
総合評価
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powered by ブクログオーディブルで。 眞島秀和さんの朗読がとても聞きやすかった。 何となく聞いてると、登場人物が誰かわからなくなってしまって、しまったと思う瞬間はあったけど。何とか人物が繋がった。 後半の思いもよらない展開にびっくりした。 続きが気になるストーリーで面白かった。
0投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
それぞれ何かを抱えて生きている。犯罪を犯してしまった人々が本当の意味で復帰することはなかなか難しい。でも必死に足掻いて日常を取り戻すために懸命に生きる、そんな話。あきらが最後の告白通りに行動できたらなと、読み終わってから思う。
0投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前にドラマを見たことがあって、今回原作を読んでみました。ドラマを見たのは大分前なので記憶は定かではないけど、ラストは違ったような‥「マジかぁ」てなった。とても面白かった。 現実とは、光と同等の闇であり、死に囲まれた偶然の生であり、残酷なまでに一方的な時間の流れだ。 人を思うということは、むしろ相手にあたえるということさ。 本当に怖いのは、静寂をなくすことだ。孤独を選ぶ自由すら奪われることだ。
5投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログ犯罪者達のその後を描いたお話。 確かに犯罪は一瞬だけど、罪を償ってもその後の生活は一生続くんだよね。以前と同じ生活には戻れなくても… 犯罪者、犯罪被害者の両面からの気持ちは相容れないものかあるから、小説と言えどこれは犯罪者よりなのかな。 自分がどちらの立場に立つかで、かなり変わる。 人は見たいものしか見ない。見えてないとも言うし。 切なく完結したけど、どの人から見てもハッピーエンドなんて無い。そんなふう思た読了感だった。
0投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ初の作家さん。長いし、難しいかなとか思ったけどそんなことない。ミステリ要素もあるんだけど、わりと人間ドラマ的な雰囲気。前科者でもやり直せるような世の中になればいいね。そう思えました
9投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログ誉田哲也はこんな本も書けるんだ。 いつもと違って何だか温かい感じさえする。 キャラクターが揃っていて、1冊読み切りで終わるのは残念。続編が待ちどおしい。
0投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ内容説明 仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。気晴らしに出掛けた店で、勧められるままに覚醒剤を使用し、逮捕される。仕事も友達も住む場所も一瞬にして失った貴生が見つけたのは、「家賃5万円、掃除交代制、仕切りはカーテンのみ、ただし美味しい食事付き」のシェアハウスだった。だが、住人達はなんだか訳ありばかりのようで…。
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ身も蓋もない言い方をすると前科者シェアハウスの物語だが、なんだか深く考えさせられた。 「罪を憎んで人を憎まず」という言葉があるけど、自分はそうできるかと言われると自信がない。どうしても色眼鏡で見てしまうんじゃないたろうか。 でも、きっと人は変われるとも思う。そういう人達が再起を図ることができるシステムが当たり前になってほしい。
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログ「前科あり」の記号が付くと、その人の想いや人柄よりも、その記号で判断されてしまう。 記号は強い。記号を無視することはできない。 運転が上手くても免許が無いなら運転できない。建物の構造を理解していても建築士でないなら設計できない。 運転の下手な免許取得者や、設計の下手な建築士もいる。けど、「有資格者」の記号を持っていないと、土俵に上がれない。 問題は、資格はあとから努力で取れるけど、前科者の記号はあとから努力で消すことができないんだ。 罪を償ったこと。 それから⚪︎年間真面目に働いてきたこと。 信頼してくれる仲間が⚪︎人いること。 そういう新しい記号を、細々と増やしていくほかない。 まともな人とおかしい人。 ふつうの人と犯罪者。 その境目は、プラージュのように揺れ動いている。 「前科者」という記号でパッキリ分けてしまえるものではないんだな。 人が人として生きていくのに必要なのは、赦しと承認だと、改めて認識。
2投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログ誉田哲也さんの本が好きでたくさん読ませていただいていますが、今まで3本指に入る面白さでした。 ストロベリーナイトを初めて読んだ時の衝撃に近い!! 前半はだいぶ穏やかに淡々と…登場人物紹介みたいな感じで進みますが、唐突に始まりました。 キタキター!!始まったー!!って感じで、そこからは一気読みです。 誉田哲也さん好きな方は是非読んでください。 おススメです。面白すぎます。
10投稿日: 2025.07.17
powered by ブクログシェアハウスに住む住人は全員ワケあり。 そしてお店を営む店主も。 内容が入ってくるまでに時間がかかったが、 読み進めていくうちに 登場人物たちの過去の話が浮き彫りになり ラストまで目が離せませんでした! 『1度罪を負った者は、死ぬまで、赦されないのか。』 この一文の重さがとても苦しかったです。
13投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログタイトルのプラージュはフランス語で「浜辺」の意味で登場人物の女性が営むカフェ兼シェアハウスの名前。まさにみんなの浜辺となる場所だった。厳しい現状があるからこそ、この浜辺がかけがえのない場所なんだと感じた。
4投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログ読書録「プラージュ」3 著者 誉田哲也 出版 幻冬舎文庫 p104より引用 “ 人は誰しも自己顕示欲というもの を持っている。それは警察官とて例外 ではない。相手の持っていない情報を 与え、感謝されたい。凄い仕事をして いるんですねと感心されたい。ほんの 少額の現金が同じ役割を果たす場合も ある。そもそも人間にとって秘密と は、明かすためにあるものだ。” 目次より抜粋引用 “貴生の事情 記者の眼差 紫織の気持 通彦の傷痕 潤子の休息” シェアハウスを舞台とした、訳アリ の住人たちが織りなす群像劇。 同社刊行作文庫版。 火事でアパートから焼け出されてし まった吉村貴生、新しい住居を探そう とするが、貴生にはとある問題が…。 上記の引用は、とあるジャーナリス トが警察官から情報を得ている場面で の一節。 自己顕示欲についてはまあわかるので すが、秘密は明かすためにあるという のは、情報を扱うことを仕事にしてい る人にとっての、都合の良い理屈に聞 こえます。 ほんの少しの失敗で、その後の人生 が大きく変わってしまう。そんなこと を考える様になるであろう作品です。 シェアハウスに集まる人たちが、皆何 がしかの理由のある人ばかりで、あま り面白おかしいような話の展開にはな りません。 読んだ後に、「ああ面白かった」とか 「楽しかった」と言った気持ちで過ご したい人には、向いていない作品では ないでしょうか。 映像化もされているようなので、 活字が苦手な方はそちらで楽しむこと が出来るでしょう。 人と人との関係が描かれ、後からゆっ くりと噛みしめるような作品が好きな 方なら、もっと評価は高いのではない でしょうか。私にはあまり合いません でした。 ーーーーー
3投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログ前科者だらけのシェアハウス。エグい展開になると勝手に予想して肩透かしを喰らった。 だが内容は満足。海辺でもがく住人達の心理が悲しく、応援したくなった。
0投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログ1階はカフェバー、2階はシェアハウスな建物プラージュに住まう人たちのお話。 このハウスはいわゆる更生保護施設で、住人は皆が何かしらの過去を持つ。 プラージュは海辺という意味で、海と陸を分けるように、善と悪、過去と未來のように物事を隔てる象徴として描かれる。 本格社会派小説というわけではないので、サラッと読めます。
16投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前科者専用のシェアハウスと聞いて、これはしんどい展開になるぞと覚悟した。 ところが…全くもって読みやすかった。 自身の罪と向き合ったり、住人同士の心の交流に重きを置いているからかな。 たとえ罪を償っても過去の過ちを無かったことにはできない。 それでも社会に戻るため、彼らは努力する。 そんな彼らをサポートするべく、この『プラージュ』という場所は存在する。 そういう温かい場所を用意した潤子さんはすごい、と思った。 フィクションだと分かっているけど不覚にも涙が出た。 物語の終盤、彰の部屋で暴れた美羽も印象的だった。 ずっとロボットみたいに振る舞っていたのに。 あの瞬間、彼女の感情が揺れたんだなと思ったら、また泣けた。
1投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログ読み終えて、前科のある人に対する評価の仕方が変わる、そう思いました。 殺人や窃盗、薬などニュースで見る事件では容疑者はすごく写りも悪いし極悪人のように取り扱われます。 この物語に出て来る前科のある人たちは、とても人間らしくて優しいし、情に厚いと感じました。 暴力的なシーンは怖く感じることはありましたが、登場人物たちの仲間を大切に想う気持ちに心が温かくなりました。 どうか、プラージュのみんなが今後も穏やかに過ごせますように…
1投稿日: 2025.03.28
powered by ブクログあまり響かなかったかな。 登場人物の中で個人的に相容れない生き方がいくつかあったので、共感をもって読むことが難しかった。前科者の生きづらさは理解できるが、合わないものは合わない。すまん
1投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログうーん…… 作品において、その話が好きになるかどうかはいかにメインキャラクターに感情移入できるか、好きになれるかだと個人的に思っている。 その視点でいうと、こちらの作品はそのどちらの琴線にも触れなかった。 メインの男はどことなくパッとせず、平凡。 後半になるとかっこいい場面もあるのだが、一体どこにそんな包容力があったのかと疑問に思ってしまうほどだ。 ヒロインはというと、不思議ちゃんのサイコパスで、てんで理解できるキャラクターではない。 この話のメインは、犯罪を犯してしまった人たちの社会復帰がいかに大変か……ということで、自分もそのピースにハマっているのかと……と思うが、別にみちひことか、しおりは好きだ。 話の最後はまとまっており、すっきりしたのでよかった。 が、どうしてもそこまで人物を好きになれなかったため、辛口評価にならざるを得ない。
1投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログずいぶん前の小説だった、ましてドラマ化されてたなんて、、ちょっと謎めいたところもあるけど、 プラージュの住人の仲間のおはなしってとこかな 世間は厳しいよね
1投稿日: 2025.03.12
powered by ブクログ最後まで読んで、とても良かった。温かい気持ちになった。 最初は、主人公の男性が前科持ちになるまでの過程に、何とも間抜けだなと感じたり、人のせいばかりにする心の声にうんざりした。ただ、主人公の貴生の犯罪歴だから、温かい目で見ることができたのだろうとも思った。その設定はよかった。 読み進めると、いくつかの仕掛けがあり、何がどう絡んでいくのか楽しみになった。 犯罪を犯した人を断罪することはかんたんだが、その人にもその人の人生があり、事情があり、また、本当に更生したい思いをどう萎ませないで支えられるかは社会の課題なのだろうと思った。 とは言え、犯罪の内容にもよるなぁ…
1投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログ2025.03.01 星の数を3にするか4にするかで悩んだ一冊。 しかも、それは本の内容ではなく、道徳的判断に左右されているから我ながら始末に悪い。 内容は星4です。しかし、犯罪を犯した者かの見方だけでよいのかという道徳的、倫理的にどうなんだと本論とは外れたところで悩んでしまった。 改めて思ったこと、被害者のいる犯罪と薬物のような反社会的な犯罪とで同じ前科者であっても自分自身に対する考え方は違うものなのだろうか?という素朴な疑問。
3投稿日: 2025.03.01
powered by ブクログなんとなく生きているというか芯のない主人公で最初はイラッとしながら読んだけれど、読後感は妙に良かった。 人を通して人は成長できるのだなと感じさせた不思議な小説。 若干サイコなヒロインが「うーん」なのだけど誉田さんの小説だからなぁ~ということで納得した。
2投稿日: 2025.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
犯罪の大小を問わず犯罪者はどうしても一生そのフィルターでみられてしまうことへのやるせなさを感じた。 実際に自分も前科者を前にしたら、どんな対応をとるか分からないのだが・。 一度読んだだけでも、内容は入ってきやすいが、途中途中で少しダラダラした印象を受けた。読後の気持ちよさは感じれた。
3投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログこのところは起訴後の有罪確率99.9%、その舞台裏を映したものを読んでいました。この作品ではさらにその後、再犯率49.1%(2020年)という現実を生々しく再現してくれています。 あの人は犯罪者だから。どうせまたやる。ほらね、やっぱり。 私を含めた世間の目がどれほど無責任か、痛感させられました。「メディアが犯罪を取り上げるほど社会は悪くなる。」有名な保護監察官の言葉です。 犯罪のなかの0.1%に満たない凶悪犯罪を毎日毎日取り上げる。まるでエンターテイメントのように、です。 「ルール外」に一度踏みはずした者を怖れる気持ちも事実ある。 この隙間を埋めるようなソーシャルサポート、そんな関連作品にも手を伸ばそうと思いました。
17投稿日: 2025.02.14
powered by ブクログ訳ありシェアハウスの人たちの群像劇、様々な前科もち(冤罪も含む)たちが生きづらさをもちながら、少しづつ人間らしさを取り戻していく。刑罰を償っても犯した罪の過去が苦しめる。立ち直るきっかけを作るために運営されているプラージュのシェアハウス、丁寧に心情が語られていきます。ラストに過去の殺人事件の真相が明らかに。
2投稿日: 2025.02.11
powered by ブクログ安っぽい日本ドラマの嫌な所をこれでもかと詰め込んだかのような薄っぺらい本。意味が分からない。つまらない。
2投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログオーディブルにて 2度と繰り返すことのない1日が尊い 私も一度しかない人生 もう少し情熱を持って生きても良いかなと思った 犯罪を犯す者と犯さない者 実はそこには隔たりがほとんどなくて、 いつ自分がそっちに行くか分からないことに思いが至る 運良く犯罪犯して無いけど、運が悪かったらそうなっててもおかしくない トモキだけは前科もないし完全に貰い事故で可哀想 まあ幸せになってよかったけど
2投稿日: 2025.02.03
powered by ブクログ前科者向けのシェアハウス。 住人たちは、それぞれ悪人なわけではなく同情の余地があるように思えた。 ちょっとしたきっかけで誰にでも一線を超えてしまう可能性があると思うと怖いし、例え罪を真摯に受け止め刑期を全うしても前科者は社会に冷遇されてしまうのは辛い。 プラージュのような前科者同士が孤独にならずに協力しあえるシェアハウスがあっていいと思った。 だけど前科者が人生をやり直すために更生させることって社会的に必要なことではあるけど、被害者側の立場からしたら複雑なはずで、プラージュの住人を応援する気持ちと、でも相手は亡くなってるんだよなという気持ちで単純に温かい気持ちだけでは読めなかった。 娘を殺された老人、伸介が死刑の代わりに腕を切り落とすという刑にすれば犯罪を犯せないと語ったのには一理あると納得してしまった。 再犯の可能性が高い凶悪犯にはありかもしれない。 プラージュは仲間意識が高く、お店は『バグダッドカフェ』みたいなかんじを想像して楽しそう。 でも前科者の男女が集まって揉め事や、再犯が起こらず和気あいあいとできるのは、プラージュの住人が例え殺人者であってもそれに至る事情がかなりマシなほうだったり、ちょっとしたきっかけで犯罪を犯してしまった普通の人たちだけだからじゃないのかな。 うまくできすぎている印象。
30投稿日: 2025.01.28
powered by ブクログ罪を犯した人々が集まり、社会復帰を目指すシェアハウス“プラージュ”を舞台にした物語。 住人たちはそれぞれ問題を抱えており、罪を償った後も普通の生活を送ることの難しさが描かれていた。 周囲の偏見や色眼鏡の視線も理解できる一方で、社会復帰には協力してくれる人の存在が不可欠であることが伝わった。 物語の終盤で発覚する真相に驚きつつも、ラストは爽やかな読後感を得られた。
16投稿日: 2025.01.23
powered by ブクログ真実が徐々に明らかになっていく 繊細な伏線と回収 登場人物たちが背負う罪の十字架が語られ じわじわと右肩上がりで盛り上がりをみせる 衝撃的なラスト!! 罪を犯した者たちの生きづらさを描いた作品_ プラージュという前科がある者たちが 集まるシェアハウスで 登場人物たちの人柄や心の機微が 繊細に描かれている… 罪を犯したことへの後悔と 世間の厳しい現実の狭間で なんとかやり直そうと揺れ動く姿に 胸を打たれました お互いに助け合い 過去と向き合いながら 未来を模索していくため… ラストは小さな希望の光があり 読む側も救われた気持ちになりました 私の中で誉田哲也さんは 姫川玲子シリーズの印象だったので 今回の作品の繊細な描写に 新たな一面を見せてもらえた気がしました♡
3投稿日: 2025.01.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前科のある人が生きづらい日本社会をテーマにした内容で、登場人物それぞれの人柄や機微を、細かく描写しているところが印象的でした。 ただ最初読んだときには、誰が潜入記者なのか。その潜入記者も殺人を犯していたこと。美羽と貴生(主人公)が恋に落ちるのが雑な流れだと感じましたが、いやいや、どうして。もう一度読み返すと、だから記者もプラージュに入居したのだと、改めて深く考えた上でのストーリーだと、感心しました。 ちなみにタイトルのプラージュは前科ものが集まるシェアハウスです。そして、特に印象に残ったフレーズも、タイトルのくだりでした。 「プラージュ」はフランス語で「海辺」。海と陸との境界線。曖昧に揺らぎ続ける、人と人との接点。男と女、善と悪、真実と嘘、愛と憎しみ。そして、罪と赦し。 タイトルも含め、このような着想からまさにプラージュなストーリーを紡いでいく誉田哲也という小説家の魅力を、再認識した一冊にもなりました。 プラージュで提供されている食事も食べていみたい。みんなで焼き肉を食べるシーンも、ほっこりしました。 ドラマ化もされているようなので、こちらも観たいと思います。
4投稿日: 2025.01.20
powered by ブクログオーディブルで聴きました。 先日、テレビで見た、女子高校生セメント詰め事件のその後の話を思い出した。準主犯格だった男は刑期を終えて、すぐに別の犯罪で刑務所に戻り、その後精神を病んで亡くなっていた。刑期を終えた8割くらいが、また刑務所に戻って来るとのこと。軽犯罪ならまだしも、事件を知っている人にしたら、刑期を全うしても、それで罪を無かったことにすることは、やはりできない気持ちは分かる。 だから犯罪を犯した人が、気持ちを入れ替えて頑張ろうとしても、前科者として一生偏見の目を向けられて生きることになる。いくら静かにしていても、SNSで簡単に身元がバレてしまうだろうし。 死刑にするなら両腕を…とか別の手段があるだろうというのも、犯罪に巻き込まれた人なら一度は考えることかもしれない。 プラージュが崩壊せずにうまく行ってるのは、でき過ぎと思うけれど、最後まで引き込まれたし、読後感も良く、選んで良かった。
3投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログプラージュ 著者:誉田 哲也 --- ### **あらすじ** あるシェアハウスに住む厄介者たちの物語。 悪と正義、法と社会、加害者と被害者……。読む者の常識や既成概念を揺るがす、新たなエンターテイメント小説。 たった一度の過ちで仕事も住む場所も失ったサラリーマンの貴生。再起を誓い、見つけたシェアハウス「プラージュ」で、個性豊かな住人たちに驚かされる日々が始まる。一人の女性住人から耳打ちされた秘密、そして住人たちの過去が明らかになる中で、新たな事件が発生する……。 --- ### **感想** 誉田哲也さんの「姫川玲子シリーズ」が大好きな私ですが、本作品も非常に楽しめました。本作は警察視点ではなく、罪を犯した加害者たちに焦点を当てた新しい切り口の物語です。罪を犯した背景や理由はそれぞれ異なり、また法的に償いを終えたとしても、社会の中で生きづらさを感じる彼らの姿に胸を打たれます。 それでも、「プラージュ」の住人たちは互いに支え合い、新たな希望を見出そうとします。その過程には厳しい現実がありつつも、人の温かさや優しさが描かれており、読後感にはどこか救いがあります。物語はミステリー仕立てで展開も緊張感があり、最後までハラハラしながら読むことができました。過去と向き合いながら未来を模索する人々の姿に、深く心を動かされる一冊です。
26投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログ過去に傷がある人達のシェアハウス ある殺人事件の真犯人が判明した時の驚き! 世間との溝って、なかなか一人では埋めることできないだろうし、周りの目や偏見が社会復帰のハードルを高くしてしまって、その境遇に考えさせられました。這い上がりたくても這い上がれなくて、腐ってしまうとこ、、、更生保護って難しい 読みやすく面白いし、映像化になっているのも分かる
26投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログ構成と展開が素晴らしく良くて惹き込まれた。 面白かった。 途中、そろりと挿入された殺人事件が大波乱に繋がって余韻を残すエピローグに繋がるとは思わなかった。 星野源が貴生をやってるドラマも観てみよう。他のキャストも良さげだし。
2投稿日: 2025.01.01
powered by ブクログ誉田氏ということでストロベリーナイト系のストーリーかと思いきや全然違った。 が、シェアハウスに住む訳アリ住民の話。ミステリー要素もあり、考えさせられる内容ありとおもしろかった。
9投稿日: 2024.11.02
powered by ブクログやっぱり、犯罪と陰のある人を書かせるとすごいし、主人公が根がまっすぐで限りなくポンコツに近いのも他で読んだような。真犯人が判明した時には予想を超えてて驚いたし犯罪にも背景があり、実際は難しくても人の更生を信じる世界がどこかにあっても良いと思った。
3投稿日: 2024.10.18
powered by ブクログスッキリとした読み味 ライターが誰なのか、友樹が殺してなかったのかなど推理しながら読み進めたけど、過去に罪を背負う登場人物の想いがそれぞれ読み解くのも面白かった 誉田哲也ではあるものの、エンタメに近い作風も行けるなって感じた 罪を犯した人の気持ちはわからないものの、1度貼られたレッテルは一生つきまとうのかと、改めて実感もできた
18投稿日: 2024.03.25
powered by ブクログ映画「ヤクザと家族」を彷彿とさせるテーマ(あれよりは救いがあるが)。自分だったらどうするか、どう接するかを考えながら読んでみたものの、明確な答えは出なかった。
2投稿日: 2024.03.11
powered by ブクログ脛に傷のある者が住むシェアハウスで起きることを、それぞれの目線で書かれていて面白い。 誉田哲也にしてはマイルドな物語。
5投稿日: 2024.01.24
powered by ブクログ覚醒剤使用で仕事も人も失い、執行猶予中の若い男が火事で住む場所すらも失うことから物語は始まる 行き着いた先は、仕切りがカーテンのみのシェアハウス でも一階のカフェで住人はタダで飲み食いできちゃう(しかもとっても美味しい!) 住人は皆脛に傷持つ身だということが明らかになっていくが、元犯罪者と言う遠い存在ではなく、どこにでもいそうな身近さを感じる 運が悪かった、周りが悪かったとも言えるが、各々が悔い苦しみ、逃げずに自分と向き合っている そんな中で読み進めていくと、実は住人の中に記者が潜入取材として暮らしていることが読者には知らされる この記者とは誰なのか?なぜそのネタに固執しているのか?住人の日々とともに謎も描かれており、読む手が止まらなかった 各章で語り部が変わり、登場人物が名字になったり下の名前になったり、はたまた仮名になったりで行きつ戻りつしながら読んでいたが、最後はそう来たかと思わされた
1投稿日: 2024.01.18
powered by ブクログワケ有りの住人達がシェアハウスで暮らすお話。住人の中に紛れるAと記者は一体誰なのか推理しながら読むのもとてもおもしろかったです。後半は怒涛の展開で読むページが止まらず。罪について深く掘り下げられている所も興味深かったです。文章は硬くなくてすごく読みやすかったです。 無情だ……と感じるところがありながらも読後感はすっきりほっこり。誉田さんの本、他にも読んでみたくなりました。
0投稿日: 2023.12.30
powered by ブクログ人の善悪を隔てるのは薄皮一枚というのをもう少し深堀って欲しかったが、あまりそこにこだわると作品として重くなりすぎるというのも分かる。ただ、オチがご都合主義というか、死んだ理由に納得感は持たせて欲しくなかった。
0投稿日: 2023.12.21
powered by ブクログ朝の読書で区切りまで読むのに丁度良く読みやすかった。しかし途中から一気読みしてしまったくらい面白かった。 ドラマ化もしてるみたいなのでドラマも見てみようと思う。
0投稿日: 2023.07.17
powered by ブクログ運悪く(?)クスリの使用で前科者になってしまった主人公がプラージュというカフェ兼シェアハウスに入居することから話が進む。ここの住人はみんなワケありで、それぞれが何かしら警察のお世話になっている人たち。犯罪を犯してしまった人の人生をやり直そうとするところに立ちはだかる壁などを題材に描かれている。最後まで読むとプラージュを作った理由やそこに集まる人が様々なことに躓きながらも前に進んで行く過程が見えて、元犯罪者の話なのにすごく爽やかな読後感でした。
0投稿日: 2023.04.16
powered by ブクログこれも年末に読み終えてしまった小説。 星野源主演でドラマになっていたから読んだ、 という訳ではない。 読み終えてから、ドラマになってたんだと知った。 誉田哲也は面白いよ。 ドラマは見てないので、原作とどれだけ違うかはわからん。 が、星野源が主演ってピッタリな雰囲気。
0投稿日: 2023.03.30
powered by ブクログ前科のある人達の更生施設としてのシェアハウスでの物語。読み初めの印象はどんどん変わっていく。 登場人物もたくさん居る。それぞれの辿ってきた話や日常の物語、関わり方や気持ちの変化。太陽となる存在の大家さんの偉大な人間性に魅了された。
5投稿日: 2023.03.07
powered by ブクログ登場人物、それぞれの視点をふまえながら進んでいく展開で、どう集収するのかワクワクしながら読み進めました。 登場人物に魅力があり、かつ、ミステリー要素も含まれていて、最後はほっこりする本でした。
1投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログいろんな理由がありながら、社会のルールから逸脱してしまった人たちが集う物語。一度外れたら本筋に戻りにくいという問題を描きながら、また立ち上がろうとする人々を応援する人もそれなりにいるということを知ることができる。 まっとうに生きていても辛い時代に、プラージュのような寄る辺があるかどうかということはその後に人生に大きな影響を与えるんだろうなと思った。 プラージュはフランス語で「海辺」。海と陸の境を示す言葉がつけられている通り、「プラージュ」は線を引かれた人とそうでない人が曖昧なまま交わり、揺れている場所。物語全体からそういった雰囲気を感じ取れる話だった。
1投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まあ普通に面白かった 前科のある6人とその人たちが暮らすシェアハウスのオーナー、7人の話 メインキャラクターは酔って訳もわからず使用した覚醒剤で執行猶予がついた貴生(最後までなんて読むのかわからなかった) がんばって社会復帰しようと思ってる矢先に住んでるアパートが火事になり路頭に迷いシェアハウスに住むことになる そこで他のメンバーと仲良くなって社会復帰していくみたいな感じ 他はオーナーで殺人で逮捕された後に自殺した父を持つ潤子、喧嘩で女の子を噛み殺した20歳の美羽、ドラック所持で捕まったしおり、迷惑なヤンキーを正当防衛で殺した通彦、記者の彰、彰が殺した男を殺したと冤罪で捕まってた友樹がいる この記者と友樹らへんが少しミステリーになってた
2投稿日: 2022.12.30
powered by ブクログ男性の登場人物がみんな似ていて 初めて自分で相関図みたいなのを書いて読み進めたけどこんがらがったまま終了してしまった。 しかしこの作者の作品はいくつか読んだが 同じ人が書いたと思えない振り幅。 すごいな。 1度犯罪を犯してしまうと 人の目や偏見やいろんなものに妨害されて 普通の生活に戻れないけど それは元犯罪者なんだから仕方ないと思う。
3投稿日: 2022.10.13
powered by ブクログ久しぶりに誉田氏の作品を読みました。 前科を持つ人間のシェアハウス(?)を舞台にした作品。 誉田氏特有の、読み手のこちらまで痛くなるような暴力的な描写は一部ありますが、犯罪を犯した人間がもう一度、普通の社会に戻ることとはどういうことなのかを問いかける内容だと思います。 前科といっても犯罪は様々ですが、登場人物は比較的、重く恐ろしい罪を犯した人達です。 社会復帰したい人間、復帰される社会の側にいる人間、前科者に人生を変えられてしまった被害者。 それぞれに様々な思いがあり、答えは容易には導き出せません。 この作品の中でも、明確な答えはありません。 法治国家であるこの国で、普通に生活を営むことの尊さにも気付かされます。 ちょとしたミステリとしても、まずまず楽しめました。 2016年3冊目。
0投稿日: 2022.09.15
powered by ブクログ前半は想像力の問題か、なかなか人物像が浮かびづらく、混乱したまま惰性で読んだ。 章ごとに語り手や時間軸が変わるため、登場人物の名前の呼び方やイメージも変わってしまいなかなか覚えられなかったからだ。 コツが掴めてきてからの後半は一気に読んだ。 “「プラージュ」とは、フランス語で「海辺」という意味だ。海と陸の境界。それは、常に揺らいでいる。“ 曖昧な境界線。まさにそんな話だった。 前科者とそうでない者との境界線。本の中の世界と現実世界との境界線。 許しとはどういうことか。 最後まで読んで損はない本だった。
1投稿日: 2022.08.08
powered by ブクログ罪を犯すと、それを法的には償ったとしてもそこからの再出発はなんと困難であることか。自分自身も先入観なく付き合えるかどうか。そして、想像しているよりも容易に犯罪というラインは越えてしまうのではないか。登場人物も現実の人々も、結構ギリギリところを歩き続けているのだ3.6
1投稿日: 2022.06.17
powered by ブクログ一度犯罪を犯した人はその汚名をずっと背負い続けていかなければならない。例えそれが初犯であろうと、軽微な犯罪であろうとも。そういった意味ではなかなか社会復帰は難しく、どうしても再犯に走ってしまう傾向があるのかもしれない。 本作はそうした脛に傷を持った人たちがいかに社会の壁と戦い復帰していくのかに焦点を当てた作品。本の表紙からは洋風な印象を受けるが、ドラマでは和風となっており、そのあたりのギャップも面白い。
1投稿日: 2022.06.06
powered by ブクログ罪を犯したら、それを一生背負って生きて欲しいです。 でも、法的に罰をきちんと受けたのなら第三者が不必要に批判するのはおかしいと思いました。 できるのは被害者だけかな。 犯罪者がやり直したいという気持ちを受け入れて、そっと背中を押してくれるプラージュの様な場所を増やさなければ、再犯者を減らすことはできないと思います。 斯く言う私は、潤子さんのようになれるのか…。
2投稿日: 2022.01.06
powered by ブクログ犯罪を描いた小説やドラマは多いが、これは犯罪を犯した人間が社会復帰していく過程が、共同生活しているシェアハウスを舞台に描かれている。犯罪を犯したことで、就職の意志があっても、さまざまな偏見、差別によって、社会復帰がしにくい日本社会の問題点が提起されて、考えさせられる。その部分を丁寧に描いている。星野源主演でドラマ化もされているみたいだが、そちらも興味がありますね。
3投稿日: 2021.12.19
powered by ブクログ本の表紙に星野源、石田ゆり子等映っていて、ドラマ化されたことを知る。そうなると、読んでいてこれは星野かな、石田かなと想像しながら読んでしまう。表紙だけで7名の写真があり、それだけでも多いのに途中でABCの仮名が出てきて誰が誰やら分からなくなってくる。シェアハウスの住人とオーナーという事だが、元犯罪者かその関係者という人々がドアの無いという特殊な環境で共同生活を送る。ミステリー要素も有り、Aさんが誰かが最後に明かされ、複雑な状況が解明されていく。絡み合った筋を紐解くには、もう一度再読が必要と思った。
24投稿日: 2021.12.06
powered by ブクログWOWOWドラマを先に視聴してだいぶ経ってからの原作読み。ドラマを観たときにはそれほどの強い印象はないと思っていたのに、本を読んでるとああこの役はあの人が演じてたなとすぐに浮かんできたのでなかなかいいドラマだったのかも。 主役の貴夫は星野源さん。プラージュのような更生施設兼仲間達があったら少しは再犯率も減るのかな。
1投稿日: 2021.11.07
powered by ブクログ作品に出てくるシェアハウス「プラージュ」は、部屋にドアはなく暖簾だけ、1階のカフェも扉は開いたまま、と管理が甘い。しかも、その住人は前科者ばかり。 管理人の潤子さんは皆んなを信じて許して受け入れ、住人も暮らしのルールを守りたいと思うようになり、居心地の良い空間ができあがり魅力的であった。 罪を犯した際、「カッとなった」とか「恋人のため」とか「出来心で」とか言うのをよく聞くが、どんな理由であれ悪いものは悪い。ダメなものはダメ。 だけど、その罰を受けた者が社会に出た時にきちんとルールに従って過去を背負って生きていくのであれば、それはもう私達と変わらないなと思った。 プラージュみたいな場所や考えが世の中に増えたらいいな。
1投稿日: 2021.10.04
powered by ブクログ良い意味で裏切られた。 罪を犯した者の更生とその生活を描いている。 プラージュは砂浜・浜辺。境界があいまいな場所という名前のシェアハウスに、境界線を越えた者たちが集う。
0投稿日: 2021.09.24
powered by ブクログ社会での前科者の在り方 北風と太陽 同じ夜はないけれど、どの夜も、同じように愛おしい。 二度と繰り返すことのない1日が、自分を待っている。
0投稿日: 2021.06.08
powered by ブクログ誉田さんのグロさがなさそうな作品ということで購入。 社会は1度でも過ちを犯した者にとても厳しいが、一般市民は犯罪者というだけで一括りにせず更生の機会を与える寛容さを持たなければいけない。ただしそれは自分の近辺以外のところで、と皆が思ってしまう。偏見の目を持たないって、想像以上に難しいものだとつくづく感じる。 本編とは関係ないが、カフェメニューがとても美味しそうでお腹が鳴った。
0投稿日: 2021.04.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公は貴生。たまたま出かけた店で覚醒剤を使用し逮捕。前科者となり仕事も友達も住む場所も失い、何とか見つけた住処が『プラージュ』というシェアハウス。ここに住む五人は皆前科者。覚醒剤、殺人、シリアルキラーとそれぞれ人に言えない過去を持つ連中。中に7年前に冤罪で殺人犯として捕まり、3年の服役ののち冤罪と分かり釈放された男がいた。これを追うジャーナリストがプラージュに忍び込む。冤罪の男が誰なのか、物語の最後まで分からない。ある時はABCで人物を語り、ある時は苗字で人物を語る。物語は下の名前で人物を語っているところが読み手を惑わせる。 ある日シリアルキラー美羽を昔殺した男の仲間が拉致監禁し、プラージュのメンバーは救出に向かう。この段階で物語は美羽を巡る話なのか訳がわからなくなる。 そして最後、冤罪となった事件の真犯人が明らかになる。 前科者となった者の苦労、社会復帰の難しさを考えさせられるとともにいくつものトリックが散りばめられ、秀逸な作品になった。 wowowで星野源主演でドラマ化しているというからそちらも鑑賞してみたい。
0投稿日: 2021.04.24
powered by ブクログ前科のある人を受け入れるシェアハウスの物語。 善意や更生を押し付けない一方で、部屋にドアが無いというプラージュのコンセプトには感心しました。 ひと口に前科者と言っても犯罪に至った理由は様々であり、本書の登場人物たちのように同情すべき背景がある程度あって服役で償って本人にその気があるなら社会復帰を邪魔するような周囲の対応は良くないと思うものの、利己的な動機と無反省の人も実際にはいるだろうから、その見分けが難しく理想論だけでは解決しない社会の課題だと感じました。 一方でストーリーには意外な展開が含まれており、巧みな人物描写と多視点による描写にも関わらず読み易い構成で、誉田作品の新たな一面を発見できる面白い作品でした。
0投稿日: 2021.04.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前科者を受け入れてくれるシェアハウスでのお話。 途中日にちあいて読んだのもありますが、登場人物がちょっと多くて、「あれ?これ誰だっけ?どんな人だっけ?」ってなってしまった。これだけ多いのなら、もっと個性が際立ってないと、イメージしにくいかも。 でも後半面白くて、やっと物語に入り込めた感じでした。時系列のズレだったり、最後はそうきたかー!って感じもあって、最後に繋がってく感じが良かったです。 前科者っていうだけで自分とは違う人って思っちゃうけど、貴生みたいな人ももちろんいるんだろうし、社会復帰がどれだけ大変なのか、想像したこともなかった。皆それぞれ事情があって、犯罪者を見る目が変わりそうな1冊。 貴生自身が、犯罪を犯してしまった人とそうでない人のプラージュ的ポジションなんだろうな。 総合的には面白かったので、ドラマ是非観てみたい!
0投稿日: 2021.02.26
powered by ブクログ誉田哲也の作品は、五感で楽しめる。 特に、いつもの刑事物とは異なり、登場人物の日々の日常を描いた作品だとそれがより際立っていて 頭の中で想像しながら、感じながら読み進められた。 最後に解説をしていた吉田さんの考察が圧巻なので、ぜひ読んで欲しい。
0投稿日: 2021.02.18
powered by ブクログ小説としては大変面白かった。オチはほぼ途中で大体は予測できる内容だったのでさほど意外性は感じなかった。人物描写が非常に丁寧でスッキリしたオチもいいし、前科者に対する社会の排他的な空気をテーマにし、社会派小説としての側面もあると感じた。誉田哲也の本はやはり丁寧で面白い。
0投稿日: 2021.02.16
powered by ブクログ更生施設のような態様だが、人が立ち直るには人を信じて、人に信じられることが必要なのかなと読んでいて思った。
0投稿日: 2021.02.12
powered by ブクログ30歳が20歳に本気で恋してるのが気持ち悪かった。面白かったけれど、だから何?と言う結末だった。 前科者にはなりたくない。
0投稿日: 2021.02.03
powered by ブクログ大好きな誉田哲也さんの本。 なのに中々入り込めないなぁ‥ なんて思ってたらグングン引き込まれて最後はホロリと胸に熱いモノが込み上げて来た。 やっぱり誉田哲也さんの本は最高‼︎ 脛に傷のある者ばかりが集まるシェアハウス。 住人のそれぞれの過去と罪が明らかになる。 一度罪を犯してしまった人は刑期を終えても赦されないのか? やり直すチャンスすら与えられないのか? 社会復帰への難しさや苦悩、そして再生の物語。 プラージュ→海と浜との境界線。海辺。
2投稿日: 2021.01.24
powered by ブクログサラリーマンだった貴生は、ちょっとした憂さ晴らしで勧められるままに覚醒剤を使用して逮捕された。 たった一度のことではあったが、仕事も何もかも失った。 その上、住んでいたアパートが火事に… なんとか次の住みかを紹介してもらったが、そこは部屋にドアがない不思議な造りのシェアハウスだった。 そんな貴生の暮らしと同時に語られるのが、ある記者の話。 記者の追っていた事件で殺人犯とされていた男が冤罪という判決を受けた。その男の居場所がシェアハウスだった。 読み進める中でいろんなことがわかってくるが、ふとした瞬間に違和感が…なるほど、ただの話ではない仕掛け? 誉田さん作品は、やっぱり面白い! 2020.12.28
0投稿日: 2020.12.29
powered by ブクログセンセーショナルな犯罪に焦点を当てた作品は多い。本作は犯罪を犯し、刑期を終えた元犯罪者達のその後の生活の過程を描いた作品。 家族や恋人に危害を加えられそうになり正当防衛で抵抗するが、抵抗の末、相手が死亡してしまう。命の危機にさらされた上の抵抗なので、殺人罪ではなく傷害致死罪にはなったものの、過剰防衛として、刑務所へ行くことに。 惚れた男が使用していた覚醒剤を自宅に保管していたところ、警察に見つかり薬物所持で逮捕。本人は使用などしていないが。 さて、法倫理上では、罪を憎んで人を憎まずなどと言われているが。刑期を終え、贖罪したとしても、社会復帰への道のりは果てしなく厳しい。 そんな脛に傷を持つ元犯罪者達のシェアハウスを舞台に、彼らの日常が描かれる。 元犯罪者というと、どこか自分とは違う世界と思う人の方が大多数であろう。が、その実、あちら側とこちら側の境界は明確なものではない。 しかし、被害者遺族がいるのもまた事実。 読後の余韻が深い...
1投稿日: 2020.09.22
powered by ブクログコメディタッチの、どちらかというとエンタメ系の話かと思ったら、ちょっと違った。 様々な事情を持つ過去の犯罪者たちが、あまりプライバシーのないシェアハウスで暮らしながら、更生、再生していく……。 そこにはミステリアスな部分もあったり、意外な真相が隠されていたりと、それこそ犯罪者の暗部な部分が垣間見えたりするんだけど、ラストシーンの穏やかな空間によって、全てが癒された気がする。
0投稿日: 2020.08.12
powered by ブクログ時系列も語り部もバラバラで最初は中々読みにくく、記者とかAとかは一体誰やねんと苛つくが、何とか読了。ドラマもおもしろだろうなあ。地上波で流してくれんかなあ。
2投稿日: 2020.05.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後の展開は、うっすら予想はしていたけど、更にどんでん返しがあり、面白かった。 ドラマは観ていないけど、配役と登場人物を重ねていくと、しっくりきた。 ドラマも見てみようと思う。
0投稿日: 2020.05.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これ面白すぎるし感動するし素晴らしすぎ!おすすめ。記者とかいろんな視点が混じって、美羽かばって彰さん死ぬのも切ない。しかもAの事件調べてたのは自分がBを殺したからだったんだね。徐々に誰が誰なのか解き明かされる感じが好き。この人の本はハズレがなくていいです。前科者ばかり集めたシェアハウスで、カーテンで仕切られた部屋の安全性を守るのは、個々の「ルールを守りたい」っていう意思。ミステリーなのに感動するって何事でしょうか、誉田さんすごいなあ。1日もかからず読み終えてしまったよ~。それぞれが事情を抱えながら頑張る姿って心打たれるのね。本当に良いと思った本って言葉を書き写すまでもないし売りたくないなあと思う。プラージュって、フランス語で「海辺」。海と陸との境界線。真実と嘘。愛と憎しみ。罪と赦し。
0投稿日: 2020.05.10
powered by ブクログ殺人、傷害致死、薬物所持・使用と「ワケあり」な住民たちが一堂に会すシェアハウス、”プラージュ”。物語はたった一度の過ちで前科者となった吉村貴生視点で進むが、時折正体不明のジャーナリストや、各々の事情を抱える住人たちのエピソードが挟まる。 ここで若干の読みにくさを感じるも、なぜそうであったかは結末にて納得。意外性はなく注意深く読んでいれば予想できるだろう。 流れは単純かつ波乱に富んでいて面白いが、10歳も年下の美羽に軽率に恋する主人公に途中から感情移入できなくなってしまった。美羽の「サイコパス」な一面をやや掘り下げすぎて、他の住民と比べて特別感を出しすぎているせいで冷めたのだと思う。 ドラマ、気になる。結末への鍵となるあの男はどう演じられているのか。
0投稿日: 2020.03.30
powered by ブクログパラレルな章立で、登場人物が誰だかわからなくなる前半、美羽が急にキーパーソンになる中盤、展開が速くて理解が追いつかなくなる後半と一気に読んでしまった。 後日談は、無くてもよかったのではないだろうか。
0投稿日: 2020.03.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ここのところなぜだか、犯罪を犯した人の話ばかり読んでるなぁ。 これも、過去に犯罪を犯した人ばかり登場します。 なんだかちょっとドタバタというか、「終盤そういう展開なの!?」とちょっと唐突に感じてびっくりしてしまう内容でした。 怖いよ、美羽ちゃん……。 貴生が美羽を好きだったっていうのはなんか意外。 きっかけになるようなエピソードあったっけ? なんかちょっと私とはピントが合わない話でした。
0投稿日: 2020.03.05
powered by ブクログ誉田哲也のプラージュを読みました。 訳ありばかりのシェアハウスという副題のついたミステリーでした。 ひょんなことから覚醒剤取締法違反でつかまってしまい、執行猶予中の吉村貴生は住んでいたアパートの火事で焼け出されてしまいます。 保護司に相談した結果、貴生はプラージュというシェアハウスを紹介されます。 潤子さんという若い女性がオーナーのシェアハウスは部屋がカーテンだけで仕切られています。 そこで暮らすことにした貴生は、そのシェアハウスの住人たちがみな事件に関連している人たちだと言うことを知ります。 刑事事件を起こしてしまった人間は、罪を償って世間に出てくるのですが、そこでは世間の冷たい目があるのでした。 そのような人たちを引き受けて暖かく見守ろうとする潤子さんの決意がプラージュというシェアハウスを生み出したのでした。 この物語にはサイコパスの女性が登場します。 サイコパスというと自信にあふれて冷酷な残虐な行動を行う人物として描かれることが多いですが、この女性は自分が他の人と比べて何かが欠けていることを気にしているという描かれ方をしていて面白いと思いました。
2投稿日: 2020.02.19
powered by ブクログ抱えているものの大きさはその人の影でもあり、魅力でもあるのだと… どんな苦しい経験も失敗も、魅力に変えられるような生き方ができたらなと思わせてくれる一冊でした。
2投稿日: 2020.02.06
powered by ブクログ訳ありの人を受け入れるシェアハウス「プラージュ」の物語り。主人公は貴生(もとサラリーマン)だけど住人一人一人が濃い。悲しかったり、やはり犯罪は腹立たしかったり、可哀想だったり。 文中の伸介の家に植木鉢の棚を作りに行くシーンでの伸介の語りが深い。 ストロベリーナイトや警察物とは違う誉田作品 必読です。
2投稿日: 2019.12.10
powered by ブクログ訳ありのシェアハウス 元受刑者の受け入れ、再スタートの場所 殺人、傷害、窃盗、詐欺、、ドアがない部屋って怖いです。。
2投稿日: 2019.11.30
powered by ブクログ誉田哲也さんの警察系の小説が好きなので きっとこれもそうだろうな~ なんて内容もよく見ないで読み始めたら… 考えてなかった系で…おもしろかった~ 冴えないサラリーマンの貴生。なりゆきで使用してしまった覚せい剤で逮捕され何もかも失ってしまう。そこで紹介されたのがシェアハウス「プラージュ」。ここの住人たちもワケアリな人たちばかりで… シェアハウス的なおかしなドタバタストーリーなのかと思ってたんだけど… ある事件を追うために潜入取材をしている記者の登場で どんどんストーリーが変化してくる 更生したくてもできない世間からの仕打ち 犯罪者は永遠に犯罪者なのか? なんてことを考えさせられるようなことやら もしかしたら誰でも犯罪者になるかもしれないという恐ろしさやら… なんだかんだと考えさせられるうちに ラストで「お~!」な展開に! ミステリー小説!! うわ~これドラマで見たいな~ なんて思ってたら… あらま!これってもうドラマになってるのね 小説のドラマ化って基本的にはキライなんだけど キャストもなかなか面白いキャスティング 最後まで隠されていたあの人をどんな風に演出しているのかちょっと見たい ドラマ…ちょっと見たいかも いや、だいぶん見たいかも
11投稿日: 2019.10.12
powered by ブクログ誉田さんにハズレなし。前科ありの人がいたらその人の過ちは知らないからリスク考えどうしても線を引いちゃう。がその線は書かれている通りないのも同然で、いつでも自身がそうなる可能性はあるわけで、、と誉田さんにはいつも考えさせられる。。 など難しいこと考えなくてよくて、最後はいい余韻に浸れる読んで損なしです。次はどれにしよう、とワクワクさせてくれます。
2投稿日: 2019.09.14
powered by ブクログ再読。 訳ありの人の集まるシェアハウス『プラージュ』。 再生の物語。 オーナー潤子さんの過去を思うと、プラージュを経営する理由が分かります。 罪を憎んで人を憎まず、とは言うものの、どうしてもそう割り切れないものもあり、そこは難しい問題だと思いました。 物語や他人事と思うと、こういう試みは素晴らしいと思うし、推奨されることだとも感じますが、被害側の当事者となったら、素直には受け入れられないとも思うし、身近にそういう場所があることも受け入れるのは難しいかなとも思ってしまいます。 偏見が強いタイプである自分を反省する日々。 この手の問題にも、偏見抜きに向き合えるようにならないといけないと思います、が、やっぱり難しいな~
2投稿日: 2019.08.22
powered by ブクログ面白かった。作品住人全員が前科者であるシェアハウスを舞台に、それぞれが過去と向き合いながら再生を目指す物語。それぞれの登場人物の視点で物語が進む。時系列通りに語られていないところがあり、それが物語に捻りを加えている。
1投稿日: 2019.07.27
powered by ブクログとあるシェアハウス。6人の住人は皆、前科持ち。 様々な過去を抱えながら、もう一度やり直そうとする人。 それを阻む世間という壁。 犯罪者の話ではなく、過去に犯罪を犯してしまった人が再び歩み出す物語。 読みやすく、いろいろ考えさせられる。 自分の周りに実際にそういう人がいたら、自分はどのような反応をするのだろう。
2投稿日: 2019.06.06
powered by ブクログ裁判の傍聴に行くと、なんでこんな人が、といういたって普通の人が手錠をかけられていたりする。なんでそんなことをしてしまったんだろうと思うが、まさにこの本の通り、おそらくは些細な事がきっかけであり、その後の長い人生、その人たちはその罪を一生背負いながら生きていく必要があるということを改めて思い知らされた。プラージュ、どこかにあって欲しい。
1投稿日: 2019.05.10
powered by ブクログ仕事も恋愛も上手くいかず、勧められるまま覚醒剤に手を出して逮捕され、釈放された翌週に火事で住むところも失った。 そんな冴えない彼が出会ったのはシェアハウス。 ドアはなくカーテンのみで男女共同。 ちょっと変わった住人たちは、みな訳ありの様子で。 シェアハウスの住人たちと、とある殺人事件を追う記者と、多数の視点でストーリーが進むので、同じ出来事も目線が変わると新しい発見や事実があり。 物事を正しく見る難しさを感じつつ、まさかの展開に思わず声が出ました。 これは本当に予想外。 「え!?」となる場面が一度ではない。 どんでん返しが好きな人は是非。
3投稿日: 2019.03.26
powered by ブクログ2019/3/15読了。 姫川玲子も東警部も出てこない、作家、誉田哲也の作品は初めて。 最初は少し退屈でのんびりとした印象だったけれど、さすが! 読み進めるうちに登場人物がみなイキイキとしてきて、「誰」が「誰」なのか気になり、中盤からは一気読み。 相変わらずテンポも良く、文章もうまい。読後感も良かった。 刑事ものでなくても、やっぱりこの作家の作品、好き。
4投稿日: 2019.03.15
powered by ブクログあえて断言したい、この小説は誉田哲也の最高傑作の一つであると。 この小説のテーマは「犯罪者の更生」。 主人公・吉村貴生(32歳)はたまたま覚醒剤を使って警察に捕まってしまったごく普通の会社員の男性。貴生は会社をクビ、しかも住んでいたアパートが火事になり、着の身着のままで保護司から紹介されたのがシェアハウス「プラージュ」。そこには貴生と同じような過去を持つ男女が暮らしていた。 誉田哲也といえば、言わずと知れた「ストロベリーナイト」の姫川玲子シリーズやジウシリーズ、歌舞伎町セブンなどのハードボイルドミステリー、そして剣道女子の青春を描く「武士道」シリーズや「疾風ガール」など歌手の柏木夏美を主人公にしたシリーズなどが有名だが、この小説には、警視庁捜査一課のスーパー女刑事も出てこなければ、「欠伸のリュウ」のような殺し屋も登場しない(歌舞伎町のバー『エポ』はちょっとでてくる(笑))、登場するのはごく普通の人々だ。 この小説の登場人物は犯罪を犯してしまった人々だか、主人公の貴生やその他の殺人を犯してしまったというプラージュのある住人の一人ですら、ごく普通の人であり、ある意味、登場人物と読者との境界線が非常に薄い、あるいは無いと言ってもいいくらいに普通の人たちだ。 そういった人たちの目を通して見える社会、つまり、前科者がどれだけ社会から排除されているかを犯罪者ではない読者が本当に自分の身に起こったことのように追体験できるのがこの小説のすごいところだ。 ここまで書くと、テーマの重いつまらないヒューマンドラマ小説と思われてしまうかもしれないが、そこは誉田哲也が書く小説である。極上のエンターテイメントミステリーに仕上がっている。まさにこの小説は、誉田哲也の傑作であり、犯罪者の更生をテーマにした小説としても一級品であると言える。 犯罪被害者の立場を詳細に描いた傑作といえば乃南アサの『風紋』がイチオシだが、犯罪加害者の更正を描いた傑作をあげろと言われれば、この『プラージュ』を筆頭に挙げたい。
14投稿日: 2019.02.27
powered by ブクログ貴生を中心に描かれると思いきや登場人物たちいろんな側面から物語が進んで行く。ラストの帳尻が合って行く感じが良い
3投稿日: 2019.02.26
powered by ブクログ誉田作品は姫川シリーズしか読んだことがなく、またグロい描写ならどうしようかと悩みもしたが、実写化するような本であるならば大丈夫と思って手にとった。 Aと記者はだれなのか、時系列が前後しているので、少し戸惑ったところもあったが、前科者達の本来の優しさがあってよかった。誰でも何かのきっかけで、その立場になると思い知らされた。 潤子さんが癒される。
4投稿日: 2019.02.25
powered by ブクログ読了:2019.2.11 変えられない過去。その過去から派生するもの。 それらすべて自分。 変えられない物を背負って人は生きていかなければならない。 前科者と言っても「誰でもいいから殺したかった」などの猟奇的な人物ではなく、皆それぞれに魅力的な部分を持っていて、それぞれの過去が明らかになっていく度にグッとくるものがあった。 連ドラを見たあとのような読後感。 実際、星野源主演でドラマ化されてるんだけど、いいキャスティングだなぁと思う。仕事も恋愛もうまくいかず流されやすい主人公。 昭和の名ヘタレ役といえば吉岡秀隆、平成の名ヘタレ役といえば星野源だなぁと思う。とても等身大。 (っても、平成ももう終わるね) 前科があり仕事がなかなか見つからない中で家までなくし、困ってるところで行きついたのは訳あり住人ばかりのシェアハウス。 主人公の頼りないストーリーと謎の記者のピリついた空気のストーリーの2つを、行ったり来たりしながら話が進む。そして行き着く(読み手側の)大きな謎の解明。穏やかに進む主人公側と一方で「これは誰なんだろう?!」というハラハラ感もあって飽きずにサクサク読める作品。 少しずつひとりひとりの背景や成長を感じながら、小説としてのミステリー要素もしっかりありつつ、社会の中での"前科者"の扱われ方、葛藤が描かれる。 ◆内容(BOOK データベースより) 仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。気晴らしに出掛けた店で、勧められるままに覚醒剤を使用し、逮捕される。仕事も友達も住む場所も一瞬にして失った貴生が見つけたのは、「家賃5万円、掃除交代制、仕切りはカーテンのみ、ただし美味しい食事付き」のシェアハウスだった。だが、住人達はなんだか訳ありばかりのようで…
1投稿日: 2019.02.11
powered by ブクログ久しぶりにおもしろかった! 元受刑者たちが集まるわけアリのシェアハウス、プラージュに住む人達の群像劇。 プラージュに潜入してる記者の視点もはさまれるのだけど、それが誰かは明らかにされない。 でもだんだんしぼられてきて、あの人か!と思うのだけど、ラストは衝撃的だった! そういうオチか!って。 なんで大して大きくもない事件にこだわっているのかと思ったらね。 期せずして犯罪者になった人が多いように感じたけど、いつその境界線を踏み越えるかなんてわからないんだよね。 そして、再犯を繰り返してしまう人がいるのも事実だけど、更生して真っ当に生きていきたいと思いながらも世間の風当たりが厳しくて負けてしまう人もいる。 一概に犯罪者だからって括るのではなくて、しっかりその人自身を見極めて受け入れている潤子さんはすごいなって思った。 潤子さんのお父さんの件も大きく関わってると思うけど… すごく読み応えがある作品だった。
5投稿日: 2018.08.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
流石誉田さん、いつもながら読みやすかった。 軽くてサクサク読めるのに内容は割と重いって言うなんともすごい技術だ。 ドラマも見てみたいなぁ。
3投稿日: 2018.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
麻薬取締法違反によりぼくは有罪になり執行猶予期間中である。会社は当然クビとしても住んでいた部屋が火事。住むところも失ったぼくが紹介してもらった場所はシェアハウス。1Fはオーナーが経営するカフェ「Plage」 ってな導入のこの本。 このシェアハウスは前科のある人ばかりが入っている。 ここで繰り広げられる、入居者たちの懺悔、疑念、憤怒、あきらめ、安らぎ、思いやりー。 寄せては返す波のようにそれらは積み重なる。 自分が住む世界ではないと思いつつも、何か一つボタンを掛け違えればあっというまに踏み入れるだろう世界。 世の中が不寛容に走る中、思いやって、想像して感情移入して自分に置き換えて、でもそんな自分を甘いと嘲りつつ、そうあれかしと願う世界。 そんな世界が本の中に。 中盤から気になって仕方なくて一気読みでした。 安らぎが欲しい方にオススメ。タブン。
4投稿日: 2018.07.15
