すべてを失った青年の物語
一真のすごい能力などは、最初にあっさりと明かされる。 本編はむしろ、家族、友人、故郷、すべてを失ったと見えた一真が、過去はちゃんと今につながっていると知る感動の物語。 そこらへんが説明されてしまったので、次の巻からは雰囲気が変わるかもしれない。 一真の心情には感動できたが、それ以外の設定や描写はあまり魅力を感じなかった。 「退廃」は意味合いが違うような。