画版未見だったら辛かろうという思いは変わらないけれど、私はこのすっとぼけた会話が結構好きかもしれません。 それにしても感心するのは映画版のキャストの妙。原作どおりに30代の役者だったなら、倉田のこのヤバそうな雰囲気と色気は出せなかったでしょうし、女優倶楽部の社長=岩松了、房州書店の親父=ミッキー・カーチス、床屋のまえだ=リリー・フランキー、皆これ以上にないほどピッタリ。 AKB48と西田佐知子が一緒に出てきた日にゃ、どの年齢層がターゲットなのかわからないけど(笑)。山本譲二の歌詞を見て歌える人にはお薦めできそうです。 映画の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/fa2ac6477d766e447741dca3bc82468c
0投稿日: 2021.09.30
powered by ブクログ読むのがとても大変でした 時系列が行ったり来たり 終始主人公の話し言葉なので、話が脱線したり とにかく余分な情報が多く 1/4は飛ばし読みしました それでも最後まで読めたのは 話の本筋は面白かったから?なのか? 分かりませんが 私は2度は読みません
0投稿日: 2021.09.20
powered by ブクログ続きが気になり一気に読み切った。 伏線の回収が丁寧に説明されているので、わかりやすく置いてけぼりにされることもなかった。 どこからどこまでが事実で津田の創作なのか曖昧になるのも読んでいて面白かった。 津田視点以外の謎が明かされず創作のままなのもおもしろいが、腑に落ちない点もいくつかある。なんとなく不明確なもやもやが残るので、読み返したくなった。
0投稿日: 2021.09.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
後半で話がどんどん繋がっていき最後は綺麗に収束して一気に読み切った。オリビアに幸地らしき人物が現れるところがクライマックス。虚構と小説の中の現実が重なっていき区別がつかなくなっていく感覚が面白い。
1投稿日: 2021.09.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
星3.5 結局、思ったよりゴタゴタには巻き込まれなかったので、ホッとする気持ちと物足りなさが半々。 津田クンのクズさ加減や本通り裏の人など、振り切っていないのがリアルに感じる。 まぁ、長いよね。
0投稿日: 2021.08.19
powered by ブクログ何が言いたいかわからない 全員の会話が回りくどく、共感できる人物がいない 長編すぎて物語がとっ散らかってる 伏線回収?もはや何が伏線で何が回収されたのかもわからない 久しぶりに時間を無駄にしたなと思いました。 と同時に、このアプリの星の数は信頼できるなとも思いました。
0投稿日: 2021.06.27
powered by ブクログ佐藤正午の山田風太郎賞受賞作、下巻! 上巻に引き続きどれが本筋なのか迷う展開と、伏線だらけの展開で進みます。 忽然と姿を消した家族、郵便局員の失踪、うごめく裏社会、疑惑の大金・・・どう落とすのかと一気に読み進めましたが・・「鳩の軌跡」以外の伏線は?? ある意味衝撃的なまでの消化不良!残されたモヤモヤ! 完結編とかでちゃんと落として欲しいです!!
0投稿日: 2021.06.26
powered by ブクログ上下巻で1000ページ超の大作だったが最後まで頑張って読んだけど結局なにが言いたいのか全くわからなかった。一家の失踪だとか偽札事件だとかいろいろあったけどなにひとつスッキリ解決しないし、そもそも今語られてる話がこの物語の本筋なのかそれともこの元作家が書いている作中作なのかもわかりづらかった。 会話も話があっちこっち脱線して読みにくいし最後まで読んだらなにかあっと言わせる仕掛けでもあるのかと思ったけど、結局なにもないまま終わった感じだった。
0投稿日: 2021.06.20
powered by ブクログ身の上話(同著者の作品)みたいに、語り部が誰なのかいまいち掴めない感じで話が進んでいく 作中作として、小説の中の小説家が小説を作っていく けど、読んでる途中、これは佐藤正午さん本人のことではないかという感覚になっていった 小説家のリアルを読んだ感覚がしました
5投稿日: 2021.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この先どうなんだ、どうなんだーと読み進めていくも、 伏線の回収がしっくりしなくて、 ええー・・・と思ってしまった。 文体は、 超口語体の演劇(平田オリザさん)みたいな試みなのかなと。作者の脳内だだ漏れでより自然体に。思えば小説は文章作り込まれてるものなー。 この文体や構成をどう映像化するんだろう。難しそう。
0投稿日: 2021.05.23
powered by ブクログ最後の最後に、ああ、そういうことだったのね・・・って。 「鳩」ってそれなのか。 もう主人公の物言いや行動にイライラして終わった。 こんな人、身近にいたら絶対嫌。
0投稿日: 2021.05.16
powered by ブクログ上下巻合わせて、1000ページ以上という結構なボリュームでした。読み終えた瞬間は、長い旅が終わったような感覚がありました。1ページにぎっしりと文字が詰め込まれていて、なかなか進みづらいなとは思いました。 また、正直わかったような、わからなかったようなジレンマがありました。 下巻では、送迎ドライバーから、場所を移し、ある事情でバーテンになります。新キャラが登場し、偽札事件や一家消失事件といった真相が明らかになるかなと思ったのですが、結局明確な答えがないまま、終わったので、消化不良な気持ちになりました。 何となく、こうなのではと提示していますが、あくまでも小説家の頭の中での物語?なので、本当かどうかわからずじまいでした。 また、一つ一つの行動や会話が詳細に書かれている分、想像しやすかったのですが、果たしてこの場面いる?と後になって思うところもあったり、時系列が行ったり来たりなので、まどろっこしいなという印象もありました。 上巻でもそうでしたが、これは小説の中の世界?現実の世界?といった右往左往しっぱなしで、それはそれでとても不思議な感覚がありました。 また、語り口調が独特な雰囲気を放っていて、ハードボイルドっぽくもあり、ちょっとコミカルでもあったので、その辺りが面白かったです。 映画版では、藤原竜也さんが主演ということで、津田伸一を演じるそうです。自分の中では、津田の年齢はもう少し上を想像していたので、ちょっと驚きでした。 視覚的に読んだ内容がどう映像化されるのか気になります。映画版では、ぜひはっきりとしていただきたいなと思いました。
0投稿日: 2021.05.15
powered by ブクログ言葉の羅列のトリックが詰まった本。自分はどんなつもりの発言でも、あとあとそのことばにたたられるということがある。話し方は十人十色。津田さんと沼本さんの会話は心地よかった。中らずと雖も遠からず。身につけた生き方は中々消せない。今という時間を過ごす意味を見出さずに生きているのは当然の事なんだと、まなびました。ピーターパン、佐藤正午さんありがとう。
0投稿日: 2021.05.06
powered by ブクログちなみに、本書を買ったのはある街の雑貨屋。レジ脇の小さな棚に、上下巻それぞれ100円という値段でさりげなく置いてあった。聞けば、店主が読み終えた本をただ置いているだけとのこと。長らく「読みたい本」リストの上位にあった本書を200円で手に入れることができ、活字の醍醐味を堪能できたのは、幸せ以外の何ものでもない。
14投稿日: 2021.05.03
powered by ブクログ今夏に映画化と聞いて読んで見た 作中作で主人公の体験とフィクションと 入り混じり登場人物も多く整理しながら 読まないと訳がわからなくなり なんてムダが多いだ〜と突っ込みたくなる 作品でしたが実に面白い作品でした 物語というものは 一つの出来事からいくつも伏線を張る事で 如何様にでも話が膨らむ楽しさがあるものですが、膨らむ程伏線の回収も難しく どこに着地させるかは作家の見せ所 辻褄の合わないとこも理解できない事も含めてこの作品はとても面白かった
0投稿日: 2021.04.01
powered by ブクログ結局、そんなにたいしたことは起きてなくて、伏線の張り方が複雑?緻密?なのが売りなのかな?分からんけど、自分のいつもの読み癖だと、どうしても色々想像しちゃうから、結果ただ遠回りしてるだけの印象になってしまったかも。。。 最後は駆け足に読みました。 いつか気が向いたら読み返そう。
0投稿日: 2021.03.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
鳩の撃退法(下)読了。 (上)に続き(下)も一気に読みました。 大金の謎や『鳩』の意味が次々と明らかになりページをめくる手が止まりませんでした。 そして何より物語の描き方が斬新でした。 途中から主人公である津田さん書いている小説を読んでいる感覚になりどこまでが本当でどこまでがフィクションかが段々わからなくなる感覚になりました、だけどよく考えるとこの小説自体が佐藤正午さんの描いたフィクションの小説なので本当のことは何もないんです笑 なんか新しいカタチの小説に出会った気がして久しぶりに小説を読んでワクワクしました。 次はなんの佐藤作品を読もうかな!
4投稿日: 2020.08.27
powered by ブクログ書いてなかったけど実はこの日はこうで・・などと後出しで次々謎が解ける感じ。 予想外の展開でそれなりに楽しく読めました。
0投稿日: 2020.06.12
powered by ブクログこの文章は、クセになりますね。 私は児童向けに省略されたピーターパンしか読んだことないけど、確かにあれは、こちらに語りかけていた。 ティンクが死にそうなとき「拍手してください!」みたいな指示があったのを覚えています。 それ以来です、こんな文章(笑) ダメ男なんだけど、津田さんがなんか憎めないなあ。 まったくつながりなさそうな出来事が、あっちもこっちもつながってて、でも津田さんが実際見聞きしたことと、想像で書いてるとことあって、なんだか不思議な気分です。
1投稿日: 2020.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こう言うハッキリとした終わらせ方をしない本があんまり好きじゃない 大体まりこの件とか必要か? こう言う余計な部分を抜いて1冊にした方が良かったじゃないか? スピンでの秀吉と健次郎の会話はあくまでも津田の想像だよね 小説内小説があってメタフィクションぽくってそこは良かった
0投稿日: 2019.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【内容】 ―このままじゃおれたちはやばい、ラストに相当やばい場面が待っているかもしれない。だけど厳密にやばいのはあんただ。わからないか。夜汽車に乗って旅立つ時だよ。身を潜めて小説の下書きを進める津田伸一は、退職金をいきなり手渡された。ついに“あのひと”が現れたのか?忽然と姿を消した家族、郵便局員の失踪、うごめく裏社会、疑惑の大金…多くのひとの運命を狂わせた、たった一日の物語が浮かびあがる。数多の作家をも魅了した、ユーモアとスリル、そして飛び立った“鳩”のあまりにも鮮烈な軌跡。現代小説の名手佐藤正午渾身の最高到達点。 【感想】 主人公の小説家、津田がちょっとアホすぎて... 折角床屋のまえだに新しい職を得るのに手助けして貰い、 その日のうちに街を出るように忠告されていたのに、 目的はあるにせよ、10万近く酒でぼったくれ、 曰く付きの女と寝たりとか。 女を渡り歩くヒモであるところとか。 そもそも全てが偽札なのかどうか、 自動販売機で確かめてみたら良かったのに、とか。 客を追って、車に轢かれるとか。 でもどこか憎めないのが不思議。悪びれないからかな。 著者の直木賞受賞作「月の満ち欠け」を読んだ際、 現実感がない設定が個人的にはイマイチだった。 けれども、これはギリギリありえそうな設定。 物語が主人公の津田が書いている小説と、現実、想像と、 行ったり来たりだが、混乱せず、面白かった。 ちょっと読むのに疲れたが、 逆に言うと、読み応えがある作品。
0投稿日: 2019.09.04
powered by ブクログ長かった…そして事細かに時系列を確認せずにさらっと読んだので終盤はよく理解してないけど、お金!もったいない!!そんなことってある?!ありそう。戻ってきてー!と自分のことのようにガックリした。お金。
0投稿日: 2019.05.16
powered by ブクログあるとき、新聞か何かでたまたま著者のエッセイを読んで、軽妙な文に興味を持ちいつか小説を読もうと思っていたのだが、ようやく代表作を。 これといってストーリーも構成もないようにみえ、どことなく人を食った内容が上下2冊延々つづく。通読したいという熱意も持てないのに、なぜか心地よくてずっと読み続けたくなる、本当に不思議な小説。仕事のことで頭が一杯になりがちなこの時期、現実逃避にぴったりであった。
2投稿日: 2019.04.27
powered by ブクログ2019.2.10 タイトルと表紙のデザインに惹かれて購入。 ハードボイルドかと思いきや全くそうじゃない。 ミステリかと思いきや全くそうじゃない。 不思議な本だった。 主人公が面倒くさいけどモテるのも分かる。 ドーナツ屋の姉ちゃんがいい感じだなぁ。 伏線はちゃんと回収してました。
0投稿日: 2019.02.16
powered by ブクログ面白いは面白かったけど、なんか無駄にひねくり回しすぎた気もする。小説云々なくシンプルに起きたことだけも楽しめた気がする、 2018.9.5
0投稿日: 2018.10.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
津田の中でもただの居候先、かつラパンの借り主くらいに成り下がっていた慎改家のベビーシッター、ファインプレーしかしてないことが判明。 彼女の手紙で、 小説内の晴山くんの行動は、すべて津田の行動だったことが分かる。幸地家の長女である茜の実父とされていた「欠端」も、津田がナンパした女子大生の苗字。改めてしっかり、そっか、幸地家のくだりは全部フィクションなのか~という種明かし。 それが分かった上で幸地家の結末を読むので、波止場のシーンはヒデヨシがんばって、と軽く読める。 本物の倉田けんじろうは一回も出てないよね、けっきょく。 「この女とはいずれ寝ることになるだろう」が後半ことごとく外れて滑稽(笑) ラストは決して派手じゃなく、謎は謎のままってのも結構多いけどそれでよし、な結末。 TM I(too much infomation)にならなくてね。
0投稿日: 2018.09.28
powered by ブクログたまに、なぜヒットしてるのかわからない作品というのがあるけど、これはまさしくそれだった。会話劇…語りを楽しめず、冗長だなぁと思ってしまった。
0投稿日: 2018.09.22
powered by ブクログこれでもかと伏線を回収し続け、キャラのたちっぷりも痛快、読めない展開、読みやすい文体…これは一気読みの面白さ。
0投稿日: 2018.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どうしよう、久しぶりに止まらない、、 と思いながら読んだけど、すっきり明解に終わる感じでなく、拍子抜け感というか、若干もやっとした読了感。
0投稿日: 2018.08.05
powered by ブクログ上下巻ともかなりのボリュームで読み応えあります。 読んでいてストーリに関係ないような無駄な情報が沢山ちりばめられていますが、不思議とそれらがこの小説の味ともなっています。 あちこちに散らばった点が最後に綺麗に線となって結ばれていくのは読んでいて非常に気持ちが良かった。 ストーリー展開には多少気になるところもありますが全体的に面白く読めました。
0投稿日: 2018.07.21
powered by ブクログ現実と小説の中がシンクロかつシームレスであることにより、読みやすくはあるものの理解しようとするととても難しい。 ひょっとすると、流れに身を任せ戸惑いながら読んでいく類なのかもしれない。 冒頭の数行はとてもインパクトのある出だしであり、文庫本では解説の糸井重里がそれを引用しつつこの本の読み方を指南している。 冒頭の数行を先に見たくない人以外は解説を先に読む事をオススメする。 (ちなみに解説を読んでも全くもってネタバレにはならない)
0投稿日: 2018.07.11
powered by ブクログこれは受けつけない人がいるのも理解できるけれど、私はすごく好きだった。主人公がスーツケースを受け取ったときには小説のほとんどは終わっていたのだな、とじんわりしてしまう。意味がないように思えた台詞ひとつひとつが小説世界を暗示している。ひとつだけ、いくら地方にしても人間関係が繋がりすぎているのが気になるけれど、ラストの快感はそんな欠点を補っている。「小説家ならふたりを幸せにできる」
0投稿日: 2018.06.25
powered by ブクログ読みきるのが辛かった。思いのままに書き連ねられているので頭で理解しようとするとついていけない。ありのままを感じるべき作品。上級者向け。
0投稿日: 2018.06.24
powered by ブクログ苦痛だった… とにかく最後まで読もうとしたがいつのまにか意識を 失い、睡魔を追い払ってまた読み、また失いを繰り返し ようやく読み終えた(笑)
0投稿日: 2018.06.20
powered by ブクログ一生に一度は誰でもあの時こうしていたらとか、そっちを選んでいたら…という思いに捉われたことがあると思います。佐藤正午の小説はこうした人生の分岐点を取り上げ、もしも…したら…していればの、もう一方の風景を描いてみせます。 今回の小説は、落ちぶれた直木賞受賞作家の津田伸一が主人公。現実の自分を俯瞰している小説家の津田が同時進行で、物語を創りあげていく過程を述べながらの内容で、重層に入り組んでいるので最後の方まで結末が予測が出来ませでした。 「ピーターパンとウエンディ」この子ども向けの本のフレーズがところどころに引用され、隠喩となり本自体も行方が重要なお話の鍵となります。 生活苦で喘ぐ津田に思わぬことから突然転がりこんできた大金でしたが、このことが発端になり事件に巻き込まれていきます。「別の場所でふたりが出会っていれば、幸せになれたはずだった」というお話の中で登場するキャッチコピー。この言葉の持つ悲劇性が暗示するように、夫婦と幼子の3人が忽然と姿を消した事実も関係し、事態はその人間関係を軸に複雑に絡み合い、縺れていきます。ストーリーもさることながら、登場人物の会話も頭文字会話が出てきたりで笑える部分もありながら、ハードボイルド的な要素も含まれていますから意外性も十分。 読んでいる私たちが先が読めないのは当然のこと、ようやく最終局面で、様々なエピソードを繋ぎ合せお話は収束するかのように見えながら、書いている津田自身も…ほんとうに終わりなのか…と自問自答しているくらいですから無理もありません。 人生においてはどうしてそうなったのか当の本人にはわからないことばかり。神ではない私たちに全体の風景はけっして俯瞰できないものだからです。
1投稿日: 2018.06.01
powered by ブクログ面白かった。複雑なパズルの種明かしの話しを延々とされている感じ。下巻はでも、ちょっと間延び感ある。虚構と現実の間で、著者本人はわざと遊びつつ、読み手は遊ばされる。それで、伝書鳩の出発のようにクルクルと、帰って来る。
0投稿日: 2018.04.30
powered by ブクログ下巻読み終わりました。やはり、時間軸や話の構造を無理に複雑にして、強引に関連づけしてる印象が拭えません。 伏線を、無駄に貼りすぎ、それを回収していくものだから、結局話の本筋がよくわかりません。 もっとシンプルなほうが‥
0投稿日: 2018.04.17
powered by ブクログ上巻に引き続き読み込んだが、締めくくりが個人的には少々拍子抜け。おそらくこの本はいろいろな話の伏線や言い回しが好きな人には面白いんだろうと思う。
0投稿日: 2018.04.11
powered by ブクログ忽然と姿を消した家族、郵便局員の失踪、疑惑つきの大金、そして鳩の行方‥‥。多くのひとの運命を狂わせたあの日の邂逅が、たった一日の物語となって雪の夜に浮かびあがる。
0投稿日: 2018.04.09
powered by ブクログ読み終わった時点ではストーリーをきちんと理解出来ているか不安な状態。というのも、作中作と事実が入り乱れ、かつ小説中の事実をベースにした作中作であるため、結局はどこまでが事実かを理解するのが複雑なためである。 ミステリータッチのため、最後にまとめて解答編のようなものがあるかと思ったが無かった。 解答編が無くてもストーリーの全てを覚えていたら傑作ということなんだろうが、そうではない分、自分にはハマらなかったのかも知れない。 とはいえ、つまらないわけでは決して無い。
0投稿日: 2018.03.21
powered by ブクログこの作者,完全に楽しんでがる(笑) あらすじ(背表紙より) ―このままじゃおれたちはやばい、ラストに相当やばい場面が待っているかもしれない。だけど厳密にやばいのはあんただ。わからないか。夜汽車に乗って旅立つ時だよ。身を潜めて小説の下書きを進める津田伸一は、退職金をいきなり手渡された。ついに“あのひと”が現れたのか?忽然と姿を消した家族、郵便局員の失踪、うごめく裏社会、疑惑の大金…多くのひとの運命を狂わせた、たった一日の物語が浮かびあがる。数多の作家をも魅了した、ユーモアとスリル、そして飛び立った“鳩”のあまりにも鮮烈な軌跡。現代小説の名手佐藤正午渾身の最高到達点。
0投稿日: 2018.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻で気になっていた伏線が次々に回収されスッキリ。 ラストに近付くにつれ思わぬ事実に涙ぐみそうに…が、しかしこれは津田が勝手に創作した妄想紛いの小説では? 実際のところはどうなの? ここで涙ぐんだら津田にまんまと嵌められることになるのか? 立つ鳥跡を濁さず、と言いつつも結局濁して逃げてる津田に半ば呆れながら、けれどみんなに煙たがれながらも何やかんやとアテにされている、どこか憎めないキャラに苦笑いしてしまう。 「鳩」の意味も分かり消えた本の謎も解け、また津田の続編が読んでみたいと思った。 願わくは、コーヒーの染みの付いたピーターパンの本だけはこの先も津田にはしっかり持っていてほしい。
2投稿日: 2018.02.01
powered by ブクログ最後まで素晴らしかった。実際と作中作が交差しあって、”あれ、これって実際に起こったことだっけ?”みたいな錯綜的気分も心地よく、相変わらずかなりハードボイルドな内容にも関わらず、読後感も爽快。1000ページ超えの分量ながら、それを感じさせられない充実度でした。いや~、良かった。やっぱり他の作品も読んでみないと。
0投稿日: 2018.01.29
powered by ブクログこれはミステリーではないのね さて僕の言葉とは何の事だったんだろう やっぱ俺感性が欠落してんのかなぁ…
0投稿日: 2018.01.22
powered by ブクログ下巻もつまんなかった。 とにかくまどろこっしいし、主人公が本当にだめ。 読む時間もお金も無駄だったなー。
0投稿日: 2018.01.11
