
総合評価
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powered by ブクログおすすめ度 ★★★★☆ 複雑で、え??え??の繰り返しやったけど どんでん返しが一々あっておもしろかった
8投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログ複雑だけど分かりやすい。 後半こんな話になるとは思いもしなかったし、え?まだ何かあるの?また?の連続。 よく思いつくなぁ。さすが藤崎さん。 誰にも共感できなかったけど。
8投稿日: 2025.07.15
powered by ブクログ藤崎翔さんらしさが全開の作品でした。 発想が面白く、最後の怒涛に騙してくる感じがさすがだと思いました! 短編集かと思いきや、全部繋がっていて感心しながらもすごく面白かったです。
8投稿日: 2025.05.26
powered by ブクログ面白いのだけれど、味の濃いラーメンを立て続けに何杯も食わされているような感じ。一つ一つは美味しいけど、「違う味も食べたいんですが…」という気持ちになった。
0投稿日: 2025.03.05
powered by ブクログ『神様の裏の顔』がとても面白かったことを思い出し、久しぶり藤崎翔さんの作品を読みました。 時にはドラマの原作者と主演女優が、時には日本代表の枠を争うライバルでもあり普段はチームでプレーするサッカー選手同士が、対談形式のインタビューを受けています。 ただ、特徴的なのご、腹の底で何を考えているかも括弧書きになっている、という今まで見たことのないスタイルで斬新でした。 それでいてとにかく裏切りの連続で、最初から最後までハイカロリーな仕上がりになっています。 最初は「舞台劇でも面白いかもな〜」と思ったものの、読み終えてみると、文章でしか表せない面白さも沢山あり、藤崎翔さんの「読ませる力」の凄さを改めて感じました。
1投稿日: 2025.01.16
powered by ブクログ複雑に入り組んだ伏線と、感情の怒涛の波状攻撃に、衝撃を受けました。 対談形式で、腹の探り合いが序盤は面白く感じたけど、後半につれて、騙し合いが激化。 この後どうなるの? 続きが気になる。が止まりませんでした。
7投稿日: 2024.12.27
powered by ブクログ安定の面白さ。読書スランプな時も、安心して心を任せて読めました。ほぼ全編が対話記事と対談中の人物の心の声で構成されています。設定だけでも面白い。面白くない筈がない。ハードルを上げてしまいましたが、容易に超えてくれる作品なので、皆さまも是非ご一読下さい。
1投稿日: 2024.12.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
各章、対談形式で基本書かれています。 それぞれが本音と建前、表の顔と裏の顔を持ち合わせて本音の部分・裏の顔がチラチラ見えてくるのが面白い。 だけど裏の顔で最初は共感できたことも段々と過激なものが顔を出してきて… しかも各章が繋がっていくのは驚きでした。 ただ、ラストに向けて思ってた以上に話が大きくなっていった事が逆に冷めてしまいました。
3投稿日: 2024.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お〜〜おもしろかった!最初は2人の殺意でよくある感じかなと思ったけど、そこにカメラマンも加わり三角関係、更に時を少しずつ経て違うインタビュー、でもちゃんと前の対談のその後もわかり、同じ世界線になっていて読むの止まらなかった。登場人物ちゃんと覚えながら読むと良い。最後は誰が勝つんじゃ〜〜という感じで二転三転したのもワクワクして◎
0投稿日: 2024.10.01
powered by ブクログ会話と回想のみで構成されているという事で、どうなのかなと思ったが、読み易く纏っていた。ネジの外れた犯罪者同士の化かし合いが、シリアスでありながらもコミカルな掛け合いのようで楽しめた。
1投稿日: 2024.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
予想外の連続で気になりどんどん読み進めました。登場人物に色々なつながりや誤解があるのでうまくいかずめちゃくちゃになっているのが面白かったです。
0投稿日: 2023.12.17
powered by ブクログ衝撃的!! もつれにもつれて、そうなるかー!!とビックリしたり慌てたり…まるでその中に自分がいるように、クルクルと感情が動きました。 描写が少しキツくて、個人的には憂鬱になるところはありましたが、どんでん返しのぐりぐり返しで楽しめました。
0投稿日: 2023.12.17
powered by ブクログ対談形式でお話が始まり、社交辞令とは裏腹に心の声も書かれているので、人間の奥底にある嫌な部分を描いているのかと思ったらドンドン殺意が起きてきて殺人に発展するお話でした。殺人が続くのだけど、次の章に入った時に、誰が殺されたか分かる仕組み。連作短編集で短いので一気に読めました。
0投稿日: 2023.10.30
powered by ブクログあいつを殺したい! そんな殺意を抱く人は滅多にいないと思う。“あの人イヤ、私の目の前から消えてほしい”それくらいなら、沢山の人が抱く思いなのではと思う。 この本は少し変わっている。 七つの雑誌対談記事があり、その対談者の心の声が、会話中に記されている。 口ではいいことを言っているけど心の中ではとんでもないことを考えている。 そんな本なので、対談形式の部分は少し読みづらい。 目次の次ページで“・・・・大変奇抜な形式なので・・・・最後までお付き合い頂ければ・・・” と、藤崎翔さんの一文があった。 ということで、★は三つ。 この本は図書館本、と言っても市内の図書館に無く、図書館さんは東京都立図書館から借りてくれた!この本の前に読んだ本と一緒にだった。この場合は、特別 に本はビニール袋に入って来る。 駅の返却ポスト厳禁。直接カウンターへ返す。駅のポストは便利だと今更思う。 殺意の対談、というだけあってこの本はおぞましや~! 殺されまくる! 殺しの真実は?と週刊誌は騒ぎ立てるけれど・・・・ 2023、9、29 読了
38投稿日: 2023.09.30
powered by ブクログ表向きはにこやかでも、実際に腹の中で考えていることは真っ黒でドロドロ。 途中でこの人優しい人だなと思っても、いやいや実は○○してるし(読者だからわかること)騙されるな、なんて思いながら読んだ。 最後はちょっと強引すぎるかな?と思ったけど、面白かった。
2投稿日: 2023.09.07
powered by ブクログ対談の形式で、裏の本音も描かれるという 事でしたが、こんなに黒い本音だとは… みんな黒過ぎる、と言うか真っ黒 また、各対談の繋がりもあり、 最終話まで十分楽しめます 藤崎翔さん、今のところハズレなし
7投稿日: 2023.08.05
powered by ブクログうーん。。。 インタビューをしている人の心情を読者にも分かるようにした内容、とのことだったけれど、みんな似たり寄ったりの思考で、そこまで個別の新鮮味はなかった。 むしろこの心情がなかったほうが話としては結果だけをみると繋がりが見えない分、推理小説として面白かったのではないだろうか。
0投稿日: 2023.07.09
powered by ブクログ安定した面白さ。 藤崎翔さんの本は3冊目ですが、毎回違う驚きと笑いをもたらしてくれます。 今回は対談がテーマ。 まあ、本音は出さないですよね。笑 特に、世間に向けてのインタビューともなれば、当たり障りのない会話で乗り切るのが人かと思います。 話している内容≠思っている内容、でないのは大人であれば理解出来る事(本音と建て前ってやつです)ですが、こんなにもふり幅が大きいと笑うしかないです。 そして、この小説読んで他人を信用できなくなりそうで怖い。笑 読み進めるうちに、登場人物の相関関係が1つ、また一つと出来上がっていきます。 命がけの騙し合い。 一体だれが生き残るのか、最後まで手の汗握って読破しました。 相変わらず笑いっぱなしなのですが、本から教訓も得ました。 人間はどこでどうつながっているか分からない。 全くつながっていたいと思っていた人が実は知り合いだった!なんてこともあるのです。 どんなにムカつく相手であっても、常識的な態度で接しようと思いました。他人の恨みをかうことほど、危険なことはありません。この行動がいつか救われる日が来るはずです。
0投稿日: 2023.06.19
powered by ブクログ対談記事の上辺だけの会話&真実の心の声で物語が展開! 人間不信の闇に浸れるミステリー #殺意の対談 ■きっと読みたくなるレビュー 雑誌記事の対談形式で綴られる本作、しかしながら対談中の登場人物たちの心の声も同時に描写されるという人間性を垣間見れるミステリー。各記事ごとに短編形式になっていますが、対談が進行するにつれて… 面白い試みですね。さすが元お笑い芸人の藤崎先生らしい、読者をニヤニヤさせてくれるサービスが満点です。かなり邪道な構成ではありつつも、物語としてもよく組み立てられていて見事。練りに練った小説であることが伺えます。 本作、十重二十重にも入り組んだ人間関係がめちゃくちゃ面白い。 ちょっとやり過ぎて説明描写が多いのが気になりますが、各キャラクターのゲスい人間性と黒い関係性が強烈で、読んでてニヤりとすることが多かったです。いやー私ったら性格悪っ 登場人物で特に大好きなのは、とある女優。 変態的な価値観が大好き!こんな悪女にギタギタにされるくらい、男前に生まれたかったなぁ~ まぁでも、今もそれなりに幸せだからいいけども。 思いっきり人間不信に陥ること請け合いの物語ですが、馬鹿馬鹿しくて楽しい気持ちにもなれる奇妙な作品でした。面白かった! ■きっと共感できる書評 本作のあまりにも低俗な登場人物たちを見ていると、ふと現実に起きている悪事について考えてしまいます。 詐欺や強盗などの犯罪が絶えないことが、本当に残念でなりません。きっと悪いことに手を染めてしまう彼らも、やりたくてやっている訳ではない人も多いでしょう。 もし生まれながらにして自身を守るために嘘や暴力を働かなくてはいけない環境ならば、自然と悪の人間性が培われてしまうでしょう。素直に優しく生きていくには、ほんの少しでも幸せの感情がないと難しいのかもしれませんね。 ありがたいことに、今の私は人を裏切ったり、迷惑をかけずに生きていられる。父と母、たくさんの友人、仕事仲間、そして今の家族に感謝したいと思いました。
72投稿日: 2023.01.29
powered by ブクログまた藤崎翔氏の他の作品とも印象が違う。いつも誰もやってないものを作ろうという意欲を感じるし、今作は一層ややこしい構成をまとめあげてちゃんと驚かせてくれるのが凄い。珍しい構成だな、こんな感じの短編なんだな、と思ってると全然そうではないし、短編として読んでもちゃんと面白い。もしかしてこの話が後の作品にも活かされてるのかな、こういうのが好きなんだな、というのもあるし、それがしっかりツボった。
10投稿日: 2023.01.28
powered by ブクログ対談形式でかかれた珍しいミステリ。 登場人物全員が、全員何らかの事件や死に関りがあることが徐々に明らかになっていきます。 作者さんが元芸人さんということもあるのかエンタメ性がとても高く、ミッシングリンクに次ぐミッシングリンク、どんでん返しに次ぐどんでん返しで、読んでいて勢いがあってとても楽しいです。
2投稿日: 2022.06.17
powered by ブクログ雑誌の対談記事をベースに書かれた作品 人は本音と建前を使い分けて生きていく。その建前を対談で口にして心の中では黒い本音を呟いている。 人間関係結構ドロドロで、それでも読んでて楽しい一冊。 対談風に名前:会話~~~(本音をぶちまける)という感じで進み途中に少し回想が入る感じ 基本的には章ごとに完結だが、他の章で別の時に出てきたキャラの事にも触れられてるのでしっかりと相関図を把握して読むといいかもしれない。
1投稿日: 2022.03.10
powered by ブクログ構成になれるまで時間がかかったけど、面白かった。 点と点が繋がって、何度も読み返しながら最後まで読みました。 藤崎翔って感じの面白さ。
0投稿日: 2021.10.27
powered by ブクログ人がサクサク死ぬ話に嫌悪感のない方は是非!! 対談形式で書かれた作品ですが、モノローグ長いので展開スムーズです。最終的に全話つながるので、長編の読後感です。後半になればなるほどつじつま合わせ大変なはずですが、力技でがっちり固めてあります。 最後、吉本新喜劇的に膝から崩れ落ちそうになりますが、映画のエンドロール後の小ネタみたいでよしです。 もったいなくてネタバレさせられません。「超絶変化球ミステリ!」と紹介されていましたが、ものすごい豪速球の変化球来ますよ。
5投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログ実は「私情対談」の改題とは気づかず読んでしまったので既読だったけど、やっぱり面白かった。 読み進めていくうちに人間関係が少しずつ分かってくるところとか。ずっと同じ形式な割に飽きさせないストーリーで好き。
5投稿日: 2021.03.02
powered by ブクログ対談に挟まれる心の声という構築が斬新。著者の心配とは裏腹に大変読みやすい作品だった。 一章での土台作り 二,三章でのデモンストレーション、そして【テレビマニア】をトリガーにした怒涛の伏線祭りに後半の畳み掛けが凄い。 さすがは元お笑い芸人 、リズムが気持ち良い。SMLの小ネタやまるですれ違い漫才を見ているかの様で、口角を上げながら楽しんでいた。 後半の急激に濃ゆくなるミステリ感との温度差には、構えていなかった自分の背中にピシッと喝を入れられる。急いで今までの完全ノーマークだった伏線達を纏めるのに必死だったがこれもまた楽しい。 面白かったです!
60投稿日: 2020.11.23
powered by ブクログこれほど話が入り乱れた対談は珍しい 作家、俳優、女優、サッカー選手、バンドメンバー、ライター、それぞれがそれぞれの対談をする中でそれぞれがなにかしら「死」にかかわっている。一つ一つの対談が実際の話した言葉と腹の中の言葉で書かれている為お互いをどう思っているか分かりやすい。しかしこれほど「死」(殺人)にかかわっている人たちが揃っているのも不自然ですがどこかで全ての人が繋がっていて最後はややこしくなっているので読み応えありました。
3投稿日: 2020.09.23
powered by ブクログ著名人同士での雑誌の対談、と言う設定。台詞も脚本形式になっていて、対談という形を忠実に再現している。 そして、読み進めていくうちに作者の術中にハマる。 台詞の後に、鉤括弧で語り手の胸の内が明かされているのだ。しかも、話している言葉とは全く裏腹のハラグロ発言が乱発されていき、その内容は徐々にエスカレートしていく。 そして、彼らが胸の内で語る内容は、少しずつリンクしていくことがわかり、ゾッとする。 「神様の裏の顔」でも感じたが、藤崎さんは人の腹の内の黒い部分を描き出すことが上手い。今回も、よくこういう手法を思いついたな、と、思わず拍手したくなってしまう。 しかし最初の章では面白く感じたものの、あまりにもダークな告白が続くもので、中盤からお腹いっぱいになってしまったな…。個人的にはもう少し救いや光の感じる部分が欲しかったな。 ということで、星4に近い星3とさせて頂きました。 藤崎さん、調べたら元芸人さんとのことで驚いた!
2投稿日: 2020.07.26本音と建て前
雑誌記者のインタビュー形式で,インタビューを受ける人々の本音がト書きでせきららに語られるという趣向。他人の心は知らない方が幸せって感じの表現は良く使われるものの,終始それに徹しているところが良い。 一見関係なさそうな登場人物が意外が重なりをもちながら,最後はあんなことに・・・。
0投稿日: 2020.04.26
powered by ブクログ「神様の裏の顔」がおもしろかったので、他のも買ってみました。 これもなかなかおもしろかったです。 最初、女優と女性作家の対談で、それが終わっちゃってサッカー選手の対談に移ったので、ああ、短編なのかと思ってたら、何気に繋がってて後日談がわかったりと、こういう趣向好きです。 最後はちょっと無理があるような気もしたけど……(笑)
3投稿日: 2020.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人気作家の山中怜子と人気女優の井出夏希。新作映画の原作作家と主演女優の2人は雑誌の対談を行う。表面上は和やかな雰囲気で進む対談。しかし、その腹の中ではどす黒い本音が隠されていた。同様に、同じJ1サッカーチームの日本代表の枠を争う先輩と後輩、男女混成の人気の若手バンド、ホームドラマの主演の俳優らの対談で「裏の顔」が暴露されていく中、恐るべき犯罪の全貌が明らかに… 最初は小説家と若手女優の対談、サッカーチームの先輩と後輩と関係ない対談が行われ「さっきのはどうなったのだろう…」ともやもやしながら読んでいくと次の対談で後日談みたいのが出て「はーそうなったのか」と思っていた。 しかし、どんどん読んでいくと全ての話は繋がっていて、あの人とあの人も繋がりがあったのね!と楽しくなってきた。 だけど、最狂な女、りなたんが出てきたあたりで一気に話の風向きが変わり、そして私は真梨幸子の小説を読んでいるのだろうか…と思わずにはいられなかった。だが、そんなりなたんもあっという間に退場。それがあのりなたんらしくない退場で「えー!嘘でしょ、りなたん!!!」ってなった。りなたん、本当にあっけなかった。 内容は面白くてすぐに読めちゃうんだけど、どこかご都合主義なところがあるんだよなぁ。まぁ、そこがいいのかもしれないけど。うーん。 2020.1.4 読了
1投稿日: 2020.01.04
powered by ブクログこういうタイプの小説は好きだし、自分でもよく書きます。 趣味で。そんな経緯もあり、前読んだ『神様の裏の顔』が結構面白かったので、期待しつつ手を出してみた。 私がよく読めてなかっただけか、ただの勘違いなのかもしれないけど、正直あれれ?って思った箇所がいくつか。 というかこれ、同じこと何回も言ってないか? 自分が疲れててデジャブしてただけ? 同じこと思った人いないかなあ。 最近、過去に読んだ本をもう一度読み返してみようとか考えてるので、思いついたら再読してみます。 違う感想を抱けることを信じて。
2投稿日: 2019.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
65 前作に引き続き登場人物がよく出てくるわ~ インタビュー形式の小説で面白かったけど、 インタビューにする必要はあったのか?とちょっと思った。まあインタビュアーが絡むから仕方ないけど。 トリッキーだけど、わたしはもうちょいリアリティあるほうがすきだなぁ。 印象には残る話! 20190903
1投稿日: 2019.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
7編収録の連作短編集。冒頭に作者からの注意書きがあるように、「雑誌の対談記事+対談中の登場人物たちの心の声」という形式で書かれている変則ミステリ。要は、記事「大ファンです!(心の声:そんなにファンでもないけどね)」みたいな感じ。ユーモアミステリの空気のために初っ端からとんでもない裏側を持っている二人の対談から始まり、対談で仄めかされた結果が別の対談で話題になったり、登場人物が絡んできたりと、クライマックスの大活劇(?)へと突き進んで行く。そのセリフの裏側でそこまで心の声が言えるか、というツッコミは野暮だし、ご都合主義もここまで盛ってくれたら言うことなし。次から次へと意外な展開を叩き込む終盤は続きが気になってしょうがない。回りくどいミステリだと思わずに、ぜひ最後まで読むことをお薦め。短編としては、2編目のサッカー選手の対談がネタ的にも対談の中で心の声が行き交う設定としてもオチとしても秀逸。
1投稿日: 2019.02.11
powered by ブクログデビュー作の『神様の裏の顔』に続き,これまたトリッキーなミステリー小説。ほぼ全編にわたって,雑誌の対談記事(ゴシック)と,その最中の語り手の心の声(明朝)が混在するというスタイル。口ではきれいなことを言いながらも,過去の犯罪的行為を独白したり,そこに伏線がちりばめられていたり。記事6篇はそれぞれ独立しているようでありながら,読み進めるうちに大きなつながりが見えてくる。登場人物一覧を自分で書きながら読まないとわけがわからなくなること請け合い。
1投稿日: 2019.02.11藤崎スタイル恐るべし
雑誌の対談での出演者の発言と心の声で話が進んでいく。読み進めるうちに、別々の対談の関係者が複雑に繋がっていることがわかってくる。ややこしいので出来るだけ一気読みがオススメ。相関図とか書いて読み進めると便利かもしれない。どんでん返しまで度々驚かされる。面白い!
0投稿日: 2019.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これは、ずるい(^ ^; かなり色々と「禁じ手」を使ってる感じ(^ ^; 体裁としては「短編集」で、 色々な雑誌などに載った対談集を集めた本、 という心づもりで読み始める。 インタビュー記事の合間に、話者の「心の声」が混じり、 段々とその比率が逆転していく(^ ^; ごく表面的なつながりしか無い、と思われる 対談の参加者達が、実は深いところで意外な関係が、 ということが、読者には徐々に分かってくる。 最初の内は「ご都合主義もここまで突き詰めれば 気持ちよいくらいだ」などと思いながら読み進むが、 徐々にゾクゾクするような要素が増えてきて。 しかも、関係なく独立した記事だと思ってたが、 とある共通点に気がつく...ころに、その「共通点」が テーマとなった作品が登場して(^ ^; さらにさらに、後半になると「それまでに全ての話が すべて深いところでつながっている」ことが判明(^ ^; 登場人物達の狂気は深みを増していく(^ ^; 最初は「お笑い」かと思って気楽に読み始めて、 徐々にじわじわと恐怖感を味わわされ、 最後の最後はちょっとホッとさせられる... 作者の変幻自在なストーリーテリングの技は 見事と言うほかはない(^ ^ いや〜、ちょっと、これは面白かった(^o^
3投稿日: 2018.10.03
powered by ブクログ2018.7.17 34 一転二転三転四転五転。 好きな作品だった。一つ一つの言葉がミスリードを誘い、どうなるんだろうと読み進めていけた。 SMLの歌詞のやつはサービス精神だなと思った。
0投稿日: 2018.07.17
powered by ブクログ『神様の〜』に続き、藤崎作品二作目。前作の時、特徴的だった“心の声”をより前面に押し出した作品かな。どの対談も面白く、こんな感じなのかなぁと、時に楽しく時に恐ろしく読みました^^ 特に気になったのは…人気バンドの対談です。女性Vo.がハンパねぇな、と。星三つ半。
2投稿日: 2018.07.08
powered by ブクログ様々な雑誌に掲載されるべく書かれた対談記事の合間に、対談を受ける人々の思惑が差し込まれている斬新な手法。コメディ調の軽快な登場人物たちの会話と毒のある本音が、全体を通して連作になっていくにつれて、ゾッとするような軽妙な罠に結びついて行きます。とてもロジカルに組み立てられていて、かつエンタメ感もある面白いミステリーでした。この作家さんは初読みですが、元お笑い芸人だそうです。芸人さんは多才ですね。他の作品も読んでみたいと思います。
3投稿日: 2018.04.23
powered by ブクログ芸能人やスポーツ選手の対談集の形式だけど、対談中の心の声が全部出ちゃってる。スキャンダルまみれの人たちの私情が絡み合ってわけわからない復讐劇へ。ドロドロしすぎて途中でうんざり。
0投稿日: 2017.12.29
powered by ブクログ「神様の裏の顔」同様、心理描写が面白い。今作は裏の顔が全面に出過ぎてる感があったけど。裏の顔は見え隠れするからこそ面白いものなのだと思う。 あらすじ(背表紙より) 人気作家・山中怜子と、若手女優・井出夏希。新作映画の原作者と主演女優の誌上対談は、表向きは和やかに行われたのだが、笑顔の裏には忌まわしい殺人の過去が…。同様に、ライバル同士のサッカー選手、男女混成の人気バンド、ホームドラマの出演俳優らが対談で「裏の顔」を暴露する時、恐るべき犯罪の全貌が明らかに!?ほぼ全編「対談記事+対談中の人物の心の声」という前代未聞の形式で送る、逆転連発の超絶変化球ミステリ!
2投稿日: 2017.10.01
powered by ブクログ多少大袈裟で強引な感じは否めないが、なかなか。 こんがらがるので笑笑一気に読むことをオススメします。
0投稿日: 2017.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めてこの著者の本を読んだけど、対談式になっていてさくさく読めるし、湊かなえさん風な感じ?イヤミス! オムニバスになってて、それぞれが少しずつリンクしてる所も良かったし、前のお話のその後が次のお話でさらっとわかるところも良かった。 それに、芸能人や作家、サッカー選手などなど華やかな舞台の人たちがみんな平気で殺人してたりするシュールなところもおもしろいけど、やっぱり悪は全滅するのね~潔くて好き。
2投稿日: 2017.09.26
powered by ブクログ藤崎翔の本、2冊目読了。ツイッターで見かけ、HPで試し読みして、「続き気になる…」ってことで速攻でお昼休みに職場近くの本屋さんでいそいそと購入したのが最初の「神様の裏の顔」。で、その後、本屋さんでたまたま同著者のこの本を見つけ、タイトル、帯、あらすじ…これも面白そう、ってことで、速攻お買い上げ。 とにかく面白かったです。でも、1つ後悔したのは、登場人物の相関図を書きながら読めば良かった、って事。書かなくても、何とかついては行けたけど、日にち開いて読んだときに、「えっと、この人は確か…」と立ち止まってしまいました。逆言えば、一気読みすれば良かったかも。 SMLのしおりが書いた「メッセージ」、あれに隠されたメッセージに気がついたとき、ビックリしました。その手法が、結構、インパクト強いな、と。改めて、この短いメッセージに捻りを3つも効かせる作者の筆力に度肝を抜かれました。 ボキャブラリーのないあたしは、バカの一つ覚えみたいに「面白かった」しか感想が書けないのですが、逆言えば、その一言に尽きます。「神様の裏の顔」と、この本の両方に共通するのは、人の闇を書くのがうまいな、ということ。これに特筆していると、イヤミスになりそうなのに、なってないんです。男性作者ならではなのか、元芸人のセンスを生かした軽快な話運びのなせる技なのか、いずれにしても、読者を惹きつける作者さんの1人には間違いないと思うので、今後も見つけたら、読みたいと思います。
4投稿日: 2017.09.13
powered by ブクログ雑誌の対談形式で話が進む短編連作。 対談形式だが、合間の心情の方が長くなったり、登場人物がつながりすぎだったり、ふざけた感じのセリフが多いとか違和感はあるが全体的には面白かった。先を知りたくなる展開はとても上手い。
0投稿日: 2017.08.29
powered by ブクログ神様の裏の顔が面白かったので、この本も期待大。面白いんだけど、登場人物多すぎていろいろ絡まりすぎて、わかりにくくなってしまった。
0投稿日: 2017.08.13
powered by ブクログこの人の作品を読んだのはこれで2冊目だけどやっぱり面白かった。 インタビュー記事と心の声で作品を成立させてるのが今までに見たことない形で新鮮だった。 貫井徳郎の愚行録がこんな感じだった?ような気もする。 内容もミステリらしく二転三転したので楽しく読めた。 作者はまだ駆け出しの元お笑い芸人との事で今後の作品がとても楽しみ。
1投稿日: 2017.06.18
powered by ブクログ短編集かと思いきや、ストーリーが地味にリンクしていて… 人の心の裏まで見えてきてしまう感じ、癖になりそう。 いや、実際怖いけど(笑) 面白すぎて気づいたらどんどんページが進む作品。 いやー、面白かった(笑)
2投稿日: 2017.05.07
