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今だけのあの子
今だけのあの子
芦沢央/東京創元社
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総合評価

136件)
3.8
15
72
39
4
0
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    どのお話も展開が面白かった。 昔ドラマのセリフで聞いた「女の友情ハムより薄い」 女の友情は単に薄いだけじゃない繊細で脆くてもっともっと深いところにあるをうまく表現した短篇集

    0
    投稿日: 2026.01.25
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    複雑で深い。仕事も、家庭も、友人もなんでも本当は深い。 ただ、私はぼーっと生きているのであんまり気付いてません。 仕事の奥深さは、日々研鑽です。

    34
    投稿日: 2026.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「女の友情」を集めた短編集。 ドロドロした不穏な始まりから、終盤にかけて謎が解けていき、おそらくハッピーエンドと呼ばれる結末なんだと思う。 ただ私は、一般的なハッピーエンドで感じる爽やかな「良かった!」という感じよりも、砂を噛んだような嫌なザラザラ感が残ったんだよな。 それは面白くなかったということではなく、あまりにも描写がリアルで自分の心の中にある嫉妬とか、疑念とかが炙り出されるからなんだと思う。 芦沢央さんの作品は初めて読んだけど、このリアルな描写を他の本でも感じてみたくなった 私は1番最後の『正しくない言葉』が1番好きでした。 それぞれのお話に緩い繋がりがあるから、それを探すのも楽しかった。

    1
    投稿日: 2026.01.16
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    ●思ってたのと違った。イヤミスだと思わせて実は…っていうのが狙いなんだろうけど、イヤミスが読みたかったから残念な気持ちもある。 ●ずっと続く友情もいいけれど期間限定だったとしてもそのとき大事だったことには変わりなくて、関係性が変わったり終わったりしてもそれをネガティブに捉える必要はないんだと気付いた。

    1
    投稿日: 2025.11.09
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    いろんな女ともだちの話。 あとがきを読んで5つの物語が繋がってたことに 初めて気づいてより拍手。めちゃめちゃ拍手。 仕事が変わったら、結婚したら、子供が出来たら、 周りが変わっていくことがあるのは風任せなんだなー 自分に置き換えたときに今のともだちが離れたり 変わっていくのは怖いなと思うけど、 人生が変わるときは自分も変わるときだし いろんな人との関わりがある方が振り返ったとき楽しい。 入籍を前に、 妙にセンチメンタルになっている今読めて本当によかった。

    5
    投稿日: 2025.10.12
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    ああ、『この人は私がいなければ駄目なんだ』と、自尊心や己の存在意義を相手に求めてしまう気持ちがわかるな……。 どの物語にも『この子のそばには私が』という関係性が描かれていて、自分の胸の中の暗い部分を照らされたような、羞恥心というか……ズキズキ痛むような感覚がありました。

    3
    投稿日: 2025.10.07
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    女性の友情 もしくは始まるであろう女性の友情の話 私は文庫本で読んだのだが、最後の解説まで読んだら「ほほぅ」と唸った サラッと読んだら気づいてないことが あるもんだなぁ

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めての作家さん。 サンプルとして読んだ『届かない招待状』の冒頭がとてもスリリングだったので、kindleで購入してしまった。 大学時代の写真部のサークルで、六人だけの女子の中で自分だけ結婚式に招待されていないことが分かった主人公の物語。あれこれ考えるが納得のいく答えは分からない。そうこうするうちに招待してくれなかった友人と、自分の夫がひそかに連絡を取り合っていることを知ってしまう。裏切られたと思った主人公は他の友人に何も知らせぬまま、招待されていない結婚式に向かうのである。 彼女の周囲はおめでたいムード一色。お祝いメッセージを準備したり、色紙をシールで飾ったり。みんなは主人公が招待されていないなんて露ほども思わず、当日の集合場所を連絡したり手書きのメッセージを急かしたりしている。すべてを欺いて結婚式に乗り込む主人公の心境は薄氷を履むが如し、まるで一級のスパイ小説なのだ。 そして、自分だけがこの幸福の外側に締め出されているというみじめさ。冒頭から事情が分かる結末まで、主人公はずっと願っていただろう。夢であってほしいと。 このいたたまれなさがすごくリアルである分、最後に理由が分かった時は本当に安堵した。周りの友人たちが何も知らないままかける言葉が、何も分かっていないだけに綺麗で優しくてたまらなかった。 他には、『帰らない理由』『答えない子ども』『願わない少女』『正しくない言葉』が収録されている。 それぞれ独立した短編だが、ゆるくつながっていて、気づいた時になるほどと思う。 タイトルの意味は全部読んでもあまりピンとこなかった。人生の印象的な場面で気持ちを共有した相手のことを『今だけのあの子』と評したのかな。

    1
    投稿日: 2025.09.24
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    少し想像していたものとは違っていたが、解説を読んでいろいろ腑に落ちた。 それぞれの物語の友情が今後どうなるか分からないけれど、もしこの先は離れてしまったとしても、この時過ごした時間に嘘はないはず。 私自身、昔からの友人はほとんどご縁が途切れてしまって、自分の友人との関わり方が良くなかったのかなぁと少し自分を責めていた。 けれどもそうとは限らないのかなと思えた。あの時、仲良かった“あの子“たちは、“今だけ“だったのかもしれないけれど、大切な人だし、色んなものを与えてくれた。きっと私も“あの子“にとって、そんな存在だったはず。 私が時々、何してるのかなと思い出すように、“あの子“たちも、ふと思い出す瞬間があるのかもしれない。それだけで十分。

    26
    投稿日: 2025.09.24
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    本当に全部おもしろかった… 最後の解説読んでやっとそれぞれの繋がりに気付いて更に驚愕。。芦沢央さんの全作品読みたい気持ち

    4
    投稿日: 2025.09.16
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    帯か期待を持たせるものだったのと、悪いものが来ませんようにの作者さんなのでドキドキを求めてたら意外とそうでもなかった。‥はずなのに、最後の解説まで読んでそういうことだったのかと、評価0.5位上がりました。解説まで読むのおすすめです。

    10
    投稿日: 2025.09.15
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    女性の友情をテーマにした短編集。 話がつながっていることに解説を読んで気付きました...! 共感できる点もありつつ最後は感動や気付かされることがたくさんあった。

    1
    投稿日: 2025.09.03
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    短編5作のミステリー物語! リズムよく読めて、それぞれの話がつながってるのも とっても面白かったꉂꉂ

    3
    投稿日: 2025.08.24
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    帯の全編、衝撃展開に惹かれて読んだが、特に衝撃も無く淡々と女の怖さ(?)の話だった。 小説自体は面白かった!

    8
    投稿日: 2025.08.18
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    芦沢さんの作品初読書 帯通り展開が読めなくて面白かった だけど、暗すぎず報われているお話たちで なんだかほのぼの 帰らない理由のシリーズが好きだった 5作短編集なのでサクサク読めるのでおすすめです

    6
    投稿日: 2025.08.17
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    なんか期待していたのと違った。 それぞれ女性の日常を切り取ってみている感じがしたけど、どろどろ感はなく普通かな…。 はじめの『届かない招待状』が一番が面白かったけど、自分の父親について本気で知りたいなら何で戸籍謄本とったりしないんだろう? どれも咄嗟の判断が被害者思考、もっと客観的に広く見れないのかなと女性の面倒くささがヒシヒシと感じた。皆、感情的すぎる。

    12
    投稿日: 2025.08.14
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    あなたは、結婚式に招待されたことがあるでしょうか? 家族、親戚、そして友人…。人にもよると思いますが、誰にも何かしらの繋がりのある人の結婚式に呼ばれるという経験があると思います。そんな場では、『結婚おめでとう』という数多の人からの言葉に満たされた『メッセージアルバム』も定番だと思います。 しかし、『席数にも限りがある』という状況、さらには『新郎側の招待客数とのバランスも考えなければならない』という状況下にあっては『呼びたい人を全員呼ぶわけにはいかない』といったことはあり得ることです。とは言え、半年前に『友人代表としてスピーチ』を依頼したほどの関係性のある相手からまさか『招待状』が届かない、そんな状況に遭遇したらあなたにはどのような思いが去来するでしょうか? さてここに、『六人しかいないグループの中で』一人だけ『結婚式の招待状』が届かなかった女性に光を当てる物語があります。そんな物語を含めた5つの短編が収録されたこの作品。与えられた前提条件にドキッとさせられるこの作品。そしてそれは、そんな物語の中に5つの”女の友情”を見る物語です。 『結婚おめでとう、と書き込む指が小さく震えた』と『お祝いのメッセージを書く』のは主人公の川崎恵。『メッセージアルバム作りはサークルの同期だった女子の中で結婚する子が現れるたびに行われる定番のイベント』であり、『初めてではない』という恵ですが、『どうして私はこんなところにいるのだろう。私はこれから何をしようとしているのだろう』と『パーティードレス』を着て『美容院に行って髪まで整えてきた自分』を『ひどく滑稽に思』います。『だって、私は、彩音から招待状をもらっていない。自分が呼ばれてもいない式に出て、しようとしていることを考えるだけで、内臓が下に引っ張られるように重くなる』恵。そんな恵は『再来週の日曜日はついに彩音の結婚式だね!十時半に松本駅前のメルシーで待ち合わせでいいかな?』と玲奈から『メールを受け取った』『先々週の金曜日』のことを振り返ります。『再来週の日曜日、彩音、結婚式』という『小さな画面の中で揺れる文字』が意味するところを理解するまでに数秒を要した恵。『どういうこと』、『初めにしたのは、強張った親指を動かして送信先を確かめること』でした。『西川萌香、島本友里子、飯島恭子、川崎恵』と『並んだ名前に息が詰まる』恵。『招待客を決める際、彩音が最初に名前を書き出すだろう予想通りのメンバー』の名前がそこにありました。『私のときも、萌香のときも友里子のときも、同じメンツが顔を合わせてきた。だからこそ玲奈もまず私たちにメールを送ったのだろう』と思う恵は、『まさかその中に招待されていない子がいるなんて、少しも考え』なかったのだと思います。『引っ越し前の住所に送ってしまったのかもしれない』、『郵便事故』等考えを巡らすも『ありえない。招待状を送ったのに返事がなければ、普通はメールや電話で確認するはずだ。第一、いきなり招待状を送りつけたりするだろうか?』と思い至る恵は、『どうして、私だけ』と思います。『呼びたい人を全員呼ぶわけにはいかないことくらい、私にもわかる…だけど、どうしてそれが私なのか』と思う恵は、『半年前』『自分の結婚式で彩音に友人代表としてのスピーチを頼んだ』ことを思い出します。『自分が友人代表としてスピーチを頼まれるものと思っていたわけではない。けれどそれでも、まさか呼ばれることすらないなんて思いもしなかった』という恵。『同じサークル、同じ学年、同じ女子 ー たった六人しかいないグループの中で、なぜ彩音はさらに選別したりしたのか』と思う恵ですが、一方で『実のところ、再来週の日曜日には既に予定が入って』いました。百何十年かぶりに日本で金環日食が見られるタイミングらしく夫の拓磨がわざわざ有給を取ってまで軌道的に見やすい場所であるという東京のホテルを押さえてき』ていました。『夫が自分からイベントを企画するなんて珍しいから驚いたけれど、もちろん嬉しくもあった』という恵は、『どうせ招待されていても行けなかったかもしれない』と思いもするも結局は『何か、私だけは結婚式に呼びたくないと思うようなことをしてしまったんだろうか』と考えてしまいます。そんな時、ふと『三カ月前』に彩音と交わした会話が思い浮かびます。『ねえ、恵は身内が犯罪者だったとしたらどうする?』と『加害者家族の苦悩を扱った映画の感想から派生した』問いかけをしてきた彩音。それに、『んー、犯罪の種類にもよるかなあ』と返す恵に『業務上過失致死。わざとじゃないけど車で子どもを撥ねて殺しちゃった、とか』と訊く彩音の言葉に『微妙な違和感を覚え』る恵は『まあ、本人にとってもすごくつらいことだと思うから責められないよね。それで縁を切ろうとは思わないけど、たとえば自分に子どもができたとしたらその子には言えないかも』、『経緯がどうであれ、やっぱり親が人を死なせてしまったって事実は正直かなりショックだと思うから』と答えます。しかし、『そこまで言ったところで、彩音の表情が強張っているのに気づいた』恵は、『もしかしたら彩音の家族には実際にそうした罪を犯してしまった人がいるのかもしれないと思い至』ります。『謝らなければ、と思った』恵ですが、『彩音が話題を変え』てしまい、『話を戻すことができなかった』恵。そんな恵が抱いた思いの一方で呼ばれていない式の開始が近づいてきます…という最初の短編〈届かない招待状〉。『どうして、私だけ』という恵の思いの先にまさかの”どんでん返し”が待つこの短編集らしい好編でした。 “進学、就職、結婚、出産、女性はライフステージが変わることでつき合う相手も変わる。「あの子は私の友達?」心の裡にふと芽生えた嫉妬や違和感が積み重なり友情は不信感へと形を変えた。めんどうで愛すべき女の友情に潜む秘密が明かされたとき、驚くべき真相と人間の素顔が浮かび上がる傑作ミステリ短篇集全5篇”と内容紹介にうたわれるこの作品。一見繋がりがないようで実は濃い繋がりを持つ5つの短編が連作短編を構成しています。 そんな5つの短編は内容紹介にある通り”女の友情”を一つの共通テーマとして描いていきます。その一方で物語の構成としては、”どんでん返し”が待つ結末という点もこの作品の大きな特徴だと思います。世の中に”どんでん返し”系の小説は数多あります。それはそれだけ需要があることを意味してもいると思います。私が読んできた作品にもそれなりに”どんでん返し”を見せてくれる作品があります。それらは3つに分類できるように思います。  ① 最後の最後に一気に”どんでん返し”を見せてくれるもの    → 例: 湊かなえさん「リバース」、乾くるみさん「イニシエーション・ラブ」、桜井美奈さん「殺した夫が帰ってきました」  ② 主に二つの短編で構成され、後半の短編で世界が反転、”どんでん返し”を見せてくれるもの    → 例: 加納朋子さん「いつかの岸辺に跳ねていく」、同「スペース」、千早茜さん「眠りの庭」  ③ 小気味よい”どんでん返し”を短編集で次々に見せてくれるもの    → 例: 永井するみさん「秘密は日記に隠すもの」、大崎梢さん「忘れ物が届きます」、加納朋子さん「掌の中の小鳥」 長編の”どんでん返し”は、仕掛けが大掛かりな分読むのに時間がかかりますが、ひっくり返された満足感は大きいものがあります。一方で、短編の”どんでん返し”は、小気味良さが身上であり、これはこれでやみつきになりそうな魅力があります。ここで取り上げる芦沢央さんの作品は”③”に当たります。そして、この作品で大きいのは、その”どんでん返し”によって、どちらかというとイヤミス系?とも言えるどす黒い物語が極めて爽やかな読後感の結末を迎えるところです。上記で冒頭に触れた〈届かない招待状〉の物語も、親友からまさか『結婚式の招待状』が届かないという状況に思い悩む主人公の物語が描かれていきますが、その先には、えええっ!という”どんでん返し”の先に爽やかな読後が待っています。 では、他の短編も見ていきたいと思いますが、上記してきた通り”どんでん返し”な作品が並びます。下手に書くと一気にネタバレしてしまいますので十分注意しながら見ていきたいと思います。どちらかと言うと、上記した”女の友情”に焦点を当てたいと思います。  ・〈帰らない理由〉: 『なんで、なにも答えないのよ』、『どうして帰らないのって訊いてんの』と桐子に詰め寄られ『おまえこそ』と返す『僕』。荒げたやり取りが続く中、『くるみと恋人だったって、本当なの?』、『いつからつき合ってたの』と訊く桐子に『九月三日』と返す『僕』。『二週間前ってこと?』と強張る桐子。『誰からも親友同士だと思われていたくるみと桐子の仲』は『全国中学校卓球大会が終わって二学期が始まった直後、九月二日から』『ぎくしゃくし始め』ました。『部長である桐子の八位入賞を阻んだのは皮肉にもくるみだった』というその理由。そして、『九月七日、車に撥ねられて』『くるみは、死』にました。そんな『くるみの家にやってきた』桐子と『僕』。そんな二人はくるみの母親から彼女が残したという日記の存在を知らされ動揺します。    → “女の友情”: 誰からも親友同士だと思われていた二人。その一方が事故で亡くなった  ・〈答えない子ども〉: 『出た、親バカ』と夫の雅之に言われたのは妻の直香。テレビ番組で子どもの描いた絵が火事で消失して肩を落とす母親を見て以降、娘の恵莉那の描いた絵を写真に収めるようになった直香。そんな直香は三脚を貸したまま返してくれないソウくんママのことを思います。『明日こそ、返してもらわないと』と思う直香。そんな彼女と『アトリエえふ』という絵画教室で知り合った直香は、三脚を返してもらうことを目的に『彼女の家に恵莉那を連れて遊びに行くことに』しました。『ママ友の家に子連れで遊びに行くのは苦手』な直香は『散らかってるけどどうぞ!』と言われる中にソウくんの家にお邪魔します。『エリナちゃんはやくはやく!』『あっちであそぼうぜ』と言うソウくん。しかし『エリナちゃん、おえかきはじめちゃった』とつまらなそうに戻ってきたソウくん…。    → “女の友情”: ママ友  ・〈願わない少女〉: 『ちょっと、奈央、冗談きついって』と扉の向こうから聞こえてくる悠子の声を聞いて『悠子は、私が本当に閉じ込めたりすると思ってるんだ』と思うのは奈央。『ねえ、悠子』と語り始めた奈央は『このまま、冬休み明けまで誰も来なかったらどうなるのかな』と『囁くように呼びかけ』ます。『餓死なんて、すぐにはしないじゃない?…飲むものも食べるものもなくて…なのにトイレにだって行きたくなる…』と語る奈央に『お願い、奈央。早く開けて』と『怒りと切迫感が混じる』悠子の声を聞いて『私は取り返しがつかないことをしてしまったんじゃないか』と思う奈央は『ごめんごめん、冗談…』と言えば『表面上はなかったことにしてくれるかもしれない。だけどもう、悠子が私を心から信用してくれることは、きっとない』と思う奈央は『扉から離れ』ていきます。    → “女の友情”: 中高一貫校の友だち  三つの短編をご紹介しましたが、それぞれの主人公が置かれたシチュエーションは全く異なります。ママ友あり、中高一貫校の友だちあり、そして亡くなってしまった親友の部屋にやってきた女性というように設定された場面はさまざまです。そんな三つの短編はほんの冒頭だけを記したにも関わらず、亡くなった親友の部屋で元カレと名乗る男性と険悪なシーンが描かれる〈帰らない理由〉。三脚を返してくれないという保育園のママともの家に事実上乗り込んでいく女性が描かれる〈答えない子ども〉。そして、主人公となる女性が、自らの友だちを扉の向こうに閉じ込めた緊迫した状況が描かれる〈願わない少女〉と、短編タイトルからして、なんとも不穏な空気感漂う物語ばかりです。その空気感は”イヤミス”といっても良いものです。しかし、そんな物語は結末に近づくにあたって一気に大転換の様相を見せます。その詳細をここで明かすわけにはいきませんが、まさかという裏事情がそこに隠されていたことが明かされていきます。慎重に読んでいたつもりなのに騙されていたことに読者が気づくことになる結末。しかし、その読後感の良さに、騙された悔しさが吹き飛んでしまう極めて前向きな”どんでん返し”が待っていることも共通します。また、上記した通り、これら5つの短編が繋がっていくことにも気づきます。それは、読んでいて、アレ?と気づく瞬間がそこかしこに訪れます。その繋がりを意識して読み進めれば読み進めるほどに物語の奥行きは深くなっていきます。そして、すべての関係性が明らかになる読後にはもう一度読み返してみたくもなります。”その友情、いつまで?「女の友情」に隠された5つの秘密”と内容紹介に大書されたこの作品。そこには、作者の芦沢央さんが描く、女性同士の心の機微を丁寧に描く物語の姿がありました。  『だって、私は、彩音から招待状をもらっていない。自分が呼ばれてもいない式に出て、しようとしていることを考えるだけで、内臓が下に引っ張られるように重くなった』。 そんな衝撃的な前提設定から始まる〈届かない招待状〉など5つの短編が収録されたこの作品。そこには、読者まで思わず憂慮してしまうような不安定な状況から始まる物語の姿がありました。さまざまなシチュエーションの物語が読めるこの作品。そんな物語が強固な繋がりを見せるこの作品。 “どんでん返し”の先に待つ5つの読後感の良い物語をサクッと味わえる、そんな作品でした。

    278
    投稿日: 2025.07.09
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    2024/11/4 読了 短編小説だけど、女友達は時と場合によっては、変わっていく。 合う合わないはあるけど、ライフステージで変わっていく友人もいいと思った。

    0
    投稿日: 2025.07.03
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    めちゃくちゃ良かった 『女の友情』ってドロドロしてそう… と思っている人に読んでほしい 私も思っている人です(笑) 女性の友情が長続きしないのは、結婚とか出産とか大きく環境が変わって、出会う人が変わって、何となく疎遠になっていくからだと うん 確かに私も結婚して出産したら夜遊び友達とは全く音信不通になってしまった。もうどこで何をしているかもわからない。連絡先もわからない。 当時は『我等友情永久不滅也』をガチでやっていたのに…(笑) でも楽しかった思い出とかあの時の友情はずっと忘れないだろうなぁ。 本当いろいろあったなぁ。 正に今だけのあの子だったわ。 読む前と後でタイトルのイメージがガラッと変わりました!

    30
    投稿日: 2025.06.30
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    短編集ながら、それぞれの物語が少しずつリンクしており、読み進めるほどに全体像が見えてくる構成が面白かった。 世代を超えて描かれる女性たちの繊細な心情から、芦沢央さんの観察眼と描写の巧みさが伝わってくる。 ドロドロした女性同士の人間関係を描いた作品かと思いきや、実際には互いを思いやり、気を配る温かな友情の物語だった。登場する男性たちも脇役ながら印象深く、物語に深みを与えている。読後に静かに余韻が残る一冊。

    26
    投稿日: 2025.06.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「正しくない言葉」の中の言葉がとっても素敵で これからも大切にしたい言葉として刻まれました。 『これこそが、これから自分が子どもたちにしてあげられる一番のことなのかもしれない。 歳をとることはそれほど悪いことではないと伝え続ける―大丈夫、いくつになっても楽しいことはたくさんあるし、つらいこともいつかはちゃんと過去になってきっと楽になる日が来る。 そう身をもって示すことこそが、自分が子どもたちにあげられる最後のプレゼントなのかもしれない、と。』 まだそれほど長くは生きていないけれども、 今のところ、これは真理だなあと実感する。 ずっと子どもでいられることが良い訳でもなく、ずっと大人でいることが良い訳でもなく、今この瞬間がいちばんしあわせ。 私もいつか子どもが大きくなったときに 自信をもってこの素敵な言葉を伝えたいです!

    2
    投稿日: 2025.05.24
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    今だけのあの子 確かに女性はライフステージで付き合う相手が変わってしまう 学生、就職、結婚、出産、老後 5つのステージでいつも必死に生きています 正解、不正解あります 全て先に進んでいく物語です

    1
    投稿日: 2025.05.05
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    女にだってきれいな友情はあるんです!!ってゆって書いたのがこれなら、ほんとに女には友情ないんだな…って思っちゃうよ………??

    0
    投稿日: 2025.04.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全部悪くはないけど、特別感動もしなかったかも。2話目の男はあまりにも謎。 以下、自分用の備忘録 親友から自分だけ結婚式の招待状が届かない事件の優しい真相(なんと同じ父親)の話。 事故で亡くなった女の子と直前に微妙な関係になってた親友と、亡くなった女の子の幼馴染の偽物彼氏の話 神経質なお母さんと大雑把で愉快なお母さん(大好き)とその子供達の話 漫画家になる夢を追う子と仲良くなるために漫画家を目指す女の子の話 そして夫に先立たれ老人ホームで暮らす女性が同じく独り身になった女性とその義理の娘の揉め事を解決する話

    0
    投稿日: 2025.03.16
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    女の友情を書く短編集 しかし各タイトルから見るにどれもこれも不穏な感じが…… でしたが何と嬉しい裏切られ方 なかなか良いお話しばかりでホッとしたと言うか面白かったです 読んでよかった一冊です

    0
    投稿日: 2025.02.15
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    泣きそうになった。心があったまった(温まった)。それどころか、人の心の弱さや鋭さを現しつつ、いつもはどこか悲しい結末に繋げがちな作者が優しい蝋燭の火を、決して強くはない、けれどゆらゆらと確かに燃えている焔を、心と心に灯してくれるかんじ----。 この作品が何回も読み直したい。

    0
    投稿日: 2024.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女同士の友情のリアルさが凄まじい。 女ってホント結婚妊娠出産で友達関係変わる(場合もある)もんなぁ、、 でも、結婚式の話についてはさすがに招待しないのはどうなの、、?と思ったけど 当事者じゃないからこんな事言えるだけなのかな、、 最後のおばあちゃんの話は、読んでいるうちに涙がでました。 色々あることもあるけど、やっぱり友情は最高です!

    0
    投稿日: 2024.09.21
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    何となく推理小説ぽい雰囲気はあるものの、実際には謎解きできるようなものではなく、どれも最後まで読めば関係性が分かってスッキリするというような展開が書かれている。 母娘、親友同士などの間の微妙な関係が描かれており、先が気になってどんどん読めた。 「答えない子ども」はさすがに子どもがかわいそうすぎたし、あまりにも自己中な母親に腹が立った。 それ以外の4編は、あぁ何となく分かるなあという感じ。 微妙な関係性や上手く表せない心のモヤモヤのようなものに共感できた。

    0
    投稿日: 2024.07.12
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    大学からの友達5人組のうち、特に親友だと思っていた彩音からの結婚の招待状が、恵にだけ届かなかった。彩音の心証を害した心当たりがまったくなく、一体何が原因なのか。 誰かの行動がおかしいと感じ、その原因を探る短編5篇。「創元推理文庫」ジャンルなので、どうしても推理に寄せる作品になるのだろう。 ただ、表紙が純文学か青春小説のようなデザインに、創元推理文庫という相反するジャンルでの作品であり、1作目が結婚の招待状が届かないという、日常のような話からスタートするので、どうにも落ち着きを感じない作品群だ。 また、最初の作品と、まあまあ印象の悪くない最後の1本では、固有名詞が飛び交い、家族や友達の関係がわかりにくいため、納得する前に終わってしまった感じが強い。 肝心のミステリ要素に関しては、1本目は詰め込みすぎでぼやけまくり、2本目以降の他の作品も読者には絶対に解りようがないなど、推理の余地を残さない作品になっているのがよろしくない。 全作品とも純文学っぽい終わり方になっており、終わりの2行だけ決めて書き始め、途中のミステリ要素をでっち上げたのではないかという話なので、読んでいて作者の苦悩とストレスばかり感じる1冊だった。 ところで、収録5作品とも『〇〇ない〇〇』なのに、なんでこんな本のタイトルにしたんだろ? 『今だけのあの子』と角田光代や柚木麻子に憧れて付けたのはわからなくはないが、そこは小篇タイトルをちゃんと考慮するべきかと。

    1
    投稿日: 2024.07.10
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    女性同士の友情が孕むの危うさ、儚さ、秘める嫉妬。同時に存在する信頼、情。ここまで共感させてくる小説はなかなかない。

    0
    投稿日: 2024.07.03
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    芦沢央さんの読み残し作品制覇中 これはデビュー3作目の単行本 ちょっと古め あの時の女の友情は、確かなものだったのかしら、ね、っと考えさせられる短編5編 「届かない招待状」 これはかなり好き 大学時代の友人グループの結婚式 私にだけ、招待状が届かない それを言い出せないまま友人からと結婚式場まで来てしまう 切ない伏線の挿入も見事だし、ラストに明らかになる招待されない理由と優しいご主人が感動的 「帰らない理由」 私はこの作品初読ですけど、私と同じような約束を中学生でしているとは 中学生女子達の友情 突然の事故で亡くなった友人宅へ訪れた、女友達と 亡くなった中学生の彼 それぞれの思惑が入り乱れる 友人は、突然死んだ時お互いに 家族に見られたくない同人誌を片付ける約束をしていた それ重要 「答えない子供」 幼稚園のママ友 きちんと躾けたい神経質な女の子ママ 大雑把な男の子ママ 女の子の絵が無くなってしまったことからママ友同士のトラブルに どちらのママにも良いところはある 仲が深まるラストが良い 「願わない少女」 ちょっと難しい 2回読んで納得 漫画家を目指す中学生女子の友情 友情の独占欲と 亀裂 ここで出てくる「プロメテウスの鎖」は 「帰らない理由」で読まれている 「正しくない言葉」 老人ホームの隣人の友人 同世代だから行動が理解できる お嫁さんの誤解を解く手助け 活動的なおばあさんは良いと思うのです

    81
    投稿日: 2024.06.25
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    届かない招待状 親友だと思っていた新婦から、グループの仲間で自分にだけ招待状が届かなかった。 さらに夫の携帯に彼女からのメールが届いてるのを見つけ、黒い気持ちが湧いてくる。 帰らない理由 交通事故で突然亡くなった幼馴染。 彼女の家にお悔やみに行くと、クラスメートの桐子がいて・・・ 答えない子ども 娘の恵莉那は絵が上手だ。 恵莉那の描いた絵は写真にして残しておくのだが、同じアトリエに通っているソウくんママに三脚を貸して、それが戻ってこない。 願わない少女 クラスで親友になった子は漫画家を目指していた。 彼女に好かれたくて自分も漫画が好きなふりをした。 正しくない言葉 老後のためにと夫が契約した有料老人ホームだったが、夫は亡くなってしまった。 でも隣人の孝子さんとは親しく付き合えた。 孝子さんのところには息子夫婦がよく訪ねてくるが、気が利くお嫁さんだ。 ある日、そのお嫁さんが息子さんと話しているのを聞いてしまった。 孝子さんが自分の手土産を捨ててしまっていると言う。 ちょっとした行き違いが生み出す嫉妬や不信感。

    3
    投稿日: 2024.06.25
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    謎解き短編集でした。 人の心理が上手く書かれていて面白かったです。 大人が主人公になっている物語は最後にはほっとする結末になっているのに何故か子供が主人公の物語は後味が悪い結末で、こんな年頃の子がそんな風に考えるならちょっと怖いな…と。 子供だからこそなのかも知れませんが、なんだか嫌な感じが残ってしまいました。

    22
    投稿日: 2024.06.18
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    イヤミスかと思いきや 最後はなんだかじんわり来て好きな作品でした。 届かない招待状の冒頭読んだらイヤミスかと思うのに こういう展開か〜!! となりながら各作品読み進めました。 各短編が少し繋がりがあるのも良かった。

    24
    投稿日: 2024.06.07
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    2024.04.10 水面下で行われるドロドロとした女の友情関係かと思いきや、最後はじんわりと心温かくなるストーリーで別の意味で騙された。 イヤミスが好きで色々読んで来たが、こういうイヤミスに見せかけたほっこりストーリーも悪くないなと思った。

    1
    投稿日: 2024.04.23
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    初読みの作者さん。こちらもフォローしている方のレビューに惹かれて読んでみた。 様々な年代・立場の女性たちの「友情」をテーマにした5つのお話。 だけども、残念、私にはほとんどピンと来なかった。 ■届かない招待状 親友の彩音から、その結婚式の招待状が届かない恵。 恵がああした行動を取ったので佳い話風になったが、そうでなければこの後ふたりの間はどうなったんだろうと思う。 ■帰らない理由 亡き同級生の遺した日記を挟んで対峙する、その元カレと元親友。 二人のにらみ合いよりも、亡くなった子の母親の奇矯さのほうが気になる。 ■答えない子ども 娘が描いた絵を一つひとつ写真に撮って残そうとする夏香と大雑把なソウくんママとのお付き合い。 夏香の育児がイタくてちょっとイラつく。まあ、育児を配偶者におんぶに抱っこだった私が言うことじゃないけれど。 ■願わない少女 漫画家になるという同じ夢でつながっていたはずの奈央と悠子。 気づけば「私も」と言い返してしまい後ろめたい気持ちで漫画を描き続けるのがどうだかなと思う。 ■正しくない言葉 老人ホームの隣人とお嫁さんとの気になるトラブル。 去年、母をこのような施設に入れたところだし、感覚的にも昭和だし、この話だけは分かり易かった。 いい歳のとり方をしたいもんだ。物語とは関係ないが、やはり、エンディングノートは必要だと思った。

    59
    投稿日: 2024.03.31
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    ドロドロした女の人間関係を描いた小説かと思いきや…!!! 読み終わってほっとしながらも心温まる小説。 結婚式に呼ばれなかったのも、子供のことを思いやれない母親だと思っていたのも、嫌われていると思っていたのも、 本当はその裏に優しい理由があるのかもしれない。 そう思うと、少しだけ人と関わる勇気が湧いてきます。

    0
    投稿日: 2024.03.27
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    自分自身の胸の奥深くにある、勝手な思い込みや悪意を晒されたような感覚。嫌だ怖いと思いながらも読んでしまう、さすがの1冊。それでも他の作品と比べてまだ救いがあるように感じました。

    3
    投稿日: 2024.03.24
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    以前読んだ時よりも自分が大人になって、身に染みる話が多かった。 女だからこそ、人生のライフステージが変わっていくと、友人関係も変化していく。 最近そのことに悩んでいたからこそ、また読みたくなって読んでみました。 物事にはいろんな見え方があるんだよなぁってことを再認識させてくれるお話でした。

    3
    投稿日: 2024.02.18
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    心がざわり。これは悪意か、それとも。 読み進めると救いがある。 人の心の温かさに、生きづらい世の中ながら希望が見える。 各章のささやかなリンクにハッとさせられつつ、須山くん、いい男性に成長したなとほろり。

    5
    投稿日: 2024.02.13
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    誰がための言葉 誰がための行動 それが分かると、世界が一気に変わる。 読んでいる間中、胸がチリチリするのは、きっと、わたしの中にもある、目を背けたくなるような薄暗い感情が、明るみに出されてしまったような気がするからかも。 違う、自分はこんなんじゃない 嫌だなイヤだないやだな そう思いながらページをめくり、ある時に世界が反転する。 見えなかったものが、見えてくる。 いろいろ考えて生きているのは自分だけではなくて、いろんな人がいろんなことを思いながら生きている。 そんな当たり前のことを突きつけられる。 あとね、これ、解説が秀逸すぎる。 こんなに「解説」として機能する解説もないだろうなぁと思うくらい解説が良い。 なるほどなぁなんて思って、読後の満足感がさらにあがるなんて、本当にすごい 笑

    1
    投稿日: 2024.01.24
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    ミステリーと謳われていたので、不穏な結末が想像されたが、むしろそれは物語の中盤で起きていて、最後は晴れやかに終わるものだった。裏切りとはこのことか、と。 自分が知っている情報のみでは、よくない想像をしてしまったり、相手を疑ってかかってしまうが、外からやってくる自分が見た真実は、予想していたものと違う。そんな裏切りの感覚は、生きていれば誰もが一度は味わう。だからこそ、疑いを持つ気持ちも、真実を知って移り変わる気持ちもよくわかる。登場人物と同じ時の流れで、気持ちの変化を味わうことができる作品だと思った。

    1
    投稿日: 2024.01.13
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    芦沢央さんは初読みの作家さん。 『今だけのあの子』 紹介文を読んだ限りでは、女性ならではのドロドロと陰湿なイヤミス系の作品だと思ったが、良い意味で裏切られた。5編の短編全てが読者のネガティブな先入観を見事にひっくり返してくれる作品だった。また、短編同士が緩く繋がっているのも面白い。時系列が逆転するパターンもあったが、慎重に丁寧に読み進めると、点と点が繋がる中で新たな発見があったり、違う角度で登場人物を捉えられるので深みを増して良かった。 以下、目次より短編タイトル抜粋 「届かない招待状」 「帰らない理由」 「答えない子ども」 「願わない少女」 「正しくない言葉」 まぁ見事に「ないないづくし」のタイトル笑 これがまた内容にピッタリ合っているのだから抜群のセンスだ。特に「正しくない言葉」は世代間ギャップを見事に使ったミステリー。これを作者がその若さで描かれたというのに驚いた。 ゾクゾクしたりヒリヒリする心理描写の先に見えてくる女の友情・・・ 「男の友情」と違い、結婚や出産といった人生の転機で変化しやすい「女の友情」を描いた本作だが、その一瞬一瞬で確かに築かれた関係性だからこそ、儚くも美しい。 幾多の出会いと別れを繰り返し、その時々で育まれた友情がその人となりを形成していくのだから「女の友情」も捨てたもんじゃないなぁと、本作を通じてしみじみ感じた。

    21
    投稿日: 2024.01.05
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    女の友情からなる短編ミステリー(?)5編。 中でも、「願わない少女」がめっっちゃ好き。繊細な心理描写とストーリーが最高。久しぶりに、面白い話しに出会えたー! どれも最初はドロドロだけど結末はほっこりするような感じ。5編が緩く繋がっててそれぞれの人生が見れておもしろい。 「今だけの友情」 もう関わりはない友達でもあのときの友情が少なからず今の自分に影響し、成長させてくれた。

    0
    投稿日: 2023.12.05
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    長年の友との関係性に悩んだ時に読みたい作品。 ライフステージが変わるとどうしても疎遠になっていき、その理由に少しでも妬みや嫉妬がついてしまうと罪悪感で連絡を取ることも億劫になってしまう。 "女の友情"と聞くとドロドロして暗い話かと思ったが、自分の勝手な先入観だった事を気付かされた。 別の作品だが、長年の友の幸せを心から祝福できないことに対し『神様でもあるまいし少しでも祝う気があれば十分。良いことがあったのは自分ではなく、友達なんだから』という言葉にすごく励まされた。 一生懸命に友達でいる必要はない、その時々で楽しめる人を友と呼んでもいい、胸のシコリが取れるような優しい気持ちになれた作品だった。

    4
    投稿日: 2023.11.22
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    女の友情?共依存?嫉妬?憧れ? 複雑な感情が自問自答されながら背景や関係とともに明らかになっていく過程がミステリーテイスト。 短編の関係性は薄い?

    0
    投稿日: 2023.11.17
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    意外すぎる展開に涙が出そうだった。 確かにこれは予想できない。 作者に対する先入観と“女の友情”というテーマによって、見事に誤認してしまった。 なんと言っても構成が素晴らしく、あの冒頭からこんな結末になるなんて誰が想像できるだろう。 何気なく手に取った短編集が面白いとホント嬉しい。

    4
    投稿日: 2023.11.14
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    女性の友情について描かれた本。今だけの友情ってもちろんあると思うけど、それがあったからこそ今がある。一瞬だとしても無駄な友情なんてなくて、何歳になっても友情は生まれる、と思った

    0
    投稿日: 2023.11.12
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    表紙のイラストに惹かれて購入。今だけの「女の友情」にスポットを当てたミステリ短篇小説。 全然気付いてなかったけど、うっすらと繋がりがあって後から見て鳥肌。 大人になって、変わっていく友情の形を実感している今の私に刺さる。ずっと変わらずには難しいかもしれないが、最後には、「その今だけの関係の積み重ねのおかげで、今の自分がある」とポジティブに捉えられる。 最後の「正しくない言葉は」いつかやって来るであろう自分の姿と重ねて、想像しただけで胸がチクっとするけど、希望もある話だった。

    0
    投稿日: 2023.11.10
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    6月の合同サイン会で芦沢さんにサインを頂いていた1冊が何故か読み忘れて放置されていたのに気づいて読んだ。 芦沢さんの3作めにして初の短編集らしい。芦沢さんのことなのでなにか仕掛けがあるだろうとは思っていたが,最後に解説を読むまでほとんど気づいていなかった。ミステリを愛読している割にはなんとぼんやり読んでいたのだろうと情けない。しかし紙の文庫本なので解説がついているのは有り難い。しかもこの解説が簡潔にして秀逸。流石にネタバレになるようなところまでは書かれていないが,私が自分用にあらすじをまとめてメモしておくより見事にまとまっているので,後で内容を忘れてしまったときには,こちらに頼ることにしよう。 しかし収録された5作品が全て女性同士の友情についてのことだということにも気づいていなかったことには愕然とした。 それぞれの作品は短編ながらなかなかに味わい深い。読後感も気分が良い。 「届かない招待状」 女子仲良しグループの一人の結婚式の招待状が一人だけに送られていない理由とは。 「帰らない理由」 交通事故で突然亡くなった女子中学生の家に,2週間前から付き合っていたという男子と親友の女子が偶然同時に訪れる。 「答えない子ども」 絵画教室に通う女子児童が持ち帰ったはずの作品が,途中同じ絵画教室に通う男子児童の家に母親と一緒に立ち寄った後消えてしまう。 「願わない少女」 中学でクラスメートになった漫画家志望の女生徒と友達で遺体がために自分も漫画家志望だととっさに嘘をついてしまった女生徒。 「正しくない言葉」 老人ホームで隣の部屋の老女の息子夫婦がホームの外で,母親のことで言い争いをしているのを偶然聞いてしまった老女。

    1
    投稿日: 2023.10.30
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    “願わない少女”が1番心に残りました。 高校生のときに感じていた、同年代の友達への嫉妬や憧れ、劣等感のようなものを丁寧な文章で描いていて、共感からちょっと胸がちくちくするようなところもありました。 10代のときの“自分が誰かの特別になりたい”という気持ちは多くの人が持つものだと思いますし、その気持ちを素直に感じている奈央に感情移入してしまいました。 奈央と悠子が、自分の好きな道を見つけて堂々と人生を歩んでいってほしいと思います。

    1
    投稿日: 2023.10.13
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    短編集と思いきや登場人物諸々の繋がりがあるので最初から順に読むのをおすすめ。 読む人によっては過去のイタい記憶を突かれるので読みながら悶絶するかもしれないです。それくらい日常にありそうな話であり、どこかで聞いたような話。 自分は人に執着しないタイプなので、登場人物に共感はできないものの、何となくこういう人いるよねと思いながら読みました。 ところどころ登場人物の細かい動作が描かれており、その動作で何となく登場人物の感情が伝わってきました。

    1
    投稿日: 2023.10.11
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    人間のライフステージにおける欺瞞的コミュニケーションと深層心理、そこから垣間見える本音が読める作品。

    0
    投稿日: 2023.10.10
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    女性の友情を描いた五つの短編。芦沢央さんと言えばイヤミス。本作の最初の『届かない招待状』でも、親友と夫の不倫?とドロドロした展開、ところがラストはハッピーエンドに。短編全てにイヤミスの雰囲気はあるんだけど、どんでん返しでハッピーになってます。

    15
    投稿日: 2023.10.10
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    女性の心理に焦点を当てた短篇5集、小学生から老人まで様々な年代の女性心理をロジックとして組み込み、男性では決して成立し得ないストーリーに為っている。   粗筋だけ見るとイヤミスを想起させるが単純な齟齬からの真相が顕れ、軽く明るい終わりを迎える。 とりわけ第五編の老婦の今の若者では中々想像しにくい思考を取り入れた作品は良かった。   一貫したテーマでここまでの短篇を作り上げた作者に拍手!

    0
    投稿日: 2023.08.25
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    著者の短編集を読むのはこれで3冊目。前作まで最後にドシンと恐怖や絶望に突き落とされるイヤミス(最高!大好き!)のイメージがあったけど、今作は良い意味でひっくり返され、読後感がとっても爽やか。温かい気分になるお話たち。「答えない子ども」「願わない少女」が特にすき。

    0
    投稿日: 2023.07.29
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    後味が良い 書き方もやはり上手いし、不穏な出だしなのに後味の良いエンディングなのも良いけれど、「火のないところに煙は」の驚きが強かっただけに、もう少しパンチを求めてしまうところはあった。

    0
    投稿日: 2023.07.22
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    芦沢さんの短編にはハズレがないことを確信した上で読むことにした。 芦沢さんといえばイヤミスのイメージがあるので、どん底に落とされるのかなと思っていたが、真相が分かった瞬間に心が暖かくなり感動してしまった。 こんなタイプのどんでん返し短編集は読んだことない。 読んでよかった、次も楽しみです。 願わない彼女が特に好き。

    4
    投稿日: 2023.07.18
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    短編ですが、繋がりのあるものです。 誤った認識による誤解など、日常にありえる。 言葉足らず、、、はいけませんね。

    1
    投稿日: 2023.07.12
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    著者初読み。 すごく良い出会いをした! 読んでいるうちに、タイトルの意味が わかって、 私も、振り返ると職場や友人関係が 今だけのあの人 ばかりだなと思う。 そのころはすごく一緒に行動するのに、 時の流れに合わせてまた違う対象に変わっていく。 今の仲間も、今だけの仲間なのかなぁ。 それでも本作を読んで、 それが決して悪いことじゃないことが 実感できました。 今だけの人、今までの人、これからの人。 これからもよろしくお願いします。

    61
    投稿日: 2023.05.23
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    女の友情って、どうしてこうもドロドロしたものと思い込んでしまうんだろう。 イヤミスだと思い込んで購入し読み進めたら、なんとも爽やかな読後感。見事に裏切られた…! だけど、こんなにもハッピーエンドに見せておいて『今だけのあの子』なんて突き放したようなタイトルなんだよね。 私たちは"今だけの"付き合いで成り立っている。 進路、結婚、出産、育児。たくさんの節目でたくさんの人と出会い、繋がり、そしていつしか疎遠になる。その繰り返しで年月が過ぎ去っていく。 でも別に、それが悪いことだと言っているわけでもない。 「いくつになっても楽しいことはたくさんあるし、つらいこともいつかはちゃんと過去になってきっと楽になる日が来る」のだから。

    6
    投稿日: 2023.04.15
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    学生時代の友達、ママ友、義母と嫁など様々な関係の女性たちにまつわる5編。 相手のためを思って言わなかった言葉が産んだ誤解、相手を理解していると思い込むが故に気づけなかった真実など、どれもハラハラしながら読み進められた。 【覚え書き】 ・届かない招待状 仲良しグループで1人だけ結婚式に呼ばれなかった… ・帰らない理由 亡くなった親友の部屋から帰らない理由は… ・答えない子ども 絵をなくしたわけを答えようとしない娘 ・願わない少女 友人の好きなことに合わせているうちに… ・正しくない言葉 仲が良かった義母が急に手土産を食べてくれなくなった理由

    2
    投稿日: 2023.04.15
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    女の友情をテーマに、世代や時代の異なる女性たちの関係性に焦点が当たる短編5話 どの話も冒頭では不穏な空気が漂うものの、最終的にさまざまな"誤解"が解けてほっこりさせられる後味の良さが気持ちよかった 文体や話の進み方も読みやすかったので、躓くことなく一気に読めた 各話同士のつながりもあって、"今だけの"あの子が"あの頃の"あの子として登場するのも楽しい 10代の頃はイヤミス好きだったけど、最近はこういう話が好きになってきたなぁと、自分の成長?変化?老い?を感じられる一冊だった

    0
    投稿日: 2023.04.07
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    4番目の作品までは「は?一方的ににどんどん思考がそっちに行く?被害妄想的な感じ?いやでもいくら何でも痛過ぎんか?」という感じだったのに 期待しないまま読んだ最後の『正しくない言葉』でじんわり目頭が熱くなってしまった。 なるほどねぇ^ ^

    0
    投稿日: 2023.03.17
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    芦沢央さんの本を読むのは3冊目で、1冊目と今回の本は、自分だったら、どこで戻れる?どこで気づける?と思わされました。 最初に読んだ「許されようとは思いません」は、読んでいて怖くなりましたが、この短編集は、どれも人の弱さと温かさを感じて、気持ちよく読み終われました。

    1
    投稿日: 2023.03.06
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    短編集 どろどろしたのを想定してたけど、 いつもの感じと一味違う終わり方だった 登場人物が少しずつ繋がっているのは 全然気づかなかった...

    2
    投稿日: 2023.01.21
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    よくありがちな女性同士のドロドロした人間関係を描いている作品かと思いきや、最後の方でどんでん返しがあるのですが、そこに行きつくまでの主人公たちがちょっと陰気過ぎて疲れる。 でも、そこがリアルだなとも思う。 人って相手に対して「きっとこうなんだ。だからこんな事してくるんだ‼︎」って思い込んだら、とことん相手を悪として見てしまうから。 ただ、自分の思い違いだったとしても相手もちょっと言葉足らずなのではー…⁇と思うところもあり、ちょっとスッキリしない。 再読はないかなぁと思う。

    2
    投稿日: 2023.01.19
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    女の友情を描いた5編。深い。読み切れていない。二度読みしてみた。友達は変わっていく。学生、社会人、結婚、子育て、そして、老後、その時々で付き合う友達が変わる。仕方がない、同じ所にはずっといられるわけではない。こんなに人の心を読み切らなくては友情は成り立たないのだろうか。

    2
    投稿日: 2022.12.15
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    イヤミスの逆。 不穏で始まり不穏で終わりそうなのに、温かい真相。 何話か読み進めるにつれて、その流れをわかっているのに、どうやってこのお話を素敵な結末にもっていくのか想像できずに真相に辿り着く。 先が読めなくて、優しくて、素敵な作品でした。

    12
    投稿日: 2022.08.08
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    どんでん返しをお約束にした短編集。どんでん返しって、バッドエンドかと思いきや、よもや…読後感爽やかで面白い本。

    4
    投稿日: 2022.07.30
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    初、芦沢央さん。 イヤミスが得意な作家さんらしいが、 本作の読後感は、穏やか。 著者 初の短編集という。 それぞれ独立した5編だけれど、 何処かで繋がっている。 私の大好きなパターンです! 辻村深月方式?とも違いますけど。 読後、気付かなかった所を再読してさがしたり! 楽しい。 最初の一編 *届かない招待状 一気に読み終わり、なるほどー! このミステリー、面白い。 2〜5編もそれぞれ、良かった。 出てくる女性たち、 読みつつ ちょっと違和感。 やや、デフォルメしているかもしれないが、女性の多くが持っている感情だなぁ。 10代、20代、30代、…70代 それぞれの、女性たちの 「ある、ある」を描いている。

    11
    投稿日: 2022.07.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    各話とも謎めいた始まりで最後には爽やかに謎解きされ終わる作者の力量をあためて感じられる作品。それぞれ少しずつリンクしており、1話ずつの完成度も良いがそのリンクを感じるとまた楽しめる作品。

    1
    投稿日: 2022.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5つの話からなる短編集だったけれど巻末の解説を読んで実は登場人物に繋がりがあったと知り読み返して納得した。 よく出来た構成で短編なのにしみじみと読み返したくなる。 女の友情が世代別で盛り込まれていて最後に老人ホームでの高齢女性の友情がいい形で終わりどこかホッとしてる自分に気づいた。

    1
    投稿日: 2022.06.17
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    いわゆる人が死なない、広義の意味でのミステリーもの。 芦沢さんといえばイヤミスのイメージが強いだけに、本作はちょっとパンチ力不足かなあという感じ。 いちばん面白かったお話は『願わない少女』という作品で、主人公が友人を部室に閉じ込めるシーンから始まるのがよかった。冒頭のヒキがミスリードになっている点も巧い。 ただ、「人が死んだ。犯人はだれか?」みたいに明確な謎が提示されないので、ページをめくりながら「これっていつ面白くなるんだろう」と少し退屈だった。 あと文章もすこし冗長。修飾語がごちゃごちゃ長くて読みにくい箇所がけっこうあった。

    1
    投稿日: 2022.06.16
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    前回芦沢央さんを初めて読んでハマって、悪いものが来ませんようにから、早速二作目。短編集なんだけど5作が繋がってて...まぁ解説読んで気付いたんですけども...笑 イヤミス系かと思いきやの最後は え、なんかいい話。。ってなる(笑)すごいよかった。

    0
    投稿日: 2022.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編の読みやすさと、それぞれのお話である最後のドンデン返しが心地良かった。 特にラストの作品のメッセージであった、歳をとることは決して悲しいことではなく、今が一番幸せと生きることが、子どもたちへの1番のプレゼントだというのが心に沁みた。

    0
    投稿日: 2022.03.04
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    なんとなく感じていたリンクが、文庫本の解説で明かされてすっきり。 女同士ならあるよねという共感と、予想を裏切るラストに度々驚かされる。

    0
    投稿日: 2022.01.25
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    「届かない招待状」、「帰らない理由」、「答えない子ども」、「願わない少女」、「正しくない言葉」の5編。 友達に対して不安になったり、疑ったり、嫌なこと考えたりしている様子がリアル。女の友情。知っている気持ちもあれば知らない気持ちもあったけれど、心の動きはどれもすんなり理解できた。 入りやすくて読みやすい上に、どのお話にも意外な展開や『そうだったのか』という驚きが用意されていて、とても楽しめた。作品同士に繋がりも見いだせて、そこがわかった時に、より物語がふくらんだ感じがした。 途中、主人公の気持ちに引っ張られてモヤモヤしたり落ち着かない気持ちになったりもしたけれど、読後感はどれも悪くない。いいお話ばかりだった。

    2
    投稿日: 2022.01.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5つの短編集なんだけど、微妙につながりがあって面白かった。 ん?と、行ったり来たりしたり、見つけたら、おっ!って感動したり。 まあ、芦沢央だよなって感じ。 4.願わない少女の、最後の方の「…はるこ」が未だによくわかりません…

    3
    投稿日: 2022.01.10
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    女の友情をテーマにした5つのミステリー短編集。 ミステリーですが、思わず涙してしまう話もあります。 私は特に最後の話が好きでした。 この小説を手にした方は最後の解説まで読んでもらいたいです。 なるほど、となりました。

    1
    投稿日: 2021.12.05
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    日常の中で起こった、「なんで?」に至るまでが 妙にリアルで…何処でもありそうな話だし、 その真相が知りたくてもどかしくて あっという間に読んじゃう。 「届かない招待状」については、3年前初めて読んで ああ良い話じゃんと思った気がするんだけど、 今読んでみると、それにしてもやっぱり親友に一言も言わず 式を挙げるって、、、結構なことだよなぁ〜。 なんかもっと違った方法はなかったのかな 個人的に今年は結婚式に招待されることがかなり増えて 色んな人から色んな悩みを聞くこともあり、 色々と身近に考えてしまったなぁ…。

    1
    投稿日: 2021.09.20
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    最終的には心温まる話が多かったもののやはり女性同士の友達付き合いはとても難しそうだなと感じた。自分が1番好きな話は3つ目の「答えない子ども」。どちらの母親も間違ってはいないのに子育ての仕方が多様なだけあってそこで価値観の生まれが生じてしまうものの、結局どちらが間違っているとかはなくそれぞれのやり方で子供に向き合っていてとても心が温まった。

    1
    投稿日: 2021.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読後に爽快感があるうっすらと繋がりが見える5つの短編. 1話: 親友の結婚式に呼ばれていないことを知ると共に,夫との浮気を疑い結婚式に招待状なしで参加.親友の父親が自分の実父で交通死亡事故をきっかけに母親と離婚していた.それでも親友との友情を確認. 2話: 1話の親友の父の交通事故で亡くなった中学生の親友の女の子と幼馴染の男の児の話.亡くなった子と親友の仲が悪くなって...と思っていたものの,当人たちはお互いを理解し合っていた事がわかる. 3話: 心配性で知らず識らずの内に子供に過干渉していた母親の話.2話の男の子がこの母親の夫でホームズ級の推理力を発揮する.母親がママ友とのトラブルを勝手にこじらせるも,ホームズの推理をきっかけにママ友の真実の姿に気付き,ママ友ではなく友人になるという感動者のストーリー. 4話: 2話で亡くなった子がはまっていたBLの作者とその親友の話.この友情はよくわからん. 5話: 2話で亡くなった子の祖母の話.老人ホームで仲良くなった人のトラブルを解決する過程で子供をなくした自分の娘の気持ちに気付くと共に,仲良くなった人と友達になる.

    5
    投稿日: 2021.09.01
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    読みやすいし読後感がとても気持ちよかったです。 色々なストーリーが楽しめて短編の割には深みもありました。 別々の話なのに少しづつ微妙に登場人物が関わっているのもいいですね。

    3
    投稿日: 2021.07.11
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    芦沢作品なのでイヤミスだろうと決めてかかって読んでいましたが、イヤミスではなかった。イヤミスとみせかけて結末は温かい気持ちになれるようなもので、後味は悪くないと思います。 その分インパクトは弱いかなという印象ですが、どの話も好きです。描かれているのは女同士の友情的なものです。『今だけのあの子』というタイトルにあるように友情というものは永遠に続かなかったら偽物かと言うと決してそんなことはなくて、人生の場面場面で出会える何らかの関係って大切なものだなと思う。

    13
    投稿日: 2021.05.09
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    今回もひりつくような心理描写の数々にうならされました。同じグループ内なのに一人だけ、結婚式の招待状が届かなかった女性。自分の子に対し過保護になるあまり、ママ友や子どもの友人を値踏みする女性。親友が別のグループと仲良くなっていく女の子等々。 どこかにありそうな人間関係の微妙なひだが、芦沢央さんの卓越した心理描写で、陰湿ながらも緊張感のはらんだ、読みたくないけど引き込まれる物語に様変わりしていく。芦沢作品を読むたびに、その繊細で仄暗い心理描写に引き付けられてしまいます。 収録作品は5編。一番印象的だったのは「答えない子ども」 語り手である直香の心理描写が繊細かつ毒気が強くて、人間の暗部に嫌気がさしながらも、ついつい引き込まれる。ママ友や子どもの友人を値踏みし、深い仲にはならないよう一線を引きつつも、一方でそのママ友の影響力を冷静に考慮し、決定的な対立を避けるため計算高く立ち振る舞う。 子どものいない男の自分ですらも、直香の心理を理解させ、「ああ、やだやだ」と思いつつもどこか共感させてしまう、圧巻の心理描写でした。そしてストーリーも良かった。直香の子どもの描いた絵をめぐる謎が解けたとき、物語のゆがみは見事に修正され、暖かい気持ちの残る見事な一編。 もう一つ好きな短編は「正しくない言葉」 老人ホームで暮らす澄江は、隣室の孝子の息子の嫁である麻美子が、義母への不満を夫にぶつけている場面を目撃し…… 嫁姑間のリアルは不信の描き方、そして孝子がなぜ麻美子の持参したお土産を食べなかったのか、という謎に対しての人間の心理を描いた見事な解決。 それだけでなく、すでに亡くなった夫や、他の家族に対し複雑な思いを抱いていた澄江がこの事件を通し、その心理がするすると解けていく描写も素晴らしかった。 ミステリの謎が解き明かされるとともに、登場人物たちの今まで気づけなかったことが現れてくる。単なる謎解きやひりつく心理サスペンスではなく、登場人物の自分自身でも気づいていなかったゆがみが、謎が解けるとともに物語に現れる。その構成といい描写といい、本当によくできた短編集でした。

    9
    投稿日: 2021.04.07
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    この人の作品を読むのは「漠の耳たぶ」以来で2作目。 普通の短編集だと思ってたら少しずつ繋がりがあったのね。 ・届かない招待状 心があったかくなる作品。グループで自分だけが結婚式に招待されないとか、想像しただけでぞっとする…きちんと本人に聞けたらいいのに、とは思ったものの、ハッピーエンドでよかった。 ・帰らない理由 最初の方はぞわぞわするような恐怖を感じたけど、途中からくすっと来る展開に。ただくるみのお母さんの不安定な様子がなんとも怖い ・答えない子供 この母親は、そのつもりがなくてもどんどん娘を追い詰めてしまうタイプ。このタイミングでこの事件があってよかった!好きになれないタイプではあるけれども、本人が1番生きづらいだろうな… ・願わない少女 流されまくりで嘘つきで依存心が高くて…この主人公は苦手すぎる。結界オーライではあったみたいだけど、読んでて気分が悪くなった… ・正しくない言葉 ここでくるみのお母さんが出てくるとは!この作品が一番好き。いい年の取り方はたしかにこういうことかも。

    2
    投稿日: 2021.03.26
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    イヤミスだと思って読んだらちょっと違かったけど、これもありだな。と思った。短編集でどれも女の友情がテーマになっている話。後味さっぱり系かも。物語に出てた人物が別の所で居たりするんだけど、そのリンクの仕方も良かったなぁ。

    2
    投稿日: 2021.03.20
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    (データ移行) とても良かった。素晴らしかった。傑作。 他の作品も全て読んでみようと思いました。

    0
    投稿日: 2021.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリ短編集。「届かない招待状」「帰らない理由」「言えない子ども」「願わない少女」「正しくない言葉」の全五篇収録。 話としては「言えない子ども」が一番好き。 ソウくんママみたいな、ガサツに見えて実は周りの人間のことをちゃんと分かっていて、公平でいてくれるママさんってすごく貴重(だからソウくんもすごくいい子なんだな)。 直香もいい友達に会えたと思ったら、夫がまさかの須山。 いい旦那さんに見えるんだけど、また嘘をついて騙しているんじゃないかとハラハラしました。 「願わない少女」は、ぼーっと読んでいたのでミスリードをミスリードと思わず、こういう名前だったんだ・・・で終わってしまいました。 「正しくない言葉」の孝子さん、ロールケーキ、捨てる場所考えようよ・・・。 カビを生やした理由もあまり納得できなかったけど。 どの話も嫌な結末ではなかったので、読後感は良かったです。

    3
    投稿日: 2020.10.27
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    解説で、繋がってるところを教えてくれたから、もっと面白さに気づけた! この一時的な友情をひきずってるじぶん、沁みるなぁ〜(笑) でもそれをひきずるんじゃなくて、前向きに、とらえようとおもう。さみしいけど…がんばる。

    1
    投稿日: 2020.10.13
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    短編集あるあるの、それぞれの短編が微妙にリンクしている感。良き。 ストーリーとしても女の友情や、思春期の独特なやり取りを描いていて面白かった。

    4
    投稿日: 2020.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    *新婦とは一番の親友だと思っていたのに。大学の同じグループの女子で、どうして私だけ結婚式に招かれないの…(「届かない招待状」)。環境が変わると友人関係も変化する。「あの子は私の友達?」心の裡にふと芽生えた嫉妬や違和感が積み重なり、友情は不信感へと変わった。「女の友情」に潜む秘密が明かされたとき、驚くべき真相と人間の素顔が浮かぶ、傑作ミステリ短篇集全五篇* まずは、これは是非文庫版で読むことをお勧めします。なぜなら、大矢博子氏の解説が素晴らしいから。そして、ここで明かされる人物相関解説があるとないでは、物語の奥深さに雲泥の差が出てしまうから。恥ずかしながら、自分では読み込めなかった相互関係が明かされた途端、物語の細部まで鮮明になり、物語の色彩がくるりと反転したくらいです。 内容については、一言で言うなら、逆イヤミス。昏く陰湿な設定から始まり、それが清らかに好転していく様は本当にお見事!爽快な読後感、「今だけのあの子」=「今だけの女の友情」な題名も秀逸です。

    1
    投稿日: 2020.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全話の最後には、どんでん返しによって快感とカタルシスを強化した。OL、中高校生、ママ友、老人ホーム居住者という、バラエティー富んだ年代における「女性の友情」とそこに隠された想いが込められていた。一番興味を持ったのが「届かない招待状」。サークルの同期が結婚するたびに行われるメッセージアルバム作り、しかし自分だけ結婚式招待状が届かない。新婦は自分の過去の父親の事故の延長線上で「呼べなかった」のだ。お互いの想いが諒解した時、友情・同情を遥かに超える信頼関係が構築された。心から「おめでとう」と言えたに違いない。

    8
    投稿日: 2020.07.20
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    5つの話が入っている短編集。 ハラハラするものもあるけど、結末はどれも空気が優しい。 少しだけ言葉が足りないばかりにすれ違ってしまうけれど、相手を大事にしたい気持ちは確かにそこにある、そんな話。 なかなかまとまって読む時間が取れないので1つ読み終わったら時間をあけて次を読んでいったけど、これは一気に読むべきだったなと少し後悔…。 話が少しずつリンクしていて、「あれ…この人って前の話の…?」となったりするので、記憶が新しい内に次々読んだほうがつながりやすい。

    1
    投稿日: 2020.07.19
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    「届かない招待状」「答えない子ども」 がよかった。 全く想像のつかない結末だけど 気分が悪くならないとこがいい。

    2
    投稿日: 2020.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    届かない招待状 親友の結婚式、仲の良いグループで私だけが招待されなかった。自分の夫と浮気をしているのではー?疑惑を抱いたまま結婚式へ何食わぬ顔で出席した恵は、新婦入場時に自分が外された理由を知る。 帰らない理由 交通事故死した同級生宅で対峙する、その恋人とその親友。誰にも知られないうちに持ち去ってしまいたい彼女の私物。 相手が帰るまで粘る二人だが… 答えない子ども 自分とは違う教育方針のママ友宅へ。そこから帰宅した娘は、さっきまで描いていた絵をなくしてしまったと言う。ママ友へ忘れ物と称して確認の電話を掛けるが、自分の子供に聞いても知らないと言っているらしい。 だが、その日のうちに破られた娘の絵を持って謝罪に来たママ友。感情的に責めてしまい、仕事終わりの夫にも事の顛末を話したところ、「謝らないといけないのは自分たちかもしれない」と言い出した。 願わない少女 中学受験に失敗した奈央は、入学した学校で悠子と出会う。彼女には幼い頃から漫画家になる夢があった。眩しい彼女につられて自分も同じ夢を持っている、と嘘を吐いてしまい、それなりに自分でも漫画家の真似事を繰り返す奈央。年に二度選考会へ応募していた悠子は、やがて夢への情熱を失い奈央とも距離ができる。推薦で大学が決まり「あなたは漫画頑張ってね」と言い放つ悠子を部室へ閉じ込めてしまった。 正しくない言葉 夫と共に入居した老人ホーム。唯一気の合う友人・孝子の元へ彼女の息子夫婦は足繫く通っており、夫に先立たれた澄江は羨ましく思っていた。ある日、孝子の息子の妻・麻実子が「もうお義母さんとやっていけない」と愚痴をこぼす姿を目撃してしまった澄江は… どの話も不穏な空気からスタートして「女の友情のモヤモヤ感が続くのか」と警戒してしまったが、読み進めるとそうじゃない。終盤にはそうだったのね、と靄がスッと晴れていくような種明かし。 解説にもあったように、学校・進学・就職・結婚・出産・老後と女性は特にライフステージ毎に親しくなる人々が大きく変化する。タイトルの『今だけの』友情を切り取った今作、どれも心に沁みた。

    1
    投稿日: 2020.06.27
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    今ハマっている作家、芦沢央さんの短編集。 『届かない招待状』 どうして私ひとりだけ結婚式に呼んでくれないの? その真相を知った時、友情の深さに感動した。 おめでとうって伝えられて良かった。 『帰らない理由』 恋人の僕と親友の彼女は主亡き部屋で対峙する。 自分がミステリ脳になってしまっているんだなと実感した作品。親友である彼女は、ただの…って事実に笑いました。僕は心が貧しい少年だったね。 『答えない子ども』 幼い娘が一生懸命描いた絵をきっとあの子が盗ったのだ。 ソウくんママが凄く良かった。私もこんな人と友達になりたい。素直で、自分が悪者になったとしても自分の気の遣い方を貫いていて。最後の知ってる、って一言も凄くほっこりした。 『願わない少女』 漫画家になる、同じ夢で繋がった親友についた私の嘘。 首藤奈央が悠子と仲良くなる為に、漫画家なりたいと嘘をつく。毎日充実していた二人だけど、悠子の気持ちがどんどん変化していって…。なんだかどちらの女の子も好きになれなかった。 『正しくない言葉』 老人ホームでの隣人にはお嫁さんとトラブルがあるようで。 今が一番幸せだって、だから自分の人生を楽しんでってそう言える人って素敵だな。澄江さんと孝子さんみたいな関係になれる友達が私も欲しい。

    7
    投稿日: 2020.04.30
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    イヤミスの名手芦沢央さん短編集。大学の写真サークル、中学の卓球部、子供絵画クラブのママ友、中高一貫校の漫研、リゾート老人ホーム。女性の友達関係はその時だけなのかを問う5つの短編集です。ダークなのは嫌だと恐る恐る読んでみたらスッキリ出来満足でした。

    0
    投稿日: 2020.04.08
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    「お母さんは今が一番幸せよ。お母さんはお母さんで好きに楽しんでるから、朝子は自分の人生を楽しんでいいの」 私もお母さんからたまに言われる言葉。 私も自分の子に将来言おう。いつになっても今が幸せだって。

    0
    投稿日: 2020.01.02