
総合評価
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powered by ブクログどうしたらお金持ちになれるかではなく、お金の本質や中央銀行の金融政策などに絞って書かれた本。 軽妙な語り口ですらすら読めるとの釣り文句だが、私には少し読みにくかった。原作者がかます親父ギャグにどうも乗れないというか、笑いの感覚が違って笑えない。 真面目な論考になると、自分の素養がないせいか理解できない部分も多くて、読了するのにかなり苦労しました。 時間が経っても古びる本ではないと思うので、いつかまた再読したい。
4投稿日: 2022.01.15
powered by ブクログダートマス大学で公共政策と経済学を教えていて、経済学関連の本のベストセラー作家であるチャールズ・ウィーランの460ページにわたる大作ですが、本の厚さ分だけのわかりやすく丁寧な説明且つウィットに富んでいて読んでよかったです。 お金の起源からインフレ/デフレや中央銀行の金融政策について詳細に書かれているのも個人的に高評価です。
0投稿日: 2021.05.09
powered by ブクログ非常に有益な一冊でした。我々が使っているお金(不換紙幣)とは何なのか、金本位制とは、などのお金がたどってきた歴史から、お金にまつわる中央銀行の歴史や同組織がどの様にして紙幣を扱い、経済をコントロールしているかなどが分かり易く理解で来ました。個人的に大きかったのは、預金準備率の意味と大体の役回りが分かったことです。雑学的な話としては、大きな石のお金はどの様に使うのかという話が印象に残りました。納得の一冊です。
0投稿日: 2020.01.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
至極まっとうだし訳も読みやすいはずなんだがどうにも読むのがしんどかった。何がしんどいのかと考えたがうまくわからない。ことさらに何が違うというわけでもないのに。
0投稿日: 2019.04.03
powered by ブクログレビューはブログにて https://ameblo.jp/w92-3/entry-12375326125.html
0投稿日: 2018.05.12
powered by ブクログ本書の「はじめに」にあるとおり、現代では「中国がアメリカに対して財を本来より安く売っていると非難」していたり、ビットコインを含めた独自の通貨があると摩擦が生じたり、安倍政権がインフレを国民に約束していたり、不思議なことが起きている。
0投稿日: 2018.04.30
powered by ブクログアメリカのダートマス大学の経済学者による「Naked Economics」、「Naked Statistics」に続き、知っているようで知らないお金の仕組みを解説する第三段「Naked Money」の邦訳版。 邦訳はこの手の本では安心感のある山形浩生で、彼自身が帯に書いてあるように、平易でスタンダード、非常に堅実な入門書、という解説文に嘘はない。 第1部では、お金に関する様々な基礎的概念の整理として、インフレとデフレ、信用とは何か、物価調査の仕組み、為替レート等に関する平易な説明がなされる。 その上で続く第2部では、主にアメリカの経済史(特に1929年の大恐慌と2008年のリーマンショック)や、日本、ユーロ諸国、そして中国のそれぞれの地域での金融政策についての解説がなされ、最終章ではアメリカのFRBなど中央銀行の役割の重要性と今後の果たすべき役割が語られる。 著者は、一部中央銀行であるFRBの存在を否定する論者がいるアメリカにおいて、中央銀行の役割は絶対に必要であり、少なくともリーマンショックに対するFRBの金融政策は、1929年の大恐慌の反省を踏まえた意義のあるものになっていることを指摘する。日本のアベノミクス及び日銀の金融政策に対する評価も概ね好意的であり、バブル崩壊以降の日本経済から学ぶべきポイントとして、インフレ期待と同じ程度にデフレ期待は根強く、デフレ下では多少のインフレの行き過ぎのリスクがあってもインフレに持ち込むべきであるという点を挙げている。 分かっているようで分かっていないお金や中央銀行の仕組みについて網羅的に学べる一冊、かつ非常に面白い語り口。
0投稿日: 2018.03.10
powered by ブクログ400頁にも及ぶ分厚い本であるが、それだけ丁寧に、やや砕けた調子でお金(マネー)の仕組み、役割、良し悪し、歴史(ユーロ、アベノミクス、ビットコインまで)を解説してくれる。 本書名に「もう一度」とあるが、専門家でない人にとっては「ちゃんと」というべき内容である。お金については、経済学の一役者としか学んでないというか、そのようにしか扱われていないが、本書を読んだらむしろ主役はお金で、今や経済学はその僕ではないかとさえ思うようになってきた。 お金の現状は、政治や思想哲学などと同様に、十分に合格点をだせるほど理解が進んで成果が出せている訳ではないかもしれないが、それでも他の選択肢より十分にまともなのである。 まだまだ分からないこともあるが、過去を教訓に進歩し続けているはずのマネー学は興味がつきない対象である。脚注、参考文献も多数示されている。2回目はそれらも確認しながら、ゆっくり読みたいものである。
0投稿日: 2018.03.04
powered by ブクログ「お金」の仕組みを過去から現在に至る変遷の中で辿りながらその存在価値について記された著作。経済活動の中に占める「お金」の役割とそれが交換の利便性としての存在から「お金」自体が価値を持ち始めた事で経済自体が新たな局面に接することとなりその価値の曲折が仮想通貨へと流れてきている歴史的な背景もよくわかる、まさに入門書といえる。
0投稿日: 2018.03.03
