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総合評価

169件)
3.8
40
72
36
9
4
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    喧嘩や暴力などのシーンが多くて血なまぐさい。 何かを変えたいと思うのにどうしたらいいのかわからない焦りとか、何か大切なものを手にしてほっこりしたときとか、いろんなことがあって人の人生は流れる、だからこの話タイトルは「流」なのかな、と。

    0
    投稿日: 2019.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中国語の名前に四苦八苦。半分くらい読んだところで、人物相関図を書いたらめっちゃ頭に入ってきた。 祖父を殺した犯人捜し、恋愛、暴力沙汰、自分の進路、お狐さまの信仰?、いろんなことがちりばめられ、最後は絡み合わさってくる。長かったけど、8割くらいきたら話がだんだん回収されてきておもしろくなった。 復讐が折り重なっていく有様と関係者の心情、男と女についてハッピーエンド(小説の終わりとしてはハッピーなのか?)にしてないところが、読後、なんとも言い表せない切ない気持ちになった。

    0
    投稿日: 2019.01.14
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    1970年代からの台湾を描いたもの。 主人公の秋生は最初17才。 彼の祖父は戦時中、多くの人を殺した人であった。 ただ、秋生には優しい祖父だった。 そんな祖父が店で何者かに殺されたことから、秋生はその犯人を探してやると心に決める。 その真実まで辿り着くのに、友情や恋愛、喧嘩に部隊での生活と様々なことを体験する。 祖父の最期や過去を知ることは、秋生には辛いことだったが、彼の人生物語は読み応えがあった。 2019.1.4

    0
    投稿日: 2019.01.04
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    世界観と物語の充実感が凄い。音・匂い・空気感。霊的なもの、歴史、そして友情や愛情。全てが溢れた作品であり、心に残る作品だった。台湾に行ってから読んだので、よりリアリティがあった。間違いなく★5。読んで良かった。

    0
    投稿日: 2018.12.27
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    2018.12.5読了 ☆3 図書館で借りて読んだ。 台湾で少し生活をしたことがあったので、懐かしさを感じながら読んだ。

    1
    投稿日: 2018.12.05
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    【流れ流れて、押し戻されて】大陸から台湾へ逃れ、のちに何者かによって無残にも殺害された祖父を持つ葉秋生。彼は時に悪友とつるみ、幼馴染に淡い思いを抱く青春を送るのだが、ある日、その祖父の死と過去の謎を追うための一歩を踏み出す......。台湾、中国、そして日本を舞台にした長編小説です。著者は、本作で第153回直木賞を受賞した東山彰良。 ルーツとも縁ともどこか違う、血や義侠の繋がりを通じた逃れたくても逃れられない鎖のようなものを真正面から描き切った傑作だと思います。その鎖すら新たな時代の前に流されてしまうのではないかとの思いを抱かせるラストも見事でした。キレのある文体も見事にハマり、個人的に大好きな作品です。 〜人には成長しなければならない部分と、どうしたって成長できない部分と、成長してはいけない部分があると思う。その混合の比率が人格であり、うちの家族に関して言えば、最後の部分を尊ぶ血が流れているようなのだ。〜 現代のおとぎ話のようでした☆5つ

    0
    投稿日: 2018.11.26
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    面白い。1970年代から80年代にかけての台湾が中心になっている話なのに、ぶわーっとお話のなかの世界が広がる。ある意味、疾走感があって映像的でストーリーというよりPVを見ているような感じでもある。言ってしまえば、あまり中身のない勢いで生きてる若い男の頭の中のよう。 一方でぐんぐん読ませる骨太なストーリーでもある。それこそ、主人公の少年時代から粋がりまくりの若い時代を経て落ち着いた30歳手前までが描かれる。いつしか一人の女性を伴侶に決める頃(最終的に別れる後日談がそれ以前に語られているのだけど)には、互いに誰かの代わりであることも知るような大人になっていて、その落ち着きにふさわしいと思えるエンディングがある。 舞台は70~80年代の台湾だが、ストーリーを動かす因縁は戦前の中国大陸から始まっている。変幻自在にいろんなところを行ったり来たりするので読むうちにてっきり自伝的小説、自分や家族の実体験に材をとった小説なのかと思いきやそうでもないらしく、その驚きもあり。

    0
    投稿日: 2018.11.25
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    混沌とした70年代の台湾を駆け抜く青年の成長物語 祖父の突然の死 兵役に恋愛。  かなりヘビイな内容ながら 軽快かつユーモラスな文体のせいで すぅっと読めてしまう。 生き生きとした台湾の生活が目に浮かぶような作品

    0
    投稿日: 2018.09.27
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    1975年の台北を舞台に描かれた人間ドラマです。中国国民党と共産党の対立が背景にある台湾ならではの話であっという間に読み切ってしまうくらい面白い本でした。 特に印象的なところは秋生と毛毛の関係の移り変わりです。想い人と幸せになるのは、簡単なことではないと感じました。 印象的なプロローグと最終章に向けての疾走感が爽快な一冊です。台湾に興味がなくとも、その時代に描かれた人物に触れることで興味が湧いてきます。

    0
    投稿日: 2018.09.18
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    台湾が舞台になってるので、中国名の登場人物がなかなか頭に入ってきませんでしたが、物語が進むとガッツリ没頭してしまいました。戦後の台湾と中国の情勢は詳しくないですが、70年代の台湾の若者たちの青春は刺激的です。友情、恋愛、喧嘩、徴兵、に加えて幽霊も。シビレル一冊でした。

    0
    投稿日: 2018.08.09
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    自らの祖父が殺されたことを端にし、自らのルーツを探る高校生、葉秋生(イエチョウシェン)の話。 読みごたえがあり、重い題材だったが、面白かった。

    0
    投稿日: 2018.07.30
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    殺された祖父のルーツを巡り、台湾から日本、中国へ。 時にマジックリアリズム風に綴られる台湾の暮らしの異国情緒の中で、“流”れているのは主人公であり、時代なのかもしれない。

    1
    投稿日: 2018.07.17
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    人には成長しなければならない部分と、どうしたって成長できない部分と、成長してはいけない部分があると思う。

    0
    投稿日: 2018.06.26
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    外国人が主役の物語に苦手意識があるわけではないのだが、イマイチ入り込めず、特に盛り上がりもないまま前半で断念してしまった。序盤にグッと引き込まれる要素があるといいのだが、、

    0
    投稿日: 2018.06.26
  • 「20年に一度の傑作」とまではいかなくても

    直木賞を受賞した際の北方謙三ら選考委員の激賞ぶりが気になって、ずっと読んでみたいと思っていた作品。 読み始めた頃は、これが「20年に一度の傑作」?ってピンとこなかったんだけど、読み進めるうちに、どんどん惹き込まれていった。 物語を通して支配している祖父殺しの真相にも唸った。 20年に一度かは別にして、凄く面白かった。

    0
    投稿日: 2018.06.06
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    祖父を殺した犯人を探すミステリが核なんだろうが、カオス渦巻く70年代の台湾を駆け抜く秋生の青春グラフィティ。登場人物すべて中国語名なんで名前記憶するのが大変だったが

    1
    投稿日: 2018.05.23
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    ノンフィクション以上に写実的なフィクションでありながら、やっぱりどこかにフィクションとしての面白さをきちんと残した小説。 男性3代にわたる壮大な物語は、 台湾版「赤朽葉家の伝説」のような感じ。 物語を読みながらも、台北の猥雑な街角や、彼女と待ち合わせた植物園の葉の音、訓練をサボって樹の下で読書しているときの蝉の声、など、写実的な描写が心に残る。 とても筆力のある作家さんだと感じました。

    0
    投稿日: 2018.04.13
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    本屋大賞2016年8位、このミス2016年版5位。直木賞受賞作品でもある。台湾が舞台となっており、名前や下町の文化などに馴染みがなくやや骨が折れるし、結構、細部は理解できないまま読み進めてる気がする。それでも文章は勢いがあるしリズムが良い。文体というよりも表現に躍動感がある。ちょっと自分が好きな町田康の告白を彷彿させる。ストーリーはそんなに難しくないけど、登場するものがバラエティに富んでる。コックリさんはとても懐かしかった。日本の小学校でも普通にやってたと思うけど、最近の小学生とかはしないいでしょうね。

    1
    投稿日: 2018.03.07
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    ストーリーに入り込むまで時間がかかったが、後半は一気に引き込まれた。下品な表現や描写があまり好きではないが、ストーリー展開が秀逸だと思う。

    0
    投稿日: 2018.02.17
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    東山彰良 「 流 」 1975年以後の台湾が舞台。孫が 殺された祖父の事件を追う。驚きの犯人、暴走した青春、主人公の成長、内戦や軍の不条理、不思議現象が盛り込まれている 著者は、タイトル「流」に関係する象徴的な出来事 を通して、他人には 見えない哀しさを描いた のだと思う。冒頭のエピグラフがポイント。 タイトル「流」に関係する象徴的な出来事 *流罪(罪を背負って遠方へ) *流浪の旅(自分のルーツを探す旅) *時代や戦争に流される(翻弄される)人生 *(愛する女性の)流産 冒頭のエピグラフ「魚が言いました〜私は水の中で暮らしているのだから、あなたには 私の涙が見えません」は 他人には 見えない哀しさを意味。

    0
    投稿日: 2018.02.01
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    登場人物の名前が覚えられるまでは、なかなか物語の世界にはまれなかったが、中盤から一気読み。あらすじを見たときはミステリーかと思っていたが、それだけでなく青春、アクション、若干?ホラーも、盛りだくさんだった。

    0
    投稿日: 2018.01.30
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    国も生まれた時代も違うが、ノスタルジックな思いに浸れた。 東山彰良さんの作品を初めて読んだのだが、この作品は毛色が、少し違うようなので、他作品も読んでみたくなった。

    19
    投稿日: 2018.01.26
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    直木賞受賞作品! 北方謙三いわく「二十年に一度の傑作」 とあおられて読みましたが、個人的には、かなりいまいちで、はまりませんでした。 思い起こせば、この作者は「逃亡作法」の作者で、自分にはあまりに合わなかったわけですが、この直木賞受賞作品にしてもやはり合いませんでした(笑) もうこの人の作品は読む事はないでしょう。 ストーリとしては、台湾を舞台にした青春小説。 エピソードがいろいろちりばめられていて、結局なに?って思います。何を伝えたい物語? 祖父が殺され、その犯人を捜すエピソード(たぶんこれが軸) 主人公の高校時代のやんちゃなエピソード 幽霊のエピソード 初恋?の女性が実は異母姉弟かもしれず、彼女から身を引いたエピソード やくざへのカチコミのエピソード コックリさんで祖父の犯人を捜すエピソード そして、ついに祖父を殺した犯人、そして、その事件の背景にある確執が明らかになります。 さらに、中国における国民党や共産党の内戦から中国、台湾の歴史も語られています。 さまざまな話が絡み合い、激動の時代を生きた主人公の物語となっています。 しかし、本書で残るモノが何もない(笑) ということで、大絶賛されているコメントが多い中、個人的にはお勧めできない物語でした。

    2
    投稿日: 2018.01.21
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    やっと読んだ。 ご本人の柔らかさや微笑みを思い出しつつ読む。 ギャップにドキドキする。 集中して読み切った。 装丁も良い。

    0
    投稿日: 2017.12.22
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    描かれている舞台は台湾だから読み始めは違和感があった。ただし、主人公をはじめ、登場人物が魅力的なため、物語に引き込まれていく。登場人物の内面が巧みに描かれていて、心の動きに共感できる点が多く、またユーモアで溢れている点もこの小説の魅力。

    0
    投稿日: 2017.12.18
  • 好きな台湾物だし、主題は関心が高いのだが・・・

    いくつか良質の台湾小説やノンフィクションに触れていたので期待して本作を読みはじめたが、なんともはや。 「汚れた駐車場」や「愛の・・」とか、なんとも懐かしいロック歌詞のような文体に、突然「なんだよぉ!」と意気がる咆哮が入り交じり、何度か背筋を寒くさせられた。 それでも何とか読み通せたのは、狐火が最後にはこの物語に魔法をかけるのではという淡い期待から。 家族をあれだけ細かく描いているのに、祖父の死の真相追及に拘りをみせるのが主人公ただ一人というのは、あまりにも物語のバランスを欠いているし、龍應台の『台湾海峡一九四九』で描かれたような、過去の忘れるには鮮烈で痛切すぎる記憶への焦点も甘く、印象に残らない。 日本軍が行なったとされる南京大虐殺については声高に叫ぶのに、同時代にあった同胞の手による殺戮は、地元でも容易く忘れられ記念碑も取り壊される様は、龍の作品でも扱われたエピソードとシンクロしていて、本書の唯一の読みどころとなっている。

    0
    投稿日: 2017.12.04
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    幽霊やらミステリーやら青春やら…題材が豊富に詰め込まれすぎて、つかみ所のない物語であったが、最後の最後の登場人物のせりふ、「ありがとう、いろんなことを胸にしまい込んでくれて。」というのが、読み終えて、最も心に残ってぐるぐるしている。

    0
    投稿日: 2017.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2年前に読んだ「イッツ・オンリー・ロックンロール」以来2冊目の東山彰良。 ミステリ、アクション・バイオレンス、ラブ・ストーリー、ホラー、歴史、冒険、青春などなど並べてみるとエンタメ王道になるけれど、(おそらくは意図的に)昭和っぽい文体で語られるため重厚感もあってハマる。 北方謙三の「二十年に一度の傑作」をはじめ、直木賞選考委員のべた褒め書評が帯に並ぶけど、その評価は伊達じゃなかった。 まだ読んでない人にも強くお勧めしたい。 【以下ネタバレ含む】 終盤に向けてやや性急なきらいはあるけれど、その分スピード感が増しているのでよしとしよう。 エピローグはハッピー・エンド。しかし、その幸せが長くは続かないことが本文中でちらっと明かされているので読後にせつなさも感じる。 付属の幅広めの栞に、主な登場人物が書かれているのがとてもよかった。名前を現地語読み(ふりがなあり)で読み込みたいし、人間関係を確認するためにいちいち巻頭を開くのは面倒だもんね。

    0
    投稿日: 2017.11.27
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    内容(「BOOK」データベースより) 一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で?無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。直木賞受賞作。 これは直木賞を獲るにふさわしいと思わせる力作でエンターテイメント青春小説でハードボイルドです。ダイナミックな文章で書かれていて、台湾という国の猥雑さと熱量と魅力がビンビン伝わってきました。血も友情も人情も愛憎も日本よりも何倍も濃いんだろうなあと読んでいてよい疲労感すら感じる本です。本筋として祖父を殺した犯人を捜すことがあるのですが、枝葉の恋愛や友情や暴力がとても魅力的で、どの場面も汗じみと鼻血とつばと体臭が飛び交っていて、とてもわくわくする本でした。文章が荒っぽい所も逆に魅力的だな。こうなると小さな指摘なんて吹き飛ばす豪快さがかっこいい。

    0
    投稿日: 2017.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「20年に1度の直木賞」それほどまでに絶賛され、満場一致で受賞した直木賞受賞作。 主人公葉秋生とはほぼ同い年ということもあって、1970年代青春時代がドンピシャ。「老鷲合唱団(イーグルス)」や「こっくりさん」、80年代に入っては「中森明菜」等、懐かしワードが散りばめられ、舞台は台湾とはいえノスタルジーを感じる。台湾へは2度訪れたので、小説から感じる迪化街や夜市の喧騒や匂いが生き生きと脳裏に甦る。  青春小説とはいえ、中国生まれの祖父の生きた激動の時代背景もきっちりと描かれ、中国や台湾が抱えてきた複雑な事情もよくわかった。つまり、中国における共産党と国民党による内戦。内戦に敗れた蒋介石率いる国民党が台湾に追いやられ、(外省人)として先住民(本省人)との間に生まれた確執。同時に中国では抗日運動も発生し、日本の内通者も現れる。中国、台湾、日本の微妙な関係を改めて勉強しなおしたくなった。  もちろん青春小説としてもよくできている。 (ここからネタバレ↓)  大好きな初恋の相手が異母姉弟かもしれないと知った時のやるせなさ、事実を先に知った彼女の方から身を引いたのがまたせつない。  最愛の祖父が殺害された。犯人をなんとしてでも探し出そうと、青春時代、進路を誤るほど神経をすり減らしたのに、やっと見つけた犯人が優しく頼もしい自分の叔父だったとは…  物語の面白さもさることながら、やくざに足をつっこんだ親友小戦や、お調子者の明泉叔父さん、祖父の兄弟分、優しい馬爺さん等々、個性あふれる脇役も生き生きと描かれ、読み応えのある小説である。

    0
    投稿日: 2017.11.15
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    読み終わるのが惜しい気持ちになるくらい面白い作品だった。 読み始めはちょっとダルさも感じるんだけど、読み進むにつれて登場人物たちにどんどん魅了されていく。小戦、毛毛、宇文おじさん、雷威、夏美玲などなど…そして、ずっとイマイチシャキッとしない主人公も最後には成長して魅力的な人物になってくるし。 あと、解説でも触れられていたけど、文章から感じる匂いがすごい。雑多な街のいろんな生活臭が漂ってくるような、血や汗の匂いとか、あとウンコの匂いとかも(笑) いやー、とにもかくにも面白かった。

    0
    投稿日: 2017.11.14
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    永い永い人生の物語。 主人公だけでなく、大陸らしい「家族」の人生。 台湾が舞台なので、読み始めはなじめない部分もあったが そう感じた箇所は少し跳ばしても大丈夫。 ぜひトライしてほしいと思います。

    0
    投稿日: 2017.11.07
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    「二十年に一度の傑作」という私の敬愛する北方謙三氏の帯コメントを見た。しかし、それを鵜呑みにするほどに、既に私はピュアではない。それはたいていは次の言葉ほどの意味であろう。「久々の傑作。例えば、30年前に私が日本推理作家協会賞を獲った時ぐらいの」。もちろん面白かった。宮部みゆきや桐野夏生や東野圭吾などの選考委員の全員一致という評価に見合う、ドキドキして、ニヤニヤして、ウンウンと唸る作品ではあった。 台湾専門用語が多いので、読み始めて興に乗るまで暫く掛かるというレビューを幾つか見た。私の場合は違う。ちょうどこの数年間に2回台湾旅行を敢行して、ここに出てくる​萬華​も、​西門町​も、​迪化街​も、​廣州街​も、植物園も、私が歩き通した処だ。今はかなり綺麗になってはいるが、​未だ至る所に個人経営の廟が営まれ、子供しか走れないような路地が闇の奥まで続いている​のを知っている。小説舞台の雰囲気は、捜せばまだ充分存在している。しかし、今だに此処に描かれたような家族の血の絆と生活の汚物や涙が残っているのかは、知らない。 冒頭が中国大陸から始まったので、話の半分は戦争の話かと思いきや、9割型なんと葉秋生のハードボイルド青春物語だった。そういう意味で今年25年ぶりに公開された楊徳昌(エドワード・ヤン)監督の「クーリン街少年殺人事件」と、造り方の構造さえ似ている気がする。1945年以降急速に平和泰平の世になった日本と違い、台湾は80年代に突入するこの時代、未だ戒厳令下にあり、監視社会で、しかも暴力は生きるために必要だったのである。 それでも、この時代はイーグルスを流し、ディスコソングを流すだろう。確かにハードボイルドだが、そこに青春時代特有なのか、東南アジア特有なのか、湿っぽさが加わる。私には、悪い感じはしなかった。 私が食べたのは、​綺麗な小店のドンブリ一杯のスイーツらしからぬ豆花​だったけど、今でもあの廣州街辺りでは、以下のような豆花売りが歩いているのに違いないと思う。 その口ぶりで、彼は祖父が他界したことを知っているのだとわかった。それどころか、おそらく死因も知っているだろう。廣州街には早起きで口さがない年寄りがわんさかいる。わたしが豆花を買っている間にも、植物園の方からは年寄りたちの社交ダンスの音楽が聴こえ、日課の早朝太極拳のためにきびきび歩いてゆく郭爺爺を見かけた。 「でも腐っちゃいけないよ」と、豆花売りはつづけた。「人間本来叫苦境(人の世はもとより苦しいもの)、快醒快悟免傷心(早く悟れば傷つかずに済む)。おれだって子供を亡くしているんだから。残ったのはちょっとおむつの弱い末っ子だけさ。それでもどうにか生きていかにゃならない。こうやって豆花を一杯一杯売ってね。たいした稼ぎもないが、まあ、食ってはいける。それが大事なんだ、そうでしょ?今生の苦しみから逃げてちゃ、あの世で清らかな幽霊になれないからね」(171p) 2017年10月読了

    5
    投稿日: 2017.11.07
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    2017.10.14 読了 人物名がスッと頭に入ってこず、前半はあまり面白味を感じず「外れ小説買ってしまったな」と思いつつ、とりあえず読み進めることに。どこに向かうのかと思っていたところ…、後半、3分2あたりから物語は真相に向けて展開し始める。著者の力強くまた血や汗、人間臭さを放つ文体が開花したように感じられ、前半と異なり後半は一気に読み上げた。 歴史に疎い自分だが、台湾を中心に日本、中国との戦時時代に少し触れることができ、勉強にもなった。

    1
    投稿日: 2017.10.15
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     少年の思い出と、二十年後の現在との隔たりは、人と人との関係が変わるのには十分な時間だ。  魯迅を思い出した。乾いた土を舞い上がらせる風を感じる大陸の文学。  蒋介石の死と戒厳令下でも雑多で喧騒な台北の街。  大陸から命からがら逃げ出してきた祖父母たちは、この街に居ながらにして、帰ることのない大陸に郷愁を募らせる。  かつて戦争があった。殺し合いをした。  割り切ることのできることと、割り切れないことが過去から現在まで続いている。  その流れの中で生きる男の少年から青年への成長が描かれる。    1975年、蒋介石の死んだ年のこと。  油化街の布屋の風呂場で、縛られて浴槽に沈む祖父の死体を発見した。  祖父は日中戦争と国共戦争を生き延び、大陸から台湾へ敗走してきた外省人だ。  共産党の包囲網を突破し、幾度の死線を生き延びてモーゼル銃を後生大事にしまい込んでいた喧嘩っぱやい不死身の祖父だった。  犯人が捕まることなく、祖父の死は葉秋生の心にずっと引っかかることになる。  幼馴染との恋とその終わり、腐れ縁の悪ガキ仲間、兵役の二年間、人生のすべてが台湾にあった。  しかし、祖父の死の答えは大陸にあった。その答えを求めに大陸へ向かう。  読後の寂寥感。  答えが分かったところで、人生はままならないもので、生きている限り続いていくものだ。

    0
    投稿日: 2017.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公のルーツを辿る旅であり、祖父の歴史を辿る旅であり、犯人捜しのミステリーであり、台湾、戦争、中国、兵役、日本、初恋etc読み応えたっぷりです。

    1
    投稿日: 2017.10.07
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    友人に勧められた、直木賞受賞作品。 台湾を舞台に繰り広げられる、少年が青年になるまでの物語。 過去と過去を紡いだとき、信じがたい事実が浮き彫りになっていく。 圧倒的な描写力で描かれる、台湾の街や暮らしの風景。 行ったことがなくても、賑やかな情景が目に浮かぶ。 中国と台湾をめぐる歴史を背景に、過去に翻弄される人々。 文章だけで、行ったこともない街の喧騒や匂いを感じさせる技術力と才能に、すっかり魅了されてしまった。

    0
    投稿日: 2017.10.06
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    物語に入りにくかった。 というのも主人公含め、登場人物が中国語の名前だったり、台湾の食べ物など、中国語が多く耳慣れない・見慣れない表現が多かったためです。 最後の方は慣れてきたのでだんだん良くなってきましたが、出だしで躓く小説はちょっと辛いです。

    0
    投稿日: 2017.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「主人公の祖父はなぜ殺害されたのか」をモチーフに、その理由を探る体裁を取っているが、私には主人公の成長についての青春小説に感じられた。 幽霊の件とか、ヤクザとのやり取りとか、ユーモアの要素もたっぷりだし、誇大表現されているのだろうが主人公の一家も面白く描かれている。

    0
    投稿日: 2017.10.01
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    中国でのお話。祖父の死の真相について、孫が究明するような感じの内容。 残念ながら、内容が今一つわからなくて、この本を楽しめなかった、途中で断念。

    0
    投稿日: 2017.10.01
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    ストーリーがどうとかよりも、台湾という島と中国という大陸の国の、それぞれの匂いや音や喧騒や風が自分の中に吹き荒れるほどの豪快な描写の数々に魅了された。 ラスト、この物語の本筋となる部分のルーツを解き明かしていく部分の話はもう少し長めにとっておいてくれればな、と思った。あっけなさを感じてしまった。

    0
    投稿日: 2017.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    帯にある「20年に一度の傑作」や有名作家絶賛コメントを見て手に取ったのですが…… 馴染みのない中国語が随所で使われているので、読み始めは内容をなかなかイメージできませんでした。登場人物は誰が誰だかなかなか把握できないし、日本語で書けば良いところまで中国語で書いてあるので作中で何が起きているかすらわからないこともしばしば。 また、数多くのエピソードがちりばめられていることが散漫な印象に繋がり、結局これは何の話なんだろう? 何が語りたいんだろう? と興味がなかなか芽生えませんでした。 途中、何度読むのをやめようと思ったか…… なんとか幽霊話が終わるところまで読んで、毛毛との関係や祖父殺害の話に戻ってきた辺りからようやく普通に読み進められるようになり、10日近くかけてようやく読了。 たくさんあったの話の中では、毛毛との別れ、小戦救出カチコミ、クライマックスの王一族?との対峙あたりはよかったと思うのですが、それ以外のエピソードは……必要だったのかな? と。 個人的には太い軸のあるお話の方が好みなので、そうした点で自分には合わない作品でした。終盤に多少興味を持てたので、読了後の印象は悪くなかったのですが……

    0
    投稿日: 2017.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ネタバレ:歴史の小説として 祖父は反日戦争から、まだ抜け切れていない。 かつては中国は青島で、許二虎とともに、親日の中国人を殺しまくった。 祖父は、許二虎の忘れ形見である宇文を、自分の子(わたしの父の明輝、明泉叔父さん、小梅叔母さん)以上に愛する。 が、実は宇文は、親日の王克強の息子。 父を殺された復讐のために、許二虎の家族を殺していたところを、祖父に拾われたのだ。 数十年を経て、宇文は、育ての親ともなった復讐相手の祖父を、殺した。 が、実は祖父は、養子が実は自分が惨殺した男の子であることを知っていた。 知っていて、復讐を待っていたのだ。 宇文は復讐殺人を後悔し、青島に帰郷した。 わたしは写真の手がかりやコックリさんやの手助けやで推理し、禁制を破って青島に宇文叔父さんを追う。 宇文叔父さんは、復讐の連鎖を受け容れるが、一族の少年がわたしを、祖父の銃で撃つことで、宙に浮く。 宇文叔父さんがわたしと少年を庇い、病死する。 ネタバレ:青春小説として わたしは幼馴染で姉ちゃん的存在の毛毛と、暴力の中の守り守られを経て、恋愛。 が、兵役から帰ってくると、理不尽に振られ、毛毛は結婚。 あとで知らされたところでは、実はわたしの父と毛毛の母が関係していたので、姉弟である可能性がある。 その後、わたしは日本語を仕事で学ぶうち、同じく通訳の夏美玲と関係を持つ。 毛毛を吹っ切れていないわたしと、兵役途中の恋人が死んだ夏美玲は、知らず、お互いをだれかのかわりにしていた。 が、わたしが中国へ行き祖父殺害の真相を突き止めることをきっかけに、いつまでもだれかのかわりではいられない、と結婚。 (が、しかし、妊娠、わたしの喜び、そんな夫を誇りに思う、流産、不妊、不倫、離婚、を経たわたしが、語り手というか書き手。) 滑稽な記述も多く、作者が楽しんで書いている。村上龍「69」のように。 《祖父にせよ、宇文叔父さんにせよ、雷威にせよ、人が死ぬたびにその人がいた世界も消え失せる。わたしは彼らなしでやっていかなければならない。もとの世界とはまったく別物の、もっと曖昧で、冷たくて、無関心を包み隠そうとしない新しい世界に、わたしの足はすくむ。暖かな外套を一枚ずつ剝がされ、肉体がむき出しになっていくようだ。わたしの心はぬくもりを求めるが、しかし、わたしの魂はそうじゃない。年を追うごとに、わたしの魂は彼らとともに在るのだと感じる。彼らの目でものを見、彼らの耳で声を聞き、彼らの態度に永遠の憧れを抱く。けっして帰れるはずのない古い世界へと沈んでゆく、わたしの心は、そうやって慰められる。》

    1
    投稿日: 2017.09.19
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    70〜80年代にかけての台湾の喧騒が伝わってくる。 登場人物たちの名前が覚えにくくて苦労したが、ストーリーは謎あり、恋ありで楽しく読めた。

    0
    投稿日: 2017.09.18
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    直木賞作品、文庫化されたので購入して読んだ。 祖父を殺した犯人を捜すというミステリ的な面はあるがそれを軸にした主人公の青春小説。 登場人物が日本人ではなく名前を覚えるのが大変なのでなかなかストーリーに入り込むまでがしんどかったが、幽霊の話しあたりからストーリーも面白くなってきて全体のイメージができはじめると溢れるエネルギーに圧倒され、時代と場所がそれをさらに増幅させていく。 途中出てくるエピソードが自分が知っている時代ということもあって楽しめる、読後感がすごくいい。

    2
    投稿日: 2017.09.16
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    登場人物が台湾人のため、名前を覚えるのに苦労しました。。。何度も最初の一覧を見直しながら。 ハチャメチャな感じでしたが、終盤は驚き。 面白かったです。

    0
    投稿日: 2017.09.15
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    基本的な部分で、台湾の歴史的背景を知らないので、きびしい部分があるが、それを抜きにしても充分評価出来る小説。ただ、これが直木賞を取ったと言うのは、すごいことだったのだとは思う。

    1
    投稿日: 2017.09.12
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    政治的には一つの中国を世界が認めている中、現実には台湾は存在する。そんな台湾の青年達の気持ちと大陸での戦争を経験した老人世代の感情。 台湾の人々の複雑な事情と感情をリアルに感じさせてくれた。

    0
    投稿日: 2017.09.10
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    時代の流れとともにめぐる台湾のリアル青春物語。 祖父の死のくだりは背景も相まってよかった。 でも全体的に話になじめなかった。

    1
    投稿日: 2017.09.05
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    可もなく不可もなく(笑) 面白くないことはないが、台湾の話なので、漢字読みが難しく、覚えられない。 ストーリーは一言で言える。 台湾の青年 秋生(チョウシェン)の青春(笑) 当時の中国と日本と台湾、抗日戦争、共産党と国民党など、もっと歴史に詳しければもっと楽しめたのかもしれないが、終盤まで結局何が言いたいのかわからず、最後になって「ああそうだったのね」って感じだった。

    1
    投稿日: 2017.08.31
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    前作『ブラックライダー』はその良さをさっぱり理解できなかったのですが、本作『流』に関しては何の文句もありません。直木賞選考委員全員マルの勲章は伊達ではありませんでした。かつての同賞受賞作、金城一紀の『GO』を彷彿とさせる青春小説の傑作です。 いや、青春小説という枠だけに当てはめるのは良くないですね。祖父殺しの犯人を追いかける点ではミステリであり、毛毛とのロマンスのくだりは恋愛小説の側面があり、何と幽霊も出てくるのでホラーの要素もあります。それ以外にもハードボイルドとか国際小説とか家族小説とか、まるで海外の総合小説のように様々な読み方ができる作品だと思います。人によってはウンコ小説と名付けるかも(けなしているわけではないです、念のため)。 このように美点の多い作品ですが、個人的に一番気に入ったのは、作中の至る所に散りばめられたユーモアに加え、作者自身がとても楽しんで書いていることが伝わってくる点でした。特に地の文の生き生きとした筆致とスピード感は素晴らしいの一言。それに引っ張られて、一読者として作者と一緒に笑い、感動することができました。いやあ、楽しかった!

    4
    投稿日: 2017.08.31
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    舞台は1970年の台湾。 成績優秀だが悪ガキの主人公が激動の台湾社会の中で生き、成長する様を描く。 1970年は1940年後半の国民党・共産党の戦争に従軍した兵士たちも存命で、いつ戦争が再燃するかわからないピリピリした時代。 その中で主人公は祖父の死を境に思いもしないような人生を歩み始めることになり、物語の最後では戦争が家族を擂り潰す悲しさがある。 フィクションだとわかりつつもカオスと国の成長がまぜこぜになった当時の台湾と青春時代がまざまざと想像できました。

    0
    投稿日: 2017.08.29
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    無鉄砲で熱い姿に惹きこまれる。現代日本の若者にはない荒々しくも透明な魅力がそこにあった。コミカルで素敵な作品でした。 あらすじ(背表紙より) 一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で?無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。直木賞受賞作。

    0
    投稿日: 2017.08.28
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    台湾が舞台。歴史のことをあまりよく知らなかったので、背景が最初分かりにくかったですが、ちょっと歴史の勉強にもなったような・・ 登場人物もそれぞれキャラが立ってよかった。 ユーモアのある文章も好き。 どんどん物語に引き込まれて、あっという間に読んでしまいました。 ただ、最後の一文がいまひとつ。「?」って感じ。 もうちょっと違う感じで締めてほしかったな。

    0
    投稿日: 2017.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半は昭和初期の日本でもありそうな青春小説かと思ったが、後半は中国、台湾を舞台とする史実も取り入れた壮大な人間の性を語る物語となり、引き込まれた。前半と後半があまりにも異なり、特に前半の必然性が低い気がしたが、後半の物語は確かに読みがいがあった。

    0
    投稿日: 2017.08.26
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    最近よく思うのは、慣れない作品ほど一気読みすべし、ということ。 話題になった直木賞当時はそれほど興味なかったのだけど、並んだ文庫のあらすじが気になり購入。 結果、意外とよかった。 蒋介石が台湾へ渡った当時の中国、台湾の生活、そして内戦の痛ましさを要所に見せながら、孫の主人公の青春を織り交ぜた感じ。 冒頭のトイレット事情や、ゴキブリ、幽霊のくだりなど思わず笑ってしまう表現もあり文化の違いも面白く呼んだ。 ただ、登場人物皆中国、台湾人なので解りにくすぎで、途中で誰がだれだか。。 ま、でも他の作品も読んでみようかなと思える作家。

    0
    投稿日: 2017.08.25
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    半分ヤクザの祖父が殺された!酷い殺され方だった。 主人公の葉秋生は祖父が殺された事で悩み考え自分の人生が非常に目まぐるしくなり、ヴァイオレンスでエキサイティングな青春時代を過ごす事になる! 自分の祖父の死の真相を追いながら台湾から日本へそして大陸へと流れて行く! ↑これは一般的な解釈による粗筋です。 私はこう思います↓ 葉秋生は暇だった何に熱中することもなく唯々流されるままに生きる。兵役が嫌だから大学に行こうとするが受験の為の勉強が嫌で嫌で、外をほっつき歩くからトラブルに巻き込まれる。祖父の死を言い訳にし好き放題流れに身を任せ青春時代を謳歌する! 読んでて痛快な青春小説!!! 何故か私には村上龍の【69sixty nine】とこの小説が被ってしまう!?

    6
    投稿日: 2017.08.24
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    直木賞受賞作。 受賞した時に本屋で見て、「読みたいなぁ」と思った作品。 直木賞の選者の評価も高く、期待して読み始めました。 いつになったら物語が始まるのかなぁ?と思っているうちに、ページは進み、気がつくと後半に(^_^;) 思っていたより話が軽い印象なのは、一人称の文体によるものか。国家や党、その歴史の重みとダイナミズム、呪縛、人々の暮らしのエネルギーや猥雑さ、描かれてはいるけれど、何か物足りなさを感じます。

    1
    投稿日: 2017.08.19
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    東山彰良『流』講談社文庫。 直木賞受賞作。台湾、日本、大陸を舞台に、17歳の葉秋生が自らのルーツを辿りながら成長していく物語。角の取れた梁石日といった感じの作品。日本人とは明らかに考え方が異なる別世界で物語が展開するためか、なかなか馴染めない作品だった。

    7
    投稿日: 2017.08.17
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    重い。 一族という考え方は 今の日本人はあまりしないと思うけれど やっぱり人それぞれ一族の物語を背負ってるんだなぁ。 当然のことながら教科書に載るような歴史ではないけれど、本人たちにとってはより、現実的で身近な歴史を生きているということに気づかされました。 子や孫でなくても、誰かに受け継げる何かしらがあるのは素敵なことです。

    0
    投稿日: 2017.08.14
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    その時代に生きる人の躍動感と人間臭さが文章の行間から味わえる作品だ。 プロローグから始まってエピローグ迄の中で、話しの軸となる部分が有りそれに幾つかの物語が加わっている。 祖父の死について犯人を真実を捜していく事に目がいってしまいがちだが、読んでいくにつれこれは一人の青年の成長を描いている作品だと納得した。

    4
    投稿日: 2017.08.14
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    台湾を舞台の小説。国共内戦の結果出来上がった社会と家族。その中で生きる主人公が学生、兵士、社会人へと意識の変化と成長を遂げる。 私は自身の生活で変化する日々と向き合うことを避けた。主人公はつまづきながらも変化に対応していく。 羨ましさを感じる。

    0
    投稿日: 2017.08.12
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    ジャンルは、ハードボイルド? この作者の書いた逃亡作法があまり面白く感じられなかったので、期待せずに読んだのだが、かなり面白かった。 40年前の台湾の混沌とした雰囲気の中、主人公の成長が描かれており、ミステリーを主軸にしつつも、青春小説として仕上がっている。 普段、あまり読まないジャンルの本だが、この作品で直木賞をとったというのは、納得できる。

    0
    投稿日: 2017.08.11
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    馴染みのない中国人名に苦戦しながら、ものすごく時間がかけて読み終えた。 1人の青年の様々なことへの葛藤と青春の物語、とでも言おうか。祖父を殺した犯人は誰なのか…基本はそのひと言に尽きる。 読んでいる最中は、「この出来事はどんな意味があるのか…」と、何が言いたいのかよく分からなくなることもあったけれど、最後まで読み終えてみて初めて面白いと思ったし、やっと物語が1つの形になって完成したような安堵感と感動があった。 満場一致の直木賞受賞作品、というのも納得。

    0
    投稿日: 2017.08.04
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    週に一回程度は本屋をのぞく。やはり本屋さんが推してくる本は面白く、ついつい手に取る。最近は本屋のPOPで推されるのを読む本が多いので、この本の並びを見れば、私の行きつけの本屋がどの本屋かわかってしまうのではと思ってしまうくらい。これもそんな一冊。 台湾が舞台。軍役に付くのが嫌で大学を目指す主人公。主人公の祖父が殺されてしまい、祖父の過去を調べていく話。戦後数年後の時代背景、台湾風景と共に物語は語られる。 祖父が戦争の世代であれば、私と同年代か。私の場合はすでに教科書や本で知る世界だが、主人公は今なお引きずる戦争の傷跡、こんな風に後世に影響してしまうのか、遺恨を残してしまうのかの悲しさ。じわじわ共感と共に考えさせられる感が読んでいて良い。 【心に残る】 友人が人生最大の危機に瀕しているのに、もしここで傍観などしたら、私はこれから先、臆病さを成長の証だと自分を偽って生きていくことになるだろう、それくらいなら死んだほうがましだと思う。人には成長しなければならない部分と、どうしたって成長できない部分と、成長しては行けない部分が有ると思う

    0
    投稿日: 2017.07.29
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    直木賞受賞作を、文庫化に当たって入手。本作者の作品は初めてだし、タイトルからはジャンルすらも想像つかず、情報ほぼ皆無からの読書体験。結果、いわゆるノンジャンルとも取れるような、色んな要素を含んだカラフルな作品でした。台湾史もあり、青春コメディもあり、ミステリ的要素もあり。どれもがこなれた態で紡がれるから、読みながらに感じられる安定感も抜群。クスッとさせられる場面も多いし、かと思えばバッチリ決まるセンテンスもあちこちに散りばめられていて、ハイライトといえる箇所が盛り沢山。総じて満足度高かったです。

    0
    投稿日: 2017.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    微妙。 主人公の祖父が殺されたことで犯人をずっと追っかけていた話だが、犯人が自分の叔父(血の繋がっていない)だとわかって最後には納得する話だがまあそんな物語。面白いのか、面白くないのか、良くわからんな。これが直木賞とは??です。

    1
    投稿日: 2017.07.24
  • 人物相関が難しい…

    同窓会で幼なじみに会って、よくよく 聞いてみれば、現在彼女は東山彰良氏 の奥様。 それは是非読んでみなきゃ!という のが不純な動機の読み始め。 直木賞選考委員・北方謙三氏が 「『流』は、20年に一回、 (直木賞で言えば)40回に一回と 言っても過言ではないものに受賞が 決まりました」と大絶賛していた のもあり、過度の期待をし過ぎて いたかな。 まず人物名が台湾、中国名で最後 まで覚えきれなかった。 (せめて、すべてルビがふってあれば) アメリカン・グラフィティ台湾版の ような青春、暴力、歴史、などなど ミステリー性も多少あり、面白くなく はないが、大絶賛するほどのものでも なかったなぁ。 こういう作風が好きな人には、 メチャメチャ楽しめる作品なので しょうねぇ(*´ェ`) 全体的に高評価で、褒め称えられて ますが僕個人的には「並み」な 作品でした。 ※東山氏の奥様、ごめんねm(__)m

    1
    投稿日: 2017.07.15
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    選考委員満場一致の直木賞受賞作 一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 十七歳の葉秋生は自らのルーツをたどる旅へ出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。直木賞受賞作。

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    投稿日: 2017.07.11