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プラージュ
プラージュ
誉田哲也/幻冬舎
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総合評価

137件)
3.7
19
62
40
6
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    流石誉田さん、いつもながら読みやすかった。 軽くてサクサク読めるのに内容は割と重いって言うなんともすごい技術だ。 ドラマも見てみたいなぁ。

    3
    投稿日: 2018.07.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    麻薬取締法違反によりぼくは有罪になり執行猶予期間中である。会社は当然クビとしても住んでいた部屋が火事。住むところも失ったぼくが紹介してもらった場所はシェアハウス。1Fはオーナーが経営するカフェ「Plage」 ってな導入のこの本。 このシェアハウスは前科のある人ばかりが入っている。 ここで繰り広げられる、入居者たちの懺悔、疑念、憤怒、あきらめ、安らぎ、思いやりー。 寄せては返す波のようにそれらは積み重なる。 自分が住む世界ではないと思いつつも、何か一つボタンを掛け違えればあっというまに踏み入れるだろう世界。 世の中が不寛容に走る中、思いやって、想像して感情移入して自分に置き換えて、でもそんな自分を甘いと嘲りつつ、そうあれかしと願う世界。 そんな世界が本の中に。 中盤から気になって仕方なくて一気読みでした。 安らぎが欲しい方にオススメ。タブン。

    4
    投稿日: 2018.07.15
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    プラージュ…海辺(境界線が曖昧な場所) 魔がさす…若気の至り…衝動…偶然…怒り…憎しみ…不注意…確信犯 人は、いつどんな理由で前科者となるか分からない。 前科者の再犯率は低くないという。根本的な本人の気質にあるケースが大半なのかもしれないけれど、社会の受け入れ態勢による〝再生できない状況〟というものも否めない現実なんだと思う。 悪い奴もいるんだろうけど、頑張っても認めてもらえない受け入れてもらえない距離を置いて見られる…だったらいっそ…人は弱い。1人じゃ弱い。 自らの過去の哀しみから、前科者たちを信じ、許し、シェアハウスを営む潤子。 彼女の瞳の前に癒され再生に奮起する住人たち。 犯罪を許さず「犯罪者ならば当然に〝ほら、やっぱりね〟な部分がある!」とそれを暴こうと、取材のためシェアハウスへ潜入する記者。 そんな彼らを外から見守る町の人々。 それぞれの心の葛藤、揺らぎ、変化を優しく見守ってほしい。 ややこしい展開はなく、分かりやすいストーリーで、心の闇から立ち直ろうとする住人たちを前向きに描いたハートウォーミングストーリー。 今年の12冊目 2018.7.02

    4
    投稿日: 2018.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    黒と見せかけた、白い誉田。 脛に傷もつ者が集うシェアハウス…、単行本が店頭に平積みされていた頃に帯のあらすじをななめ読みした感想は、 「乃南アサの『いつか陽のあたる場所で』のシリーズみたいな人情話かな。」 だった。 ・・・・罪は犯したけど人間は悪くない、そんな人たちの日常やら社会復帰への世間の冷たい目やらが描かれるおハナシかと。 文庫化されてようやく読んでみると、上記の感想は快く裏切られた。本気でやり直す気がある前科アリな人たちをとりまく“現実”を描写し、そんな彼らに手を差し伸べる(作中では「性善説が過ぎる」と評される手法で)太陽のような女性の想いが描かれ、 それでいて、ミステリ要素もしっかりとあり、不器用な大人のほのかな恋バナにも納得のいく落としどころが用意されている・・・ とてもよくできたエンタテイメント。 やっぱり、誉田哲也は大好きだ。 ★4つ、9ポイント。 2018.06.22.新。 WOWOWでドラマ化されたらしい。加入してないから観てないけど。DVDだったか告知ポスターだったかを見たら主人公は星野源。なるほど、イメージ合うかも。 では、 潤子は? 美羽は? 紫織は? ・・・・・などと、(答えを見ずに)映像化版の自分なりのキャストを想像するのが、好き。 (巻末解説文で美羽=仲里依紗だとバラされてしまったけど) 紫織さん:大塚寧々(30代当時の) 潤子  :内田由紀 あたりが、読んでる最中のイメージだった。

    7
    投稿日: 2018.06.22
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    ドラマ化で興味を持ち読んだ。前科者の更生という題材が良いだけに、作品の中途半端さが勿体ない。本筋に絡まないエピソードが長尺で色々消化不良のままご都合主義な大団円。解説の「思わず映像化したくなる小説」とは褒め言葉なんだろうか。映像化を意識し過ぎて小奇麗にまとめ過ぎた印象。

    1
    投稿日: 2018.06.19
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    刑に服し、更生を誓っても、世の中はそれを受け入れてくれない。 必死になって頑張っても受け入れてもらえず、疲れ、傷つき、自暴自棄になって、また元の世界に戻って行ってしまう人も少なからず居るだろう。 『刑』というものがあるのなら、刑に服した人は、せめて世の中からは許されなければならないのかも知れない。 被害者とその家族、そして加害者である本人は、決して『罪』を忘れず、『罪』を許さず生きていく。 そんな風にできたら、世の中少しは変われるのかもしれない。 この本を読んで、そんなことを思った。 「プラージュ」のように受け入れてくれる場所が、第一歩を踏み出すためには必要なのだろう。 ただ現実としては難しい。 「プラージュ」のようなものが建てば、近隣は大反対するだろう。 自分の周りに前科がある人達が集まるのを良しとする人は、まずいない。 罪人にも優しい世界は、まだまだ遠い。 ラスト、皆が幸せで良かったです。

    2
    投稿日: 2018.06.03
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    語り部が目まぐるしく入れ替わりながら収斂していくストーリー展開。謎の人物は一体誰なのか?この語りは時間軸ではどこなのか?など考えているうちにドップリ引き込まれた。実写も是非見たいと思える出来。

    5
    投稿日: 2018.05.28
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    面白かった。前科ありの人々が暮らすシェアハウスでの生活。ひとりひとりのしてきたこと、考えが描かれていて、また少しのミステリー要素もあり万人受けする作品だと思った。前科がつくだけで何もかも難しい世の中。一番心に響いた言葉は、犯罪者の罰として腕を切り落とせばいい。そうすれば何もできないだろう」という台詞だった。(記憶が曖昧なので間違いがあるかもしれないが、そこはご容赦頂けるとありがたい)。読みやすい文章なので、罪について一考するには向いた作品かと思う。☆3と迷ったが、これは好みの問題だろう。

    4
    投稿日: 2018.05.15
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    ちょっとしたきっかけで、一度薬をやってしまった貴生。 警察につかまり、執行猶予がつくが、 世間の風は冷たく、住む場所も仕事も苦労する。 そんな貴生がたどりついたプラージュはオーナーの潤子一人で営む、カフェ兼シェアハウスだった。 登場人物の目線で章が分かれていますが、主な語り手は2名のみ、それぞれ時間軸がちがっていますが、それも読んでいればすぐにわかります。 終わり方は非常によかったと感じます。

    3
    投稿日: 2018.04.10
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    犯罪を犯した人が特別な人間ではなく、我々一般人(共謀罪の質疑を聞くに、その言葉の規定にも疑問はあるが)と何ら変わらないという趣旨が、この題名に込められているようだ。 例え罪を犯しても償いさえすれば、その者には再スタートのチャンスを与えてもいいのでは。 そんな思いで元受刑者を積極的に受け入れるシェアハウスを立ち上げた潤子。彼女を含めた住人のそれぞれの視点で進む群像劇となっている。 途中の章で時間が前後する構成(著者の意図?)のため戸惑いがあり、登場人物を列挙しておけばよかったか。 Aが誰なのか、記者は何という名前なのかとの、ミステリー的要素も含んで、最後まで読者を惹きつける。 そして終章、シェアハウスを巣立った住人たちが再会する場面は、読者の心を和ませる。

    7
    投稿日: 2018.01.29
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    罪を犯した者だけが住むことができるシェアハウス「プラージュ」。当然、住人は訳ありの者ばかり。各々が背負う過去と、進むべき道を探る姿を描く群像ミステリー。 人の心に魔が差すときというのは万人に起こること。そこで止まることができるか否かが人生の分かれ目。でも罪を背負っても、良心は失ってはいけない。そんな彼らが集うシェアハウス&カフェバーは、ちょっとクセになる居心地の良さを感じた。

    1
    投稿日: 2018.01.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    旅しながら読んだ。 舞台設定が面白く、文も平易なので一気に読み進められる。 罪はずっと残る。何より関わった人の心に。 罪にどう向き合うべきか、考えさせられた。

    2
    投稿日: 2018.01.21
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    結末が見え始めてから、えっと、この人って誰だっけ?とページを遡り始める。読み始めから感じていたけれど、キャラクターの個性が薄い。最初から複数出てこられても把握できない 特に男性。潤子目線の章なのに、貴生の章かと思うこともあった。言いたいことは分かる。一度失敗したら許されないのか、再チャレンジは許されないのか?ただ、様々な視点からミステリアスに描いて、最後に意外性を持たせて回収を狙ったのだろうが、個性が薄すぎるので響かないと言うのが正直なところ。

    1
    投稿日: 2018.01.03
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    覚醒剤を使用し、逮捕され、執行猶予の身となった主人公の貴生。プラージュという住処に身を寄せることになる。 そこに集まる住人は、何かしらの訳を持つ人々で、中には過去に人を殺してしまった者もいる。 と、このような書き方をしていると、自分自身もそのような人々とは違った世界に生きている、どこか自分とは無関係な話だと思ってしまっていることに気付かされる。 この話を通して、前科を持つ人にも1人1人違った事情や理由があり、その過去があるということ(決して罪の肯定や擁護ではなく)、ぞしてそれらの人間は、得てして何かふとしたきっかけや、何らかの環境に左右され、罪を犯してしまったこと(環境的要因が整えば、我々みんなにそうなってしまう可能性は十分に秘められている)を学ばせてくれる。 決して特別ではない人たち。そんな人たちに対する社会の風当たりというものはどうなのだろうか。 正解、不正解があるものではない。ただし、そのような人が生きられ力を蓄えられるプラージュという場はとて大切だと気付く。主人公、そして共同生活を送る数名を、ただの前科者としてではなく、1冊の物語を読み進め、個人の人間として知っていくことで。 権利や社会制度から考えるのではなく、人間から入りそれらを考えることができる本なのではないか。 寄り添えば寄り添うほど苦しくもなる。最後まで読んだからと入って救われる訳ではない。けれどその何百倍の苦しさを背負って生きている当人がこの世界にはたくさんいるのだろう。

    1
    投稿日: 2018.01.02
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    殺人事件、警察というオーソドックスなものではなく、 犯罪というものを通しての人間模様を題していてなかなか面白かった。 最後の展開は想像していなかった。

    3
    投稿日: 2017.12.11
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    見事に竜頭蛇尾なかんじ。 仕掛けはなかなかよかったのだけど 終わりにいくにしたがって、その仕掛けが まるっきし生きてなくてつまらなくなった。 この作家当たりハズレがでかいなぁ、 って気がする。

    1
    投稿日: 2017.11.30
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    誉田哲也って こういう話も書くんだねーっていうのが 率直な感想。誉田哲也っていうのと カバーのあらすじ ちらっと見て想像してた感じとは全然違ってて 意外な展開。想定外のほのぼのハッピーエンド。いや 彰さん亡くなったから ハッピーエンドというには語弊があるけど。 出だしの100ページくらいはなかなか進まなかったけど それ以降はこの世界にハマって一気読み。 登場人物みんながそれぞれ魅力的に描かれていて面白かった。 美羽ちゃんが貴生に言った わたしが何をやったか知った時に貴生くんがどう変わるのか見たい。変わらない人なんかいない。でもどう変わるかはみんな違った。わたしはそれが見たい。知りたい。っていうのが印象的だった。通彦も 自分の過去を貴生に告白した後 完全に見る目が変わったね。無理すんなって。そういうもんなんだって。って言ってて お互いに罪を犯した者同士でも やっぱり見る目は変わるんだねー。 見る目が変わるって いままでちょっと心苦しい気がしてたけど やっぱり仕方ないことなんだ。無理してだいじょぶって思わなくてもいいんだ。それは決して拒否するとかいうことじゃなくて。見る目は変わるけど それはそれとして受け入れる。ものすごく難しいことかも と思いました。なんか重すぎて 気持ちの整理がまだ全然つかない。

    5
    投稿日: 2017.11.19
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    犯罪者のその後に焦点を当てた小説「プラージュ」 太陽のような潤子さんの営む喫茶兼呑み屋兼シェアハウスのプラージュを舞台に肚に何かを抱えた者達が葛藤しながらも日々を送る物語。 どれが誰なのか少し似たキャラが多くてうまく区別がつかなかったが、ストーリーの展開は練られていて面白かった!

    3
    投稿日: 2017.10.25
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    読み始めからちょっと予想外の滑り出し。 この作家さんの主人公にしてはものすごーく普通すぎる。 でも、ものすごーく特殊な環境に身を置くことになるんだけれど、読み進めるほどにそれがすごく居心地の良さそうな環境に思えてきて、主人公も別人なんじゃないかと思えるくらい変わっていく。 ラスト前からエンディングまでは怒濤の展開。 アクション大作とかじゃないのに躍動感のある読後。 解説も良かったなぁ。 飾り気ない言葉できちんと伝えている感じ。 ドラマも観てみよう。

    2
    投稿日: 2017.10.25
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    過去に犯罪を犯した人間たちのためのシェアハウス・プラージュ。そこに暮らす7人の話。 ストーリーはミステリー的要素も含んでおりページをどんどんめくりたくなる面白さで、450ページの長編とは思えないくらい、すぐに読み切ってしまった

    1
    投稿日: 2017.10.10
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    良くも悪くもあっさりとした読後感。 美羽ちゃんのケンカシーンがグロテスクでつらかった。 潤子さんだけは始終、石田ゆり子さんでイメージしてしまう。 それくらいはまり役です。

    1
    投稿日: 2017.09.19
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    予想以上に引き込まれたな。心理描写は深くはないけれど、Aとは、そして、記者は誰? と追い、スススーッとうまいように読めたし、最後はこういうことだったのと楽しめました。凄惨な場面はなく、脛に傷がある人も幸せになれるようにということ、各人の努力、最後はみんなプラージュを卒業でき、良かったですね。

    3
    投稿日: 2017.09.04
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    誉田哲也『プラージュ』幻冬舎文庫。 某有料衛星放送の連続ドラマ化番宣でかでかオーバーカバーというのが非常に気に入らないが、良い物語だった。ハッピーエンドの大団円も大いに結構。誉田哲也が過去の罪をテーマに料理するとこんな味になるのかと感心した。 覚醒剤使用で逮捕され、執行猶予中の若きサラリーマンの貴生は運悪くアパートの火事で居所を失う。貴生が何とか見付けた新たな住まいは家賃月5万円の不思議なシェアハウス、『プラージュ』だった… 犯罪に苦しむ人びとを描いた小説では、薬丸岳が描くような救われない系の小説の印象が強いのだが、誉田哲也が描くとミステリーの味付けと見事な隠し味とが相まって、こんな甘く、美味しい味に変わるのかと思った。 言い訳めいたことになるが、薬丸岳は薬丸岳で非常に優れた作品を書く、大好きな作家の一人であり、誉田哲也は薬丸岳とは違った切り口の優れた作家の一人だと思っている。 某有料衛星放送の連続ドラマ化番宣でかでかオーバーカバーに、暫く読むのを躊躇していたが、オーバーカバーの下に落ち着いた、作品のストーリーを見事に表現した素晴らしいカバーがあるではないか。オーバーカバーは捨てるべし!

    15
    投稿日: 2017.08.24
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    WOWOWで連続ドラマ化…らしいです。 が、契約してないので原作を購入。 なかなか捗らず、ようやく読了。 色んな前科を持った人の住むシェアハウス。 映像が有るのに見れないもどかしさも有るのかな〜 ストーリーは、可もなく不可もなくって感じ。 '17.08.16読書完了

    0
    投稿日: 2017.08.16
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    ドラマ化と設定に惹かれて読みました。 初、誉田哲也。 うーん、途中は面白かったけど、あまり納得のいくラストではなかったな。 ただ、貴生が一番リアルだった。 あと、潤子さんが作る料理と、みんなで食べる朝食の描写が好きです。 イワシの蒲焼き丼は、無性に食べたくなって作りました。

    0
    投稿日: 2017.08.15
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    昨日からWOWOWにて星野源主演でドラマ版放映中。読了したら、このドラマを観るために契約したいと思うほど好きでした。 運の悪い主人公の貴生は、鬱憤を晴らしに飲みに行った店で覚醒剤に手を出して逮捕される。執行猶予付きになったものの、火事で家消失。何もかもなくした彼を住まわせてくれたのは、シェアハウス「プラージュ」。 訳ありの住人ばかりということで不穏なだけの話を予想していたらなんのなんの。心を打たれました。 信じて、赦して、認める。ざっくり大きな愛で住人を包むオーナー役には石田ゆり子。渋川清彦も気になるし、スガシカオが担当する主題歌も聴きたいし。やっぱり観たい!

    2
    投稿日: 2017.08.13
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    赦すとは、償うとはどういうことなのかーー。 まさにそんなことを考えさせられた一冊。 十人十色とはよく言うが、まさに十人いればそれぞれの課された「闇」も違うのだろう。 プラージュに集まる人には、それぞれの罪があり、事情があり、歴史があった。 そしてそれを全て赦し、受け入れることとはどういうことなのか。 自分の中で「悪」と決めつけていたことに対して、大きく考え方が変わった一冊だった。

    3
    投稿日: 2017.08.10
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    プラージュとは海辺を意味する単語。 水辺は昔から境界の役割を果たすことが多い。 この物語は、「犯罪者」との境界について考えさせられるものだった。犯罪を起こしてしまう人には、背景がある。それぞれの事情がもちろんある。事情があるから、と犯罪を起こしていい訳ではないけれど。悔い改める機会はもらえるわけで。日本の司法はそういう仕組みで成り立ってるわけで。 それを理解していようと、いざ「犯罪者」を受け入れなさいと言われてもそれは難しい。 でも、自分だっていつどんなことで、そちら側に行くかわからない。境界はすぐ近くにある。 それをいつも思ってるのは難しいけど、なにかあった時にこの物語を思い出して少しでも優しくなれればいいも思う。

    3
    投稿日: 2017.07.27
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    先輩も未読ながら貸してもらった本。若者同士のシェアハウス、というとどうしても吉田修一の「パレード」を思い出してしまい、最後まで気が抜けなかった。タイトルもなんか似てるし…。覚せい剤使用により執行猶予付きで釈放された主人公。職を失い、自宅のアパートも火事で失った彼だが、保護司の紹介でなんとかシェアハウスに転がり込む。そこは彼同様、脛に疵持つ者同士が住まう場所だった。人を殺めた者、それを追う記者…。交錯する彼らの人生ー。帯に書いてあった通り、犯罪後の生活に焦点を当てた作品はなかなかないのでは。司法によって罪を贖ったとしても、決して犯罪者を許さない社会。そんな社会で元犯罪者に残された道は何か。似たテーマであれば宮部みゆきの「模倣犯」の方が面白いかな。度々出てくるご飯の描写は村上春樹よりシズル感があって断然おいしそうだった。全然関係ないけどそういえば自分もシェアハウス生活をしていたのだった。小説のように犯罪は起きないし案外快適。と思う。

    0
    投稿日: 2017.07.24
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    誉田哲也の長編、ドラマ化原作。 前科者や執行猶予中の怪しい面々が集うシェアハウス「プラージュ」を舞台に、そこで暮す人々の交流と成長を描いています。ちょっとミステリ要素とエログロなスパイスもあり、なかなかイイ感じの誉田ワールドで・・・そこそこの一気読みでした(^_^;) ま、もうひとひねりあっても良かったかな?な感じは残りましたが・・・

    0
    投稿日: 2017.07.20
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    普通のひとと、そうでないひとを隔てる壁。元の生活を取り戻そうとするシェアハウスのひとたちの苦悩。法治国家としての建前の正義の虚しさを感じました。罪を償うとは死ぬまでのことなのかなと。 自分も何かの拍子に犯罪者になっているかもしれない。一度持った偏見をなくすのは大変。

    0
    投稿日: 2017.07.17
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    読了感がとても不思議です。表紙カバーにドラマ配役の写真があるので普通登場人物のイメージがしやすいはずなのに、最後まで誰一人としてイメージが固まることがなかった。いいか、悪いかは個人の趣味であろうとおもう。自分自身、勧善懲悪・悪いことは悪い・法を侵して許されると思うな、と考えだったけれども別角度からものを見ることができたと思う。

    1
    投稿日: 2017.07.15
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    3.5くらいだけど、一応⭐️よっつです。 過去にキズを持つ人々がシェアハウスで過ごす日々を代わる代わる語る。 果たして、貴生はどう言う人間なのか! ある目的を持ってシェアハウスに潜入したジャーナリストの正体は? 読み進めていくうちに、もしやこれは語る人によって、微妙に時間軸が違うのてはないかと疑いだした頃、ある事件が起こる。なかなか読み易いわりに、読み応えのある物語だった。

    0
    投稿日: 2017.07.13
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    前科者というハンデを負いながらも懸命に生きる姿に乃南アサさんの「いつか陽のあたる場所で」を思い出した。日本は社会的制裁が大きいような気がする。再犯率が高いからなのか、社会的制裁が大きいから再犯に走ってしまうのか。色々と考えさせられる作品。物語もとても面白い。 あらすじ(背表紙より) 仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。気晴らしに出掛けた店で、勧められるままに覚醒剤を使用し、逮捕される。仕事も友達も住む場所も一瞬にして失った貴生が見つけたのは、「家賃5万円、掃除交代制、仕切りはカーテンのみ、ただし美味しい食事付き」のシェアハウスだった。だが、住人達はなんだか訳ありばかりのようで…。

    2
    投稿日: 2017.07.11
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    法をいくら整備しても 世界から盗みはなくならないし 戦争も止められない。 でも、 人間はそれをあきらめてはいない。

    0
    投稿日: 2017.07.11
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    WOWOWでドラマ化されるというので興味を持ち手に取りました。 訳ありばかりのシェアハウスということで 何が大きな出来事があるのかとワクワクしながら読んでいました。 といっても住人達は特に意気投合して何かをするということもなく、 ただ日常的に日々を過ごしその時に出逢った人と好きな時間に 好きなように暮らしているという何処から見ても 普通の暮らしぶりでした。 ところが一人一人の過去を辿っていくと、 社会から見ると影に潜んで生きていきている いわゆる犯罪者という括りになってしまう人達。 けれど犯罪者といっても特別な生活をしているのではなく、 普通の生活を送っていてそれがごく普通なことであること。 その普通の中に犯罪は潜んでいることであり、 誰でもがおかしてしまうかもしれないという危うさがあります。 ふとした軽い気持ちやふとした出来事で 一度の過ちをしてしまい犯罪者という形をとってしまった犯罪者。 その一方で確信たる目的で犯罪者となった人。 形はどうであれ犯罪者になった人達は一度償いをした者には 再スタートのチャンスを与えられるべきなのか。 そしてその後社会の中でどう生きていくべきかと そんな問いがこのストーリーでは問われていると思います。 住人それぞれの視点から描かれているので、 それぞれの心情がとても分かりやすいです。 一見ミステリーのような気がするのですが、 中盤くらいまではその要素があまりなく 後半になってから急展開で事件の謎が解けるのが面白いところです。 それよりも記者とAというのが誰かというところが、 読み進めていく面白さの一つに加わるのですが、 あまり時間の差もなく判明されていくので少し違和感を持ちました。 現代は人間関係が希薄なので シェアハウスということでもないと隣人に対して 深く興味を持つことはあまり無いかと思います。 何かの巡り合わせで出会えた人達に少しでも興味を持つことも大事だということ。 けれどその中で特別な人間関係や隔たり、括りなどが無く 生活を共にしていくことも大切だということを学んだ気がします。 前科者、犯罪者という重いテーマを扱った作品ですが、 とても読みやすく読了後はどこかスッキリとしたような気持ちになる作品です。

    0
    投稿日: 2017.07.09
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    ちょっとしたことで犯罪者になってしまった者の心理やそういう人に対する世間の目について 貴生という平凡な男を通して考えさせられる。 シェアハウスで楽しそうに暮らす彼らの心の闇を追ううち、話はミステリーになっていき 最後には、えっ!っという事になる。 重いテーマを背負っている割りに軽い読み心地なのは、登場人物の性格によるものか、読後感もスッキリして良かった。 映像化では貴生が星野源ということで なるほどすんなりハマった(笑)

    0
    投稿日: 2017.07.07