
総合評価
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powered by ブクログ星2と思って読んでいたところ、意外といいと思うところもあり、評価をひとつ上げました。最後にあとがきも読んで、ああ、なるほどと。
1投稿日: 2019.09.15
powered by ブクログああ、タイトルはそう言う事なんだな、と思いました。 主人公の過去とか、お姉さんの事、結末が切ない……。 だけど、ジュリエットのところで笑いました。でもやっぱり切なかった……。 こういう設定のお話大好きです。 とても綺麗な話だな、と思います。 表紙、loundrawさんの絵も好き。
2投稿日: 2019.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不治の病に侵され、死んでいく女の子と、それを支え恋する男の子の話。 最近よくある感じで、君の膵臓を食べたいに似た感じです。 内容はよかったですが、なんか目新しさが足りない感じがしたので減点しました。
0投稿日: 2019.07.19
powered by ブクログ映画を観て原作が読みたくなった。 読みながら常に映画の映像が浮かんでいた。 映画の方が感動したかな。 主人公が少し前を向いて生きてていこうとしているところが良かった。 不治の病に侵された女の子と、その子の死ぬまでにすることリストを実現していく男の子。 プロットは非常に良い。
0投稿日: 2019.06.29
powered by ブクログ『君の膵臓をたべたい』と人気を二分する美少女系闘病小説、『君は月夜に光り輝く』を読んでみた。これも新進気鋭のクリエーターloundrawのカバーイラストが表紙なので、それもこの本を手に取った理由。 本書の内容としてはどストレートの正統派です。 物語は、美少女が「発光病」という不治の病に冒され、同級生の男の子と恋をし、そして死んでしまうという超正統派闘病小説です。もう種も仕掛けもないです。 『君の膵臓をたべたい』は終わり方がちょっとトリッキーでしたが、『君は月夜に光り輝く』はまさに正統派な終わり方です。まあ、想像通りです。泣けます。 本書で特筆するべきは、架空の病気「発光病」を使ったところですね。 病気が重くなるにつれて身体が光ってしまうという若者しか罹らない致死率の異常に高い病気。身体が光るっていうのは脳内再現する際、ビジュアル的に美しいです。 さらに架空の病気を使うことによって、リアルな医学に引き摺られることなく、ヒロインを自由に描くことができるのが小説として非常に有利。 例えば、末期癌だと、余命数か月の時の症状は「こうじゃない」とか、抗がん剤の副作用で髪の毛は全部抜けてしまうはずだとか、いろいろあるよね、小説の描写として。 実際の病気を設定してしまうと病状と矛盾した描写や行動を作中でヒロインに取らせることができない。あえて、それを無視すると小説としてリアリティが無くなってしまう。どちらも作家泣かせです。 こういったヒロインの行動制約をすっきり取っ払えるところが、架空の病気を設定した最大の利点。このアイディアは思いつかなかった。これだったらリアルな医学の知識もいらないしね。 「じゃあ、『君の膵臓をたべたい』と『君は月夜に光り輝く』のどっちが良かった?」 と言われると、難しい。 「トリッキー」と「正統派」なので、ここは好き嫌いが分かれると思うけど、極めて偏った個人的な意見で判断すると、 ① 小説としての興味深さ これはラストのトリッキーさとかヒロインが恋する男の子の名前をヒロインの心情を通して変化させるという新しいアイディアを満載している『君の膵臓をたべたい』かな。 ② ヒロインの魅了 この点でも『君の膵臓をたべたい』。 これは、『君は月夜に光り輝く』のヒロインの渡良瀬まみずが病院の外に出られないので、彼女の行動がすごく制約されてしまっている。 ここは凄く損していますね。せっかく病状を自由に設定できるのにもったいない。 でも逆にそれでヒロインが恋する男の子にいろいろと「死ぬ前にやりたいこと」をやらせる理由になるのだからしょうがないか。 ③ ヒロインの恋する男の子の魅力 この点は、完全に『君は月夜に光り輝く』の岡田卓也君に軍配が上がります。 彼のいろいろな悩みを抱えながらも、一途にヒロインの為に行動するっていうキャラクターは、『君の膵臓をたべたい』の【秘密を知ってるクラスメイト】君は足下にも及びません。ただ、ヒロインとの会話のセンスは『君の膵臓をたべたい』の彼の方が一枚上手です。(これは作者のセンスか・・・)。 ④ ラブストーリーとしての魅力 ラブストーリーとしては、『君は月夜に光り輝く』かな。 『君の膵臓をたべたい』は「ラブ」までに至らない、愛のようなものという感情で終わってしまう。まあ、そこが胸キュン(←死語)で『君の膵臓をたべたい』の良いところなんだけどね。その点では『君は月夜に光り輝く』は正統派なので、お互いの愛を高め合うところまで描かれるので泣けます。 という訳で結論としては、どちらの小説も好きです!って結果になりました。(おいおい) 最近、こういうヤングアダルト系にはまってしまいまして、いい歳して困ったものです(笑)。 ちょっと周回遅れで中二病に罹ったようなので、トーストかじりながら走ってきますね!
14投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
発行病という謎の病気にかかったヒロインの、死ぬ前にやりたいことを叶えていく主人公の物語。 色々な登場人物の繋がり、心情変化などがよく見えてくる。 もうすぐ死ぬヒロインに憧れた主人公と、これから先も生きていける主人公に憧れたヒロイン。 本当に切なかった。
0投稿日: 2019.06.13
powered by ブクログ前半は割とスラスラ読めたが、後半は読むのがしんどかった。 主人公たちの性格によるものだろうか。作者があとがきでも書いているが、卓也は投げやりで少し変。香山は、快楽主義のようだが屈折している。これがなかなか共感できなかった。まみずの言動も、近いものがある。今時の若い子の考え方が共感できないのかなぁ。 映画は、レンタル始まったら、観ようと思います。
0投稿日: 2019.06.06
powered by ブクログ仕事柄読む事になり、サクッと読了。 「キミスイ」と雰囲気がとても似ていますね。発光病という不治の病に侵された少女とクラスメイトのお話。着地点は分かっているものの、ラストにかけての展開にはホロリとさせられた。 それでも感動というところまでは行かず、こういう作品を読んで涙を流すには年を取り過ぎてしまったのかな、とその事に悲しくなった…。10代の時に出会いたかった。
0投稿日: 2019.04.21
powered by ブクログ「最近の恋愛小説」と関わってない弊本棚なんですが、そうかこういう・・・。 最近はこういうのが流行ってるのね・・・。
0投稿日: 2019.04.21
powered by ブクログみずを心配していた気持ちが どんどん卓也のほうにシフトしていき 最終的に 卓也が立ち直るところに 安心する結果になります そこが読みやすさだと思います
0投稿日: 2019.04.04
powered by ブクログ君の膵臓をたべたい、に少し似てるんだけど 重い話だけど、ずっと重いわけではなくて ふたりの会話がとても楽しくて癒されるところもあったりして読みやすい。 最後は少し展開が急だったかな、という感じはしたけども… ふたりの会話とかもう少し読みたかったな
0投稿日: 2019.03.30
powered by ブクログ映画化されるということで購入。 王道的で予想通りの話で展開していくが、登場人物のキャラクター性は面白かったです。 読みやすかったですが、その分あまり印象は残らなかったように感じました。 類似している作品が多い分、何か文章でインパクトを残してほしかったなと思いました。
0投稿日: 2019.03.28
powered by ブクログ余命わずかな難病のヒロインのため、彼女のやりたいことを代行する主人公。あらゆる無茶振りに応えつつ、彼女が特別になるほど苦しくなる現実。代行してる時のコミカルな描写と、中原中也の詩を受けての仄暗い気持ちとの葛藤。終わり方も綺麗で読みやすい作品でした
1投稿日: 2019.03.21
powered by ブクログ電車の中で読んだのですが失敗しました。。泣きそうになる。 思っていた通りの結末だしありきたりな話ではあるけれど、登場人物の心情のとか人生や死に対する考え方が変わっていて、これからの人生に希望を持てるお話だと思います。 とにかく切ない。凹んでる時とかにおススメです。
0投稿日: 2019.03.21
powered by ブクログ映画化されるので読んでみた。人の生き死にをテーマにするのは小説としてはずるい気がするし月光病なんて架空の病気にするのも、医療系作家には失礼だと思う。最初から死に取り憑かれた様なストーリー展開で最後にやっと生きていくことへの希望に繋いでいるが、やや軽い。先日読んだ知念美希人では慟哭したが、本作では泣けない。本作はあくまでもファンタジーなのか、ライトノベル或いはジュブナイル小説ならこれでいいのだろうか、十代の少女では泣けるのだろうか、泣くために読む本もどうかと思うけど。
0投稿日: 2019.03.12
powered by ブクログ病弱の女の子と思春期の男の子の、良くも悪くもありがちというか、つまらなくない代わりに面白くもない感じだった。もうちょっと他と差別化を図るための何かひと押しが欲しい。
0投稿日: 2019.03.07
powered by ブクログ2019年3月に実写映画が公開される佐野徹夜氏による原作小説。第23回電撃小説大賞で大賞に選出されたデビュー作です。発光病という不治の病にかかった余命0の女の子まみずと同級生の男の子卓也の物語です。大きなどんでん返しも突拍子もないキャラも登場せず、こういった作品のお約束の展開をしているので、期待を大きく外さない安心感はあります。実写映画の他にも、本作の続編やコミカライズなどメディアミックス展開しているので、色々とチェックしてみたい。
0投稿日: 2019.03.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳せと言ったという逸話に僕は懐疑的だ。 ただ、まみずは発光病で、月夜に月光に照らされると肌が輝く。だから、その様子を見て〈僕〉が「綺麗だよ」と言うのは、殊更に「愛してる」を重ねるよりもずっと意味のある愛の告白だった。 ラカン言うところの「転移」が彼らを結びつけるのだろうみたいな真面目くさった話は置いておいて、これからの未来を夢想させる恋人たちの語らいが「死ぬこと」というテーマに置き換えられた彼らの交流は、「光」が消えてあった形跡すら見えないほのかな虚しさと相まって、短調の不穏さを奏でるが、その曲を聴き続けたいと思うのは、ひとえに作者の筆力。圧巻。
0投稿日: 2019.03.03
powered by ブクログ切なくも、美しく、綺麗な物語。 もし、自分が主人公だったら。。。 もし、自分が病気の彼女だったら。。。 それを考えずにはいられなかった。 お互いの互いに思う気持ちに涙が出ました。 ホントに美しい物語です。
0投稿日: 2018.11.20
powered by ブクログ「君の膵臓をたべたい」や「四月は君の嘘」と同じ系譜ながら、一歩深く死生観を描いている点は評価できる。 単に卓也とまみずの恋愛の話ではなく、卓也がまみずとの交流によって、姉の夢子の死を乗り越えられたことや、友達の香山などの他人との接点を取り戻したり、人間として一歩成長したことが描かれており読み応えはあった。
0投稿日: 2018.10.27
powered by ブクログ実際にはない病名の設定にはじめは???てなったけど、それ以外は純粋な高校生の恋愛を描いたお話でした。 読みやすかったです。
0投稿日: 2018.10.13
powered by ブクログ大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。高校生になった僕のクラスには、「発光病」で入院したままの少女がいた。月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期が近づくとその光は強くなるらしい。彼女の名前は、渡良瀬まみず。余命わずかな彼女に、死ぬまでにしたいことがあると知り…(e-hon)より
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ評判良かった「君は月夜に光り輝く」を読み終わる。定番の難病物で、先の展開もわかるし、文章もそれほど上手いとは思わないが、かなり楽しめた。また、「あとがき」も「熱くて」良かった
0投稿日: 2018.10.07
powered by ブクログ電撃小説大賞≪大賞≫の文句に引かれて購入。 非常に読みやすく、主人公の高校生特有の無気力感や無鉄砲な情熱、辛い過去と向き合い前を向く様や、確定している苦難に必死に足掻く様に こそばゆくも感じ、心苦しくも思いながらも一気に読み進めてしまった。 登場人物達も魅力的で、あざといぐらいに可愛らしいヒロインと不器用で浮いてるけれどやたらハイスペックな悪友。 現代の日本が舞台だけれど、どこかファンタジーな雰囲気な為。 さすがは数ある作品の中から大賞を勝ち取った ラノベらしい王道のラノベだと思います。 ただ、どうしても所々どこかで見たことのある内容に思えてしまったのが残念。 もし中高生の時に読んでいたら、また印象は変わって、大切な一冊になっていたかも。
0投稿日: 2018.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2018/09/16読了 謎の病気 発光病にかかった、死期の近い少女と 姉の死から生きることに投げやりな少年のお話。 少年は取り残される人の苦しみ、少女は死にゆく人の苦しみに苛まれる。それでも、二人はその苦しみをお互いに受け入れていくっていうのがいいなぁ。 少女が憧れていた、同じ病に侵されながらもカッコいい死に方、墓に無、と掘ってしまうような小説家とは別に、ありのまま、この世に生きていたいと思いながら死んでいった少女の墓には名前が彫られていたっていうのが、いい描写だなぁ。 今際の言葉の、愛してる。愛してる が、少し悲しい終わり方。 文面が少し軽かった(ムカついた、ヘビーすぎるんじゃないか、お前らカイジかよとツッコミたくなるくらいざわついた、)のと、キミスイが話題の中このテーマか…と思ったけど、話としては普通によかったなぁ。イラストが素敵。
0投稿日: 2018.09.16
powered by ブクログ前評判が良かっただけに、期待しすぎてしまったのかもしれない。君膵でボロ泣きしてしまった身としては、二番煎じ感が否めなかった。しかもセカチューなどの王道とは異なる展開なのがキミスイの魅力だった一方、この作品は君膵にもなれないし、かつての名作を超える感動もなかった。 ただ、あとがきからも分かるように、この作品に込められた作者のメッセージは伝わってくる。だが、「ご都合主義」から抜け出せず、序盤から中盤にかけては何度か本を閉じたくなった。 なぜ、この主人公は時間や手間、自らのアルバイトのお給料もすべて彼女に捧げているのだろう。「いい人だから」や「恋心があるから」で片付けるにはあまりにも不自然すぎるのだ。特に前半。 ここで、姉の存在が理由として出てくるが、姉とヒロインを重ねる理由がなさすぎる。同じ歳だから?たったそれだけで、ここまでやるのか? 結局、「美少女だから」になってしまう。だから私はライトノベルが嫌いなんだ。メディアワークス文庫でその理論はひどいんじゃないか? ビブリアの前例もあるが、あれは栞子さんの佇まいだけでなく、多くの知識量をもって物語や本について語る姿に魅力を感じるからいいのだ。この作品には、外見と病弱以外の魅力が彼女から伝わってこない。むしろあそこまで使われて、コーラまで頭からかけられて、それでも従う主人公は発光病よりファンタジーだ。 そうそう、君膵を読んでいるときは思い出さなかったけど、「最後の夏に見上げた空は」を思い出した。ラストに語られる、自殺と死についての話はこの作者のまさに思いが込められているシーンだけど、それ以外は最後の夏〜のほうが色々考えさせられるかな。長いのが難点だけど。
0投稿日: 2018.07.27
powered by ブクログライトノベルなども読まないので始めは文体が気になってしまいましたが、読むと素直に感動できました。 ホントシンプルに青春ですね!
0投稿日: 2018.07.15
powered by ブクログとても感動できる話だった! 不治の病のまみずの願いを叶える岡田くん それを叶えていくうちにだんだん仲が深まって…とても熱くなる感動ストーリー
0投稿日: 2018.07.04
powered by ブクログ第23回電撃小説大賞、大賞受賞作。 帯には『探偵・日暮旅人』シリーズ著者の山口幸三郎先生、『ノーブルチルドレン』シリーズ著者の綾崎隼先生のコメントがあり、二人の作家が好きな自分はコメントを読んで「そこまで言うなら…」と購入。 題材は悪くないと思う。大切な人の死を経験したことのある人には響くところのある作品。 が、描写がわりとさっぱりしていて小説らしい深みがないと感じる。この表現なら漫画でもよいのではないか? とすら思う。 主人公が男子高校生だから…と思っても、やはりもう少しひねりが欲しい。 「これが大賞受賞作?」と正直思ってしまった。 個人的にはコメントは誇大広告という感じがした作品。
0投稿日: 2018.06.13
powered by ブクログヒロインが不知の病に侵されている純愛ストーリーは王道すぎてよくあるお話だろうけど、この病というのが月の光を浴びると体が光る「発光病」という架空の病気というところが新しい。中高一貫校で中学の時から発行病でずっと入院したままの渡良瀬まみずのもとに高校で同じクラスになった岡田卓也がクラスメートの寄せ書きを代表して届けるところから交流が始まる。彼女が死ぬまでにやっておきたいことリストを卓也が代行することになって…。 始終死を見つめながらの重いストーリーであるにもかかわらずコミカルに読めて意外とよく笑えました。(ロミオとジュリエット最高でした!)だからと言って軽いというのでもないし、ねちねちしてなくて普通に読みやすくて読後感もいい。ヒロインが亡くなる似たようなお話しをいくつか読みなれていたせいか(君の膵臓を~、とか四月は君の~、とか世界の中心で~、とかetc…)泣けはしなかったけど、どうせ死んだら無になるとしてもそれでも生きていくことの意味はある─とか真剣にまじめに考えられてなかなか良い作品だと思いました。今どきの若い方々はぜひご一読を。もちろん若くない方々も…(私も)。
0投稿日: 2018.05.30
powered by ブクログ著者デビュー作です。大切な人を失った後を生きる後ろめたさとか、大切な人を失ってから生きる日々こそが恐怖とか、共感出来る部分はありました。ただ、ヒロインのまみずの病気が「発光病」という月の光を浴びると体が光るという、実在しない意味不明の病名にちょっと感情移入出来ませんでした。
0投稿日: 2018.05.19
powered by ブクログこの小説では架空の病気の少女が取り上げられていて、その透明感があり、どこか悲しげな表情をしている姿を何度か思い浮かべました。 主人公が突如として自分の前に現れた苦悩に頭を抱え、しかし、その苦悩を楽しみ、徐々に大切なものを見つけて成長していく姿が印象的でした。 消えゆく命だからこそ、見つけられる世界があるのかもしれないな、と思う作品でした。とても、感動させられました。
0投稿日: 2018.03.09
powered by ブクログ「私の絶望が、死んでいく人の絶望なら、あなたの絶望は、生き残る人の絶望だと思ったから。」これは架空の不治の病「発光病」を患う主人公渡良瀬まみずが述べた言葉である。余命わずかな彼女と大切な人の死からどこか投げやりに生きている岡田卓也。二人はあることをきっかけに始まる、死ぬまでにやりたいことリストの達成で距離を縮め、生と死に深くもがく。終わりの中で始まりを見つけようとする彼らの姿にただ涙が止まらない。
0投稿日: 2018.03.05
powered by ブクログ小説の中に出てくるロミオとジュリエットがよかった! 読み終わっていろんな考え方がポジティブになるような気がした!
1投稿日: 2018.02.27
powered by ブクログ泣ける本という事で どこまで泣けるのだろうと 思い読んでみたのですが 私的には泣けなかったです。 4月は君の噓や 君の膵臓を食べたい と比べてしまうとね って感じでした。 ただ、生きるという事について 背中を押してくれる そんな本でした。 あと、中原中也の詩は すごいなって思ったね
0投稿日: 2018.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
君が僕にくれたもの。 難病もののラブストーリー。そう言ってしまえば簡単だ。発光する病に侵された美少女、ひょんなことからかかわりを持つ主人公、わけありの友人、主人公の家族。主人公が何を抱えているのかが、物語の鍵。とはいえ、そんなに重たくはなく、さらりと読めた。
0投稿日: 2018.02.19
powered by ブクログ自分の気分がだいぶ下がっている時に読んだのですが、「死」という言葉がずっとつきまとうので落ち込んでいる時に読むのはおすすめしません。 しかし、笑える部分も多くあったので、最初から最後まで楽しんで読むことができました。 なにより最後の場面は感動しました。 本の内容ももちろんですが、表紙のイラストもさらに感動を掻き立ててくれました。
0投稿日: 2018.01.23君は月夜に光り輝く
すごく良かった。主人公とヒロインだけでなく他の登場人物の描写にリアリティーが有り、それが主人公達を引き立ていた。それでいて伏線もちゃんと回収していて、友人におすすめできると感じた。
0投稿日: 2017.12.26
powered by ブクログビブリア→カレイドの流れで手に取った一冊。 結末が予想しやすい設定なのに、読み終えた後に感じた清々しさ。 死=悲しみといった安直な方向にならなかったのは、作者さんの死生観から来るものなのかなと。 メディアミックス展開してほしいな~と思った作品。
0投稿日: 2017.11.15
powered by ブクログ久しぶりに切ない恋を堪能、 【愛するものが死んだ時には 、自殺しなきゃあなりません 。】 最後には、このフレーズの理解。 生き方に考えさせられた… ライトノベルにしては、新鮮な感じだった。
0投稿日: 2017.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
紀伊国屋で目立つ位置にあり何となく気になったので読んでみました。 「君の膵臓を食べたい」や「世界の中心で愛を叫ぶ」的な 病気の女の子と恋する男の子という構図でそれなりに 使い古されている設定なのですが「発光病」という実在しない病気を使っていたり スマホのビデオ通話なんかを使って現代風にすることでオリジナリティを出していて それなりに楽しめました。というか白状するとのめり込んで寝られなくなりました。 結末も分かっているのにどうして面白いんですかね。 主人公は身近な姉の死を経験したことで死に憧れていて その死に直面したまみずに惹かれていくのだけれど まみずの死を受け入れるプロセスを経て生を肯定していくという分かりやすい 前向きな感じが心地よいんでしょうね。 全体を通してライトノベルな感じですが物語のキーともなる 中原中也の詩 「愛するものが死んだ時には、 自殺しなきゃあなりません。」 なんかが効果的に使われており深みも持たせています。 ちなみにこの詩、文中には一部しか出てこないのですが 気になったので全部読んでみました。 もっと陰鬱な詩なのかと思っていたのですがとても明るい 感じのする前向きな詩でした。 あと全然関係ないですがこの小説でかなり印象に残ったのが 顎に肘をくっつけることが出来ないというくだり。 やってみると確かに出来なくてハッとさせられました。
3投稿日: 2017.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まみずは卓也に「死ぬまでにしたいことリスト」を託したときより、「もう二度と会いに来ないで」と言ったときにまみずにとっては卓也は大切な人になっていたと思う。自分の不安定な感情に任せた言葉をぶつけられるってことは、見方を変えれば甘えているともとれる。 恋愛に限ったことではないと思うけど、誰かが出会いをきっかけに「もっと生きたい」と思うことがあるのだとしたら、そんな風に思われる人になりたいな。 岡田卓也と香山彰はそんな関係なのかもしれない。このふたりの距離感、好きだなぁ。もしかしたら男同士のいい関係って、彼女を見つけるより難しいかもしれないな。特に大人になってからは。
0投稿日: 2017.11.01
powered by ブクログ生と死の物語でした。あとがきから読んだので、そう思ったのかもしれません。この本を書かずにはいられなかった、作者の思いが書いてあります。 ロミオとジュリエットのシーンが好きです。「仮死状態だったんだよ、ロミオ。ジュリエット、生きてるから!」
0投稿日: 2017.10.22
powered by ブクログ切なくて愛おしい。生き残る絶望。知らない間に生きたがっていた。あなたのせいで。私も誰かの未来に胸を膨らませていること気付かされた。
0投稿日: 2017.10.22
powered by ブクログ生きづらさを感じているすべての人へ。 ストーリーもそうだけど、あとがきの作者の思いにとても共感したので、最後のページまで読むべき。 なんで私みたいなのが生きてて、素晴らしい人が早く死んじゃうんだろうって、死に直面したことがある人なら誰もが抱いたことのある思いだと思う。 そりゃ色々重ねて泣きそうになる。 それからキャラクターがどの人も自分の信じた道を進んでいるところがすごく好き。 頑張り方はそろぞれだけど、それでいい。私は私らしく進めばいい。 病気、交通事故、自殺、いじめ、生と死。 生きたい。生きる!
1投稿日: 2017.10.04
powered by ブクログストーリーも人物も背景描写も、全てが物足りない。高校生が中学生の教科書を読んでいるような、そんな感覚でした。
1投稿日: 2017.09.28
powered by ブクログ余命がわずかな主人公との恋愛もの.病気が変わっている.不謹慎だけれど,火葬場でうっすらと光る煙が昇っていくのを眺めているシーンが美しいと思った.あと,文化祭の劇でジュリエットが「死ぬな,ロミオ」という場面も笑えてきます.
0投稿日: 2017.09.25
powered by ブクログ好きです。 好きな物語です。 この頃、ビジネス本ばかり読んでいた。 ひさびさに青春でほろ苦く温かな物語に触れた。 死から逃れない まみず。 そんな彼女に振りまわされていく、そして変わっていく卓也。 素直な物語が流れていっていました。 先が読めてつまらないと言う人もきっと多いでしょう。 でも素直にセリフや行動を受け止めながら終わりに近づいていく物語が好きでした。 読んで良かったです。
4投稿日: 2017.09.23
powered by ブクログある方から紹介されました。 こんな素敵な本に出会わせてくださり感謝します! 何も言葉が出て来ません。 ありがとうございました。
0投稿日: 2017.09.19
powered by ブクログいわゆる難病・不治の病話。 こういう設定ってある意味とても卑怯だと思うのだ。 だって最初から結末が辛くなるのはわかりきっているんだもの。 そういうのがちょっと苦手なので読むのに少し覚悟が必要だった。 とは言え、読み始めれば、これは高校生男女のひとつの恋物語で、人が人を好きになっていく様を見るのはやっぱり楽しい。 二人のちょっとしたやり取りが愉しく、やがてそれは小さな宝物のような言葉になっていく。 まみずちゃんがかわいいなあ。 表紙や口絵に制服姿が描かれているので、そう言う場面があるのかと思ったけれど、彼女は終始病院のベッドの上だったけど。 ラストは、主人公の性格もあって、思っていたほど暗くならずにすんで、ちょっとホッとした。 けれど、逆に少し物足りなくもあるかな。 いやまあ、それは贅沢というものだろう。 物語的には、死に近かった男の子が生きる意味を得るお話だと言える。 読み終わって、もう一度、彼女の言葉を聞きに読み返したくなった。 それは物語にとってとても幸せなことだと思う。
0投稿日: 2017.08.31
powered by ブクログどうしてもプロットが似ている『君の膵臓をたべたい』と比べてしまう。発光病という架空の不治の病に侵された女子高生まみず(最後まで違和感のある名前)の言動は、明るさと諦めといらだちが混在するリアリティのある描写。彼女を結果的に支えることになった男子高校生・卓也の、まみずの想いに対する鈍さは定番といったところ。生きることに悩み苦しむ十代へのメッセージ性は高いと思うのだが、それは5倍近く年輪を重ねた今だから感じられることなのかも。あとがきの著者からのメッセージにぐっときた。
0投稿日: 2017.08.15
powered by ブクログ普段の私なら絶対に泣いていたと思う。 でも何故だか涙が出てこなかった。 本を読んでいて、その内容から思い当たることがいくつかあった。 だから私は自分の心が死んでいると感じた。 大切なことを気が付かせてくれた一冊。
1投稿日: 2017.08.09
powered by ブクログううん… なんとなく"君のすい臓を食べたい"にテイストが似てる、かな。 病気モノだと近くなるものなのかもしれませんが。 その印象がちらついてどうも純粋に楽しめなかったかも。 あとがきの作者の思いとか そこは素敵だと思いました。 生きていくことを前向きに捉えたくなるかな、と。 全体的に読みやすくはあったけど 10代から離れていっているせいなのか、 なかなか共感はしづらかったです。 表紙イラストはすごく好きです(*´∀`)
1投稿日: 2017.07.28
powered by ブクログ生きることに意味を見出だせない岡田卓也が発光病の同級生渡良瀬まみずに逢い、彼女の死ぬまでにやりたいことを代わりに実行していく。恩人の香山彰との友情やまみずとの愛情が自然にさりげなく描かれており、読みやすく素直に楽しめる。最後は生きることにについての難しい話しに悩ませられるが、それでも人は生きているとことを改めて想い知らされる。
1投稿日: 2017.07.01
powered by ブクログ十代だったらもっと楽しめたかな。作中でも触れられているけれど、いわゆるサナトリウムもの。 登場人物は若く、その苦悩の仕方もやはり若い。読後感は悪くなく、電撃の読者層には響く作品だったのかなと思う。
1投稿日: 2017.05.27
powered by ブクログ納得して生き、納得して死ぬ。なんて難しいんだろう。 生きている人は「死にたい」とつぶやき、死んでいく人は「「生きたい」と叫ぶ。 でも、多分生きたいんだよ。「死にたい」というその言葉すら、生きたい気持ちそのものなのだよ。 でも、必ず人は死ぬのだよ。それをどう迎えるのかは、人間のまさに一生の課題なのだと思うよ。 そして、生きている人は、それを受け止めなければならない。納得しようのないことも、納得しなければ、自分が生きていけない。 生きていくしかないのだよ。
1投稿日: 2017.05.12
powered by ブクログ世の中にはこの世を生きたいと思っている人と、この世から無くなりたいと思っている人がいる。その2人が交錯したときになにが起こるのか?価値観、情、愛…様々な要素が入り乱れながらも起きる変動が美しい文章と共に描かれている。 命に触れる文献は哲学的な印象を持たれがちだが、この本に登場する高校生たちの立ち振る舞いがそのまま感じられるようになっていて好感がもてる。
2投稿日: 2017.05.12
powered by ブクログ電撃小説大賞受賞作、という文言に惹かれ購入。 読みやすく、人の命の重さ、残された人たちの心の描写が上手く書かれている。 主人公たちが十代という、繊細さ・危うさ・脆さが、どこか儚くて淡い光のように瞬く。まるで、『一条の光』のように・・・。
1投稿日: 2017.05.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最近本を読んで泣かないことの方が少ないので、もちろんこれも盛大に泣いた。泣く本は電車で読むないからなかなか読み進められなくて困る。ついでに、泣くともう本の内容とかどうでもよくなって、ただただ登場人物の境遇と現実とを比べる旅が始まるので、感想も書けない。本当に困ったものだ。 そんな中1番心に残ったのは割ってしまったスノードームを修復したところ。私が小さい頃に割ってしまったあのスノードームも直せるのかなぁ…。
1投稿日: 2017.03.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
★ネタバレしてます★ サクサク読めて、泣ける本を探していて本作品に辿り着きました。 結果、大正解。 姉を3年前に亡くしている高校1年生の岡田卓也。そして、クラスメートではあるが「発光病」で余命宣告されてずっと入院生活を送っている渡良瀬まみず。この二人の切ないラブストーリー。 姉の死のせいか、卓也からは、どこか死が近くにある危うい感じを受ける。まみずの死期が近づき、卓也は自らも死を選ぼうとするが、そんな卓也に生きてもらうために、まみずは最後のお願いをする。その言葉に心打たれました。 「私のかわりに生きて、教えてください。この世界の隅々まで、たくさんのことを見て聞いて体験してください。そして、あなたの中に生き続ける私に、生きる意味を教え続けてください」 『君の膵臓をたべたい』(住野よる)や、『半分の月がのぼる空』(橋本紡)などがお好きな方は、この本もお気に入りになるのでは?、と思います。
2投稿日: 2017.03.31
powered by ブクログう~ん面白かった。 これもある種の王道ストーリー。 お手本のような正道ストーリー。 これがデビュー作だって言うんだから評価せざるを得ない。 そりゃあ大賞もらいますわ。 これからこの著者がどのような道を辿っていくのか楽しみでもある。 ここが出発点。 ところでこれは本当にどうでもいいことだが、絵を見る限りDあるようには見えないが盛ったのだろうか。
1投稿日: 2017.03.20
powered by ブクログブクログの100冊プレゼントでいただいて読みました。 不治の病に侵された少女と死を身近に体験した人々の物語。 生きることは死ぬことよりも難しいいんだと思わされた。 2017.3.19
1投稿日: 2017.03.19
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ヒロインが病気で余命宣告されている状況で、男の子が「死ぬ前にやりたいこと」に付き合う、という「キミスイ」と同じ筋書。そういう意味では、"こういう系"が好きな人にはウケるだろうな~。はい、まあまあ好きです。(^^;)
1投稿日: 2017.03.17
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ボーイ・ミーツ・ガールの喪失と再生の物語、架空の不治の病である発光病がヒロインを美しくみせる物語でもありました。 ロミオとジュリエットを演じる前夜、主人公が病院に忍び込み、看護婦さんに拿捕され説教を受けるシーンが印象的でした。第3者から見た離れている2人の関係を語らせることが手法的に良かったのだと思いますが、あとは大人な物言いがカッコ良かったですね(笑)。 第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作、デビュー作にしてバランス感が良い物語でした。
1投稿日: 2017.03.10
powered by ブクログすごく、まっすぐで素直な登場人物と物語だった。 大筋はあらすじの通りなのだけれど、とにかく登場人物みんながとても素直で優しい。 主人公や姉の気持ちを共感することはできないし理解も難しい。でも、そんな彼が先を見つめるまでの姿はとても眩しくて、あぁ、よかったね、と素直に思える。 キラキラ眩しい青春ではないけれど、彼らのこの日々は私にはまさしく青春に感じられた。そっと月夜に輝く、そんな儚くも綺麗な日々。 泣けはしなかったけれど、ラストの彼女のメッセージはあまりにストレートで愛しくて切なくて、胸がきゅっと締め付けられた。
1投稿日: 2017.02.27
powered by ブクログ結末が分かっている物語は、過程で決まる。と、当たり前のことをそれっぽく言ってみたけど、第23回電撃小説大賞の大賞受賞作2作目は、高校生の愛と喪失の青春小説だった。 正直、昨今この手の展開には食傷気味だったが、本作は台詞で良さを出している。謎の不治の病は演出のためのパーツと感じてしまったが、男女が一冊のノートを通じて心を通わせていくさまは、突飛さはないが温かい。そして互いの本心をさらけ出していく箇所の台詞の勢いが良い。 構成の緩急に違和感を感じる箇所はあれど、全体はまとまっている。また読んでみたい作家。
2投稿日: 2017.02.27
powered by ブクログ★第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作 【選考に関わったすべての人の心をしめつけた、圧倒的感動作がここに――】 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。高校生になった僕のクラスには、「発光病」で入院したままの少女がいた。月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期が近づくとその光は強くなるらしい。彼女の名前は、渡良瀬まみず。 余命わずかな彼女に、死ぬまでにしたいことがあると知り…「それ、僕に手伝わせてくれないかな?」「本当に?」この約束から、止まっていた僕の時間がふたたび動きはじめた――。 読む人みんなが涙――この圧倒的感動に、山口幸三郎、綾崎隼も大絶賛! “今を生きる”すべての人に届けたい、最高のラブストーリー。
2投稿日: 2017.02.21
