
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
未成年による事件をテーマにした、父親と息子の親子のやり直しの物語だと思いました。加害者の親となったことで、吉永が息子と真剣に向き合うきっかけを得たのだと思うと皮肉だなと感じます。勿論殺人事件を起こすなんて許されないことですが、この両親の息子への関わり方が違っていれば、起こらなかった事件なのではと思ってしまいます。加害者側ではありますが、SOSを出していたのに両親どちらにも気にかけてもらえなかった翼の境遇に同情してしまいます…。母親の存在が薄いのは、吉永と元妻の関係性の薄さの表れなのかなと思いました。
0投稿日: 2025.12.22
powered by ブクログ深く考えさせられた一冊でした。少年犯罪の保護者の目線で話は進みますが、自分も子を持つ親として他人事のようには思えませんでした。 特に最後にかけての親と子の気持ちの葛藤は、とにかく涙腺が緩みました。
0投稿日: 2025.12.12
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少しのボタンの掛け違い、僅かな意見や感覚の相違、現在自分が置かれている状況のみや、物事を一方向からしか見ることが出来ない精神の未熟さ等からとんでもない事態を引き起こす可能性があるかもしれないということをこの作品を通して学んだ気がします。 この作品は、離婚により元妻と一緒に暮らす中学生の息子がある日突然学校の同級生を殺害してしまったことが端緒となり、それまで自分が如何に息子のことを考えていたつもりになっていたのかに気が付いた父親が、何故息子がそんな事件を引き起こしてしまったのか、息子が発していたSOSに何故自分は気が付けなかったのか苦悩し、また警察に捕まってしまってから一切事件について話をしようとしない息子の頑なな心を解きほぐし、息子に寄り添い、息子から真の贖罪の気持ちを引き出すまでの悪戦苦闘ぶりがとても上手く描かれていると思います。 翼は、幾度となく自分が犯した罪の重さに向き合うよう機会を与えられても中々真の意味での贖罪の気持ちを持てないでいるのがよく伝わってきました。それは、翼が父親に向けて聞いた「どうして動物を殺すことは許されるのに、人を殺すことは許されないの?」や「心を殺すことは許されるのに、どうして体を殺しちゃいけないの?」という台詞からも想像出来るように精神の未熟さ故に、殺されてしまった優斗君にも彼を大事に想い、優斗君を失い悲しんでいる家族がいること、翼がペロやハムスター達を失って悲しんでいるのと同様なのだということに気が付けないでいることからも想像出来るように思います。 翼がユキトや職場の仲間達から距離を置かれ、そして父親と共に優斗君宅に訪問した時に、翼はようやく自分が犯した罪の重さに気がつけたのかもしれません。人間は老若男女問わず誰でも過ちを犯すのかもしれません。けれど、何かを選択し決断する時に本当にその決断で良かったのか、もう一度考えてみることが必要なのではないかと思いました。生きてさえいれば、やり直しが出来ることも命を失ってしまえば、それも叶わなくなるのですから。
2投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログAudibleにて聴書。 エンタメとして読むには重い。子を持つ身なら加害者の立場にも被害者の立場にも感情移入できるがどちらにしても最後まで胸は重苦しい。今回書ききれてなかったであろう加害者の更生をテーマにもう一作書いてほしい。気になるところとしては裁判ごっこがやや強引に感じた。そのおかげで息子が弁護士に何も喋らないため物語のテンポが悪くなってると感じた。 #読了 #Audible #聴書記録 #読書好きな人と繋がりたい #Aではない君と #薬丸岳
5投稿日: 2025.11.26
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自分の子供が人を殺してしまったら という考えうる最悪の展開の一つのストーリー 薬丸先生の何作目かの作品 自分の子供が同級生を殺してしまった父親が主人公 あの時電話をとっていれば防げたかもしれない。 この文章とシーンが描写されるたびに、日常の何でもないと思っていたことが大きな分岐点になるんだなと実感した。 この本のテーマだと思われる、自分の子供が殺人を犯してしまったら?という主題の裏テーマの一つでは?と思った。 薬丸先生はそれぞれの本のテーマに対して、それがどんなに重苦しいものであってもしっかり真正面から向き合って書いていくのは一貫しており、この作品でもそれを感じたのでとても信頼感がある。
3投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ重いけど、やっぱり良かった。父親として、Aではない息子と向き合う。2人が少しずつ、気持ちを共有していく。どう生きていくのか、わからないけれど、向き合っていかないといけない苦しい気持ちが伝わってきました。薬丸岳さんの本を全部読みたい気持ちです。
12投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ2025.9.22読了 終始、胸が締め付けられる思いだった。 自身の子供が、同じような事件を起こした場合、どのように思うだろうか?感情移入が止まらず、父親としての思春期の息子にどのように接することが最良なのか考えさせられた。 家庭環境が子供の生育に影響を及ぼすことは周知の事実だが、そのほかの要因はないのだろうか? それはやはり、本作で伝えている、親と子の心の距離であろうと思う。 両親が離婚していようが、いじめられていようが、悪い友達が周りにいようが、親と子の心の距離さえ縮まっていれば、何か変えることができるのだろうか? 答えのないテーマに、非常に考えさせられました。
2投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログ薬丸さんの小説は3冊目。今回も一気読みしてしまった。文章に無駄がなく読みやすい。それでいて奥が深い。父親の子を思う心情に引き込まれた。読み応えがある小説。
1投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログ子供が犯した罪(殺人事件)に対する親の対応、苦悩が描かれる。最後まで子から真相を聞き出すことができない。。 ものすごい苦悩。当然やっていないことを信じたいが、一方で事実も知りたい。。そして、自分や自分の親戚、周りの生活への影響。特別な理由ではなく、本当に何かのきっかけで起こりうることが詳細に描かれ引き込まれた
0投稿日: 2025.09.13
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Aではない君と(薬丸 岳 (著))読了。 以下ネタバレ含みます。 同級生の殺人容疑で逮捕された14歳の息子。 だが弁護士に何も話さない。真相は。 親子は少年審判の日を迎える。吉川文学新人賞受賞作 ネットの友人に勧められて薬丸岳氏の著作を初めて読みました。 天使のナイフにしようと思っていたのですが、書店で平積みされていたこちらに急遽変更。 中学生の息子が同級生を殺害した容疑で逮捕され、その父親が息子と向き合う中で、加害者家族として直面する葛藤と苦悩、そして再生の物語です。 少年犯罪、加害者家族、親子愛、贖罪、どれも重いテーマで考えさせられました。 そんな重い作品なのですが、意外と早く読み終えることができました。 これも著者の実力なのだと思います。 翼と父は最後に被害者宅を訪れるのですが、被害者の父が激昂するシーンが印象的でした。
1投稿日: 2025.09.11
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私も犬を飼っていたので読んでいて辛かった… 自分の手で殺めるのは何があろうとありえないけど、もし優斗に殺されてしまったと考えると 私も優斗が死んでもいいと思ったと思う。 死んでしまったら更生できない…それもそうだと思うが、 生きてても更生しないやつもいるじゃないか。 心を殺すのと体を殺すのどっちがダメなのか…凄く考えさせられた。
1投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ・ 読書記録25-39 『Aではない君と』 薬丸 岳 作 14歳の息子が同級生を殺めてしまった父親の目線 「心を殺すのと体を殺すの、どちらが悪いのか?」 もし自分の子供が同じ状況になったとしたら? 自分への問いかけのように考えながら読み進めた
3投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ物事の良し悪しとは別に、子供がどうしてそうしたのかを考えるのが親だ 子供相手じゃなく日常生活でもいえること。 子供が生きていればどんな状況、状態でも結果可愛いんだなあ
1投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ今朝息子から電話があったけど取れなかった。その夜、息子が殺人容疑で起訴されたと警察から連絡が、、 面会をしても無言をつらぬく息子。 あの時の電話で何を伝えたかったのか。 何も分からぬまま最後までずっとモヤモヤしながら読んでた。 子供の気持ちって親の思ってる何倍も難しいんだよねー まぁわしゃ子供おらんけどな( ˙σー˙ )
0投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログ最後に何が起こるのか?何が隠されているのか? 何も起こらなければ何も隠されてなくどんでん返しもなくて。 ミステリとは違って少年犯罪における加害者の両親の気持ちを切実に描いている。
17投稿日: 2025.07.25
powered by ブクログすごい。 一気に読んでしまった。 離婚して子どもと別々に暮らした父の目線で物語はすすむ。 この本を読むと、いつか自分が親になったときにどれほど子どもと向き合えるのだろうか考えさせられる。
0投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログ子供が勇気を出して小さな声をあげる。そのSOSに気付くことができるのだろうか。 ページ数は多かったけどスラスラ読めた。 加害者側にフォーカスをあてた難しいテーマを題材にしている作品はすごく好き。 しかし、しんどかったな…。所々泣いてしまった。
1投稿日: 2025.07.12
powered by ブクログ14歳の少年はなぜ同級生を殺してしまったのか? 離婚し新たな仕事と恋を優先しつつあった父親は、最後のチャンスであったかもしれない息子からの電話をスルーしてしまった。 「心を殺すこと体を殺すことどっちが悪いこと」? 心を殺されてしまい人を殺した息子の事件の真相は何か、息子とどう接していくのか、更生とは何か 、少年Aではなく生身の存在として、生きる意味を問い続ける。
1投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログむちゃくちゃ感動した。次は『天使のナイフ』読みたいです。でも重かったから池上彰さんでちょっと勉強してから。
0投稿日: 2025.06.27
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翼が言った一言がとても心にずしんと重く残った 心を殺すのは許されることなのに、からだを殺すことは許されないのはなんで? とても難しい問だと思う 2つとも許されることはできない ただ、やはりからだを殺すことはその人の生を奪ってしまうことでもあるので、良くはないのだろう 最後は少し希望を持って終わるので救われた気がした
2投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログ「第一章」 殺した犯人は。 逮捕された時点でミスでしたということは、ほぼないに近いとはいえ日常が一気に崩れるのは誰もが苦しいだろうな。 「第二章」 黙秘を続けた。 全ての真相は語られないままではあったが、あんな残酷な状況を知った大人たちが想像したもので間違いはないだろ。 「第三章」 更生とはなに。 殺してしまった経緯を誰も知らないからこそ、普段は温厚であったとしても何かの拍子に豹変する怖さがあるのだろ。
0投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ「自分の家族が殺人事件の加害者になったら──」 どう向き合えばいいのだろうか。 たとえ家族であっても、本当のところは分からないし、怖い。 それでも、唯一の味方である自分たちは向き合い続けなければならない。 少年Aとなった14歳のわが子と。 そして、事件の被害者家族とも。 愛情は「伝わっている」と思い込んでいても、実際に行動で示さなければ、伝わりにくい。 そのことに、事件をキッカケとして気づかされるというのが、何ともやりきれず、悲しかった。
2投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログもしも、自分の息子が、殺人で犯罪者になってしまったら。 どんな理由があるにせよ、人を殺める事は良くない事である。 何も話そうとしない息子に、罪を犯してしまった息子に、少年院を出所し更生したのか分からない息子に、「自分だけは1番の理解者であろう」とずっと見守り、息子に寄り添い続ける父親の姿。 私だったら、こんな風に寄り添えるだろうか。 理解しようと努めることが出来るだろうか。 難しい題材なのに、うまくまとめあげている作者に感嘆。
5投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごく考えさせられる。 「心と体、殺されるのどっちが悪いの」という言葉が刺さった。私も親の立場で子供が自殺を考えるくらいまで追いやる人がいたらその人を許せないと思う。だからといって、罪に問われるのは人を殺した人だけだ。心は目に見えないからこそ、誰かがその傷を気づいてあげて助けてあげる必要があると思った。 誰の立場にたってもすごく苦しかった。なぜその行動をしたのか、行動の本質を考えることの難しさと大切さに気づいた。
0投稿日: 2025.05.30
powered by ブクログなぜ罪のない動物を殺しても罪に問われず、残虐な行いを強要するような人であったとしても人を殺すと罪に問われるのかという問いに、何と答えればいいんだろう 罪を償うという終わりがないものを抱えた人は、どう生きていけばいいんだろう
0投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログ息子と親についての話はさくさく読めるので読んでいましたが、どんどん重くなっていく‥わたしには重すぎる
9投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ある日突然、自分の子どもが殺人犯になったら。 想像したくない重いテーマで、読んでいて涙が止まらなかった。 加害者の翼にとってみたら、もちろん突然殺人犯になったのではなく、被害者の子たちからのいじめに苦しんだ末の結果ではあるんだけれど、 加害者の両親共に子のSOSに気づいてあげられなくて、親にとったら突然の事件だったということが、そもそも親子のすれ違いを表していて切ない。 心を殺すより体を殺す方が悪い。 そんなことはわかっているけれど、いじめだって許されることではない。 被害者の親視点の物語を読んだらまた考えが変わるのかな。
4投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログ初作家さん。 主人公はバツイチの「吉永」 ある日、雑木林で少年が殺害されているのが見つかる。警察は行方不明届けが出されている中学生二年男児とみて捜査中…とのニュース。 別れた妻と暮らす自分の息子の「翼」と同い年だなぁ…なんて思っていた吉永。 そんな吉永は事件が起こった日、翼からの着信があった。飲み会だったのですぐに出ず、後でかけ直したが翼は出ず…留守電を残したが、その後の返事はなし。大したことない内容だったのだと気に求めずにいたが…… 元嫁からの電話…「翼が逮捕された」 そう、翼はクラスメイトを呼び出しナイフで殺害していた。 弁護士にも父親にも母親にも心を開かず、殺人の経緯、動機…何も話さない翼。 女で1つ育てたきたがメンタルが弱い母親。 仕事と恋人にかまけて、息子と疎遠になりつつあった父親。 こんな時ですら、協力することのできない元夫婦。 なにもわからない翼の心。 もし、自分の子どもが…と、しっかりと置き換えることができ、一緒に考えながら読み進めることができる作品。 ミステリーが好きで最初は考えて読んでるけど、途中であきらめて、ただ読み進めるだけが多いわたしには新鮮。読みながらの独り言が止まらない(-_-;) 法律のことも分かりやすく書いてあるし、実際警察では例え親であってもこんな扱いを受けるのか。とか勉強になる。 子どものことは常に見ているつもりだし、わかってるつもりだけど、所詮「つもり」なのよ。 いくら我が子といっても、子どもは自分ではない。 意思を持った人間。 高校生の娘は毎日のように「ママただいまー愛してるぜー」とハイテンションで学校のことも友だちのことも話してくれるけど、もともと大人しくて控えめの中学生息子は反抗期もあるのか会話が少ない。聞いても、まーそんなにかえってこないし、のんびり屋さんだし感情もあんまり出さないから、分かりにくい…男同士の旦那はな~んの役にも立たないし(* ´³З³`) なんかの本かテレビか忘れたけど、親が子どもにしてあげれることは2つだけ。 ※愛してあげること ※信じてあげること そして、わたしが勝手に加えた3つ目 ※お金を出してあげること たった3つだけど難しい。 殺人を犯した子どもを信じることができるのか。 全てを受け入れ愛すことはできるのか。 いつかは自立できるために精神的にも金銭的に 支えることはできるのか… いや…早く自立して自由な時間ほしいなんて思ってるわたしにできるか…? そして…それより!このどーにもならない夫婦感。小説読んでて我が家やんけ!!ってなった…面倒くさいから見ないふりしてたけど、子どもの為には向き合わないといけないのか………(えぇーでもなぁ…) ……とりあえず子どものSOSには気づける親でいたい。 他の作品も好評価多いから読んでみたいな。
12投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログ人を殺めた子供の親の葛藤や苦しみ、これまで自分がしてきた子供への愛情何もかもを疑いながらも、必死に寄り添い一緒に生きていく。心がかき乱される場面が何度もあり辛かったが、読んで本当に良かったと思える話だった。
9投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログ2016年第37回吉川英治文学新人賞 デビューから10年程、少年犯罪に向き合ってきた著者のひとつの到達点と紹介されている。 そして、そこから10年が経ち、より深遠な作品が続き、ここからより深淵な作品が続いていくんだろうと期待させてくれます。 離婚した妻と暮らしていた14歳の息子が同級生の殺人容疑で逮捕される。息子は、警察にも弁護士にも親にも何も語らない。 「物事の良し悪しとは別に、子供がどうしてそんな事をしたのが考えるのか親だ」 少年の父親の年老いた父の言葉は、身に積まされる。この少年の両親には、子供を受け止める余裕が無かった。そしてその余裕を持てる親は、今の社会にどれほど居るのかと思う。 殺人を犯した息子が父親に問う。 心を殺すのと体を殺すのとどちらが悪い?と 父親は最後に答えを出す。体を壊す方が悪いと。 私は、この小説からの10年は社会問題も変化して イジメの状況もより凄惨となってきている。 あらゆるハラスメントに対する考察が深まり、 この二つの罪は同等になっていくのではと思う。 なんかもっと書きたい事あったのだけど 明日、歌舞伎座の「木挽町の仇討ち」のチケットを確保していたのに、なんかトラブルで歌舞伎座休演決定で、ガッカリ感が酷すぎて朦朧としている なんか泣ける
100投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ逮捕された少年の両親どちらも、離婚はしたものの特別悪い親でもない。ただ日々仕事で精一杯だったりで、子供の様子に気をかける余裕がなかった。 殺人者の親はよほどひどい親かといえば、そうではないところに、親になる責任の重さを感じた。 面白くて一気読みでした。
8投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログまずこの作品を読み終えての一言 「重い…」 この一語で片付けてはいけないが そして、 「辛い…」 同じ年頃の子どもをもつ親として、そこまで感情移入するほどのリアルさがあったのだと思う。 日常当たり前のように流れてくる犯罪のニュースに、どの親も他人事と思っていると思う。私もそうだったように。 加害者の親が主人公のため、息子に対する葛藤といった類が次々と現れます。 仮に我が子がそうだった場合、自分はどうするんだろう…。そんなことを考えながら読んでいたら尚更重く… ただ作品としては惹きつけられました。 「物事の善し悪しとは別に、子供がどうしてそんなことをしたのかを考えるのが親だ」 確かにそう
28投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ少年犯罪事件は創作であっても事実であっても重苦しい気持ちになる。 勿論、殺人を犯す事は許されないし愉快犯のような類の事件には嫌悪感を抱くのだが、根本的には深い問題が根差している事も突き付けられる。 そう言った言語化しにくいが我々が少年犯罪に対して感じている暗澹たる思いを見事に書き切ってくれたのが本作だと思う。 作者の作品は初めて、と言うよりも現代小説をあまり読んで来なかったので恐らく少年犯罪をテーマにした作品は数多くあるのだろう。 予想でしかないが、これが世に出て評価された事により、このテーマと向き合ってみようと考えた作家は多いのでは無いだろうか。 そのうち他の作家の書いた少年犯罪をテーマとした作品も読んでみたい。 虐めや孤独等で受けた傷は少年達に大きな傷を残す。しかし気付けない時もあるだろう。 本作の主人公は自身の息子が人を殺めた事に心を痛め自分の行動を悔いていたが、彼らのSOSを敏感に察知するのは至難の業だと思う。 苦しんでいる子供が素直に苦しいと発信出来る環境作りが重要なのだろうか。 子供だけではなく大人に対してもそう感じる。大人になるとより周りに救いを求め辛くなる。 最後まで問題を突き付けられる作品であった。
15投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログ人を殺すということ、その影響、向き合うこと。 「ごめんなさい」だけでは済まされない現実があるし、殺したら幸せになれるというわけでもないんだなと思った。
1投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログ身体を殺すことと心を殺すこと――どちらがより悪なのか。 本作は、さまざまなことを考えさせられる作品でした。 賛否が分かれそうな内容で、物議を醸すのも納得できます。そのため、高く評価される理由もよく分かりました。 私の感想としては、事件の真相について最後までモヤモヤが残る印象でした。 物語としては面白かったものの、読後感はあまりスッキリしませんでした。 また、加害者と被害者が50:50とは思えませんでした。 親の視点で描かれているため、自分の子供が何を考えているのか最後まで理解できない感覚があり、それが不気味でありながらも、最もリアルに感じられました。
10投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログ「どうして人を殺してはいけないの」「心を殺すのと身体を殺すのはどっちが悪なの?」これは友人を殺してしまった主人公の息子が、主人公に投げかける言葉。あまりに強烈で、私も主人公と同じように固まってしまった。この切実な問いかけに、私なら何て返すかを考えたが、いくら言葉で返したところで、きっと子どもの心には届かないだろうな、と思った。その答えは、世間のみんなから少年Aと言われ憎まれても、ずっと子どもを愛し続ける親の覚悟を子どもに示すことで、初めて伝わるものだった。苦しい場面が多々あったが、読まずにはいられない、薬丸さんの小説は本当に面白いと思う。
8投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログ薬丸岳さん著「Aではない君と」 著者の作品は自分にとって初読みとなる。 第37回吉川文学新人賞受賞作品。 約10年前の作品で当時これは衝撃作だったに違いないだろう。 実のところ2年程前から読んでみようと思っていて著者の「天使のナイフ」と共に本棚で長らく眠っていた積読書で、この際やっと読む事ができた。 作品は少年犯罪に関わる物語なのだが、どちらかというと母子父子の親子物の物語という印象を強くうける。 「フィクションでよかった」としか言いようがない物語で、しかし世の中には現実に同様の事件に携わった方々も多く存在しているであろう事を強く感じさせられてしまう。 考えさせられる作品である。 そしてしっかりと考えねばならない。 心と体のバランスの話は特に根深く残り、どちらがより悪か?というよりどちらも健全な世の中を子供達に提供してあげなければならないだろう。 こういう事例は起きてしまっては大体なところ既に手遅れなので事前に手を打たねばならないことは分かるのだが、はたしてそれは何なのか?何をすべきなのか?答えは一つではないだけに難解すぎる。 親と子の愛情や密なコミュニケーションだけで改善されるものなのか? 道徳心や常識やマナーや倫理観でカバーできるものなのだろうか? 相手の立場や未来を考えれば考えるほど自分自身に向かう傾向にある気がする。 逆に自分を健全に自分の未来を描けば描くほど相手を傷つけるだろう。 しかしそれらは両極端に見えるが、実際は正反対のものではない。 両極端に考える過程が屈折してそう二極化して見えるだけで、幾らでも別の考え方や行動も絶対にできる。子供達にはまずそこを理解してほしいし考えてほしい。 そして世の中には強い人間なんていない、強がっているだけだ。 強く見える人は強く見せているだけだ。 みんな心の奥底では弱いんだって事も理解してほしい。 そうすればお互いが多少なりとも理解していけるだろうし、少しは行動に思い止まる事ができるのではないだろうか? この作品、重たい余韻が息苦しい。 とても大事な事だからこその重たさ。 その重みを軽くする必要はなく、その重さをそのまま受け止めたいと思える作品だった。
129投稿日: 2025.03.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Audibleにて。 話自体は最初から最後まで飽きさせず、スピード感もあり一気に聞き終えたが、心情的にはなんだかとってもモヤモヤしてる。 もちろん殺人は絶対いけない。けど、いじめもいけない事で、いじめがあったからこそ起こった事件なのに、加害者もその家族も被害者遺族に一方的に謝罪し続けなければいけなくて、この先弁解する機会もないなんて。 被害者の父親が複雑な感情を抱いてることも充分わかるけども、やりきれない思いが残る。 そういう意味でとってもモヤモヤ。
9投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログいやー、、なんか考えさせられる作品 息子が同級生を殺した 離婚して仕事に生きていた父親が息子や家族、現実と向き合っていく しかし被害者家族、加害者家族の辛さはそれぞれちがうと思うが、受け取り方や向き合い方もそれぞれちがう 息子よ、頼むからしゃべってくれ と何度も思った。。 猫のくだりは許せない!
4投稿日: 2025.03.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
息子が殺したのかということが問題なのだが、読者は当然殺人を犯した第三者が存在する物だと思い込んでいる。ところが実際の真犯人は息子なのだからタチが悪い
92投稿日: 2025.03.21
powered by ブクログ落ち込むくらいに重い内容でしたが続きが気になり、睡眠時間を削って一気に読んでしまいました。 神戸連続児童殺人事件が起こった当時、17歳だった私は同じ街に住んでいました。日々不安な気持ちで過ごし、事件の真相にショックも受け、なんとなくこの手の話は避けて生きてきました。 そして今、14歳の子供を持つ親となり、ふと読んでみようと思い手に取りました。 最初から最後まで自問自答しながら、登場人物とともに考えながら読みました。 親であることの責任や、何があっても寄り添う覚悟を誰もが持たないといけないと思いました。 こんなに大きなことじゃなくても子供の嫌な部分は見たくない気持ちになる時もあります。 でも、悔いのないようもっと向き合いたい、子供に愛をもっと伝えたいと思いました。 すごく重いテーマですが読み物として面白いのはさすが薬丸岳先生。読後感もよく、力強く未来へ進む気持ちになれました。
5投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごく色々な感情を考えさせられたお話。翼がただ人を殺したかっただけならこんなにモヤモヤしなかったかもしれないと読後に思った。 いつも思うけど、イジメ描写がエグい。友達だと思っていた子に裏切られたからってそんなことやっていいことじゃない。正直、優斗の父に苛立った。書かれてないだけで、子どもを見れなかったことを後悔しているだろうと思う。そこは『生きていたらなにがあったか問い正せるが、死んでしまっては声を聴くことも出来ない』なんだろう。また、優斗から聞いたわけじゃないから、優斗の代わりに翼に謝れない、謝ったら優斗がしたイジメを肯定することになる…のかもしれない。 そういう意味でも難しい話だった。 『こころとからだ、どっちを殺す方が罪が重いのか』私は両方だと思うが…。 優斗は父親に対するモヤモヤを翼をイジメることで解消しようとし、翼の心を殺してきた。 翼は言われたことができなくなって、パニックになったんだろう、優斗を殺すしかなくなった。 人のこころを殺した人は、その人にからだを殺される覚悟が必要ではないかと思うし、もし翼が受けた『イジメ』で翼が死んでいたら、3人とも立派な犯罪者になる。この場合は『こころとからだ』の両方を3人が殺したといえるのではないだろうか。 『仲良しに見えた』は実は大人が『仲良しに見えて欲しい』と思っているからそう見えるんじゃないかと思う。だからこそ話をしなきゃいけない。わかろうとしなきゃいけない。 自分もこどものSOSに気づけられるよう、行動の意味に目を向けたいと思った。
5投稿日: 2025.03.13
powered by ブクログ親の責任って重いな。 とにかく、子どもと向き合わなければ 当たり前のことを自分が出来ているのか 気になります。
2投稿日: 2025.01.30
powered by ブクログ結末がどうなるか気になり過ぎて、一気に読みました。未成年の子を持つ親、全員が読むべき一冊です。自分も娘の小さなSOSを見逃さない親でありたいです。ただ、子供がどんな苦境に立たされても、最後まで寄り添ってあげられるのは、やっぱり親なのだということも、同時に痛感させられました。
7投稿日: 2024.12.26
powered by ブクログ同級生殺人容疑で逮捕された14歳の息子 一体何があったのか、息子は本当に罪を犯してしまったのか… 子を持つ親として色々考えさせられる 心情、状況描写がとても丁寧で冒頭から物語に没入できた 結末もよかった
5投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
数年に渡る積読の末、ようやく読みました。 名作でした、もっと早く読んでもよかった! 仕事も恋愛も順調な吉永。 成功したプロジェクトの打ち上げの最中に、元妻と暮らしている息子の翼から電話があるも、出ずに後で掛け直すことにしたが、次の日に同級生の優太君を殺人した疑いで逮捕されたという知らせがきて… 警察も捜査のことは一切教えてくれず、マスコミは何も知らない吉永たちに群がってくる、翼は取り調べでも一才コメントしない…一体どうしたらいいのか… まだ中学生の息子の翼は、本当に殺人を犯したのか… 犯したのならば、いったい何故? 口を閉ざし続ける理由は? というお話。 自分の子供が殺人犯となる事による、親の困難は凄まじいものだなと思いました。 親という一番近い間柄においても、子供の心中を理解することはとても大変であり、難しい事が分かりました。 翼は優太に裁判ごっこでいじめられていて、罰として学校でスカートめくりや万引きをさせられていましたが、元々精神が強いタイプでない母には相談する事が憚られ、既に別居中で多忙である父にも相談できずにいたのです。 飼ってもいないハムスターの餌を万引きしたのは、優太たちのいじめによりハムスターを殺させられていることに気づいて欲しかったから。 事件直前の電話は父に自分の犯行を止めて欲しかったから。 翼は色んなところで父と母にSOSを送っていましたが、気づくことができませんでした。 また、今作において、少年犯罪における贖罪について非常に興味深く描かれていました。 少年犯罪は、闇雲に拘束期間を短くするのが本来の目的ではなく、なぜいけないのかという、罪を犯したことに対する贖罪意識をしっかり持つための最善の方法を考える必要があるんだなと思いました。 加害者側翼の父、被害者側優太の父の、それぞれの苦悩、読んでいて苦しかった。 最後の終わり方が好きです。 「体を殺すのと、心を殺すのはどっちの方が悪いのか?」 「贖罪とは、どうすれば良いのか?」 翼が持ち続けていた疑問を、吉永は優太の父と接し、答えを導き出します。 「生きていれば、どれだけ悲しいこと、苦しいことがあっても、話を聞ける、成長を見守ることができる、一緒にいることができる。 でも死んでしまえば、そんな願いは叶わない。 だから体を殺す方が悪い。」 「殺人の贖罪は、一生かけても終わることなく、被害者側に対して自分達がどのようにするのが最も良いのかを考え続けること。」 こんなに難しい疑問にここまで納得のできる考えをどっしり構える薬丸さん凄すぎる… お花畑にしていいような題材でない、オチをつけるのが難しいテーマであるが、しっかり納得して読み終えました。 薬丸さんの作品はテーマが重いので、毎回読むのに覚悟が要るためなかなか読めてないですが、やはりハズレ無しだなと思いました。 吉永の父が言っていた、「物事のよし悪しとは別に、子供がどうしてそんなことをしたのかを考えるのが親だ」という言葉が、子を持つ親として絶対に必要な要素だなと思いました。
14投稿日: 2024.12.02
powered by ブクログいじめによる14才少年の殺人。 「物事の良し悪しとは別に、子供がどうしてそんなことをしたのかを考えるのが親だ」 心にしみじみと刺さった。
4投稿日: 2024.10.20
powered by ブクログ一体何があったのか、父親の気持ちと重なって先が気になる気になる!親として何をしなければいけないのか、考えさせられる話だった。
2投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
天使のナイフは被害者側でしたが こちらは加害者側のお話 子を持つ親は絶対読むべき 子供も読む方がいい 最後は涙が… 自分の子供が友達を殺して警察に捕まったとしたら… 想像しただけで膝が震えた。 心を殺すのと、身体を殺すのはどっちが悪いのか 難しいけどやっぱ身体か…
12投稿日: 2024.10.03
powered by ブクログ少年犯罪の被害者と加害者、その家族の心情の機微が非常にリアルに綴られています。 答えのない問題ですが、読む価値のあるストーリーだと思いました。
3投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログ泣いた小説のひとつ 容疑者の子を持つ親の葛藤 ただ私には書き方に癖があるように感じたので 読むのに少し慣れが必要と思った。
1投稿日: 2024.09.21
powered by ブクログ天使のナイフを読んで、この本に辿り着いた。 少年犯罪が題材になる小説は多いがその中でも加害者目線に立っており、出所後の贖罪についても触れられている。更生とは何か?考えさせられるラストの章が特によかった。 子供の気持ちに寄り添うとは一体なんなのか。愛するとはなんなのか。
3投稿日: 2024.09.18
powered by ブクログ15歳のテロリストに続いて2冊目の少年犯罪の小説を読んだ。ケーキの切れない非行少年たちも読んだ。複雑な気持ちになる。たとえ少年であっても被害者加害者の関係があって双方が苦しむ。この本は事実関係に謎要素が多くてその打開に主題が置かれていると思った。読んでて結構苦しかった。少年犯罪の本は読み続けたい。
3投稿日: 2024.08.09
powered by ブクログ「物事のよし悪しとは別に、子供がどうしてそんなことをしたのかを考えるのが親だ」という作中の言葉が、刺さります。 自分の子供と言えど何を考えているかは、わからない。向き合って話を聞いて見て、初めて解るという当たり前のことを忘れてはいけないと思った。
17投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ14歳で殺人事件を起こしてしまった息子を持つ父親の視点からその苦悩や、その後の様子が描かれる。 色々考えさせられる一冊。
6投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログある日14歳の息子が少年Aになってしまった。 『もし我が子が人を殺めてしまったら、ちゃんと受け止めて向き合う事ができますか?』本書は難問を読者に問いかけてきます。 何故少年は犯罪を犯してしまったのか‥ その真相は胸が締め付けられるほど辛いものだった。 事件後の親子の苦悩、そして贖罪と更生の日々へ。 まるでノンフィクションの様なリアルな心理描写で、ページを捲る度胸が苦しく辛くなった。 少年犯罪の背景に、家庭環境の悪さが影響していると感じた。子どもの発するSOSを見逃さないのも親の責任、罪を一生償い続ける姿を見届けていくのも親の役目。親は子どもに対して無関心であってはならないと痛感した。 『物事の良し悪しとは別に、子供がどうしてそんなことをしたのか考えるのか親だ』まさにその通りで、自分も親として心に留めておきたい。
22投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログ色々想像しながらどうなってゆくのか、どんどん読み進めることがやできました。 私は子供がいないのですが、別居しているとは言え、こんなにも子供を愛さない親がいるのか? ここまでの窮地に陥った子供に無償で身を捧げられないものなのか? 主人公に対しては全く共感が持てませんでした。 ただ、だからこそこんな事件が起きたという、ストーリーに信憑性をもたらしている点も、素晴らしいと思います。
3投稿日: 2024.07.06
powered by ブクログ「友罪」から来ました 子供の親に対する愛情や悲しいほどの気遣いとは対照的に、自分の気持ちをうまく表現出来ない幼なさが歯痒くも切なかった
14投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
解説にもある「物事のよし悪しとは別に、子どもがどうしてそんなことをしたのかを考えるのが親だ」という言葉が印象に残った。子どもというのはそれぞれに個性が生まれつきあるもので、それを受け入れて言い分をよく聴いた上で共感するのは難しいなぁと思った。被害者の父である藤井も吉永と同じく子どもと向き合っていなかった訳だが、息子を殺されたことで初めて息子と向き合うことになったのだと思う。吉永も翼も厚生していった訳だが、そんなものを吹き飛ばしてしまうくらい殺人というのは取り返しがつかないものなんだと改めて感じた。
3投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログ飲み屋で知り合った知らない人からの勧め 大きな仕事が決まった日の祝勝会で離婚してしばらく会えていない息子から電話が入ったが、無視をし飲み会を続けた。しかし翌日息子が電話をかけてきた時間帯にクラスメイトを殺した疑いにより逮捕されたことを知る。 そこから息子の身に何が起きたのかや、離婚後の自分を見直す事になり事件の真相を知る事になる。 自分にはまだ子供もいないし恋人もいない。 最近姉に子供ができ嬉しかったが、子供の将来や人生を改めて考えさせられた。 かなり漠然としたものになるが、姉の子供に何かあった場合必ず味方になろうと思った。 幸せになってほしいと願うばかりである。
2投稿日: 2024.04.25
powered by ブクログ子供がいる方なら、とても考えさせられる作品 心理描写がとても繊細に書かれていて、とてものめり込むができました。 薬丸さんの他の作品も読破してみたくなりました。
1投稿日: 2024.04.13
powered by ブクログ「心を殺すのは許されるのにどうしてからだを殺したらいけないの?」 「心とからだだと、どっちを殺した方が悪いの?」 心を殺されたら元の自分、元の生活には戻れない それなのに体を殺すより罪は軽い 自分の子どもが心を殺されたら相手の体を殺しに行くかもしれない 子どもに質問されたら何て答えればいいのかわからない
3投稿日: 2024.04.04
powered by ブクログ世の中にはリアルにこういった立場の方々がいらっしゃっいます。 まるで想像できませんが、一生心から笑える事も無くなるのでしょうか? 6/4/3
0投稿日: 2024.04.03
powered by ブクログ罪を犯した子も命を奪われた子も何かが違ってたらそうならなかったかもしれない。 子供の話を聞いてあげてたら、子供をとりまく環境、子供のSOSに気づいてあげてたら… 子供の気持ち、親の気持ちがよく描かれていて 辛かったけど 考えさせられる話だった。 祖父の言葉 「物事のよし悪しとは別に、子供がどうしてそんなことをしたのか考えるのが親だ」が重かった。
3投稿日: 2024.02.17
powered by ブクログ「自分自身にも問いかけられる」 表紙買いした為当著者は初めて読む 内容は重厚感に富んでいるが何故か読み進めるのが容易うい気がする 専門的な語彙がありつつも文章力によって 読みやすいからか 題である事件についてはもちろん、 付随する人間の感情や道徳的なことについても 熟考させれらる 「こころとからだを殺すのはどちらが悪いのか」 倫理的に当てはめてみても中々答えを出すが 自分的には難しいかもしれない
7投稿日: 2024.01.14
powered by ブクログ薬丸さんの作品は初めて読んだ。 本作は非常に読み応えがあるにも関わらず、スラスラ読むことができてページを捲る手が止まらなかった。 殺人を犯してしまった14歳の少年と両親やそれを取り巻く人々の心情がとても伝わってきた。 体は殺してはダメなのに、心は殺して良いのか? たとえ親子だとしても、コミュニケーションを取らなければ気持ちはわからないこと。 でも心の奥底で親を頼りたい、嫌われたくない、という気持ちもあるのだろう。 子供がいない大人はいるが、親がいない人はいない。と後書に書いてあった。 関係性に甘えず、一人一人に向き合いながら、コミュニケーションし続けることから始めてみよう。
5投稿日: 2024.01.13
powered by ブクログ読み応えがとてもある作品。 少年犯罪に向き合い続けた薬丸岳さんだからこそ、 こんなにも渾身の一冊が書けたのだと思う。 心と体、どちらを殺した方が悪いのかーー。 真の更生とはなにかーー。 親として犯罪を犯した子どもとどう向き合うのかーー。 タイトル「Aではない君と」にあるように、 吉永は少年犯罪者としてではなく、1人の人間・息子として翼から目を逸らさず、辛い事実も受け止め寄り添い続けていくという、決心や覚悟が見て取れた結末だった。 私はまだ子どもがいないけれど、 家族で物理的に距離が近いからと言って、 心の距離が近いわけではない。 物理的に近いからこそ、その環境に甘んじて、 本当に大事な存在の心の暗闇を見ることを妥協しないようにしていかなければならないと強く思った。 個人的には、 心と体のどちらを殺した方が悪いのか、の吉永の答えに納得した部分もある。 ただやはり被害者・加害者にとって不幸な出来事であったことには変わらず、 不幸な出来事に至るまでの経緯で、しっかり家族や友人が異変に気付いてあげていたら、違う結末が待っていたのかと思うとやるせない。 この作品は、読んで終わり! という安直なもの終わらせるのでなく、解説にもあるように、 子を持つ親はもちろん、少年にもぜひ読んでいただきたい作品。 そして、真の更生や、犯罪を犯した者との向き合い方を考え続けて、自分なりの答えを見つけなければならない作品。 このように少年犯罪という一つのテーマをつきつめて 読者に問題提起させる薬丸岳さんはすごい方だと改めて思った。 自分に子どもができたら読ませて感想を言い合いたいな。
9投稿日: 2024.01.12
powered by ブクログ自分にも子供がある。家族がある。その立場から様々な事を考えさせられる。 私は本当に家族を子供を信じ、愛しているのだろうか。上辺だけでは無いのだろうか。不安になる。何が正解なのか判断がつかない。悩ましい。
5投稿日: 2024.01.12
powered by ブクログ前から読んでみたかった作者であり題名から少年犯罪が題材と推測していた。終止重たい雰囲気で物語は進んでいく。私は結婚していて子供はいないが主人公である父親の目線で読んでしまう。向き合えていなかった自分を責めながら心を開いてくれない息子に問いかける主人公にひきこまれます。薬丸岳さんの他の作品も読んでみたくなりました。
1投稿日: 2024.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
デビュー作の「天使のナイフ」に感心した記憶があり、本作も期待して読み始めた。こちらも「天使のナイフ」と同じ少年犯罪を扱っているが、もう一つの大きな主題が父と子の絆の再生にあり、期待に違わぬ仕上がりになっている。 私も一応父親だったので、語り手の父親の感情の動きや葛藤はよく分かる。もしかしたら、自分が同じ立場であったら、主人公のようには向かい合えないかもしれない。子供に正対してなんとか乗り越えたこの父親は強いと思う。 本作品は解説によると、雑誌連載時は第二章までだったらしい。書籍化するときに第三章を書き足したとの事だが、この第三章が加わる事によって、本作品の完成度と深みは格段に増したと思う。 深く重いテーマなので、ミステリー仕立てではあるが色々考えさせられる作品である。
9投稿日: 2024.01.09
powered by ブクログ感想 子供は子供。だが手放しで受け止めてはいけない。何があったかを淡々と聞く。情緒的な判断を挟むのは後からで良い。とりあえず聞く。
1投稿日: 2024.01.06
powered by ブクログ息子が同級生を殺してしまった。この揺るがしようのない事実に茫然自失となりながらも、息子を「もうひとりにはさせない」と決意し奔走する、そんな父親の姿がリアリティをもって迫ってきた。離婚によりなかなか会えずに疎遠となる中、犯罪事件によって父子が向き合う。なぜ息子は人を殺めたのか、真実を求めて、何も話そうとしない息子に辛抱強く対面する父に胸が打たれる。私がこのような立場に立たされたら、どう気持ちを整理したらよいのだろうか。絶望の淵からどう這い上がってこれるのか、少しも想像できない。想像はできないが、殺人者となっても生きていてほしいという子どもに対する慈しみだけは共有できる。「物事のよし悪しとは別に、子供がどうしてそんなことをしたのかを考えるのが親だ」という言葉は重い。簡単に得られる救いはどこにもないが、親が子を思うそのシンプルな強さに、感動と希望をもらえた。
9投稿日: 2024.01.05
powered by ブクログ明らかに殺された方も悪いと思うが、それでも殺してしまったらこちらも悪い。 本当にそうなのか。難しい。
0投稿日: 2023.12.14
powered by ブクログ「からだを殺すのとこころを殺すのはどっちが悪いのか」という一節が印象的だった。 客観的に見れば、同級生を殺した犯人という事柄や詳細を話さず反省の色が見えないことで被害者の肩を持つだろうが、加害者側の視点から描かれていたのは新鮮で、物事の良し悪しだけでなくそこに至った背景や心情が見えて、必ずしもそうではないように思えた。犯罪、殺人は悪いことだが、それでも色々な人の立場に立って考えることができるようになりたいと思った。 もし自分が少年や父親と同じような状況になっても乗り越えられる自信がない。相手との信頼や愛情は偉大だし尊いなと改めて思った。 本を読んだ後に題を読むと、内容をぴったりと表していて素敵な題だと感じた。
9投稿日: 2023.11.23
powered by ブクログ薬丸岳さんの作品は物語としてというより、その立場にたった時に自分ならどう思うか、考えるか、行動するのかを考えさせられるものが多いです。世の不条理を考える事が多い人にはオススメです。
1投稿日: 2023.11.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一気に読み上げてしまった ----------------- どうして動物を殺すことは許されるのに 人を殺すことは許されないの? 心を殺すのは許されるのに どうして からだを殺しちゃいけないの? ----------------- 少年のこの言葉が印象深かった どこかでわかる気持ちがある 読んでいて 翼が愛しくてたまらなくなった この小説を読んだ感想の正解は分からない 感情移入しすぎて 読み終わっても 翼を守ってあげたいと強く思ってしまった それ以上のことは深すぎて重すぎて、私には分からない。
2投稿日: 2023.11.05
powered by ブクログ大好きな薬丸さんの作品。 薬丸作品は、元々重たい作風ですが、にしても久々に読んだら重かった〜(ー ー;) 2/3位読んだところで寝たのですが、普段寝付きの良い私が、心が重たくなってしまって寝付けないし寝ても眠りが浅くて何度も目が覚めてしまい参りました。 回復に時間がかかりそうなので、次は明るい作品でリハビリしようと思います。 (2023/10/8、他の読書管理サイトからお引越し。レビューは読了当時の記録。)
0投稿日: 2023.10.08
powered by ブクログ初の薬丸岳です。 自分の子供が殺人犯になったら…… 重くて深い題材にもかかわらず、読みやすくてページを、捲る手が止まりません。 第3章は涙が止まりませんでした。
9投稿日: 2023.10.05
powered by ブクログ久々に読書しました。 結構重かったですね。自分の子供が人殺しをやったなんてつい想像してしまいました。 無いとは言い切れない世界ですからね。 イジメってそれだけ恐ろしいもんなんだって実感しましたね。 自分を主人公に置き換えてつい、考えてみますね。 恐ろしい世の中です。 小説の中だけであってほしいなあ。
0投稿日: 2023.09.28
powered by ブクログ読み終わった後にタイトルの秀逸さに痺れる。世間で「少年A」と言われ続けたとしても、「Aではない君と」生きていこうとする父親の強い意志、責任、愛を感じた。 それにしても親としての度量って子どもの人格形成にこんなに影響するのか‥‥ 一日一日の心情描写がとても丁寧だったから、思わず親になった気分で読み進めてしまった。私、子供産んだこともないのに。
1投稿日: 2023.09.26
powered by ブクログ子を持つ親は必読。素晴らしい人間描写に引き込まれ、最後まで一気読み。自分の立場に置き換えて考えさせられる作品です。
1投稿日: 2023.08.29
powered by ブクログ我が子が殺人犯になってしまった親の物語。薬丸岳の小説は他人事ではなく本当に心に沁みますね。翼も吉永もこれからをしっかり生きてほしいな。人を殺すってどういうことなのか親世代だけじゃなく、子供世代にも読んでほしい作品でした。
3投稿日: 2023.08.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
優斗のしたことも許せないのはたしかだけど、藤井父、よく耐えたなあ。 吉永が生まれたての翼と初めて目が合ったときを思い出すところで涙。
3投稿日: 2023.08.12
powered by ブクログどこかのおすすめドラマ小説サイトで紹介されてたので買った一冊。 少年犯罪の話 重たい内容だった。 14歳にもなれば命の大切さはわかりそうだけど、被害者も加害者もわかっていないような気がした。 少年の更生が目的とはいえ、殺人を犯した少年が2年で世の中に出てくるというのはどうだろうと思う。 この話の中で加害者は理由がどうであれ、殺人を犯している。 本を読む立場の自分は殺人の理由がわかるにつれて加害者の味方をしたくなるが、殺人という犯罪を犯したのなら、更生だけでなく相当の罰も受けて欲しいと感じた。 この小説で加害者の家族の大変差がわかった。 少年犯罪だと施設を出た後のサポートもまた大変だなと思った。 この加害者がどのように生きていくかわからないが、なんとなく罪を反省ししっかり生きていくんじゃないかなと感じた小説でした。、
9投稿日: 2023.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分には3人の子どもがいるから 両親に感情移入して読んでいて辛くなるかと思ったけど ふたりに対してイライラするばかりで まったく同情できなかった。 少年院出てしばらくしてまだ未成年な上、全く反省もしていないのに 自分らの仕事があるからと 一人暮らしさせる親の気持ちが全くわからない。 特に母親は自分が1番の被害者のように逃げてばかりで仕事より大事なことがあるだろう。 同じ過ちを何度繰り返すんだろうか。 また心とからだとどちらを殺した方が悪いのか。 そんなこと14歳でわからないのか? また即答できない父親も父親。 虐められたことが原因だったとしてもたった数年で少年院を出ることに納得できないが 大切なペットを殺めたことは死刑に値するだろう。 可哀想すぎるハムスターや猫がいちばんの被害者だ。 一生かけて償って欲しい。
6投稿日: 2023.07.20
powered by ブクログ罪の境界に続いて、読んでみたが、なぜかやはり、没頭できない違和感があった。 文体が私には合わないのかなあ。
1投稿日: 2023.07.16
powered by ブクログ薬丸岳は2冊目。 社会派ミステリー。 同じ親として見ていてしんどかった、、、 自分の身にも起こり得る出来事。 自分の子供が加害者だったら、、、逆に被害者だったら、、、私ならどうするだろう。 そんなことを考えながら読んだ重い話。
0投稿日: 2023.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2015年に読了していた本。8年たち再読。 あの時とは違う気持ちになっている。 離婚して仕事も恋人との仲もうまくいっていた吉永。 息子の翼から電話があったが出られなかった。 翼は同級生を殺害、死体遺棄の容疑で逮捕される。 元妻の純子は鬱病にも関わらず仕事を続けていた、そのため翼の異変にも気づかなかった、と。 この歳の子どもと一緒に住んでいたとしても、専業主婦で目を光らせていたとしても、両親が揃っていたとしても、気づくことができるか自信がない。 あの頃は反抗期でいつも、関係ない、と言い部屋にすぐこもっていた。友だちの話を聞こうとしても、教えてくれなかった。 調査官が親として把握してないのですか、というのは答えられない人も多いのではないかと思う。 ただ、付添人になってからの吉永はだんだん翼と向き合い、考え行動的だった。 翼の 「ぼくはあいつに心を殺されたんだ。それでも殺しちゃいけないの?」 「心とからだと、どっちを殺したほうが悪いの?」 「人を殺したら苦しまなきゃいけないの?」 問いかけ。 答えのでない問い。 そして加害者家族、被害者家族、立場が違えば答えも違う。 吉永の父親の『物事のよし悪しとは別に、子供がどうしてそんなことをしたのかを考えるのが親だ』 これも永遠に考えなければならないものだ。 いい弁護士に恵まれたことはラッキーだった。 ラスト近くの吉永の 『翼が生きていてくれてよかった。もがき苦しむ姿を見るのも辛いが、見ることができ幸せだ。』 これは身にしみる。私もきっと同じことを思うだろう。
2投稿日: 2023.07.05
powered by ブクログあなたにしか翼くんは救えないんです。 物事のよしあしおは別に、子供がどうしてそんなことをしたのかを考えるのが親だ
3投稿日: 2023.06.28
powered by ブクログ『天使のナイフ』に次ぐ薬丸岳さん2作目の読了でした。ウラスジに「少年犯罪に向き合ってきた著者の一つの到達点」とあり、(著者の他作品を多くは読んでいませんが)その形容表現に納得のいく作品だと感じました。 それにしても、読み進めることが切なく苦しい、でも先が気になり止められない感覚でした。 苦しい訳は、少年犯罪加害者の親の心情、加害者の更生、加害者の贖罪に関わる心理(弱さ・苦悩・覚悟)が巧みに描かれ、その半端ない重厚さとリアリティに凄みさえ感じさせるその筆致です。 止められないのは、文章が比較的平易で、構成・展開が巧みで丁寧な描写故の力量と思います。 人と人なので、我が子ととはいえ完璧な関わり方などないでしょうし、我が子が加害者となった時の、親として思考・判断・実践はどうあるべきかなども所詮想像の域でしかありません。 本書は、この正解のない問いを読み手に考え続けさせながら、大きな課題を突き付けてきます。 メディアで、第三者が用いる人権保護の観点から氏名を特定されない仮の名称「少年A」ではなく、父の立場で真剣に向き合った「君」は、更生・贖罪にたどり着けたのでしょうか? 父は、親としての責任を果たせたのでしょうか? 十字架を背負う重さを深く深く考えさせられ、全身が粟立つほどの入魂の一冊でした。
65投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
体を殺す方が悪いのか。 翼は生きている。ゆうとは生きていない。 生きていないことでゆうとの父、藤井さんは ずっとずっと苦しみの中で生きている。 ほんとに体を殺す方が悪いのか。 心を殺すことも同じぐらい悪いことでは無いのか。 いじめだって犯罪だ。 人を殺したことは消えないけど 心を殺すようないじめをしたことも ずっとずっと消えないはず、消してはいけない。
2投稿日: 2023.05.19
powered by ブクログ人を殺したら苦しまなきゃいけないの? 心とからだと、どっちを殺したほうが悪いの? 主人公である吉永の中学生の息子、翼が同級生の殺人容疑で逮捕される。事件について翼は何も語ろうとしない。犯罪加害者の家族として、マスコミに追い回され、仕事場での立場も人間関係も失い、何をするべきなのか、何ができるのか。 少年院を出てしばらくして、被害者の父親に会いに行こうと吉永は言う。被害者の父親から、いつか更生した姿を見せてほしいと言われていたからだ。翼は言う。「ぼくは、更生したの?」更生とは、どんな状態を言うのか。少年院のロールレタリングにも、謝罪の気持ちは書かれていない。そして吉永は、「今の翼は心から笑っているように思えない。きちんと謝罪の思いを伝えることで、初めて笑うことが許されるような気がする。」と考えている。翼も吉永も、この時点では、加害者の立場にされてしまったという被害者意識の方が勝っているように思わされる。 事件のことを打ち明けてからのユキオや周囲の人たちの態度と、吉永が出した「心とからだとどちらを殺した方が悪いか」への答えと、何があっても子どもを受け入れようとする覚悟が、最後の場面につながったのだろうと思った。 翼が受けたいじめの中で、どう命令されて、どんな仕打ちをされようともペロの命は奪ってほしくなかった。翼のことを信頼しきっているペロの瞳を思い浮かべて悲しくなった。
33投稿日: 2023.05.18
powered by ブクログ面白い。けど、難しい。 加害者の少年だけが責められるのはいたたまれない。 そういう行動に移した理由を知るとなんとも言えない。 被害者だけど加害者、加害者だけど被害者。 色々な思いの葛藤が良く書かれてるなと思いました。
4投稿日: 2023.04.30
powered by ブクログ薬丸岳さんの少年犯罪の話は涙なしでは読めません。 ストーリーも心理描写も素晴らしく、私には完璧に楽しめるものでした。
3投稿日: 2023.04.16
powered by ブクログ表紙と題名から、少年犯罪と少年院の話と思って、重そうなので長らく読まずに放置していた。 少年犯罪ものであり、重いものであるのは違いないが、思っていた内容とは違って、引き込まれてあっという間に読み終わってしまった。 ある日、吉岡は14歳の息子が殺人で逮捕されたと警察に呼ばれる。 離婚し、息子は母親に引き取られていたため、息子の交友関係もわからず、警察も捜査中として一切何も教えてくれない。 私選弁護士を雇うも、息子は警察にも弁護士にも一切口を開かない。 何もできないまま審判の日がやってきて‥ と、話はここで終わらず最後まで進むのだが、自分にも息子がおり、吉岡の心情が物凄く心に入り込んでくる。 重く、圧巻の一言。
5投稿日: 2023.04.14
powered by ブクログ『事の良し悪しとは別に子供がどうしてそんな事をしたのかを考えるのが親だ』 同級生を殺害した残虐な少年Aは何が起き何を考え犯行に及んだのか、主人公である父親の視点から真相に迫る作品。 人間として生きている以上誰しもが傷つけられるリスクと共に誰かを傷つけてしまうリスクを負いながら生きている。 そんな中取り返しがつかない、一生許される事のない罪を背負いながら生きていくという事、真の更生とは贖罪とは何か考えさせられた。 答えの無い、救いも無い、難しい題材を扱いながら作中の登場人物の様に苦悩し続け、本作に向き合い続けた作者に尊敬の念を抱いた。 『心を殺す事と体を殺す事はどちらが悪いの?』
4投稿日: 2023.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
子供が殺人を犯すなど考えたこともなかった。 起きてほしくない事実すぎて、自分だったらどうするかイメージしずらかった。 子が殺人を犯しても、子を守ろうとする親が大半だと思う。自分もそうだ。 殺人を犯しても子供は子供だ。 でもどうやって守ればよいか、更生に向き合う子供とどう関われば良いのか。本を読み進めて難しいと感じた。 また、人を殺すということは、残された遺族の心も殺すことになると学んだ。 以下は印象に残ったワード ・物事の良し悪しとはべつに、子供がどうしてそんなことを考えるのが親。
2投稿日: 2023.03.07
powered by ブクログ読みながら子を持つ親として恐怖しかなかった。どうか加害者の少年に殺人という経緯に至った納得出来る理由がある様にと願って読み続けた様に思う。「心と体どっちを殺した方が悪いの?」この言葉は衝撃的だった…勿論人が人を殺める行為は絶対にあってはならない体を殺す方が絶対に悪いと思う。でもここまで追い詰められた少年の心を思うと辛い。 親が子どもを全て理解出来たり悩みを共有するのは難しいと思う。互いに思い合う気持ちあればあるほど隠したいことも出てくるのかもしれない。ただ何かあった時に全力で子どもを守れる親でありたいと思わされる良い作品でした。
2投稿日: 2023.02.20
powered by ブクログ殺した人と、心を殺した人。どちらが悪いの? 強烈な言葉だと思った。 自分が聞かれたら何と答えたらいいのだろう。考えても答えは出なかったが、読み終わった後には、著者なりの答えなのか、自分自身じっくりときた回答がえられた。 もっと著者の作品を読んでみたいと思った。
1投稿日: 2023.02.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「子供がどうしてそんなことをしたのか?考えるのが親だ」・・・親として、人としての想像力の極み。 解決の無い問いへの真摯な向かい方に感銘を受けた。
1投稿日: 2023.01.31
