
総合評価
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powered by ブクログ順応力高い森鴎外さんと女子高生達がタイムトリップの謎を追う話。 軽いミステリーで読みやすい。ちょっとだ文豪に詳しくなった。
0投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログ「えーっ⁈あの歴史上の文豪がこんなことを⁈」 斬新な解釈、奇想天外。ケレン味溢るるトンデモ小説。しかしなかなかどうして楽しめた。 森鴎外がタイムスリップする。そのアイデア一本勝ち。 初めて知った作家さん。これを機に他のも読んでみよう。
9投稿日: 2023.01.03
powered by ブクログタイムスリップした先で出会った女子高生たち。携帯はガラケーだったり、千円札が夏目漱石だったりと、今では古く感じる所もあるが、それはそれで面白かった。
1投稿日: 2021.12.22
powered by ブクログ何者かに襲われた晩年の森鴎外が、道玄坂の崖から転落するのを契機に21世紀にタイムスリップ。その時ぶつかったヤンキーにボコられているところを、渋谷に生息する女子高生に助けられる。スジの運びからして面白い。そして昭和2年から23年の間に現代でも読み継がれている作家が若くして亡くなっているのは、確かにヘンだと思わせる説得力がある。SFとミステリーを掛け合わせた物語に惹き込まれて、一気に読んでしまった。奥付は2005年だが、新刊では入手できず。
1投稿日: 2021.11.09
powered by ブクログこの牽強付会をも楽しみたいなら、なまじっかな近代文学知識など取っ払っちゃったほうが良い。現代社会に対して鴎外が呈する疑義が取って付けたようでしゃらくさい。こそばゆい。
0投稿日: 2021.02.02
powered by ブクログあっという間に読了‼面白かったです☆タイムスリップはまぁ論外なんだけど、犯人とか、もしも森鴎外が現代にいたら…ってとこが本当にありそうである意味怖かったですf^_^; 文字数が少ないというか、セリフが多いというか、なので本当にすぐ読めました。 それにしてもあの人、本当にそんな犯罪おかしてそうで…へ〜って感じでした! 続編も楽しみです☆
0投稿日: 2019.06.13
powered by ブクログ『タイムスリップ森鴎外』 鯨統一郎 著 大正十一年に没した森鴎外が平成の世にタイムスリップしてしまう物語。 荒唐無稽どころか、史実だったのではなんて、思わせてくれる展開は、さすが鯨氏。 彼の著書はどれも面白く、良い息抜きになるね。ただ、いかんせん装丁が著しくダサい...どれもこれも... もっと注目されても良いと思うんだけどなー。 #読了
0投稿日: 2017.05.17
powered by ブクログはじめは面白く、だんだんミステリアスに。 今の時代に殺されかけた森鴎外がタイムスリップしてくるはなし。最後には自分を殺そうとした犯人が江戸川乱歩だとわかり、過去に戻る。
0投稿日: 2017.05.07
powered by ブクログう~ん。 着眼点は面白そうだったし、 書評もまぁまぁだったので 読んでみたが・・・。 あり得ない事なら とことんまであり得ない方が 楽しめたかなぁ~。 あっさりと現在に染まったなら 森鴎外らしく、 病院で働いちゃうとか 出版社で働いちゃうとか・・
0投稿日: 2016.08.09
powered by ブクログそのまんま、森鴎外がタイムトリップして平成の世の中に来てしまうお話し。 鴎外の順応の早さにはびっくりだけど、色々な文豪の話なんかが出てきて面白かった。 ただ、ストーリーは途中から強引過ぎて、思い込み激しすぎるだろーとツッコミを入れたくなる。
0投稿日: 2016.02.13
powered by ブクログインターネット黎明期の頃のネタが懐かしい。日本文学に疎すぎるので、本筋の話に若干ついていけてない自分が恥ずかしい。 後半の駆け足感は否めないけれど、大団円でうまく収まっています。続編もあるようなので、いずれまた。 ラップバトルが、ラップしてない。
0投稿日: 2015.12.09
powered by ブクログ期待せずにひょいと買って読んだのですが、意外とおもしろかったね!奇天烈やなぁ実に奇天烈だぁって思いながら読んでたらいつの間にか終わってたよ。 読んでみたい小説がたくさん出てきたので、それを買いにいくよ。タイムマシンでね。
0投稿日: 2015.11.09
powered by ブクログ森鴎外がラップを歌いブレイクダンスを踊ります。笑!!! そして、森鴎外が宮部みゆきの本を読んでミステリーに目覚めます!!!笑!!! あり得ないけど、もしあったらすごいめちゃくちゃ気になる一冊。森鴎外、思いっきりタイムスリップして渋谷に来ちゃいますよー!!! 舞姫のあの森鴎外!!!! なかなかヘンテコ、アホーな小説で赤川次郎ばりに会話文が多くあっさり読みきれる一冊だけど、いろんな本読んだひとだと出てくる小説の話がわかるからますます面白いかも!!!!もうゆうめ著名人がわんさかでてきます!!!
0投稿日: 2014.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
○大正10年(うろ覚えですが)、何者かに襲われた森鴎外。すでに死期を悟りながらも、「最後の一作を」と逃げ続けた鴎外がたどり着いたのは現代だった。迫りくる追手は誰なのか。鴎外は元の時代に戻れるのか。謎が渦巻くタイムスリップ物語。 ○なんだかんだで、すさまじい速さで現代社会に適応してゆく鴎外さん。ベルリンでの生活に適応したように、時代の移動もなんのその。爆笑。とにかく持ち前の知能で適応してゆきます。ハンバーガーも食べるし、近現代の小説や推理小説も読みあさるし、サプリメントも飲むし、追手に対処するためにジムにも通うし、ラップも歌うし、ワープロもやるしパソコンも使いこなすし、FTPやホストコンピュータという言葉を素早く理解してホームページも開設します。「モリリンのホームページへようこそ!」、”一発太郎”を使う森鴎外なんて見たくなかった!最後にはふつうの体格のいいおっさんになります。 ○一発太郎(いろんな検索サイトに一発で登録申請を送ることができる)や電話回線という言葉はとても懐かしい響きがするので、この本は一体いつに書かれたのかと思うと2002年。ためらいなくナイフを持ち出すような狂った若者が渋谷に居るのかとか、こんな昔の女子高生がいまどきいるのかと思ってしまうのは、当時の社会といま(2013年)の社会がそれだけ隔たりがあるということなのでしょうね。 ○結末は、これでいいのか?と思いながら、反発したくなるであろう読者への配慮も感じられました。ただ、犯人の名前が現れるのが突然すぎる印象はぬぐえませんでしたが・・・・・・。余談ですが、鴎外がエリスをすっかりあきらめて結婚したとか、過去が変わったなら現在も変わるだろうとか、細かいところを気にすればきりがありませんが、そんなことを気にする必要はないでしょう。鴎外がとつぜん現代に現れ、普通のおっさんになって大正時代へ帰ってゆく。それがこの本の面白さです。 ○余談ですが、現代より時代が進んであらゆる書籍の全文検索ができる時代が来たら、こんな事件はあっという間に解決するのだろうなと思いました。
0投稿日: 2013.12.26ノリノリの鴎外
トンデモ歴史モノには定評のある鯨 統一郎氏のシリーズ。 森鴎外が何者かに殺されそうになったとき、何故か現代の日本の渋谷にタイムスリップ。 女子高生のうらら達と一緒に、元の時代に戻るため犯人を推理する。 そしてあらわになる歴史上の未曾有の謎! なんというバカミス。 だがそれがいい。 まさかあの人を犯人に持ってくるとは。 それにしてもこの森鴎外、ノリノリである。 このシリーズは全部読みたい。
0投稿日: 2013.10.01
powered by ブクログ途中までは好きでしたが落とし所は嫌いでした。ありなオチやしニヤッとするオチやと思うんですが、実在の人物を使ってるだけに、もっとカチッと嵌るオチが欲しかった。 いつになるか分からんけど森鷗外を1冊ぐらいは読んでみたい。あっ、そういえば自分も『銀河鉄道の夜』の登場人物は猫やと思ってました。とりあえず先に宮沢賢治を読んでみます。
0投稿日: 2013.09.17
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 何者かに殺されかけ、大正11年から現代の渋谷にタイムスリップしてしまった、明治の文豪・森鴎外。道玄坂で若者に袋叩きにされているところを女子高生・うららに助けられる。彼女の友人達の助けを借り、元の世界に帰る方法を探るうちに、文学史上の大疑問に突き当たり、鴎外を狙う意外な犯人の名が浮かぶ。
0投稿日: 2013.02.20
powered by ブクログこれは…!!かなり面白い! 作品名の通り、森鴎外が現代にタイムスリップしてきてしまうのです。 森鴎外が携帯でメールをして顔文字なんかも上手に使ってみたり、ラップなんかも歌っちゃいます。 そして、かの文豪たちの秘密を暴いていくんですねー。 フィクションなんですが、もしかしたら事実はそうだったのかも…?? とついつい思わされてしまいました。 きっとこの本を読み終わったら、気難しそうな文豪たちの事が少しだけ身近に感じれるはず。
0投稿日: 2012.12.16
powered by ブクログ愉快痛快。荒唐無稽。な本。 書店や図書館で「森鴎外」の本を見たら『モリリン』の本だ。と言ってしまいそう。 近代文学の作家の名前や著書かたくさん出てきます。高校の国語の便覧の補助読本にいいかも。 みなさん、梶井基次郎の『蜜柑』って本知ってますか。芥川龍之介ではないですよ。『檸檬』でもないですよ。「何言ってんの?」と思う人 この著書一読を。 一晩で読めます。
1投稿日: 2012.09.08
powered by ブクログ本当にこの作者はスゴイ。どっからネタを考えてんだろ。でもこの森鴎外、なんとなくシリーズの水戸黄門に似てるな〜。
0投稿日: 2012.06.22
powered by ブクログやばーい!これ面白い! JKのしゃべり方が古いので違和感があるけど、それ以外が面白い!! 森鴎外がアクティブなオッサン扱いされてる! もちろんフィクションだし、森鴎外が90歳まで生きることはなかったけど、もし生きていたらどんな作品を書いたのかなあ?と夢が広がった。 あと、近代文学の時系列が整理できるし、文学の内容に貴賤はない、というのがにじんでてより本が身近に感じられて楽しい。 うらら最高☆
1投稿日: 2012.05.29
powered by ブクログ殺されかけた森鴎外が、現代にタイムスリップしてしまう話。 現代に馴染もうとする森鴎外が、可愛かったです
0投稿日: 2012.05.26
powered by ブクログタイムスリップネタを用いた鯨統一郎独特のペースのタイムスリップシリーズ第一弾!! この本が面白いと思える人は鯨作品と相性が良いはず。 どんどん鯨ワールドにのめりこんで行こう。
0投稿日: 2012.04.30
powered by ブクログミステリ界の奇才、鯨統一郎氏の人気シリーズ一作目。 明治の文豪・森鴎外が、何者かに殺されかけて逃げていった先は、なぜか現代日本の渋谷だった。 というトンデモなところから始まり、渋谷のギャル女子高生に助けられ、現代の知識を貪欲に吸収していく森林太郎(鴎外の本名ね)、通称モリリン。 果ては時空を越えた殺人事件の謎解きへと発展し……。 と、まあ、トンデモです。(^^ゞ 鯨統一郎氏と言えば、歴史上の謎を独自の新解釈で解き明かすミステリを得意としている作家。 当然、この本もミステリです。 SF風味の味付けがなされていますが、あんまり関係ないです。 あの堅物のイメージがある森鴎外が、現代日本にかぶれていく様は、想像するだけで楽しくなりますよ。 なんというか、教科書の著者近影に、思うさま落書きをしているかのような背徳感。 そこを楽しむことができたら、こっちのもの。 なので、あまり大仰に構えずに、楽しみたい方向けのライトミステリです。 ちなみに僕は、個人的には森鴎外の作品はちょっとイマイチなのですが、森林太郎には、大変お世話になっております。 森鴎外の文学的功績としては、たとえば『舞姫』とか『ヰタ・セクスアリス』とか、その有名な小説がありますが、それらではなく。 本名の森林太郎名義で、ゲーテの『ファウスト』を本邦初訳したこと。 それこそが、僕にとっては一番の功績なのです。 実際に、大学時代、ドイツ文学を専攻していた僕は、ゲーテの『ファウスト』を中心に論文を執筆していました。 現代では、『ファウスト』も多数翻訳が出ているので、訳書によっては解釈が違うことが、ままあるわけです。 そこで、基本となる森林太郎訳の『ファウスト』を手に取り、そこから引用し、論文に役立てていたのです。 ただし、森林太郎役の『ファウスト』には、多数、翻訳間違いの箇所があります。 これは、のちの研究者たちのたゆまぬ努力によって一つずつ解明されていったのですが、そうはいっても、森林太郎訳は、他の訳書に比べて、日本語が伸びやかで、歌うような旋律で訳されていて、非常に楽しいのです。 平明で、美しい日本語、とでも言えば良いでしょうか。 原典の『ファウスト』は、全編が詩文で作られているので、非常にリズムが大事なのですが、韻を踏んだりリズムを取ったりと言うことを、のちの研究者たちは、「言葉のただしさ」に重きを置くために、若干殺してしまった。 でも、森林太郎役の『ファウスト』は、多少の解釈違いがあろうと、非常に軽快な訳文になっていて、それそのものが、翻訳物ではなく、一つの作品として成立しているかのようにすら思えたのです。 とにもかくにも、彼が『ファウスト』含め様々な作品を邦訳してくれたために、のちの文学者たちがとても助かったのは、言うまでもない。 文豪・森鴎外のすごさは、その「文学」よりも、こういった訳書において、わかりやすく発揮されているような気がする。 さて。 この作品ですが、ライトなミステリであり、同時に、渋谷を舞台にした活劇でもあり、そのSF的設定は、僕らがよくやる演劇と、相性がとても良さそうに思えます。 お芝居でやってみたいものですね。
0投稿日: 2012.04.07
powered by ブクログ荒唐無稽なミステリ 話はガンガン コミカルに進んでいって、あっと言う間に読み終えられます。 とことん適応力のある森鴎外、かわいく親切な仲間たち、なぜかエロい奥さん、弱いエージェント…、 ライトノベルみたいで個人的には物足りなかったです。 特に森鴎外の視点(ものの見方・感じ方)が何というか一般的で表面的でちょっと不満。
0投稿日: 2011.09.06
powered by ブクログ森鴎外が何者かに殺された瞬間現代の渋谷にタイムスリップ!現代から犯人を捜します。犯人はみんな知ってるあの人で… すごい発想、想像力だなぁと思いながらサラサラと読み終えました。鯨統一郎さんのタイムスリップシリーズで一番好きです。
0投稿日: 2011.03.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この人の本、前にも読んだ気がするんだけど、思い出せません。 ストーリーが面白いです。 森鴎外がタイムスリップして現代の渋谷に来ちゃうところから始まって。 助けてもらったのが、現役女子高生。 ギャルなんですよ。 モリリンって名前にされちゃう。 でも、大正11年に生きてた人が、現代に来ちゃうとこうなっちゃいます?っていうのが、読んでてほんと、面白かった。 歴史が違ってきてしまうのをどう描くのか?と思ってたら、ありがちな展開だったので、そこはなーんだって気はしましたけど、それが気にならなくなるくらい、面白かったです。 歴史というか、森鴎外の勉強にもなったし。 ジオシティーズとか出てきちゃうのが、親近感ありました。
0投稿日: 2011.02.16
powered by ブクログ森鴎外の一人称がいまいちな気がするが、どうなんだろう。 映像化したらもうちょっと楽しめるのかも。深夜ドラマ30分×7回とかで。
0投稿日: 2011.01.06
powered by ブクログとっても軽く読めるし、ちょっとやりすぎじゃないの?って思うくらい勢いだけのノリみたいなものもあるのだけど、案外しっかりとした知識に支えられた(一応)ミステリ。殺されそうになった森鴎外が現代にタイムスリップしてきて、歴史ミステリ風に犯人を捜すという趣向は、ミステリ的でもありSF的でもありおもしろい。彼に対して、妙にいい加減に造形された「今風」高校生を絡めていくあたりもなかなか悪くない。ミステリとしての犯人もある意味意外で、でも案外うなずけたりする。 ただし、本気でミステリとして読もうとすると、とてもじゃないけど展開がいい加減で逆にびっくりしたりする。どうなんだろう。発想だけで吹っ飛んでいく雑なマンガのようである。そのあたりのギャップがまたおもしろかったりもするんだけどね。 2009/12/2
0投稿日: 2010.09.23
powered by ブクログ荒唐無稽、笑えるタイムスリップものといったら、これでしょう。文豪モリリンが現代に来て、はじけてます。
1投稿日: 2010.07.29
powered by ブクログ森鴎外は、文学史上最大難問に突き当たります。 しかも、タイムスリップしてしまった80年後の渋谷でです。 女子高生のうららと元の世界に戻る方法を探しているうちに、 意外な人物に出会います。
1投稿日: 2010.05.29
powered by ブクログhttp://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-45.html
0投稿日: 2010.05.21
powered by ブクログ面白かった。この人は裏切らないなぁ~~・・・作者のデビュー作「邪馬台国はどこですか?」ではさまざまな歴史の謎にこんな解釈あり~~?っていうくらいの面白い解釈をしていて、信じさせてしまう位の説得力のある文章に脱帽したんだけど。 この作品も森鴎外(モリリン)が現代にタイムスリップして、とまどいつつも慣れて、収得していく様が可笑しかったし、文学界の大胆な犯人の仮説・・・こじつけだとは分かってるんだけど、妙に可笑しくて納得させられる。 なかなか明治に帰れなくって歴史が変わっていくさまを鴎外の作品が史実から消えていくっていう設定も、鴎外がちょっとだけ長生きしたら・・・っていう場面での、彼の増えた作品のタイトル達には爆笑してしまったよ。
0投稿日: 2010.02.06
powered by ブクログ文章が簡潔で一文一文短いのでサラッと読めます 普通の文庫コーナーに置いてあったけど内容はライトノベルっぽい感じ モリリンかわいいな…
0投稿日: 2009.11.17
powered by ブクログ大正11年7月・・・。 森林太郎こと森鷗外は、急速な体力の衰えを感じさせられてた。 誰かが自分を毒殺しようとしてるのでは・・・。 人の出入りの激しい自宅を人目に付かないように夜に出て行った鷗外は、渋谷町の宿を目指す。 田園風景が広がる渋谷町を道玄坂の崖の上から見てると突然人に襲われる。 崖から落ちた鷗外は意識を失う。 目覚めたらビルが聳え立つ摩天楼。 金髪の日本語を話す若者にぶつかり成り行きで袋叩きにされてしまう。 若者がナイフを取り出した時、外国の軍服の様な制服を着た金髪の少女うららに助けられた。 森鷗外は、大正11年から平成14年にタイムスリップしてしまったのだ。 うららの友人達の力を借りて現代に馴染もうとする森鷗外。 元の時代に戻る方法を探す鷗外だったが、そのうちに文学史上の大疑問にぶちあたる。 現代に溶け込んでいく鷗外だったが、謎の影が鷗外に付きまとう。 鷗外を狙う人とは? 意外な犯人の名が浮きあがる・・。 と、言う事でありえないような話になってます。 でもこういう話は、読みやすいです。 笑えるSFミステリーと言う所でしょうか?
0投稿日: 2009.07.03
powered by ブクログとても楽しく一気に読めたが、オチがイマイチ・・・。 読了直後にモリリンのそっくりさん見かけてびっくりした(笑)
0投稿日: 2009.05.23
powered by ブクログタイムスリップシリーズ第1弾。「〜明治維新」がなかなか面白かったので読みました。 まずめちゃめちゃ面白かった!一気読みです!! 森鴎外が現代にタイムスリップしてくるのですが、モリリンというあだ名をつけられ戸惑いながらもどんどん現代の利器に馴染んでいく姿が、かわいいし可笑しいです。携帯の扱いを一晩でマスターする森鴎外…(笑)電車で読んでたのですが、思わずにやけてしまってヤバかったです。 モリリンに対してのイメージが変わりました。全集読みたくなってきます。
0投稿日: 2009.04.17
powered by ブクログ鯨さんの作品は好きなのが多いです。 とんでもない発想をちゃんとつじつま合わせてミステリーにしちゃうところがすごい!といつも感心。 リアリティーがないとか、けしからん!とか堅いこと抜きに、軽いノリを楽しみましょう♪
1投稿日: 2009.03.29
powered by ブクログ森鴎外が殺されそうになった時、タイムスリップをして現代に。 一体『誰』に殺されそうになったのか。 現代で本屋をうろつきつつ、現代になれつつ生活をする森鴎外。 ありえない展開に、ありえない犯人。 自分の中では小さく謎が残っていますが それはそれで、いいかな? という感じです。 面白くはありましたが、問題点がひとつ。 森鴎外がいつ死んだのか、という予備知識がないので その辺りが「歴史が変わっている!」といわれても どこがどう変わっているのか分かりませんw 出てくる昔の作家さんと、現代の作家さんも 名前くらいしか分かりません…w その辺りもちゃんと知っていれば かなり面白いと思います。
0投稿日: 2009.01.11
powered by ブクログ■内容(「BOOK」データベースより) 何者かに殺されかけ、大正11年から現代の渋谷にタイムスリップしてしまった、明治の文豪・森鴎外。道玄坂で若者に袋叩きにされているところを女子高生・うららに助けられる。彼女の友人達の助けを借り、元の世界に帰る方法を探るうちに、文学史上の大疑問に突き当たり、鴎外を狙う意外な犯人の名が浮かぶ。 ■感想 荒唐無稽で面白い。それに限る。 こういう本を読むと、自分の俗っぽさが浮き彫りになるなあ。 鯨統一郎さんには世界がどんな風に見えているのかが気になってしょうがない。 この人はきっと、謎(リドル)を見つける・作る天才なんだろうと思う。何でも面白いと思う才能を持っていそう。脳みそ覗いてみたい。
0投稿日: 2008.10.27
powered by ブクログ森鴎外が現代の渋谷にタイムスリップし、自分を殺そうとする人物を突き止めていく話。 鴎外が現代の道具とかに馴染むの早すぎ(笑) それはともかく、案外中身のある本だったけど、まぁまぁ面白いという感じかな。
0投稿日: 2008.10.22
powered by ブクログ森鴎外が現代にタイムスリップしてきた。イマドキ(たぶん90年代後半くらいの)女子高生と戻る方法を考えるけれど・・・。人に3つまとめてもらったけど、うーん・・・設定はともかくちょっと文章が幼いんでは・・・。
0投稿日: 2008.10.18
powered by ブクログ深く考えずに勢いだけを楽しめるライトミステリ。タイムスリップした森鴎外があまりにも簡単に現代に適応していくのは拍子抜け。犯人を導き出す根拠として、各種文献の記述から大量のこじつけを展開してくれた方が楽しめるが、この点は少々物足らない。黒幕の二人の名前から大仕掛けがあるのかと期待したが、これは次作以降に持ち越しなのだろうか。
0投稿日: 2008.06.22
powered by ブクログ森鴎外が現代に来ちゃった、、そんなお話です。カルチャーショックの連続に落ち込む様もなく速攻なじむ森林太郎が素晴らしい。作家の想像力の素晴らしさを感じた一冊。
0投稿日: 2007.06.18
powered by ブクログカラオケの場面で歌った曲すべてにミステリーって言葉が入っているところとか、細かいなぁと感動しました。江戸川乱歩を読んですぐだったので早くにネタに気付いてしまって、それさえなければもっと楽しめたかなぁと。それにしても、モリリンという響きが素敵。
0投稿日: 2007.05.17
powered by ブクログ一気読みです。面白かったー。タイムスリップしたことに戸惑いながらも驚くべきスピードで“現代”に馴染んで行く森鴎外。最高です。フィクションだと分かってはいても、森鴎外って本当にこんな人物だったんじゃ…とついつい思ってしまいました。 鴎外以外の文豪や現代の作家さんの名前が数多く出て来るところも面白いです。おかげで読んでみたい本が増えました。もちろん、ミステリーもしっかりしています。ただ、某大物作家さんのファンには面白くない作品かも知れません…。 私は森鴎外について国語の授業で習った程度の知識しかなかったのですが、それでも十二分に楽しめました。オススメです。
0投稿日: 2007.01.20
powered by ブクログ何者かに殺されそうになりタイムスリップして現代に飛ばされてきてしまった森鴎外が、渋谷のギャル達と共に日本文学史と自身を殺そうとした者の謎を追う。鯨ワールド全開で、気楽に読めてかなり楽しい。現代のお札を見た鴎外が「金之助くん(夏目漱石)がなぜお札に・・・」というところなど、単純に笑えるし、後世の評価と当時の評判では色んなものでギャップがあるかもなどと思わされました。ただ、核になっている日本文学史の謎解きは、ちょっと説得力不足。邪馬台国くらい「ありそう」と思わせて欲しかった。
0投稿日: 2006.06.10
powered by ブクログ現代にタイムスリップしてしまった鴎外の順応の仕方が凄い。読んでいてとても楽しい小説です。以前「9つの殺人メルヘン」も読みましたが、視点が面白い作家さんだと思います。
0投稿日: 2006.05.20
powered by ブクログ現代にタイムスリップした森鴎外の、現代への順応の早さが面白い。もっと駄目っぷりを期待していたので新鮮でした。そして浮かび上がる連続殺人事件。容疑者は全員誰もが知っている文豪ですよ。それ全部ひっくるめますかという驚愕。そして解決と、ありえない現代が生まれる想像力がすばらしい。
0投稿日: 2006.05.14
