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新装版 七回死んだ男
新装版 七回死んだ男
西澤保彦/講談社
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総合評価

193件)
3.8
41
82
49
9
1
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    時として同じ一日が八回繰り返される「反復落とし穴」に嵌まってしまう久太郎。新年会で親戚が集まった直後にそれは起こった。そしてオリジナル周では発生しなかったはずの祖父の死に久太郎は混乱する。祖父の死を招いたのは二周目の自分の行動だったのか、そして祖父を救うためにはどうすればいいのか。試行錯誤する彼を嘲笑うかのように、祖父の死は微妙に形を変えて繰り返す。トリッキーなSFミステリです。 タイムリープものミステリって現在ではけっこう多く存在しますが、これが嚆矢と言ってしまってもいいのかな。オリジナルに問題がなければまったく同じように行動すればいいはずなのだけれど、それが案外と難しかったり。予想もしないドミノ倒しのように事態が混迷し、もはや悲劇ではなく喜劇のようになってしまったりもします。久太郎の立場からすれば深刻なのだけれど、どうにもユーモラスな読み口でした。 ミステリとしては、もうこういう系統にある程度慣れているので、面白いけどまあこんなものか……と思っていたら。ループを抜けたその先に明かされた真実に愕然。どういうこと? と思考停止してしまいました。うっわー、やられた! さすがだ。あのわけのわかんない掟にそういう意味があったのか。

    0
    投稿日: 2025.11.22
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    何度も人が死ぬのに、コミカルでSF要素あり、恋愛あり、謎解きあり、大乱闘ありでおもしろかった! よしお、お前が好きだ。

    0
    投稿日: 2025.11.22
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    すごく面白かった!すごく面白かったのに、最終章がなんだか残念だった。でも9割は面白かった。 主人公のニックネームがキュータロー、同じ日を9回繰り返す話、私は9割面白かった。

    0
    投稿日: 2025.11.18
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    なんて魅力を伝えようかって、ずっと書いては消してを繰り返してるんだけど…1995年の本とは思えないライトな読み口〜!純粋に好みの文体で良かった。そんな気持ちでグイグイ読み進めるとまずい。ばこーんと頭ぶん殴られます。読んでね。

    24
    投稿日: 2025.11.15
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    7回死ぬのは主人公だと思ってました。 タイムループもの大好きなのでとてもよかったです。 西澤保彦さんは初めて読みましたがとても面白かったです。 他の作品も読みたいです。

    0
    投稿日: 2025.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ブクログの「みんなの感想」を見て、主人公が何度もタイムリープをする展開が面白そうで、手に取りました。 序盤の入り方が推理もののように感じたので、よし、今回こそ犯人を当ててみせる!とすっかり意気込んで読み始めたのですが、 どうやら犯人を推理するお話ではなく、主人公がタイムリープをして前回と別の行動を取り、祖父が死なないように悪戦苦闘する様子を見守ってゆく、いわゆるSFコメディもの?でした。 ループが始まってからはとても面白く、周回を重ねるごとに真実が少しずつあらわになっていくので、同じ日の繰り返しであっても中だるみをせずに楽しく読めました。 しかし、最後に数ページ記載されている後日談が、自分的にはあまり印象が良くなかったです。 結末がどうなったのか、読者の御想像にお任せせずに最後まで見届けたかったです。あ、いや、決してわたしの想像力が乏しいわけではありませんが( ̄◇ ̄;) もし続編があればあの終わり方でもいいと思うのですが…。 続き、期待してます(๑•̀ - •́)و✧

    11
    投稿日: 2025.10.26
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    タイムリープ × ミステリ 主人公の久太郎は、1日を9回繰り返す「反復落とし穴」と言う特殊能力(体質)の持ち主。その1日は選べずランダムに訪れる。この能力を誰かのために役立てたいと思っていたところ、祖父の死がちょうど反復落とし穴に引っかかる。主人公はどうにか祖父の死を回避しようとするが、、、 親が親なら子も子、この祖父にしてこの孫あり。と言うような、個性的で人間味あふれる登場人物たち。 自分ならもう少し上手にタイムリープを使うなーと思っていたが、そんなことよりトリックに上手に引っかけられた。

    1
    投稿日: 2025.10.16
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    読みやすい文、暗すぎずキャラクターもコメディタッチでサクサクすすむ、思っていた結末とは違ったが納得できる終わり方で能力自体の謎はそのままなのでパターンを変えれば別の話も作れそう。トライ&エラーの光る良作

    0
    投稿日: 2025.10.08
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    以前、ほんタメで『伏線がすごい小説』として紹介されていた本作。特殊な設定に魅力を感じ、期待して手に取った。 主人公の久太郎は高校1年生。同じ1日が9回繰り返される『反復落とし穴』に落ちる特異体質を持っている。ある日突然やってくる『反復落とし穴』に落ちると、夜中の12時から次の日の夜中の12時までの24時間を9回繰り返し、最後の9回目が決定版となりその日の出来事となる。 資産家の祖父が新年会で後継者を決めると言い出し、親族や後継者候補達が不穏な空気の中、祖父が何者かによって殺害される。そして、その日たまたま『反復落とし穴』に落ち、久太郎は同じ1日を繰り返すことに。祖父の殺害を阻止しようとあの手この手と奮闘するが… 設定にめちゃめちゃ惹かれ、超期待して読み始めたが、当たり前だけど、基本的には同じ日の繰り返し。あと、文章がかなりポップなのと、ドタバタ感が強めなのは好みが分かれそう。 でも、最後の伏線回収は本当にお見事。全然気がつけなかった。いつもだけど。苦笑

    84
    投稿日: 2025.10.04
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    同じ日を九回繰り返してしまう特異体質を持った男さん、とある男の死を七回もみとどけることになる、、というお話(?)。 特異体質の説明から死を回避するためのループ行動、九度の繰り返しからの最終的結末、散りばめられていた伏線の回収、流石だった。 堅苦しくない読みやすい文体(人名が私的に覚えにくく感じたが)、九度中二度は死ぬことはないとタイトルでのネタバラシ、ろじすてぃっくLOVE。←? 元TBSフリー宇垣アナが紹介していたのをみて、お気に入りリストに入れていたらきんどるあんりみてっどさんに来たので読みました。

    0
    投稿日: 2025.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お母さんいくらなんでも言い過ぎだよ!って笑ってたら案の定、友理さんブチギレでした。笑いが止まるぐらいブチギレてた。 6周目のケンカが見苦しすぎて笑った。こうしたケンカも噺家さんのような軽やかなテンポで描写されるから、醜い争いをポップに楽しめた気がする。この年代の文章を読むのが多分初めてだったから、逆に新鮮だった。 「なんにせよ最終周にベロベロになれば良いんでしょ、安心して読めるね」って思ってたけど、言われてみれば、爺ちゃんを死なせないために全ての行動を再現しないといけないって考えたらプレッシャーは半端ないよな〜…よく大団円()まで持っていった!すごいぞヒサタロウ!思いも届いたようでよかったね! 知らずに1回死んでたけど! 新装版の文庫だから、あとがきやら解説やら溢れててびっくり。本ってこういう構造なんだ。あとがきを読みながら「いやいやそんな!面白かったですよ!?」と漏れ出た

    2
    投稿日: 2025.09.23
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    高校生の久太郎は、自分の意図しないうちに同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。資産家の祖父は新年会で後継者を決めると言い出し、親族が揉めに揉める中、何者かに殺害されてしまう。繰り返される1日の中で、久太郎は祖父を救うため画策する…というストーリー。 おもしろい! 久太郎は高校生だけど語り口や口調がジジくさくて、反復落とし穴に今まではまってきた影響だとわかりやすくて良かった。祖父の死を阻止するために、目立ちたくないはずの久太郎が周囲の人の行動を制限するための方法を考えたり実行したりする様子がコミカルで面白かった。 ストーリーの後半で語られる真相もなるほどな、と納得のいくものだった。伏線回収も鮮やか! SFでミステリーってどんなもんだろ、と思ってたけどかなり面白かった!おすすめです!

    2
    投稿日: 2025.09.19
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    SF要素を盛り込んだ異色の殺人ミステリー。 タイムループの体質を持った高校生が、祖父の死という事件(殺人?)に遭遇する。何とか食い止めようとタイムループを繰り返してもがくが、その結末は・・・ 何度もタイムループして試行錯誤を繰り返すというドタバタ感ある展開が、好みの分かれるところかと。 エンディングのまとめ方も、私個人の好みとは少し異なりましたが、賛否ありそうです。

    1
    投稿日: 2025.09.02
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    自分的にミステリーとSFの融合は無し(刺さらない)ということが分かりました。 ワクワクもゾクゾクも無かった。

    0
    投稿日: 2025.08.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイムトリップもの。少しイメージと異なり、設定は「とある1日を繰り返す」というもの。伯父の渕上零治郎が殺されてしまい、犯人が分からないまま1日が過ぎ、また前日に戻る。零治郎の殺人をどうにか止めたい理由は遺産問題にある。零治郎の遺産に関する遺言書が自分に有利ではないため、彼が死んでしまうと困るのだ。そこで、殺人を止めるか、遺言書を書き換えてもらう必要がある。1日が始まると、殺害阻止を画策するが、零治郎はやはり殺される。なぜか殺人者が毎回変わる。読んでいてトリックは分かったものの、納得まではできなかった。③

    42
    投稿日: 2025.08.30
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    コミカルなドタバタミステリー。伏線やオチが分かっちゃったけど読みやすいし、楽しかったので人に勧めたい。

    0
    投稿日: 2025.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    老成した主人公がヒステリックな親戚達をどうにかおさめようと、ときに面倒になりながらも奮闘する姿がおかしかった。 親戚たちのわちゃわちゃぶりは滑稽なほど行き過ぎていて、終盤逆に愛らしくも思えてきたから不思議。主人公はそんな親戚たちに一生振り回されるんだろうなと思いつつ、ラブな展開も期待される、楽しい結末だった。

    1
    投稿日: 2025.08.19
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    SFドタバタミステリー。 面白かった。 意図せず同じ1日を9周してしまうというタイムループ(リープ?)能力を持った高校生のお話。 親戚が一堂に会するお正月。大金持ちのお祖父様がなぜか殺されてしまうループに入るのでそれを何とか阻止しようと悪戦苦闘するのが大枠のストーリー。 普段あまりSFを読まないので他作品と比べようも無いが、ループするたびに主人公が懇切丁寧に「前の周では〇〇だったから今回は〇〇してみよう」と説明してくれるので、置いてけぼりになることはない。 自分なりに推理したけど全然違くて、 よく出来てる話だなぁと素直に楽しめた。 ちゃんとメモとかに書いて整理しながら読んだら、鋭い人なら見破れるのかもしれない。 強いて言えば後日談は不要だった気がするが、 他の作品も読んでみたい気持ちになった。

    20
    投稿日: 2025.08.19
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    同じ日を9日繰り返す特殊体質を持った青年が、祖父の死を回避するために奔走するSFミステリ。親族たちが一癖も二癖もあり、資産家の後継者問題の例に漏れずドロドロしつつもコメディ要素も豊富で読みやすい。ロジカルで読みやすい一冊でした。

    1
    投稿日: 2025.08.18
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    1番最初に、電子版で読んでしまって後悔しました。 パラレル物は何度も戻って時系列の確認が出来た方がより楽しめますよね。 電子だとそれが難しい。 最後にすべめの説明をしてくれますが、久太郎と同じテンション感で疑問解決ができてスッキリしました。 終えた後の展開にまた一悶着を期待してしまった

    0
    投稿日: 2025.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今まで読んだことのない SF×ミステリーの舞台設定で、 新鮮な気持ちでスラスラ読めました。 どちらかというとSF色が強いのかな? といった所感。 どんでん返しというか、読者を騙そうというロジックが強い作品だなと思いました。 そういうの好きなので楽しかったです。 SFという非現実的な舞台設定なのに、 落ちのロジックはちゃんと筋が通っている点、 完成度が高いと思いました。 正直8回も繰り返す必要があったのか?と最初は思いましたが、最後の伏線回収を読んでいて なるほど、どれも欠けてはいけない場面だったんだなと納得。 読んでる途中、これ主人公が死んだ場合は ループもストップするのだろうか?と疑問に思っていましたが、最後に答えが分かってよかったです。笑 当て馬みたいな役割の世史夫ですが、 こういうタイプ友だちに欲しいです。

    1
    投稿日: 2025.07.04
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    SFは初めてだったが、論理的で伏線回収も気持ちよく読んでいてスッキリした。一人一人の言動が理にかなっていてとてもすきな作品。

    0
    投稿日: 2025.06.11
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    タイトル通り、タイムループによって事件を解決していく 見落としていた情報や人間関係が 見事に回収されていくのは快感 でも3回目あたりで飽き始めた そういえば東京リベンジャーズもすぐに飽きてしまったな、、、 私はループものに抵抗があるかもしれない 打開するためにも、ここで☆5評価のループを探して、もう2、3冊ほど読んでみようかしら

    5
    投稿日: 2025.06.04
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    あんまりハマらなかった。仕掛けと最後の方があっさりしてて驚きとかはなかった。積読解消のために読み切った。

    0
    投稿日: 2025.05.28
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    あまりSFは好みではないが、こういった設定とミステリだったので楽しめた。(家族の絡みがコメディちっくだったのもあったかも)

    8
    投稿日: 2025.05.22
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    ミステリで検索するとよく見かけるタイトルにやっと手をつけてみましたが、めちゃくちゃ面白かった!もっと早く読めば良かったと思いました。 表紙の雰囲気やタイトルから暗い感じかと思っていたら、全くそんな事はなく。登場人物はそれぞれちゃんと個性があり、主人公も好感が持てるいい子でわちゃわちゃ感が面白かったです。

    0
    投稿日: 2025.05.13
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    初めて読んだ作家さんです。 題名に惹かれて手に取りました。 題名からして重めの話かなと思っていたが、軽いタッチでまた、主人公の特殊能力⁇というのか、突然同じ日を何度も繰り返す現象が起きる。 四苦八苦する主人公の行動がなかなか面白く、とても気楽に読めた! ただ主人公が高校1年生なのに、随分年上の女性との恋愛だの結婚だのっていうところは、なんか現実味がなくて違和感… とにかく終始楽しく読めましたー。

    0
    投稿日: 2025.05.08
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    流行りの俳優陣が演じるテレビドラマを観ている感覚。タイムリープコメディ+ミステリ。 少しラノベ感はあるが、結末まで工夫が凝らされて、最後まで楽しい作品。 気楽に読書したい時にちょうどいい。

    0
    投稿日: 2025.05.06
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    主人公の持つ能力から、渕上一族の紹介も非常に丁寧で、読みやすい順序で親切だな、と感じた。後継者争いの末、何回タイムリープしても防げない祖父の殺人。この手の話が好きなので世界線が収束するかのようなどうしようもなさも良かった。かといって真相も特に不満もなく楽しめた。

    7
    投稿日: 2025.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ループもの 反復落とし穴によって同じ日を9回繰り返すことになる主人公が叔父の死を回避する為に奮闘する話 家族間は泥々なのに叔父の死が殺人じゃなかったのにはホッとした

    0
    投稿日: 2025.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 後継者争いのために集まった大庭家と鐘ヶ江家。主人公の久太郎は同じ日をループしてしまう体質。久太郎が目を覚ますと同じ日がループしてしまい、さらに1周目には生きてた祖父が殺されてしまっていた。祖父の死を回避するために久太郎が奔走する話。 人が死ぬミステリーだけど、ポップでコミカルな感じの小説。 久太郎が1周ごとに犯人だと思われる人を拘束するけどそしたら次の犯人が現れる。しかも動機が分からないしなぜかみんな同じような手口。実は他殺だと思っていた事件は突然死だったというオチ。しかも久太郎が想定した日とズレていて久太郎も一度死んでいた。犯人が同じような手口なのもループの性質が関係してたり色んな人の言動や行動がしっかり伏線になっていてすごい。 毎回犯人が変わって困惑したり、みんなで座布団投げ合ったりしててミステリーなのにクスッと笑えるところがあって新鮮だった。 久太郎はちゃんと友理さんと結婚してほしい。 全部知った後にもう一回読むとまた違った面白さがありそう。 結構よかった。

    2
    投稿日: 2025.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読点が異様に少なく、文体が独特でなかなか読み慣れないなぁと思ってたら、新装版のあとがきで作者さん自身もそうおっしゃっていてちょっと面白かった。 話の内容自体はテンポが良くサクサク進む。周が巡るごとに想像の斜め上を突っ走るコミカルな展開と、常に達観している主人公の姿勢とのギャップが良い味出してる。 暗い気持ちにならずに読めて、ミステリーが苦手な人にも読みやすい作品だと思う。 友理さんがキュータローのプロポーズを覚えてそうだったから友理さんも反復落とし穴の使い手か?と思ったけど違った。でも大学生と思っていたとはいえ年下男子からのプロポーズを真摯に受け止め、なんならわりと浮かれてるっぽい友理さん、可愛くていい女で好き。キュータロー見る目ある。

    1
    投稿日: 2025.03.22
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    同じ日がループするお話。実際にはあり得ないことだけど、自分ならどう行動するかって妄想しながら楽しく読めました。ラストの伏線回収もスッキリしました。 登場人物らの名前の読み方がとにかく覚えられなくて、何度家系図に戻ったことか!最後までルビ振ってて欲しかったです(笑)ということで★1つ減!!

    11
    投稿日: 2025.03.20
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    まだ20年ちょっとしか生きてないぱっぱらぱーだけど、一生忘れることはないであろうだいすきな本に出会えた。この本を手に取って本当によかった。

    1
    投稿日: 2025.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何度読んでも面白い本格ミステリ・ループものの傑作。友理さんはとても素敵だけれど主人公の身内が身内にしたくなさすぎてこの2人は上手くくっついてくれるのだろうか。祈るばかり。

    0
    投稿日: 2025.02.24
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    コメディータッチでとても読みやすいし、キューちゃんの心の中のボヤキがおもしろい。 跡取り問題は、一件落着かと思いきや、何でそうなるの?という展開に。ほぼ登場人物全員イカれてる中で、まともそうなキューちゃんと友理が継ぐのが無難では?と思った(笑)

    2
    投稿日: 2025.02.24
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    何年か前に購入し、読み直した作品。軽やかに進む展開と魅力的な登場人物。独語感はあっさりしていて個人的には好きなタイプです。

    0
    投稿日: 2025.02.16
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    なかなか面白かった。 最後はあっさりしすぎかなと思うけれど、いろんなところに伏線があって面白かった。

    0
    投稿日: 2025.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    超積読してた名作をいよいよ読んでみた。 ゴリゴリの重厚な本格ミステリを想像していたが、全然読みやすいコミカルな作品でした! 高校一年生の主人公”キュータロー”こと久太郎には、ある日突然その一日が9回繰り返されるというタイムリープを引き起こす体質がある。 祖父の遺産相続を巡り、正月に集まるも、まさかの1/2にタイムリープに陥り… すっかり騙されました! タイムリープしていたのが1/2の前提で物語は進んでいきますが、1/3だったのです! そして、タイムリープする度に変わる犯人に殺されたと思っていた祖父は、実は酒の飲み過ぎによる事故死でした。 そして、キュータローが友美さんに求婚?したのも1/2であったため、友美さんが「私には心に決めた男性がいる」旨の発言をしていたのは恋人がいたからではなく、キュータローの発言がタイムリープの影響を受けずに事実として残っていたためです。 まんまと騙されました… 西澤さんは、SF本格ミステリをたくさん書いてらっしゃるようなので、「人格転移の殺人」「瞬間移動死体」なども気になります!

    16
    投稿日: 2025.01.25
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    SF的な設定なのですが、しっかりと推理小説です。 最初は、エッと思うのですが、最後に伏線を回収してくれるので、スッキリです。 面白く読めました!

    0
    投稿日: 2025.01.16
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    面白かったです 反復落とし穴の中で七転八倒、試行錯誤を繰り返すキュータローはかなり滑稽でした 結末に向けての伏線も見事でした

    0
    投稿日: 2025.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 ループもの。 勘違いでループしていると思ってた日が実は翌日だったという話で、実はそこかしこにヒントが隠されてた。 8回くらいループしたわけだが、一回一回の内容もわかりやすく頭に入ってきて読みやすかった。

    0
    投稿日: 2024.12.22
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    ループものが読みたくて手を出してみた 主人公のキャラがいい 死因はやっぱりそうだよねって感じではあったけど、ループものだからこその色々試行錯誤するところとか、実は…ってところの展開は読めなくて面白かった

    0
    投稿日: 2024.11.20
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    面白いかった。 伏線回収がすごく、読んでいて気持ちよかった。 一気読みしたい作品。 解説を読んで他の作品も是非読みたいと思った。

    6
    投稿日: 2024.10.31
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    ループもののSFミステリー。久太郎は突発的にループに巻き込まれる体質。ループに入ると同じ1日を9回繰り返すまで翌日には進めず、9周目の内容が決定版となる。久太郎が行動を変えない限り周囲の人間は1周目の行動や言動を反復しており、もちろんループの存在を知る由もない。 お正月に久太郎の親戚一同が祖父の家に集まり平和な1日を過ごした。しかし、その日はループに入っており、2周目以降祖父が殺害されてしまう。しかも、毎回違う犯人に。平和な1周目を繰り返すはずなのになぜ2周目以降祖父が死んでしまうのか、9周目の決定版では祖父を救うことができるのか? 丁寧に物語の伏線が敷かれていて、回収も綺麗でお見事。文体もポップで読みやすく、SFとミステリーどちらの良さも遺憾無く発揮されている。

    2
    投稿日: 2024.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日記の日付のところで一月三日がループしてるのではと気付いてからは、もともと作者が選ぶ言葉が苦手で我慢していたこともあり、あんまり楽しめなかった。

    0
    投稿日: 2024.09.23
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    1番好きな作品です! 推理小説で1番好きな作品は? ミステリーが1番好きな作品は? 大どんでん返しで1番好きな作品は? 感動系で1番好きな作品は? 青春で1番好きな作品は? ホラーで1番好きな作品は? ファンタジーで1番好きな作品は? エッセイで1番好きな作品は? あえて言おう 小説で1番好きな作品は? 答え=「七回死んだ男」

    2
    投稿日: 2024.09.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    論理的な矛盾なく、多くの伏線が回収されたことは評価するが、そもそもの設定が軽妙すぎるせいか、どんでん返しにしてやられたという衝撃と重厚感はない。 SF本格ミステリというジャンルは、ルールを独自に設けることができ、そのルールの中でロジックを通せればストーリーとして成立するため、多くの設定を生み出しやすいのだと思うし、それはそれで新鮮で面白みがある。一方で、本格、新本格ミステリで得られるような、今までの情報から考えてそれは絶対にあり得ない、という読者の思い込みが論理的且つ緻密に覆されていく爽快感は得られにくいと感じた。

    1
    投稿日: 2024.09.08
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    繰り返しを経験する立場であるからこそ起こすミステイク。最終全てがつながる真実をハッピーエンドで結んでいる。

    0
    投稿日: 2024.08.22
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    こんな現代的でエンタメな設定が90年代当時から使われていたとは!そしてこんなにポップな文体で笑える作品だったとは!笑 笑えるだけではなく、ミステリ作品として、しっかり仕掛けには騙されてしまい、それも良かった。 ただ、いわゆるフーダニットとかハウダニット的な、分かりやすくこの謎を解いてください!って感じではないので、真剣に推理するというよりはエンタメとして楽しむ要素が強くなってはしまうけど、たまにはこんなのも良いなぁ。

    0
    投稿日: 2024.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中で読むペース落ちたけどオチは想像できなかったな〜。もう一回読み返したら気づくこと多そう。 またいつか読み返そう、たぶん、

    0
    投稿日: 2024.08.04
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    ブックチューバーのマサキさんが面白いと言っていたので読んでみました。 なかなか無い設定で、文章も読みやすかったです。 ただ名前の読み方がなかなか覚えられませんでした(笑) 更に続きが知りたいなぁと思ってしまいますが、でも全体的に面白かったです。

    0
    投稿日: 2024.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2024.06.21 斬新な設定に惹かれ手に取った。 登場人物や舞台となる建物など、最初に覚えることが多く混乱しつつも読み進めていくうちになんとか慣れていった。最後に伏線を全て回収される爽快感はお見事。 キュータローと実は同じ体質を持つものが他にもいるのでは?や、毎回怒る殺人事件の真相を自分なりに想像していただけに、結局殺人事件でもなんでもなかったのはなんだか肩透かしな気がした。もう少し複雑なトリックを期待してしまった。

    1
    投稿日: 2024.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物の名前が難しくてお?と思ったけど、意外と読みやすかった。クスリと笑える場面もあって楽しかった。ラストはキューちゃんと一緒に騙されちゃったし、伏線回収はSF要素に頼らず、とても納得のいくものだった! ただ、口調?が同じ人でもなんかばらばらだったり、違う人でも似てるように感じちゃった。自分の想像で再生していた声から時折逸れることがあってそこだけが残念だった。

    0
    投稿日: 2024.06.20
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    少し文体や登場人物の台詞に古さを感じたのと、最初に一族の家系図が出て来て登場人物の多さに、始め読みにくいかなと思ってたがそんなことはなかった。 何度も同じ日を繰り返すという設定が同じことの繰り返しを何度も見させられて退屈しないかなと思ったけど、ストーリー展開も面白くてテンポも良く、全体的に適度にコミカルな感じも読みやすく、サクッと読めた。 結末も綺麗に仕上がってて、気持ちよく読み終えられた。 ⭐︎4と迷ったが、先が気になってページをめくる手が止まらない、というほどでもなかったので⭐︎3。

    0
    投稿日: 2024.06.16
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    面白かったー!なんとなく、重厚な刑事サスペンスみたいなものと勝手に思い込んで敬遠していた本作、読み口はとてもライト。主人公の一人称視点で物語は進んでいくが、この主人公がなかなかユーモアがあってゆるくていい(笑)ループしまくってるから精神的にやたらと成熟してるっていう設定も面白い。ジャンルとしてはループ物なんだけど、展開に飽きることなく読み進めることができた。ちゃんと仕掛けもあって、なるほどな〜て感じ。そしてびっくりするくらいサクッと終わる(笑)

    13
    投稿日: 2024.06.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    好き嫌いが分かれる作品だと思います。私はハマらず読むペースが落ちてしまった。ただ、ループものが好きだったりする方には楽しめると思います。 ここからネタバレ↓ 実は8回のうち1日主人公が死んでいたと言う点は想像できなかった笑 密かに友利さんもループしてるんじゃないかって思って読んでたから笑

    0
    投稿日: 2024.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    設定の面白さ、語り口の軽快さ、それぞれのキャラクターが立っていることが魅力的。 語り手の主人公は、ランダムで、ある一日を九回反復してしまう体質の持ち主。 その体質ゆえ、高校生ながらに達観している部分があり大人びてみられがちだと自分で語っているが、 祖父との酒盛り&大嘔吐のオリジナル周がイヤすぎて、なんとか別の方法で祖父を助けようと奮闘する様など、少年らしさも感じられた。 主人公目線で語られているため読者も同じ目線で物語が進んでいくわけだが、最後の最後に我々が気づいていなかった真相が判明する。 反復現象のなかで祖父殺人事件回避作戦に奮闘する部分以外にもあらたな謎や展開があり、読み応えがあった。

    1
    投稿日: 2024.04.30
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    思いのほか好きなタイプの文章であっという間に読了。終始ドタバタしていますが、伏線は見事に回収し綺麗に終わります。予想のはるか上をいく結末に衝撃。

    2
    投稿日: 2024.04.29
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    同じ1日を9回繰り返してしまう日がランダムで訪れる主人公の話 ややコメディに書かれているし嫌な表現は無かったのでとても読みやすかった 結末もびっくりで面白かったです

    1
    投稿日: 2024.04.07
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    文章の書き方が、教科書みたいだった。たくさん登場人物が出てくるから少し混乱した。同じような内容の本を読んだことがあるから、あまり面白くなかった。でも、反復落とし穴を1度体験したいと思った。結果的におじいさんが死ななかったのはすごい奇跡!!

    0
    投稿日: 2024.03.28
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    SF本格ミステリー読みました。 祖父の死を回避するため何度も同じ日を繰り返す少年が奮闘して、全ての疑問が一気に解けていく結末は、かなり驚愕しました。 鮮やかな伏線回収で、凄かったです。

    0
    投稿日: 2024.03.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった! 正直ミステリーでSFが絡むとルールが曖昧でスッキリしない事が多いので好きじゃなかったけど、本作は設定もちゃんとしてるし伏線回収も見事だったのでめちゃくちゃ面白かった。 最近流行りの特殊設定ミステリーだと思ったけど、一番の驚きはこれが30年近く前の本だと言う事。

    0
    投稿日: 2024.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    七回死んだ男というタイトルと、三周目の反復落とし穴でルールを理解した後、ということは、最後は死なないはずだから〜と予想し始めていた時点でハメられていた。 実はもう一人ループできる人がいるのでは?と勘ぐり始め、  祖父 自分を殺さないのは誰か確かめるため?  友理さん 去年の遺言状が自分だから? と推理してたが、そんな話ではない。 七回死んだは、0+7+0ではなく、2+0+5+0。 犯人がいるほうが個人的には好みだが、これはこれで伏線読み返すとキレイに騙されていて納得。 ヒス用語や罵倒がコミカルで、修学旅行の様な枕投げ大会も想像できて面白い。

    0
    投稿日: 2024.02.23
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    伏線回収が上手い!!! キャラクターも個性的で読んでて飽きない!でも、さすがにみんな癖強すぎない?って感じ笑 割とコミカルなところが多かったかな。 主人公の冷静なツッコミが面白い! 最後に全部綺麗に伏線回収してくれてもう拍手。

    2
    投稿日: 2024.02.22
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    ループものといえば、ドラマのブラッシュアップライフが好きだったけど、ブラッシュアップのように職業や友達などが大きく変わる訳でもなく、この本は1日をループするので、さほど大きな変化もない。 最後の伏線回収を楽しみにしていたけど、自分にはあまり刺さらなかった。 この本は読んでいてスラスラ読めず何だか読みにくいなと思っていたら、新装版あとがきを読んで納得。読点が極端に少ない!! 改めてパラパラ見ると本当に読点がほぼない。 読みにくいのは目が悪くなったから?疲れてる?とかモヤモヤしていたけど、原因がわかってスッキリした。 伏線回収よりもこの読みにくい謎が解けたことが1番スッキリした。

    24
    投稿日: 2024.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイムリープを7回繰り返してしまう青年が祖父の死を防ぐために奮闘していく物語。 タイムリープ物はどうしても「なんでもあり」感が強いので、納得感があるかどうかがわかりにくい印象だったが、論理的でしっかりとしているので読みやすかったです。 必死に死を止めていくという作風ではあるが、ギャク調でありコミカルに進んで行くため読みやすく読むことが出来た。そしてその中に隠された伏線やどんでん返しが上手い具合に効いていてとても満足でした。途中のギャグでとある人物の存在を意図的に消したり、祖父の死因をあえて明示しなかったりという所がその後のどんでん返しに繋がっているのがとても良かったです。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 大庭久太郎:木村良平 大庭世史夫:内田雄馬 大庭富士高:寺島拓篤 大庭加美寿:根谷美智子 大庭道也:小山力也 渕上胡留乃:田中敦子 鐘ヶ江葉流名:山崎和佳奈 鐘ヶ江舞:竹達彩奈 鐘ヶ江ルナ:日笠陽子 槌矢龍一:三木眞一郎 友理絵美:伊藤静 渕上零治郎:中田譲治

    51
    投稿日: 2024.02.17
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    ミステリーであってミステリーではない。 初めての感想はコレ。 どちらかと言えば似非SF。 小説の苦手な初心者向け、私的にはオススメな1冊。 ちなみに七回死ぬ男は主人公の母方の祖父にあたる男。実際には七回死んではなく、主人公の特殊能力ゆえの出来事。 同じ日を度々繰り返し、その日に祖父(男)が亡くなる。 主人公は祖父の死をなかったことにするため何度も同じ日を繰り返し謎をつきとめる。 半バレですが、男の死は毎回毎回犯人や犯行動機は異なります。 男の奇妙なルールがストーリの謎解きに彩りを添え、いい感じに食えない爺さんを演出しています。 三が日の(男の)自宅にいるときの親戚一同の奇妙な組み合わせのファッション。 1年に一度の毎年更新される後継者の発表。 一見、短編に見える変種の長編です。 意外とさくさくと読めると思います。

    1
    投稿日: 2024.02.04
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    文句なしの面白さ 仕掛けがとても良く出来ているし、内容もポップな感じで文章も読みやすい。 真相の予測はしたけど、はずれた タイトルの意味も、読んだ後なら納得 伏線も堂々と書いてあって、かなりフェアだと思う トリックを成立させるための設定がいくつかあるけど、その設定同士にも因果関係があって、無理とか違和感がない 美しい

    1
    投稿日: 2024.01.12
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    同じ日を何度も繰り返すというぶっ飛んだ設定にも関わらず、ツッコミどころや強引な点が少なく、緻密なロジックが組まれててよく出来てるなーと感動した。 あと登場人物同士のシュールな会話に対する主人公のツッコミがクスッと笑えて大好きです

    7
    投稿日: 2024.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『七回死んだ男』 2023年12月6日読了 同じ日をくりかえす能力(?)を持った主人公。ただし、くりかえす日は、主人公の意思とは関係なしに、いきなり始まってしまう。 今回は1月1日に当たってしまった。 2回目以降のくり返しの日々を、いつも通り平凡に、しかしオリジナルよりもうまく過ごそうとするのだが、なぜかオリジナルにはなかった「祖父の死」が発生してしまう。「祖父の死」の原因を絶てば、祖父は生き延びるはず…!と、残りの日々を試行錯誤するのだが…。 何度もくりかえす日々というのは単調になりがちだと思うのだけれど、本作は手を変え、品を変え飽きない構成になっている。キーワードとなる「後継者争い」と登場人物の多さが、この物語にスパイスを与えてくれているのだろう。 「祖父の死」の回避エンドで物語が終わるのかと思いきや、まさかまさかのもう一ひねりあったとは…!たしかに文中に無数に伏線が張られていたし、なんなら読む前から大きく張られていたような気もする。 (使い尽くされた表現だけれども、)最後まで読んでしまったら、もう一度読み返したくなる本でした。

    1
    投稿日: 2023.12.22
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    1日を9回ループしてしまう体質を持つ主人公のお話。 9回ということが最初から分かっているため話がマンネリするのでは?と思ったけどそんなこともなく楽しめた。 日数を掛けて読んでしまったけど、出来たら一気読みした方がよかったかな。

    1
    投稿日: 2023.12.20
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    癖の強い登場人物だらけなのでこの人誰?とはならず。 お正月の三が日、寝正月な方に読んでいただきたい。

    1
    投稿日: 2023.12.17
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    面白かった。 1日を何回もリセットしてしまうという有り得ない話なのに繰り返す毎に当然のように感じ、段々と違和感なく受け入れてしまう旨さがある。しかも読み飽きさせない文章と伏線回収も素晴らしかった。

    9
    投稿日: 2023.11.12
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    言い回しや表現が独特で楽しかった。反復落とし穴の説明もしっかりされていてわかりやすかったし先の読めない展開も良かった。キャラクターも個性があって読んでて飽きなかった!後半にかけて伏線の回収がしっかりされているのも良い。

    2
    投稿日: 2023.10.26
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    反復落とし穴の話。タイムリープやらループやらは物語の中でうまい整合性をとるのが難しいが、その辺りをさらっとクリアした作品。70

    1
    投稿日: 2023.10.09
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    「反復落とし穴」という設定が新鮮でとても楽しめました。ラストにかけて真相に近づくにつれ、一気読み。ゾワッとしたり、えー!?っとなったり、見事などんでん返しが待っていました。

    57
    投稿日: 2023.10.08
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    ここ最近、話が重くて陰鬱な本ばかり読んでいたのでポップで軽い文体がすごく良かった。漫画的設定のおかげで、人の死に生々しさがないのも読みやすい所。 ただ、個人的には時間軸を追うのが少し大変だったかも。何日の午前とか午後とか深夜とか、ややこしくて混乱した。まぁそこがこの小説の肝でもあるのだけど。

    3
    投稿日: 2023.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表紙やタイトルから重いミステリーのような印象があったが、いざ読み始めてみると、本編はアニメ化したら良さそうな具合に明るかった。 まず、主人公の久太郎は、自分では日を選んだりして制御することはできないが、特定の一日を9回繰り返す"反復落とし穴"という特殊能力を持つ。冒頭からこのような説明が始まるが、そこからしてラノベのようで面白い。 また、そもそもの話の舞台では、父と三姉妹の話で、母亡き後、父は飲んだくれでどうしようも無い奴になり、長女と三女が男を見つけてさっさと出ていき、出遅れた次女が父の面倒をみることになり精神を病む。そんな中、父は次女と心中しようと、残った金で楽しみ、気まぐれに馬券を買うと大当たりする。そんな馬鹿な、と今度は株を買うとこれも大当たりし、ひと財産を得る。その金で洋風料理店を開くと、瞬く間に繁盛し、全国チェーンの37店舗展開するほどに。 暫くして、父も82歳。遺言状を残し、それぞれの相続をどうするか悩み始める。 次女は未婚で子はいない。長女は3人の息子、三女は2人の娘がいる。 相続の話を聞きつけ、図々しくも長女と三女が養子にどうかと持ちかける。長女の夫は閑職に、三女の夫は生徒に手を出して懲戒免職に。 誰に相続させるかを決める集まりで、"反復落とし穴"にハマり、毎回祖父が誰かしらに殺されるため、それを回避する話。

    6
    投稿日: 2023.09.21
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    ただただ面白い本を読みたい人におすすめ。 分かりやすく、読みやすい本なので読書初心者にもいい本だと思います。

    2
    投稿日: 2023.09.20
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    タイムリープして過去の自分の行動を変えたら祖父が死んでしまった。タイムリープできるのは8回という制限の中で、祖父の死を回避しようと試行錯誤する物語。 少し行動を変えただけで祖父が死ぬ未来に変わってしまった謎と、そこからどう行動を変えても祖父が死ぬ未来になってしまう謎のニ軸あり、そのどちらにもどんでん返しがあります。 読みやすく楽しめましたが、犯人探しをするわけではないのでドキドキハラハラ感はそこまで無かったです。

    2
    投稿日: 2023.09.05
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    まさかあそこでそんなことが…! 同じ日の出来事が繰り返されてるけど、ちょっと内容が違っててダラダラした感じではなく、すごく面白かった! 死の真相が驚きだった。

    11
    投稿日: 2023.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公は16歳の高校1年生の久太郎。同じ日を9回繰り返すという反復現象に度々陥るという不思議な能力を持っている。 年始に一族が集まった日に祖父が亡くなってしまい、どうやら殺人事件らしい。その日に反復現象が起きて祖父を死なせないために行動していくのだけれど、それが何回繰り返しても面白いくらいに上手くいかない。 そして祖父の遺産を巡る一族の醜い争いがまぁすごい。キャラクターみんなぶっ飛んでるなぁと思いながら読みました

    2
    投稿日: 2023.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ループ物ミステリの名作ということだけ知って読み始めた。一人称視点の小説の利点を生かしてるな~と思う。話が面白かったのかと聞かれるとなんとも言えない。トリック(というかストーリー展開での謎)はよくできてるなと思ったが、ループの多さと、途中のループで発生する事象(喧嘩とか)がどうでもよすぎたきらいがある。 登場人物の大半が典型的な遺産に目がくらんだ人間達の集まりだったため、好きになれるキャラがほとんどおらず、謎が明かされる瞬間のためだけに読み進めていた感じがある。ミステリなんてそんなもんと言われたらそうなんだけど。 だとしたら明かされたトリックにもっと驚きが欲しかった。謎が明かされた瞬間の、肌が怖気立つ感覚がもっとほしかったなと思う。

    2
    投稿日: 2023.08.25
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    タイトルからかなり読むのが難しそうなイメージがあった。たが、読み始めてから印象が全然違う。主人公とその周りの人たちはかなりシャレに富んでおり、ライトな掛け合いを楽しめる。ミステリ要素もしっかりあり、十分楽しめる内容になっている。タイトルで躊躇してしまっている人たちには絶対おすすめ。

    2
    投稿日: 2023.08.13
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    普通に面白かったですし、最後の方で気になっていた伏線が見事に回収されて大満足でした。 人が死ぬ話ながらコメディ色が強くて最後まで飽きずに読み切ることができる良い作品だと思います。

    0
    投稿日: 2023.07.13
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    普通に面白かっかたし悪くないと思います。 難点としは登場人物がキラキラネームでちょとわからなくなってしまう。 グロ描写とかは無いので人には勧めやすい作品だとは思う。 コメディな所もあって読んでて疲れない作品だなと思いました。 終盤の伏線回収は見事だなと思います。

    0
    投稿日: 2023.07.09
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    反復落し穴,タイムリープ。遺産相続と後継者争い。七回死亡する祖父,各回犯人が違い,前回の犯人を確保しても別人が犯人の繰り返しに混乱。 奇妙な周のズレに違和感,自己認識できない人の死の発覚に唖然とした。

    25
    投稿日: 2023.07.05
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    ほんタメで紹介されていて面白そうだったので読み始めた。 タイムリープものは初めて。 単純に面白かった。 自分が主人公の立場だったら、日付が変わったすぐに切り替えて次の作戦を考えられないし、思いもよらないことが起こり冷静な判断をするのは難しいと思った。 タイムリープものが初めてだからか、文章に改行が少なく、読みにくかったこともあるのが、何周目の話なのかこんがらがってしまった部分もあったが、とても楽しめた。最後のオチには驚いたがとても良かった。

    0
    投稿日: 2023.05.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1995年初出。これもどんでん返しとかトリッキーなミステリ作品で必ず名前が上がってる。 特殊設定ミステリ。 昔やったゲーム、弟切草とかかまいたちの夜とかw あれ本でもあるよね番号のついた章に飛ぶように指示されてるやつ…あんな感じだった。 まぁループものはえてしてそういう展開になるんだけど…w 24時間の間のフラグだからいいけどサマータイムレンダとか東京リベンジャーズとか何日、何年単位になると一回が長いよな…そりゃ人格も年寄りみたいになるねw そうだな、槌矢さんが友里さんに「うまくやって結婚しよ」っていう辺りから「あれ?」と思った。2日目のひとときが、消えてないんじゃないか?って。「結婚までちょっと時間がある」?高校生だから?とか漠然と。 (でも2日目がリセットされてないということはどういうことか?までは考えが及ばず私にわかるはずもなかったが…ww) あと折り紙。「赤がない」を何度か繰り返す&枕元にツルが折ってある、をみたときに、あ、これ鶴でクジ引きする気だって思った。 でもいくら犯人を封じても別の人が必ず胡蝶蘭を運ぼうとする理由にはどうしても気づけなかった。 文章がすごく読みやすい。主人公の思考も口語。だけど軽すぎなくて良い。 タイトルは「7回」。 ループを9回繰り返す体質なのに、例えば1回はどっかで何か狂ってたとしても8じゃなくて7だから、そこも私にはトリッキーだったなぁ…

    2
    投稿日: 2023.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    たいへん面倒な「体質」ですね。 ループは9回なのに、なぜ7回死んだ男なのか? 伏線がすでに散りばめられているのに気づかずに読んでしまっていました。 個人的には、頭のなかで勝手にブラックな結末を予想してしまって、ちょっと物足りなさを感じてしまいました。

    7
    投稿日: 2023.05.04
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    タイムリープ体質を持つ高校生の久太郎が、祖父の死を食い止めるためあれやこれや頑張るお話。 久太郎はじめ、登場人物のキャラが立ってて、祖父の死の真相だったり、資産家の祖父の後継者問題や財産相続の問題などドロドロ要素?があるにもかかわらず、ちょっと笑えるシーンもあって楽しかった。 タイムリープを繰り返してるからか、ちょっとジジくさい久太郎がツボ。なんか可愛い。 家族と親戚一同で話し合いしてるはずだったのに、いつの間にか座布団投げバトルになるところ、家で読んでて本気で爆笑しました(笑) ちょっと意外な真相に行き着くまでの伏線もしっかりとあって、ミステリとしてもとてもいいし、 SF要素と、久太郎たち面白キャラの魅力と、沢山楽しめました。

    0
    投稿日: 2023.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ⚪︎全360p ⚪︎ループもの ⚪︎SF>ミステリー ⚪︎文体が砕けていて人を選ぶ ⚪︎オチがいまひとつ驚きがない

    2
    投稿日: 2023.04.23
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    再読! 読書初心者に自信を持ってお勧めできる一冊です。 ライトな文章かつタイムリープもののミステリとしてとても楽しく読める...。 16歳のキュータローくん、16歳とは思えない口調がまたおもしろい。 登場人物それぞれのキャラクター性がとてもはっきりしていてとてもよかったです。

    1
    投稿日: 2023.04.03
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    主人公は同じ1日を何度も繰り返してしまう特異体質を持つ男子高校生。高校生なのに体感で人の倍の時間を過ごしているので精神的に大人(を通り越しておじいちゃんみたい)で面白い。集まる親戚たちも軒並みキャラが濃ゆい。その中で起こる殺人事件。祖父を救うためもがけばもがくほど...。表紙とタイトルから勝手に「重く暗い」話だと勘違いしてしまっていたが、タイムリープもの好きには堪らない、軽快なコメディ調のドタバタ本格ミステリーだった。主人公を応援したくなること間違いなし。

    0
    投稿日: 2023.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サクサクと読めて楽しかった。 キューちゃんの年齢の割には達観した性格が好きだな。 友理さんは、本当に聡明だね。キューちゃんに反復落とし穴を説明されただけで、全ての謎を解いちゃうなんて、本当に有能だね。 でも、最後まだだ色々とありそうで気になる終わり方だ。キューちゃんと友理さんに幸せになって欲しい。

    4
    投稿日: 2023.02.25
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    同じ日を9日間繰り返す反復世界を生きる主人公が、祖父の殺人事件を何とか防ぐ手は無いかと、やり直しの効く9日間で奮闘するミステリ。設定もストーリー展開もすごく面白かった。ただ、登場人物の名前がちょっと読みにくい。

    6
    投稿日: 2023.02.20
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    様々な伏線が貼られていたが、わっと驚くような、そうだったのか!!だからか!となるような伏線は大きなひとつを除いて少なく感じた。

    1
    投稿日: 2023.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても面白かった。 一件落着と思ったところからもう一歩謎があったのが痺れた。 疑問に思ったところを全て解決してもらったので気持ちが良い。

    1
    投稿日: 2023.02.14
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    予想してたことがことごとく外れて なるほどーと思いながら読めた 気になってたところは一つだけあってたくらいで 面白い

    2
    投稿日: 2023.02.01