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君は月夜に光り輝く
君は月夜に光り輝く
佐野徹夜/KADOKAWA
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総合評価

167件)
3.7
38
46
64
7
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本がとにかく好きだと思った。 こういう本は、今まであまり読まなかったが、ぜひ、みんなに読んでもらいたい。 人の死、というものを、すごく考えさせられた。 一番心を動かされた文が 「テンポ正しく握手するんですよ。」 という岡田の一言だった。 まみずの死を、前に向かって進んでいけるようにするための彼の精一杯の気持ちを全部全部含んでいるようで、その一言に考えさせられるように巧に構成されたこの話に感動せずにはいられなかった。本当にデビュー作か、、、?と疑った。 スノードーム、タバコ、ジェットコースター、メイドカフェ、亀、海、タクシー、ロミオとジュリエット、、、 たくさんこの本の中で出てきた言葉達の話を、最後綺麗に終わらせていく、私はこの本は、傑作だと思う。

    0
    投稿日: 2025.09.15
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    “余命宣告を受けた彼女”に笑っていて欲しい気持ちで、 “彼女が死ぬまでにやりたかったこと”を 代わりに叶えていく卓也 周りの反応なんか無視して、大切な人のために行動する卓也の行動力と彼女を想う気持ちが心に残りました。 「今がどんなに辛くても、いつか”前向きに生きる”ための希望が湧いてくること」をやさしく教えてくれた作品でした!

    23
    投稿日: 2025.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    姉が亡くなってから生きているのに死んでいるようだった岡田と、発光病に冒されて余命僅かとなったまみず。二人が出会って、生きているうちにやりたいことリストを作って、叶えていくうちに、生や死について真剣に考えるようになる流れが良かったです。特に最後のまみずが岡田にぶつけた「あなたの中に生き続ける私に、生きる意味を教え続けてください」という言葉が、とても胸を熱くさせました。とても素晴らしかったです。

    1
    投稿日: 2025.08.27
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    発光病を患う女の子と陰気な男の子が主人公のお話し。 病状が悪くなればなるほど彼女の体は強く光り、その光は美しく儚い。 読みやすいが、発光病という点を除いては特に大きな特色がなく、いい意味で平凡な恋愛小説。

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    現実には存在しない不治の奇病「発光病」の設定に、残酷さはあるものの、どこか儚さを感じられ、惹きつけられた。 物語の中心となる卓也とまみずは、学校という日常的な場所ではなく、「病室」という特別で限られた空間を通して、少しずつ心を通わせていく。 卓也が病室に足を運ぶ度、2人の間にある溝が深まっていくが、それと同時にまみずの余命は静かに終わりへと近づいていく。 もし、自分が明日突然余命を宣告されたら—— 今の私には、まだやりたいことが山のようにあって、全て書ききれないだろう。 人生を諦めたいと思ったそんなときには、やりたいことリストを書いてみようと思う。 きっと本当にやりたいと思えることがあるのなら、思い残したまま命を終わらせたいとは思わないはず。 だから、日頃からやりたいと思うことはいくらだって見つけていいと思う。 後書きには、本作は佐野先生本人の人生経験も反映されていると述べられていた。 作者の背景を知ると物語の奥行きが更に深まって良い。 特に個人的に生きる上で救われる言葉もあったので、ぜひ最後まで読んでほしい作品。

    2
    投稿日: 2025.06.30
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    高校生·卓也と、不治の奇病"発光病"で余命宣告を受けた同級生·まみず。卓也はまみずが「死ぬまでにしたいこと」の代行をはじめるが…。短い命で精一杯輝いて消えた時間の中に凝縮された"生きる意味"。切なく儚く美しい幻想青春小説。 「君は月夜に光り耀く」(2017)佐野徹夜 #読書好きな人と繋がりたい

    0
    投稿日: 2025.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高校生のとき(7年前)に読んだ小説を再読。 改めて読みやすいなぁと思った。 没入しやすくて、一部始終が純粋で、綺麗なストーリーだと思う。 中原中也の詩が印象に残っている。 残った人たちは手を取り合って、支え合いながら生きていくことを形容している詩。

    1
    投稿日: 2025.03.12
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    内容以上に文の書き方、空白の開け方、言葉に隠されてる意味を見るのが楽しくてワクワクしながら読んだ本 最後の(今でも君が好きだよ)の部分を読んだ時の気持ちが忘れられない

    0
    投稿日: 2025.01.07
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    ちょっとストーリーはベタかなって思ったけど読みやすい作品でした。 死んでいく人間の絶望と生き残る人の絶望。生きていて避けられない対称的な絶望をどことなく感じました。

    1
    投稿日: 2025.01.03
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    自分が高校生の頃だったらきっと号泣して、この作品のように死生観?がテーマになった物語に憧れながら下手くそな小説を書いてたんだろうな、と思わせてくれる一冊でした。大人になって感性が枯れてしまったというよりは、たくさんの物語や考えに触れることで「そんじょそこらのお話じゃあこの心は動かないぞ」みたいな…良くも悪くもふてぶてしさが備わったのだと思いたい。 若い人向けに読みやすさを意識したであろう短めで淡泊な文章があまり肌に合わなかったこともあり、読んでる途中で「ブクログで星いくつにしようかな…」と考えてしまうのは自分の悪い癖なんですが、最後の最後で作者の人が伝えたいことを全部込めた渾身のパンチみたいなシーンがあったので、ハッとさせられながらしっかりミットで受け止めさせてもらいました。テンポ正しく握手をしましょう。

    2
    投稿日: 2024.10.15
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    女の子の代わりに女の子が死ぬまでにやりたい事をやるってのはほんとに素敵な作品です!! 女の子は病気のせいで病院のベッドから出られないけどその主人公が病室に来る度に女の子の世界も広がって行ったのが読み進めて言ったら分かります! 最後に待っている結末はとても感動するものでした 是非読んで欲しい作品です

    0
    投稿日: 2024.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    発光病。原因も治療法不明の病気で、身体の輝きが増して、いずれ死に至る病。この本はそんな病に冒された少女と、彼女を好きになる少年の話です。読み終わったすぐの感想は、あ、中学生とか高校生が好きそうな小説だな、ということ。おばちゃんには、青春が甘酸っぱくて、なんだかちょっと照れてしまうくらい真っ直ぐな恋でした。

    0
    投稿日: 2024.06.20
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    泣けるとかキュンキュンするのもそうだけど、綺麗な話。ファンタジーだし、現実味はないけど小説だから味わえる気持ちがあった。ずっと綺麗だった

    0
    投稿日: 2024.06.15
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    泣くつもりなかったのに、涙が止まらなくなっちゃった。 こういう別れの小説って、泣くことわかってるのにいつも泣いちゃう。 会話が多くてすいすい読めちゃう。 まみずちゃんの切ない気持ちが辛い。 久しぶりにこういう泣いちゃう小説を読んだので面白かった。 ジブリの曲流しながら読んだから、余計に泣けたんだと思う。私、グッジョブ。

    9
    投稿日: 2024.05.19
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    主人公とヒロインのやり取りなどはコミカルで本を読みなれてない私でもクスッと笑いながら読めた。 また、人それぞれの背景はあれど、わりとどこにでもある家庭感もあっていい意味で現実味があった気がします。現実味があるところと非現実的なところがとても良かった。

    1
    投稿日: 2024.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    君は月夜に光り輝く 佐野徹夜 ∞----------------------∞ 発光病をみんな当前知ってる体。20歳まで生きられない不治の病。死が近づくにつれて体が月の光に照らされて発光するらしい。ちょっとロマンチックな病だなと思ってしまった。 そんな彼女の死ぬまでにやりたいことリスト。入院中の制限があって出来ないことを代わりに主人公の卓也にやってもらう。 卓也は姉を亡くしてるんだけど多分事故ではない。そして生きてることの意味とか色々考えるうちに、死にたい彼と死にたくない彼女みたいな対比が出来ていた。 死んでからも自分にメッセージを残してくれてるのはジーンとした。 2024/03/09 読了(図書館)

    1
    投稿日: 2024.03.09
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    一度壊れてしまった心はそう簡単には治らない。主人公に自分を重ねてしまいました。今はもう死にたいなんて考えることは無くなっていたのに、当時の気持ちがフラッシュバックしてきた。ここまで心を揺さぶられる作品は久しぶりに読みました。

    1
    投稿日: 2024.02.29
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    何か生きづらさを抱えても、時々、年に何回か思い出してほしい。それがかつて生きていた人の証になるから。数々の「やりたいこと」の代理挑戦が、時と共に心に想いを積み重ねていく。

    0
    投稿日: 2024.02.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ノルウェイの森の逆方向を読んだ感じ。 まみずは卓也に愛があるところ、 登場人物が全然孤独じゃないところ、 これからも生きていく最愛の人を想えるところが素敵。 もうすぐ亡くなってしまう娘を抱える母、亡くなってしまった娘がいる母、どちらも随所に描かれていて泣きそうになった。卓也が、姉とまみずの死を受け入れられて、母の隣で泣いている場面が泣けた。亀、かわいい(笑) まみずと卓也の軽快な会話が面白かった。 加山と卓也を中心に学校生活が詳細に描かれていたのが、青春を感じられてとても良かった。まみずも卓也のおかげで学校生活の中に入っている場面が、全く孤独を感じられず、とても良かった。あぁ…卓也もまみずのおかげで学校生活の中に入れたんだった。すごく理想的な関係でほっこりした。 図らずもサイドストーリーから読んだけど、正解だった。 加山と卓也の奇妙な関係を理解してから読んだほうが、卓也の言動の理解が深まる。まみずと出会ったこと、出会えた時期もお互いにとって最良だったんじゃないかな、と思えた。 わたしもまみずのように、自分は幸せだと、愛する人たちの幸せを祈りながら、眠るように死にたい。

    0
    投稿日: 2024.02.25
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    読みやすくて、「青春」って感じで良い作品だと思いましたが、私の好みではなかったです。 しかし、亡くなっても、関わった人たちが生き続ける限り、完全にこの世界からいなくなることはない、という考えは、好きです。 あとがきで、本作品が作者の経験を一部参考にされている事を知り、切なさが強まりました。

    38
    投稿日: 2024.02.11
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    読完です。 年甲斐なく面白かったです。 ドラマを見てるように読み終わりました。 ストーリーは読めるのですが少しやられましたね。 分かってるけど少し涙腺にきました。

    1
    投稿日: 2024.01.08
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    2023.12.9 読了 ⭐︎8.5/10.0 不治の病「発光病」で入院したままの少女・渡良瀬まみず。 "余命ゼロ"の彼女が、クラスメイトみんなで書いた寄せ書きを渡すためだけに病室に来たクラスメイトの僕・岡田卓也と出会い、少しずつ惹かれ合う。 そんな彼女が卓也に託したのは生きている間に成し遂げたい、"死ぬまでにやりたいことリスト"である「最期の願い」の代行だった。限られた時間を懸命に生きた、まみずと卓也の物語です。 主人公の卓也は、大切な妹の突然の死から、どこかなげやりに生きていました。そんな彼が高校生になったクラスには、「発光病」で入院したままの少女がいました。月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期が近づくとその光は強くなるらしい。彼女の名前は、渡良瀬まみず。 余命わずかなまみずに、死ぬまでにしたいことがあると卓也は知り… 「それ、僕に手伝わせてくれないかな?」「本当に?」この約束から、止まっていた卓也の時間がもう一度動きはじめます。 大切な人が突然死んでしまうのと、余命宣告され残された日々を生きるのとでは、どちらが辛いだろうか…? 卓也にとって、姉の鳴子が前者で、不治の病の少女・まみずが後者に当たります。どこかなげやりに生きてる卓也がまみずと出会い、「死ぬこと」と「生きること」の意味に向き合っていきます。 生きるとは、死ぬことを考えることだと、二人の生き様を見ていると強く感じます。 「じゃあ、この世が存在することに、一体何の意味があるのだろうね?」 「意味なんてないよ。意味なんて、人間の勘違いだ」 生きるということにどこか投げやりな卓也の死生観が、まみずと出会い、惹かれ合うことで”生きる意味”や”希望”をもったものに変わっていく様にとても感動します。 超正統派なラブストーリーですが、そのまっすぐさに心を打たれました。 続編があるみたいなのでそれも楽しみです!

    106
    投稿日: 2023.12.13
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    「君の膵臓をたべたい」と近い、病気にかかったヒロインとの恋愛物語。個人的にキミスイが大好きで、同じような満足感を得られるかと思い読み始めました。 比較してしまうと想像していたよりは淡々とお話が進んでいき、気がついたら終わりという感覚で、読み終わった後に浸っているというよりかはさくさくっと軽く読める感じを受けました。 リストを達成していく中で卓也との恋愛関係も非常に明確に表されており、これこそ王道!という恋愛作品ですね。 個人的にはことがうまく行き過ぎている感じがしたのでもう少し物語序盤の設定に深みを出した方がいいと思いました。

    1
    投稿日: 2023.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2017年。美少女難病系。君の膵臓を食べたい系。なぜ予約したのか不明だが、届いたというので読んだ。 字が大きくて読みやすかった。こういうので感動するには、スレすぎていたのだw

    1
    投稿日: 2023.11.26
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    何度泣いたか、わからない…。 最後、最後のまみずの言葉にうわぁ~っと、止まらなくなった…。 続編があると知り、香山と卓也の境遇…、うん、そこも気になる…。 盛り上がってく恋模様もなんとも…。 卓也と出会う前のまみずの香山に対してどうだったのかってとこも気になったりするけれど…。 いや…、メディアワークス文庫シリーズ面白い…。

    1
    投稿日: 2023.11.25
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    死ぬって何なんだろう。とか、生きるって何なんだろうって考えさせられた。でも、もがきながら生きてくとなんかわかるんかなーとか思ったり。良い作品でした。

    1
    投稿日: 2023.11.13
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    佐野徹夜『君は月夜に光り輝く』 2017年 メディアワークス文庫(KADOKAWA) 第23回電撃小説大賞受賞作で著者デビュー作。 みなさんのタイムラインの感想を見ていて気になり購入しました。 〝発光病〟という架空ではありますが難病に侵された女子高生と男子高校生とのお話。 ファンタジーかなと思っていたけど、それは発光病という架空の病のみ。 生と死について、生きることとは、生きる目的とはなどを真剣に向き合った素晴らしい作品でした。 10代の主人子たちにはさらに重く、深くのしかかったと思います。 本当であれば人生はまだまだこれからなのに。 まだ不器用で素直な高校生には辛すぎただろうな。でもちゃんと前を、未来を向いて生きていく道を見つけられて本当に良かった。 読了後の余韻に浸れる、素敵な作品でした。 #佐野徹夜 #君は月夜に光り輝く #メディアワークス文庫 #KADOKAWA #読了

    1
    投稿日: 2023.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    姉の死からどこか投げやり生きるようになってしまった主人公と、不治の難病に侵された同級生の女の子のお話。 恋人の死に堪えられず、自殺なのか事故なのか、自分の前から死んでいなくなってしまった姉。 進んで死のうと思っていたわけではないものの、好きだった姉の死後生きていることが後ろめたくて、心のどこかで『生きていたくない』と感じてしまっている主人公。 『恩人』の同級生にわけもわからず押し付けられたお見舞いで出会った、難病に罹っている同級生の女の子。 色々な人の生死感が入り乱れて、生きていることと、死んでいくこと、どちらの方が幸せなのかと考えさせられる面もありました。 付き合っているわけでもない、無理矢理にお見舞いを押し付けられるまで会ったこともなかった同級生の無茶振りに、文句を言いながらも挑戦をしていくうちに、主人公がどんどん『生』を感じていく気がしました。 地の文の感情表現が豊かになって、彼女と出会っていなかったらこんなこと絶対しなかった、と思うようなことにもチャレンジして。 それなのに、そうして行きついたのがあの屋上だったことが、甘く優しいものだけではない『恋』とすぐそばにある『死』を感じさせてドキッとしました。 ラストまでを含めて、すっきりと映画を見終わったような心地になりました。

    1
    投稿日: 2023.09.06
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    わたしがライト文芸的な小説を読むようになったのは、この小説を読んでから。 心理描写が巧みに描かれていて見事に泣きました。感情移入が半端なかった。苦しい、切ない。でも確かに愛はそこにあった。 それほどに好きな小説のひとつでもありますね。オススメです。

    6
    投稿日: 2023.09.01
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    病気の少女と少年の話。設定はありがちな気がした。しかし、限られた時間を精一杯大切な人と生きることを、軽やかに、そして切なく描かれた良書。

    0
    投稿日: 2023.08.23
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    薄幸の少女、病、余命 ここらのワードが飛び交う作品。それでも話にのめり込んでしまった。 やりたい事リストを実行するにあたり、少々ムリヤリ感を感じたが、後半になるにつれそれらも良き思い出に。 全体的に暗い雰囲気、男連中も変わり者みたく描かれていて、慣れるまで時間がかかったが、特に問題は無し。 ラストに感じたが、このまま壊滅的な愛のカタチを通したら、どんな結末になっただろう? ヒロインによる軌道修正はなされたが、おっちゃんはダークで壊滅的な結末にならんの?と思ってしまった。 意見が別れるところかな? 軽くサラッと読めました。デビュー作らしく作者の他の作品が気になる一冊でした。

    0
    投稿日: 2023.08.20
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    在り来りなのかもしれないけれど、あまり泣かない私も泣きました。 姿形は違えど、こういった人はいるのかもしれません。 在り来りだからこそ、他の物語と違う所が涙する理由なのでしょか。 是非読んで貰いたい作品です!

    0
    投稿日: 2023.08.01
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    ぴゅあぴゅあな青春。 きゅんとさせられながらも ありがちなのにしっかり泣いた。 ふたりがもっと幸せな姿見たかったな。

    0
    投稿日: 2023.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死期が迫る少女と、死ぬことに憧れを持つ少年の恋愛小説。 死期が近づくにつれて心が荒れていく少女の姿が生々しく、胸が締め付けられる思いをしました。 今ある恋人との時間を大切にしないとなと思わせてくれる、そんな作品でした。

    3
    投稿日: 2023.05.18
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    終始引き込まれるストーリーに 自分と重ね合わせるところもあり とてもいい本でした 映画化されているとのことで映画も観たいなぁと思いました

    2
    投稿日: 2023.04.19
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    「発光病」という若者しか罹らない致死率の高い少女と恋をした主人公の王道ラブストーリーです。 2人の心情の移り変わりが、若者ゆえのまっすぐさがあって懐かしい気持ちになりました。 「発光病」という病の特徴上、少女の身体が蛍のようにキラキラ光る描写があり、 イメージすると映像を見ているようでとても綺麗! ただ難病に罹った少女と恋をして、少女が結局死んでしまうというあらすじはやはりよくあるお話で、トリッキーさはなし。 王道ラブストーリーが好きな方へは刺さりそう! 私はあまり好みではなかったです。

    0
    投稿日: 2023.02.28
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    「発光病」が発症して余命宣告されている少女と、生きる事に疑問を感じている男子高校生の余命モノ 映画を見ていたのでストーリーは既知 でも、原作だけの設定やエピソードもあったので、意外と新鮮な気持ちで読めた 尺があるので全部を入れる事ができないのはわかるけど、香山関連の設定をばっさりと切り捨てたらそれはもう別の物語になってるように思える 「発光病」 皮膚に異変が発生し、月の光を浴びると薄っすらと光る奇病 大体子供の頃に発症し、大抵は大人になる前に亡くなるとされている 体が発行する架空の奇病にする意味あるか? 実際の難病や特殊な症状の病気じゃなくてもストーリーは成り立つと思うけどね ビジュアル的にヒロインが月夜に光るシーンを作りたかったのでしょうねぇ 序盤の展開は「君の膵臓をたべたい」を思い浮かべてしまう 映画の監督も同じだし、主演が北村匠海というのもそうですしね でも、物語の主題は全く違う 「静澤聰」という架空の私小説家は小説だけの設定 墓碑に「無」とだけ刻まれているのは格好良くもあるけど、出来すぎな気がする そういえば、映画だと真さんは及川光博が演じている 原作にはないセリフだけど「一発殴らせろ」が印象的 最初に言及したけど小説では映画で大幅にカットされた香山のあれこれが書かれてある 香山とまみずの出会いや、卓也が恩人と言う出来事、そして何より女性関係の描写 香山は特定の彼女を作らない主義の遊び人 そんな香山が女性関係を精算しようと別れ話をしているが、厄介な女がいてどうしても別れてくれないからと、代わりに行かされた相手が担任の先生とかねぇ? 魔性の男すぎるだろw あと、映画だと香山の兄もアレだったと改変されていたけど、小説では普通に交通事故で亡くなってる 続編があるようだけど、どんなエピソードなんですかね? 本編の裏話なのか、それともアフターストーリーなのか

    0
    投稿日: 2022.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わったとき、私は動けなかった。なんだこの人生の不平等さは。素敵な人が死んでいき、その他の人は生きていく。どんどん死に近づいていくまみずちゃんはとても勇敢だと私は思った。 スノードームを壊してしまった卓也くんを見た。読んだときはどうすんの!?って思ったけど、それがきっかけで二人の関係が深まって行くなんて、佐野徹夜さんは凄い

    0
    投稿日: 2022.11.05
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     若い人が自殺する。なんて悲しい社会なのだろうか。自殺する理由はそれぞれ。自分が生きていていいのだろうか。なぜ生きているのか。そんなふうに、自分を追い詰めていく。自殺なんかするなという強いメッセージをもった若い人が書いた小説である。  渡瀬まみずの病名は発光病。発光病は「不治の病」であり、細胞異常により皮膚が発光し、月に照らされると身体が光ることが特徴の病気である。その光は死が近づくにつれてその光は強くなる。原因も不明で、治療法も無い。成人するまで生存した者はいない。ふーむ。病気自体が、ビジュアル的である。これまでの物語は白血病が多用されてきた。作者は、発光細菌に犯されたホタルエビが死んでしまうということから着想したらしい。  渡瀬まみずは、高校一年生。同級生の岡田卓也は、恩人である香山彰に頼まれて、クラスの寄せ書きなどを病院に見舞いに行くことから始まる。岡田卓也は、渡瀬まみずの美しさに一目惚れする。まみずに、ポッキーを依頼される。そこから、まみずから、死ぬまでしたいことを代行する。  遊園地に行ったり、ケーキを食べたり、バンジージャンプしたり、メイド喫茶でアルバイトしたり。 物語の展開は巧みだ。そして岡田卓也は、中学の頃、いじめに遭い、香山彰から助けられた。  岡田卓也は、姉メイコが好きだった。姉メイコは、彼氏が交通事故でしんだ。その後を追うように姉メイコは交通事故で死ぬ。岡田卓也にも自殺願望があった。姉メイコの彼氏は、香山彰の兄さんだった。メイコの遺物に中原中也の詩集があった。そしてメイコの本に赤いラインが引いてあった。「愛するものが死んだ時には、自殺しなけあなりません」。それが、モチーフになる。いつも、死に直面する。卓也は、まみずを好きになる。それは、少なくとももうすぐ死ぬということが好きになる要因でもあった。学校の演劇で、ロミオとジュリエットを演じることになり、ジュリエットを卓也が、ロミオを香山彰がやる。ふーむ。設定がうまい。そして、まみずは光がますます強くなる。卓也はあることを決心する。そのことに、まみずが。うーん。うまい。まみずの言葉を言うまでに、この物語が作られている。そうだ。自殺なんかしちゃいけないのだ。

    2
    投稿日: 2022.10.06
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    この本を読んで私が心に残った所は発行病は実際にはない病気だけれど、その病気は夜になると体が光る所がタイトルと一緒になっていて、すごくおもしろいです。 一人の女の子が発光病という病気になってしまって、病院生活でやりたい事をやれなかったけれど、女の子がやりたい事ををやっている所を感じられるのでとてもおもしろいです。

    0
    投稿日: 2022.09.29
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    9/17 愛するものが死んだときには 自殺しなきゃあなりません このフレーズに初めて出会いました 発光病のまみずが、「死にたい」から「生きたい」に変わった場面で やはり生と死は表裏一体なのだなと思いました。 なら、どうせなら、生に向かって生きていたいです。 小説って綺麗ですね 読むたびに、宿題を忘れている自分に気が付きます やりたいことをやりましょう!

    3
    投稿日: 2022.09.17
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    読んでいるだけでも映像が頭の中に流れてきた。病弱で明るいヒロインは儚い。登場人物はみんな普通に過ごしているようだけどどこかずれているのが現代の人間みたいで共感できた。泣きたい人、お洒落な物語が読みたい人、読者初心者におすすめ。映画もあるみたいなので読んでみたい。個人的に香川のキャラが好き。

    0
    投稿日: 2022.09.12
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     大切な人が、突然死ぬのと余命宣告され残された日々を生きるのでは、どちらが辛いだろうか…? 愚問と知りながら、そんなことを読後に考えました。  高校生の主人公・卓也にとって、姉が前者で不治の病の少女・まみずが後者に当たります。どこかなげやりに生きてる卓也がまみずと出会い、「死ぬこと」と「生きること」の意味に向き合っていきます。  大人のためのラノベをコンセプトにした文庫レーベルだけに、胸キュンのラブストーリーはスラスラ読み進められ、若い方々の支持も多そうです。  発光病という設定と事故死した姉の扱いに少々違和感をもちましたが、高校生の二人が悩みつつ運命を納得して乗り越えていく展開には、吸い寄せられました。  著者があとがきに「理不尽、辛く酷い世界で死にたくなることもあるけれど、それでも生きていこう、と思える小説を書きたかった」と記しています。  この意図することに共感し、行きつ戻りつしながらも生と死を前向きに捉え、救われる二人の姿が、温かな気持ちにさせてくれる物語でした。

    24
    投稿日: 2022.09.03
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    発光病という難病を抱えて死を待つ少女とそのクラスメートの男子生徒とのはかない物語。 途中出てくる中原中也さんの詩の一節がこの物語を際立たせている。その思いと葛藤と。 電車の中で読んでいて涙が出てしまいました。

    2
    投稿日: 2022.09.02
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    高校生らしい部分、青春を楽しんでる部分もあるけど、全体的に暗い印象。 読む前から、だいたい最後のイメージはできていたけど、後半に少しウルっとなった。 切ないストーリー、泣きたい人にはオススメ。 読みやすいから、学生さんにもオススメ。

    1
    投稿日: 2022.08.06
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    どこかで読んだような話。 似たような小説があったような…。 途中から速読モードになってしまった。 雰囲気はあるけれどあまり響かない。 もう、私は若くないからかなぁ。

    2
    投稿日: 2022.08.01
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    なげやりに生きる少年と、発光病という難病におかされた余命わずかの少女のラブストーリー。 実写映画化されただけあり、小説ながらとても”映像的に綺麗”です。映画は見ていないですが、文章を追っていくだけでも桜、夜の街や海、学園祭、月夜に輝くヒロインの身体、空へのぼってゆく煙など、情景が浮かぶようでした。 難病におかされた相手と出会い、交流を深めながら、最期のときをどう過ごすか……。いわゆる難病もののライト文芸で、大枠だけをとってみるとよくある話ではあるのですが、作者さんの死生観、宗教観が見える気がして割とこういうジャンルは好きです。 あとがきを読むと、半自伝的小説でもあるのでしょうか?

    8
    投稿日: 2022.07.01
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    たまたま出会ったまみずと卓也の関係が良くなっていくところが良かった。また、卓也がまみずのために色々なことをしてあげているところが優しいと思った。関係が良くなっていくほど、まみずが死んだときの卓也の気持ちを想像すると悲しくかわいそうになっていった。

    0
    投稿日: 2022.06.11
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    森田碧さんの「余命1年…」を呼んだあとだったのがあるかもしれません。 病名もですが、卓也君の行動も現実味が感じられなくて、あまり共感できなかった。 でもやはり愛した人が亡くなるのは悲しくて泣いてしまいました。

    0
    投稿日: 2022.06.02
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    素敵な話でした、最後の方で泣きました 比較的読者初心者に読みやすいかなと思います。 数ヶ月前に読みましたが1日で読めました。

    0
    投稿日: 2022.05.14
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    君の膵臓をたべたいを読んだ後だったので既視感があったけど、 この手のストーリーに弱いです。ヒロインまみずちゃんと、 主人公卓也が生に向き合って行く姿に胸を打たれました。

    0
    投稿日: 2022.05.02
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    余命もの  高校の頃に知人が良かったと言ってゐて、その時に読んだ。  女の子が病気になって余命いくばくもなく、男の子が見舞ひに来る。そして相手のことが好きになるんだけど、かならず最後に女の子が死ぬ。  といふ今ではもはや定型的な常套で陳腐な内容である。  別の同級生もこの作品が好きだと言ってゐて、その人はほかに『君の膵臓をたべたい』にも感動してゐて、なんでこんなによく似た話を好んで読むのだらうかと呆れたものだ。loundrawのファンだからかも知れない。

    0
    投稿日: 2022.05.01
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    きっとそうなるだろうなと思っていた通り、最後は号泣。分かっているのに止まらない涙と鼻水。 でも、なぜだか爽やかな気持ち。 ただ人の死を悲しむだけではなく、前に向きにさせてくれる、そんな不思議な力と美しさを感じた。 誰しもがいつかは大切な人の死に直面するもの。 そのこととどう向き合っていくのか。 逝ってしまった人はこの世に残る大切な人にどう生きて欲しいと思っているのか。 それを思うときっと、大切な人がいなくなってしまった世界も丁寧に生きようと思えるのでは無いだろうか。

    0
    投稿日: 2022.03.29
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    難病の彼女と恋仲になるが、やはり訪れる悲しみの瞬間。号泣モノと期待していましたが、涙はでなかった。決して嫌な作品ではなく、読後感も悪くはないのだが、心を揺さぶられることはなかった。

    0
    投稿日: 2022.03.23
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    笑いあり涙ありで飽きずに読める。 序盤は比較的軽く、面白さが勝つが終盤にかけて重たくなってくる。 生きる意味とは、生きがいとは、生きているってどういうことなのか。 それらを感じ得ない男女が出会い、必死に答えを模索していくストーリー。 4回ほど再読した本で、また読みたいと何度も思わせられる作品。 名セリフも多く心に突き刺さる、感動の物語です。

    1
    投稿日: 2022.03.10
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    高校1年の男子が主人公 「発光病」で入院しているクラスメートの女子 との出会いが彼を変えた 発光病で余命宣告された彼女の願いを 彼が叶えていくのだが 著者の言葉もあったが登場人物たちがちょっと 変わってる感じはありました 物語はうまくまとまっていました その後の話もでているようだが機会があったら 読んでみたいです

    7
    投稿日: 2021.12.30
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    亡くなってしまう未来があるヒロインの小説がここ何年か多く感じる。必ず主人公同士が幸せになる結末を望むものとしてはなんとも切ない。

    0
    投稿日: 2021.12.29
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    この作品は僕が小説にハマるきっかけであり 僕の中で1番にオススメする小説だ 確かに内容は薄くラノベ気質ではあるが ラストは号泣するし、中学生だった僕には とても楽しく読めた

    0
    投稿日: 2021.11.11
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    後書きを読むと、なるほどそういう想いが込められているのね。と思いましたが、私はあまり好きになれない作品でした。特に前半。 どうもラノベ感が強く、話の進み方が男性向けというかなんというか。読んでてあまり気分が良くないシーンが結構ありました。 それでも結末が気になって読みました。 あまり私としては感動できるシーンはなく、ここで泣かせたいんだろうな〜なんて思ってしまう感じでした。 『君の膵臓をたべたい』が、ヒットのわりにわたしには刺さらなかったのですが、この作品も同じ感じでした。なのでそちらが好みの方には、本作品はお勧めできますよ! でも主人公の男の子とその友人との関係性は、なかなか面白かったと思います。 というか、あとがきが一番グッと来たというか、いいこと言ってるなあと思いました。

    0
    投稿日: 2021.10.01
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    佐野徹夜さんの言葉の表現が素敵な本であった。 誰かのために一生懸命いろんなことをするのは素敵だなと感じました。

    0
    投稿日: 2021.09.26
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    一瞬一瞬の細かい言葉選びが綺麗。 死を前にした切なさ、弱さ、強さ、温かさも。 作者様のあとがきまで見て欲しい。

    0
    投稿日: 2021.09.07
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    結末はある程度分かっているはずなのにいざ読み進めてクライマックスにさしかかってくると「終わって欲しくない」と強く思わずにはいられなくなるくらい感情移入してしまう作品でした。 生きることの重要さや大切さを思い出させてくれるような作品だったと思います。

    0
    投稿日: 2021.08.31
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    ヒロインが死んでしまうのが少し在り来たりだと思いました。君膵を読んだ後だったので何か物足りなかったです。

    0
    投稿日: 2021.08.27
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    ありきたりっぽい内容で進んでくから なんとなくわかるんだけど、 それでも途中途中の佐野さんの 言葉に胸打たれる感じが堪らない。 これはあとがきの言葉 この世界は、理不尽で、辛くて、酷いことに満ち溢れています。 死にたくなるなんて、それは当たり前のことだ、と僕は思います。 それでも、生きていこう、そう思ってもらえるような小説を、僕は書きたかった。 なりました。ありがとうございます。

    1
    投稿日: 2021.08.09
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    伏線?みたいなのもあり、続きが気になり、一気読み。 途中の期待が大きかったから、最後は思ってたより泣けなかった。 人間のドロドロした感情?深い部分を突きつけられた感覚。

    0
    投稿日: 2021.08.03
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    表紙の絵の美しさと物語の美しさに、素晴らしいものだと思った。  ただ自分を振り回している人だとしか思っていない卓也が、まみずに惹かれていく。まみずも、ただ自分のわがままにつきあってくれていると思っていた卓也に惹かれていく。りこや、香山が2人の間に入ろうとしても、お互いを一途に愛する卓也や、まみずに心を打たれた。

    0
    投稿日: 2021.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死ぬまでに一度でも、相手の幸せが自分の幸せなんだ、って思える事があるだろうか。 どれくらいの人がそう思っているのだろうか。

    1
    投稿日: 2021.07.21
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    ーあなたのせいで、私はもう、生きたくてしょうがないの。ー 小説を読むのが久しぶりの私でもするする読めた。 とても読みやすい。何故映画や漫画、アニメどれも同じ物語なのに断トツで小説が1番感情移入してしまう。 死を受け入れようとする少女と生に投げやりになっている少年。とても哀しいでも愛おしい物語 屋上でのシーンのまみずのセリフは心打たれる 心からの叫びを心に向けて吐く感覚 結末が予想できるからこそ切ないお話でした

    2
    投稿日: 2021.07.05
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    古本屋でオススメの本だったので手に取って読んでみました。1日で読み終えられる作品でした。 おもしろかったけど。。。展開がわかりやすかった感じがありました。 先を想像しながら読んでしまう癖がある人は思ったことを越えない作品のような感じがありました。

    0
    投稿日: 2021.06.18
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    病気のため、死が身近にある少女と少女が死ぬまでにやりたいことを実行していく少年の甘く切ない青春ラブストーリー。 読み終わると「死」について、死が身近にある側の人物と残される側の人物の両方の視点から考えさせられる。 物語が進んでいくとともに主人公である少年の気持ちの変化や成長が感じられる1作。

    0
    投稿日: 2021.06.02
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    「桜の季節と、リノリウムの温度」 教室に居ない一人の学生。 話したくない内容もあるかもしれないが、後ろめたい事情があるわけでも無いのなら家族の一員として全てを話すべきだろうな。 知り合いの様に感じるが、何故全て彼に任せて自分の足で会いにいかないのか疑問だな。 「最初で最後の夏休み」 死ぬまでにやりたい事は。 未来ある者からしてみたら大した事でなくとも、余命を宣告され外に出る事が不可能な者からしたら特別な事ばかりなのかもな。 身辺整理を始めた様に感じる彼だが、深く追求せず放置しておいて大丈夫なのだろうか。 「君とロミオとジュリエット」 隠していた本心は簡単に。 初めて出会った時から病んだ部分に気がついていたからこそ、自分も経験したかった沢山の生きる楽しさを共有してたのかもな。 ゲーム等せず素直に最初から向き合っていたら、今とは全く正反対の結果だったかもな。 「そしてもうすぐ、春が来る」 君がいなくなった世界は。 あの瞬間まで自身では気にしていなかっただろうが、死に一番近い存在だった者に救われるなんて思いもしなかっただろうな。

    0
    投稿日: 2021.06.02
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    「君の膵臓を食べたい」とか通じるものがある作品。 エンディングも予想がついていながら、やっぱり泣けてしまった

    0
    投稿日: 2021.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    このタイプの小説本当に好きです。 涙無しでは読めない、本当に感動する作品でした。 最後のボイスレコーダーの流れ最高です!

    0
    投稿日: 2021.03.28
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    奇病に侵された少女。 将来に大きな希望を抱く年頃の若年者が余命宣告されるというのはあまりにも残酷で、誰かを恋する自由さえ奪ってしまう。 救いようのない話かと思ったが、ラストは涙をこぼしつつも不思議と嫌な気持ちにはならなかった。

    0
    投稿日: 2021.03.13
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    不死の病のクラスメートの死ぬまでにやりたいことを代わりに行っていく。その中での青春模様、最後の展開も良かったと思う。

    0
    投稿日: 2021.03.07
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    映画を見てから読んだんですけど本当に切ない。映画にも良さはあるけれど小説も切ない・キュンキュン最高ですね!!これまた最後の方になったら号泣した作品です青春系を読みたい!!と思ったらおすすめです★

    0
    投稿日: 2021.01.11
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    2019年3月に公開された北村匠海と永野芽郁のW主演の同名映画の原作。昨年WOWOWで放送されたものの録画で見たが、まあ基本的に原作通りだった感じ。まあ、云えば、よくある病気もののラブストーリーで、それなりの作品。作者は京都出身で、同志社大学文学部出身なのね。かと云って、特に京都色はない

    0
    投稿日: 2021.01.05
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    こちらもaudibleで聞いた本。 正統派の恋愛青春ストーリー。 「君の膵臓を食べたい」とちょっと雰囲気似てるかな。 まみずの死ぬまでにやりたい事を「僕」が代行してあげるているうちに仲よくなって惹かれあっていく2人。ベタかもしれないけど感動しました。

    0
    投稿日: 2020.12.19
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    病気の女の子と、普通に生きてる男の子のよくあるラブストーリー。 結末も想像通りって感じだった。 中学生でも理解できる、わかりやすい内容。

    0
    投稿日: 2020.09.06
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    中3の時に読み、 高校2年になった時映画化された。 中学生ながら胸を打たれた本だったなっと、思い出した。 また、読み返そう!

    0
    投稿日: 2020.08.21
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    loudraw氏のイラストに惹かれて読んでみました。帯は誇大広告だと思うけど、話はそれなりに楽しみました。全体の文はかなり平易で含みも少ないので、短時間ですんなり読めます。

    2
    投稿日: 2020.08.06
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    まじで感動。余命ゼロのまみずがたくやくんと出会って生きたいと願うことに人の出会いってすごいなと思った。

    0
    投稿日: 2020.07.16
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    This world is full of unreasonable, painful, and terrible things. I think it's quite natural to want to die. I wanted to write a book that would make me want to live in such a world.

    0
    投稿日: 2020.07.04
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    想像力を最大限に活用してイメージする発光病。 きっとものすごく綺麗だろう。 小説の中だけで許される理不尽な病気。 だけどこの世にはきっともっと理不尽なことがあるような。

    1
    投稿日: 2020.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み始めた時は、やっぱり私にはもう高校生+病気で死ぬ話(そしてライトノベル)は無理だと思ってサクッと読もうとしてたんだけど、終盤になるとちゃんと読みたくなっていた。 宇宙の話。 どんなものにも終わりはあって、地球だって宇宙だって終わる、そんなこと分かってるし、実際人間が生きてきた年数なんて宇宙の歴史から見たらほんの一瞬。だからいつ人間が滅びてもおかしくないし、あり得るだろうと思ってはいたけど、滅びるならじゃあ、生きてきた何かを残せば良い、残ると思っていたのだけど、もし地球ごと滅びたら確かに文化も言語も文献も、何にも残せない。そうなると人間が誕生した意味、存在価値は何なんだと問われると、答えられない。 でもどんな些細なことでも「有る」のと「無い」のでは違うと思う。人間が生きているだけで、宇宙に何か作用しているんだって私は思ってる。 ロミオとジュリエット。 香山がまみずとジュリエットを重ねて泣くところ。この辺りから読んでいて悲しくなった。 高校生が、ほとんど話したこともない好きな女の子が病気で死ぬからって、こんなに悲しむものなんだろうか。他人で、損得勘定もなく悲しんでくれる人がいるって、とんでもなく幸せ者だと思う。 私は読んでいて、作者はもしかして似たような体験をしたんじゃないかと思っていた。だってそうじゃなければ、「生きてても死んでるような気がしてた」とか「生きているのが後ろめたい」なんて心情を描写できるだろうか。これは身近な人が(たぶんあまり納得できない形で)亡くなった人が考えることじゃないだろうかと思っていた。 だからあとがきを読んで納得した。 私にはそんな経験もない故にそんな考えに至ったことがなかったから。 生きている人と、もうすぐ死ぬ人だったら、たぶんもうすぐ死ぬ人の方が引力が強いんだと思う。だから生きている人はしっかり自分の力で立っていないと、死に近い人に吸い寄せられてしまうんだと思う。死ぬと分かっていると、後悔や未練があるのに無理にでも無くさないといけないから、色んな意味でエネルギッシュになるんだと思う。それが生きている人から見たら、しかも生きる意味も分からず生きている人だとしたら、魅力的に輝いて見えてしまうのも無理はない。 もしかしたらまみずは、卓也を引っ張ってしまうのかと思ったけど、ちゃんと卓也に生きる意味を与えた。自分の代わりに誰かが生きてくれることで、死んだら終わりにしない。この考え方はとても良いと思った。 それにやっぱり、生きている限りは自ら死んだらダメだと思う。生きなければならない。1分1秒でも、亡くなった人が生きたかった命だと思うから。 それに、死後の世界や輪廻転生などあり得ない以上、途方もなく長い宇宙の歴史の中で、気の遠くなるような確率で、奇跡の連続が起こって生まれてきた、貴重で、唯一無二の命だから。 自分という命は、もう二度とこの先何が起ころうと、生まれてこないのだから。 続編があるのか…どうしよう。 20200524

    4
    投稿日: 2020.05.25
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    とても感動しました。 最期は分かっていても鳥肌。 登場人物の関係性が深くなればなるほど人間味を帯びていって面白かったです

    0
    投稿日: 2020.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とっても泣ける作品。少しずつ、まみずと岡田の関係が進展していくのもよかった。終盤の、岡田が死のうとするところはとても鳥肌がたった。何処にでもある物語ではなく、少しのどろっとした雰囲気もあり、読みごたえのある作品だった。 リコちゃんさんはどうなったんだろう、、 あと、まみずの名前の由来が適当すぎて笑った

    0
    投稿日: 2020.05.19
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    愛する人を失う残された人達には失ってもなお世界が続いていく残酷さが残る。 死んでいく人間の絶望と、生き残った人間の絶望は違う。しかし残された側は生きたいと願う死ぬ人間の思いと一緒に生きていく。 死にたい側の人間と生きたいと願う人間の交わる思い、互いが互いに影響し合い変わっていく2人の気持ちのつくる強い言葉に感動します。 「愛するものが死んだ時には自殺しなきゃあなりません。 けれどもそれでも業が深くて、なおもがらうこととなったなら、テンポ正しく、握手をしましょう。」

    0
    投稿日: 2020.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終盤は本当に泣ける、というのが率直な感想です。卓也がまみずより先に死のうとする。まみずは最期のお願いを卓也に伝える。そこからまた、まみずの願いを叶えていく描写がとても好き。 恋人(?)でもあるけどそうじゃない関係って言うのかな…そんな2人だなって思った。

    0
    投稿日: 2020.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    リコさんと岡田が仲いいからまみずが妬いている・・・?まみずライバル自分で作ってるー。              まみずに死を教えようとまでする岡田は本当にまみず好きなんだな〜

    4
    投稿日: 2020.03.02
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    前半はなかなか読み進める気になれなかったけど、後半どんどん読めた。とてもよかった。綺麗なお話だった。 大切な人が亡くなっても、それでも世界は続いていくという絶望が切実に伝わってきた。

    1
    投稿日: 2020.03.02
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    現代のサナトリウム文学といったらこんな感じに思います。 どんどん2人の主人公が愛おしくなっていきます。 映画にもなっていましたが、確かに映画映えしそうな作品のように感じました。

    1
    投稿日: 2020.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    好きな人の為に代行する 普通じゃ考えられない事でもこの2人の間では大切な事 大切な人の余命が僅かだったらどう行動するか、 そんな事を考えさせられる作品です

    1
    投稿日: 2020.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2日で読みました。 卓也くんを救ったまみず。 まみずを救った卓也くん。 2人が出会って本当によかった。 読んでいて関係ない自分の心も救われた気がした。 卓也くんの 生きているのが怖い、 生きているのを後ろめたい その気持ちが少し分かるから胸が苦しくなった。 死んでいく人の絶望 生き残る人の絶望 この本を読んで考えることができた。 "君は月夜に光り輝く"とてもいいお話でした。 そして、あとがき、素敵でした。涙が出ました。 あとがきで泣いたのは初めてです。

    0
    投稿日: 2020.01.19
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    設定について行けるかなってタイトル見た時は不安だったけど、ふっつーーに感動するやつだった。 映画、めいちゃんだったし、好き。 死ぬのは怖いなぁ。でも、寂しくないよ。って、死ぬ時に自分も言えたらいいな。

    0
    投稿日: 2020.01.11
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    死を目の前にした彼女とちょっと弱々しい彼ののせつないラブストーリー。よくある感じですがよかったです。

    1
    投稿日: 2019.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どうしても、キミスイの二番煎じだと感じてしまう。 しかし、中原中也の詩を引用したのは面白いと思った。

    0
    投稿日: 2019.12.05
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    泣きました。 死と生は隣り合わせだと、改めて思いました。 命について色々考えたり、軽んじてた時代が誰にもあったと思う。そんなときに読むと良いなと思う本です。 素直に読めないと思いますが… でも、親からしたらそんな心情は不安で堪らないな。と

    3
    投稿日: 2019.12.04
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    大切な人を亡くす時の、生き残る側の絶望がとてもリアルに描かれていると思った。まみずの死期が近づくにつれての描写に胸が痛くなった

    1
    投稿日: 2019.11.22
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    そこそこ賢い中高一貫の高校に通う主人公の岡田卓也は、姉の死からどこか投げやりな気持ちで生きています。その高校1年生の桜の季節、病気で学校に来ていないクラスメイトの渡良瀬まみずのお見舞いに行くことになります。いじめられていた中学時代の恩人でクラスメイトの香山彰が行くと行くと言ったはずなのに、理不尽にお見舞いに行くことを振られたのです。病院に行くと、噂のとおり綺麗な渡良瀬まみずは、「発光病」という不治の病で入院していて、余命は0日と聞かされます。余命わずかな彼女の「死ぬまでにしたいこと」を岡田拓也が代わりに行うことになります。 みじかな人の死に心を痛め、傷つき、それでも生きて行く、感動のラブストーリーです。ストレートにお話しが進むので、読みやすく、素直に感動できます。読み手も渡良瀬まみずに恋をすること必至です。

    1
    投稿日: 2019.10.22